JP4711118B2 - 電磁弁駆動制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入力される駆動指令信号の信号形態に基づいて電磁弁の駆動コイルに通電して、電磁弁を駆動制御する電磁弁駆動制御装置に関する。
一般に、電磁弁駆動制御装置としては、例えば特許文献1〜3に示すような電磁弁駆動制御装置がある。
特許文献1記載の電磁弁駆動制御装置は、直流電源と、スイッチ素子と、電磁弁の駆動コイルと、作動用トランジスタとが直列に接続され、該作動用トランジスタを制御する制御用トランジスタを並列に接続した構成となっている。
これにより、電磁弁の駆動コイルへの通電量の制御を、デジタル制御とすることができ、トランジスタによる制御の欠点、すなわち、温度等の影響を受け易いという欠点を除去できると共に、電磁弁駆動制御装置に汎用性を持たせることができる、という効果を奏することができる。
特許文献2記載の電磁弁駆動制御装置は、駆動指令信号に基づいて電磁弁の駆動コイルに定格電圧を所定期間だけ印加し、電磁弁の駆動期間の残存期間中、定格電圧の印加に代わって引き続いて定格電圧よりも低い保持電圧を電磁弁の駆動コイルに印加することによって電磁弁を省電力駆動する。
特許文献3記載の電磁弁駆動制御装置は、駆動指令信号に基づいてマイクロプロセッサの制御の下に所定期間だけ電磁弁の駆動コイルに例えば100%のデユーティ比による通電を行って駆動コイル内の可動子を移動させ、100%のデユーティ比による通電に引き続いて、電磁弁の駆動の残存期間中、駆動コイルに少ないデユーティ比の通電を行う省電力駆動をして電磁弁の駆動コイル内の可動子の位置を保持する。
実公平5−47334号公報 特開平3−213782号公報 米国特許第6164323号明細書
ところで、代表的に2種類の電磁弁を例にとって説明すると、1つの電磁弁(第1の電磁弁)は、可動子を所定の方向(例えば弁を閉じる方向)に付勢するばね部材と、永久磁石と、駆動コイルとを有し、駆動コイルにおいて永久磁石の磁界と合致した磁界を発生させたり、永久磁石の磁界を打ち消す方向に磁界を発生させることで、弁の開閉を行う。
また、別の電磁弁(第2の電磁弁)は、可動子を所定の方向に付勢するばね部材と、駆動コイルとを有し、駆動コイルにおいて磁界を発生させたり、磁界の発生を停止させることで、弁の開閉を行う。
第1の電磁弁に対応した駆動制御装置としては、図15に示す第1の駆動制御装置100Aや図16に示す第2の駆動制御装置100Bが知られている。
図15に示す第1の駆動制御装置100Aは、第1の駆動指令信号S1が入力される第1の制御入力端子102aと、第2の駆動指令信号S2が入力される第2の制御入力端子102bと、これら第1の制御入力端子102aと第2の制御入力端子102b間に接続された駆動コイル104と、該駆動コイル104と並列に接続されたサージ吸収用のダブルツェナーダイオード106と、第2の制御入力端子102bと電源端子108間に接続された第1のトランジスタ110a(例えばpnpトランジスタ)と、第1の制御入力端子102aと電源端子108間に接続された第2のトランジスタ110b(例えばpnpトランジスタ)とを有する。
第1のトランジスタ110aはコレクタが第2の制御入力端子102bに接続され、エミッタが電源端子108に接続され、ベースが第1の制御入力端子102aに接続されている。第2のトランジスタ110bはコレクタが第1の制御入力端子102aに接続され、エミッタが電源端子108に接続され、ベースが第2の制御入力端子102bに接続されている。
一方、図16に示す第2の駆動制御装置100Bは、図15の第1の駆動制御装置100Aとほぼ同様の構成を有するが、電源端子108と接地間に第1のトランジスタ110aに直列に接続された第3のトランジスタ110c(例えばnpnトランジスタ)と、同じく電源端子108と接地間に第2のトランジスタ110bと直列に接続された第4のトランジスタ110d(例えばnpnトランジスタ)とを有し、第1の制御入力端子102aと第3のトランジスタ110cのベース間に接続された第1のインバータ112aと、第2の制御入力端子102bと第4のトランジスタ110dのベース間に接続された第2のインバータ112bとを有する点で異なる。
また、第1のトランジスタ110aのコレクタと第2のトランジスタ110bのコレクタ間に駆動コイル104が接続され、該駆動コイル104に並列にサージ吸収用のダブルツェナーダイオード106が接続されている。さらに、第1のトランジスタ110aのベースに第2の制御入力端子102bが接続され、第2のトランジスタ110bのベースに第1の制御入力端子102aが接続されている。
これら第1及び第2の駆動制御装置100A及び100Bは、通常は、第1及び第2の駆動指令信号S1及びS2のどちらか一方のみが高レベルとなるように制御される。すなわち、第1の駆動制御装置100Aでは、第1のトランジスタ110aと第2のトランジスタ110bのうち、いずれか一方のみがオンとなるように制御され、第2の駆動制御装置100Bでは、第1及び第4のトランジスタ110a及び110dと、第2及び第3のトランジスタ110b及び110cのうち、いずれか一方の組み合わせのみがオンとなるように制御される。
しかし、第1及び第2の駆動制御装置100A及び100Bとは別に設置され、第1及び第2の駆動指令信号S1及びS2を制御する図示しない外部制御回路の誤動作等、何らかの理由で、第1及び第2の駆動指令信号S1及びS2が共に高レベルあるいは共に低レベルとなって、第1の駆動制御装置100Aにおいて第1のトランジスタ110aと第2のトランジスタ110bとが共にオン(同時通電)となった場合、あるいは第2の駆動制御装置100Bにおいて、第1〜第4のトランジスタ110a〜110dが全てオン(同時通電)となった場合に、第2の駆動制御装置100Bに対して過負荷を与えるという問題がある。
この現象を防止するために、図17に示す第3の駆動制御装置100Cが提案されている。
この第3の駆動制御装置100Cは、図16に示す第2の駆動制御装置100Bとほぼ同様の構成を有するが、第1及び第2のトランジスタ110a及び110bの入力段にXOR回路(排他的論理和回路)114を挿入接続した点と、第1のインバータ112aの出力が第4のトランジスタ110dのベースに供給され、第2のインバータ112bの出力が第3のトランジスタ110cのベースに供給される点で異なる。
XOR回路114は、第2のインバータ112bの出力が入力される第3のインバータ112cと、該第3のインバータ112cの出力と第1のインバータ112aの出力がそれぞれ入力される第1のNAND回路116aと、第1のインバータ112aの出力が入力される第4のインバータ112dと、該第4のインバータ112dの出力と第2のインバータ112bの出力がそれぞれ入力される第2のNAND回路116bとを有する。第1のNAND回路116aの出力が第1のトランジスタ110aのベースに供給され、第2のNAND回路116bの出力が第2のトランジスタ110bのベースに供給される。
この場合、第1及び第2の駆動指令信号S1及びS2が共に高レベル、あるいは共に低レベルのとき、第1及び第2のトランジスタ110a及び110bが共にオフとなるため、駆動コイル104への通電が停止され、第3の駆動制御装置100Cに対する過負荷を回避することができる。
しかし、図17のようなXOR回路114を作製する場合、トランジスタの数や配線数も多くなることから、回路自体のサイズが大きなものとなる。しかも、近年の電磁弁の小型化傾向により、回路実装スペースが限られていることから、XOR回路114を専用のICで作製する必要があり、高価になるという問題もある。
また、第1の電磁弁においては、可動子の位置を移動させるときのみ駆動コイルに通電すればよいため、図18に示すように、第1及び第2の駆動指令信号S1及びS2として、パルス幅の短いパルスが用いられる。そのため、駆動コイル104への駆動電流の供給を制御する各種トランジスタとしては、比較的定格電力の小さいものが使われる。
しかし、ユーザによっては、確実な弁の開動作を得るために、常時通電がなされる場合があり、例えば図19に示すように、第1の駆動指令信号S1が高レベルとなっている期間を長くし、電磁弁を閉とする時点で、第1の駆動指令信号S1を低レベルとすると同時に第2の駆動指令信号S2を高レベルにする場合がある。このような場合、常時通電で駆動コイル104に蓄積されていた電磁エネルギーが開放されない状態でトランジスタのオン/オフが切り換えられることから、前記電磁エネルギーによる過大な電力がトランジスタにかかってしまい、不具合を招くおそれがある。
上述した第1の電磁弁についての問題は、第2の電磁弁においても同様である。すなわち、第2の電磁弁が2つ存在する場合を想定すると、第1の駆動指令信号S1が高レベル、第2の駆動指令信号S2が低レベルのときに、一方の第2の電磁弁が選択されて駆動制御され、第1の駆動指令信号S1が低レベル、第2の駆動指令信号S2が高レベルのときに、他方の第2の電磁弁が選択されて駆動制御される場合が考えられる。
しかし、何らかの理由で、第1及び第2の駆動指令信号S1及びS2が共に高レベルあるいは共に低レベルとなると、2つの第2の電磁弁が選択されてしまい、予測し得ない事態が発生するという問題がある。
なお、第1の電磁弁において常時通電を行う場合や、第2の電磁弁を使用する場合においては、省電力通電のために、上述した特許文献2や3の技術が有効であるが、電磁弁の可動子を保持する力が弱く、外部からの強い衝撃等によって電磁弁の可動子の保持が外れて、電磁弁による流体通路が切り換えられて、前記流体通路を通る流体により駆動されているシリンダ等が思いがけない動作を行うという問題点がある。
このような事態を防ぐためには、センサにより電磁弁の可動子の状態を監視する等の手段を設けることが考えられるが、電磁弁が複雑かつ高価なものとなるという問題点があった。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、電磁弁の駆動コイルの通電方向を制御する各種トランジスタの同時通電を防止することができ、しかも、駆動コイルの通電方向の瞬時の切り換え指令に基づく過大な電力の発生を回避することができ、電磁弁の動作上の信頼性の向上を図ることができる電磁弁駆動制御装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、複数の電磁弁から1つの電磁弁を選択する場合に、2以上の電磁弁を同時に選択するという不都合を回避することができ、電磁弁の動作上の信頼性の向上を図ることができる電磁弁駆動制御装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、電磁弁の可動子の保持を確実に行うことができ、電磁弁の駆動中において外部から衝撃が加えられても、電磁弁の可動子の保持を維持することができ、電磁弁の動作上の信頼性の向上を図ることができる電磁弁駆動制御装置を提供することを目的とする。
第1の本発明に係る電磁弁駆動制御装置は、入力される第1の駆動指令信号及び第2の駆動指令信号の信号形態が、電磁弁の駆動コイルに対する一方向への通電を示す場合に、前記駆動コイルに対して一方向に通電して、前記電磁弁を一方向に駆動し、前記第1の駆動指令信号及び前記第2の駆動指令信号の信号形態が、前記駆動コイルに対する他方向への通電を示す場合に、前記駆動コイルに対して他方向に通電して、前記電磁弁を他方向に駆動する電磁弁駆動制御装置において、CPUを有する制御部と、前記制御部の制御によってオンとされ、前記駆動コイルに対して一方向に駆動電流を流す第1のスイッチ部と、前記制御部の制御によってオンとされ、前記駆動コイルに対して他方向に駆動電流を流す第2のスイッチ部とを有し、前記制御部は、前記第1の駆動指令信号及び前記第2の駆動指令信号をそれぞれデータにデジタル変換する入力取込み手段と、前記第1の駆動指令信号のデータの推移と、前記第2の駆動指令信号のデータの推移に基づいて、前記第1の駆動指令信号及び第2の駆動指令信号の信号形態を検出する検出手段と、前記検出手段での検出結果が、前記駆動コイルに対する一方向への通電を示す信号形態である場合に、前記第1のスイッチ部をオン、前記第2のスイッチ部をオフとする第1の制御信号を出力する第1の通電制御手段と、前記検出手段での検出結果が、前記駆動コイルに対する他方向への通電を示す信号形態である場合に、前記第1のスイッチ部をオフ、前記第2のスイッチ部をオンとする第2の制御信号を出力する第2の通電制御手段と、前記検出手段での検出結果が、前記駆動コイルに対する一方向及び他方向への通電を示す信号形態である場合に、前記第1のスイッチ部及び前記第2のスイッチ部を共にオフとする第3の制御信号を出力する第3の通電制御手段とを有することを特徴とする。
これによって、電磁弁の駆動コイルの通電方向を制御する各種トランジスタの同時通電を防止することができ、電磁弁の動作上の信頼性の向上を図ることができる。
そして、前記構成において、前記第1の駆動指令信号の前回のデータと今回のデータとの組み合わせを第1のデータ列とし、前記第2の駆動指令信号の前回のデータと今回のデータとの組み合わせを第2のデータ列としたとき、前記検出手段は、前記第1のデータ列及び前記第2のデータ列が、下記(1a)〜(1c)のいずれかである場合に、前記駆動コイルに対する一方向への通電を示す信号形態であると確定する。
(1a)前記第1のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である場合
(1b)前記第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である場合
(1c)前記第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値である場合
また、前記検出手段は、前記第1のデータ列及び前記第2のデータ列が、下記(2a)〜(2c)のいずれかである場合に、前記駆動コイルに対する他方向への通電を示す信号形態であると確定する。
(2a)前記第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値である場合
(2b)前記第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合
(2c)前記第1のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合
また、前記検出手段は、前記第1のデータ列及び前記第2のデータ列が、下記(3a)、(3b)、(3c)、(4a)、(4b)、(4c)のいずれかである場合に、前記駆動コイルに対する一方向及び他方向への通電を示す信号形態であると確定する。
(3a)前記第1のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である場合
(3b)前記第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である場合
(3c)前記第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値である場合
(4a)前記第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値である場合
(4b)前記第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合
(4c)前記第1のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合
この場合、前記第1及び第2の制御信号の少なくとも一方は、1以上のサイクル期間を有し、前記サイクル期間は、定格通電期間と、該定格通電期間の経過後の省電力通電期間とを有し、前記定格通電期間は、前記駆動コイル内の可動子を移動させるのに十分な100%のデユーティ比の定格通電を行う期間であり、前記省電力通電期間は、前記駆動コイルに前記定格通電における前記100%のデユーティ比よりも少ないデユーティ比の通電を繰り返して行う期間であってもよい。
また、前記構成において、前記検出手段での検出結果が、前記駆動コイルに対する一方向から他方向、あるいは他方向から一方向への切り換え通電を示す場合に、一定時間だけ前記第1のスイッチ部及び前記第2のスイッチ部を共にオフとする第4の制御信号を出力する第4の通電制御手段を有するようにしてもよい。この場合、駆動コイルの通電方向の瞬時の切り換え指令に基づく過大な電力の発生を回避することができる。
また、前記構成において、前記駆動コイルに並列にサージ吸収用の素子が接続され、前記一定時間は、少なくとも前記駆動コイルに蓄積された電磁エネルギーが前記サージ対策用の素子で消費されるまでの時間であってもよい。
そして、前記第1の駆動指令信号の前回のデータと今回のデータとの組み合わせを第1のデータ列とし、前記第2の駆動指令信号の前回のデータと今回のデータとの組み合わせを第2のデータ列としたとき、前記検出手段は、前記第1のデータ列及び第2のデータ列が、下記(5)、(6)のいずれかである場合に、前記駆動コイルに対する一方向から他方向、あるいは他方向から一方向への切り換え通電を示す信号形態であると確定する。
(5)前記第1のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値である場合
(6)前記第1のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値である場合
第2の本発明に係る電磁弁駆動制御装置は、第1の電磁弁及び第2の電磁弁のうち、入力される第1の駆動指令信号及び第2の駆動指令信号の信号形態に基づいて1つの電磁弁を選択し、当該選択された電磁弁の駆動コイルに通電して駆動制御する電磁弁駆動制御装置であって、CPUを有する制御部と、前記第1の電磁弁に対応した第1のスイッチ部と、前記第2の電磁弁に対応した第2のスイッチ部とを有し、各スイッチ部は、前記制御部の制御によってオンとされた場合に、対応する駆動コイルを通電するように動作し、前記制御部は、前記第1の駆動指令信号及び前記第2の駆動指令信号をそれぞれデータにデジタル変換する入力取込み手段と、前記第1の駆動指令信号のデータの推移と、前記第2の駆動指令信号のデータの推移に基づいて、前記第1の駆動指令信号及び第2の駆動指令信号の信号形態を検出する検出手段と、前記検出手段での検出結果が、第1の駆動コイルへの通電を示す場合に、前記第1の駆動コイルに対応する前記第1のスイッチ部をオン、前記第2のスイッチ部をオフとする第1の制御信号を出力する第1の通電制御手段と、前記検出手段での検出結果が、第2の駆動コイルへの通電を示す場合に、前記第2の駆動コイルに対応する前記第2のスイッチ部をオン、前記第1のスイッチ部をオフとする第2の制御信号を出力する第2の通電制御手段と、前記検出手段での検出結果が、前記第1の駆動コイル及び前記第2の駆動コイルへの通電を示す場合に、前記第1のスイッチ部及び前記第2のスイッチ部をオフとする第3の制御信号を出力する第3の通電制御手段とを有することを特徴とする。
これにより、複数の電磁弁から1つの電磁弁を選択する場合に、2以上の電磁弁を同時に選択するという不都合を回避することができ、電磁弁の動作上の信頼性の向上を図ることができる。
そして、前記第1の駆動指令信号の前回のデータと今回のデータとの組み合わせを第1のデータ列とし、前記第2の駆動指令信号の前回のデータと今回のデータとの組み合わせを第2のデータ列としたとき、前記検出手段は、前記第1のデータ列及び前記第2のデータ列が、下記(1a)〜(1d)のいずれかである場合に、前記第1の駆動コイルへの通電を示す信号形態であると確定する。
(1a)前記第1のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である場合
(1b)前記第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である場合
(1c)前記第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値である場合
(1d)前記第1のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値である場合
また、前記検出手段は、前記第1のデータ列及び前記第2のデータ列が、下記(2a)〜(2d)のいずれかである場合に、前記第2の駆動コイルへの通電を示す信号形態であると確定する。
(2a)前記第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値である場合
(2b)前記第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合
(2c)前記第1のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合
(2d)前記第1のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値である場合
また、前記検出手段は、前記第1のデータ列及び前記第2のデータ列が、下記(3a)、(3b)、(3c)、(4a)、(4b)、(4c)のいずれかである場合に、前記第1の駆動コイル及び前記第2の駆動コイルへの通電を示す信号形態であると確定する。
(3a)前記第1のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である場合
(3b)前記第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である場合
(3c)前記第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値である場合
(4a)前記第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値である場合
(4b)前記第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合
(4c)前記第1のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合
また、前記構成において、前記第1の制御信号は、1以上のサイクル期間を有し、前記サイクル期間は、定格通電期間と、該定格通電期間の経過後の省電力通電期間とを有し、前記定格通電期間は、前記駆動コイル内の可動子を移動させるのに十分な100%のデユーティ比の定格通電を行う期間であり、前記省電力通電期間は、前記駆動コイルに前記定格通電における前記100%のデユーティ比よりも少ないデユーティ比の通電を繰り返して行う期間であってもよい。
そして、1つの前記サイクル期間は、前記電磁弁に接続され、かつ、前記電磁弁の可動子の切り換えにより流体通路を切り換える流体機器が、前記電磁弁の可動子の切り換え時から前記流体通路の切り換えを開始するまでの期間より短い期間に設定されていることが好ましい。
これにより、電磁弁の可動子の保持を確実に行うことができ、電磁弁の駆動中において外部から衝撃が加えられても、電磁弁の可動子の保持を維持することができる。
本発明に係る電磁弁駆動制御装置によれば、電磁弁の駆動コイルの通電方向を制御する各種トランジスタの同時通電を防止することができ、しかも、駆動コイルの通電方向の瞬時の切り換え指令に基づく過大な電力の発生を回避することができ、電磁弁の動作上の信頼性の向上を図ることができる。
また、複数の電磁弁から1つの電磁弁を選択する場合に、2以上の電磁弁を同時に選択するという不都合を回避することができ、電磁弁の動作上の信頼性の向上を図ることができる。
また、電磁弁の可動子の保持を確実に行うことができ、電磁弁の駆動中において外部から衝撃が加えられても、電磁弁の可動子の保持を維持することができ、電磁弁の動作上の信頼性の向上を図ることができる。
以下、本発明に係る電磁弁駆動制御装置の実施の形態例(以下、実施の形態に係る駆動制御装置と記す)について図1〜図14を参照しながら説明する。
まず、第1の実施の形態に係る駆動制御装置10Aを説明する前に、該駆動制御装置10Aが適用される第1の電磁弁12Aについて図1を参照しながら説明する。
この第1の電磁弁12Aは、自己保持型電磁弁の一種である、いわゆるラッチ型電磁弁であり、図1に模式的に示すように、例えば上下に移動可能で下端に弁体14が固定された可動子16と、該可動子16を下方に付勢するばね部材18と、一定の磁界を発生する永久磁石20と、可動子16を上下に移動させるための駆動コイル22とを有する。初期状態では、可動子16は、ばね部材18の付勢によって例えば最下点に位置し、これによって、弁体14は入力ポート24と出力ポート26とを遮蔽する位置に配置される。すなわち、第1の電磁弁12Aは閉状態とされている。
そして、駆動コイル22が例えば一方向に通電されると、駆動コイル22に磁界が発生し、この磁界と永久磁石20の磁界方向とが合致するため、ばね部材18の付勢に抗して可動子16が上方へ移動する。これにより、入力ポート24と出力ポート26間の弁体14による遮蔽が解除され、すなわち、第1の電磁弁12Aが開状態となり、入力ポート24から出力ポート26へ流体が流れることとなる。その後、駆動コイル22に対する一方向の通電を停止しても、可動子16は、永久磁石20の磁力によって上方に位置した状態が維持され、流体は流れ続ける。
その後、駆動コイル22が他方向に通電されると、駆動コイル22に発生する磁界と永久磁石20の磁界とが打ち消し合い、その結果、可動子16は両磁力から開放されるため、ばね部材18の付勢に従って下方に移動する。これにより、入力ポート24と出力ポート26間が再び弁体14によって遮蔽され、すなわち、第1の電磁弁12Aが閉状態となり、入力ポート24から出力ポート26へ流体の流通は停止する。その後、駆動コイル22に対する他方向の通電を停止しても、可動子16は、ばね部材18によって下方に位置した状態が維持され、流体の流通は停止されたままとなる。
次に、第1の実施の形態に係る駆動制御装置10Aについて図2を参照しながら説明する。
この第1の実施の形態に係る駆動制御装置10Aは、図2に示すように、電源端子41と、第1の制御入力端子32aと、第2の制御入力端子32bと、制御部34と、第1のスイッチ部36aと、第2のスイッチ部36bとを備えている。
電源端子30には、第1の電磁弁(図1参照)の駆動コイル22の定格電圧、例えばDC24Vの電圧+Vが印加される。
第1の制御入力端子32aには、2つの逆流防止のための第1及び第2のダイオード38a及び38bの各カソードが接続され、第2の制御入力端子32bには、2つの逆流防止のための第3及び第4のダイオード38c及び38dの各カソードが接続されている。また、第2のダイオード38bのアノードは第4のダイオード38dのアノードに接続されている。
制御部34は、例えばマイクロプロセッサにて構成され、少なくとも第1及び第2のスイッチ部36a及び36bを制御するためのプログラムを駆動するCPU(図示せず)を有する。この制御部34は、少なくとも電源端子VDD、第1の入力端子Gi1、第2の入力端子Gi2、第1の制御端子Gc1、第2の制御端子Gc2及び端子Vssを有する。
また、この制御部34の周辺には、電源端子30と第4のダイオード38dのアノード間に、抵抗40とツェナーダイオード42とを直列接続した定電圧回路44が接続され、制御部34の動作期間にわたって、定電圧回路44の出力電圧(例えば5V)が、制御部34の電源端子VDDに制御部34の電源電圧として印加される。ツェナーダイオード42のアノードと制御部34の端子Vssは、第2及び第4のダイオード38b及び38dの各アノードに接続されている。
定電圧回路44のツェナーダイオード42と並列に、電流制限用の第1の抵抗46a及び第2の抵抗46bが接続されている。第1の抵抗46aは、一端が抵抗40に接続され、他端が第1のダイオード38aのアノードに接続されている。第2の抵抗46bは、一端が抵抗40に接続され、他端が第3のダイオード38cのアノードに接続されている。
従って、例えば第1の制御入力端子32aに供給される第1の駆動指令信号S1の電位が高電位(例えば5V)、第2の制御入力端子32bに供給される第2の駆動指令信号S2の電位が低電位(例えばアース電位)となった場合(第1の信号形態)、第1の入力端子Gi1に高電位(例えば5V)が印加され、第2の入力端子Gi2に低電位(例えばアース電位)が印加されることから、制御部34において、例えば駆動コイル22に対する一方向への通電の指令が電気的に認識されることになる。
逆に、第1の駆動指令信号S1の電位が低電位、第2の駆動指令信号S2の電位が高電位となった場合(第2の信号形態)、第1の入力端子Gi1に低電位が印加され、第2の入力端子Gi2に高電位が印加されることから、制御部34において、例えば駆動コイル22に対する他方向への通電の指令が電気的に認識されることになる。
また、例えば第1及び第2の駆動指令信号S1及びS2の電位が共に低電位となった場合(第3の信号形態)、第1及び第2の入力端子Gi1及びGi2に共に低電位が印加され、反対に、第1及び第2の駆動指令信号S1及びS2の電位が共に高電位となった場合(第4の信号形態)、第1及び第2の入力端子Gi1及びGi2に共に高電位が印加されることから、制御部34において、同時通電が指令されたことを電気的に認識されることとなる。
上述した第1〜第4の信号形態では、第4のダイオード38dのアノードの電位、すなわち、ツェナーダイオード42のアノードの電位並びに端子Vssはそれぞれ低電位に保持される。
なお、電源端子VDDと端子Vss間に接続されたコンデンサ48は、電源端子VDD及び端子Vssに印加される電圧を安定化させるためのものである。
他方、電源端子30と第4のダイオード38dのアノード間に、第1のトランジスタ50a(例えばpnpトランジスタ)と、該第1のトランジスタ50aに直列に接続された第3のトランジスタ50c(例えばnチャネル形MOSトランジスタ)とを有し、同じく電源端子30と第4のダイオード38dのアノード間に、第2のトランジスタ50b(例えばpnpトランジスタ)と、該第2のトランジスタ50bに直列に接続された第4のトランジスタ50d(例えばnチャネル形MOSトランジスタ)とを有する。
第1のトランジスタ50aはコレクタが第3のトランジスタ50cのドレインに接続され、エミッタが電源端子30に接続され、ベースが第2のトランジスタ50bのコレクタに接続されている。第2のトランジスタ50bはコレクタが第4のトランジスタ50dのドレインに接続され、エミッタが電源端子30に接続され、ベースが第1のトランジスタ50aのコレクタに接続されている。また、第3のトランジスタ50c及び第4のトランジスタ50dの各ソースは共に第4のダイオード38dのアノードに接続されている。
さらに、第1のトランジスタ50aのコレクタと第2のトランジスタ50bのコレクタ間に駆動コイル22が接続され、該駆動コイル22に並列にサージ吸収用のダブルツェナーダイオード52が接続されている。
そして、第4のトランジスタ50dのゲートに制御部34の第1の制御端子Gc1が接続され、第3のトランジスタ50cのゲートに第2の制御端子Gc2が接続されている。
従って、第1のトランジスタ50aと第4のトランジスタ50dが共にオン、第2のトランジスタ50bと第3のトランジスタ50cが共にオフであれば、駆動コイル22に対して一方向(矢印A方向)に駆動電流が流れることとなる。これによって、上述したように(図1参照)、可動子16は、ばね部材18の付勢に抗して上方へ移動し、第1の電磁弁12Aが開状態となる。その後、駆動コイル22への通電が停止されても、可動子16は上方に位置した状態を維持する。
反対に、第1のトランジスタ50aと第4のトランジスタ50dが共にオフ、第2のトランジスタ50bと第3のトランジスタ50cが共にオンであれば、駆動コイル22に対して他方向(矢印B方向)に駆動電流が流れることとなる。これによって、上述したように(図1参照)、可動子16は、ばね部材18の付勢に従って下方へ移動し、第1の電磁弁12Aが閉状態となる。その後、駆動コイル22への通電が停止されても、可動子16は下方に位置した状態を維持する。
このように、第1及び第4のトランジスタ50a及び50dは、共にオンとなることによって、駆動コイル22に対して一方向に通電を行うための第1のスイッチ部36aとして機能し、第2及び第3のトランジスタ50b及び50cは、共にオンとなることによって、駆動コイル22に対して他方向に通電を行うための第2のスイッチ部36bとして機能する。
制御部34のCPUで動作するプログラムは、例えば図3に示すように、入力取込み手段60と、検出手段62と、第1の通電制御手段64aと、第2の通電制御手段64bと、第3の通電制御手段64cと、第4の通電制御手段64dとを有する。
入力取込み手段60は、第1及び第2のレジスタ66a及び66bに書き込まれているデータを、前回データとして第3及び第4のレジスタ66c及び66dに書き込み(今回データ退避)、さらに、制御部34の第1及び第2の入力端子Gi1及びGi2に印加された電圧V1及びV2を取り込み、デジタル変換して今回のデータとして第1及び第2のレジスタ66a及び66bに書き込む。
もちろん、プログラム起動後の最初の取り込みにおいては、上述の今回データ退避を行わずに、第1及び第2の入力端子Gi1及びGi2に印加された電圧V1及びV2をデジタル変換して第1及び第2のレジスタ66a及び66bに書き込む。この場合、第3及び第4のレジスタ66c及び66dには、初期値(この場合、低電位に対応した値)が格納されている。
検出手段62は、第3及び第4のレジスタ66c及び66dに格納されている前回のデータと第1及び第2のレジスタ66a及び66bに格納された今回のデータの値とその推移に基づいて、今回の第1及び第2の駆動指令信号S1及びS2(図2参照)の信号形態を確定する。
以下の説明では、第3のレジスタ66cに格納された前回のデータと、第1のレジスタ66aに格納された今回のデータとの組み合わせを第1のデータ列と記し、第4のレジスタ66dに格納された前回のデータと、第2のレジスタ66bに格納された今回のデータとの組み合わせを第2のデータ列と記す。
次に、検出手段62において、第1及び第2のデータ列に基づいて、第1及び第2の駆動指令信号S1及びS2の信号形態を確定する手順について図4も参照しながら説明する。
そして、検出手段62は、例えば、以下に示す(1a)〜(1c)のいずれかであれば、第1の信号形態として確定する。
(1a)第1のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の各データが電位に対応した値である場合(図4の時点t1参照)
(1b)第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である場合(図4の時点t2参照)
(1c)第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値である場合(図4の時点t12参照)
検出手段62は、以下に示す(2a)〜(2c)のいずれかであれば、第2の信号形態として確定する。
(2a)第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値である場合(図4の時点t5参照)
(2b)第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合(図4の時点t6参照)
(2c)第1のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合(図4の時点t10参照)
検出手段は、以下に示す(3a)〜(3c)のいずれかであれば、第3の信号形態として確定する。
(3a)第1のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である場合(図4の時点t3参照)
(3b)第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である(図4の時点t4参照)
(3c)第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値である場合(図4の時点t7参照)
検出手段は、以下に示す(4a)〜(4c)のいずれかであれば、第4の信号形態として確定する。
(4a)第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値である場合(図4の時点t8参照)
(4b)第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合(図4の時点t9参照)
(4c)第1のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合(図4の時点t11参照)
また、検出手段は、第1のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値である場合に(図4の時点t13参照)、第5の信号形態として確定する。
同様に、第1のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値である場合に(図4の時点t14参照)、第6の信号形態として確定する。
一方、第1の通電制御手段64aは、検出手段62での検出結果が第1の信号形態であった場合に、第1のスイッチ部36aをオン、第2のスイッチ部36bをオフとするための第1の制御信号Sc1を出力する。
第2の通電制御手段64bは、検出手段62での検出結果が第2の信号形態であった場合に、第1のスイッチ部36aをオフ、第2のスイッチ部36bをオンとするための第2の制御信号Sc2を出力する。
第3の通電制御手段64cは、検出手段62での検出結果が第3の信号形態あるいは第4の信号形態であった場合に、第1のスイッチ部36a及び第2のスイッチ部36bを共にオフとするための第3の制御信号Sc3を出力する。
第4の通電制御手段64dは、検出手段62での検出結果が、第5の信号形態あるいは第6の信号形態であった場合に、一定時間Tc、すなわち、少なくとも例えば駆動コイル22に蓄積された電磁エネルギーがダブルツェナーダイオード52にて消費される時間だけ、第1のスイッチ部36a及び第2のスイッチ部36bを共にオフとするための第4の制御信号Sc4を出力する。
第1の制御信号Sc1は、第1の制御端子Gc1の電位が第4のトランジスタ50dのソースの電位よりも高い電位である信号と、第2の制御端子Gc2の電位が第3のトランジスタ50cのソースの電位と同じかあるいは低い電位である信号との組み合わせである。
第2の制御信号Sc2は、第1の制御端子Gc1の電位が第4のトランジスタ50dのソースの電位と同じかあるいは低い電位である信号と、第2の制御端子Gc2の電位が第3のトランジスタ50cのソースの電位よりも高い電位である信号との組み合わせである。
第3の制御信号Sc3及び第4の制御信号Sc4は、第1の制御端子Sc1の電位が第4のトランジスタ50dのソースの電位と同じかあるいは低い電位である信号と、第2の制御端子Gc2の電位が第3のトランジスタ50cのソースの電位と同じかあるいは低い電位である信号との組み合わせである。
従って、制御部34から第1の制御信号Sc1が出力されることによって、第4のトランジスタ50dがオン、第3のトランジスタ50cがオフとなることから、第1のトランジスタ50aがオン、第2のトランジスタ50bがオフとなる。すなわち、第1のスイッチ部36aがオン、第2のスイッチ部36bがオフとなって、駆動コイル22に対して一方向の通電が行われることになる。
制御部34から第2の制御信号Sc2が出力されることによって、第4のトランジスタ50dがオフ、第3のトランジスタ50cがオンとなることから、第1のトランジスタ50aがオフ、第2のトランジスタ50bがオンとなる。すなわち、第1のスイッチ部36aがオフ、第2のスイッチ部36bがオンとなって、駆動コイル22に対して他方向の通電が行われることになる。
また、制御部34から第3の制御信号Sc3又は第4の制御信号Sc4が出力されることによって、第3及び第4のトランジスタ50c及び50dが共にオフとなり、第1及び第2のスイッチ部36a及び36bが共にオフとなって、駆動コイル22に対する通電が停止されることになる。第4の制御信号Sc4が出力された場合は、上述した一定時間Tcだけ駆動コイル22に対する通電が停止される。
上記のように構成された第1の実施の形態に係る駆動制御装置10Aの動作、特に、制御部34でのプログラム動作を図5のフローチャート及び図4の信号波形図も参照しながら説明する。なお、初期状態での制御部34の第1及び第2の制御端子Gc1及びGc2の電位は低電位(第3及び第4のトランジスタ50c及び50dをオンにしない程度の電位)であるとする。
まず、ステップS1において、入力取込み手段60は、第1〜第4のレジスタ66a〜66dの内容を初期化する。すなわち、初期値(低電位に対応した値)を格納する。
その後、ステップS2において、入力取込み手段60は、第1及び第2の入力端子Gi1及びGi2に印加された電圧V1及びV2を取り込み、デジタル変換して今回のデータとして第1及び第2のレジスタ66a及び66bに書き込む。
その後、ステップS3において、検出手段62は、第1のデータ列(第1のレジスタ66aに格納された今回のデータと第3のレジスタ66cに格納された前回のデータとの組み合わせ)と、第2のデータ列(第1のレジスタ66aに格納された今回のデータと第3のレジスタ66cに格納された前回のデータとの組み合わせ)に基づいて、今回の第1及び第2の駆動指令信号S1及びS2の信号形態が、第1〜第6の信号形態のいずれであるかを確定する。確定手順については、詳述したので、ここではその説明を省略する。
そして、次のステップS4以降の処理において、検出手段62にて確定した信号形態に応じた処理が行われる。
すなわち、確定した信号形態が第1の信号形態(1)であれば、ステップS5に進み、第1の通電制御手段64aによって、第1及び第2の制御端子Gc1及びGc2から第1の制御信号Sc1が出力される。これにより、第1のスイッチ部36aがオン、第2のスイッチ部36bがオフとなって、駆動コイル22に対して一方向の通電が開始、あるいは維持される。
確定した信号形態が第2の信号形態(2)であれば、ステップS6に進み、第2の通電制御手段64bによって、第1及び第2の制御端子Gc1及びGc2から第2の制御信号Sc2が出力される。これにより、第1のスイッチ部36aがオフ、第2のスイッチ部36bがオンとなって、駆動コイル22に対して他方向の通電が開始、あるいは維持される。
確定した信号形態が第3の信号形態(3)あるいは第4の信号形態(4)であれば、ステップS7に進み、第3の通電制御手段64cによって、第1及び第2の制御端子Gc1及びGc2から第3の制御信号Sc3が出力される。これにより、第1及び第2のスイッチ部36a及び36bが共にオフとなって、駆動コイルに対する通電が停止される。
上述のステップS5〜ステップS7のいずれかの処理が終了した段階で、ステップS8に進み、入力取込み手段60は、第1及び第2のレジスタ66a及び66bに書き込まれているデータを、前回データとして第3及び第4のレジスタ66c及び66dに書き込む(今回データ退避)。
一方、確定した信号形態が第5の信号形態(5)あるいは第6の信号形態(6)であれば、ステップS9に進み、第4の通電制御手段64dによって、第1及び第2の制御端子Gc1及びGc2から第4の制御信号Sc4が出力され、その後、ステップS10において、一定時間Tcの遅延処理が行われる。この遅延処理では、制御部34に供給される図示しないクロックパルスを計数することによって行うことができる。これにより、第1及び第2のスイッチ部36a及び36bが共に一定時間Tcだけオフとなって、駆動コイル22に対する通電が一定時間Tcだけ停止される。その結果、前回までの駆動コイル22に対する一方向の通電あるいは他方向の通電によって、該駆動コイル22に蓄積されていた電磁エネルギーが、この一定時間Tc内に消費されることとなる。
上述のステップS10での遅延処理が終了した段階で、次のステップS11に進み、第1〜第4のレジスタ66a〜66dの内容を初期化する。これは、一定時間Tcの遅延処理により、前回と今回の推移を見る意義がなくなったため、擬似的に初期状態に戻す意味で行われる。
上述したステップS8での処理あるいはステップS11での処理が終了した段階で、ステップS12に進み、このプログラムに対する終了要求(例えば電源断やメンテナンス要求等)があるか否かが判別され、終了要求がなければ、前記ステップS2以降の処理を繰り返す。一方、ステップS12において、プログラムの終了要求があった段階で、この制御部でのプログラム動作が終了する。
このように、第1の実施の形態に係る駆動制御装置10Aにおいては、第3の通電制御手段64cによって、第1の電磁弁12Aの駆動コイル22の通電方向を制御する各種トランジスタ(第1〜第4のトランジスタ50a〜50d)の同時通電(同時オン)を防止することができ、また、第4の通電制御手段64dによって、駆動コイル22の通電方向の瞬時の切り換え指令に基づく過大な電力の発生を回避することができる。これにより、第1の電磁弁12Aの動作上の信頼性の向上を図ることができる。
次に、第1の実施の形態に係る駆動制御装置10Aの変形例について図6を参照しながら説明する。
この変形例に係る駆動制御装置10Aaは、図6に示すように、上述した第1の実施の形態に係る駆動制御装置10Aとほぼ同様の構成を有するが、ユーザが常時通電を行う場合に、省電力通電が行えるようにした点で異なる。
すなわち、図6に示すように、第1の通電制御手段64aからの第1の制御信号Sc1のうち、第1の制御端子Gc1から出力される信号と、第2の通電制御手段64bからの第2の制御信号Sc2のうち、第2の制御端子Gc2から出力される信号を変調して、それぞれ第1及び第2の変調信号dSc1及びdSc2として出力する変調手段70を有する。
代表的に、第1の通電制御手段64aからの第1の制御信号Sc1のうち、第1の制御端子Gc1から出力される信号を変調する場合について説明すると、図7に示すように、変調手段70は、予め定めた1つのサイクルTsにおいて、予め定めた第1の期間T1に駆動コイル22に対して定格通電を行い、残りの第2の期間T2において駆動コイル22に対して省電力通電を行い、さらに、一方向の通電時間が、1つのサイクルTsの時間的長さよりも長い場合に、前記サイクルTsを繰り返すという処理を行う。
具体的に、図8のフローチャートを参照しながら説明する。まず、第1の制御信号Sc1の出力開始と共に、ステップS101において、第1の制御端子Gc1を高電位(この例では、第4のトランジスタ50dのソース電位よりも高い電位)にする。これによって、第4のトランジスタ50dのゲート−ソース間電圧が正電圧となるため、第4のトランジスタ50d並びに第1のトランジスタ50aは共にオンとなり、駆動コイル22は一方向に通電することとなる。
その後、ステップS102において、予め定めた第1の期間T1(例えば10ms)の経過を待つ。この第1の期間T1においては第1の制御端子Gc1の高電位状態が維持される。この第1の期間T1の経過、すなわち、第1の期間T1の計時は、制御部34に供給される図示しないクロックパルスを計数することによって行うことができる。他の期間の計時も同様に行うことができる。
従って、第1の期間T1においては、第1及び第4のトランジスタ50a及び50dはオン状態に制御され、駆動コイル22には定格電圧が印加されて、駆動コイル22は定格電圧で駆動し、駆動コイル22にはデユーティ100%による定格通電がなされる。ここで、第1の期間T1は定格電圧による駆動された駆動コイル22によって、可動子16が移動するのに十分な時間に設定されている。これにより、可動子16を移動させるに十分な電力が第1の期間T1にわたって供給されることになり、この第1の期間T1において、可動子16は上方に位置することとなる。
ステップS102において、第1の期間T1が経過したと判別されたときは、次のステップS103において、回数n(第2の期間T2における間欠パルスのパルス数を示す)を0に初期化する。その後、ステップS104において、第1の制御端子Gc1が高電位状態から低電位状態に切り換え制御され、その後、ステップS105に進む。この第1の制御端子Gc1での低電位は、第4のトランジスタ50dのソース電位とほぼ同じ電位かあるいはそれよりも低い電位とされる。この例では、第2の制御端子Gc2の電位とほぼ同じに設定される。これにより、第4のトランジスタ50dのゲート−ソース間電圧が0Vあるいは負電圧となり、第4のトランジスタ50d並びに第1のトランジスタ50aは共にオフとなる。
そして、ステップS105において、予め定めたオフ期間Toff(例えば60μs)の経過を待つ。このオフ期間Toffにおいては第1の制御端子Gc1の低電位状態が維持される。
ステップS105において、オフ期間Toffが経過したと判別されたときは、次のステップS106において、第1の制御端子Gc1が低電位状態から再び高電位状態に切り換え制御され、その後、ステップS107に進み、予め定めたオン期間Ton(例えば60μs)の経過を待つ。このオン期間Tonにおいては第1の制御端子Gc1の高電位状態が維持される。
ステップS107において、オン期間Tonが経過したと判別されたときは、次のステップS108において、回数nが+1更新される。その後、ステップS109において、回数nが所定の回数N(第2の期間T2における間欠パルスのパルス数)、例えば256以上であるか否かが判別される。
前記ステップS109において回数nが所定の回数N以上でないと判別されたときは、前記ステップS104以降の処理を繰り返す。この繰り返し処理によって、第2の期間T2において256個の間欠パルスが生成されることになる。
前記ステップS109において、回数nが所定の回数N以上と判別されたときは、次のステップS110において、第1の制御端子Gc1が高電位状態から再び低電位状態に切り換え制御され、その後、ステップS111において、予め定めたオフ期間Toff(例えば60μs)の経過を待つ。このオフ期間Toffにおいては第1の制御端子GP0の低電位状態が維持される。このオフ期間Toffが経過した時点で第2の期間T2が終了する。
前記ステップS111において、オフ期間Toffが経過したと判別されたときは、次のステップS112において、第1の制御信号Sc1の出力期間が終了したか否かが判別される。このステップS112において、第1の制御信号Sc1の出力期間が終了していないと判別されたときは、前記ステップS101以降の処理を繰り返す。この繰り返し処理によって、第1の期間T1と第2の期間T2を含むサイクルTsが、第1の制御信号Sc1の出力期間が終了するまで繰り返されることになる。そして、前記ステップS112において、第1の制御信号Sc1の出力期間が終了したと判別された段階で、この変調手段70での処理が終了する。
上述の例では、第1の制御信号Sc1を変調する場合について説明したが、第2の制御信号Sc2も同様に行われる。
この変形例に係る駆動制御装置10Aaにおいては、図19に示すような常時通電において、駆動コイル22に対して省電力通電を行うことができる。特に、常時通電の直後に、駆動コイル22に対する通電方向の瞬時の切り換えがあったとしても、上述した第4の通電制御手段64dによって強制的に一定時間Tc、駆動コイル22への通電が停止されるため、常時通電で駆動コイル22に蓄積されていた電磁エネルギーによる過大な電力が各種トランジスタ50a〜50dにかかるという不都合を回避することができ、第1の電磁弁12Aの動作上の信頼性の向上を図ることができる。
次に、第2の実施の形態に係る駆動制御装置10Bと該駆動制御装置10Bが適用される第2の電磁弁80について図9〜図13を参照しながら説明する。
まず、第2の電磁弁80は、図9に模式的に示すように、例えば上下に移動可能で下端に弁体14が固定された可動子16と、該可動子16を下方に付勢するばね部材18と、可動子16を上方に移動させるための駆動コイル22とを有する。初期状態では、可動子16は、ばね部材18の付勢によって最下点に位置し、これによって、弁体14は入力ポート24と出力ポート26とを遮蔽する位置に配置される。すなわち、第2の電磁弁12Bは閉状態とされている。
そして、駆動コイル22が例えば一方向に通電されると、駆動コイル22に磁界が発生し、これによって、可動子16はばね部材18の付勢に抗して上方へ移動する。その結果、入力ポート24と出力ポート26間の弁体14による遮蔽が解除され、すなわち、第2の電磁弁12Bが開状態となり、入力ポート24から出力ポート26へ流体が流れることとなる。この第2の電磁弁12Bは、上述した第1の電磁弁12Aとは異なり、第2の電磁弁12Bを開状態に維持する場合は、駆動コイル22に対して通電を行い続ける必要がある。つまり、常時通電を行う必要がある。
なお、駆動コイル22への通電を停止すると、可動子16は磁力から開放されるため、ばね部材18の付勢に従って下方に移動する。これにより、入力ポート24と出力ポート26間が再び弁体14によって遮蔽され、すなわち、第2の電磁弁12Bが閉状態となり、入力ポート24から出力ポート26へ流体の流通は停止する。
そして、第2の実施の形態に係る駆動制御装置10Bは、2つの第2の電磁弁12Ba及び12Bbのうち、入力される第1及び第2の駆動指令信号S1及びS2の信号形態に基づいて1つの第2の電磁弁を選択し、当該選択された第2の電磁弁の駆動コイルに通電して駆動制御する機能を有する。
第2の実施の形態に係る駆動制御装置10Bは、図10に示すように、上述した第1の実施の形態に係る駆動制御装置10Aとほぼ同様の構成を有するが、以下の点で異なる。
すなわち、電源端子30と第4のダイオード38dのアノード間に、一方の第2の電磁弁12Baの第1の駆動コイル22aと、該第1の駆動コイル22aへの通電をオンオフ制御する第1のトランジスタ80a(例えばnチャネル形MOSトランジスタ)とを有し、同じく電源端子30と第4のダイオード38dのアノード間に、他方の第2の電磁弁10Bbの第2の駆動コイル22bと、該第2の駆動コイル22bへの通電をオンオフ制御する第2のトランジスタ80b(例えばnチャネル形MOSトランジスタ)とを有する。なお、第1及び第2の駆動コイル22a及び22bには、それぞれ並列にサージ吸収用のダイオード82a及び82bが接続されている。
また、第1のトランジスタ80aのゲートに制御部34の第1の制御端子Gc1が接続され、第2のトランジスタ80bのゲートに第2の制御端子Gc2が接続されている。
そして、制御部34のCPUで動作するプログラムは、例えば図11に示すように、入力取込み手段60と、検出手段62と、第1の通電制御手段64aと、第2の通電制御手段64bと、第3の通電制御手段64cとを有する。
入力取込み手段60は、第1の実施の形態に係る駆動制御装置10Aにおける入力取込み手段60と同様であるため、ここではその重複説明を省略する。
検出手段62は、第3及び第4のレジスタ66c及び66dに格納されている前回のデータと第1及び第2のレジスタ66a及び66bに格納された今回のデータの値とその推移に基づいて、今回の第1及び第2の駆動指令信号S1及びS2の信号形態を確定する。
そして、検出手段62は、例えば、以下に示す(1a)〜(1d)のいずれかであれば、第1の信号形態として確定する。
(1a)第1のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の各データが電位に対応した値である場合(図12の時点t1参照)
(1b)第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である場合(図12の時点t2参照)
(1c)第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値である場合(図12の時点t12参照)
(1d)第1のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値である場合(図12の時点t14参照)
検出手段は、以下に示す(2a)〜(2d)のいずれかであれば、第2の信号形態として確定する。
(2a)第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値である場合(図12の時点t5参照)
(2b)第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合(図12の時点t6参照)
(2c)第1のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合(図12の時点t10参照)
(2d)第1のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値である場合(図12の時点t13参照)
検出手段は、以下に示す(3a)〜(3c)のいずれかであれば、第3の信号形態として確定する。
(3a)第1のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である場合(図12の時点t3参照)
(3b)第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である(図12の時点t4参照)
(3c)第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値である場合(図12の時点t7参照)
検出手段は、以下に示す(4a)〜(4c)のいずれかであれば、第4の信号形態として確定する。
(4a)第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値である場合(図12の時点t8参照)
(4b)第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合(図12の時点t9参照)
(4c)第1のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値であり、かつ、第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合(図12の時点t11参照)
一方、第1の通電制御手段64aは、検出手段62での検出結果が第1の信号形態であった場合に、第1のトランジスタ80aをオン、第2のトランジスタ80bをオフとするための第1の制御信号Sc1を出力する。
第2の通電制御手段64bは、検出手段62での検出結果が第2の信号形態であった場合に、第1のトランジスタ80aをオフ、第2のトランジスタ80bをオンとするための第2の制御信号Sc2を出力する。
第3の通電制御手段64cは、検出手段での検出結果が、第3の信号形態あるいは第4の信号形態であった場合に、第1及び第2のトランジスタ80a及び80bを共にオフとするための第3の制御信号Sc3を出力する。
第1の制御信号Sc1は、第1の制御端子Gc1の電位が第1のトランジスタ80aのソースの電位よりも高い電位である信号と、第2の制御端子Gc2の電位が第2のトランジスタ80bのソースの電位と同じかあるいは低い電位である信号との組み合わせである。
第2の制御信号Sc2は、第1の制御端子Gc1の電位が第1のトランジスタ80aのソースの電位と同じかあるいは低い電位である信号と、第2の制御端子Gc2の電位が第2のトランジスタ80bのソースの電位よりも高い電位である信号との組み合わせである。
第3の制御信号Sc3は、第1の制御端子Gc1の電位が第1のトランジスタ80aのソースの電位と同じかあるいは低い電位である信号と、第2の制御端子Gc2の電位が第2のトランジスタ80bのソースの電位と同じかあるいは低い電位である信号との組み合わせである。
従って、制御部34から第1の制御信号Sc1が出力されることによって、第1のトランジスタ80aがオン、第2のトランジスタ80bがオフとなることから、第1の駆動コイル22aが選択されて通電が行われることになる。
制御部34から第2の制御信号Sc3が出力されることによって、第1のトランジスタ80aがオフ、第2のトランジスタ80bがオンとなることから、第2の駆動コイル22bが選択されて通電が行われることになる。
また、制御部34から第3の制御信号Sc3が出力されることによって、第1及び第2のトランジスタ80a及び80bが共にオフとなり、第1及び第2の駆動コイル22a及び22bに対する通電が停止されることになる。
上記のように構成された第2の実施の形態に係る駆動制御装置10Bの動作、特に、制御部34でのプログラム動作を図13のフローチャート及び図12の信号波形図も参照しながら説明する。なお、初期状態での制御部34の第1及び第2の制御端子Gc1及びGc2の電位は低電位(第1及び第2のトランジスタ80a及び80bをオンにしない程度の電位)であるとする。
まず、ステップS201において、入力取込み手段60は、第1〜第4のレジスタ66a〜66dの内容を初期化する。すなわち、初期値(低電位に対応した値)を格納する。
その後、ステップS201において、入力取込み手段60は、第1及び第2の入力端子Gi1及びGi2に印加された電圧V1及びV2を取り込み、デジタル変換して今回のデータとして第1及び第2のレジスタ66a及び66bに書き込む。
その後、ステップS203において、検出手段62は、第1のデータ列と第2のデータ列に基づいて、今回の第1及び第2の駆動指令信号S1及びS2の信号形態が、第1〜第4の信号形態のいずれであるかを確定する。確定手順については、詳述したので、ここではその説明を省略する。
そして、次のステップS204以降の処理において、検出手段にて確定した信号形態に応じた処理が行われる。
すなわち、確定した信号形態が第1の信号形態(1)であれば、ステップS205に進み、第1の通電制御手段64aによって、第1及び第2の制御端子Gc1及びGc2から第1の制御信号Sc1が出力される。これにより、第1のトランジスタ80aがオン、第2のトランジスタ80bがオフとなって、第1の駆動コイル22aに対して通電が開始、あるいは維持される。
確定した信号形態が第2の信号形態(2)であれば、ステップS206に進み、第2の通電制御手段64bによって、第1及び第2の制御端子Gc1及びGc2から第2の制御信号Sc2が出力される。これにより、第1のトランジスタ80aがオフ、第2のトランジスタ80bがオンとなって、第2の駆動コイル22bに対して通電が開始、あるいは維持される。
確定した信号形態が第3の信号形態(3)あるいは第4の信号形態(4)であれば、ステップS207に進み、第3の通電制御手段64cによって、第1及び第2の制御端子Gc1及びGc2から第3の制御信号Sc3が出力される。これにより、第1及び第2のトランジスタ80a及び80bが共にオフとなって、第1及び第2の駆動コイル22a及び22bに対する通電が停止される。
上述のステップS205〜ステップS207のいずれかの処理が終了した段階で、ステップS208に進み、入力取込み手段60は、第1及び第2のレジスタ66a及び66bに書き込まれているデータを、前回データとして第3及び第4のレジスタ66c及び66dに書き込む(今回データ退避)。
その後、ステップS209において、このプログラムに対する終了要求(例えば電源断やメンテナンス要求等)があるか否かが判別され、終了要求がなければ、前記ステップS202以降の処理を繰り返す。一方、ステップS209において、プログラムの終了要求があった段階で、この制御部でのプログラム動作が終了する。
このように、第2の実施の形態に係る駆動制御装置10Bにおいては、第3の通電制御手段64cによって、2つの第2の電磁弁12Ba及び12Bbから1つの第2の電磁弁を選択する場合に、2つの第2の電磁弁12Ba及び12Bbを同時に選択するという不都合を回避することができ、第2の電磁弁12Bの動作上の信頼性の向上を図ることができる。
次に、第2の実施の形態に係る駆動制御装置10Bの変形例について図14を参照しながら説明する。
この変形例に係る駆動制御装置10Baは、図14に示すように、上述した第2の実施の形態に係る駆動制御装置10Bとほぼ同様の構成を有するが、選択された第2の電磁弁に対して省電力通電が行えるようにした点で異なる。つまり、この変形例に係る駆動制御装置10Baは、上述した第1の実施の形態に係る駆動制御装置10Aの変形例(駆動制御装置10Aa)の構成を採用している。従って、以下の説明では、図7の波形図及び図8のフローチャートも参照しながら説明する。
すなわち、図14に示すように、第1の通電制御手段64aからの第1の制御信号Sc1のうち、第1の制御端子Gc1から出力される信号と、第2の通電制御手段64bからの第2の制御信号Sc2のうち、第2の制御端子Gc2から出力される信号を変調する変調手段70を有する。
代表的に、第1の通電制御手段64aからの第1の制御信号Sc1のうち、第1の制御端子Gc1から出力される信号を変調する場合について説明すると、図7に示すように、変調手段70は、予め定めた1つのサイクルTsにおいて、予め定めた第1の期間T1に第1の駆動コイル22aに対して定格通電を行い、残りの第2の期間T2において第1の駆動コイル22aに対して省電力通電を行い、さらに、一方向の通電時間が、1つのサイクルTsの時間的長さよりも長い場合に、前記サイクルTsを繰り返すという処理を行う。
具体的に、図8のフローチャートを参照しながら説明する。まず、第1の制御信号の出力開始と共に、ステップS101において、第1の制御端子Gc1を高電位(この例では、第1のトランジスタ80aのソース電位よりも高い電位)にする。これによって、第1のトランジスタ80aはオンとなり、第1の駆動コイル22aに対する通電が行われることになる。
その後、ステップS102において、予め定めた第1の期間T1(例えば10ms)の経過を待つ。この第1の期間T1においては制御端子Gc1の高電位状態が維持される。
従って、第1の期間T1においては、第1のトランジスタ80aはオン状態に制御され、第1の駆動コイル22aには定格電圧が印加されて、第1の駆動コイル22aは定格電圧で駆動し、第1の駆動コイル22aにはデユーティ100%による定格通電がなされる。ここで、第1の期間T1は定格電圧による駆動された第1の駆動コイル22aによって、可動子16が移動するのに十分な時間に設定されている。これにより、可動子16を移動させるに十分な電力が第1の期間T1にわたって供給されることになり、この第1の期間T1において、可動子16は上方に位置することとなる。
ステップS102において、第1の期間T1が経過したと判別されたときは、次のステップS103において、回数n(第2の期間T2における間欠パルスのパルス数を示す)を0に初期化する。その後、ステップS104において、第1の制御端子Gc1が高電位状態から低電位状態に切り換え制御され、その後、ステップS105に進む。この第1の制御端子Gc1での低電位は、第1のトランジスタ80aのソース電位とほぼ同じ電位かあるいはそれよりも低い電位とされる。この例では、第2の制御端子Gc2の電位とほぼ同じに設定される。これにより、第1のトランジスタ80aのゲート−ソース間電圧が0Vあるいは負電圧となり、第1のトランジスタ80aはオフとなる。
そして、ステップS305において、予め定めたオフ期間Toff(例えば60μs)の経過を待つ。このオフ期間Toffにおいては第1の制御端子Gc1の低電位状態が維持される。
従って、オフ期間Toffにおいては、第1のトランジスタ80aはオフ状態に制御され、これによって第1の駆動コイル22aへの通電が停止し、第1の駆動コイル22aに蓄積された電磁エネルギーがダイオード82aを通じて消費される。このオフ期間offは短く設定されているため、可動子16は、上方に位置した状態が維持されるか、あるいは上方の位置からわずかに離間する程度とされる。
ステップS105において、オフ期間Toffが経過したと判別されたときは、次のステップS106において、第1の制御端子Gc1が低電位状態から再び高電位状態に切り換え制御され、その後、ステップS107に進み、予め定めたオン期間Ton(例えば60μs)の経過を待つ。このオン期間Tonにおいては第1の制御端子Gc1の高電位状態が維持される。
従って、オン期間Tonにおいては、第1のトランジスタ80aはオン状態に制御され、これによって第1の駆動コイル22aへの通電が再開し、可動子16が上方に位置する状態が維持される。
ステップS107において、オン期間Tonが経過したと判別されたときは、次のステップS108において、回数nが+1更新される。その後、ステップS109において、回数nが所定の回数N(第2の期間T2における間欠パルスのパルス数)、例えば256以上であるか否かが判別される。ここで、前記所定の回数N、つまり、第2の期間T2におけるパルス数は、仕様によって適宜選定されるものであるが、好ましくは、第2の電磁弁12Bに接続されるシリンダ等の流体機器の動作との関係で設定することが好ましい。すなわち、流体機器は、第2の電磁弁12Bの可動子16の切り換えにより流体通路を切り換える機器である。従って、第1の期間T1と第2の期間T2を合わせた1サイクルの時間的長さが、流体機器が第2の電磁弁12Bの可動子16の切り換え時から流体通路の切り換えを開始するまでの期間より短い期間に設定されるように、前記パルス数を設定することが好ましい。この変形例では、第2の期間T2での間欠パルスのパルス周期をほぼ120μmとし、所定のパルス数として256を選定した。
前記ステップS109において回数nが所定の回数N以上でないと判別されたときは、前記ステップS104以降の処理を繰り返す。この繰り返し処理によって、第2の期間T2において256個の間欠パルスが生成されることになる。
前記ステップS109において、回数nが所定の回数N以上と判別されたときは、次のステップS110において、第1の制御端子Gc1が高電位状態から再び低電位状態に切り換え制御され、その後、ステップS111において、予め定めたオフ期間Toff(例えば60μs)の経過を待つ。このオフ期間Toffにおいては第1の制御端子Gc1の低電位状態が維持される。このオフ期間Toffが経過した時点で第2の期間T2が終了する。
前記ステップS111において、オフ期間Toffが経過したと判別されたときは、次のステップS112において、第1の制御信号Sc1の出力期間が終了したか否かが判別される。このステップS112において、第1の制御信号Sc1の出力期間が終了していないと判別されたときは、前記ステップS101以降の処理を繰り返す。この繰り返し処理によって、第1の期間T1と第2の期間T2を含むサイクルTsが、第1の制御信号Sc1の出力期間が終了するまで繰り返されることになる。そして、前記ステップS112において、第1の制御信号Sc1の出力期間が終了したと判別された段階で、この変調手段70での処理が終了する。
上述の例では、第1の制御信号Sc1を変調する場合について説明したが、第2の制御信号Sc2も同様に行われる。
この変形例に係る駆動制御装置10Baにおいては、2つの第2の電磁弁12Ba及び12Bbから1つの電磁弁を選択する場合に、第3の通電制御手段64cによって、2つの第2の電磁弁12Ba及び12Bbを同時に選択するという不都合を回避することができ、第2の電磁弁12Bの動作上の信頼性の向上を図ることができる。
このように、変形例に係る駆動制御装置10Baにおいては、ステップS101からステップS102の実行による100%デユーティ比の第1の期間T1にわたって、定格通電が行われて第1の駆動コイル22a内の可動子16の移動が行われる。この定格通電に続いて、ステップS103からステップS109の実行によりオフ期間Toffとオン期間Tonとからなる100%デユーティ比よりも少ない%のデユーティ比(上記の例では50%のデユーティ比)による通電が256回繰り返される省電力通電が、図7に示すように行われて、第1の駆動コイル22a内の可動子16の位置の維持が行われ、さらに、ステップS101からステップS112の実行により、定格通電と省電力通電とが交互に行われる繰り返し通電が、図7に示すように、第1の制御信号Sc1の出力期間にわたって行われることになる。
従って、第1の制御信号Sc1の出力期間に外部からの衝撃が加えられても可動子16の位置は保持される。これは、第2の制御信号Sc2の出力期間における他方の第2の電磁弁12Bbにおいても同様である。
なお、上記において、オフ期間Toffとオン期間Tonとを等しく設定した場合を例示した。このように設定したときには省電力通電は50%デユーティ比での通電が256回繰り返して行われることになることは前記の通りである。しかしながら、必ずしもオン期間Toffとオフ期間Tonとを等しく設定する必要はない。
また、定格通電が行われる第1の期間T1と引き続く省電力通電の第2の期間T2との和の期間(サイクルTs)は、流体機器が第2の電磁弁12Bの可動子16の切り換え時から流体通路の切り換えを開始するまでの期間より短い期間に設定してあればよい。このように設定することによって、省電力通電の第2の期間T2中に仮に衝撃が加えられても、流体機器の流体通路が切り換えられる前に定格通電が行われることになって、流体機器の予期せぬ切り換え動作が避けられる。
上述の例では、期間の計時において、クロックパルスを用いた例を示したが、そのほか、制御部34のマシンサイクルタイムを計数することによって得てもよい。
なお、本発明に係る電磁弁駆動制御装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
第1の実施の形態に係る駆動制御装置が適用される第1の電磁弁の概略構成を示す模式図である。 第1の実施の形態に係る駆動制御装置の構成を示す回路図である。 第1の実施の形態に係る駆動制御装置の制御部の機能を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る駆動制御装置の制御部の処理動作を示す信号波形図である。 第1の実施の形態に係る駆動制御装置の制御部の処理動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る駆動制御装置の変形例における制御部の機能を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る駆動制御装置の変形例における制御部の処理動作、特に、省電力処理を示す信号波形図である。 第1の実施の形態に係る駆動制御装置の変形例における制御部の処理動作、特に、省電力処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る駆動制御装置が適用される第2の電磁弁の概略構成を示す模式図である。 第2の実施の形態に係る駆動制御装置の構成を示す回路図である。 第2の実施の形態に係る駆動制御装置の制御部の機能を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係る駆動制御装置の制御部の処理動作を示す信号波形図である。 第2の実施の形態に係る駆動制御装置の制御部の処理動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る駆動制御装置の変形例における制御部の機能を示すブロック図である。 従来例に係る第1の駆動制御装置の構成を示す回路図である。 従来例に係る第2の駆動制御装置の構成を示す回路図である。 提案例に係る第3の駆動制御装置の構成を示す回路図である。 第1の電磁弁に対応した第1及び第2の駆動指令信号の一例を示す波形図である。 常時通電を行う場合の第1及び第2の駆動指令信号の一例を示す波形図である。
符号の説明
10A、10Aa、10B、10Ba…駆動制御装置
12A…第1の電磁弁
12B、12Ba、12Bb…第2の電磁弁
16…可動子 18…ばね部材
20…永久磁石 22、22a、22b…駆動コイル
34…制御部 60…入力取込み手段
62…検出手段
64a〜64d…第1〜第4の通電制御手段

Claims (10)

  1. 入力される第1の駆動指令信号及び第2の駆動指令信号の信号形態が、電磁弁の駆動コイルに対する一方向への通電を示す場合に、前記駆動コイルに対して一方向に通電して、前記電磁弁を一方向に駆動し、前記第1の駆動指令信号及び前記第2の駆動指令信号の信号形態が、前記駆動コイルに対する他方向への通電を示す場合に、前記駆動コイルに対して他方向に通電して、前記電磁弁を他方向に駆動する電磁弁駆動制御装置において、
    CPUを有する制御部と、
    前記制御部の制御によってオンとされ、前記駆動コイルに対して一方向に駆動電流を流す第1のスイッチ部と、
    前記制御部の制御によってオンとされ、前記駆動コイルに対して他方向に駆動電流を流す第2のスイッチ部とを有し、
    前記制御部は、
    前記第1の駆動指令信号及び前記第2の駆動指令信号をそれぞれデータにデジタル変換する入力取込み手段と、
    前記第1の駆動指令信号のデータの推移と、前記第2の駆動指令信号のデータの推移に基づいて、前記第1の駆動指令信号及び第2の駆動指令信号の信号形態を検出する検出手段と、
    前記検出手段での検出結果が、前記駆動コイルに対する一方向への通電を示す信号形態である場合に、前記第1のスイッチ部をオン、前記第2のスイッチ部をオフとする第1の制御信号を出力する第1の通電制御手段と、
    前記検出手段での検出結果が、前記駆動コイルに対する他方向への通電を示す信号形態である場合に、前記第1のスイッチ部をオフ、前記第2のスイッチ部をオンとする第2の制御信号を出力する第2の通電制御手段と、
    前記検出手段での検出結果が、前記駆動コイルに対する一方向及び他方向への通電を示す信号形態である場合に、前記第1のスイッチ部及び前記第2のスイッチ部を共にオフとする第3の制御信号を出力する第3の通電制御手段とを有することを特徴とする電磁弁駆動制御装置。
  2. 請求項1記載の電磁弁駆動制御装置において、
    前記第1の駆動指令信号の前回のデータと今回のデータとの組み合わせを第1のデータ列とし、前記第2の駆動指令信号の前回のデータと今回のデータとの組み合わせを第2のデータ列としたとき、
    前記検出手段は、前記第1のデータ列及び前記第2のデータ列が、下記(1a)〜(1c)のいずれかである場合に、前記駆動コイルに対する一方向への通電を示す信号形態であると確定し、
    (1a)前記第1のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である場合
    (1b)前記第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である場合
    (1c)前記第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値である場合
    前記検出手段は、前記第1のデータ列及び前記第2のデータ列が、下記(2a)〜(2c)のいずれかである場合に、前記駆動コイルに対する他方向への通電を示す信号形態であると確定し、
    (2a)前記第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値である場合
    (2b)前記第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合
    (2c)前記第1のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合
    前記検出手段は、前記第1のデータ列及び前記第2のデータ列が、下記(3a)、(3b)、(3c)、(4a)、(4b)、(4c)のいずれかである場合に、前記駆動コイルに対する一方向及び他方向への通電を示す信号形態であると確定することを特徴とする電磁弁駆動制御装置。
    (3a)前記第1のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である場合
    (3b)前記第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である場合
    (3c)前記第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値である場合
    (4a)前記第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値である場合
    (4b)前記第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合
    (4c)前記第1のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合
  3. 請求項1又は2記載の電磁弁駆動制御装置において、
    前記第1及び第2の制御信号の少なくとも一方は、1以上のサイクル期間を有し、
    前記サイクル期間は、定格通電期間と、該定格通電期間の経過後の省電力通電期間とを有し、
    前記定格通電期間は、前記駆動コイル内の可動子を移動させるのに十分な100%のデユーティ比の定格通電を行う期間であり、
    前記省電力通電期間は、前記駆動コイルに前記定格通電における前記100%のデユーティ比よりも少ないデユーティ比の通電を繰り返して行う期間であることを特徴とする電磁弁駆動制御装置。
  4. 請求項1記載の記載の電磁弁駆動制御装置において、
    前記検出手段での検出結果が、前記駆動コイルに対する一方向から他方向、あるいは他方向から一方向への切り換え通電を示す場合に、一定時間だけ前記第1のスイッチ部及び前記第2のスイッチ部を共にオフとする第4の制御信号を出力する第4の通電制御手段を有することを特徴とする電磁弁駆動制御装置。
  5. 請求項記載の電磁弁駆動制御装置において、
    前記駆動コイルに並列にサージ対策用の素子が接続され、
    前記一定時間は、少なくとも前記駆動コイルに蓄積された電磁エネルギーが前記サージ対策用の素子で消費されるまでの時間であることを特徴とする電磁弁駆動制御装置。
  6. 請求項4記載の電磁弁駆動制御装置において、
    前記第1の駆動指令信号の前回のデータと今回のデータとの組み合わせを第1のデータ列とし、前記第2の駆動指令信号の前回のデータと今回のデータとの組み合わせを第2のデータ列としたとき、
    前記検出手段は、前記第1のデータ列及び第2のデータ列が、下記(5)、(6)のいずれかである場合に、前記駆動コイルに対する一方向から他方向、あるいは他方向から一方向への切り換え通電を示す信号形態であると確定することを特徴とする電磁弁駆動制御装置。
    (5)前記第1のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値である場合
    (6)前記第1のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値である場合
  7. 第1の電磁弁及び第2の電磁弁のうち、入力される第1の駆動指令信号及び第2の駆動指令信号の信号形態に基づいて1つの電磁弁を選択し、当該選択された電磁弁の駆動コイルに通電して駆動制御する電磁弁駆動制御装置であって、
    CPUを有する制御部と、
    前記第1の電磁弁に対応した第1のスイッチ部と、
    前記第2の電磁弁に対応した第2のスイッチ部とを有し、
    各スイッチ部は、前記制御部の制御によってオンとされた場合に、対応する駆動コイルを通電するように動作し、
    前記制御部は、
    前記第1の駆動指令信号及び前記第2の駆動指令信号をそれぞれデータにデジタル変換する入力取込み手段と、
    前記第1の駆動指令信号のデータの推移と、前記第2の駆動指令信号のデータの推移に基づいて、前記第1の駆動指令信号及び第2の駆動指令信号の信号形態を検出する検出手段と、
    前記検出手段での検出結果が、第1の駆動コイルへの通電を示す場合に、前記第1の駆動コイルに対応する前記第1のスイッチ部をオン、前記第2のスイッチ部をオフとする第1の制御信号を出力する第1の通電制御手段と、
    前記検出手段での検出結果が、第2の駆動コイルへの通電を示す場合に、前記第2の駆動コイルに対応する前記第2のスイッチ部をオン、前記第1のスイッチ部をオフとする第2の制御信号を出力する第2の通電制御手段と、
    前記検出手段での検出結果が、前記第1の駆動コイル及び前記第2の駆動コイルへの通電を示す場合に、前記第1のスイッチ部及び前記第2のスイッチ部をオフとする第3の制御信号を出力する第3の通電制御手段とを有することを特徴とする電磁弁駆動制御装置。
  8. 請求項7記載の電磁弁駆動制御装置において、
    前記第1の駆動指令信号の前回のデータと今回のデータとの組み合わせを第1のデータ列とし、前記第2の駆動指令信号の前回のデータと今回のデータとの組み合わせを第2のデータ列としたとき、
    前記検出手段は、前記第1のデータ列及び前記第2のデータ列が、下記(1a)〜(1d)のいずれかである場合に、前記第1の駆動コイルへの通電を示す信号形態であると確定し、
    (1a)前記第1のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である場合
    (1b)前記第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である場合
    (1c)前記第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値である場合
    (1d)前記第1のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値である場合
    前記検出手段は、前記第1のデータ列及び前記第2のデータ列が、下記(2a)〜(2d)のいずれかである場合に、前記第2の駆動コイルへの通電を示す信号形態であると確定し、
    (2a)前記第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値である場合
    (2b)前記第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合
    (2c)前記第1のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合
    (2d)前記第1のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値である場合
    前記検出手段は、前記第1のデータ列及び前記第2のデータ列が、下記(3a)、(3b)、(3c)、(4a)、(4b)、(4c)のいずれかである場合に、前記第1の駆動コイル及び前記第2の駆動コイルへの通電を示す信号形態であると確定することを特徴とする電磁弁駆動制御装置。
    (3a)前記第1のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である場合
    (3b)前記第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが低電位に対応した値である場合
    (3c)前記第1のデータ列の各データが低電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが高電位に対応した値で、今回のデータが低電位に対応した値である場合
    (4a)前記第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値である場合
    (4b)前記第1のデータ列の各データが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合
    (4c)前記第1のデータ列の前回のデータが低電位に対応した値で、今回のデータが高電位に対応した値であり、かつ、前記第2のデータ列の各データが高電位に対応した値である場合
  9. 請求項記載の電磁弁駆動制御装置において、
    前記第1の制御信号は、1以上のサイクル期間を有し、
    前記サイクル期間は、定格通電期間と、該定格通電期間の経過後の省電力通電期間とを有し、
    前記定格通電期間は、前記駆動コイル内の可動子を移動させるのに十分な100%のデユーティ比の定格通電を行う期間であり、
    前記省電力通電期間は、前記駆動コイルに前記定格通電における前記100%のデユーティ比よりも少ないデユーティ比の通電を繰り返して行う期間であることを特徴とする電磁弁駆動制御装置。
  10. 請求項9記載の電磁弁駆動制御装置において、
    1つの前記サイクル期間は、前記電磁弁に接続され、かつ、前記電磁弁の可動子の切り換えにより流体通路を切り換える流体機器が、前記電磁弁の可動子の切り換え時から前記流体通路の切り換えを開始するまでの期間より短い期間に設定されていることを特徴とする電磁弁駆動制御装置。
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