JP4703100B2 - スペクトルをベースとする色測定を行う、印刷機の色制御 - Google Patents
スペクトルをベースとする色測定を行う、印刷機の色制御 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも1つの色調整装置によって印刷機の色制御を行なう方法に関する。さらに、本発明は、印刷媒体に印刷された少なくとも1つの面要素の上での分光反射値(spektralen Remissionswerten)の検出装置と、計算ユニットおよび記憶ユニットを含む付属の制御ユニットとを備える測定装置に関し、また、本発明は、少なくとも1つの印刷ユニットを有する少なくとも1つの印刷機と、色調節装置と、機械制御ユニットとを備える印刷設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷機におけるインキ塗布の制御は、印刷結果に影響を及ぼす重要な方策である。印刷結果を判定し、その結果から、インキ塗布を制御するための作業方針を導き出すために、しばしば、印刷媒体(用紙、ボール紙、有機ポリマーフィルム等)の面要素の上に色測定フィールドが一緒に印刷され、この色測定フィールドの色値が視覚的な判定によって、または面要素の上での測定によって求められる。この目標を達成するための1つの方法は、面要素の分光反射率β(λ)を求めることにある。ここで用いる表示法では、β(λ)は、拡散反射率βが波長λの関数であることを意味している。分光反射率に基づいて、測色値もしくは濃度値を算出することができる。これに関しては規格の規定がドイツで出されている。測色値の決定はドイツの工業規格DIN16536に基づいて行うことができ、また、濃度値の決定はドイツの工業規格DIN5033に基づいて行うことができる。
【0003】
特許文献1より、印刷機の色制御を行なう方法、測定装置、および印刷設備が公知である。インキ塗布を調節するために、印刷機で印刷された印刷媒体の上の面要素が測色法によって測定され、得られた色座標が目標値と関係づけられたうえで、印刷機の色調整装置に対する制御データへと処理される。面要素から拡散反射された光は、分光計でスペクトル分解されて測定される。さまざまな波長の離散的な補間点で得られた測定データは、コンピュータに送られる。制御は、場合により変換によって色座標上の色値を拡散反射値から求めることによって、分光色測定および測色法をベースとして行われる。実際値が目標値と比較され、分光反射率または色値の差異が、色制御によって小さくされる。
【0004】
【特許文献1】
欧州特許出願補正明細書0228347B2
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
分光反射率の測定は、非偏光式または偏光式に行うことができる。すなわち、任意選択により偏光、特に直線偏光で照明をすることができ、検出装置は、拡散反射した偏光を測定するために、偏光光学系または偏光子を備えていてよい。通常、90度だけ回転させられた直線偏光で光が測定され、これは減偏光された拡散反射光の割合である。しかしながら技術的な制約のために、検出装置に偏光光学系を設けることは必ずしも可能ではない。しかも、偏光光学系や偏光分光計は大きなコスト要因になる。偏光分光反射率は、高いコストをかけなければ測定できない量の例である。
【0006】
しかし、偏光分光反射率は印刷媒体の乾燥状態に左右されないので、偏光分光反射率を知ることは特に重要である。分光反射率を印刷工程で測定したり、印刷工程の直後に測定するのが望ましい場合がしばしばあり、このことは、特に現在普及しているオフセット印刷にとっては、印刷媒体が特定の水分含有量を有することを意味している。水分含有量は、印刷結果の判定のために待つにはあまりにも低下するのが遅い。偏光分光反射値をベースとする色制御、または、偏光分光反射値に基づいて求められた色値をベースとする色制御は、印刷媒体の乾燥状態に左右されない、したがって、印刷工程後の時間に左右されない目標値があることを意味している。つまり、印刷製品について所望の目標値に合わせた印刷機の設定を追求するときには、印刷工程のときに、または印刷工程の直後に、印刷機での色調整が、実際値と目標値の差異が十分な精度でごくわずかになるまで、偏光分光反射率またはそこから導き出された色値が目標値と比較され、色調整装置が制御される。基礎となる色空間での距離ΔEが、十分な精度を示す目安とみなされる場合が多い。すなわちΔE<1±0,5であれば、色差は知覚限界または可視限界を下回っている。この色制御は時間に依存しない量に基づいているので、印刷工程から長い時間がたってからでも、この結果は実質的に変わらない。
【0007】
印刷媒体における光制御プロセスを記述するための物理モデルをつくることは、実際に使われる印刷媒体の光学特性に基づいてきわめて困難であり、このことは、たとえばG.Fischer,J.Rodriguez−GilesおよびK.R.ScheuterらがDie Farbe30(1982)の199から220頁に著した論文から読み取ることができる。影響要因の数例を挙げただけでも、一方では、印刷媒体に当る光は表面で直接散乱するだけでなく、印刷媒体の表面層の内部でも部分的に散乱する可能性があるという事実を挙げることができ、また他方では、光は印刷媒体に入るときの道程で散乱するだけでなく、印刷媒体から再び出るときの道程でも散乱する可能性がある。つまり、印刷媒体の表面層を通る光路は非常に複雑であり、その結果として生じる拡散反射挙動は単純なケースでしか計算することができず、大局的に計算することはできない。したがって、特にさまざまな印刷媒体について汎用的に偏光分光反射率を計算することには、克服しがたい限界があるように思われる。
【0008】
本発明の目的は、分光反射値を測定することなく、高いコストをかけなければ測定できない分光反射値をベースとする、印刷機のための色制御を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的は、本発明によれば、請求項1に記載の特徴を備える、印刷機の色制御を行なう方法、請求項8に記載の特徴を備える測定装置、および/または請求項15に記載の特徴を備える印刷設備によって達成される。本発明の有利な発展例は、従属請求項に記載されている。
【0010】
本発明によれば、少なくとも1つの色調整装置によって印刷機の色制御をする方法は、次のステップを含んでいる。印刷媒体に印刷された少なくとも1つの面要素の上での測定によって、分光反射値β(λ)を求める。測定された分光反射値β(λ)を、修正された分光反射値β’(λ)に換算、変換、または変形する。修正された分光反射値β’(λ)に基づいて、色調整値の実際値を求める。得られた実際値を色調整量の目標値で処理して、色調整装置に対する制御データにする。
【0011】
色調整量は測色値または濃度値であってよく、それにより、これらの実際値は分光反射値から決定される。これに代えて、色調整量は分光反射値であってもよく、それにより、その目標値は測色値または濃度値から決定される。
【0012】
換算、変換、または変形は、スペクトルに依存的した関係に基づいて行うのが好ましい。換言すると、修正された分光反射値β’(λ)は、分光反射値β(λ)、および波長λに依存するその他の項と関数の関係にある。1つの閉じた表記法では、この事実はβ’(λ)=f(β(λ),λ)によって表現することができる。このとき関数の関係は、さまざまな波長の複数の補間点(Stuetzstellen)の表の形態で、または関数方程式の形態で既知であってよい。関数の関係は、物理的に根拠づけられた光散乱・吸収モデルに経験的な修正を加えたものに基づいている。ドイツの工業規格DIN16536に基いて測色値を、およびドイツの工業規格DIN5033に基づいて濃度値を決定するのが好ましい。
【0013】
本発明による方法の有利な実施態様では、測定される分光反射値β(λ)が、非偏光式の測定によって得られる。換算、変換、または変形によって得られる修正された分光反射値β’(λ)は、検出装置、色調整装置等の特殊性を考慮に入れることができる。換言すると、換算が検出装置の較正を可能にするという利点がある。
【0014】
さらに、本発明による方法の有利な実施態様では、算出された分光反射値β’(λ)が、ある程度の精度で、偏光測定によって得られる測定された分光反射値と対応している。ある程度の精度とは、ここでは距離の程度を意味するものとする。好ましい距離の程度は、対応する色空間における色の距離ΔEである。知覚限界または可視限界を下回る距離ΔE<1±0.5が好ましい。換言すると、測定された非偏光分光反射値β(λ)が偏光分光反射値β’(λ)に換算され、次いでこれが測色値または濃度値を求めるための基礎をなすことによって、本発明による方法の有利な実施態様は、偏光測色値または偏光濃度値を求めることを可能にする。本発明の方法は、実際値と目標値の比較が時間に依存しない量に基づいているので、水分をまだ含んでいる印刷媒体の測定をするときに適用できるという利点がある。
【0015】
換算が、次式
【0016】
【数3】
【0017】
の関係または規定に基づいている実施態様が特に好ましい。この表記法では、ここで導入された変数は次のとおりの意味である。すなわち、Punpol(λ)は、波長λのときの、印刷されていない印刷媒体の非偏光反射値を意味している。Ppol(λ)は、波長λのときの、印刷されていない印刷媒体の偏光反射値を意味している。β0は、印刷媒体の表面で直接拡散反射された光の割合を考慮する項を意味している。λmaxは、蛍光増白剤(optischen Aufheller)の明らかな作用が得られる特定の波長を意味している。λmaxは、特に、最大の拡散反射が行われる波長である。sは、印刷媒体の上のインキ層の仮想的な厚さを表している。qおよびrは、重みづけ係数である。V(λ)は、偏光作用の記述、透過率の記述、波長に依存したフィルタの記述である。さらに、測定された色相の色濃度はD=−log[β/β]であり、ここで、β=∫dλβ(λ)F(λ)は全波長にわたる積算分光反射、βpap=∫dλβpap(λ)S(λ)F(λ)は印刷媒体の分光反射値βpap(λ)(Punpol(λ)またはPpol(λ)、特にPunpol(λ))、すなわち全波長にわたる印刷媒体の積算分光反射である。F(λ)は、波長に依存したフィルタ関数(フィルタの透過率)を表しており、S(λ)は、ドイツの工業規格DIN5033およびDIN16536に基づく、波長に依存した放射関数(相対的なスペクトル放射分布)を表している。被積分関数では、さらに、波長に依存した関数との乗算によって検出器の相対感度を考慮してもよい。紙のスペクトルに代えて、別の参照標準を利用することもできる。この関係を物理的に根拠づけるために付言しておくと、指数項は印刷媒体での消光を表しており、項{1−q[Punpol(λmax)−β(λmax)]}は、印刷媒体に含まれる蛍光増白剤の作用を考慮している。
【0018】
β(λ)とPunpol(λ)は測定されるのに対して、フィルタ関数V(λ)およびその他の変数は決定される。V(λ)は、有利な実施態様では、通常、波長インターバル[380nm,730nm]にわたる連続関数である。その値の範囲はインターバル[0.3,2]内にあり、特にインターバル[0.8,1.2]内にある。この関数は、波長インターバルにわたって分散した少ない数の最大値と最小値を有している。
【0019】
式(1)のその他の変数の通常の値は、β0∈[0,0.1],s∈[0.8,2],q∈[−0.5,0.5],r∈[0,3]およびλmax∈[300nm,580nm]である。上述した規定は、異なる色相および/または印刷媒体の非常に広い範囲について適用することができる。この範囲に属する変数セットは、印刷媒体の少なくとも1つの区分について適用することができる。1つの実施態様では、紙の印刷媒体について非塗工紙、無光沢紙、および光沢紙の区分がなされ、この区分に、印刷工学における通常の用語の使い方に従って個々の種類の紙が分類される。波長λmaxについては、特に390nmが好ましい。
【0020】
全体の(積算された)拡散反射が、当った照明出力の2.2%を超える色相については、特に、光沢紙についてはβ0=0.0015,s=1.009,q=−0.146、およびr=0.55、無光沢紙(mattes papier)についてはβ0=0.0053,s=1.059,q=0.08、およびr=0.92、非塗工紙(Naturpapier)についてはβ0=0.023,s=1.09,q=−0.32、およびr=1.0がそれぞれ好ましい。全体の拡散反射が非常に少ない色相(当った照明出力の2.2%以下)については、特に、光沢紙についてはβ0=0.005,s=1.05,q=0.およびr=0.3、無光沢紙についてはβ0=0.005,s=1.097,q=0.およびr=0.5、非塗工紙についてはβ0=0.005,s=1.27,q=0.およびr=2がそれぞれ好ましい。
【0021】
Ppol(λ)は、測定または算出することができる。Ppol(λ)を求めるための有利な計算規則は
【0022】
【数4】
【0023】
である。この関係における変数の通常の値は、W(λ)∈[0.8,3],rp∈[0.8,1.2]、およびP0∈[0,0.05]である。特に、rp=1.02かつP0=0.01である。異なる実施態様では、たとえば非塗工紙、光沢紙、無光沢紙などの異なる印刷媒体区分について、異なる変数値が意図されていてよい。
【0024】
それぞれの項の構成は次のとおりである。もっとも多い約70%の割合は消光に由来しており、次に多い約20%の割合は蛍光増白剤の考慮に基づくものであり、フィルタ項のもっとも少ない約10%の割合は、ある程度の精度で、可視限界を下回る結果を可能にするものであり、すなわち、基礎となる色空間における距離ΔEについてはΔE<1±0.5である。
【0025】
つまり換算は、着目する表面での光の吸収および反射と、表面自体の特性とが適切なやり方で組み合わされた物理モデルに基づいている。着目する表面での光の吸収および反射の影響の重みと、印刷媒体の影響と、偏光フィルタの通常の特性とを考慮した、変数の値の汎用的に有効な範囲が算定されている。その都度存在している分光反射値の種々の特性に応じて換算または変換をすることによって、本発明による方法を一般的に使用することができる。したがって、所与の色相について、測定された非偏光分光反射率Mに、拡散反射を強める係数が乗算され、別の項が加算されることによって特定の値だけずらされる。印刷媒体における蛍光増白剤の影響は、厚さに応じて考慮される。印刷媒体の拡散反射特性は標準化される。物理的な偏光フィルタの通常の特性を把握するために、波長に応じた修正が行われる。
【0026】
このような技術的教示を示された当業者にとっては、前述した式(1)の関係が等価的なやり方で、項の置き換えによって、および/または高次関数を1次の項まで級数表示に展開することによって、ある程度の精度で与えられていてもよいことが明らかであり、それによって前述した規定から原理的に異なる新たな関係が得られることはない。
【0027】
本発明の思想には、本発明の方法がそれぞれ具体化された測定装置および印刷設備を提供することも含まれている。
【0028】
本発明によれば、測定装置は、印刷媒体の上に印刷された少なくとも1つの面要素での分光反射値の検出装置と、計算ユニットおよび記憶ユニットを有する付属の制御ユニットとを含んでいる。この測定装置は、測定された分光反射値β(λ)から修正された分光反射値β’(λ)を算出するコンピュータプログラムが計算ユニット内を進行することを特徴としている。このコンピュータプログラムは、時間インターバルのあいだ少なくとも一部が記憶ユニットにファイルされ、特に、少なくとも処理をしている時間の間完全に記憶ユニットにファイルされる。
【0029】
特にコンピュータプログラムは、分光反射値β(λ)と修正された分光反射値β’(λ)との間の、スペクトルに応じた割当て規則が実行される少なくとも1つのセクションを有している。この割当て規則は、表(ルックアップテーブル)の形態で、または関数の関係(たとえばサブプログラムまたは関数)の形態で格納されていてよい。通常の補間点λi(ここで、添字iは補間点の番号)は、20nmよりも短いかこれと等しい差異、特に10nmの差異をもつ波長λである。
【0030】
測定装置の有利な実施態様では、検出装置が非偏光分光計を含んでおり、計算されて修正された分光反射値β’(λ)は、ある程度の精度で、測定された分光反射値に対応している(距離の程度は色距離ΔEであるのが好ましい)。
【0031】
上に掲げた式(1)に基づく有利な割当て規則または換算規則では、同じく、上に挙げたインターバルに由来する変数の値が好ましい。
【0032】
計算ユニットで分光反射値が測色値または濃度値に変換される本発明の測定装置の有利な発展態様では、時間インターバルのあいだ少なくとも一部分が記憶ユニットにファイルされ、測色値または濃度値を目標値で処理して色調整装置に対する制御データにする少なくとも1つのセクションを有するコンピュータプログラムが記憶ユニット内を進行する。
【0033】
計算ユニットで測色値または濃度値が目標値を形成するための分光反射値に変換される本発明の測定装置の別の有利な発展態様では、時間インターバルのあいだ少なくとも一部分が記憶ユニットにファイルされ、分光反射値を目標値で処理して色調整装置に対する制御データにする少なくとも1つのセクションを有するコンピュータプログラムが計算ユニット内を進行する。
【0034】
少なくとも1つの印刷ユニットを有する少なくとも1つの印刷機と、色調整装置と、機械制御ユニットとを備える本発明の印刷設備は、少なくとも1つの本発明による測定装置を有していることを特徴としている。この場合、印刷機はどのような公知の印刷方法を実施して作動してもよく、特に印刷機は、枚葉紙を処理する機械であれウェブを処理する機械であれ、直接または間接の平版印刷機であり、特にオフセット印刷機である。測定装置の制御ユニットが、機械制御ユニットの一部をなしていると特に好ましい。それによって、たとえば制御部の特に短い設定時間を可能にするために、たとえば製造経路の内部で測定部と制御部の統合を印刷工程中でも簡単に行うことができる。
【0035】
本発明による測定装置、ないしは本発明による印刷設備では、偏光検出装置、特に偏光分光計の使用が不要になるという利点がある。オフセット印刷にとっては、特に、印刷媒体の乾燥度に左右されなくなることが非常に好ましい。それと同時に、高いコストをかけなければ測定できない、分光反射値をベースとする色制御も行うことができる。換言すると、本発明の方法、および/または印刷設備に統合された測定装置も含む本発明の測定装置は、偏光スペクトル測定を行う必要なしに、偏光測色値または濃度値の利用を可能にする。本発明の思想は、さまざまな色相および/またはさまざまな被印刷体について汎用的に適用可能であり、印刷で用いられるインキセットに左右されない。
【0036】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0037】
図1は、本発明による測定装置の実施形態の、印刷機に対する相対的な配置を示している。印刷機10は、付属の機械制御部12を有している。製造の流れ38から、印刷媒体22上で色制御のための測定が行われる。印刷媒体22は、複数の印刷された面要素24、ここでは一例として3つの正方形の面要素を有している。面要素24は、通例、1つまたは複数の印刷インキのベタ濃度および/または半階調で印刷されている。これは複数の原色の組合せの色(重ね刷り)であってもよい。面要素22は、ここには詳しくは図示しない光源によって、特にドイツの工業規格DIN16536およびDIN5033に定める規格条件のもとで照明され、面要素22によって散乱ないし拡散反射された光26が検出装置28によって検出される。検出装置28は、印刷媒体22に対して動くことができる。ここには図示しない測定場所にある印刷媒体22の表面の上で、検出装置28を絶対運動させる、ここには詳しくは図示しないアクチュエータが設けられるのが好ましい。検出装置28は、非偏光分光反射値β(λ)を測定できるように設計されている。たとえば、検出装置28は非偏光分光計を含んでいる。検出装置28は、計算ユニット32と記憶ユニット34とを含む制御ユニット30と接続されている。計算ユニット32の中では、測定された分光反射値β(λ)が、本発明に基づいて、修正された分光反射値β’(λ)に換算され、それから色調整量の実際値が算出される、少なくとも1つのセクションを有するプログラムが進行する。修正された分光反射値β’(λ)であるか、そこから導き出された測色値または濃度値であるかを問わず、算出された値の伝送36が機械制御部12に対して行われる。機械制御部12は、印刷機10のための色制御部も含んでいる。色制御部は、色調整量の実際値と目標値の比較部を含んでおり、1つまたは複数の色調整装置の色調整設定部材の変更を、目標値からの実際値の差異に応じて行うことができる。
【0038】
図2は、本発明による印刷設備の実施形態を示している。この印刷設備は、印刷機10と、付属の機械制御部12とを有している。印刷機10は、この一例の実施形態では、それぞれが版胴16とブランケット胴18とを備える4つの印刷ユニット14を含んでおり、枚葉紙を処理するオフセット印刷機である。4つの印刷ユニット14の各々には、色調整装置20、たとえば複数のインキゾーンを備えるオフセットインキユニットがある。印刷機10内の装置のその他の詳細は、図面を簡単にするために図示していないが、当分野の当業者には周知である。印刷機10によって印刷された印刷媒体上の面要素の偏光分光反射値β(α)の検出装置28は、印刷機10を通る印刷媒体の軌道経路に沿って、ここでは第4の最後の印刷ユニット14の後に配置されて図示されている。面要素は、複数のインキゾーンを備えるオフセットインキユニットの場合には、1つまたは複数のインキゾーンについて印刷媒体の上に印刷することができる。印刷ユニットの後に配置されている検出装置28の配置は、利用されるすべての色および場合によりこれらの組合せについて測定値を得るために好ましい。本実施形態では、検出装置28および色調整装置20は、機械制御部12に組込まれた制御ユニット30と作用接続されている。すなわち、計算ユニット32および記憶ユニット34を備える制御ユニット30は、機械制御部12の一部を構成している。本発明による印刷設備の計算ユニット32では、測定された分光反射値β(λ)が、修正された分光反射値β’(λ)に換算される。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷機に対して相対的に、本発明の測定装置の実施形態のトポロジーを示す図である。
【図2】本発明による印刷設備の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
10 印刷機
12 機械制御部
14 印刷ユニット
16 版胴
18 ブランケット胴
20 色調整装置
22 印刷媒体
24 面要素
28 検出装置
30 制御ユニット
32 計算ユニット
34 記憶ユニット
36 伝送
38 製造の流れ
Claims (16)
- 前記色調整量が測色値または濃度値であり、その実際値を分光反射値から算出する、請求項1に記載の印刷機の色制御を行なう方法。
- 前記色調整量が分光反射値であり、その目標値を測色値または濃度値から算出する、請求項1に記載の印刷機の色制御を行なう方法。
- 前記換算がスペクトルに依存した関係に基づいている、請求項1から3までのいずれか1項に記載の印刷機の色制御を行なう方法。
- 測定された分光反射値β(λ)が非偏光測定によって得られたものである、請求項1から4までのいずれか1項に記載の印刷機の色制御を行なう方法。
- 計算された分光反射値β'(λ)が、ある程度の精度で、偏光測定によって得られた測定された分光反射値に対応している、請求項5に記載の印刷機の色制御を行なう方法。
- 前記式の中の変数について、β0∈[0,0.1],s∈[0.8,2],q∈[−0.5,0.5],r∈[0,3]およびλmax∈[300nm,580nm]である、請求項1に記載の印刷機の色制御を行なう方法。
- 前記コンピュータプログラムが、分光反射値β(λ)と修正された分光反射値β'(λ)との間の、スペクトルに応じた割当て規則が実行される少なくとも1つのセクションを有している、請求項8に記載の測定装置。
- 前記割当て規則が、表(ルックアップテーブル)の形態で、または関数の関係の形態で格納されている、請求項8または9に記載の測定装置。
- 前記検出装置(28)が非偏光分光計を含んでおり、計算されて修正された前記分光反射値β'(λ)は、ある程度の精度で、測定された分光反射値に対応している、請求項8から10のいずれか1項に記載の測定装置。
- 前記式の中の変数について、β0∈[0,0.1],s∈[0.8,2],q∈[−0.5,0.5],r∈[0,3]およびλmax∈[300nm,580nm]である、請求項8に記載の測定装置。
- 計算ユニットにおいて、実際値を形成するために分光反射値が測色値または濃度値に変換される、請求項8から12までのいずれか1項に記載の測定装置において、
前記計算ユニット(32)で、時間インターバルのあいだ少なくとも部分的に前記記憶ユニット(34)にファイルされるコンピュータプログラムが進行し、該コンピュータプログラムは、測色値または濃度値が目標値で処理されて、前記色調整装置(20)に対する制御データになる少なくとも1つのセクションを有していることを特徴とする測定装置。 - 計算ユニットで、実際値を形成するために測色値または濃度値が分光反射値に変換される、請求項8から13までのいずれか1項に記載の測定装置において、
前記計算ユニット(32)で、時間インターバルのあいだ少なくとも部分的に前記記憶ユニット(34)にファイルされるコンピュータプログラムが進行し、該コンピュータプログラムは、分光反射値が目標値で処理されて、前記色調整装置(20)に対する制御データになる少なくとも1つのセクションを有していることを特徴とする測定装置。 - 少なくとも1つの印刷ユニット(12)を有する少なくとも1つの印刷機(10)と、色調整装置(20)と、機械制御ユニット(12)とを備える印刷設備において、前記印刷設備が、請求項8から14までのいずれか1項に記載の少なくとも1つの測定装置を有していることを特徴とする印刷設備。
- 前記測定装置の前記制御ユニット(30)が前記機械制御ユニット(12)の一部を形成している、請求項15に記載の印刷設備。
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