JP4704908B2 - リンク式ドアのハーネス配索構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のドアを一対のリンクアームで開閉自在に支持し、リンクアームに沿って給電用のワイヤハーネスを車両ボディからドアに配索したリンク式ドアのハーネス配索構造に関するものである。
図7は、従来のリンク式ドアのハーネス配索構造の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
このリンク式ドア62は略L字状の一本の支持アーム71で車両ボディ70にスイング自在に支持されたものである。支持アーム71はドア62の自重を支えるべく、高い剛性を有している。
支持アーム71とは別に前後一対のリンクアーム65,66が平行に設けられ、各リンクアーム65,66の基端は車両ボディ70に回動自在に軸支され、各リンクアーム65,66の先端はスライダ64に回動自在に軸支され、スライダ64はドア側の水平なガイドレール63にスライド自在に係合している。
ハーネス支持構造として、車両ボディ側からワイヤハーネス68が前側のリンクアーム66の外側面に沿って配索され、ブラケット72でリンクアーム66に固定され、ドア側のガイドレール内のスライダ64に続くキャタピラ状の外装部材69に沿って略U字ないしJ字状に屈曲しつつドア内に導入されて、ドア内の補機や電装品に接続されている。図7で向かって右側が車両前側である。
補機等としては、例えばパワーウィンドモータやドアロックユニット、スピーカ、ドア開閉駆動装置等が挙げられる。これらの補機に常時給電を行うべく、ドア62の開閉ストロークを吸収する機構としてリンクアーム65,66とガイドレール63とスライダ64と外装部材69が採用されている。外装部材69はガイドレール63の下側の収容ケース67で受けられている。
ドア62の全閉時に、支持アーム71やリンクアーム65,66は前方に伸長し、スライダ64はガイドレール63の前端側に移動し、ワイヤハーネス68の一方は外装部材69の屈曲動作で収容ケース67内に収容される。ワイヤハーネス68はリンクアーム66と共に回動する。
ドア62の全開時に、リンクアーム65,66は図7のドア半開状態を維持し、支持アーム71が後方に伸長し、スライダ64がガイドレール63の後端側に移動し、ワイヤハーネス68は外装部材69と共に後方へ長く引き出される。
特開平10−175483号公報(図5,図9)
しかしながら、上記従来のリンク式ドアのハーネス配索構造にあっては、リンクアーム66にワイヤハーネス68をブラケット72で固定するために、リンクアーム66の回動(揺動)に伴ってリンクアーム66の端部側やブラケット72の部分でワイヤハーネス68が屈曲や弛みを生じて、ワイヤハーネス68の耐久性が低下し兼ねないという懸念があった。
本発明は、上記した点に鑑み、ドアの開閉時にリンクアームに沿うワイヤハーネスの屈曲や弛みを防止して、ワイヤハーネスの耐久性を高めることのできるリンク式ドアのハーネス配索構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るリンク式ドアのハーネス配索構造は、ドアが揺動式の水平で平行な一対のリンクアームで車両ボディに開閉自在に連結され、該一対のリンクアームの両端部は該ドア側と該車両ボディ側の平行な各リンクブラケットに第一の軸部で回動自在に支持され、該一対のリンクアームの長手方向中間部において該リンクアームの上面リンクアーム横断方向複数の保護板が該長手方向に並列に且つ相互に平行に配置されて第二の軸部で該上面に回動自在に連結され、一対のリンクアームの回動に伴って各保護板が各リンクブラケットと平行に移動し、該保護板の下面側にハーネス支持具が第三の軸部で吊り下げられて該第三の軸部を中心に水平方向回転自在に設けられ、該ハーネス支持具にワイヤハーネスが固定されて該一対のリンクアームと平行に該車両ボディから該ドアに配索されたことを特徴とする。
上記構成により、一対のリンクアームの間でワイヤハーネスが保護板に沿ってリンクアームと平行に配索され、保護板を介して保持された形となり、ワイヤハーネスの弛みや屈曲が防止される。保護板はリンクアーム間への乗員の脚の挟み込み等を防止するものであり、一枚でも複数枚でもよい。
そして、ドア開閉時のリンクアームの揺動に伴って、ハーネス支持具がワイヤハーネスと共にリンクアームの回動方向に回動し、ワイヤハーネスの屈曲が確実に防止される。ハーネス支持具としては、板状や筒状のクランプや、係止クリップ付きの結束バンドや、フック等を用いることができる。クランプ等にはワイヤハーネスをテープ巻き等で固定してもよい。
請求項2に係るリンク式ドアのハーネス配索構造は、ドアが揺動式の水平な一対の平行なリンクアームで車両ボディに開閉自在に連結され、該一対のリンクアームの上面で該リンクアームに対し横断方向に複数の保護板が軸部で回動自在に連結され、一対のリンクアームの回動に伴って各保護板が移動し、該保護板の下面側にハーネス支持具が水平方向回動自在に設けられ、該ハーネス支持具にワイヤハーネスが固定されて該一対のリンクアームと平行に該車両ボディから該ドアに配索され、前記リンクアームに連動する駆動手段を備え、該駆動手段は、前記リンクアームに設けられた歯車と、前記ハーネス支持具に設けられた歯車とを歯合して成り、該駆動手段で該ハーネス支持具が該リンクアームの回動方向に回動されることを特徴とする。
上記構成により、ドア開閉時のリンクアームの回動に伴って、駆動手段がリンクアームに連動してハーネス支持具をワイヤハーネスと一体的にリンクアームの回動方向に矯正的に回動させることで、ワイヤハーネスの屈曲や弛みが一層確実に防止される。駆動手段としては後述の歯車機構や、弾性ローラや、プーリとベルト等を用いることができる。
また、リンクアームの回動に伴ってリンクアーム側の歯車が回動してハーネス支持具側の歯車を逆方向に回転駆動する。両歯車の間に第三の歯車を介在させれば、リンクアーム側の歯車と同方向にハーネス支持具側の歯車を回動させることもできる。これら歯車機構によって駆動力がロスなく確実に伝達される。
請求項1記載の発明によれば、一対のリンクアームの間の保護板でワイヤハーネスが保持されるから、ドア開閉時(リンクアームの揺動時)のワイヤハーネスの弛みや変形が防止され、ワイヤハーネスの耐久性が高まり、リンク式ドアへの常時給電の信頼性が向上する。
また、ドアの開閉時にワイヤハーネスがハーネス支持具と共にリンクアームの回動方向に回動することで、ワイヤハーネスの屈曲や弛みが確実に防止される
請求項2記載の発明によれば、ドアの開閉時にワイヤハーネスがハーネス支持具と共にリンクアームの回動方向に強制的に回動されることで、ワイヤハーネスの屈曲や弛みが確実に防止される。また、歯車機構でリンクアームの駆動力がハーネス支持具に確実に伝達される。これらにより、ワイヤハーネスの耐久性が高まり、リンク式ドアへの常時給電の信頼性が向上する。
図1〜図2は、本発明に係るリンク式ドアのハーネス配索構造の一実施形態を示すものである。
図1の如く、このリンク式ドア1は、前後一対の平行なリンクアーム2,3で車両ボディ4に回動自在に支持されたものであり、一対のリンクアーム2,3は鉄やアルミ合金等の金属材で中空ないし中実に高い強度及び剛性を存して形成されている。
各リンクアーム2,3の先端部はドア側のリンクブラケット5に軸部7で回動自在に支持され、各リンクアーム2,3の基端部は車両ボディ側のリンクブラケット6に軸部7で回動自在に支持されている。両リンクブラケット5,6は平行に配置され、前後一対のリンクアーム2,3と左右一対のリンクブラケット5,6とで平行四辺形のリンク機構が構成されている。車両ボディ側のリンクブラケット6は縦断面略コの字状のロッカー部8の内側に配置されている。
図1で向かって左側が車両前側、右側が車両後側であり、図1,図2で実線がドア1の全開状態、鎖線がドア1の半開状態(図2)と全閉状態(図1,図2)である。ドア1の全開時に一対のリンクアーム2,3は開いた状態で斜め後方に延びて、ドア1の前側に乗降用の開口9が形成され、ドア1と車両ボディ4との間に渡り空間が形成され、ドア1の全閉時に各リンクアーム2,3は閉じた状態で前側に倒れ、ドア1と車両ボディ4は密着する。ドア1の開閉時に各リンクアーム2,3は常に平行で、各リンクブラケット5,6は常に平行で、平行四辺形状を維持する。
一対のリンクアーム2,3の間には、一対のリンクアーム2,3を幅方向(車両前後方向)に連結する保護板10がリンクブラケット5,6と平行に複数枚(本例で二枚)配置され、各保護板10の両端部は軸部11で回動自在に支持され、一対のリンクアーム2,3の回動に伴って各保護板10がリンクブラケット5,6と平行に車両前後方向にスムーズに移動する。
保護板10は乗員が昇降時に一対のリンクアーム2,3の間に脚を挟まないようにするためのものであり、金属材又は高強度な合成樹脂材で形成され、誤って乗員が載っても破損しない強度を有している。保護板10の枚数は二枚に限らず、リンクアーム2,3の回動を阻害しない範囲で必要に応じて適宜設定される。保護板10の両側の軸部11を結ぶ軸線(仮想線)は、リンクブラケット5,6の両側の軸部7を結ぶ軸線(仮想線)と平行であるが、保護板10の端面10aは必ずしもリンクブラケット5,6と平行でなくともよい。
一対のリンクアーム2,3の間で車両前側のリンクアーム2の内側面2aから少し離間して内側面2aに沿って平行にワイヤハーネス12が各保護板10の下側で水平に配索され、且つ各保護板10に後述の回動式のクランプ(ハーネス支持具)13で回動自在に支持されている。保護板10が三枚ないしそれ以上ある場合は、全ての保護板10にクランプ13で支持させる必要はなく、ワイヤハーネス10が弛まない範囲で適宜必要な枚数の保護板10にクランプ13を配置する。複数ではなく一枚の大きな保護板を用いることも可能である。
ワイヤハーネス12の一方の部分12aはドア寄りの保護板10のクランプ13と一方のリンクブラケット5の例えば孔部14を経て又はリンクブラケット5の近傍(孔部14を設けない場合)で上向きに屈曲しつつドア1側に導入され、ワイヤハーネス12の他方の部分12bは車両ボディ寄りの保護板10のクランプ13と他方のリンクブラケット6の例えば孔部15を経て又はリンクブラケット6の近傍(孔部15を設けない場合)で上向きに屈曲しつつ、水平に車両ボディ4側に導入されている。
ドア側のリンクブラケット5の近傍でワイヤハーネス12の垂直な立ち上げ部12a’が形成され、立ち上げ部12a’はリンクアーム2,3の揺動に伴って周方向に捩れて(ドア開時に一方向に捩れ、ドア閉時に他方向に捩れて)揺動をスムーズに吸収する。立ち上げ部12a’の位置はリンクアーム2の軸部7の近傍であることが、屈曲動作を生じない上で好ましい。車両ボディ側のリンクブラケット6の近傍にもワイヤハーネス2の立ち上げ部12b’を形成することで同様の作用効果を得ることができる。
保護板10におけると同様にリンクブラケット5,6において回動式のクランプ13でワイヤハーネス12を水平に支持することも可能であり、この場合、クランプ13を通過した時点でワイヤハーネス12を立ち上げて水平方向の孔部や切欠部等(図示せず)からワイヤハーネス12をドア側と車両ボディ側とに導入させることができる。
ドア側においてワイヤハーネス12の立ち上げ部12a’は合成ゴムの弾性の防水グロメット16を経てドア内に導入され、車両ボディ側においてワイヤハーネス12の立ち上げ部12b’はロッカー部8の上壁8aの孔部等を経て水平方向に屈曲されて車両ボディ内に導入される。
図3〜図4は上記回動式のクランプ(ハーネス支持具)13の一形態を示すものである。
回動式のクランプ13は、水平なハーネス支持板17と、ハーネス支持板17の中央に上向きに突設された軸部18と、軸部18の先端側に固定されたキャップ状の環状の保持部材19とを備えている。ハーネス支持板17の幅方向両側には垂直な一対の低い立壁20が形成され、保持部材19は軸部18を水平な保護板10の孔部21に回動自在に保持している。
本例の軸部18の下端はハーネス支持板17に固定されている。保持部材19の小径な下部19aは保護板10の孔部21の内周面に沿って回動自在に摺接しており、低摩擦材で形成されることが好ましい。保持部材19をナットとし、軸部18の上端部18aにボルト状の雄ねじを形成することも可能である。また、軸部18の下端側をハーネス支持板17の孔部(図示せず)に貫通させて鍔部で回動自在に係合させ、軸部18の上端部18aを保護板10に不動に固定させることも可能である。何れにせよ、ハーネス支持板17は保護板10に回動自在に組み付けられる。
ハーネス支持板17の上面にワイヤハーネス12が軸部18を避けて二分されて配索され、軸部18で水平方向の位置ずれが抑止される。図4の如く、ハーネス支持板17のハーネス挿通方向の両端側には固定板部22が延長形成されており、ワイヤハーネス12は固定板部22にテープやバンド等の結束手段23で固定される。
本例で二枚の保護板10(図1)のうちの何れか一方のみにおいてワイヤハーネス12を結束手段23でクランプ13に固定してもよく、ワイヤハーネス12の両端側の立ち上げ部12a’,12b’がハーネスプロテクタ等で位置ずれなく安定に支持されている場合は、クランプ13にワイヤハーネス12を結束手段23で必ずしも固定する必要はない(軸部18でワイヤハーネス12が二分されて支持されたことで、クランプ13からのワイヤハーネス12の脱落が防止される)。
ワイヤハーネス12は複数本の絶縁被覆電線で構成され、複数本の電線はテープで粗巻きされたり、あるいは合成樹脂製の保護チューブで覆われたりすることが好ましい。この場合、保護チューブもワイヤハーネス12の一部を構成する。図3の如く、ハーネス支持板17の両側の立壁20の上端と保護板10の下面との間の隙間24は、ワイヤハーネス12の飛び出しを防ぐためにワイヤハーネス12の最小径よりも小さいことが好ましい。
ハーネス支持板17の固定板部22は両端側ではなく何れか一端側に形成されていてもよい。固定板部22を廃除してハーネス支持板17にバンド挿通用の孔部(図示せず)を設けることも可能である。ハーネス支持板17の両端側に固定板部22を設けた場合、立壁20を廃除することも可能である。
図5〜図6は、リンクアーム2,3の揺動に伴って回動式のクランプ13を歯車機構(駆動手段)で強制的に回動させる実施形態を示すものである。歯車機構以外の構成は図1〜図4の構成と同様であり、図1〜図4の実施形態と同様の構成作用部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
回動式のクランプ13の軸部18に大径の歯車25が固定して設けられ、リンクアーム2に小径の歯車26が軸部27で固定して設けられ、両歯車25,26が常時歯合している。リンクアーム側の歯車26の軸部27は保護板10を回動自在に支持する軸部11で兼用することが好ましいが、リンクアーム2の回動時に両歯車25,26の軸心間の距離が常に一定であれば、軸部11とは別の軸部で歯車26を支持してもよい。
図1,図2のリンクアーム2,3の回動に伴ってリンクアーム側の歯車26がクランプ側の歯車25を回動させ、歯車25と一体にクランプ13を矯正的に回動させる。
図6(a)〜(c)に示す如く、図2でドア1が全開から全閉に移行する際に、リンクアーム2,3が車両後側から前側に回動し、それに伴ってリンクアーム側の歯車26が時計回りに回動し、クランプ側の歯車25を反時計回りに回動させる(駆動する)。これにより、クランプ13で支持されたワイヤハーネス12がクランプ13と共に強制的にリンクアーム2に沿って平行に回動され、一対のリンクアーム間でのワイヤハーネス12の曲がりや弛みが防止されて、ワイヤハーネス12の両端側(リンクブラケット5,6側)又はドア側の立ち上げ部12a’,12b’の周方向の捩り動作がスムーズ且つ確実に行われる。
図6(a)は図2の右側の実線で示すリンクアーム2,3の全開位置に対応し、図6(b)は図2の中央の鎖線で示すリンクアーム2,3の半開位置に対応し、図6(c)は図2の左側の鎖線で示すリンクアーム2,3の全閉位置に対応している。リンクアーム2,3の揺動設定角度によって図2のリンクアーム2,3の全開及び全閉位置は変化することは言うまでもない。
なお、図5で歯車25,26の位置は必ずしも軸部18,27に限るものではなく、例えばクランプ13の底壁であるハーネス支持板17やその下側に設けたり、リンクアーム2の形状によってはリンクアーム2の上壁ではなく下壁に歯車26を設けたりすることも可能である。
また、図6において二つの歯車25,26の噛み合わせではリンクアーム2の回動方向とワイヤハーネス12の回動方向が逆になってしまう場合は、中間に小径の歯車(図示せず)を設け、中間歯車を介してリンクアーム側の歯車26でクランプ側の歯車25を駆動することも可能である。中間歯車はリンクアーム2又は保護板10に設けられる。
また、駆動手段として、歯車25,26に代えてゴム製(弾性)のローラや、プーリとベルト等(図示せず)を用いることも可能である。
また、図1において、車両ボディ側のワイヤハーネス12を立ち上げて(立ち上げ部を符号12b’で示す)周方向に回動させるのではなく、ロッカー部8に沿って前方ないし後方に水平方向に屈曲させてドア開閉時のハーネス余長を吸収させることも可能である。
また、板状のクランプ13に代えて矩形筒状のクランプ(図示せず)を用いたり、係止クリップ付きの結束バンド等(図示せず)を用いてワイヤハーネス12を保護板10に回動自在に支持させることも可能である。係止クリップ(図示せず)は支柱の先端に一対の係止爪を有したものであり、係止爪が保護板10の孔部に貫通係合して周方向に回動自在となる。
また、樹脂製ないし金属製のフック(図示せず)を保護板10の下面に設け、フックでワイヤハーネス12を支持することも可能である。フックは保護板10に回動自在に設けることが好ましいが、細径なものであれば回動させなくとも使用可能である。クランプ13や係止クリップ付きの結束バンドやフック等を含めてハーネス支持具と総称する。クランプ13以外のハーネス支持具においても上記同様の歯車25,26等の駆動手段を適用可能である。
また、ハーネス支持具13を用いずに、ワイヤハーネス12を直接、接着剤等で保護板10の下面に固定することも可能である。乗員の踏み付けの心配のない部位であれば、保護板10の上面に沿ってワイヤハーネス12を配索し、接着やハーネス支持具等の手段で保護板10に固定ないし回動自在に支持させることが可能である。
また、図1において車両前側のリンクアーム2に沿ってではなく、車両後側のリンクアーム3に沿って(近傍で)ワイヤハーネス12を配索することも可能である。何れの場合もワイヤハーネス12の端部(本例では立ち上げ部12a’,12b’)はリンクアーム2,3の軸部7の近傍に位置することが好ましい。
本発明に係るリンク式ドアのハーネス配索構造の一実施形態を示す斜視図である。 同じくリンク式ドアのリンクアームの動きを示す平面図である。 リンクアームを連結する保護板に設けたハーネスクランプの一形態を示す正面図である。 同じくハーネスクランプを示す斜視図である。 リンク式ドアのハーネス配索構造の他の実施形態として、ハーネスクランプの駆動機構の一例を示す正面図である。 (a)〜(c)はリンクアームの揺動に伴ってハーネスクランプが駆動される状態を順に示す平面図である。 従来のリンク式ドアのハーネス配索構造の一形態を示す斜視図である。
符号の説明
1 ドア
2,3 リンクアーム
4 車両ボディ
10 保護板
12 ワイヤハーネス
13 クランプ(ハーネス支持具)
25,26 歯車(駆動手段)

Claims (2)

  1. ドアが揺動式の水平で平行な一対のリンクアームで車両ボディに開閉自在に連結され、該一対のリンクアームの両端部は該ドア側と該車両ボディ側の平行な各リンクブラケットに第一の軸部で回動自在に支持され、該一対のリンクアームの長手方向中間部において該リンクアームの上面リンクアーム横断方向複数の保護板が該長手方向に並列に且つ相互に平行に配置されて第二の軸部で該上面に回動自在に連結され、一対のリンクアームの回動に伴って各保護板が各リンクブラケットと平行に移動し、該保護板の下面側にハーネス支持具が第三の軸部で吊り下げられて該第三の軸部を中心に水平方向回転自在に設けられ、該ハーネス支持具にワイヤハーネスが固定されて該一対のリンクアームと平行に該車両ボディから該ドアに配索されたことを特徴とするリンク式ドアのハーネス配索構造。
  2. ドアが揺動式の水平な一対の平行なリンクアームで車両ボディに開閉自在に連結され、該一対のリンクアームの上面で該リンクアームに対し横断方向に複数の保護板が軸部で回動自在に連結され、一対のリンクアームの回動に伴って各保護板が移動し、該保護板の下面側にハーネス支持具が水平方向回動自在に設けられ、該ハーネス支持具にワイヤハーネスが固定されて該一対のリンクアームと平行に該車両ボディから該ドアに配索され、
    前記リンクアームに連動する駆動手段を備え、該駆動手段は、前記リンクアームに設けられた歯車と、前記ハーネス支持具に設けられた歯車とを歯合して成り、該駆動手段で該ハーネス支持具が該リンクアームの回動方向に回動されることを特徴とするリンク式ドアのハーネス配索構造。
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