JP4718648B2 - 歯科治療椅子用ヘッドレスト及び歯科治療椅子 - Google Patents

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、歯科治療器具の発する騒音による不快感を軽減するとともに、医師とのコミュニケーションを確保することができる歯科治療椅子用ヘッドレスト及び歯科治療椅子に関する。
【背景技術】
【0002】
騒音計は騒音の環境基準(環境庁告示第64号、平成10年9月30日)、騒音規制法(法律第98号、昭和43年6月10日)等の重要な測定値を求める測定計器である。一般に用いられる騒音計については、性能がJIS C 1502に規定されており、測定対象となる周波数範囲は20Hzから8000Hzである。そして、従来騒音対策として用いられている耳栓の遮音性能は、125Hz〜8000Hzであり(特許文献1参照)、一般の聴力検査の上限は8000Hzであることが良く知られている。したがって、従来は、8000Hz以下の音域が騒音対策の対象になっている。
【0003】
また、日本工業規格における聴力診断用オージオメータにおいても、最大診断周波数は8000Hzであり、8000Hzより大きい高周波域は診断の対象外となっている(非特許文献1参照)。さらに、同じく日本工業規格における防音保護具についても、8000Hz以下が規格の対象周波数となっている。
【0004】
しかし、歯科治療器具であるエアタービン、スケーラ等が発する音には、突出した高い音圧レベルを有する周波数成分が含まれており(非特許文献2参照)、その音域は8000Hzより大きい。
【0005】
また、エアタービン、スケーラ等が発する音により、患者の痛み感覚を誘発させるおそれがある。したがって、多くの歯科治療施設では、音楽を流す等の周囲音響効果によって、エアタービン、スケーラ等が発する音が聞こえにくくなるよう工夫している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】
特開平5−329134号公報
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】
日本工業規格(JIS) T1201「オージオメータ」、2000年8月1日改正
【非特許文献2】
山田朋美、恵比須繁之、「歯科治療機器放射音の広帯域周波数解析」、2007年11月、日本音響学会聴覚研究会、第37巻第9号、H−2007−129、p.743−747
【非特許文献3】
山田朋美、桑野園子、恵比須繁之、「歯科タービン音の音質改善に関する研究」、2008年3月、日本音響学会講演論文集、p.1005−1006
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
人間は、20kHz前後までの音を知覚することができるが、多くの音源には8000Hz以上の周波数を有する音はあまり含まれていない。しかし、8000Hz以上の周波数を有する音が含まれている場合、音圧レベルが著しく高い場合には痛みとして感じることもある。非特許文献3では、音響心理実験を行い、会話、日常生活等にほとんど影響しない8000Hz以上の音域での音圧レベルの低減が、痛み、騒々しさ等の感覚の軽減に結びついていることを確認している。したがって、従来の騒音対策では無視されていた8000Hzより大きい周波数を有する音域について、歯科治療においては何らかの騒音対策を実行する必要があるという問題点があった。
【0009】
また、騒音対策として単に音を遮断するだけでは、治療中に患者と医師とのコミュニケーションの障害となる。すなわち最低限の聴力を確保し、必要な音は患者と医師とのコミュニケーションの観点から聞こえるように工夫する必要がある。
[0010]
さらに、特定の周波数成分のみ著しく高い音圧レベルを有する音響を長時間聴くことにより、聴覚神経における特定の末梢神経が刺激され、該神経の損傷による聴力の低下が生じるおそれがある。それに対して、従来の予防手段は、騒音の音圧レベルを一定値以下に規制するのみであり、効果的に聴力の低下を防止することができなかった。
[0011]
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、歯科治療器具の発する騒音による不快感を軽減することができるとともに、医師と患者とのコミュニケーションを確保することができる歯科治療椅子用ヘッドレスト及び歯科治療椅子を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0012]
上記目的を達成するために第1発明に係る歯科治療椅子用ヘッドレストは、治療時に患者の頭部を支持する歯科治療椅子用ヘッドレストにおいて、患者の後頭部を支持する後頭部支持部材と、該後頭部支持部材の両端にて患者の耳を覆う方向へ屈曲することが可能な耳支持部材とを有し、該耳支持部材又は前記後頭部支持部材は、音源からの音を出力する音出力部を備え、周囲環境の音を集音する集音部を前記耳支持部材から延伸することが可能に取り付けてあり、前記耳支持部材は、患者の耳を覆う中空形状を形成し、内部に空気が封入された空気層を備えることを特徴とする。
[0013]
第1発明では、患者の後頭部を支持する後頭部支持部材と、該後頭部支持部材の両端にて患者の耳を覆う方向へ屈曲することが可能な耳支持部材とを有しており、耳支持部材又は後頭部支持部材には、音源からの音を出力する音出力部を備えている。これにより、音楽等、あるいは周囲環境の騒音の逆位相を有する音等の周囲環境の騒音を緩和する音を出力することができ、音による不快感を軽減することができる。また、耳支持部材には、周囲環境の音を集音する集音部を耳支持部材から延伸することが可能に取り付けてあるので、医師の口元まで集音部を延伸させることによって患者と医師との最低限のコミュニケーションを確保することができ、患者が安心して治療を受けることが可能となる。また、耳支持部材が患者の耳を覆う中空形状を有することにより、患者の耳と音出力部との間に確実に空気層を形成することができ、音が直接耳へ伝導することを防止することができるとともに、患者の圧迫感を軽減することも可能となる。また、耳支持部材内部にも空気層を備えることにより、周囲環境の騒音に対する遮音効果を高めることが可能となる。
[0014]
また、第2発明に係る歯科治療椅子用ヘッドレストは、第1発明において、前記後頭部支持部材は、圧力を検知する圧力センサ部を有し、前記耳支持部材は、前記圧力センサ部で検知された圧力が所定値より大きい場合に患者の頭部を挟む方向へ屈曲するようにしてあることを特徴とする。
[0015]
第2発明では、後頭部支持部材に、圧力を検知する圧力センサ部を備えており、耳支持部材は、圧力センサ部で検知された圧力が所定値より大きい場合に患者の頭部を挟む方向へ屈曲する。これにより、患者の頭部がヘッドレストに押し付けられた場合、すなわち治療のためにヘッドレストにもたれかかった場合には、圧力センサ部で検知される圧力が一定値を超えた時点で耳支持部材が頭部を挟むように屈曲する。耳支持部材により両耳が覆われることにより、集音部にて集音された医師の声のみを音出力部から出力することができ、患者と医師とのコミュニケーションを確保しつつ、周囲環境の騒音を緩和することができる。また、圧力センサ部で検知された圧力が一定値を超えない場合には耳支持部材が頭部を挟むように屈曲せず、うがい等のために患者が容易に起き上がることが可能となる。
[0016]
[0017]
[0018]
また、第4発明に係る歯科治療椅子用ヘッドレストは、第1又は第2発明において、前記音出力部は、8kHzより大きい周波数をカットする音響フィルタを備えることを特徴とする。
[0019]
第4発明では、音出力部が、8kHzより大きい周波数をカットする音響フィルタを備えることにより、歯科治療器具であるエアタービン、スケーラ等が発する音において突出した高い音圧レベルを有する周波数成分である8kHzより大きい音域を確実にカットすることができ、歯科治療時の音による不快感を軽減することができる。
[0020]
次に、上記目的を達成するために第5発明に係る歯科治療椅子は、上述した第1、第2、第4発明のいずれか1つの歯科治療椅子用ヘッドレストを備えることにより、音楽等、あるいは周囲環境に存在する騒音の逆位相を有する音等の周囲環境の騒音を緩和する音を出力することができ、歯科治療時の音による不快感を軽減することができる。また、耳支持部材には、周囲環境の音を集音する集音部を耳支持部材から延伸することが可能に取り付けてあるので、医師の口元まで集音部を延伸させることによって患者と医師との最低限のコミュニケーションを確保することができ、患者が安心して治療を受けることが可能となる。
[0021]
また、患者の頭部がヘッドレストに押し付けられた場合、すなわち治療のためにヘッドレストにもたれかかった場合には、圧力センサ部で検知された圧力が一定値を超えた時点で耳支持部材が頭部を挟むように屈曲することにより、集音部にて集音された医師の声のみを音出力部から出力することができ、医師とのコミュニケーションを確保しつつ、周囲環境の騒音を緩和することができる。圧力が一定値を超えない場合には耳支持部材が頭部を挟むように屈曲せず、うがい等のために患者が容易に起き上がることが可能となる。
[0022]
さらに、周囲環境の騒音を低減するための空気層を備えることから、周囲環境の騒音のみに対して遮音効果を高めることができるとともに、歯科治療器具であるエアタービン、スケーラ等が発する音において突出した高い音圧レベルを有する周波数成分である8kHzより大きい音域を確実にカットすることができ、歯科治療時の音による不快感を軽減することができる。
発明の効果
[0023]
上記構成によれば、音楽等、あるいは周囲環境に存在する騒音の逆位相を有する音等の周囲環境の騒音を緩和する音を出力することができ、歯科治療時の音による不快感を軽減することができる。また、耳支持部材には、周囲環境の音を集音する集音部を耳支持部材から延伸することが可能に取り付けてあるので、医師の口元まで集音部を延伸させることによって患者と医師との最低限のコミュニケーションを確保することができ、患者が安心して治療を受けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の実施の形態に係る歯科治療椅子の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るヘッドレストの構成を示す模式図である。
【図3】ウレタン素材で構成した場合の本発明の実施の形態に係るヘッドレストの構成例を示す斜視図及び断面図である。
【図4】歯科治療における不快事項のアンケート結果を示す棒グラフである。
【図5】歯科治療に用いるエアタービンの一種が発する騒音の音圧レベルの周波数分布を示すグラフである。
【図6】同じ歯科治療に用いるエアタービンが発する音のうち、8kHzより大きい周波数帯域の音圧レベルのみを10dB低減させた場合の音の印象をSD法により求めた音響心理実験結果の例示図である。
【図7】ヘッドレストに組み込まれる音信号制御部の構成例を示すブロック図である。
【図8】遮光部材を備える場合のヘッドレストの構成を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の実施の形態に係る歯科治療椅子について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る歯科治療椅子の構成を示す斜視図である。本発明の実施の形態に係る歯科治療椅子は、患者が腰掛ける治療椅子1を中心として、患者の背中を支持する背もたれ部11、患者の顔の横まで移動することが可能なワークテーブル2、口の中を照射する無影灯3、無影灯3を移動させる無影灯アーム4を備えている。
【0026】
ワークテーブル2には、歯科治療において使用する種々のインスツルメント8、8、・・・、例えばエアタービンハンドピース、エンジン、スリーウエイシリンジ等を収容するインスツルメントホルダ5が設けてある。各インスツルメント8の動作は、スリーウエイシリンジを除いてフットスイッチ6により制御される。また患者が着席した場合の左耳側には、口内を吸引する歯科用バキューム(吸引装置)10等が設けてある。
【0027】
歯科治療時には、患者は治療椅子1に腰掛け、頭部をヘッドレスト9に固定して治療を受ける。治療中、医師は治療椅子1を上下動、背もたれ部11を倒起動、傾斜動等させて、患者を治療しやすい姿勢にして治療を行う。
【0028】
歯科治療中、医師は患者と会話をしつつ、例えば患者に治療部位の状態を説明する、患者に治療方法を説明する等を繰り返しながら治療を行う。そのため、患者の聴力が低下した場合には、医師の説明内容が患者に十分に伝わらないおそれがあった。
【0029】
また、歯牙切削時にエアタービン等が発する音に起因する不快感を軽減するために、患者によっては耳栓、ヘッドホン等を用いて周囲環境の騒音を低減する等の騒音対策を採る。この場合、ヘッドホンの存在自体が医師と患者とのコミュニケーションの阻害要因となり、両者間で最低限のコミュニケーションを確保することができないという問題があった。
【0030】
そこで、本実施の形態に係る歯科治療椅子では、ヘッドレスト9に音出力部であるスピーカと集音部とを備え、患者の耳を覆うような形状にしている点に特徴を有している。図2は、本発明の実施の形態に係るヘッドレスト9の構成を示す模式図である。
【0031】
図2に示すように、本実施の形態に係るヘッドレスト9は、患者の後頭部を支持する後頭部支持部材91と、後頭部支持部材91の両端にて患者の耳を覆う方向へ屈曲することが可能な耳支持部材92、92とで構成されている。後頭部支持部材91及び耳支持部材92、92は、患者の頭部、耳等に直接接する部分であることから、少なくとも表面部分は頭部等の衝撃を吸収することができ、しかも吸音効果に優れる材質、例えばウレタン素材等で構成されることが好ましい。
【0032】
耳支持部材92、92には、所定の音源からの音、例えば図示しない再生機器に録音してある音楽等を音信号として出力するスピーカ(音出力部)93、93が設けてある。スピーカ93、93は、耳支持部材92、92に設けることに限定されるものではなく、後頭部支持部材91に設けても良い。また、音出力部としてスピーカ93、93に限定されるものでもなく、例えば骨伝導スピーカ等であっても良い。
【0033】
また、耳支持部材92、92のいずれか一方、好ましくは仰向けの患者の右側に位置する耳支持部材92に、周囲環境の音を集音する集音部94を設けてある。集音部94の設置位置、個数等は特に限定されるものではなく、集音部94は1個でも良いし、両側の耳支持部材92、92にそれぞれ1個ずつ設けても良い。
【0034】
集音部94は、固定されたマイクロフォンでも良いが、ケーブル又は無線により耳支持部材92と一定範囲まで離れて使用することができることが好ましい。例えば集音部94’が耳支持部材92と音声ケーブル97で接続されており、歯科医師の口元に集音部94’本体を固定することにより、歯科治療中であっても医師と患者との会話による最低限のコミュニケーションを確実に確保することができる。
【0035】
このようにスピーカ93、93だけではなく、マイクロフォン等の集音部94も設けることにより、スピーカ93、93からは治療時の痛み感覚を軽減する音、例えば患者のお気に入りの音楽等を出力し、集音部94では治療時の医師の音声を集音する。これにより、周囲環境の騒音による患者の不快感を軽減することができるとともに、医師による治療部位の状態、治療方法等の説明を確実に集音して患者へスピーカ93、93を通じて伝えることができ、最低限のコミュニケーションを確保することができる。
【0036】
なお、後頭部支持部材91には、患者の頭部がヘッドレストに押し付けられる場合の圧力を検知する圧力センサ(部)96を設け、圧力センサ96で検知された圧力が所定値より大きい場合には、耳支持部材92、92が患者の頭部を挟む方向へ両側から屈曲する機構となっていることが好ましい。すなわち、患者が治療椅子1に腰掛け、背もたれ部11にもたれかかって頭部をヘッドレスト9へ押し付けた場合、一定値を超えた圧力を圧力センサ96が検知した時点で、耳支持部材92、92が両側から中央方向へ向かって移動する。そして、患者の耳を覆うように動作する。
【0037】
逆に患者がうがい等をする必要があるため、背もたれ部11から起き上がり、圧力センサ96で検知される圧力が低下した場合、圧力が一定値以下となった時点で耳支持部材92、92が両側へ向かって開くように移動する。したがって、患者の動きを阻害することを未然に防止することができる。
【0038】
圧力センサ96としては、半導体式、ひずみゲージ式等、種類を問うものではない。この場合、圧力値を電気信号として取得し、マイコン等により圧力が一定値を超えたか否かを判断し、一定値を超えたと判断した場合には、耳支持部材92、92が両側から中央方向へ向かって移動するようにマイクロモータ等の駆動源に対して指示信号を送出する。
【0039】
また、電気信号を出力するいわゆるセンサ類に限定されるものではなく、例えばウレタンスポンジ等のウレタン素材で一定の圧力が加わると変形が所定量を超え、連接されている耳支持部材92、92が屈曲するものであっても良い。この場合、電気的な素子類を必要とせず、簡易な構造にすることが可能となる。
【0040】
図3は、ウレタン素材で構成した場合の本発明の実施の形態に係るヘッドレスト9の構成例を示す斜視図及び断面図である。図3(a)の斜視図に示すようにヘッドレスト9は、球状の前面をくりぬいたような形状を有しており、矢印の方向から患者の頭部をすっぽりと覆うことが可能となっている。
【0041】
図3(b)は図3(a)のA−A断面図である。図3(b)に示すように、ヘッドレスト9が柔らかいウレタン素材で構成されているから、後頭部を支持する後頭部支持部材91の厚みD1は比較的大きく設定しておく。そして、後頭部支持部材91に後頭部が押し付けられた場合、図3(c)に示すように厚みD1がD2へと減少し、その分左右両端の耳支持部材92、92が中央方向へ寄せられる。これにより、耳支持部材92、92により患者の耳が覆われ、周囲環境の騒音を低減することができる。
【0042】
また、図2に示すように、耳支持部材92、92の患者の耳に寄せられる部分は、患者の耳を覆うような中空形状を形成するとともに、スピーカ93、93、後述する音響フィルタ95、95を覆うように、内部に空気が封入された空気層98、98を備えることが好ましい。中空形状とすることにより、スピーカ93、93と耳との間の音の直接伝導を防止するとともに、圧迫感を軽減することができる。また、空気層98、98が存在することにより、周囲環境の騒音に対する遮音効果を高めることができる。
【0043】
さらに、本実施の形態では、スピーカ93、93へ音を出力する前に、音信号から8kHzより大きい周波数帯域をカットする音響フィルタ95、95を設けてある。音響フィルタ95、95は、出力する音信号から8kHzより大きい周波数帯域をカットするローパスフィルタとして構成されている。
【0044】
図4は、歯科治療における不快事項のアンケート結果を示す棒グラフである(母集団559名)。図4に示すように、痛み、待ち時間の長さ等の要因よりも、歯を削る切削器具の発する高周波の切削音が最も不快な事項となっている。したがって、切削音を抑制するだけでも歯科治療に対するイメージは一変する可能性がある。
【0045】
図5は、歯科治療に用いるエアタービンの一種が発する騒音の音圧レベルの周波数分布を示すグラフである。図5からもわかるように、8kHzより大きい周波数帯域において、他の周波数帯域よりも高い音圧レベルの音が生じていることがわかる。また、図6は、同じ歯科治療に用いるエアタービンが発する音のうち、8kHzより大きい周波数帯域の音圧レベルのみを10dB低減させた場合の音の印象をSD(Semantic Differential)法により求めた音響心理実験結果の例示図である。図6の破線は10dB低減させる前の結果を、実線は10dB低減させた後の結果を示す。
【0046】
図6に示すように、通常の騒音では検知される場面が少ない8kHzより大きい周波数帯域の音圧レベルを低減させた結果、患者の痛み感覚が軽減し、歯科治療における恐怖心を和らげる効果が生じている。
【0047】
したがって、ローパスフィルタである音響フィルタ95、95を介して音を出力することにより、周囲環境の騒音が著しく大きい場合であっても、歯科治療に伴う不快感を大きく軽減することが可能となる。
【0048】
ここで、外部に設けてある音信号出力装置から出力された音楽等の音信号と、集音部94で集音した音信号とがスピーカ93、93から出力されるが、音響フィルタ95、95を介して出力するのは、集音部94で集音した音信号である。したがって、実際にはスピーカ93、93に直接音響フィルタ95、95が接続されているわけではなく、音信号を増幅する、フィルタリングする等を実行する音信号制御部が、音信号がスピーカ93、93へ送信される途上の適切な位置に設けられている。図7は、ヘッドレスト9に組み込まれる音信号制御部の構成例を示すブロック図である。
【0049】
図7に示すように、音信号制御部50は、外部に設けてある音信号出力装置60からの音楽等の音信号を取得し、A/D変換器51にてデジタル信号化する。デジタル信号化された音信号は、増幅回路52にて所定倍増幅され、D/A変換器53にてアナログ信号に復元されてスピーカ93、93から出力される。
【0050】
一方、集音部94で集音した音信号もA/D変換器54にてデジタル信号化され、音響フィルタ95にて8kHzより大きい周波数帯域がカットされる(フィルタリング)。フィルタリングされた音信号は、D/A変換器55にてアナログ信号に復元され、スピーカ93、93から出力される。
【0051】
このような構成とすることにより、8kHz以下の音信号についてはフィルタリングされることがなく、音圧レベルによっては不快感が生じる可能性が高い8kHz以上の周波数帯域を確実にカットすることができる。したがって、患者の好みの音楽等は、周波数帯域をカットすることなく安定して出力することができ、同時に集音した音信号については確実に8kHzより大きい周波数帯域をカットすることができるので、患者の歯科治療時の音による不快感を軽減させることが可能となる。
【0052】
また、本発明の趣旨の範囲内であれば多種の変形、置換等が可能であることは言うまでもない。例えば耳支持部材92、92を屈曲させる機構に、頭部を押し付ける方向と反対方向に付勢する付勢部材を設け、頭部を押し付けない場合には常時耳支持部材92、92は開いた状態となっており、頭部を押し付けた場合にのみ、耳支持部材92、92が付勢部材の付勢力に抗して、耳を覆う方向へ屈曲するようにしても良い。
【0053】
さらに、集音部94で集音を開始/終了するタイミングを、別個のスイッチ等により制御しても良い。例えば医師の足元に配置されているフットスイッチ6に、集音部94での集音機能をオンオフするボタンを設けておき、歯科治療中の任意のタイミングで該ボタンを踏むことにより集音を開始し、再度踏むことにより集音を終了する。このようにすることで、歯牙切削行為が行われていないタイミングにてフットスイッチ6により集音を開始し、医師との会話を行い、歯牙切削時にはフットスイッチ6により集音を終了して騒音を小さくする。逆に歯牙切削行為が行われるタイミングにてフットスイッチ6により集音を開始し、エアタービン等が発する不快な音をフィルタリングすることで、患者の不快感を軽減しても良い。もちろん、耳支持部材92、92の屈曲をスイッチ等により制御しても良い。
【0054】
また、ヘッドレスト9が柔らかいウレタン素材で構成されている場合、耳支持部材92、92が患者の耳を覆うように動作する仕組みを応用して、頭部の高さ方向に、他の部分よりも厚みが薄い遮光部材を形成しておくことにより、患者の頭部がすっぽり収容された状態で、患者の目元を軽く遮るように遮光部材が降りてくるようにしても良い。図8は、遮光部材を備える場合のヘッドレスト9の構成を示す模式図である。
【0055】
図8(a)に示すように、患者の頭部が後頭部支持部材91に置かれていない場合には、遮光部材99は略鉛直方向に支持されており、患者の視界を遮らない。そして、図8(b)に示すように、患者の頭部が後頭部支持部材91に置かれた場合には、後頭部支持部材91が圧縮され、遮光部材99が患者の目元を軽く遮る角度まで倒れこむ。
【0056】
このようにすることで、遮光部材99がサンバイザーと同様の機能を発揮し、口の中を照射する無影灯3の光により患者の目が幻惑されることを未然に防止することができる。また、幻惑を防止するためにタオル等で目を完全に覆う必要がないことから、患者の視界自体は確保することができ、患者が歯科治療に対して不安感を抱くことなく治療を受けることが可能となる。また、治療中の水、切削片が目に入るのを防ぐこともでき安全である。さらに、形態も特に限定されるものではなく、顔全体を覆うような形状であっても良い。この場合、患者の視界を確保する観点からは透明な部材で形成されることが好ましい。
【符号の説明】
【0057】
9 ヘッドレスト
91 後頭部支持部材
92 耳支持部材
93 スピーカ(音出力部)
94、94’ 集音部
95 音響フィルタ
96 圧力センサ(部)

Claims (4)

  1. 治療時に患者の頭部を支持する歯科治療椅子用ヘッドレストにおいて、
    患者の後頭部を支持する後頭部支持部材と、
    該後頭部支持部材の両端にて患者の耳を覆う方向へ屈曲することが可能な耳支持部材と
    を有し、
    該耳支持部材又は前記後頭部支持部材は、音源からの音を出力する音出力部を備え、
    周囲環境の音を集音する集音部を前記耳支持部材から延伸することが可能に取り付けてあり、
    前記耳支持部材は、患者の耳を覆う中空形状を形成し、内部に空気が封入された空気層を備えることを特徴とする歯科治療椅子用ヘッドレスト。
  2. 前記後頭部支持部材は、圧力を検知する圧力センサ部を有し、
    前記耳支持部材は、前記圧力センサ部で検知された圧力が所定値より大きい場合に患者の頭部を挟む方向へ屈曲するようにしてあることを特徴とする請求項1記載の歯科治療椅子用ヘッドレスト。
  3. 前記音出力部は、8kHzより大きい周波数をカットする音響フィルタを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科治療椅子用ヘッドレスト。
  4. 請求項1、2、4のいずれか一項に記載の歯科治療椅子用ヘッドレストを備えることを特徴とする歯科治療椅子。
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