JP4703021B2 - 消耗品発注システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークと連結した画像形成装置の消耗品発注システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置が多用されているが、これらには画像形成に関係する転写紙やトナー等の消耗品を必要とする。そしてその消耗品を発注する際には、発注先に電話やFAXで必要な消耗品の品名と数量等を連絡して注文していた。そのため取扱説明書等に指定される型番を調べたり、発注先の連絡先を調べたりする作業が必要であった。また転写紙には、紙サイズ、普通紙、再生紙等の紙質、色等様々なものがあり、その型番を調べるには、取扱説明書を常備していなければならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような発注の煩わしさを解消するために、特開平10−301451号公報に開示されているような方式が提案されている。この方式では、複写機の画像形成装置の操作表示部から簡単な操作で消耗品の発注を行い、操作部の表示画面から発注内容を公衆回線等により、外部へ送信させる手段を設けることで消耗品の発注を可能とし、発注した消耗品の型番や数量は画像形成装置内に記憶され、入荷とともに入荷した数量を画像形成装置に入力するという方式が開示されている。そして入荷前に同じ消耗品の発注がなされた場合には、重複発注警告を表示することで、重複発注を防止するようになっている。
【0004】
しかしながらこのような消耗品発注システムでは、消耗品が入荷したら、画像形成装置に入荷数を設定する必要があり、入荷した時に入力する作業が発生してしまう。また発注から入荷までを
消耗品担当者のみが行なうこととなっているため、担当者が不在だと発注ができなかったり、在庫管理が適正に行われない等の不具合が発生するという問題がある。
【0005】
そこで本発明の目的は、前記のような従来の消耗品発注システムのもつ問題を解消し、消耗品が入荷しても、画像形成装置に入荷数を設定する必要がなくて、入荷した時に入力する作業が発生することがなく、また担当者が不在でも発注ができ、在庫管理が適正に行われる消耗品発注システムを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
ところで近年WWW技術の中には、Javaアプレットのように、クライアントからの要求をサーバー側で実行し、実行結果をクライアントに通知するものがある。この技術では、クライアントはプログラムの実行については、何も知る必要がなく、サーバーのサービスを受けることになるため、クライアント側はWWWブラウザのような表示機能があれば、様々な演算が可能になる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記のような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、発注の受付処理を行う発注サーバーと、この発注サーバーにネットワークを通じてアクセス可能な表示部を有する画像形成装置と、を備え、この画像形成装置は、画像形成装置毎に付けられた固有番号を保有し、前記表示部を操作して前記発注サーバーにアクセスする際に、この固有番号の情報を前記発注サーバーに送信すると共に、前記発注サーバーは、顧客ID、前記画像形成装置の機種の情報及び前記固有番号を含む顧客情報を記憶する顧客情報データベースと、消耗品毎の在庫状況を記憶する在庫情報データベースと、前記画像形成装置の機種毎に使用可能な消耗品の情報を記憶する機種情報データベースと、発注された消耗品、その数量、及び配達予定日を含む発注情報を顧客ID毎に記憶する発注管理データベースと、にアクセス可能な消耗品発注システムであって、前記発注サーバーは、発注要求を受信し、前記画像形成装置からアクセスされると、前記画像形成装置から送信される前記固有番号の情報を受信し、この固有番号の情報に基づき前記顧客情報データベースにアクセスして顧客情報をピックアップし、このピックアップした顧客情報の前記機種の情報に基づき前記機種情報データベースにアクセスして前記画像形成装置の機種において使用可能な消耗品の情報をピックアップし、このピックアップした消耗品の情報に基づき発注画面を前記表示部に表示し、この発注画面を通じて入力された消耗品の発注情報に基づき前記在庫情報データベースにアクセスして在庫情報を確認して配達予定日を決定し、この決定した配達予定日に基づき発注確認画面を前記表示部に表示し、この発注確認画面に設けられた確認キーが押下されると、前記発注情報を前記発注管理データベースに登録して配送の指示を出し、この配送の指示が出された消耗品が顧客に届けられた後に前記発注管理データベースに配達済みが登録されると、前記発注情報を削除し、さらに、発注状況確認要求を受信し、前記画像形成装置からアクセスされると、前記画像形成装置から送信される前記固有番号の情報を受信し、前記発注管理データベースにアクセスして当該固有番号に対応する顧客IDの登録されている発注情報を検索してピックアップし、発注状況画面として前記表示部に表示することを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の消耗品発注システムにおいて、前記発注画面には、前記機種情報データベースからピックアップした前記画像形成装置の機種において使用可能な消耗品の情報が全て表示されており、表示された消耗品の中から、1つ以上の消耗品が選択されたうえ、選択された消耗品の発注数量が前記表示部又は前記端末装置から入力されることで、発注処理が行われることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
図面に示す本発明の実施の形態について説明する。図1にはこの実施の形態の構成が示されており、この実施の形態において、1は通信回線に接続可能な複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置、2は通信回線に接続可能なパーソナルコンピュータ等の端末装置、3は通信回線、4は通信回線3から送信される発注の受付処理を行なう発注サーバー、5は顧客名、消耗品届け先、使用している機種情報、これまでに発注された消耗品等を記憶する顧客情報データベース、6は消耗品毎の在庫状況を記憶する在庫情報データベース、7は機種毎に使用可能な消耗品の情報を記憶する機種情報データベース、8は発注された商品と数量、届け先、配達予定日等発注に関する情報を記憶する発注管理データベースをそれぞれ示す。
【0015】
図2は、発注サーバー4の受注処理を示すフローチャートである。発注サーバー4は、受注処理要求を受け付けると、要求される端末に応じた処理を行なう。種別が端末装置2からの要求で顧客IDを受信したら、顧客情報データベース5より要求のあった顧客の所有する画像形成装置1を検索し、図16に示すような機種選択を行なう表示データを送出する。機種選択をした結果が送られてきたら、機種情報データベース7から該当する機種で使用可能なトナーや用紙等の消耗品をピックアップする。
【0016】
また受注処理の種別が画像形成装置1からの要求で、固有番号を受信したら顧客情報データベース5から送信されてきた固有番号を保有する顧客を検索した後、機種情報データベース7から該当する機種で使用可能なトナーや用紙等の消耗品をピックアップする。消耗品のピックアップが終了すると、図10又は図17に示すような発注画面の表示データを送信する。
【0017】
発注入力データを受信したら、在庫情報データベース6を検索して、注文のあった商品の在庫数から配達予定日を導出し、図11又は図18に示すような配達予定日の表示データを送信する。修正ボタンが押されたら、再度図10又は図17に示すような発注画面の表示データを送信する。確認ボタンが押されたら、注文された商品と数量と配達予定日を発注管理データベース8に登録する。発注管理データベース8に登録されることで、出荷の指示が在庫区に出される。商品が顧客に届けられた後に、発注管理データベース8に配達済みを登録し、発注管理データベース8から情報が削除されることとする。
【0018】
図3は、発注サーバー4の発注状況確認処理を示すフローチャートである。発注状況確認要求される端末に応じた処理を行なう。端末装置2からの要求で顧客IDを受信したら、発注管理データベース8から要求された顧客IDに対する未配達の発注商品と数量と配達予定日を検索する。また受注処理要求の種別が画像形成装置1からの要求で、固有番号を受信したら顧客情報データベース5から、送信されてきた固有番号を保有する顧客を検索した後、発注管理データベース8から要求された顧客IDに対する未配達の発注商品と数量と配達予定日を検索する。検索が終了したら、図13又は図14に示すように、発注されている商品名、数量、配達予定日を表示させる発注状況画面の表示データを送信する。
【0019】
図4は、画像形成装置1における発注処理を示すフローチャートである。発注キーが押されると、通信回線3を利用して発注サーバー4への接続を行なう。発注サーバー4との接続ができたら、画像形成装置1毎に付与されて画像形成装置1内に記憶される固有番号を読み出し、発注要求を送信するとともに、固有番号も送信する。発注要求が受付けられると、発注サーバー4から表示データが送られてくるので、受信した表示データを操作部の表示部11に表示を行なう。発注サーバー4からの表示データ中の入力ボタンの操作が行われると、その内容は操作のたびに発注サーバー4に送信される。表示画面中の終了キーが押されたら、発注サーバー4との接続を切断して処理を終了する。
【0020】
図5は、画像形成装置1における発注状況確認処理を示すフローチャートである。発注確認キーが押されると、通信回線3を利用して、発注サーバー4への接続を行なう。発注サーバー4との接続ができたら、画像形成装置1毎に付与され、画像形成装置1内に記憶される固有番号を読み出し、発注状況確認要求を送信するとともに、固有番号も送信する。発注確認要求が受付られると、発注サーバー4から表示データが送られてくるので、受信した表示データを操作部の表示部に表示を行なう。発注サーバー4からの表示データ中の入力ボタンの操作が行われると、その内容は操作のたびに発注サーバー4に送信される。表示画面中の終了キーが押されたら、発注サーバー4との接続を切断して処理を終了する。
【0021】
図6は、端末装置2における発注処理を示すフローチャートである。端末装置2にてブラウザ等から発注処理にログインが行われたら、発注サーバー4への接続を行なう。発注サーバー4との接続ができたら、顧客ID電話番号を送信する。発注要求が受付られると、発注サーバー4から表示データが送られてくるので、受信した表示データを操作部の表示部11に表示を行なう。発注サーバー4からの表示データ中の入力ボタンの操作が行われると、その内容は操作のたびに発注サーバー4に送信される。ブラウザが閉じられたり、別サーバーにアクセスされると、発注サーバー4との接続を切断(ログアウト)する。
【0022】
図7は、端末装置2における発注状況確認処理を示すフローチャートである。端末装置2にてブラウザ等から発注状況確認処理にログインが行われたら、発注サーバー4への接続を行なう。発注サーバー4との接続ができたら、顧客IDと電話番号を送信する。発注状況要求が受付られると、発注サーバー4から表示データが送られてくるので、受信した表示データを操作部の表示部11に表示を行なう。発注サーバー4からの表示データ中の入力ボタンの操作が行われると、その内容は操作のたびに発注サーバー4に送信される。ブラウザが閉じられたり、別サーバーにアクセスされると、発注サーバー4との接続を切断(ログアウト)する。
【0023】
図8は、画像形成装置1の操作部の一例である。11はタッチパネルをもつ液晶等の表示部である。12は数値を入力するテンキーである。13は画像形成動作を実行開始するときに使用するスタートキーである。14は、画像形成動作の中断を指示したり、入力した数値をクリアするときに使用するクリア/ストップキーである。15は設定した画像形成条件を初期状態に戻すためのときに使用するリセットキーである。
【0024】
前記の実施の形態における操作手順に基づいて説明を行なう。
画像形成装置1から発注を行なうには、操作者Aは画像形成装置1に予め設けられた発注キーを押下する。この発注キーの押下によって、発注サーバー4に通信回線3を介してアクセスを行い、発注サーバー4からの表示データに従って表示を行なう。
【0025】
まず発注サーバー4は、画像形成装置1からから送信されてきた固有番号から、顧客情報データベース5を検索して、顧客名、顧客ID、届け先とうの情報をピックアップする。つぎに固有番号で、使用可能な消耗品を機種情報データベース7から探し出す。発注サーバー4は、顧客情報と消耗品の検索が終了したら、図10に示す注文票作成画面の表示データを、画像形成装置1に送信し、画像形成装置1の操作表示部に表示を行なう。
【0026】
図10の発注画面が表示されたら、操作者Aは発注したい消耗品を選択して、数量をテンキーで入力する。消耗品を全て1画面で表示できない場合には、次ページキーが表示され、次ページキーを押下すると、次ページに入り切れなかった消耗品が表示される。前ページに戻りたい場合には、前ページキーを押下することによって前ページに戻ることができる。前ページキーは前ページがない場合に、次ページキーは次ページがない場合に、半輝度で表示されて、押下しても要求が受け付けられないこととする。発注したい消耗品に対して、数量入力が全て終了したら、図10の発注画面内にある送信キーを押す。なお図10の発注画面を見て、発注処理をやめたい場合には、キャンセルキー又は終了キーを押下する。
【0027】
図10の発注画面において送信キーが押下されると、表示された消耗品の型番と数量が発注サーバー4に送信される。なお数値が入力されるたびに発注サーバー4に送信し、その結果を表示することも可能である。発注サーバー4は発注する消耗品の型番と数量を受信すると、在庫情報データベース6にアクセスして在庫状況を確認し、配達予定日を決定する。発注された消耗品全ての配達予定日が決定されると、発注サーバー4は画像形成装置1に、図11に示す発注確認画面を表示する。
【0028】
操作者Aは、発注確認画面の消耗品名称、数量、納期を確認し、このまま発注してもよいと判断したら、確認キーを押下する。発注内容の変更、取消しを行いたい場合には、修正キーを押下する。修正キーが押下されたら発注サーバー4は、図12の発注画面を表示するように、画像形成装置1に表示データを送信する。操作者Aは、修正したい項目を修正した後に、再度図12の発注画面内にある送信キーを押下することで、前記の図10の送信キー後の処理を行なう。操作者Aは、図11の確認キーを押下することで作業を終了する。
【0029】
図11において、操作者Aにより確認キーが押下されたら、発注サーバー4は、発注管理データベース8に顧客ID、固有番号、消耗品型番、数量を登録する。発注管理データベース8に登録されると在庫区に対して配送の指示が出される。
【0030】
画像形成装置1から発注状況の確認を行なう場合には、操作者Aは画像形成装置1に予め設けられた発注確認キーを押下する。発注確認キーの押下により、発注サーバー4へ通信回線を介してアクセスを行い、発注サーバー4からの表示データに従って表示を行なう。まず発注サーバー4は、画像形成装置1から送信されてきた固有番号から、顧客情報データベース5を検索して顧客IDをピックアップする。つぎに発注管理データベース8にアクセスして送信されてきた固有番号に対する発注があるかを検索する。発注残がある場合には、型番、顧客ID、数量、配達予定日をピックアップする。機種情報データベース7にアクセスして、型番の品名を検索し、図13に示すような発注情報確認図面を表示させるデータを画像形成装置1に送信する。操作者Aは、画像形成装置1に表示される内容を確認することで、発注残の有無と、発注されている消耗品、数量、配達予定日を知ることができる。
【0031】
端末装置2から発注を行なう場合には、操作者Aは端末装置2のブラウザ等を利用して、発注サーバー4にアクセスする。図15に示すログイン画面が表示されたら、業務発注を選択し、お客様番号、電話番号を入力し、ログインボタンを操作する。まず発注サーバー4は、端末装置2から送信されてきたお客様番号と電話番号が、顧客情報データベース5に登録されている情報と一致していたらログインを許可し、顧客情報データベース5に登録されている保有機種を調査して、図16に示す機種選択画面を端末装置2に表示させる。お客様番号と電話番号が顧客情報データベース5に登録されている情報と一致していなかったら、図20に示す警告表示を行い、再度ログインし直すように表示する。
【0032】
図16に示す機種選択画面において、操作者Aは、注文したい消耗品を使用する機種を1つ選択し、送信ボタンを操作する。送信ボタンが操作されると、端末装置2は発注サーバー4に選択された機種を通知する。発注サーバー4は選択された機種を通知する。発注サーバー4は選択された機種で使用可能な消耗品を、機種情報データベース7から検索し、端末装置2に図17に示す発注画面を表示させる。なおこの実施形態では機種を1つ選択するようにしているが、複数の機種を選択して、それぞれの機種で使用可能な消耗品を表示させる方法もある。
【0033】
操作者Aは、図17において、発注したい消耗品を選択して数量を入力し、入力作業が終了したら発注送信ボタンを操作する。なおクリアボタンを操作することで、入力内容を全て消去することも可能である。入力内容を全て消去した場合には、発注したい消耗品の数量を再度入力する必要がある。
【0034】
発注送信ボタンが操作されると、発注サーバー4は、発注依頼のあった消耗品の型番と数量を確認し、在庫情報データベースにアクセスして、該当する消耗品の在庫をチェックし、在庫の状況や届け先に応じて予め定められた配達予定日を決定する。発注依頼のあった全ての消耗品の納期が確定したら、型番毎に品名、数量、配達予定日を一覧にした図18に示すような発注確認画面を端末装置2に表示させる。なお配達予定日の決定には、消耗品毎に決定する方法と、発注依頼のあった消耗品のうち、最も遅い配達予定日を発注依頼のあった全消耗品に対して反映する方法等がある。
【0035】
操作者Aは、発注確認画面の内容をチェックして、発注する内容に誤りがないならば、確認ボタンを操作し、内容を修正したい場合には、修正ボタンを操作する。確認ボタンが操作されると、
発注サーバー4は、発注を受付けて発注管理データベース8に顧客ID、固有番号、消耗品型番、数量を登録する。発注管理データベース8に登録されると、在庫区に対して配送の指示が出される。修正ボタンが操作されると、発注サーバー4は、操作者Aに再度入力させるために、図17に示す発注画面を表示させる。このとき先に入力した内容の通りに表示を行なう。操作者Aは、修正したい箇所のデータを再入力すると、発注送信ボタンを操作する。発注送信ボタンの操作後の動作は、前記のとおりである。
【0036】
端末装置2からの発注状況の確認を行なう場合には、操作者Aは、端末装置2のブラウザ等を利用して、発注サーバー4にアクセスする。図15に示すログイン画面が表示されたら、発注状況確認業務を選択し、お客様番号、電話番号を入力し、ログインボタンを操作する。まず発注サーバー4は、端末装置2から送信されてきたお客様番号と電話番号が、顧客情報データベース5に登録されている情報と一致していたらログインを許可し、顧客情報データベース5に登録されている保有機種を調査して、図16に示す機種選択画面を端末装置2に表示させる。お客様番号と電話番号が、顧客情報データベース5に登録されている情報と一致していなかったら、図21に示す警告表示を行って、再度ログインしなおすように表示する。
【0037】
図16に示す機種選択画面において、操作者Aは、機種を1つ選択し、送信ボタンを操作する。送信ボタンが操作されると、端末装置2は、発注サーバー4に選択された機種を通知する。発注サーバー4は、端末装置2から送信されてきた機種情報から、発注管理データベース8にアクセスして送信されてきた顧客IDに対する発注があるかを検索する。発注残がある場合には、型番、顧客ID、数量、配達予定日をピックアップする。機種情報データベース7にアクセスして、型番の品名を検索し、図19に示すような発注状況画面を表示させるデータを端末装置2に送信する。
【0038】
発注残がない場合には、図20に示すような発注状況画面を表示させるデータを端末装置2に送信する。操作者Aは、端末装置2に表示される内容を確認することで、発注残のありなしと、発注されている消耗品、数量、配達予定日を知ることが可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明は、前記のようであって、請求項1、2に記載の発明は、機種情報データベースで機種毎の使用可能な消耗品情報を管理し、発注の際には画像形成装置の表示部に発注サーバーからの発注可能な消耗品データを表示させるようにすることで、発注したい消耗品の型番等のデータを、取り扱い説明書で確認することが不要になり、発注の誤りを防ぐことが可能であり、また機種情報データベースで機種毎の使用可能な消耗品情報を管理することにより、新製品が使用可能になった場合でも、画像形成装置の設定変更をすることがなく、常に最新の情報を取得することが可能なので、画像形成装置からの簡単な操作で発注することが可能になり、発注担当者を設けることなく、発注作業を行なうことが可能になるため、特定の担当者にかかる業務を減らすことが可能になり、人件費を削減することが可能であるという効果がある。
また、発注された消耗品に対する配達予定日を表示させるようにすることで、操作者は発注が受け付けられていることを確認することができるため、入力ミス等による誤発注を防ぐことも可能であり、また受注業者においては、受注担当者が配達予定日を連絡する必要がなくなるため、受注業者の受注担当者の作業を減らすことができて、特定の担当者の業務を減らすことが可能になるため、人件費を削減することが可能であるという効果がある。
更に、既に発注されている消耗品に対する配達予定日を表示させるようにすることで、誰でも発注した消耗品の納期を確認することができ、かつ重複発注を防ぐことができ、また受注業者においては、受注担当者が配達予定日の問い合わせに応答する必要がなくなるため、受注業者の受注担当者の作業を減らすことができて、特定の担当者の業務を減らすことが可能になるため、人件費を削減することが可能であるという効果がある。
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成図である。
【図2】同上の受注サーバーの受注処理のフローチャートである。
【図3】同受注サーバーの受注状況確認処理のフローチャートである。
【図4】同画像処理装置における発注処理のフローチャートである。
【図5】同画像処理装置における発注状況確認処理のフローチャートである。
【図6】同端末装置における発注処理のフローチャートである。
【図7】同端末装置における発注状況確認処理のフローチャートである。
【図8】同画像処理装置の操作表示部の正面図である。
【図9】同上の状態表示図である。
【図10】発注画面の表示データ図である。
【図11】発注確認画面である。
【図12】発注内容の変更、取消しを行う場合の発注画面である。
【図13】発注状況画面である。
【図14】他の発注状況画面である。
【図15】ログイン画面である。
【図16】機種選択画面である。
【図17】発注画面である。
【図18】発注確認画面である。
【図19】発注状況画面である。
【図20】他の発注状況画面である。
【図21】警告表示画面である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 端末装置
3 通信回線 4 発注サーバー
5 顧客情報データベース 6 在庫情報データベース
7 機種情報データベース 8 発注管理データベース
11 表示部 12 テンキー
13 スタートキー 14 クリア/ストップキー
15 リセットキー
Claims (2)
- 発注の受付処理を行う発注サーバーと、この発注サーバーにネットワークを通じてアクセス可能な表示部を有する画像形成装置と、を備え、
この画像形成装置は、画像形成装置毎に付けられた固有番号を保有し、前記表示部を操作して前記発注サーバーにアクセスする際に、この固有番号の情報を前記発注サーバーに送信すると共に、
前記発注サーバーは、顧客ID、前記画像形成装置の機種の情報及び前記固有番号を含む顧客情報を記憶する顧客情報データベースと、
消耗品毎の在庫状況を記憶する在庫情報データベースと、
前記画像形成装置の機種毎に使用可能な消耗品の情報を記憶する機種情報データベースと、
発注された消耗品、その数量、及び配達予定日を含む発注情報を顧客ID毎に記憶する発注管理データベースと、にアクセス可能な消耗品発注システムであって、
前記発注サーバーは、発注要求を受信し、前記画像形成装置からアクセスされると、前記画像形成装置から送信される前記固有番号の情報を受信し、この固有番号の情報に基づき前記顧客情報データベースにアクセスして顧客情報をピックアップし、このピックアップした顧客情報の前記機種の情報に基づき前記機種情報データベースにアクセスして前記画像形成装置の機種において使用可能な消耗品の情報をピックアップし、このピックアップした消耗品の情報に基づき発注画面を前記表示部に表示し、この発注画面を通じて入力された消耗品の発注情報に基づき前記在庫情報データベースにアクセスして在庫情報を確認して配達予定日を決定し、この決定した配達予定日に基づき発注確認画面を前記表示部に表示し、この発注確認画面に設けられた確認キーが押下されると、前記発注情報を前記発注管理データベースに登録して配送の指示を出し、この配送の指示が出された消耗品が顧客に届けられた後に前記発注管理データベースに配達済みが登録されると、前記発注情報を削除し、
さらに、発注状況確認要求を受信し、前記画像形成装置からアクセスされると、前記画像形成装置から送信される前記固有番号の情報を受信し、前記発注管理データベースにアクセスして当該固有番号に対応する顧客IDの登録されている発注情報を検索してピックアップし、発注状況画面として前記表示部に表示することを特徴とする消耗品発注システム。 - 請求項1に記載の消耗品発注システムにおいて、
前記発注画面には、前記機種情報データベースからピックアップした前記画像形成装置の機種において使用可能な消耗品の情報が全て表示されており、表示された消耗品の中から、1つ以上の消耗品が選択されたうえ、選択された消耗品の発注数量が前記表示部又は前記端末装置から入力されることで、発注処理が行われることを特徴とする消耗品発注システム。
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