JP4703003B2 - 改良されたアダプターキャップ - Google Patents

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Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、中空スパイクにより穿通され、次いで逆さに吊り下げられて、容器内の液体内容物が該スパイク並びに該スパイクに接続されたチューブを通じて流れるようにして患者に送達されるようにされる密閉容器用の、オーバーキャップに関するものである。本発明のアダプターキャップは、特には、フォイルで密閉された、液体栄養剤を含有するボトルに使用するのに適している。
【0002】
(発明の背景、及び、先行技術により提起された技術的な問題)
医療施設の、重度の病状の、衰弱した、または昏睡した患者は、食物を噛むことができないであろう。そのような患者に対しては、通常の経腸的栄養補給プロセスを用いて、栄養液の形態で滋養物を供給することができる。経腸的な栄養補給は、様々な技法を用いて実施することができる。1つの技法は、患者の鼻腔を通じて患者の胃腸管内へ挿入される経鼻胃チューブを利用するものである。そのチューブの外部端は、経腸栄養剤の容器に流体的に接続することができる。第二の技法は、患者の腹壁を通じて患者の胃腸管に直接的に挿入される胃造瘻術チューブまたは空腸造瘻術チューブを利用するものである。この場合も、そのチューブの外部端は、経腸栄養剤の容器に流体的に接続することができる。
【0003】
米国特許第4,934,545号には、経腸栄養剤用の1つの従来の容器が開示されている。その容器は開口を含んでおり、その開口は、初め、典型的にはフォイル膜または薄いプラスチック膜であるシールで封鎖されている。アダプターキャップが、その膜シール上に、その容器の端部に填め込まれている。該アダプターキャップがスパイクポートを含んでおり、該スパイクポートは、このポートを通じてスパイクが挿入されたときに穴が開くか、あるいは破れる、キャップと一体になった脆性の膜で当初塞がれている。該スパイクは、該ポートの脆性の膜を通じて挿入され、更に挿入されて、初めに容器の開口を封鎖していたフォイル膜またはプラスチック膜も穿通する。また、アダプターキャップは、ボトルの排液を促進するために空気を取り込むための通気孔と、その通気孔を横切る微生物フィルターも含んでいる。
【0004】
出荷及び保管の際には、複数のそのような容器が(それらに取り付けられたアダプターキャップと共に)、典型的には、段ボール箱に箱詰めされる。それらの段ボール箱は積み重ねられることがあり、これにより、それらの容器に垂直方向の負荷が掛かる。アダプターキャップを保護するため、アダプターキャップの頂部に独立したオーバーキャップまたはドーム部品が取り付けられる。オーバーキャップまたはドーム部品は、垂直な負荷に適応するように、一般的には、外面が平坦になっている。また、オーバーキャップまたはドーム部品は、汚染物質の進入に対するバリアーとしても機能する。更に、オーバーキャップまたはドーム部品には、力を分散させてオーバーキャップが段ボール箱の頂部に穴を開けてしまうのを防ぐための、上向き面した充分に大きな平坦な表面が存在していなければならない。
【0005】
1つのそのような従来のオーバーキャップまたはドーム部品が米国特許第Des.330,332号に開示されており、その特許においては、オーバーキャップまたはドーム部品は、アダプターキャップの頂部に取り付けられている。そのようなオーバーキャップまたはドーム部品は、総体的に満足に機能するが、より経済的な製造に適応する改善されたシステムが得られることが望まれよう。更に、そのような改善されたシステムが、汚染物質の進入に対して増強されたバリアー効果を提供できれば好都合であろう。
【0006】
典型的には、オーバーキャップまたはドーム部品は、アダプターキャップにスナップ締めされるべく設計されている。これは、かなり精密な成形公差を必要とし、製造コストの増大を招く。従って、従来と同程度かそれ以上の機能性を提供する一方で、もっと緩やかな公差で、且つ、もっと安価に製造できる改善されたシステムが得られることが望まれよう。
【0007】
医療施設が、米国特許第Des.330,332号に開示されているようなアダプターキャップとオーバーキャップのアセンブリを有する容器を使用するとき、医療専門家は、アダプターキャップを露出させるために、先ず初めに、独立したオーバーキャップを取り除かなければならない。除去後、剛性で、熱可塑性の成形構造物であるオーバーキャップは、処分が必要な重大な廃材になる。従って、独立した剛性のプラスチック製オーバーキャップを取り外して処分する必要性を、全く無くすことはできないにしても、実質的に最小化できるような改善されたアダプターキャップシステムが得られることが望まれよう。
【0008】
米国特許第Des.330,332号に開示されている従来のアダプターキャップとオーバーキャップのアセンブリは、スパイクポートを横切るようにしてその内部の凹所に設けられた穴あけ可能な膜を含んでいる。そのような設計は満足に機能するが、スパイクのより簡単な挿入を可能にしながら、同時に、スパイクの保持機能も高めるような改善された設計が得られることが望まれよう。更に、スパイクポートの外部部分や、フィルター周囲のアダプターキャップの外部部分における汚染物質に対するバリヤー機能を高めるようなシステムが得られれば好都合であろう。
【0009】
米国特許第Des.330,332号に開示された設計で使用されている先行技術のフィルターは、先ずはめ込みによりホルダーに保持し、次いでそのフィルターホルダーをアダプターキャップに押し込まなければならない。このアセンブリは満足に機能するが、もっと簡易化され、且つ、より安価なフィルター保持システムが得られることが望まれよう。
【0010】
米国特許第Des.330,332号に開示されている従来のアダプターキャップは、容器の頂部を密閉するための、独立した環状のゴム製またはプラスチック製のガスケットを含んでいる。改善されたアダプターキャップに、とりわけ、製造中に、独立したガスケットの取り扱いや組み立てを必要としない、性能の高められたガスケットシステムを供給できれば好都合であろう。
【0011】
最後に、スパイクを挿入する直前に、アダプターキャップのスパイクポート並びに通気孔を露出するための、ユーザーにとって都合のよい改善されたシステムが得られることが望ましいであろう。更に、汚染物質の進入を防ぐシールが破られた状態のときに医療専門家に明確な警告を発する不正変更表示機能を備えたそのようなシステムが得られることも好都合であろう。
【0012】
本発明は、以上で検討された便益性と特性をもった設計に適応することができる、改良されたアダプターキャップを提供するものである。
【0013】
(発明の概要)
本発明は、アダプターキャップに挿入された中空スパイクを通り、密閉されたボトルの口を横切るシールを通って、そのボトルから放出されるべき液体栄養剤または他の液体等の液体の、直ぐに吊り下げ可能な密閉されたボトル用の改良されたアダプターキャップを提供する。
【0014】
この改良されたアダプターキャップは、従来のものよりもっと簡単に製造できるだけでなく、もっと安価に製造することができる。
【0015】
この改良されたアダプターキャップは、アダプターキャップ内にスパイクを保持し、このキャップ内にフィルターを保持するための改良されたシステムを含んでいる。
【0016】
また、このアダプターキャップは、外部の汚染物質からスパイクポートやフィルター領域を密閉する機能を高めるためのシステムも組み込んでいる。
【0017】
この改良されたアダプターキャップは、また、改良されたガスケットや、アダプターキャップにガスケットを配置するための改善されたプロセスを組み込むこともできる。
【0018】
本発明の1つの態様によれば、アダプターキャップは、容器の穴あけ可能な部分上に取り付けるべく設計されており、患者に送達するために、中空スパイクにより穿通され、該中空スパイクを通じて、該容器の内容物を放出できるように設計されている。該アダプターキャップは、該容器と係合して該アダプターキャップを該容器に保持するためのスカートを含んでいる。また、該アダプターキャップは、該スカートから外向きに突き出た負荷支持ドームも含んでいる。このドームは、(1)内部チャンバー、(2)中空スパイクがそこに挿入されたときに、この中空スパイクを受け入れ且つ保持して、該チャンバーと該ドームの外部との間の連通路を設立するスパイクポート、及び(3)該チャンバーと該ドームの外部との間の連通路を設立する少なくとも1つの通気孔を定めている。また、該アダプターキャップは、その通気孔を横切って該ドームに取り付けられた微生物フィルターも含んでいる。最後に、該アダプターキャップは、汚染物質の進入に対するバリアーを設立するために、該通気孔とスパイクポートを覆って該ドームの外部に取り外し可能に取り付けられた除去可能なシールを含んでいる。
【0019】
本発明の数多くの他の利点並びに特徴が、以下の発明の詳細な説明や、特許請求の範囲、及び添付図面から、容易に明らかになるであろう。
【0020】
(図面の簡単な説明)
本明細書の一部を為す添付図面において、図面全体を通じて、同様な部分を指し示す場合には同様な番号が用いられている。
【0021】
図1は、膜で密閉され液剤を含有する容器に取り付けられた、本発明の改良されたアダプターキャップの部分的透視図である。
【0022】
図2は、図1と同様部分的な透視図であるが、図2は、除去可能なシールがキャップの頂部から取り除かれ、中空スパイクがスパイクポートを通じて挿入されて、容器の開口部を覆う膜に穴が開けられた後のアダプターキャップを示しており、また、図2では、内部の状態を詳しく示すため、一部が破断されている。
【0023】
図3は、図2の概ね面3−3に沿った部分的横断面図であり、液剤を患者に投与中の、液体で満たされたアダプターキャップの領域を示すため、反転させた位置で描かれている。
【0024】
図4は、容器から上方に取り外された図1のアダプターキャップを示す、分解された透視図である。
【0025】
図5は、アダプターキャップのコンポーネントの分解された透視図である。
【0026】
図6は、アダプターキャップの側面図である。
【0027】
図7は、図6の概ね面7−7に沿った横断面図である。
【0028】
図8は、図7の概ね面8−8に沿った、大幅に拡大された断片図である。
【0029】
図9は、第二の実施態様の除去可能なシールを下側から見た平面図である。
【0030】
(好適な実施態様の説明)
本発明は、多くの異なる形態の実施態様をとることができるが、本明細書並びに添付図面では、本発明の実施例として、幾つかの特定の形態のみを開示している。しかし、これは、本発明をそのようにして説明されているそれらの実施態様に制限することを意図したものではない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲で指摘される。
【0031】
本発明によるアダプターキャップが、参照番号10で図1に全体的に示されており、図1では、典型的には、患者に投与すべき液体栄養剤等の液体を含有するボトルまたは他の容器(12)の頂部に取り付けられた様子が示されている。図4に示されているように、容器(12)は、典型的には、外部ネジ部分(24)を定める頸部(22)を含んでいる。頸部(22)は開口部(26)を定めており、その開口部は、当初フォイルやプラスチック等の既知の密封材料で構成されていてよい膜(28)で密閉されている。
【0032】
容器(12)は、その容器の内容物と適合し、そして、望ましいと考えられる他の特性(不透明性または透明性、酸素障壁特性、特定の滅菌法に耐える能力、製造の容易性、等)をもたらすあらゆる適当な材料でできた剛性または可撓性の容器であってよい。膜(28)及び容器(12)の構造は、米国において、Abbott LaboratoriesのRoss Products Division(Abbott Park、Illinois、U.S.A.)から販売されている栄養剤容器に組み込まれているもの等の通常の設計からなるものであってよい。
【0033】
添付図面に描かれている本発明の実施態様においては、容器(12)自体と膜(28)は、本発明のアダプターキャップ(10)をそれと共に使用することが意図された1つのアセンブリとして特徴付けることができ、容器(12)と膜(28)のそのアセンブリは、アダプターキャップに関する本発明自体の一部を形成するものではないものとして特徴付けてよい。しかし、本発明の代替的な実施態様においては、膜(28)とアダプターキャップ(10)は、容器(12)を流体的に密封し、その後、容器(12)に例えば既知の構造のスパイクを用いて流体的にアクセスできるようにするために構成された単一のアセンブリとして特徴付けることができる。
【0034】
アダプターキャップ(10)は、膜(28)が容器(12)を流体的に密閉し、そして、アダプターキャップ(10)が膜(28)を実質的に覆うように、製造業者により製造され、容器(12)に取り付けられる。その後、多数のそのような蓋された容器を、出荷用に、例えば段ボール箱内に一緒に梱包することができる。アダプターキャップ(10)は、容器の膜(28)が損傷を受けるのを防ぐと共に、出荷中、保管中、及びその後の取扱中に膜(28)が汚染されるのを防止する。
【0035】
容器(12)は、既知の構造の中空スパイク(30)に接続された配管系(図示されていない)を通じて患者に投与することができる液剤(29)を含有している。図2及び図3に描かれているように、中空スパイク(30)は、配管系と容器(12)との間に流体連通路を設立するため、アダプターキャップ(10)の一部を通じて挿入できる構造に為されている。従って、キャップ(10)を通じて取り付けられたスパイク(30)を伴う容器(12)を上下逆さまにして吊す(図3)か、あるいは、構造及び作用が既知のポンプを用いて、液体(29)を容器(12)から患者へ向けて移動させると、液体(29)は、容器(12)から、中空スパイク(30)並びに配管系を通じて、患者へ流入する。しかし、本発明のアダプターキャップの新規な特徴は、栄養剤を患者に投与することに関わる適用に限定されるものではないことが理解されよう。
【0036】
図1及び図5を参照しながら説明すると、アダプターキャップ(10)は、4つのコンポーネントまたはエレメント、即ち、本体(40)、ガスケット(110)、フィルター(44)、及び除去可能なシール(46)から構成される初期アセンブリからなっている。図7に示されているように、その本体(40)は、容器のネジ部分(24)(図4)とかみ合わせるための内部ネジ部分(52)を定める外周スカート(50)を有している。他の適当な取り付け構造及び取り付け方法(例えば、スナップ填めビードと溝のシステム、永久接着剤や溶接による取り付けシステム、等)を用いることもできよう。
【0037】
本明細書での開示の目的上、「スカート」という用語は、容器(12)と係合すべき構造に為されたアダプターキャップ(10)の部分を表すために使用される。添付図面において描かれている本発明の実施態様では、容器(12)はボトルである。従って、スカート(50)は、ボトルの口の外面の周囲に展開する構造に為されている。しかし、容器(12)は、液体を含有する様々なあらゆる構造をとり得ることが理解されよう。例えば、容器(12)が可撓性のパウチである場合には、スカート(50)は、その可撓性のパウチと係合する構造に為された表面を有するフランジの形態であることが好ましいであろう。従って、「スカート」という用語は、容器の構造に関わらず、液体の容器の表面と係合する構造に為されたあらゆる構造を表すべく意図されている。
【0038】
図7に描かれているように、フランジ部分(51)は、スカート(50)のそれ以外の部分から、半径方向外向き且つ下向きに展開している。フランジ部分(51)は、アダプターキャップ(10)を容器(12)に被せるときに、容器(12)とアダプターキャップ(10)との間の適切なアラインメントを容易化するリーディングフランジとして機能する。また、フランジ部分(51)は、膜(28)上へのアダプターキャップ(10)の取り付けも容易化する。
【0039】
図5に示されているように、スカート(50)の底部端は、等間隔に配置された複数のラチェット歯(53)を含んでおり、これらのラチェット歯は、本体(40)が熱可塑性材料から成形されるときに、型からの本体(40)の取り出しを補助するために、適当な道具とかみ合わせるための係合可能なメンバーとして機能することができる。
【0040】
スカート(50)の上部端は、半径方向内向きに展開する肩部(54)を含んでいる。ドーム(56)は、スカートの肩部(54)の内側半径範囲から上向きに突き出ている。そのドーム(56)は、内部チャンバー(60)、スパイクポート(62)、及び複数の通気孔(64)を定めている。
【0041】
スパイクポート(62)は、チャンバー(60)とドーム(56)の外部との間の連通路を設立する。スパイクポート(62)は、中空スパイク(30)をそこに挿入したときに(図2に示されているように)、その中空スパイク(30)を受け入れる。スパイクポート(62)は、チャンバー(60)内へ内向きに延びる内部突出部(70)により定められている。突出部(70)は、突出部(70)を通じて展開する総体的に円錐台形の表面(72)を有していて、スパイクポート(62)を定めている。
【0042】
スパイクポート(62)は、ドーム(56)の外側の頂部で直径が大きく、チャンバー(60)内の突出部(70)の遠位端で直径が小さくなっている。現在考えられている1つの実施態様では、ドーム(56)の頂部(外側)におけるスパイクポート(62)の直径は約0.199インチであり、円錐台形面(72)は、突出部(70)の長さの少なくとも一部に沿って、0.5度のテーパーが付いている。このテーパーにより、突出部(70)とスパイク(30)との間に、通常のルアー接続に匹敵する摩擦填めまたは締まり填めがもたらされる。また、現在考えられているその実施態様では、突出部(70)の底部遠位端は、約0.194インチの内径を有している。この考慮中の実施態様では、ドーム(56)の上面、即ち外側面から空洞(60)内の突出部(70)の遠位端までの突出部の長さは、約0.375インチである。
【0043】
また、突出部(70)は、円錐台形面(72)から突き出た一対の対向する突起(76)も含んでいる。それらの突起(76)は、スパイク(30)を締まり填めできるように、一般的には、スパイクポート(62)の長さの少なくとも一部に沿って展開している。突起(76)の結果として創出される締まり填めは、その長さ方向に沿った横断面が円形のスパイクとポート間に創出される締まり填めよりも強力であることが明らかになった。
【0044】
本体のドーム(56)は、表面(80)を定める頂部を有している。表面(80)は、好適には、アダプターキャップ(10)を取り付けた容器(12)を積み重ねて保管することができるような耐力面として構成される。また、ドーム(56)は、好適には表面(80)内に凹所が設けられた領域(82)も定めている。添付図面に描かれている本発明の実施態様では、平面(82)を通じて7個の通気孔が展開している。しかし、通気孔の数は、本発明の範囲から逸脱することなく変更できることが理解されよう。各通気孔(64)は、好適には、5度のテーパーを持った円錐台形の形状を為している。現在考えられている1つの実施態様では、各通気孔(64)の上部外側端は約0.060インチの直径を有している。通気孔(64)の個数、形、サイズ、及び形状は臨界的ではなく、他の配列を用いてもよい。
【0045】
ドーム(56)は、通気孔(64)の周囲でチャンバー(60)内へ内向きに突き出た環状フランジ(86)を定めている。その環状フランジ(86)内に、円板様の形状を持ったフィルター(44)が配置されている。フィルター(44)は、半透性の疎水性合成繊維材料から編み込まれた薄い円板であってよい。添付図面に描かれている本発明の実施態様では、フィルター(44)は、既知の材料及び方法を用いて、通気孔(64)に隣接してドームの内部に保持されている。例えば、フィルター(44)をドーム(56)に保持するために、フィルター(44)の周界の周囲全体に適用される適当な永久感圧接着剤を使用することができる。代替的に、側壁(86)を軟化するまで加熱し、次いで、フィルター(44)をドーム(56)に保持できるように、その軟化した壁部を内側に押しやる加熱かしめプロセスにより、フィルター(44)をドーム(56)に保持することもできる。
【0046】
代替的な実施態様においては、フィルター(44)は、通気孔(64)上のドーム(56)の外面に配置される。フィルター(44)は、これらに限定するものではないが、以上で検討された感圧接着剤及び/又は加熱かしめ法を含む、様々な既知の方法及び材料を用いてドーム(56)に取り付けることができる。
【0047】
除去可能なシール(46)は、一般的には円板様の可撓性膜を含む。シール(46)は、シール(46)とドーム(56)のいずれか一方または両方に供給される取り外し可能な感圧接着剤を用いてドーム(56)に保持することができる。図5では、シール(46)の周縁に設けられた感圧接着剤の環状帯が、全体として参照番号90で表されている。代替的に、シール(46)をドーム(56)に誘導加熱溶接することもできる。ドーム(56)へのシール(46)の誘導加熱溶接により、ユーザーは、シール(46)がドーム(56)から事前に取り外されたか、あるいは手が加えられたかどうか、即ち、不正変更の証拠を決定しやすくなるものと考えられる。
【0048】
好適には、膜(46)は、その円板様の膜から一般的には半径方向外向きに展開する把持可能なタブ(94)を含んでおり、これにより、ドーム(56)からシール(46)を容易に取り外すことが可能になる。シール(46)は、接着剤(90)により、スパイクポート(62)並びに通気孔(64)の外側の周辺でドームの頂面(80)に保持されている。シール(46)は、熱可塑性フィルムや、ワニスまたは他の表面密閉剤でコーティングされた紙から作成されたものであってよい。シール(46)は、周囲の環境から汚染物質がキャップの通気孔(64)並びにスパイクポート(62)へ進入するのを防ぐ。また、シール(46)を他の適当な材料から作成してもよい。更に、シールに、ラベル情報や、開け方に関する指示情報等を含む表示情報を押印してもよい。
【0049】
望ましい場合には、不正変更表示特性を備えるべくシール(46)を改変してもよい。詳細には、図9を参照しながら説明すると、改変された形態のシール(46A)は、円板様の中央の膜から一体型の延長部分として半径方向外向きに展開する4つのアームまたは条片(47A)を有するものとして示されている。各条片(47A)をキャップのドーム(56)の側壁に確保するため、それらの条片(47A)には永久感圧接着剤(49A)がコーティングされている。シール(46A)の中央の円板様の膜の環状の周縁には、図5を参照しながら以上で説明したシール(46)の第一の実施態様における感圧接着剤(90)の場合と同様な仕方で、取り外し可能な感圧接着剤(90A)が用いられている。第二の実施態様のシール(46A)は、好適には、外向きに展開するタブも含んでおり、このタブを把持して、キャップのドームの頂部からそのシールを引き剥がすことができる。キャップのドームからシール(46A)が引き剥がされるときに、条片(47A)とドームとの間の永久接着剤による結合力は強力なままであり、破壊されることはない。寧ろ、条片(47A)がシール(46A)の中央の円板様部分の端につながっている部位において、密封材料そのものが破れる。従って、条片(47A)は、シール(46A)のその他の部分が引き剥がされたときに、ドーム(56)に付着された状態のまま残る。キャップに付着されたまま残ったそれらの条片(47A)は、シールが取り外された証拠となる。
【0050】
好適には、アダプターキャップの本体(40)は、ソルトレイクシティ(Utah、U.S.A.)に事務所があるHuntsman Corp.からHuntsman P4G4Z−011という商品名で販売されているポリプロピレン樹脂等の熱可塑性ポリマー樹脂から成形される。現在考えられている実施態様では、キャップ本体(40)の全体的な高さは約0.987インチであり、ネジ部の内径は約1.497インチであり、ネジ部の谷径は約1.594インチであり、フィルター(44)の周囲の、キャップのドーム(56)の内側にある環状フランジ(86)の内径は約0.360インチであり、スパイクポート(62)の長さは約0.375インチであり、そして、キャップのドーム(56)の頂部(外側)におけるスパイクポート(62)の内径は約0.199インチである。
【0051】
好適には、アダプターキャップの本体(40)は、コインジェクション成形、または、ツーショット、バイインジェクション成形により成形され、ここで、ガスケット(110)(図7)が、肩部(54)に対してキャップ本体(40)内に成形される。1つの現在考えられている実施態様では、そのガスケット材料は、Houston(Texas、U.S.A.)に事務所があるShell Chemical Co.からKraton Dという商品名で販売されている製品である。この材料は、約40ショアAの硬さを有している。この材料がキャップ本体(40)内に成形されて、約0.06インチの厚みを有するガスケット(110)を形成する。
【0052】
代替的な実施態様(図示されていない)では、肩部(54)とガスケット(110)が排除されており、ドーム(56)は、スカート(50)と同じ直径でスカート(50)から展開している。この場合、ネジ部(または、アダプターキャップを容器(12)に取り付けるために使用され得る他の構造)を通過する漏れを防ぐため、スカートの内部の周縁の周囲に適切な密閉機構が設けられよう。
【0053】
フィルター(44)は、Port Washington(New York、U.S.A.)に事務所があるPall CorporationからPallflexという商品名で販売されている多孔性の複合生成物等の製品として入手可能な材料のシートから、円板様の形状に切り出したものであってよい。このタイプの材料は疎水性で、(容器(12)内の液体(29)等で)濡れると機能して、バクテリアは、フィルター(44)で濾過され、保持されるため、バクテリアを含まない周囲の空気をそのフィルターを通じて通過させることができる。従って、フィルター(44)は、バクテリアを通過させずに、空気が容器(12)に入るのを可能にし、これにより、容器の排液が促進される。
【0054】
望ましい場合には、アダプターキャップ(10)は他の改変を含んでいてよい。例えば、アダプターキャップのドーム(56)の頂部にシール(46)を貼る前に、スパイクポート(62)またはスパイクポート(62)の周囲の領域に1つまたは複数の化学物質を加えることができる。そのような1つまたは複数の化学物質は、スパイクポートの領域を滅菌するためのものであってよい。
【0055】
本システムを使用する際、医療専門家は、シール(46)を引き剥がし、図2に示されているように、スパイク(30)をスパイクポート(62)に挿入する。スパイク(30)は、容器のフォイルシール膜(28)を破って穴を開けることができるように充分深く挿入される。また、スパイク(30)は、以上で検討されたように、スパイク(30)と円錐台形面(72)との間に締まり填めが起こるように挿入される。これにより、スパイク(30)の周囲のフォイル膜(図2)に展開する開口または破れ領域(31)を有する不定形の穴あけがもたらされる。次いで、医療専門家は、スパイク(30)をそこに保持したまま、容器(12)を逆さまにし、その容器を適当な支柱(図示されていない)から吊す。このアセンブリが逆さまにされた状態が図3に示されている。容器(12)内の液体(29)は、穴開けされたフォイル膜(28)の破れた開口(31)を通って、ドーム(56)内の空洞(60)へ流入する。従って、液体(29)は、フィルター(44)と接触することになり、フィルターを濡らす。バクテリアは通過できないが、空気はフィルター(44)を通じてキャップ(10)内へ通過することができる。空気はフォイル膜(28)の開口(31)を通って流れ、スパイク(30)を通じる容器(12)からの液体(29)の排液を補助する。
【0056】
本発明のアダプターキャップ(10)は、一体型のキャップ本体(40)が独立したドーム部品またはオーバーキャップを必要としないため、従来より単純化された技術で、且つもっと低コストで製造することができる。更に、本発明のキャップ(10)は、ガスケットの独立した製造、並びに、その後の保管、取り扱い、及びキャップへのガスケットの組み立てを排除するため、キャップ本体(40)への直接的なガスケット(110)のバイインジェクション成形を取り入れている。
【0057】
本発明のキャップの平坦なドームは、梱包中、出荷中、及び取り扱い中、特には、複数の容器を1つの段ボール箱に一緒に梱包し、それらの段ボール箱を積み重ねるときの静的並びに動的な負荷に耐える上で非常に効果的に機能する。ドーム(56)は、その下にある容器(12)の膜(28)を保護するだけでなく、更に、ドーム(56)の頂面が大きな表面積を有しているため、負荷が分散され、ドームが段ボール箱に穴を開けてしまう危険性が回避されている。更に、ドーム(56)とシール(46)は、それらがなければその下にある容器の膜(28)と接触することになる汚染物質の進入を排除するか、あるいは少なくとも最小化する。
【0058】
アダプターキャップ(10)は、医療専門家が容易に使用することができる。アダプターキャップのドーム(56)の頂部にある除去可能なシール(46)は、そのシールが取り除かれたときに、極少量の廃棄物となるに過ぎない。除去後、そのシール(46)は容器(12)の側面に接着剤の作用により保持することができ、その後、容器(12)とその側面に付着されたシール(46)は、一体物として一緒に処分することができる。
【0059】
改良された形状のスパイクポート(62)は、使用中に、キャップ(10)がスパイク(30)を保持する能力を高めるべく機能する。そうであるにも関わらず、アダプターキャップ(10)は、先行技術の設計において必要であったような、スパイクポート(62)の底部を横切る一体となった脆性の膜を必要としないため、キャップ(10)へのスパイク(30)の挿入プロセスは、従来よりも簡単に行うことができる。
【0060】
これまでに行われた本発明の詳細な説明並びにその図解から、本発明の新規な概念または原理の真の精神及び範囲から逸脱することなく、数多くの変形態様及び変形例を成し得ることが容易に理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、膜で密閉された液剤を含有する容器に取り付けられた状態を示す、本発明の改良されたアダプターキャップの断片的な透視図である。
【図2】 図2は図1と同様な断片的な透視図であるが、図2は、除去可能なシールがキャップの頂部から取り除かれ、そして、中空スパイクがスパイクポートを通じて挿入されて、容器の開口上の膜に穴が開けられた後のアダプターキャップを示しており、また、図2では、内部の状態を詳しく示すため、一部が破断されている。
【図3】 図3は、図2の概ね面3−3に沿った断片的な横断面図であり、液剤を患者に投与中の、液体で満たされたアダプターキャップの領域を示すため、反転させた位置で描かれている。
【図4】 図4は、容器から上方に取り外された図1のアダプターキャップを示す、分解された透視図である。
【図5】 図5は、アダプターキャップのコンポーネントの分解された透視図である。
【図6】 図6は、アダプターキャップの側面図である。
【図7】 図7は、図6の概ね面7−7に沿った横断面図である。
【図8】 図8は、図7の概ね面8−8に沿った、大幅に拡大された断片図である。
【図9】 図9は、第二の実施態様の除去可能なシールを下側から見た平面図である。

Claims (10)

  1. 液体用容器と係合し、該液体用容器上にアダプターキャップを保持するように作成されたスカート、
    該スカートと一体成形され且つ該スカートから外側に突き出た、実質的に平坦な外面を有する単一のドーム、該ドームは内部チャンバーを定め、さらに該ドームは該チャンバーと該ドームの外部環境との間に流体連通路を提供するスパイクポートを定め、前記スパイクポートが前記実質的に平坦な外面から前記内部チャンバー内へと展開しており、該スパイクポートは中空スパイクを受け入れ保持するように作成され、さらに該ドームは、前記実質的に平坦な外面から前記内部チャンバー内へと展開する少なくとも一個の通気孔を定め、該少なくとも一個の通気孔は該チャンバーと該ドームの外側環境との間に流体連通路を設定していて、および
    該通気孔を横切って該ドームに取り付けられた微生物フィルター、
    を含有するアダプターキャップであり、該アダプターキャップが更に、該少なくとも一個の通気孔並びに該スパイクポート上において該ドームの外面に取り外し可能に取り付けられた除去可能なシールを含み、該除去可能なシールが、該少なくとも一個の通気孔及び該スパイクポートを通じる汚染物質の進入に対するバリアーを提供する、前記アダプターキャップ。
  2. 該微生物フィルターが半透性の疎水性繊維材料で構成されている、請求項1に記載のアダプターキャップ。
  3. 該フィルターが感圧接着剤で該ドームに保持されている、請求項1に記載のアダプターキャップ。
  4. 該ドームが、該少なくとも1つの通気孔の周囲で該チャンバー内に内向きに突出した環状フランジを定めており、そして、該フィルターが該環状フランジ内に配置されている、請求項1に記載のアダプターキャップ。
  5. 該スカートが、
    上部端部分を有する壁部及び
    該壁部の該上部端部分から該ドームへ展開する環状の肩部分、
    を含んでいる、請求項1に記載のアダプターキャップ。
  6. 該アダプターキャップが更に、該環状の肩部分に取り付けられたガスケットを含んでいる、請求項5に記載のアダプターキャップ。
  7. 該スカートが、容器のかみ合う外部ネジ部分と係合するための内部ネジ部分を定めている、請求項1に記載のアダプターキャップ。
  8. 該ドームが、該チャンバー内へ内向きに突き出た中空の突出部を含んでおり、該中空の突出部は該チャンバー内に位置する遠位端で終結していて、該中空の突出部はその内部に総体的に円錐台形の面を定めており、該中空の突出部が該スパイクポートを定めている、請求項1に記載のアダプターキャップ。
  9. 該総体的に円錐台形の面が、該総体的に円錐台形の面の長さの少なくとも一部分に沿って内向きに展開する一対の対向した突起部を定めており、該突起部が、スパイクとの締まり填めを提供することができる構造に為されている、請求項8に記載のアダプターキャップ。
  10. 液体を流動的に含有するための容器、該容器はそこを通じるアウトレットを定めていて、
    該容器により定められた該アウトレットを流体的に密閉するシール、及び
    アダプターキャップ
    を含み、
    該アダプターキャップは、
    該容器と係合してそこに該アダプターキャップを保持するように作成されたスカート、
    該スカートと一体成形され且つ該スカートから外向きに突き出た、実質的に平坦な外面を有する単一のドーム、該ドームは内部チャンバーを定めて、該ドームは更に、該チャンバーと該ドームの外部環境との間に流体連通路を提供するスパイクポートを定め、前記スパイクポートが前記実質的に平坦な外面から前記内部チャンバー内へと展開しており、該スパイクポートは中空スパイクを受け入れ保持するように作成され、該ドームは、更に、前記実質的に平坦な外面から前記内部チャンバー内へと展開する少なくとも1つの通気孔を定め、該少なくとも1つの通気孔は該チャンバーと該ドームの外部環境との間に流体連通路を設立していて、および
    該通気孔を横切って該ドームに取り付けられた微生物フィルター
    を含んでいる、液体を含有するためのコンテナーであり、該アダプターキャップが、更に、該少なくとも1つの通気孔並びに該スパイクポート上において該ドームの外面に取り外し可能に取り付けられた除去可能なシールを含み、該除去可能なシールが、該少なくとも1つの通気孔及び該スパイクポートを通じる汚染物質の進入に対するバリアーを提供する、前記コンテナー。
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