JP2713869B2 - 腕木式しゃ断機 - Google Patents

腕木式しゃ断機

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成泰 馬渕
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、腕木式しゃ断桿を横断
路を横切る略水平位置に倒して横断路を一時的に閉鎖す
る腕木式しゃ断機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のしゃ断機のしゃ断桿は固
定された棒状で、警戒色などの塗装で視認性を高めたも
のが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の腕木式遮断断機では、しゃ断桿が単純な棒状であっ
て変化に乏しく、塗装によって視認性を高めても、周辺
や背景に煩雑な灯火や装飾があって、相対的に視認性が
損なわれることがあり、横断路を通行する車両の運転者
がしゃ断桿を見落とさないよう、一層視認性を高めるこ
とが課題であった。
【0004】本発明は、このような従来の技術の課題に
着目してなされたもので、しゃ断桿の視認性を高めて踏
切りの安全性を向上させることができる腕木式しゃ断機
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、以下の各項に存す
る。
【0006】1 端部が起倒駆動軸(21)で枢支され
たしゃ断桿(50)を起倒させて線路の横断路を開閉す
る腕木式しゃ断機において、前記しゃ断桿(50)は、
それ自体の軸心を中心にして回動可能に枢支されるとと
もに、回動を目立たせる模様が付され、列車通過の注意
信号を受けて前記しゃ断桿(50)を前記軸心を中心に
して回動させるよう起動し、列車通過完了の確認信号を
受けて停止する回転駆動機構(40)を設けたことを特
徴とする腕木式しゃ断機。
【0007】2 項1記載の腕木式しゃ断機において、
前記回転駆動機構(40)は前記しゃ断桿(50)の基
部に内装されていることを特徴とする腕木式しゃ断機。
【0008】
【作用】腕木式しゃ断機は、横断路のかたわらに据え付
けられ、通過列車等がないときはしゃ断桿(50)は起
立して横断路を開放している。通過列車があるときは、
しゃ断桿(50)が横断路を横切る略水平位置に倒さ
れ、横断路が一時的に閉鎖される。
【0009】すなわち、列車通過の注意信号を受けて起
立しているしゃ断桿(50)が倒れ始めるのに合わせて
回転駆動機構(40)が起動し、しゃ断桿(50)は軸
心を中心にして回動する。しゃ断桿(50)には回動を
目立たせる模様が付されているので、単に起倒する場合
に比して目立ち、きわめて視認性がよい。横断路を通行
しようとする車両等は、回動するしゃ断桿(50)をみ
て横断路の閉鎖を早くから確実に察知し、横断路へ無理
に進入することがなく、横断路の安全性が向上する。
【0010】列車が通過すると、列車通過完了の確認信
号によりしゃ断桿(50)が起立され、しゃ断桿(5
0)の回動も停止される。
【0011】回転駆動機構(40)がしゃ断桿(50)
の基部に内装されているものでは、既存のしゃ断桿(5
0)を交換するだけでしゃ断桿(50)が回動するしゃ
断機とすることができ、既存の踏切りの安全性の向上に
資することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の各種実施例を説
明する。図1および図2は本発明の第1実施例を示して
いる。
【0013】図1において腕木式踏切しゃ断機10は踏
切のかたわらの所定の位置にあってしゃ断機本体20は
基礎上にスタンド11を介して設置されている。腕木式
踏切しゃ断機10のしゃ断機本体20の略中央部にバー
ホルダ30が起倒駆動軸21により枢支され、バーホル
ダ30にしゃ断桿50のしゃ断桿基部51が保持され、
しゃ断桿基部51に起倒回転桿55が固結して保持さ
れ、しゃ断桿基部51内に回転駆動機構40が設けられ
ている。
【0014】起倒駆動軸21には起倒伝達アーム22が
固設され、バーホルダ30は起倒駆動軸21に対しては
遊嵌していて、起倒伝達アーム22とバーホルダ30の
係合アーム部31とが角度調節機構25を介して起倒回
転伝達可能に係合している。角度調節機構25は、バー
ホルダ30の係合アーム部31を両側から挾持する調節
ボルト26,27を有して成る。
【0015】しゃ断桿50とは起倒駆動軸21に対して
反対側になるよう対称的にバランスウエイト60がバー
ホルダ30に装着されていてしゃ断桿50の重量モーメ
ントを相殺している。しゃ断桿50のしゃ断桿基部51
は、バーホルダ30に挿通され、締付ねじ35,35で
定着されている。回転駆動機構40はしゃ断桿基部51
内に装備されている。
【0016】図2は回転駆動機構40を示している。回
転駆動機構40はコンデンサ41と駆動モータ42と減
速機43とカップリング46を直線的に配置して、しゃ
断桿50のしゃ断桿基部51をなす略円筒型のケーシン
グ45に内装されて成る。
【0017】コンデンサ41は駆動モータ42がコンデ
ンサモータであるとき必要であり、その他の型式のモー
タでは不要であるかまたは異なった電源装置を要するこ
ともある。駆動モータ42の出力軸42aは軸ジョイン
ト42bを介して減速装置43の入力軸43aに連結さ
れている。減速装置43は、遊星歯車43bを3段組み
合わせて減速してあり、最終段の出力軸43cは長く延
伸されてカップリング46に挿嵌し締結されている。
【0018】カップリング46は一端がボス状で他端が
フランジ状に成形されたもので、軸心部に設けた挿入孔
に減速装置43の出力軸43cが挿嵌され、ボス部にお
いて2組の軸受けによってケーシング45の端部に枢支
されている。またフランジ部には対応するカップリング
46aが締着され、カップリング46aにしゃ断桿50
の起倒回転桿55が挿着されている。
【0019】カップリング46aは一端をフランジ状と
してカップリング46のフランジ部に対応しており、他
端は円筒状に成形され内径にしゃ断桿50が挿着され
る。カップリング46とカップリング46aはボルトナ
ットで締結されている。
【0020】しゃ断桿50の起倒回転桿55は中空の管
状部材であって、全長に亘って螺旋状に黒と黄の警戒色
で塗装されている。また基端部をカップリング46aに
挿着されねじ止めのコッタピン44cで抜け止めされて
いる。
【0021】次に作用を説明する。腕木式しゃ断機は、
横断路のかたわらに据え付けられており、通過列車等が
ないときはしゃ断桿50は起立して横断路を開放してい
る。通過列車があるときは、しゃ断桿50が横断路を横
切る略水平位置に倒され、横断路が一時的に閉鎖され
る。しゃ断桿50の起倒回転桿55の水平一は角度調節
機構25の調節ボルト26,27によりバーホルダ30
の係合アーム部31との係合関係を変えることにより調
節することができる。
【0022】列車通過の注意信号を受けると、起倒駆動
軸21が回動し、起倒伝達アーム22がバーホルダ30
の係合アーム部31に係合して回転して、起立している
しゃ断桿50が倒れ始める。これに合わせて回転駆動機
構40が起動し、しゃ断桿50の起倒回転桿55は軸心
を中心にして回動する。
【0023】回転駆動機構40では、コンデンサ41に
より駆動モータ42が起動され、出力軸42aの回転が
減速機43で減速され、最終段の出力軸43cによりカ
ップリング46が適切な速度で回転駆動される。
【0024】カップリング46とともにカップリング4
6aが一体的に回転し、装着されている起倒回転桿55
が回転する。起倒回転桿55は全長に亘って螺旋状に黒
と黄の警戒色で塗装されて、回動が目立つ模様で、塗装
パターンがしゃ断桿50の軸方向に移動するように見
え、単に起倒する場合に比して目立ち、きわめて視認性
がよい。
【0025】横断路通行車両の運転者は自分の進行方向
前方の横断する動きに対して、敏感に警戒心を抱くか
ら、遠方から踏切がしゃ断されていることを認識でき、
横断路の閉鎖を早くから確実に察知し、横断路へ無理に
進入することがなく、横断路の安全性が向上する。
【0026】列車が通過すると、列車通過完了の確認信
号によりしゃ断桿50が起立され、同時に回転駆動機構
40は動作を停止して、しゃ断桿50の起倒回転桿55
の回動も停止される。
【0027】図3は第2実施例を示し、しゃ断桿が屈折
する形式のものである。説明を簡単にするため、第1実
施例と同様の部位には同一の符号を付す。
【0028】横断路の幅員が大きい踏切では、しゃ断桿
50を図3に示すように屈折型として幅員に対応する長
さとすることがある。腕木式踏切しゃ断機10のしゃ断
機本体20の略中央部にバーホルダ30があってバーホ
ルダ30に根本しゃ断桿50aが締着されている。バー
ホルダ30にはしゃ断桿50と対称的にバランスウエイ
ト60が装着されていてしゃ断桿50の重量モーメント
を相殺している。
【0029】腕木式のしゃ断桿50は、略中央で分割さ
れて根本しゃ断桿50aの先端部と先端しゃ断桿55a
の基端部が回転リンクアーム56によって枢着されて成
り、先端しゃ断桿55aが常に略水平を保つようリンク
機構57で連結されている。そして、回転駆動機構40
をリンク機構57の一部に設置し、先端しゃ断桿55a
を回転駆動機構40に取り付けてを回転させるようにし
てある。本実施例では、先端しゃ断桿55aのみがしゃ
断桿50の起倒に合わせて回動しあるいは停止する。
【0030】なお、前記実施例で、は回転駆動機構40
の駆動モータはコンデンサモータとしてあるが他のモー
タでも良い。また、回転駆動機構40の減速装置として
遊星歯車を示してあるが他の減速装置でも良く、モータ
が適切な回転数と回転力を出力できるものであれば省略
しても良い。また、しゃ断桿に施された螺旋状の塗装に
ついて黒と黄をを示してあるが他の視認性の良い色の組
み合わせでも良く、また塗装に代えて着色したテープ状
のシートを貼付しても良い。このとき蛍光テープや反射
テープを利用すれば夜間の視認性をさらに強化できる。
また、回転駆動機構の動作の停止はしゃ断桿の上昇完了
後としても良い。また、屈折式のもので、工夫してしゃ
断桿全体を回転させるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明にかかるしゃ断機によれば、列車
接近の信号により横断路を閉鎖する位置に回動を開始す
ると同時にしゃ断桿が回転を始め、表面の模様によりあ
たかも塗装パターンがしゃ断桿の軸方向に移動するよう
に見えるなど、連続的な動きと視認性のよい色の塗装パ
ターンが煩雑な背景から卓越して横断路通行車両の運転
者が視認することができる。誤ってしゃ断された踏切に
侵入することを防止できると共に早期に余裕を持って停
車の措置を取ることができるから急停車する恐れが無く
踏み切りに関わる交通の安全が向上する。
【0032】回転駆動機構がしゃ断桿の基部に内装され
ているものは、既存のしゃ断桿を交換するだけでしゃ断
桿が回動するしゃ断機とすることができ、既存の踏切り
の安全性の向上に資することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る踏切しゃ断機を示す
正面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る踏切しゃ断機の要部
を示す縦断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る踏切しゃ断機を示す
正面図である。
【符号の説明】
10…腕木式踏切しゃ断機 20…しゃ断機本体 21…起倒駆動軸 25…角度調節機構 30…バーホルダ 31…係合アーム部 40…回転駆動機構 42…駆動モータ 42a…モータ出力軸 43…減速装置 43a…入力軸 43b…遊星歯車 45…ケーシング 46,46a…カップリング 50…しゃ断桿 51…しゃ断桿基部 55…起倒回転桿 50a…根本しゃ断桿 55a…先端しゃ断桿 56…回転リンクアーム 57…リンク機構 60…バランスウエイト

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端部が起倒駆動軸で枢支されたしゃ断桿を
    起倒させて線路の横断路を開閉する腕木式しゃ断機にお
    いて、 前記しゃ断桿は、それ自体の軸心を中心にして回動可能
    に枢支されるとともに、回動を目立たせる模様が付さ
    れ、 列車通過の注意信号を受けて前記しゃ断桿を前記軸心を
    中心にして回動させるよう起動し、列車通過完了の確認
    信号を受けて停止する回転駆動機構を設けたことを特徴
    とする腕木式しゃ断機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の腕木式しゃ断機において、 前記回転駆動機構は前記しゃ断桿の基部に内装されてい
    ることを特徴とする腕木式しゃ断機。
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JP4714718B2 (ja) * 2007-09-07 2011-06-29 株式会社京三製作所 踏切しゃ断機
CN111364386A (zh) * 2018-12-25 2020-07-03 上海梅山钢铁股份有限公司 一种基于智能视频监控的铁路道口自动栏杆防砸装置及方法

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