JP5178697B2 - 限流装置 - Google Patents

限流装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5178697B2
JP5178697B2 JP2009282852A JP2009282852A JP5178697B2 JP 5178697 B2 JP5178697 B2 JP 5178697B2 JP 2009282852 A JP2009282852 A JP 2009282852A JP 2009282852 A JP2009282852 A JP 2009282852A JP 5178697 B2 JP5178697 B2 JP 5178697B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
current limiting
limiting device
current
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009282852A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010252620A (ja
Inventor
克彦 堀之内
龍也 林
太▲げん▼ 金
強平 蓑田
陽 牧田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2009282852A priority Critical patent/JP5178697B2/ja
Publication of JP2010252620A publication Critical patent/JP2010252620A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5178697B2 publication Critical patent/JP5178697B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Description

この発明は、電力系統での事故発生時に生じる過電流(短絡電流)を限流(抑制)するための限流装置に関するものである。
従来の限流装置としては、例えば、図21に示すものがある。1枚以上の金属箔からなる金属箔積層体41は、両端に1対の電極44が配置された状態で、可動側平板45と固定側平板46との間に挟まれている。可動側平板45と一方の電極44との間には、さらに絶縁板47が挿入されている。なお、絶縁板47は、可動側平板45と一方の電極44との間、及び固定側平板46と他方の電極44との間の内の少なくとも一方に挿入されている構成とすればよい。
圧接機構の1対の金属製平板49の内の一方と可動側平板45との間には圧接バネ48が挿入されている。すなわち、この圧接バネ48は、金属製平板49の内の一方に固定され、このバネの自然長が、バネを固定する金属製平板49と可動側平板45との間隔より長いことにより、常に圧接力を金属箔積層体41に与えることができる。固定側平板46は、圧接機構の対向する他方の金属製平板49に直接固定されており、両側の金属製平板49は連結棒50で連結され、相互に固定されている。可動側平板45には、金属製のリング43が取り付けられている。
一方、固定側の圧接機構の金属製平板49には、非金属製の台座51が取り付けられ、電磁反発コイル42がこの台座51に固定されている。電磁反発コイル42に囲まれた領域には絶縁板47が存在するが、絶縁物質であるので、電磁反発コイル42による渦電流は発生することがない。圧接機構全体は外囲器52に収納されている。外囲器52の固定側の外側の面には放熱フィン53が取り付けられており、金属箔積層体41で発生した熱を放散し易くしている。
このように構成された従来の限流装置では、金属箔積層体41の上下両面に電極44が配設されている。通常時では、これらの電極44及び金属箔積層体41が、圧接ばね48により固定側平板46へ向けて付勢された可動側平板45と、固定側平板46とによって挟み込まれて圧力を受けており、金属箔積層体41における金属箔同士が圧接されていることにより、電極44間が電気的に短絡状態となる。一方、過電流発生時には、ばね力に抗する電磁反発力が可動側平板45に作用し、金属箔積層体41に加わる圧力が低下することによって、金属箔同士の接触抵抗が増加することにより、電極44間に流れる過電流が限流される(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−217909号公報(3頁18〜30行、図1) 特開2008−186823号公報(5頁11〜19行、図1)
しかしながら、上述した従来の限流装置では、金属箔積層体41の金属箔同士の接触抵抗を用いているため、動作時の抵抗値が一定でなく、抵抗値にばらつきが生じてしまい、限流作用の安定性が低下していた。また、各金属箔が過電流によって発熱してしまうため、電力系統での異常が解消された際に、通常状態へ復帰するまでに時間が掛かってしまい、
これによっても限流作用の安定性が低下していた。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、短絡事故発生時に、限流動作の安定性を向上させることができる限流装置を得ることを目的とする。
この発明に係わる限流装置は、電力系統の電源側電路及び負荷側電路間に電気的に接続され、電力系統に流れる過電流を限流するための限流装置であって、互いに隣接して設けられ互いに接離可能な複数の接点部材と、互いに隣り合う接点部材同士の間に電気的に接続され内部に流れる電流を限流する限流抵抗体とを有し、電源側電路及び負荷側電路間に定常電流を流すための定常電路を形成するとともに、電源側電路及び負荷側電路間に流れる過電流を限流するための限流電路を形成する電路形成部、互いに隣り合う接点部材同士を互いに開離させる位置である挿入位置と、挿入位置から反接点部材側へ後退し互いに隣り合う接点部材同士を接合させる位置である抜出位置との間で変位可能な接点接離部材、及び電源側電路及び負荷側電路間に電気的に接続され、電力系統から定常電流を受けたときに接点接離部材を抜出位置で保持し電路形成部に定常電路を形成させるとともに、電力系統から過電流を受けたときに接点接離部材を挿入位置へ変位させて、互いに隣接している接点部材同士を互いに開離させることにより電路形成部に限流電路を形成させる接点駆動部を備えている限流装置において、接点部材の接点接離部材に対向する面に凹状係合部を設け、接点接離部材の接点部材に設けられた凹状係合部に対向する面に係合突起体を設け、接点接離部材に設けられた係合突起体が接点部材に設けられた凹状係合部の一部分に係合させることにより接点部材を開離させるようにしたものである。
この発明に係わる限流装置は、電力系統からの過電流を接点駆動部が受けたときに、その接点駆動部により接点接離部材が抜出位置から挿入位置へ変位されて、互いに隣接している接点部材同士が互いに開離されることによって、電路形成部により限流電路が形成されて過電流が限流されるので、限流動作の安定性を向上させることができる。これとともに、限流抵抗体が通電されることによって限流抵抗体自体が発熱することにより、各接点部材の発熱を抑えることができ、電力系統の異常が解消された際に即時に復帰することができる。
この発明の実施の形態1に係わる限流装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係わる限流装置とは異なる例の限流装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係わる限流装置における接点部材を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係わる限流装置とは異なる例の限流装置における接点部材を示す断面図である。
この発明の実施の形態1による限流装置とは異なる接点間のアークに作用する電磁力の説明図である。 この発明の実施の形態1による限流装置とは異なる接点間のアークに作用する電磁力の説明図である。 この発明の実施の形態1による限流装置の接点間のアークに作用する電磁力の説明図である。 この発明の実施の形態1による限流装置の接点間のアークに作用する電磁力の説明図である。
この発明の実施の形態2による限流装置における接点部材を示す断面図である。 この発明の実施の形態2による限流装置における接点部材を示す要部斜視図である。 この発明の実施の形態2による限流装置を示す断面図および要部正面図である。 この発明の実施の形態2による限流装置の接点間のアークに作用する電磁力の説明図である。
この発明の実施の形態3による限流装置における接点部材を示す要部斜視図である。 この発明の実施の形態3による限流装置における接点接離部材を示す断面図および正面図である。 この発明の実施の形態4による限流装置における接点部材を示す要部斜視図である。 この発明の実施の形態4による限流装置における接点接離部材を示す要部斜視図である。 この発明の実施の形態4による限流装置における接点接離部材を示す断面図および正面図である。
この発明の実施の形態5に係わる限流装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態5に係わる限流装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態5に係わる限流装置を示す断面図である。 従来の限流装置を示す構成図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係わる限流装置を示す断面図である。図1において、上側フレーム1及び下側フレーム2は、互いに間隔をおいて対向するように設けられている。また、上側フレーム1及び下側フレーム2は、複数の連結フレーム3によって互いに連結されている。上側フレーム1の下面には、第1固定電極4及び第2固定電極5が長さ方向に互いに間隔をおいて設けられている。第1固定電極4は、(交流)電力系統の負荷側電路及び電源側電路のいずれか一方に接続されている。
下側フレーム2の上面には、固定鉄心6が固定されている。固定鉄心6の上面には、環状溝6aと、環状溝6aに囲まれた鉄心中央部6bとが設けられている。環状溝6aには、接点駆動部としての電磁コイル7及び複数の接圧ばね8が設けられている。電磁コイル7は、鉄心中央部6bの側面に環状に巻き付けられた導線によって形成されている。電磁コイル7の導線の一端部は、電力系統の負荷側電路及び電源側電路の他方に接続されている。また、電磁コイル7の導線の他端部は、第2固定電極5に接続されている。さらに、電磁コイル7は、電力系統に流れる電流の大きさに応じた電磁力を発生する。接圧ばね8のばね力は、電磁コイル7に定常電流が流れた場合の電磁コイル7の電磁力よりも大きくなるように設定されている。
各固定電極4,5と固定鉄心6との間には、接圧ばね8の上端部に接続された板状の可動鉄心9と、可動鉄心9の上面に固定された第1可動電極10とが設けられている。可動鉄心9及び第1可動電極10は、第1固定電極4及び第2固定電極5間を電気的に短絡するための短絡位置と、通常位置から固定鉄心6側(反固定電極4,5側)の位置であり電力系統に流れる過電流を限流するための限流位置との間で、互いに一体となって変位可能と
なっている。また、可動鉄心9及び第1可動電極10は、接圧ばね8のばね力により固定鉄心6から各固定電極4,5へ向けて付勢される。さらに、可動鉄心9及び第1可動電極10は、接圧ばね8に過電流が流れたときに、接圧ばね8のばね力に抗する電磁コイル7による電磁力によって、各固定電極4,5側から固定鉄心6側へ吸引される。
各固定電極4,5と第1可動電極10との間には、連なるように互いに隣接する複数の接点部材11と、第1可動電極10の長さ方向(図の左右方向)の中央部に複数の接点部材11に沿うように配置され、互いに反対方向へ向けられた一対の内側接点接離部材12と、第1可動電極10の長さ方向の両端部に配置され、各内側接点接離部材12に対向する一対の外側接点接離部材13とが設けられている。接点部材11は、例えば銅及び銀の少なくともいずれか一方を含む金属によって構成されている。
各電極4,5,10と、それらに隣接する各接点部材11とは、互いに接合されており、互いに電気的に接続されている。また、上下方向で互いに隣り合う接点部材11同士は、一方の下面と他方の上面とで互いに接離可能となっている。さらに、接点部材11は、他の接点部材11又は電極4,5,10と接合するための一対の平行面11bと、接点接離部材12,13に対向するそれぞれの面に設けられた凹状係合部11aとを有しており、この凹状係合部11aは例えば一対の平行面11bの端部から長さ方向内側へV字状に凹んだ、V字状の凹状係合部11aで構成されている。つまり、接点部材11の断面形状は鼓形状に構成されている。さらにまた、接点部材11は、可動鉄心9及び第1可動電極10を介して、接圧ばね8のばね力を受けている。また、互いに隣接する接点部材11同士は、接圧ばね8のばね力によって、互いに圧接されている。
内側接点接離部材12及び外側接点接離部材13は、それぞれ絶縁体によって構成されている。また、内側接点接離部材12及び外側接点接離部材13の接点部材11に隣接する面は、連続傾斜面(ぎざぎざ面)12a,13aとなっている。連続傾斜面12a,13aは、相対向する接点部材11のV字状の凹状係合部11aの方向へ向けて先細りな(テーパ状の)複数の係合突起体12b,13bを有している。係合突起体12b,13bは、接点部材11のV字状の凹状係合部11aと嵌合可能になっている。
また、内側接点接離部材12及び外側接点接離部材13は、互いに隣り合う接点部材11のV字状の凹状係合部11aに係合突起体12b,13bが挿入され接点部材11同士を互いに開離させる位置である挿入位置と、挿入位置から反接点部材11側へ後退し互いに隣り合う接点部材11のV字状の凹状係合部11aから係合突起体12b,13bが抜き出された位置である抜出位置との間で変位可能になっている。各内側接点接離部材12の背面(連続傾斜面12aの反対側の面)には、内側接圧ばね14の端部が固定されている。内側接点接離部材12は、内側接圧ばね14のばね力によって、接点部材11へ向けて付勢されている。外側接点接離部材13の背面(反連続傾斜面13aの反対側の面)には、外側接圧ばね15の一端部が固定されている。外側接圧ばね15の他端部は、連結フレーム3に固定されている。外側接点接離部材13は、外接圧側ばね15のばね力によって、接点部材11へ向けて付勢されている。
各接点接離部材12,13は、可動鉄心9及び第1可動電極10が短絡位置から限流位置へ変位すると、各接圧ばね14,15のばね力によって、それぞれ抜出位置から挿入位置へ変位される。そして、各接圧ばね14,15が挿入位置へ変位することによって、互いに隣接している接点部材11を互いに開離する。これとともに、各接点接離部材12,13の係合突起体12b,13bと、接点部材11のV字状の凹状係合部11aとは、互いに嵌合される。また、各接点接離部材12,13の係合突起体12b,13bの最も上の係合突起体12b,13bは、各固定電極4,5に接するように配置された接点部材11のV字状の凹状係合部部11aに対向している。さらにまた、それらの各接点接離部材
12,13の係合突起体12b,13b及び接点部材11のV字状の凹状係合部部11aにおいて、係合突起体12b,13bの外壁と、V字状の凹状係合部部11aの内壁との上側斜面同士の間の間隔、及び下側斜面同士の間の間隔は、第1可動電極10が短絡位置のときに、互いに同一の大きさの間隔となっている。
また、各接点接離部材12,13の係合突起体12b,13bの上から2番目以下(第1可動電極10側)の係合突起体12b,13bと、その係合突起体12b,13bに隣接する接点部材11とにおいて、互いに対向する係合突起体12b,13bの外壁とV字状の凹状係合部11aの内壁との下側斜面同士の間の間隔は、第1可動電極10が短絡位置のときに、上側斜面同士の間の間隔よりも大きくなっている。そして、各接点接離部材12,13の係合突起体12b,13bとV字状の凹状係合部11aとが互いに嵌合したときに、互いに隣り合う接点部材11同士の間の間隔は、いずれの箇所でも等間隔となっている。また、各接点接離部材12,13の係合突起体12b,13bと各接点部材11のV字状の凹状係合部11aとが互いに嵌合したときでも、各電極4,5,10と、それらに隣接する接点部材11との接合状態は保持される。
各連結フレーム3の反外側接圧ばね15側には、内部に流れる電流を限流するための限流抵抗体16が設けられている。限流抵抗体16には、接点部材11の数と同数の抵抗接続点16aが互いに間隔をおいて設けられている。また、抵抗接続点16aは、可動導体17を介して、接点部材11に接続されている。可動導体17は、抵抗接続点16aと接点部材11との接続状態を維持したまま、接点部材11の接離時の変位に追従する。即ち、限流抵抗体16は、互いに隣り合う接点部材11同士の間に電気的に並列に接続されている。さらに、互いに隣り合う抵抗接続点16a同士の間の抵抗値は、限流抵抗体16のいずれの箇所でも等しくなっている。さらにまた、互いに隣り合う抵抗接続点16a同士の間の抵抗値は、電力系統に過電流が流れているときに、互いに隣り合う接点部材11同士の間の電位差が、アークが発生する最小の電圧である最小アーク発生電圧(接点降下電圧)よりも低い電位差となるような抵抗値に、定格容量(定格電圧,定格電流)に基づいて予め設定されている。
ここで、第1固定電極4、第1可動電極10、第1固定電極4と第1可動電極10との間に配置された複数の接点部材11、及びそれらの接点部材11に接続された限流抵抗体16、並びに第2固定電極5、第1可動電極10、第2固定電極5と第1可動電極10との間に配置された複数の接点部材11、及びそれらの接点部材11に接続された限流抵抗体16は、電源側電路及び負荷側電路間の電路を形成するための一対(2列)の電路形成部を構成している。一対の電路形成部は、同一の第1可動電極10を共有しており、第1可動電極10を介して一連の電路を形成している。また、電路形成部は、第1可動電極10が短絡位置のときに各接点部材11が電源側電路及び負荷側電路間を電気的に接続することによって、電源側電路及び負荷側電路間に定常電流を流すための定常電路を形成する。
さらに、電路形成部は、第1可動電極10が限流位置のときに、互いに隣り合う接点部材11同士が開離され、限流抵抗体16が電源側電路及び負荷側電路間を電気的に接続することにより、電源側電路及び負荷側電路間に流れる過電流を限流するための限流電路を形成する。なお、第1可動電極10が短絡位置及び限流位置の一方から他方へ変位する際に、接点部材11同士の接触箇所に加わる圧力が消滅し接点部材11同士が接触している過渡状態となる。この過渡状態のときに、接点部材11同士の接触箇所には、電気的な接触抵抗が生じる。そして、抵抗接続点16a同士の間の限流抵抗体16と、接点部材11同士の接触抵抗とは、電気的に並列接続状態となる。
従って、接点駆動部(電磁コイル7及び接圧ばね8)は、電力系統に定常電流が流れているときに各接点接離部材12,13を抜出位置で保持し互いに隣接する接点部材11同士
を圧接させて、電路形成部に定常電路を形成させる。また、接点駆動部は、電力系統から過電流を受けたときに各接点接離部材12,13を抜出位置から挿入位置へ変位させて、互いに隣接している接点部材11同士を互いに開離させることによって、電路形成部に限流電路を形成させる。
次に、動作について説明する。まず、電力系統に定常電流が流れている場合、接圧ばね8のばね力が電磁コイル7から発生する電磁力よりも大きくなっていることにより、第1可動電極10が短絡位置で保持されるとともに、各接点接離部材12,13が抜出位置で保持され、互いに隣接する接点部材11同士が互いに圧接され、互いに圧接された接点部材11同士によって、各固定電極4,5と第1可動電極10との間に定常電路が形成される。このときに、電流は、第1固定電極4から、第1固定電極4側に連なる各接点部材11、第1可動電極10、第2固定電極5側に連なる各接点部材11、第2固定電極5、電磁コイル7の順に流れ、その後、交流の位相の反転により逆向きに流れる。
一方、電力系統に過電流が発生した場合、その過電流が電磁コイル7内に流れることによって、電磁コイル7から発生する電磁力が接圧ばね8のばね力よりも大きくなり、この電磁力により、可動鉄心9及び第1可動電極10が短絡位置から限流位置へ変位される。そして、第1可動電極10が短絡位置から限流位置へ変位すると、各接点部材11の圧接状態が解除され、各接圧ばね14,15のばね力によって、各接点接離部材12,13は、抜出位置から挿入位置へ変位される。そして、各接点接離部材12,13の係合突起体12b,13bは、互いに隣接する接点部材11のV字状の凹状係合部11aに挿し込まれ、各接点接離部材12,13の係合突起体12b,13bと接点部材11のV字状の凹状係合部11aとが互いに嵌合する。これによって、各固定電極4,5と第1可動電極10との間に限流電路が形成され、限流抵抗体16によって過電流が限流される。
そして、電力系統の異常が解消され、過電流が定常電流へと変化すると、接圧ばね8のばね力が電磁コイル7から発生する電磁力よりも大きくなって、第1可動電極10が限流位置から短絡位置へと変位され、この変位によって、互いに隣り合う接点部材11同士が互いに接する方向へ変位される。このときの接点部材11の変位によって、各接点接離部材12,13の係合突起体12b,13bが反接点部材11側へ押し戻されて、各接点接離部材12,13が挿入位置から抜出位置へと変位される。そして、各接点接離部材12,13の係合突起体12b,13bと接点部材11のV字状の凹状係合部11aとの嵌合状態が解除され、接点部材11の変位が進み、接点部材11が初期位置に戻ることによって、互いに隣り合う接点部材11同士が再び圧接され、各固定電極4,5と第1可動電極10との間に定常電路が形成される。
さて、上述したように、接点部材11はV字状の凹状係合部11aを有し、各接点接離部材12,13は接点部材11のV字状の凹状係合部11aに対向する係合突起体12b,13bを有している場合について述べたが、図2に示すように、接点部材31が突出したV字状突部31aを有し、各接点接離部材32,33は接点部材31のV字状突部31aに対向するV字状溝部32a,33aであるようになっている形態も取りうる。(特許文献2参照)
上述したように、接点部材11がV字状の凹状係合部11aを有している場合において、接点部材11の接触面11bの端部においては、接触面11bと凹状係合部11aのV字状表面との角度が鋭角をなしている。一方、図2に示すように、接点部材31がV字状突部31aを有している場合には、接触面31bとV字状突部31aの突部表面との角度が鈍角をなしている。ところで、隣接する接点部材11の接触面間にアークが発弧し、限流抵抗体16へ電流が転流せず、アーク電流が比較的長い時間維持されると、接点間の抵抗値はアーク抵抗値で制約され、十分な限流性能を得られない。
ところが、図3に示すように、接点部材11の接触面11bとV字状の凹状係合部11aとのなす角度Pが、図4に示すように、接点部材31の接触面31bとV字状突部31aとのなす角度Qと異なると、接点内部の電流経路が変わることにより、アークに作用する電磁力の状態が変化してアーク維持状態が変化する。
すなわち、接点部材31の接触面31bとV字状突部31aとのなす角度Qが鈍角の時は、図5に示すように、アークRに対して接点部材31中を流れる電流A1と電流B1からの電磁力が作用する。電流A1から働く電磁力の水平方向成分Faと電流B1から働く水平方向の電磁力Fbの大きさは、Faの方がFbよりも小さいが、方向は互いに逆方向であるため、図6に示すように、アークRを接点間aから外部側bに移動させる方向への力は小さくなり、アークRを接点間aに維持するよう作用する。
一方、図7に示すように、接点部材11の接触面11bとV字状の凹状係合部11aとのなす角度Pが鋭角の時は、電流A1から働く電磁力の水平方向成分Faと電流B1から働く水平方向の電磁力Fbの方向が同方向で、しかも接点間aから外部側bに吹き飛ばす方向に働くため、この電磁力の合力によって図8に示すようにアークR中心部が接点間aから外部側bに向かって引き延ばされるようになり、アーク長が長くなる。従って、アーク抵抗が高まるためアーク電流が流れにくくなり、アーク状態が維持できなくなる。すなわち角度Pが鋭角である方が限流抵抗体16への転流が速やかに行われ限流性能が向上する。従って、角度Pが鋭角となる接点部材11のV字状の凹状係合部11aを有しているこの発明の実施の形態1による限流装置であれば、十分な限流性能が得ることができる。
また、上記のような限流装置では、電力系統からの過電流を電磁コイル7が受けたときに、電磁コイル7からの電磁力により各接点接離部材12,13が抜出位置から挿入位置へ変位されて、互いに隣接している接点部材11同士が互いに開離されることによって、電路形成部により限流電路が形成されて過電流が限流されるので、限流動作の安定性を向上させることができる。これとともに、限流抵抗体16が通電されることによって限流抵抗体16自体が発熱することにより、各接点部材11の発熱を抑えることができ、電力系統の異常が解消された際に即時に復帰することができる。
また、第1固定電極4が電源側電路及び負荷側電路のいずれか一方に接続され、第2固定電極5が電源側電路及び負荷側電路のいずれか他方に電磁コイル7の導線の一端を介して接続されるので、限流装置本体の外部との接続を容易にすることができる。
さらに、互いに隣り合う抵抗接続点16a同士の間の抵抗値が、互いに隣り合う接点部材11同士の間の電位差が最小アーク発生電圧よりも低い電位差となるような抵抗値となっているので、互いに隣り合う接点部材11同士の間のアークの発生を抑制することができ、限流動作時のアークの発生による接点部材11の劣化を防ぐことができる。
さらにまた、銅及び銀の少なくともいずれか一方を含む金属によって接点部材11が構成されており、低抵抗、高熱伝導、及び安価な材料を接点部材11に用いているので、従来の限流装置に比べて、通常時の電力の損失を低減させることができるとともに、通電容量を大きくすることができる。これに加えて、従来の限流装置に比べて、製造コストを低減させることができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2による限流装置を図9ないし図12に基づいて説明する。図9および図10はこの発明の実施の形態2による限流装置における接点部材を示す断面図および要部斜視図である。図11(a)および図11(b)はこの発明の実施の形態2によ
る限流装置を示す断面図および要部正面図である。図12はこの発明の実施の形態2による限流装置の接点間のアークに作用する電磁力の説明図である。
上述した実施の形態1においては、接点部材11に設けられた凹状係合部11aがV字状に構成された場合について述べたが、この実施の形態2においては、図9および図10に示すように、接点駆動部である可動鉄心9の駆動方向における断面が矩形状の凹状係合部18aを有する接点部材18としたものであり、両側面に開口している。また、接点接離部材19,20は、図11に示すように、断面三角形に構成された係合突起体19a,20aが設けられており、接点部材18に設けられた矩形状の凹状係合部18aに嵌合するように構成されている。
このように、接点部材18に断面が矩形状の凹状係合部18aを形成した場合には、図12に示すように、接点部材18の接触面18bの端部においては、接触面18bに水平で外側を向く電流C1のみが流れる。この電流C1からアークRに作用する電磁力の水平方向成分FcはアークRを接点間aから外部側bに吹き飛ばす方向に働く。この力を妨げるような電磁力を生む電流成分が存在しないので、アークR中心部が接点間aから外部側bに向かって引き延ばされるようになり、アーク長が長くなる。従って、アーク抵抗が高まるためアーク電流が流れにくくなり、アーク状態が維持できなくなる。すなわち、接点部材18に断面が矩形状の凹状係合部18aを有することで限流抵抗体16への転流が速やかに行われ限流性能が向上する。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3による限流装置を図13および図14に基づいて説明する。図13はこの発明の実施の形態3による限流装置における接点部材を示す要部斜視図である。図14はこの発明の実施の形態3による限流装置おける接点接離部材を示す断面図および正面図である。
上述した実施の形態2においては、接点部材18に設けられた断面が矩形状の凹状係合部18aが両側面に開口する場合について述べたが、この実施の形態3においては、図13に示すように、接点駆動部である可動鉄心9の駆動方向における断面が矩形状の凹状係合部21aを有し両側面に開口しない接点部材21としたものである。また、接点接離部材22は、図14に示すように、断面三角形に構成された係合突起体22aが設けられており、接点部材21に設けられた断面が矩形状の凹状係合部21aに嵌合するように幅方向が上述した実施の形態2より小さく構成されている。なお、図示はしないが、接点接離部材22と相対向する接点接離部材にも同様に、断面三角形に構成された係合突起体が設けられる。
このように、接点部材21に両側面に開口しない断面が矩形状の凹状係合部21aを形成した場合においても、上述した実施の形態2と同様の効果を奏する。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4による限流装置を図15ないし図17に基づいて説明する。図15はこの発明の実施の形態4による限流装置における接点部材を示す要部斜視図である。図16はこの発明の実施の形態4による限流装置おける接点接離部材を示す要部斜視図である。図17はこの発明の実施の形態4による限流装置おける接点接離部材を示す断面図および正面図である。
上述した実施の形態3においては、接点部材21に設けられた凹状係合部21aが断面が矩形状に構成された場合について述べたが、この実施の形態4においては、図15に示すように、接点駆動部である可動鉄心9の駆動方向における断面が円形状の凹状係合部2
3aを有する接点部材23としたものである。また、接点接離部材24は、図16および図17に示すように、円錐形に構成された係合突起体24aが設けられており、接点部材23に設けられた断面が円形状の凹状係合部23aに嵌合するように構成されている。なお、図示はしないが、接点接離部材24と相対向する接点接離部材にも同様に、円錐形に構成された係合突起体が設けられる。
このように、接点部材23に円形状の凹状係合部23aを形成した場合においても、上述した実施の形態3と同様の効果を奏する。
ところで、接点接離部材の各係合突起体の中心間隔は、接点部材の両側接触面の間隔より大きく構成され、接点接離部材の各係合突起体が接点部材の凹状係合部に嵌合され、互いの接点部材が開離されたとき、接点部材同士の間隔は等間隔となるように構成されている。
実施の形態5.
上述した実施の形態1においては、限流抵抗体16の互いに隣り合う抵抗接続点16a
同士の間の抵抗値は、隣り合う接点部材11同士の間の電位差をアークが発生する最小の電圧である最小アーク発生電圧よりも低い電位差となるような抵抗値に設定するような構成である。さらに、図18に示す実施の形態5における構成は、隣り合う接点部材11間が構成する多数のギャップが開くことによって、最初に開くギャップ間に生じるアーク発生電圧を、他のギャップによって分圧する構成について記載する。
第1可動電極10に固定されている最下段に配置している接点部材11は、第1可動電極10と一緒に電磁コイル7が発生する磁束による電磁力によって動き出すため、最下段に配置している接点部材11と隣り合う接点部材11(第1固定電極10から見て下から2コ目の接点部材)との間が、最初に開く。その際、このギャップ間には最小アーク発生電圧よりも高い電位差が発生する。このギャップ間が発生すると同時に、接点接離部材12,13の係合突起体12a、13aが接点部材11の凹状係合部11aに挿入されることで、各接点部材11同士の間に等間隔の多数ギャップを形成する。多数のギャップが形成されることによって、最初に開いた最下段接点部材11が負担する電位差を、それぞれのギャップ間によって電位差を分担する。
また、接点部材11の数、つまり接点部材11間のギャップ数は、最下段接点部材11と隣り合う接点部材11の間に発生する電位差を、アークが発生する最小の電圧である最小アーク発生電圧よりも低い電位差にするようにギャップの数を調整することで、可動導体17を除去する構成が可能となる。その他の機器構成、動作原理や各部位の機能に関しては、上述した実施の形態1と同様である。
さらにまた、可動導体17を除去することで、図19に示すような構成が可能となる。図19に示すように、限流抵抗体26を第1固定電極4と第2固定電極5へ接続して配置することで、可動導体17を削除できるだけでなく、限流抵抗体26の個数も削減できる構成が可能となる。動作すれば、図20に示すように、接点部材11同士を接離することで、限流電路を形成できる。その他、機器構成、動作原理や各部位の機能に関しては、上述した実施の形態1と同様である。
この発明は、電力系統での事故発生時に生じる過電流(短絡電流)を限流(抑制)するための限流装置に関し、短絡事故発生時に、限流動作の安定性を向上させることができる限流装置の高信頼性の実現に好適である。
4 第1固定電極 5 第2固定電極
7 電磁コイル 8 接圧ばね
10 第1可動電極 11 接点部材
11a 凹状係合部 12 接点接離部材
12a 係合突起体 13 接点接離部材
13a 係合突起体 16 限流抵抗体
18 接点部材 18a 凹状係合部
19 接点接離部材 19a 係合突起体
20 接点接離部材 20a 係合突起体
21 接点部材 21a 凹状係合部
22 接点接離部材 22a 係合突起体
23 接点部材 23a 凹状係合部
24 接点接離部材 24a 係合突起体
26 限流抵抗体

Claims (9)

  1. 電力系統の電源側電路及び負荷側電路間に電気的に接続され、前記電力系統に流れる過電流を限流するための限流装置であって、
    互いに隣接して設けられ互いに接離可能な複数の接点部材と、互いに隣り合う前記接点部材同士の間に電気的に接続され内部に流れる電流を限流する限流抵抗体とを有し、前記電源側電路及び前記負荷側電路間に定常電流を流すための定常電路を形成するとともに、前記電源側電路及び前記負荷側電路間に流れる過電流を限流するための限流電路を形成する電路形成部、
    互いに隣り合う前記接点部材同士を互いに開離させる位置である挿入位置と、前記挿入位置から反接点部材側へ後退し互いに隣り合う前記接点部材同士を接合させる位置である抜出位置との間で変位可能な接点接離部材、及び
    前記電源側電路及び前記負荷側電路間に電気的に接続され、前記電力系統から定常電流を受けたときに前記接点接離部材を抜出位置で保持し前記電路形成部に前記定常電路を形成させるとともに、前記電力系統から過電流を受けたときに前記接点接離部材を前記挿入位置へ変位させて、互いに隣接している前記接点部材同士を互いに開離させることにより前記電路形成部に前記限流電路を形成させる接点駆動部を備えている限流装置において、前記接点部材の前記接点接離部材に対向する面に凹状係合部を設け、前記接点接離部材の前記接点部材に設けられた前記凹状係合部に対向する面に係合突起体を設け、前記接点接離部材に設けられた前記係合突起体が前記接点部材に設けられた前記凹状係合部の一部分に係合させることにより前記接点部材を開離させるようにしたことを特徴とする限流装置。
  2. 前記接点部材に設けられた前記凹状係合部は、V字状に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の限流装置。
  3. 前記接点部材の接触面の端部と前記接点部材に設けられた前記凹状係合部のV字状面との角度が鋭角であることを特徴とする請求項2に記載の限流装置。
  4. 前記接点部材に設けられた前記凹状係合部は、前記接点駆動部の駆動方向における断面が矩形状に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の限流装置。
  5. 前記接点部材に設けられた前記凹状係合部は、前記接点駆動部の駆動方向における断面が円形状に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の限流装置。
  6. 前記接点接離部材に設けられた前記係合突起体は、断面三角形に構成されたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の限流装置。
  7. 前記接点接離部材に設けられた前記係合突起体は、円錐形に構成されたことを特徴とする請求項5に記載の限流装置。
  8. 前記接点接離部材の前記係合突起体の間隔を前記接点部材の両側接触面の間隔より大きくしたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の限流装置。
  9. 前記限流抵抗体は、前記電路形成部の固定電極に接続配置したことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の限流装置。
JP2009282852A 2009-03-27 2009-12-14 限流装置 Expired - Fee Related JP5178697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009282852A JP5178697B2 (ja) 2009-03-27 2009-12-14 限流装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009079335 2009-03-27
JP2009079335 2009-03-27
JP2009282852A JP5178697B2 (ja) 2009-03-27 2009-12-14 限流装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010252620A JP2010252620A (ja) 2010-11-04
JP5178697B2 true JP5178697B2 (ja) 2013-04-10

Family

ID=43314298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009282852A Expired - Fee Related JP5178697B2 (ja) 2009-03-27 2009-12-14 限流装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5178697B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4712733B2 (ja) * 2007-01-26 2011-06-29 三菱電機株式会社 限流装置
WO2014103406A1 (ja) * 2012-12-28 2014-07-03 三菱電機株式会社 限流装置
EP2991182B1 (en) 2013-02-21 2017-12-27 Mitsubishi Electric Corporation Current limiting device

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4712733B2 (ja) * 2007-01-26 2011-06-29 三菱電機株式会社 限流装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010252620A (ja) 2010-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20130075367A1 (en) DC Switching Device
US9552934B2 (en) Slot motor, slot motor cover, slot motor—arc plate assembly, and methods of operation
JP5837644B2 (ja) 配線用遮断器のアーク消弧装置
JP5178697B2 (ja) 限流装置
JP6623853B2 (ja) コンタクトの接触構造
JP5964419B2 (ja) 電磁開閉器
CN103337415A (zh) 一种继电器接触系统
JP5121608B2 (ja) 回路遮断器
JP4762255B2 (ja) 限流装置
JP2014232576A (ja) 多接点型雌端子
CN101517681A (zh) 电弧板、电弧隔板组件及使用该组件的电开关装置
JP4712733B2 (ja) 限流装置
EP2538428A1 (en) Electrode assembly for vacuum interrupter
JP2010251299A (ja) 回路遮断器
JP5959713B2 (ja) 限流装置
US9001499B2 (en) Jumper for electrically connecting electrical switching apparatus poles, and electrical switching apparatus including the same
JP5690031B2 (ja) 限流装置
CN110462777B (zh) 具有电弧熄灭装置的直流断路器
JP6956915B1 (ja) 引出形遮断器
EP0124621A1 (en) Switch
JP2013251967A (ja) 限流装置
JP2018098107A (ja) 感熱型電気回路遮断部品
JP2006100026A (ja) 断路器
JP2016177914A (ja) 開閉装置
JP2019192346A (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111011

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120918

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130108

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5178697

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160118

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees