JP4705114B2 - 陳列ブックの立ち読み、盗難防止方法及びその装置 - Google Patents

陳列ブックの立ち読み、盗難防止方法及びその装置 Download PDF

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Description

この発明は、ショップに陳列してあるブックの立ち読みや盗難を防止する方法及びその装置に関する。
ブックは、ショップの棚に並べ、又は陳列台に積み重ねて陳列してある。
すると、顧客は、ページを捲って読むことができるので、立ち読みにともない購買欲が低下し、又ページが傷み或いは汚れなどの原因により商品価値がなくなるなどの問題が発生した。
そこで、図68に示すように包装材101としての透明な袋やフィルムによりブック102を包装して上述の問題を解消している。
しかしながら、顧客による包装ずみブックの持ち出しが出来るので、盗難を防止することができない。
このため、図69に示すように包装材101による包装ずみブック102に盗難防止タグ103を具備したものがある。
上記の盗難防止タグ103は、包装前のブック102の綴じ込み紙間に差し込むシート104に取付けてあり、盗難防止タグ103は、周知のように、例えば固有のIDコードをもち、ショップの出入口を通過の際、出入口に設置してある電磁界の発生により共振回路が共振して固有のIDコードの発信にともない高周波電磁界を変調させて、ショップからの持ち出しを検出する。
しかしながら、立ち読みを防止するためにブックを1冊毎包装するので、著しく手数がかかり、又ブック102に盗難防止タグ103付のシート104を一々差し込むので、著しく手数がかかると共に、大幅な出費になるなどの問題があった。
そこで、周囲の開口からケースに商品を収納したのち、ケースのガイド手段により案内してスライダを差し込みながら、差し込み終了にともない係合関係になる係止手段により上記スライダのショップ以外による抜き取りを阻止すると共に、この状況下でスライダのストッパにより上記開口の一部を閉鎖して、ケース内の商品の抜き取りを阻止し、ケース毎商品のショップ外への持ち出しを、上記スライダに設けてあるタグにより検出するようにしたものがある(特許文献1)。
また上記以外に、周囲の開口からケースに商品を収納したのち、スライダのスライドにともない揺動体を押え込みながら、揺動体のストッパにより上記開口の一部を閉鎖することで、ケース内の商品の抜き取りを阻止する。勿論、揺動体の押え込みの解除は、ショップ側でロック装置のロックを解除することでできる(特許文献2)。
すると、上記のようなケースに商品としてブックを収納することで、陳列時のブックの抜き取りや、立ち読みは勿論のこと、ショップ外への持ち出しによる盗難を防止することができる。
特許第3238920号公報
特許第3392777号公報
ところで、特許文献1及び2の盗難防止ケースをブック用に転用しようとしても、ブックの表表紙と裏表紙との間の厚みがケースを構成する収納用開口の両側の側壁間の内寸よりも大きいと、開口からケースにブックを収納(挿入)することができない。
このため、ブックの厚みに制約を受ける問題があった。
かりにブックの厚みが上述の内寸よりも大きくて、表裏表紙の少なくとも片方と余分な厚みに見合う綴じ込み紙を側壁の表面に露出させて挿入することで、ケースにブックを収納することができる。
しかしながら、スライダを押し込んで、スライダのストッパにより開口の一部を閉鎖し、スライダのスライドにより揺動体を押し下げながら、揺動体のストッパにより開口の一部を閉鎖して、商品のブックの抜き取りを阻止しようとしても、ブックにストッパの先が衝突して所定の位置にストッパを到達させることができない。
なお、開口の一部を閉鎖するストッパは、スライダの停止位置決めを係止手段により、また揺動体を押え込むスライダの停止位置決めをロック装置により行ったとき、開口の縁にストッパの裏面が接近して定位置になるようにしてある。
上記の原因は、ケースの側壁を綴じ込み紙間や表裏表紙と綴じ込み紙間に介在させることで、綴じ代によって側壁の開口の縁がブックの背表紙の手前で停止する。すなわち、ブックの背表紙がケースの開口から外側に位置(突出)して、開口と同一或いは開口の内側にブックの背表紙の表面が収まらないことによる。
このため、ケースに対しブックの厚みに制約を受ける問題があった。
また、ケースの開口に対向する後面を後壁により閉鎖してあるので、ブックの背表紙と表裏表紙の自由端縁との寸法が、ケースの開口と後壁との間の寸法よりも大きい場合、ケースにブックを収納することができない問題もあった。
さらに、ブックの丈の寸法は、さまざまである。
すると、ブックの丈の寸法に合うケースを用意しなければならない問題が発生する以外に、寸法別の管理に手数がかかり、嵩が大きいために広い格納場所を必要とする問題もあった。
そこで、この発明の課題は、上述のような問題を解消することにある。
上記の課題を解決するために、この発明は、後縁にブックの抜け止め部を有し、かつ対向する両側壁のブック挿入側前縁の少なくとも片方がブックの綴じ代の長さ短くなっている欠落部を有する筒状の保持部材にブックを上記ブックの表裏表紙の少なくとも片方を除くか、また少なくとも片方の表裏表紙と重なる綴じ込み紙の一部を除くか或いは綴じ込み紙間に上記欠落部を有する側壁が介在するように挿入したのち、上記保持部材の露出面の案内部材により案内させて備え部材を装備すると共に、この備え部材或いは上記保持部材のストッパを上記ブックの背表紙の表面に位置させ、上記案内部材或いは保持部材側から上記備え部材が離脱しないように錠装置によりロックして、陳列時の上記保持部材に対向するブックの抜き取りを上記抜け止め部及びストッパにより阻止した方法を採用して、保持部材内の綴じ込み紙の捲りを阻止することで立ち読みを防止する。
そして、案内部材、保持部材、備え部材、ストッパのいずれかに盗難防止タグを設けた方法を採用して、立ち読みとショップからの持ち出しを検出する。
また、後縁にブックの抜け止め部を有し、かつ対向する両側壁のブック挿入側前縁の少なくとも片方がブックの綴じ代の長さ短くなっている欠落部を有する筒状の保持部材と、この保持部材のブックにより被われない露出面に設けてある案内部材により案内される備え部材と、この備え部材或いは上記保持部材に上記ブックの背表紙の表面に位置するように設けたストッパと、上記案内部材或いは保持部材から上記備え部材の離脱を防止して上記ストッパとブックの背表紙との係合関係を維持するように設けた錠装置とからなる構成を採用して、保持部材内の綴じ込み紙の捲りを阻止することで立ち読みを防止する。
そして、案内部材、保持部材、備え部材、ストッパのいずれかに盗難防止タグを設けた構成を採用して立ち読みとショップからの持ち出しを検出する。
さらに、対向する両側壁のブック挿入側前縁の少なくとも片方がブックの綴じ代の長さ短くなっている欠落部を有する筒状の保持部材にブックを、上記ブックの表裏表紙の少なくとも片方を除くか、また少なくとも片方の表裏表紙と重なる綴じ込み紙の一部を除くか或いは綴じ込み紙間に上記欠落部を有する側壁を介在するように貫通させたのち、上記保持部材の露出面の案内部材により案内させて備え部材を装備すると共に、この備え部材或いは上記保持部材のストッパを上記ブックの背表紙の表面に位置させ、上記案内部材或いは保持部材側から上記備え部材が離脱しないように錠装置によりロックして、陳列時の上記保持部材に対するブックの抜き取りを上記ストッパ及び側壁によって阻止した方法や、対向する両側壁のブック挿入側前縁の少なくとも片方がブックの綴じ代の長さ短くなっている欠落部を有し、かつ対向する頂壁及び底壁の少なくとも片方の内面に綴じ込み紙間に介在させるブックの抜け止め片を有する筒状の保持部材と、この保持部材のブックにより被われない露出面に設けてある案内部材により案内される備え部材と、この備え部材或いは上記保持部材に上記ブックの背表紙の表面に位置するように設けたストッパと、上記保持部材から上記備え部材の離脱を防止するように設けた錠装置とからなる構成を採用して、立ち読みを防止する。
そして、案内部材、保持部材、備え部材、ストッパのいずれかに盗難防止タグを設けて、立ち読みを防止し、ショップ外への持ち出しを検出する。
また、保持部材の露出面にブックの露出した表裏表紙の表面を押え込む伸縮性のある無端体を取付け手段により取り付けて、保持部材の側壁の外側に露出した表裏表紙の片方或いは両方を無端体により抱き込みながら押え込んで、立ち読みに抵抗感を付与したり、表裏表紙の反りによる見苦しくなることなどをなくする。
さらに、裏面が対向する対の抜け止め板と、この一方の上記抜け止め板の裏面から裏面の反対方向に突出する挿入板と、他方の上記抜け止め板の裏面から裏面の反対方向に突出すると共に、上記挿入板の挿入をガイドするガイド筒と、このガイド筒と上記挿入板との対向面一方に設けた係止爪及び他方に伸縮にともない上記係止爪を段階的に係止するように設けた多段の係合部と、上記少なくとも片方の抜け止め板の片端に設けたブックの背表紙の表面に位置するストッパと、上記抜け止め板、挿入板、ガイド筒、ストッパのいずれかに設けた盗難防止タグとからなる構成や、裏面が対向する対の抜け止め板と、この一方の上記抜け止め板の裏面から裏面の反対方向に突出する挿入板と、他方の上記抜け止め板の裏面から裏面の反対方向に突出すると共に、上記挿入板の挿入をガイドするガイド筒と、このガイド筒と上記挿入板との対向面一方に設けた係止爪及び他方に伸縮にともない上記係止爪を段階的に係止するように設けた多段の係合部と、上記少なくとも片方の抜け止め板の片端に設けたブックの背表紙の表面に位置するストッパと、上記少なくとも片方の抜け止め板の少なくとも片方の側縁に設けたブックの表裏表紙や綴じ込み紙の抱き込み片とからなる構成を採用して、ブックの丈の寸法がさまざまであってもブックに盗難防止装置をセットできるようにする。
以上のように、この発明の陳列ブックの立ち読み防止、盗難防止方法及びその装置、陳列方法によれば、陳列状況下での保持部材に挿入、貫通させたブックの抜き取りを、抜け止め部とストッパとで、又綴じ込み紙間に介在する保持部材の側壁や抜け止め片とストッパとで防止すると共に、陳列状況下での保持部材の両側壁間に表裏表紙や綴じ込み紙の一部以外や全部を存在(挿入によって)するため、綴じ込み紙の捲りが阻止されて立ち読みができなくなると共に、綴じ込み紙を捲ることができないために読みたいという意欲のため購買欲を高める効果と、ショップからの持ち出しを盗難防止タグによって検出する効果もある。
そして、保持部材を構成する両側壁のブック挿入側前縁の少なくとも片方にブックの綴じ込み代の長さ短くなる欠落部を設けてあるので、保持部材にセット(挿入、貫通させて)するブックの表裏表紙の少なくとも片方の内側や、綴じ込み紙間に欠落部を有する側壁を介在することで、ブックの背表紙が保持部材のブックの挿入開口から外方に突出しない。
このため、保持部材の開口の一部を閉鎖してブックの抜き取りを阻止するストッパをブックの背表紙の表面に向ける際、背表紙によってストッパを突っ張ることなく、スムーズに定位置にストッパを移動させることができる効果があると共に、欠落部を有する側壁の外側に表裏表紙や綴じ込み紙を露出させるので、ブックの厚みに制約を受けることなく、保持部材にブックをセットすることができる効果もある。
また、保持部材にブックを貫通させて、貫通したブックをストッパと抜け止め片とで、保持部材に対するブックの抜き取りを阻止するようにしてあるので、ブックの背表紙と背表紙の反対側との間の寸法の大きい、小さいブックであっても何ら支障なく保持部材にブックをセットすることができる効果もある。
さらに、ガイド筒に挿入板を挿入して、挿入板とガイド筒とを係止爪と係合部との係止によって連結することで、対向する対の抜け止め板の対向間隔を自由に調整することができる。
このために、ブックの丈の寸法がさまざまであっても抜け止め板の対向間隔の調整範囲内で何ら支障なくブックに盗難防止装置をセットすることができる以外に、セット前に分解状態であるため、ショップでの管理に広い格納場所を必要としない。
また、ブックにセットした状態にあっては、ブックの背表紙の表面に位置するストッパや、綴じ込み紙間に食い込んで介在させた食い込み片によって、ブックの一方向のスライドをストッパにより、他方向(引き抜き方向)のスライドを綴じ代に食い込む食い込み片により阻止するので、ブックに対する離脱がない安定した取付け状態を維持すると共に、ショップからの持ち出しを盗難防止タグによって検出する効果もある。
さらに、陳列状況下に伸縮性のある無端体によって外側の表裏表紙の片方或いは両方、そして綴じ込み紙を抱き込んで押え込むので、立ち読みの捲りに抵抗感を与え、捲りによる反りなどによる見苦しくなる不都合などがなくなる。
また、抜け止め板の裏面の抱き込み片によってブックの片方の表裏表紙や綴じ込み紙を抱き込んであるので、抱き込み片で抱き込んだ表裏表紙や綴じ込み紙の捲りを阻止する。
このため、陳列時の捲り阻止による立ち読みを防止(もう片方の表裏表紙側は、挿入板とガイド筒とで捲りを阻止する)し、この防止により読みたいという意欲のため購買欲を高める効果がある。
この発明の第1、第2の実施形態を示す分解斜視図 同側面図 同上の縦断側面図 縦断正面図 同横断平面図 錠装置の解除を示す縦断側面図 解除の状態を示す縦断側面図 解除後のブックの抜き取りを示す縦断側面図 保持部材の他の例を示す斜視図 同上にブックをセットした側面図 同上の横断平面図 ブックの他のセットした状態を示す横断平面図 ストッパの他の例を示す縦断側面図 第3、第4の実施形態を示す斜視図 同上にブックをセットした縦断側面図 同上の横断平面図 第5の実施形態を示す斜視図 同上の使用状態を示す背面図 第6の実施形態を示す分解斜視図 ブックにセットした状態の一部切欠側面図 同縦断正面図 同上の要部を示す縦断拡大正面図 同横断拡大平面図 面取り部の他の例を示す横断拡大平面図 同縦断拡大側面図 係合関係の解除を示す縦断側面図 他の解除を示す縦断正面図 挿入板の側面図 セットの他の例を示す側面図 第7の実施形態を示す側面図 同上の縦断正面図 同一部切欠正面図 セットの他の例を示す縦断正面図 第8の実施形態を示す分解斜視図 セットを示す縦断正面図 セットを示す横断平面図 他のセットを示す横断平面図 同横断平面図 第9の実施形態を示す斜視図 他の例を示す斜視図 抱き込み片の他の例を示す分解斜視図 同上の使用例を示す側面図 抱き込み片の他の例を示す斜視図 同上の使用例を示す一部切欠側面図 同縦断正面図 抱き込み片の他の例を示す一部切欠側面図 同上の横断平面図 抱き込み片の他の例を示す側面図 同上の横断平面図 ストッパの他の例を示す斜視図 ストッパのドッキングを示す縦断側面図 同上の横断平面図 他の例のストッパを示す斜視図 同斜視図 同上の使用例を示す一部切欠側面図 同横断平面図 ストッパの他の例を示す斜視図 同上の使用を示す縦断側面図 同上のブックに対するセットを示す一部切欠側面図 ストッパの他の例を示す横断平面図 ストッパの他の例を示す横断平面図 捲り防止の他の例を示す分解斜視図 同上の使用例を示す側面図 同上の捲りを示す斜視図 反転による捲りを示す斜視図 抜け止め板と抱き込み片の他の例を示す斜視図 同上の使用状態を示す側面図 従来例を示す斜視図 他の従来例を示す斜視図
符号の説明
A 保持部材
B ブック
B’ 綴じ代
C 背表紙
D 表裏表紙
E 綴じ込み紙
F 案内部材
G 備え部材
H 錠装置
1 頂壁
2 底壁
3 側壁
4 抜け止め部
5 欠落部
6 ストッパ
7 テーパー部
11 角筒
12 挿入路
13 挿入部材
14 ガイドレール
15 スライダ
16 係止爪
17 貫孔
18 突起
19 突部
20 貫孔
21 ヒンジ
22 孔
23 突部
24 解除具
25 溝
26 突軸
27 撮み
28 摺動体
29 突部
41 盗難防止タグ
51 抜け止め片
61 取付け手段
62 無端体
63 フック
65 抜け止め板
66 ストッパ
67 挿入板
68 ガイド筒
69 帯状板
70 抱き込み部
71 係止爪
72 係合部
73 スリット
74 面取り部
75 食い込み片
76 磁石
77 鉄片
78 挿入部
79 解除帯板
81 抱き込み片
91 抜け止め板
92 抜け止め板
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
この発明の第1の実施形態では、図1から図5に示すように、筒状の保持部材Aには、ブックBを挿入する。
上記の保持部材Aは、上下で対向する頂壁1及び底壁2と、左右で対向する対の側壁3、3とで筒状に例えば合成樹脂により成型され、上下で対向する頂壁1と底壁2との対向間隔の寸法は、ブックBの丈よりも若干大きく、左右で対向する両側壁3、3間の寸法は、ブックBの厚みより大きく又は小さくなっている。
また、保持部材Aの後縁には、挿入するブックBの貫通止めの抜け止め部4が設けてある。
上記抜け止め部4は、図示の場合、頂壁1及び両側壁3、3の後縁から連なって保持部材Aの成型の際一体に成型して設けたが、別部品の取り付けなどで設けることもでき、そして設ける位置も保持部材Aの上部のみに限定されない。
さらに、対向する両側壁3、3のブック挿入側前縁の少なくとも片方には、ブックBの綴じ代B’の長さ短くなっている欠落部5が設けてある。
上記欠落部5は、図示の場合、頂壁1のブックBの挿入側縁から抜け止め部4に向けて深く欠落させてあり、そして綴じ代B’に見合う深さとは、後述のストッパ6により筒状保持部材Aの頂壁1の前縁から下方の開口を閉鎖した際、ストッパ6に対向する挿入ずみブックBの背表紙Cの表面に突き当ることなくスムーズな閉鎖が保障できるようにしてある。
すなわち、欠落部5を有する側壁3を、表裏表紙Dと綴じ込み紙Eとの間或いは綴じ込み紙Eの間に介在させて、背表紙Cの方向に側壁3を移動させながら食い込ませた際、綴じ代B’によって側壁3の移動が止まり、移動が止まった状況下で背表紙Cの表面にストッパ6が当接或いは近接することにある。
そして、側壁3の欠落部5を有する前縁を、図示のように底壁2に向う程側壁3の後縁に向けて傾斜させると共に、前縁にレ字状のテーパー部7を設けておくことで、側壁3の前縁による掬いが容易になり、かつスムーズなすべり移動ができる。
なお、保持部材Aの側壁3や底壁2の不要部分を欠落させ、或いは片方の側壁3の不要部分を切り離してカットすることで、成型する合成樹脂の材料を大幅に節約してコストを低減することができる。
上記の欠落部5は、図1から図5に示す場合、片方の側壁3のみに設けて、欠落部5を有する側壁3の外側に表裏表紙Dの片方のみ或いは外方の表裏表紙Dと綴じ込み紙Eの一部を露出させて、保持部材A内にもう片方の表裏表紙Dと残る綴じ込み紙Eを挿入するようにしたが、限定されず、図9から図11に示すように、両側壁3、3に欠落部5を設けておくことで、両側壁3、3の外側に表裏表紙Dのみ或いは表裏表紙Dと綴じ込み紙Eの一部を露出させて、保持部材A内に綴じ込み紙Eのみを挿入することができる。
すると、厚みのあるブックBの表裏表紙D側に挿入できない綴じ込み紙Eを分散させることができる。
勿論、図12に示すように(図5に示すように同じ)表裏表紙Dの片方と綴じ込み紙Eを保持部材Aに挿入することもできる。
このようなブックBの挿入方式を採用することで、保持部材Aに挿入してある綴じ込み紙Eの捲りを阻止されて立ち読み(陳列時)を防止することができると共に、立ち読み防止のため読みたいという意欲のため購買欲を高める効果もある。
また、保持部材AのブックBにより被われない表面(図示の場合は、頂壁1の上面に設けたが、底壁2の下面に設けてもよい)に案内部材Fを設けて、この案内部材Fにより案内される備え部材Gを装備すると共に、案内部材F或いは保持部材Aから備え部材Gの離脱を阻止する錠装置Hが設けてある。
上記の案内部材Fは、例えば図1から図4及び図9、10に示すように、頂壁1の上側こ角筒11を設けて、この角筒11により頂壁1の前縁が開放する挿入路12を形成して、この挿入路12に備え部材Gとしての挿入部材13を挿入するようにしたが、限定されない。例えば、挿入方式にかえて図13に示すように、頂壁1の上面両側縁部に倒立L形の案内部材Fとしてのガイドレール14を設けて、このガイドレール14に備え部材Gとしてのスライダ15をスライド自在に係合したスライド方式にしてもよい。
上記の錠装置Hとしては、例えば図1から図4に示すように、挿入部材13に挿入路12への挿入にともない押し戻されるように設けた係止爪16と、挿入路12に挿入部材13の挿入終了にともない係止爪16に合致すると共に、合致にともない押し戻しの解除された係止爪16が嵌り込んで係止関係になるように挿入路12を形成する角筒11の表裏面を貫通させて設けた係止部としての貫孔17とで構成する以外に、図13に示す(例えば特許第3392777号公報参考)ように、スライダ15の欠落部5の方向へのスライドにともないスライダ15の内面の係止部としてのテーパー突起18により押し戻され、突部19によりスライダ15のスライドが停止したとき突起18により押し戻しが解除されて突起18に係合関係になるように頂壁1に設けた係止爪16とで構成したが、限定されない。
そして、係止爪16、貫孔17、突起18も直列状に複数並べたが限定されない。
なお、係止爪16は、図示の場合合成樹脂による保持部材Aや挿入部材13の成型の際スリット19’を入れて設けたが、別部品を取り付けてもよい。
勿論、スライダ15には、係合関係(突起18との)になっている係止爪16に合致させて表裏面を貫通させて貫孔20を設けておく。
当然、上記の錠装置Hの磁吸されない係止爪16に例えば特願2005−7865号の磁吸される係止爪16を併設して、係止関係の解除に困難性をもたせるこどもできる。
そして錠装置Hも上記の方式に限定されず、例えば特許第2928490号や、実開平6−28134号公報、実用新案登録3014498号、特許第2794408号、特開2002−125817号公報、特開2001−80666号公報、特開平10−250739号公報、特開平10−211981号公報、特開平9−290856号公報の構成を採用してもよい。
また、備え部材G或いは保持部材Aには、挿入したブックBの背表紙Cの表面に位置させてブックBの抜き取りを阻止するストッパ6が設けてある。
上記のストッパ6は、図1から図3に示す場合、備え部材Gとしての挿入部材13の挿入方向の反対側にヒンジ21(図示のピンヒンジにかえてハーフカットのヒンジであってもよい)を介し起状自在に設け、挿入部材13の挿入にともないヒンジ21の部分が案内部材Fとしての角筒11に嵌入することでストッパ6を降下方向に揺動させて、挿入ずみブックBの背表紙Cの表面にストッパ6を位置させるようにしたが、限定されず、例えば図13に示すように、保持部材Aの頂壁1の孔22にストッパ6の末端の突部23をはめ込んで頂壁1に対しストッパ6の末端を支持させると共に、ストッパ6の末端の手前にハーフカットのヒンジ21を設けておく。
そして、スライダ15を前進させることでスライダ15により図13鎖線位置から実線位置にストッパ6を押し込んで、挿入ずみブックBの背表紙Cの表面にストッパ6を位置させるようになっている。
勿論、上記の方式に限定されず、例えば特許第3392777号公報の図16の方式を採用することもできる。
上記錠装置Hのショップ側による解除方式は、図6に示すように解除具24の上面の溝25に案内部材Fを上方から嵌入して、溝25の底面の突軸26を角筒11の各貫孔17やスライダ15の各貫孔17に嵌入して、突軸26により係止爪16を押し戻しながら、貫孔17と係止爪16と係合関係や、係止爪16と突起18との係合関係を解除し、解除した状況下で撮み27により摺動体28を引き戻すと、摺動体28の突部29がストッパ6の突部19に引っかかって挿入部材13を脱出方向に(図7に示すように)スライドさせながら、ストッパ6が背表紙Cから離反する(図13に示す場合、係合関係の解除下で、ブックBと共に保持部材Aを把持してスライドさせるとよい)。
すると、図8に示すようにストッパ6を引き上げて、ストッパ6と背表紙Cとの引っかかりをなくすると共に、この状況下で保持部材AからブックBを抜き取る。
以上のように、ブックBの陳列に際し、保持部材AにブックBを挿入してセットすることで、保持部材Aに対するブックBの抜き取りを抜け止め部4とストッパ6とで阻止される。
挿入したブックBの表裏表紙Dのみ、或いは表裏表紙Dと一部の綴じ込み紙Eを欠落部5を有する側壁3の外側に位置させる(この位置させる部分は、図4及び図5に示す片方の側壁3の部分のみ、或いは図11に示す両方の側壁3、3の部分になる選択による)ことができるので保持部材Aに挿入してある綴じ込み紙Eの捲りを阻止すると共に、立ち読み防止のため読みたいという意欲のため購買欲を高める効果もある。
このため、陳列状況下でのブックBの立ち読みを防止し、立ち読み防止にともない読みたいという意欲により購買欲を高める。
勿論、立ち読み防止にともない汚れや傷みをなくすることもできる。
この発明の第2の実施形態では、第1の実施形態の案内部材F、保持部材A、備え部材G、ストッパ6のいずれかに盗難防止タグ41が設けてある。
上記のタグ41は、図示の場合図3に示すように備え部材Gに設けたが、限定されず、保持部材Aの例えば側壁3などの内面や、ストッパ6の内面(表面に露出しない位置)や案内部材Fに設けることもある。
上記の盗難防止タグ41は、顧客によるショップからの持ち出し(無断な)をショップ側に知らせるもので、例えば周知のように固有のIDコードをもち、ショップの出入口を通過の際、出入口に設置してある電磁界の発生により共振回路が共振して固有のIDコードの発信にともない高周波電磁界を変調させて、ショップからの持ち出しを検出するようになっている。
すると、ショップからの持ち出しによる盗難を防止することができる。
この発明の第3の実施形態では、図14から図16に示すように第1の実施形態の抜け止め部4のない保持部材Aを使用する。
抜け止め部4のない保持部材Aを使用する要因は、保持部材AにブックBを貫通させて、ブックBの背表紙Cと背表紙Cの反対側との長さ(距離)に制約を受けないブックBの挿入、すなわち貫通により使用することができるようにしたことにある。
そこで、貫通させたブックBが通り抜けないように、保持部材Aの頂壁1、底壁2の少なくとも片方の内面にブックBの綴じ込み紙E間に介在(食い込みにより)させる(図15、16に示す)抜け止め片51を設けておく。
すると、保持部材AにブックBをセットした際、ストッパ6と抜け止め片51とで保持部材Aに対するブックBの抜き取りを阻止することができる。
勿論、抜け止め片51は、図示の場合、頂壁1に設けたが、頂壁1にかえて底壁2に、或いは頂壁1と底壁2との両方に設けることもでき、そして、抜け止め片51をブックBの綴じ代B’側に近付けることで、保持部材A内でのブックBの移動(すべり移動)を少なくすることができ、また抜け止め片51のブックBの背表紙C方向の縁にV字状やV字状のテーパー面部52を設けておくと、綴じ込み紙Eの掬いが良好になる。
上記第3の実施形態の保持部材A、案内部材F、備え部材G、錠装置H、ストッパ6、側壁3の少なくとも片方に設ける欠落部5の構成は、第1の実施形態と同様につき、解除方式及び作用効果は、第1の実施形態と同様につき説明を省略する。
そして、第3の実施形態の案内部材F、保持部材A、備え部材G、ストッパ6のいずれかには、第2の実施形態と同様の盗難防止タグ41が設けてある。
上記盗難防止タグ41の設ける位置や構成及び作用効果は、第2の実施形態と同様につき説明を省略する。
なお、保持部材Aに挿入貫通したブックBは、図示の場合ブックBの上縁全長や略全長を側壁3の上縁部で抱き込み、ブックBの下縁略途中迄(図示の場合)抱き込んで容易に捲ることができないようにして立ち読み防止に効果を発揮するようにしたが、抱き込みの範囲を適宜決定すればよい。
なお、抜け止め片51のない保持部材Aにあっては、ブックBの表裏表紙Dと綴じ込み紙Eとの間或いは綴じ込み紙E間に保持部材Aの側壁3が介在するようにブックBを挿入することによりブックBの一方向のスライドをストッパ6により、ブックBの他方向のスライド(抜ける方向)を綴じ代に側壁3の縁が当って阻止する。
この発明の第4の実施形態では、第3の実施形態の案内部材F、保持部材A、備え部材G、ストッパ6のいずれかに第2の実施形態と同様の盗難防止タグ41が設けてある。
上記盗難防止タグ41の設ける位置や構成及び作用効果は、第2の実施形態と同様につき説明を省略する。
この発明の第5の実施形態では、図17に示すように、第1及び第3の実施形態の保持部材Aの露出面には、取付け手段61によってブックBの露出した表裏表紙Dを側壁3に向けて押え込む伸縮性の無端体62が取付けてある。
上記の取付け手段61は、図示の場合、頂壁1の後部上面に対向端が前後方向で、かつ上下に位置するフックを設けて、この上下のフック間に無端体62の輪ゴムを通過させて取付けるようにしたが、例えば突片の孔に輪ゴムの一端側を通し、通した輪ゴムの一端部内に多端側を通して取付ける方法などで取付けることもできる。
すると、保持部材Aに対して第1の実施形態のような挿入、或いは第3の実施形態のように通過させたブックBの側壁3の外側に露出した表裏表紙Dの片方或いは両方の外側に無端体62を図18に示すようにかけ渡して、側壁3に対し表裏表紙Dを押え込んでおく。
この押え込みによって、捲って立ち読みをしようとすることに対し抵抗感を与え、また捲りの繰り返しによって発生する表裏表紙Dや綴じ込み紙Eの反りを修正すると共に、購入者に不快感を与えるなどの問題をなくすることができる。
なお、ブックの背表紙が、表裏表紙に対し略直角になっている場合差しつかえないが、週刊誌のような表裏表紙がV字状のように折り返されて、背表紙のないブックの場合、側壁3の欠落部5とストッパ6とのすきまから引き抜かれるおそれのある場合、ストッパ6の側縁に欠落部のすきまを極力小さくする障害部を設けて、引き抜きを阻止するとよい。
なお、ストッパ6を有する備え部材Gを案内部材F内に挿入することによって反りのある備え部材Gが直線状になって保持部材Aに挿入或いは貫通させてあるブックBの表面にストッパ6が臨むようにしてもよい。
すると、ヒンジ21が不要になる。
また、ヒンジ21付のストッパ6を採用すると、案内部材Fからヒンジ21が脱出すると、ストッパ6を退避させることができる。
この発明の第6の実施形態では、図19から図28に示すように、裏面が対抗する対の抜け止め板65、65の少なくとも片方の片端には、ブックBの背表紙Cの表面に位置するストッパ66が設けてある。
上記のストッパ66は、図示の場合両方の抜け止め板65のそれぞれの片端から連なって抜け止め板65の裏面方向に突出させて設けたが、限定されず、片方の抜け止め板65にのみ設けても目的を達成することができる。
また、一方の抜け止め板65の裏面には、裏面の反対方向に突出する挿入板67が、他方の抜け止め板65の裏面には、裏面の反対方向に突出すると共に、挿入板67の挿入をガイドするガイド筒68が設けてある。
上記のガイド筒68は、図19、23、24に示すように帯状板69と、この帯状板69の両側縁から連なって挿入板67の両側縁をスライド自在に抱き込む(例えばコ字状や蟻溝状などの)抱き込み部70とで構成したが、限定されず、例えば扁平な角筒などで、挿入板67の挿入をガイドするものであればよい。
さらに、挿入板67とガイド筒68との挿入状況下での対向面一方には、挿入スライドにともない押し戻される係止爪71が、他方には、挿入板67のスライドにともない段階的に係止爪71を係止する多段の係合部72が設けてある。
上記の係止爪71は、挿入板67に、係合部72はガイド筒68に(図示の場合)設けたが、逆に設けることもでき、係止爪71は左右に二個、係合部72は左右に二列設けたが、限定されない。
そして、係止爪71は、図示の場合、挿入板67の成形(合成樹脂による)の際、コ字状のスリット73を入れて、このスリット73の内側を挿入板67の片面方向に復帰力が作用するように押し出して設けたが、別部品を固定して設けることもでき、係合部72は、図示の場合帯状板69に貫孔を設けて形成したが、貫孔にかえて係止爪71の自由端縁(先端)が嵌り込んで係止する凹部(図28に示すように鋸歯状の凹凸でも可)であってもよい。
勿論、左右の二列の係合部72を、片側列のピッチと、もう片側のピッチとを半ピッチずらして配置することで、伸縮スライドの停止ピッチを小さくすることができる。
また、図19に示すように挿入板67及びガイド筒68の挿入(ブックBの例えば綴じ込み紙E間への)先行端をV字状や尖端を切断したV字状にし、かつ先端縁の片面、両面に角落ちの面取り部74を設けておくと、ガイド筒68に対する挿入板67の挿入をガイドしながらスムーズな挿入をはかり、かつ綴じ込み紙Eを損傷することがない。
そして、図19、23、24に示すように挿入板67及びガイド筒68の両側縁に角落ちの面取り部74を設けておくと、綴じ込み紙Eに損傷のない横滑り移動がスムーズになる。
また、抜け止め板65の裏面、ストッパ66の裏面、挿入板67、ガイド筒68の裏面などのいずれかには、盗難防止タグ41が設けてある。
上記の盗難防止タグ41は、図示の場合ガイド筒68に設けたが、限定されない。
上記の盗難防止タグ41は、第2の実施形態と同様につき構成及び作用、効果の説明を省略する。
上記のように構成すると、まずブックBの綴じ込み紙E間にガイド筒68を押し込む。
上記の押し込みは、ブックBの背表紙Cに対し直角な二面の片方の面から行い、そして抜け止め板65をブックBの片方の面に外接する。
その際、外接した抜け止め板65のストッパ66をブックBの背表紙Cの表面に位置させる。
次に、ブックBのもう片方の面から前もって押し込んであるガイド筒68に向け挿入板67を挿入する。
挿入板67の挿入は、先に押し込んだガイド筒68によって綴じ込み紙Eの介在ガイド筒68で押し広げられており、この押し広げ空間に向け挿入板67を挿入するので、挿入の見当が容易で、スムーズにできる。
そしてブックBの辺の面に挿入板67側の抜け止め板65を外接すると共に、ブックBの背表紙Cの表面にストッパ66を位置させる。
上記挿入板67の挿入にともない帯状板69の係合部72の内面に係止爪71の先端縁が当接した状況下にあっては、係止爪71を押し戻し、抜け止め板65の外接(外接しない接近のときもある)にともなう挿入板67の挿入続行ができなくなり、係合部72に係止爪71が合致することで、復元力の作用する係止爪71と係合部72とが係合関係になって、ブックBへのセットが完了する。
すると、ブックBの抜き取りをストッパ66と綴じ込み紙E間に介在状態となるガイド筒68や挿入板67によって阻止する。すなわち、ストッパ66に対し背表紙Cが離反するようにブックBをスライドさせると、ブックBの綴じ代側にガイド筒68や挿入板67の側縁が当接して抜け止めになる。
なお、ブックBに対するセット後にブックBの全体を熱収縮フィルムで包装して、立ち読みを防止することができ、かりに前もって熱収縮フィルムでブックを包装してあっても、ガイド筒68や挿入板67の押し込みにともない面取り部74でフィルムを突き破り或いは挿入位置のフィルムにカッターなどで切り目を入れて、切り目から押し込みや挿入する。
また、上記以外のセット方式として、ガイド筒68に挿入板67の先を挿入して、ガイド筒68と挿入板67とをブックBの綴じ込み紙E間に(背表紙Cの対向する面から)挿入する。
このとき、ストッパ66とブックBとの衝突を回避する。
挿入後に、ガイド筒68に挿入板67を挿入して、ブックBの背表紙Cに対し直角な二辺に抜け止め板65を当接すると共に、背表紙Cの表面にストッパ66を位置させる。
すると、ブックBに対するセットずみ挿入板67及びガイド筒68は、係止関係にある係止爪71と係合部72とで分解ができず、ブックBに対する抜き取り方向のスライドも、ストッパ66と、綴じ込み紙E間に介在状態となったガイド筒68、挿入板67とで阻止される。
勿論、ショップからの持ち出しを盗難防止タグ41により検出する。
また、図29に示すように、ブックBの表裏表紙Dの片方の外側に係止爪71と係合部72との係止関係になる挿入板67とガイド筒68を位置させて、背表紙Cの表面にストッパ66を位置させる。
このとき、ガイド筒68側や挿入板67側に設けてある食い込み片75を綴じ込み紙E間に食い込ませて、セットしたガイド筒68及び挿入板67のブックBに対する離脱を阻止する。
すなわち、抜け止め板65、65及び挿入状態にある挿入板67、ガイド筒68の一方向のスライドは、ブックBの背表紙Cに当接するストッパ66により、他方のスライドは、綴じ込み紙Eの綴じ代B’に食い込む(当接する)食い込み片75によってそれぞれ阻止する。
すると、ブックBに対する取り外しができないセットができ、ショップからの持ち出しを、盗難防止タグ41によって検出する。
上記の食い込み片75は、図29に示すように、抜け止め板65の裏面のストッパ66に近い側(近い側にする理由は、セット時のブックBに対する移動量を小さくするため)に設けたが、限定されず、図28に示すように挿入板67のストッパ66側の側縁(抜け止め板65の裏面に近い)に設けてもよい。
なお、食い込み片75に面取り部74を設けて、綴じ込み紙E間への食い込みをスムーズにし、かつ綴じ込み紙Eの損傷をなくする。
上記ガイド筒68及び挿入板67の取り外しは、図25、26に示すようにショップ側の磁石76によって係止爪71に固着してある鉄片77を磁吸して、係止爪71と係合部72との係合関係を解除して、挿入板67を抜き取るか、或いは図27に示すように、抜け止め板65の切欠きや貫窓の挿入部78から解除帯板79を挿入して、解除帯板79を挿入板67と帯状板69との間隙に押し込んで、図27に示すように解除帯板79の先端により係止爪71を押し逃がして、係止爪71と係合部72との係合関係を解除したのち、挿入板67を引き抜く。
取り外した挿入板67及びガイド筒68は、ショップ側に回収し、再使用する。
図中80は、解除帯板79の挿入ガイド片である。
この発明の第7の実施形態では、図30から図33に示すように抜け止め板65の少なくとも片方の側縁にブックBの抱き込み片81を設けておく。
上記の抱き込み片81は、上下の抜け止め板65のそれぞれの両側縁に連なって設け、図31に示すようにブックBの両表裏表紙D、Dを抱き込む場合と、図32に示すようにブックBが厚いと、両抱き込み片81によって綴じ込み紙Eを抱き込む場合と、図33に示すように、片方の抱き込み片81と片方の表裏表紙Dの外側に位置させた挿入板67及びガイド筒68とでブックBを抱き込む場合とがある。
上記の抱き込み片81は、図30に示すように全長の短い抜け止め板65、65の側縁に設けたが、限定されず、例えば、図41、42に示すように、抜け止め板65のストッパ66側端とストッパ66のない反対側端間の長さをブックBの背表紙Cと背表紙Cの反対側面(縁)との距離に等しい長さ或いは若干短い長さにして、抜け止め板65のストッパ66の反対側に抱き込み片81を設けて、ブックBの背表紙Cの反対側の捲りを阻止する。
すると、綴じ込み紙Eの捲りが阻止されて立ち読みができなくなり、立ち読み阻止のため読みたいという意欲のため購買欲を高める。
なお、抱き込み片81の幅や突出長さは、捲りを阻止するように適宜決定すればよい。
当然、無理矢理捲ると、抱き込み片81に引っかかって綴じ込み紙Eが破損し、この破損によって捲りをちゅうちょさせることになる。
すると、陳列時のブックBの立ち読みを防止すると共に、立ち読み防止のため読みたいという意欲のため購買欲を高め、さらに一部分の捲りにともなう他の部分の捲り防止でなお一層上記の効果が高まる。
なお、ブックBをフィルムSで包装してあると、面取り部74によりフィルムSを突き破って抱き込み片81を図32に示すように差し込むとよい(勿論、挿入板67及びガイド筒68も面取り部74でフィルムSを突き破り、或いはフィルムSに入れたスリットから突き刺すこともできるが、表裏表紙Dの外側に挿入板67、ガイド筒68を配置すると、フィルムSを突き刺す必要がない) 。
この発明の第8の実施形態では、図34から図38に示すように、抜け止め板91及び抜け止め板92の少なくとも片方の側縁には、抜け止め板91及び抜け止め板92の裏面の反対方向に突出する挿入板67、ガイド筒68が設けてあり、挿入板67とガイド筒68との対向面には、係止爪71と係合部72とが設けてある。
上記の挿入板67、ガイド筒68及び係止爪71、係合部72は、第6の実施形態と同様につき説明を省略し、作用効果も同様につき説明を省略する。
また、抜け止め板91及び抜け止め板92の片端には、第6の実施形態と同様のストッパ66が設けてあり、そして第6の実施形態と同様の食い込み片75が設けてある。
上記のストッパ66及び食い込み片75の構成、作用効果は、第6の実施形態と同様につき説明を省略する。
そして、挿入板67側、ガイド筒68のいずれか片方には、盗難防止タグ41(図示省略) が設けてある。
上記の盗難防止タグ41の構成及び作用効果は、第2の実施形態と同様につき説明を省略する。
なお、図示の場合、抜け止め板91、抜け止め板92の両側縁にそれぞれ挿入板67、ガイド筒68を設けたが、限定されず、片方の側縁のみに設けてもよい。
そして、係止爪71及び係合部72は、第6、7、8の実施形態の場合、対向する板面に設けたが、限定されず、その他の対向する面(縁)に設けてもよい。
上記のように構成すると、ガイド筒68に挿入板67を挿入して、角筒状に組み立て、ブックBの背表紙Cの表面にストッパ66を位置させると共に、綴じ込み紙Eに食い込み片75を介在させて、ブックBにセットした際の取り外しを阻止する。
便用例も、図36に示すように、綴じ込み紙E間に挿入板67とガイド筒68を介在したり、図37に示すように表裏表紙Dの片方外側に挿入板67とガイド筒68を位置させ、綴じ込み紙E間に挿入板67とガイド筒68を介在したりして、ブックBの厚みに制約を受けないセットや、図38に示すように両表裏表紙Dの外側に挿入板67とガイド筒68を位置させたセットができる。
勿論、ガイド筒68と挿入板67との伸縮調整によって、ブックBの丈の寸法に制約を受けずにセットすることもできる。
なお、係止爪71と係合部72と係合関係の解除は、第6の実施形態と同様につき説明を省略する。
勿論、販売に際し、係止爪71と係合部72の係合関係を解除して、ショップ側に回収した挿入板67、ガイド筒68を有する抜け止め板91、抜け止め板92は、再使用する。
この発明の第9の実施形態では、図39、40に示すように、抜け止め板65,91,92に取付け手段61を介し伸縮性の無端体62を設けておく。
すると、第5の実施形態と同様の効果を発揮する。
使用方法は、第5の実施形態と同様につき、取付け手段61も第5の実施形態と同様につき省略する。
なお、ブックBを広げて、ブックBをストッパ66の一側方向に抜き取ろうとしても、抜き取られないようにストッバ66の長さ、幅、そして挿入板67、ガイド筒68の側縁からの距離を決定すればよい。また、ブックBの背表紙Cと背表紙Cの反対側間の略中間にガイド筒68と挿入板67を位置させることで、ブックBを積み重ねた際の荷崩れを防止する。
なお、第6、7の実施形態のブックBの捲り防止の抱き込み片81を抜け止め板65の裏面から突出させたが、限定されず、例えば図41、42に示すように、抜け止め板65の裏面に重ねて抜け止め板65に外れないようにドッキングする板状体201の側縁に抱き込み片81を設けて、この抱き込み片81によって図42に示すように、片方の表裏表紙Dを抱き込んで(もう片方の表裏表紙Dを抱き込んでいる)、或いは綴じ込み紙Eを抱き込んで立ち読み防止の捲りを阻止するようにする。
上記の抱き込み片81を有する板状体201は、図示の場合片方の抜け止め板65側に設け、もう片方の抜け止め板65に一体に抱き込み片81を設けたが、(この一体の抱き込み片81は、ストッパ66の反対側の側縁にあり、捲りを防止するように突出長さを適宜決定して)限定されず、両方の抜け止め板65に配置することもある。
そして、抜け止め板65に対する板状体201のドッキングも、図示の場合、板状体201の両端部の貫孔202に抜け止め板65に設けてある食い込み片75と抱き込み片81を貫通させて(貫孔202は、板状体201の幅方向に大きくしてあり、ブックBの抱き込み厚みに応じて抜け止め板65に対し板状体201を幅方向にスライドさせて調整できるようにしてある)ドッキングさせたが、限定されず、例えば突起と孔、穴を嵌め込んで(図示省略)ドッキングしてもよい。
また、捲り防止を上述の方式に変えて、図43、44に示すように抜け止め板65の裏面に重ねて食い込み片75と抱き込み片81とでスライドを阻止した板状体203の両側縁の抱き込み片204により綴じ込み紙Eや表裏表紙Dを抱き込んで(図45に示すように) 、立ち読み防止の捲りを阻止してもよい。
勿論、板状体203のスライド阻止を、抜け止め板65と板状体203の重なり面の例えば突起と穴、孔を嵌め込んで(図示省略)行うこともできる。
なお、抱き込み片81の突出方向の尖縁にテーパー面部204を設けておくと、スムーズに突き刺すことができる。
さらに、図46、47に示すように抱き込み片81をガイド筒68及び挿入板67の側縁及び抜け止め板65の裏面から連ねて設けることもあり、背表紙Cにガイド筒68の側縁を近づけてブックBの抜けるのを阻止してもよい。
また、図48、49に示すように、食い込み片75を抜け止め板65の一端ストッパ66に近い端部に、抱き込み片81を抜け止め板65の他端で、抜け止め板65の他端側縁に近い部分(抱き込むための)に設けておく。
さらに、ストッパ66は、図示の場合抜け止め板65の端縁から連ねて一体に設けたが、限定されず、別部品のストッパ66を抜け止め板65にドッキングしてもよい。例えば、図50に示す筒状のストッパ66に抜け止め板65の端縁から連なって抜け止め板65の裏面方向に突出する突片211を嵌入してドッキングすると共に、ストッパ66背面上縁から突出する突出片212を抜け止め板65の裏面端部に重ねて安定させる。
その際、突出片212の突出方向端縁から内方に向く切り欠き213に食い込み片75を嵌入する。
なお、図50に示すように突出片212の裏面に食い込み片75を設けておくと、抜け止め板65に食い込み片75を設ける必要がない。
勿論、抜け止め板65と突出片212の両方に食い込み片75が設けてあっても差しつかえがない。
そして、図52、53に示すように筒状のストッパ60の両側縁から抜け止め板65の也端方向に抱き込み部214を設けておくと、ブックBの背表紙C部分を抱き込むことができる。
その際、抱き込み部214の筒状のストッパ66側の縁に図54に示すように欠除部215を設けておくと、図55、56に示すようにブックBの表裏表紙Dのみ或いは表裏表紙Dと綴じ込み紙Eの一部を通過させて、綴じ込み紙Eを抱き込むことができる。
この抱き込みによって、ブックBの厚みが厚くてもセットすることができる。
また、ストッパ66のドッキングは、上述の方式に限定されず、例えば図57、58に示すように、抜け止め板65の一端に扁平な筒部216にストッパ66から連なる突片217を嵌入し、突片217の弾片218を筒部216の凹入部219の端縁に係止して、図58に示すように抜け止め板65にストッパ66を取り付けるようにしてもよい。
なお、弾片218は挿入薄板(図示せず)を筒部216に押し込んで、薄板の端縁で弾片218を押し逃がして、弾片218と凹入部219との係合関係を解除して引き抜けるようになっている。
図中220は弾片218を形成する切り込みである。
さらに、図59から図61に示すようにストッパ66の背表紙Cと接触(当接による)する面に弧状やV字状の凹部226を設けておくと、抱き込み部214によりブックBの背表紙Cを抱きこんだ状況下での背表紙Cが弧状又はV字状になっている雑誌であっても、背表紙Cの弧状やV字状部を無理矢理外方に引っ張って引き抜こうとしても、引き抜きができなくなる。
また、第6、7の実施形態のブックの立ち読み防止の他の使用例として、図62から図64に示すように捲り阻止方式の抱き込みを、抜け止め板65の裏面に板状体201をドッキングさせて、挿入板67及びガイド筒68の反対側に板状体201の片方の辺縁側の抱き込み片81を位置させる。
上記抜け止め板65に対する板状体201のドッキングは、図41、42の方式と同様に、板状体201に設けてあるそれぞれの貫孔202に抜け止め板65の食い込み片75と抱き込み片81を貫通させて(なお、貫孔202は、板状体201の幅方向に大きくしにあって、抜け止め板65の幅方向に板状体201をスライド可能にし、この可能によりブックBの厚みが大きくても対応できるようにしてある)ドッキングしたが、限定されず、例えば抜け止め板65と板状体201に設けてある孔(穴)と突起とを嵌め込んでドッキングしてもよい。
そして、ブックBの抱き込みを、図63、64に示すように、板状体201を有する抱き込み片81によってブックBの図63の上辺側で片方の表裏表紙Dを除く(所要枚数の綴じ込み紙Eを抱き込み、下位抜け止め板65に設けてある抱き込み片81によって例えば図65に示すように板状体201を有する抱き込み片81からいくらかの枚数をへてもう片方の表裏表紙D迄の綴じ込み紙Eを抱き込んでおく。
すると、陳列状況下でのブックBは、図64に示すように片方の表裏表紙Dと板状体201を有する抱き込み片81迄の少ない枚数の綴じ込み紙E(例えば、目次などの綴じ込み紙Eを)を捲ることができ、その後の綴じ込み紙Eの捲りは、図65に示すように板状体201を有する抱き込み片81によって抱き込まれていない次の綴じ込み紙Eから抜け止め板65の抱き込み片81によって抱き込まれていない綴じ込み紙Eまで、しかも捲り具合も、板状体201側の抱き込み片81によって綴じ込み紙Eの一部分の反転になる。
この一部分の反転により立ち読みができず、読みたいという意欲で購買力が向上する特有な効果がある。
上記綴じ込み紙Eの一部反転の状態に止めおくための板状体201を有する抱き込み片81の形状は、ブックBの背表紙Cの反対側辺の上縁(板状体201側から下方に向け背表紙C)側に傾斜させて、捲り反転度合いを規制するようにしたが、形状も上述に限定されず、例えば長方形など上記目的を達成する形状など適宜決定すればよい。
その際、板状体201を有する抱き込み片81の背表紙Cの反対側縁の板状体201の側縁のコーナーに弧状の欠落部241を設けておくと(図64に示すように)、捲って反転した綴じ込み紙Eが欠落部241によって破損するのを防止する。
なお、図示の場合板状体201を有する反転案内の抱き込み片81を片方の抜け止め板65に配置したが、限定されず、両方の抜け止め板65に配置してもよい。
また、抜け止め板65側の抱き込み片81は、前述のように突出長さや、幅を、捲り防止になるように適宜決定する。
さらに、前述の一部の捲りを許容した(図62から図65に示す)使用例の抜け止め板65と抱き込み片81を有する板状体201のドッキング(貫孔202に抜け止め板65の抱き込み片81と食い込み片75を貫通させる方式)を、上述の貫孔202と抱き込み片81及び食い込み片75にかえて、例えば、重なり合う板状体201と抜け止め板65との対向面一方の孔251と他方の突起252(図示)とを嵌め込んでドッキングさせるようにしてあり、数も図示のように複数設けて安定させるようにしたが、限定されない。そして孔251を図示のように板状体201の幅方向に長い長孔として、ブックBの厚みに応じて抱き込み片81の位置を移動させるようにしてある。
すると、板状体201抱き込み片81の背表紙Cに近づく平行する辺縁がブックBのストッパ66の反対方向の移動を図49参照綴じ込み紙Eの綴じ代B’に当ってブックBの抜き取りを防止するので、板状体201をドッキングする抜け止め板65には、図62に示す抱き込み片81や食い込み片75が不要になる。
なお、図67に示す場合、抱き込み片81を有する板状体201を片方の抜け止め板65に配置したが、両方の抜け止め板65に板状体201を配置することも可能であり、この場合、抜け止め板65の抱き込み片81と食い込み片75が不要になる。

Claims (19)

  1. 後縁にブックの抜け止め部を有し、かつ対向する両側壁のブック挿入側前縁の少なくとも片方がブックの綴じ代の長さ短くなっている欠落部を有する筒状の保持部材にブックを、上記ブックの表裏表紙の少なくとも片方を除くか、また少なくとも片方の表裏表紙と重なる綴じ込み紙の一部を除くか或いは綴じ込み紙間に上記欠落部を有する側壁が介在するように挿入したのち、上記保持部材の露出面の案内部材により案内させて備え部材を装備すると共に、この備え部材或いは上記保持部材のストッパを上記ブックの背表紙の表面に位置させ、上記案内部材或いは保持部材側から上記備え部材が離脱しないように錠装置によりロックして、陳列時の上記保持部材に対するブックの抜き取りを上記抜け止め部及びストッパにより阻止したことを特徴とする陳列ブックの立ち読み防止方法。
  2. 前記案内部材、保持部材、備え部材、ストッパのいずれかに盗難防止タグを設けたことを特徴とする請求項1に記載の陳列ブックの立ち読み防止方法
  3. 後縁にブックの抜け止め部を有し、かつ対向する両側壁のブック挿入側前縁の少なくとも片方がブックの綴じ代の長さ短くなっている欠落部を有する筒状の保持部材と、この保持部材のブックにより被われない露出面に設けてある案内部材により案内される備え部材と、この備え部材或いは上記保持部材に上記ブックの背表紙の表面に位置するように設けたストッパと、上記案内部材或いは保持部材から上記備え部材の離脱を防止して上記ストッパとブックの背表紙との係合関係を維持するように設けた錠装置とからなる陳列ブックの立ち読み防止装置。
  4. 前記案内部材、保持部材、備え部材、ストッパのいずれかに盗難防止タグを設けたことを特徴とする請求項3に記載の陳列ブックの立ち読み防止装置
  5. 対向する両側壁のブック挿入側前縁の少なくとも片方がブックの綴じ代の長さ短くなっている欠落部を有する筒状の保持部材にブックを、上記ブックの表裏表紙の少なくとも片方を除くか、また少なくとも片方の表裏表紙と重なる綴じ込み紙の一部を除くか或いは綴じ込み紙間に上記欠落部を有する側壁を介在するように貫通させたのち、上記保持部材の露出面の案内部材により案内させて備え部材を装備すると共に、この備え部材或いは上記保持部材のストッパを上記ブックの背表紙の表面に位置させ、上記案内部材或いは保持部材側から上記備え部材が離脱しないように錠装置によりロックして、陳列時の上記保持部材に対するブックの抜き取りを上記ストッパ及び側壁によって阻止したことを特徴とする陳列ブックの立ち読み防止方法。
  6. 前記案内部材、保持部材、備え部材、ストッパのいずれかに盗難防止タグを設けたことを特徴とする請求項5に記載の陳列ブックの立ち読み防止方法
  7. 対向する両側壁のブック挿入側前縁の少なくとも片方がブックの綴じ代の長さ短くなっている欠落部を有し、かつ対向する頂壁及び底壁の少なくとも片方の内面に綴じ込み紙間に介在させるブックの抜け止め片を有する筒状の保持部材と、この保持部材のブックにより被われない露出面に設けてある案内部材により案内される備え部材と、この備え部材或いは上記保持部材に上記ブックの背表紙の表面に位置するように設けたストッパと、上記案内部材或いは保持部材から上記備え部材の離脱を防止するように設けた錠装置とからなる陳列ブックの立ち読み防止装置。
  8. 前記案内部材、保持部材、備え部材、ストッパのいずれかに盗難防止タグを設けたことを特徴とする請求項7に記載の陳列ブックの立ち読み防止装置
  9. 前記保持部材の露出面にブックの露出した表裏表紙の表面を押さえ込む伸縮性のある無端体を取付け手段により取り付けたことを特徴とする請求項3又は7に記載のブックの立ち読み防止装置。
  10. 裏面が対向する対の抜け止め板と、この一方の上記抜け止め板の裏面から裏面の反対方向に突出する挿入板と、他方の上記抜け止め板の裏面から裏面の反対方向に突出すると共に、上記挿入板の挿入をガイドするガイド筒と、このガイド筒と上記挿入板との対向面一方に設けた係止爪及び他方に伸縮にともない上記係止爪を段階的に係止するように設けた多段の係合部と、上記少なくとも片方の抜け止め板の片端に設けたブックの背表紙の表面に位置するストッパと、上記抜け止め板、挿入板、ガイド筒、ストッパのいずれかに設けた盗難防止タグとからなるブックの盗難防止装置。
  11. 裏面が対向する対の抜け止め板と、この一方の上記抜け止め板の裏面から裏面の反対方向に突出する挿入板と、他方の上記抜け止め板の裏面から裏面の反対方向に突出すると共に、上記挿入板の挿入をガイドするガイド筒と、このガイド筒と上記挿入板との対向面一方に設けた係止爪及び他方に伸縮にともない上記係止爪を段階的に係止するように設けた多段の係合部と、上記少なくとも片方の抜け止め板の片端に設けたブックの背表紙の表面に位置するストッパと、上記少なくとも片方の抜け止め板の少なくとも片方の側縁に設けたブックの表裏表紙や綴じ込み紙の抱き込み片からなるブックの立ち読み防止装置。
  12. 前記抜け止め板、挿入板、ガイド筒、ストッパのいずれかに盗難防止タグを設けたことを特徴とする請求項11に記載のブックの立ち読み防止装置
  13. 前記少なくとも片方の抜け止め板の裏面、ガイド筒、挿入板のストッパ側の側縁のいずれかに綴じ込み紙間に介在する食い込み片を設けたことを特徴とする請求項11に記載のブックの立ち読み防止装置
  14. 前記抜け止め板の表面に取付け手段を介し伸縮性のある無端体を取付けたことを特徴とする請求項11に記載のブックの立ち読み防止装置
  15. 裏面が対向する対の抜け止め板と、この両抜け止め板の少なくとも片方の側縁から連なって前記両抜け止め板の裏面の反対方向に突出する一方に挿入板及び他方に挿入板の挿入をガイドするガイド筒と、このガイド筒と上記挿入板との対向面一方に設けた係止爪及び他方に伸縮にともない上記係止爪を段階的に係止するように設けた多段の係合部と、上記抜け止め板の少なくとも片方の端に設けたブックの背表紙の表面に位置するストッパと、上記抜け止め板、挿入板、ガイド筒、ストッパのいずれかに設けた盗難防止タグとからなるブックの盗難防止装置。
  16. 前記両抜け止め板の少なくとも片方の裏面、ガイド筒、挿入板のストッパ側の側縁のいずれかに綴じ込み紙間に介在する食い込み片を設けたことを特徴とする請求項15に記載のブックの盗難防止装置。
  17. 前記両抜け止め板の片方の表面に取付け手段を介し伸縮性のある無端体を取付けたことを特徴とする請求項15に記載のブックの盗難防止装置。
  18. ブックの背表紙に対し直角な二辺の一辺から綴じ込み紙間にガイド筒を押し込みながら、上記一辺に上記ガイド筒側の抜け止め板を当接し、次いでもう一辺から上記ガイド筒に挿入板を挿入しながら、上記挿入板側の抜け止め板をもう一辺に当接すると共に、上記少なくとも片方の抜け止め板のストッパを背表紙の表面に位置させ、この状況下で挿入板の係止爪をガイド筒の係合部に係止し、陳列時のショップからの持ち出しを、挿入板側やガイド筒のいずれかに設けてある盗難防止タグにより検出するようにしたことを特徴とするブックの陳列方法。
  19. ブックの背表紙に対し直角な二辺に頂板、底板を配してガイド筒に挿入板を挿入にしながら、上記二辺に頂板及び底板を当接すると共に、ブックの背表紙の表面にストッパを位置させると共に、この状況下で係止爪と係合部とを係止関係にし、また、綴じ込み紙間に食い込み片を介在させ、陳列時のショップからの持ち出しを挿入板側やガイド筒のいずれかに設けてある盗難防止タグにより検出するようにしたことを特徴とするブックの陳列方法。
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