JP4714718B2 - 踏切しゃ断機 - Google Patents

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Description

本発明は、踏切しゃ断機に関する。
従来、踏切しゃ断機として、しゃ断かんとバランスウェイトのトルクを略バランスさせることで、少ない動力で効率よくしゃ断かんを起立・倒伏させるものが広く用いられてきた。
しかし、雪国ではバランスウェイト上に雪が付着するとバランスが崩れることから、降雪の前に防雪カバーを取付ける必要があった。
近時、特許文献1〜4にも記載されるように、バランスウエイトに代えて補助トルク発生手段を用いる踏切しゃ断機が提案されている。
特許文献1記載のしゃ断機にあっては、ガススプリングを用いている。
特許文献2,4記載のしゃ断機にあっては、捩りコイルばねを用いている。
特許文献3記載のしゃ断機にあっては、リンク機構を介してしゃ断かんの回転軸に連結した引張コイルばねを用いている。
補助トルク発生手段を用いバランスウエイトを排した踏切しゃ断機は、雪国で防雪カバーを取付ける必要が生じることはなく、そのことからも需要が高まっている。
従来、しゃ断かんの角度に対するばねの補助トルクの変化特性は、しゃ断かんの水平位置で最大、しゃ断かんの起立に従って減少して、しゃ断かんの垂直位置付近で略ゼロに減衰する特性に設定されており、ばねの弾性力によってしゃ断かんの負荷トルクの一部を打ち消す反トルクを発生させ、回転駆動力を軽減させている。
従来の機構によれば、このばねの補助トルクの変化特性は、直腕式のしゃ断かんによる負荷トルクの変化特性の相反量に略合致させることができ、直腕式の踏切しゃ断機を少ない動力で起立・倒伏させることができる。
実公平7−19946号公報 特開平10−119781号公報 特開2002−154433号公報 特許第3822225号公報
ところで、しゃ断かんを一定以上に長くする場合は、直腕式ではなく、図8に示すような屈折式のしゃ断かんを採用する場合がある。
図8に示すように、屈折式踏切しゃ断機21は、基台22に支持された踏切しゃ断機本体23に駆動装置が構成されている。踏切しゃ断機本体23の駆動装置によって駆動される回転軸25にホルダ26が固定されている。ホルダ26は、踏切しゃ断機本体23の筐体24の外に配置されている。ホルダ26に根元かん27の基端部が挿入されて保持される。根元かん27の先端には、根元かん27の略回転面内において屈折可能に先端かん28がヒンジ連結されている。根元かん27と先端かん28とによってしゃ断かんが構成される。根元かん27の長さや先端かん28の長さは設置場所によって異なる。根元かん27の長さは設置場所の上方の懸架物等による高さ制限やしゃ断側交通の許容高さに影響される。しゃ断かん全長はしゃ断幅によって決まり、以上のことから先端かん28の長さが自ずと決まってくる。
踏切しゃ断機本体23は、回転軸25を90度回動させ、図8(a)に示す根元かんの水平位置から図8(b)に示す根元かんの垂直位置まで根元かん27を回動させる。先端かん28は常に水平を保つようにワイヤ29によって筐体24等にリンクされており、根元かん27の起立・倒伏に伴って水平を保ちながら昇降する。
図8には、バランスウェイトを適用した屈折式踏切しゃ断機を図示した。ホルダ26には、根元かん27の延設方向と反対方向に延設されるウェイト支持アーム30が固定されており、ウェイト支持アーム30にバランスウェイト31が支持されている。バランスウェイト31によって生じる反トルクによって根元かん27及び先端かん28の負荷トルクの一部が打ち消され、駆動力が軽減される。
以上説明した構成の屈折式踏切しゃ断機において、バランスウェイトに代えて、補助トルク発生手段を用いることでバランスウェイトを排した踏切しゃ断機を特許文献1〜4記載の発明を用いて実現しようとした場合、次のような課題が生じる。
図9に、しゃ断かん回転軸角度に対するしゃ断かんの負荷トルクTaの変化特性曲線を示す。図10に、しゃ断かん回転軸角度に対する先端かんの負荷トルクTbの変化特性曲線を示す。
屈折式の場合、図9に示すようにしゃ断かん回転軸角度が90度、すなわち、根元かん27が起立しているときにおいても、直腕式に比較して大きな負荷トルクTaが残存する。これは、図8(b)に示すように先端かん28は起立しないので、その重心が回転軸25から大きく離れていることに起因する。このとき、図10に示す例では先端かん28の負荷トルクTbは、最大値の2/3程度の残存している。
このように屈折式の場合、根元かん起立時に先端かんの負荷トルクが大きく残存すると共に、その負荷トルクTbは根元かんの回転変化に対し著しく変化が少ない。
このような屈折式特有の特性を有した負荷トルクを必要十分に軽減するための補助トルク発生手段としては、根元かん起立時に先端かんの負荷トルクに釣り合う比較的大きな補助トルクを発生し、0〜90度において比較的変化の少ない補助トルク特性のものを構成する必要がある。
ところが、特許文献1〜4を適用して実現しようとした場合、もともと、直腕式踏切しゃ断機用の補助トルクを発生する、すなわち、しゃ断かん水平時に最大の補助トルクを発生させ、しゃ断かん起立時にほぼゼロの補助トルクを発生させる補助トクル特性であるために、根元かんの負荷トルク特性を略相殺することはできても、先端かんのような、しゃ断かん回転軸角度が0〜90度に変化しても略一定で比較的大きな負荷トルクを相殺するような補助トクルを発生させることはできないため、バランスウェイトを排した屈折式踏切しゃ断機が実現することは困難であった。
本発明は以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、屈折式のしゃ断かんに好適な補助トルク発生手段を備えた踏切しゃ断機を提供することを課題とする。
以上の課題を解決するための請求項1記載の発明は、筐体で支持されてしゃ断かんを昇降する回転軸と、この回転軸に減速歯車を介して回転するモータを備えた踏切しゃ断機において、
前記回転軸に先端かんと根元かんとからなる屈折式しゃ断かんが取付けられ、
前記先端かんにより前記回転軸に加わる負荷トルクの方向と反対方向のトルクを発生させて前記回転軸に加える補助トルク発生装置が配置され、
前記補助トルク発生装置は、前記根元かん水平位置で最大値で、前記根元かん垂直位置でゼロでない最小値で、前記根元かん水平位置から垂直位置までの変化過程で前記最大値から前記最小値まで漸減するトルクであって、前記根元かん水平位置から垂直位置までの変化過程で前記先端かんにより前記回転軸に加わる負荷トルク分を略打ち消すトルクを発生させて前記回転軸に加える踏切しゃ断機である。
請求項記載の発明は、バランスウエイトによって前記根元かんにより前記回転軸に加わる負荷トルクの一部を打ち消す請求項に記載の踏切しゃ断機である。
請求項記載の発明は、前記補助トルク発生装置は、前記ばねが発生させたトルクを前記回転軸への伝達前に未然に規制する規制構造を有する請求項1又は2に記載の踏切しゃ断機である。
請求項記載の発明は、前記補助トルク発生装置は、伸縮して弾性エネルギーを発生させるばねと、このばねの弾性エネルギーが伝えられるクランクと同軸回転する扇形歯車とを一体化したクランク付扇形歯車と、前記回転軸に固定され前記扇形歯車と噛合する小径歯車とを備えて、前記小径歯車と前記扇形歯車とにより前記回転軸の回転を前記クランクに減速伝達する減速伝達機構を構成する請求項1から3のうちいずれか一に記載の踏切しゃ断機である。
本発明によれば、回転軸の回転角に対してばねの変位量を小さく抑えることができ、ばね定数の大きなばねが使用できることから、しゃ断かん起立位置での負荷トルクTbに対抗する補助トクルを僅かな撓み量で発生させることができ、しゃ断かん回転軸の回転角変化がしゃ断かん水平位置方向に変化しても、補助トクルを僅かな増加にすることができ、図10のように先端かんによる負荷トルクを打ち消す補助トルクが得られるので、従来の技術で困難であった屈折式踏切しゃ断機のウェイトレス化が、本発明と例えば特許文献4の補助トルク発生装置を併用すれば容易に実現でき、雪国の屈折式踏切しゃ断機に防雪カバーを取付ける必要がなくなる。
また、直腕式踏切しゃ断機に本発明の補助トクル発生機構を追加すれば、バランスウェイトの数を減らした屈折式踏切しゃ断機が実現でき、バランスウェイトの調整が容易となる。
以下に本発明の一実施形態につき図面を参照して説明する。以下は本発明の一実施形態であって本発明を限定するものではない。最良の形態の一例として、図示していないが、筐体内部のしゃ断かん回転軸には捩りコイルばねを巻いた特許文献4の補助トクル発生機構が入っており、負荷トルクTaを軽減する補助トルクが働いているものとして以下説明する。
本発明の一実施形態に係る踏切しゃ断機本体の正面内視図を図1に、側面内視図を図2に示す。図1及び図2に示す踏切しゃ断機本体23aが図8に示した屈折式踏切しゃ断機21の本体23として適用される。但し、ウェイト支持アーム30及びバランスウェイト31を除いたものに適用する。
図1及び図2に示すように、踏切しゃ断機本体23aは、部品を保持するフレームを兼ねた筐体1を備え、根元かん2を起立・倒伏させる駆動装置が構成されている。根元かん2は図8に示した根元かん27に相当する。
踏切しゃ断機本体23aは、モータ10、減速歯車11、減速歯車12、扇形歯車3、回転軸13、ホルダ14、補助トルク発生装置15とを備える。回転軸13の端部は筐体1外に突設され、その突設された端部にホルダ14が回転軸13と一体回転するように固定されている。その他は、筐体内に収められている。ホルダ14に根元かん2の基端部が挿入されて保持される。
扇形歯車3は、回転軸13を中心にした歯車で、回転軸13と一体回転するように回転軸13に固定されている。扇形歯車3は、根元かん2の回動範囲をカバーするように90度強の中心角を有した扇形に形成されている。
モータ10の回転動力が減速歯車11、減速歯車12、扇形歯車3を介して減速伝達され、回転軸13及びこれに固定された根元かん2が回転駆動される。かかる機構、動力を有して駆動装置が構成されている。この駆動装置は、回転軸13を略90度の範囲で回動させて根元かん2を起立・倒伏させる。
補助トルク発生装置15は、小径歯車4と、扇形歯車5と、クランク6と、ばねユニット7と備える。
小径歯車4は、回転軸13を中心にした歯車で、回転軸13と一体回転するように回転軸13に固定されている。
扇形歯車5は小径歯車4に噛合する。扇形歯車5は小径歯車4より大径の歯車である。扇形歯車5及びクランク6の中心軸は共通で、扇形歯車5及びクランク6は一体回転する。以上からわかるように、回転軸13の回転がクランク6まで減速伝達される。すなわち、小径歯車4:扇形歯車5のギア比が1:a(a>1)である。
クランク6にばねユニット7がピンで連結される。ばねユニット7の詳細図を図3に示す。ばねユニット7は、圧縮コイルばね8と、圧縮コイルばね8の両端に固定されるばねボルダ8a,8bと、規制ボルト9aと、規制ナット9bとを備える。
ばねボルダ8aは、筐体1に固定されたピン支点に支持される。ばねボルダ8bがクランク6とピンで連結される。
以上のように圧縮コイルばね8は、小径歯車4及び扇形歯車5からなる減速伝達機構を介して回転軸13に連結され、回転軸13の回動に従って圧縮弾性変形する。
また、圧縮コイルばね8の弾性回復力が、根元かん2を起立させる方向に回転軸13を付勢するように構成されている。
規制ボルト9aは、その基端がばねボルダ8aに固定され、圧縮コイルばね8の中心部を通って、ばねボルダ8bに設けられた孔に挿入されている。ばねボルダ8bから圧縮コイルばね8の反対側に突出した規制ボルト9aの端部に規制ナット9bが螺合されている。ばねボルダ8bが規制ナット9bに接するとそれ以上圧縮コイルばね8は伸びることができない。
次に、本踏切しゃ断機の動作につき説明する。根元かん水平時の踏切しゃ断機本体の正面内視図を図4に、その時のばねユニット詳細図を図6(a)に示す。根元かん45度起立時の踏切しゃ断機本体の正面内視図を図5に、その時のばねユニット詳細図を図6(b)に示す。
図4に示す根元かん水平状態においては、圧縮コイルばね8が最大に圧縮されており、図4及び図6(a)に示すように、ばねボルダ8bと規制ナット9bとの乖離距離は最大となっている。
かかる状態からモータ10の出力により回転軸13を図面上時計回りに回動させ、図5に示すように根元かん2を起立させていく。この時、補助トルク発生装置15が圧縮コイルばね8の弾性回復力によって補助トルクを回転軸13に入力し根元かん2の起立を補助していく。
図4に示す状態から本体23aが回転軸13を90度回動させると、図1及び図2に示すように根元かん2は起立状態になり、図1、図2及び図3に示すようにばねボルダ8bが規制ナット9bに当接して圧縮コイルばね8の弾性回復変形が規制され、圧縮コイルばね8の補助力は必要以上にクランク6に伝達されない。かかる規制状態においても圧縮コイルばね8の圧縮変形量は残っており、そのため、根元かん2の起立まで比較的大きな補助トルクが回転軸13に入力される。
ばねユニット7は、圧縮コイルばね8に規制構造(8a,8b,9a,9b)が付設されてユニット化されたものであるので、一体で取り外し、取り付けが可能である。根元かん2の起立時に働かせたい所望の補助力に対応した圧縮コイルばね8の圧縮量を規制ナット9bの位置により調整、保持した上で、本体23aへの取り付け作業を行うことができ、作業性が良好である。
次に、図7及び図10を参照して補助トルク発生装置15の補助トクルにつき説明する。図10に、しゃ断かん回転軸角度に対する補助トクルTcの変化特性曲線を示す。補助トクルTcは補助トルク発生装置15によるものである。
回転軸13の90度の回転角は、歯車4,5の減速伝達機構によって小さく変換される。例えば、小径歯車4:扇形歯車5のギア比が1:3であれば、回転軸13の90度の回転角に対するクランク6の回転角は30度となる。クランク6の回転角が小さくされることによって、圧縮コイルばね8の変位量が小さくなる。また、クランク6の回転角が小さくされることによって、クランク6とばねユニット7との連結ピンの位置をクランク6の回転軸に近づけた構造に設計し易くなり、圧縮コイルばね8の変位量より小さくすることができる。
回転軸13の90度の回転、すなわち、根元かん2の90度の回転に対して圧縮コイルばね8の変位量が小さくできたことにより、補助トルクTcの変化を小さく抑えることができる。
以上の構成によって、図10に示すように補助トルクTcが先端かんの負荷トルクTbの相反量に設定されている。すなわち、圧縮コイルばね8が先端かんの自重による駆動装置に対する負荷トルク相当分の補助トクルを発生する。補助トルクTcと先端かんの負荷トルクTbの合算値Tb+Tcが0〜90度に亘ってゼロ付近で推移する。
図7に、しゃ断かん回転軸角度に対するしゃ断かんの負荷トルクTa、補助トルクTc、合算値Ta+Tcの変化特性曲線を示す。
しゃ断かんの負荷トルクTaには、先端かんの負荷トルクTbが含まれている。図10に示したように、先端かんの負荷トルクTbは補助トルクTcによって相殺され、図7に示す合算値Ta+Tcとなる。この合算値Ta+Tcは根元かんの負荷トルクに相当するものであり、従来の直腕式しゃ断かんと同様の変化特性を示している。
本実施形態では、根元かんの負荷トルク分を打ち消すため、従来の直腕式用途の補助トルク発生装置を付加する。用いるばねは捩りコイルばねとし、捩りコイルばねを圧縮コイルばね8に加えて併用する第2ばねとする。特許文献4に記載されように捩りコイルばねを、その中心部に回転軸13を挿入する態様で配置し、一端を回転軸13に係止し、他端を支持フレームに係止した構造で、回転軸13に補助トルクを入力する補助トルク発生装置を付加する。かかる補助トルク発生装置ならば、上述の補助トルク発生装置15と配置領域が干渉することが無く、踏切しゃ断機本体23aの大型化が避けられる。また、特許文献4に記載されように捩りコイルばねによる補助トルクを設定変更できる構造を採用する。
以上の実施形態によれば、バランスウェイトが無く、冬季の防雪カバーの取り付けは不要である。また、先端かんに合わせて歯車4,5のギア比や規制ナット9bの位置を調整して補助トルク特性を設定変更することができる。
また、根元かんに合わせて捩りコイルばねによる補助トルク特性を設定変更することができる。先端かんの負荷トルクは補助トルク発生装置15によって打ち消されているため、従来、直腕式に適用してきた補助トルク発生手段の技術を根元かんの補助用に適用して、十分に駆動力を軽減できる補助トルク発生手段を有した屈折式踏切しゃ断機を構成し、容易に調整することができる。また、先端かん、根元かんのそれぞれに対する補助力を独立に設定変更することができ、様々な組み合わせの屈折式しゃ断かんに容易に対応することができる。
以上の実施形態に拘わらず、上述したバランスウェイト31(図8参照)を併用してもよい。但し、根元かんのバランス用に適用する。そのため、バランスウェイト31の量は少なくて済む。先端かんの負荷トルクは補助トルク発生装置15によって打ち消されているため、従来、直腕式に適用してきたバランスウェイトの技術を根元かんの補助用に適用して、十分に駆動力を軽減できる補助トルク発生手段を有した屈折式踏切しゃ断機を構成し、容易に調整することができる。先端かん、根元かんのそれぞれに対する補助力を独立に設定変更することができ、様々な組み合わせの屈折式しゃ断かんに容易に対応することができる。
本発明の一実施形態に係る踏切しゃ断機本体の正面内視図であり、根元かん起立時の状態を示す。 本発明の一実施形態に係る踏切しゃ断機本体の側面内視図であり、根元かん起立時の状態を示す。 本発明の一実施形態に係るばねユニットの正面図(a)及び側面図(b)であり、根元かん起立時の状態を示す。 本発明の一実施形態に係る踏切しゃ断機本体の正面内視図であり、根元かん水平時の状態を示す。 本発明の一実施形態に係る踏切しゃ断機本体の正面内視図であり、根元かん45度起立時の状態を示す。 本発明の一実施形態に係るばねユニットの正面図であり、根元かん水平時の状態を示す図(a)、及び根元かん45度起立時の状態を示す図(b)である。 しゃ断かん回転軸角度に対するしゃ断かんの負荷トルクTa、補助トルクTc、合算値Ta+Tcの変化特性曲線を示す図である。 屈折式踏切しゃ断機の正面図であり、根元かん水平時の状態を示す図(a)、及び根元かん起立時の状態を示す図(b)である。 しゃ断かん回転軸角度に対するしゃ断かんの負荷トルクTaの変化特性曲線を示す図である。 しゃ断かん回転軸角度に対する先端かんの負荷トルクTb、補助トクルTc、合算値Tb+Tcの変化特性曲線を示す図である。
符号の説明
1 筐体
2 根元かん
3 扇形歯車
4 小径歯車
5 扇形歯車
6 クランク
7 ばねユニット
8a ばねボルダ
8b ばねボルダ
8 圧縮コイルばね
9a 規制ボルト
9b 規制ナット
10 モータ
11 減速歯車
12 減速歯車
13 回転軸
14 ホルダ
15 補助トルク発生装置
21 屈折式しゃ断機
22 基台
23 踏切しゃ断機本体
23a 踏切しゃ断機本体(本発明)
Ta しゃ断かんの負荷トルク
Tb 先端かんの負荷トルク
Tc 補助トクル

Claims (4)

  1. 筐体で支持されてしゃ断かんを昇降する回転軸と、この回転軸に減速歯車を介して回転するモータを備えた踏切しゃ断機において、
    前記回転軸に先端かんと根元かんとからなる屈折式しゃ断かんが取付けられ、
    前記先端かんにより前記回転軸に加わる負荷トルクの方向と反対方向のトルクを発生させて前記回転軸に加える補助トルク発生装置が配置され、
    前記補助トルク発生装置は、前記根元かん水平位置で最大値で、前記根元かん垂直位置でゼロでない最小値で、前記根元かん水平位置から垂直位置までの変化過程で前記最大値から前記最小値まで漸減するトルクであって、前記根元かん水平位置から垂直位置までの変化過程で前記先端かんにより前記回転軸に加わる負荷トルク分を略打ち消すトルクを発生させて前記回転軸に加える踏切しゃ断機。
  2. バランスウエイトによって前記根元かんにより前記回転軸に加わる負荷トルクの一部を打ち消す請求項に記載の踏切しゃ断機。
  3. 前記補助トルク発生装置は、前記ばねが発生させたトルクを前記回転軸への伝達前に未然に規制する規制構造を有する請求項1又は2に記載の踏切しゃ断機。
  4. 前記補助トルク発生装置は、伸縮して弾性エネルギーを発生させるばねと、このばねの弾性エネルギーが伝えられるクランクと同軸回転する扇形歯車とを一体化したクランク付扇形歯車と、前記回転軸に固定され前記扇形歯車と噛合する小径歯車とを備えて、前記小径歯車と前記扇形歯車とにより前記回転軸の回転を前記クランクに減速伝達する減速伝達機構を構成する請求項1から請求項3のうちいずれか一に記載の踏切しゃ断機。
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