JP4707168B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP4707168B2
JP4707168B2 JP2004175865A JP2004175865A JP4707168B2 JP 4707168 B2 JP4707168 B2 JP 4707168B2 JP 2004175865 A JP2004175865 A JP 2004175865A JP 2004175865 A JP2004175865 A JP 2004175865A JP 4707168 B2 JP4707168 B2 JP 4707168B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winning
game
ball
special
symbol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004175865A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005349105A (ja
Inventor
司 西潟
友之 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Original Assignee
Sammy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2004175865A priority Critical patent/JP4707168B2/ja
Publication of JP2005349105A publication Critical patent/JP2005349105A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4707168B2 publication Critical patent/JP4707168B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、パチンコ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に、複数の特別図柄に関連する構成要素を有する弾球遊技機に関する。
従来、弾球遊技機の1つであるパチンコ遊技機には、遊技盤面に設けられている始動入賞口に遊技球が入賞したことを契機に大当たりの抽選等を行うパチンコ遊技機(第1種パチンコ遊技機)がある。このパチンコ遊技機は、始動入賞口に遊技球が入賞すると、乱数を取得して抽選を行い、その乱数抽選結果に基づいて遊技盤面に設けられている図柄表示装置に図柄を変動表示した後停止表示する。そして、乱数抽選において大当たりに当選した場合には、遊技盤面に設けられた大入賞口を入賞容易とする単位特別遊技としての大当たりのラウンドを複数回行うことから成る特別遊技を実行する。すなわち、通常は閉鎖している大入賞口を開放し、例えば所定時間が経過しまたは所定個数の遊技球が大入賞口に入賞したら閉鎖するという動作を、15回(ラウンド)という所定回数だけ繰り返す。さらに、近年では、特別遊技への移行の図柄を2系統有するパチンコ遊技機が提案されている。このようなパチンコ遊技機では、第1の図柄に関連する構成要素である始動入賞口及び図柄表示装置と、第2の図柄に関連する構成要素である始動入賞口及び図柄表示装置が、それぞれ独立して配設されている。
特開平8−280884号公報
上述した従来のパチンコ遊技機では始動入賞口及び図柄表示装置がそれぞれ2つ存在するため、遊技盤面のスペース的な問題から、パチンコ遊技機本来の遊技性である「遊技球の転動を楽しむ」という内容からかけ離れてしまうという問題が生じてしまう。さらに、始動入賞口の配設位置が異なるため、遊技球の転動領域が圧迫されるという問題も生じてしまう。
本発明は、以上のような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、遊技盤面において複数の特別図柄に関連する構成要素がスペース効率良く配設された弾球遊技機を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の弾球遊技機では、遊技盤面に設けられ、遊技球が通過可能な1つの球入口、当該球入口を通過した前記遊技球が入賞可能な少なくとも第1及び第2の入賞部、及び当該第1又は第2の入賞部の何れかに前記遊技球を選択的に振り分ける振分装置を有する始動入賞装置と、前記遊技球が前記各入賞部に入賞する毎に乱数を取得し、当該乱数に基づき前記遊技盤面に設けられた可変入賞口を入賞容易とする特別遊技を実行するか否かを判定し、当該特別遊技を実行するときは所定の特別図柄を決定する図柄変動判定手段と、前記各入賞部の入賞に対して前記図柄変動判定手段により決定される各特別図柄を所定の順番毎に択一的に選択して特別図柄表示部に変動表示させて停止表示させる図柄変動演出を制御する図柄表示制御手段と、前記図柄表示制御手段により停止表示された前記特別図柄が予め定められた当たり図柄であるときに、前記特別遊技を行わせる特別遊技制御手段とを備えたことを特徴としている。これにより、1つの始動入賞装置を設けるのみで複数の特別入賞に対応することが可能となるので、遊技盤面のスペースの効率化を図ることができる。
前記振分装置は、前記第1又は第2の入賞部のうち保留の空きがある何れかの入賞部に前記遊技球を優先的に振り分けることを特徴としている。これにより、偏った振り分けを防止して遊技の適正化を図ることができる。また、前記各特別図柄は、個別に変動表示されることを特徴としている。これにより、遊技者は変動する特別図柄をより確実に特定することができる。また、前記振分装置は、前記第1及び第2の入賞部の何れにも保留に空きが無いときは、第1又は第2の入賞部の何れかに空きが生じるまで待機状態となることを特徴としている。
また、前記図柄表示制御手段は、前記各特別図柄を所定の順番毎に択一的に選択して前記特別図柄表示部に変動表示させるとともに、前記各特別図柄に対して、1の装飾図柄表示部に択一的に装飾図柄を変動表示させることを特徴としている。これにより、複数の特別図柄を有していてもそれらが同時に変動することは無く、1つの特別図柄とそれに対応した1つの装飾図柄のみが変動するので、遊技者は変動する装飾図柄のみを認識していれば良く、パチンコ遊技全体の複雑化を防止することができ、また、遊技盤面のスペースの効率化を図ることができる。
本発明によれば、遊技球が通過可能な1つの球入口、当該球入口を通過した遊技球が入賞可能な少なくとも第1及び第2の入賞部、及び当該第1又は第2の入賞部の何れかに遊技球を選択的に振り分ける振分装置を有する始動入賞装置を備え、入賞部の入賞に対して決定される各特別図柄を所定の順番毎に択一的に選択して変動表示させるので、遊技盤面のスペースの効率化を図ることができるので、弾球遊技機本来の遊技性である「遊技球の転動を楽しむ」ことが可能となる。また、振分装置は、第1又は第2の入賞部のうち保留の空きがある何れかの入賞部に遊技球を優先的に振り分けることにより各入賞部への入賞率を変化させるので、偏った振り分けを防止して遊技の適正化を図ることができる。また、振分装置は、第1及び第2の入賞部の何れにも保留に空きが無いときは、第1又は第2の入賞部の何れかに空きが生じるまで待機状態となることを特徴としている。また、各特別図柄を個別に変動表示させるので、遊技者は変動する特別図柄をより確実に特定することができる。
また、複数の入賞部の入賞に対して決定される各特別図柄を所定の順番毎に択一的に選択して特別図柄表示部に変動表示させるとともに、各特別図柄に対して、1の装飾図柄表示部に択一的に装飾図柄を変動表示させるので、複数の特別図柄を有してしてもそれらが同時に変動することは無く、遊技者は変動する1つの装飾図柄のみを認識していれば良く、パチンコ遊技全体の複雑化を防止して遊技興趣を向上させることができる。また、遊技盤面のスペースの効率化を図ることができるので、弾球遊技機本来の遊技性である「遊技球の転動を楽しむ」ことが可能となる。
図1は、本発明の実施形態に係る弾球遊技機の遊技盤面の外観を示す正面図である。この弾球遊技機1の遊技盤面10の略中央には、液晶ディスプレイを有する図柄表示装置11が配設されている。この図柄表示装置11は、2つの第1特別図柄11a及び第2特別図柄11bと1つの装飾図柄11cを変動表示及び停止表示等するとともに、遊技球の保留状態11dを逐次表示する機能を有している。
このような第1及び第2特別図柄11a、11bは図柄表示装置11の下部両側にそれぞれ表示され、装飾図柄11cは図柄表示装置11の略中央部に表示され、遊技球の保留状態11dは図柄表示装置11の下部の第1及び第2特別図柄11a、11b間に表示される。なお、図柄表示装置11は、液晶ディスプレイに限定されるものではなく、画面上に画像を表示可能であれば例えばCRT、ドットマトリックス等の表示装置でも良い。
図柄表示装置11の下方には、遊技球が入賞可能な始動入賞装置12が配設されている。この始動入賞装置12は、詳細は後述するが、遊技球が通過可能な1つの球入口121、この球入口121を通過した遊技球が入賞可能な2つの第1及び第2入賞部122、123及びこれらの第1及び第2入賞部122、123の何れかに遊技球を選択的に振り分ける振分装置124を備えている。
上記第1及び第2特別図柄11a、11bは、第1及び第2入賞部122、123への遊技球の入賞を契機としてそれぞれ変動を開始するようになっている。そして、1つの装飾図柄11cは、2つの第1及び第2特別図柄11a、11bの所定の一方に同期して変動を開始するようになっている。また、遊技球の保留状態11dは、第1及び第2入賞部122、123の入賞に対応して逐次表示するようになっている。
なお、遊技球の保留状態11dは、第1及び第2入賞部122、123の保留が合わせて表示されるという第1及び第2入賞部122、123の共用となっているが、図柄表示装置11の適当な個所に別々に表示するようにしても良く、また、図柄表示装置11とは別個の共通の保留表示装置を設けるようにしても良い。さらに、第1及び第2特別図柄11a、11bを表示する特別図柄表示部と装飾図柄11cを表示する装飾図柄表示部を別々に構成しても良い。
始動入賞装置12の上部の球入口121には、開口幅を拡大する拡大装置13が配設されている。拡大装置13は、通常は遊技球が1個通過可能であるが2個同時通過不可能な幅を保つことにより、球入口121への遊技球の入賞を困難なものとしている。そして、拡大装置13は、拡大時は広い範囲で遊技球を拾うことにより、球入口121への遊技球の入賞を容易なものとする機能を有している。
図柄表示装置11の左方には、アタッカーユニット14が配設されている。このアタッカーユニット14には、特別遊技である大当たり遊技の際に開放する大入賞口15が設けられている。ここで、大当たり遊技とは、図柄表示装置11に停止表示される第1または第2特別図柄11a、11b(装飾図柄11c)が大当たり図柄の場合に遊技者に特別の利益が提供されるような遊技をいう。例えば通常は閉鎖している大入賞口15が30秒という所定時間の経過または10球という所定個数の遊技球の入賞の何れかが達成するまで開放することを、所定回数、例えば15回(ラウンド)繰り返すような遊技をいう。
始動入賞装置12の左方には、入賞口16が配設され、始動入賞装置12と入賞口16の間には、遊技球が通過可能な作動ゲート17が配設されている。作動ゲート17は、遊技球の通過を契機として始動入賞装置12の右方に配設されている普通図柄表示部18における普通図柄の変動表示の開始に係る機能を有している。この普通図柄が所定の図柄で停止すると、始動入賞装置12の拡大装置13が所定時間作動する。
遊技盤面10の下端には、始動入賞装置12、大入賞口15、入賞口16の何れにも入賞しなかった遊技球が排出されるアウト口19が配設されている。さらに、遊技盤面10には、遊技球の落下方向に変化を付けるための風車2及び図示しない釘が配設されている。そして、遊技盤面10の前面は、図示しないガラス板で覆われている。さらに、遊技盤面10の下方には、遊技球を遊技盤面10の下端からガイドレール3に案内されて上端へ打ち出すための図示しない弾球ハンドルや、始動入賞装置12、大入賞口15、入賞口16に遊技球が入賞したときに複数個の遊技球が払い出される図示しない賞球払出口及びそれらの遊技球を受ける図示しない球受け皿が配設されている。
図2及び図3は、上記始動入賞装置12の詳細を示す平面図、背面図及び側面図である。この始動入賞装置12は、1つの球入口121を通過した遊技球を振分装置124により2つの第1及び第2入賞部122、123の何れかに選択的に振り分けるように構成されている。球入口121は、拡大装置13の上方に設けられており、拡大装置駆動源12A(図3(B)参照)の作動により拡大装置13が閉じているときは遊技球が1個ずつ通過可能なように構成されている。
振分装置124は、拡大装置13の下方に設けられており、球入口121を通過した遊技球を振り分け位置Pまで導く1つの導入路124aと、第1及び第2入賞部122、123にそれぞれ導く2つの第1及び第2導入路124b、124cと、導入路124bの第1球導入口124baを開閉手段駆動装置12B(図5参照)の作動により開閉する開閉手段124dを備えている。導入路124aは、球入口121を通過して落下してくる遊技球を一旦受け、その後に遊技球を図示右方向へ転動させて振り分け位置Pまで導くように形成されている。
第1導入路124bは、振り分け位置Pに待機している遊技球を真下に落下させて第1入賞部122に導くように形成されている。第2導入路124cは、振り分け位置Pに待機している遊技球を斜め右下方に転動させて第2入賞部123に導くように形成されている。そして、拡大装置13近傍には、球入口121を通過した遊技球を検出して賞球を払出す入賞検出装置12aが配設され、第1導入路124bの第1球排出口124bb及び第2導入路124cの第2球導入口124caには、遊技球を検出する第1及び第2入賞検出装置12Aa、12Baが配設されている。
開閉手段124dは、導入路124aに配設されたソレノイド124daと、このソレノイド124daにより駆動されるシャッタ124dbを備えている。この開閉手段124dを適宜、図2(A)に示すように開けたり図2(B)に示すように閉じることにより、球入口121から導入路124aを経由して振り分け位置Pに来た遊技球を、第1球導入口124baまたは第2球導入口124caから第1導入路124bまたは第2導入路124cを経由して第1球排出口124bbまたは第2球排出口124cbへ振り分けることができる。すなわち、第1または第2特別図柄11a、11bの何れの図柄に係る第1または第2入賞部122、123に入賞するかを選択することができる。
以上のような構成の弾球遊技機1の遊技の概要を図1を参照して説明する。遊技者が弾球ハンドルを操作すると、遊技球が発射されガイドレール3に案内されて遊技盤面10の上方に放出される。遊技球は、風車2や釘等に接触して落下方向が変化しながら、一部は入賞口16に入り、入賞口16に入らなかった遊技球は、アウト口19に入る。遊技球が入賞口16に入賞すると、賞球払出口から例えば5球の賞球が遊技者に払い出される。
また、遊技球が作動ゲート17を通過すると、普通図柄表示部18における普通図柄の変動表示が開始される。そして、普通図柄表示部18が所定の図柄で停止表示すると、始動入賞装置12の拡大装置13が所定時間作動し、始動入賞装置12への入賞が容易となる。また、停止表示される普通図柄が上記以外の図柄であるときは、始動入賞装置12の拡大装置13は作動しないが、この場合でも始動入賞装置12への入賞は可能である。そして、普通図柄表示部18において普通図柄の変動中に遊技球が作動ゲート17を通過した場合には、その分の変動は保留されて順次実行される。
また、遊技球が、始動入賞装置12の球入口121を通過すると賞球払出口から例えば4球の賞球が遊技者に払い出されるとともに、振分装置124により第1入賞部122または第2入賞部123の何れかに選択的に振り分けられる。そして、図柄表示装置11において第1特別図柄11aまたは第2特別図柄11bと第1特別図柄11aまたは第2特別図柄11bに同期した装飾図柄11cが変動を開始する。そして、本実施形態の場合、2つの第1及び第2入賞部122、123を備えているので、合計8つまで図柄の変動を保留することができ、図柄表示装置11に表示される保留状態11dは、8つの保留を表す8つの表示部分で構成されている。
ここで、上記第1及び第2入賞部122、123の保留と、振分装置124による遊技球の第1入賞部122または第2入賞部123への振分との関係について説明し、次に、第1及び第2入賞部122、123の保留表示と、第1特別図柄11aまたは第2特別図柄11bと第1特別図柄11aまたは第2特別図柄11bに同期した装飾図柄11cの変動順序との関係について説明する。
先ず、上記第1及び第2入賞部122、123の保留と振分装置124による遊技球の第1入賞部122または第2入賞部123への振分との関係について説明する。例えば、第1及び第2入賞部122、123の何れにも保留に空きが有るときは、振分装置124による遊技球の第1入賞部122または第2入賞部123への振分は行わない。すなわち、開閉手段124dは開状態となり、球入口121から導入路124aを経由して振り分け位置Pに来た遊技球は、第1球導入口124baから第1導入路124bを経由して第1球排出口124bbへ転動し、第1入賞部122に入賞する。
また、第1入賞部122のみに空きがあるときも、開閉手段124dは開状態となり、球入口121から導入路124aを経由して振り分け位置Pに来た遊技球は、第1球導入口124baから第1導入路124bを経由して第1球排出口124bbへ転動し、第1入賞部122に入賞する。また、第2入賞部123のみに空きがあるときは、開閉手段124dは閉状態となり、球入口121から導入路124aを経由して振り分け位置Pに来た遊技球は、第2球導入口124caから第2導入路124cを経由して第2球排出口124cbへ転動し、第2入賞部123に入賞する。また、第1及び第2入賞部122、123の何れにも保留に空きが無いときは、第1入賞部122または第2入賞部123に空きが生じるまで待機状態となる。以上のような処理により、第1入賞部122または第2入賞部123への入賞率を変化させることができ、遊技の興趣性を高めることができる。なお、開閉手段124dを定期的に所定のタイミング毎に開閉させるようにしても良い。
次に、第1及び第2入賞部122、123の保留表示と、第1特別図柄11aまたは第2特別図柄11bと第1特別図柄11aまたは第2特別図柄11bに同期した装飾図柄11cの変動順序との関係について説明する。図4は、上記遊技球の保留状態11dの保留表示例と変動順序例を示す図である。同図(A)に示す保留表示は、2つの第1及び第2入賞部122、123の保留を左右に分けて表示して遊技者に報知する例である。すなわち、図示左側の4つの表示部分が第1入賞部122の保留状態11daを示し、図示右側の4つの表示部分が第2入賞部123の保留状態11dbを示す。なお、白抜きは保留している状態を示し、黒塗りは保留していない状態を示す。そして、同図(A)に示す変動順序は、(a)のときは1種類の保留しか存在しない場合、すなわち第1入賞部122のみしか保留していないので、第1入賞部122の第1特別図柄11aとそれに同期した装飾図柄11cを順次変動させる。
また、(b)のときは2種類の保留が存在するが一方の保留数が多い場合、すなわち2つの第1及び第2入賞部122、123ともに保留しているが、一方の第1入賞部122の保留数(3つ)が他方の第2入賞部123の保留数(2つ)より多いので、第1入賞部122の第1特別図柄11aとそれに同期した装飾図柄11cを先に変動させてしまい、その後に第2入賞部123の第2特別図柄11bとそれに同期した装飾図柄11cを変動させる。
これにより、保留の飽和状態が長引くことは無くなるので、いわゆる止め打ちによる稼動率の低下を防止することができる。また、保留数ではなく、保留順、すなわち先に保留された第1入賞部122または第2入賞部123の第1特別図柄11aまたは第2特別図柄11bを変動させるようにしても良い。これにより、遊技者は保留状態の動向が分かり易くなるので、適切な遊技方法を選択することができる。
また、(c)のときは2種類の保留が存在し保留数が同一の場合、すなわち2つの第1及び第2入賞部122、123ともに保留しており、一方の第1入賞部122の保留数(2つ)が他方の第2入賞部123の保留数(2つ)と同一なので、保留順、すなわち先に保留された第1入賞部122または第2入賞部123の第1特別図柄11aまたは第2特別図柄11bを変動させる。これにより、遊技者は保留状態の動向が分かり易くなるので、適切な遊技方法を選択することができる。
同図(B)に示す保留表示は、2つの第1及び第2入賞部122、123の保留を合わせて表示して種類を報知する例である。すなわち、保留順に左から表示するが、例えば第1入賞部122の場合は赤(斜線)で表示し、第2入賞部123の場合は青(白抜き)で表示する。そして、同図(B)に示す変動順序は、保留順、すなわち先に保留された第1入賞部122または第2入賞部123の第1特別図柄11aまたは第2特別図柄11bを変動させる。これにより、遊技者は保留状態を目視により即座に識別することができるので、無用な混乱を防止することができる。
同図(C)に示す保留表示は、2つの第1及び第2入賞部122、123の保留を合わせて表示するが種類を報知しない例である。すなわち、保留順に左から表示するが、第1入賞部122の場合も第2入賞部123の場合も同一色(白抜き)で表示する。そして、同図(C)に示す変動順序は、保留順、すなわち先に保留された第1入賞部122または第2入賞部123の第1特別図柄11aまたは第2特別図柄11bを変動させる。これにより、遊技者は保留状態の区別ができなくなるので、期待感が高まり興趣性を高めることができる。
以上のように図柄表示装置11において第1特別図柄11aまたは第2特別図柄11bと、第1特別図柄11aまたは第2特別図柄11bに同期した装飾図柄11cが変動を開始して、入賞時に決定された例えばハズレ、大当たりの中の1つに対応する第1特別図柄11aまたは第2特別図柄11bと、第1特別図柄11aまたは第2特別図柄11bに同期した装飾図柄11cで変動が停止する。
このとき停止表示される第1特別図柄11aまたは第2特別図柄11bと、第1特別図柄11aまたは第2特別図柄11bに同期した装飾図柄11cが大当たり図柄であるときは、特別遊技が実行され、先ず、普段は閉鎖している大入賞口15が開放される。そして、遊技球が大入賞口15に入賞すると、賞球払出口から例えば15球の賞球が遊技者に払い出される。この大入賞口15は、例えば開放してから30秒経過するか、10球の入賞があるかの何れかにより一旦閉鎖される。そして、この大入賞口15が開放されている間に、この大入賞口15の内部に設けられているVゾーンへの入賞があると、大入賞口15は一旦閉鎖した後、再度開放されるようになっている。
このような大入賞口15の開放及び閉鎖を単位特別遊技とすれば、特別遊技としての大当たりは、この単位特別遊技を複数回繰り返すことから成る。例えば、最大で15回(ラウンド)という固定された回数だけ単位特別遊技を繰り返せば特別遊技は終了するが、大入賞口15の開放中にVゾーンへの入賞が無かった場合にも特別遊技は終了する。特別遊技が終了すると、続いて確率変動遊技を実行するか否かの抽選が行われる。この抽選に当選すると、確率変動状態での遊技が実行される。
図5は、上記弾球遊技機1に係る機能を制御する装置のブロック図である。左側に遊技制御装置100の構成が示され、右側には始動入賞装置12、図柄表示装置11、アタッカーユニット14、作動ゲート通過検出装置17a、普通図柄表示部18、音声出力部4が示されている。左側の遊技制御装置100の各構成手段は、主に、ソフトウエア(プログラム)から構成され、右側の始動入賞装置12等は、主に、ハードウエアから構成されている。
遊技制御装置100の各構成手段は、始動入賞装置12に設けられた第1及び第2入賞検出装置12Aa、12Ba、アタッカーユニット14に設けられたVゾーン入賞検出器14b及び通常領域入賞検出器14cを含む入賞検出装置14a、作動ゲート通過検出装置17aからの検出信号に基づいて、後述する各種処理を行う。また、遊技制御装置100の各構成手段は、始動入賞装置12に設けられた拡大装置駆動源12A及び開閉手段駆動装置12B、アタッカーユニット14に設けられた大入賞口駆動源14dの制御処理を行う。
遊技制御装置100は、抽選処理手段110、図柄表示制御手段120、音声出力制御手段130、特別遊技制御手段140、確率変動遊技制御手段150を備えている。抽選処理手段110は、第1入賞判定手段111、第1変動図柄決定手段112と第2入賞判定手段113、第2変動図柄決定手段114及び開閉決定手段115を備えている。
第1入賞判定手段111は、第1入賞検出装置12Aaからの検出信号により、遊技球が第1入賞部122に入賞したか否かを判定する。第1変動図柄決定手段112は、第1入賞判定手段111からの判定結果により当選乱数を取得し、その当選乱数に基づいて図柄表示装置11の第1特別図柄11a及び装飾図柄11cに表示される変動図柄を決定する。開閉決定手段115は、第1入賞判定手段111からの第1入賞部122への入賞数にしたがって遊技球の保留状態を判定して、開閉手段124dを開状態とするか閉状態とするかを決定する。
同様に、第2入賞判定手段113は、第2入賞検出装置12Baからの検出信号により、遊技球が第2入賞部123に入賞したか否かを判定する。第2変動図柄決定手段114は、第2入賞判定手段113からの判定結果により当選乱数を取得し、その当選乱数に基づいて図柄表示装置11の第2特別図柄11b及び装飾図柄11cに表示される変動図柄を決定する。開閉決定手段115は、第2入賞判定手段112からの第2入賞部123への入賞数にしたがって遊技球の保留状態を判定して、開閉手段124dを開状態とするか閉状態とするかを決定する。
図柄表示制御手段120は、第1特別図柄表示制御手段121、第2特別図柄表示制御手段122、装飾図柄表示制御手段123、保留状態表示制御手段124、普通図柄表示制御手段125を備えている。第1特別図柄表示制御手段121は、第1変動図柄決定手段112で決定された変動特別図柄を図柄表示装置11の第1特別図柄11aに表示制御する。同様に、第2特別図柄表示制御手段122は、第2変動図柄決定手段114で決定された変動特別図柄を図柄表示装置11の第2特別図柄11bに表示制御する。装飾図柄表示制御手段123は、図柄表示装置11の第1特別図柄11aまたは第2特別図柄11bに表示制御する変動特別図柄に対応する変動装飾図柄を図柄表示装置11の装飾図柄11cに表示制御する。
なお、本実施形態では、第1及び第2特別図柄11a、11bに対応する装飾図柄11cについて共通の図柄(キャラクタ)及び変動態様を行うように設定している。そして、このように構成することにより装飾図柄11cの制御プログラムや図柄(キャラクタ)データを共通化でき、2の特別図柄11a、11b及び装飾図柄11cを制御する際に生じるデータ及びプログラムの容量増加を極力少なくしている。
保留状態表示制御手段124は、第1及び第2入賞判定手段111、112からの第1及び第2入賞部122、123への入賞数にしたがって、図柄表示装置11の保留状態11dを表示制御する。普通図柄表示制御手段125は、作動ゲート通過検出装置17aからの検出信号にしたがって、普通図柄表示部18を表示制御する。音声出力制御手段130は、音声出力部4を制御して遊技者に遊技状態等を報知する。
特別遊技制御手段140は、特別遊技実行判定手段141、サイクル遊技実行手段142、継続判定手段143、特別遊技終了判定手段144を備えている。特別遊技実行判定手段141は、第1及び第2変動図柄決定手段112、114からの決定信号に基づき特別遊技を実行するか否かの判定を実行する。サイクル遊技実行手段142は、特別遊技を構成する単位特別遊技を実行する。継続判定手段143は、単位特別遊技を継続させるか否かの判定を実行する。特別遊技終了判定手段144は、特別遊技を終了させるか否かの判定を実行する。確率変動遊技制御手段150は、確率変動遊技実行判定手段151を備え、特別遊技終了後に確率変動遊技を実行させるか否かの判定を実行する。
このような構成において、上記弾球遊技機1において遊技球が始動入賞装置12に入賞した時から確率変動遊技が実行され終了するまでの制御方法(動作)を、図6〜図12のフローチャートを参照して説明する。先ず、図6に示すように、一連の制御処理は、振分判定処理(ステップS1)、乱数取得条件判定処理(ステップS2)、図柄変動判定処理(ステップS3)、特別遊技制御処理(ステップS4)、確率変動遊技制御処理(ステップS5)より略構成される。
振分判定処理(ステップS1)は、遊技球の入賞保留状態により遊技球を振り分ける制御処理である。乱数取得条件判定処理(ステップS2)は、入賞した遊技球に基づいて乱数が取得され、遊技球の保留情報が生成される制御処理である。図柄変動判定処理(ステップS3)は、特別遊技を実行するか否かが決定され、対応する特別図柄及び装飾図柄の変動を実行させる制御処理である。特別遊技制御処理(ステップS4)は、ステップS2において特別遊技の実行が決定された場合に特別遊技を実行させる制御処理である。確率変動遊技制御処理(ステップS5)は、特別遊技終了後に抽選がされ、その抽選に当選した場合に開始される確率変動遊技を実行させる制御処理である。
図7は、ステップS1の振分判定処理のフローを示している。すなわち、遊技球の始動入賞装置12の球入口121の通過が検出されたら(ステップS10)、賞球カウンタに“4”が加算される(ステップS11)。そして、第1入賞部122の保留に空きが有るか否かが判定され(ステップS12)、第1入賞部122の保留に空きが有るときは、開閉手段124dが開状態とされて遊技球を第1入賞部122へ入賞させる(ステップS13)。
一方、ステップS12において、第1入賞部122の保留に空きが無いときは、さらに第2入賞部123の保留に空きが有るか否かが判定される(ステップS14)。そして、第2入賞部123の保留に空きが有るときは、開閉手段124dが閉状態とされて遊技球を第2入賞部123へ入賞させる(ステップS15)。一方、ステップS14において、第2入賞部123の保留に空きが無いときは、ステップS12に戻って上述した処理を繰り返す。
図8は、ステップS2の乱数取得条件判定処理のフローを示している。すなわち、遊技球の入賞が検出されたら、その入賞が第1入賞部122であるか否かが判定される(ステップS21)。そして、第1入賞部122への入賞であるときは、第1入賞部122の遊技球の保留数が読み込まれ(ステップS22)、一方、第2入賞部123への入賞であるときは、第2入賞部123の遊技球の保留数が読み込まれる(ステップS23)。
そして、第1または第2入賞部122、123の保留球が上限内であるか否かが判定され(ステップS24)、第1または第2入賞部122、123の保留球が上限内であるときは、第1または第2入賞部122、123の当選乱数及び演出決定乱数が取得される(ステップS25、S26)。そして、第1または第2入賞部122、123に対応する保留球数に“1”が加算され(ステップS27)、当該保留エリアに取得した当選乱数及び第1または第2入賞部122、123のどちらに入賞したかに関する情報が格納され(ステップS28)、これらの保留情報に基づいて保留表示部に保留情報を表示制御する(ステップS29)。
図9は、ステップS3の図柄変動判定処理のフローを示している。すなわち、第1及び第2入賞部122、123の保留球数の有無が判定され(ステップS30)、第1及び第2入賞部122、123の保留球数が有るときは、図柄変動を行うための図柄変動許可の判定が行われる(ステップS31)。そして、現在は図柄が変動していないときは図柄変動が許可され、遊技状態に応じた当たり判定テーブルが読み込まれる(ステップS32)。続いて、後述する保留消化決定処理が行われ(ステップS33)、当選乱数が当たりであるか否かが判定される(ステップS34)。
当選乱数が当たりであるときは、当たりフラグがオンされ(ステップS35)、演出決定乱数に応じた当たり変動パターンが決定され(ステップS361)、特別図柄及び装飾図柄に当たり図柄がセットされる(ステップS371)。一方、当選乱数が外れであるときは、演出決定乱数に応じた外れ変動パターンが決定され(ステップS362)、特別図柄及び装飾図柄に外れ図柄がセットされる(ステップS372)。そして、決定された当たり図柄または外れ図柄の変動パターンのコマンド及び第1特別図柄または第2特別図柄の何れを変動させるかを示す情報である変動特別図柄情報が送信される(ステップS38)。続いて、図柄変動禁止フラグがオンされて図柄変動禁止状態となり(ステップS39)、図柄変動タイマがゼロ(0)にセットされる(ステップS40)。
図10は、ステップS33の保留消化決定処理のフローを示している。この例は、図4(A)で示す場合の保留消化決定処理を示している。すなわち、第1及び第2入賞部122、123共に保留が有るか否かが判定され(ステップS331)、第1及び第2入賞部122、123共に保留が無いときは、保留が有る第1または第2入賞部122、123の保留球を消化することを決定する(ステップS332)。一方、第1及び第2入賞部122、123共に保留が有るときは、第1入賞部122の保留球数が第2入賞部123の保留球数以上であるか否かが判定される(ステップS333)。
そして、第1入賞部122の保留球数が第2入賞部123の保留球数以上であるときは、第1入賞部122の保留球を消化することを決定し(ステップS334)、第1入賞部122の保留球数が第2入賞部123の保留球数より少ないときは、第2入賞部123の保留球を消化することを決定する(ステップS335)。
図11は、ステップS4の特別遊技制御処理のフローを示している。先ず、単位特別遊技が開始される(ステップS41)。すなわち、アタッカーユニット14の大入賞口駆動源14dが駆動制御され大入賞口15の開放が開始される。そして、大入賞口15を開放させてから規定球数(例えば10球)が入賞したか、または規定時間(例えば30秒)が経過したか等により(ステップS42)、一旦大入賞口15の開放等が終了される(ステップS43)。
以上の単位特別遊技は、例えば最大15ラウンド連続するようになっているが、大入賞口15の開放中にVゾーンへの入賞が無かった場合には、そのラウンドで特別遊技は終了される。次に、上記ラウンドが最終ラウンドか否かが判定され(ステップS44)、このラウンドが最終ラウンドであるときは特別遊技は終了される。一方、ステップS44において、上記ラウンドが最終ラウンドではないときは、ステップS41に戻って続きのラウンドが開始される。
図12は、ステップS4の確率変動遊技制御処理のフローを示している。先ず、特別遊技が終了したか否かが判定される(ステップS51)。次に、確率変動遊技を実行するか否かが抽選される(ステップS52)。この抽選に当選すると、確率変動状態の設定が実行される(ステップS53)。ここで、確率変更状態とは、例えば普通図柄抽選確率を高確率に変更、始動入賞装置12の拡大時間の延長、図柄の変動時間の短縮等である。確率変動状態での遊技が実行された後(ステップS54)、確率変動状態を通常の状態に戻す処理がされる(ステップS55)。このように、特別遊技が実行される確率を変化させることで遊技が単調となるのを防止し、遊技者により多くの興趣を提供することが可能となる。
以上のように、本実施形態の弾球遊技機1によれば、始動入賞装置12は、遊技球が通過可能な1つの球入口121、この球入口121を通過した遊技球が入賞可能な2つの第1及び第2入賞部122、123、及びこれらの第1及び第2入賞部122、123の何れかに遊技球を選択的に振り分ける振分装置124を備え、第1及び第2入賞部122、123の入賞に対して決定される第1及び第2特別図柄11a、11bを所定の順番毎に択一的に選択して変動表示させるようにしている。したがって、遊技盤面10のスペースの効率化を図ることができるので、弾球遊技機1本来の遊技性である「遊技球の転動を楽しむ」ことが可能となる。また、振分装置124は、第1及び第2入賞部122、123における保留球の情報に基づいて駆動されることにより第1及び第2入賞部122、123への入賞率を変化させるので、偏った振り分けを防止して遊技の適正化を図ることができる。また、第1及び第2特別図柄11a、11bを個別に変動表示させるので、遊技者は変動する第1または第2特別図柄11a、11bをより確実に特定することができる。また、第1及び第2特別図柄11a、11bに係る遊技球の入賞の保留状態11dを逐次表示させるので、遊技者は遊技の進行状況を的確に捉えることができる。
また、保留状態11dが第1または第2特別図柄11a、11bのうち何れのものに係る保留であるかが識別可能に表示されるので、遊技者は入賞を狙う第1または第2入賞部122、123を特定して遊技することができる。また、第1及び第2特別図柄11a、11b、装飾図柄11c及び保留状態11dが1つの図柄表示装置11に表示されるので、図柄表示装置11を共通化して遊技スペースが圧迫されることを抑制することができ、弾球遊技機1本来の遊技性である「遊技球の転動を楽しむ」ことが可能となる。また、複数の第1及び第2入賞部122、123の入賞に対して決定される第1及び第2特別図柄11a、11bを所定の順番毎に択一的に選択して特別図柄表示部に変動表示させるとともに、第1及び第2特別図柄11a、11bに対して、1の装飾図柄表示部に択一的に装飾図柄11cを変動表示させている。したがって、複数の第1及び第2特別図柄11a、11bを有してしてもそれらが同時に変動することは無く、遊技者は変動する1つの装飾図柄11cのみを認識していれば良く、パチンコ遊技全体の複雑化を防止して遊技興趣を向上させることができる。また、遊技盤面10のスペースの効率化を図ることができるので、弾球遊技機1本来の遊技性である「遊技球の転動を楽しむ」ことが可能となる。
尚、上述した実施形態では、2つの第1入賞部122及び第2入賞部123とそれらへの振分装置124を備え、かつ、2つの第1特別図柄11a及び第2特別図柄11bの表示が可能な弾球遊技機1について説明したが、これに限定されるものではなく、3つ以上の入賞部とそれらへの振分装置を備え、かつ、3つ以上の特別図柄の表示が可能な弾球遊技機に対しても適用可能である。また、遊技球の保留状態11dは保留球を示す表示で説明したが、これに限定されるものではなく、例えば数字や文字、画像等の任意の表示であっても同様の作用効果を奏する。また、第1及び第2特別図柄11a、11bに対応する装飾図柄11cについて別個の図柄(キャラクタ)及び変動態様を行うように設定しても良く、このように構成すれば、装飾図柄11cの変動態様等から、どちらの特別図柄11a、11bに係る装飾図柄11cを変動しているかが容易に識別可能となる。
本発明は、遊技球を用いる弾球遊技機であれば、いわゆるパチンコ機のみならず、アレンジボール等他の弾球遊技機にも適用可能である。
本発明の実施形態に係る弾球遊技機の遊技盤面の外観を示す正面図である。 図1の弾球遊技機における始動入賞装置の詳細を示す平面図である。 図2の始動入賞装置の詳細を示す背面図及び側面図である。 図1の弾球遊技機における遊技球の保留状態の保留表示例と変動順序例を示す図である。 図1の弾球遊技機に係る機能を制御する装置のブロック図である。 図1の弾球遊技機に係る動作を説明するためのフローチャートである。 振分判定処理のフローチャートである。 乱数取得条件判定処理のフローチャートである。 図柄変動判定処理のフローチャートである。 保留消化決定処理のフローチャートである。 特別遊技制御処理のフローチャートである。 確率変動遊技制御処理のフローチャートである。
符号の説明
1 弾球遊技機、2 風車、3 ガイドレール、10 遊技盤面、11 図柄表示装置、11a 第1特別図柄、11b 第2特別図柄、11c 装飾図柄、11d 保留状態、12 始動入賞装置、121 球入口、122 第1入賞部、123 第2入賞部、124 振分装置、124d 開閉手段、12Aa 第1入賞検出装置、12Ba 第2入賞検出装置、12A 拡大装置駆動源、12B 開閉手段駆動装置、13 拡大装置、14 アタッカーユニット、14a 入賞検出装置、14b Vゾーン入賞検出器、14c 通常領域入賞検出器、14d 大入賞口駆動源、15 大入賞口、16 入賞口、17 作動ゲート、17a 作動ゲート通過検出装置、18 普通図柄表示部、19 アウト口、100 遊技制御装置、110 抽選処理手段、111 第1入賞判定手段、112 第1変動図柄決定手段、113 第2入賞判定手段、114 第2変動図柄決定手段、115 開閉決定手段、120 図柄表示制御手段、121 第1特別図柄表示制御手段、122 第2特別図柄表示制御手段、123 装飾図柄表示制御手段、124 保留図柄表示制御手段、125 普通図柄表示制御手段、130 音声出力制御手段、140 特別遊技制御手段、141 特別遊技実行判定手段、142 サイクル遊技実行手段、143 継続判定手段、144 特別遊技終了判定手段、150 確立変動遊技制御手段、151 確率変動遊技実行判定手段

Claims (4)

  1. 遊技盤面に設けられ、遊技球が通過可能な1つの球入口、当該球入口を通過した前記遊技球が入賞可能な少なくとも第1及び第2の入賞部、及び当該第1又は第2の入賞部の何れかに前記遊技球を選択的に振り分ける振分装置を有する始動入賞装置と、
    前記遊技球が前記各入賞部に入賞する毎に乱数を取得し、当該乱数に基づき前記遊技盤面に設けられた可変入賞口を入賞容易とする特別遊技を実行するか否かを判定し、当該特別遊技を実行するときは所定の特別図柄を決定する図柄変動判定手段と、
    前記各入賞部の入賞に対して前記図柄変動判定手段により決定される各特別図柄を所定の順番毎に択一的に選択して特別図柄表示部に変動表示させて停止表示させる図柄変動演出を制御する図柄表示制御手段と、
    前記図柄表示制御手段により停止表示された前記特別図柄が予め定められた当たり図柄であるときに、前記特別遊技を行わせる特別遊技制御手段とを備え
    前記振分装置は、前記第1又は第2の入賞部のうち保留の空きがある何れかの入賞部に前記遊技球を優先的に振り分けることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記振分装置は、前記第1及び第2の入賞部の何れにも保留に空きが無いときは、第1又は第2の入賞部の何れかに空きが生じるまで待機状態となることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記各特別図柄は、個別に変動表示されることを特徴とする請求項1または2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記図柄表示制御手段は、前記各特別図柄を所定の順番毎に択一的に選択して前記特別図柄表示部に変動表示させるとともに、前記各特別図柄に対して、1の装飾図柄表示部に択一的に装飾図柄を変動表示させることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の弾球遊技機。
JP2004175865A 2004-06-14 2004-06-14 弾球遊技機 Expired - Fee Related JP4707168B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004175865A JP4707168B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004175865A JP4707168B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005349105A JP2005349105A (ja) 2005-12-22
JP4707168B2 true JP4707168B2 (ja) 2011-06-22

Family

ID=35584040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004175865A Expired - Fee Related JP4707168B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4707168B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4837383B2 (ja) * 2006-01-18 2011-12-14 株式会社三共 遊技機
JP2008119037A (ja) * 2006-11-08 2008-05-29 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP4649442B2 (ja) * 2007-05-08 2011-03-09 株式会社三共 遊技機
JP5234242B2 (ja) * 2007-05-31 2013-07-10 株式会社三洋物産 遊技機
JP5447752B2 (ja) * 2007-06-29 2014-03-19 株式会社三洋物産 遊技機
JP2010104564A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Sammy Corp 球振分けユニット
JP4657353B2 (ja) * 2009-04-21 2011-03-23 株式会社三共 遊技機
JP5111596B2 (ja) * 2010-11-22 2013-01-09 株式会社三共 遊技機
JP5873644B2 (ja) * 2011-04-20 2016-03-01 株式会社平和 遊技機
JP5761538B2 (ja) * 2013-12-26 2015-08-12 株式会社三洋物産 遊技機
JP6094521B2 (ja) * 2013-12-28 2017-03-15 株式会社三洋物産 遊技機
JP6282242B2 (ja) * 2015-03-05 2018-02-21 株式会社平和 遊技機
JP2015178030A (ja) * 2015-06-12 2015-10-08 株式会社三洋物産 遊技機
JP6468452B2 (ja) * 2017-07-05 2019-02-13 株式会社三洋物産 遊技機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001259141A (ja) * 2000-03-15 2001-09-25 Ace Denken:Kk 遊技機
JP2003093656A (ja) * 2001-09-20 2003-04-02 Samii Kk 弾球遊技機
JP2003230711A (ja) * 2002-02-08 2003-08-19 Ace Denken:Kk 遊技機
JP2003334333A (ja) * 2002-05-21 2003-11-25 Sansei R & D:Kk 遊技機
JP2004121729A (ja) * 2002-10-07 2004-04-22 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ遊技機

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001259141A (ja) * 2000-03-15 2001-09-25 Ace Denken:Kk 遊技機
JP2003093656A (ja) * 2001-09-20 2003-04-02 Samii Kk 弾球遊技機
JP2003230711A (ja) * 2002-02-08 2003-08-19 Ace Denken:Kk 遊技機
JP2003334333A (ja) * 2002-05-21 2003-11-25 Sansei R & D:Kk 遊技機
JP2004121729A (ja) * 2002-10-07 2004-04-22 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005349105A (ja) 2005-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005342249A (ja) 弾球遊技機
JP4707168B2 (ja) 弾球遊技機
JP4873524B2 (ja) 弾球遊技機
JP2006006723A (ja) 弾球遊技機
JP2003070971A (ja) スロットマシン
JP2007159861A (ja) 遊技機
JP4993161B2 (ja) 弾球遊技機
JP4919224B2 (ja) 弾球遊技機
JP5180062B2 (ja) 遊技機
JP2001334041A (ja) 弾球遊技機
JP4878315B2 (ja) 弾球遊技機
JP2005287637A (ja) 弾球遊技機
JP2017170256A (ja) 弾球遊技機
JP5020688B2 (ja) 遊技機
JP2008073258A (ja) 弾球遊技機
JP5441107B2 (ja) 弾球遊技機
JP6181245B2 (ja) 遊技機
JP5596212B2 (ja) 遊技機
JP2004236750A (ja) 遊技機
JP7245718B2 (ja) 遊技機
JP5336280B2 (ja) 遊技機
JP5246766B2 (ja) 遊技機
JP5008098B2 (ja) 弾球遊技機
JP2010035698A (ja) 遊技機
JP4793812B2 (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100805

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110223

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110314

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140325

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees