JP4717456B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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本発明は、発光ダイオード(LED)を備えた撮像装置及びその制御方法に関する。
商用交流電源で点滅する一般的な蛍光灯では、電源の周波数が50Hzの場合で1/100秒、60Hzの場合で1/120秒の各周期で明滅を繰り返す。このような入射光を撮像素子で読み出す場合、読み出す画素の位置により露光開始時刻及び終了時刻が異なるため、フィールド内においても、露光時間内に入射する光量が異なることになり、輝度成分のいわゆるフリッカ現象が発生する。
また、蛍光灯に使用されている蛍光体には、R(赤色),G(緑色),B(青色)の3色があり、各色の発色し始めるタイミングは同一であるが、光量が減少し、最後に消えるまでの時間には差がある。上記の3色のうち、緑色の明滅周期が最も長く、次いで赤色、最も短いものが青色である。このような入射光を撮像素子で読み出す場合、読み出す画素の位置により露光開始時刻と終了時刻が異なるため、1フィールドごとに蛍光灯の発光色が異なることになり、色成分のフリッカ現象が発生する。
この問題を解決するための技術として、露光時間を自動的にフリッカの発生しない露光時間に設定すれば、同一フレーム内において発生するフリッカの影響のない良好な画像が得られる。
また、特許文献1の技術では、1フレームをフリッカ成分がほぼ同一とみなせる領域、例えば1ライン毎に分割し、各領域毎にフリッカ補正ゲインを求めるフリッカ補正装置が提案されている。
特開2002−152604号公報
しかしながら、上記した従来技術では、以下に示すような問題が生じる。
露光時間を自動的にフリッカの発生しない露光時間に設定する方法では、撮像装置のシャッタ秒時が蛍光灯の明滅周期の影響を受け、シャッタ秒時が制限されることになる。
また、特許文献1の方法では、フリッカ成分が同一と見られる領域は小さく、領域の数が多くなるため、領域毎にフリッカ補正ゲインを求めると、回路規模が大きくなるとともに演算時間も増大する。また、各領域毎にフリッカ補正ゲインが異なるため、各所でフリッカ補正にばらつきが発生する可能性が高くなる。
フリッカの影響を消すためには、ストロボ発光を行い蛍光灯光源の影響を少なくする方法もあるが、この場合蛍光灯光源下で撮影した雰囲気は失われてしまい、撮影者の意図した撮影でなくなる可能性がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、撮像装置のシャッタ秒時を制限することなく、フリッカ現象に起因して撮影画像に発生する帯状の縞の影響を除去することのできる撮像装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、被写体を撮像する撮像手段と、外光からR,G,Bの色の光を各々独立に受光する測色センサと、R,G,Bの色の光を発光する発光素子と、所定の周期で明滅を繰り返す光源下での前記被写体の撮像に際して、前記測色センサの出力に基づいて、前記被写体が受けるR,G,Bの各光量が、それぞれ時間に関わらず一定値となるように、前記R,G,Bの色の発光素子の発光量を制御する発光制御手段とを含む。
本発明の発光制御装置は、外光から少なくとも2色の光を受光する測色センサと、前記測色センサによって測定される色に対応する色の光を出力可能な発光素子と、所定の周期で明滅を繰り返す光源下で、前記測色センサの出力に基づいて、被写体が受ける前記測色センサによって受光される色の光の光量が、時間に関わらずそれぞれ一定値となるように、前記発光素子の発光量を制御する発光制御手段とを含む
本発明の撮像装置の制御方法は、被写体像を撮像する撮像手段と、R,G,Bの色の光を発光する発光素子とを含む撮像装置の制御方法であって、所定の周期で明滅を繰り返す光源下での、前記撮像手段による前記被写体の撮像に際して、外光からR,G,Bの色の光を各々独立に受光した結果に基づいて、前記被写体が受けるR,G,Bの各光量がそれぞれ時間に関わらず一定値となるように、前記発光素子のR,G,Bの各発光量を制御する
本発明の撮像装置の制御方法の別態様は、少なくとも2色の光を出力可能な発光素子を含む発光制御装置の制御方法であって、所定の周期で明滅を繰り返す光源下で、前記発光素子が出力可能な色を外光から各々独立に受光した結果に基づいて、被写体が受ける前記発光素子が出力可能な色の光の光量が、時間に関わらずそれぞれ一定値となるように、前記発光素子の発光量を制御する
本発明によれば、撮像装置のシャッタ秒時を制限することなく、フリッカ現象に起因して撮影画像に発生する帯状の縞の影響を除去することが可能となる。
更にこの場合、露光期間のみR,G,Bの各発光量を決定することにより、電力消費を最小限に抑えつつ、フリッカ現象の影響を除去することが可能となる。
以下、本発明を適用した具体的な諸実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における撮像装置の要部構成を示すブロック図である。
この撮像装置において、110は、不図示の撮影レンズ及びCCD等の撮像素子を備えてなる撮像部であり、撮影レンズにより結像する被写体の光学像を撮像素子により電気信号に変換する。
111は、撮像部110から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器である。112は、A/D変換器111、タイミング発生回路113、バッファメモリ114、JPEG符号化回路115、D/A変換器118、画像処理回路120を制御するメモリコントローラである。113は、撮像部110、A/D変換器111、D/A変換器118にクロック制御信号等の制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリコントローラ112及びシステム制御回路130により制御される。
114は、A/D変換器111でデジタル信号に変換されたデータがメモリコントローラ112を介して書き込まれるものであり、撮像部110の撮像素子からメモリコントローラ112を介して読み出された1画面分の撮像データを1つの単位として、これを複数分、記憶できる容量を備えている。
115は、ベースラインJPEG方式により画像データを圧縮、伸長するためのJPEG符号化回路であり、不図示の公知のDCT量子化回路、ハフマン符号・複合回路等で構成されている。
116はインターフェースである。117は、半導体メモリのカードなどであり、主にリムーバルな媒体が好んで使用される外部記憶媒体である。バッファメモリ114に蓄えられたデータは、メモリコントローラ112、インターフェース116を介して、外部記憶媒体117に書き込まれる。
118は、タイミング発生回路からの制御信号に基づいてメモリコントローラ112を介してバッファメモリ114に書き込まれたデジタル信号を読み出し、これをアナログ信号に変換するD/A変換器である。
119は、D/A変換器118を介して撮影画像の画像表示を行う画像表示部である。
120は、A/D変換器111からのデジタル信号或いはメモリコントローラ112からのデータに対して、公知のホワイトバランス調整、画素補間処理、階調処理、色変換処理などを施すための画像処理回路である。
130は、撮像装置全体を制御するシステム制御回路であり、不図示のAE、AF等のカメラ制御も行う。
160は、撮像装置周辺の光源(外光)の色温度を測色する測色センサである。この測色センサ160は、外光が入射される拡散版161と、拡散版161を介した光を受光するR受光素子162、G受光素子163及びB受光素子164と、R受光素子162、G受光素子163及びB受光素子164の各出力を電気信号に変換する外部センサ制御ブロック165を備えて構成される。
150は、R,G,B3色のLEDであるLED−R151、LED−G152、LED−B153の各発光量を各々独立に発光制御するためのLED発光制御ブロックであり、測色センサ160による測色結果に対応して、リアルタイムでLED−R151、LED−G152、LED−B153の各発光量を決定する。具体的には、LED発光制御ブロック150は、測色センサ160の出力からフリッカの影響を演算し、フリッカの影響を打ち消すように、ここでは被写体像の撮像に際して、被写体像の光源におけるR,G,Bの各光量が常に一定値となるように、LED−R151、LED−G152、LED−B153の各発光量を決定する。LED発光制御ブロック150は、システム制御回路130に接続されており、システム制御回路130を介して測色センサ160による検出結果に基づいて決定した各発光量でLED−R151、LED−G152、LED−B153をそれぞれ発光させる。
ここで、本実施形態の撮像装置を用いて、蛍光灯下等における撮影においてフリッカ現象を抑止するための制御方法について説明する。
図2は、蛍光灯下における測色センサの出力、各LEDの出力及び露光のタイミングチャートであり、(A)が測色センサ160の出力結果の一例を、(B)が各LED151〜153の出力結果の一例を、(C)が露光のタイミングをそれぞれ示す。ここで、横軸は時間軸であり、測色センサ160の出力結果では、例えば電源の周波数が50Hzの場合、1/100秒周期で出力される。
なお、測色センサ160の出力及び各LED151〜153におけるR,G,B比及び発光量の演算は、リアルタイムで行う必要があるため、蛍光灯の明滅周期よりも充分に速い速度で検出を行う。このとき、演算処理を短縮するために、公知の間引き処理等を行っても良い。R受光素子162、G受光素子163、B受光素子164により受光した光は、制御ブロック165を介して、電気信号に変換され、それぞれR(赤色),G(緑色),B(青色)独立に信号を出力する。図2(A)に示すように、Gの明滅周期が最も長く、次いでR、最も短いものがBである。
測色センサ160のR,G,B出力をそれぞれRs,Gs,Bsとし、R−LED151の出力をRL、G−LED152の出力をGL、B−LED153の出力をBLとする。ただし、ここで述べるRs,Gs,BsとRL,GL,BLは、被写体にあたる光量に換算したものである。従って、被写体の光量はRs,Gs,BsとRL,GL,BLとの出力和で表すことができる。被写体の光量をR,G,BでそれぞれRsum,Gsum,Bsumとする。
図2の(1)のタイミングにおいては、蛍光灯光源の出力がR,G,Bで全て最大、即ち測色センサ160のR,G,B出力であるRs1,Gs1,Bs1の全ての出力が最大値となる。このとき、図2(B)に示すように、Rsum,Gsum,Bsumがそれぞれ同じ光量となるように、R−LED151の出力RL1、B−LED153の出力BL1、G−LED152の出力GL1をそれぞれ決定する。
Rsum=Rs1+RL1
Bsum=Bs1+BL1
Gsum=Gs1+GL1
Rsum=Bsum=Gsum
このとき、Gs1の出力は周期内で最大値となるため、例えばGL1を0と設定すれば良い。
続いて、図2の(2)のタイミングにおいては、測色センサ160のR,G,B出力をRs2,Gs2,Bs2とすると、Bs2が0となる。このとき、図2(B)に示すように、(1)のタイミングに対して、被写体の光量及び光量比(色比)が同じとなるように、R−LED151の出力RL2、B−LED153の出力BL2、G−LED152の出力GL2をそれぞれ決定する。
Rsum=Rs2+RL2
Bsum=BL2
Gsum=Gs2+GL2
Rsum=Bsum=Gsum
続いて、図2の(3)のタイミングにおいては、測色センサのR,G,B出力をRs3,Gs3,Bs3とすると、Bs3及びRs3が0となる。このとき、図2(B)に示すように、(1)及び(2)のタイミングに対して、被写体の光量及び色比が同じとなるように、R−LED151の出力RL3、B−LED153の出力BL3、G−LED152の出力GL3をそれぞれ決定する。
Rsum=RL3
Bsum=BL3
Gsum=Gs3+GL3
Rsum=Bsum=Gsum
このように、本実施形態の撮像装置では、測色センサ160によりリアルタイムで測色センサ160のR,G,B出力を検出し、LED発光制御ブロック150により、如何なるタイミングにおいても被写体にあたる光源のR,G,B比及び光量が常に一定の値に保たれるように制御して、各LED151〜153を発光させる。このようにすることにより、蛍光灯のように周期内でR,G,Bの光量比及び光量にムラのある光源下において、如何なるタイミングで撮影しても、被写体にあたる光源の光量及び色比が常に一定値に保たれる。従って、どのようなシャッタ秒時で露光を行っても、輝度成分及び色成分のフリッカに影響を受けることなく、良好な画像を得ることができる。
−変形例−
ここで、本実施形態の変形例について説明する。本変形例では、撮像装置は第1の実施形態の図1に示す構成と同一である。
ここで、本実施形態の撮像装置を用いて、蛍光灯下等における撮影においてフリッカ現象を抑止するための制御方法について説明する。
図3は、蛍光灯下における測色センサの出力、各LEDの出力及び露光のタイミングチャートであり、(A)が測色センサ160の出力結果の一例を、(B)が各LED151〜153の出力結果の一例を、(C)が露光のタイミングをそれぞれ示す。ここで、横軸は時間軸であり、測色センサ160の出力結果では、例えば電源の周波数が50Hzの場合、1/100秒周期で出力される。
本変形例では、撮像時における露光期間、例えば図3(C)の露光期間(ここでは(2)のタイミングから(3)のタイミングまでの期間を露光期間として例示する。)に対応して、当該露光期間のみLED発光制御ブロック150がリアルタイムでLEDであるLED−R151、LED−G152、LED−B153の各発光量を決定する。
図3の(2)のタイミング及び(3)のタイミングについては、第1の実施形態による図2と同様である。
このように、本変形例の撮像装置では、測色センサ160によりリアルタイムで測色センサ160のR,G,B出力を検出し、LED発光制御ブロック150により、撮像部110の露光期間のみにおいて、被写体にあたる光源のR,G,B比及び光量が常に一定の値に保たれるように制御して、各LED151〜153を発光させる。このようにすることにより、電力消費を最小限に抑えつつも、蛍光灯のように周期内でR,G,Bの光量比及び光量にムラのある光源下において、如何なるタイミングで撮影しても、被写体にあたる光源の光量及び色比が露光期間内で一定値に保たれる。従って、どのようなシャッタ秒時で露光を行っても、輝度成分及び色成分のフリッカに影響を受けることなく、良好な画像を得ることができる。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態における撮像装置の要部構成を示すブロック図である。
この撮像装置では、撮像部110が測色センサ160(の機能)を兼ねており、撮像部110の撮像素子の出力に基づき、R,G,Bについて各々独立に光源の測色を行う。従って、図示の上では図1の測色センサ160を削除した構成となるため、撮像装置の構成部材についての詳細な説明は省略する。
ここで、本実施形態の撮像装置を用いて、蛍光灯下等における撮影においてフリッカ現象を抑止するための制御方法について説明する。
図5は、蛍光灯下における測色センサの出力、各LEDの出力及び露光のタイミングチャートであり、(A)が測色センサ160の出力結果の一例を、(B)が各LED151〜153の出力結果の一例を、(C)が露光のタイミングをそれぞれ示す。ここで、横軸は時間軸であり、測色センサ160の出力結果では、例えば電源の周波数が50Hzの場合、1/100秒周期で出力される。
但し、ここで言う撮像素子の出力とは、撮像部110から出力されるアナログ出力信号をA/D変換器111によってデジタル信号に変換されたデータに対して、画像処理回路120にて公知のホワイトバランス演算回路で、被写体にあたる光源のRGB比及び光量の演算を行った後のデータを示す。
なお、測色センサ160の出力及び各LED151〜153におけるR,G,B比及び発光量の演算は、リアルタイムで行う必要があるため、蛍光灯の明滅周期よりも充分に速い速度で検出を行う。このとき、演算処理を短縮するために、公知の間引き処理等を行っても良い。R受光素子162、G受光素子163、B受光素子164により受光した光は、制御ブロック165を介して、電気信号に変換され、それぞれR(赤色),G(緑色),B(青色)独立に信号を出力する。図2(A)に示すように、Gの明滅周期が最も長く、次いでR、最も短いものがBである。
撮像素子のR,G,B出力をそれぞれRs,Gs,Bsとし、R−LED151の出力をRL、G−LED152の出力をGL、B−LED153の出力をBLとする。ただし、ここで述べるRs,Gs,BsとRL,GL,BLは、被写体にあたる光量に換算したものである。従って、被写体の光量はRs,Gs,BsとRL,GL,BLとの出力和で表すことができる。被写体の光量をR,G,BでそれぞれRsum,Gsum,Bsumとする。
図4の(1)のタイミングにおいては、蛍光灯光源の出力がR,G,Bで全て最大、即ち測色センサ160のR,G,B出力であるRs1,Gs1,Bs1の全ての出力が最大値となる。このとき、図4(B)に示すように、Rsum,Gsum,Bsumがそれぞれ同じ光量となるように、R−LED151の出力RL1、B−LED153の出力BL1、G−LED152の出力GL1をそれぞれ決定する。
Rsum=Rs1+RL1
Bsum=Bs1+BL1
Gsum=Gs1+GL1
Rsum=Bsum=Gsum
このとき、Gs1の出力は周期内で最大値となるため、例えばGL1を0と設定すれば良い。
続いて、図4の(2)のタイミングにおいては、測色センサ160のR,G,B出力をRs2,Gs2,Bs2とすると、Bs2が0となる。このとき、図4(B)に示すように、(1)のタイミングに対して、被写体の光量及び色比が同じとなるように、R−LED151の出力RL2、B−LED153の出力BL2、G−LED152の出力GL2をそれぞれ決定する。
Rsum=Rs2+RL2
Bsum=BL2
Gsum=Gs2+GL2
Rsum=Bsum=Gsum
続いて、図4の(3)のタイミングにおいては、測色センサのR,G,B出力をRs3,Gs3,Bs3とすると、Bs3及びRs3が0となる。このとき、図4(B)に示すように、(1)及び(2)のタイミングに対して、被写体の光量及び色比が同じとなるように、R−LED151の出力RL3、B−LED153の出力BL3、G−LED152の出力GL3をそれぞれ決定する。
Rsum=RL3
Bsum=BL3
Gsum=Gs3+GL3
Rsum=Bsum=Gsum
このように、本実施形態の撮像装置では、撮像素子によりリアルタイムで測色センサ160のR,G,B出力を検出し、LED発光制御ブロック150により、如何なるタイミングにおいても被写体にあたる光源のR,G,B比及び光量が常に一定の値に保たれるように制御して、各LED151〜153を発光させる。このようにすることにより、蛍光灯のように周期内でR,G,Bの光量比及び光量にムラのある光源下において、如何なるタイミングで撮影しても、被写体にあたる光源の光量及び色比が常に一定値に保たれる。従って、どのようなシャッタ秒時で露光を行っても、輝度成分及び色成分のフリッカに影響を受けることなく、良好な画像を得ることができる。更に本実施形態では、撮像素子が測色センサの機能を兼ねるため、装置構成が簡素化される。
ここで、本実施形態においても、第1の実施形態における変形例と同様に、例えば図3のように撮像時における露光期間に対応して、当該露光期間のみLED発光制御ブロック150がリアルタイムでLEDであるLED−R151、LED−G152、LED−B153の各発光量を決定するようにしても良い。
なお、第1の実施形態の図2を用いた説明、変形例の図3を用いた説明、及び第2の実施形態の図5を用いた説明では、説明の簡略化のために、被写体にあたるR,G,B光量比を、
Rsum=Bsum=Gsum(Rsum:Gsum:Bsum=1:1:1)
として説明を行ったが、光量比はこれに限るものでなく一定であれば良い。例えば、
Rsum:Gsum:Bsum=7:10:5
のようにしても良い。光量比が一定であれば、公知のホワイトバランス処理等により、簡単に色比を例えば1:1:1に制御することが可能である。
また、露光前に予め各LED発光の周期性の演算を行い、事前に一周期分の各LED発光量を記憶しておき、露光中は記憶した各LED発光のデータと露光直前のタイミングとから各LED発光のタイミングを推測して、各LED発光を行うようにしても好適である。
また、第1の実施形態の図2を用いた説明、変形例の図3を用いた説明、及び第2の実施形態の図5を用いた説明における撮像装置の制御方法についてのプログラムコード等は、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム、及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明の実施形態に含まれる。
具体的に、前記プログラムは、例えばCD−ROMのような記録媒体に記録し、或いは各種伝送媒体を介し、コンピュータに提供される。前記プログラムを記録する記録媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、不揮発性メモリカード等を用いることができる。他方、前記プログラムの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネットの等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体(光ファイバ等の有線回線や無線回線等)を用いることができる。
また、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合や、供給されたプログラムの処理の全てあるいは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明の実施形態に含まれる。
例えば、図6は、パーソナルユーザ端末装置の内部構成を示す模式図である。この図6において、1200はコンピュータPCである。PC1200は、CPU1201を備え、ROM1202またはハードディスク(HD)1211に記憶された、あるいはフレキシブルディスクドライブ(FD)1212より供給されるデバイス制御ソフトウェアを実行し、システムバス1204に接続される各デバイスを総括的に制御する。
PC1200のCPU1201、ROM1202またはハードディスク(HD)1211に記憶されたプログラムにより、本実施形態における図3のステップS1〜S7及び図8のステップS11〜S17等の手順が実現される。
1203はRAMであり、CPU1201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。1205はキーボードコントローラ(KBC)であり、キーボード(KB)1209や不図示のデバイス等からの指示入力を制御する。
1206はCRTコントローラ(CRTC)であり、CRTディスプレイ(CRT)1210の表示を制御する。1207はディスクコントローラ(DKC)であり、ブートプログラム(起動プログラム:パソコンのハードやソフトの実行(動作)を開始するプログラム)、複数のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイル及びネットワーク管理プログラム等を記憶するハードディスク(HD)1211や、フレキシブルディスク(FD)1212とのアクセスを制御する。
1208はネットワークインタフェースカード(NIC)であり、LAN1220を介して、ネットワークプリンタ、他のネットワーク機器、あるいは他のPCと双方向のデータのやり取りを行う。
第1の実施形態における撮像装置の要部構成を示すブロック図である。 第1の実施形態において、蛍光灯下における測色センサの出力、各LEDの出力及び露光のタイミングチャートである。 第1の実施形態の変形例において、蛍光灯下における測色センサの出力、各LEDの出力及び露光のタイミングチャートである。 第2の実施形態において、蛍光灯下における測色センサの出力、各LEDの出力及び露光のタイミングチャートである。 第2の実施形態において、蛍光灯下における測色センサの出力、各LEDの出力及び露光のタイミングチャートである。 パーソナルユーザ端末装置の内部構成を示す模式図である。
符号の説明
110 撮像部
150 LED発光制御ブロック
151 LED−R
152 LED−G
153 LED−B
160 測色センサ

Claims (7)

  1. 被写体を撮像する撮像手段と、
    外光からR,G,Bの色の光を各々独立に受光する測色センサと、
    R,G,Bの色の光を発光する発光素子と、
    所定の周期で明滅を繰り返す光源下での前記被写体の撮像に際して、前記測色センサの出力に基づいて、前記被写体が受けるR,G,Bの各光量が、それぞれ時間に関わらず一定値となるように、前記R,G,Bの色の発光素子の発光量を制御する発光制御手段と
    を含むことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記発光制御手段は、前記撮像手段による前記被写体像の露光期間のみ前記各発光量を決定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像手段が前記測色センサを兼ねていることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記発光制御手段は、前記被写体が受けるR,G,Bの各光量が互いに等しくなるように、前記各発光量を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 被写体像を撮像する撮像手段と、
    R,G,Bの色の光を発光する発光素子と、
    を含む撮像装置の制御方法であって、
    所定の周期で明滅を繰り返す光源下での、前記撮像手段による前記被写体の撮像に際して、外光からR,G,Bの色の光を各々独立に受光した結果に基づいて、前記被写体が受けるR,G,Bの各光量がそれぞれ時間に関わらず一定値となるように、前記発光素子のR,G,Bの各発光量を制御することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  6. 外光から少なくとも2色の光を受光する測色センサと、
    前記測色センサによって測定される色に対応する色の光を出力可能な発光素子と、
    所定の周期で明滅を繰り返す光源下で、前記測色センサの出力に基づいて、被写体が受ける前記測色センサによって受光される色の光の光量が、時間に関わらずそれぞれ一定値となるように、前記発光素子の発光量を制御する発光制御手段と、
    を含むことを特徴とする発光制御装置。
  7. 少なくとも2色の光を出力可能な発光素子を含む発光制御装置の制御方法であって、
    所定の周期で明滅を繰り返す光源下で、前記発光素子が出力可能な色を外光から各々独立に受光した結果に基づいて、被写体が受ける前記発光素子が出力可能な色の光の光量が、時間に関わらずそれぞれ一定値となるように、前記発光素子の発光量を制御することを特徴とする発光制御装置の制御方法。
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