JP4712578B2 - パネル固定機構 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、クリーンルームやオフィスルーム等の床部に敷設されるフリーアクセスフロアを構成する複数のフリーアクセスフロア用パネル等の、パネルを固定部材に固定するために用いるパネル固定機構に関するものである。
従来のパネル固定機構としては、例えば、下記の特許文献1に記載されたようなものがある。この従来のパネル固定機構は、特許文献1の図3に示されたパネル固定金具3を、特許文献1の図5(a)に示されているような、パネル1の穴1a内に挿入した仮取付状態から、ロックピン5の頭部5aを下方に押し込んで、ロックボルト7の頭部7b及び係合ピン7a,7aが受部12の長円孔12a(特許文献1の図4(a)参照)をくぐり抜けて、ロックピン5を右回りに回転させることにより、係合ピン7a,7aが、受部12の長円孔12aの短径部の下側に入り込んで受部12の下面に係合された取付状態(特許文献1の図5(b)参照)となる。
このとき、圧縮コイルバネ6がその軸方向に圧縮されて発生した付勢力により、スリーブ4と係合ピン7a,7aとを互いに接近させるような力が働くので、スリーブ4の頭部4bがパネル1を受部12側に抑え込んで固定することができるようになっている。このように構成することにより、ネジ部材をそのネジの始めから終わりまで長い距離をネジ回転させることによりパネルを着脱する場合に比べて、ワンタッチ方式によりパネルを短時間で着脱できるようにして、一応、その着脱の作業性を向上させることができるようになっていた。
特許第3422934号公報
しかしながら、上記のような従来のパネル固定機構にあっては、係合ピン7aが欠けたりして無くなると、ロックボルト7が受部12との係合から外れてしまい、スリーブ4の頭部4bがパネル1を受部12側に抑え込む力が無くなってパネル1を固定することができなくなってしまうという問題があった。
また、圧縮コイルバネ6がその軸方向に圧縮されて発生した付勢力により、パネル1を受部12側に抑え込んで固定するようになっていたので、パネル1に前記付勢力よりも大きな地震等の外力が働いたときは、パネル1は前記付勢力に打ち勝って受部12から離れてその上方に浮き上がってしまい、パネル1を安定して強固に固定することができなくなってしまうという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、パネル着脱の作業性を向上させることができると共に、パネルを固定する上での信頼性を向上させることができるパネル固定機構を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、
パネルを固定部材に着脱可能に固定するパネル固定機構であって、
前記パネルを固定するための頭部とオスネジ部を有するネジ部材と、
前記ネジ部材よりも前記固定部材側に接合され、内部に空間を有し、前記ネジ部材側の端部の閉止板部に前記オスネジ部とネジ締結するメスネジ部が形成されたキャップ部材と、
前記空間内に収納され、前記キャップ部材の軸線方向に伸縮する弾性部材と、
前記弾性部材の前記ネジ部材側の端部に設けられ、前記ネジ部材の先端部に係合する係合部材とを備えたことを特徴とするものである。
また本発明の前記キャップ部材は、このキャップ部材の軸線方向と直角方向に位置を調整可能に設けられたことを特徴とするものである。
また本発明は、前記オスネジ部と前記メスネジ部が多条ネジにより形成されたことを特徴とするものである。
また本発明は、前記ネジ部材の先端部に前記係合部材に係合可能な係合部と小径部を形成したことを特徴とするものである。
このような本発明によれば、
パネルを固定部材に着脱可能に固定するパネル固定機構であって、
前記パネルを固定するための頭部とオスネジ部を有するネジ部材と、
前記ネジ部材よりも前記固定部材側に接合され、内部に空間を有し、前記ネジ部材側の端部の閉止板部に前記オスネジ部とネジ締結するメスネジ部が形成されたキャップ部材と、
前記空間内に収納され、前記キャップ部材の軸線方向に伸縮する弾性部材と、
前記弾性部材の前記ネジ部材側の端部に設けられ、前記ネジ部材の先端部に係合する係合部材とを備えたことにより、
パネル着脱の作業性を向上させることができると共に、パネルを固定する上での信頼性を向上させることができる。
また、本発明のパネル固定機構において、前記キャップ部材が、このキャップ部材の軸線方向と直角方向に位置を調整可能に設けられたことにより、パネルにおける取り付け位置が多少ずれていても確実にパネルを固定することができ、パネル着脱の作業性を向上させることができる。
また、本発明のパネル固定機構において、前記オスネジ部と前記メスネジ部が多条ネジにより形成されたことにより、ネジ部材の1回転当たりの進む距離を大きくできるので、パネル着脱の作業性を向上させることができる。
また、本発明のパネル固定機構において、前記ネジ部材の先端部に前記係合部材に係合可能な係合部と小径部を形成したことにより、ネジ部材の着脱の際の移動方向を係合部がガイドして、パネル着脱の作業性を向上させることができる。
以下、本発明に係るパネル固定機構を実施するための最良の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1から図8は、本発明の一実施の形態に係るパネル固定機構50について説明するために参照する図である。
図1に示すように、本実施の形態に係るパネル固定機構50は、フリーアクセスフロア用のパネル40を固定部材45に固定するために用いられるもので、ネジ部材22と、底板24上に立設させネジ部材22と接合させるキャップ部材26と、このキャップ部材26内の空間に収納される圧縮コイルバネ28(弾性部材)と、この圧縮コイルバネ28の上端部に設けられる絞り座金30(係合部材)とを備えて構成されている。これらの部材にはすべて金属製のものが用いられている。
固定部材45としては、前記特許文献1における図11に示された角パイプ2と同様のものが用いられている。
なお、固定部材としては、角パイプを用いた上記固定部材45の他に、前記特許文献1における図11に示された支持脚52のようなものを用いて、そのような支持脚の上端部の上にパネル固定機構50を設けてパネル40を固定するようにしてもよい。
図2に示すように、底板24は略正方形に形成されており、この四隅にそれぞれ1つずつ各キャップ部材26が配置されている。後述するように、図4(b)に示したキャップ部材26のメスネジ部26cには、図7(b)に示したネジ部材22のオスネジ部である2条ネジ22cがネジ締結するようになっている。
ところで、図2における縦横の2点鎖線は、互いに隣り合う4枚のフリーアクセスフロア用のパネル40の各隅部の境界を示しているので、各キャップ部材26は各パネル40の隅部に配置されることになることがこの図から分かる。
図3,4に示すように、キャップ部材26の下端部には、その半径外方に拡がるようなフランジ部26aが形成されている。図3に示すように、フランジ部26aは底板24と表面板32との間に形成された空間内に配置されて、固定されてはいない。
図3に示すように、底板24と表面板32との間には中間板34が挟まれて、図示してないネジ部材により底板24と表面板32に一体的に固定されている。中間板34は、キャップ部材26のフランジ部26aの肉厚よりも少し厚い肉厚を有しているので、キャップ部材26のフランジ部26aは水平方向に移動不能に拘束されてはいない。
図5(a)に示すように、表面板32には、四隅の内側の4箇所の位置に、4つのキャップ部材26のそれぞれの筒部が挿入する、キャップ部材26の筒部より径が大きな長孔32aが形成されているので、その筒部は長孔32a内でキャップ部材26の軸線方向と直角方向に移動可能となっている。また、表面板32の周部4辺のそれぞれの中央部近傍には、上記3枚の板24,32,34を一体的に固定する、ネジ部材22とは別の、図示してない皿状の頭部を有する第2ネジ部材のその皿状の頭部が嵌着すると共に、そのネジ部が挿通する皿状凹部付孔32bが形成されている。
また、表面板32の中央部には、底板24の下側の、図示してない梁状の角パイプ(固定部材)に上記3枚の板24,32,34を固定するための、上記第2ネジ部材より少し大き目の、図示してない皿状の頭部を有する第3ネジ部材のその皿状の頭部が嵌着すると共に、そのネジ部が挿通する、上記皿状凹部付孔32bより少し大き目の皿状凹部付孔32cが形成されている。
図5(b)に示すように、中間板34には、四隅の内側の4箇所の位置に、4つのキャップ部材26のフランジ部26aが収納される、フランジ部26aより大きい面積の異形孔34aが形成されている。また、中間板34の周部4辺のそれぞれの中央部近傍には、上記3枚の板24,32,34を一体的に固定する、上記第2ネジ部材のネジ部が挿通する挿通孔34bが形成されている。
また、中間板34の中央部には、底板24の下側の角パイプに上記3枚の板24,32,34を固定するための、上記第3ネジ部材のネジ部が挿通する挿通孔34cが形成されている。
図5(c)に示すように、底板24の周部4辺のそれぞれの中央部近傍には、上記3枚の板24,32,34を一体的に固定する、上記第2ネジ部材のネジ先端部がネジ締結するネジ孔24bが形成されている。また、底板24の中央部には、底板24の下側の角パイプに上記3枚の板24,32,34を固定するための、上記第3ネジ部材のネジ部が挿通する挿通孔24cが形成されている。この第3ネジ部材のネジ先端部は、底板24の下側の角パイプに形成されたネジ穴にネジ締結するようになっている。
図4(b)に示すように、キャップ部材26には、その下端部にフランジ部26aが形成されている他に、その上端部に例えば絞り加工等によって形成された閉止板部26bの中央部に、周部にメスネジ部26cを有するネジ孔が形成されている。このようなキャップ部材26の内部の空間には、図3に示すように、圧縮コイルバネ28と、この圧縮コイルバネ28の上端部に嵌合して設けられた絞り座金30(係合部材)が収納されるようになっている。
図6に示すように、絞り座金30は、圧縮コイルバネ28の上端部の外側に嵌合する外筒部30aと、この外筒部30aより上面部30dを介して半径内方に形成された内筒部30bとを有し、この内筒部30bの内側には係合孔30cが形成されている。
キャップ部材26とネジ結合するネジ部材22は、図7に示すように、平面が円形で高さを有する頭部22aが形成されており、この頭部22aの上面には、マイナスドライバー等の工具が係合するための溝部22bが形成されている。ネジ部材22の軸部の長さ途中には、2条ネジ22c(オスネジ部)が形成されている。そして、上記軸部の先端部には小径部22dと段部22e(係合部)が形成されている。
図8に示すように、ネジ部材22をキャップ部材26の上方から下降させて、その先端部をキャップ部材26のメスネジ部26cを有するネジ孔から内部の空間に挿し込んで、その先端部の小径部22dが圧縮コイルバネ28の上端部に設けられた絞り座金30の係合孔30cに嵌合すると共に、小径部22dの上端部に隣接して形成された段部22eが絞り座金30の上面部30dに当接して係合するようになっている(図1中右半部参照)。
それからさらに、ネジ部材22の頭部22aを下方に押し込んで、その溝部22bに係合させたドライバー等の工具により回転させて、その2条ネジ22cをキャップ部材26のメスネジ部26cにネジ締結させることにより、パネル40を表面板32上に固定することができる(図1中左半部参照)。
パネル40を表面板32の上から取り外したいときは、ネジ部材22を、パネル40を固定するときと反対方向に回転させることにより、その2条ネジ22cをキャップ部材26のメスネジ部26cとのネジ締結から離脱させる。するとネジ部材22は、圧縮コイルバネ28に圧縮により蓄えられていた付勢力により上方に瞬時に押し上げられて、その頭部22aをパネル40の上面より上方に突出させる。
そしてネジ部材22を指で摘まみ上げて、その小径部22dを絞り座金30の係合孔30cから引き抜くと共に、その先端部をキャップ部材26のネジ孔を通って上方に引き抜くことにより、パネル40を容易に取り外すことができる。
一方、キャップ部材26のフランジ部26aは、中間板34に形成された、フランジ部26aより大きい面積の異形孔34a内に収納されると共に、中間板34の肉厚はフランジ部26aの肉厚より厚いことと、キャップ部材26の筒部がそれより大きな表面板32の長孔32aに緩く嵌合していることにより、キャップ部材26は底板24の上でその軸線方向と直角方向に移動でき、その位置を調整可能に設けられている。
このため、パネル40に形成される、ネジ部材22が挿通するパネル固定用孔40a(図1参照)の中心位置が、キャップ部材26の中心位置と多少ずれているとしても、キャップ部材26がその位置を調整するよう水平方向に移動できることにより互いの中心位置を一致させて、確実にパネル40をパネル固定機構50の表面板32上に固定することができるようになっている。
また、本実施の形態に係るパネル固定機構50は、ネジ部材22の2条ネジ22cとキャップ部材26のネジ孔のメスネジ部26cが2条ネジにより形成されていることにより、ネジ部材22の1回転当たりの進む距離(リード)を大きくすることができるようになっている。
また、本実施の形態に係るパネル固定機構50は、ネジ部材22の下端部に、圧縮コイルバネ28の上端部の絞り座金30に係合可能な段部22e(係合部)と、絞り座金30の係合孔30cに嵌合する小径部22dを形成したことにより、ネジ部材22が上下動する際に圧縮コイルバネ28が曲がらない(座屈しない)ようにして、ネジ部材22の着脱時の高さ方向の移動がまっすぐになるようガイドすることができるようになっている。
ここで、本実施の形態に係るパネル固定機構50は、前記従来のパネル固定機構のように、係合ピン7a,7aを受部12の長円孔12aの短径部の下側に係止してパネルを固定するのとは異なり、ネジ部材22の2条ネジ22cをキャップ部材26のメスネジ部26cにネジ締結させることにより、パネル40を表面板32上に固定するようになっているので、前記従来のような係合ピン7a,7aが欠けたりしてパネルを固定することができなくなるようなことはなく、2条ネジ22cとメスネジ部26cとのネジ締結により安定して強固にパネル40を固定することができるようになっている。
また本実施の形態に係るパネル固定機構50は、前記従来のパネル固定機構のように圧縮コイルバネ6が圧縮されて発生した付勢力によりパネルを抑え込んで固定するようになっていたのとは異なり、ネジ部材22の2条ネジ22cをキャップ部材26のメスネジ部26cにネジ締結させることによりパネル40を固定するようになっている。
このため、地震等によりパネル40に圧縮コイルバネ28の付勢力より大きな外力が働いたとしても、その外力により従来のようにパネル40が浮き上がることはない。本実施の形態に係るパネル固定機構50の圧縮コイルバネ28は、ネジ部材22をキャップ部材26から取り外すときに、その付勢力によりネジ部材22を上方に瞬時に押し上げるために用いられている。
このように、本実施の形態に係るパネル固定機構50によれば、ネジ部材22を所定の長さだけ下方に押し込んでから、わずかの長さ分だけネジ締結すればよいので、略ワンタッチ方式でネジ部材22を着脱できるため、パネル着脱の作業性を向上させることができる。
また、何らかの原因でパネル40の固定力が失われたり、低減することを防止することができるので、パネルを固定する上での信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係るパネル固定機構50によれば、キャップ部材26が、その軸線方向と直角方向に位置を調整可能に設けられたことにより、パネル40における取り付け位置が多少ずれていても確実にパネル40を底板24上に固定することができるので、パネル40着脱の作業性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係るパネル固定機構50によれば、ネジ部材22の2条ネジ22cとキャップ部材26のネジ孔のメスネジ部26cが多条ネジにより形成されたことにより、ネジ部材22の1回転当たりの進む距離を大きくすることができるので、パネルの着脱の作業性を向上することができる。
また、本実施の形態に係るパネル固定機構50によれば、ネジ部材22の下端部に絞り座金30に係合可能な段部22eと小径部22dを形成したことにより、ネジ部材22の着脱の際の移動方向をまっすぐにガイドすることができるので、パネル着脱の作業性を向上させることができる。
なお、前記実施の形態では、ネジ部材22の頭部22aの上面にマイナスドライバーが係合するための溝部22bを形成したが、その他のネジ回転用工具を用いるために、頭部22aの上面に形成される形状を変更してもよい。
また、前記実施の形態では、本発明をフリ−アクセスフロア用のパネルに適用した場合について説明したが、パネルはフリ−アクセスフロア用のパネルに限定する必要はなく、他の用途に用いられるパネルに適用することもできる。
また、前記実施の形態においては、パネル固定機構50の底板24等の各板が水平方向に配置される場合について説明したが、それらの各板が鉛直方向に配置されるように、パネル固定機構50を壁等のような鉛直面に取付けて、パネル40をその鉛直面に固定することも可能である。或は、パネル固定機構50を介してパネル40を天井のような場所に取付けることも可能である。
また、前記実施の形態では、弾性部材として圧縮コイルバネ28を用いたが、これに限定する必要は無く、その代わりに、プラスチック製の合成ゴムや、板バネ等の、他の種類の弾性部材を用いることもできる。
また、前記実施の形態では、ネジ部材22のオスネジ部とキャップ部材26のメスネジ部26cに2条ネジを用いた場合について説明したが、ネジ部材22のオスネジ部とキャップ部材26のメスネジ部26cは2条ネジに限定する必要はなく、1条ネジ、又は3条以上の多条ネジを用いてもよい。
また、前記実施の形態では、その構成部品がそれぞれ金属製のものを用いたが、充分な強度を有するものであれば、パネル固定機構を構成する部品は金属以外の材料によっても形成することができる。
また、前記実施の形態では、前記各板24,32,34はそれらの4箇所をネジ部材により締結することによりそれらが互いに一体となるように固定したが、それらの固定箇所は4箇所に限定されるものではなく、3箇所以下でも、或は5箇所以上でもよい。
また、上記ネジ部材以外の固定手段を用いてもよく、例えばリベット等の他の固定手段により各板24,32,34のそれぞれの4箇所同士を締結することによりそれら各板が一体となるように固定してもよい。
また、前記実施の形態では、前記各板24,32,34はそれらの中心部1箇所をネジ部材により、底板24の下側の角パイプの固定部材45に固定したが、この場合も1箇所に限定されるものではなく、2箇所以上で固定してもよい。
また、前記実施の形態では、底板24と中間板34を別部材とした場合について説明したが、底板24と中間板34を一体形成するようにしてもよい。例えば、中間板34の異形孔34aを絞り加工により凹部形状に形成することにより、底板24を省略することができる。このとき、キャップ部材26のフランジ部26aが拘束されない程度の空間が形成されることが条件となるので、上記凹部形状は必ずしも異形孔34aのような異形とする必要はない。
または、表面板32と中間板34を一体形成するようにしてもよい。例えば、表面板32の外周部に凸部あるいは折り曲げ部等を設けることにより、キャップ部材26のフランジ部26aが拘束されない程度の空間が形成されるようにすることができ、この結果として中間板34を省略することができる。
本発明の一実施の形態に係るパネル固定機構50の側面断面図であり、図中右半部はパネル40を固定する前の状態を示し、図中左半部はパネル40を固定したときの状態を示す図である。 図1に示すパネル固定機構50のネジ部材22を省略した状態を示す図であり、図2(a)はその上面図、図2(b)はその側面図である。 図2(a)に示すパネル固定機構50のネジ部材22を省略した状態のA−A線矢視断面図である。 キャップ部材26を示す図であり、図4(a)はその上面図、図4(b)はその側面断面図、図4(c)はその下面図である。 角パイプの固定部材45の上に一体的に取り付けられるパネル固定機構50の各板を上から順に示す図であり、図5(a)は表面板32の上面図、図5(b)は中間板34の上面図、図5(c)は底板24の上面図である。 絞り座金30を示す図であり、図6(a)はその上面図、図6(b)はその側面断面図、図6(c)はその下面図である。 ネジ部材22を示す図であり、図7(a)はその上面図、図7(b)はその側面図である。 ネジ部材22、キャップ部材26、絞り座金30、及び圧縮コイルバネ28の組立て手順を説明するための側面分解断面図である。
符号の説明
22 ネジ部材
22a 頭部
22b 溝部
22c 2条ネジ
22d 小径部
22e 段部
24 底板
24b ネジ孔
24c 挿通孔
26 キャップ部材
26a フランジ部
26b 閉止板部
26c メスネジ部
28 圧縮コイルバネ
30 絞り座金
30a 外筒部
30b 内筒部
30c 係合孔
32 表面板
32a 長孔
32b 皿状凹部孔
32c 皿状凹部孔
34 中間板
34a 異形孔
34b 挿通孔
34c 挿通孔
40 パネル
45 固定部材
50 パネル固定機構

Claims (4)

  1. パネルを固定部材に着脱可能に固定するパネル固定機構であって、
    前記パネルを固定するための頭部とオスネジ部を有するネジ部材と、
    前記ネジ部材よりも前記固定部材側に接合され、内部に空間を有し、前記ネジ部材側の端部の閉止板部に前記オスネジ部とネジ締結するメスネジ部が形成されたキャップ部材と、
    前記空間内に収納され、前記キャップ部材の軸線方向に伸縮する弾性部材と、
    前記弾性部材の前記ネジ部材側の端部に設けられ、前記ネジ部材の先端部に係合する係合部材と
    を備えたことを特徴とするパネル固定機構。
  2. 前記キャップ部材は、このキャップ部材の軸線方向と直角方向に位置を調整可能に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のパネル固定機構。
  3. 前記オスネジ部と前記メスネジ部が多条ネジにより形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパネル固定機構。
  4. 前記ネジ部材の先端部に前記係合部材に係合可能な係合部と小径部を形成したことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のパネル固定機構。

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