JP4712273B2 - 電子機器装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、一般に電子機器装置に関するものであり、より特定的には、電子機器装置に設けられた放熱のための通風開口部に、EMI(Electro Magnetic Interference)シールドとして設けられるアルミニウムハニカムシールドパネルの取付構造に改良を加えた、電子機器装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は、従来の、サブラックが実装された、電子機器装置の斜視図である。図9は、その概略断面図である。
【0003】
これらの図を参照して、従来の電子機器装置を説明する。電子機器の架30の内部には、複数のサブラック10とファンユニット31が収納される。架30の下部に、吸気口32aが設けられている。架30の上部に、排気口32bが設けられている。サブラック10は、金属で作られた筐体で、内部に電子機器である電子回路パッケージ11を複数収容する。また、サブラック10の、底面および上面には、それぞれ、パッケージ11より発生する熱を冷却するための風を通過させる通風口12a、12bが設けられる。また、パッケージ11は電磁波を発生し、通風口12a,12bから漏れれば、隣接する他のサブラック10内のパッケージや、近傍の他の電気設備の作動を妨害する。そのため、通風性があり、電磁波遮蔽の効果があるEMIシールド20を、通風口12a,12bに、カバーとして被せ、電磁波の遮蔽を行なっている。
【0004】
図8および図9に示す状態で、ファン31により、架30の吸気口32aより吸い込まれた外気は、最下段のサブラック10の低部に設けられた通風口12aより、サブラック10内に取り入れられ、実装されたパッケージ11を冷却して、サブラック10上面の通気口12bから抜けて、次の段以降のサブラック10の内部を同様に冷却した後、架30上部に設けられた排気口32bから架外へ排出される。
【0005】
以上のように、EMIシールド20は通風性能と、電磁波遮蔽性能の両立が要求され、金属板に、遮蔽が必要な電磁波の波長より十分小さな孔を多数空けたものが用いられる。一般的に遮蔽が必要な電磁波の周波数が低い領域においては、パンチングメタルが用いられ、遮蔽が必要な電磁波の周波数が高い領域においては、アルミニウムハニカムシールドパネルがEMIシールドとして用いられている。
【0006】
図10は、アルミニウムハニカムシールドパネルの斜視図である。
図10に示すように、アルミニウムハニカムシールドパネル21は、アルミ箔を蜂の巣状に形成したもので、パネル状の厚み方向両面を貫通して開口した孔の大きさと孔の深さ(パネルの厚さ)により電磁波を遮蔽するとともに、隣接する孔間の仕切りがごく薄いアルミ箔であるため、実質的な開口面積が大きく、良好な通風性能を有する。しかし、素材がアルミ箔であり、それ自体では、強く押さえられれば外力により変形しやすいため、図11に示すように外周を強固なフレーム22にて一体保持固定し、アルミニウムハニカムシールドパネルユニットとして使用される。以下に詳述する。
【0007】
図11〜図16を用いて、従来の、アルミニウムハニカムシールドパネルを用いた、サブラックの通風開口部に設けられるEMIシールド構造の一例を説明する。
【0008】
図11は、アルミニウムハニカムシールドパネルをユニット化したものの斜視図であり、図12〜図16は、アルミニウムハニカムシールドパネルを製造するための工程図である。
【0009】
図11を参照して、アルミニウムハニカムシールドパネルユニット20は、アルミニウムハニカムシールドパネル21とフレーム22とを備える。取付け用のネジ貫通孔23は、ユニット化された後、フレーム22、アルミニウムハニカムシールドプレート21を貫通して設けられる。
【0010】
次に、ユニット化の工程を説明する。
図12に示すように、折り曲げ部にV字型の切れ目を入れた押出し材のチャネルから形成されたフレーム22を準備する。フレーム22を図13に示すように、折り曲げの過程で、囲いの中にアルミニウムハニカムシールドパネル21を挿入した後、最後に合わせて角部を溶接する。
【0011】
その後、図14に示すように、フレーム22の縁部分22bを折り曲げてかしめることにより、爪22cを食い込ませ、アルミニウムハニカムシールドパネル21とフレーム22を電気的導通をさせて固定する。
【0012】
図15は、かしめられた状態の断面図を示す。
なお、図16に示すように、導電性ガスケット24を挟んで、電気的導通の信頼性を上げる場合もある。
【0013】
図17は、サブラックの通風開口部に設けられるEMIシールドの分解斜視図であり、図18は、その外観図である。
【0014】
図17を参照して、サブラック10に、パッケージ11が収納される。サブラック10の底面、上面には、それぞれ通風開口部12a,12bが設けられる。サブラック10は、切り起こし孔16をさらに備える。切り起こし孔16は、サブラック10の筐体にパッケージ11を保持するためのガイドレール15を形成するためのものである。ネジ孔13は、通風開口部周囲に設けられる。ネジ孔13は、通風開口部12a,12bを取り囲むように同一平面に配置され、パッケージより発生する電磁波の波長より十分小さい間隔で設けられる。前面パネル40は、サブラック10前面側から前面パネル取付けネジ41で、サブラック10の前面の上および下の部分に設けられたネジ孔17に固定されるとともに、電気的に接続される。
【0015】
また、アルミニウムハニカムシールドパネルユニット20、アルミニウムハニカムシールドパネル21、アルミニウムフレーム22は、アルミニウムフレームに設けられたネジ貫通孔23を介して、ネジ25により、サブラック10の通風開口部周囲のネジ孔13に固定される。ネジ孔13およびその周囲は、めっきされた導電部を形成し、固定されたアルミニウムフレーム22と電気的に接続される。
【0016】
次に動作について説明する。
図17および図18を参照して、サブラック10に収容されたパッケージ11から発生する熱は、通風開口部12aに被せられたアルミニウムハニカムシールドパネル21の孔から取り入れられた外気で冷却された後、通風開口部12bに被せられたアルミニウムハニカムシールドパネル21の孔から外部に排気される。パッケージ11から発生する電磁波は、前面側は電気的に接続された前面パネル40で遮蔽される。通風開口部12a、12bにおいては、アルミニウムハニカムシールドパネル21が電気的にサブラック10に接続されており、EMIシールドとして機能し、電磁波は遮蔽される。
【0017】
また、アルミニウムハニカムシールドパネルユニット20とサブラック10との取付け部分においては、通風開口部周囲に設けられたネジ孔13の周囲とアルミニウムフレーム22とが電気的に接続されている。さらに、ネジ孔13の間隔は発生する電磁波の波長より十分小さな間隔で設けられているため、この取付け部分からの電磁波の漏れは遮断される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
従来のアルミニウムハニカムシールドパネルを用いた、サブラックの通風開口部に設けられるEMIシールドは、以上のように構成されていた。
【0019】
しかしながら、アルミニウムハニカムシールドパネルを予めアルミニウムフレームに電気的接続させた状態でユニットとして組み立てておく必要があり、このユニット化のコストが非常に割高であった。
【0020】
また、このユニットを再度サブラックの通風開口部に取付ける際、取付け部からの電磁波の漏れをなくすため、遮蔽する電磁波の波長より十分に小さな間隔でネジを配置する必要があった。
【0021】
さらに、サブラック側の通風開口部周囲は、アルミニウムフレームと全周にわたって電気的接触を得るため連続的に繋がった同一平面にする必要があるが、パッケージ11のガイドレール15を形成するための切り起こし孔16が大きくなると、この部分が途切れることや、同一平面にするために筐体の板金部材の継ぎ合わせによる段差を、この部分に設けられないなど、サブラックの構造設計面に大きな制約を与えていた。
【0022】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、アルミニウムハニカムシールドパネルを、予めユニット化することなく、サブラック側に直接取付けることができるように改良された電子機器装置を提供することを目的とする。
【0023】
この発明の他の目的は、安価に使用できるように改良された電子機器装置を提供することにある。
【0024】
この発明のさらに他の目的は、電気的導通を得るためのネジ止めをなくし、サブラック側の構造設計面の制約を解消することができるように改良された電子機器装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る電子機器装置は、電子回路パッケージと、筐体と、枠と、シールドパネルと、切り起こし孔と、フレームとを有している。筐体は、電子回路パッケージを収納し、かつ電子回路パッケージからの熱を放熱するために設けられた通風開口部を有する。枠は筐体の通風開口部と一体に形成されている。シールドパネルは、枠に収容され、かつ電気的接触がなされるように枠の内面と接し、かつハニカム構造を有する。切り起こし孔は、電子回路パッケージを保持するためのガイドレールを形成するように筐体の通風開口部に設けられている。フレームは、枠の外側を覆いシールドパネルの外周部分を保護している。シールドパネルの外縁側面が枠によって内側に向かって加圧されるように押さえつけられることによってシールドパネルが保持されており、シールドパネルと枠とはシールドパネルのハニカム構造の孔の撓みにより発生する圧力によって接触している。
【0026】
この発明によれば、厚み方向両面に貫通して開口した蜂の巣状の孔の側面である外縁側面が内側に向って加圧されるように押えられて、ハニカム構造のシールドパネルを保持するため、孔の撓みによる反力により発生する圧力で、筐体との点接触を可能とした。したがって、ハニカム構造のシールドパネルを保持固定することによりユニット化しておく必要がないため、安価に使用することができ、電気的接触を得るための多数のネジ止めを不要とした。
【0027】
また、ハニカム構造のシールドパネルとサブラックとの合わせ面である孔開口面での筐体との電気的接触をなくしたため、筐体側の該当部分が孔で途切れてもよいようになり、サブラックの筐体構造の設計面での制約を排除することができる。
【0028】
この発明によれば、好ましくは切り起こし孔が複数設けられている。
【0030】
この発明によれば、好ましくはめっきされた導体が枠の内側に形成されている。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図を用いて説明する。
【0032】
実施の形態1
図1は、この発明の実施の形態1に係る電子機器装置の外観斜視図であり、サブラック10に前面パネル40、ハニカム構造のシールドパネルである、アルミニウムハニカムシールドパネル21、およびフレーム22が取付けられている。
【0033】
図2は、図1に示す電子機器装置において、アルミニウムハニカムシールドパネルの取付け構造を示す、分解斜視図である。
【0034】
サブラック10に、パッケージ11が収納されている。サブラック10の底面、および上面に、通風開口部12a、12bが設けられている。サブラック10は、切り起こし孔16を含む。切り起こし孔16は、サブラック10の筐体にパッケージ11を保持するための、ガイドレール15を形成するためのものである。枠14は、通風開口部周囲にサブラック10と一体に形成される。枠14の内側は、めっきされた導体が形成されている。サブラック10の背面に、孔18が設けられている。前面パネル40は、サブラック10の前面側から前面パネル取付けネジ41で、サブラック10の前面上下部に設けられたネジ孔17に固定されるとともに、サブラック10に電気的に接続されている。
【0035】
アルミニウムハニカムシールドパネル21は枠14に収納される。フレーム22には、爪26と孔27が設けられ、爪26を孔17に引っ掛け、前面パネル取付け時に、孔27と取付けネジにて、サブラック10に共締め固定される。
【0036】
図2に示すように、アルミニウムハニカムシールドパネル21の向い合う対辺の幅a、bに対して、通風開口部に設けられたフレームの向い合う対辺の幅c、dをc=a−α、d=b−αと、c、dの寸法を僅かαだけ、a、bの寸法より小さく設定してある。
【0037】
図3は、アルミニウムハニカムシールドパネル21を枠14に収納した状態を示す図である。アルミニウムハニカムシールドパネル21の向い合う対辺間隔a、bと、これを収納する枠内寸c、dとでは、枠内寸c、dの方がそれぞれαだけ小さい。そのため、アルミニウムハニカムシールドパネル21は、厚み方向に貫通した各孔が側面から押されて撓んだ状態で枠14に収納され、かつ内側から外側に向って発生したそれぞれf1、f2の圧力で、枠14の内面と接して、電気的接触がなされる。
【0038】
次に動作について説明する。サブラック10に収容されたパッケージ11から発生する熱は、通風開口部12aに被せられたアルミニウムハニカムシールドパネル21の孔から取り入れられた外気で冷却された後、通風開口部12bに被せられたアルミニウムハニカムシールドパネル21の孔から外部に排気される。パッケージ11から発生する電磁波は、前面側では、電気的に接続された前面パネル15で遮蔽される。通風開口部12a、12bにおいては、アルミニウムハニカムシールドパネル21が通風開口部周囲に設けた枠14を介して、サブラック10に電気的に接続される。これにより、EMIシールドとして機能し、遮蔽される。
【0039】
また、アルミニウムハニカムシールドパネル21は、枠14と全周にわたって遮蔽したい電磁波より十分小さい孔径に設定された蜂の巣状の孔の間隔で、電気的に接触しているため、この部分からの電磁波は遮断される。
【0040】
実施の形態2
上記実施の形態1では、サブラック10の、通風開口部の周囲に設けられる枠14の内側と、アルミニウムハニカムシールドパネル21の側面が直接接触し、これらが、アルミニウムハニカムシールドパネル21の孔の撓み力により発生する圧力で、電気的接触を得る例を示したが、この発明はこれに限られるものではなく、この両者の間に導電性ガスケットを挿入して、接触抵抗を小さくすることにより、EMIシールド特性をさらに向上させることもできる。
【0041】
図4に、その具体例を示す。
図4を参照して、導電性ガスケット18は、枠14の内側に貼られている。図5は、図4に示す枠14の内側に貼られた導電性ガスケット18のc寸法と、アルミニウムハニカムシールドパネル21のa寸法分を示す断面図である。
【0042】
図5を参照して、枠14に貼られた導電性ガスケット18の向い合う幅の内寸法cは、ここに収納されるアルミニウムハニカムシールドパネル21の外周側面幅寸法aとの寸法関係をc=a−αと、αだけ小さく設定されている。
【0043】
両者の他の断面、dとbについても同様にd=b−αと、導電性ガスケット18のd寸法がαだけ小さく設定されている。このことにより、アルミニウムハニカムシールドパネル21を収納すればアルミニウムハニカムシールドパネル21の開口孔とともに、導電ガスケット18も撓んで両者の電気的接触抵抗を小さくすることができる。
【0044】
なお、アルミニウムハニカムシールドパネル21、フレーム22は、アルミニウム以外の導電性を有する他の金属に置換えてもよい。
【0045】
実施の形態3
実施の形態1では、アルミニウムハニカムシールドパネル21をサブラック10に設けた通風開口部に取付けてEMIシールドを行なう方法を示したが、図6に示すように、電子機器筐体の架30に設けてもよい。
【0046】
図6を参照して、枠33は、架30の内側に設けられたアルミニウムハニカムシールドパネル21を収納するフレームである。枠33は、サブラック10を収納したときのサブラック10の上下の仕切りとなる位置に配置されている。アルミニウムハニカムシールドパネル21とフレーム22は、枠33に収納されたアルミニウムハニカムシールドパネル21を外壁側面方向から押さえる形で、ネジ34にて、架30の内部に固定される。この場合も同様に、アルミニウムハニカムシールドパネル21の寸法a、bに対して、収納側の枠33、フレーム22で構成される収納側内寸法c、dが、c=a−α、d=b−αと、α分小さく設定されている。このようにアルミニウムハニカムシールドパネル21は、側面側から加圧されて、電気的な接触が確保される。架30にサブラック10を収納することで両者は電気的に接続される(図示せず)。
【0047】
この状態で、実施の形態1と同様にサブラック10に収容されたパッケージ11から発生する熱は、通風開口部12aの下側に設けられたアルミニウムハニカムシールドパネル21の孔から取り入れられた外気で冷却された後、通風開口部12bの上段に設けられたアルミニウムハニカムシールドパネル21より排出され、同様に次の段以降のサブラック10の内部を冷却した後、排気口32bより外部に排気される。パッケージ11から発生する電磁波は、サブラック10の上下段アルミニウムハニカムシールドパネル21により遮蔽される。このことにより、隣接するサブラック10間に、アルミニウムハニカムシールドパネル21を重複することなく、配置することができる。
【0048】
実施の形態4
図7は、実施の形態4に係るアルミニウムハニカムシールドパネルの取付け構造を示す斜視図である。
【0049】
図7を参照して、フレーム22に、網状の保護材28が取付けられている。アルミニウムハニカムシールドパネル21は、素材がアルミ箔であるため、外力により変形しやすい。そのため、フレーム22を被せて保護するが、通風性能を維持するため、フレーム22はほぼ外周フレームのみの形状で、中央部分は開口状態であった。しかし、この開口部分に突起物が当ると、保護がない部分であるため、アルミニウムハニカムシールドパネル21は容易に変形し、両面に開口した孔が潰れて塞がり、通風性能を損なったり、破れてEMIシールドの性能を損なうことが多々あった。このため、アルミニウムハニカムシールドパネルの通風性能に影響を与えない、大きな目の網状の保護材28をフレーム22の開口部に設けることで、外力に対する変形防止を行なった。
【0050】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したとおり、この発明によれば、アルミニウムハニカムシールドパネルを予めユニット化しておく必要がないため、アルミニウムハニカムシールドパネルを安価に使用することができる。また、サブラックとの電気的接触を得るための多数のネジをなくすことができ、さらにサブラック側への構造設計的制約を排除できる。
【0052】
また、本発明によれば、アルミニウムハニカムシールドとサブラックとの間にガスケットを入れることで、接触抵抗を小さくすることができ、EMIシールド性能をさらに向上できる。
【0053】
また、本発明によれば、アルミニウムハニカムシールドパネルを架側に取付けることで、隣接するサブラック間にアルミニウムハニカムシールドパネルを重複することなく配置できる。
【0054】
さらに、本発明によれば、フレームの開口部分に網状の保護材を設けることで、アルミニウムハニカムシールドパネルの外力による変形防止を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係るアルミニウムハニカムシールドパネルの取付け構造を示す外観斜視図である。
【図2】 実施の形態1に係るアルミニウムハニカムシールドパネルの取付け構造を示す分解斜視図である。
【図3】 実施の形態1に係るアルミニウムハニカムシールドパネルの取付け状態を示す斜視図である。
【図4】 実施の形態2に係るアルミニウムハニカムシールドパネルの取付け構造を示す分解斜視図である。
【図5】 実施の形態2に係るアルミニウムハニカムシールドパネルの取付け構造を示す断面図である。
【図6】 実施の形態3に係るアルミニウムハニカムシールドパネルの取付け構造を示す斜視図である。
【図7】 実施の形態4に係るアルミニウムハニカムシールドパネルの取付け構造を示す外観斜視図である。
【図8】 サブラック、ファンユニットを実装した従来の電子機器装置の斜視図である。
【図9】 サブラック、ファンユニットを実装した従来の電子機器装置の断面図である。
【図10】 従来のアルミニウムハニカムシールドパネルの斜視図である。
【図11】 従来のアルミニウムハニカムシールドパネルユニットの斜視図である。
【図12】 従来のアルミニウムハニカムシールドパネルユニットの組立工程の第1の工程を示す図である。
【図13】 従来のアルミニウムハニカムシールドパネルユニットの組立工程の第2の工程を示す図である。
【図14】 従来のアルミニウムハニカムシールドパネルユニットの組立工程の第3の工程を示す図である。
【図15】 従来のアルミニウムハニカムシールドパネルユニットの組立工程の第4の工程を示す図である。
【図16】 従来のアルミニウムハニカムシールドパネルユニットの組立工程の第5の工程を示す図である。
【図17】 従来のサブラックのアルミニウムハニカムシールドパネルの取付け構造を示す分解斜視図である。
【図18】 従来のサブラックのアルミニウムハニカムシールドパネル取付け構造の外観斜視図である。
【符号の説明】
10 サブラック、11 パッケージ、12a,12b 通風開口部、13 ネジ孔、14 枠、15 ガイドレール、16 切り起こした孔、17 ネジ孔、18 導電性ガスケット、19 孔、20 アルミニウムハニカムシールドパネルユニット、21 アルミニウムハニカムシールドパネル、22 フレーム、22b フレームの縁、22c フレームの爪、23 ネジ貫通孔、24 導電性ガスケット、25 ネジ、26 爪、27 孔、28 網状の保護材、30 架、31 ファンユニット、32a 吸気口、32b 排気口、33 取付け枠、34 ネジ、40 前面パネル、41 前面パネル取付けネジ。
Claims (3)
- 電子回路パッケージと、
前記電子回路パッケージを収納し、かつ前記電子回路パッケージからの熱を放熱するために設けられた通風開口部を有する筐体と、
前記筐体の前記通風開口部と一体に形成された枠と、
前記枠に収容され、かつ電気的接触がなされるように前記枠の内面と接し、かつハニカム構造を有するシールドパネルと、
前記電子回路パッケージを保持するためのガイドレールを形成するように前記筐体の前記通風開口部に設けられた切り起こし孔と、
前記枠の外側を覆い前記シールドパネルの外周部分を保護するフレームとを備え、
前記シールドパネルの外縁側面が前記枠によって内側に向かって加圧されるように押さえつけられることによって前記シールドパネルが保持されており、前記シールドパネルと前記枠とは前記シールドパネルの前記ハニカム構造の孔の撓みにより発生する圧力によって接触している、電子機器装置。 - 前記切り起こし孔が複数設けられている、請求項1に記載の電子機器装置。
- めっきされた導体が前記枠の内側に形成されている、請求項1または2に記載の電子機器装置。
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