JP4391374B2 - テーブル装置、可変長符号化/復号装置、可変長符号化装置および可変長復号装置 - Google Patents

テーブル装置、可変長符号化/復号装置、可変長符号化装置および可変長復号装置 Download PDF

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Description

この発明は、動画像に関する様々な国際標準方式の可変長符号化および可変長復号に対応可能なテーブル装置、このテーブル装置を用いた可変長符号化/復号装置、可変長符号化装置および可変長復号装置に関するものである。
動画像の可変長符号化および可変長復号の方法に関しては用途なども考慮して各種改良が加えられ、国際標準符号化方式として、H.261,H.263やMPEG1,MPEG2,MPEG4など多数が存在する。従来の可変長符号化/復号装置は、各種符号化方式に対応したテーブルデータ(ゼロラン数とレベル値との組み合わせデータに応じたアドレス上に、その組み合わせデータに応じた可変長符号化コードとその可変長符号化コードの符号長)をテーブルメモリに記憶することで、独自の可変長符号化/復号に固執することなく、国際標準方式を含む様々な可変長符号化/復号に対応していた。また、可変長符号化装置と可変長復号装置とでは異なる回路構成を持ち、両機能を備えた可変長符号化/復号装置では、前記テーブルデータをテーブルメモリから取り出すために、入力データをテーブルメモリアドレスに変換することを特徴としていた(例えば特許文献1参照)。
特開2001−308715号公報
以上のような従来の可変長符号化装置および可変長復号装置では、以下の課題が生じていた。
可変長符号化装置および可変長復号装置は、符号化と復号で回路構成が異なるため、符号化回路と復号回路をそれぞれ別個に設ける必要がある。また、可変長符号化データと、その符号長を記憶するテーブルをメモリに実装しているため、メモリのビット幅は最長の可変長符号化データに合わせる必要があり、短い符号長の可変長符号化データにおいては無駄なメモリ領域が生じる。さらに、テーブルメモリから可変長符号化データまたは可変長復号データを取り出すために、まずアドレス生成部あるいはプロセッサを用いてテーブルメモリアドレスを生成する必要があり、アドレス生成のためのサイクル数が必要となる。
この発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、様々な国際標準方式に対応することができ、小型化、かつ低消費電力化を可能にする可変長符号化/復号装置を実現する動的再構成可能なセルで構成したテーブル装置を得ること目的とする。
また、この発明は、上記テーブル装置を用いた可変長符号化/復号装置、可変長符号化装置および可変長復号装置を得ること目的とする。
この発明に係るテーブル装置は、符号化または復号する入力データと保持する比較対象値と比較することにより所望の出力値を得る複数のセルと、複数のセルの出力の論理和を得る論理和回路と、可変長符号化または復号の開始時および上記論理和回路の出力が求めるべき最終出力値でない場合に、複数のセルのそれぞれで使用するレジスタを選択するレジスタ選択信号と比較動作を開始するセルを指定する比較命令信号を生成する制御部とを備え、各セルは、接続情報を保持する接続情報および自セルでの比較の一致がリーフもしくは分岐であることを示す判定ビットを保持する複数のレジスタを持つ接続情報レジスタ群と、接続情報レジスタ群の選択されたレジスタの接続情報に基づいて、入力された比較命令信号または比較結果の一致信号を、自セルで使用するか、他の隣接するセルへ転送するか、またはその両方かの処理を行うクロススイッチと、任意のビット位置とビット数の選択値を保持する複数のレジスタを持つビット選択レジスタ群と、ビット選択レジスタ群の選択されたレジスタのビット位置とビット数の選択値に従って上記入力データから対応するビット位置とビット数の比較データを選択するセレクタと、比較対象値を保持する複数のレジスタを持つ比較対象レジスタ群と、比較命令信号に基づいて、セレクタで選択された比較データと比較対象レジスタ群の選択されたレジスタの比較対象値とを比較し、両者が一致した際に一致信号を出力する比較器と、比較対象レジスタ群で保持する比較対象値に対応する符号化または復号に係る出力値および、これに代わる分岐コードを保持する複数のレジスタを持つ出力値レジスタ群と、比較器から出力される一致信号と接続情報レジスタ群の選択されたレジスタの判定ビットとに基づいてイネーブル信号を生成する論理積ゲートと、生成されたイネーブル信号に基づいて出力値レジスタ群の選択されたレジスタからの出力値または分岐コードを、またそれ以外の場合には0を当該セルの出力とするセル出力選択手段と、使用するレジスタを指定するレジスタ選択信号に基づいて各レジスタ群のそれぞれのレジスタを選択し、その保持するデータを出力するそれぞれのレジスタ選択手段とを有し、上記制御部は、可変長符号化または復号の開始時に外部から設定される初期コードあるいは論理和回路の論理和出力としての分岐コードに基づいて、上記レジスタ選択信号を生成し各レジスタ選択手段に出力すると共に、比較動作を開始するセルを指定する比較命令信号を生成し対象とするセルのクロススイッチに出力するものである。
この発明によれば、テーブル装置は動的再構成可能に動作できるので、国際標準に準拠した可変長符号化/復号方式に対応したコンフィグレーションデータを設定することができ、様々な方式のテーブル装置を構成する効果がある。また、このテーブル装置を用いた可変長符号化/復号装置は、1つの回路で可変長符号化/復号を行うことができるため、小型化、かつ低消費電力化を可能にする効果がある。
実施の形態1.
先ず、この発明に係るテーブル装置および可変長符号化/復号装置等の説明に登場する用語「コンフィグレーション」について述べる。コンフィグレーションとは、可変長符号化/復号方式ごとに対応したデータ変換内容をこの発明のテーブル装置が持つ各種レジスタ群に設定して可変長符号化テーブルあるいは可変長復号テーブルを形成することを言う。このコンフィグレーションを行う動作をコンフィグレーションモードとし、データ変換内容を含む信号をコンフィグレーションデータと呼ぶことにする。このコンフィグレーションデータは、符号化時と復号時に設定するものに分けられるが、両者に共通した用語で表すと、ビット選択値、比較対象値、出力値、分岐コード、接続情報、およびリーフもしくは分岐を示す判定ビットなどで構成されている。
ここで、ビット選択値とは、符号化および復号時に比較処理のために入力データから抽出するビット位置とビット数のことである。比較対象値とは、復号時においては、可変長復号テーブルで参照される、あるビット長に分離されたビットストリームを表し、一方、符号化時においては、可変長符号化テーブルで参照される、量子化後の直交変換係数を表すものである。この直交変換係数は、例えばMPEG方式の場合のDCT係数に相当する。出力値とは、上記比較対象値に対応するもので、復号時においては、可変長復号テーブルで上記あるビット長に分離されたビットストリームを変換した結果である、上記逆量子化前の直交変換係数を表し、一方、符号化時においては、可変長符号化テーブルで係数を変換した結果である、不特定長のビットストリームを表すものである。分岐コードとは、この発明の比較動作で用いた複数のレジスタ群のレジスタを次に使用するレジスタに変更するレジスタ選択値と、次に比較動作を開始させるセルを指定する指定コードとを含んでおり、この発明の出力値レジスタ群のあるレジスタに上記出力値の代わりに設定し、比較動作を行うセルを動的に再構成するデータである。接続情報とは、この発明で登場するセルが複数の場合に対象とする比較動作を自セルで行うか、隣接するセルで行うか、またはその両方で行うかをクロススイッチで振分けるための指示データである。リーフもしくは分岐を示す判定ビットとは、セル内で現在対象としている比較動作で一致が得られた場合に、その動作が最終であることを表すリーフと、あるいは各レジスタ群のレジスタの変更を要する分岐であることを表す判定用のデータである。なお、この判定ビットは、この実施の形態1では、上記接続情報と同じレジスタ群で保持されているが、別の専用のレジスタ群で保持させて用いるようにすることもできる。
図1はこの発明の実施の形態1による可変長符号化/復号装置の概略構成を示すブロック図である。
入出力ポート1は、可変長符号化時には画像データを取り込み、かつ可変長符号化/復号装置4で符号化したビットストリームを出力し、一方、可変長復号時にはビットストリームを取り込み、かつ可変長符号化/復号装置4で復号した画像データを出力するためのポートである。CPU(Central Processing Unit)2は、各部の制御および動画像符号化/復号処理のうち可変長符号化/復号以外の処理を行う手段である。メモリ3は、CPU2が処理する命令領域およびコンフィグレーションデータ等を格納する領域を持つ。バスライン5は、入出力ポート1、CPU2、メモリ3および可変長符号化/復号装置4のデータ転送に使用する経路である。
可変長符号化/復号装置4は、バスインターフェース(以下バスI/F)6、ビットストリームメモリ7、係数データメモリ8、アンパック部9、パック部10、テーブル装置11および制御レジスタ12から構成されている。ここで、係数データメモリ8は、符号化される係数データあるいは復号された係数データを格納する手段である。アンパック部9は、復号時にビットストリームメモリ7から、CPUバスのデータ幅などのビット数単位で読み込んだ固定長のビットストリームを、テーブル装置11による復号で消費したビット数分だけシフトしてテーブル装置11の入力データとして出力する手段である。パック部10は、符号化時にテーブル装置11の符号化された出力データとして得られた可変長コードのビットストリームをCPUバスのデータ幅などのビット数単位(固定長データ)にパッキングしてビットストリームメモリ7に格納する手段である。制御レジスタ12は、外部リセット信号23によりリセットされ、CPU2からの指示により、コンフィグレーション、符号化または復号時にテーブル装置11への入力データを選択するための入力データ選択信号27やテーブル装置11で比較動作の開始時に用いる各レジスタ群のレジスタの選択や複数のセル構成の場合の比較動作を開始するセルを指定する初期コードを設定する手段である。
線13は、可変長符号化および復号の開始直前に、バスI/F6を通してCPU2からテーブル装置11のレジスタに設定するコンフィグレーションデータとコンフィグレーションデータを書き込むレジスタを指定するレジスタ指定アドレス信号を転送するための信号線である。線14は、CPU2から制御レジスタ12へ書き込みと読み出しを行うための信号線である。線15は、可変長符号化/復号装置4を構成する各部の動作モードを設定し、各部から制御レジスタ12に対しての書き込みと読み出しを行うための信号線である。
また、線16は、CPU2からビットストリームメモリ7に対してビットストリームデータの書き込みと読み出しを行うための信号線である。線17は、復号時にビットストリームメモリ7からアンパック部9へビットストリームデータを転送するための信号線である。線18は、復号時にアンパック部9からテーブル装置11へのビットストリームデータの転送およびテーブル装置11からアンパック部9へシフト値の送信を行う信号線である。線19は、符号化時にテーブル装置11からパック部10への符号化データの転送を行う信号線である。線20は、符号化時にパック部10からビットストリームメモリ7へビットストリームデータを転送するものである。線21は、符号化時に係数データメモリ8からテーブル装置11への符号化するデータの転送、および復号時にテーブル装置11から係数データメモリ8への係数データあるいは復号データの転送を行う信号線である。線22は、符号化時にCPU2から係数データメモリ8への係数データあるいは符号化するデータの書き込みを行い、また、復号時に係数データあるいは復号データの読み込みを行うための信号線である。線23は、可変長符号化/復号装置4をリセットするための外部から与えられる外部リセット信号の供給線である。
図2は、図1に示すテーブル装置11の構成例を示すブロック図である。
テーブル装置11は複数の動的再構成可能なセル(以下、セルとする)PE0〜PE8、マルチプレクサ(以下、MUXとする)26、論理和回路35、制御部52を備えている。セルPE0〜PE8は、それぞれ接続用エレメント24と機能エレメント25を有している。マルチプレクサ26は、セルPE0〜PE8への入力データ31を選択する手段である。詳しくは、本可変長符号化/復号装置4がコンフィグレーションモード、符号化モード、復号モードのいずれに設定された場合に図1の制御レジスタ12から与えられる入力データ選択信号27に基づいて、テーブル装置11内のセルPE0〜PE8への入力データ31として、コンフィグレーションデータ30、ビットストリームデータ28および係数データ29の中から現在の処理モードに対応した信号の選択行う。
レジスタ指定アドレス信号32は、コンフィグレーションモード時にバスI/F6から線路13(図1)を介してコンフィグレーションデータと共に与えられ、コンフィグレーションデータの書き込み先のセルとそのセル内のレジスタを指定するための信号であり、セルPE0〜PE8の全てに対して入力される。出力信号34O0〜34O8は、符号化モードおよび復号モード時に各セルPE0〜PE8から出力される信号であり、後述する比較動作で一致したことを示すイネーブル信号54(図3)と一致した際にレジスタから出力されるレジスタの出力値または分岐コード55(図3)を含んでいる。論理和回路35は、出力信号34O0〜34O8の論理和を求め、テーブル装置11のデータ出力36として得る手段である。制御部52は、論理和回路35のデータ出力36が分岐コードである場合、その分岐コードを構成しているレジスタ選択値に基づいてセル内の各レジスタ群の中から次に使用するレジスタをそれぞれ指定するレジスタ選択信号53を生成すると共に、分岐コードを構成しているセルの指定コードに基づいて次に比較動作を開始するセルを指定するルート信号33R0〜33R11を生成する手段である。なお、ルート信号33R0〜33R11は、複数のセルの配列において、外側に位置するセルを対称に与えられるようになっており、比較動作の開始時には比較命令信号として機能する。
図3は、図2に示したセルPE0〜PE8の単体の構成を示すブロック図である。
この発明に係るセルを構成している接続用エレメント24と機能エレメント25には、図2の制御部52で生成されるレジスタ選択信号53が共通して入力されるようになっている。
接続用エレメント24は、クロススイッチ37、接続情報レジスタ群38およびマルチプレクサ(以下、MUXとする)39を有している。接続情報レジスタ群38は、クロススイッチ37が接続先を決めるための複数のレジスタを持つ接続情報を保持する手段である。この保持された接続情報は、比較動作を指示する比較命令信号の接続先を自己の機能エレメント25にするか、隣接するセルにするか、またはその両方かをクロススイッチ38で振分けるための指示データである。また、接続情報レジスタ群38は、接続情報の他に、自己の機能エレメント25で行う比較の結果の一致信号がリーフ(最終値)か、分岐であるかを示す判定ビットとを保持している。
MUX39は、レジスタ選択信号53に基づいて、接続情報レジスタ群38の中から使用するレジスタを選択し、その保持する接続情報62を抽出してクロススイッチ37へ出力し、同時に、そのセルがリーフもしくは分岐である場合には、そのことを示す判定ビット信号61を選択されたレジスタから抽出して機能エレメント25内の論理積ゲート46へ出力するレジスタ選択手段である。クロススイッチ37は、自己のセルの機能エレメント25と上下左右に隣接するセルの機能エレメントとを接続するための手段で、MUX39で選択された接続情報62に基づいて、ある隣接するセルから比較命令信号が入力された場合には自己の機能エレメント25に比較命令信号66を送るか、他の隣接するセルへ転送するか、またはその両方を行うかの処理を行い、また自己の機能エレメント25から一致信号67を受けた時には接続情報62が指示する所望の隣接するセルへ比較命令信号を転送する。
クロススイッチ37に関しての信号で、56Iは上方向からの入力信号(比較命令信号)、56Oは上方向への出力信号(比較命令信号)である。57Iは右方向からの入力信号、57Oは右方向への出力信号である。58Iは下方向からの入力信号、58Oは下方向への出力信号である。59Iは左方向からの入力信号、59Oは左方向への出力信号である。比較命令信号66は、隣接するセルからの入力信号56I、57I、58I、59Iによって与えられ、自己のセルの機能エレメント25おいて比較動作を行うことを指示する信号である。
一方、機能エレメント25では、ビット選択レジスタ群40、比較対象レジスタ群42、出力値レジスタ群44、セレクタ41、比較器43、アドレスデコーダ45、論理積ゲート46およびマルチプレクサ(以下、MUXとする)47,48,49,50を有している。アドレスデコーダ45は、コンフィグレーションモード時に入力されるレジスタ指定アドレス信号32をデコードし、そのデコード出力60を、コンフィグレーションデータを書き込むレジスタ群38,40,42,44それぞれのレジスタを指定する手段である。
ビット選択レジスタ群40は、コンフィグレーションモード時に書き込まれ、入力データ(復号時はビットストリームデータ、符号化時は係数データ)から抽出するビット位置、およびビット数の選択値(ただし、符号化時は固定長の係数)を保持する複数のレジスタを持つ手段である。MUX47は、レジスタ選択信号53に基づいてビット選択レジスタ群40のレジスタを選択し、その保持する比較すべきビット位置、およびビット数を出力するレジスタ選択手段である。セレクタ41は、ビット選択レジスタ群40で選択されたビット位置、およびビット数に従って入力データ(復号時はビットストリームデータ、符号化時は係数データ)31から対応するビット位置、およびビット数分のデータを比較データ63として選択する手段である。
比較対象レジスタ群42は、コンフィグレーションモード時に書き込まれ、ビット選択レジスタ群40で保持する任意のビット数に対応した比較対象値(復号時はビット選択レジスタ群40で保持するビット数と同等のビット数分のビットストリーム、符号化時は量子化後の直交変換係数)を保持する複数のレジスタを持つ手段である。MUX48は、レジスタ選択信号53に基づいて比較対象レジスタ群42のレジスタを選択し、その保持する比較対象値64を出力するレジスタ選択手段である。比較器43は、セレクタ41によって選択された特定のビット数分の比較データ63とMUX48により比較対象レジスタ群42から選択された比較対象値64とを比較し、両者が一致した際に一致信号67を出力する手段である。出力値レジスタ群44は、コンフィグレーション時に書き込まれ、比較対象レジスタ群42で保持する比較対象値に対応する出力値(復号時は直交変換係数、符号化時は不特定長のビットストリーム)、およびこれに代わる分岐コードを保持する複数のレジスタを持つ手段である。すなわち、出力値レジスタ群44には、そのセルでの比較動作で一致した際に当該セルが最終値を求めるリーフとして指定されているものであれば、対応するレジスタに出力値が書き込まれ、一方、当該セルが分岐として指定さているものであれば、対応するレジスタに分岐コードが書き込まれていることになる。なお、分岐コードは、この実施の形態の冒頭にも述べたように、複数のレジスタ群のレジスタを次に使用するレジスタに変更するレジスタ選択値と、次に比較動作を開始させるセルを指定する指定コードを含んでいる。
MUX49は、レジスタ選択信号53に基づいて出力値レジスタ群44のレジスタを選択し、その保持する出力値または分岐コードを出力信号65として出力するレジスタ選択手段である。論理積ゲート46は、比較器43から出力される一致信号67とMUX39からのリーフもしくは分岐を示す判定ビット61の論理積をとり、出力値レジスタ群44で保持するデータの出力を指示するイネーブル信号を生成する手段である。MUX50は、イネーブル信号に基づいてMUX49により出力値レジスタ群44から選択された出力値または分岐コードを選択し、それ以外、すなわち比較器43から一致信号が出力されなかった場合、当該セルが比較対象のセルではなかった場合、および一致信号が出力されるがリーフでも分岐でもない、すなわちレジスタの変更なしに続きのビットを比較する他のセルが存在する場合には'0'を選択し、出力データ55とするセル出力選択手段である。
次に、コンフィグレーションモードについて図1〜図3により説明する。
先ず、可変長符号化/復号装置4は、電源投入直後などに外部から与えられる外部リセット信号23あるいは制御レジスタ12の設定によるソフトウェアリセット信号によりリセットされる。リセット後、アンパック部9、パック部10、テーブル装置11は初期状態となり、CPU2から起動指示があるまで状態を保持する。CPU2は起動後に初期化動作として、可変長符号化または可変長復号に対応するコンフィグレーションデータをレジスタ指定アドレス信号と共にテーブル装置11へ送信する。MUX26では、制御レジスタ12から与えられる入力データ選択信号27により、コンフィグレーションデータ30を、テーブル装置11を構成する各セルPE0〜PE8への入力データ31として選択する。各セルPE0〜PE8内において、レジスタ指定アドレス信号32がアドレスデコーダ45でデコードされ、そのデコード信号60により、各セルのレジスタ群38,40,42,44のそれぞれの中から書き込み対象となるレジスタが指定される。したがって、この指定された各レジスタに上記コンフィグレーションデータ30の対応するデータが書き込まれる。この動作により、テーブル装置11は可変長符号化テーブルあるいは可変長復号テーブルとして動作が可能な状態に設定されたことになる。
次に、図4に示す可変長復号テーブル例を基にコンフィグレーションデータのマッピング方法を説明する。
ここで、テーブル装置11としては、例えば本来の可変長符号化/復号テーブルの全体(図4では可変長復号テーブル)の4分の1程度を構成できる個数の動的再構成可能なセル(図3)を用いて構成しておく。そして、その可変長符号化/復号テーブルの全体は、後述するように、これらのセル内で使用するレジスタを動的に変更することによって実現する。ここで求められることは、レジスタの変更回数を少なくすることであり、そのため、コンフィグレーションデータの各セルの各レジスタへのマッピングを、予め算出された比較一致確率に基づいて行うようにする。具体的には、可変長符号化では、比較一致確率の高い係数には短いコードが割り当てられているが、その比較一致確率の高いコードを先に比較するようにマッピングする。
図4において、例えば上4つの可変長符号に一致する確率は65%であるものとする。テーブル装置11を構成する各セルPE0〜PE8で、入力データに対して、それぞれ2ビットのデータの比較を行うとした場合、図4の可変長復号テーブルの比較割り当ては図5に示すようになる。比較ポイントであるノードn1〜n17が持つ比較対象ビットパターン(例えばノードn3の場合、"11")と入力ビット列を比較し、一致したときはそのノードに接続された"子"のノード(ノードにさらに分岐して接続されているノード)において、続きの入力ビット列を比較する。図5の各ノードn1〜n17を図2の各セルPE0〜PE8にマッピングした場合を図6に例示する。すなわち、セルPE0にはn1、セルPE1にはn5、セルPE2にはn9、セルPE3にはn2、セルPE4にはn4、セルPE5にはn8、セルPE6にはn3、セルPE7にはn6、セルPE8にはn7がマッピングされる。矢印は比較動作時の流れを表す。一致確率の高い図4の上4つのコードを最初に構成し、これらのコードに一致しなかった場合、すなわちn7〜n9に一致した場合のみ、レジスタの切り替えと次に処理するセルを指定するルート信号を変更することでテーブルの再構成を行うようにする。したがって、比較一致確率が65%にあるコードに対しては、テーブルの再構成なしに出力データを得ることができ、レジスタの変更回数を最小限に抑えることができる。テーブルを再構成する動作については後述する。
次に、可変長復号の動作例を説明する。
復号動作は、上述のコンフィグレーションデータをテーブル装置11のセルに書き込んだ後に行われる。図7において、まず、CPU2はバスI/F6を介してビットストリームメモリ7に1マクロブロック分のブロックデータ相当のビットストリームデータを書き込む(矢印D1)。書き込み後、制御レジスタ12の中の復号開始指示レジスタに復号開始信号を書き込み、入力データ選択信号27(図2)をMUX26(図2)に与えビットストリームデータを入力データ31(図2)として選択することで復号動作を起動する。アンパック部9は、ビットストリームメモリ7から1マクロブロック分のブロックデータ相当のビットストリームを、ある特定のビット数単位で読み込み(矢印D2)、CPU2あるいはテーブル装置11から示されるシフト値に従ってそのビットストリームデータをシフトし、テーブル装置11に対して常に有効なある特定のビット数分のビットストリームデータを出力する(矢印D3)。テーブル装置11では、入力されたこの特定のビット数分のビットストリームに従って可変長復号し、係数データを係数データメモリ8に出力する(矢印D4)と同時に、テーブルの使用回数をクリアしたら割り込み信号でCPU2に通知する。復号完了の割り込み信号を受けたCPU2は、バスI/F6を介して係数データメモリ8から復号結果を読み出す(矢印D5)。
図4および図5に示すテーブルを例に、上記可変長復号時にテーブル装置11内で行われる比較動作について、図8を用いて説明する。
図8において、まず、入力データ31として入力される特定のビット数分のビットストリームを'1100'とし、各セルPE0〜PE8で比較できる最大ビット数を2ビットとする。また、各セルでは図6で示したようにマッピングした比較対象値(2ビットの太数字)を保持しているものとする。
復号モードにあるとき、ビットストリームデータ28は、MUX26で入力データ選択信号27によって、入力データ31、すなわちビットストリームデータ'1100'として選択され、全てのセルPE0〜PE8に入力される。一方、制御部52は、制御レジスタ12(図7)の設定状態を見にいき、比較動作開始時に用いる各レジスタ群のレジスタの選択と比較動作を開始するセルを指定する初期コードを取り寄せ、この初期コードに基づいてルート信号33R0とレジスタ選択信号53を生成する。レジスタ選択信号53は、すべてのセルPE0〜PE8に対して入力され、各MUX39,47,48,49によりレジスタ群38,40,42,44の最初に使用するレジスタをそれぞれ選択する。セルPE0の上方向から入力されたルート信号33R0(図3の56Iに相当)は、セルPE0の接続用エレメントのクロススイッチ(図3の37)に与えられ、接続情報レジスタ群38(図3)から得られた接続情報に基づいて、最初に比較を行うセルとしてセルPE0,PE3,PE6を選択し、セルPE3,PE6に伝送される。
ルート信号33R0が入力されたセルPE0,PE3,PE6の接続用エレメントは、接続情報に基づいてそれぞれの機能エレメントに比較命令信号68C0,68C3,68C6(図3では66に相当)として送信する。これら比較命令信号68C0,68C3,68C6が入力された対応するセルPE0,PE3,PE6の機能エレメントにおいて、各セルの比較対象レジスタ群(図3の42に相当)が保持している各比較対象値、すなわちセルPE0の'10'、PE3の'00'、PE6の'11'と、入力されたビットストリームデータ'1100'のうち最初の2ビット'11'とを比較器(図3の43)で比較する。この場合のビットストリーム分'11'は、セルPE6が保持している比較対象値とのみ一致することになる。その結果、セルPE6の機能エレメントのみが一致信号69(図3では67)を自己の接続用エレメントに対し出力する。なお、この場合、ビットストリームデータ'1100'には続きの'00'が存在しているので、最初の比較対象値はリーフでも分岐でもないので、接続情報レジスタ群38からはリーフもしくは分岐の判定ビット信号は出力されておらず、セルPE6の論理積ゲート(図3の46)からイネーブル信号は出力されず、MUX50の出力55は'0'となる。
セルPE6の接続用エレメントでは、上記一致信号69が入力されたクロススイッチ(図3では37)は、MUX39により接続情報レジスタ群38のレジスタから抽出した接続情報に基づいて、子のノードにあたるセルPE7,PE8,PE5,PE2に対し上記一致信号69を比較命令信号70として伝送する。比較命令信号70が入力されたセルPE7,PE8,PE5,PE2の接続用エレメントは、それぞれのクロススイッチにより、各々の機能エレメントに対応する比較命令信号71C7,71C8,71C5,71C2を送信する。比較命令信号が入力されたセルPE7,PE8,PE5,PE2の機能エレメントにおいて、上記ビットストリームデータ'1100'のうち、続きの2ビット'00'と、各セルの比較対象値、すなわちセルPE7の'00'、PE8の'01'、PE5の'10'、PE2の'11'とを比較する。この場合のビットストリームでは、セルPE7の比較対象値とのみ一致する。この場合のセルPE7(図5のn6)はリーフであるため、出力値レジスタ群(図3の44)で保持している対応する出力値(直交変換係数)がMUX49により抽出される。同時に、接続情報レジスタ群38からはリーフもしくは分岐の判定ビット信号は選択され、論理積ゲート(図3の46)からリーフもしくは分岐で一致したことを示すイネーブル信号(図3の54)が出力される。MUX50は、このイネーブル信号に応じて出力値レジスタ群から抽出された出力値(図3の65)を取り出し、セルPE7はこの出力値とイネーブル信号を論理和回路35への出力34O7として取り出す。イネーブル信号が出力されると、すべてのセルPE0〜PE8から出力される信号34O0〜34O8を論理和回路35で演算して復号結果36として出力する。この例の場合、リーフで、かつ比較で一致したセルはPE7のみであり、それ以外のセルの出力信号は'0'であるため、復号結果であるデータ出力36はセルPE7の出力値34O7となる。
また、入力データ31のビットストリームデータ31が、例えば'1101'であったとした場合、この段階で一致する比較対象値のセルはPE8に相当することとなる。しかし、セルPE8(図6のn7)は分岐として設定されているため、出力34O8としては、出力値レジスタ群(図3の44)に設定している分岐コードとなる。制御部52は、この分岐コードに基づいてMUX(図3の39,47,48,49)に入力するレジスタ選択信号(図3の53)を変更し、また比較動作を開始するセルを指定するルート信号を変更する。このことにより、データを既に保持しているレジスタの変更選択が行なわれ可変長復号テーブルは再構成される。テーブル再構成後のルート信号33R0〜33R11のうちいずれかの信号が入力されることで比較開始セルが指定され、かつレジスタ選択信号により各レジスタ群の新たなレジスタが選択されることで、分岐点以下('1101'より下位のビット)の比較が可能となる。このテーブルの再構成は、分岐コードの出力から新たなレジスタ選択信号、および始めに比較するセルを指定するルート信号を出力するまでの1クロックで行うことが可能である。
以上、可変長復号について説明したが、可変長符号化も同じ回路を用いて実行できる。可変長符号化では、図1において、テーブル装置11への入力データ31は係数データメモリ8から読み込まれる係数データ29(図2)であり、固定長となる。またテーブル装置11の出力はパック部10に出力されるビットストリームであり、可変長となる。図9に可変長符号化の動作手順を示す。
符号化動作は、コンフィグレーションモードにより符号化のためのコンフィグレーションデータをテーブル装置11のセルに書き込んで可変長符号化テーブルを形成した後に行われる。図9において、まず、CPU2は、バスI/F6を介して、1マクロブロック分のブロックデータ相当の符号化を対象とする係数データを係数データメモリ8に書き込み(矢印E1)、書き込み後、制御レジスタ12の中の符号化開始指示レジスタに符号化開始信号を書き込み、入力データ選択信号27(図2)をMUX26(図2)に与え係数データを入力データ31として選択することで符号化動作を起動する。テーブル装置11は、係数データメモリ8から係数データを、ある特定のビット数単位で読み込み(矢印E2)、入力されたこの特定のビット数分の係数データに従って可変長符号化し、符号化データをパック部10へ出力する(矢印E3)。パック部10は、変換されたビットストリームをCPUバスのデータ幅などのビット数単位でビットストリームメモリ7に格納し(矢印E4)、同時に、1マクロブロックの符号化が完了したことを割り込み信号でCPU2に通知する。符号化完了の割り込み信号を受けたCPU2は、バスI/F6を介してビットストリームメモリ7から符号化結果を読み出す(矢印E5)。
可変長符号化モードは、図2および図3において、セルに選択入力される係数データは固定ビット(例、23ビット)とするが、その他の処理行程は上記復号モードの説明と同様であるので、ここでは説明を省略する。
以上のように、この実施の形態1のテーブル装置11は、国際標準に準拠した可変長符号化/復号方式に対応したコンフィグレーションデータを設定することができ、様々な方式の動的再構成可能なテーブルを構成することができる。また、このテーブル装置11を用いた可変長符号化/復号装置は、1つの回路で可変長符号化/復号を行うことができるため、小型化、かつ低消費電力化を可能にする効果が得られる。
特に、各セルは、各レジスタ群のそれぞれが持つ複数のレジスタの中から使用するレジスタ1つを1クロックで選択し変更できる。また、現在使用している1つのセル集合体で比較できるビット数が、比較すべき最大ビット数を満足していなくても、複数のセルを再構成することで、最大ビット数の比較が可能となる。
なお、上記実施の形態1では、テーブル装置を、セルを複数個用いて構成しているが、入力データに対して比較処理するビット数を大きな値に設定することにより、1個のセルで構成することも可能である。その場合には、接続用エレメント24の構成、論理積ゲート46、マルチプレクサ50は不要となり、比較命令信号も不要となるため分岐コードの内容や制御部52の処理内容もレジスタの変更に関することに簡略化されることになる。
また、上記実施の形態1では、可変長符号化/復号装置として説明してきたが、テーブル装置11を用いて可変長符号化装置あるいは可変長復号装置として別々に構成することも可能である。
この発明の実施の形態1による可変長符号化/復号装置の概略構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るテーブル装置の構成例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る動的再構成可能なセルの単体の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る可変長復号テーブルの例を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る可変長復号テーブルの比較割り当てを示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る可変長復号テーブルのマッピング例を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る可変長復号の動作例を示す可変長符号化/復号装置のブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る可変長復号テーブルの動作例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る可変長符号化の動作例を示す可変長符号化/復号装置のブロック図である。
符号の説明
1 入出力ポート、2 CPU、3 メモリ、4 可変長符号化/復号装置、5 バスライン、6 バスインターフェース(バスI/F)、7 ビットストリームメモリ、8 係数データメモリ、9 アンパック部、10 パック部、11 テーブル装置、12 制御レジスタ、24 接続用エレメント、25 機能エレメント、26,39,47,48,49,50 マルチプレクサ(MUX)、35 論理和回路、37 クロススイッチ、38 接続情報レジスタ群、40 ビット選択レジスタ群、41 セレクタ、42 比較対象レジスタ群、43 比較器、44 出力値レジスタ群、45 アドレスデコーダ、46 論理積ゲート、52 制御部、PE0〜PE8 動的再構成可能なセル。

Claims (8)

  1. 符号化または復号する入力データと保持する比較対象値と比較することにより所望の出力値を得る複数のセルと、前記複数のセルの出力の論理和を得る論理和回路と、可変長符号化または復号の開始時および前記論理和回路の出力が求めるべき最終出力値でない場合に、前記複数のセルのそれぞれで使用するレジスタを選択するレジスタ選択信号と比較動作を開始するセルを指定する比較命令信号を生成する制御部とを備え、
    各セルは、接続情報を保持する接続情報および自セルでの比較の一致がリーフもしくは分岐であることを示す判定ビットを保持する複数のレジスタを持つ接続情報レジスタ群と、前記接続情報レジスタ群の選択されたレジスタの接続情報に基づいて、入力された比較命令信号または比較結果の一致信号を、自セルで使用するか、他の隣接するセルへ転送するか、またはその両方かの処理を行うクロススイッチと、任意のビット位置とビット数の選択値を保持する複数のレジスタを持つビット選択レジスタ群と、前記ビット選択レジスタ群の選択されたレジスタのビット位置とビット数の選択値に従って前記入力データから対応するビット位置とビット数の比較データを選択するセレクタと、比較対象値を保持する複数のレジスタを持つ比較対象レジスタ群と、比較命令信号に基づいて、前記セレクタで選択された比較データと前記比較対象レジスタ群の選択されたレジスタの比較対象値とを比較し、両者が一致した際に一致信号を出力する比較器と、前記比較対象レジスタ群で保持する比較対象値に対応する符号化または復号に係る出力値および、これに代わる分岐コードを保持する複数のレジスタを持つ出力値レジスタ群と、前記比較器から出力される一致信号と前記接続情報レジスタ群の選択されたレジスタの判定ビットとに基づいてイネーブル信号を生成する論理積ゲートと、生成されたイネーブル信号に基づいて前記出力値レジスタ群の選択されたレジスタからの出力値または分岐コードを、またそれ以外の場合には0を当該セルの出力とするセル出力選択手段と、使用するレジスタを指定するレジスタ選択信号に基づいて前記各レジスタ群のそれぞれのレジスタを選択し、その保持するデータを出力するそれぞれのレジスタ選択手段とを有し、
    前記制御部は、可変長符号化または復号の開始時に外部から設定される初期コードあるいは前記論理和回路の論理和出力としての分岐コードに基づいて、前記レジスタ選択信号を生成し各レジスタ選択手段に出力すると共に、比較動作を開始するセルを指定する比較命令信号を生成し対象とするセルのクロススイッチに出力することを特徴とするテーブル装置。
  2. 各セルは、接続情報レジスタ群の他に設けられ、自セルでの比較の一致がリーフか分岐であることを示す判定ビットを専用に保持する複数のレジスタを持つ判定ビットレジスタ群と、レジスタ選択信号に基づいて前記判定ビットレジスタ群のレジスタを選択し、その保持する判定ビットを出力するレジスタ選択手段を有し、接続情報レジスタ群では、接続情報のみを保持するようにしたことを特徴とする請求項1記載のテーブル装置。
  3. 複数のセルの配列とその対応する各レジスタ群のレジスタに保持されるデータが、入力データに対し、一致確率の高いコードから優先的に処理されるように設定されることを特徴とする請求項1または請求項2記載のテーブル装置。
  4. 符号化または復号する入力データと保持する比較対象値とを比較することにより所望の出力値を得るセルと、可変長符号化または復号の開始時および前記セルの出力が最終出力値でない場合に、前記セルが持つ複数のレジスタ群のそれぞれで使用するレジスタを選択するレジスタ選択信号を生成する制御部とを備え、
    前記セルは、任意のビット位置とビット数の選択値を保持する複数のレジスタを持つビット選択レジスタ群と、前記ビット選択レジスタ群の選択されたレジスタのビット位置とビット数の選択値に従って前記入力データから対応するビット位置とビット数の比較データを選択するセレクタと、比較対象値を保持する複数のレジスタを持つ比較対象レジスタ群と、前記セレクタで選択された比較データと前記比較対象レジスタ群の選択されたレジスタの比較対象値とを比較し、両者が一致した際に一致信号を出力する比較器と、前記比較対象レジスタ群で保持する比較対象値に対応する符号化または復号に係る出力値および、これに代わる、次に使用するレジスタを変更するレジスタ選択値を保持する複数のレジスタを持つ出力値レジスタ群と、使用するレジスタを指定するレジスタ選択信号に基づいて前記各レジスタ群のそれぞれのレジスタを選択し、その保持するデータを出力するそれぞれのレジスタ選択手段とを有し、
    前記制御部は、可変長符号化または復号の開始時に外部から設定されるレジスタ選択値あるいは前記出力値レジスタ群から出力されたレジスタ選択値に基づいて前記レジスタ選択信号を生成することを特徴とするテーブル装置。
  5. セルは、当該テーブル装置の入力データとして、ビット選択値、比較対象値、出力値、複数のセルの場合には接続情報、さらに複数セルの再構成を行う場合には分岐コードおよびリーフもしくは分岐の判定ビットを含む、符号化または復号に係るコンフィグレーションデータが入力された際に、同時に入力されるレジスタ指定アドレス信号に基づいて、各レジスタ群のそれぞれのレジスタに前記コンフィグレーションデータの対応する値を書き込むアドレスデコーダを有することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のテーブル装置。
  6. 入力される可変長符号化される係数データあるいは可変長復号された係数データを格納する係数データメモリと、入力される復号対象のビットストリームあるいは符号化結果のビットストリームを格納するビットストリームメモリと、符号化時に請求項5記載のテーブル装置の出力データとして得られた可変長コードのビットストリームを、ビット数単位のデータにパッキングして前記ビットストリームメモリに格納するパック部と、復号時に前記ビットストリームメモリからビット数単位で読み込んだ固定長のビットストリームを、前記テーブル装置による復号で消費したビット数分だけシフトして前記テーブル装置の入力データとして出力するアンパック部と、外部CPUからの指示により、前記テーブル装置の制御部で比較動作の開始時に用いる各レジスタ群のレジスタの選択や複数のセル構成の場合の比較動作を開始するセルを指定する初期コードを設定する制御レジスタと、可変長符号化または復号の開始前に、前記外部CPUから前記テーブル装置の各レジスタ群に書き込むコンフィグレーションデータおよび当該コンフィグレーションデータを書き込むレジスタを指定するレジスタ指定アドレス信号を伝送する伝送手段とを備えた可変長符号化/復号装置。
  7. 入力される可変長符号化される係数データを格納する係数データメモリと、符号化結果のビットストリームを格納するビットストリームメモリと、符号化時に請求項5記載のテーブル装置の出力データとして得られた可変長コードのビットストリームを、ビット数単位のデータにパッキングして前記ビットストリームメモリに格納するパック部と、外部CPUからの指示により、前記テーブル装置の制御部で比較動作の開始時に用いる各レジスタ群のレジスタの選択や複数のセル構成の場合の比較動作を開始するセルを指定する初期コードを設定する制御レジスタと、可変長符号化の開始前に、前記外部CPUから前記テーブル装置の各レジスタ群に書き込むコンフィグレーションデータおよび当該コンフィグレーションデータを書き込むレジスタを指定するレジスタ指定アドレス信号を伝送する伝送手段とを備えた可変長符号化装置。
  8. 入力される復号対象のビットストリームを格納するビットストリームメモリと、可変長復号された係数データを格納する係数データメモリと、復号時に前記ビットストリームメモリからビット数単位で読み込んだ固定長のビットストリームを、請求項5記載のテーブル装置による復号で消費したビット数分だけシフトして前記テーブル装置の入力データとして出力するアンパック部と、外部CPUからの指示により、前記テーブル装置の制御部で比較動作の開始時に用いる各レジスタ群のレジスタの選択や複数のセル構成の場合の比較動作を開始するセルを指定する初期コードを設定する制御レジスタと、可変長復号の開始前に、前記外部CPUから前記テーブル装置の各レジスタ群に書き込むコンフィグレーションデータおよび当該コンフィグレーションデータを書き込むレジスタを指定するレジスタ指定アドレス信号を伝送する伝送手段とを備えた可変長復号装置。
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