JP2004345736A - 盗難防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ケースとストッパ付スライダとをケースのガイドから抜け落ちないようにすると共に、ケース内の物品の盗難を防止する。
【解決手段】 周囲の一面に販売や貸し出し物品Aの挿入、引き抜きによる出し入れ用の開口1を有するケースKと、このケースの周壁に上記開口から前記開口の反対方向にガイド5を設け、このガイドに出没スライドするスライダ6を嵌挿すると共に、このスライダとガイドとに前記スライダの抜け止め手段を設け、上記スライダの突出方向端に前記物品の脱出防止用のストッパ12を設け、上記スライダの途中に上記開口からストッパが外れる中折れ関節部13を設け、上記ケース或いはガイドとスライダとの対向面に前記スライダの没入終了時点に係合関係になる係止手段Dを設ける。
【選択図】 図2

Description

この発明は、陳列時にケースに挿入してある例えばCDカセットの音楽や映像を記録してあるディスクやビデオテープ、ゲームソフトなどの商品の盗難防止をすると共に、上記ケースが貸し出しや販売にも転用することができるようにした盗難防止装置に関する。
例えば、レンタル店でレンタル商品を陳列する場合、ケースから商品を抜き取ることが出きるので、商品が盗まれる問題が発生した。
そこで、ケースから商品の抜き取りを防止する従来技術としては、特許文献1に示すようなケースや特許文献2に示すような盗難防止用ケースがある。
特開2000−237008号公報
特開2001−122321号公報
ところで、特許文献1の構造のものは、ケースの周壁外側にガイド手段により進退スライドするスライダを設けて、スライダの前進により揺動体を押さえ込みながら、スライダの先端ストッパをケースの開口に臨ませて商品の取り出しを防止するようになっている。
上記のような構造によると、ケースの頂壁全長に設けてあるガイド手段のレール用突出壁の溝にスライダの突条を嵌め込み係合させてスライダを進退スライドさせるので、スライダの端面が開放する。
すると、スライダの端面から内方にドライバなどを押し込み、かつ、こじることによって上記の嵌め込み係合させてある溝から突条が外れ、外れることによってスライダが脱落してストッパ付の揺動体の押さえ込みを維持することができない不都合(商品の盗難防止機能の役目を果たさない)が発生した。
また、特許文献2の構造のものは、ガイド手段にストッパ付のスライダを挿入しながらケースの開口にストッパを臨ませて、ケースから商品の取り出しを防止するようになっている。
上記のような構造によると、ケースとストッパ付のスライダとが別体のため、個別にケース及びスライダを管理することになるので、手数がかかる以外に、スライダの差し込みや抜き取りに煩わしい問題があった。
特に陳列した盗難防止ケースを貸し出しや販売ケースとして転用することができない。
そこで、この発明は、上記の問題を解決することにある。
上記のような課題を解決するために、この発明は周囲の一面に販売や貸し出し物品の挿入、引き抜きによる出し入れ用の開口を有するケースと、このケースの周壁に上記開口から前記開口の反対方向にガイドを設け、このガイドに出没スライドするスライダを嵌挿すると共に、このスライダの前記開口側端に前記物品の脱出防止用のストッパを設け、上記ケース或いはガイドとスライダとの対向面に前記スライダの挿入終了時点、上記スライダの突出方向のスライド途中に係合関係になる係止手段を設けた構成を採用する。
また、箱体と、この箱体の周囲一辺に適宜のヒンジを介し上記箱体の開口を開閉するように設けた蓋体とでケースを形成し、このケースの上記ヒンジと前記ヒンジに対向する辺との間の平行する一辺に物品の抜き取り用の開口を設け、上記ケースのヒンジに対向する側に並列掛合部を設けて、この並列掛合部に上記ケースの開放阻止掛合状態に、かつ抜き差し自在なスライダを挿入し、このスライダの上記開口側端に上記物品の脱出防止用のストッパを設け、上記ケース或いは掛合部とスライダとの対向面に前記スライダの挿入終了時点、上記スライダの突出方向のスライド途中に係合関係になる係止手段を設けた構成を採用する。
そして、前記の係止手段が、ショップ側により解除でき、解除にともなう引き抜いたスライダをショップ側に回収するようにした構成を採用する。
すると、ケースに収納してある物品の抜き取りを開口の一部を閉鎖するストッパによって阻止し、脱出方向にスライドさせたスライダをスライド途中に係止手段による係合関係にしてケースからスライダを抜けないように、すなわち開口から離反した位置にストッパを停止し、ショップ側によって係止手段の係合関係の解除にともないスライダを抜き取る。
また、一側面に商品の出し入れ用の開口を有する箱体と、この箱体の周囲一辺に適宜のヒンジを介し上記開口を開閉するように設けた蓋体とでケースを形成し、このケースの上記ヒンジの反対側辺の外側に前記ケースの開放阻止用の嵌合体を嵌装し、またこの嵌合体の嵌装方向側辺縁に上記ケースに設けてある貫孔に差し込む突出体を設け、この突出体と上記ケースとに前記突出体の貫通終了にともない係合関係になり、かつショップ側により係合関係を解除できる係止手段を設けた構成を採用する。
すると、ケースに嵌合体を嵌装すると、嵌装にともない係合関係の係止手段によってケースから嵌合体が外れない。
以上のように、この発明の盗難防止装置によれば、ケースにストッパ付のスライダを設けてあるので、ケースとストッパ付スライダの別々の管理やスライダの紛失をなくすることができると共に、手間のかかるスライダの差し込み操作が不要になり、スライダの挿入により開口の一部をストッパにより閉鎖し、かつ係止手段によるスライダの突出方向のスライド防止によって物品の盗難を防止することができる。
また、ケースに設けた貫窓によって、物品の押し出しをスムーズに行うこともできる。
さらに、スライダや嵌合体をショップ側の解除操作によって係止手段の係合関係を解除して抜き取り、かつショップ側に回収するようにしてあるので、スライダや嵌合体のないケースを貸し出しや販売に転用する事ができる。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
この発明の第一の実施形態では、図1から図3に示すように、陳列用のケースKの周囲一面には、販売や貸し出し物品Aの挿入、引き抜きによる出し入れ用の開口1が設けてある。
上記のケースKは、図1に示すように対向する対の側壁2、2と、この側壁2、2の上縁同士、片方の側縁同士及び下縁同士を連結する周壁3とで構成され、例えば合成樹脂成型品によって形成する。
上記の販売や貸し出し物品Aとしては、例えば図1に示すような収納ケースBに商品aのディスクを収納したものや、図13に示すようなビデオテープなどがある。
そして、図示のように、ケースKに(図示の場合側壁2の内面に設けたが、位置は限定されない)固有のIDコードをもち、ショップの出入口を通過の際出入口に設置の高周波電磁界の発生により共振回路が共振して固有のIDコードの発信にともない前記の高周波電磁界を変調させるような盗難防止タグ4を設けて、ケースKの持ち出しを阻止する。
また、ケースKには、開口1から開口1の反対方向にガイド5を設けて、このガイド5に出没スライドするスライダ6を挿入する。
勿論、ケースK側のタグ4をスライダ6に設けてもよい。
上記のガイド5は、図示の場合、頂壁部7と、この頂壁部7の両側縁から連なって下方に突出して対向すると共に、両側壁2、2の上縁に連なる(ケースKと一体成型による)側壁部8とで筒状に設けたが、例えば、ケースK内の上部で上面用周壁3に所定の間隔を存して対向すると共に、側壁2、2から内方に突出する突出条や側壁2、2同士を連結する連結壁(いずれも図示省略)などで構成することもある。
要するに、スライダ6の出没スライドをガイドすることにある。
さらに、スライダ6とガイド5或いはケースKとには、スライダ6の抜け止め用の係止手段Cが設けてある。
上記の抜け止め用の係止手段Cとしては、例えば図3に示すように、ガイド5の両側面にスライダ6のスライド方向に沿う貫通或いは溝状のレール部9を設けて、このレール部9にスライダ6の末端両側から突出する突部10を嵌入し、スライダ6の突出スライドにともないレール部9の開口1側端縁に突部10が当接して、ガイド5からスライダ6が抜けないようになっている(なお、突部10は、図示のように切り込み11を入れて、ガイド5にスライダ6を押し込むと側壁部8の内面との接触によって突部10が押し戻され、押し込みにともないレール部9に突部10が合致すると、押し戻しの解除された突部10がレール部9に嵌り込むようにした)が、上記以外の例えば図9に示すようにガイド5内の底面とスライダ6の下面とにレール9と軸上の突部10を設けてもよい。
要するに、突出させたスライダ6がガイド5から抜けないようにしてある。
また、スライダ6の開口1側端には、スライダ6の挿入スライドの終了にともない開口1の一部を閉じてケースK内の物品Aの抜き取りを阻止するストッパ12が設けてある。
さらに、スライダ6の途中(突出終了時点のガイド5から外れる位置)には、開口1からストッパ12が外れる中折れ関節部13が設けてある。
上記の関節部13は、図示の場合スライダ6の下面にV字状の欠除部を設けて形成したが、その他の方法で設けることもある。
なお、合成樹脂によって形成するスライダ6に図7に示すような反り返る性質を付与しておくと、スライダ6の突出方向のスライドにともないガイド5からスライダ6のストッパ12側端図3の上面に設けてある嵌入案内下がり勾配のテーパー面14付の突起15が外れると、スライダ6のストッパ12側が上昇(図示の場合)するので、スライダ6のストッパ12側を持ち上げる必要がない。このとき、関節部13が不要になる。
勿論、合成樹脂製のスライダ6に限定されず金属などであってもよい。
なお、上述の反り返る性質がないと、手で持ち上げるとよい。
このとき、関節部13を設けておくと、スライダ6のストッパ12側の持ち上げがスムーズになる。
また、ケースK或いはガイド5とスライダ6との対向面には、スライダ6の挿入終了にともない係合関係になってスライダ6の突出方向のスライドを阻止する係止手段Dが設けてある。
上記の係止手段Dとしては、例えば図2及び図3に示すように、ガイド5に係止部16をスライダ6に係止片17を設けたが逆にすることもできる。
そして、係止部16は、図示の突起に限定されず溝部であってもよい。
係止片17は、図示の場合スライダ6に両端がストッパ12の反対方向に向くコ字状の切り込み18を入れて、この切り込み18の内側を係止部16側に突出するように押し出して設けたが、スライダ6に別部分の係止片17を固定して設けることができる。
なお、図示の場合、係止手段Dは、図示の場合スライド方向の前後に配置したが、数は限定されない。
上記のように構成すると、ショップ側の解除具Eを用いて係止手段Dの係合関係を解除すると共に、解除状態で突出方向にスライダ6をスライドさせる。
そして、図7に示すように開口1の上縁と同レベル或いは上縁よりも上方にストッパ12の下縁を位置させる。
しかして、開口1からケースK内に物品Aを挿入し、押し込む。
その後にスライダ6を挿入方向にスライドさせて挿入終了直前に係止手段Dの係止片17が係止部16に接触して押し戻され、次いで係止片17が係止部16を通過し終わると、押し戻しの解除された係止片17が係止部16に引っかかって係合関係に(図2に示すように)なり、この係合関係によってスライダ6の突出方向のスライドを阻止する。
このとき、開口1の一部をストッパ12によって閉じるので、ケースK内の物品Aの取り出しを阻止する。
すると、ショップの棚に陳列した際のケースK内の物品Aの抜き取りがストッパ12により阻止され、盗難を防止する。
ケースK内の物品Aを販売や貸し出す場合、ショップ側の解除具Eによって(図4、図5に示すように)係止手段Dの係合関係を解除する。
次いで、開口1が下側で、かつ開口1の上縁が下向きになるようにケースKを傾けると、物品Aによってスライダ6が押し戻されるので、開口1からストッパ12が外れ(図7に示すように)て、ケースKから物品Aを抜き取ることができる。
また、ケースKに(図1、図2、図9、図13、に示す)貫窓20を設けて、この貫窓20に嵌入した指先を物品A(図示収納ケースB)に押しつけ、押しつけを維持しながら開口1の方向に指を移動させて物品Aを押し出す。
なお、貫窓20は、図示の側壁2に限定されず、開口1に対向する周壁3に設けて、嵌入する指先で物品Aを突きだしてもよい。
上記の解除具Eとしては、図6に示すグリップ21から突出する突出部材22(杆や帯板)をガイド6の端末通口23からガイド6内に(図8に示す)差し込む。
すると、図4、図5及び図7に示すように、突出部材22によって係止片17が押し戻されて、係止部16から係止片17が外れ、係合関係を解除する。
この状況下で図8に示すように物品Aと共にスライダ6を押し出す。
また、解除具Eは、上記方式に限定されず、例えば図10から図12に示すように、係止片17に鉄片31を固着(係止片17を鉄片により形成することもある)して、解除具Eの磁石32を鉄片31の直上に(図12に示す)位置するようガイド5に近づけ或いは重ねると、磁石32により鉄片31が磁吸されて係止部16から係止片17が外れて係合関係が解除されるようにしてもよい。
なお、図示の係止手段Dは、スライダ6の挿入終了にともない自動的に係合関係になるようにしてあるが、スライダ6の挿入終了後例えばボタンのプッシュ方式(図示省略)によって係合関係にすることもある。
その際解除もそれに見合う方式を採用する。
なお、図14に示すように、ショップの棚に陳列する際透明な展示ケースXに上方からケースKを挿入して展示することもある。
その際、展示ケースX内には、背見出し41のみ或いは背見出し41と押さえシート42を挿入しておく。
勿論、展示ケースXが透明でない場合、展示ケースの外側に設けた透明なシートの内側に印刷紙(いずれも図示省略)を入れておく。
この発明の第二の実施形態では、図15から図19に示すように、第一の実施形態のストッパ12付スライダ6が、ショップ側の解除操作によって抜け止め用の係止手段Cの係合関係及び係止手段Dの係合関係が解除できて、この解除の状況のもとでケースKからスライダ6を引き抜いて、引き抜いたスライダ6をショップ側に回収するようになっている。
その要因は、スライダ6の回収ずみケースKは、貸し出しや販売に転用する。
勿論、タグ4は、図16、図17に示すようにスライダ6に設けて、ケースKがショップの出入口を通過の際高周波電磁界の変調をなくする。
上記目的を達成するための抜け止め用の係止手段Cとしては、図15から図18に示すように、スライダ6の挿入方向端部に先端がスライダ6の突出方向に向き、かつ頂壁部7の裏面方向に突出力の付与弾片51(この弾片51は、図示の場合スライダ6にコ字状の切り込み52を入れて、この切り込み52の内側を押し出して設けたが、スライダ6に別部品を固定して設けてもよい)の突出端を図17に示すように頂壁部7の貫孔53に嵌入させて突出方向にスライドさせたスライダ6の抜け止めとしスライダ6の没入スライドの終了にともない頂壁部7に(貫孔53の手前に)設けてある貫孔54に弾片51が嵌り込んで、没入方向のスライド停止位置決め(このとき、開口1の一部をストッパ12により閉じて、ケースK内の物品Aの抜き取りを阻止する)が行われる。
上記の目的を達成するための係止手段Dとしては、図15から図18に示すようにガイド5とスライダ6との対向(図示スライダ6の両側縁と両側壁部8に限定されない)面で、スライダ6の突出、没入方向に一定の間隔を存して複数の一方側壁部8に係止部としての貫孔55を、他方スライダ6の側縁に切り起こしにより外方への突出力を付与すると共に、突出端がストッパ12の方向に向く貫孔55と同じ間隔で、かつ貫孔55の列数の数よりも1つ少ない数の係止片17を設けて構成する。
すると、図20に示すショップ側の解除具E’のセンター列の第1突起56を図17に示すように手前の貫孔54に嵌入して、第1突起56による弾片51の押し戻しにより貫孔54と弾片51との係合関係を解除する。
次に、解除具E’のサイド列の係止片17と同数の第2突起57を貫孔55にそれぞれ嵌入して、第2突起57による係止片17の押し戻しにより各貫孔55と各係止片17との係合関係を解除する。
そして、第一の実施形態と同様に物品Aと共にスライダ6を押し出す。
このとき、貫孔55から脱出状態にあり、かつ側壁部8の内面に当接して押し戻し状態にある各係止片17は、スライダ6と共に滑走し、そして図19に示すように、ストッパ12に一番近い係止片17が第2突起57の嵌入していない貫孔55に合致(この合致よるスライダ6の押し出し停止位置決めは、前方の貫孔53と弾片51とが合致し、合致にともなう押し戻しの解除された弾片51が貫孔53に自動的に嵌り込み係合して行われる)すると、押し戻しの解除された係止片17が貫孔55に嵌り込み係合してスライダ6の引き抜きが(貫孔53と弾片51との係合関係によっても)阻止され、第一の実施形態と同様にストッパ12と物品Aとの係合関係をなくした上で、ケースKから物品Aを抜き取る。
次にケースKからスライダ6を抜き取る場合は、図20に示す解除具E”を用いる。
この解除具E”は、センター列の第1突起56’が各貫孔53、54に嵌り込む前後に二個設けてあり、サイド列の第2突起57’は、全ての貫孔55に嵌り込むように(係止片17の数よりも一つ多い)設けてある。
すると、貫孔53に対する弾片51の係合関係がなく、各貫孔55に対する各係止片17の係合開係がなくなるので、ガイド5からスライダ6を抜き取ることができる。
抜き取ったスライダ6は、ショップ側に回収して再使用する。
すると、ケースKは物品Aを収納して貸し出しや販売用として転用することができる。
なお、上記目的を達成する解除具E’、E”は、図20、図21に示すように、センター板58と、このセンター板58の側縁にハーフカットのヒンジ59を介し屈曲自在に設けたサイド板60と構成した。
勿輪、係止手段C、Dや解除具E’、E”は、図示に限定されず他の方式を用いてもよい。
例えば、スライダ6の挿入終了後にボタンのプッシュにともない係合関係になり、ショップ側で解除具としての磁石などを用いて係合関係を解除することも考えられる。
上記第二の実施形態のケースK、スライダ6は、第一の実施形態と同様につき詳細な説明を省略する。
この発明の第三の実施形態では、図22から図25に示すように、一側面に開口61を有する箱体62と、この箱体62の周囲一辺にヒンジ63を介し開口61を開閉する蓋体64とでケース65を形成する。
上記の箱体62は、図示の場合側壁66と、この側壁66の各辺縁から連なって側壁66の裏面方向に突出する周壁67とで構成され、蓋体64は、図示の場合一辺の周壁67にハーフカットのヒンジ63を介し連なる側壁68と、この側壁68の辺縁から連なって周壁63の外側に嵌装する周壁69とで構成され、合成樹脂の成形によって一体的に形成したが、別々に形成することも考えられる。
そして、ピンヒンジなどで箱体62に対し蓋体64を開閉自在に取付ける。
上記ケース65のヒンジ63とこのヒンジ63に対向する辺との間の平行二辺の一面に物品Aを出し入れする開口1が設けてある。
また、ケース65のヒンジ63の反対側辺に並列掛合部70(箱体62及び蓋体64とに)を設けて、この並列掛合部70に掛合状態にして(ケース65の開放阻止のため)差し込み、また引き抜くことができるスライダ71を設ける。
上記のスライダ71は、図示の場合基板72と、この基板72の両側縁から上下方向に突出すると共に、7字状の並列掛合部70の外側を上縁部によって抱き込む並列板73とによって構成したが、同自的の他の構造であってもよい。
要するに、スライダ71の差し込みによってケース65の開放を阻止することにある。
そして、図25、図26に示すように周壁67、69の開放縁を突き合わせにし、かつ突き合わせ縁を凹凸78にして、その凹凸78を噛み合い状に嵌め込んでおくと、ドライバや指先の引っかかりによる開放阻止が向上する。
また、スライダ71の開口1側には、スライダ71の挿入終了にともない開口1の一部を閉鎖してケース65から物品Aの抜き取りを阻止するストッパ12が設けてあり、スライダ71とケース65との対向面には、第一、第二の実施形態と同様に突出方向スライドさせた途中において、係止手段Cの係合関係によってケース65に対しスライダ71が抜けないように、その結果開口1に対しストッパ12の離反によってケース65から物品Aを抜き取ることができ、スライダ71の挿入終了にともない係止手段Dの係合関係によってスライダ71の突出方向のスライドを止めて、ストッパ12による開口1の一部閉鎖の維持によって開口1からの物品Aの抜き取りを阻止するようにしてある。
そして、上記の係止手段C、Dの係合関係をショップ側により解除してスライダ71を抜き取って、抜き取ったスライダ71をショップに回収すると、スライダ71の具備しないケース65が、物品Aの貸し出しや販売ケースとして転用することができる。
上記の係止手段C、Dは、第一、第二の実施形態と同様につき、ショップ側の解除具による解除方式も第二の実施形態と同様につき説明を省略する。
なお、図示の場合、係止手段C、Dを同列上に配置したが、第一の実施形態のように別の位置にそれぞれ設けてもよい。
上記の係止手段C、Dは、図示に限定されず、鉄片で形成し、磁石によって解除する方式や、ショップ側でのボタンのプッシュによって係合関係にする方式などが採用でき、またケース65に貫窓20を設けて物品Aを押し出し、スライダ71の途中に関節部13を設けておくとよい。
勿論、スライダ71の引き抜いたケース65が持ち出せるよう、スライダ71にタグ4を設けておく。
上記並列板73の係止片17の配置位置には、切欠き77が設けてある。
なお、第一、第二、第三の実施形態の挿入スライダ6、71は、図示の場合内側に挿入(嵌装)するようになっているが、外側に挿入(嵌装)することもできる。
この発明の第四の実施形態では、図27から図29に示すように、一側面に物品Aの出し入れ用の開口91を有する箱体92と、この箱体92の周囲一辺に適宜のヒンジ63を介し開口91を開閉するように設けた蓋体93とでケース94を形成する。
上記の箱体92、蓋体93の構成並びにヒンジ63は、第一の実施形態と同様につき説明を省略する。
上記ケース94のヒンジ63の反対側片には、抜き差し自在に嵌合体95を嵌装して嵌合体95の嵌装下にケース94の開放を阻止するようになっている。
上記の嵌合体95は、図示の場合ケース94のヒンジ63の反対側辺と、この反対側辺に連なる一辺に周壁69及び67に外接するL形の主壁96と、この主壁96の両側縁から連なって箱体92及び蓋体93の側壁66、68に外接する抱き込み壁97とで構成されている。
また、嵌合体95の嵌装方向側辺縁に嵌合体95の差し込み方向に突出する突出体98を設け、ケース94に嵌合体95の差し込みにともない突出体98が貫通する貫孔99を設ける。
上記の突出体98は、図示の場合抱き込み壁97から突出させてあるが、主壁96から連成してもよい。
そして、ケース94(図示の場合主壁66に〉に抱き込み壁97が主壁66と面一に嵌り込む凹入段部100を設けて、この凹入段部100の周囲壁に貫孔98を設けた。
さらに、突出体98とケース94(図示の場合主壁66に)とには、突出体98の貫通終了にともない抜け止め係合関係になり、かつショップ側の解除具によって係合関係を解除することができる係止手段Dが設けてある。
上記の係止手段Dは、図示の場合突出体98に第二の実施形態の係止片17を、主壁66に貫孔55を設けたが(詳細は、第二の実施形態と同様につき説明を省略する)、第一の実施形態と同様の係止手段Dを採用することもある。
そして、解除具及び解除具を用いた解除方式も第二の実施形態と同様につき説明を省略する。
すると、ケース94に嵌合体95を嵌装すると共に、係止手段Dにより嵌合体95の抜き取りを阻止することで、陳列時のケース94内の物品Aの盗難を防止する。
また、ケース94から嵌合体95を取り外してショップに嵌合体95を回収することによりケース94が貸し出しや販売に転用することができる。
勿論、嵌合体95にタグ4を設けておく。
この発明の第一の実施形態を示す斜視図 同上の要部を示す一部切欠側面図 同一部切欠平面図 係止手段の係合関係を解除を示す一部切欠側面図 同上の一部切欠平面図 解除具の斜視図 スライダを突出させた一部切欠側面図 同上の一部切欠平面図 係止手段の他の例を示す一部切欠側面図 係止手段の他の例を示す一部切欠側面図 同上の一部切欠平面図 同一部切欠側面図 物品の他の例を示す一部切欠側面図 展示ケースの使用を示す斜視図 第二の実施形態を示す斜視図 同上の一部切欠側面図 スライダを押し出した一部切欠側面図 スライダを挿入した状態の一部切欠平面図 スライダを押し出した状態の一部切欠平面図 解除具の斜視図 同斜視図 第三の実施形態を示す斜視図 同上の一部切欠側面図 同横断平面図 同縦断正面図 他の例を示す斜視図 第四の実施形態を示す分解斜視図 同上の横断平面図 同縦断正面図
符号の説明
A 物品
B 収納ケース
C 抜け止め用の係止手段
D 係止手段
E 解除具
K ケース
1 開口
2 側壁
3 周壁
4 タグ
5 ガイド
6 スライダ
7 頂壁部
8 側壁部
9 レール部
10 突部
11 切り込み
12 ストッパ
13 関節部
16 係止部
17 係止片
18 切り込み
20 貫窓
31 鉄片
32 磁石
51 弾片
52 切り込み
53、54、55 貫孔
56、56’ 第1突起
57、57’ 第2突起
61 開口
62 箱体
63 ヒンジ
64 蓋体
65 ケース
66 側壁
67 周壁
68 側壁
69 周壁
70 掛合部
71 スライダ
72 基板
73 並列板
91 開口
92 箱体
93 蓋体
94 ケース
95 嵌合体
96 主壁
97 抱き込み壁
98 突出体
99 貫孔
100 凹入段部

Claims (5)

  1. 周囲の一面に販売や貸し出し物品の挿入、引き抜きによる出し入れ用の開口を有するケースと、このケースの周壁に上記開口から前記開口の反対方向にガイドを設け、このガイドに出没スライドするスライダを嵌挿すると共に、このスライダの前記開口側端に前記物品の脱出防止用のストッパを設け、上記ケース或いはガイドとスライダとの対向面に前記スライダの挿入終了時点、上記スライダの突出方向のスライド途中に係合関係になる係止手段を設けたことを特徴とする盗難防止装置。
  2. 箱体と、この箱体の周囲一辺に適宜のヒンジを介し上記箱体の開口を開閉するように設けた蓋体とでケースを形成し、このケースの上記ヒンジと前記ヒンジに対向する辺との間の平行する一辺に物品の抜き取り用の開口を設け、上記ケースのヒンジに対向する側に並列掛合部を設けて、この並列掛合部に上記ケースの開放阻止掛合状態に、かつ抜き差し自在なスライダを挿入し、このスライダの上記開口側端に上記物品の脱出防止用のストッパを設け、上記ケース或いは掛合部とスライダとの対向面に前記スライダの挿入終了時点、上記スライダの突出方向のスライド途中に係合関係になる係止手段を設けたことを特徴とする盗難防止装置。
  3. 前記ケースに物品の押し出し用指先嵌入用貫窓を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のケース。
  4. 前記の係止手段が、ショップ側により解除でき、解除にともなう引き抜いたスライダをショップ側に回収するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の盗難防止装置。
  5. 一側面に商品の出し入れ用の開口を有する箱体と、この箱体の周囲一辺に適宜のヒンジを介し上記開口を開閉するように設けた蓋体とでケースを形成し、このケースの上記ヒンジの反対側辺の外側に前記ケースの開放阻止用の嵌合体を嵌装し、またこの嵌合体の嵌装方向側辺縁に上記ケースに設けてある貫孔に差し込む突出体を設け、この突出体と上記ケースとに前記突出体の貫通終了にともない係合関係になり、かつショップ側により係合関係を解除できる係止手段を設けたことを特徴とする盗難防止装置。
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