JP4716052B2 - 遊技機 - Google Patents
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また、上記目的を達成するため、請求項2にかかる発明は、遊技機本体裏面に配置され、筐体本体と蓋体とを有し、該筐体本体と蓋体との内部に制御基板を収容した基板ボックスと、前記基板ボックスの筐体本体と蓋体との開口部位を封止する開口部位封止手段と、前記遊技機本体前面から視認可能に配設されるタグ部と、前記遊技機本体前面から前記遊技機本体裏面へ形成した経路に挿入されて前記タグ部と前記蓋体とを連結する連結部材とから構成されており、前記蓋体の開封時に前記連結部材による前記蓋体と前記タグ部との連結が解除されて前記タグ部が落下或いは垂れ下がるように構成されている封止状態認識手段とを具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項1または請求項2にかかる発明においては、制御基板を収容した基板ボックスを遊技機本体裏面に配置してある。この基板ボックスは、開閉可能な筐体本体と蓋体とから構成されており、制御基板を内部に収容し、筐体本体と蓋体とを閉じることによって同制御基板を収容する。ここで、基板ボックスに収容された制御基板に対する不正行為を防止するために開口部封止手段によって、基板ボックスの筐体本体と蓋体との開口部位を封止する。そして、封止状態認識手段にて、この開口部位封止手段による封止状態を遊技機本体前面から認識可能にする。このように、基板ボックスの封止状態を遊技機本体前面から認識可能とすることにより、遊技機本体裏面を確認すること無く、基板ボックスに対する不正行為を発見することが可能になる。
手段0:
手段0にかかる発明は、遊技機本体裏面に配置される制御基板と、開閉可能な筐体本体と蓋体とを有し、同筐体本体と蓋体との内部に上記制御基板を収容可能な基板ボックスと、上記基板ボックスの筐体本体と蓋体との開口部位を封止する開口部位封止手段と、上記開口部位封止手段による上記基板ボックスの封止状態を遊技機本体前面から認識可能にする封止状態認識手段とを具備する構成としてある。
上記のように構成した手段0にかかる発明においては、遊技機本体裏面に配置される制御基板を基板ボックスに収容する。この基板ボックスは、開閉可能な筐体本体と蓋体とから構成されており、制御基板を内部に収容し、筐体本体と蓋体とを閉じることによって同制御基板を収容する。ここで、基板ボックスに収容された制御基板に対する不正行為を防止するために開口部封止手段によって、基板ボックスの筐体本体と蓋体との開口部位を封止する。そして、封止状態認識手段にて、この開口部位封止手段による封止状態を遊技機本体前面から認識可能にする。このように、基板ボックスの封止状態を遊技機本体前面から認識可能とすることにより、遊技機本体裏面を確認すること無く、基板ボックスに対する不正行為を発見することが可能になる。
手段1:
上記手段0にかかる発明において、上記封止状態認識手段は、上記開口部位封止手段による上記基板ボックスの封止状態を視認可能とすることによって直接的に同封止状態を認識可能にする構成とする。これによって、封止状態が正常であるか、不正行為がなされているかを直接的に視覚にて確認することが可能になる。
手段2:
封止状態を直接的に視覚にて確認することが可能な構成として、上記手段1に記載の遊技機において、上記封止状態認識手段は、上記遊技機本体前面から遊技機本体裏面に貫通させて形成した開口部を有し、同開口部を介して同遊技機本体前面から遊技機本体裏面側を視認可能にするとともに、上記開口部位封止手段は、この開口部に対面して配置される構成とする。これによって、開口部を介して開口部位封止手段の封止状態を直接、視覚にて確認することが可能になる。
開口部の具体的形成位置の一例として、上記手段1または手段2のいずれかに記載の遊技機において、上記封止状態認識手段は、上記開口部が遊技板に形成されるとともに、上記開口部位封止手段は、同遊技板に形成された開口部に対面して配置される構成とする。これによって、遊技板の開口部を介して開口部封止手段の封止状態を視認することが可能になる。
手段4:
開口部の具体的形成位置の他の一例として、上記手段1〜手段3のいずれかに記載の遊技機において、上記封止状態認識手段は、上記開口部が本体枠に形成されるとともに、上記開口部位封止手段は、同本体枠に形成された開口部に対面して配置される構成とする。これによって、本体枠の開口部を介して開口部封止手段の封止状態を視認することが可能になる。
手段5:
開口部の具体的形成位置の他の一例として、上記手段1〜手段4のいずれかに記載の遊技機において、上記封止状態認識手段は、上記開口部が遊技板および機構板に連通して形成されるとともに、上記開口部位封止手段は、同遊技板および機構板に連通して形成された開口部に対面して配置される構成とする。これによって、遊技板および機構板の開口部を介して開口部封止手段の封止状態を視認することが可能になる。
基板ボックスの具体的設置位置の一例として、上記手段0もしくは手段1〜手段5のいずれかに記載の遊技機において、上記基板ボックスは、遊技板に設置される構成とする。
手段7:
基板ボックスの具体的設置位置の他の一例として、上記手段0もしくは手段1〜手段5のいずれかに記載の遊技機において、上記基板ボックスは、本体枠に設置される構成とする。
手段8:
基板ボックスの具体的設置位置の他の一例として、上記手段0もしくは手段1〜手段5のいずれかに記載の遊技機において、上記基板ボックスは、機構板に設置される構成とする。
ホールの作業員が開口部位の封止状態を視認しやすいと好適である。そこで、上記手段0もしくは手段1〜手段8のいずれかに記載の遊技機において、上記開口部位封止手段は、略透明に形成される構成とする。このように、略透明に形成することによって、不正行為がなされたか否かを判別し易くすることができる。
手段10:
開口部を介して遊技機本体前面から遊技機本体裏面に粉塵等が入り込むことを防止することが可能な構成の一例として、上記手段1〜手段9のいずれかに記載の遊技機において、上記開口部には、略透明に形成された覆蓋板が嵌め込まれる構成とする。これによって、視界を遮ることなく、粉塵等の入り込みを防止することができる。
手段11:
ここで、開口部位封止手段をより視認し易くすることが可能な構成の一例として、上記手段10に記載の遊技機において、上記覆蓋板は、凸レンズにて形成された拡大鏡の構成とする。これによって、拡大された開口部位封止手段を視認することが可能となり、開口部位封止手段の封止状態をより確認し易くすることが可能になる。
手段12:
遊技者の視界から開口部を見えなくするための手法の一例として、上記手段1〜手段11のいずれかに記載の遊技機において、上記開口部には、上方から下方に向けて内部が視認可能な複数の傾斜壁を設けた覆蓋板が嵌め込まれる構成とする。かかる覆蓋板を開口部に嵌め込み、遊技板において遊技者の目線より上方にこの開口部を形成することによって、遊技者の視界を傾斜壁の壁面によって遮ることができる。また、通常、ホールを見回る作業員は、上方向からの目線で遊技機を見るため、この傾斜壁に遮られることなく、封止状態を視認することができる。
遊技者の視界から開口部を見えなくするための手法の他の一例として、上記手段1〜手段11のいずれかに記載の遊技機において、上記開口部には、遊技機外側から遊技機内側に向けて内部が視認可能な複数の傾斜壁を設けた覆蓋板が嵌め込まれる構成とする。かかる覆蓋板を開口部に嵌め込むことによって、遊技者の視界を傾斜壁の壁面によって遮ることができる。また、ホールを見回る作業員は、遊技機の横方向から傾斜壁に遮られることなく、封止状態を視認することができる。
手段14:
遊技者の目線を遮る傾斜壁に遊技板と同様な装飾を行えば、遊技者に開口部の存在を認識させなくすることができる。そこで、上記手段12または手段13のいずれかに記載の遊技機において、上記覆蓋板は、上記傾斜壁の外側に所定の装飾がなされている構成とする。これにより、遊技者は遊技に集中することが可能になる。
封止状態をより視認し易くすることが可能な手法の一例として、上記手段0もしくは手段1〜手段14のいずれかに記載の遊技機において、上記封止状態認識手段は、上記開口部位封止手段を照射する発光手段を有する構成とする。これにより、ホールの作業員は封止状態を確実に視認することが可能になる。
手段16:
発光手段に適用して好適な具体的構成の一例として、上記手段15に記載の遊技機において、上記発光手段は、LEDにて形成される構成とする。省電力にて照射することが可能であるとともに、基板ボックスに収容された制御基板にこのLEDを配設すれば、LEDに対する電源供給等の構成を簡素化することが可能になる。
手段17:
上述したように、外部から光を照射して、封止状態を視認し易くすることも可能であるが、自発的に光らせて、封止状態を視認し易くするようにしても良い。そこで、上記手段15に記載の遊技機において、上記開口部位封止手段は、上記開口部に向けた側に蛍光塗料が塗布されている構成とする。これにより、簡易な手法で、封止状態を視認し易くすることが可能になる。
上述してきた開口部を形成する位置は特に限定されるものではない。一方、このような封止状態の確認は、ホールの作業者による遊技機のメンテナンス作業時に行うことができれば良いとも考えられる。そこで、上記手段1〜手段17のいずれかに記載の遊技機において、上記開口部は、遊技機本体前面に配設されるガラス扉枠の裏側に形成される構成とする。これにより、メンテナンス時(掃除、クギ調整、玉詰まり処置等)にガラス扉枠を開けたときに、併せて封止状態を視認することができて好適である。
手段19:
このようにガラス扉枠の裏側に開口部を形成した場合、発光手段を常時照射しておくと省電力に寄与できない。そこで、上記手段15に記載の遊技機において、上記発光手段は、上記ガラス扉枠の開閉動作に連動し動作するとともに、開動作時に上記開口部位封止手段を照射する構成とする。これにより、省電力化を図ることが可能になる。
基板ボックスを封止する際の具体的手法の一例として、上記手段0もしくは手段1〜手段19のいずれかに記載の遊技機において、上記開口部位封止手段は、上記筐体本体あるいは上記蓋体の何れか一方にネジ穴を形成し、他方にナット保持部を形成するとともに、同ネジ穴からナット保持部にワンウェイネジを装着することによって上記開口部位を封止する構成とする。
手段21:
また、基板ボックスを封止する際の他の具体的手法の一例として、上記手段0もしくは手段1〜手段19のいずれかに記載の遊技機において、上記開口部位封止手段は、上記筐体本体あるいは上記蓋体の何れか一方に断面略くの字形状に屈曲されるとともに先端がくの字の内側に向けて折り曲げられた係合部を有する金属係合片を先端方向から挿入可能な金属係合片挿入部を形成し、他方に上記挿入される金属係合片の上記係合部を係合可能な金属係合片係合部を形成するとともに、同金属係合片挿入部から金属係合片係合部に金属係合片を装着することによって上記開口部位を封止する構成とする。
さらに、基板ボックスを封止する際の他の具体的手法の一例として、上記手段0もしくは手段1〜手段19のいずれかに記載の遊技機において、上記開口部位封止手段は、上記筐体本体あるいは上記蓋体の何れか一方に形成された断面略中空形状であり、同筐体本体あるいは同蓋体と対面する側に開口を有する第一樹脂成形部を形成し、他方に形成された断面略中空形状であり、閉時に上記第一樹脂成形部の開口と対面する開口を有する第二樹脂成形部を形成するとともに、上記第一樹脂成形部および第二樹脂成形部に樹脂を注入し、上記各断面略中空形状および各開口にて、樹脂を略ひょうたん型形状に成形させつつ硬化させることによって上記開口部位を封止する構成とする。
手段23:
上述した手法によって基板ボックスを封止した場合に、開口部を介して封止状態を視認し易くすることが可能な配置方法の一例として、上記手段20または手段21のいずれかに記載の遊技機において、上記開口部位封止手段は、上記開口部に対して上記ワンウェイネジもしくは上記金属係合片の装着方向を略垂直に向けて配置される構成とする。これにより、ネジ方向等から封止状態を視認することができるため、不正行為の有無をより把握し易くすることができる。
上述してきた発明においては、開口部位封止手段の封止状態を直接的に視覚にて確認し、不正行為の有無を把握することができる構成を開示した。一方、封止状態を認識する手法は、直接的に封止状態を視覚にて確認する手法に限られず、間接的に確認する手法も勘案できる。そこで、上記手段0に記載の遊技機において、上記封止状態認識手段は、上記開口部位封止手段による上記基板ボックスの封止状態を間接的に認識可能にする構成とする。
手段25:
ここで、間接的に基板ボックスの封止状態を認識できる手法の一例として、上記手段24に記載の遊技機において、上記封止状態認識手段は、遊技機前面に配設されるタグ部と、同遊技機本体前面から遊技機本体裏面に形成した経路を介して同タグ部と遊技機本体裏面の基板ボックスの筐体本体あるいは蓋体の何れか一方に連結する連結部材とから構成されるとともに、同連結部材は、同基板ボックスの開時に離脱可能である構成とする。このように、連結部材が基板ボックスから離脱すると、タグ部は遊技機本体前面において、落下したり、垂れ下がったりする。これにより、ホールの作業員は、基板ボックスに不正行為がなされたか否かを判別することができる。すなわち、タグ部の状態によって、間接的に封止状態を認識することができる。また、このように、基板ボックスの筐体本体あるいは蓋体の何れか一方に連結しておくことによって、基板ボックスそのものを取り外されたとしても、タグ部は遊技機本体前面にて落下もしくは垂れ下がり、不正を発見することができる。
タグ部の落下もしくは垂れ下がりを促進することが可能な経路の形状の一例として、上記手段25に記載の遊技機において、上記遊技機本体前面から遊技機本体裏面に形成した経路は、同遊技機本体裏面から遊技機本体前面に向けて下降する傾斜形状に形成されている構成とする。このように、経路を傾斜形状にすることによって、タグ部の重さによって、同タグ部を落下あるいは垂れ下がりし易くすることができる。
手段27:
タグ部が落下したときに遊技不能にしてしまえば、不正行為のなされた遊技機にて不正に賞金を稼ぐことをできなくすることができる。そこで、上記手段25または手段26のいずれかに記載の遊技機において、上記タグ部は、上記遊技機本体前面に落下した際、遊技球の流路に落下することによって、流路を塞ぐことが可能な位置に配設される構成とする。これによって、不正に賞金を稼ぐ行為自体を防止することが可能になる。
上述してきた遊技機は、遊技機本体裏面に制御基板が配設されるものであれば特に限定されるものではない。そこで、本発明にかかる遊技機を適用する具体的機種の一例として、上記手段0もしくは手段1〜手段27のいずれかに記載の遊技機において、当該遊技機は、パチロットである構成とする。このパチロットはパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであり、その基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、あるいは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用するとともに、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
また、他の具体的機種の一例として、上記手段0もしくは手段1〜手段27のいずれかに記載の遊技機において、当該遊技機は、スロットマシンである構成とする。このスロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば、操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、あるいは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
また、手段1にかかる発明によれば、封止状態を直接的に視覚にて確認することによって不正行為を認識することが可能になる。
また、手段2にかかる発明によれば、開口部を介して封止状態を視認することができる。
さらに、手段3にかかる発明によれば、遊技板の開口部を介して封止状態を視認することができる。
さらに、手段5にかかる発明によれば、遊技板および機構板の開口部を介して封止状態を視認することができる。
さらに、手段6にかかる発明によれば、基板ボックスが設置される位置の具体的態様を提示することができる。
さらに、手段7にかかる発明によれば、基板ボックスが設置される位置の他の具体的態様を提示することができる。
さらに、手段8にかかる発明によれば、基板ボックスが設置される位置のさらに他の具体的態様を提示することができる。
さらに、手段10にかかる発明によれば、開口部の視界を遮ることなく、粉塵等が出入りしないようにすることができる。
さらに、手段11にかかる発明によれば、開口部位封止手段を拡大して視認可能とすることによって、より封止状態を確認し易くすることが可能になる。
さらに、手段12にかかる発明によれば、遊技者に開口部の存在を認識させないようにすることができる。
さらに、手段13にかかる発明によれば、遊技者に開口部の存在を認識させないようにすることができる。
さらに、手段14にかかる発明によれば、遊技者に開口部の存在を認識させないようにすることができる。
さらに、手段16にかかる発明によれば、簡易な構成で照射を行うことが可能になる。
さらに、手段17にかかる発明によれば、簡易な構成で封止状態を視認し易くすることができる。
さらに、手段18にかかる発明によれば、ガラス扉枠を開けた際に、封止状態を確認することが可能になる。
さらに、手段19にかかる発明によれば、省電力化を図ることが可能になる。
さらに、手段20にかかる発明によれば、封止方法の具体的一例を提示することができる。
さらに、手段22にかかる発明によれば、封止方法のさらに他の具体的一例を提示することができる。
さらに、手段23にかかる発明によれば、封止部分をより見易くすることができる配置方向を提示することができる。
さらに、手段24にかかる発明によれば、封止状態を間接的に確認することによって不正行為を認識することが可能になる。
さらに、手段25にかかる発明によれば、遊技機本体前面に配設されたタグ部の状態によって封止状態を認識することが可能になる。
さらに、手段27にかかる発明によれば、不正行為を働いた後に遊技を行うことをできなくすることができる。
さらに、手段28にかかる発明によれば、遊技機に適用可能な具体的機種の一例を提示することができる。
さらに、手段29にかかる発明によれば、遊技機に適用可能な他の具体的機種の一例を提示することができる。
(1)パチンコ遊技機の構成:
(2)開口部位封止構造の封止状態を直接的に認識可能な構成:
(3)開口部位封止構造の封止状態を間接的に認識可能な構成:
(4)まとめ:
図1は、本発明にかかる遊技機を適用したパチンコ遊技機を正面から見て示した正面図である。同図において、パチンコ遊技機1の外枠10は、鋼材をプレス加工あるいは木材枠を組み合わせて形成されている。この外枠10は、矩形板状の樹脂製の本体枠20よりも僅かに大きいサイズの矩形開口10aを有している。この本体枠20は、矩形開口10aの図に向かって左端にて枢支されており、図示しない回転軸を中心に回動し、外枠10に対して開閉可能かつ着脱可能に装着されている。この本体枠20の上部には、矩形板状の遊技板30が取り付けられている。また、本体枠20の下部には、遊技球の発射機構40と、概略矩形形状に形成された樹脂製の流路板50とが取り付けられている。さらに、当該流路板50の前面側にて下皿70が本体枠20に取り付けられている。遊技板30の前面には、下端中央から右巻きに概略一回転する外枠レールが前方へ立設されており、この外枠レールに取り囲まれる略円形の領域が遊技領域31となっている。
図5は、パチンコ遊技機1のガラス扉枠60を開放した状態を斜視した斜視図である。同図においては、ガラス扉枠60を開放した状態を示している。ガラス扉枠60を開放すると、外枠10に装着されるとともに、遊技領域31部分が略円形形状に開口された本体枠20が現れる。本実施形態においては、この本体枠20にパチンコ遊技機1の前面から裏面に貫通する開口部150を形成する。この開口部150は、パチンコ遊技機1の背面に配設された基板ボックス130の開口部位封止構造133に対面する位置に形成されており、必要に応じて、本体枠20、遊技板30、機構板80に形成した開口形状にて構成される。図6は、開口部150を正面から見た場合の拡大図を示している。
上記説明してきた実施形態は、開口部150若しくは開口部151を介して、基板ボックス130の開口部位封止構造133を直接的に視認し、その封止状態を認識する構成を採用した。一方、開口部位封止構造133の封止状態を認識する手法は、直接的に開口部位封止構造133を視認する手法に限定されるものではなく、間接的に開口部位封止構造133の封止状態を認識する手法も勘案することができる。そこで、このように間接的に開口部位封止構造133の封止状態を認識することが可能となる構成の一例を図16および図17に示す。同図においては、タグ部200と、連結部材201とから構成される部材を、必要に応じて、遊技板30、本体枠20、機構板80に形成された経路203にこの部材の連結部材201を挿入するとともに、連結部材201の端部を基板ボックス130に固定部202にて固定する。
このように、本実施形態においては、開口部150を介して、基板ボックス130の開口部位封止構造133が視認可能になっているため、ホールの作業員は、ガラス扉枠60を開放させるとともに、この開口部150から開口部位封止構造133を視認することによって、封止状態を認識することが可能になる。これによって、閉店後にホールを巡回し、ガラス扉枠60を開放し上述した諸作業を行いながら、基板ボックス130に対する不正行為をチェックすることが可能となり、営業中においても行われ得る基板ボックス130に対する不正行為を早期に発見することが可能となる。
10…外枠
10a…矩形開口
20…本体枠
30…遊技板
31…遊技領域
40…発射機構
41…発射ハンドル
50…流路板
60…ガラス扉枠
61…ガラス
62…装飾ランプ
63…上皿
70…下皿
80…機構板
82…流路部
83…払い出し装置ユニット
100…タンクレール
120…遊技球タンク
130…基板ボックス
150…開口部
Claims (2)
- 遊技機本体裏面に配置され、筐体本体と蓋体とを有し、該筐体本体と蓋体との内部に制御基板を収容した基板ボックスと、
前記基板ボックスの筐体本体と蓋体との開口部位を封止する開口部位封止手段と、
前記遊技機本体前面から視認可能に配設されるタグ部と、前記遊技機本体前面から前記遊技機本体裏面へ形成した経路に挿入されて前記タグ部と前記筐体本体とを連結する連結部材とから構成されており、前記基板ボックスの前記遊技機本体裏面からの取り外し時に前記連結部材による前記筐体本体と前記タグ部との連結が解除されて前記タグ部が落下或いは垂れ下がるように構成されている封止状態認識手段とを具備することを特徴とする遊技機。 - 遊技機本体裏面に配置され、筐体本体と蓋体とを有し、該筐体本体と蓋体との内部に制御基板を収容した基板ボックスと、
前記基板ボックスの筐体本体と蓋体との開口部位を封止する開口部位封止手段と、
前記遊技機本体前面から視認可能に配設されるタグ部と、前記遊技機本体前面から前記遊技機本体裏面へ形成した経路に挿入されて前記タグ部と前記蓋体とを連結する連結部材とから構成されており、前記蓋体の開封時に前記連結部材による前記蓋体と前記タグ部との連結が解除されて前記タグ部が落下或いは垂れ下がるように構成されている封止状態認識手段とを具備することを特徴とする遊技機。
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