JP4715120B2 - 画像表示装置の駆動方法、画像表示装置およびプロジェクタ - Google Patents
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Description
図21の静止画表示の場合には、図21(a)に示す第1光変調素子および図21(b)に示す第2光変調素子ともに、駆動制御値が一定となっている。これにより、図21(c)に示すように、当該画素における表示輝度も一定となって、静止画表示が行われる。
しかしながら、第1光変調素子の制御値の更新時期に対して、第2光変調素子の制御値の更新時期が遅れている。そのため、当該画素における表示輝度が一時的に上昇し、その後に所定輝度まで低下している。この表示輝度の一時的な上昇により、表示画面がフラッシュのように光ることになり、画像表示品質を低下させるという問題がある。
上記目的を達成するため、本発明の画像表示装置の駆動方法は、第1光変調素子および第2光変調素子に制御値を入力して、光源からの光を変調することにより、画像を表示する画像表示装置の駆動方法であって、前記第1光変調素子に対する垂直同期信号と、前記第2光変調素子に対する垂直同期信号とを同期させて、前記各光変調素子に制御値を入力することを特徴とする。
この構成によれば、各光変調素子の垂直方向における制御値の入力開始時期を略一致させることができる。なお、各光変調素子の画素数が異なる場合には、各光変調素子の画面全体の描画時間が異なるが、次の描画前に各垂直同期信号を同期させることにより、その時間差を累積させることがない。これにより、各ライトバルブの制御値が略同時期に更新されるので、動画表示を行う場合でも、制御値の更新時期のずれに起因する輝度表示の一時的な上昇を防止することができる。したがって、画像表示品質を低下させることがない。
この構成によれば、各光変調素子の水平方向における制御値の入力開始時期を略一致させることができる。なお、各光変調素子の画素数が異なる場合には、各光変調素子の画面全体の描画時間が異なるが、次の描画前に各水平同期信号を同期させることにより、その時間差を累積させることがない。これにより、各ライトバルブの制御値が略同時期に更新されるので、動画表示を行う場合でも、制御値の更新時期のずれに起因する輝度表示の一時的な上昇を防止することができる。したがって、画像表示品質を低下させることがない。
この構成によれば、第1光変調素子における画面全体の描画時間と、第2光変調素子における画面全体の描画時間とを、略一致させることができる。これにより、各ライトバルブの制御値が略同時期に更新されるので、動画表示を行う場合でも、制御値の更新時期のずれに起因する輝度表示の一時的な上昇を防止することができる。したがって、画像表示品質を低下させることがない。
この構成によれば、第1光変調素子および第2光変調素子の垂直方向における画像形成に関与する画素に対する制御値の入力時期を略一致させることができるので、画像形成に関与する画素の制御値の更新時期のずれに起因する輝度表示の一時的な上昇を抑制することができる。したがって、画像表示品質を低下させることがない。
この構成によれば、第1光変調素子および第2光変調素子の水平方向における画像形成に関与する画素に対する制御値の入力時期を略一致させることができるので、画像形成に関与する画素の制御値の更新時期のずれに起因する輝度表示の一時的な上昇を抑制することができる。したがって、画像表示品質を低下させることがない。
この構成によれば、第1光変調素子および第2光変調素子の垂直方向における制御値の入力時期を略一致させることができるので、制御値の更新時期のずれに起因する輝度表示の一時的な上昇を抑制することができる。したがって、画像表示品質を低下させることがない。
この構成によれば、第1光変調素子および第2光変調素子の水平方向における制御値の入力時期を略一致させることができるので、制御値の更新時期のずれに起因する輝度表示の一時的な上昇を抑制することができる。したがって、画像表示品質を低下させることがない。
この構成によれば、第1光変調素子における画面全体の描画時間と、第2光変調素子における画面全体の描画時間とを、略一致させることができる。これにより、各ライトバルブの画像形成に関与する画素の制御値が略同時期に更新されるので、動画表示を行う場合でも、画像形成に関与する画素の制御値の更新時期のずれに起因する輝度表示の一時的な上昇を防止することができる。したがって、画像表示品質を低下させることがない。
この構成によれば、画像表示品質に優れたプロジェクタを提供することができる。
[プロジェクタの全体構成]
図1は、本発明の画像表示装置及び本発明のプロジェクタの実施の形態の一例であり、プロジェクタPJ1の主たる光学構成を示す図である。
プロジェクタPJ1は、図1に示すように、光源10と、光源10から入射した光の輝度分布を均一化する均一照明系20と、均一照明系20から入射した光の波長領域のうちのRGB3原色の輝度をそれぞれ変調する色変調部25(第1変調手段としての3つの透過型液晶ライトバルブ60B,60G,60Rを含む)と、色変調部25から入射した光をリレーするリレーレンズ90と、リレーレンズ90から入射した光の全波長領域の輝度を変調する第2変調手段としての透過型液晶ライトバルブ100と、液晶ライトバルブ100から入射した光をスクリーン(不図示)に投射する投射レンズ(投射手段)110と、を含んで構成されている。
レンズ41に入射したB光はその強度分布をほぼ保存された状態で、かつ光損失を殆ど伴うことなく空間的に離れた液晶ライトバルブ60Bに伝達される。
また投射レンズ110は、液晶ライトバルブ100の表示面上に形成された光学像を図示しないスクリーン上に投射してカラー画像を表示する。
図1に示すプロジェクタPJ1では、HDR画像データから色変調ライトバルブ(液晶ライトバルブ60B,60G,60R)および輝度変調ライトバルブ(液晶ライトバルブ100)の制御値を生成し、その制御値を各ライトバルブに入力して光変調および輝度変調を行う。これにより、画像の表示制御を行うようになっている。
表示制御装置は、外部装置からのHDR画像データの入力を媒介するI/F178と、I/F178を介して入力されたHDR画像データを一時的に保管する入力用フレームメモリ192と、ROM172に格納されたプログラムに従ってHDR画像データから各ライトバルブの制御値を生成するCPU170と、生成された制御値を保管する出力用フレームメモリ194,195と、その制御値を用いて輝度変調ライトバルブ100および色変調ライトバルブ60を駆動する駆動制御部210とを備えており、これらは信号線であるバスによりデータ授受可能に接続されている。
また、図1の色変調ライトバルブ60B,60Gに対応する制御値登録テーブルのデータ構造については特に図示しないが、図4の制御値登録テーブル420Rと同様のデータ構造を有している。ただし、同一の制御値に対して異なる透過率が登録されている場合もある。
次に、上述したHDR画像データから各ライトバルブの制御値を生成して、プロジェクタを駆動する方法について説明する。
いま、HDR画像データにおける画素pの輝度レベルをRp、プロジェクタ全体における画素pに対応する領域の光変調率をTp,輝度変調ライトバルブにおける画素pに対応する領域の透過率をT1、色変調ライトバルブにおける画素pに対応する領域の透過率をT2とすると、下式(1),(2)が成立する。
Rp = Tp×Rs (1)
Tp = T1×T2×G (2)
ただし、上式(1),(2)において、Rsは光源の輝度、Gはゲインであり、いずれも定数である。
例えば、画素pの輝度レベルRp(R,G,B)が(1.2,5.4,2.3)、光源の輝度Rs(R,G,B)が(10000,10000,10000)であるとすると、画素pの光変調率Tpは、(1.2,5.4,2.3)/(10000,10000,10000)=(0.00012,0.00054,0.00023)となる。
まず、ステップS100では、図2の記憶装置182からI/F178を介して入力用フレームメモリ192にHDR画像データを入力し、そのHDR画像データをCPU170が読み出す。
図6は、トーンマッピング処理の説明図である。HDR画像データを解析した結果、HDR画像データに含まれる輝度レベルの最小値がSminで、最大値がSmaxであるとする。また、プロジェクタの輝度ダイナミックレンジの最小値がDminで、最大値がDmaxであるとする。図6の例では、SminがDminよりも小さく、SmaxがDmaxよりも大きいので、このままでは、HDR画像データを適切に表示することができない。そこで、Smin〜SmaxのヒストグラムがDmin〜Dmaxのレンジに収まるように正規化する。
次に、色変調ライトバルブ(液晶ライトバルブ60B,60G,60R)及び輝度変調ライトバルブ(液晶ライトバルブ100)に入力する制御値の生成過程を、図5〜図10に基づいて説明する。
以下では、色変調ライトバルブ(液晶ライトバルブ60B,60G,60R)は、横18画素×縦12画素の解像度及び4ビットの階調数を有し、輝度変調ライトバルブ(液晶ライトバルブ100)は、横15画素×縦10画素の解像度及び4ビットの階調数を有する場合を例にとって説明を行う。また、色変調ライトバルブおよび輝度変調ライトバルブの図はいずれも光源10の側から見たものである。
ステップS110(図5参照、以下同じ)では、色変調ライトバルブの各画素の透過率T2が仮決定される。色変調ライトバルブの左上4区画の画素をp21(左上)、p22(右上)、p23(左下)、p24(右下)とした場合、画素p21〜p24の透過率T2には、図7に示すように、初期値T20が与えられる。
ステップS112では、色変調ライトバルブの各画素に対応する輝度変調ライトバルブの領域について透過率T1’が算出される。色変調ライトバルブの画素p21〜p24に着目した場合、これに対応する輝度変調ライトバルブの領域における透過率T11〜T14は、図8に示すように、画素p21〜p24の光変調率をTp1〜Tp4、ゲインGを「1」とすれば、下式(3)〜(6)により算出することができる。
T11 = Tp1/T20 (3)
T12 = Tp2/T20 (4)
T13 = Tp3/T20 (5)
T14 = Tp4/T20 (6)
ステップS114では、輝度変調ライトバルブの各画素の透過率T1が決定される。輝度変調ライトバルブと色変調ライトバルブとは、リレーレンズ90によって互いに倒立結像する関係にあるので、色変調パネルの左上4区画の画素は輝度変調ライトバルブの右下部に結像される。そこで、図9(a)に示すように、輝度変調ライトバルブの右下4区画の画素をp11(右下)、p12(左下)、p13(右上)、p14(左上)とする。ここで、色変調ライトバルブと輝度変調ライトバルブとは解像度が異なることから、画素p11は画素p21〜画素p24(図8参照)と光路上で重なり合う。色変調ライトバルブの解像度が18×12で、輝度変調ライトバルブの解像度が15×10であるので、各ライトバルブの画素数の最小公倍数に基づいて、図9(b)に示すように画素p11は6×6の矩形領域に区分することができる。そして、画素p11が画素p21〜p24とそれぞれ重なり合う面積比は、25:5:5:1となる。したがって、画素p11の透過率T15は、下式(7)により算出することができる。
T15=(T11×25+T12×5+T13×5+T14×1)/36 (7)
図9(c)に示す画素p12〜p14の透過率T16〜T18についても、画素p11と同様に、面積比による重み付け平均値を算出することにより求めることができる。
ステップS118では、色変調ライトバルブの各画素の透過率T2が決定される。上述したように、色変調ライトバルブと輝度変調ライトバルブとは解像度が異なることから、図10(a)に示すように、画素p24は画素p11〜画素p14(図9参照)と光路上で重なり合う。また、色変調ライトバルブの解像度が18×12で、輝度変調ライトバルブの解像度が15×10であるので、輝度変調ライトバルブの画素数の最小公倍数に基づいて、図10(b)に示すように画素p24は5×5の矩形領域に区分することができる。そして、画素p24が画素p11〜p14とそれぞれ重なり合う面積比は、1:4:4:16となる。したがって、画素p24に対応する輝度変調ライトバルブの透過率T19は、画素p11〜p14の透過率の重み付け平均値として、下式(8)により算出することができる。
T19=(T15×1+T16×4+T17×4+T18×16)/25 (8)
そして、画素p24の透過率T24は、ゲインGを「1」として、下式(9)により算出することができる。
T24=Tp4/T19 (9)
図10(c)に示す画素p21〜p23の透過率T21〜T23についても、画素p24と同様に、面積比による重み付け平均値を算出することにより求めることができる。
次に、駆動制御部の構成について説明する。
図11は、駆動制御部のハードウエア構成を示すブロック図である。駆動制御部210は、各ライトバルブの駆動信号を生成するとともに、その駆動信号に従って各ライトバルブに制御値を入力するものである。
次に、駆動信号の生成方法およびその駆動信号に合わせて画像データを各ライトバルブに入力する方法について説明する。
図12および図13は、第1実施形態で生成する駆動信号の説明図である。第1実施形態では、各ライトバルブに対する垂直同期信号を同期して発生させる。なお、垂直同期信号および水平同期信号は、一般にローレベルがアクティブ(トリガ)となる。また、垂直同期信号および水平同期信号がアクティブになってから制御値が入力されるまでには、初期化のため所定のタイムラグ(初期化時間)が存在する。
図12では、色変調ライトバルブに対する垂直同期信号1と、輝度変調ライトバルブに対する垂直同期信号2とが、同期して発生している。そして、各垂直同期信号がアクティブとなってから所定のタイムラグをおいて、各ライトバルブに対する制御値の入力が同時期に開始されている。これにより、各ライトバルブの制御値が同時期に更新されるので、動画表示を行う場合でも、制御値の更新時期のずれに起因する輝度表示の一時的な上昇を防止することができる。したがって、画像表示品質を低下させることがない。
次に、第2実施形態に係る画像表示装置の駆動方法について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成となる部分については、その説明を省略する。
図14および図15は、第2実施形態で生成する駆動信号の説明図である。第2実施形態では、各ライトバルブに対する制御値の入力開始直前の水平同期信号を同じタイミングで発生させる。
図14では、色変調ライトバルブに対する制御値の入力開始直前の水平同期信号1と、輝度変調ライトバルブに対する制御値の入力開始直前の水平同期信号2とが、同期して発生している。なお各ライトバルブの画素数が等しいので、各ライトバルブに対する垂直同期信号を同期して発生させれば、結果として各ライトバルブに対する制御値の入力開始直前の水平同期信号を同期して発生させることができる。そして、各水平同期信号がアクティブとなってから所定のタイムラグをおいて、各ライトバルブに対する制御値の入力が同時期に開始されている。これにより、各ライトバルブの制御値が同時期に更新されるので、動画表示を行う場合でも、制御値の更新時期のずれに起因する輝度の一時的な上昇を防止することができる。したがって、画像表示品質を低下させることがない。
次に、第3実施形態に係る画像表示装置の駆動方法について説明する。第3実施形態では、色変調ライトバルブおよび輝度変調ライトバルブの画素数が異なる場合を前提として、異なるドットクロック周波数を発生させて各ライトバルブを駆動する。なお、第1実施形態と同様の構成となる部分については、その説明を省略する。
図17では、色変調ライトバルブに対してドットクロック信号1の1カウントごとに制御値1が入力され、またドットクロック信号1の4カウントごとに水平同期信号1がアクティブとなって、4×4の16画素からなる色変調ライトバルブの1画面が描画されるようになっている。一方、輝度変調ライトバルブに対してドットクロック信号2の1カウントごとに制御値2が入力され、ドットクロック信号2の3カウントごとに水平同期信号2がアクティブとなって、3×3の9画素からなる輝度変調ライトバルブの1画面が描画されるようになっている。
次に、第4実施形態に係る画像表示装置の駆動方法について説明する。第4実施形態では、一方のライトバルブにおける画面の一部のみに画像を描画する場合に、他方のライトバルブと描画開始時期を略一致させて描画する。なお、第1実施形態と同様の構成となる部分については、その説明を省略する。
一般に、同じ画素数の色変調ライトバルブおよび輝度変調ライトバルブを採用すると、両ライトバルブのブラックストライプの干渉により、モアレが発生する場合がある。このモアレを解消するには、一方のライトバルブにおける画面の一部のみに画像を描画すればよいことが確認されている。すなわち、同じ画素数のライトバルブを採用した場合でも、一方のライトバルブにおける画面の一部のみに画像を描画することにより、異なる画素数のライトバルブとして使用するのである。
上記実施形態では、3板式のプロジェクタを例にして説明したが、単板式のプロジェクタに本発明を適用することも可能である。この単板式のプロジェクタは、光源、均一照明系、第1光変調素子、リレーレンズ、第2光変調素子および投射レンズを主として構成され、光源として白色光源を採用した場合には、第1光変調素子または第2光変調素子としての液晶ライトバルブにカラーフィルタが配設される。
Claims (5)
- 光源からの光を変調する第1光変調素子および前記第1光変調素子からの光を変調する第2光変調素子に制御値を入力して、画像を表示する画像表示装置の駆動方法であって、
前記第1光変調素子において制御値の入力により画像形成に関与する画素数と、前記第2光変調素子において制御値の入力により画像形成に関与する画素数とが異なり、
前記第1光変調素子に対するドットクロック信号の周波数と前記第2光変調素子に対するドットクロック信号の周波数との比率を、前記第1光変調素子において制御値の入力により画像形成に関与する画素数と前記第2光変調素子において制御値の入力により画像形成に関与する画素数との比率に一致させて、前記各光変調素子に制御値を入力することを特徴とする画像表示装置の駆動方法。 - 前記第1光変調素子の垂直方向における画像形成に関与する画素に対する制御値の入力開始時期が、前記第2光変調素子の垂直方向における画像形成に関与する画素に対する制御値の入力開始時期と一致するように、前記第1光変調素子に対する垂直同期信号および前記第2光変調素子に対する垂直同期信号を発生させることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置の駆動方法。
- 前記第1光変調素子の水平方向における画像形成に関与する画素に対する制御値の入力開始時期が、前記第2光変調素子の水平方向における画像形成に関与する画素に対する制御値の入力開始時期と一致するように、前記第1光変調素子に対する水平同期信号および前記第2光変調素子に対する水平同期信号を発生させることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置の駆動方法。
- 光源からの光を変調する第1光変調素子および前記第1光変調素子からの光を変調する第2光変調素子に制御値を入力して、画像を表示する画像表示装置であって、
前記第1光変調素子において制御値の入力により画像形成に関与する画素数と、前記第2光変調素子において制御値の入力により画像形成に関与する画素数とが異なり、
前記第1光変調素子に対するドットクロック信号の周波数と前記第2光変調素子に対するドットクロック信号の周波数との比率を、前記第1光変調素子において制御値の入力により画像形成に関与する画素数と前記第2光変調素子において制御値の入力により画像形成に関与する画素数との比率に一致させて、前記各ドットクロック信号を発生させる駆動制御部を有することを特徴とする画像表示装置。 - 請求項4に記載の画像表示装置と、
投射手段と、を備えることを特徴とするプロジェクタ。
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