JP4712089B2 - 情報処理装置、システム制御装置および情報処理装置の制御方法 - Google Patents

情報処理装置、システム制御装置および情報処理装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、CPUと入出力装置の間を接続する経路が冗長化された情報処理装置と同装置において用いられるシステム制御装置および入出力リクエスト方法に関し、特に、高い信頼性と可用性を簡易な構成によって低コストで実現することができる情報処理装置、システム制御装置および情報処理装置の制御方法に関する。
近年、サーバ装置等の大型の情報処理装置においては、可用性と信頼性の向上を図るため、複数のCPUを搭載し、入出力装置や各種伝送経路を冗長構成としたものが多くなっている。
例えば、特許文献1において示されているブレードサーバと呼ばれる情報処理装置は、独立して動作可能なサーバボードを筐体内に複数搭載することができ、バックボードを介してこれらのサーバボードをネットワークインターフェース装置等の入出力装置へ接続する。サーバボードと入出力装置との接続は、監視モジュールと呼ばれる装置によって監視され、障害が発生すると、監視モジュールがサーバボードを他の入出力装置へ動的に接続し直して処理を継続させる。
特開2005−228308号公報
しかしながら、このように監視モジュールのような特別な装置を用いて障害の監視と対応をおこなう方式は、情報処理装置のコストを上昇させてしまうという問題がある。近年の情報処理化の進展に伴って、比較的小規模な企業等においてもサーバ装置の導入が進んでおり、かかる小規模な企業等からは、高い信頼性と可用性を備えたサーバ装置を低コストで提供することが強く要望されている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、高い信頼性と可用性を簡易な構成によって低コストで実現することができる情報処理装置、システム制御装置および情報処理装置の制御方法を提供することを目標とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本願の開示する情報処理装置は、一つの態様において、複数の演算処理装置と、複数の入出力装置と、前記複数の演算処理装置の何れかと前記複数の入出力装置の何れかとを含む複数の分割処理装置と、前記複数の分割処理装置の何れかに属する演算処理装置と入出力装置との間を複数の経路を介して接続するとともに、前記複数の演算処理装置の何れかが発行した入出力命令を前記複数の経路の何れかから受けた場合、前記複数の入出力装置のうち前記入出力命令を受けた経路に接続する入出力装置に前記発行された入出力命令を転送する複数のシステム制御装置と、を有する情報処理装置において、前記複数のシステム制御装置の何れかは、前記演算処理装置を識別する演算処理装置情報と、前記分割処理装置を識別する分割処理装置との組を含むパーティション情報を記憶するパーティション情報記憶部と、前記入出力装置を識別する入出力装置情報と、前記複数の経路のうち前記入出力装置が接続する経路を識別する経路情報との組を含む構成情報を前記分割処理装置情報に対応して記憶する構成情報記憶部と、前記複数の演算処理装置の何れかが発行した前記複数の入出力装置の何れかへの経路問合せ要求を受けた場合、前記経路問合せ要求に含まれる演算処理装置情報に基づいて、前記パーティション情報から前記経路問合せ要求を発行した演算処理装置が含まれる分割処理装置情報を検索するとともに、前記検索された分割処理装置情報と、前記経路問合せ要求に含まれる入出力装置情報とに基づいて、前記検索された分割処理装置情報に対応する構成情報から検索された経路情報を、前記経路問合せ要求を発行した演算処理装置に応答する経路選択部とを有することを特徴とする。
本願の開示する情報処理装置の一態様によれば、高い信頼性と可用性を実現することができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる情報処理装置、システム制御装置および入出力リクエスト方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
まず、従来の情報処理装置における入出力リクエスト方式について説明する。メモリマップ式入出力を採用する情報処理装置では、図12に示すように、アドレス空間の一部に各入出力装置用のアドレス領域が割り当てられる。そして、これらの入出力装置用のアドレス領域に対してアクセスをおこなうことによって、入出力装置に対する入出力処理が実行される。
具体的には、リクエストの発行元が入出力装置用のアドレス領域へのアクセスをおこなうと、CPU(Central Processing Unit)によってアドレスが解釈され、どの経路に対して入出力命令を発行するかが決定される。アドレス領域と、経路と、入力装置との対応は、機器構成に応じて予め定められる。
図13は、入出力命令の発行先の選択をデコーダによって実装した例を示す図である。同図の例では、リクエストの発行元が指定したアドレスの36ビット目〜38ビット目をデコードすることにより入出力命令の発行先を選択する例を示している。図12の例に従って入出力装置Bに対して読み書きをおこなう場合、アドレスの36ビット目〜38ビット目に「101」を指定することになるが、この場合、図13のデコーダにおいてはAND回路402が1を出力し、経路Bが入出力命令の発行先として選択されることになる。
図14は、入出力命令の発行先の選択をテーブル検索によって実装した例を示す図である。同図の例では、リクエストの発行元が指定したアドレスの36ビット目〜38ビット目の値と経路の組合せを記憶したテーブル(構成情報410)を検索することにより入出力命令の発行先を選択する例を示している。図12の例に従って入出力装置Bに対して読み書きをおこなう場合、アドレスの36ビット目〜38ビット目に「101」を指定することになるが、この場合、図14のテーブルにおいて「101」のビットパターンを有する5番目のエントリが検索され、このエントリに登録されている経路Bが入出力命令の発行先として選択されることになる。
いずれの場合においても、アドレス領域と、経路と、入力装置との対応は、予め定められており、リクエストの発行元は、処理対象の入出力装置に応じてどのアドレス領域にアクセスするかを判断する必要があった。また、CPUと入出力装置との間の経路が冗長化され、複数の経路を選択することができる場合は、リクエストの発行元が、どの経路を使用するかを判断する必要があった。
このため、情報処理装置において入出力装置や経路を冗長化し、障害に対応するための仕組みを設けても、障害の発生している入出力装置や経路を回避して入出力処理をおこなうには、リクエストの発行元が状況に応じてアクセスするアドレス領域を変更できるようにする必要があった。そして、情報処理装置を一旦停止することなく、アドレス領域と、経路と、入力装置との対応の変化をリクエストの発行元に認識させるには、障害の発生を監視し通知するための特別な仕組み(例えば、特許文献1における監視モジュール)が必要であった。
なお、上記の説明におけるリクエストの発行元は、一般的にはOS(Operating System)の一部として動作するドライバソフトに相当するが、OSそのものやアプリケーションプログラムがリクエストの発行元となる場合もある。
次に、本実施例に係る入出力リクエスト方式について説明する。図1は、本実施例に係る入出力リクエスト方式を実行する情報処理装置の一例を示す図である。なお、同図においては、後述するメモリアクセス制御装置等、本実施例に係る入出力リクエスト方式と直接関連しない部位の図示は便宜上省略している。
図1に示すように、情報処理装置100は、CPU110a〜110dと、システム制御装置120a〜120dと、入出力制御装置130a〜130dと、入出力装置141〜144とを有する。
CPU110a〜110dは、OSやアプリケーションプログラムを動作させるための各種処理を実行する演算装置である。システム制御装置120a〜120dは、主記憶および入出力装置への入出力を制御する制御装置である。各CPUは、WAY0〜3の4つの経路によってシステム制御装置120a〜120dと接続されている。具体的には、WAY0によってシステム制御装置120aと接続され、WAY1によってシステム制御装置120bと接続され、WAY2によってシステム制御装置120cと接続され、WAY3によってシステム制御装置120dと接続されている。
入出力制御装置130a〜130dは、入出力装置への入出力を制御する制御装置であり、それぞれ、2つの経路によって2つのシステム制御装置と接続されている。例えば、入出力制御装置130bは、PATH0によってシステム制御装置120bと接続され、PATH1によってシステム制御装置120dと接続されている。
入出力装置141〜144は、ネットワークインターフェース装置や記憶装置用の入出力装置であり、それぞれ、入出力制御装置130a〜130dと1対1で接続されている。
この例においては、システム制御装置と入出力制御装置の間の接続が二重化された構成をとっているため、CPUと入出力装置の間は、2つの経路が存在する。例えば、CPU110aと入出力装置142の間は、CPU110a→システム制御装置120b→入出力制御装置130b→入出力装置142という経路と、CPU110a→システム制御装置120d→入出力制御装置130b→入出力装置142という2つの経路によって接続されている。前者の経路を利用する場合、CPU110aは、WAY1に対して入出力命令を発行する必要があり、後者の経路を利用する場合は、WAY3に対して入出力命令を発行する必要がある。
この冗長化された経路のいずれを用いて入出力処理をおこなうかは、システム制御装置の一つによって決定される。図1の例においてこの決定をおこなうのは、システム制御装置120aである。そして、この決定をおこなうために、システム制御装置120aは、構成情報121を記憶する。構成情報121は、入出力装置に割り当てられたアドレス領域と、命令の送出先の経路の対応を定義した情報である。
また、入出力装置や経路の障害をシステム制御装置120aに通知するため、各入出力制御装置と各システム制御装置の間と、システム制御装置120b〜120dとシステム制御装置120aの間に配線が設けられている。これらの配線を通じて、経路等に障害が発生したことが通知されると、システム制御装置120aは、冗長化されている他の経路を使用するように構成情報121を設定し直す。
なお、システム制御装置120aが代替の経路を取得する方式は、予め全ての経路をシステム制御装置120a内に登録しておきシステム制御装置120aがその中から選択する方式をとってもよいし、障害発生時にシステム制御装置120aが他のシステム制御装置に対して代替の経路を問合せる方式をとることもできる。
ここで、本実施例に係る入出力リクエスト方式の処理の流れを図2および図3を用いて説明する。リクエストの発行元から入出力装置142に対するデータの読み出し要求(オペコード:34)がCPU110aに対してなされたものとする(ステップS101)。要求を受けたCPU110aは、経路問合せ要求(オペコード:18)をシステム制御装置120aに対して発行する(ステップS102)。このとき、要求を識別するためのリクエストID(RQID)と入出力装置を識別するためのアドレス(ADDR)は、リクエストの発行元から渡された値をそのまま設定する。
経路問合せ要求を受信したシステム制御装置120aは、アドレスの36ビット目〜38ビット目の値をキーとして構成情報121を検索し、得られた経路を経路指示(オペコード:09)の引数に含めてCPU110aに応答する(ステップS103)。このとき、RQIDには経路問合せ要求にて指定された値をそのまま設定する。図3の例では、アドレスの36ビット目〜38ビット目の値は「101」であり、この値をキーにして構成情報121を検索した結果、WAY1が送出先として決定されている。
経路指示の応答を受信したCPU110aは、WAY1へ向けてデータの読取り命令を発行する(ステップS104)。このときも、RQIDとアドレスは、リクエストの発行元から渡された値をそのまま設定する。
データの読取り命令は、アドレスに従ってシステム制御装置120b→入出力制御装置130b→入出力装置142という経路で送信される(ステップS105、ステップS106)。そして、入出力装置142は、指定されたデータを読み出して応答し、この応答は、経路を逆に辿っていき、CPU110aに返される(ステップS107〜109)。
続いて、システム制御装置120bと入出力制御装置130bの間の経路に障害が発生した場合の処理の流れを図4および図5を用いて説明する。システム制御装置120bと入出力制御装置130bの間の経路に障害が発生すると、その旨がシステム制御装置120bからシステム制御装置120aに通知され、入出力装置142に対するエントリがWAY3を送信先とするように更新される。
この状態において、リクエストの発行元が図3の場合と同じデータの読み出し要求(オペコード:34)をCPU110aに対しておこなったものとする(ステップS201)。この読み出し要求は、別のリクエストであるためRQIDの値は異なるが、他の項目の値は図3に示したものと同じ内容となる。
要求を受けたCPU110aは、経路問合せ要求(オペコード:18)をシステム制御装置120aに対して発行する(ステップS202)。このとき、要求を識別するためのリクエストID(RQID)と入出力装置を識別するためのアドレス(ADDR)は、リクエストの発行元から渡された値をそのまま設定する。
経路問合せ要求を受信したシステム制御装置120aは、アドレスの36ビット目〜38ビット目の値をキーとして構成情報121を検索し、得られた経路を経路指示(オペコード:09)の引数に含めてCPU110aに応答する(ステップS203)。このとき、RQIDには経路問合せ要求にて指定された値をそのまま設定する。図5の例では、アドレスの36ビット目〜38ビット目の値は「101」であり、この値をキーにして構成情報121を検索した結果、WAY3が送出先として決定されている。
経路指示の応答を受信したCPU110aは、WAY3へ向けてデータの読取り命令を発行する(ステップS204)。このときも、RQIDとアドレスは、リクエストの発行元から渡された値をそのまま設定する。
データの読取り命令は、アドレスに従ってシステム制御装置120d→入出力制御装置130b→入出力装置142という経路で送信される(ステップS205、ステップS206)。そして、入出力装置142は、指定されたデータを読み出して応答し、この応答は、経路を逆に辿っていき、CPU110aに返される(ステップS207〜209)。
上記の処理の流れにおいては、リクエストの発行元は図3の場合と同様の内容の読み出し要求をおこなっているだけであるが、経路の問合せの結果、システム制御装置120aが正常な経路を応答しているため、障害の発生している経路を回避して入出力処理をおこなうことができている。
このように、経路等の障害をシステム制御装置の一つに通知する仕組みを設け、このシステム制御装置において各入出力装置への正常な経路を把握しておき、CPUが入出力装置に対して入出力命令を発行する際にこのシステム制御装置に対して経路の問合せをおこなうように構成することにより、冗長化された経路等の一部に障害が発生しても他の経路を用いて処理を継続させることができる。
この方式では、監視モジュールのような特別な装置を追加することなく、既存の装置に簡易な仕組みを追加することにより、情報処理装置の信頼性の向上を低コストで実現することができる。また、経路等の障害が発生しても、リクエストの発行元は障害を意識する必要がないので、既存のOS等をそのまま利用することができる。
なお、構成情報121を保持し、CPUから入出力装置への経路の問合せを受け、応答する機能は、必ずしもシステム制御装置において実現するはなく、他の装置にて実現してもよい。ただし、かかる機能を低コストで実現するためには、CPUとの高速な接続を有する既存の装置に機能を追加することが好ましい。
次に、システム制御装置120aの構成について説明する。図6は、システム制御装置120aの構成を示すブロック図である。同図に示すように、システム制御装置120aは、リクエストポート10と、タグパイプ20と、タグ21a〜21dと、キュー30a〜30hと、クロスバー40と、リクエスト振分部50と、リクエストポート60と、経路選択部70と、キュー80a〜80dと、構成情報更新部90と、構成情報121とを有する。
これらの部位のうち、リクエストポート10、タグパイプ20、タグ21a〜21d、キュー30a〜30hおよびクロスバー40は、システム制御装置120b〜120d等の従来のシステム制御装置が一般的に備えているものであり、リクエスト振分部50、リクエストポート60、経路選択部70、キュー80a〜80d、構成情報更新部90および構成情報121は、システム制御装置120aに特有なものである。
リクエストポート10は、CPU110a〜110d、入出力制御装置(IOC:Input/Output Controller)130aおよび130cから受信した入出力要求を一時的に保持し、優先順位に従ってタグパイプ20へ投入する処理部である。タグパイプ20は、タグ21a〜21dを検索し、主にコヒーレンシの観点から入出力要求の処理先を決定し、処理先へ要求を発行する処理部である。
タグ21a〜21dは、それぞれ、CPU110a〜110dに1対1で対応し、対応するCPUがキャッシュしているデータのタグ情報のコピーを記憶し、主にデータのコヒーレンシを保つために利用される。タグパイプ20がタグ21a〜21dを利用して処理先を決定する方式については、既に公知であるので説明を省略する。
キュー30a〜30hは、それぞれ、CPU110a〜110d、入出力制御装置130aおよび130c、メモリアクセス制御装置(MAC:Memory Access Controller)150aおよび150bに1対1で対応し、対応する装置に対してタグパイプ20が発行した要求をオーダー順に保持し、処理可能になったタイミングで要求を送信する処理部である。
クロスバー40は、要求に対する応答のルーティングをおこない、応答を適切な宛先へ送信する処理部である。
リクエスト振分部50は、CPU110a〜110d、入出力制御装置130aおよび130cから受信した要求が入出力要求であるのか、経路問合せ要求であるのかを判定し、入出力要求であればリクエストポート10へ、経路問合せ要求であればリクエストポート60へ要求を転送する処理部である。
リクエストポート60は、CPU110a〜110dから受信した経路問合せ要求を一時的に保持し、優先順位に従って経路選択部70へ投入する処理部である。経路選択部70は、構成情報121を検索し、経路問合せ要求において指定されたアドレスに対応する正常な経路を選択して経路指示を生成する処理部である。
キュー80a〜80dは、それぞれ、CPU110a〜110dに1対1で対応し、対応するCPUに対して経路選択部70が生成した経路指示を生成順に保持し、送信可能になったタイミングで対応するCPUに送信する処理部である。
構成情報更新部90は、システム制御装置(SC:System Controller)120b〜120dおよび入出力制御装置130aから経路等の障害の通知を受け付け、障害の通知があった経路等を使用しないように構成情報121を更新する処理部である。構成情報121は、入出力装置に割り当てられたアドレス空間と、その入出力装置とCPUの間の経路の対応を保持する情報であり、一つの入出力装置に対して一つもしくは複数の経路を保持する。
このように、システム制御装置120aは、既存の構成に対して、本実施例に係る入出力リクエスト方式を実現するための装置を追加した構成となっている。
上述してきたように、本実施例では、システム制御装置120a内の構成情報121に入出力装置とCPUの間の正常な経路の対応を保持し、CPUが入出力処理をおこなう場合にシステム制御装置120aに経路を問合せるように構成したので、高い信頼性と可用性を備えた情報処理装置を簡易な構成によって低コストに実現することができる。
なお、本実施例では、入出力装置とCPUの間の経路を冗長化した情報処理装置の場合を例にして説明したが、同種の入出力装置を複数設けて冗長化した情報処理装置の場合にも本発明は有効である。具体的には、一つの入出力装置に障害が発生した旨の通知を受けた場合、システム制御装置120aは、冗長化されている他の入出力装置への経路が有効になるように構成情報121を更新し、処理を継続させる。
また、本実施例では、メモリマップ式入出力を採用する情報処理装置の場合を例にして説明したが、I/Oポート式入出力を採用する情報処理装置においても本発明は有効である。また、構成情報121のデータ構成は、図3等に示した通りである必要はなく、入出力装置と経路の対応と、各経路上における障害の有無が分かるようになっていればよい。
近年、情報処理装置を仮想化してパーティションに分割し、1台の情報処理装置上で複数のOSを同時に稼動させる技術が一般化してきている。この技術を用いた場合、各パーティション毎に独立したアドレス空間が割り当てられる。このため、あるパーティションにおいて入出力装置に割り当てられているアドレス領域が、他のパーティションにおいては別の入出力装置に割り当てられている場合がある。
このように、情報処理装置を仮想化してパーティションに分割した場合、システム制御装置は、リクエストの要求元から指示されたアドレスをそのまま利用して経路を判断することができない。本実施例では、情報処理装置を仮想化してパーティションに分割した場合における入出力リクエスト方式について説明する。
本実施例に係る入出力リクエスト方式の処理の流れを図7および図8を用いて説明する。なお、説明のために例として用いる情報処理装置の基本的な構成は、システム制御装置120aがシステム制御装置220aに置き換わった以外は、図1と同様であるものとする。
また、この情報処理装置においては、CPU110aと、入出力制御装置130aと、入出力制御装置130bとにより「2」というIDをもつパーティションが構成され、CPU110bと、入出力制御装置130cとにより「1」というIDをもつパーティションが構成され、CPU110cと、CPU110dと、入出力制御装置130dとにより「0」というIDをもつパーティションが構成されているものとする。また、各システム制御装置は、全てのパーティションによって共有されているものとする。
「1」というIDをもつパーティションにおいて、リクエストの発行元から入出力装置143に対するデータの読み出し要求(オペコード:34)がCPU110bに対してなされたものとする(ステップS301)。要求を受けたCPU110bは、経路問合せ要求(オペコード:18)をシステム制御装置220aに対して発行する(ステップS302)。このとき、要求を識別するためのリクエストID(RQID)と入出力装置を識別するためのアドレス(ADDR)は、リクエストの発行元から渡された値をそのまま設定する。
経路問合せ要求を受信したシステム制御装置220aは、要求元のCPUのIDを自身が記憶するパーティション表222と照合して、要求元のCPUが属するパーティションを判別する。パーティション表222は、CPUのIDとパーティションのIDの対応を保持するテーブルである。図8の例では、要求元のCPUのIDである「1」をキーにしてパーティション表222を検索し、「1」というパーティションのIDを得ている。
パーティションを判別したシステム制御装置220aは、構成情報221を参照して経路の判定をおこなう。構成情報221は、入出力装置に割り当てられたアドレス領域と、CPUと入出力装置の間の経路との対応をパーティションごとに保持する。このため、同じアドレス領域が、パーティションごとに異なる入力装置に割り当てられていても経路を正しく選択することができる。
また、構成情報221の各エントリは、CPUと入出力装置の間の経路の情報に加えて、各パーティションにおいて入力装置に割り当てられている仮想的なアドレスを実アドレスに変換するための情報も保持する。図8の例では、アドレスの36ビット目から38ビット目を使用してどの入力装置に割り当てられているアドレス領域であるかを判別するようになっており、アドレスのこの部分を実アドレスに変換するための情報が各エントリに保持されている。
システム制御装置220aは、パーティションのIDとアドレスの36ビット目〜38ビット目の値をキーとして構成情報221を検索し、得られた経路を経路指示(オペコード:09)の引数に含めてCPU110bに応答する(ステップS303)。このとき、RQIDには経路問合せ要求にて指定された値をそのまま設定する。図8の例では、アドレスの36ビット目〜38ビット目の値は「100」であり、この値とパーティションのIDである「1」をキーにして構成情報221を検索した結果、WAY2が送出先として選択され、アドレスを実アドレスに変換するための情報として「110」が取得され、これらの情報が経路指示のオペコードの引数に含められている。
経路指示を受信したCPU110bは、WAY2へ向けてデータの読取り命令を発行する(ステップS304)。このとき、アドレスの36ビット目から38ビット目を経路指示に含まれていた値に置き換える。図8の例では、アドレスの36ビット目から38ビット目が「100」から「110」に置き換えられている。RQIDとアドレスについては、リクエストの発行元から渡された値をそのまま設定する。
データの読取り命令は、アドレスに従ってシステム制御装置120c→入出力制御装置130c→入出力装置143という経路で送信される(ステップS305、ステップS306)。そして、入出力装置143は、指定されたデータを読み出して応答し、この応答は、経路を逆に辿っていき、CPU110bに返される(ステップS307〜309)。
次に、システム制御装置220aの構成について説明する。図9は、システム制御装置220aの構成を示すブロック図である。ここでは、図6に示したシステム制御装置120aとの相違点についてのみ説明する。
リクエストポート60は、CPU110a〜110dから受信した経路問合せ要求を経路選択部70へ投入する代わりにパーティション判別部71へ投入する。パーティション判別部71は、経路問合せ要求の送信元のCPUの属するパーティションの識別情報をパーティション表222から取得し、この情報を経路問合せ要求に付加して経路選択部72へ転送する処理部である。
経路選択部72は、構成情報221を検索し、経路問合せ要求において指定されたアドレスとパーティション判別部71により判別されたパーティションに対応する正常な経路を選択して経路指示を生成する処理部である。経路選択部72は、経路問合せ要求において指定されたアドレスを実アドレスに置き換えるための情報も構成情報221から取得し、この情報を経路指示に含める。
上述してきたように、本実施例では、CPUが属するパーティションを判別する仕組みを追加し、この判別結果を使用して経路を選択するように構成したので、仮想的にパーティションに分割された情報処理装置においても、高い信頼性と可用性を低コストで実現することができる。
また、CPUとシステム制御装置220aのやりとりの中で入出力装置に対応する仮想的なアドレスが実アドレスに変換されるように構成したので、情報処理装置が仮想的に分割させることをOSに意識させる必要がなく、ソフトウェアを柔軟に構成することができる。
上記の各実施例で説明した技術を応用することにより、負荷分散を実現することもできる。本実施例では、実施例1において説明した入出力リクエスト方式を応用して負荷分散を実現する場合について説明する。
本実施例に係る入出力リクエスト方式の処理の流れを図10および図11を用いて説明する。なお、説明のために例として用いる情報処理装置の基本的な構成は、システム制御装置120aがシステム制御装置320aに置き換わった以外は、図1と同様であるものとする。
リクエストの発行元から入出力装置142に対するデータの読み出し要求(オペコード:34)がCPU110aに対してなされたものとする(ステップS401)。要求を受けたCPU110aは、経路問合せ要求(オペコード:18)をシステム制御装置320aに対して発行する(ステップS402)。このとき、要求を識別するためのリクエストID(RQID)と入出力装置を識別するためのアドレス(ADDR)は、リクエストの発行元から渡された値をそのまま設定する。
経路問合せ要求を受信したシステム制御装置320aは、アドレスの36ビット目〜38ビット目の値をキーとして構成情報321を検索し、得られた経路を経路指示(オペコード:09)の引数に含めてCPU110aに応答する(ステップS403)。このとき、RQIDには経路問合せ要求にて指定された値をそのまま設定する。
構成情報321は、アドレスの36ビット目〜38ビット目の値と、このアドレス領域に対応する入出力装置への各経路の有効性とを対応付けて保持する。
図11の例では、アドレスの36ビット目〜38ビット目の値である「101」に対応付けて「0」、「1」、「0」、「1」という4つの値を保持している。これらの値は、「10」というアドレス領域に対応する入出力装置への経路として、それぞれ、WAY0、WAY1、WAY2、WAY3が有効な経路であるか否かを示している。「1」は、有効な経路であることを示し、「0」は、経路が当初から接続されていないか、障害により利用できない状態にあることを示す。
システム制御装置320aは、アドレスの36ビット目〜38ビット目の値をキーとして構成情報321を検索し、複数の経路が利用可能であると分かった場合は、使用履歴(LRU:Least Recently Used)を参照して、最も以前に使用された経路を選択する。これにより、冗長化された各経路が周回的に使用されることとなり、負荷分散が実現される。使用履歴を最新に保つため、システム制御装置220aは、経路を選択した後、使用履歴の更新をおこなう。
なお、複数の経路が利用可能である場合にどの経路を選択するかを決定する方式は、必ずしも使用履歴を利用する方式を用いる必要はなく、例えば、カウンタ、乱数もしくはキュー等を利用して各経路が周回的に使用されるように構成してもよい。
図11の例では、アドレスの36ビット目〜38ビット目の値は「101」であり、この値をキーにして構成情報321を検索した結果、WAY1およびWAY3が経路として利用可能であることが分かる。
使用履歴を参照した結果、WAY1が経路として選択された場合、経路指示を受信したCPU110aは、WAY1へ向けてデータの読取り命令を発行する(ステップS404)。このときも、RQIDとアドレスは、リクエストの発行元から渡された値をそのまま設定する。
データの読取り命令は、アドレスに従ってシステム制御装置120b→入出力制御装置130b→入出力装置142という経路で送信される(ステップS405、ステップS406)。そして、入出力装置142は、指定されたデータを読み出して応答し、この応答は、経路を逆に辿っていき、CPU110aに返される(ステップS407〜409)。
また、使用履歴を参照した結果、WAY3が経路として選択された場合、経路指示を受信したCPU110aは、WAY3へ向けてデータの読取り命令を発行する(ステップS410)。このときも、RQIDとアドレスは、リクエストの発行元から渡された値をそのまま設定する。
データの読取り命令は、アドレスに従ってシステム制御装置120d→入出力制御装置130b→入出力装置142という経路で送信される(ステップS411、ステップS406)。そして、入出力装置142は、指定されたデータを読み出して応答し、この応答は、経路を逆に辿っていき、CPU110aに返される(ステップS407、ステップS412、ステップS413)。
なお、システム制御装置320aは、上記のように経路選択のための処理ロジックは変更されているが、構成は図6に示したシステム制御装置120aと同様であるので、ここでは構成の説明は省略する。
上述してきたように、本実施例では、使用履歴を利用して冗長化された経路が周回的に使用されるように構成したので、負荷分散を実現することができる。
以上のように、本発明にかかる情報処理装置、システム制御装置および入出力リクエスト方法は、CPUと入出力装置の間を接続する経路が冗長化された構成において有用であり、特に、高い信頼性と可用性を簡易な構成によって低コストで実現することが必要な場合に適している。
図1は、本実施例に係る入出力リクエスト方式を実行する情報処理装置の一例を示す図である。 図2は、本実施例に係る入出力リクエスト方式の処理手順を示すシーケンス図である。 図3は、本実施例に係る入出力リクエスト方式の処理例を示す図である。 図4は、障害発生後の処理手順を示すシーケンス図である。 図5は、障害発生後の処理例を示す図である。 図6は、システム制御装置の構成を示すブロック図である。 図7は、本実施例に係る入出力リクエスト方式の処理手順を示すシーケンス図である。 図8は、本実施例に係る入出力リクエスト方式の処理例を示す図である。 図9は、システム制御装置の構成を示すブロック図である。 図10は、本実施例に係る入出力リクエスト方式の処理手順を示すシーケンス図である。 図11は、本実施例に係る入出力リクエスト方式の処理例を示す図である。 図12は、アドレス空間の一部に入出力装置用のアドレス領域を割り当てた例を示す図である。 図13は、入出力命令の発行先の選択をデコーダによって実装した例を示す図である。 図14は、入出力命令の発行先の選択をテーブル検索によって実装した例を示す図である。
符号の説明
10 リクエストポート
20 タグパイプ
21a〜21d タグ
30a〜30h キュー
40 クロスバー
50 リクエスト振分部
60 リクエストポート
70 経路選択部
71 パーティション判別部
72 経路選択部
80a〜80d キュー
90 構成情報更新部
100 情報処理装置
110a〜110d CPU
120a〜120d システム制御装置
121 構成情報
130a〜130d 入出力制御装置
141〜144 入出力装置
150a、150b メモリアクセス制御装置
220a システム制御装置
221 構成情報
222 パーティション表
320a システム制御装置
321 構成情報
401〜402 AND回路
410 構成情報

Claims (12)

  1. 複数の演算処理装置と、複数の入出力装置と、前記複数の演算処理装置の何れかと前記複数の入出力装置の何れかとを含む複数の分割処理装置と、前記複数の分割処理装置の何れかに属する演算処理装置と入出力装置との間を複数の経路を介して接続するとともに、前記複数の演算処理装置の何れかが発行した入出力命令を前記複数の経路の何れかから受けた場合、前記複数の入出力装置のうち前記入出力命令を受けた経路に接続する入出力装置に前記発行された入出力命令を転送する複数のシステム制御装置と、を有する情報処理装置において、
    前記複数のシステム制御装置の何れかは、
    前記演算処理装置を識別する演算処理装置情報と、前記分割処理装置を識別する分割処理装置情報との組を含むパーティション情報を記憶するパーティション情報記憶部と、
    前記入出力装置を識別する入出力装置情報と、前記複数の経路のうち前記入出力装置が接続する経路を識別する経路情報との組を含む構成情報を前記分割処理装置情報に対応して記憶する構成情報記憶部と、
    前記複数の演算処理装置の何れかが発行した前記複数の入出力装置の何れかへの経路問合せ要求を受けた場合、前記経路問合せ要求に含まれる演算処理装置情報に基づいて、前記パーティション情報から前記経路問合せ要求を発行した演算処理装置が含まれる分割処理装置情報を検索するとともに、前記検索された分割処理装置情報と、前記経路問合せ要求に含まれる入出力装置情報とに基づいて、前記検索された分割処理装置情報に対応する構成情報から検索された経路情報を、前記経路問合せ要求を発行した演算処理装置に応答する経路選択部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置において、
    前記システム制御装置は、さらに、
    前記複数の経路の何れかが利用不可能の場合、前記利用不可能の経路の経路情報を前記利用不可能の経路以外の経路の経路情報に、前記構成情報を更新する経路情報更新部を有することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記情報処理装置において、
    前記構成情報が含む前記入出力装置情報は、前記分割処理装置において割り当てられる仮想アドレス情報と、前記仮想アドレス情報に対応し前記入出力装置を識別する物理アドレス情報との組を有し、
    前記経路選択部は、前記複数の演算処理装置の何れかが発行した前記複数の入出力装置の何れかへの経路問合せ要求を受けた場合、前記経路問合せ要求に含まれる演算処理装置情報に基づいて、前記パーティション情報から前記経路問合せ要求を発行した演算処理装置が含まれる分割処理装置情報を検索するとともに、前記検索された分割処理装置情報と、前記経路問合せ要求に含まれる入出力装置情報が有する仮想アドレス情報とに基づいて、前記検索された分割処理装置情報に対応する構成情報から検索された物理アドレス情報に対応する経路情報を、前記経路問合せ要求を発行した演算処理装置に応答することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置において、
    前記経路選択部は、前記複数の演算処理装置の何れかが発行した前記複数の入出力装置の何れかへの経路問合せ要求を受けた場合、前記経路問合せ要求に含まれる演算処理装置情報に基づいて、前記パーティション情報から前記経路問合せ要求を発行した演算処理装置が含まれる分割処理装置情報を検索した結果、前記経路問合せ要求に含まれる入出力装置情報に基づいて、前記構成情報から経路情報が複数検索された場合、前記検索された複数の経路情報のうち、最も長い期間選択されていない経路情報を選択して前記経路問合せ要求を発行した演算処理装置に応答することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 複数の演算処理装置と、複数の入出力装置と、前記複数の演算処理装置の何れかと前記複数の入出力装置の何れかとを含む複数の分割処理装置とを有する情報処理装置に含まれ、前記複数の分割処理装置の何れかに属する演算処理装置と入出力装置との間を複数の経路を介して接続するとともに、前記複数の演算処理装置の何れかが発行した入出力命令を前記複数の経路の何れかから受けた場合、前記複数の入出力装置のうち前記入出力命令を受けた経路に接続する入出力装置に前記発行された入出力命令を転送するシステム制御装置において、
    前記演算処理装置を識別する演算処理装置情報と、前記分割処理装置を識別する分割処理装置情報との組を含むパーティション情報を記憶するパーティション情報記憶部と、
    前記入出力装置を識別する入出力装置情報と、前記複数の経路のうち前記入出力装置が接続する経路を識別する経路情報との組を含む構成情報を前記分割処理装置情報に対応して記憶する構成情報記憶部と、
    前記複数の演算処理装置の何れかが発行した前記複数の入出力装置の何れかへの経路問合せ要求を受けた場合、前記経路問合せ要求に含まれる演算処理装置情報に基づいて、前記パーティション情報から前記経路問合せ要求を発行した演算処理装置が含まれる分割処理装置情報を検索するとともに、前記検索された分割処理装置情報と、前記経路問合せ要求に含まれる入出力装置情報とに基づいて、前記検索された分割処理装置情報に対応する構成情報から検索された経路情報を、前記経路問合せ要求を発行した演算処理装置に応答する経路選択部と
    を有することを特徴とするシステム制御装置
  6. 前記システム制御装置は、さらに、
    前記複数の経路の何れかが利用不可能の場合、前記利用不可能の経路の経路情報を前記利用不可能の経路以外の経路の経路情報に、前記構成情報を更新する経路情報更新部を有することを特徴とする請求項5記載のシステム制御装置。
  7. 前記システム制御装置において、
    前記構成情報が含む前記入出力装置情報は、前記分割処理装置において割り当てられる仮想アドレス情報と、前記仮想アドレス情報に対応し前記入出力装置を識別する物理アドレス情報との組を有し、
    前記経路選択部は、前記複数の演算処理装置の何れかが発行した前記複数の入出力装置の何れかへの経路問合せ要求を受けた場合、前記経路問合せ要求に含まれる演算処理装置情報に基づいて、前記パーティション情報から前記経路問合せ要求を発行した演算処理装置が含まれる分割処理装置情報を検索するとともに、前記検索された分割処理装置情報と、前記経路問合せ要求に含まれる入出力装置情報が有する仮想アドレス情報とに基づいて、前記検索された分割処理装置情報に対応する構成情報から検索された物理アドレス情報に対応する経路情報を、前記経路問合せ要求を発行した演算処理装置に応答することを特徴とする請求項5又は6記載のシステム制御装置。
  8. 前記システム制御装置において、
    前記経路選択部は、前記複数の演算処理装置の何れかが発行した前記複数の入出力装置の何れかへの経路問合せ要求を受けた場合、前記経路問合せ要求に含まれる演算処理装置情報に基づいて、前記パーティション情報から前記経路問合せ要求を発行した演算処理装置が含まれる分割処理装置情報を検索した結果、前記経路問合せ要求に含まれる入出力装置情報に基づいて、前記構成情報から経路情報が複数検索された場合、前記検索された複数の経路情報のうち、最も長い期間選択されていない経路情報を選択して前記経路問合せ要求を発行した演算処理装置に応答することを特徴とする請求項5〜7の何れか1項に記載のシステム制御装置。
  9. 複数の演算処理装置と、複数の入出力装置と、前記複数の演算処理装置の何れかと前記複数の入出力装置の何れかとを含む複数の分割処理装置と、前記複数の分割処理装置の何れかに属する演算処理装置と入出力装置との間を複数の経路を介して接続する複数のシステム制御装置を有する情報処理装置の制御方法において、
    前記複数の演算処理装置の何れかが、前記複数のシステム制御装置のうち所定のシステム制御装置に、経路問合せ要求を発行するステップと、
    前記所定のシステム制御装置が、前記経路問合せ要求に含まれる演算処理装置情報に基づいて、前記複数の演算処理装置を識別する演算処理装置情報と前記複数の分割処理装置を識別する分割処理装置情報との組を含むパーティション情報から前記経路問合せ要求を発行した演算処理装置が含まれる分割処理装置情報を検索するステップと、
    前記所定のシステム制御装置が有する経路選択部が、前記検索された分割処理装置情報と、前記経路問合せ要求に含まれる入出力装置情報とに基づいて、前記入出力装置を識別する入出力装置情報と前記入出力装置が接続する経路を識別する経路情報との組を含む構成情報から検索された経路情報を、前記経路問合せ要求を発行した演算処理装置に応答するステップと、
    前記所定のシステム制御装置が応答した経路情報を受けた演算処理装置が、前記複数の経路のうち前記応答された経路情報に対応する経路に対して入出力命令を発行するステップと、
    前記応答された経路情報に対応する経路に接続するシステム制御装置が、前記経路情報に対応する経路に接続する入出力装置に、前記入出力命令を転送するステップと
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  10. 前記情報処理装置の制御方法において、
    前記システム制御装置は、さらに、
    前記複数の経路の何れかが利用不可能の場合、前記利用不可能の経路の経路情報を前記利用不可能の経路以外の経路の経路情報に、前記構成情報を更新するステップを有することを特徴とする請求項9記載の情報処理装置の制御方法。
  11. 前記情報処理装置の制御方法において、
    前記構成情報が含む前記入出力装置情報は、前記分割処理装置において割り当てられる仮想アドレス情報と、前記仮想アドレス情報に対応し前記入出力装置を識別する物理アドレス情報との組を有し、
    前記経路選択部は、前記複数の演算処理装置の何れかが発行した前記複数の入出力装置の何れかへの経路問合せ要求を受けた場合、前記経路問合せ要求に含まれる演算処理装置情報に基づいて、前記パーティション情報から前記経路問合せ要求を発行した演算処理装置が含まれる分割処理装置情報を検索するとともに、前記検索された分割処理装置情報と、前記経路問合せ要求に含まれる入出力装置情報が有する仮想アドレス情報とに基づいて、前記検索された分割処理装置情報に対応する構成情報から検索された物理アドレス情報に対応する経路情報を、前記経路問合せ要求を発行した演算処理装置に応答することを特徴とする請求項9又は10記載の情報処理装置の制御方法。
  12. 前記情報処理装置の制御方法において、
    前記経路選択部は、前記複数の演算処理装置の何れかが発行した前記複数の入出力装置の何れかへの経路問合せ要求を受けた場合、前記経路問合せ要求に含まれる演算処理装置情報に基づいて、前記パーティション情報から前記経路問合せ要求を発行した演算処理装置が含まれる分割処理装置情報を検索した結果、前記経路問合せ要求に含まれる入出力装置情報に基づいて、前記構成情報から経路情報が複数検索された場合、前記検索された複数の経路情報のうち、最も長い期間選択されていない経路情報を選択して前記経路問合せ要求を発行した演算処理装置に応答することを特徴とする請求項9〜11の何れか1項に記載の情報処理装置の制御方法。
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