JP4712733B2 - 限流装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電力系統での事故発生時に生じる過電流(短絡電流)を限流(抑制)するための限流装置に関するものである。
従来の限流装置では、金属箔積層体の上下両面に電極が配設されている。通常時では、これらの電極及び金属箔積層体が、ばねにより固定平板へ向けて付勢された可動平板と、固定平板とによって挟み込まれて圧力を受けており、金属箔積層体における金属箔同士が圧接されていることにより、電極間が電気的に短絡状態となる。一方、過電流発生時には、ばね力に抗する電磁反発力が可動平板に作用し、金属箔積層体に加わる圧力が低下することによって、金属箔同士の接触抵抗が増加することにより、電極間に流れる過電流が限流される(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−217909号公報
上記のような従来の限流装置では、金属箔同士の接触抵抗を用いているため、動作時の抵抗値が一定でなく、抵抗値にばらつきが生じてしまい、限流作用の安定性が低下していた。また、各金属箔が過電流によって発熱してしまうため、電力系統での異常が解消された際に、通常状態へ復帰するまでに時間が掛かってしまい、これによっても限流作用の安定性が低下していた。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、短絡事故発生時に、限流動作の安定性を向上させることができる限流装置を得ることを目的とする。
この発明に係る限流装置は、電力系統の電源側電路及び負荷側電路間に電気的に接続され、電力系統に流れる過電流を限流するためのものであって、連なるように互いに隣接して設けられ互いに接離可能な複数の接点部材と、互いに隣り合う接点部材同士の間に電気的に接続され内部に流れる電流を限流する限流抵抗体とを有し、電源側電路及び負荷側電路間に定常電流を流すための定常電路を形成するとともに、電源側電路及び負荷側電路間に流れる過電流を限流するための限流電路を形成する電路形成部、互いに隣り合う接点部材同士の間に挿入され接点部材同士を互いに開離させる位置である挿入位置と、挿入位置から反接点部材側へ後退し互いに隣り合う接点部材同士の間から抜き出された位置である抜出位置との間で変位可能なくさび部材、及び電源側電路及び負荷側電路間に電気的に接続され、電力系統から定常電流を受けたときにくさび部材を抜出位置で保持し電路形成部に定常電路を形成させるとともに、電力系統から過電流を受けたときにくさび部材を挿入位置へ変位させて、互いに隣接している接点部材同士を互いに開離させることによって電路形成部に限流電路を形成させる接点駆動部を備えたものである。
この発明の限流装置は、電力系統からの過電流を接点駆動部が受けたときに、その接点駆動部によりくさび部材が抜出位置から挿入位置へ変位されて、互いに隣接している接点部材同士が互いに開離されることによって、電路形成部により限流電路が形成されて過電流が限流されるので、限流動作の安定性を向上させることができる。これとともに、限流抵抗体が通電されることによって限流抵抗体自体が発熱することにより、各接点部材の発熱を抑えることができ、電力系統の異常が解消された際に即時に復帰することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による限流装置を示す断面図である。
図において、上側フレーム1及び下側フレーム2は、互いに間隔をおいて対向するように設けられている。また、上側フレーム1及び下側フレーム2は、複数の連結フレーム3によって互いに連結されている。上側フレーム1の下面には、第1固定電極4及び第2固定電極5が長さ方向に互いに間隔をおいて設けられている。第1固定電極4は、(交流)電力系統の負荷側電路及び電源側電路のいずれか一方に接続されている。
下側フレーム2の上面には、固定鉄心6が固定されている。固定鉄心6の上面には、環状溝6aと、環状溝6aに囲まれた鉄心中央部6bとが設けられている。環状溝6aには、接点駆動部としての電磁コイル7及び複数の電磁ばね8が設けられている。電磁コイル7は、鉄心中央部6bの側面に環状に巻き付けられた導線によって形成されている。電磁コイル7の導線の一端部は、電力系統の負荷側電路及び電源側電路の他方に接続されている。また、電磁コイル7の導線の他端部は、第2固定電極5に接続されている。さらに、電磁コイル7は、電力系統に流れる電流の大きさに応じた電磁力を発生する。電磁ばね8のばね力は、電磁コイル7に定常電流が流れた場合の電磁コイル7の電磁力よりも大きくなるように設定されている。
各固定電極4,5と固定鉄心6との間には、電磁ばね8の上端部に接続された板状の可動鉄心9と、可動鉄心9の上面に固定された第1可動電極10とが設けられている。可動鉄心9及び第1可動電極10は、第1固定電極4及び第2固定電極5間を電気的に短絡するための短絡位置と、通常位置から固定鉄心6側(反固定電極4,5側)の位置であり電力系統に流れる過電流を限流するための限流位置との間で、互いに一体となって変位可能となっている。また、可動鉄心9及び第1可動電極10は、電磁ばね8のばね力により固定鉄心6から各固定電極4,5へ向けて付勢される。さらに、可動鉄心9及び第1可動電極10は、電磁ばね8に過電流が流れたときに、電磁ばね8のばね力に抗する電磁コイル7による電磁力によって、各固定電極4,5側から固定鉄心6側へ吸引される。
各固定電極4,5と第1可動電極10との間には、連なるように互いに隣接する複数の接点部材11と、第1可動電極10の長さ方向(図の左右方向)の中央部に複数の接点部材11に沿うように配置され、互いに反対方向へ向けられた一対の内側くさび部材(接点操作部)12と、第1可動電極10の長さ方向の両端部に配置され、各内側くさび部材12に対向する一対の外側くさび部材(接点操作部)13とが設けられている。接点部材11は、例えば銅及び銀の少なくともいずれか一方を含む金属によって構成されている。
各電極4,5,10と、それらに隣接する各接点部材11とは、互いに接合されており、互いに電気的に接続されている。また、上下方向で互いに隣り合う接点部材11同士は、一方の下面と他方の上面とで互いに接離可能となっている。さらに、接点部材11は、他の接点部材11又は電極4,5,9と接合するための一対の平行面と、一対の平行面の端部から長さ方向外側へV字状に突出するV字状突出部11aとを有している。つまり、接点部材11の断面形状は6角形状であり、接点部材11の立体形状は算盤玉状である。さらにまた、接点部材11は、可動鉄心9及び第1可動電極10を介して、電磁ばね8のばね力を受けている。また、互いに隣接する接点部材11同士は、電磁ばね8のばね力によって、互いに圧接されている。
内側くさび部材12及び外側くさび部材13は、それぞれ絶縁体によって構成されている。また、内側くさび部材12及び外側くさび部材13の接点部材11に隣接する面は、連続くさび面(ぎざぎざ面)12a,13aとなっている。連続くさび面12a,13aは、隣接するV字状突出部11aと同一方向へ向けられた複数のV字状溝部と、V字状溝部の反対方向へ向けて先細りな(テーパ状の)複数のくさび部とを有している。V字状溝部は、V字状突出部11aと嵌合可能になっている。くさび部は、互いに隣り合う接点部材11の間に挿入可能になっている。
また、内側くさび部材12及び外側くさび部材13は、互いに隣り合う接点部材11同士の間にくさび部が挿入され接点部材11同士を互いに開離させる位置である挿入位置と、挿入位置から反接点部材11側へ後退し互いに隣り合う接点部材11同士の間からくさび部が抜き出された位置である抜出位置との間で変位可能になっている。各内側くさび部材12の背面(連続くさび面12aの反対側の面)には、内側くさびばね14の端部が固定されている。内側くさび部材12は、内側くさびばね14のばね力によって、接点部材11へ向けて付勢されている。外側くさび部材13の背面(反連続くさび面13aの反対側の面)には、外側くさびばね15の一端部が固定されている。外側くさびばね15の他端部は、連結フレーム3に固定されている。外側くさび部材13は、外側くさびばね15のばね力によって、接点部材11へ向けて付勢されている。
各くさび部材12,13は、可動鉄心9及び第1可動電極10が短絡位置から限流位置へ変位すると、各くさびばね14,15のばね力によって、それぞれ抜出位置から挿入位置へ変位される。そして、各くさびばね14,15が挿入位置へ変位することによって、互いに隣接している接点部材11を互いに開離する。これとともに、各連続くさび面12a,13aのV字状溝部と、V字状突出部11aとは、互いに嵌合される。また、各連続くさび面12a,13aの上下方向中心は、V字状溝部になっている。その上下方向中心のV字状溝部は、各固定電極4,5と短絡位置の第1可動電極10との間の間隔の中心部に配置された接点部材11のV字状突出部11aに対向している。さらにまた、それらのV字状溝部及び接点部材11において、V字状溝部の内壁と、V字状突出部11aの外壁との上側斜面同士の間の間隔、及び下側斜面同士の間の間隔は、第1可動電極10が短絡位置のときに、互いに同一の大きさの間隔となっている。
また、各連続くさび面12a,13aの上下方向中心から上側(固定電極4,5側)のV字状溝部と、そのV字状溝部に隣接する接点部材11とにおいて、互いに対向するV字状溝部の内壁とV字状突出部11aの外壁との上側斜面同士の間の間隔は、第1可動電極10が短絡位置のときに、下側斜面同士の間の間隔よりも大きくなっている。また、各連続くさび面12a,13aの上下方向中心から下側(第1可動電極10側)のV字状溝部と、そのV字状溝部に隣接する接点部材11とにおいて、互いに対向するV字状溝部の内壁とV字状突出部11aの外壁との下側斜面同士の間の間隔は、第1可動電極10が短絡位置のときに、上側斜面同士の間の間隔よりも大きくなっている。そして、各連続くさび面12a,13aのV字状溝部とV字状突出部11aとが互いに嵌合したときに、互いに隣り合う接点部材11同士の間の間隔は、いずれの箇所でも等間隔となっている。また、各連続くさび面12a,13aのV字状溝部と各接点部材11とが互いに嵌合したときでも、各電極4,5,10と、それらに隣接する接点部材11との接合状態は保持される。
各連結フレーム3の反外側くさびばね15側には、内部に流れる電流を限流するための限流抵抗体16が設けられている。限流抵抗体16には、接点部材11の数と同数の抵抗接続点16aが互いに間隔をおいて設けられている。また、抵抗接続点16aは、可動導体17を介して、接点部材11に接続されている。可動導体17は、抵抗接続点16aと接点部材11との接続状態を維持したまま、接点部材11の接離時の変位に追従する。即ち、限流抵抗体16は、互いに隣り合う接点部材11同士の間に電気的に並列に接続されている。さらに、互いに隣り合う抵抗接続点16a同士の間の抵抗値は、限流抵抗体16のいずれの箇所でも等しくなっている。さらにまた、互いに隣り合う抵抗接続点16a同士の間の抵抗値は、電力系統に過電流が流れているときに、互いに隣り合う接点部材11同士の間の電位差が、アークが発生する最小の電圧である最小アーク発生電圧(接点降下電圧)よりも低い電位差となるような抵抗値に、定格容量(定格電圧,定格電流)に基づいて予め設定されている。
ここで、第1固定電極4、第1可動電極10、第1固定電極4と第1可動電極10との間に配置された複数の接点部材11、及びそれらの接点部材11に接続された限流抵抗体16、並びに第2固定電極5、第1可動電極10、第2固定電極5と第1可動電極10との間に配置された複数の接点部材11、及びそれらの接点部材11に接続された限流抵抗体16は、電源側電路及び負荷側電路間の電路を形成するための一対(2列)の電路形成部を構成している。一対の電路形成部は、同一の第1可動電極10を共有しており、第1可動電極10を介して一連の電路を形成している。また、電路形成部は、第1可動電極10が短絡位置のときに各接点部材11が電源側電路及び負荷側電路間を電気的に接続することによって、電源側電路及び負荷側電路間に定常電流を流すための定常電路を形成する。
さらに、電路形成部は、第1可動電極10が限流位置のときに、互いに隣り合う接点部材11同士が開離され、限流抵抗体16が電源側電路及び負荷側電路間を電気的に接続することにより、電源側電路及び負荷側電路間に流れる過電流を限流するための限流電路を形成する。なお、第1可動電極10が短絡位置及び限流位置の一方から他方へ変位する際に、接点部材11同士の接触箇所に加わる圧力が消滅し接点部材11同士が接触している過渡状態となる。この過渡状態のときに、接点部材11同士の接触箇所には、電気的な接触抵抗が生じる。そして、抵抗接続点16a同士の間の限流抵抗体16と、接点部材11同士の接触抵抗とは、電気的に並列接続状態となる。
従って、接点駆動部(電磁コイル7及び電磁ばね8)は、電力系統に定常電流が流れているときに各くさび部材12,13を抜出位置で保持し互いに隣接する接点部材11同士を圧接させて、電路形成部に定常電路を形成させる。また、接点駆動部は、電力系統から過電流を受けたときに各くさび部材12,13を抜出位置から挿入位置へ変位させて、互いに隣接している接点部材11同士を互いに開離させることによって、電路形成部に限流電路を形成させる。
次に、動作について説明する。まず、電力系統に定常電流が流れている場合、電磁ばね8のばね力が電磁コイル7から発生する電磁力よりも大きくなっていることにより、第1可動電極10が短絡位置で保持されるとともに、各くさび部材12,13が抜出位置で保持され、互いに隣接する接点部材11同士が互いに圧接され、互いに圧接された接点部材11同士によって、各固定電極4,5と第1可動電極10との間に定常電路が形成される。このときに、電流は、第1固定電極4から、第1固定電極4側に連なる各接点部材11、第1可動電極10、第2固定電極5側に連なる各接点部材11、第2固定電極5、コイル7の順に流れ、その後、交流の位相の反転により逆向きに流れる。
一方、電力系統に過電流が発生した場合、その過電流が電磁コイル7内に流れることによって、電磁コイル7から発生する電磁力が接圧ばね8のばね力よりも大きくなり、この電磁力により、可動鉄心9及び第1可動電極10が短絡位置から限流位置へ変位される。そして、第1可動電極10が短絡位置から限流位置へ変位すると、各接点部材11の圧接状態が解除され、各くさびばね14,15のばね力によって、各くさび部材12,13は、抜出位置から挿入位置へ変位される。そして、各連続くさび面12a,13aのくさび部は、互いに隣接する接点部材11同士の間に挿し込まれ、各連続くさび面12a,13aのV字状溝部とV字状突出部11aとが互いに嵌合する。これによって、各固定電極4,5と第1可動電極10との間に限流電路が形成され、限流抵抗体16によって過電流が限流される。
そして、電力系統の異常が解消され、過電流が定常電流へと変化すると、電磁ばね8のばね力が電磁コイル7から発生する電磁力よりも大きくなって、第1可動電極10が限流位置から短絡位置へと変位され、この変位によって、互いに隣り合う接点部材11同士が互いに接する方向へ変位される。このときの接点部材11の変位によって、各連続くさび面12a,13aのくさび部が反接点部材11側へ押し戻されて、各くさび部材12,13が挿入位置から抜出位置へと変位される。そして、各連続くさび面12a,13aのV字溝とV字状突出部11aとの嵌合状態が解除され、接点部材11の変位が進み、接点部材11が初期位置に戻ることによって、互いに隣り合う接点部材11同士が再び圧接され、各固定電極4,5と第1可動電極10との間に定常電路が形成される。
上記のような限流装置では、電力系統からの過電流を電磁コイル7が受けたときに、電磁コイル7からの電磁力により各くさび部材12,13が抜出位置から挿入位置へ変位されて、互いに隣接している接点部材11同士が互いに開離されることによって、電路形成部により限流電路が形成されて過電流が限流されるので、限流動作の安定性を向上させることができる。これとともに、限流抵抗体16が通電されることによって限流抵抗体16自体が発熱することにより、各接点部材11の発熱を抑えることができ、電力系統の異常が解消された際に即時に復帰することができる。
また、第1固定電極4が電源側電路及び負荷側電路のいずれか一方に接続され、第2固定電極5が電源側電路及び負荷側電路のいずれか他方に電磁コイル7の導線の一端を介して接続されるので、限流装置本体の外部との接続を容易にすることができる。
さらに、互いに隣り合う抵抗接続点16a同士の間の抵抗値が、互いに隣り合う接点部材11同士の間の電位差が最小アーク発生電圧よりも低い電位差となるような抵抗値となっているので、互いに隣り合う接点部材11同士の間のアークの発生を抑制することができ、限流動作時のアークの発生による接点部材11の劣化を防ぐことができる。
さらにまた、銅及び銀の少なくともいずれか一方を含む金属によって接点部材11が構成されており、低抵抗、高熱伝導、及び安価な材料を接点部材11に用いているので、従来の限流装置に比べて、通常時の電力の損失を低減させることができるとともに、通電容量を大きくすることができる。これに加えて、従来の限流装置に比べて、製造コストを低減させることができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2について説明する。図2は、実施の形態2による限流装置を示す断面図である。なお、図2では、各くさびばね14,15、限流抵抗体16、及び可動導体17を省略して示す。実施の形態2では、第1及び第2固定電極4,5の間に、第3の固定電極21が設けられている。また、実施の形態2では、実施の形態1における第1可動電極10が、長さ方向に互いに間隔をおいて並べられた第2可動電極22及び第3可動電極23に置き換えられている。各可動電極22,23と可動鉄心9との間には、電極固定板24が介在されている。従って、各固定電極4,5,21、各可動電極22,23、複数の接点部材11、及び複数の限流抵抗体16によって、4列の電路形成部が構成されている。他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
上記のような限流装置では、4列の電路形成部を用いているため、実施の形態1の限流装置よりも電圧容量を大きくすることができる。
なお、実施の形態1では電路形成部が2列であり、実施の形態2では電路形成部が4列であったが、電路形成部の列数は2列及び4列に限るものではなく、1列、3列又は5列以上であってもよい。つまり、電路形成部の列数は、電圧容量に応じて適宜決定することができる。
また、実施の形態1,2では、電路形成部が偶数列であったが、偶数列に限るものではなく、電路形成部が奇数列であってもよい。この場合、可動電極から電源側電路、負荷側電路又は電磁コイルに接続する導体に例えば編組線等を用いることにより、可動電極から電流を取り出すこともでき、製作の自由度を向上させることができる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3について説明する。図3は、実施の形態3による限流装置の一部を拡大して示す断面図である。なお、図3では、限流抵抗体16及び可動導体17を省略して示す。実施の形態1では、接点部材11の長さ方向の両端に内側及び外側くさび部材12,13がそれぞれ配設されていたが、実施の形態3では、接点部材11の長さ方向の一端のみに内側くさび部材12が配設されている。各接点部材11の長さ方向中央と、各固定電極4,5及び第1可動電極10とには、絶縁部材からなる連結棒31が挿通されている。各接点部材11は、連結棒31に上下方向への変位を案内される。また、各接点部材11の長さ方向(図の左右方向)への変位は、連結棒31によって規制されている。さらに、互いに隣接する接点部材11同士は、内側くさび部材12のくさび部に挿入されることによって互いに開離される。他の構成及び動作は、実施の形態1又は実施の形態2と同様である。
上記のような限流装置では、各接点部材11に連結棒31が挿入されているので、実施の形態1の限流装置における外側くさび部材13及び外側くさびばね15が不要となることにより、実施の形態1の限流装置よりも簡易な構造とすることができるとともに、部材点数及び組立工数を低減させることができる。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4について説明する。図4は、実施の形態4による限流装置の一部を拡大して示す断面図である。なお、図4では、限流抵抗体16及び可動導体17を省略して示す。互いに対向する内側及び外側くさび部材12,13は、棒状のくさび接続部材41によって互いに接続されている。くさび接続部材41は、内側及び外側くさび部材12,13に直交している。また、くさび接続部材41の一端部は、内側くさび部材12に固定されている。さらに、くさび接続部材41は、外側くさび部材13を貫通しており、くさび接続部材41の他端部は、外側くさび部材13から反接点部材11側へ突出している。さらにまた、くさび接続部材41の他端部には、ばね固定板42が取り付けられている。ばね固定板42と外側くさび部材13との間には、くさび接続部材41を囲繞するくさびばね43が設けられている。内側及び外側くさび部材12,13は、くさびばね43のばね力によって、それぞれ接点部材11へ向けて付勢される。他の構成及び動作は、実施の形態1又は実施の形態2と同様である。
上記のような限流装置では、くさびばね43の外側から内側へ向けたばね力によって、内側及び外側くさび部材12,13がそれぞれ接点部材11へ向けて付勢されるので、実施の形態1の限流装置における一対の内側くさび部材12同士を内側くさびばね14で接続する必要がなくなることにより、組立を容易にすることができ、生産効率を向上させることができる。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5について説明する。図5は、実施の形態5による限流装置を示す断面図である。図6は、図5のVI−VI線に沿う断面図である。なお、図6,7では、限流抵抗体16及び可動導体17を省略して示す。実施の形態1では、上側フレーム1と下側フレーム2との間に電路形成部が配置されていたが、実施の形態5では、上側フレーム51の上面側に電路形成部が配置されている。上側フレーム51の長さ方向(図の左右方向)の両端には、上方へ向けて延在する一対のばね固定板52が取り付けられている。また、上側フレーム51の中央部には貫通孔が設けられており、その貫通孔には、一端部が可動鉄心9に固定された連結棒53が挿通されている。
さらに、上側フレーム51の上面には、電磁コイル7の導線の一端に接続された第5可動電極55と、電源側電路又は負荷側電路に接続された第5可動電極55と、第3及び第4可動電極54,55に対向する第6可動電極56と、各可動電極54〜56をばね固定板52から上側フレーム51の長さ方向中心へ向けて付勢する圧接ばね57と、第3及び第4可動電極54,55と第6可動電極56との間で連なるように配置され互いに隣接する複数の接点部材58と、各接点部材58の上部に沿うように配置され連結棒53の他端部に接続され上部くさび部材59とが設けられている。
接点部材58は、上方に向けてV字状に突出するV字状突出部58aを有しており、接点部材58の断面形状は、5角形状である。また、互いに隣り合う接点部材58同士は、各可動電極54〜56を介して、圧接ばね57から圧力を受ける。そして、その圧力によって、互いに隣り合う接点部材58同士が圧接される。上部くさび部材59の接点部材58に隣接する面には、連続くさび面59aが設けられている。連続くさび面59aは、隣接するV字状突出部58aと同一方向へ向けられた複数のV字状溝部と、V字状溝部の反対方向へ向けて先細りな複数のくさび部とを有している。また、上部くさび部材59は、互いに隣り合う接点部材58同士の間にくさび部が挿入され接点部材58同士を互いに開離させる位置である挿入位置と、挿入位置から反接点部材58側へ後退し互いに隣り合う接点部材58同士の間からくさび部が抜き出された位置である抜出位置との間で変位可能になっている。
さらに、上部くさび部材59は、可動鉄心9の短絡位置から限流位置への変位に伴って、抜出位置から挿入位置へ変位される。そして、上部くさび部材59が抜出位置から挿入位置へ変位することによって、連続くさび面59aのV字状溝部とV字状突出部58aとが互いに嵌合されるとともに、連続くさび面59aのくさび部が互いに隣接する接点部材58同士の間に挿入され、互いに隣接する接点部材58同士が互いに開離される。
ここで、第5可動電極55、第6可動電極56、第5可動電極55と第6可動電極56との間に配置された複数の接点部材58、及びそれらの接点部材58に接続された限流抵抗体16、並びに第5可動電極55、第6可動電極56、第5可動電極55と第6可動電極56との間に配置された複数の接点部材58、及びそれらの接点部材58に接続された限流抵抗体16は、電源側電路及び負荷側電路間の電路を形成するための一対(2列)の電路形成部を構成している。一対の電路形成部は、同一の第6可動電極56を共有しており、第1可動電極10を介して一連の電路を形成している。他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
上記のような限流装置では、互いに隣接する接点部材58同士が圧接ばね57のばね力によって圧接されているので、通常時における接点部材58による電気抵抗の大きさを一定とすることができ、実施の形態1の限流装置に比べて、安定して通電することができる。
なお、実施の形態1〜5では、電磁コイル7の電磁力を電磁吸引力として用いることによって各くさび部材12,13,59を抜出位置から挿入位置へ変位させていたが、電磁コイルの電磁力を電磁反発力として用いることによって、各くさび部材12,13,59を抜出位置から挿入位置へ変位させてもよい。
また、実施の形態1〜5では、接点部材11,58が固定電極及び可動電極の少なくともいずれか一方を介して圧力を受け、また固定電極及び可動電極の少なくともいずれか一方を介して電力経路に接続されていたが、この例に限るものではなく、固定電極及び可動電極を介さずに接点部材11,58に圧力を加えてもよく、また固定電極及び可動電極を介さずに接点部材を電力経路に接続してもよい。つまり、電路形成部は、固定電極及び可動電極を用いなくても構成することができる。
この発明の実施の形態1による限流装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態2による限流装置の一部を拡大して示す断面図である。 この発明の実施の形態3による限流装置の一部を拡大して示す断面図である。 この発明の実施の形態4による限流装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態5による限流装置を示す断面図である。 図5のVI−VI線に沿う断面図である。
符号の説明
4 第1固定電極、5 第2固定電極、7 電磁コイル、8 電磁ばね、10 第1可動電極、11,58 接点部材、11a,58a V字状突出部、12 内側くさび部材、13 外側くさび部材、16 限流抵抗体、21 第3固定電極、22 第2可動電極、23 第3可動電極、54 第4可動電極、55 第5可動電極、56 第6可動電極、57 圧接ばね、59 上側くさび部材。

Claims (8)

  1. 電力系統の電源側電路及び負荷側電路間に電気的に接続され、上記電力系統に流れる過電流を限流するための限流装置であって、
    連なるように互いに隣接して設けられ互いに接離可能な複数の接点部材と、互いに隣り合う上記接点部材同士の間に電気的に接続され内部に流れる電流を限流する限流抵抗体とを有し、上記電源側電路及び上記負荷側電路間に定常電流を流すための定常電路を形成するとともに、上記電源側電路及び上記負荷側電路間に流れる過電流を限流するための限流電路を形成する電路形成部、
    互いに隣り合う上記接点部材同士の間に挿入され上記接点部材同士を互いに開離させる位置である挿入位置と、上記挿入位置から反接点部材側へ後退し互いに隣り合う上記接点部材同士の間から抜き出された位置である抜出位置との間で変位可能なくさび部材、及び
    上記電源側電路及び上記負荷側電路間に電気的に接続され、上記電力系統から定常電流を受けたときに上記くさび部材を抜出位置で保持し上記電路形成部に上記定常電路を形成させるとともに、上記電力系統から過電流を受けたときに上記くさび部材を上記挿入位置へ変位させて、互いに隣接している上記接点部材同士を互いに開離させることによって上記電路形成部に上記限流電路を形成させる接点駆動部
    を備えていることを特徴とする限流装置。
  2. 上記電路形成部は、上記定常電路及び上記限流電路の一端に配置された上記接点部材に接合されかつその上記接点部材に電気的に接続された固定電極と、上記定常電路及び上記限流電路の他端に配置された上記接点部材に電気的に接続されるように接合されかつその上記接点部材に電気的に接続された可動電極とをさらに有しており、
    上記可動電極は、上記定常電路を形成するための定常位置と、上記限流電路を形成するための限流位置との間で変位可能であり、
    上記接点駆動部は、上記可動電極に上記固定電極へ向けた圧力を加えて上記可動電極を上記短絡位置に保持する電磁ばねと、上記電力系統から過電流を受けたときに上記電磁ばねに抗する電磁力を発生し、その電磁力によって上記可動電極を上記短絡位置から上記限流位置へ変位させる電磁コイルとを有しており、
    上記くさび部材は、上記可動電極の上記短絡位置から上記限流位置への変位に伴って上記抜出位置から上記挿入位置へ変位されるとともに、上記可動電極の上記限流位置から上記短絡位置への変位に伴って上記抜出位置から上記挿入位置へ変位されることを特徴とする請求項1記載の限流装置。
  3. 上記電路形成部は、互いに平行になるように、互いに間隔をおいて複数設けられており、
    互いに隣り合う上記電路形成部同士は、上記可動電極及び上記固定電極のいずれか一方を、上記電源側電路及び上記負荷側電路間の一連の電路を形成するように共有しており、
    上記固定電極は、上記電源側電路及び上記負荷側電路のいずれか一方に電気的に接続可能になっていることを特徴とする請求項2記載の限流装置。
  4. 上記電路形成部は、上記定常電路及び上記限流電路の両端にそれぞれ配置された上記接点部材に電気的に接続されるように接合された一対の可動電極をさらに有しており、
    上記接点駆動部は、上記一対の可動電極に一方から他方へ向けた圧力をそれぞれ加えて互いに隣接する上記接点部材の接合状態を保持する圧接ばねと、上記くさび部材に圧力を加え上記くさび部材を上記抜出位置で保持する電磁ばねと、上記電力系統から過電流を受けたときに、上記電磁ばねの圧力に抗する電磁力を発生し、その電磁力によって上記くさび部材を上記抜出位置から上記挿入位置へ変位させる電磁コイルとを有していることを特徴とする請求項1記載の限流装置。
  5. 上記電路形成部は、互いに平行になるように、互いに間隔をおいて複数設けられおり、
    互いに隣り合う上記電路形成部同士は、上記一対の可動電極の一方を、上記電源側電路及び上記負荷側電路間の一連の電路を形成するように共有しており、
    上記可動電極は、上記電源側電路及び上記負荷側電路のいずれか一方に電気的に接続可能になっていることを特徴とする請求項4記載の限流装置。
  6. 上記接点部材は、互いに平行であり他の上記接点部材と接合するための一対の接合面と、上記一対の接合面の端部から長さ方向外側へ向けてV字状に突出するV字状突出部とを有しており、
    上記くさび部材は、上記V字状突出部と同一方向へ向けられ上記V字状突出部と嵌合可能なV字状溝部と、上記V字状溝部の反対方向へ向けて先細りであり互いに隣接する上記接点部材間に挿入されるくさび部とを有していることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の限流装置。
  7. 互いに開離しているときの互いに隣り合う上記接点部材同士間の間隔は、上記V字状溝部及び上記V字状突出部が互いに係合することによって、上記限流電路のいずれの箇所でも均一になっていることを特徴とする請求項6記載の限流装置。
  8. 上記限流抵抗体の抵抗値は、上記電力系統に過電流が流れているときに、互いに隣り合う上記接点部材同士の間の電位差が最小アーク発生電圧よりも低い電位差となるような抵抗値に、上記電路形成部の定格容量に基づいて予め設定されていることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の限流装置。
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