JP4716206B2 - 3ロール式マンドレルミルを構成する圧延ロールの圧下位置調整装置及び継目無管の製造方法 - Google Patents

3ロール式マンドレルミルを構成する圧延ロールの圧下位置調整装置及び継目無管の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、継目無管の製造に使用される3ロール式マンドレルミルにおいて、当該マンドレルミルを構成する圧延ロールの圧下位置を調整する装置に関する。特に、本発明は、3ロール式マンドレルミルで圧延する管材の先端部の噛み込み不良を抑制することが可能な、又は、管材の後端部の周長縮減を抑制することが可能な圧下位置調整装置に関する。
継目無管の製造設備であるマンドレルミルとして、従来より、対向する2つの圧延ロール(孔型ロール)が各圧延スタンドに配設され、隣接する圧延スタンド間で圧延ロールの圧下方向を90°ずらして交互に配置した2ロール式のマンドレルミルが用いられている。また、圧下方向の成す角が120°となるように3つの圧延ロール(孔型ロール)が各圧延スタンドに配設され、隣接する圧延スタンド間で圧延ロールの圧下方向を60°ずらして交互に配置した3ロール式のマンドレルミルも用いられている。
ここで、3ロール式マンドレルミルは、2ロール式マンドレルミルに比べて、管材の穴あき不良等の塑性変形上の問題点が発生し難いことが知られている。
このため、3ロール式マンドレルミルを用いる場合、設備を小型化(圧延スタンド数の削減)したり、製造能力を向上させるために、2ロール式マンドレルミルを用いる場合に比べて、1圧延スタンド当たりの管材の加工度を高めることが考えられる。
しかしながら、1圧延スタンド当たりの管材の加工度を高めると、管材の先端部を安定して噛み込ませる(噛み込み性を確保する)ことが困難になるという問題がある。特に、3ロール式マンドレルミルを用いる場合には、2ロール式マンドレルミルを用いる場合に比べて、圧延ロールのロール径の変化が少ない(溝底部のロール径とフランジ部のロール径との差が小さい)ため、管材の先端部の噛み込み性を確保することがより一層困難である。
また、管材を圧延する際の非定常現象により、図4に示すように、最管端(最先端及び最後端)はその断面が自由端となるため周長が大きくなるが、最管端を除けば、後端部の周長が部分的に小さくなることが分かっている。特に、3ロール式マンドレルミルを用いる場合には、2ロール式マンドレルミルを用いる場合に比べて、周長の確保が困難である(例えば、日本国特開2005−111518号公報の段落0004参照)ため、後端部における非定常部(周長が部分的に小さくなる部分)を補償することが必要である。
本発明は、斯かる従来技術の問題を解決するためになされたものであり、3ロール式マンドレルミルで圧延する管材の先端部の噛み込み不良を抑制することが可能な、又は、管材の後端部の周長縮減を抑制することが可能な圧下位置調整装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明者は鋭意検討した結果、管材の先端部の圧延を開始する前には圧延ロールを圧延時よりも開いた位置(管材の中心から遠ざかる方向の位置)に待機させておき、管材の先端部の圧延を開始した直後に圧延ロールを閉じる方向(管材の中心に近づく方向)に移動させれば、管材の先端部の噛み込み不良を抑制可能であることを見出した。本発明は、斯かる本発明者の新しい知見に基づき完成されたものである。
すなわち、本発明は、3ロール式マンドレルミルを構成する少なくとも第1圧延スタンド及び第2圧延スタンドに配設された圧延ロールの圧下位置を調整する装置であって、前記圧延ロールを圧下方向に移動させる圧下装置と、前記圧下装置を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記圧延ロールで管材の先端部の圧延を開始した直後に、前記圧下装置を制御して16mm/sec以上の速度で前記圧延ロールを閉じる方向に移動させ、該移動後の前記圧延ロールの圧下位置を保持することを特徴とする3ロール式マンドレルミルを構成する圧延ロールの圧下位置調整装置を提供する。
なお、本発明において、前記前記制御装置、前記圧下装置によって16mm/sec以上の速度で前記圧延ロールを閉じる方向に移動させるため、管材先端部の歩留まりを向上させることが可能である。
また、本発明は、上記の圧下位置調整装置を適用した3ロール式マンドレルミルを用いることを特徴とする継目無管の製造方法としても提供される。
また、前記課題を解決するため、本発明者は鋭意検討した結果、管材の後端部の圧延を開始した直後に、管材の中央部を圧延する際の圧下位置よりも圧延ロールを閉じる方向(管材の中心に近づく方向)に移動させれば、管材の後端部の周長縮減を抑制可能であることを見出した。本発明は、斯かる本発明者の新しい知見に基づき完成されたものである。
すなわち、本発明は、3ロール式マンドレルミルを構成する少なくとも1つの圧延スタンドに配設された圧延ロールの圧下位置を調整する装置であって、前記圧延ロールを圧下方向に移動させる圧下装置と、前記圧下装置を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記圧延ロールで部分的に周長が小さくなり得る管材の後端部の圧延を開始した直後に、前記圧下装置を制御して16mm/sec以上の速度で前記圧延ロールを閉じる方向に移動させることを特徴とする3ロール式マンドレルミルを構成する圧延ロールの圧下位置調整装置を提供する。
本発明によれば、後端部の周長縮減を十分に抑制しながら、管材後端部の歩留まりを向上させることが可能である。
また、本発明は、上記の圧下位置調整装置を適用した3ロール式マンドレルミルを用いることを特徴とする継目無管の製造方法としても提供される。
本発明によれば、3ロール式マンドレルミルで圧延する管材の先端部の噛み込み不良を抑制することが可能である。また、本発明によれば、管材の後端部の周長縮減を抑制することが可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る3ロール式マンドレルミルを構成する圧延ロールの圧下位置調整装置の概略構成を模式的に示す図である。 図2は、図1に示す第1圧延スタンド(圧延ロールR1が配設されている圧延スタンド)で管材Tの先端部を圧延する際における、圧延ロールR1の圧下量の変化の一例を模式的に示すグラフである。 図3は、図1に示す第1圧延スタンド(圧延ロールR1が配設されている圧延スタンド)で管材Tの後端部を圧延する際における、圧延ロールR1の圧下量の変化の一例を模式的に示すグラフである。 図4は、マンドレルミルで管材を圧延する際の非定常現象により生じる、管材の長手方向についての管材の周長の変化の一例を示すグラフである。
以下、添付図面を適宜参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る3ロール式マンドレルミルを構成する圧延ロールの圧下位置調整装置の概略構成を模式的に示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る圧下位置調整装置100は、内面にマンドレルバーBを串状に挿入した状態で管材Tの外面を延伸圧延するべく、各圧延スタンドにそれぞれ3つの圧延ロールが配設された計6つの圧延スタンドからなる3ロール式マンドレルミルに適用されている。より具体的に説明すれば、本実施形態に係る圧下位置調整装置100は、マンドレルミルの各圧延スタンドに配設された圧延ロールR1〜R6の圧下位置を調整し得るように構成されている。なお、図1では便宜上、圧延ロールR1〜R6が各スタンドにそれぞれ2つずつ配設されているように図示しているが、実際には圧下方向のなす角が互いに120°である3つの圧延ロールR1〜R6がそれぞれ配設されている。
圧下位置調整装置100は、圧延ロールR1〜R6をそれぞれ圧下方向に移動させる圧下装置1(P1〜P6)と、圧下装置1を制御する制御装置2とを備えている。
圧下装置1は、例えば、油圧シリンダ等から構成される。
また、制御装置2には、例えば、マンドレルミル入側に配置され管材Tの最先端又は最後端を検出する検出器(図示せず)の検出信号や、管材Tの搬送速度を検出するセンサ(例えば、管材Tの搬送ローラに取り付けられたパルスジェネレータ等)の検出信号が入力され、制御装置2は、これら入力された検出信号に基づき、管材Tの最先端が各圧延スタンドに噛み込むタイミング、又は、管材Tの最後端が各圧延スタンドから抜けるタイミングを検知する。
そして、制御装置2は、圧延ロールR1〜R6のうち少なくとも1つの圧延スタンドに配設された圧延ロールで管材Tの先端部の圧延を開始した直後に、圧下装置1を制御して、当該圧延ロールを閉じる方向に移動させる。
図2は、第1圧延スタンド(圧延ロールR1が配設されている圧延スタンド)で管材Tの先端部を圧延する際における、圧延ロールR1の圧下量の変化の一例を模式的に示すグラフである。図2に示すように、例えば、管材Tの先端部では、圧延開始直後に圧下量が0mmから8mmに変化するように、圧延ロールR1を閉じる。また、管材Tの長さを10mとし、管材Tの最先端から5%の長さ領域(すなわち、最先端から500mmの範囲)は肉厚不良となっても良いとする。つまり、管材Tの最先端が第1圧延スタンドに噛み込んでから、500mm通過するまでの間に、圧下量が8mmとなるように、圧延ロールR1を閉じれば良いとする。管材Tの搬送速度を、例えば、1m/secとすると、管材Tの最先端が第1圧延スタンドに噛み込んでから、500mm通過するまでの間に、0.5sec経過することになる。この0.5secの間に圧下量を8mmとする(つまり、圧延ロールR1を8mmだけ閉じる方向に移動させる)には、16mm/secの速度で圧延ロールR1を閉じる方向に移動させなければならない。図2に示す例のように、管材T先端部の歩留まりを向上させる(肉厚不良となる長さ領域を5%以下に低減する)には、制御装置2が、圧下装置1によって16mm/sec以上の速度で圧延ロールR1を閉じる方向に移動させることが好ましい。なお、肉厚不良となる長さ領域が管材Tの最先端から5%よりも大きくても良い場合、例えば6%でも良い場合には、13mm/sec以上の速度で圧延ロールR1を閉じる方向に移動させればよい。
なお、噛み込み不良が生じるのは,第1圧延スタンドのみとは限らない。第1圧延スタンドで管材Tの先端部の圧延を開始した直後に、圧延ロールR1を閉じる方向に移動させることは、実質的に第1圧延スタンドにおける先端部の圧下量を軽減することになる。第1圧延スタンドで前記のように先端部の圧下量を軽減すると、第2圧延スタンド以降の圧下量が大きくなるため、必要に応じて第2圧延スタンド以降も、前述した第1圧延スタンドと同様に圧下装置1を制御することが望ましい。例えば、図1に示す第6圧延スタンド(圧延ロールR6が配設されている圧延スタンド)で管材Tの先端部を圧延する際には、圧延ロールR6の圧下量を次のように変化させる。例えば、管材Tの先端部では、圧延開始直後に圧下量が0mmから0.8mmに変化するように、圧延ロールR6を閉じる。また、管材Tの圧延後の長さを15mとし、管材Tの最先端から1%の長さ領域(すなわち、最先端から150mmの範囲)は肉厚不良となっても良いとする。つまり、管材Tの最先端が第6圧延スタンドに噛み込んでから、150mm通過するまでの間に、圧下量が0.8mmとなるように、圧延ロールR6を閉じれば良いとする。管材Tの圧延後の搬送速度を、例えば、3m/secとすると、管材Tの最先端が第6圧延スタンドに噛み込んでから、150mm通過するまでの間に、0.05sec経過することになる。この0.05secの間に圧下量を0.8mmとする(つまり、圧延ロールR6を0.8mmだけ閉じる方向に移動させる)には、16mm/secの速度で圧延ロールR6を閉じる方向に移動させなければならない。肉厚不良となる長さ領域を1%以下に低減するよう管材Tの先端部の歩留まりを向上させるには、制御装置2が、圧下装置1によって16mm/sec以上の速度で圧延ロールR6を閉じる方向に移動させることが好ましい。
また、制御装置2は、圧延ロールR1〜R6のうち少なくとも1つの圧延スタンドに配設された圧延ロールで管材Tの後端部の圧延を開始した直後に、圧下装置1を制御して、当該圧延ロールを閉じる方向に移動させる。
図3は、第1圧延スタンドで管材Tの後端部を圧延する際における、圧延ロールR1の圧下量の変化の一例を模式的に示すグラフである。図3に示すように、例えば、管材Tの後端部では、圧延開始直後に圧下量が4mmだけ増えるように、圧延ロールR1を閉じる。管材Tの長さを10mとし、管材Tの後端部の最初の位置から2.5%の長さ領域(すなわち、後端部の最初の位置から250mmの範囲)は肉厚不良となっても良いとする。つまり、管材Tの後端部の最初の部位が第1圧延スタンドに噛み込んでから、250mm通過するまでの間に、圧下量が4mmとなるように、圧延ロールR1を閉じれば良いとする。管材Tの搬送速度を、例えば、1m/secとすると、管材Tの後端部の最初の部位が第1圧延スタンドに噛み込んでから、250mm通過するまでの間に、0.25sec経過することになる。この0.25secの間に圧下量を4mmとする(つまり、圧延ロールR1を4mmだけ閉じる方向に移動させる)には、16mm/secの速度で圧延ロールR1を閉じる方向に移動させなければならない。図2に示す例のように、管材T後端部の歩留まりを向上させる(肉厚不良となる長さ領域を2.5%以下に低減する)には、制御装置2が、圧下装置1によって16mm/sec以上の速度で圧延ロールR1を閉じる方向に移動させることが好ましい。なお、肉厚不良となる長さ領域が管材Tの後端部の最初の位置から2.5%よりも大きくても良い場合、例えば3%でも良い場合には、13mm/sec以上の速度で圧延ロールR1を閉じる方向に移動させればよい。
なお、周長の確保が困難となるのは,第1圧延スタンドのみとは限らない。むしろ、マンドレルミルでの圧延後に、マンドレルバーBを管材Tから引き抜くには、最終圧延スタンドでの圧延後の管材Tの周長を確保することが重要となる。このため、必要に応じて第2スタンド以降、特に最終圧延スタンドで、前述した第1圧延スタンドと同様に圧下装置1を制御することが望ましく、設備の投資コストを勘案すると、第5圧延スタンド及び第6圧延スタンドのみについて圧下装置1を制御しても良い。例えば、図1に示す第6圧延スタンド(圧延ロールR6が配設されている圧延スタンド)で管材Tの後端部を圧延する際には、圧延ロールR6の圧下量を次のように変化させる。例えば、管材Tの後端部では、圧延開始直後に圧下量が2mmだけ増えるように、圧延ロールR6を閉じる。管材Tの長さを15mとし、管材Tの後端部の最初の位置から2.5%の長さ領域(すなわち、後端部の最初の位置から375mmの範囲)は肉厚不良となっても良いとする。つまり、管材Tの後端部の最初の部位が第6圧延スタンドに噛み込んでから、375mm通過するまでの間に、圧下量が2mmとなるように、圧延ロールR6を閉じれば良いとする。管材Tの搬送速度を、例えば、3m/secとすると、管材Tの後端部の最初の部位が第6圧延スタンドに噛み込んでから、375mm通過するまでの間に、0.125sec経過することになる。この0.125secの間に圧下量を2mmとする(つまり、圧延ロールR6を2mmだけ閉じる方向に移動させる)には、16mm/secの速度で圧延ロールR6を閉じる方向に移動させなければならない。管材T後端部の歩留まりを向上させる(肉厚不良となる長さ領域を2.5%以下に低減する)には、制御装置2が、圧下装置1によって16mm/sec以上の速度で圧延ロールR6を閉じる方向に移動させることが好ましい。

Claims (4)

  1. 3ロール式マンドレルミルを構成する少なくとも第1圧延スタンド及び第2圧延スタンドに配設された圧延ロールの圧下位置を調整する装置であって、
    前記圧延ロールを圧下方向に移動させる圧下装置と、
    前記圧下装置を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記圧延ロールで管材の先端部の圧延を開始した直後に、前記圧下装置を制御して16mm/sec以上の速度で前記圧延ロールを閉じる方向に移動させ、該移動後の前記圧延ロールの圧下位置を保持することを特徴とする3ロール式マンドレルミルを構成する圧延ロールの圧下位置調整装置。
  2. 請求項に記載の圧下位置調整装置を適用した3ロール式マンドレルミルを用いることを特徴とする継目無管の製造方法。
  3. 3ロール式マンドレルミルを構成する少なくとも1つの圧延スタンドに配設された圧延ロールの圧下位置を調整する装置であって、
    前記圧延ロールを圧下方向に移動させる圧下装置と、
    前記圧下装置を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記圧延ロールで部分的に周長が小さくなり得る管材の後端部の圧延を開始した直後に、前記圧下装置を制御して16mm/sec以上の速度で前記圧延ロールを閉じる方向に移動させることを特徴とする3ロール式マンドレルミルを構成する圧延ロールの圧下位置調整装置。
  4. 請求項に記載の圧下位置調整装置を適用した3ロール式マンドレルミルを用いることを特徴とする継目無管の製造方法。
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