JP4715764B2 - エンジンの可変動弁装置及び調整方法 - Google Patents
エンジンの可変動弁装置及び調整方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4715764B2 JP4715764B2 JP2007026821A JP2007026821A JP4715764B2 JP 4715764 B2 JP4715764 B2 JP 4715764B2 JP 2007026821 A JP2007026821 A JP 2007026821A JP 2007026821 A JP2007026821 A JP 2007026821A JP 4715764 B2 JP4715764 B2 JP 4715764B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control arm
- control
- shaft
- washer
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Description
前記コントロールアームには、周方向に長軸を有する長孔が前記嵌挿孔に貫通するように径方向に形成され、
前記コントロールアームの径方向外側には、該コントロールアームの長孔を塞ぎ且つ前記締結ボルトを挿通する挿通孔が形成された座金が配置され、
前記座金の挿通孔及び前記コントロールアームの長孔に前記締結ボルトの軸部が挿通され且つ該締結ボルトのネジ部が前記コントロール軸のネジ孔に螺合されることで、該座金と該コントロールアームとが共締めされて該コントロール軸に締結され、
前記締結ボルトの軸部と前記コントロールアームの長孔の内周面とで区画される周方向の2つの隙間のうち少なくとも一方には、該コントロールアームの周方向への回動を規制して所定の位相状態を保持するスペーサが嵌合され、
前記スペーサは、前記締結ボルトの軸線方向において少なくとも前記座金に対して非接触な状態で嵌合されていることを特徴とするものである。
前記座金は、前記コントロールアームの外周面の曲率半径と略同じ曲率半径の合わせ面を有し、
前記コントロールアームの外周面に前記座金の合わせ面が当接された状態で、該コントロールアームと該座金とが前記締結ボルトにより共締めされていることを特徴とするものである。
前記座金の合わせ面には、前記スペーサの上端部に対応した嵌合溝が形成されていることを特徴とするものである。
複数の気筒のそれぞれに対応して前記駆動軸に揺動可能に軸支され、各バルブを開閉させる複数の揺動カムと、
前記駆動軸と平行に且つ回動可能に配置されたコントロール軸と、
軸方向に貫通する嵌挿孔を有し該嵌挿孔に前記コントロール軸が挿通されることで該コントロール軸に対して回動可能に軸支され、気筒単位で配置された複数のコントロールアームと、
前記揺動カムと前記コントロールアームとを連結し、且つエンジンの運転状態に応じて回動する前記コントロール軸の位相に基づいて該揺動カムの揺動範囲を制御してバルブリフト特性を変更するリンク機構とを備えたエンジンの可変動弁装置において、該コントロール軸に対する該コントロールアームの位相を調整するためのエンジンの可変動弁装置の調整方法を対象とし、次のような解決手段を講じた。
両端に雄ネジ部を有するスタッドボルトの一端を、前記コントロールアームに径方向に形成され且つ周方向に長軸を有する長孔に挿通させて、前記コントロール軸に径方向に形成されたネジ孔に螺合する手順と、
前記コントロールアームを回動させて前記コントロール軸に対する該コントロールアームの位相を調整する手順と、
前記スタッドボルトの軸部と、前記コントロールアームの長孔の内周面とで区画される周方向の2つの隙間のうち少なくとも一方に、該コントロールアームの周方向への回動を規制するスペーサを嵌合する手順と、
前記スタッドボルトを挿通する挿通孔を有する座金を前記コントロールアームの径方向外側に配置して該コントロールアームの長孔を塞ぐ手順と、
前記座金の挿通孔から突出した前記スタッドボルトの他端に締結ナットを螺合し、前記座金と前記コントロールアームとを共締めして前記コントロール軸に締結する手順とを備えたことを特徴とするものである。
図1は、本発明の実施形態に係る可変動弁装置をエンジンの吸気バルブに適用した全体構成を示す斜視図であり、図2は可変動弁装置を下方から見たときの全体構成を示すA矢視図である。また、図3はコントロールアーム周辺を拡大して示す斜視図である。
図6に示すように、吸気バルブ1のステム上端に直動式のタペット21が設けられ、該タペット21に揺動カム40が当接している。吸気バルブ1は、タペット21内部に設けられたリテーナ22とシリンダヘッドに設けられたリテーナ23との間に設けられたバルブスプリング24によって吸気ポート25を閉じる方向に付勢されている。
図10は揺動カムの構成を示す斜視図、図11は揺動カムを図10とは反対方向から見たときの構成を示す斜視図である。図10及び図11に示すように、揺動カム40は、1つの気筒に対して2つ設けられた吸気バルブ1,1(図6参照)をそれぞれ開閉するための一対のカム部47,47と、両カム部47,47同士を連結する円筒部48とを有し、カムシャフト3の軸線を通る平面で、カムプロフィール面を有する第1分割体41と、カムプロフィール面を有さない第2分割体45とに分割されている。第1及び第2分割体41,45は、締結ボルト44により互いに締結されて一体に構成されている。揺動カム40をなす両カム部47,47及び円筒部48には、カムシャフト3を挿通するための貫通孔49が軸方向に貫通して形成されている。
3 カムシャフト(駆動軸)
8 連結リンク(リンク機構)
11 回動軸(コントロール軸)
11a ネジ孔
12 コントロールアーム
12a 長孔
12b 嵌挿孔
16 座金
16a 嵌合溝
16b 挿通孔
17 スタッドボルト(締結ボルト)
18 スペーサ
19 締結ナット
40 揺動カム
Claims (7)
- エンジンのクランク軸と平行に配置された駆動軸と、
複数の気筒のそれぞれに対応して前記駆動軸に揺動可能に軸支され、各バルブを開閉させる複数の揺動カムと、
前記駆動軸と平行に且つ回動可能に配置されたコントロール軸と、
軸方向に貫通する嵌挿孔を有し該嵌挿孔に前記コントロール軸が挿通されることで該コントロール軸に対して回動可能に軸支され、気筒単位で配置された複数のコントロールアームと、
前記揺動カムと前記コントロールアームとを連結し、且つエンジンの運転状態に応じて回動する前記コントロール軸の位相に基づいて該揺動カムの揺動範囲を制御してバルブリフト特性を変更するリンク機構とを備えたエンジンの可変動弁装置であって、
前記コントロール軸には、締結ボルトと螺合するネジ孔が径方向に形成され、
前記コントロールアームには、周方向に長軸を有する長孔が前記嵌挿孔に貫通するように径方向に形成され、
前記コントロールアームの径方向外側には、該コントロールアームの長孔を塞ぎ且つ前記締結ボルトを挿通する挿通孔が形成された座金が配置され、
前記座金の挿通孔及び前記コントロールアームの長孔に前記締結ボルトの軸部が挿通され且つ該締結ボルトのネジ部が前記コントロール軸のネジ孔に螺合されることで、該座金と該コントロールアームとが共締めされて該コントロール軸に締結され、
前記締結ボルトの軸部と前記コントロールアームの長孔の内周面とで区画される周方向の2つの隙間のうち少なくとも一方には、該コントロールアームの周方向への回動を規制して所定の位相状態を保持するスペーサが嵌合され、
前記スペーサは、前記締結ボルトの軸線方向において少なくとも前記座金に対して非接触な状態で嵌合されていることを特徴とするエンジンの可変動弁装置。 - 請求項1において、
前記スペーサは、前記締結ボルトの軸線方向において前記座金及び前記コントロール軸に対して非接触な状態で嵌合されていることを特徴とするエンジンの可変動弁装置。 - 請求項1又は2において、
前記締結ボルトは、両端に雄ネジ部を有し、一端が前記コントロール軸のネジ孔に螺合され、他端が前記コントロールアームの長孔及び前記座金の挿通孔を挿通して締結ナットと螺合されたスタッドボルトで構成されていることを特徴とするエンジンの可変動弁装置。 - 請求項1乃至3のうち何れか1項において、
前記コントロールアームは、前記嵌挿孔を中心とする円弧形状の外周面を有し、
前記座金は、前記コントロールアームの外周面の曲率半径と略同じ曲率半径の合わせ面を有し、
前記コントロールアームの外周面に前記座金の合わせ面が当接された状態で、該コントロールアームと該座金とが前記締結ボルトにより共締めされていることを特徴とするエンジンの可変動弁装置。 - 請求項1乃至4のうち何れか1項において、
前記スペーサは、前記締結ボルトの軸部と前記コントロールアームの長孔の内周面とで区画される周方向の2つの隙間の両方にそれぞれ嵌合されていることを特徴とするエンジンの可変動弁装置。 - 請求項1乃至5のうち何れか1項において、
前記スペーサは、前記締結ボルトの軸部と前記コントロールアームの長孔の内周面とで区画される周方向の隙間に嵌合させた状態で、その上端部が前記コントロールアームの外周面よりも径方向外方に突出しており、
前記座金の合わせ面には、前記スペーサの上端部に対応した嵌合溝が形成されていることを特徴とするエンジンの可変動弁装置。 - エンジンのクランク軸と平行に配置された駆動軸と、
複数の気筒のそれぞれに対応して前記駆動軸に揺動可能に軸支され、各バルブを開閉させる複数の揺動カムと、
前記駆動軸と平行に且つ回動可能に配置されたコントロール軸と、
軸方向に貫通する嵌挿孔を有し該嵌挿孔に前記コントロール軸が挿通されることで該コントロール軸に対して回動可能に軸支され、気筒単位で配置された複数のコントロールアームと、
前記揺動カムと前記コントロールアームとを連結し、且つエンジンの運転状態に応じて回動する前記コントロール軸の位相に基づいて該揺動カムの揺動範囲を制御してバルブリフト特性を変更するリンク機構とを備えたエンジンの可変動弁装置において、該コントロール軸に対する該コントロールアームの位相を調整するためのエンジンの可変動弁装置の調整方法であって、
前記コントロールアームの嵌挿孔に前記コントロール軸を軸支する手順と、
両端に雄ネジ部を有するスタッドボルトの一端を、前記コントロールアームに径方向に形成され且つ周方向に長軸を有する長孔に挿通させて、前記コントロール軸に径方向に形成されたネジ孔に螺合する手順と、
前記コントロールアームを回動させて前記コントロール軸に対する該コントロールアームの位相を調整する手順と、
前記スタッドボルトの軸部と、前記コントロールアームの長孔の内周面とで区画される周方向の2つの隙間のうち少なくとも一方に、該コントロールアームの周方向への回動を規制するスペーサを嵌合する手順と、
前記スタッドボルトを挿通する挿通孔を有する座金を前記コントロールアームの径方向外側に配置して該コントロールアームの長孔を塞ぐ手順と、
前記座金の挿通孔から突出した前記スタッドボルトの他端に締結ナットを螺合し、前記座金と前記コントロールアームとを共締めして前記コントロール軸に締結する手順とを備えたことを特徴とするエンジンの可変動弁装置の調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007026821A JP4715764B2 (ja) | 2007-02-06 | 2007-02-06 | エンジンの可変動弁装置及び調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007026821A JP4715764B2 (ja) | 2007-02-06 | 2007-02-06 | エンジンの可変動弁装置及び調整方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008190453A JP2008190453A (ja) | 2008-08-21 |
JP4715764B2 true JP4715764B2 (ja) | 2011-07-06 |
Family
ID=39750769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007026821A Active JP4715764B2 (ja) | 2007-02-06 | 2007-02-06 | エンジンの可変動弁装置及び調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4715764B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106481634A (zh) * | 2015-09-02 | 2017-03-08 | 中核核电运行管理有限公司 | 一种用于高放射性设备的防松螺栓组件及胀紧式防松工艺 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5119233B2 (ja) * | 2009-12-16 | 2013-01-16 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関の可変動弁装置 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS463854Y1 (ja) * | 1967-01-05 | 1971-02-10 | ||
JPS57121502U (ja) * | 1981-01-21 | 1982-07-28 | ||
JP2004301058A (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-28 | Mazda Motor Corp | エンジンの可変動弁装置 |
JP2005201077A (ja) * | 2004-01-13 | 2005-07-28 | Otics Corp | 可変動弁機構 |
JP2005256653A (ja) * | 2004-03-10 | 2005-09-22 | Otics Corp | 可変動弁機構 |
JP2006029246A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-02-02 | Hitachi Ltd | 内燃機関の動弁装置 |
JP2006161730A (ja) * | 2004-12-08 | 2006-06-22 | Toyota Motor Corp | 可変動弁装置 |
-
2007
- 2007-02-06 JP JP2007026821A patent/JP4715764B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS463854Y1 (ja) * | 1967-01-05 | 1971-02-10 | ||
JPS57121502U (ja) * | 1981-01-21 | 1982-07-28 | ||
JP2004301058A (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-28 | Mazda Motor Corp | エンジンの可変動弁装置 |
JP2005201077A (ja) * | 2004-01-13 | 2005-07-28 | Otics Corp | 可変動弁機構 |
JP2005256653A (ja) * | 2004-03-10 | 2005-09-22 | Otics Corp | 可変動弁機構 |
JP2006029246A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-02-02 | Hitachi Ltd | 内燃機関の動弁装置 |
JP2006161730A (ja) * | 2004-12-08 | 2006-06-22 | Toyota Motor Corp | 可変動弁装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106481634A (zh) * | 2015-09-02 | 2017-03-08 | 中核核电运行管理有限公司 | 一种用于高放射性设备的防松螺栓组件及胀紧式防松工艺 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008190453A (ja) | 2008-08-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20170140263A (ko) | 간극 조정을 위한 편심 축을 갖는 스위칭 로커 아암 조립체 | |
JP6133087B2 (ja) | 可変動弁機構 | |
JP4715764B2 (ja) | エンジンの可変動弁装置及び調整方法 | |
US7401581B2 (en) | Variable valve apparatus for internal combustion engine | |
JP4289192B2 (ja) | エンジンの可変動弁装置 | |
JP4896934B2 (ja) | 内燃機関の可変動弁装置 | |
JP4715762B2 (ja) | エンジンの可変動弁装置 | |
JP4295171B2 (ja) | 内燃機関の動弁装置 | |
JP4715763B2 (ja) | エンジンの可変動弁装置 | |
JP2009047083A (ja) | 内燃機関の可変動弁装置 | |
JP2007077962A (ja) | 可変動弁機構の組み付け方法 | |
JP4860669B2 (ja) | 内燃機関の可変動弁装置 | |
JP2008190449A (ja) | エンジンの可変動弁装置 | |
JP5625616B2 (ja) | 内燃機関の可変動弁装置 | |
JP2009197732A (ja) | 動弁機構 | |
JP6285768B2 (ja) | ロッカアーム脱落防止機構 | |
JP2009052419A (ja) | 可変動弁機構 | |
JP2012251493A (ja) | 内燃機関の可変動弁装置 | |
JP2017214831A (ja) | 内燃機関の可変動弁機構 | |
JP2007270740A (ja) | 内燃機関におけるバルブリフト可変式動弁装置 | |
JP4500228B2 (ja) | 可変動弁機構 | |
JP2008051083A (ja) | エンジンの可変動弁装置 | |
JP2008051084A (ja) | エンジンの可変動弁装置 | |
JP5447211B2 (ja) | 内燃機関の可変動弁装置 | |
JP2013096338A (ja) | バルブクリアランス自動調整機能付きのロッカアーム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100115 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110224 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110301 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110314 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408 Year of fee payment: 3 |