JP4712945B2 - 整列装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば食品用の棒状菓子等の棒状物品を、例えば所定重量ずつ起立した状態で整列させて容器に充填するための整列装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記従来の整列装置の一例を図10を参照して説明する(特開平8−271327号参照)。この整列装置は、従来公知の組合せ秤(図示せず)により計量されて排出された複数の棒状物品1を所定の容器(図示せず)に充填するためのものであり、この組合せ秤に設けられている集合シュート2の出口の下方に設けられ、集合シュート2から排出された棒状物品1の上部の側面と当接して棒状物品1を起立状態で保持する揺動ガイド筒3と、この揺動ガイド筒3を集合シュート2に設けられている枢軸4を中心にして揺動させて、棒状物品1を起立状態にして整列させる振動機構5と、揺動ガイド筒3の下方に設けられ、集合シュート2から排出された棒状物品1の下部の側面と当接して起立状態で保持する固定ガイド筒6と、固定ガイド筒6の下方に設けられ、棒状物品1を受け止め、水平方向に移動してこの受け止めた棒状物品1を下方に排出するゲート7、7と、を備えている。なお、振動機構5は、モータ8と、このモータ8の回転軸10に設けられている円板9と、一方の端部が回転軸10と間隔を隔てて円板9と回動自在に連結しているリンク11と、このリンク11の他方の端部と回動自在に連結し、揺動ガイド筒3と結合するアーム12と、から成っている。
【0003】
この整列装置によると、組合せ計量されて集合シュート2の出口から排出された複数の棒状物品1はゲート7、7上に落下して、起立した状態でその上部側面が揺動ガイド筒3に保持され、下部側面が固定ガイド筒6に保持される。そして、この状態で振動機構5が駆動して揺動ガイド筒3を枢軸4を中心にして揺動させることにより、図10に示すように、縦方向に重なった状態の棒状物品1a、1bの上側の棒状物品1aをゲート7、7上に落下させることができる。このようにして、棒状物品1を互いに隣合う状態で起立させて整列させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の整列装置は、ゲート7、7上で縦方向に重なった状態の棒状物品1a、1bの下側の棒状物品1bを左右の方向に揺動させることによって上側の棒状物品1aをゲート7、7上に落下させようとするものであるが、下側の棒状物品1bを左右の方向に揺動させるだけでは下側の棒状物品1bの上端部に上側の棒状物品1aの下端部が当接した状態で、下側の棒状物品1bに上側の棒状物品1aが追従して揺動することがある。従って、縦方向に重なった状態の棒状物品1a、1bの上側の棒状物品1aをゲート7、7上に確実に落下させることができないという問題がある。これにより、例えば所定の重量又は本数の棒状物品1を所定の容器に充填する場合、縦方向に重なった状態の棒状物品1a、1bがその状態で容器に充填されることがあり、このようなときは、その容器から棒状物品1を溢れさせることがあるし、互いに隣合うようにして起立させた状態で充填することができず、見栄えが悪くなることがある。
【0005】
そして、従来の整列装置では、例えば1回で充填される棒状物品1の本数が多い場合や、棒状物品1の長さが短い場合は、ゲート7、7上に落下して起立する複数の棒状物品1の合計の横幅が広くなるので、揺動ガイド筒3及び固定ガイド筒6の内径をその横幅の合計長さに応じて大きくする必要がある。
しかし、揺動ガイド筒3の内径を或る一定以上に大きくすると、ゲート7、7上で傾斜して起立する棒状物品1の上部が揺動ガイド筒3の内側面にとどかないために揺動ガイド筒3に保持されず、固定ガイド筒6の内側面に当接して保持されるか、又はそのままゲート7、7上に横倒しとなることがある。この状態となると、揺動ガイド筒3を揺動させても、ゲート7、7上の棒状物品1を綺麗に起立させて整列させることができず、このように整列していない状態で容器等に充填することとなり、上記のように容器から棒状物品1を溢れさせることがある等の問題が発生する。
【0006】
本発明は、棒状物品の長さや充填重量に拘わらず、整列ホッパ内に棒状物品を互いに隣合う状態で綺麗に起立させることができ、この整列させた状態で容器等に充填することができるようにすること、及び整列ホッパ内の棒状物品を容器等に確実に充填することができる整列装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、複数の棒状物品を上側開口部より受け入れる短筒状の本体部、及びこの本体部の下側開口部を開閉するためのゲートを有する整列ホッパと、この整列ホッパ内に供給されたそれぞれの棒状物品が、その中心軸線が鉛直方向に対して所定の角度以下の角度で起立するように上記整列ホッパに対して水平方向の成分を有する振動を行わせる駆動手段と、を備える整列装置において、
上記駆動手段に駆動されて比較的高い振動数で振動する上記整列ホッパを所定の第1の位置の手前の第2の位置で振動を停止させる、又は振動数を低下させる振動数変更手段と、振動が停止、又は振動数が低下した上記整列ホッパを比較的低い振動数で振動させて上記整列ホッパを第1の位置で停止させる停止手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0008】
第2の発明は、複数の棒状物品を上側開口部より受け入れる短筒状の第1の本体部、及びこの第1の本体部の下側開口部を開閉するための第1のゲートを有する上側整列ホッパと、第1の本体部の下側開口部より排出された複数の棒状物品を上側開口部より受け入れる短筒状の第2の本体部、及びこの第2の本体部の下側開口部を開閉するための第2のゲートを有する下側整列ホッパと、上記上側及び下側の各整列ホッパ内に供給されたそれぞれの棒状物品が、その中心軸線が鉛直方向に対して所定の角度以下の角度で起立するように上記上側及び下側の各整列ホッパを同期させて水平方向の成分を有する振動を行わせる駆動手段と、を備える整列装置において、上記駆動手段に駆動されて比較的高い振動数で振動する上記両方の整列ホッパを所定の第1の位置の手前の第2の位置で停止させる、又は振動数を低下させる振動数変更手段と、振動が停止、又は振動数が低下した上記両方の整列ホッパを比較的低い振動数で振動させて上記両方の整列ホッパを第1の位置で停止させる停止手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0009】
第3の発明は、第1の発明において、上記比較的高い振動数で振動する上記整列ホッパが第2の位置から第1の位置まで移動するのに掛かる平均時間を算出する平均時間算出手段と、上記整列ホッパが第1の位置に移動したことを検出するための原点検出センサと、を備え、上記振動数変更手段は、上記整列ホッパが第1の位置を通過したことを上記原点検出センサが検出した時から上記平均時間、又はそれに近い所定の時間が経過した時の上記整列ホッパの位置を第2の位置として、上記整列ホッパを停止、又は振動数を低下させることを特徴とするものである。
【0010】
第4の発明は、複数の棒状物品を上側開口部より受け入れる短筒状の本体部、及びこの本体部の下側開口部を開閉するためのゲートを有する整列ホッパと、この整列ホッパ内に供給されたそれぞれの棒状物品が、その中心軸線が鉛直方向に対して所定の角度以下の角度で起立するように上記整列ホッパに対して水平方向の成分を有する振動を行わせる駆動手段と、この駆動手段の動力を上記整列ホッパに伝達するための回転軸と、比較的高速度で回転する上記回転軸を所定の第1の回転位置の手前の第2の回転位置で停止、又は減速させる振動数変更手段と、回転が停止、又は減速した上記回転軸を比較的低速度で回転させて上記回転軸を第1の回転位置で停止させる停止手段と、を備える整列装置において、比較的高速度で回転する上記回転軸が1回転するのに掛かる時間の平均時間を算出する平均時間算出手段と、上記回転軸が第1の回転位置に回転したことを検出するための原点検出センサと、を備え、上記振動数変更手段は、上記回転軸が第1の回転位置を通過したことを上記原点検出センサが検出した時から上記平均時間、又はそれに近い所定の時間が経過した時の上記回転軸の回転位置を第2の回転位置として、上記回転軸を停止、又は減速させることを特徴とするものである。
【0011】
第5の発明は、第1、第3、又は第4の発明において、上記整列ホッパの本体部は、この本体部内に供給された棒状物品を起立させた状態で保持する仕切り部材を備え、この仕切り部材は、上記本体部の筒方向と略平行し、上記本体部の略中心を通る位置に配置したことを特徴とするものである。
【0012】
第6の発明は、第5の発明において、上記仕切り部材の上縁の高さは、上記ゲート上に起立する棒状物品の上端部よりも高くしてあり、当該仕切り部材の上縁に当接した棒状物品が当該上縁から落下するように、上記上縁の所定部分とそれ以外の部分の鉛直方向の高さを相違させたことを特徴とするものである。
【0013】
第7の発明は、第2の発明において、上記上側及び下側の各整列ホッパの第1及び第2の本体部は、第1及び第2の各本体部内に供給された棒状物品を起立させた状態で保持する仕切り部材を備え、この仕切り部材は、それぞれが設けられている第1及び第2の各本体部の筒方向と略平行し、該各本体部の略中心を通る位置に配置してあり、第1及び第2の各本体部に設けられている上記仕切り部材の上縁の高さは、上記各ゲート上に起立する棒状物品の上端部よりも高くしてあり、第2の本体部に設けられている上記仕切り部材は、第2の本体部の上側開口縁部から下側開口縁部に亘って形成してあることを特徴とするものである。
【0015】
第8の発明は、第1、第3、第4、第5、又は第6の発明において、複数の棒状物品を上記整列ホッパの上側開口部に投入するための投入シュートを有し、この投入シュートの出口側縁部、又はその近傍に、上記投入シュートの出口から排出される棒状物品を分散させるための分散部材を設けたことを特徴とするものである。
【0016】
第9の発明は、複数の棒状物品を上側開口部より受け入れる短筒状の本体部、及びこの本体部の下側開口部を開閉するためのゲートを有する整列ホッパと、この整列ホッパ内に供給されたそれぞれの棒状物品が、その中心軸線が鉛直方向に対して所定の角度以下の角度で起立するように上記整列ホッパに対して水平方向の成分を有する振動を行わせる駆動手段と、を備える整列装置において、上記本体部は、この本体部内に供給された棒状物品を起立させた状態で保持する仕切り部材を備えており、上記仕切り部材の上縁に引っ掛かり、上記本体部の上側開口縁部の上方に露出する棒状物品を検出するための検出手段を設けたことを特徴とするものである。
【0017】
第10の発明は、複数の棒状物品を上側開口部より受け入れる短筒状の本体部、及びこの本体部の下側開口部を開閉するためのゲートを有する整列ホッパと、この整列ホッパ内に供給されたそれぞれの棒状物品が、その中心軸線が鉛直方向に対して所定の角度以下の角度で起立するように上記整列ホッパに対して水平方向の成分を有する振動を行わせる駆動手段と、上記整列ホッパの下側開口部から排出された棒状物品を入口から受け入れて出口から排出して所定の容器に供給するための排出シュートと、を備える整列装置において、上記排出シュートは、取付板が設けられており、この取付板に設けられている係合部を上記整列装置の基台に設けられている被係合部に着脱自在に嵌合させて取り付けてあり、上記取付板は、上記整列ホッパ内に供給されずにこぼれ落ちた棒状物品を保持することができる形状であることを特徴とするものである。
【0019】
第11の発明は、複数の棒状物品を上側開口部より受け入れる短筒状の第1の本体部、及びこの第1の本体部の下側開口部を開閉するための第1のゲートを有する上側整列ホッパと、第1の本体部の下側開口部より排出された複数の棒状物品を上側開口部より受け入れる短筒状の第2の本体部、及びこの第2の本体部の下側開口部を開閉するための第2のゲートを有する下側整列ホッパと、上記上側及び下側の各整列ホッパ内に供給されたそれぞれの棒状物品が、その中心軸線が鉛直方向に対して所定の角度以下の角度で起立するように上記上側及び下側の各整列ホッパを同期させて水平方向の成分を有する振動を行わせる駆動手段と、上記上側及び下側の各整列ホッパの第1及び第2の本体部内に設けられ、第1及び第2の各本体部内に供給された棒状物品を起立させた状態で保持する仕切り部材と、を備える整列装置において、上記駆動手段を駆動して上記上側及び下側の両方の整列ホッパを振動させている状態で、上記上側整列ホッパ内の棒状物品を上記下側整列ホッパ内に供給することを特徴とするものである。
【0021】
本発明によると、複数の棒状物品が整列ホッパに供給された状態でこの整列ホッパを振動させることにより、整列ホッパ内に供給されたそれぞれの棒状物品を、その中心軸線が鉛直方向に対して所定の角度以下の角度で起立させることができる。そして、ゲートを開放することにより、棒状物品を整列した状態で排出することができる。
【0022】
第1の発明によると、整列ホッパ内の棒状物品を起立する状態で整列させるときは、駆動手段により整列ホッパを比較的高い振動数で振動させることができる。そして、ゲートを開放して整列ホッパ内の棒状物品を排出するときは、比較的高い振動数で振動する整列ホッパを第2の位置で振動を停止させ、又は振動数を低下させて、しかる後に、比較的低い振動数で振動させて整列ホッパを所定の第1の位置に停止させることができる。これにより、整列ホッパを所定の位置に停止させた状態で整列ホッパ内の棒状物品を例えば容器に充填することができる。
【0023】
第2の発明によると、上側整列ホッパと下側整列ホッパを互いに同期して振動させることができる。そして、上側整列ホッパ内の整列した棒状物品を、下側整列ホッパ内に供給することができて、この下側整列ホッパ内でも更に振動させて整列させることができる。これ以外は、第1の発明と同様に作用する。
【0024】
第3の発明によると、比較的高い振動数で振動する整列ホッパが第2の位置から第1の位置まで移動するのに掛かる平均時間を平均時間算出手段が算出する。そして、振動数変更手段は、整列ホッパが第1の位置を通過したことを原点検出センサが検出した時から平均時間、又はそれに近い所定の時間が経過した時の整列ホッパの位置を第2の位置として、整列ホッパを停止、又は振動数を低下させることができる。
【0025】
第4の発明によると、比較的高速度で回転する回転軸が1回転するのに掛かる平均時間を平均時間算出手段が算出する。そして、振動数変更手段は、回転軸が第1の回転位置を通過したことを原点検出センサが検出した時から平均時間、又はそれに近い所定の時間が経過した時の回転軸の回転位置を第2の回転位置として、回転軸をこの第2の回転位置で停止、又は減速させることができる。
【0026】
第5の発明によると、例えば整列ホッパ内に供給された棒状物品の長さが整列ホッパの本体部の互いに向かい合う内側面の間隔よりも短い場合でも、整列ホッパに供給されて一方の端部がゲートの上面に当接する棒状物品を、仕切り部材により倒れないように保持することができる。この保持した状態で、棒状物品を、その中心軸線が鉛直方向に対して所定の角度以下の角度で起立させることができる。
【0027】
第6の発明によると、仕切り部材の上縁の高さを、ゲート上に起立する棒状物品の上端部よりも高くしてあるので、仕切り部材に凭れ掛かる棒状物品が仕切り部材の上縁を支点にして隣の部屋内に倒れ込まないようにすることができる。そして、仕切り部材の上縁の所定部分とそれ以外の部分の鉛直方向の高さを相違させてあるので、整列ホッパ内に供給されて仕切り部材の上縁に当接した棒状物品をその上縁から落下させることができる。
【0028】
第7の発明によると、第1の本体部に設けられている仕切り部材は、第5及び第6の発明の仕切り部材と同等の構成部分は同様に作用する。第2の本体部に設けられている仕切り部材は、第2の本体部の上側開口縁部から下側開口縁部に亘って形成してあるので、上側整列ホッパ内から排出されて第2の本体部に供給された棒状物品が、仕切り部材により仕切られて形成されている各部屋間の移動を防止することができる。そして、棒状物品が第2の本体部に設けられている仕切り部材の上縁に引っ掛からないように下側整列ホッパに供給することができる。
【0030】
第8の発明によると、投入シュートを滑落する複数の棒状物品を、分散部材により分散させた状態で整列ホッパに投入することができる。そして、仕切り部材を設けてある整列ホッパに対しては、仕切り部材により仕切られて形成されている本体部内の各部屋に、各部屋の大きさに応じた本数の棒状物品をそれぞれに投入することができる。
【0031】
第9の発明によると、整列ホッパ内に供給された棒状物品が仕切り部材の上縁に引っ掛かり、本体部の上側開口縁部の上方に露出しているときに、この棒状物品を検出手段により検出することができる。
【0032】
第10の発明によると、整列ホッパに設けられているゲートを開放することにより、整列ホッパ内の棒状物品を排出シュートを介して所定の容器に供給することができる。そして、この排出シュートの基台に対する取り付け、及び取り外しは、取付板に設けられている係合部を基台に設けられている被係合部に嵌合させればよいし、その嵌合を取り外せばよい。また、整列ホッパ内に供給されずにこぼれ落ちた棒状物品を、この取付板により保持することができる。
【0033】
第11の発明によると、上側及び下側の両方の整列ホッパを同期させて振動させている状態で、上側整列ホッパ内の棒状物品を下側整列ホッパに投入することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
本発明に係る整列装置を充填装置に適用した一実施形態を各図を参照して説明する。図4は、予め設定された重量の棒状物品(棒状菓子)1を計量して排出する組合せ秤(図示せず)と、この組合せ秤から排出された計量済み棒状物品1を受け入れて、各計量済み棒状物品1をカップ(包装用容器)15に順次充填するためのこの実施形態に係る2組の充填装置14、14と、空のカップ15を充填装置14、14の下方のそれぞれの充填位置に順次搬送すると共に、計量済み棒状物品1が充填されたカップ15を取り出し位置に順次搬送するためのコンベア16と、を示している。
【0035】
組合せ秤は従来公知のものであり、複数の計量ホッパを有し、各計量ホッパに供給された棒状物品1の重量を計量し、組合せ演算部がそれら計量された各棒状物品1の重量を種々に組合わせて合計重量が所定の目標重量に等しいか若しくは近い組合せを選択する。そして、組合せ演算部により選択された組の合計重量が許容重量範囲内であるとき、その組の棒状物品1を対応する各計量ホッパから排出するものである。これら各計量ホッパから排出された計量済みの棒状物品1は、集合シュート(図示せず)を通ってその出口より排出され、そして、シュート等を経て図4に示す2つの各溜めホッパ17、17に交互に投入される。そして、2つの各溜めホッパ17に収容されている計量済み棒状物品1は、所定のタイミングで各溜めホッパ17の内側ゲート18が開くことにより、各溜めホッパ17、17と対応して下方に設けられている投入シュート20、20を介してそれぞれの充填装置14、14の上側整列ホッパ19、19に供給される。
【0036】
各上側整列ホッパ19、19に供給された棒状物品1は、それぞれの下方に設けられている各下側整列ホッパ21、21に供給される。そして、各下側整列ホッパ21、21に供給された棒状物品1は、各下側整列ホッパ21、21の下方の所定の充填位置にカップ15、15がコンベア16により搬送された時に、各下側整列ホッパ21、21に設けられている第2のゲート22、22が開放して、2つの各排出シュート23、23を介して各カップ15、15に充填される。棒状物品1が充填されたカップ15、15は、コンベア16により搬送されてこの搬送中に蓋がシールされて所定の取り出し位置で取り出される。また、このコンベア16には、空のカップ15が順次供給されており、これらの空のカップ15に上記のようにして所定の重量の棒状物品1が順次充填されていく。
なお、棒状物品1は、例えば直径が約5mm、長さが約60mmである。カップ15は、例えば上側開口部の直径が約68mm、底部の直径が約52mm、高さが約74mmである。そして、各カップ15に充填される棒状物品1の本数は例えば27本程度である。
【0037】
図4に示す2組の充填装置14、14は、基台24(図1参照)に固定して取り付けてあり、この充填装置14、14の下方にコンベア16を配置してある。コンベア16は、移動と停止を繰り返すようにモータにより間欠的に駆動されており、図4の紙面に対して垂直方向に、カップ15を2列で搬送している。コンベア16上の2列に並んだカップ15のうち、隣合う2つのカップ15が図1及び図4に示す充填位置に搬送されて停止したときに、その2つの各カップ15、15に所定重量の棒状物品1がそれぞれ充填される。
【0038】
次に、充填装置14を説明する。2台の各充填装置14は、それぞれ同一のものであるので、図4に示す左側の充填装置14を説明し、右側の充填装置14の説明を省略する。充填装置14は、上側整列ホッパ19及び下側整列ホッパ21を水平方向に振動させることによって、上側及び下側の各整列ホッパ19、21に供給された互いに絡み合う複数の棒状物品1を、互いに隣合う状態で起立させて整列させることができ、下側整列ホッパ21内で整列させた棒状物品1を、この整列させた状態でカップ15に充填することができるものである。図1は、充填装置14の正面図、図2は充填装置14の平面図、図3は充填装置に設けられている上側及び下側の整列ホッパ19、21の拡大正面図である。
【0039】
充填装置14は、図1に示すように、上側整列ホッパ19、下側整列ホッパ21、振動機構部25、及び振動用モータ(駆動部)26を備えている。
上側整列ホッパ19は、棒状物品1を上側開口部より受け入れる短円筒形の第1の本体部27と、この第1の本体部27の下側開口部を開閉するための第1のゲート28と、第1の本体部27内に設けられている第1の仕切り部材29と、を備えている。
第1の仕切り部材29は、図6に示すように、長方形の背の高い1枚の仕切り部材29aと、仕切り部材29aよりも背の低い長方形の2枚の仕切り部材29bと、から成っており、第1の本体部27の筒方向と平行し、第1の本体部27の中心を通る位置に配置してある。仕切り部材29a、29bは、図7(a)の平面図に示すように、十字を形成するように鉛直方向に立てた状態で設けてある。そして、第1の仕切り部材29の下縁は、図6に示すように、第1の本体部27の下側開口縁部に一致させてある。
なお、各部のそれぞれの寸法は、例えば、第1の本体部27は、直径が約70mm、高さが約150mmである。仕切り部材29a、29bの高さは約80mm、約70mmである。
【0040】
第1の仕切り部材29を設けている理由は、上側整列ホッパ19内に供給される棒状物品1の長さ(約60mm)が上側整列ホッパ19の第1の本体部27の内径(約70mm)よりも短いので、第1の仕切り部材29が設けられていなければ棒状物品1が第1のゲート28上で横倒しの状態になるが、図8に示すように、第1の仕切り部材29を設けることによって、棒状物品1を、その中心軸線が鉛直方向に対して予め設計した所定の45°以下の角度θを成す範囲内で起立させて保持することができるからである。従って、第1の仕切り部材29の高さ、枚数、及び配置は、棒状物品1を鉛直方向に対して45°以下の角度を成す範囲内で起立させて保持することができるように定めてある。このように、棒状物品1の長さに応じた形状の第1の仕切り部材29を設けることにより、比較的短い長さの棒状物品1でも、これら棒状物品1を上側整列ホッパ19内で互いに隣合う状態で起立するように整列させることができ、この整列させた状態でこれらの棒状物品1を下方に設けられている下側整列ホッパ21に充填することができる。
【0041】
そして、第1の仕切り部材29は、第1の本体部27の筒方向と略平行し、第1の本体部27の略中心を通る位置に配置したことにより、棒状物品1を第1の本体部27の上側開口部の略中心に投入することにより、棒状物品1を第1の仕切り部材29により仕切られている第1の本体部27の各部屋27a(図7参照)に満遍なく供給することができる。これにより、或る部屋27aに多数の棒状物品1が投入されたためにその部屋27a内で棒状物品1が詰まるという現象が起こらないようにすることができる。
【0042】
そして、上側整列ホッパ19内に供給されて仕切り部材29a、29bの上縁に当接した棒状物品1をその上縁から確実に落下させることができるように、図6に示すように、仕切り部材29a、29bの上縁の高さを相違させてある。これにより、上側整列ホッパ19に投入された棒状物品1を確実に排出することができる。
【0043】
また、第1の仕切り部材29a、29bの各上縁の高さは、図6に示すように、第1のゲート28上に起立する棒状物品1の上端部の位置よりも高くしてある。即ち、棒状物品1の高さよりも高くしてある。
これにより、第1の仕切り部材29に凭れ掛かる棒状物品1が第1の仕切り部材29の上縁を支点にして乗り越えて、この第1の仕切り部材29により仕切られている隣の部屋27a内に倒れ込まないようにすることができる。つまり、上側整列ホッパ19には、第1の仕切り部材29により4つの部屋27aが形成されており、各部屋27aには、それぞれ略同じ本数の棒状物品1が投入されるように投入シュート20を形成してあり、各部屋27aに投入されている適切な本数の棒状物品1が隣の部屋27aに移動しないようにすることができる。このようにして、各部屋27a内に投入された適切な本数の棒状物品1を、各部屋27a内で詰まらせることなく、確実に起立させて整列させることができる。従って、棒状物品1を下側整列ホッパ21に投入したときに、下側整列ホッパ21内から溢れさせることなく、互いに隣合うようにして起立させた状態にすることができる。
【0044】
更に、第1の本体部27の筒方向の長さ(約150mm)は、棒状物品1の長さ(約60mm)の2倍以上としてあるので、例えば棒状物品1がこの上側整列ホッパ19に投入されたときに、2本の棒状物品1が起立した状態で縦方向に重なった場合でも、上側の棒状物品1の上端部が第1の本体部27の上側開口縁部から上方に露出しないようにすることができ、これにより、上側の棒状物品1の上端部が、上側整列ホッパ19の上方に設けられている投入シュート20の出口側縁部に引っ掛かり、この棒状物品1が破損しないようにすることができる。
【0045】
第1のゲート28は、図2の平面図に示すように、支点軸30を中心にして水平面内で回動自在に支持されており、図2に示す閉位置で上側整列ホッパ19内の棒状物品1を保持し、二点鎖線で示す開位置で上側整列ホッパ19内の棒状物品1を下方の下側整列ホッパ21に排出することができる。支点軸30は、図1に示す第1の本体部27に設けられている第1の本体取付部31の下縁に設けられている取付板に締め付け固定されている。図1及び図2に示す32は、第1のゲート駆動部である。この第1のゲート駆動部32は、エアーシリンダであり、図2に示すように、振動機構部25の振動部42に取付板を介して1台設けてある。この第1のゲート駆動部32は、伸縮動作して、上側整列ホッパ19の第1のゲート28を開閉させることができるものである。図2に示す33は、ゴム製のパッドである。このパッド33は、第1のゲート28上に設けてある。34は引っ張りコイルばねである。このばね34は、開位置にある第1のゲート28を閉位置に戻すためのものであり、一方の端部が第1のゲート28と連結し、他方の端部が第1の本体部27の下縁に固着している鍔状部35と連結している。36は、係止部である。この係止部36は、第1のゲート28が開位置から閉位置に回動したときに、鍔状部35に設けられているゴム製のストッパ37と当接して第1のゲート28を閉位置で停止させるためのものである。
【0046】
下側整列ホッパ21は、棒状物品1を上側開口部より受け入れる短円筒形の第2の本体部38と、この第2の本体部38の下側開口部を開閉するための第2のゲート22と、第2の本体部38内に設けられている第2の仕切り部材39と、を備えている。この第1の本体部27と第2の本体部38は、それぞれの筒方向の中心軸線が互いに一致するように配置してある。
第2の仕切り部材39は、図3に示すように、第2の本体部38の上側開口縁部から下側開口縁部に亘って形成してあり、4枚(図には3枚現れている。)の長方形の仕切り部材39から成っている。これら4枚の仕切り部材39は、第1の仕切り部材29と同様に、第2の本体部38の筒方向と平行し、第2の本体部38の中心を通る位置に配置してある。そして、図7(a)の平面図に示すように、十字を形成するように鉛直方向に立てた状態で設けてある。また、この第2の仕切り部材39により形成された第2の本体部38内の4つの各部屋38aは、第1の本体部27内に形成されているそれぞれと対応する4つの各部屋27aの真下に配置してある。これにより、第1の本体部27の4つの各部屋27aに略同じ本数ずつ満遍なく投入されて収容されているそれぞれの棒状物品1を、それら各部屋27aと対応する第2の本体部38の4つの各部屋38aに、そのままの本数を維持して移し換えることができる。
なお、各部のそれぞれの寸法は、例えば、第2の本体部38は、直径が約80mm、高さが約100mmである。従って、第2の仕切り部材39の高さは約100mmである。
【0047】
第2の仕切り部材39を設けている理由は、上側整列ホッパ19に設けられている第1の仕切り部材29と同様に、下側整列ホッパ21内に供給される棒状物品1の長さ(約60mm)が下側整列ホッパ21の第2の本体部38の内径(約80mm)よりも短い場合でも、これら棒状物品1を下側整列ホッパ21内で互いに隣合う状態で起立するように整列させることができ、この整列させた状態でこれらの棒状物品1を下方の充填位置に搬送されてくるカップ15に充填することができるようにするためである。
【0048】
そして、第2の本体部38に設けられている第2の仕切り部材39は、第2の本体部38の上側開口縁部から下側開口縁部に亘って形成してあるので、上側整列ホッパ19内から排出されて下側整列ホッパ21内に供給された棒状物品1が、第2の仕切り部材39により仕切られて形成されている各部屋38aと38a間の移動を確実に防止することができる。そして、棒状物品1が第2の本体部38に設けられている第2の仕切り部材39の上縁に引っ掛からないように下側整列ホッパ21に供給することができる。これにより、上側整列ホッパ19内で整列した棒状物品1をその整列した状態で下側整列ホッパ21内に供給することができる。
【0049】
また、第2の本体部38の筒方向の長さ(約100mm)は、棒状物品1の長さ(約60mm)よりも長くしてあるので、例えば棒状物品1がこの下側整列ホッパ21に投入されたときに、万一、いずれかの棒状物品1が他の棒状物品1の側面の上に重なりあった状態となり、上側の棒状物品1の上端部が少し競り上がった状態となった場合でも、その上端部が第2の本体部38の上側開口縁部から上方に露出しないようにすることができ、これにより、上側の棒状物品1の上端部が、第1のゲート28に引っ掛かり、この棒状物品1が破損しないようにすることができる。
【0050】
第2のゲート22は、図2の平面図に示す第1のゲート28と同等のものであり、説明を省略する。
なお、支点軸30は、図1に示す第2の本体部38に設けられている第2の本体取付部40の下縁に設けられている取付板に締め付け固定されている。第2のゲート駆動部41は、図1に示すように、振動機構部25の振動部42に取付板を介して1台設けてある。この第2のゲート駆動部41は、伸縮動作して、下側整列ホッパ21の第2のゲート22を開閉させることができるものである。そして、これ以外のパッド33、引っ張りコイルばね34、係止部36、及びストッパ37も、第1のゲート28に設けられているものと同等であり、同一の図面符号で示し詳細な説明を省略する。
また、図1に示すように、第1の本体取付部31と第2の本体取付部40は、連結板43を介して互いに連結しており、従って、この連結板43は、第1のゲート28を備える上側整列ホッパ19と、第2のゲート22を備える下側整列ホッパ21と、を互いに結合している。更に、この連結板43には2本の被係合棒を設けてある。この2本の被係合棒44は、上下方向に互いに所定の間隔を隔てて配置されており、各被係合棒44を、振動部42に形成されている2つの各係合部45である溝に係合させることにより、互いに結合する上側及び下側の整列ホッパ19、21を振動部42に着脱自在に取り付けることができる構成となっている。
【0051】
振動機構部25は、図1乃至図3に示すように、水平方向に振動する水平振動板46を備えている。この水平振動板46の側面には、ガイドレール47を設けてある。このガイドレール47の上下の各側面、及び背面には水平方向に形成した案内溝48を合計3つ設けてある。各案内溝48には、この案内溝48の側面と当接して転がり、対応する各案内溝48に沿って相対的に水平移動自在であるローラ(カムフォロア)49が係合している。各ローラ49は、ローラ軸により回動自在に支持されており、各ローラ軸は支持板50、及びこの支持板50と結合する支持部材にネジ止めしてある。支持板50は、図1に示すように、基台24に設けてあり、この基台24にブラケット51を介して振動用モータ26を取り付けてある。振動用モータ26は、ステッピングモータである。この振動用モータ26の回転軸26aは、回転リンク52の一方の端部と結合しており、この回転リンク52の他方の端部に偏心軸53を設けてある。この偏心軸53は、振動用リンク54の一方の端部と回動自在に連結している。振動用リンク54の他方の端部には、従動軸55が回動自在に連結している。この従動軸55は、水平振動板46にネジで固定してある。
【0052】
また、図1及び図2に示すように、水平振動板46には、2本の連結部材56を設けてある。この2本の連結部材56は、互いに所定の間隔を隔てて水平に配置されており、各基端部が水平振動板46と結合し、各先端部が振動部42に対してネジで締め付けられて結合している。
振動部42は、図1に示すように、上側に開口するU字形の溝を形成する一対の第1の係合部45と、この第1の係合部45の下方に設けられ、第1の係合部45と同等の一対の第2の係合部45と、を備えている。この第1及び第2の係合部(45、45)、(45、45)は、上述したように、上側及び下側の整列ホッパ19、21に設けられている各被係合棒44、44を係合させることにより、互いに連結する上側及び下側の整列ホッパ19、21を振動部42に着脱自在に取り付けることができるものである。
【0053】
上記のように構成された振動機構部25によると、振動用モータ26が駆動して回転軸26aが所定の方向に回転すると、回転リンク52が回転して、この回転リンク52の回転運動が偏心軸53、振動用リンク54、及び従動軸55等により水平運動に変換されて、水平振動板46を矢印57の方向に水平方向に振動させることができる。これにより、この水平振動板46と連結する第1及び第2のゲート駆動部32、41、並びに第1及び第2のゲート28、22を備える上側及び下側の整列ホッパ19、21を、この水平振動板46と同期して水平方向に振動させることができる。
【0054】
次に、図4に示す投入シュート20を説明する。この投入シュート20は、左側の投入シュート20と右側の投入シュート20から成っており、基台24に固定して設けてある。左側の投入シュート20は、左側の充填装置14に対して設けてあり、右側の投入シュート20は、右側の充填装置14に対して設けてある。図4に示す右側の投入シュート20は、左側の投入シュート20と左右対称形であるので、左側の投入シュート20を説明し、右側の投入シュート20の説明を省略する。図4は投入シュート20、20の正面図を示している。図5(a)は投入シュート20、20の平面図を示し、図5(b)は投入シュート20の左側面図を示している。
投入シュート20は、図5(a)に示すように、上側開口部20aを略正方形に形成してある。そして、下側開口部20bは、上側開口部20aよりも小さく、同図に現れている左半分が略矩形であり、右半分が略半円形に形成してある。
また、図4に示すように、投入シュート20の上側開口部20aは、第1の本体部27の上側開口部よりも大きく、下側開口部20bは、第1の本体部27の上側開口部よりも小さく形成してある。そして、図4に現れているように、投入シュート20の傾斜面20cは、右側部から左側部に向かうに従って短くなるように形成してある。従って、図4に示す左側の投入シュート20の下側開口縁部は、右側部から左側部に向かうに従って上方に向かって傾斜している。
【0055】
そして、図4に示す投入シュート20の右側傾斜側壁20dの下面の下側開口縁部(出口側縁部)には、細長い棒状の分散部材58を設けてある。この分散部材58は、各図に示すように、下側開口縁部の略中心よりも少し下方の所定位置に向かって伸延している。
なお、投入シュート20の下側開口部20bは、図1に示すように、上側整列ホッパ19が水平方向に振動していずれの移動状態にあるときも、第1の本体部27の上側開口縁部の内側にあるように形成してある。これにより、上側整列ホッパ19が水平方向に振動している状態で投入シュート20から棒状物品1を排出しても、これら排出した棒状物品1を第1の本体部27の上側開口部内に確実に投入することができる。
そして、図5に示す59、60は、案内壁である。案内壁59は、一方の溜めホッパ17から排出された棒状物品1がその溜めホッパ17と対応していない方の投入シュート20に投入されないようにするためのものである。案内壁60は、溜めホッパ17から排出された棒状物品1が投入シュート20の外側にこぼれ出ないようにするためのものである。
【0056】
上記のように構成された投入シュート20によると、図4に示すように、この左側の投入シュート20の左上方に配置されている溜めホッパ17から排出された棒状物品1を、この左側の投入シュート20の左側傾斜面上を滑落させて下側開口部20bより排出し、その下方に配置されている上側整列ホッパ19内に投入することができる。そして、投入シュート20を滑落する複数の棒状物品1は、その滑落の勢いのばらつきにより、上側整列ホッパ19に設けられている第1の仕切り部材29の中心よりも図4の右側に向かい、互いに絡み合った状態で排出されることがあるが、このような棒状物品1を分散部材58に衝突させて、この衝突により分散させた状態で上側整列ホッパ19に投入することができる。従って、第1の仕切り部材29により仕切られて形成されている上側整列ホッパ19内の4つの各部屋27aに、略同一の本数の棒状物品1をそれぞれに投入することができる。これにより、一部の部屋27aに棒状物品1が多く投入された為に棒状物品1が詰まるということがない。
【0057】
次に、詰まり検出センサ61を図1を参照して説明する。
この詰まり検出センサ61は、投光部(発光素子)と受光部(受光素子)を備える透過型フォトセンサであり、一対の各充填装置14、14に対してそれぞれに設けてある。各詰まり検出センサ61は、対応する投入シュート20と第1の本体部27との間に設けてあり、充填装置14に投入された棒状物品1が第1の仕切り部材29の上縁に引っ掛かり、第1の本体部27の上側開口縁部の上方に露出したときに、その棒状物品1を検出するためのものである。詰まり検出センサ61は、棒状物品1を検出したときに検出信号を生成して中央演算処理装置(CPU)を備える制御部(図示せず)に出力することができる。制御部は、検出信号が入力すると、警報信号を生成してその旨を表示部(図示せず)に表示させたり、警報器(図示せず)に警報音を発生させることができるようになっている。また、この充填装置14を自動的に停止させるようにもなっている。
つまり、棒状物品1が第1の仕切り部材29の上縁に引っ掛かっているときは、その引っ掛かっている棒状物品1を下側整列ホッパ21、ひいてはカップ15に投入することができず、重量不足の商品を製造する恐れがあるが、詰まり検出センサ61によりその引っ掛かっている棒状物品1を検出することにより、充填重量不足の商品の製造を確実に防止することができる。
【0058】
次に、排出シュート23を図1及び図2を参照して説明する。
排出シュート23は、下側整列ホッパ21の下側開口部から排出された棒状物品1を、上側開口部(入口)から受け入れて下側開口部(出口)から排出し、その下方の所定の充填位置に停止するカップ15に供給するためのものであり、一対の各下側整列ホッパ21の下方にそれぞれ設けてある。各排出シュート23は、上側開口部を下側整列ホッパ21の第2の本体部38の下側開口部よりも大きく形成してあり、下側開口部をカップ15の上側開口部よりも少し小さく形成してある。この2つの排出シュート23には、取付板62を略水平に配置して設けてあり、この取付板62に設けられている例えば2つの係合爪(係合部)63を、基台24に設けられている例えば2つの係合孔(被係合部)64に着脱自在に嵌合させて取り付けてある。この取付板62は、例えば上側整列ホッパ19内に供給されずにこぼれ落ちた棒状物品1や、上側整列ホッパ19と下側整列ホッパ21との隙間からこぼれ出た粉状物品を保持することができる受け皿として形成してあり、一対の下側整列ホッパ21、21の下方に比較的広い範囲に亘って形成してある。
【0059】
各排出シュート23によると、一対の各下側整列ホッパ21に設けられている第2のゲート22を開放することにより、対応する各下側整列ホッパ21内の棒状物品1を所定の各カップ15に案内して供給することができる。そして、この一対の排出シュート23の基台24に対する取り付け、及び取り外しは、取付板62に設けられている係合爪63を、基台24に設けられている係合孔64に嵌合させればよいし、その嵌合を取り外せばよい。これにより、一対の排出シュート23の基台24に対する着脱を工具なしで容易に短時間で行うことができる。その結果、排出シュート23の取り替え時間や洗浄時間の短縮を図ることができる。また、上側及び下側の整列ホッパ19、21内に供給されずにこぼれ落ちた棒状物品1や粉状物品を、この取付板62により保持することができるので、このこぼれ落ちた棒状物品1等が、これらの棒状物品1を充填しようとするカップ15以外の別のカップ15に投入されないようにすることができ、これらの他のカップ15の充填重量の過量を防止することができる。
【0060】
次に、水平方向に振動する上側及び下側の整列ホッパ19、21を所定の原点位置で停止させるための停止制御部(図示せず)を説明する。この停止制御部は、下側整列ホッパ21の筒方向の中心軸線を排出シュート23の上側の開口部の中心に一致させた状態で確実に停止させるためのものである。このように、下側整列ホッパ21の筒方向の中心軸線が排出シュート23の上側開口部の中心に一致する所定の充填位置(原点位置)にこの下側整列ホッパ21を停止させた状態で第2のゲート22を開放することにより、各下側整列ホッパ21、21内に起立して整列した状態で収容されている複数の棒状物品1を、その下方の所定の充填位置で停止している対応する各カップ15、15内にその整列した状態を乱すことなく充填することができる。
この停止制御部は、原点検出センサ65と、平均時間算出手段と、振動数変更手段と、停止手段と、を備えている。これら平均時間算出手段、振動数変更手段、及び停止手段は、制御部と、この制御部と接続する記憶部(図示せず)に記憶されている所定のプログラムと、により構成されている。図9は、この停止制御部による制御を示すタイミングチャートである。
【0061】
原点検出センサ65は、透過型フォトセンサであり、図1に示すように、基台24に固定して設けてあり、制御部と接続している。この原点検出センサ65は、振動用モータ26の回転軸26aに設けられている遮光板66を検出したときに、図9に示す原点検出信号67、・・・を生成して制御部に出力するようになっている。原点検出センサ65が原点検出信号67を生成した時は、下側整列ホッパ21が上記所定の充填位置(原点位置)にある時である。
平均時間算出手段は、予め設定されている比較的高速度で回転する振動用モータ26の回転軸26aが1回転するのに掛かる時間の平均時間th を算出するための手段である。この平均時間th は、原点検出センサ65が原点検出信号67を生成した時間間隔を平均することで算出している。この平均時間th は、この実施形態では約180msである。振動用モータ26を所定の高速度で回転させることにより、上側及び下側の各整列ホッパ19、21に収容されている棒状物品1を短時間で確実に整列させることができる。
振動数変更手段は、回転軸26aが原点位置(第1の回転位置)を通過したことを原点検出センサ65が検出した時から平均時間th よりも短い所定の調整時間t1 (=170ms)が経過した時の回転軸26aの回転位置を第2の回転位置(図9参照)として、この第2の回転位置で回転軸26aを停止、又は減速させるための手段である。調整時間t1 は、平均時間th に基づいて振動数変更手段が算出したものであり、図9に示す第1のタイマが測定している。
停止手段は、振動数変更手段により制御されて第2の回転位置で回転が停止、又が減速した回転軸26aを、予め設定されている比較的低速度で回転させて、回転軸26aを原点位置(第1の回転位置)で停止させるための手段である。この第2の回転位置にある回転軸26aを低速度で回転させて原点位置で停止させる方法は、振動用モータ26であるステッピングモータが備えている機能により、所定の電気パルスを入力として、パルス数に対応した機械角度を回転させることにより上記原点位置で停止させるようにしている。
【0062】
停止制御部によると、まず、上側及び下側の各整列ホッパ19、21内の棒状物品1を整列させるために、比較的高速度で回転する振動用モータ26の回転軸26aが1回転するのに掛かる時間の平均時間th を平均時間算出手段が算出する。次に、上側及び下側の整列ホッパ19、21の振動を停止させて、下側整列ホッパ21内の棒状物品1をカップ15内に充填するときは、振動数変更手段により、回転軸26aに設けられている遮光板66が原点位置(第1の回転位置)を通過した時に、その遮光板66を原点検出センサ65が検出した時から平均時間th よりも短い所定の調整時間t1 が経過した時の回転軸26aの回転位置を第2の回転位置として、回転軸26aをその第2の回転位置で停止、又は減速させる。そして、停止手段により、振動数変更手段により制御されて第2の回転位置で回転が停止、又が減速した回転軸26aを、予め設定されている比較的低速度で回転させて、回転軸26aを原点位置(第1の回転位置)で停止させることができる。
このように、下側整列ホッパ21内の整列した棒状物品1をカップ15に充填するときは、上側及び下側の整列ホッパ19、21を比較的低い振動数で振動させた状態にして停止させているので、上側及び下側の整列ホッパ19、21の慣性力を小さくすることができ、これにより、振動する下側整列ホッパ21、21を予め定めた所定の充填位置に確実に停止させることができる。
そして、上側及び下側の整列ホッパ19、21の振動数を低下、又は振動を停止させるための第2の回転位置を、回転軸26aの遮光板66が原点位置(第1の回転位置)を通過したことを原点検出センサ65が検出した時から調整時間t1 が経過した時点を第1のタイマにより計測することにより検出することができ、このようにしたことにより、第2の回転位置を検出するために例えばステッピングモータのステップ数をカウントするような複雑な制御が不要であり、この充填装置の構造を簡単にすることができるし、費用の低減を図ることができる。
【0063】
次に、図9を参照して充填装置14、14の充填サイクルを説明する。図4において、今、組合せ秤により所定の重量ずつ計量された複数本の棒状物品1がそれぞれ溜めホッパ17、17に投入されているとする。ここで、組合せ秤、充填装置14、14、及びカップ15を包装するための包装機を連動して稼働させるための自動運転のスイッチをONにする(ステップ10)。すると、各振動用モータ26が高速度で回転し(ステップ12)、回転軸26aが1回転するごとに原点検出センサ65が原点検出信号を生成する(ステップ14)。更に、第2のタイマが予め設定されている振動時間t2 の測定を開始すると共に(ステップ16)、この充填装置14が組合せ秤に対して物品投入信号を送信する(ステップ18)。物品投入信号を組合せ秤に送信すると、一対の各溜めホッパ17、17の内側ゲート18、18が開放して、棒状物品1を対応する一対の各上側整列ホッパ19内に供給される。
第2のタイマは、上側及び下側の各整列ホッパ19、21内に棒状物品1が投入されている状態で、予め設定されている振動時間t2 だけ振動用モータ26を高速度で回転させるためのものである。そして、振動時間t2 は、この時間だけ振動用モータ26を高速度で回転させることにより、下側整列ホッパ21内の棒状物品1をカップ15に充填する際に、この棒状物品1が起立して整列しているように設定されている。ただし、図9に示すように、上側整列ホッパ19内に棒状物品1が投入されているが、下側整列ホッパ21内に棒状物品1が投入されていない状態では、振動時間t2 が経過した後も(ステップ20)、振動用モータ26を停止させずに、上側整列ホッパ19内の棒状物品1を下側整列ホッパ21内に投入すると共に、上側整列ホッパ19に次の棒状物品1を投入するようにしている。
【0064】
また、振動用モータ26が高速度で回転して、上側及び下側の整列ホッパ19、21を高い振動数で水平方向に振動している状態で各上側整列ホッパ19内に棒状物品1が投入されるように投入のタイミングが決められている。
つまり、上側整列ホッパ19の第1の本体部27に第1の仕切り部材29を設けたことにより、上側整列ホッパ19に投入された棒状物品1を起立させた状態で保持することができるが、上側整列ホッパ19に棒状物品1を投入する際に、棒状物品1がこの第1の仕切り部材29の上縁に引っ掛かる恐れがあるので、上側整列ホッパ19を振動させている状態で棒状物品1を第1の本体部27に投入することにより、棒状物品1が第1の仕切り部材29に引っ掛からないようにすることができる。
【0065】
次に、第2のタイマの振動時間t2 がタイムアップすると(ステップ20)、一対の各上側整列ホッパ19の第1のゲート28を開閉して(ステップ22)、各上側整列ホッパ19内の棒状物品1を各下側整列ホッパ21内に投入し、投入信号を生成する(ステップ24)。この投入信号によって、一対の各上側整列ホッパ19内に次の棒状物品1が投入され、2組の上側及び下側の各整列ホッパ19、21に棒状物品1が投入された状態となる。この時、第2のタイマが振動時間t2 の測定を開始する(ステップ26)。
このように、上側及び下側の両方の整列ホッパ19、21を同期させて振動させている状態で、上側整列ホッパ19内の棒状物品1を下側整列ホッパ21に投入することができるので、棒状物品1が上側及び下側の各整列ホッパ19、21に設けられているそれぞれの仕切り部材に引っ掛からないように、棒状物品1を下側整列ホッパ21に供給することができる。
【0066】
次に、第2のタイマの振動時間t2 がタイムアップすると(ステップ28)、停止制御部による制御が行われる。つまり、第2のタイマがタイムアップした後に最初に原点検出信号67が制御部に入力した時に(ステップ30)、第1のタイマが調整時間t1 の測定を開始する(ステップ32)。この調整時間t1 は、回転軸26aが高速度で回転しているときに、振動数変更手段が平均時間th を自動的に算出してこの平均時間th に基づいて自動的に算出したものである。
そして、振動数変更手段は、第1のタイマの調整時間t1 がタイムアップすると(ステップ34)、回転軸26aをそのタイムアップした時の回転位置(第2の回転位置)で停止、又は減速させる。そして、停止手段は、振動数変更手段により制御されて第2の回転位置で回転が停止、又が減速した回転軸26aを、予め設定されている比較的低速度で回転させて、回転軸26aを原点位置(第1の回転位置)で確実に停止させることができる(ステップ36)。この状態では、一対の各下側整列ホッパ21内に収容されている棒状物品1は、互いに隣り合わせの状態で、きちんと起立して整列した状態となっている。
なお、振動用モータ26は、図9に示すステップ12で回転を開始したときから第1のタイマがタイムアップする第2の回転位置となるまでは高速度で所定の方向に回転し、第2の回転位置から原点位置(第1の回転位置)までの1回転未満の所定の角度範囲は低速度で同方向に回転し、しかる後に、原点位置で停止する。
【0067】
次に、充填装置14が排出準備完了信号を生成する(ステップ38)。この時、包装機からこの充填装置14に対して既に排出要求信号が送信されているので、この排出要求信号を確認した後に(ステップ40)、一対の各下側整列ホッパ21の振動が停止した状態で各第2のゲート22を開閉すると共に(ステップ42)、第1のゲート用ディレイタイマのディレイ時間の測定を開始する(ステップ44)。このように、各下側整列ホッパ21の第2のゲート22を開閉することにより、充填位置に停止している2つの各カップ15にそれぞれ所定の重量の棒状物品1を綺麗に隣り合わせに整列した状態で充填することができる。棒状物品1が充填された各カップ15は、コンベア16により後段に搬送されて、蓋がシールされて包装される。
そして、第1のゲート用ディレイタイマのディレイ時間がタイムアップすると(ステップ46)、第1のゲート28を開閉して(ステップ48)、各上側整列ホッパ19内の棒状物品1を空の各下側整列ホッパ21内に投入し、投入信号を生成する(ステップ50)。この投入信号によって、一対の各上側整列ホッパ19内に次の棒状物品1が投入され、2組の上側及び下側の各整列ホッパ19、21に棒状物品1が投入された状態となる。また、一対の各下側整列ホッパ21の第2のゲート22が閉じた時に、振動用モータ26を高速度で回転させているので(ステップ52)、上側及び下側の整列ホッパ19、21を高い振動数で振動させている状態で、各第1のゲート28を開閉して各上側整列ホッパ19内の棒状物品1を各下側整列ホッパ21内に投入することができるし、各上側整列ホッパ19に棒状物品1を投入することができる。
また、一対の各下側整列ホッパ21の第2のゲート22が閉じた時に、第2のタイマが振動時間t2 の測定を開始する(ステップ54)。第2のタイマの振動時間t2 がタイムアップすると(ステップ56)、上記と同様に、停止制御部による制御が行われて回転軸26aが原点位置で停止する(ステップ28〜36)。そして、各下側整列ホッパ21内の棒状物品1が対応する各カップ15に充填することができ(ステップ38〜42)、更に、2組の上側及び下側の整列ホッパ19、21を高い振動数で振動させている状態で、上側及び下側の各整列ホッパ19、21内に棒状物品1を投入することができる(ステップ44〜56)。このように、ステップ28〜56で説明した制御を順次行うことにより、順次充填位置に搬送されてくる各カップ15に棒状物品1を充填することができる。
【0068】
上記のように構成された充填装置14によると、上側及び下側の各整列ホッパ19、21内に供給されたそれぞれの棒状物品1を互いに隣合う状態で起立させるように水平方向に振動させて、下側整列ホッパ21から排出する段階で、この下側整列ホッパ21内の棒状物品1を互いに隣合う状態で起立させることができる。これにより、棒状物品1をこのように整列した状態で排出することができるので、例えば所定の重量又は本数の棒状物品1をカップ15等にに充填する場合、そのカップ15内から溢れさせることなく、見栄え良く互いに隣合うようにして起立させた状態で充填することができる。
【0069】
そして、上側と下側の2つの整列ホッパ19、21を振動させて、この振動により整列させた棒状物品1を、下側整列ホッパ21から排出してカップ15に充填することができるので、所定時間当たりに整列済みの棒状物品1をカップ15に充填する回数を、1つの整列ホッパにより整列させて充填する場合の約2倍にすることができる。これにより、棒状物品1の高速充填を実現することができる。
【0070】
ただし、上記実施形態では、図9に示すように、ステップ30において、原点検出信号が生成された時から第1のタイマにより調整時間t1 を測定して回転軸26aの第2の回転位置を検出したが、これに代えて、パルス数に対応した機械角度を回転させることにより、回転軸26aの第2の回転位置を検出してもよい。
そして、上記実施形態では、上側及び下側の各整列ホッパ19、21に設けられている第1及び第2の仕切部材29、39を、図7(a)の平面図に示すように、十字を形成するように鉛直方向に立てた状態で設けたが、これに代えて、第1及び第2の本体部27、38の各内径と棒状物品1の長さに応じて図7(b)の平面図に示すように、各本体部の中心から3方向に放射状に伸延するように鉛直方向に立てた状態で設けてもよい。
また、上記実施形態では、組合せ秤により計量した棒状物品1を各上側整列ホッパ19に供給したが、組合せ秤以外の計量装置により計量した棒状物品1を各上側整列ホッパ19に供給してもよい。
【0071】
更に、上記実施形態では、上側整列ホッパ19と下側整列ホッパ21を備える構成としたが、これに代えて、下側整列ホッパ21を省略し、上側整列ホッパ19により整列させた棒状物品1をカップ15に充填する構成としてもよい。
そして、上記実施形態では、上側及び下側の整列ホッパ19、21を1台の振動用モータ26により駆動して振動させる構成としたが、これに代えて、上側及び下側の整列ホッパ19、21をそれぞれ別々の振動用モータ26により駆動して振動させる構成としてもよい。この場合、上側整列ホッパ19内の棒状物品1を下側整列ホッパ21内に投入するときには、上側及び下側の整列ホッパ19、21のそれぞれの中心軸線を略一致させる。そして、下側整列ホッパ21内の棒状物品1をカップ15に充填するときは、下側整列ホッパ21と排出シュート23の上側開口部のそれぞれの中心軸線を略一致させる。
また、上記実施形態では、各整列ホッパ19、21を水平方向に振動させる構成としたが、これに代えて、水平方向と鉛直方向の成分を有する振動を行わせてもよい。
更に、上記実施形態では、振動数変更手段は、回転軸26aが原点位置(第1の回転位置)を通過したことを原点検出センサ65が検出した時から平均時間th よりも短い調整時間t1 が経過した時の回転軸26aの回転位置を第2の回転位置として回転軸26aを停止、又は減速させたが、これに代えて、回転軸26aが原点位置(第1の回転位置)を通過したことを原点検出センサ65が検出した時から平均時間th に等しい調整時間、又は平均時間th よりも長い調整時間が経過した時の回転軸26aの回転位置を第2の回転位置として回転軸26aを停止、又は減速させて、しかる後に、上記と同様に、回転軸26aを所定の低速度で回転させて原点位置で停止させてもよい。
【0072】
【発明の効果】
本発明によると、整列ホッパ内に供給されたそれぞれの棒状物品を互いに隣合う状態で起立させることができるので、棒状物品をこのように整列した状態で排出することができる。これにより、例えば所定の重量又は本数の棒状物品を所定の容器に充填する場合、その容器内から溢れさせることなく、見栄え良く互いに隣合うようにして起立させた状態で充填することができる。
【0073】
第1の発明によると、整列ホッパ内の棒状物品を整列させるために、整列ホッパを比較的高い振動数で振動させることができるので、各棒状物品を短時間で確実に起立させて整列させることができる。そして、整列ホッパ内の整列した棒状物品を排出して容器等に充填するときは、整列ホッパを比較的低い振動数で振動させた状態にして停止させているので、振動する整列ホッパを予め定めた所定の位置に確実に停止させることができる。つまり、整列ホッパを比較的低い振動数で振動させることにより整列ホッパの慣性力を小さくすることができるので、整列ホッパを所定の位置に確実に停止させることができる。これにより、整列ホッパの下側開口部の中心と、この整列ホッパの下方に配置される例えば容器又は排出シュート等の上側開口部の中心と、を互いに確実に一致させることができ、その結果、整列ホッパ内の整列した棒状物品を容器等に確実に充填することができる。
【0074】
また、整列ホッパを所定位置に確実に停止させるために、比較的低い振動数で振動させた状態にして停止させているが、これに代えて、保持トルクの大きいステップモータを使用することにより、比較的高い振動数で振動する整列ホッパを所定の位置に確実に停止させることも考えられるが、このようにすると、ステップモータの嵩が大きくなるし、その費用が嵩むという問題がある。第1の発明によると、このような問題を解決することができる。
【0075】
第2の発明によると、2つの上側と下側の整列ホッパを振動させて、この振動により整列させた棒状物品を、下側整列ホッパから排出して容器等に充填することができるので、所定時間当たりに整列済みの棒状物品を容器等に充填する回数を、1つの整列ホッパにより整列させて充填する場合の約2倍にすることができる。これにより、棒状物品の高速充填を実現することができる。これ以外は、第1の発明と同様の効果を奏する。
【0076】
第3の発明によると、整列ホッパの振動数を変更するための第2の位置を、整列ホッパが第1の位置を通過したことを原点検出センサが検出した時から平均時間、又はそれに近い所定の時間が経過した時点をタイマ等により計測することにより検出することができる。従って、第2の位置を検出するために例えばステップモータのステップ数をカウントするような複雑な制御が不要であり、この整列装置の構造を簡単にすることができるし、費用の低減を図ることができる。
【0077】
第4の発明によると、第3の発明と同様に、回転軸の第2の回転位置を検出するために例えばステップモータのステップ数をカウントするような複雑な制御が不要であり、これにより、この整列装置の構造を簡単にすることができるし、費用の低減を図ることができる。
【0078】
第5の発明によると、例えば整列ホッパ内に供給された棒状物品の長さが整列ホッパの本体部の互いに向かい合う内側面の間隔よりも短い場合では、仕切り部材が設けられていなければ横倒しの状態になるが、仕切り部材が設けられていることによって、棒状物品を、その中心軸線が鉛直方向に対して所定の角度以下の角度で起立させて保持することができる。このように、棒状物品の長さに応じた形状の仕切り部材を設けることにより、比較的短い長さの棒状物品でも、所定の容器内から溢れさせることなく、互いに隣合うようにして起立させた状態で充填することができる。
そして、仕切り部材は、本体部の筒方向と略平行し、本体部の略中心を通る位置に配置したことにより、物品を本体部の上側開口部の略中心に投入することにより、棒状物品を仕切り部材により仕切られている本体部の各部屋に満遍なく供給することができる。
【0079】
第6の発明によると、仕切り部材に凭れ掛かる棒状物品が仕切り部材を乗り越えて隣の部屋内に倒れ込まないようにすることができるので、棒状物品が重ならないようにして起立した状態で容器等に確実に充填することができる。そして、仕切り部材の上縁の全ての部分を同一の高さに形成してある場合では、整列ホッパに供給された棒状物品がこの仕切り部材の上縁上に載った状態となって排出することができないことがあるが、仕切り部材の上縁の所定部分とそれ以外の部分の鉛直方向の高さを相違させてあることにより、仕切り部材の上縁に当接した棒状物品をその上縁から確実に落下させることができる。これにより、整列ホッパ内に収容されている棒状物品を確実に排出させることができる。
【0080】
第7の発明によると、第1の本体部に設けられている仕切り部材は、第5及び第6の発明の仕切り部材と同等の構成部分は同様の効果を奏する。そして、第2の本体部に供給された棒状物品に対して、仕切り部材により仕切られて形成されている各部屋間の移動を防止することができ、これにより、各部屋内で整列する棒状物品を、それぞれの部屋で詰まらせることなく下側整列ホッパから確実に排出することができる。更に、第2の本体部に設けられている仕切り部材は、上側整列ホッパ内から排出される棒状物品がこの仕切り部材の上縁に引っ掛からないように下側整列ホッパ内に案内することができ、これにより、上側整列ホッパ内で整列した棒状物品をその整列した状態で下側整列ホッパ内に供給することができる。
【0082】
第8の発明によると、投入シュートを滑落する複数の棒状物品を、分散部材により分散させた状態で整列ホッパに投入することができるので、複数の棒状物品を整列ホッパに投入したときに、各棒状物品が互いに絡み合うことなく比較的綺麗に起立した状態で整列ホッパに収容された状態となる。そして、仕切り部材を設けてある整列ホッパに対しては、仕切り部材により仕切られている各部屋に、各部屋の大きさに応じた本数の棒状物品をそれぞれに投入することができるので、一部の部屋に棒状物品が多く投入された為に棒状物品が詰まるということがない。
【0083】
第9の発明によると、整列ホッパ内に供給された棒状物品が仕切り部材の上縁に引っ掛かり、本体部の上側開口縁部の上方に露出しているときに、この棒状物品を検出手段により検出することができる。つまり、棒状物品が仕切り部材に引っ掛かっているときは、その引っ掛かっている棒状物品を容器等に充填することができず、重量不足の商品を製造する恐れがあるが、検出手段によりその引っ掛かっている棒状物品を検出することにより、充填重量不足の商品の製造を確実に防止することができる。
【0084】
第10の発明によると、排出シュートの基台に対する取り付け、及び取り外しは、取付板に設けられている係合部を基台に設けられている被係合部に嵌合させればよいし、その嵌合を取り外せばよいので、排出シュートの基台に対する着脱を工具なしで容易に短時間で行うことができる。これにより、排出シュートの取り替え時間や洗浄時間の短縮を図ることができる。また、整列ホッパ内に供給されずにこぼれ落ちた棒状物品を、この取付板により保持することができるので、このこぼれ落ちた棒状物品が、これらを充填しようとする所定の容器以外の別の容器に投入されないようにすることができ、当該別の容器の充填重量の過量を防止することができる。
【0086】
第11の発明によると、棒状物品が上側及び下側の各整列ホッパに設けられているそれぞれの仕切り部材に引っ掛からないように、上側整列ホッパ内の棒状物品を下側整列ホッパに供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る充填装置の正面図である。
【図2】同実施形態に係る充填装置の一部省略平面図である。
【図3】同実施形態に係る充填装置の上側及び下側の整列ホッパの拡大正面図である。
【図4】同実施形態に係る一対の充填装置、投入シュート、及び排出シュートを示す側面図である。
【図5】同実施形態に係る投入シュートを示す図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図である。
【図6】同実施形態の上側整列ホッパに設けられている第1の仕切り部材を示す斜視図である。
【図7】(a)同実施形態の上側整列ホッパに設けられている第1の仕切り部材を示す平面図、(b)は同発明の他の実施形態の仕切り部材を示す平面図である。
【図8】同実施形態の上側整列ホッパに供給された棒状物品が第1の仕切り部材に凭れかけた状態を示す断面図である。
【図9】同実施形態の充填装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図10】従来の充填装置の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 棒状物品
14 充填装置
15 カップ
19 上側整列ホッパ
20 投入シュート
21 下側整列ホッパ
22 第2のゲート
23 排出シュート
25 振動機構部
26 振動用モータ
27 第1の本体部
28 第1のゲート
29 第1の仕切部材
32 第1のゲート駆動部
38 第2の本体部
39 第2の仕切部材
41 第2のゲート駆動部
58 分散部材
61 詰まり検出センサ
63 係合爪
64 係合孔
65 原点検出センサ
67 原点検出信号

Claims (11)

  1. 複数の棒状物品を上側開口部より受け入れる短筒状の本体部、及びこの本体部の下側開口部を開閉するためのゲートを有する整列ホッパと、この整列ホッパ内に供給されたそれぞれの棒状物品が、その中心軸線が鉛直方向に対して所定の角度以下の角度で起立するように上記整列ホッパに対して水平方向の成分を有する振動を行わせる駆動手段と、を備える整列装置において、
    上記駆動手段に駆動されて比較的高い振動数で振動する上記整列ホッパを所定の第1の位置の手前の第2の位置で振動を停止させる、又は振動数を低下させる振動数変更手段と、振動が停止、又は振動数が低下した上記整列ホッパを比較的低い振動数で振動させて上記整列ホッパを第1の位置で停止させる停止手段と、を具備することを特徴とする整列装置。
  2. 複数の棒状物品を上側開口部より受け入れる短筒状の第1の本体部、及びこの第1の本体部の下側開口部を開閉するための第1のゲートを有する上側整列ホッパと、第1の本体部の下側開口部より排出された複数の棒状物品を上側開口部より受け入れる短筒状の第2の本体部、及びこの第2の本体部の下側開口部を開閉するための第2のゲートを有する下側整列ホッパと、上記上側及び下側の各整列ホッパ内に供給されたそれぞれの棒状物品が、その中心軸線が鉛直方向に対して所定の角度以下の角度で起立するように上記上側及び下側の各整列ホッパを同期させて水平方向の成分を有する振動を行わせる駆動手段と、を備える整列装置において、
    上記駆動手段に駆動されて比較的高い振動数で振動する上記両方の整列ホッパを所定の第1の位置の手前の第2の位置で停止させる、又は振動数を低下させる振動数変更手段と、振動が停止、又は振動数が低下した上記両方の整列ホッパを比較的低い振動数で振動させて上記両方の整列ホッパを第1の位置で停止させる停止手段と、を具備することを特徴とする整列装置。
  3. 上記比較的高い振動数で振動する上記整列ホッパが第2の位置から第1の位置まで移動するのに掛かる平均時間を算出する平均時間算出手段と、上記整列ホッパが第1の位置に移動したことを検出するための原点検出センサと、を備え、上記振動数変更手段は、上記整列ホッパが第1の位置を通過したことを上記原点検出センサが検出した時から上記平均時間、又はそれに近い所定の時間が経過した時の上記整列ホッパの位置を第2の位置として、上記整列ホッパを停止、又は振動数を低下させることを特徴とする請求項1に記載の整列装置。
  4. 複数の棒状物品を上側開口部より受け入れる短筒状の本体部、及びこの本体部の下側開口部を開閉するためのゲートを有する整列ホッパと、この整列ホッパ内に供給されたそれぞれの棒状物品が、その中心軸線が鉛直方向に対して所定の角度以下の角度で起立するように上記整列ホッパに対して水平方向の成分を有する振動を行わせる駆動手段と、この駆動手段の動力を上記整列ホッパに伝達するための回転軸と、比較的高速度で回転する上記回転軸を所定の第1の回転位置の手前の第2の回転位置で停止、又は減速させる振動数変更手段と、回転が停止、又は減速した上記回転軸を比較的低速度で回転させて上記回転軸を第1の回転位置で停止させる停止手段と、を備える整列装置において、
    比較的高速度で回転する上記回転軸が1回転するのに掛かる時間の平均時間を算出する平均時間算出手段と、上記回転軸が第1の回転位置に回転したことを検出するための原点検出センサと、を備え、上記振動数変更手段は、上記回転軸が第1の回転位置を通過したことを上記原点検出センサが検出した時から上記平均時間、又はそれに近い所定の時間が経過した時の上記回転軸の回転位置を第2の回転位置として、上記回転軸を停止、又は減速させることを特徴とする整列装置。
  5. 上記整列ホッパの本体部は、この本体部内に供給された棒状物品を起立させた状態で保持する仕切り部材を備え、この仕切り部材は、上記本体部の筒方向と略平行し、上記本体部の略中心を通る位置に配置したことを特徴とする請求項1、3、又は4に記載の整列装置。
  6. 上記仕切り部材の上縁の高さは、上記ゲート上に起立する棒状物品の上端部よりも高くしてあり、当該仕切り部材の上縁に当接した棒状物品が当該上縁から落下するように、上記上縁の所定部分とそれ以外の部分の鉛直方向の高さを相違させたことを特徴とする請求項5に記載の整列装置。
  7. 上記上側及び下側の各整列ホッパの第1及び第2の本体部は、第1及び第2の各本体部内に供給された棒状物品を起立させた状態で保持する仕切り部材を備え、この仕切り部材は、それぞれが設けられている第1及び第2の各本体部の筒方向と略平行し、該各本体部の略中心を通る位置に配置してあり、第1及び第2の各本体部に設けられている上記仕切り部材の上縁の高さは、上記各ゲート上に起立する棒状物品の上端部よりも高くしてあり、第2の本体部に設けられている上記仕切り部材は、第2の本体部の上側開口縁部から下側開口縁部に亘って形成してあることを特徴とする請求項2に記載の整列装置。
  8. 複数の棒状物品を上記整列ホッパの上側開口部に投入するための投入シュートを有し、この投入シュートの出口側縁部、又はその近傍に、上記投入シュートの出口から排出される棒状物品を分散させるための分散部材を設けたことを特徴とする請求項1、3、4、5、又は6に記載の整列装置。
  9. 複数の棒状物品を上側開口部より受け入れる短筒状の本体部、及びこの本体部の下側開口部を開閉するためのゲートを有する整列ホッパと、この整列ホッパ内に供給されたそれぞれの棒状物品が、その中心軸線が鉛直方向に対して所定の角度以下の角度で起立するように上記整列ホッパに対して水平方向の成分を有する振動を行わせる駆動手段と、を備える整列装置において、
    上記本体部は、この本体部内に供給された棒状物品を起立させた状態で保持する仕切り部材を備えており、上記仕切り部材の上縁に引っ掛かり、上記本体部の上側開口縁部の上方に露出する棒状物品を検出するための検出手段を設けたことを特徴とする整列装置。
  10. 複数の棒状物品を上側開口部より受け入れる短筒状の本体部、及びこの本体部の下側開口部を開閉するためのゲートを有する整列ホッパと、この整列ホッパ内に供給されたそれぞれの棒状物品が、その中心軸線が鉛直方向に対して所定の角度以下の角度で起立するように上記整列ホッパに対して水平方向の成分を有する振動を行わせる駆動手段と、上記整列ホッパの下側開口部から排出された棒状物品を入口から受け入れて出口から排出して所定の容器に供給するための排出シュートと、を備える整列装置において、
    上記排出シュートは、取付板が設けられており、この取付板に設けられている係合部を上記整列装置の基台に設けられている被係合部に着脱自在に嵌合させて取り付けてあり、上記取付板は、上記整列ホッパ内に供給されずにこぼれ落ちた棒状物品を保持することができる形状であることを特徴とする整列装置。
  11. 複数の棒状物品を上側開口部より受け入れる短筒状の第1の本体部、及びこの第1の本体部の下側開口部を開閉するための第1のゲートを有する上側整列ホッパと、第1の本体部の下側開口部より排出された複数の棒状物品を上側開口部より受け入れる短筒状の第2の本体部、及びこの第2の本体部の下側開口部を開閉するための第2のゲートを有する下側整列ホッパと、上記上側及び下側の各整列ホッパ内に供給されたそれぞれの棒状物品が、その中心軸線が鉛直方向に対して所定の角度以下の角度で起立するように上記上側及び下側の各整列ホッパを同期させて水平方向の成分を有する振動を行わせる駆動手段と、上記上側及び下側の各整列ホッパの第1及び第2の本体部内に設けられ、第1及び第2の各本体部内に供給された棒状物品を起立させた状態で保持する仕切り部材と、を備える整列装置において、
    上記駆動手段を駆動して上記上側及び下側の両方の整列ホッパを振動させている状態で、上記上側整列ホッパ内の棒状物品を上記下側整列ホッパ内に供給することを特徴とする整列装置。
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