JP4709538B2 - 葉たばこの葉詰・吊り込み装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生葉たばこをラックに葉詰めし、このラックを乾燥室に吊り込むまでの一連の作業を行う葉たばこの葉詰・吊り込み装置に関する。
従来の葉たばこの葉詰・吊り込み装置は、たとえば、略門型のフレームの内側に昇降レールを備え、当該昇降レールが葉詰されたラックを支持するとともに、乾燥室内の吊り込みレールと同面となる位置まで上昇することによって、支持されたラックを昇降レールから吊り込みレールへと移動させるようにした吊り込み部を備えた構成のものがある。(特許文献1参照)
この葉詰・吊り込み装置によって、従来、極めて重労働であった葉たばこの乾燥室への吊り込み作業の省力化および効率化が実現した。
特開2002−238535号(〔図1〕〔図3〕)
ところで、葉たばこ生産者には、小規模生産者から大規模生産者まで様々存在し、葉たばこ生産に必要な設備も生産者の規模によって様々であるが、設備の規模によっては、吊り込み装置の設置スペースや搬入スペース、さらには保管スペース等に制限が有って、例示した構成の葉詰・吊り込み装置では、前記フレームの存在により、葉詰・吊り込み装置の設置や搬入、さらには保管ができないという事態が生じている。
そのため、例示した葉詰・吊り込み装置を使用することができず、葉たばこの乾燥室への吊り込み作業の省力化および効率化を図ることができない生産者も存在していた。
そこで、本発明は、葉たばこの乾燥室への吊り込み作業の省力化および効率化を実現した上で、設備の規模にかかわらず葉詰吊り込み装置の設置や搬入、さらには保管等を可能とすることを課題とし、この課題を解決するコンパクトな葉たばこの葉詰吊り込み装置の提供を目的とする。
本発明は、前記目的を達成するため、略門型のフレームを要せずに昇降レールを上下動させる手段を採用した。
その具体的な技術的手段は、葉詰されるラックを載置する葉詰め作業台と、該作業台から移動されたラックを支持して上下動する昇降レールを左右に有する吊り込み部とを備えた葉たばこの葉詰め・吊り込み装置において、前記昇降レールの下方に、伸縮によって昇降レールを上下動させる昇降部を備え、前記昇降部は、左右の前記昇降レール毎に上下に伸縮する上下伸縮部を備え、左右のそれぞれの前記上下伸縮部を各昇降レールの直下に配置し、左右の前記上下伸縮部間を前記ラックに吊り込まれた葉たばこが通過することを特徴とする(第1発明)。
前記昇降部の位置は、好ましくは、左右の昇降レールの最外面間以内である。
前記昇降部は、左右の昇降レールを上下動させることが可能な構成のすべてを包含する。
前記昇降部の具体的な構成として、たとえば、図示するような水平リンク機構を含む各種リンク機構で上下動させる構成、あるいはオイルシリンダやエアシリンダを含む各種シリンダ機構で上下動させる構成、さらには、略風船状体をエアの出し入れによって伸縮させて上下動させる構成等が挙げられる。
特に好ましくは、前記上下伸縮部が、前記各昇降レールのガイド方向に沿って配置された水平リンク部を備える(第2発明)。
また、吊り込み作業の効率化という観点から、前記昇降部の最下点における前記昇降レールの高さは、乾燥室における吊り込みレールの高さと同高とすることが好ましい(第3発明)。
前記乾燥室における吊り込みレールの高さは約700mmであるため、昇降レールの最下位置が700mmとなる。
しかしながら、昇降レールが700mmの高さである場合、例示した特許文献1に記載の構成とする葉詰め作業台では、昇降レールとラックを昇降レールへ移動させるガイドレールとの高さに差が生じ、当該ガイドレールから昇降レールへのラックのスライド移動ができなくなってしまう。
前記昇降レールとガイドレールとの高さの差を解消する手段として、葉詰作業台における葉受け台を昇降レールの高さに対応可能な高さにすることが挙げられるが、当該葉受け台の高さは、葉詰め作業者の葉詰め作業が最も行いやすい高さであって、単純に前記葉受け台を高くすることだけでは、葉詰め作業に悪影響を与えてしまう可能性が大きい。
そこで、葉詰作業の容易性を保持した上で、ラックの移動作業の迅速性を向上させるという観点から、たとえば、葉詰め作業台がガイドレールを起立・倒伏させて葉詰め作業状態と昇降レールへの移動状態に切り替える構成のものであって、ガイドレールを倒伏させた際に、当該ガイドレールの高さがラックを昇降レールへスライド移動可能な位置に自動的に至る構成が挙げられる(第4発明)。
また、葉詰・吊り込み装置の搬入および保管の容易性の向上という観点から、葉詰作業台と吊り込み部とを着脱可能に連結する連結部を備えることが好ましい(第5発明)。
前記連結部の構成は、葉詰作業台と吊り込み部とを分離可能に連結する構成のすべてを包含する。
前記連結部の具体的な構成として、たとえば、略凹凸係合であって、図示するように凹側が開閉することによって凸側を固定したり開放したりする構成、凹側と凸側を係合した状態でボルトを貫通し、これをナットで締め付けて連結する構成、同じく凹側と凸側を係合した状態でピンを貫通させて連結する構成等が挙げられる。
また、本発明における葉詰・吊り込み装置は、主に、規模の小さい個人生産者用に好適な構成としてなされたものである。
ところで、個人生産者用の葉詰・吊り込み装置においては、昇降レールのラックの吊り込み数として2枠以下と規格されている(日本たばこ産業株式会社指導条件)。
すなわち、本発明における葉詰・吊り込み装置における昇降レールは、ラックを2枠吊り込める長さであればよいことになる。
しかしながら、前記した昇降レールであると、大規模生産者が使用する際に使用性に欠け、また、長い昇降レールを備えた大規模生産者用と、短い昇降レールを備えた個人生産者用の葉詰・吊り込み装置を個別に製作するには、製作コストの増加の可能性がある。
そこで、大規模生産者用および個人生産者用に兼用できる構成として、たとえば、前記昇降レールに吊り込まれるラックの吊り込み数を制限するストッパー部を、制限状態と制限解除状態とに切り替え可能に備え、当該ストッパー部が、昇降レールのあらかじめ設定された位置において、先頭のラックの前進を止めて、実質的な昇降レール上のラック吊り込み範囲を狭めることによってラックの吊り込み数を制限するようにした構成が挙げられる(第6発明)。
また、前記昇降部の動作中における作業者の安全性確保のため、昇降レールの下方の略全域をカバーするとともに、昇降レールの上下動に伴って伸縮するカバー部を備えることが好ましい(第7発明)。
本発明は、以上の構成によって下記の優れた効果が期待できる。
第1及び第2発明によれば、従来のような略門型のフレームを要することなく昇降レールの上下動を行うことができる。
したがって、コンパクトな葉たばこの葉詰吊り込み装置を提供できる
また、第3発明によれば、吊り込み作業の効率化ができる。
また、第4発明によれば、葉詰作業の容易性を保持した上で、ラックの移動作業の迅速性を向上させることができる。
第5発明によれば、葉詰・吊り込み装置の搬入および保管の容易性を向上させることができる。
第6発明によれば、ストッパー部で制限状態と制限解除状態とに切り替えることによって昇降レール上の吊り込み範囲を変更することができる。
したがって、大規模生産者用と個人生産者用兼用の葉詰・吊り込み装置にすることができる。
第7発明によれば、カバー部によって昇降部が隠されるので、昇降部の動作中における作業者の安全性を確保することができる。
以下、本発明の葉詰・吊り込み装置を実施するための最良の形態を図1ないし図6に基づいて説明する。
本形態の葉詰・吊り込み装置Aは、葉詰作業台1と吊り込み部2とで構成され、これら葉詰作業台1と吊り込み部2とは、連結部3によって着脱可能に連結されている。
葉詰作業台1は、キャスター11を備えた枠体12上に、ラックBを載置する葉受け台13と、当該葉受け台13に直交方向に突出するように固定されたガイドレール14と、生葉ガイド15とを備えている。
また、枠体12の前方に前記連結部3の片側を構成するフック部31が設けられている。
葉受け台13は、葉詰め作業台1の上面略全域含み、葉詰め作業台1の外側前方へ、葉たばこを載置可能な長さに突出させた板状のものである。
また、葉受け台13は、枠体12に対して前後方向に回動可能に支持されており、葉詰め作業時には水平状態が保持され、ラックBの移動時には前方回動によって垂直状態が保持されるようにされている。(図1および図4参照)
前記葉受け台13の回動支持位置は、前記ガイドレール14が、葉受け台13の垂直状態において、当該葉受け台13の回動中心よりも上方に、かつ前記吊り込み部2における昇降レール21へのラックのスライド移動可能となる高さとなる位置であり、さらに、前記ガイドレール14が、葉受け台13の水平状態において葉受け台13上にラックBを載置可能なスペースが確保される部位に立設可能な位置である。
前記葉受け台13の回動は、当該葉受け台13と前記枠体12とに亘って装備されたシリンダ機構16の伸縮動作によって、自動的に行われるようにされている。(図1および図4参照)
吊り込み部2は、キャスター22を有した枠体23に伸縮可能に配設した昇降部4と、当該昇降部4に支持された前記昇降レール21とを備えている。
昇降レール21は、左右2本備えられ、当該2本の昇降レール21間の幅は、乾燥室(図示せず)における左右2本の吊り込みレールD間の幅と同幅にされ、この幅を葉詰め・吊り込み装置Aの最大幅としている。
連結部3は、前記葉詰め作業台1における枠体12に設けられたフック部31と、吊り込み部2における枠体23に設けられた掛止杆32とから構成され、フック部に対する掛止杆32の凹凸係合によって葉詰め作業台1と吊り込み部2が連結される。
フック部31は、開放部311が拡開可能な略C型を呈し、掛止杆32は、前記フック部31の開放部311から嵌合する径のパイプ状体に形成されている。
前記略C型のフック部31は、前記開放部311から掛止杆32を押し込むと開放部311の両側の一方の固定杆313が開いて掛止杆32を嵌合保持し、嵌合保持された掛止杆32を前記開放部311から引き抜くと前記固定杆313の一方が開いて嵌合状態を解除する。
前記フック部31の拡開構造を詳述すると、前記固定杆313を他方の固定杆314に対して開閉する方向に回動可能に軸支している。
また、前記固定杆313を、固定杆314に内蔵されたスプリングSの付勢力によって、前記掛止杆32を嵌合保持する位置に保持するとともに、開いた固定杆313を前記掛止杆32を嵌合保持する位置に自動的に復帰するようにしている。
昇降部4は、最下点において前記昇降レール21の高さを最下位の吊り込みレールDと同高とし、最上点においてすくなくとも、最上位の吊り込みレールDと同高とする範囲で上下伸縮するようにされている。(図5参照)
本形態の昇降部4は、水平リンク41の上下伸縮によって昇降レール21を上下動させる上下伸縮部を備えるものである。
前記昇降部4を詳述すると、前述した上下伸縮部は、枠体23と昇降レール21の直下とに亘って上下伸縮可能に配設された水平リンク部41と、当該水平リンク部41を上下伸縮させるチェーン機構42と、水平リンク部41の上下伸縮動を補助するダンパ部43とを1セットとして、夫々左右の昇降レール21に1セットずつ備えられている。
また、前記チェーン機構42における図2において左側の下側のスプロケット421には駆動モーター44が連結されていて、当該駆動モーター44によって左側のチェーン423を駆動させるようにしている。
また、右側のチェーン424の駆動は、駆動モーター44のモーター軸44Aから右側の下側のスプロケット425に亘って設けられた伝達手段426によって、駆動モーター44の駆動を伝達するようにしている。
なお、前記伝達手段426は、左右のチェーン423,424の回転を同期させて、駆動モーター44の駆動を伝達するものであれば限定するものではなく、本形態では、その具体的な構成については、説明及び図示を省略するが、たとえば、チェーンの組み合わせや歯車列等が挙げられる。
前記チェーン423,424と水平リンク部41とは、リンク杆45を介して連結され、駆動モーター44の駆動力がチェーン機構42を介して水平リンク部41の上下伸縮として伝達される。
図1および図5において、水平リンク部41の左側上端部411は、昇降レール21に、左側下端部412は枠体23に夫々前後方向スライド可能に支持されていて、水平リンク機構41の上下伸縮における端部同士の距離の差を吸収するようにしている。
前記スライド構造を詳述すると、前記昇降レール21に設けられたスライドレール51に、前記左側上端部411に設けられたローラー52が前後方向スライド可能に嵌合され、枠体23に設けられたスライドレール53に、前記左側下端部412に設けられたローラー54が前後方向スライド可能に嵌合され、水平リンク部41の上下伸縮に伴って前記ローラー52,54が前後スライドするようにしている。
ダンパ部43は、枠体23と水平リンク部41とに亘って軸支されており、水平リンク機構41の上下伸縮動を補助するように伸縮するとともに、水平リンク機構41を支えるようにしている。
前記のように構成した本形態の葉詰め・吊り込み装置Aによれば、葉受け台13を水平状態にして垂直状となったガイドレール14にラックBを嵌合して葉詰めを行う。
葉詰めが終了すると、シリンダ機構16の収縮により葉受け台13を前方回動させてガイドレール14を水平状態にすると、当該ガイドレール14の高さがラックBを昇降レール21へスムースにスライド移動可能な高さとなる。
すなわち、前記昇降レール21が最下位の吊り込みレールDと同高であるので、ラックBの最下位の吊り込みレールDへの移動は、昇降レール21を当該位置の状態で、ガイドレール14から昇降レール21を経て吊り込みレールDへと移動させることができる。
また、次のラックBを吊り込むためには、ガイドレール14を垂直状に戻して、前記と同様にラックBを嵌合し、葉受け台13を前方回転させてガイドレール14を水平状態にして、ラックBを昇降レール21を経て吊り込みレールDへと移動させる。
また、2段目以降の吊り込みレールDへのラックBの移動は、昇降部4における水平リンク41の上昇によって、昇降レール21を対応する吊り込みレールDまで順次上昇させて行う。
そして、シーズンオフには、葉詰作業台1を吊り込み部2から離間させる方向に移動させて連結部3の連結を解除して葉詰め・吊り込み装置Aを2分割すれば、たとえば、乾燥室内に収納することが可能である。
図7および図8は、本発明における葉詰め・吊り込み装置Aの他の形態を示しており、本形態の葉詰め・吊り込み装置Aは、大規模生産者用および個人生産者用に兼用できる構成のものである。
なお、本形態では、前記形態と重複する部位についての説明および図示は省略する。
本形態の葉詰め・吊り込み装置Aにおける昇降レール21には、当該昇降レール21に吊り込まれるラック(図示せず)の吊り込み数を制限するストッパー部6が設けられている。
ストッパー部6は、ラックの吊り込み数の制限状態と制限解除状態とに切り替え可能にされている。
また、前記ストッパー部6は、昇降レール21のあらかじめ設定された位置において、先頭のラックBの前進を止めて、実質的な昇降レール21上のラック吊り込み範囲を狭めることによってラックの吊り込み数を制限するようにされている。
なお、本形態の昇降レール21は、ストッパー部6の制限解除状態において4枠のラックを吊り込める吊り込み範囲を有するものであり、ストッパー部6の制限状態において、実質的な吊り込み範囲を2枠のラックを吊り込める範囲とするものである。
ストッパー部6の具体的な構成は、昇降レール21の長手方向に沿ってスライド可能支持されたスライドアーム61と、当該スライドアーム61をスライド操作する操作レバー62と、スライドアーム61のスライドに伴って、ラックの移動空間に突出(制限状態)および移動空間から脱出(制限解除状態)するストッパー本体63と、ストッパー本体63を回動可能に支持する支持アーム64と、ストッパー本体63を引っ張るばね65と、前記操作レバー62をストッパー本体63の制限状態位置で保持するガイド部66とからなる。
なお、本形態のストッパー部6は、図中符号7で示される受け渡しアームと、スライドアーム61のスライドに連動するものであり、ストッパー本体63が制限状態にあるときには受け渡しアーム7は起立し、制限解除状態では受け渡しアーム7が昇降レール21と平行となる。
スライドアーム61は、一端に前記操作レバー62がスライドアーム61の軸心を中心として回転可能、かつ抜け止めされて連結され、他端に受け渡しアーム7が軸支されている。
ストッパー本体63は、前記昇降レール21に平面方向回動可能に軸支されている。
前記ストッパー本体63の先端には、前記支持アーム64が平面方向回動可能に軸支され、後端には前記ばね65が連結されている。
前記支持アーム64は、スライドアーム61に平面方向回動可能に軸支されるとともに、スライドアーム61のスライドに伴ってスライドするようにされている。
前記ばね65は、前記ストッパー本体63を制限解除状態方向(図8において左回転方向)に回転させるように付勢力を作用させるものである。
すなわち、前記支持アーム64は、前記操作レバー62を制限状態方向(図8において右方向)に移動させると、前記スライドアーム61が同方向にスライドして、前記ストッパー本体63をばね65の付勢力に抗して制限状態方向(図8(b)参照)に回転させる。
このとき、ストッパー本体63は、ばね65の付勢力によって制限解除状態方向へ回動しようとし、その回動は、前記支持アーム64を介してスライドアーム61を制限解除状態方向にスライドさせようとするが、このスライドを阻止するために、前記操作レバー62を前記ガイド部66における引っ掛け部661に引っ掛けておけば、スライドアーム61のスライドは阻止され、これに伴って支持アーム64がストッパー本体62の制限状態を保持する(図8(b)参照)。
また、前記操作レバー62の引っ掛け状態を解除することによって、ばね65の付勢力が前記のように作用するので、ストッパー本体63が制限解除状態方向に回動して、ストッパー本体63が制限解除状態となる(図8(a)参照)。
前記、操作レバー62の引っ掛け動作は、当該操作レバー62を制限状態方向に移動させると、前記ガイド部66における傾斜部662に案内されて外側方向に回転し、ガイド部66における引っ掛け部661に至ったときに、操作レバー62を前記の方向と逆方向へ回転させて引っ掛ければよい。
なお、前記ストッパー部の構成については、前記で例示した形態に限定するものではない。
図9は、本発明における葉詰め・吊り込み装置Aの他の形態を示している
本形態の葉詰め・吊り込み装置Aは、前記昇降部4の動作中における作業者の安全性確保のために、昇降部4を隠すカバー部8を備えたものである。
なお、本形態では、前記の形態と重複する部分について説明は同符号を付すことにより省略する。
カバー部8は、昇降レール21の下方の略全域をカバーするとともに、昇降レール21の上下動に伴って伸縮する構成のものである。
具体的には、昇降レール21に垂設された枠状のカバー枠81と、当該カバー枠81の内側に嵌合された枠状のカバー枠82と、当該カバー枠82の内側に嵌合するとともに、枠体23に固定された枠状のカバー枠83とからなる。
前記カバー枠81の下側周縁と前記カバー枠82の上側周縁とに亘って掛合部84が形成されていて、カバー枠81が昇降レール21に伴って上昇した際に、掛合部84が掛合してカバー枠82を上昇させるようにしている。
掛合部84は、前記カバー枠81の下側周縁に形成された略カギ状の掛合片81Aと、前記カバー枠82の上側周縁形成された略カギ状の掛合片81Bとから構成され、カバー枠81の上昇に伴って掛合片81Aが掛合片81Bを引っ掛けることによって、カバー枠82を上昇させるようにしている。
なお、前記カバー部の構成については、前記で例示した形態に限定するものではない。
なお、昇降レールの上昇・下降操作については、対応する吊り込みレールと同高となる位置をセンサーによって感知して、感知と同時に昇降レールを停止させたり、あらかじめ昇降レールの上昇下降距離を設定し、所定の距離を移動したら昇降レールを停止させるような自動操作であってもよいし、操作作業者が目視によって昇降レールを吊り込みレールと同高となる位置で停止させるようにしてもよい。
また、水平リンク機構やチェーン機構を隠して安全性を高める伸縮可能なカバーを設けてもよい。
また、本発明は、例示した実施の形態に限定するものでは無く、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。
本発明に係る葉詰め・吊り込み装置の側面図。 図1の(2)−(2)線断面図。 図1の(3)−(3)線断面図。 ガイドレールを水平状態にした側面図。 昇降レールを上昇させた状態の側面図。 連結部の拡大平面図。 本発明に係る葉詰め・吊り込み装置の他の形態の要部斜視図で制限解除状態を示す。 図7の平面図で(a)は、制限解除状態を示し、(b)は、制限状態を示す。 本発明に係る葉詰め・吊り込み装置の他の形態の側面図で一部拡大して示す。
A:葉詰・吊り込み装置
B:ラック
C:葉たばこ
D:吊り込みレール
S:スプリング
1:葉詰作業台
2:吊り込み部
3:連結部
4:昇降部
6:ストッパー部
8:カバー部
11:キャスター
12:枠体
13:葉受け台
14:ガイドレール14
16:シリンダ機構
21:昇降レール
22:キャスター
23:枠体
31:フック部
32:掛止杆
311:開放部
313:固定杆
314:固定杆
41:水平リンク
42:チェーン機構
43:ダンパ部
44:駆動モーター
61:スライドアーム
62:操作レバー
63:ストッパー本体
64:支持アーム
65:ばね
66:ガイド部
81:カバー枠
82:カバー枠
83:カバー枠
84:掛合部
81A:掛合片
81B:掛合片

Claims (7)

  1. 葉詰されるラックを載置する葉詰め作業台と、該作業台から移動されたラックを支持して上下動する昇降レールを左右に有する吊り込み部とを備えた葉たばこの葉詰め・吊り込み装置において、
    前記昇降レールの下方に、伸縮によって昇降レールを上下動させる昇降部を備え
    前記昇降部は、左右の前記昇降レール毎に上下に伸縮する上下伸縮部を備え、左右のそれぞれの前記上下伸縮部を各昇降レールの直下に配置し、左右の前記上下伸縮部間を前記ラックに吊り込まれた葉たばこが通過することを特徴とする葉たばこの葉詰め・吊り込み装置。
  2. 前記上下伸縮部が、前記各昇降レールのガイド方向に沿って配置された水平リンク部を備えることを特徴とする請求項1に記載の葉たばこの葉詰め・吊り込み装置。
  3. 前記昇降部の最下点における前記昇降レールの高さは、乾燥室における吊り込みレールの高さと同高としていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の葉たばこの葉詰め・吊り込み装置。
  4. 葉詰め作業台がガイドレールを起立・倒伏させて葉詰め作業状態と昇降レールへの移動状態に切り替える構成のものであって、ガイドレールを倒伏させた際に、当該ガイドレールの高さがラックを昇降レールへスライド移動可能な位置に自動的に至るようにしていることを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれか1項に記載の葉たばこの葉詰め・吊り込み装置。
  5. 葉詰作業台と吊り込み部とを着脱可能に連結する連結部を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項4いずれか1項に記載の葉たばこの葉詰め・吊り込み装置。
  6. 前記昇降レールに吊り込まれるラックの吊り込み数を制限するストッパー部を、制限状態と制限解除状態とに切り替え可能に備え、当該ストッパー部が、昇降レールのあらかじめ設定された位置において、先頭のラックの前進を止めて、実質的な昇降レール上のラック吊り込み範囲を狭めることによってラックの吊り込み数を制限するようにしたことを特徴とする請求項1ないし請求項5いずれか1項に記載の葉たばこの葉詰め・吊り込み装置。
  7. 昇降レールの下方の略全域をカバーするとともに、昇降レールの上下動に伴って伸縮するカバー部を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項6いずれか1項に記載の葉たばこの葉詰め・吊り込み装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63119395U (ja) * 1987-01-26 1988-08-02
JP2003235532A (ja) * 2002-02-19 2003-08-26 Kihara Seisakusho:Kk 葉たばこの葉編み吊込装置

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