JP4713561B2 - 豆乳凝固方法及び豆乳凝固装置 - Google Patents

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Description

本発明は、豆乳に凝固剤を注入させて混合攪拌させることにより、豆乳を凝固させて豆腐を得るための豆乳凝固方法及び豆乳凝固装置に関する。
豆腐を作る際、高温の豆乳に凝固剤を添加させ、混合攪拌することで凝固が進行し、豆腐となる。
このとき、使用する凝固剤としては多くの種類が有るが、中でも近年味が最も良いとされるのが一般に「にがり」と称される塩化マグネシウム(水溶液)である。
しかし、この塩化マグネシウムは高温の豆乳に対して凝固反応が非常に速く、作業者による手作業できれいな絹状豆腐に凝固させるのは技術的に難しく、職人の感と経験によるところが多かった。
これを解決するため、塩化マグネシウムと豆乳の反応を遅くさせる目的で、従来、凝固反応が遅い低温の豆乳に凝固剤を添加し、混合攪拌させ、その後、容器に充填させたのち再び加熱させて凝固を完了させる凝固方法がある。
或いは塩化マグネシウムと豆乳の反応を遅くさせるために、グリセリン脂肪酸エステルにて乳化させた乳化塩化マグネシウムを使用する方法も行なわれている。
しかしながら、前者の方法では手間と時間がかかるし、豆乳を冷却したり、再加熱したりするなど熱的に効率が悪いという問題がある。
後者の方法では乳化塩化マグネシウムを混合攪拌するため特別な装置が必要になるし、グリセリン脂肪酸エステルを添加剤として表記しなければならないなどの問題がある。
また、従来、高温豆乳と塩化マグネシウムの凝固反応が完了するまでに速やかに混合攪拌させて、効率のよく豆乳を凝固させる方法が知られている(特許文献1、2参照)。
特許文献1の技術は、凝固空間内に回転子があり、この回転子によって混合攪拌を行なうようにしているが、混合攪拌後は凝固の妨げにならないように回転子を取り外す必要があり、手間がかかる。
又、回転による混合攪拌であるため、凝固空間の隅部分などを十分に攪拌することができないという問題があった。
特許文献2の技術は、混合攪拌のために、平板を向かい合わせで往復移動させるようにしているが、凝固容器が開放しているため、混合攪拌に伴い、豆乳が飛散したり、泡の噛み込みが生じたりするという問題があった。
以上のように、凝固空間内に即効性の凝固剤である塩化マグネシウムを添加し、これを均等に分散させ、かつ混合攪拌させて豆乳を速やかに凝固させることは容易ではないというのが現状である。
特開2004−159581号公報 特開平9−238636号公報
本発明は、豆乳を冷却させることなく温豆乳の状態で使用でき、しかも乳化塩化マグネシウムを使用せず、職人の感と経験に頼らない豆乳凝固技術を提供する。
また、複数個の凝固剤注入口から凝固剤を注入させることで、凝固剤を凝固空間内で分散させ、その上で攪拌板を密閉状態の凝固空間内で往復移動させることで、豆乳の飛散や泡の噛み込みがない状態で十分な混合攪拌を行ない、しかも往復移動による混合攪拌後は、凝固空間の内壁面を形成するように攪拌板を収納させることで、この攪拌板が凝固の妨げにならないようにさせる。
これにより、高温豆乳に塩化マグネシウムを均等に分散させ、かつ十分に混合攪拌させて速かでムラのない凝固を促すことができる豆乳凝固技術を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明(請求項1)の豆乳凝固方法は、
密閉させた凝固空間(2a)内に豆乳を充填させたのち、その凝固空間(2a)の壁面に形成した複数個の注入口(7)から凝固剤を注入させ、
次に、攪拌板(8)を凝固空間(2a)内で往復移動させることにより豆乳と凝固剤を混合攪拌させ、その往復移動後は凝固空間(2a)の内壁面を形成するように攪拌板(8)を収納させ、
次に、凝固空間(2a)を開放して凝固空間(2a)から凝固した豆腐(T)を取り出したのち、再び凝固空間(2a)を密閉させて豆乳を充満させることを1サイクルとして繰り返す構成とした。
又、本発明(請求項2)の豆乳凝固装置は、
内部が凝固空間(2a)に形成され、開閉手段(開閉シャッター(5))によって密閉可能に形成された凝固容器(2)と、
前記凝固空間(2a)の密閉状態で内部に豆乳を充填させるための豆乳供給口(6)と、
豆乳が充填された状態の凝固空間(2a)内に凝固剤を注入させるための複数個の注入口(7)と、
豆乳及び凝固剤が充填された状態の凝固空間(2a)内で往復移動して豆乳と凝固剤を混合攪拌させると共に、その往復移動後は凝固空間(2a)の内壁面を形成するように収納させる攪拌板(8)と、
前記開閉手段(開閉シャッター(5))によって開放した凝固空間(2a)から豆腐(T)を取り出すための取出手段(ピストン板(4))とを備えている構成とした。
本発明では、凝固剤を複数個の凝固剤注入口から注入させるため、凝固空間内の豆乳内に凝固剤を分散させることができる。
又、攪拌板を密閉状態の凝固空間内で往復移動させるため、豆乳の飛散や泡の噛み込みがない状態で十分な混合攪拌を行なうことができる。
又、攪拌板を、往復移動による混合攪拌後は凝固空間の内壁面を形成するように収納させるため、この攪拌板が凝固の妨げになることなく、従来の回転子のように取り外す必要がない。
これにより、高温豆乳に塩化マグネシウムを均等に分散させ、かつ十分に混合攪拌させて速かでムラのない凝固を促すことができる。
このように本発明は、豆乳を冷却させることなく温豆乳の状態で使用でき、しかも乳化塩化マグネシウムを使用せず、職人の感と経験に頼らない方法で温豆乳を使用したキレイな豆腐を製造することができる。
図1は本発明の第1実施例の豆乳凝固装置を示す平面断面図、図2はその側面断面図、図3はこの豆乳凝固装置が動作した状態の平面断面図、図4はその側面断面図、図5はこの豆乳凝固装置を用いた豆乳凝固方法の工程図である。
図において、1は角筒体で、一端部(図面では左端部)に凝固容器2が形成され、この凝固容器2に連続して豆腐排出筒部3が形成されている。
このように、第1実施例の豆乳凝固装置A1は、凝固容器2に連続して豆腐排出筒部3が形成され、凝固容器2で豆乳を凝固させて得た豆腐を凝固容器2から豆腐排出筒部3に順次押出していく押出し方式の連続凝固装置に形成されている。
前記凝固容器2には、角筒体1の一端に設けた端板20にシリンダ40が取り付けられ、豆腐排出筒部3との境に開閉シャッター5が取り付けられ、前記シリンダ40のピストン板4と開閉シャッター5との間が容積可変の凝固空間2aに形成されている。
前記ピストン板4には凝固空間2aに臨んで豆乳供給口6が形成され、この豆乳供給口6には開閉弁60を有する豆乳供給管61が接続されている。
又、前記凝固容器2の側壁には、前記開閉シャッター5に近い位置に豆乳排出口9が形成され、この豆乳排出口9には開閉弁90を有する豆乳排出管91が接続されている。
又、凝固容器2の左右の側壁には、それぞれ複数個(実施例では左右4個づつ合計8個)の注入口7が形成され、この注入口7にそれぞれ凝固剤供給管70が接続されている。なお、この凝固剤供給管70は、凝固剤押出シリンダ71に接続され、その途中に逆止弁72が設けられている。
前記開閉シャッター5は、豆乳が凝固したのち凝固空間2aを開放させる開閉手段となるもので、シリンダ50に取り付けられ、その閉鎖位置(図2の位置)で凝固空間2aを密閉させると共に、その開放位置(図4の位置)で凝固空間2aを豆腐排出筒部3に一連に連続させる。
前記ピストン板4は、前記開閉シャッター5によって開放した凝固空間2aから豆腐を取り出すための取出手段となるもので、シリンダ40によって凝固空間2a内を、前記開閉シャッター5に近接した進出位置(図3、図4の位置)と、凝固空間2aを形成させる後退位置(図1、図2の位置)との間で往復移動する。
前記凝固空間2a内には、攪拌板8が設けられている。
この攪拌板8は、平面形状が凝固空間2aの平面形状よりも若干小さ目に形成され、シリンダ80の作動に伴い凝固空間2a内で上下に往復移動し、豆乳と凝固剤を混合攪拌させるもので、その往復移動後は凝固空間2aの内壁面を形成させるように収納される。
この場合、前記攪拌板8には複数個(実施例では8個)の貫通穴81が形成され、その往復移動に伴い、この貫通穴81を通して豆乳及び凝固剤が上下に流動するように形成されている。
又、凝固空間2aの上壁内面に攪拌板8の形状とほぼ同じ大きさで、かつ攪拌板8の板厚と同じ深さで窪み部21が形成され、この窪み部21に攪拌板8が収納された状態で、攪拌板8の下面が凝固空間2aの上壁内面を形成させるようになっている。
次に、図5により第1実施例の豆乳凝固装置A1を用いた豆乳凝固方法を説明する。
まず、開閉シャッター5が閉鎖されると共に、ピストン板4が進出位置にある状態(図5−イ)からピストン板4が後退していくことで豆乳供給口6から高温の豆乳が凝固空間2a内に供給されていき、ピストン板4が後退位置まで後退すると、凝固空間2aへの豆乳の充填が完了する(図5−ロ)。
このように、ピストン板4を後退させながら凝固空間2aに豆乳を供給させるため、泡の発生を抑えながら豆乳を充填していくことができるし、最終的には豆乳排出管9の開閉弁90を開放することで、凝固空間に2aにわずかに残った泡を排出することができる。
なお、豆乳排出管9から排出された豆乳は、再利用するため、豆乳供給側にリターンされる。
次に、上記の状態において、複数個(8個)の注入口7からそれぞれ凝固剤が凝固空間2a内に注入される。
このように、複数個の注入口7からそれぞれ凝固剤を凝固空間2a内に注入させるため、凝固空間2a内の豆乳内に凝固剤を分散させることができる。
なお、凝固空間2a内には豆乳が充満状態に充填されているため、このままでは凝固剤を注入できない。そこで、凝固剤の注入に際しては、豆乳を豆乳排出口9から豆乳排出管91に流入させ、凝固剤の注入が完了すると、開閉弁90を閉鎖させるようにしている。
次に、攪拌板8が凝固空間2a内で往復移動し(1回往復又は複数回往復)、豆乳と凝固剤を混合攪拌させる(図5−ハ)。
このとき、往復移動に伴い攪拌板8の周囲と凝固空間2aの内周面との隙間、及び貫通穴81を通して豆乳及び凝固剤が上下に流動するため、効率よく、しかも隅々まで迅速かつ確実に混合攪拌させることができる。
次に、攪拌板8は、往復移動後は前記窪み部21に収納されるもので(図5−ニ)、これにより、攪拌板8が凝固の妨げになることはない。
この状態で豆乳の凝固が完了し、必要な凝固が完了した時点で開閉シャッター5を開放させるもので、これにより凝固空間2aが豆腐排出筒部3に連通する。
次に、ピストン板4を進出させていくことで凝固空間2aから豆腐Tを取り出していく(図5−ニ)。
そして、凝固空間2aから豆腐Tを取り出したのち、再び開閉シャッター5を閉鎖させ、ピストン板4を進出位置から後退させながら豆乳を凝固空間2aに充填していくもので(図5−イ、ロ)、これを1サイクルとして繰り返しながら、順次連続して豆腐を製造していくものである。
図6〜図14は本発明の第2実施例の豆乳凝固装置を用いた豆乳凝固方法の工程図、図15はこの豆乳凝固装置を無端循環ライン状に配設した豆腐製造装置の平面図である。
なお、第2実施例において、前記第1実施例の構成と対応する構成には同一の符号を付している。
図15に示す豆腐製造装置は、複数個の凝固容器2を備えた無端循環ラインLが形成され、この無端循環ラインL上に豆乳凝固装置A2を備えた豆乳凝固部L1、熟成移行部L2、パック供給装置B及びカット切出し装置Cを備えたパック詰め部L3が順に配設されている。
製造工程は、豆乳凝固部L1に移行してきた凝固容器2に対し豆乳凝固装置A2により豆乳を供給させると共に、「にがり」としての塩化マグネシウムを添加させ混合攪拌させることにより凝固容器2内で豆乳を凝固させる。
次に熟成移行部L2において凝固容器2内で凝固させた豆腐を熟成させ、次にパック詰め部L3において凝固容器2内から豆腐を取り出しながらカット切出し装置Cにより切出し、これをパック供給装置Bから供給された包装パック内にパック詰めさせて商品としての豆腐を製造させるようになっている。
そして、前記パック詰め部L3において豆腐を取り出した後の凝固容器2を当初の豆乳凝固部L1に移行させ、以後は同様の工程を経て順次に商品としての豆腐を製造させていくものである。
このように、第2実施例の豆乳凝固装置A2は複数個の凝固容器2を循環移行させる無端循環ラインL上に配設され、各凝固容器2に対して順次に豆乳を供給させて凝固させていくというバッチ方式の連続凝固装置に形成されている。
前記凝固容器2は、上端面及び下端面が開放した角筒枠に形成され、その内部には、底板4がシリンダ40によって昇降可能に設けられている。
又、前記豆乳凝固装置A2には、前記無端循環ラインLの豆乳凝固部L1における豆乳供給位置Mに移行してきた凝固容器2に対し、その上端面を開閉させる上蓋5が設けられ、この上蓋5と前記底板4との間が容積可変の凝固空間2aに形成されている。
前記上蓋5は、凝固空間2aを開閉させる開閉手段となるもので、上下移動シリンダ50に取り付けられ、その閉鎖位置(図7の位置)で凝固空間2aを密閉させると共に、その開放位置(図13の位置)で凝固空間2aを開放させる。
又、この上蓋5は、横移動シリンダ51によって豆乳供給位置Mと洗浄位置N(図14の位置)との間を往復移動するように形成されている。
前記上蓋5には凝固空間2aに臨んで豆乳供給口6が形成され、この豆乳供給口6には開閉弁60を有する豆乳供給管(図示省略)が接続されている。
又、前記上蓋5には豆乳排出口9が形成され、この豆乳排出口9には開閉弁90を有する豆乳排出管(図示省略)が接続されている。
又、上蓋5には複数個の注入口7が形成され、この注入口7にそれぞれ凝固剤供給管70を介して凝固剤押出シリンダ71に接続されている。
前記底板4は、前記上蓋5によって開放した凝固空間2aから豆腐を取り出すための取出手段となるもので、シリンダ40によって凝固空間2a内を、その上端まで上昇した上昇位置(図6の位置)と、凝固空間2aを形成させる後退位置(図9の位置)との間で往復移動する。
前記凝固空間2a内には攪拌板8が設けられている。
この攪拌板8は、平面形状が凝固空間2aの平面形状よりも若干小さ目に形成され、シリンダ80の作動に伴い凝固空間2a内で上下に往復移動し、豆乳と凝固剤を混合攪拌させるものである。
この場合、前記攪拌板8には複数個の貫通穴が形成され、その往復移動に伴い、この貫通穴を通して豆乳及び凝固剤が上下に流動するように形成されている。
又、前記攪拌板8は、前記上蓋5の下面に密着する状態に収納され、その収納状態で攪拌板8の下面が凝固空間2aの上壁内面を形成させるようになっている。
次に、図6により第2実施例の豆乳凝固装置A2を用いた豆乳凝固方法を説明する。
まず、無端循環ラインLにおける豆乳供給位置Mに凝固容器2が移行してくると、底板4が上端位置にある状態(図6)で上蓋5を下降させ、凝固容器2の上端面を閉鎖させる(図7)。
次に、豆乳供給口6から高温の豆乳を凝固空間2a内に供給させるもので、これに伴い底板4が下降していき(図8)、下端位置まで下降した状態で凝固空間2aへの豆乳の充填が完了する(図9)。
このように、底板4を下降させながら凝固空間2aに豆乳を供給させていくるため、泡の発生を抑えながら豆乳を充填していくことができるし、最終的には豆乳を循環供給させることにより凝固空間に2aにわずかに残った泡を豆乳排出口9から排出することができる。
なお、豆乳排出口9から排出された豆乳は、再利用するため、豆乳供給側にリターンされる。
次に、上記の状態において、攪拌板8を下降させたのち(図10)、注入口7からそれぞれ凝固剤を凝固空間2a内に注入させると共に、攪拌板8を凝固空間2a内で往復移動させて(1回往復又は複数回往復)豆乳と凝固剤を混合攪拌させる(図11)。
なお、凝固空間2a内には豆乳が充満状態に充填されているため、このままでは凝固剤を注入できない。そこで、凝固剤の注入に際しては、豆乳を豆乳排出口9に流入させ、凝固剤の注入が完了すると、開閉弁90を閉鎖させるようにしている。
次に、攪拌板8を上昇させて収納させたのち(図12)、上蓋5を上昇させて凝固容器の上端面を開放させる(図13)。
このようにして上昇した上蓋5は、横移動シリンダ51により洗浄位置N(図14の位置)に移動させ、ここで洗浄装置Dにより洗浄させたのち、豆乳供給位置Mに戻し、次に移動して来る凝固容器2に対して上記と同様の動作を行なう。
又、凝固容器2内で凝固させた豆腐は、そのまま前記無端循環ラインL上の熟成移行部L2において熟成させ、次にパック詰め部L3において底板4を上昇させて凝固容器2内から豆腐を取り出しながらカット切出し装置Cにより一丁づつ切出し、包装パック内にパック詰めさせていくものである。
この実施例では、凝固容器2を平面視で豆腐6丁分の大きさに形成させ、凝固容器2から塊状豆腐T1(図12に示す)を取り出す際に左右それぞれ3丁分の大きさのブロック豆腐T2,T2(図13に示す)に半割(縦割)させ、更に凝固容器2の上端面から押出されてくる際にその半割したブロック豆腐T2をそれぞれ3分割させて1丁分の大きさに形成するようになっている。
このように、凝固容器2から塊状豆腐T1を取り出す際にブロック豆腐T2に半割(縦割)させて押し出すため、前記底板4は平面視で豆腐3丁分のブロック豆腐T2の大きさに形成された左底板4aと右底板4bを備え、この左底板4aと右底板4bの間を昇降するように縦ナイフ4cが取り付けられている。
このほか凝固容器2の他例として、例えば、図16に示すように、凝固容器2を、上面及び下面が開口した角筒枠で形成させ、その内部に仕切り板29を設けることができる。
この仕切り板29により、凝固容器2内を左右に区画して2個の凝固空間2a,2aを形成させることができ、これにより、図17に示すように、この凝固空間2a,2a内でそれぞれブロック豆腐T2,T2を凝固させることができる。
この場合、凝固容器2内での豆腐の凝固に伴ってブロック豆腐T2,T2を成形させるこができるため、前記したような縦ナイフ4cを設ける必要がなくなる。
なお、上記した仕切り板29を設けることなく凝固容器21内に1個だけ凝固空間2aを形成させることにより、凝固容器2内で1個のブロック豆腐T2を成形させるようにしてもよい。
そして、前記パック詰め部L3において豆腐を取り出した後、凝固容器2を当初の豆乳凝固部Mに移行させて(図6)再び豆乳を凝固空間2aに充填していくもので、これを1サイクルとして繰り返しながら、順次連続して豆腐を製造していくものである。
なお、本発明において、凝固空間の形状は、直方形、円筒形、その他の形状に形成できる。
又、複数の注入口から注入する凝固剤の注入量は、トータルの注入量が規定量であれば、それぞれの注入口からの注入量は、全ての注入口からの注入量を同一にしてもよいし、注入口の位置や大きさ等に応じて注入量に差があってもよい。
又、注入口は、凝固空間のいずれの内面に形成させてもよく、その複数の注入口を有していれば、その配設位置や個数に制限はない。
又、攪拌板についても、凝固空間の内壁面を形成するように収納できるものであれば、その形状、個数に制限はない。
本発明の第1実施例の豆乳凝固装置を示す平面断面図。 その側面断面図。 この豆乳凝固装置が動作した状態の平面断面図。 その側面断面図。 この豆乳凝固装置を用いた豆乳凝固方法の工程図。 本発明の第2実施例の豆乳凝固装置を用いた豆乳凝固方法の工程図。 本発明の第2実施例の豆乳凝固装置を用いた豆乳凝固方法の工程図。 本発明の第2実施例の豆乳凝固装置を用いた豆乳凝固方法の工程図。 本発明の第2実施例の豆乳凝固装置を用いた豆乳凝固方法の工程図。 本発明の第2実施例の豆乳凝固装置を用いた豆乳凝固方法の工程図。 本発明の第2実施例の豆乳凝固装置を用いた豆乳凝固方法の工程図。 本発明の第2実施例の豆乳凝固装置を用いた豆乳凝固方法の工程図。 本発明の第2実施例の豆乳凝固装置を用いた豆乳凝固方法の工程図。 本発明の第2実施例の豆乳凝固装置を用いた豆乳凝固方法の工程図。 第2実施例の豆乳凝固装置を無端循環ライン状に配設した豆腐製造装置の平面図。 凝固容器の他例を示す断面図。 凝固容器の他例を示す断面図。
符号の説明
2 凝固容器
2a 凝固空間
29 仕切り板
3 豆腐排出筒部
4 底板(取出手段)
4a 左底板(取出手段)
4b 右底板(取出手段)
4c 縦ナイフ
4 ピストン板(取出手段)
5 開閉シャッター(開閉手段)
5 上蓋(開閉手段)
6 豆乳供給口
7 注入口
8 攪拌板
9 豆乳排出口
A1 豆乳凝固装置
A2 豆乳凝固装置
B パック供給装置
C カット切出し装置
D パック詰め部
L 無端循環ライン
L1 豆乳凝固部
L2 熟成移行部
L3 パック詰め部
T 豆腐
T1 塊状豆腐
T2 ブロック豆腐

Claims (2)

  1. 密閉させた凝固空間(2a)内に豆乳を充填させたのち、その凝固空間(2a)の壁面に形成した複数個の注入口(7)から凝固剤を注入させ、
    次に、攪拌板(8)を凝固空間(2a)内で往復移動させることにより豆乳と凝固剤を混合攪拌させ、その往復移動後は凝固空間(2a)の内壁面を形成するように攪拌板(8)を収納させ、
    次に、凝固空間(2a)を開放して凝固空間(2a)から凝固した豆腐(T)を取り出したのち、再び凝固空間(2a)を密閉させて豆乳を充満させることを1サイクルとして繰り返すことを特徴とする豆乳凝固方法。
  2. 内部が凝固空間(2a)に形成され、開閉手段(5)によって密閉可能に形成された凝固容器(2)と、
    前記凝固空間(2a)の密閉状態で内部に豆乳を充填させるための豆乳供給口(6)と、
    豆乳が充填された状態の凝固空間(2a)内に凝固剤を注入させるための複数個の注入口(7)と、
    豆乳及び凝固剤が充填された状態の凝固空間(2a)内で往復移動して豆乳と凝固剤を混合攪拌させると共に、その往復移動後は凝固空間(2a)の内壁面を形成するように収納させる攪拌板(8)と、
    前記開閉手段(5)によって開放した凝固空間(2a)から豆腐(T)を取り出すための取出手段(4)とを備えていることを特徴とする豆乳凝固装置。
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