JP4706444B2 - 圧力センサおよび圧力センサの取付構造 - Google Patents

圧力センサおよび圧力センサの取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、一面が被測定圧力を受ける受圧面となっている圧力センサおよび、このような圧力センサをエンジンに取りつけエンジンの燃焼室内の圧力を測定するようにした取付構造に関する。
従来より、この種の圧力センサとしては、ケースの一端部に、一面が被測定圧力を受ける受圧面となっている受圧用ダイアフラムが設けられており、受圧用ダイアフラムがその受圧面に被測定圧力を受けて歪むようにしたものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
このような圧力センサは、たとえば、自動車のエンジンに設けられた燃焼室に通じる取付穴に対して、ケースの一端部側すなわち受圧用ダイアフラム側から挿入して取りつけられ、燃焼室内の圧力を受圧用ダイアフラムの受圧面にて受けることで検出を行うものである。
米国特許出願公開第2004/237629号明細書
しかしながら、従来の圧力センサを、上記したような燃焼圧センサとして適用した場合、受圧用ダイアフラムが被測定雰囲気である燃焼室にさらされているため、不燃焼で発生する油やタール状の物、あるいは煤などの様々な異物が受圧面に付着してしまう。
それが、自動車の運転、停止の度に繰り返され、異物はどんどん堆積してしまう。この異物の堆積によって、受圧用ダイアフラムの受圧面のバネ性が損なわれ、ひいては、センサ特性の変動が引き起こされる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、受圧用ダイアフラムの受圧面にて被測定雰囲気の圧力を受ける圧力センサにおいて、被測定雰囲気中の異物の受圧面への堆積によるセンサ特性の変動を防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、ケース(1)の一端部に、一面が被測定雰囲気からの圧力を受ける受圧面(11)となっており、この受圧面(11)に被測定圧力を受けて歪む受圧用ダイアフラム(10)を設けてなる圧力センサにおいて、ケース(1)の内部には、センシング部(50)が収納されており、
受圧用ダイアフラム(10)における受圧面(11)とは反対側の面には、受圧用ダイアフラム(10)からの圧力をセンシング部(50)に伝達する金属製の圧力伝達部材(60)が接しており、
圧力伝達部材(60)が発熱することで受圧用ダイアフラム(10)を加熱して、受圧面(11)に付着した異物を焼失させるようになっていることを特徴とする。
それによれば、圧力伝達部材(60)の発熱によって受圧用ダイアフラム(10)を加熱して、受圧面(11)に付着した異物を焼失できるため、当該異物の受圧面(11)への堆積によるセンサ特性の変動を防止することができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧力センサ100のエンジン200への取付構造を示す概略断面図であり、本圧力センサ100は、エンジン200の燃焼室202内の圧力を検出する燃焼圧センサとして適用されるものである。
この圧力センサ100は、大きくは、ケース1と、このケース1に接続されたコネクタ部2とを有するものである。また、エンジン200には、燃焼室202に通じる取付穴201が設けられており、圧力センサ100のケース1は、その一端部(図1中の下端部)から取付穴201に挿入されて、エンジン200の燃焼室202に臨んだ状態となっている。
ケース1は、その一端部に受圧部としての受圧用ダイアフラム10を有する。本例では、ケース1は筒状をなすもので、その一端部側から筒状のメタルパイプ20、筒状の金属ステム30、筒状のハウジング40が、順次、溶接やロウ付け、接着などにより接続され一体化されたものである。そして、このケース1の他端部すなわちハウジング40に対して、コネクタ部2が接続されている。
まず、ハウジング40は、たとえばステンレスなどの金属製のものであり、このハウジング40の外面には、エンジン200の取付穴201に対して圧力センサ100を固定するための取付部41が形成されている。
本例では、取付部41は、取付穴201とネジ結合可能なネジ部41として構成されており、本例の圧力センサ100は、このネジ部41とネジ穴としての取付穴201とのネジ結合により、エンジン200に固定されて取り付けられる。
金属ステム30は、中空筒形状に加工されたステンレスなどの金属製の部材であり、メタルパイプ20側の端部が開口部31、ハウジング40側の端部が閉塞された薄肉状の歪み部32となっている。
この金属ステム30の歪み部32は、受圧用ダイアフラム10が受けた圧力Pが、後述する圧力伝達機構により印加されることで、歪むようになっている。そして、この歪み部32には、当該歪み部32の圧力による歪みに基づいて信号を発生するセンシング部50が設けられている。
このセンシング部50は、たとえば、半導体チップに拡散抵抗などからなる歪みゲージを形成し、このゲージによりブリッジ回路が構成されたものとすることができる。本例では、このような半導体チップからなるセンシング部50は、低融点ガラス51により、金属ステム30に接合されている。
また、この金属ステム30の外周面には、周面と直交する方向へ張り出したテーパ状のシール面33が全周に形成されている。また、このシール面33に対向する取付穴201の内面は、シール面33に対応したテーパ状の座面となっている。
そして、圧力センサ100をエンジン200へネジ結合したとき、その軸力により、このケース1のシール面33とエンジン200の取付穴201の内面とが密着してシールがなされる。
メタルパイプ20は、ステンレスなどの金属製のものであり、金属ステム30の開口部31にはめ込まれて、接合固定されている。そして、上記受圧用ダイアフラム10は、このメタルパイプ20における燃焼室202側の端部すなわちケース1の一端部に接合されている。
この受圧用ダイアフラム10は、たとえばステンレスなどの金属製円形板状のものであり、その一面11すなわち燃焼室202に面する一面11が、被測定圧力としての燃焼室202内の圧力Pを受ける受圧面11となっている。
そして、この圧力センサ100のエンジン200への取付状態においては、被測定雰囲気である燃焼室202内の圧力Pは、図1中の白抜き矢印に示されるように、ケース1の一端部に位置する受圧用ダイアフラム10の受圧面11に印加され、この圧力Pの印加により、受圧用ダイアフラム10は、歪み変形するようになっている。
また、金属ステム30の中空部およびメタルパイプ20の中空部により形成される空間内部には、圧力伝達部材60が設けられている。この圧力伝達部材60は、たとえばステンレスなどの金属やセラミックなどからなるものであり、本例では棒状をなす。
圧力伝達部材60の各端部は、それぞれ金属ステム30の歪み部32、受圧用ダイアフラム10における一面11とは反対側の他面に対して荷重を与えた状態で接触しており、圧力Pは、受圧用ダイアフラム10から圧力伝達部材60を介して金属ステム30の歪み部32に印加されるようになっている。
本例では、このような圧力検出機構により、受圧用ダイアフラム10が、その受圧面11にて受けた圧力Pが、金属ステム30の歪み部32に伝達され、この歪み部32の歪みに基づいて上記センシング部50から信号が出力されるようになっている。
また、図1に示されるように、ハウジング40の内部には、セラミック基板などからなる配線基板42が設けられている。そして、配線基板42にはICチップ43が搭載され、図示しないボンディングワイヤなどにより配線基板42と電気的に接続されている。このICチップ43は、センシング部50からの出力を増幅したり調整したりするための回路が形成されたものである。
さらに、図1に示されるように、ハウジング40内において、このICチップ43とセンシング部50とは、リード線やフレキシブルプリント基板(FPC)などからなる配線部材44により電気的に接続されている。
そして、上記コネクタ部2は、ハウジング40に対して、Oリング45を介して接続されている。このコネクタ部2は樹脂などからなるもので、コネクタ部材2には、金属製のターミナル2aがインサート成形などにより一体化されている。このコネクタ部2は、一端側がハウジング40の開口部に挿入された状態でハウジング40に、かしめなどにより、組み付けられ、ハウジング40と一体に固定されている。
また、ハウジング40内にてコネクタ部2のターミナル2aは、配線基板42と電気的に接続されている。そして、ターミナル2aは自動車のECUなどに対して、電気的に接続可能となっており、それにより、本圧力センサ100は外部との信号のやりとりなどが可能になっている。
このように、圧力センサ100は、ケース1の一端部に、被測定圧力を受ける受圧面11を有する受圧用ダイアフラム10を設けてなるものであるが、さらに、本実施形態の取付構造では、図1に示されるように、燃焼室202内の異物が受圧面11に付着するのを防止する異物除去手段300が設けられている。
本実施形態では、異物除去手段300は、エンジン200に設けられたものである。具体的には、図1に示されるように、異物除去手段300はフィルタ300であり、このフィルタ300は、取付穴201における燃焼室202に面する開口部を覆うように燃焼室202の内壁に取りつけられている。
このフィルタ300は、圧力センサ100における受圧用ダイアフラム10の受圧面11に対して燃焼室202内の圧力Pを導きつつ燃焼室202内の異物は遮断するものである。たとえば、フィルタ300は、アルミナなどのセラミックやステンレスなどの金属などからなり、燃焼室202の内壁に接着、溶接、ロウ付けなどにより接合され、固定されている。
そして、フィルタ300は、気体は通過するが異物は通過しない程度の大きさの細孔径を有する多孔質のものや、または、そのような大きさのメッシュサイズを有する網状のものなどからなる。また、フィルタ300は、取付穴201における燃焼室202に面する開口部を覆うことができるものであれば、その形状は自由であるが、たとえば板状のものにできる。
それにより、燃焼室202にて不燃焼で発生する油やタール状の物、あるいは煤などの様々な異物は、フィルタ300によって遮断され、受圧用ダイアフラム10の受圧面11には到達しないが、燃焼室202の圧力は通過して受圧面11に印加される。
さらに、このフィルタ300には、図示しないが、上記異物を燃焼もしくは分解する触媒を備えている。このような触媒としては、Pt(白金)やRh(ロジウム)など、一般的なエンジンの排気ガス用触媒が挙げられる。
これら触媒は、フィルタ300を構成するセラミックや金属線などに担持されている。そして、フィルタ300に捕獲された異物は、エンジン200の動作時の燃焼熱により、この触媒を介して燃焼・分解され、除去される。そのため、フィルタ300は長期に渡り、目詰まりすることなく使用が可能となる。
このように、本実施形態によれば、ケース1の一端部に受圧用ダイアフラム10を有する圧力センサ100を、エンジン200の取付穴201に対して、ケース1の一端部側から挿入して取りつけ、燃焼室202内の圧力を受圧用ダイアフラム10の受圧面11にて受けるようにした取付構造において、異物除去手段300をエンジン200側に設けることにより、燃焼室202内の異物が受圧面11に付着するのを防止できるため、当該異物の受圧面11への堆積によるセンサ特性の変動を防止することができる。
(第2実施形態)
図2は、本発明の第2実施形態に係る圧力センサ100のエンジン200への取付構造の要部を示す概略断面図であり、本圧力センサ100における受圧用ダイアフラム10近傍部の拡大図である。なお、本実施形態を含めて以下の各実施形態においては、図中に取付構造の要部を示してあるが、図に現れない部分は、上記第1実施形態と同様の構成である。
上記実施形態では、異物除去手段がエンジン200側に設けられたが、本実施形態は、図2に示されるように、圧力センサ100自体の側に、上記した異物除去手段としてのフィルタ300を設けたものである。
ここでは、ケース1の一端部としてのメタルパイプ20に対し、その端部を受圧用ダイアフラム10よりも外方に突出させた突出部21を形成し、この突出部21に対してフィルタ300を、受圧用ダイアフラム10を覆うように取りつけている。このフィルタ300の突出部21への固定は、上記実施形態と同様に、接着、溶接、ロウ付けなどによる接合にて行える。
そして、このフィルタ300は、上記同様、被測定雰囲気である燃焼室202からの圧力を導きつつ異物は遮断するとともに、フィルタ300に備えられた上記触媒記により異物が燃焼もしくは分解される。そのため、本実施形態によれば、燃焼室202内の異物の受圧面11への堆積によるセンサ特性の変動を防止することのできる圧力センサ100を提供できる。
また、本実施形態では、ケース1の一端部に受圧用ダイアフラム10を設けてなる圧力センサ100を、エンジン200の取付穴201に対して、ケース1の一端部側から挿入して取りつけ燃焼室202内の圧力を受圧面11にて受けるようにした取付構造において、圧力センサ100側に異物除去手段としてのフィルタ300を設けた取付構造が提供される。そして、その効果は上記実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図3は、本発明の第3実施形態に係る圧力センサ100のエンジン200への取付構造の要部を示す概略断面図であり、本圧力センサにおける受圧用ダイアフラム10近傍部の拡大図である。
上記実施形態では、異物除去手段としてフィルタ300を採用したが、本実施形態は、異物防止手段400は、受圧用ダイアフラム10を加熱する加熱部材400であり、この加熱によって受圧面11に付着した異物を焼失させるものである。
このような加熱部材400は、圧力センサ100において受圧用ダイアフラム10の近傍部に設けられていればよいが、本例では、加熱部材400は、受圧用ダイアフラム10における受圧面11とは反対側の面すなわち内面に接して設けられている。
本例の加熱部材400は、通電式のヒータであり、ヒータ部410とこれに通電するためのリード420とを備えている。ヒータ部410は、通電で発熱する金属の線材や板材などであり、受圧用ダイアフラム10の内面に接着やロウ付け、はんだ付けなどにより接合されている。
なお、このヒータ部410は、受圧用ダイアフラム10の歪み特性を阻害しない程度に薄ものであることが望ましい。そして、ヒータ部410には、リード線420が電気的に接続され、図示しない電源から、このリード線420を介して、ヒータ部410への通電・発熱が行われるようになっている。
図3に加えて上記図1も参照して述べると、たとえば、金属ステム30の歪み部32に貫通穴を設け、リード線420を、メタルパイプ20、金属ステム30の中空部から当該貫通穴を通して上記配線基板32上のICチップ33に接続すれば、このICチップ33を介した通電制御が可能になる。
なお、このとき、金属ステム30の歪み部32に設けた貫通穴とここを通るリード線420との間は、はんだやガラスシールなどにより、気密に封止することで、受圧用ダイアフラム10の圧力による歪み特性に影響が出ないようにする。
また、ICチップ33による加熱部材400への通電のタイミングは、たとえば、エンジン200の作動時には通電を行い、エンジン200の停止時には通電を停止するようにする。
そして、本実施形態によれば、被測定雰囲気である燃焼室202に対して受圧面11がさらされており、異物が受圧面11に到達し、付着しようとするが、加熱部材400により、受圧用ダイアフラム10が加熱されて受圧面11に付着した異物が焼失し、受圧面11から除去される。
そのため、本実施形態によっても、燃焼室202内の異物が受圧面11に付着するのを防止でき、当該異物の受圧面11への堆積によるセンサ特性の変動を防止することのできる圧力センサ100を提供できる。
また、本実施形態では、ケース1の一端部に受圧用ダイアフラム10を設けてなる圧力センサ100を、エンジン200の取付穴201に対して、ケース1の一端部側から挿入して取りつけ燃焼室202内の圧力を受圧面11にて受けるようにした取付構造において、圧力センサ100側に異物除去手段としての加熱部材400を設けた取付構造が提供される。そして、その効果は上記実施形態と同様である。
また、本実施形態は、上記第1、第2の各実施形態と組み合わせて行ってもよい。つまり、上記各実施形態における取付構造において、圧力センサ100側またはエンジン200側に上記フィルタ300を設けつつ、圧力センサ100に加熱部材400を設けてもよい。
(他の実施形態)
また、圧力センサのケースは、上記実施形態のように、複数の部材20、30、40が連結され一体化されたものに限定されるものではなく、その一端部に受圧用ダイアフラムを有するとともに、当該一端部からエンジンの取付穴に挿入して取りつけされるものであればよい。
たとえば、ケースは一体成形されたものでもよいし、さらには、ケースの一端部を薄肉部とし、これを受圧用ダイアフラムとして構成するなどによりケースと受圧用ダイアフラムとが一体に成形されたものでもよい。
また、上記第1、第2実施形態に記載した異物除去手段としてのフィルタ300においては、エンジン200の動作時の燃焼熱により、フィルタ300に捕獲された異物の除去を行うものであったが、当該フィルタ300を金属などの導電性を有するものとし、通電することでフィルタ300を発熱させ、その熱により異物の燃焼・分解を行ってもよい。それによれば、エンジン200の停止後における異物の除去が可能になる。
また、図4は、他の実施形態に係る圧力センサのエンジンへの取付構造の要部を示す概略断面図である。図4に示されるように、上記第2実施形態において、フィルタ300は平面である必要がなく、例えば円錐の様に先端がとがった形態であってもよい。
このように、フィルタ300を、たとえば、受圧用ダイアフラム10とは反対側の外方に突出した円錐形状をなすものにすれば、燃焼の熱風を中心から外側へと意図的にコントロールすることができ、その熱風に乗って付着する異物を、受圧用ダイアフラム10よりも外側に付着させやすくできる。
また、上記第3実施形態においては、リード線420を介したヒータ部410を設けず、圧力伝達部材60を直接熱させ受圧用ダイアフラム10に付着した異物を除去する形態を採用してもよい。このような構成は、具体的に図5に示される。
図5に示されるように、圧力伝達部材60に導線430を接続し、この導線430を介して圧力伝達部材60に通電すれば、圧力伝達部材60が発熱し、それによって、受圧用ダイアフラム10が加熱され、異物の除去が可能になる。
また、上記第3実施形態において、加熱部材400を、ヒータ部410に導通することに振動する振動体400に置き換えた構成とすれば、この振動体400の振動により受圧用ダイアフラム10を振動させ、その振動により、受圧面11に付着した異物を振り落とすようにしてもよい。
また、上記第2、第3実施形態に記載した圧力センサは、エンジンに取りつけられて燃焼圧を測定するものに限定されるものではなく、燃焼室以外の種々の測定雰囲気の圧力を検出する圧力センサとしても適用が可能である。
本発明の第1実施形態に係る圧力センサのエンジンへの取付構造を示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態に係る圧力センサのエンジンへの取付構造の要部を示す概略断面図である。 本発明の第3実施形態に係る圧力センサのエンジンへの取付構造の要部を示す概略断面図である。 本発明の他の実施形態に係る圧力センサのエンジンへの取付構造の要部を示す概略断面図である。 本発明の他の実施形態に係る圧力センサのエンジンへの取付構造の要部を示す概略断面図である。
符号の説明
1…ケース、10…受圧用ダイアフラム、11…受圧用ダイアフラムの受圧面、
21…突出部、100…圧力センサ、
200…エンジン、201…エンジンの取付穴、202…燃焼室、
300…異物除去手段としてのフィルタ、400…異物除去手段としての加熱部材。

Claims (1)

  1. ケース(1)の一端部に、一面が被測定雰囲気からの圧力を受ける受圧面(11)となっており、この受圧面(11)に被測定圧力を受けて歪む受圧用ダイアフラム(10)を設けてなる圧力センサにおいて、
    前記ケース(1)の内部には、センシング部(50)が収納されており、
    前記受圧用ダイアフラム(10)における前記受圧面(11)とは反対側の面には、前記受圧用ダイアフラム(10)からの圧力を前記センシング部(50)に伝達する金属製の圧力伝達部材(60)が接しており、
    前記圧力伝達部材(60)が発熱することで前記受圧用ダイアフラム(10)を加熱して、前記受圧面(11)に付着した異物を焼失させるようになっていることを特徴とする圧力センサ。
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