JP4703730B2 - テーブル装置、可変長符号化装置、可変長復号装置及び可変長符号化復号装置 - Google Patents
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Description
従来の可変長符号化復号装置は、各種の符号化方式に対応するテーブルデータをテーブルメモリに記憶することで(テーブルデータは、ゼロラン数とレベル値の組み合わせデータに対応する可変長符号化コードと、その可変長符号化コードの符号長であり、その組み合わせデータに対応するアドレスに記憶される)、独自の可変長符号化/復号に固執することなく、国際標準方式を含む様々な可変長符号化/復号に対応している。
また、可変長符号化装置と可変長復号装置とでは回路構成が異なり、可変長符号化の機能と可変長復号の機能を有する可変長符号化復号装置では、テーブルメモリから所望のテーブルデータを取り出す際、入力データをテーブルメモリ上のアドレスに変換するようにしている(例えば、特許文献1を参照)。
また、可変長符号化コードと、その可変長符号化コードの符号長を記憶するテーブルをメモリに実装しているため、そのメモリのビット幅を最長の可変長符号化コードに合わせる必要があり、短い符号長の可変長符号化コードにおいては無駄なメモリ領域が生じる。
即ち、特許文献2に開示されている可変長符号化復号装置では、下記の要素で構成することにより、符号化時と復号時で共通でない構成要素をアンパック部とパック部のみにして、別個に符号化回路と復号回路を設ける必要を解消している。
・動的再構成可能な可変長符号化/復号テーブル部
・復号時にビットストリームをテーブル部に供給するアンパック部
・符号化時にテーブル部から出力されたビットストリームをメモリ幅にパッキングするパック部
・符号化結果又は復号するビットストリームを格納するビットストリームメモリ
・復号結果又は符号化する係数を格納する係数メモリ
・CPUから出力される制御情報を格納する制御レジスタ
・CPUとのI/Fを行うバスI/F
なお、動的再構成可能なセルエレメントは、探索木の分岐構造を実現する接続用エレメントと、探索木のノードを実現する機能エレメントから構成されている。
各セルには、探索木を実現するためのコンフィグレーションデータを書き込むレジスタ群(接続情報レジスタ群、ビット選択レジスタ群、比較対象レジスタ群、出力値レジスタ群)が存在している。
また、この発明は、可変長符号化や可変長復号の処理の高速化を図ることができるテーブル装置を実装している可変長符号化装置、可変長復号装置及び可変長符号化復号装置を得ることを目的とする。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による可変長符号化復号装置を示す構成図であり、図において、入出力ポート1は可変長符号化を実施する場合、CPU(Central Processing Unit)2の指示の下、可変長符号化対象の画像データである係数データを入力して、その係数データを可変長符号化復号装置5に出力する一方、可変長符号化復号装置5により符号化されたビットストリームを出力し、可変長復号を実施する場合、可変長復号対象のビットストリームを入力して、そのビットストリームを可変長符号化復号装置5に出力する一方、可変長符号化復号装置5により復号された係数データを出力するポートである。
メモリ3はCPU2が処理する命令や、探索木化されている可変長符号化又は可変長復号の変換テーブル(可変長符号化テーブル、可変長復号テーブル)を示すコンフィグレーションデータなどを格納する領域である。
バスライン4は入出力ポート1、CPU2、メモリ3及び可変長符号化復号装置5間のデータ転送に使用する経路である。
係数データメモリ12は可変長符号化復号装置5が可変長符号化を実施する場合、テーブル装置17に与える可変長符号化対象の係数データを格納し、可変長符号化復号装置5が可変長復号を実施する場合、テーブル装置17から出力された復号データである係数データ(データ変換値)を格納するメモリである。なお、係数データメモリ12は係数データ格納手段を構成している。
アンパック部14はビットストリームメモリ13からビット数単位でビットストリームを読み込み、固定長のビットストリームをテーブル装置17に出力する処理を実施する。なお、アンパック部14はビットストリーム出力手段を構成している。
制御レジスタ16は外部リセット信号を受けるとリセットされ、CPU2の指示の下、コンフィグレーション、可変長符号化又は可変長復号の実施時にテーブル装置17に与えられる入力データ(係数データ、ビットストリーム)の選択に用いる入力データ選択信号をテーブル装置17に出力するとともに、テーブル装置17が使用する変換テーブル(可変長符号化テーブル、可変長復号テーブル)を指定するテーブル番号と、比較動作の開始時に用いるページ番号と、比較処理を実施するセルグループを指定する初期コードとをテーブル装置17に出力する。
テーブル装置17は可変長符号化処理又は可変長復号処理を実施する装置である。
マルチプレクサ(図2では「MUX」と記述)22は制御レジスタ16から出力された入力データ選択信号にしたがって、係数データメモリ12から出力された係数データ又はアンパック部14から出力されたビットストリームを選択してセル23(以下、「セルPE0〜PE29」と称する)に出力する処理を実施する。
なお、セルPE0〜PE29は、割り当てられている比較対象値のビット数が等しい同士が同一のセルグループに分けられている。即ち、比較対象値のビット数が1ビットであるセルPE0とセルPE1はセルグループGR0に分けられ、比較対象値のビット数が2ビットであるセルPE2〜セルPE5はセルグループGR1に分けられ、比較対象値のビット数が3ビットであるセルPE6〜セルPE13はセルグループGR2に分けられている。
また、比較対象値のビット数が4ビットであるセルPE14〜セルPE21はセルグループGR3に分けられ、セルPE22〜セルPE29はセルグループGR4に分けられている。
アドレスデコーダ26はコンフィグレーションメモリ21に保持されているコンフィグレーションデータが示す変換テーブル(可変長符号化テーブル、可変長復号テーブル)のうち、テーブル制御部27から出力されたテーブル番号が示す変換テーブルを構成している探索木のノードの中から、一致セル番号出力部25から出力された一致セル番号に対応するノードを特定し、そのノードに割り当てられているデータ変換値(ビットストリーム又は係数データ、探索木の分岐コード)が格納されているコンフィグレーションメモリ21上のアドレスを生成する処理を実施する。なお、アドレスデコーダ26はノード特定手段を構成している。
セルPE0〜PE29は比較器24を備えており、比較器24は固有の比較対象値(固定値)が割り当てられている。
比較器24は、固有の比較対象値とマルチプレクサ22により選択された入力データを比較し、両者が一致すると一致信号Oを出力する。
各セルPEにおける固有の比較対象値は、セルグループGR0〜GR4毎にビット数が決まっている。例えば、セルグループGR0のセルPE0,PE1の比較対象値は1ビットであり、セルPE0の比較対象値は“0”、セルPE1の比較対象値は“1”である。
セルグループGR2のセルPE6〜PE13の比較対象値は3ビットであり、セルPE6の比較対象値は“000”、セルPE7の比較対象値は“001”、セルPE8の比較対象値は“010”、セルPE9の比較対象値は“011”、セルPE10の比較対象値は“100”、セルPE11の比較対象値は“101”、セルPE12の比較対象値は“110”、セルPE13の比較対象値は“111”である。
セルグループGR4のセルPE22〜PE29の比較対象値は4ビットであり、セルPE22の比較対象値は“1000”、セルPE23の比較対象値は“1001”、セルPE24の比較対象値は“1010”、セルPE25の比較対象値は“1011”、セルPE26の比較対象値は“1100”、セルPE27の比較対象値は“1101”、セルPE28の比較対象値は“1110”、セルPE29の比較対象値は“1111”である。
ここで、比較対象値は、可変長復号時においては、可変長復号テーブルで参照される任意のビット長に分離されたビットストリームを表し、可変長符号化時においては、可変長符号化テーブルで参照される量子化後の直行変換係数を表すものである。この直交変換係数は、例えば、MPEG方式の場合、DCT係数が相当する。
最初に、コンフィグレーションについて説明する。
コンフィグレーションとは、可変長符号化/復号方式毎に対応するデータ変換内容をテーブル装置17のコンフィグレーションメモリ21に設定して可変長符号化テーブル又は可変長復号テーブルを形成することを意味する。
リセット後、可変長符号化復号装置5のアンパック部14、パック部15及びテーブル装置17が初期状態になり、CPU2から起動指示があるまで初期状態を保持する。
CPU2は、起動後に初期化動作として、バスI/F11を制御することにより、メモリ3に格納されている可変長符号化又は可変長復号に対応するコンフィグレーションデータをテーブル装置17のコンフィグレーションメモリ21に送信する。
コンフィグレーションデータがコンフィグレーションメモリ21に格納されることにより、テーブル装置17が可変長符号化テーブル又は可変長復号テーブルとしての動作が可能な状態に設定されたことになる。
図2のテーブル装置17は、一度に4ビットまで比較を行うことができるテーブル装置であり、4ビットより大きいビット数を要する可変長符号化テーブル又は可変長復号テーブルを構成する場合、後述するように、ページ番号を動的に変更することによってテーブル全体を実現する。ただし、アドレスデコーダ26に入力されるページ番号のビット数の増加を抑えるため、ページ番号の最大値をなるべく小さくしている。即ち、探索木のルートの異なる部分木を出来るだけ同一のページ内に詰めるようにマッピングする。
比較ポイントである探索木のノードn0〜n13における比較対象ビットパターン(例えば、ノードn3の場合、“011”)と入力ビット列(マルチプレクサ22により選択された入力データのビット列)を比較し、その比較対象ビットパターンと入力ビット列が一致する場合、そのノードに接続されている子ノード(例えば、ノードn3の子ノードは、ノードn5〜n10)において、続きの入力ビット列を比較する。
図6の例では、下記のように、ノードn0〜n13がテーブル装置17のセルPEにマッピングされている。
ノードn0 → セルPE1
ノードn5 → セルPE2
ノードn6 → セルPE3
ノードn7 → セルPE4
ノードn4 → セルPE6
ノードn1 → セルPE7
ノードn2 → セルPE8
ノードn3 → セルPE9
ノードn8 → セルPE26
ノードn9 → セルPE27
ノードn10 → セルPE28
ノードn0〜n4で構成される部分木と、ノードn5〜n10で構成される部分木とは、ルートが異なる部分木同士であるが、割り当てられている比較対象値がいずれも重なっていないため、同一のページにマッピングすることができている。
例えば、セルPE6の比較処理が一致する場合、セルPE6にマッピングされているノードn4にはノードn11〜n13が接続されているため、一致が完了していない。
ノードn11〜n13で構成される部分木は、上述したように、別ページのセルPE2〜PE4にマッピングされているため、その別ページを示すページ番号をアドレスデコーダ26に出力するとともに、比較命令信号R1をセルPE2〜PE4が属するセルグループGR1に出力することにより、テーブルの再構成を行うようにする。
この場合、比較命令信号R1,R4をノードn5〜n10がマッピングされているセルPE2〜PE4,PE26〜PE28が属するセルグループGR1,GR4に出力することにより、テーブルの再構成を行うようにする。
上記のようなテーブルの再構成が完了すると、2回目の比較処理を開始する。このように異なる部分木を同一のページ内に詰めることにより、異なる部分木を別ページにマッピングするよりも、ページ番号の最大値を小さくすることができ、アドレスデコーダ26に出力するページ番号のビット数を小さくすることができる。
CPU2は、上述したように、バスI/F11を制御することにより、メモリ3に格納されている可変長復号に対応するコンフィグレーションデータをテーブル装置17のコンフィグレーションメモリ21に送信する。
コンフィグレーションデータがコンフィグレーションメモリ21に格納されることにより、テーブル装置17が可変長復号テーブルとしての動作が可能な状態に設定されたことになる。
CPU2は、ビットストリームをビットストリームメモリ13に格納すると、ビットストリームの復号開始を指示する復号開始信号を制御レジスタ16内の復号開始指示レジスタに書き込み、ビットストリームの選択を指示する入力データ選択信号をテーブル装置17のマルチプレクサ22に出力する。
テーブル装置17は、制御レジスタ16内の復号開始指示レジスタに復号開始信号が書き込まれると、アンパック部14から特定のビット数分のビットストリームを読み込み、そのビットストリームにしたがって可変長復号を実施し、可変長復号結果である固定長コードの係数データを係数データメモリ12に出力すると同時に(矢印D4)、テーブルの使用回数をクリアしたら、割り込み信号でCPU2に通知する。
CPU2は、テーブル装置17から割り込み信号を受けると、係数データメモリ12からバスI/F11を介して、可変長復号結果である係数データの読み出しを行う(矢印D5)。
ここでは、説明の便宜上、図4及び図5の可変長復号テーブルを示すコンフィグレーションデータがコンフィグレーションメモリ21に格納され、マルチプレクサ22に入力される特定のビット数分のビットストリームが“0011”であるとする。図8はテーブル装置17の可変長復号処理を示す説明図である。
テーブル装置17のマルチプレクサ22は、CPU2の指示の下、制御レジスタ16から出力された入力データ選択信号にしたがって、アンパック部14から出力されたビットストリーム“0011”を選択し、そのビットストリーム“0011”をセルPE0〜PE29に出力する。
即ち、比較対象値が1ビットであるセルPE0,PE1は“0”を入力し、比較対象値が2ビットであるセルPE2〜PE5は“00”を入力し、比較対象値が3ビットであるセルPE6〜PE13は“001”を入力し、比較対象値が4ビットであるセルPE14〜PE29は“0011”を入力する。
テーブル制御部27は、図4及び図5の可変長復号テーブルを指定するテーブル番号と、比較動作の開始時に用いるページ番号とをアドレスデコーダ26に出力し、比較命令信号R0,R2をセルグループGR0,GR2に出力する。
即ち、セルPE0,PE1,PE6〜PE13は、下記の比較処理を実施する。
比較対象値 入力ビット列 比較結果
セルPE0 0 0 一致
セルPE1 1 0 不一致
セルPE6 000 001 不一致
セルPE7 001 001 一致
セルPE8 010 001 不一致
セルPE9 011 001 不一致
セルPE10 100 001 不一致
セルPE11 101 001 不一致
セルPE12 110 001 不一致
セルPE13 111 001 不一致
一致セル番号出力部25は、セルPE0〜PE29のいずれかから一致信号O00〜O29を受けると、比較処理が一致したセルPEが存在する旨を示す一致信号をアドレスデコーダ26に出力する他に、セルPE0〜PE29の中で一致信号O00〜O29を出力しているセルPEを示す一致セル番号をアドレスデコーダ26に出力する。
ただし、複数のセルPEから同時に一致信号Oを受けると、例えば、セルPE0〜PE29における固有の比較対象値のビット数が小さいセルから順番に小さいセル番号が割り当てられている場合には、より大きいセル番号を優先して出力する。
したがって、上記のように、セルPE0,PE7から同時に一致信号O00,O07を受けると、より大きいセル番号が割り当てられているセルPE7を示す一致セル番号をアドレスデコーダ26に出力する。
アドレスデコーダ26は、一致セル番号に対応するノードn1を特定すると、そのノードn1に割り当てられているデータ変換値(係数データ又は探索木の分岐コード)が格納されているコンフィグレーションメモリ21上のアドレスを生成する。
テーブル制御部27は、そのデータ変換値が係数データであれば、そのデータ変換値を係数データメモリ12に出力し、そのデータ変換値が探索木の分岐コードであれば、その分岐コードから次に比較命令信号Rを与えるセルグループGRを示す指定コードと、次に使用するページ番号とを取得して、比較命令信号Rを与えるセルグループGRを更新する。
ノードn1は、図5に示すように、終端ノードであるため、ノードn1には固定長コードの係数データ“3”であるデータ変換値(直交変換係数)が割り当てられており、テーブル制御部27が係数データ“3”を係数データメモリ12に出力する。
この場合、一致セル番号出力部25は、セルPE0,PE6から同時に一致信号O00,O06を受け、より大きいセル番号が割り当てられているセルPE6を示す一致セル番号をアドレスデコーダ26に出力する。
アドレスデコーダ26は、一致セル番号に対応するノードn4を特定すると、そのノードn4に割り当てられているデータ変換値(係数データ又は探索木の分岐コード)が格納されているコンフィグレーションメモリ21上のアドレスを生成する。
テーブル制御部27は、そのデータ変換値が係数データであれば、そのデータ変換値を係数データメモリ12に出力し、そのデータ変換値が探索木の分岐コードであれば、その分岐コードから次に比較命令信号Rを与えるセルグループを示す指定コードと、次に使用するページ番号とを取得して、比較命令信号Rを与えるセルグループGRを更新する。
ノードn4は、図5に示すように、分岐ノードであるため、ノードn4には探索木の分岐コードが割り当てられており、テーブル制御部27が当該分岐コードから次に比較命令信号Rを与えるセルグループGRを示す指定コードを取得して、比較命令信号Rを与えるセルグループGRを更新する。
また、テーブル制御部27は、比較命令信号R1をセルPE2〜PE4が属するセルグループGR1に出力することにより、可変長復号テーブルの再構成を行う。
これにより、セルグループGR1に属するセルPE2〜PE5が比較命令信号R1を受けると、分岐点以下(“000”より下位のビット)の入力ビット列と固有の比較対象値を比較することになる。
即ち、セルグループGR1に属するセルPE2〜PE5が、マルチプレクサ22から分岐点以下(“000”より下位のビット)の入力ビット列を入力して、2回目の比較処理を実施する。比較処理自体は1回目の比較処理と同様であるため詳細な説明は省略する。
この場合、一致セル番号出力部25は、セルPE0,PE9から同時に一致信号O00,O09を受け、より大きいセル番号が割り当てられているセルPE9を示す一致セル番号をアドレスデコーダ26に出力する。
アドレスデコーダ26は、一致セル番号に対応するノードn3を特定すると、そのノードn3に割り当てられているデータ変換値(係数データ又は探索木の分岐コード)が格納されているコンフィグレーションメモリ21上のアドレスを生成する。
テーブル制御部27は、そのデータ変換値が係数データであれば、そのデータ変換値を係数データメモリ12に出力し、そのデータ変換値が探索木の分岐コードであれば、その分岐コードから次に比較命令信号Rを与えるセルグループを示す指定コードと、次に使用するページ番号とを取得して、比較命令信号Rを与えるセルグループGRを更新する。
ノードn3は、図5に示すように、分岐ノードであるため、ノードn3には探索木の分岐コードが割り当てられており、テーブル制御部27が当該分岐コードから次に比較命令信号Rを与えるセルグループGRを示す指定コードを取得して、比較命令信号Rを与えるセルグループGRを更新する。
これにより、セルグループGR1,GR4に属するセルPE2〜PE4,PE26〜PE28が比較命令信号R1,R4を受けると、分岐点以下(“011”より下位のビット)の入力ビット列と固有の比較対象値を比較することになる。
即ち、セルグループGR1,GR4に属するセルPE2〜PE4,PE26〜PE28が、マルチプレクサ22から分岐点以下(“000”より下位のビット)の入力ビット列を入力して、2回目の比較処理を実施する。
可変長符号化では、テーブル装置17の入力データが係数データメモリ12から読み込まれる係数データであり、固定長のデータとなる。
また、テーブル装置17からパック部15に出力されるデータはビットストリームであり、可変長のデータとなる。
図9は可変長符号化テーブルを示す説明図であり、図9の可変長符号化テーブルは、H.264で使用されるTotalCoeff/TrailingOnesテーブルの一部を抜き出したものである。
「TotalCoeff」は0〜16の値を取るため5ビットのデータであり、「TrailingOnes」は0〜3の値を取るため2ビットのデータであり、上位5ビットに「TotalCoeff」、下位2ビットに「TrailingOnes」を配置した7ビットの固定長データとして可変長符号化処理を行う。
上述した可変長復号を実施する場合と同様に、固定長データを4ビット以下のデータに区切ることにより探索木を生成し(図10を参照)、1〜4ビットの比較を行うセルPE0〜PE29にマッピングする(図11及び図12を参照)。
図10の探索木において、最初に比較を行うノードn1〜n4のいずれで比較が一致した場合も、続きの比較を行う部分木を全て4ビットのノードで構成している。
この場合は、同じページに複数の部分木をマッピングすることができないため、図11及び図12のように異なるページにマッピングする。
CPU2は、上述したように、バスI/F11を制御することにより、メモリ3に格納されている可変長符号化に対応するコンフィグレーションデータをテーブル装置17のコンフィグレーションメモリ21に送信する。
コンフィグレーションデータがコンフィグレーションメモリ21に格納されることにより、テーブル装置17が可変長符号化テーブルとしての動作が可能な状態に設定されたことになる。
CPU2は、係数データを係数データメモリ12に格納すると、係数データの符号化開始を指示する符号化開始信号を制御レジスタ16内の符号化開始指示レジスタに書き込み、係数データの選択を指示する入力データ選択信号をテーブル装置17のマルチプレクサ22に出力する。
パック部15は、テーブル装置17からビットストリームを受けると、CPUバス2のデータ幅などのビット数単位で、そのビットストリームをパッキングしてビットストリームメモリ13に格納すると同時に(矢印E4)、1マクロブロックの符号化が完了した旨を割り込み信号でCPU2に通知する。
CPU2は、パック部15から割り込み信号を受けると、ビットストリームメモリ13からバスI/F11を介して、可変長符号化結果であるビットストリームの読み出しを行う(矢印E5)。
ここでは、説明の便宜上、図9及び図10の可変長符号化テーブルを示すコンフィグレーションデータがコンフィグレーションメモリ21に格納され、マルチプレクサ22に入力される特定のビット数分のビットストリームが“0010”であるとする。図14はテーブル装置17の可変長符号化処理を示す説明図である。
テーブル装置17のマルチプレクサ22は、CPU2の指示の下、制御レジスタ16から出力された入力データ選択信号にしたがって、係数データメモリ12に格納されている係数データ“0010”を選択し、その係数データ“0010”をセルPE0〜PE29に出力する。
即ち、比較対象値が1ビットであるセルPE0,PE1は“0”を入力し、比較対象値が2ビットであるセルPE2〜PE5は“00”を入力し、比較対象値が3ビットであるセルPE6〜PE13は“001”を入力し、比較対象値が4ビットであるセルPE14〜PE29は“0010”を入力する。
テーブル制御部27は、図9及び図10の可変長符号化テーブルを指定するテーブル番号と、比較動作の開始時に用いるページ番号とをアドレスデコーダ26に出力し、比較命令信号R2をセルグループGR2に出力する。
即ち、セルPE6〜PE13は、下記の比較処理を実施する。
比較対象値 入力ビット列 比較結果
セルPE6 000 001 不一致
セルPE7 001 001 一致
セルPE8 010 001 不一致
セルPE9 011 001 不一致
セルPE10 100 001 不一致
セルPE11 101 001 不一致
セルPE12 110 001 不一致
セルPE13 111 001 不一致
一致セル番号出力部25は、セルPE7から一致信号O07を受けると、比較処理が一致したセルPEが存在する旨を示す一致信号をアドレスデコーダ26に出力する他に、比較処理が一致しているセルPEがセルPE7である旨を示す一致セル番号をアドレスデコーダ26に出力する。
ここでは、比較処理が一致しているセルPEがセルPE7だけであるが、複数のセルPEで比較処理が一致して、複数のセルPEから同時に一致信号Oを受けると、例えば、セルPE0〜PE29における固有の比較対象値のビット数が小さいセルから順番に小さいセル番号が割り当てられている場合には、より大きいセル番号を優先して出力する。
例えば、セルPE0,PE7から同時に一致信号O00,O07を受けると、より大きいセル番号が割り当てられているセルPE7を示す一致セル番号をアドレスデコーダ26に出力する。
アドレスデコーダ26は、一致セル番号に対応するノードn2を特定すると、そのノードn2に割り当てられているデータ変換値(可変長コードのビットストリーム又は探索木の分岐コード)が格納されているコンフィグレーションメモリ21上のアドレスを生成する。
テーブル制御部27は、そのデータ変換値が可変長コードのビットストリームであれば、そのデータ変換値をパック部5に出力し、そのデータ変換値が探索木の分岐コードであれば、その分岐コードから次に比較命令信号Rを与えるセルグループGRを示す指定コードを取得して、比較命令信号Rを与えるセルグループGRを更新する。
ノードn2は、図10に示すように、分岐ノードであるため、ノードn2には探索木の分岐コードが割り当てられており、テーブル制御部27が当該分岐コードから次に比較命令信号Rを与えるセルグループGRを示す指定コードと、次に使用するページ番号とを取得して、比較命令信号Rを与えるセルグループGRを更新する。
また、テーブル制御部27は、比較命令信号R3,R4をセルPE14〜PE16,PE18〜PE20,PE22,PE23,PE26が属するセルグループGR3,GR4に出力することにより、可変長復号テーブルの再構成を行う(図15を参照)。
これにより、セルグループGR3,GR4に属するセルPE14〜PE29が比較命令信号R3,R4を受けると、分岐点以下(“001”より下位のビット)の入力ビット列と固有の比較対象値を比較することになる。
この場合、セルPE14の比較処理が一致し、セルPE14から一致信号O14が一致セル番号出力部25に出力される。
一致セル番号出力部25は、セルPE14から一致信号O14を受けると、比較処理が一致したセルPEが存在する旨を示す一致信号をアドレスデコーダ26に出力する他に、比較処理が一致しているセルPEがセルPE14である旨を示す一致セル番号をアドレスデコーダ26に出力する。
アドレスデコーダ26は、一致セル番号に対応するノードn10を特定すると、そのノードn10に割り当てられているデータ変換値(可変長コードのビットストリーム又は探索木の分岐コード)が格納されているコンフィグレーションメモリ21上のアドレスを生成する。
テーブル制御部27は、そのデータ変換値が可変長コードのビットストリームであれば、そのデータ変換値をパック部15に出力し、そのデータ変換値が探索木の分岐コードであれば、その分岐コードから次に比較命令信号Rを与えるセルグループGRを示す指定コードと、次に使用するページ番号とを取得して、比較命令信号Rを与えるセルグループGRを更新する。
ノードn10は、図10に示すように、終端ノードであるため、ノードn10には可変長コードのビットストリーム“0000000111”であるデータ変換値が割り当てられており、テーブル制御部27がビットストリーム“0000000111”をパック部15に出力する。
また、このテーブル装置17を実装している可変長符号化復号装置は、1つの回路で可変長符号化処理と可変長復号処理を実施することができるため、装置の小型化や低消費電力化を実現することができる。
上記実施の形態1では、テーブル装置17を実装している可変長符号化復号装置について示したが、図16に示すように、テーブル装置17を用いて、可変長符号化処理を実施する可変長符号化装置を構成するようにしてもよい。
この場合、図1のアンパック部14が不要になる。
上記実施の形態1では、テーブル装置17を実装している可変長符号化復号装置について示したが、図17に示すように、テーブル装置17を用いて、可変長復号処理を実施する可変長復号装置を構成するようにしてもよい。
この場合、図1のパック部15が不要になる。
図18はこの発明の実施の形態4による可変長符号化復号装置成を示す構成図である。
入出力ポート1は、可変長符号化時には画像データを取り込み、かつ可変長符号化復号装置5で符号化したビットストリームを出力し、一方、可変長復号時にはビットストリームを取り込み、かつ可変長符号化復号装置5で復号した画像データを出力するためのポートである。
先ず、可変長符号化復号装置5は、電源投入直後などに外部から与えられる外部リセット信号あるいは制御レジスタ16の設定によるソフトウェアリセット信号によりリセットされる。リセット後、アンパック部14、パック部15、テーブル装置17は初期状態となり、CPU2から起動指示があるまで状態を保持する。CPU2は、起動後に初期化動作として、可変長符号化又は可変長復号に対応するコンフィグレーションデータを、レジスタ指定アドレス信号と共に、信号線101を介してテーブル装置17へ送信する。
図21は、可変長復号テーブルの構成例を示す図である。図21の例では、2進数の可変長符号、これに対応する10進数の復号値、及び予め算出された可変長符号の比較一致確率が設定されている。ここで、テーブル装置17は、一度に4ビットまでの比較を行えるものとする。また、4ビットより大きいビット長が必要な可変長符号化/復号テーブルを構成する場合は、後述するように、テーブル装置17のセル内で使用するレジスタを動的に変更することによってテーブル全体を実現する。
図24は、図18中の可変長符号化復号装置による可変長復号の動作例を説明するための図であり、この図に沿って説明する。なお、図24において図18と同一構成要素には同一符号を付しており、各信号やデータが伝搬する信号線等の説明は省略する。復号動作は、上述のコンフィグレーションデータをテーブル装置17のセルに書き込んだ後に行われる。先ず、CPU2は、バスI/F11を介して、ビットストリームメモリ13に1マクロブロック分のブロックデータ相当のビットストリームデータを書き込む(図24中の矢印D1)。
図26は、実施の形態4による可変長符号化復号装置による可変長符号化の動作例を示す図である。なお、図26において図18と同一構成要素には同一符号を付しており、各信号やデータが伝搬する信号線等の説明は省略する。符号化動作は、コンフィグレーションモードにより符号化のためのコンフィグレーションデータ116をテーブル装置17のセルに書き込んで可変長符号化テーブルを形成した後に行われる。
Claims (11)
- 探索木化されている可変長符号化又は可変長復号の変換テーブルを保持するコンフィグレーションメモリと、固定かつ固有な比較対象値が割り当てられており、比較命令信号を受けたとき上記比較対象値と入力データを比較し、上記比較対象値と上記入力データが一致すれば一致信号を出力する複数のセルと、上記複数のセルの中で一致信号を出力しているセルを示すセル番号を出力するセル番号出力手段と、上記変換テーブルを構成している探索木のノードの中から、上記セル番号出力手段から出力されたセル番号に対応するノードを特定するノード特定手段と、上記コンフィグレーションメモリから上記ノード特定手段により特定されたノードに割り当てられているデータ変換値を取得し、上記データ変換値が符号化結果又は復号結果を示すデータであれば、上記データ変換値を外部に出力し、上記データ変換値が上記探索木の分岐コードであれば、比較命令信号を与えるセルを更新するセル制御手段とを備えたテーブル装置。
- セル制御手段は、割り当てられている比較対象値のビット数が等しいセル同士が同一のセルグループに分けられている場合、変換テーブルを構成している探索木の部分木に対応するセルグループに対して比較命令信号を出力することを特徴とする請求項1記載のテーブル装置。
- 複数の変換テーブルがコンフィグレーションメモリに保持されている場合、セル制御手段が使用対象の変換テーブルを示すテーブル番号を出力し、ノード特定手段が上記セル制御手段から出力されたテーブル番号が示す変換テーブルを構成している探索木のノードの中から、セル番号出力手段から出力されたセル番号に対応するノードを特定することを特徴とする請求項1記載のテーブル装置。
- 可変長符号化対象の係数データを格納する係数データ格納手段と、探索木化されている可変長符号化の変換テーブルを出力する変換テーブル出力手段と、上記変換テーブル出力手段から出力された変換テーブルを保持するコンフィグレーションメモリと、固定かつ固有な比較対象値が割り当てられており、比較命令信号を受けたとき上記比較対象値と上記係数データ格納手段に格納されている係数データを比較し、上記比較対象値と上記係数データが一致すれば一致信号を出力する複数のセルと、上記複数のセルの中で一致信号を出力しているセルを示すセル番号を出力するセル番号出力手段と、上記変換テーブルを構成している探索木のノードの中から、上記セル番号出力手段から出力されたセル番号に対応するノードを特定するノード特定手段と、上記コンフィグレーションメモリから上記ノード特定手段により特定されたノードに割り当てられているデータ変換値を取得し、上記データ変換値がビットストリームであれば、上記ビットストリームを出力し、上記データ変換値が上記探索木の分岐コードであれば、比較命令信号を与えるセルを更新するセル制御手段と、上記セル制御手段から出力されたビットストリームを固定データ長単位のデータにパッキングするパッキング手段とを備えた可変長符号化装置。
- 可変長復号対象のビットストリームを格納するビットストリーム格納手段と、上記ビットストリーム格納手段から固定データ長単位でビットストリームを読み込み、固定長のビットストリームを出力するビットストリーム出力手段と、探索木化されている可変長復号の変換テーブルを出力する変換テーブル出力手段と、上記変換テーブル出力手段から出力された変換テーブルを保持するコンフィグレーションメモリと、固定かつ固有な比較対象値が割り当てられており、比較命令信号を受けたとき上記比較対象値と上記ビットストリーム出力手段から出力されたビットストリームを比較し、上記比較対象値と上記ビットストリームが一致すれば一致信号を出力する複数のセルと、上記複数のセルの中で一致信号を出力しているセルを示すセル番号を出力するセル番号出力手段と、上記変換テーブルを構成している探索木のノードの中から、上記セル番号出力手段から出力されたセル番号に対応するノードを特定するノード特定手段と、上記コンフィグレーションメモリから上記ノード特定手段により特定されたノードに割り当てられているデータ変換値を取得し、上記データ変換値が係数データであれば、上記係数データを出力し、上記データ変換値が上記探索木の分岐コードであれば、比較命令信号を与えるセルを更新するセル制御手段とを備えた可変長復号装置。
- 可変長符号化対象の係数データを格納する係数データ格納手段と、可変長復号対象のビットストリームを格納するビットストリーム格納手段と、上記ビットストリーム格納手段から固定データ長単位でビットストリームを読み込み、固定長のビットストリームを出力するビットストリーム出力手段と、探索木化されている可変長符号化又は可変長復号の変換テーブルを出力する変換テーブル出力手段と、上記変換テーブル出力手段から出力された変換テーブルを保持するコンフィグレーションメモリと、固定かつ固有な比較対象値が割り当てられており、比較命令信号を受けたとき上記比較対象値と上記係数データ又は上記ビットストリームを比較し、上記比較対象値と上記係数データ又は上記ビットストリームが一致すれば一致信号を出力する複数のセルと、上記複数のセルの中で一致信号を出力しているセルを示すセル番号を出力するセル番号出力手段と、上記変換テーブルを構成している探索木のノードの中から、上記セル番号出力手段から出力されたセル番号に対応するノードを特定するノード特定手段と、上記コンフィグレーションメモリから上記ノード特定手段により特定されたノードに割り当てられているデータ変換値を取得し、上記データ変換値がビットストリーム又は係数データであれば、上記データ変換値を出力し、上記データ変換値が上記探索木の分岐コードであれば、比較命令信号を与えるセルを更新するセル制御手段と、上記セル制御手段から出力されたデータ変換値であるビットストリームを固定データ長単位のデータにパッキングするパッキング手段とを備えた可変長符号化復号装置。
- 固定かつ固有な比較対象値が割り当てられており、比較命令信号を受けたとき上記比較対象値と入力データを比較する比較器を有するとともに、上記比較対象値に対応するデータ変換値を含む変換テーブルを保持する複数のレジスタを有し、上記比較器の比較結果が比較対象値と入力データの一致を示していれば、レジスタ選択信号に対応するレジスタに保持されているデータ変換値を出力し、上記比較器の比較結果が比較対象値と入力データの一致を示していなければ、上記データ変換値としてゼロ値を出力する複数のセルと、上記複数のセルから出力されたデータ変換値の論理和演算を行う論理和回路と、上記論理和回路により論理和演算されたデータ変換値が符号化結果又は復号結果を示すデータであれば、上記データ変換値を外部に出力し、上記データ変換値が分岐コードであれば、その分岐コードに応じて上記比較命令信号を与えるセルを更新するとともに、その分岐コードに応じてレジスタ選択信号を更新するセル制御手段とを備え、
上記セル制御手段は、割り当てられている比較対象値のビット数が等しいセル同士が同一のセルグループに分けられている場合、可変長符号化又は可変長復号の開始時に設定される初期コード又は分岐コードに含まれているレジスタ選択値からレジスタ選択信号を生成して、そのレジスタ選択信号を上記複数のセルに出力するとともに、上記複数のセルのうち、その初期コード又は分岐コードに含まれているセルグループの指定コードに対応するセルに対して上記比較命令信号を出力することを特徴とするテーブル装置。 - 複数のセルは、変換テーブルを複数のレジスタに書き込むアドレスデコーダを備えていることを特徴とする請求項7記載のテーブル装置。
- 可変長符号化対象の係数データを格納する係数データ格納手段と、探索木化されている可変長符号化の変換テーブルを出力する変換テーブル出力手段と、固定かつ固有な比較対象値が割り当てられており、比較命令信号を受けたとき上記比較対象値と上記係数データ格納手段に格納されている係数データを比較する比較器を有するとともに、上記比較対象値に対応するデータ変換値を含む上記変換テーブルを保持する複数のレジスタを有し、上記比較器の比較結果が比較対象値と係数データの一致を示していれば、レジスタ選択信号に対応するレジスタに保持されているデータ変換値を出力し、上記比較器の比較結果が比較対象値と係数データの一致を示していなければ、上記データ変換値としてゼロ値を出力する複数のセルと、上記複数のセルから出力されたデータ変換値の論理和演算を行う論理和回路と、上記論理和回路により論理和演算されたデータ変換値がビットストリームであれば、上記ビットストリームを出力し、上記データ変換値が分岐コードであれば、その分岐コードに応じて上記比較命令信号を与えるセルを更新するとともに、その分岐コードに応じてレジスタ選択信号を更新するセル制御手段と、上記セル制御手段から出力されたビットストリームを固定データ長単位のデータにパッキングするパッキング手段とを備え、
上記セル制御手段は、割り当てられている比較対象値のビット数が等しいセル同士が同一のセルグループに分けられている場合、可変長符号化の開始時に設定される初期コード又は分岐コードに含まれているレジスタ選択値からレジスタ選択信号を生成して、そのレジスタ選択信号を上記複数のセルに出力するとともに、上記複数のセルのうち、その初期コード又は分岐コードに含まれているセルグループの指定コードに対応するセルに対して上記比較命令信号を出力することを特徴とする可変長符号化装置。 - 可変長復号対象のビットストリームを格納するビットストリーム格納手段と、上記ビットストリーム格納手段から固定データ長単位でビットストリームを読み込み、固定長のビットストリームを出力するビットストリーム出力手段と、探索木化されている可変長復号の変換テーブルを出力する変換テーブル出力手段と、固定かつ固有な比較対象値が割り当てられており、比較命令信号を受けたとき上記比較対象値と上記ビットストリーム出力手段から出力されたビットストリームを比較する比較器を有するとともに、上記比較対象値に対応するデータ変換値を含む上記変換テーブルを保持する複数のレジスタを有し、上記比較器の比較結果が比較対象値とビットストリームの一致を示していれば、レジスタ選択信号に対応するレジスタに保持されているデータ変換値を出力し、上記比較器の比較結果が比較対象値とビットストリームの一致を示していなければ、上記データ変換値としてゼロ値を出力する複数のセルと、上記複数のセルから出力されたデータ変換値の論理和演算を行う論理和回路と、上記論理和回路により論理和演算されたデータ変換値が係数データであれば、上記係数データを出力し、上記データ変換値が分岐コードであれば、その分岐コードに応じて上記比較命令信号を与えるセルを更新するとともに、その分岐コードに応じてレジスタ選択信号を更新するセル制御手段とを備え、
上記セル制御手段は、割り当てられている比較対象値のビット数が等しいセル同士が同一のセルグループに分けられている場合、可変長復号の開始時に設定される初期コード又は分岐コードに含まれているレジスタ選択値からレジスタ選択信号を生成して、そのレジスタ選択信号を上記複数のセルに出力するとともに、上記複数のセルのうち、その初期コード又は分岐コードに含まれているセルグループの指定コードに対応するセルに対して上記比較命令信号を出力することを特徴とする可変長復号装置。 - 可変長符号化対象の係数データを格納する係数データ格納手段と、可変長復号対象のビットストリームを格納するビットストリーム格納手段と、上記ビットストリーム格納手段から固定データ長単位でビットストリームを読み込み、固定長のビットストリームを出力するビットストリーム出力手段と、探索木化されている可変長符号化又は可変長復号の変換テーブルを出力する変換テーブル出力手段と、固定かつ固有な比較対象値が割り当てられており、比較命令信号を受けたとき上記比較対象値と上記係数データ又は上記ビットストリームを比較する比較器を有するとともに、上記比較対象値に対応するデータ変換値を含む上記変換テーブルを保持する複数のレジスタを有し、上記比較器の比較結果が比較対象値と係数データ又はビットストリームの一致を示していれば、レジスタ選択信号に対応するレジスタに保持されているデータ変換値を出力し、上記比較器の比較結果が比較対象値と係数データ又はビットストリームの一致を示していなければ、上記データ変換値としてゼロ値を出力する複数のセルと、上記複数のセルから出力されたデータ変換値の論理和演算を行う論理和回路と、上記論理和回路により論理和演算されたデータ変換値が係数データ又はビットストリームであれば、上記データ変換値を出力し、上記データ変換値が分岐コードであれば、その分岐コードに応じて上記比較命令信号を与えるセルを更新するとともに、その分岐コードに応じてレジスタ選択信号を更新するセル制御手段と、上記セル制御手段から出力されたデータ変換値であるビットストリームを固定データ長単位のデータにパッキングするパッキング手段とを備え、
上記セル制御手段は、割り当てられている比較対象値のビット数が等しいセル同士が同一のセルグループに分けられている場合、可変長符号化又は可変長復号の開始時に設定される初期コード又は分岐コードに含まれているレジスタ選択値からレジスタ選択信号を生成して、そのレジスタ選択信号を上記複数のセルに出力するとともに、上記複数のセルのうち、その初期コード又は分岐コードに含まれているセルグループの指定コードに対応するセルに対して上記比較命令信号を出力することを特徴とする可変長符号化復号装置。
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