JP4718023B2 - Fpc/ffc用コネクタ - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は、フレキシブルプリント回路基板(FPC)やフレキシブルフラットケーブル(FFC)を、インシュレータに支持されているコンタクト群に接続するコネクタに関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】
FPCやFFC用のコネクタ(以下FPC/FFC用コネクタ)の一種として、コンタクト群を有するインシュレータと、このコンタクト群とFPC(/FFC)とに接触圧力を与えるスライダとを有するタイプが知られている。スライダは、インシュレータのFPC(/FFC)挿入溝にFPCとともに挿入され、コンタクト群を弾性変形させてFPCのランド群とコンタクト群とを導通させる。
【0003】
このFPC/FFC用コネクタでは、コンタクト群の数を増加させる多極化が進行している。多極化が進むと、スライダを挿入するとき、コンタクト群を弾性変形させるために大きな力を必要とし、いわゆるZIF(Zero Insertion Force)の要求から遠ざかり、作業性が悪化する。
【0004】
【発明の目的】
本発明は従って、多極化が進行するコネクタにおいて、スライダの挿入力を小さくできるFPC/FFC用コネクタを得ることを目的とする。
【0005】
【発明の概要】
本発明は、FPC/FFCの挿入溝と、このFPC/FFC挿入溝内に突出する弾性接触脚を有し基板上に半田付けされる、該FPC/FFC挿入溝の幅方向に整列したコンタクト群とを有するインシュレータ;上記コンタクト群の上記弾性接触脚に導通させるランド群を有する先端部が直線状のFPC/FFC;及び上記インシュレータのFPC/FFC挿入溝にFPC/FFCとともに挿入され先端面が連続している予圧壁を有し、FPC/FFCのランド群とコンタクト群とに接触圧力を与えるスライダ;を備え、上記スライダの予圧壁は、平面的に見てその先端部の略中央部がFPC/FFC挿入溝側に突出していることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施形態】
図1ないし図5は、本発明によるFPC/FFC用コネクタの一実施形態を示している。このコネクタは、基板B上に固定される合成樹脂製のインシュレータ(ハウジング)10と、基板B上のランドBL群にそれぞれ半田付けされこのインシュレータ10に支持されるコンタクト20群と、FPC30のランド31群とこのコンタクト20群とに接触圧力を与える合成樹脂製のスライダ(アクチュエータ)40とを備えている。
【0009】
インシュレータ10は、ダミーランドDLに半田付けされる固定金具11を介して基板B上に固定される。このインシュレータ10は、FPC30とスライダ40を挿入するFPC(/FFC)挿入溝12と、このFPC挿入溝12と直交するコンタクト収納溝13群を有している。
【0010】
各コンタクト収納溝13にはそれぞれコンタクト20が圧入固定されている。各コンタクト20はそれぞれ、基板BLへの半田付け脚21と、インシュレータ10のFPC挿入溝12の下面に延びるスライダ係合部22と、インシュレータ10のFPC挿入溝12内に突出する弾性接触脚23とを備えている。スライダ係合部22と弾性接触脚23は、FPC挿入溝12を囲むように略U字状をなしており、弾性接触脚23は、FPC挿入溝12から後退する方向にコンタクト収納溝13群内で弾性変形できる。多数のコンタクト20は、一列に整列している。
【0011】
インシュレータ10は、スライダ40用の左右一対の弾性変形可能な支持アーム15を備え、この弾性支持アーム15には、ロック突起16が形成されている。スライダ40は、インシュレータ10の弾性支持アーム15の内側に入り込む左右一対の挿入アーム41と、この左右の挿入アーム41の間に位置し、FPC挿入溝12に挿入される予圧壁42とを有している。左右の挿入アーム41にはそれぞれ、ロック突起16に係合するロック突起43とロック凹部44が順に形成されており、挿入アーム41を弾性支持アーム15の内側にスライドさせて挿入すると、ロック突起43がロック突起16と当接して弾性支持アーム15を一旦外方に弾性変形させ、ロック突起16がロック凹部44に係合すると、スライダ40がインシュレータ10にロックされる。
【0012】
インシュレータ10とスライダ40の回動支持機構及びロック機構は、従来多数が知られており、以上のFPC/FFC用コネクタの構成は、特別新規なものではない。
【0013】
本実施形態の特徴は、以上のコネクタにおいて、スライダ40の予圧壁42の形状を、図1、図6に示すように、平面的に見てその先端部の略中央部がFPC/FFC挿入溝側に突出した、扁平なV字状またはU字状とした点にある。予圧壁42の形状をこのように設定すると、予圧壁42は、FPC挿入溝12に挿入するにつれて、整列したコンタクト20群を同時に弾性変形させることなく時間差を与えて変形させることとなる。
【0014】
すなわち、上記構成の本FPC/FFC用コネクタは従って、スライダ40の予圧壁42上にFPC30を重ね、インシュレータ10のFPC挿入溝12に挿入する。すると、FPC30は、インシュレータ10のFPC挿入溝12内に露出している弾性接触脚23を弾性変形させ、そのランド31群を弾性接触脚23に接触させる。このFPC30とスライダ40のFPC挿入溝12への挿入の際、図6に概念的に示すように、コンタクト20群のうち、最初に整列方向の略中央部に位置するコンタクト20の弾性接触脚23が予圧壁42の中央突出部によって弾性変形し、その後周辺部の弾性接触脚23が徐々に弾性変形していく。従って、スライダ40の挿入抵抗(力)が急激に大きくなることがなく、比較的小さい挿入力が比較的長い時間続いて挿入されることになる。
【0015】
この作用は、従来のスライダと比較すると明らかである。従来のスライダ40の予圧壁42は、その先端部がコンタクト20の整列方向と平行な直線状であった。先端部が直線状であると、すべてのコンタクト20の弾性接触脚23が同時に弾性変形するため(同時に弾性変形させなければならないため)、一時的に大きな挿入力を必要としていた。
【0016】
図7は、スライダ40の予圧壁42の別の形状例を示している。この実施形態の基本構成は第一の実施形態と同様であり、スライダ40(予圧壁42)の幅が第一の実施形態より長い。
【0018】
以上の実施形態では、インシュレータ10のFPC挿入溝12の上側に、コンタクト20の弾性接触脚23が位置しているが、上下関係は逆でもよい。また、本発明は、以上の実施形態のスライドタイプのスライダ40を有するFPC/FFC用コネクタだけでなく、スライダが回動するタイプにも適用できる。
【0019】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、スライダの挿入力を小さくできるFPC/FFC用コネクタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるFPC/FFC用コネクタの一実施形態を示す、スライダ挿入前の状態の斜視図である。
【図2】 同挿入後の状態を示す斜視図である。
【図3】 同挿入状態の平面図である。
【図4】 図3のIV‐IV線に沿う断面図である。
【図5】 同一部を断面として示す斜視図である。
【図6】 スライダ挿入時の予圧壁とコンタクト群との関係を示す平面図である。
【図7】 本発明によるFPC/FFC用コネクタの別の実施形態を示す、スライダ挿入前の状態の斜視図である。
Claims (1)
- FPC/FFCの挿入溝と、このFPC/FFC挿入溝内に突出する弾性接触脚を有し基板上に半田付けされる、該FPC/FFC挿入溝の幅方向に整列したコンタクト群とを有するインシュレータ;
上記コンタクト群の上記弾性接触脚に導通させるランド群を有する先端部が直線状のFPC/FFC;及び
上記インシュレータのFPC/FFC挿入溝にFPC/FFCとともに挿入され先端面が連続している予圧壁を有し、FPC/FFCのランド群とコンタクト群とに接触圧力を与えるスライダ;を備え、
上記スライダの予圧壁は、平面的に見てその先端部の略中央部がFPC/FFC挿入溝側に突出していることを特徴とするFPC/FFC用コネクタ。
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