JP4706514B2 - エンジンの排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排気通路に排気ガス中の微粒子を捕集するフィルタを備えたエンジンの排気浄化装置に関するものである。
従来より、ディーゼルエンジンの排気系には、該エンジンの気筒内の燃焼室から排出される排気微粒子(微粒子)を捕集するためのフィルタが設けられており、このフィルタを再生する手段として、例えば特許文献1に示すように、上記フィルタの排気上流側に配設された酸化触媒に未燃燃料を供給し、その触媒反応熱によって排気温度を高温にすることで上記フィルタに捕集された排気微粒子を燃焼除去するようにしたものが知られている。
より詳しくは、上記フィルタの上流側及び下流側にそれぞれ圧力センサが設けられていて、該圧力センサによって検出された圧力差が所定値以上の場合には、フィルタに一定量以上の排気微粒子が捕集されているものとして、通常の燃料噴射時期(圧縮行程の上死点付近)とは別に、排気弁が閉止する直前に気筒内の燃焼室へ燃料噴射(副噴射)を行う(フィルタ再生制御)ようにしている。これにより、燃料は未燃のまま燃焼室外に排出された後、酸化触媒に流入して、酸化される(燃焼)ため、該酸化触媒よりも下流側に位置するフィルタには極めて高温の排気ガスが流入し、この排気ガスの熱によってフィルタに捕集された排気微粒子が焼却されて、フィルタが再生されるようになっている。
特開平8−42326号公報
ところで、上述のような構成のものでは、フィルタに捕集されている排気微粒子量が基準量以下になると、上記副噴射を止めて高温の排気ガスによるフィルタ再生を終了するようにしているが、図4に示すように、一般的に、フィルタ再生にかかる時間は極めて長く、その間に副噴射される燃料も多いため、このフィルタ再生によって燃費が悪化してしまうという問題があった。
本発明は、斯かる点に鑑みて、副噴射によってフィルタ再生を行うエンジンの排気浄化装置において、フィルタ再生を行いつつ燃費の向上を図ることにある。
上記目的を達成するために、発明では、上記図4に示すように、フィルタは、フィルタ再生制御における副噴射の停止後でも、或る程度の期間は余熱により高温状態に保たれる点に着目し、フィルタの余熱によって燃焼される排気微粒子の燃焼量(余熱燃焼量)を考慮して副噴射の停止時期を早めるようにした。
具体的には、請求項1の発明では、排気ガス中の微粒子を捕集するフィルタと、排気ガスの酸化反応を促すことで上記フィルタを加熱する酸化触媒と、上記フィルタに捕集される微粒子量に関連するパラメータ値を検出する第1パラメータ値検出手段と、エンジンの気筒内燃焼室に噴射される燃料の噴射量及び噴射時期を制御する噴射制御手段と、上記第1パラメータ値検出手段の検出結果に基づいて、上記フィルタに捕集された微粒子量が所定量以上であれば、圧縮行程上死点付近で噴射される主噴射に続いて、膨張行程若しくは排気行程で副噴射を追加して行うことにより上記フィルタに捕集された微粒子を燃焼させる再生手段と、を備えたエンジンの排気浄化装置を対象とする。
そして、上記フィルタの温度に関連するパラメータ値を検出する第2パラメータ値検出手段と、上記第2パラメータ値検出手段によって検出された上記フィルタの温度と、各フィルタ温度における微粒子燃焼量がマップ状に記憶されたデータとに基づいて、上記再生手段による副噴射を停止したときに上記フィルタの余熱で燃焼する微粒子の余熱燃焼量を算出する算出手段と、上記所定量よりも少ない微粒子量を基準量として予め設定する基準量設定手段と、上記基準量、上記余熱燃焼量及び上記第1パラメータ値検出手段により検出される微粒子量に基づいて、上記再生手段による副噴射を停止した後に上記フィルタに捕集されている微粒子量が上記基準量以下になるように該副噴射の停止時期を算出する停止時期算出手段と、をさらに備えているものとする。
この構成により、フィルタに捕集されている排気ガス中の微粒子がフィルタ再生の開始条件値である所定量以上になった場合には、燃料噴射制御手段による圧縮行程上死点付近での燃料の主噴射の後、続く膨張行程ないし排気行程でも再生手段によって燃料の後噴射を行うことで、その燃料が未燃燃料として酸化触媒に流入し、酸化されて燃焼することによって排気ガスの温度が高温状態となり、これにより、フィルタに捕集された排気微粒子が燃焼除去される(フィルタ再生)。
そして、上記フィルタの温度に基づいてフィルタの余熱で燃焼する微粒子の余熱燃焼量を算出するとともに、該余熱燃焼量や第1パラメータ値検出手段により検出される微粒子量に基づいてフィルタに捕集されている微粒子量が予め設定された基準量以下になるように再生手段による副噴射の停止時期を決めるようにしたため、フィルタの余熱による燃焼分も考慮して副噴射を早めに停止することができ、燃費の向上を図れる。
上述の構成において、上記算出手段は、上記再生手段による副噴射を停止したときの上記フィルタの温度が高いほど微粒子の燃焼量が多くなるように上記余熱燃焼量を算出するのが好ましい(請求項2の発明)。フィルタの余熱の温度が高いほど、その余熱によって燃焼する微粒子量は多くなるため、その分、算出手段によって算出される余熱燃焼量を多くすることで、より早く再生手段による副噴射を停止することができ、これによりさらなる燃費の向上を図れる
以上のように、発明によると、フィルタの温度に基づいて該フィルタの余熱によって燃焼する微粒子量(余熱燃焼量)を算出するとともに、該余熱燃焼量を考慮して再生手段による副噴射の停止時期を早めるようにしたため、フィルタの余熱によって行われるフィルタ再生分だけ、フィルタ再生のための燃料噴射量を減らすことができ、燃費を向上することができる。特に、上記余熱燃焼量を、フィルタの温度が高いほど多くなるように計算することで、該フィルタの温度が高く、その余熱によって多くの微粒子を燃焼させることができる場合には副噴射をより早い時期に停止させることができ、さらに燃費を向上することができる
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係るエンジンの排気浄化装置を備えたエンジン制御システムEの概略構成を示しており、このエンジンシステムEは、ディーゼルエンジン(以下、エンジンという)10と、外部から吸入される空気が流通する吸気管30と、上記エンジン10から排出される排気ガスが流通する排気管40と、コンプレッサ51とタービン52とが同軸上で連結されたターボ過給機50と、上記エンジン10を含む各車両機器の制御を行う制御装置(ECU)70と、を備えている。
上記エンジン10は、内部に吸気ポート11a及び排気ポート11bが形成されたシリンダヘッド11と、シリンダブロック12とを備え、このシリンダブロック12に形成されたシリンダ13(気筒)にピストン14が嵌挿されており、該シリンダ13内において、シリンダヘッド11及びピストン14に囲まれた空間には、燃焼室18が形成されている。また、上記エンジン10は、該燃焼室18内に燃料を噴射するインジェクター15と、空気を該燃焼室18内に吸入するための吸気弁16と、燃焼ガスを該燃焼室18外へ排出するための排気弁17とを有している。
上記インジェクター15は、燃料供給管19を介してコモンレール20に連結されていて、該燃料供給管19及びコモンレール20を介して燃料タンク(図示せず)から燃料が供給されるように構成されている。上記コモンレール20には、該コモンレール20内の燃料圧を検出するコモンレール圧センサ21が配設されている。
なお、上記エンジン10には、エンジン10の冷却水の温度を検出するエンジン水温センサ22やエンジン回転速度Nを検出するクランク角センサ23(第1パラメータ値検出手段)等も設けられている。
一方、上記吸気管30は吸気マニホールド(図示せず)を介して吸気ポート11aにつながっていて、該吸気管30の入口付近にはエアクリーナー31が設けられている。そして、このエアクリーナー31よりも下流側の部分には、上流側から順に吸気量センサ32、ターボ過給機50のコンプレッサ51、インタークーラー33、吸気絞り弁34、吸気温度センサ35、及び吸気圧力センサ36が配設されている。
上記吸気量センサ32は、エンジン10に吸入される空気の量を検出するためのものであり、上記ターボ過給機50は過給効率が可変とされた可変ターボである。また、上記吸気温度センサ35及び吸気圧力センサ36は、それぞれ、吸入した空気の温度及び圧力を検出するためのものである。
上記排気管40は、排気マニホールド(図示せず)を介して排気ポート11bにつながっていて、該排気管40には、上流側から順にターボ過給機50のタービン52、第1排気温度センサ41、酸化触媒部42、第2排気温度センサ43、第1排気圧力センサ44(第1パラメータ値検出手段)、ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF,以下、フィルタという)45、第2排気圧力センサ46(第1パラメータ値検出手段)、及び第3排気温度センサ47(第2パラメータ値検出手段)が配設されている。ここで、上記酸化触媒部42は、白金又は白金にパラジウムを加えたもの等を担持した酸化触媒42aを備えていて、少なくとも、排気ガス中のCO及びHCが酸化されてCO及びHOが生成される反応を促すものである。また、上記フィルタ45は、排気ガス中の微粒子(PM:パティキュレート、黒煙などの有害物質)を捕集するためのものである。なお、この実施形態では、酸化触媒部42とフィルタ45とを別々に設けているが、この限りではなく、該フィルタ45に酸化触媒機能を持たせて、上記酸化触媒部42を省略してもよいし、酸化触媒機能を有するフィルタ45及び酸化触媒部42の両方を設けてもよい。
上記第1排気温度センサ41は、酸化触媒部42に流入する直前の排気ガスの温度を検出するためのものであり、第2排気温度センサ43及び第3排気温度センサ47は、フィルタ45に流入する直前及び該フィルタ45から流出した直後の排気ガスの温度T1,T2をそれぞれ検出するためのものである。詳しくは後述するが、上記制御装置70では、上記第2排気温度センサ43によって検出された排気ガス温度T1に基づいて、フィルタ再生中のフィルタ45での排気微粒子の燃焼量M3を算出する一方、上記第3排気温度センサ47によって検出された排気ガス温度T2に基づいて、燃料の副噴射を停止した後のフィルタ45の余熱による排気微粒子の燃焼量M4(余熱燃焼量)を算出するようになっている。
上記第1排気圧力センサ44及び第2排気圧力センサ46は、フィルタ45に流入する直前及び該フィルタ45から流出した直後の排気ガスの圧力(フィルタに捕集される微粒子量に関連するパラメータ値)をそれぞれ検出するものであり、後述するように、上記制御装置70で、該排気圧力センサ44,46の各検出値からフィルタ45の上下流間の差圧ΔPを求めて、該フィルタ45に捕集された排気微粒子量M1(以下、フィルタ捕集量)を算出する。このとき、上記制御装置70は、その差圧ΔPが大きいほど、フィルタ捕集量M1が多いと判断する。
上記吸気管30における吸気圧力センサ36の下流側の部分と排気管40におけるタービン52の上流側の部分とは、排気ガス再循環管(以下、EGR管という)60を介して連結されている。このEGR管60には、上流側から順に冷却装置61及びEGR制御弁62が配設されている。上記冷却装置61は、その内部に冷却水を導くことによって、EGR管60内を流れる再循環排気ガスを冷却するものである。
上記制御装置70は、図2に示すように、上述の各センサ22,…からの信号入力に応じて、インジェクター15、吸気絞り弁34、ターボ過給機50、EGR制御弁62等を制御するもので、具体的な構成は図示しないが、制御信号の入出力を行う入出力部、データ等を記憶する記憶部(ROM、及びRAM等)、中央処理装置部(CPU)及びタイマカウンタ等を備えている。そして、この制御装置70によるインジェクター15を用いた燃料噴射制御には、エンジン出力発生のために気筒13の圧縮行程上死点付近で燃料を噴射する主噴射制御と、フィルタ45の再生のための後噴射(副噴射)制御とがある。
主噴射制御は、基本的にはエンジン回転速度Nとエンジン負荷とに基づいて行われ、さらにエンジン水温や吸気温度等に基づいて補正される。なお、エンジン負荷については、アクセル開度θ(アクセルペダルの踏み込み量)を検出するアクセル開度センサ24(図2にのみ図示する)から上記制御装置70への入力信号に基づいて求められる。そして、この主噴射制御のために、上記制御装置70には、燃焼室18への燃料噴射量及び燃料噴射時期を制御する燃料噴射制御手段71が備えられている。
後噴射制御、すなわちフィルタ再生制御は、上記第1及び第2排気圧力センサ44,46、クランク角センサ23、第1〜第3排気温度センサ41,43,47、アクセル開度センサ24等からの出力に基づいて行われる。このフィルタ再生制御のために、上記制御装置70には、フィルタ捕集量算出手段77、再生手段72及び停止時期算出手段73が備えられている。
上記フィルタ捕集量算出手段77は、上記排気圧力センサ44,46で検出されたパラメータ値としての排気圧力からフィルタ45の上下流間の差圧ΔPを求めて、この差圧ΔPに基づいて排気微粒子のフィルタ捕集量M1を算出するように構成されている。
上記再生手段72は、上記フィルタ捕集量算出手段77によって算出されるフィルタ捕集量M1が所定量以上である場合に、膨張行程若しくは排気行程で上記インジェクター15を作動させて、酸化触媒部42に未燃燃料が供給されるように燃料を噴射(副噴射)するフィルタ再生制御を実行する。このフィルタ再生制御における燃料噴射は、エンジンの運転状態に応じて燃料噴射量及び燃料噴射時期が設定されるようになっている。
この再生手段72によって、フィルタ再生は以下のとおり行われる。
まず、フィルタ捕集量M1が開始条件である所定量以上である場合に、圧縮行程上死点近傍における燃焼室18への燃料の主噴射の後、続く膨張行程若しくは排気行程でインジェクター15に燃焼室18内へ燃料を噴射(後噴射)させる。
そして、この後噴射によって燃焼室18内へ噴射された燃料は、未燃状態で酸化触媒部42へ流れ、該酸化触媒部42で、燃料中の未燃HCが酸化して反応熱が発生し、その酸化反応熱によって排気ガスが昇温される。この排気ガスはフィルタ45に流入してフィルタ45を加熱する。その結果、該フィルタ45に捕集されている排気微粒子が燃焼して(微粒子の着火温度は、例えば600℃である)、フィルタ45が再生する。
上記停止時期算出手段73は、上記再生手段72によるフィルタ再生制御の燃料噴射(副噴射)の停止時期を決めるものであり、上記フィルタ捕集量算出手段77によって算出されたフィルタ捕集量M1に加えて、上記制御装置70に備えられている各手段、すなわち、エンジン10から排出される排気微粒子量M2を算出する微粒子排出量算出手段74、フィルタ45での排気微粒子の燃焼量M3を算出する微粒子燃焼量算出手段75、上記再生手段73による副噴射を停止してからフィルタ45の余熱によって燃焼する微粒子量M4(余熱燃焼量)を算出する余熱燃焼量算出手段76及び上記フィルタ45の微粒子量の目標値となる基準量を設定する微粒子基準量設定手段77、からの出力を用いて副噴射の停止時期を決めるように構成されている。
ここで、上記微粒子排出量算出手段74は、クランク角センサ23及びアクセル開度センサ24からの出力に基づいてエンジン10から排出される排気微粒子量M2を算出するように構成されている。一般的に、上記アクセル開度センサ24によって検出されるアクセル開度θが大きいほど排気微粒子量M2は多くなり、また上記クランク角センサ23によって検出されるエンジン回転速度Nが高回転速度域若しくは低回転速度域の場合にも、エンジン10から排出される排気微粒子量M2は多くなる。一方、上記エンジン回転速度Nが中間の回転速度域である場合には、エンジン10から排出される排気微粒子量M2は少なくなる。
また、上記微粒子燃焼量算出手段75は、上記フィルタ45の上流側に位置する第2排気温度センサ43の出力に基づいて、該フィルタ45における微粒子の燃焼量M3を算出するもので、該フィルタ45の上流側の排気ガス温度T1が高いほど該フィルタ45での微粒子燃焼量M3は多くなる。
さらに、上記余熱燃焼量算出手段76は、上記フィルタ45の下流側に位置する第3排気温度センサ47の出力に基づいて該フィルタ45の余熱による排気微粒子の燃焼量M4を予測するものであり、各フィルタ温度における微粒子燃焼量のデータがマップ状に記憶されていて、副噴射終了時のフィルタ45の温度によってその後の微粒子燃焼量M4を予測できるようになっている。
そして、これらの各手段74〜78による算出結果及び設定内容を用いて、上記停止時期算出手段73では、以下のようにして再生手段72による副噴射の停止時期が決められる。
まず、上記フィルタ捕集量算出手段77で上記排気圧力センサ44,46の出力に基づいて求められた排気微粒子のフィルタ捕集量M1に、上記微粒子排出量算出手段74によって算出されたエンジン10から排出される排気微粒子量M2を足して、フィルタ再生制御を行わなかった場合にフィルタ45内に存在する総排気微粒子量(M1+M2)を求める。そして、この総排気微粒子量(M1+M2)から、上記微粒子燃焼量算出手段75によって算出されるフィルタ再生制御中のフィルタ45での微粒子燃焼量M3を引いて、フィルタ再生制御中のフィルタ45における排気微粒子量(M1+M2−M3)を求める。さらに、上記余熱燃焼量算出手段76によって、その時点で副噴射を停止した場合にフィルタ45の余熱により燃焼すると予測される微粒子量(余熱燃焼量)M4を、上記フィルタ再生制御中のフィルタ45における排気微粒子量(M1+M2−M3)から引いて、余熱燃焼後の排気微粒子量((M1+M2−M3)−M4)を求める。そして、この余熱燃焼後の排気微粒子量((M1+M2−M3)−M4)が、上記微粒子基準量設定手段77によって設定された基準量以下になるときを副噴射の停止時期とする。これにより、上記再生手段72は、この停止時期に合わせて副噴射を停止することになる。なお、上記基準量は、好ましくはゼロであるが、これに限らず、フィルタ再生の開始条件である上記所定量よりも小さければどのような値に設定してもよい。
以上の構成により、従来のように、排気微粒子のフィルタ捕集量が基準量以下になるまでフィルタ再生制御における副噴射を継続して行うことなく、フィルタ45の余熱によって排気微粒子が燃焼する分を考慮して早めに副噴射を停止することができるため、フィルタ再生用に噴射する燃料量を少なくすることができ、その分、燃費を向上することができる。
−再生制御−
次に、図3に示すフローチャートを用いながら、本実施形態に係るフィルタ再生制御及びその停止制御について説明する。まず、この図3のフローがスタートとする(スタート)と、ステップSA1では、各センサ23,24,43,47,44,46から出力信号を取り込んで、エンジン回転速度N、アクセル開度θ、フィルタ45の上下流間の差圧ΔP、フィルタ45の上流排気温度T1及び下流排気温度T2を、それぞれ求める。続くステップSA2では、上記差圧ΔPに基づいて上記フィルタ45に捕集されている排気微粒子量(フィルタ捕集量)M1を算出する。
次に、ステップSA3において、上記ステップSA2で求めたフィルタ捕集量M1が、フィルタ再生を開始するための条件値である所定量以上かどうかを判定し、この判定でフィルタ捕集量M1が所定量よりも小さいと判定された場合(NOの場合)には、フィルタ再生が不要なため、ステップSA12に進んでフィルタ再生実行フラグがオンになっているか否かを判定する。なお、このステップSA12でフィルタ再生実行フラグがオンになっていると判定された場合(YESの場合)には後述するステップSA5以降に進んでフィルタ再生を実行する一方、フィルタ再生実行フラグがオンになっていないと判定された場合(NOの場合)には、フィルタ再生を行う必要がないため、そのままこのフローを終了してスタートに戻る(リターン)。
上記ステップSA3においてフィルタ捕集量M1が所定量以上であると判断された場合(YESの場合)には、ステップSA4以降に進んでフィルタ再生を行う。詳しくは、ステップSA4でフィルタ再生制御の実行中であることを示すフィルタ再生実行フラグを立てた後、続くステップSA5で燃焼室18内に膨張行程若しくは排気行程で燃料を追加噴射(後噴射)して、フィルタ45の再生を行う。
上記ステップSA5で副噴射を行った後は、ステップSA6以降に進んで、フィルタ45の余熱によって残りの排気微粒子を燃焼可能かどうか判定することでフィルタ再生制御における燃料噴射の停止時期がどうかを判断する。
まず、ステップSA6では、上記ステップSA1で求められたエンジン回転速度N及びアクセル開度θに基づいてエンジン10から排出される排気微粒子量M2を算出する。ここで、アクセル開度θが大きいほど排気微粒子量M2は多くなり、またエンジン回転速度Nが高回転速度域若しくは低回転速度域の場合でも、エンジン10から排出される排気微粒子量M2は多くなる。一方、上記エンジン回転速度Nが中間の回転速度域である場合には、エンジン10からの排気微粒子量M2は少なくなる。
そして、上記ステップSA6に続くステップSA7では、上記ステップSA1で求められたフィルタ45の上流排気温度T1に基づいて、該フィルタ45での排気微粒子の燃焼量M3が算出される。この微粒子燃焼量M3は、例えば、排気ガス温度に対するフィルタ45での排気微粒子の燃焼量を実験的に求めてマップ状に記憶されたデータベースから読み取ることによって求められる。また、上記ステップSA7に続くステップSA8では、上記ステップSA1で得られたフィルタ45の下流排気温度T2に基づいて、副噴射が停止した場合の該フィルタ45の余熱による排気微粒子の燃焼量M4(余熱燃焼量)が算出される。この燃焼量M4も、上述の燃焼量M3と同様、例えば、実験的に求められたデータベースを用いて算出される。
さらに、ステップSA9では、上記ステップSA2で求められたフィルタ捕集量M1、上記ステップSA6で求められたエンジン10から排出される排気微粒子量M2、上記ステップSA7で求められたフィルタ再生中のフィルタ45での排気微粒子の燃焼量M3及び上記ステップSA8で求められたフィルタ45の余熱による排気微粒子の燃焼量M4に基づいて、フィルタ再生制御における副噴射の停止時期を決める。すなわち、上記フィルタ捕集量M1にエンジン10から排出される排気微粒子量M2を足して、フィルタ45で微粒子が燃焼していない場合の該フィルタ45における総排気微粒子量(M1+M2)を求めるとともに、該総排気微粒子量(M1+M2)からフィルタ再生中のフィルタ45での排気微粒子の燃焼量M3を引いて、フィルタ再生制御による排気微粒子の低減量を考慮する。そして、フィルタ再生制御における副噴射を停止したときのフィルタ45の余熱による排気微粒子の燃焼量M4をさらに引くことで、フィルタ再生制御終了後のフィルタ45における最終的な排気微粒子量((M1+M2−M3)−M4)を求める。このフィルタ45の余熱による微粒子燃焼分も考慮した排気微粒子量が、予め設定された基準量以下であれば(YESの場合)、フィルタ再生制御における副噴射の停止時期であると判断する一方、該基準量よりも大きければ(NOの場合)、まだフィルタ再生制御における副噴射の停止時期ではないと判断する。
上記ステップSA9において副噴射の停止時期であると判断した場合(YESの場合)に進むステップSA10では、上記ステップSA4で立てたフィルタ再生実行フラグをオフにして、続くステップSA11で副噴射を停止する。そして、上記ステップSA11で副噴射を停止した後はスタートに戻って(リターン)、再びこのフローがスタートする。一方、上記ステップSA9において副噴射の停止時期ではないと判断した場合(NOの場合)には、このフローを終了してスタートに戻る(リターン)。
以上より、本実施形態によれば、フィルタ捕集量M1、エンジンから排出される排気微粒子量M2及びフィルタ45での排気微粒子の燃焼量M3をそれぞれ算出するとともに、フィルタ45の温度T2に基づいて副噴射を停止した後の該フィルタ45の余熱による排気微粒子の燃焼量M4を算出し、この余熱による微粒子燃焼量M4を考慮してフィルタ再生制御における副噴射を早めに停止するようにしたため、副噴射される燃料量を確実に低減することができ、燃費の向上を図れる。しかも、上述のように、現時点における各微粒子量を算出するだけでなく、副噴射停止後のフィルタ45の余熱による微粒子燃焼量も予測することで、フィルタ再生制御における副噴射を早めに停止した場合でも、フィルタ再生後のフィルタ捕集量M1を予め定めた基準量以下に制御することが可能になる。
また、上記フィルタ45の余熱による排気微粒子の燃焼量M4は、副噴射を停止したときのフィルタ45の温度が高いほど多くなるように算出されるため、該フィルタ45の温度が高い場合には副噴射をより早く停止することができ、燃費をさらに向上することができる。
参考実施形態
参考実施形態は、図5及び図6に示すように、フィルタ45に捕集されている微粒子量が規定量以下になったときの該フィルタ45の温度に基づいて副噴射の停止時期を決めるようにしたものである。そのため、上述の実施形態とは、排気微粒子量を算出する各算出手段73〜77や設定手段78の代わりに、フィルタ45に捕集されている微粒子量が規定量以下になったかどうかを判定する規定量判定手段及びフィルタ45による余熱燃焼が可能かどうかを判定する余熱燃焼手段が設けられている点が異なるだけなので、実施形態と異なる部分について以下で詳しく説明する。
すなわち、本参考実施形態における制御装置80は、図5に示すように、上述の実施形態の制御装置70と同様、各センサ22,…からの信号入力に応じて、インジェクター15、吸気絞り弁34、ターボ過給機50、EGR制御弁62等を制御するもので、インジェクター15を用いた燃料噴射制御には、エンジン出力発生のために気筒13の圧縮行程上死点付近で燃料を噴射する主噴射制御と、フィルタ45の再生のための後噴射(副噴射)制御とがある。
そして、上記制御装置80には、この主噴射制御のために、燃焼室18への燃料噴射量及び燃料噴射時期を制御する燃料噴射制御手段81が備えられているとともに、後噴射制御、すなわちフィルタ再生制御のために、フィルタ捕集量算出手段85、再生手段82、規定量判定手段83及び余熱燃焼判定手段84が備えられている。なお、この再生手段82は、余熱燃焼判定手段84の判定結果に基づいて副噴射を停止する点以外は、上述の実施形態と同じ構成であり、上記フィルタ捕集量算出手段85の構成も実施形態と同じであるため、これらの説明については省略する。
上記規定量判定手段83は、フィルタ45に捕集されている微粒子量(フィルタ捕集量)が規定量以下になったかどうかを判定するためのものであり、排気圧力センサ44,46(第1パラメータ値検出手段)の出力に基づいて上記フィルタ捕集量算出手段85により算出される排気微粒子のフィルタ捕集量M1を、規定量と比較するように構成されている。ここで、この規定量とは、上記再生手段82によるフィルタ再生制御を開始する所定量よりも小さい値で、例えば、そのときのフィルタ45の温度に対応するようにマップ状のデータベースから読み取るようにしてもよいし、予め設定できるようにしてもよい。また、上記規定量に対して基準量を設け、フィルタ45の余熱による排気微粒子の燃焼によってフィルタ捕集量M1が基準量以下になるように該規定量を規定してもよい。
上記余熱燃焼判定手段84は、上記規定量判定手段83によってフィルタ捕集量M1が規定量以下になったと判定された場合に、フィルタ45の余熱により排気微粒子を燃焼可能かどうかを判定するものであり、具体的には、該フィルタ45の下流に位置する第3排気温度センサ47(第2パラメータ値検出手段)により検出される下流排気温度T2(フィルタ温度)がフィルタ45の余熱によって排気微粒子を燃焼できるような所定温度以上であるかどうかを判定するように構成されている。なお、本参考実施形態では、上記第3排気温度センサ47で検出される排気ガス温度T2をフィルタ温度としているが、この限りではなく、例えばフィルタ45の温度を直接、検出するようにしてもよい
また、上記余熱燃焼判定手段84は、上記フィルタ45の温度が所定温度以上であると判定した場合には、上記再生手段82に対して信号を出力して、該再生手段82による副噴射を停止するように構成されている。
これにより、フィルタ45の余熱で排気微粒子が燃焼する分だけ、早めに副噴射を停止させることができるため、燃費の向上を図れる。なお、上記所定温度は、好ましくは排気微粒子の規定量をすべて燃焼させることのできる温度に設定されるが、これに限らず、排気微粒子を基準量まで燃焼させるような温度に設定してもよいし、排気微粒子の一部のみが燃焼するような温度に設定してもよい。
−再生制御−
次に、図6に示すフローチャートを用いながら、本参考実施形態に係るフィルタ再生制御及びその停止制御について説明する。この図6のフローがスタートとする(スタート)と、上述の実施形態と同様、各センサ23,24,43,47,44,46からの出力に基づいて、エンジン回転速度N、アクセル開度θ、フィルタ45の上下流間の差圧ΔP、フィルタ45の上流排気温度T1及び下流排気温度T2を、それぞれ求め(ステップSB1)、該差圧ΔPに基づいて上記フィルタ45に捕集されている排気微粒子量(フィルタ捕集量)M1を算出する(ステップSB2)。
そして、上述の実施形態と同様、ステップSB3で、上記フィルタ捕集量M1がフィルタ再生を開始する条件値としての所定量以上であるかどうかを判定し、この判定で該フィルタ捕集量M1が所定量よりも小さいと判定された場合(NOの場合)には、後述するステップSB10に進んでフィルタ再生実行フラグがオンになっているか否かを判定する。なお、このステップSB10でフィルタ再生実行フラグがオンになっていると判定された場合(YESの場合)には後述するステップSB5以降に進んでフィルタ再生を実行する一方、フィルタ再生実行フラグがオンになっていないと判定された場合(NOの場合)には、フィルタ再生を行う必要がないため、そのままこのフローを終了してスタートに戻る(リターン)。
上記ステップSB3においてフィルタ捕集量M1が所定量以上であると判定された場合(YESの場合)には、上述の実施形態と同様、フィルタ再生制御の実行中であることを示すフィルタ再生実行フラグを立てた後(ステップSB4)、燃焼室18内に膨張行程若しくは排気行程で燃料を追加噴射(後噴射)して、フィルタ45の再生を行う(ステップSB5)。
続いてステップSB6では、上記ステップSB2で算出されたフィルタ捕集量M1が規定量以下になったかどうかを判定する。この規定量は、フィルタ再生を開始する条件値としての上記所定量よりも小さい値に設定される。このステップSB6で、フィルタ捕集量M1が規定量以下であると判定された場合(YESの場合)には、ステップSB7に進んでフィルタ45の温度(フィルタ下流排気温度T2)が余熱によって微粒子を燃焼可能な所定温度以上であるかどうかを判定する一方、フィルタ捕集量M1が規定量以下ではないと判定された場合(NOの場合)には、このままこのフローを終了してスタートに戻り(リターン)、副噴射を伴うフィルタ再生を継続して行う。
上記ステップSB7において、フィルタ45の温度、すなわちフィルタ下流排気温度T2が所定温度以上であると判定された場合(YESの場合)には、フィルタの余熱によって微粒子の燃焼が可能であると判断し、フィルタ再生実行フラグをオフにする(ステップSB8)とともに、再生手段82による副噴射を停止する(ステップSB9)。その後は、このフローを終了してスタートに戻る(リターン)。
一方、上記ステップSB7でフィルタ45の温度が余熱によって排気微粒子を燃焼可能な所定温度以上ではないと判定された場合(NOの場合)には、フィルタ再生用の副噴射を停止できないため、このフローを終了してスタートに戻り(リターン)、副噴射を伴うフィルタ再生を継続して行う。
以上より、本参考実施形態によれば、フィルタ45の再生制御によってフィルタ捕集量M1が規定量以下になった場合に、そのときの該フィルタ45の温度(フィルタ下流排気温度T2)が余熱によって排気微粒子を燃焼可能な所定温度以上であれば、再生手段82による副噴射を停止するようにしたため、フィルタ45の余熱を利用して排気微粒子を燃焼させることができ、フィルタ再生制御で副噴射する燃料の量を低減することができる。これにより、燃費の向上を図れる。
また、フィルタ捕集量M1とフィルタ温度とによって、再生手段82による副噴射の停止時期を決めることができるため、各微粒子量を算出する実施形態の場合よりも、制御装置の構成を簡略化することができ、制御も容易になる。
(その他の実施形態)
本発明の構成は、上記実施形態に限定されるものではなく、それ以外の種々の構成を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、排気圧力センサ44,46からの出力に基づいてフィルタ45に捕集されている排気微粒子量(フィルタ捕集量)を算出するフィルタ捕集量算出手段77,85を設けているが、この限りではなく、例えば、再生手段72,82や停止時期算出手段73、規定量判定手段83等で、フィルタ捕集量M1を算出するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、第1及び第2排気圧力センサ44,46を用いて差圧ΔPを求めているが、これに限らず、差圧センサを設けて、検出された差圧ΔPを直接、制御装置70へ入力するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明に係るエンジンの排気浄化装置では、フィルタの余熱による排気微粒子の燃焼を考慮して早めに副噴射を停止することにより、燃費の向上を図れるため、副噴射を行ってフィルタを再生するエンジンシステムに特に有用である。
本発明の実施形態に係るエンジンのオイル交換時期検知装置の概略構成図である。 制御装置の概略構成を示すブロック図である。 フィルタ再生制御のフローを示すフローチャートである。 従来のフィルタ再生制御実行時のフィルタ上流排気温度及びフィルタ下流排気温度の変化を示すグラフである。 参考実施形態に係る図2相当図である。 参考実施形態に係る図3相当図である。
E エンジンシステム(エンジンの排気浄化装置)
10 ディーゼルエンジン
15 インジェクター
18 燃焼室
23 クランク角センサ(第1パラメータ値検出手段)
24 アクセル開度センサ(第1パラメータ値検出手段)
41 第1排気温度センサ
42a 酸化触媒
43 第2排気温度センサ
44 第1排気圧力センサ(第1パラメータ値検出手段)
45 DPF(フィルタ)
46 第2排気圧力センサ(第1パラメータ値検出手段)
47 第3排気温度センサ(第2パラメータ値検出手段)
70、80 制御装置(ECU)
71、81 燃料噴射制御手段(噴射制御手段)
72、82 再生手段
73 停止時期算出手段

Claims (2)

  1. 排気ガス中の微粒子を捕集するフィルタと、
    排気ガスの酸化反応を促すことで上記フィルタを加熱する酸化触媒と、
    上記フィルタに捕集される微粒子量に関連するパラメータ値を検出する第1パラメータ値検出手段と、
    エンジンの気筒内燃焼室に噴射される燃料の噴射量及び噴射時期を制御する噴射制御手段と、
    上記第1パラメータ値検出手段の検出結果に基づいて、上記フィルタに捕集された微粒子量が所定量以上であれば、圧縮行程上死点付近で噴射される主噴射に続いて、膨張行程若しくは排気行程で副噴射を追加して行うことにより上記フィルタに捕集された微粒子を燃焼させる再生手段と、を備えたエンジンの排気浄化装置であって、
    上記フィルタの温度に関連するパラメータ値を検出する第2パラメータ値検出手段と、
    上記第2パラメータ値検出手段によって検出された上記フィルタの温度と、各フィルタ温度における微粒子燃焼量がマップ状に記憶されたデータとに基づいて、上記再生手段による副噴射を停止したときに上記フィルタの余熱で燃焼する微粒子の余熱燃焼量を算出する算出手段と、
    上記所定量よりも少ない微粒子量を基準量として予め設定する基準量設定手段と、
    上記基準量、上記余熱燃焼量及び上記第1パラメータ値検出手段により検出される微粒子量に基づいて、上記再生手段による副噴射を停止した後に上記フィルタに捕集されている微粒子量が上記基準量以下になるように該副噴射の停止時期を算出する停止時期算出手段と、をさらに備えていることを特徴とするエンジンの排気浄化装置。
  2. 請求項1において、
    上記算出手段は、上記再生手段による副噴射を停止したときの上記フィルタの温度が高いほど微粒子の燃焼量が多くなるように上記余熱燃焼量を算出することを特徴とするエンジンの排気浄化装置。
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