JP4702259B2 - 照明付階段 - Google Patents

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Description

本発明は踏板の前部の下面に照明手段を設けた照明付階段に関する。
従来から例えば図16に示すような各踏板2の前部の下面に照明手段35を設けた照明付階段が利用されており、このものは照明手段35で下段の踏板2を照らすことで階段の昇り降りの際の安全性を高めるなどできる(例えば特許文献1)。
ところで上記各段の踏板2に設けた照明手段35は下階や上階に設けたコントローラやスイッチに配線36で接続する必要があり、特許文献1に示すものは踏板2の下面の照明手段近傍から該踏板2の側端面が接する側板33に亘る配線用ダクト34を設け、この配線用ダクト34に照明手段35の配線36を通して下階や上階のコントローラ等に接続してある。
ここで上記配線用ダクト34は以下に示すように形成される。踏板2の照明手段35近傍の前部の下面に左右方向に伸びる踏板側ダクト34aを設け、該踏板側ダクト34aは踏板2の側端部に至っている。また側板33の側面には側板33の長手方向に沿って側板側ダクト34bを設けている。側板側ダクト34bの長手方向の任意の箇所は同じく側板33の側面に設けた連通用ダクト34cを介して踏板側ダクト34aの端部に接続してあり、これにより配線用ダクト34が形成される。
しかし上記図16に示す照明付階段は側板側ダクト34b及び連通用ダクト34cを側板33から突出して設けてあるので、これらダクト34b、34cが側板33の外観を損ねる。また連通用ダクト34cを踏板2の下面に沿って設け、これを側板側ダクト34bに接続する必要があって施工が面倒である。しかもこの照明付階段では連通用ダクト34cを踏板2の下面に沿って設け、これを側板側ダクト34bに接続する必要があって施工が難しい。
特開2000−303644号公報
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、踏板の切込部に桁を嵌め込むと共に切込部の縁部を桁の嵌込溝に嵌め込んで接続するオープン階段において、照明手段に接続した配線を配線用の通路を介して上階や下階のコントローラ等に接続することができ、また施工作業が容易で桁の側面をシンプルな外観とすることができる照明付階段を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明に係る照明付階段は、踏板2の前部の下面に照明手段を設け、該踏板2の下面に照明手段近傍の踏板2の前部から後方に伸びる踏板側配線溝部17を形成し、該踏板2に踏板側配線溝部17の後端部に連通する溝連通用凹所18を形成し、踏板2に形成した後方に開口する切込部7に桁1を嵌め込むと共に切込部7の縁部を桁1に形成した前方に開口する嵌込溝4に嵌め込んだ状態で、前記溝連通用凹所18を桁1の側面に形成した桁1の長手方向に伸びる桁側配線溝部6に連通させて成ることを特徴とする。
上記構成により、踏板2の切込部7に桁1を嵌め込むと共に切込部7の縁部を桁1の嵌込溝4に嵌め込んで接続するオープン階段において、照明手段に接続した配線13を踏板2の踏板側配線溝部17及び溝連通用凹所18を順に通して桁側配線溝部6に導出し、上階や下階のコントローラ26等に接続することができる。しかもこの場合、桁1の側面には配線13用の溝として桁1の長手方向に伸びる直線状の桁側配線溝部6を形成するだけで良い。
また請求項2は請求項1において、桁側配線溝部6を嵌込溝4を横切るように形成すると共に、嵌込溝4を桁側配線溝部6よりも後方に至る位置まで形成し、桁側配線溝部6の嵌込溝4と重複する部分を除く部分を配線カバー24で覆って成ることを特徴とする。
このように嵌込溝4を横切るように桁側配線溝部6を形成することで、嵌込溝4に嵌め込まれる踏板2に寸法誤差が生じて踏板2の後端面と嵌込溝4の後端面との間に隙間が生じたとしても、該踏板2を桁側配線溝部6を横切るように配置できる。
また請求項3は請求項1又は請求項2において、踏板2の後端部に収納凹所11を形成し、該収納凹所11に断面コ字状のカバーベース15bを収納し、収納凹所11とカバーベース15bで溝連通用凹所18を構成し、該溝連通用凹所18に通した配線13をカバーベース15に取り付けた配線カバー19bで覆って成ることを特徴とする。
溝連通用凹所18内の配線13を踏板2の表面と略面一となった配線カバー24で覆って外観を向上できる。
請求項1に係る発明では、踏板の切込部に桁を嵌め込むと共に切込部の縁部を桁の嵌込溝に嵌め込んで接続するオープン階段において、照明手段に接続した配線を踏板の踏板側配線溝部及び溝連通用凹所を順に通して桁側配線溝部に導出できる。しかもこの場合、桁の側面には配線用の溝として桁の長手方向に伸びる直線状の桁側配線溝部だけを形成すれば良く、桁の側面をシンプルな外観とすることができ、また踏板を桁に取付けるだけで踏板側配線溝部と桁側配線溝部を連通させることができて、施工作業が容易になる。
また請求項2は請求項1の発明の効果に加えて、嵌込溝に嵌め込まれる踏板に寸法誤差が生じて踏板の後端面と嵌込溝の後端面との間に隙間が生じたとしても、該踏板を桁側配線溝部を横切るように配置でき、この場合、嵌込溝の上方及び下方に配置した配線カバーの端部を直線状に切断してその端面を形成するだけで、この端面を踏板の後端面や下面に隙間なく突き当てることができるようになり、桁側配線溝部と配線カバーとの間に形成される配線用の通路の嵌込溝側の端部開口を踏板で隠すことができる。
また請求項3は請求項1又は請求項2の発明の効果に加えて、溝連通用凹所と配線カバーからなる配線が通るための通路が踏板から大きく突出しないようにでき、踏板の外観を向上できる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。なお以下では階段を登る人から見て手前側を前側、奥側を後側と定義して説明する。
本例の照明付階段は、建物に設置した桁1に図10や図11に示すように複数の踏板2をその側端部(長手方向の端部)が桁1よりも外側方に突出するように取付け、各踏板2の下面の前部中央部に照明ユニット3からなる照明手段を設けて構成したものであり、蹴込板が無く且つ桁1の両側が露出したオープン階段である。
図2に示すように桁1は階段の傾斜方向に沿って長い板状に形成してあり、側面同士が対向するように一対並べて建物に設置してある。なお各桁1の下端は例えば下階の床5に接続され、また上端は例えば上階の梁や柱に接続される。各桁1の長手方向の複数箇所には前方に開口する嵌込溝4を形成している。各嵌込溝4は後方に傾斜した桁1の上面(桁1の前側の面)から後方に向かって水平に伸びており、各段の踏板2を嵌め込めるように溝幅が踏板2の厚みと略同じ寸法にしてある。各嵌込溝4は底の無い前部の切溝部4aと切溝部4aの両側部分を後方に延ばして形成した後部の有底溝部4bとで構成してあり、桁1の両側面に形成した有底溝部4bは側面視で矩形状に形成してある。
各桁1の両側面のうち踏板2の左右方向の中央部側(対向する桁1側)の側面には、踏板2の照明ユニット3に接続した配線13を収納するための桁1側の通路として、桁1の長手方向に伸びる断面コ字状の桁側配線溝部6を形成している。桁側配線溝部6は桁1の長手方向の全長に亘って一直線状に形成してあり、各嵌込溝4の後部を横切り、側面視で長手方向の一部が各嵌込溝4と重複している。
図3は桁側配線溝部6と嵌込溝4の重複部分を示すものであり、図に示すように桁側配線溝部6は同面に形成した嵌込溝4の有底溝部4bよりも溝深さが深くなっている。各嵌込溝4は桁側配線溝部6を越えて桁側配線溝部6の後方に至る位置まで形成されている。即ち図3の桁側配線溝部6は各嵌込溝4の後端面(即ち側面視矩形状の有底溝部4bの後側の辺)の範囲内を通過し、これにより図中4cで示す各嵌込溝4の後部下側の角部が桁側配線溝部6の下方且つ後方に位置している。
上記桁1に取付けられる踏板2は図4に示すように左右方向に長い平面視略長方形板状をしている。図中7は踏板2の側部に設けた桁1を嵌め込むための後方に開口する切込部7であり、本例の踏板2は両側に配置される桁1の夫々に接続するものであるため、切込部7は踏板2の両側部の夫々に形成されている。踏板2の下面の前部の中央部には収納凹部8を形成してあり、収納凹部8には図13に示すような発光体としてLEDを備えた照明ユニット3を収納し、螺子10で固着してある。
図4に示すように上記踏板2の下面には照明ユニット3近傍の踏板2の前部の中央部から後方に向かって伸びる直線状の収納溝9を形成している。収納溝9は断面コ字状であり、前端部は収納凹部8に連通し、後端部は踏板2の後端部にまで至っている。
踏板2の後端部には長手方向の中間部を収納溝9の後端部に連通接続した左右方向に伸びる収納凹所11を形成している。収納凹所11は踏板2の下面の後端部の切込部7間の部分を一段高くして形成した段部により構成してあり、長手方向の全長に亘る部分が下方及び後方に開口し、また長手方向の両端は各切込部7の後端部の側面から開口している。
収納溝9及び収納凹所11の夫々には図6に示すように下方に開口する断面コ字状の長尺なカバーベース15a、15bが収納され複数の螺子10により取付けられる。各カバーベース15a、15bは図5(a)に示すような合成樹脂製で長尺な断面コ字状のカバーベース材16を所定寸法に切断して形成されるものであり、このうち収納溝9に収納されるカバーベース15aは収納溝9の全長に亘って設けてあるが、収納凹所11に収納されるカバーベース15bは図9に示すように収納凹所11の長手方向の両端部には設けらておらず、長手方向の両端部を除いた全長に亘る部分に設けてある。これにより踏板2の下面には、収納溝9及びこれに収納したカバーベース15aからなる踏板側配線溝部17と、収納凹所11及びこれに収納したカバーベース15bからなる溝連通用凹所18が形成されることとなる。即ち本例の溝連通用凹所18は踏板側配線溝部17の後端部から両側の外側方に向けて伸びるものとなっており、踏板側配線溝部17と溝連通用凹所18で平面視T字状の踏板2側の配線13用の通路を形成している。
なおカバーベース15b及びこれを覆う後述の配線カバー19bのカバーベース15aの端部に対向する部分(図8のハッチングで示す部分)は切欠かれ、この切欠を介してカバーベース15a内の空間とカバーベース15b内の空間が連通している。
図13に示すように照明ユニット3には配線13として2本の配線コード13a、13bを接続してある。2本の配線コード13a、13bのうち一方の配線コード13aの端部には雌型のコネクタ20aを設け、他方の配線コード13bの端部には雄型のコネクタ20bを設けている。配線コード13aのコネクタ20aは上段の踏板2の照明ユニット3に接続された配線コード13bのコネクタ20bに接続できるようになっており、つまり本例の照明ユニット3は各踏板2の照明ユニット3が配線13により数珠繋ぎで接続されるものである。
図6に示すように上記各踏板2の照明ユニット3に接続した配線コード13a、13bは、踏板側配線溝部17を構成するカバーベース15aの内部と溝連通用凹所18を構成するカバーベース15bの内部に順に通された後、溝連通用凹所18の長手方向における一方の切込部7側の端部、即ち収納凹所11のカバーベース15bよりも更に切込部7側に位置する部分に至り、同部から踏板2の後方に向けて引き出される。
上記踏板側配線溝部17及び溝連通用凹所18に収納された2本の配線コード13a、13bは図7に示すように配線カバー19a、19bによって覆われる。配線カバー19a、19bは踏板側配線溝部17を構成するカバーベース15a及び溝連通用凹所18を構成するカバーベース15bの夫々に取付けられる。各配線カバー19a、19bは図5(b)に示す合成樹脂製で長尺なカバー材21を対応するカバーベース15a、15bと同じ長さ寸法に切断して形成される。カバー材21は各カバーベース15a、15bの下開口を閉塞する覆い部22と覆い部22の両側から突出した嵌込片23とで構成され、このカバー材21を切断して形成した各配線カバー19a、19bは両側の嵌込片23をカバーベース15a、15bの内側に嵌め込むことで覆い部22の外面が踏板2の下面と略面一となるように各カバーベース15に取付けられる。なおカバーベース15bの後面も踏板2の後端面と略面一とされる。
上記各踏板2を桁1に取付けるには、桁1に取付ける前の踏板2に既述のように照明ユニット3を取付けると共に配線コード13a、13bを踏板側配線溝部17及び溝連通用凹所18内に収納して配線カバー19a、19bで覆い、図10に示すようにこの踏板2の各切込部7を対応する桁1の嵌込溝4に前方から差し込んで嵌め合わせる。これにより踏板2の各切込部7に嵌込溝4の後部(有底溝部4b間の部分)が嵌め込まれ、また各切込部7の縁部が嵌込溝4に嵌め込まれる。即ち各踏板2の切込部7の側縁部が嵌込溝4の有底溝部4bの垂直な後端面に近接し、各切込部7の周縁部のうち、前縁部が切溝部4aに嵌め込まれ、両側の縁部が有底溝部4bに嵌め込まれる。なお各踏板2は切込部7において木工用接着剤と釘で桁1に固定されるものである。
このように踏板2を桁1に取付けた状態では、踏板2の溝連通用凹所18の長手方向の両側の端部(収納凹所11の長手方向の両側の端部)は桁側配線溝部6に対向して連通するようになっている。つまりこの場合は、踏板2の溝連通用凹所18の長手方向の両側の端部の後方の開口は嵌込溝4の後端面に桁側配線溝部6を通過させることで形成された開口6aに対向して連通し、同時に同端部の下方の開口は嵌込溝4の下端面に桁側配線溝部6を通過させることで形成された開口6bに対向して連通し、さらには同端部の切込部7側の開口は嵌込溝4よりも深く形成した桁側配線溝部6の嵌込溝4と側面視で重複する部分に対向して連通する。従ってこのように踏板2を桁1に取付けるだけで、収納溝9の前端から収納凹所11を経て桁側配線溝部6に通じる連続した配線13用の通路が形成されることとなる。
そして各踏板2から引き出された照明ユニット3の配線コード13a、13bを上段の踏板2の照明ユニット3の配線コード13bや下段の踏板2の照明ユニット3の配線コード13aにコネクタ20a、20bを介して接続し、次に各照明ユニット3の踏板2から引き出された配線コード13a、13bを端部のコネクタ20a、20bも含めて桁1の桁側配線溝部6内に収納し、この後、図12に示すように桁側配線溝部6に配線カバー24を取付けることで桁側配線溝部6内の配線コード13a、13bを隠す。
上記のように各踏板2の溝連通用凹所18の長手方向の端部から引き出された配線コード13a、13bを桁側配線溝部6に収納することで、各踏板2の照明ユニット3に接続した2本の配線コード13a、13bを踏板側配線溝部17、溝連通用凹所18、桁側配線溝部6とからなる連続した通路に収納でき、これら踏板側配線溝部17、溝連通用凹所18、桁側配線溝部6に順に通した配線コード13a、13bは配線カバー19a、19b、24によって覆い隠されることとなる。
ここで桁1の各嵌込溝4は図3に示すように桁側配線溝部6を越えて桁側配線溝部6よりも後方に至る位置まで形成されており、且つ各嵌込溝4の有底溝部4bには踏板2の切溝部4aの側縁部が嵌め込まれるものであるので、配線カバー24は桁側配線溝部6の全長に亘って設けることができない。このため配線カバー24は桁側配線溝部6における各嵌込溝4間の部分等の嵌込溝4と重複する部分を除く部分に設けてあり、即ち配線カバー24は桁側配線溝部6における各嵌込溝4の上方及び下方に設けている。これら配線カバー24は図5(c)に示す合成樹脂製で長尺なカバー材28を所定の長さ寸法に切断して形成される。カバー材28は踏板2側のカバー材21と同様に桁側配線溝部6の外側方の開口を閉塞する覆い部29と覆い部29の両側から突出した嵌込片30とで構成され、このカバー材28から形成された各配線カバー24は両側の嵌込片30を桁側配線溝部6の内側に嵌め込むことで覆い部29の外面が桁1の側面と略面一となるように取付けられる。
図14に示すように桁1に配線カバー24を取付けた状態において嵌込溝4の上方に位置することとなる配線カバー24の下側の端面は嵌込溝4の有底溝部4bの垂直な後端面と平行となるように切断され、また嵌込溝4の下方に位置する配線カバー24の上側の端面は嵌込溝4の有底溝部4bの水平な下面と平行となるように切断され、共に配線カバー24の長手方向に対して傾斜した傾斜面となっており、嵌込溝4間の配線カバー24は傾斜面となった端面を収納凹所11の長手方向の端部に対向させてある。従って各嵌込溝4に踏板2を嵌め込んだ状態では、各配線カバー24は一直線状に連続したような外観となる。
また最も上段又は下段の踏板2に設けた照明ユニット3は図1に示すように桁側配線溝部6、床5下、壁25裏と順に通した配線13により上階又は下階の壁25に設けたコントローラ26に接続されるものであり、これにより前記コントローラ26に接続した上階又は下階のスイッチ27を操作することで前記各照明ユニット3の点灯状態が変更できるようになっている。なおスイッチ27は熱線センサ等の人体検知手段により人体を検知して自動的に照明ユニット3の点灯状態を変更する機能を有するものであっても良い。
以上説明したように本発明の照明付階段は、踏板2の下面に照明手段近傍の踏板2の前部から後方に伸びる踏板側配線溝部17を形成し、踏板2に踏板側配線溝部17の後端部に連通する溝連通用凹所18を形成し、踏板2に形成した後方に開口する切込部7に桁1を嵌め込むと共に切込部7の縁部を桁1に形成した前方に開口する嵌込溝4に嵌め込んだ状態で、溝連通用凹所18を桁1の側面に形成した桁1の長手方向に伸びる桁側配線溝部6に連通させたことで、踏板2の切込部7に桁1を嵌め込むと共に切込部7の縁部を桁1の嵌込溝4に嵌め込んで接続するオープン階段において、踏板側配線溝部17の前端から溝連通用凹所18を経て桁側配線溝部6に通じる連続した配線13用の通路を形成でき、これにより各踏板2の前部の下面に設けた照明手段に接続された配線13を踏板側配線溝部17及び溝連通用凹所18を順に介して桁側配線溝部6に導出し、桁側配線溝部6を介して上階や下階のコントローラ26まで引き廻すことができる。
また本例では桁側配線溝部6を嵌込溝4を横切るように形成すると共に、嵌込溝4を桁側配線溝部6よりも後方に至る位置まで形成し、桁側配線溝部6の嵌込溝4と重複する部分を除く部分を配線カバー24で覆ったので、嵌込溝4に嵌め込まれる踏板2に寸法誤差が生じて踏板2の後端面と嵌込溝4の後端面との間に隙間が生じたとしても、該踏板2を桁側配線溝部6を横切るように配置でき、この場合、嵌込溝4の上方及び下方に配置した配線カバー24の傾斜した端面を踏板2の後端面や下面に隙間なく突き当てることができるので、桁側配線溝部6と配線カバー24との間に形成される配線13用の通路の嵌込溝4側の端部開口を踏板2で隠すことができる。即ちこの場合は嵌込溝4が桁側配線溝部6よりも後方に突出する分だけ踏板2の寸法誤差を吸収できる。
また本例では踏板2の後端部に収納凹所11を形成し、該収納凹所11に断面コ字状のカバーベース15bを収納し、収納凹所11とカバーベース15bで溝連通用凹所18を構成し、該溝連通用凹所18に通した配線13をカバーベース15に取り付けた配線カバー19bで覆ったので、溝連通用凹所18内の配線13を踏板2の下面と略面一となった配線カバー24で覆って外観を向上できる。なお踏板側配線溝部18を覆う配線カバー19a、19bの覆い部22の外面は、踏板2と同色にしたり、踏板2と同様の木目調模様を有するものとすることが好ましく、この場合は、配線カバー19a、19bが目立たない。また同様に桁側配線溝部6を覆う配線カバー24の覆い部29の外面も桁1と同色としたり、桁1と同様の木目調模様を有するものとすることも好ましい。
また上記照明付階段は、両側の桁1に桁側配線溝部6を設け、踏板側配線溝部17の後端部から両側に向けて溝連通用凹所18を形成することで、踏板2に設けた照明ユニット3の配線13を左右どちらの桁1の桁側配線溝部6にも導出できるようにしたが、片側の桁1にのみ桁側配線溝部6を設け、踏板側配線溝部17の後端部から桁側配線溝部6を設けた桁1側に向けてのみ溝連通用凹所18を形成しても良い。また上記照明付階段では踏板2の両側に桁1を配置すると共に踏板2の両側に切込部7を設け、これら切込部7を各桁1に嵌め込んだものであるが、例えば踏板2の片側にのみ桁1を配置すると共に図15に示すように踏板2の片側にのみ切込部7を設け、この切込部7を踏板2の片側に配置した桁1に嵌め込むと共に他側を壁25などに接続しても良いものとする。
本発明の実施の形態の一例を示すものであり、踏板の図示を省略した照明付階段の側面図である。 同上の桁の側面図である。 図2のA部拡大図である。 同上の踏板を示し(a)は下面図、(b)は側面図である。 (a)はカバーベース材の斜視図であり、(b)は踏板用のカバー材の斜視図であり、(c)は桁用のカバー材の斜視図である。 同上の踏板に照明ユニット及びカバーベースを取付ける前の状態を示す斜視図である。 同上の踏板に配線カバーを取付ける前の状態を示す斜視図である。 同上の溝連通用凹所18に設けられるカバーベース及びこれを覆う配線カバーの切欠部分をハッチングで示した斜視図である。 同上の踏板の要部拡大斜視図である。 同上の踏板を桁に取付ける前の状態を示す斜視図である。 同上の踏板を桁の嵌込溝に嵌め込んだ状態を示す斜視図である。 図2のB−B′断面図である。 同上の照明ユニットの斜視図である。 桁用の配線カバー材の切断を説明するために用いた側面図である。 他例の踏板の下面図である。 従来の照明付階段の側面図である。
符号の説明
1 桁
2 踏板
6 桁側配線溝部
7 切込部
9 踏板側配線溝部17
11 溝連通用凹所18
13 配線
19b 配線カバー
24 配線カバー

Claims (3)

  1. 踏板の前部の下面に照明手段を設け、該踏板の下面に照明手段近傍の踏板の前部から後方に伸びる踏板側配線溝部を形成し、該踏板に踏板側配線溝部の後端部に連通する溝連通用凹所を形成し、踏板に形成した後方に開口する切込部に桁を嵌め込むと共に切込部の縁部を桁に形成した前方に開口する嵌込溝に嵌め込んだ状態で、前記溝連通用凹所を桁の側面に形成した桁の長手方向に伸びる桁側配線溝部に連通させて成ることを特徴とする照明付階段。
  2. 前記桁側配線溝部を嵌込溝を横切るように形成すると共に、嵌込溝を桁側配線溝部よりも後方に至る位置まで形成し、桁側配線溝部の嵌込溝と重複する部分を除く部分を配線カバーで覆って成ることを特徴とする請求項1に記載の照明付階段。
  3. 踏板の後端部に収納凹所を形成し、該収納凹所に断面コ字状のカバーベースを収納し、収納凹所とカバーベースで溝連通用凹所を構成し、該溝連通用凹所に通した配線をカバーベースに取り付けた配線カバーで覆って成ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明付階段。
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