JP4707219B2 - 浴室ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋内に浴室空間を構築するための浴室ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
屋内に浴室空間を構築するための浴室ユニットは、図6に示すように、浴槽1と、この浴槽1に隣接配置される洗い場パン2と、前記浴槽1と洗い場パン2の周囲に立設される複数の壁パネル3と、天面を塞ぐ天井パネル4とで構成されている。
【0003】
ここにおいて従来の浴室ユニットでは、壁パネル3を並べて形成された壁面の適所に、照明器具11が取り付けられ、物置用の棚16もこの壁面に設けられていた。また、壁パネル3には、シャワーフック12a,12bが、上下2カ所に取り付けられ、カウンター6に設けられた湯水混合栓7から分岐したシャワーホース8先端のシャワーヘッド9を、このいずれかのシャワーフック12a,12bで係止するようにしていた。
【0004】
さらにまた、この壁パネル3には、必要に応じて図示したようなハンドバー17を固定するようにしていた。
【0005】
なお、図6において符号3bは、壁パネル3,3同士の接合部分に生じた合せ目を示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の浴室ユニットでは、壁面が平坦で、かつこの壁面には壁パネルの合わせ目が生じるので、見栄えが良くなかった。そのため、浴室ユニットの構成部材に人造大理石や琺瑯パネルなどの高級材を用いても、その質感の向上には限界があった。
【0007】
また、この平坦な壁面には、照明器具が突出して設けられ、棚やシャワーホースも外部に露呈しているので、一層見苦しく、この面からも浴室ユニットの質感を損なうという問題点があった。
【0008】
本発明は、上記従来の浴室ユニットが有していた問題点の解決を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、浴槽と、この浴槽に隣接配置される洗い場パンと、前記浴槽と洗い場パンの周囲に立設される複数の壁パネルと、天面を塞ぐ天井パネルとで構成される浴室ユニットにおいて、同一平面で隣り合った壁パネルの接合部分に、この接合部分を覆うように、縦長の湾曲パネルを取り付け、この湾曲パネルで壁面に突出円柱様の膨出部を形成してなることを特徴とする。
【0010】
特に、上記構成に、湾曲パネルの一部を、開閉可能な扉体とすると共に、この扉体で覆われた膨出部の内部を収納部とした構成を加えたことを特徴とする。
【0011】
なお、上記構成に、湾曲パネルの一部を、透明あるいは半透明体とし、この透明あるいは半透明体で覆われた膨出部の内部に照明器具を収納した構成を加えてもよい。
【0012】
また、上記構成に、湾曲パネルにシャワーヘッドを係止するシャワーフック、あるいはシャワーヘッドをスライド可能に支持するスライドバーを取り付けると共に、このシャワーフックあるいはスライドバーの近傍にシャワーホースの挿通孔を設け、シャワーヘッドに連結されたシャワーホースが前記挿通孔を介して膨出部の内部に引き出し可能に収納されるようにした構成を加えてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示した実施の形態に基づき詳細に説明する。なお、図において、従来例で示したものと同一のものには、同一符号を付している。
【0014】
図1は、本発明に係る浴室ユニットの一実施形態を示した簡略図である。図示したように、この浴室ユニットの基本構成は、従来例において示したものと全く同様であり、浴槽1と、この浴槽1に隣接配置される洗い場パン2と、浴槽1と洗い場パン2を取り囲むようにその周囲に立設される複数の壁パネル3と、天面を塞ぐ天井パネル4とで構成されている。
【0015】
そして、洗い場パン2の浴槽1が接した側の壁面にカウンター6が設けられ、このカウンター6に湯水混合栓7が取り付けられている。また、その後側の壁面には、この湯水混合栓7から分岐したシャワーホース8先端のシャワーヘッド9を係止するシャワーフック12a,12bが取り付けられている。
【0016】
なお、図1において符号10は鏡、11は壁面に取り付けられた照明器具11を示す。
【0017】
ここにおいて、本発明の浴室ユニットでは、一つの壁面を構成した壁パネル3の接合個所、即ち、壁パネル3,3同士が直交した隅角部ではない同一平面で隣り合った個所に、その合せ目(図2の符号3b参照)を覆い隠すように、外側に弧状に湾曲した縦長の湾曲パネル5を取り付け、この湾曲パネル5で壁面に柱状の膨出部3aを形成している。
【0018】
そして、この湾曲パネル5の下側を、図2に示すように開閉可能な扉体5aとし、その内部に棚13aを設けて、ここをシャンプーや石鹸等の小物を収納するための収納部13としたものである。
【0019】
なお、この湾曲パネル5は、意匠の統一をはかる面から取り付けられる壁パネル3と同材の合成樹脂や琺瑯パネルなどで形成することが望ましいが、デザイン上のポイントとして、あえてこの壁パネル3とは異なる材質のものを用いて形成することとしても良い。
【0020】
本発明の浴室ユニットは、上記の構成を有している。
【0021】
したがって、本発明の浴室ユニットでは、壁面を構成した壁パネル3の合せ目3bが湾曲パネル5で、見えないように覆われ、しかもこの湾曲パネル5は、平坦な壁面にあたかも円柱の表面が突出しているかのような膨出部3aを形成するので、見栄えが良くなると共に、浴室ユニット内の造形が立体的となり、従来には見られない質感を与えることができる。
【0022】
さらに、本発明では、この膨出部3aの内部空間を利用し、収納部13を形成したので、シャンプーや石鹸などの小物を見えないように収納することができ、浴室内が整然と整理され、この面からも浴室ユニット内の美観が向上する。
【0023】
図3は、本発明の他の実施形態を示した簡略図である。図示したように、この場合は、湾曲パネル5の上端寄りの所定範囲を透明あるいは半透明体5bで構成し、その内部に照明器具(図示せず)を収納している。したがって、照明器具が従来のように、壁面から突出せず、膨出部3aに一体的に埋め込まれたようになり、その外観が良好となるものである。
【0024】
図4は、本発明のさらに他の実施形態を示しており、この場合は、湾曲パネル5表面の上下2個所にシャワーヘッド9を係止するシャワーフック14a,14bを取り付けると共に、下側のシャワーフック14bの近傍に、湾曲パネル5内に連通したシャワーホースの挿通孔5cを設け、膨出部3bの内部空間をこのシャワーホースの収納空間としたものである。なお、この場合、シャワーヘッド9に一端が取り付けられたシャワーホース(図示せず)の他端は、膨出部3bの内部から直接、あるいは場合によっては、壁パネル3の裏側を通ってカウンター6の裏側に引き出され、ここで湯水混合栓7と接続されている。
【0025】
このようにすることにより、浴室内にシャワーホースが垂れ下がることがなく、浴室ユニット内の印象が整然としたものとなる。
【0026】
なお、上記ではシャワーヘッド9を掛支するシャワーフック14a,14bを湾曲パネル5の表面の上下2個所に設けた例を示したが、同じ個所にこのシャワーフック14a,14bに代え、シャワーヘッド9をスライド可能に支持するスライドバー(図示せず)を取り付けることとしても良い。なお、この場合もスライドバー近傍の湾曲パネル5には、シャワーホースの挿通孔を設けておくこととする。
【0027】
図5は、上述した湾曲パネル5の表面にハンドバー15を取り付けた状態を示す斜視図である。このように湾曲パネル5で形成された膨出部3aにハンドバー15を取り付ければ、ハンドバー15が壁面から突出した位置に保持されるので、洗い場パン2と浴槽1のいずれの側からもこのハンドバー15を握り易くなる。また、その際、カウンター6に邪魔をされることなく、体を近づけることができ、この面からもハンドバー15の使用性が良好になるものである。
【0028】
以上のように本発明の浴室ユニットでは、壁面に膨出部3aを形成し、その外観を向上させると共に、この膨出部3aの内部を収納空間として有効に利用するものである。
【0029】
なお、上記では、膨出部3aに収納部13を設けたものと、照明器具(図示せず)を収納したものと、シャワーホース(図示せず)を収納するようにしたものを、それぞれ個別に示したが、これらを組み合わせて用い、膨出部3aが複数の収納機能を有するようにしても良い。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、浴室ユニットの壁パネルが接合された個所に、湾曲パネルで膨出部を形成しているので、壁パネルの合わせ目がこの湾曲パネルで隠され、見栄えが良くなると共に、従来、平面で画一的な印象を与えがちであった浴室ユニットに、立体的な造形により、従来には見られない質感を与えることができるという効果がある。
【0031】
特に、湾曲パネルの一部を、開閉可能な扉体とし、その内部にシャンプーや石鹸などの小物を収納できるようにしたので、浴室内が小物で煩雑にならないように整然と整理されるという効果がある。
【0032】
なお、湾曲パネルの一部を、透明あるいは半透明体とし、その内部に照明器具を収納する構成を加えることにより、照明器具が目障りになることがなくなり、浴室内部の美観が向上し、浴室ユニットに従来には見られない質感が与えられるという効果がある。
【0033】
また、湾曲パネルにシャワーヘッドを係止するシャワーフックやスライドバーを取り付けると共に、シャワーホースの挿通孔を設け、シャワーホースを膨出部から引き出すようにし、シャワーホースを膨出部の内部に収納できる構成を加えることにより、シャワーホースが目立たなくなり、従来のように浴室内にシャワーホースが見苦しく垂れ下がることがなくなり、美観が向上し、浴室ユニットに従来には見られない質感が与えられるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る浴室ユニットの一実施形態を示した簡略図である。
【図2】図1の要部切欠斜視図である。
【図3】第二実施形態の簡略図である。
【図4】第三実施形態の簡略図である。
【図5】第四実施形態の要部斜視図である。
【図6】浴室ユニットの従来例を示した簡略図である。
【符号の説明】
1 浴槽
2 防水パン
3 壁パネル
3a 膨出部
3b 合せ目
4 天井パネル
5 湾曲パネル
5a 扉体
5b 透明あるいは半透明体
6 カウンター
7 湯水混合栓
8 シャワーホース
9 シャワーヘッド
13 収納部
14a,14b シャワーフック
15 ハンドバー
Claims (1)
- 浴槽と、この浴槽に隣接配置される洗い場パンと、前記浴槽と洗い場パンの周囲に立設される複数の壁パネルと、天面を塞ぐ天井パネルとで構成される浴室ユニットにおいて、
同一平面で隣り合った壁パネルの接合部分に、この接合部分を覆うように、縦長の湾曲パネルが取り付けられ、この湾曲パネルで壁面に突出円柱様の膨出部が形成され、前記湾曲パネルの一部が、開閉可能な扉体とされると共に、この扉体で覆われた膨出部の内部が収納部とされてなることを特徴とする浴室ユニット。
Priority Applications (1)
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- 2000-09-27 JP JP2000293305A patent/JP4707219B2/ja not_active Expired - Fee Related
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