JP4712369B2 - コンテンツ配信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コンテンツ配信方法に係り、特に、可搬性を有する書込可能な記録メディアに書き込まれるコンテンツの著作権保護に関する。
コンテンツをユーザ(利用者)に届ける手法として、従来の記録媒体(テープ、CD、DVD等)やTV放送、ラジオ放送、映画等といった既存のメディアに加え、近年ではインターネットを代表とするネットワークによる配信がある。ブロードバンドインフラの整備にともなって、ブロードバンドによる常時接続環境が定着すると、年々、デジタルコンテンツのネットワーク配信の量が増えるとともに、コンテンツを個人が制作する機会も増えてきている。これに伴い、コンテンツ配信事業者も今までの映画や音楽等の制作会社、放送局等以外にネットワーク接続事業者等も参入も相次いでおり、ネットワークを介したコンテンツの配信は、セキュリティ面を考慮した暗号化方法または、ビジネス面を考慮した課金方法などが多く研究されている。
例えば、特許文献1には、セキュリティを考慮した上で、コンテンツ配信に対する課金を実現するコンテンツの課金方法が開示されている。具体的には、まず、配信サーバは、コンテンツ鍵で分割・暗号化されたコンテンツと、このコンテンツ鍵が暗号化された復号制御情報と、復号制御情報からコンテンツ鍵を復号するための複数の復号化鍵とをクライアント端末に送信する。つぎに、クライアント端末は、複数の復号化鍵を用いて、復号制御情報からコンテンツ鍵を生成し、このコンテンツ鍵を用いて、分割・暗号化されたコンテンツ復号する。そして、分割・暗号化されたコンテンツを復号化するための鍵の使用履歴を販売者側システムが送信されることで、鍵の使用毎に課金が発生する。
特開2002−352146号公報
ところで、そもそもコンテンツとは、所定の記録媒体に記録され得る内容(例えば、音楽・映画・ゲームなど)のことを指し、ユーザ(コンテンツの利用者)はこのコンテンツを利用するために、コンテンツが格納された光メディア(CDやDVD)を店頭に出向いて購入する。販売側からみれば、コンテンツに対する決済が店頭で行われるため、金銭的な回収が明確で便利である反面、梱包された光メディアを店頭に陳列する必要があるため、梱包・流通に関わる各種コストが発生する。また、ユーザからみれば、コンテンツを利用するにあたり、店頭に出向いて光メディアを購入する手間を必要とする。
一方、ネットワークを介したコンテンツの配信による販売は、販売側からみれば、コンテンツを格納した光メディアを流通させなくてもよいので、光メディアを店頭に陳列させる必要がなくなる。その結果、流通に関わる各種コストを削減することができる。またユーザからみれば、コンテンツのみをネットワーク経由でダウンロードするだけでコンテンツを利用できるので、店頭に出向く手間もなくなる。
しかしながら、ネットワークを介したコンテンツの配信において、コンテンツの著作権を不正コピーから保護するルールが十分に確立されていない。例えば、一度コンテンツのデータがハードディスク(HDD)に格納されると、コピーとしての光メディアを無制限に作成できてしまう。特にインターネットが普及した昨今において、コンテンツの著作権保護を適切に行うことは難しく、一度コンテンツがインターネット上に無防備で配信されると、コンテンツはインターネットに接続されている複数のクライアントに流出され、データとしての実体をつかめないまま、半永久的にインターネット上に存在する可能性がある。また、コンテンツの購入することにより発生する決済は、ネットワーク上で行われる必要があるが、不正アクセスなどによって課金体制が十分に整えることができない可能性がある。そのため、ネットワークを介したコンテンツ配信においても、やはり店頭と同じようなコンテンツの提供を行うことが望ましく、販売側がユーザに対する最終的な提供物品は1つコンテンツに対して1つの光メディアであることが好ましい。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、光メディアに対するコンテンツの書き込みの進捗状況をリアルタイムで適切に管理することである。
また、本発明の別の目的は、許可された回数を超えるコンテンツの不正コピーを防止することによって、コンテンツの著作権を適切に保護することである。
発明は、可搬性を有する書込可能な記録メディアに対するコンテンツの書き込みを実行するクライアント端末と、クライアント端末にコンテンツを配信するとともに、記録メディアに対するコンテンツの書き込みの進捗状況をステータスの更新によって管理する少なくとも一つのサーバとが通信ネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおけるコンテンツ配信方法を提供する。具体的には、まず、サーバが、コンテンツのダウンロード要求があったクライアント端末に対して、暗号化されたコンテンツと、暗号化されたコンテンツを復号するための復号化鍵と、コンテンツ固有のシリアル情報とを送信する。つぎに、サーバは、管理テーブルに、送信されたコンテンツに関するシリアル情報を新規に登録するとともに、このシリアル情報に対応する進捗状況を記録メディアに対するコンテンツの今回の書き込みが開始されていない状態を示す第1のステータスに設定する。ここで、管理テーブルには、シリアル情報と、記録メディアに対するコンテンツの書き込みの進捗状況とが対応付けられている。クライアント端末は、記録メディアの書込セッションの開始に先立ち、サーバに対して、シリアル情報を含む第1の変更要求を送信する。サーバは、管理テーブルにアクセスして、第1の変更要求に含まれるシリアル情報に対応する進捗状況を、第1のステータスから、記録メディアに対するコンテンツの今回の書き込みを開始する状態を示す第2のステータスに変更するとともに、この変更が完了したことを示す第1の完了通知をクライアント端末に送信する。クライアント端末は、第1の完了通知を受信した後、暗号化されたコンテンツを復号化鍵を用いて復号化するとともに、このコンテンツを記録メディアに書き込む。クライアント端末は、記録メディアの書込セッションの終了に先立ち、サーバに対して、シリアル情報を含む第2の変更要求を送信する。これを受信したサーバは、管理テーブルにアクセスして、第2の変更要求に含まれるシリアル情報に対応する進捗状況を、第2のステータスから、記録メディアに対するコンテンツの今回の書き込みが終了した状態を示す第3のステータスに変更するとともに、この変更が完了したことを示す第2の完了通知をクライアント端末に送信する。そして、クライアント端末は、第2の完了通知を受信した後、記録メディアの書込セッションを終了する。
なお、発明において、第1の完了通知をクライアント端末に送信するステップは、3つのステップを含むことが好ましい。すなわち、このステップは、シリアル情報に対応する進捗状況としての現在のステータスを参照することによって、記録メディアに対するコンテンツの今回の書き込みを許可するか否かを判断するステップと、記録メディアに対するコンテンツの今回の書き込みが許可された場合、第1の完了通知をクライアント端末に送信するステップと、記録メディアに対するコンテンツの今回の書き込みが許可されない場合、記録メディアに対するコンテンツの今回の書き込みを禁止する禁止通知をクライアント端末に送信するステップとから構成される。
また、発明において、第2の変更要求を送信するステップは、記録メディアに対するコンテンツの書き込みが中断された場合、サーバに対して、第2の変更要求に代えて、シリアル情報を含む第3の変更要求を送信するステップを含み、サーバは、第3の変更要求に含まれるシリアル情報に対応する進捗状況を、第2のステータスから、記録メディアに対するコンテンツの書き込みが中断した状態を示す第4のステータスに変更するステップをさらに有することが好ましい。
さらに、発明において、記録メディアに書き込むステップは、復号化鍵によって復号化されたコンテンツを、記録メディア固有の情報と、記録メディアに対する書き込みを行う書込装置固有の情報とに基づいて生成された第2の暗号化鍵を用いて再度暗号化し、この暗号化されたコンテンツを記録メディアに書き込むステップを含むことが好ましい。
発明によれば、ネットワークを介したコンテンツの配信から記録メディアに対するコンテンツの書込終了に至るまでの進捗状況をサーバにてリアルタイムで適切に管理することができる。外部のサーバにて進捗状況を管理することで、ネットワークを介したコンテンツ配信の利便性を保ちつつ、適切な管理が可能になる。また、サーバにて記録メディアに対するコンテンツの今回の書き込みを許可するか否かの認証を、このコンテンツに関する現在のステータスを参照することによって行えば、許可された回数を超える不正コピーを確実に防止できる。その結果、コンテンツの著作権を適切に保護することが可能になる。

(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係るコンピュータ・システムの構成図である。このシステムは、コンピュータ1、光メディア3の書込装置としての光メディアドライブ2、および、HDD等の記録装置4で構成されている。コンピュータ1は、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェース等を主体に構成されており、記録装置4に格納されているコンピュータ・プログラムやデータ等に適宜アクセスして所定の処理を実行する。また、光メディアドライブ2は、コンピュータ1の制御下において、挿入された光メディア3に対するアクセス(読み書き)を行う。光メディア3としては、DVD−RAM、DVD−R、DVDーRW、CD−R、CD−RW等が挙げられる。コンピュータ1がアクセスする記録装置4には、光メディア3に対するコンテンツの書き込みを行う「コンピュータ・プログラム」(ライティングソフトウェア)の他、「暗号化コンテンツ」、「復号化鍵」および「シリアル情報」が格納されている。「暗号化コンテンツ」は、画像、映像、楽曲等のデータやゲーム等のソフトウェアに代表されるコンテンツを暗号化したものである。「復号化鍵」は、暗号化コンテンツを復号する際に必要な鍵情報である。また、「シリアル情報」は、特に、ネットワーク配信サービス、すなわち、配信元よりネットワークを介してコンテンツをダウンロードする形態では必須となる。このシリアル情報は、個々のコンテンツ(配信案件)毎に個別に付与されるコンテンツ固有の情報である。
コンテンツ等の入手は、典型的には下記のような4つの手法のいずれかによって行われる。
(手法1)
ネットワーク配信サービスを利用して、「暗号化コンテンツ」と、「復号化鍵」と、「シリアル情報」と、ライティング・ソフトウェアである「コンピュータ・プログラム」とを配信元からネットワークを介して一括でダウンロードする。
(手法2)
「コンピュータ・プログラム」が既にインストールされていることを前提として、「暗号化コンテンツ」、「復号化鍵」および「シリアル情報」をネットワーク配信サービスを利用してダウンロードする。「コンピュータ・プログラム」に関しては、インターネット上の所定のサイトより別途入手するか、或いは、それが格納された市販品(CD−ROM等)を別途購入する。
(手法3)
「コンピュータ・プログラム」が既にインストールされていることを前提として、市販品の購入によって、「暗号化コンテンツ」、「復号化鍵」および「シリアル情報」を入手する。
(手法4)
市販品の購入によって、「コンピュータ・プログラム」、「暗号化コンテンツ」、「復号化鍵」および「シリアル情報」のすべてを入手する。
コンピュータ1には、光メディア3に対して読み書きを実行する光メディアドライブ2が接続されている。光メディア3に対する書き込みは、書込セッションの開始、記録領域に対するデータ書込の実行、書込セッションの終了という一連のプロセスを経て行われる。本実施形態において、光メディア3に対するコンテンツの書き込みは、コンピュータ・プログラム(ライティング・ソフトウェア)の実行時に、このプログラムに記述された手順で行われる。このプログラムは、光メディア3に対するコンテンツのコピーを許可された回数(例えば1回)まで許容し、それ以上を不正コピーとして規制する機能を備えている。
コンピュータ1によってコンピュータ・プログラムが実行されると、コンピュータ1自身が有する記憶領域(例えば、RAM)に管理テーブルが生成される。この管理テーブルによって、光メディア3にコンテンツを書き込む際の進捗状況が管理される。なお、後述する第3の実施形態で述べるように、この管理テーブルは、コンピュータ1にネットワーク接続された外部サーバ(認証サーバ)にて管理してもよい。
図2は、一例としての管理テーブルの構成図である。管理テーブルは、シリアル情報と、光メディア3に対するコンテンツの書き込みの進捗状況と、進捗状況の更新日時を示す情報(更新日時情報)とが対応付けられている。進捗状況は、4つのステータスに大別され、これらのステータスを随時更新することによって現在の進捗状況をリアルタイムで管理する。ステータス「1」は、ライティング未実行、すなわち、光メディア3に対するコンテンツの書き込みが開始されていない状態(初期状態)を示す。ステータス「2」は、ライティング実行開始、すなわち、光メディア3に対するコンテンツの書き込みを開始する状態を示す。ステータス「3」は、ライティング実行終了、すなわち、光メディア3に対するコンテンツの書き込みが終了した状態を示す。そして、ステータス「4」は、ライティング中断、すなわち、何らかの理由で光メディア3に対するコンテンツの書き込みが中断した状態を示す。なお、同図に示した管理テーブルは、後述する各実施形態においても同様である。
図3は、第1の実施形態に係るコンピュータ・プログラムのフローチャートである。なお、本実施形態では、光メディア3に対するコンテンツのコピーを一回しか許可しないケースについて説明するが、当然ながら、用意するステータスの個数を増やせば、それ以上のコピーについても同様に管理することが可能である。まず、ステップ1において、コンピュータ1は、記録装置4にアクセスして、書込対象となる暗号化コンテンツに関するシリアル情報を読み込む。続くステップ2において、コンピュータ1は、管理テーブルにアクセスし、ステップ1で読み込まれたシリアル情報に関する現在のステータスを参照する。
ステップ3において、書込対象となるコンテンツに関して、許可されたコピー回数(本実施形態では1回)分の書き込みが行われているか否かが認証される。具体的には、ステータス「3」(ライティング実行終了)の場合には、今回の書き込みが不正コピーに該当すると判断して、コンテンツの書き込みを禁止する書込不可処理が行われ(ステップ4)、これによって一連の処理が終了する。これに対して、ステップ3において、ステータス「3」でない場合(ステータス「1」,「4」)には、今回の書き込みが適法なコピーに該当すると判断して、今回の書き込みを実行すべく、ステップ5に進む。
ステップ5において、書込対象となる暗号化コンテンツに対応する復号化鍵が読み込まれる。そして、ステップ6では、管理テーブルへのアクセスによって、このコンテンツに関するステータスが変更される。具体的には、ステータス「1」,「4」がステータス「2」(ライティング実行開始)に変更される。そして、ステップ7では、記録装置4より暗号化コンテンツが読み出されるとともに、これが復号化鍵によって復号化される。復号化鍵を用いた復号化手法自体は周知であるので、ここでの説明を省略する。
ステップ8において、ステップ7で復号化されたコンテンツは、コンピュータ1から光メディアドライブ2へ転送され、光メディア3に書き込まれる。なお、暗号化コンテンツの復号化および光メディア3への書き込みは、所定のブロック単位で繰り返し行ってもよい。
ステップ9において、コンピュータ1は、管理テーブルにアクセスして、ステータスの変更を行う。具体的には、ステータス「2」(ライティング実行開始)からステータス「3」(ライティング実行終了)に変更される。そして、ステップ10において、このステータス変更が完了したことを前提に書込セッションが終了し、これによって、一連の処理が終了する。
なお、以上のような一連の手順において、何らかの原因により光メディア3に対するコンテンツの書き込みが中断された場合、進捗状況がステータス「4」(ライティング中断)へと変更される。例えば、書込開始時を基準にカウントアップされた時間経過が上限を超えた場合(いわゆるタイムアウト)、書き込みが中断されたと判断してもよい。中断が生じる原因としては、例えば、CPUの高負荷、光メディアドライブ2の異常停止(または異常終了)、或いは、光メディア3の傷もしくは汚れによる書込不可等が挙げられる。
このように、本実施形態によれば、コンピュータ1が備える管理テーブルによって、光メディア3に対するコンテンツの書込開始から書込終了に至るまでの進捗状況をリアルタイムで適切に管理することができる。また、光メディア3に対するコンテンツの今回の書き込みを許可するか否かの認証を、このコンテンツに関する現在のステータスを参照しながら行えば、許可された回数を超える不正コピーを確実に防止できる。このようなコピーコントロール(コピー回数の制御)を通じて、コンテンツの著作権を適切に保護することが可能になる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、上述した第1の実施形態に、著作権保護技術(コピーコントロール)の一手法であるCPRM(Content Protection for Recordable Media)を追加したものである。
まず、CPRMについて概説する。この手法では、光メディア3の書込装置である光メディアドライブ2固有の情報(以下「デバイスキー」と呼ぶ)と、メディアIDと、MBK(Media Key Block)と、複製に関する情報を有するCCI(Copy Control Infomation)とが用いられる。メディアIDは、光メディア3のBCA(Burst Cutting Area)と呼ばれている領域に格納されており、光メディア1枚ごとに異なる固有のID情報である。MBKは、ライセンス会社によって製造業者に配布され、光メディア3のリードイン領域に記録されている情報である。CCIは、コンテンツの格納時にコンテンツ側から送られるようになっており、コンテンツとともに暗号化されて記録されるが、暗号化されていないCCIも一緒に配布される。そして、両者が一致しない場合には「不正」とみなされる。本実施形態では、これらの情報を組み合わせて生成された別個の暗号化鍵を用いて、先に復号化されたコンテンツを再度暗号化し、この暗号化されたコンテンツを光メディア3に格納する点に特徴がある。
図4は、本実施形態に係るコンピュータ・プログラムのフローチャートである。図3に示したフローチャートとの相違点は、ステップ8をステップ8’とした点、すなわち、再度暗号化されたコンテンツが光メディア3に書き込まれる点にある。この2度目の暗号化に際しては、第1の暗号化時とは別個の、CPRMに準拠した暗号化鍵が用いられる。この暗号化鍵の生成に際しては、まず、デバイスキーとMBKとに基づいてメディア鍵が生成され、このメディア鍵とメディアIDとに基づいて暗号化タイトル鍵が生成される。この暗号化タイトル鍵に更にCCIを加えることによって、コンテンツを暗号化する暗号化鍵が最終的に生成される。なお、それ以外の点については、第1の実施形態と同様であるから、図3と同一のステップ番号を付して、ここでの説明を省略する。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を有するほか、CPRMを併用することで、より高度なコピーコントロールが可能になるという効果がある。
なお、本実施形態で述べたCPRMの併用については、以下に述べる第3の実施形態であっても同様に適用可能である。
(第3の実施形態)
図5は、本実施形態に係るコンテンツ配信システムの構成図である。このコンテンツ配信システムは、クライアント端末6と、配信サーバ7と、認証サーバ8とから構成され、これらはネットワークを介して相互に接続されている。クライアント端末6は、光メディア3に対するコンテンツの書き込みを実行する。配信サーバ7は、クライアント端末6にコンテンツ等を配信する。認証サーバ8は、自身が備える管理テーブル5(図2参照)によって、光メディア3に対するコンテンツの書き込みの進捗状況をステータスの更新によって管理する。なお、コンテンツの配信が完了した時点において、クライアント端末6は、図1に示したコンピュータ・システムの状態になる。なお、クライアント端末6は、コンピュータに限定されるものではなく、例えば、通信機能と、上述したライティング・ソフトウェアに相当する機能とが実装されたDVDレコーダ等であってもよい。
以下、図5に示したステップ(a)〜(h)の一連の流れについて説明する。基本的に、この流れは、ネットワーク通信が発生する点を除けば、図3に示したフローチャートと同様である点に留意されたい。
まず、ステップ(a)において、クライアント端末6は、配信サーバ7に対して、コンテンツのダウンロード要求を送信する。このダウンロード要求を受信した配信サーバ7は、多数の暗号化コンテンツが格納されたコンテンツデータベース(図示せず)を検索して、配信対象となる暗号化コンテンツと、個々のコンテンツ固有の復号化鍵とを特定する。また、配信案件毎に付与される固有のシリアル情報が新たに採番される。
配信サーバ7は、認証サーバ8に対して、このシリアル情報を含む登録要求を送信する(ステップ(b))。この登録要求を受信した認証サーバ8は、登録要求に含まれるシリアル情報と、光メディア3に対するコンテンツの書き込みの進捗状況とが対応付けられた管理テーブル5に、シリアル情報を新規に登録するとともに、このシリアル情報に対応する進捗状況をステータス「1」(ライティング未実行)に設定する。
それとともに、配信サーバ7は、クライアント端末6に対して、暗号化コンテンツ、復号化鍵およびシリアル情報は、上述したライティング・ソフトウェアと共に送信する(ステップ(c))。クライアント端末6は、光メディア3の書込セッションの開始に先立ち、認証サーバ8に対して、シリアル情報を含む第1の変更要求を送信する(ステップ(d))。この変更要求を受信した認証サーバ8は、管理テーブル5にアクセスして、これに含まれるシリアル情報に対応する進捗状況としてのステータス(現在のもの)を参照する。そして、光メディア3に対するコンテンツの今回の書き込みを許可するか否かが判断される。今回の書き込みを許可する場合(ステータス「1」,「4」)、ステータス「2」(ライティング実行開始)に変更される。そして、このステータス変更が完了したことを示す第1の完了通知が認証サーバ8からクライアント端末6に送信される(ステップ(e))。クライアント端末6は、第1の完了通知を受信した場合、その受信後に、暗号化コンテンツを復号化鍵を用いて復号化するとともに、このコンテンツを光メディア3に書き込む。
なお、認証サーバ8が今回の書き込みを許可しない場合(ステータス「3」)、今回の書き込みを禁止する禁止通知が認証サーバ8からクライアント端末6に送信される(ステップ(e))。
そして、クライアント端末6は、光メディア3の書込セッションの終了に先立ち、認証サーバ8に対して、シリアル情報を含む第2の変更要求を送信する(ステップ(g))。この変更要求を受信した認証サーバ8は、管理テーブルにアクセスして、この変更要求に含まれるシリアル情報に対応する進捗状況を、ステータス「2」からステータス「3」(ライティング実行終了)に変更する。そして、このステータス変更が完了したことを示す第2の完了通知が認証サーバ8からクライアント端末6に送信される(ステップ(h))。この完了通知を受信したクライアント端末6は、光メディア3の書込セッションを終了する。
なお、何らかの理由で光メディア3に対するコンテンツの書き込みが中断された場合、クライアント端末6は、認証サーバ8に対して、第2の変更要求に代えて、シリアル情報を含む第3の変更要求を送信する。これを受信した認証サーバ8は、第3の変更要求に含まれるシリアル情報に対応する進捗状況を、ステータス「2」から、ステータス「4」に変更する。
このように、第3の実施形態では、ネットワークを介したコンテンツの配信から光メディア3に対するコンテンツの書込終了に至るまでの進捗状況を認証サーバ8にてリアルタイムで管理する。外部の認証サーバ8が有する管理テーブル5を用いて進捗状況を管理することで、ネットワークを介したコンテンツ配信の利便性を保ちつつ、上述した第1の実施形態よりも一層適切な管理が可能になる。また、認証サーバ8を用いることで、進捗状況の改ざんが極めて困難になるので、光メディア3への不正コピーをより確実に防止でき、コンテンツの著作権を一層適切に保護することが可能になる。
なお、上述した各実施形態では、外部のサーバとして配信サーバ7と認証サーバ8とを別個に設けているが、一方のサーバが双方の機能を兼ねていてもよい。その意味で、外部のサーバは少なくとも一つあれば足りる。
また、上述した各実施形態では、記録メディアの一例として光メディア3を挙げているが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、可搬性(持ち運び可能なこと)を有し、かつ、書込可能なもの(例えば、磁気的な特性を利用した磁気メディア)に対して広く適用することができる。
第1の実施形態に係るコンピュータ・システムの構成図 一例としての管理テーブルの構成図 第1の実施形態に係るコンピュータ・プログラムのフローチャート 第2の実施形態に係るコンピュータ・プログラムのフローチャート 第3の実施形態に係るコンテンツ配信システムの構成図
符号の説明
1 コンピュータ
2 光メディアドライブ
3 光メディア
4 記録装置
5 管理テーブル
6 クライアント端末
7 配信サーバ
8 認証サーバ

Claims (4)

  1. 可搬性を有する書込可能な記録メディアに対するコンテンツの書き込みを実行するクライアント端末と、前記クライアント端末に前記コンテンツを配信するとともに、前記記録メディアに対する前記コンテンツの書き込みの進捗状況をステータスの更新によって管理する少なくとも一つのサーバとが通信ネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおけるコンテンツ配信方法において、
    前記サーバは、前記コンテンツのダウンロード要求があった前記クライアント端末に対して、暗号化された前記コンテンツと、前記暗号化されたコンテンツを復号するための復号化鍵と、前記コンテンツ固有のシリアル情報とを送信するステップと、
    前記サーバは、前記シリアル情報と、前記記録メディアに対する前記コンテンツの書き込みの進捗状況とが対応付けられた管理テーブルに、前記送信されたコンテンツに関する前記シリアル情報を新規に登録するとともに、前記シリアル情報に対応する進捗状況を前記記録メディアに対する前記コンテンツの今回の書き込みが開始されていない状態を示す第1のステータスに設定するステップと、
    前記クライアント端末は、前記記録メディアの書込セッションの開始に先立ち、前記サーバに対して、前記シリアル情報を含む第1の変更要求を送信するステップと、
    前記サーバは、前記管理テーブルにアクセスして、前記第1の変更要求に含まれる前記シリアル情報に対応する進捗状況を、前記第1のステータスから、前記記録メディアに対する前記コンテンツの今回の書き込みを開始する状態を示す第2のステータスに変更するとともに、当該変更が完了したことを示す第1の完了通知を前記クライアント端末に送信するステップと、
    前記クライアント端末は、前記第1の完了通知を受信した後、前記暗号化されたコンテンツを前記復号化鍵を用いて復号化するとともに、当該コンテンツを前記記録メディアに書き込むステップと、
    前記クライアント端末は、前記記録メディアの書込セッションの終了に先立ち、前記サーバに対して、前記シリアル情報を含む第2の変更要求を送信するステップと、
    前記サーバは、前記管理テーブルにアクセスして、前記第2の変更要求に含まれる前記シリアル情報に対応する進捗状況を、前記第2のステータスから、前記記録メディアに対する前記コンテンツの今回の書き込みが終了した状態を示す第3のステータスに変更するとともに、当該変更が完了したことを示す第2の完了通知を前記クライアント端末に送信するステップと、
    前記クライアント端末は、前記第2の完了通知を受信した後、前記記録メディアの書込セッションを終了するステップと
    を有することを特徴とするコンテンツ配信方法。
  2. 前記第1の完了通知を前記クライアント端末に送信するステップは、
    前記シリアル情報に対応する進捗状況としての現在のステータスを参照することによって、前記記録メディアに対する前記コンテンツの今回の書き込みを許可するか否かを判断するステップと、
    前記記録メディアに対する前記コンテンツの今回の書き込みが許可された場合、前記第1の完了通知を前記クライアント端末に送信するステップと、
    前記記録メディアに対する前記コンテンツの今回の書き込みが許可されない場合、前記記録メディアに対する前記コンテンツの今回の書き込みを禁止する禁止通知を前記クライアント端末に送信するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載されたコンテンツ配信方法。
  3. 前記第2の変更要求を送信するステップは、
    前記記録メディアに対する前記コンテンツの書き込みが中断された場合、前記サーバに対して、前記第2の変更要求に代えて、前記シリアル情報を含む第3の変更要求を送信するステップを含み、
    前記サーバは、前記第3の変更要求に含まれる前記シリアル情報に対応する進捗状況を、前記第2のステータスから、前記記録メディアに対する前記コンテンツの書き込みが中断した状態を示す第4のステータスに変更するステップをさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載されたコンテンツ配信方法。
  4. 前記記録メディアに書き込むステップは、
    前記復号化鍵によって復号化されたコンテンツを、前記記録メディア固有の情報と、前記記録メディアに対する書き込みを行う書込装置固有の情報とに基づいて生成された第2の暗号化鍵を用いて再度暗号化し、当該暗号化されたコンテンツを前記記録メディアに書き込むステップを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載されたコンテンツ配信方法。
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