JP4714772B2 - 補聴用集音器 - Google Patents
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Description
本発明は軽度の難聴を解消するための補聴用集音器に関する。
被補聴者の難聴を解消するものとして、各種集音器が提案されている。それらは耳に取付ける椀形またはラッパ状のものである。それを耳に取付けるには、バネ型フレーム等を利用していた。そして、より大きな集音効果を得る必要から、椀形またはラッパ状のホーン部分をより大きくする必要があった。
従来の集音器はバネ等を利用して耳に取付けるため、取付けの違和感があるとともに、外れ易い欠点がある。また、集音をラッパ状または椀状のホーン部分のみで行うため、それらが大きくなり、体裁が悪いとともに耳への取付け性が悪い欠点があった。
そこで本発明はこれらの問題点を解決することを課題とする。
そこで本発明はこれらの問題点を解決することを課題とする。
請求項1に記載の本発明は、偏平な鍋形に形成され、その底部(1a)に連通孔(1b)を有すると共に、被補聴者の耳殻を収納する本体(1) と、
その本体(1) の開口を開閉自在に閉塞すると共に、前記耳殻をその耳殻挿通孔(2a)に挿通したとき、その耳殻の根元に保持される蓋部(2) と、
前記本体(1) の前記連通孔(1b)に連通され、根元から外側に拡大するラッパ状または椀状のホーン部(3) と、を具備する補聴用集音器である。
その本体(1) の開口を開閉自在に閉塞すると共に、前記耳殻をその耳殻挿通孔(2a)に挿通したとき、その耳殻の根元に保持される蓋部(2) と、
前記本体(1) の前記連通孔(1b)に連通され、根元から外側に拡大するラッパ状または椀状のホーン部(3) と、を具備する補聴用集音器である。
請求項2に記載の本発明は、請求項1において、
前記ホーン部(3) の根元部分が、偏平に形成された補聴用集音器である。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2において、
少なくとも前記蓋部(2) が皮革、ゴム材、軟質樹脂材等の可撓性材料からなり、その蓋部(2) の先端に舌片部(5)が突設され、
その舌片部(5)と、本体(1) またはホーン部(3) との間が係止部材(4)で係脱自在に係止される補聴用集音器である。
前記ホーン部(3) の根元部分が、偏平に形成された補聴用集音器である。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2において、
少なくとも前記蓋部(2) が皮革、ゴム材、軟質樹脂材等の可撓性材料からなり、その蓋部(2) の先端に舌片部(5)が突設され、
その舌片部(5)と、本体(1) またはホーン部(3) との間が係止部材(4)で係脱自在に係止される補聴用集音器である。
請求項4に記載の本発明は、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、
前記本体(1) の前記連通孔(1b)が、その底部(1a)の下部寄りに形成され、
前記耳殻連通孔(2a)の顔面側が略直線的に形成され、その対向側が弧状に形成された補聴用集音器である。
前記本体(1) の前記連通孔(1b)が、その底部(1a)の下部寄りに形成され、
前記耳殻連通孔(2a)の顔面側が略直線的に形成され、その対向側が弧状に形成された補聴用集音器である。
本発明の補聴用集音器は、その蓋部2の耳殻挿通孔2aに被補聴者8の耳殻9を挿出したとき、蓋部2自体が耳殻9の根元に保持される。そして、蓋部2が本体1を閉塞するとき、耳殻9は本体1内に収納され、ホーン部3により集音された音が本体1内に集められてより大きな音として聴取することができる。
そのため、補聴用集音器全体をコンパクトとして、取り扱い易いものとすることができる。
また、本体1は偏平ななべ型に形成され、その底部1aに連通孔1bを有し、音の共鳴体として作用し、より大きな音として被補聴者8にそれを伝えることができる。
そのため、補聴用集音器全体をコンパクトとして、取り扱い易いものとすることができる。
また、本体1は偏平ななべ型に形成され、その底部1aに連通孔1bを有し、音の共鳴体として作用し、より大きな音として被補聴者8にそれを伝えることができる。
上記構成において、請求項2に記載のようにホーン部3の根元部を偏平に形成した場合には、補聴用集音器をよりコンパクトにすることができる。
上記構成において、請求項3に記載のように少なくとも蓋部2を皮革等の可撓性材料で形成し、その蓋部2の先端に舌片部5を突設し、その舌片部5と本体1またはホーン部3との間を係止部材4で係脱自在に係止する場合には、補聴用集音器の耳殻9への取付が容易で取扱い性のよいものとなる。
上記構成において、請求項3に記載のように少なくとも蓋部2を皮革等の可撓性材料で形成し、その蓋部2の先端に舌片部5を突設し、その舌片部5と本体1またはホーン部3との間を係止部材4で係脱自在に係止する場合には、補聴用集音器の耳殻9への取付が容易で取扱い性のよいものとなる。
上記構成において、請求項4に記載のように本体1の連通孔1bをその底部1aの下部よりに形成するとともに、耳殻挿通孔2aの顔面側を略直線的に形成し、その対向側を弧状に形成した場合には、人の耳の形状に馴染み取付けやすく、補聴用集音器の取付け後の安定性がよい。それとともに集音された音を効率よく耳に伝えることができる。
次に図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。
図1は本発明の補聴用集音器の斜視図であり、図2はその裏面図(左右一対)、図3は図1のIII−III矢視断面図、図4はその蓋部2を開放した状態を示す斜視図、図5はその蓋部2を閉じようとしている状態を示す斜視図である。また図6は同補聴用集音器の取付けの第1段階を示す説明図、図7はその取付け状態を示す斜視図である。
図1は本発明の補聴用集音器の斜視図であり、図2はその裏面図(左右一対)、図3は図1のIII−III矢視断面図、図4はその蓋部2を開放した状態を示す斜視図、図5はその蓋部2を閉じようとしている状態を示す斜視図である。また図6は同補聴用集音器の取付けの第1段階を示す説明図、図7はその取付け状態を示す斜視図である。
本発明の補聴用集音器は、図4に示すごとく本体1と蓋部2とホーン部3とを有する。蓋部2とホーン部3とは図3に示すごとく、この例では接続部3bにより一体に連続されている。そして、その接続部3bにおいて蓋部2およびホーン部3が、本体1に接着剤を用いた接着部3c等により接続、固定されている。なお、蓋部2とホーン部3とを分離し、それぞれを本体1に別々に接合することもできる。この例では、本体1と蓋部2とホーン部3はともに革材で形成されている。
本体1は、長軸側が上下方向に配置される浅い楕円の鍋形に形成され、その底部1aの下部よりに連通孔1bが形成されている。次に蓋部2はその外周が本体1内周に整合し、その本体1の開口を開閉自在に閉塞するものである。蓋部2の先端部には舌片部5が設けられ、その舌片部5の端部にはスナップからなる係止部材4の雌部材4bが取付けられている。そして、本体1の底部1aおよびホーン部3を貫通固定する係止部材4の雄部材4aがホーン部3内面に突出されている。
蓋部2には被補聴者8の耳殻9が挿通される耳殻挿通孔2aを有する。この耳殻挿通孔2aは被補聴者8の顔面側が略直線状に形成され、それに対向する側が弧状に形成されている。耳殻挿通孔2aをこのようにすることにより、被補聴者8の耳殻9を挿入し易く且つ、挿入状態で安定して補聴用集音器10を耳殻9に支持しうる。
このようにすることによりホーン部3をコンパクトに且つ、体裁よくすることができる。この蓋部2の耳殻挿通孔2aの内面側縁部には図3に示すごとく、フェルト6が接合され、その上面に被覆布7が被着されている。このように耳殻挿通孔2aを蓋部2の孔縁部に設けることにより、補聴用集音器10を耳殻9に安定して取り付けるとともに、長時間の使用によっても違和感を覚えない。なお、フェルト6の替わりに不織布や柔軟な革材等を使用することもできる。
このようにすることによりホーン部3をコンパクトに且つ、体裁よくすることができる。この蓋部2の耳殻挿通孔2aの内面側縁部には図3に示すごとく、フェルト6が接合され、その上面に被覆布7が被着されている。このように耳殻挿通孔2aを蓋部2の孔縁部に設けることにより、補聴用集音器10を耳殻9に安定して取り付けるとともに、長時間の使用によっても違和感を覚えない。なお、フェルト6の替わりに不織布や柔軟な革材等を使用することもできる。
次にホーン部3は根元から外側に拡大するラッパ状に形成され、その根元部は偏平に形成されている。また、このホーン部3は図示のラッパ状が好ましいが、それに限らず、椀状に形成することもできる。ホーン部3の本体1側はその連通孔1bに整合する連通孔3aが形成されている。
(作用)
次に、本発明の補聴用集音器10の取付け方法につき述べる。図6に示すごとく、蓋部2の耳殻挿通孔2aに被補聴者8の耳殻9を挿通する。すると、耳殻9の根元部に耳殻挿通孔2aが位置し、補聴用集音器10全体を安定的に耳殻9に支持することができる。なお、耳殻挿通孔2aの大きさは、耳殻の根元より少し大きい程度に形成されている。次いで、本体1を蓋部2側に移動し、舌片部5を本体1側に巻き込んで、その先端の雌部材4bをホーン部3の雄部材4aに係止する。そして、図7のごとく補聴用集音器10を取付ける。この補聴用集音器10は、図2(A)、(B)のごとく左右対称形に形成されている。そこで、両耳にそれぞれの補聴用集音器10を取付ける。
本発明者の実験によれば、テレビ等を視聴したとき、補聴用集音器10を取付けない場合に比べ、それを取付けたときには、40%程度音が大きく聞こえた。これはホーン部3と本体1との相互作用によるものと思われる。
次に、本発明の補聴用集音器10の取付け方法につき述べる。図6に示すごとく、蓋部2の耳殻挿通孔2aに被補聴者8の耳殻9を挿通する。すると、耳殻9の根元部に耳殻挿通孔2aが位置し、補聴用集音器10全体を安定的に耳殻9に支持することができる。なお、耳殻挿通孔2aの大きさは、耳殻の根元より少し大きい程度に形成されている。次いで、本体1を蓋部2側に移動し、舌片部5を本体1側に巻き込んで、その先端の雌部材4bをホーン部3の雄部材4aに係止する。そして、図7のごとく補聴用集音器10を取付ける。この補聴用集音器10は、図2(A)、(B)のごとく左右対称形に形成されている。そこで、両耳にそれぞれの補聴用集音器10を取付ける。
本発明者の実験によれば、テレビ等を視聴したとき、補聴用集音器10を取付けない場合に比べ、それを取付けたときには、40%程度音が大きく聞こえた。これはホーン部3と本体1との相互作用によるものと思われる。
1 本体
1a 底部
1b 連通孔
1c 立ち上げ部
2 蓋部
2a 耳殻挿通孔
3 ホーン部
3a 連通孔
3b 接続部
3c 接着部
1a 底部
1b 連通孔
1c 立ち上げ部
2 蓋部
2a 耳殻挿通孔
3 ホーン部
3a 連通孔
3b 接続部
3c 接着部
4 係止部材
4a 雄部材
4b 雌部材
5 舌片部
6 フェルト
7 被覆布
8 被補聴者
9 耳殻
10 補聴用集音器
4a 雄部材
4b 雌部材
5 舌片部
6 フェルト
7 被覆布
8 被補聴者
9 耳殻
10 補聴用集音器
Claims (4)
- 偏平な鍋形に形成され、その底部(1a)に連通孔(1b)を有すると共に、被補聴者の耳殻を収納する本体(1) と、
その本体(1) の開口を開閉自在に閉塞すると共に、前記耳殻をその耳殻挿通孔(2a)に挿通したとき、その耳殻の根元に保持される蓋部(2) と、
前記本体(1) の前記連通孔(1b)に連通され、根元から外側に拡大するラッパ状または椀状のホーン部(3) と、を具備する補聴用集音器。 - 請求項1において、
前記ホーン部(3) の根元部分が、偏平に形成された補聴用集音器。 - 請求項1または請求項2において、
少なくとも前記蓋部(2) が皮革、ゴム材、軟質樹脂材等の可撓性材料からなり、その蓋部(2) の先端に舌片部(5)が突設され、
その舌片部(5)と、本体(1) またはホーン部(3) との間が係止部材(4)で係脱自在に係止される補聴用集音器。 - 請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、
前記本体(1) の前記連通孔(1b)が、その底部(1a)の下部寄りに形成され、
前記耳殻連通孔(2a)の顔面側が略直線的に形成され、その対向側が弧状に形成された補聴用集音器。
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JP2008321829A JP4714772B2 (ja) | 2008-12-18 | 2008-12-18 | 補聴用集音器 |
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JP2008321829A JP4714772B2 (ja) | 2008-12-18 | 2008-12-18 | 補聴用集音器 |
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JP2010147739A JP2010147739A (ja) | 2010-07-01 |
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JP2008321829A Expired - Fee Related JP4714772B2 (ja) | 2008-12-18 | 2008-12-18 | 補聴用集音器 |
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JP3834713B2 (ja) * | 2001-02-09 | 2006-10-18 | 久保 巌 | 耳掛け反射型補聴器 |
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