JP4710341B2 - レーザ加工用クリーニングユニット - Google Patents

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本発明は、レーザ加工処理された可撓性基板面に付着しているレーザ加工残渣を除去するレーザ加工用クリーニングユニットに関する。
近年、環境保護重視の観点からいわゆるクリーンエネルギーの研究開発が進められている。その中でも太陽電池は、太陽エネルギーを直接電気エネルギーへ変換するものであるため従来の他の発電と比較して無公害であり、その資源である太陽光が事実上無限に利用可能であること等から極めて注目を集めている。特に、アモルファスシリコンを主材料とした光電変換層は大面積の製膜が容易であり且つ低価格であるため、それを用いた薄膜太陽電池に対する期待は大きい。従来の薄膜太陽電池はガラス基板等の絶縁性基板を用いていたが、厚型で重く割れやすい欠点があることと、屋外の屋根等への設置に対する作業性の改良等の理由とにより、薄型・軽量化の要望が強くなっている。これらの要望に対し、近年、プラスチックフィルム等の可撓性(フレキシブル)タイプの絶縁性基板あるいは薄膜金属フィルムの基板を用いた薄膜太陽電池の研究開発および実用化が進められている。
ここで、本出願人が所有する特許文献1に示される、SCAF(Series-Connection
through Apertures formed on Film)構造と呼ばれる直列構造を有する薄膜太陽電池について説明する。図4(A)、(B)および(C)は、SCAF構造の太陽電池を示す。図4(A)はSCAF構造の太陽電池の平面図であり、図4(B)は図4(A)におけるXX線に沿ったXX断面図であり、図4(C)は基板上等に付着する加工残渣を示す断面図である。図4(B)の断面図において、太陽電池が光照射されて発電している時に同じ電位となる電極層には同じハッチングを施してある。図4(A)、(B)に示されるように、フレキシブルなプラスチック基板1aの一面(表面とする。)上に第1電極層1b、光電変換層1dおよび透明電極である第3電極層1eがこの順に積層されており、分離線1iにより複数の単位太陽電池(ユニットセルUn)に分離されている。プラスチック基板1aの反対面(裏面)上に第2電極層1cおよび第4電極層1fがこの順に積層されており、分離線1jにより分離され各単位太陽電池に対応する裏面電極En,n+1等とされている。プラスチック基板1aには直列孔h1および集電孔h2が開けられており、直列孔h1の内壁面では第1電極層1bと第2電極層1cとが重なって電気的に接続(導電)され、集電孔h2の内壁面では第3電極層1eと第4電極層1fとが重なって電気的に接続(導電)されている。パターニングラインにより複数のユニットセルUnに分割され、これらのユニットセルUnが直列に接続されている。
図4(A)、(B)に示されるように、ユニットセルUn等は集電孔h2のみを有するように分離線1iにより切断されており、集電孔h2においてのみ表面の第3電極層1eと裏面の第4電極層1fとが接続されている。一方、裏面電極En,n+1等は直列孔h1と1つのユニットセルUn等中の集電孔h2とを有するように切断部1jにより切断されて形成されている。直列孔h1においてはユニットセルUn等の下部電極(第1電極層1b)と裏面電極En−1,n等(第4電極層1f)とが接続されている。従って、任意のユニットセルUn等に隣接し合う裏面電極En−1,nと裏面電極En,n+1とは、裏面電極En−1,n−ユニットセルUn−裏面電極En,n+1という直列接続をなし、所定の多段直列接続された太陽電池となっている。分離線1iおよび分離線1jは、レーザ加工によって形成される。
レーザ加工は、レーザエネルギにより基板上の電極層1e等および非晶質半導体層(光電変換層)1dを蒸発させパターンを形成する加工である。このため、図4(C)に示されるように、蒸発時のガスが冷却されて上記両層上に粒径1μm以下の粒状のレーザ加工残渣40(以下、単に「加工残渣40」と言う。)として無数に付着する。さらに、上記両層の加工端部には完全蒸発されない長さ20μm程度のバリ状の加工残渣40も付着している。上記両層に粒状の加工残渣40およびバリ状の加工残渣40が付着した状態は、単位太陽電池の分離が不完全となり、単位太陽電池間の導通が生じるため、太陽電池の特性を低下させる要因となる。従って、上記粒状およびバリ状の加工残渣40を除去する必要がある。
図5は従来のレーザ加工装置50の側面断面図を示す。図5において、符号2は可撓性基板1の巻き出し用の送り室、3は可撓性基板1の加工室、4は可撓性基板1に付着した加工残渣40を除去するためのクリーニング室、5は可撓性基板1の巻き取り用の巻取り室である。送り室2は、可撓性基板1が巻かれている送りローラ30および複数のアイドルローラ29を備えている。送りローラ30に巻かれている可撓性基板1は、送り室2内の搬送パス上に配置した複数のアイドルローラ29、加工室3内の加工ステージ33および複数のアイドルローラ29を経て、さらにクリーニング室4を通過した後、巻取り室5内の駆動ローラ35とガイドローラ36との間を通って巻き取りローラ34に巻かれる。レーザ加工装置50の中央部は可撓性基板1の加工室3である。加工室3内に備えられた加工ステージ33は、固定ステージ43と螺合する送りネジ41によってガイド棒42により矢印Aに示される上下方向へ移動することができ、送られてきた可撓性基板1が停止すると下方に移動して可撓性基板1を固定する。
加工ステージ33の下部には、レーザ光源32、例えばYAG(yttrium aluminium garnet)レーザ等の固体レーザ、を搭載したXYステージ31が備えられており、レーザ光源32からのYAGレーザにより所定の分割線に沿って矢印Bに示されるように走査し、可撓性基板1を加工する。加工が終了すると加工ステージ33は上昇して可撓性基板1から離れ、可撓性基板1は搬送可能な状態となる。
加工室3におけるレーザ加工により可撓性基板1に付着した加工残渣40を除去するため、可撓性基板1はクリーニング室4へ搬送される。本出願人が所有する特許文献2には加工残渣40の除去について記載されている。特許文献2に示されるように、クリーニング室4には、可撓性基板1のレーザ加工を行なった面には、表面が柔らかく弾力性のある円筒形状のクリーニングローラ6が配置されている。クリーニングローラ6と対向して可撓性基板1の反対面には、クリーニングローラ6に比して十分硬い材質で形成した回転自在な円筒状の押さえローラ7が配置されている。クリーニングローラ6は弾力性のあるクリーニングローラ6の形状が少し変形する程度に押さえローラ7に可撓性基板1を押しつけ密着させた状態で、搬送速度に比して高速回転され、可撓性基板1を擦ることにより、可撓性基板1に付着した加工残渣40を除去することができることが示されている。さらに、加工残渣40が飛散して再度可撓性基板1に付着しないように、押さえローラ7を覆う吸引カバー26とクリーニングローラ6を覆う吸引ダクト25とを備えている。クリーニングローラ6としては、連続発泡により形成されたウレタン樹脂の円筒状のスポンジを用いることが示されている。クリーニングローラ6に加工残渣40が蓄積していくことが認識されており、クリーニングローラ6の定期的な交換周期を長くできる方法が記載されている。
上述のレーザ加工装置50と異なる方式のレーザ加工装置として、ガルバノ(galvano)方式レーザ加工装置がある。図6はガルバノ方式レーザ加工装置60を示す。図6で図5と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図6に示されるように、加工ステージ33の上部にレーザ光源32、例えばYAGレーザ、を搭載し、レーザ光をガルバノミラー13に反射させて加工ステージ33側に照射する。コイルに流した電流により発生する磁力を利用して回転子に接続されたガルバノミラー13を回すガルバノミラー駆動装置14によってガルバノミラー13の角度を変化させることにより、レーザ加工位置を移動することができる。このため、ガルバノ方式レーザ加工装置60は、図5に示されるレーザ加工装置50のXYステージ31を移動させながらレーザ加工する方法に対して10倍以上の加工速度を得ることができ、生産性に優れている。ガルバノミラー13等の光学系ヘのレーザ加工残渣40による汚染を防ぐため、可撓性基板1をガルバノミラー13より下に置くことから、レーザ加工面は上を向いている。
特許第2755281号公報 特許第3478075号公報
上述のように、従来のレーザ加工装置50では、クリーニングローラ6における加工残渣40の蓄積に対してクリーニングローラ6の定期的な交換周期を長くすることにより対処していた。しかし、従来のレーザ加工装置50ではXYステージ31を移動させながらレーザ加工を行なうため、加工速度が遅く、生産性に関しては劣る点があるという問題があった。
一方、上述のガルバノ方式レーザ加工装置60では、ガルバノミラー駆動装置14によってガルバノミラー13の角度を変化させることによりレーザ加工位置を移動することができるため、生産性に関しては優れているという特徴がある。そこで、クリーニングローラ6における加工残渣40の蓄積に対処すると共に生産性の向上を得ることを目的として、ガルバノ方式レーザ加工装置60に特許文献2に示されるクリーニングローラ6を適用することが考えられる。例えば、レーザ加工面が上側を向いていることに合わせてクリーニングローラ6と押さえローラ7の配置を上下逆にすればよい。しかし、レーザ加工残渣40がSCAF構造の薄膜太陽電池の全面に配置した直列孔h1および集電孔h2を通って裏側(下側)に回り込んでしまうため、完全にレーザ加工残渣40を除去することができないという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記問題を解決するためになされたものであり、レーザ加工面が上面および下面のいずれであるかに関わらず、十分にレーザ加工残渣を除去することができ、長期間にわたりクリーニングローラの交換を不要にすると共に生産性の向上を得ることができるレーザ加工用クリーニングユニット等を提供することにある。
この発明のレーザ加工用クリーニングユニットは、レーザ加工処理された可撓性基板面に付着しているレーザ加工残渣を除去するレーザ加工用クリーニングユニットであって、前記可性基板のレーザ加工を行なった面と該面の反対側の面とに対向して配置され、該可撓性基板を押しつけ合って挟む、弾力性を有する円筒形状のクリーニングローラと、前記クリーニングローラの各々に結合され該クリーニングローラを回転させる駆動モータとを備え、前記クリーニングローラを前記駆動モータにより回転させて前記可撓性基板を擦ることにより、該可撓性基板面に付着したレーザ加工残渣を除去するものであり、前記クリーニングローラは表面に穴が設けられた中空の回転軸を有し、該回転軸の一端に接続された吸引装置をさらに備え、擦りとられた前記レーザ加工残渣を該穴を通して該吸引装置により連続的に排出することを特徴とする。
ここで、この発明のレーザ加工用クリーニングユニットにおいて、前記クリーニングローラに取付けられた、前記可撓性基板付近のみを開放する吸引カバーをさらに備えることができる。
ここで、この発明のレーザ加工用クリーニングユニットにおいて、前記クリーニングローラは連続発泡により形成されたウレタン樹脂製であるものとすることができる。
本発明のレーザ加工用クリーニングユニットによれば、クリーニングユニット内における可僥性基板のレーザ加工をおこなった面(上面)とその反対側の面(下面)とに、連続発泡により形成されたウレタン樹脂の円筒形状のクリーニングローラを配置する。上下のクリーニングローラは、互いに形状が少し変形する程度に可撓性基板を押しつけており、任意に回転方向および回転速度を設定できる駆動モータに各々結合されている。上下のクリーニングローラを用いて可撓性基板を擦ることにより、可撓性基板に付着した加工残渣を除去することができる。クリーニングローラの回転軸の表面には多数の穴が開けられており、当該回転軸の一端は吸引装置に接続されている。この構造により、可撓性基板より擦り取られた加工残渣をクリーニングローラの表面から回転軸に開けられた穴を通して、吸引装置により連続的に排出することができる。このため、クリーニングローラにレーザ加工残漬の蓄積がなく、長期間交換しなくても良い。この結果、レーザ加工面が上面および下面のいずれであるかに関わらず、十分にレーザ加工残渣を除去することができ、長期間にわたりクリーニングローラの交換を不要にすると共に生産性の向上を得ることができるレーザ加工用クリーニングユニット等を提供することができるという効果がある。
以下、各実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例に係るレーザ加工用クリーニングユニット8を備えたレーザ加工装置70の全体を示す基板搬送方向Dに沿っての断面図である。図1で従来のガルバノ方式レーザ加工装置60(図6)と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため、詳細な説明は省略する。図1に示されるように、レーザ加工装置70は送り室2、加工室3、クリーニング室4および巻取り室5より構成されている。送りローラ30に巻かれている可撓性基板1は送りローラ30から巻き出され、送り室2内の搬送パス上に配置した複数のアイドルローラ29により方向を変えながら矢印Dで示される方向に搬送される。可撓性基板1は加工室3内の加工ステージ33および複数のアイドルローラ29を経て、さらにクリーニング室4を通過した後、巻取り室5内の駆動ローラ35とガイドローラ36とによる搬送駆動に従って間歇搬送を繰り返しながら、巻取り室5の巻取りローラ34に巻き取られる。
加工室3には、搬送される可撓性基板1の上側に、例えばYAGレーザであるレーザ光源32とガルバノミラー13とガルバノミラー駆動装置14とが備えられている。可撓性基板1の下側に設置した加工ステージ33が上昇することにより、可撓性基板1を加工ステージ33に密着させ、平坦に固定することができる。この状態で、予め設定していたパターンに従ってガルバノミラー13をガルバノミラー駆動装置14により制御して、可撓性基板1上にレーザ光を走査して所定形状のレーザ加工を行なうことができる。
レーザ加工された可撓性基板1には、図4(C)に示されるように、パターニング加工を行なった周辺部に加工残渣40が生成され、強固に付着している。この可撓性基板1はレーザ加工の終了後、加工ステージ33の下降と共に加工ステージ33から解放され、加工室3と巻取り室5との間に隣接配備された、レーザ加工用のクリーニングユニット8を有するクリーニング室4へ搬送される。
図2は、本発明の一実施例に係るレーザ加工用のクリーニングユニット8を示す断面図である。図2で図1と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図2に示されるように、クリーニング室4内のクリーニングユニット8内における、可僥性基板1のレーザ加工をおこなった面(上面)とその反対側の面(下面)とに、弾力性を有するクリーニングローラ6が対向して配置されている。クリーニングローラ6としては連続発泡により形成されたウレタン樹脂製が好適である。図2において、符号6aはクリーニングローラ6の回転軸であり、6bは上記連続発泡により形成されたウレタン樹脂の円筒状のスポンジである。
図3は、クリーニングユニット8の要部破断正面図である。図3で図1および図2と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図3に示されるように、上下の対向するクリーニングローラ6は、互いに形状が少し変形する程度に可撓性基板1を押しつけ合って挟んでおり、任意に回転方向および回転速度を設定できる駆動モータ12に各々結合されている。各クリーニングローラ6の一端は駆動モータ12にカップリング9により結合され、他端は回転スリーブ15により保持されている。上下の対向するクリーニングローラ6は各々取付板16を介してベース板17に取り付けられている。上下の対向するクリーニングローラ6を用いて可撓性基板1を擦ることにより、可撓性基板1に付着したレーザ加工残渣40を除去することができる。
クリーニングローラ6の中空になっている回転軸6aは、好適にはステンレス製またはアルミニウム製等とすることができる。図3に示されるように、回転軸6aの表面には多数の穴18が開けられており、当該回転軸6aの一端は吸引装置10に接続されている。この構造により、可撓性基板1より擦り取られた加工残渣40をクリーニングローラ6の表面から回転軸6aに開けられた穴18を通して、吸引装置10により連続的に排出することができる。
クリーニングローラ6に可撓性基板1付近のみを開放する吸引カバー(不図示)を取付けることにより、さらにレーザ加工残渣40を効率的に除去することができる。
以上より、本発明の実施例1によれば、レーザ加工装置70のクリーニング室4内にレーザ加工用クリーニングユニット8を備え、当該クリーニングユニット8内で可僥性基板1のレーザ加工をおこなった面(上面)とその反対側の面(下面)とに、連続発泡により形成されたウレタン樹脂の円筒形状のクリーニングローラ6を配置する。上下のクリーニングローラ6は、互いに形状が少し変形する程度に可撓性基板1を押しつけており、任意に回転方向および回転速度を設定できる駆動モータ12に各々結合されている。各クリーニングローラ6の一端は駆動モータ12にカップリング9により結合され、他端は回転スリーブ15により保持されている。上下のクリーニングローラ6は各々取付板16を介してベース板17に取り付けられている。上下のクリーニングローラ6を用いて可撓性基板1を擦ることにより、可撓性基板1に付着した加工残渣40を除去することができる。クリーニングローラ6の回転軸6aの表面には多数の穴18が開けられており、当該回転軸6aの一端は吸引装置10に接続されている。この構造により、可撓性基板1より擦り取られた加工残渣40をクリーニングローラ6の表面から回転軸6aに開けられた穴18を通して、吸引装置10により連続的に排出することができる。このため、クリーニングローラ6にレーザ加工残漬40の蓄積がなく、長期間交換しなくても良い。この結果、レーザ加工面が上面および下面のいずれであるかに関わらず、十分にレーザ加工残渣40を除去することができ、長期間にわたりクリーニングローラ6の交換を不要にすると共に生産性の向上を得ることができるレーザ加工用クリーニングユニット8等を提供することができる。
本発明の活用例として、プラスチックフィルム等の可撓性タイプの絶縁性基板あるいは薄膜金属フィルムの基板を用いたSCAF構造の薄膜太陽電池に対し、レーザ加工により分離線を形成する際の加工残渣の除去への適用が挙げられる。
本発明の一実施例に係るレーザ加工用のクリーニングユニット8を備えたレーザ加工装置70の全体を示す基板搬送方向Dに沿っての断面図である。 本発明の一実施例に係るレーザ加工用のクリーニングユニット8を示す断面図である。 クリーニングユニット8の要部破断正面図である。 SCAF構造の太陽電池を示す平面図である。 図4(A)のXX断面図である。 基板上等に付着する加工残渣を示す断面図である。 従来のレーザ加工装置50を示す側面断面図である。 ガルバノ方式レーザ加工装置60を示す図である。
符号の説明
1、1a プラスチック(可撓性)基板、 1b 第1電極層、 1c 第2電極層、 1d 光電変換層、 1e 第3電極層、 1f 第4電極層、 1i、1j 分離線、 2 送り室、 3 加工室、 4 クリーニング室、 5 巻取り室、 6 クリーニングローラ、 6a 回転軸、 6b ウレタン樹脂、 7 押さえローラ、 8 レーザ加工用クリーニングユニット、 9 カップリング、 10 吸引装置、 11 転がり軸受、 12 駆動モータ、 13 ガルバノミラー、 14 ガルバノミラー駆動装置、 15 回転スリーブ、 16 取付板、 17 ベース板、 18 穴、 25 吸引ダクト、 26 吸引カバー、 29 ガイドローラ、 30 送りローラ、 31 XYステージ、 32 レーザ光源、 33 加工ステージ、 34 巻取りローラ、 35 駆動ローラ、 36 ガイドローラ、 40 加工残渣、 41 送りネジ、 42 ガイド棒、 43 固定ステージ、 50 従来のレーザ加工装置、 60 ガルバノ方式レーザ加工装置、 70 本発明のレーザ加工装置。

Claims (3)

  1. レーザ加工処理された可撓性基板面に付着しているレーザ加工残渣を除去するレーザ加工用クリーニングユニットであって、
    前記可性基板のレーザ加工を行なった面と該面の反対側の面とに対向して配置され、該可撓性基板を押しつけ合って挟む、弾力性を有する円筒形状のクリーニングローラと、
    前記クリーニングローラの各々に結合され該クリーニングローラを回転させる駆動モータとを備え、
    前記クリーニングローラを前記駆動モータにより回転させて前記可撓性基板を擦ることにより、該可撓性基板面に付着したレーザ加工残渣を除去するものであり、
    前記クリーニングローラは表面に穴が設けられた中空の回転軸を有し、該回転軸の一端に接続された吸引装置をさらに備え、擦りとられた前記レーザ加工残渣を該穴を通して該吸引装置により連続的に排出することを特徴とするレーザ加工用クリーニングユニット
  2. 請求項記載のレーザ加工用クリーニングユニットにおいて、前記クリーニングローラに取付けられた、前記可撓性基板付近のみを開放する吸引カバーをさらに備えたことを特徴とするレーザ加工用クリーニングユニット。
  3. 請求項1又は2記載のレーザ加工用クリーニングユニットにおいて、前記クリーニングローラは連続発泡により形成されたウレタン樹脂製であることを特徴とするレーザ加工用クリーニングユニット。
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