JP4702195B2 - 車両用駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車体の開口部を開閉するスライドドア等を駆動するための車両用駆動装置に関する。
公知の車両用駆動装置が、後述の特許文献1に記載されている。これは、車体の開口部を開閉する開閉体を駆動するための駆動装置であって、開閉体を駆動するための駆動力を発生するモータと、開閉体に駆動力を伝達する出力シャフトと、出力シャフトと一体に回転するロータと、モータとロータとの間に設けられ、モータからロータへの駆動力の伝達を断続する電磁クラッチと、ロータの回転を検出するためのリング磁石とを備えている。リング磁石は、ロータに固定され、ロータと一体に回転する。
特開2000−179233号公報
上述の装置において、リング磁石をロータに固定するにあたっては、例えば、圧入による方法が考えられる。圧入による方法を用いた場合、リング磁石には一定の応力が加わり続けることになる。しかし、リング磁石としては、プラスチックベース(樹脂材ベース)のプラスチックマグネットが用いられることが多く、この場合には、応力の作用下にあるリング磁石にクリープが生じ、クリープによってリング磁石が劣化(塑性変形等)する可能性がある。リング磁石が劣化すると、リング磁石の寸法が変わって、ロータがリング磁石を保持できなくなるおそれがある。
よって、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、リング磁石の劣化を防止し、リング磁石を確実に保持できる車両用駆動装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明にて講じた技術的手段は、請求項1に記載の様に、車体の開口部を開閉する開閉体を駆動するための車両用駆動装置であって、
前記開閉体を駆動するための駆動力を発生するモータと、
前記開閉体に駆動力を伝達する出力シャフトと、
前記出力シャフトと一体に回転するロータと、
前記モータと前記ロータとの間に設けられ、該モータから該ロータへの駆動力の伝達を断続する電磁クラッチと、
前記ロータの回転を検出するための、凹部が設けられたリング磁石と、
前記ロータの外径よりも大きい内径及び前記リング磁石の内径よりも小さい外径を有するリング状の壁部が設けられ、前記壁部の径方向外方及び径方向内方、夫々、前記リング磁石及び前記ロータを保持し、前記リング磁石と前記ロータとを連係する円形の樹脂ケースと、
前記樹脂ケースの壁部に設けられ、前記樹脂ケースの径方向に弾性変形し、前記樹脂ケースの軸方向に関して前記凹部と係合する係合部と
を備え、前記凹部と前記係合部との係合が前記リング磁石の軸方向位置を規制する構成としたことである。
好ましくは、請求項に記載の様に、前記ロータは、前記係合部が前記凹部と常時係合すべく、前記係合部の弾性変形を規制すると良い。
上記課題を解決するために、本発明にて講じた技術的手段は、請求項3に記載の様に、車体の開口部を開閉する開閉体を駆動するための車両用駆動装置であって、前記開閉体を駆動するための駆動力を発生するモータと、前記開閉体に駆動力を伝達する出力シャフトと、前記出力シャフトと一体に回転するロータと、前記モータと前記ロータとの間に設けられ、該モータから該ロータへの駆動力の伝達を断続する電磁クラッチと、前記ロータの回転を検出するためのリング磁石と、リング状の壁部が設けられ、該壁部の径方向外方で前記リング磁石を保持し、該リング磁石と前記ロータとを連係する円形の樹脂ケースと、を備える車両用駆動装置の製造方法であって、前記リング磁石は内周面に凹部を有し、前記壁部は前記リング磁石の内径よりも小さい外径を有し、該壁部には内径方向に弾性変形する係合部が設けられ、前記ロータは前記壁部の内径よりも小さい外径を有しており、前記係合部を前記樹脂ケースの内径方向に弾性変形させつつ、前記壁部を前記リング磁石の内周側に挿入し、前記係合部の弾性復帰により該係合部を前記凹部に係合させて、前記リング磁石を前記樹脂ケースに対してその軸方向において固定する第1工程と、前記リング磁石を前記樹脂ケースに固定した後、前記壁部の内周側に前記ロータを挿入して、該ロータの外周面により前記係合部の内径方向への弾性変形を規制するように前記樹脂ケースと前記リング磁石とを組み付ける第2工程と、を有する構成としたことである。
本発明に係る装置は、リング状の壁部が設けられ、壁部の径方向外方でリング磁石を保持し、リング磁石とロータとを連係する円形の樹脂ケースを備えている。樹脂ケースの壁部は、リング磁石の内径よりも小さい外径を有し、且つリング磁石の軸方向位置を規制する。この構造によれば、リング磁石には径方向に応力が加わらない。これにより、リング磁石の劣化が防止され、リング磁石は、樹脂ケースを介して、ロータによって確実に保持される。
また、本発明に係る製造方法によれば、樹脂ケースの係合部における弾性変形・弾性復帰によりリング磁石の軸方向の位置を固定した上で、樹脂ケースの壁部の内周側にロータを挿入し、ロータの外周面により係合部の内径方向への弾性変形を規制することで、リング磁石に働く応力を抑制しつつ、リング磁石とロータとを固定することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を基に説明する。
図1は、自動車のボデー2に設けられたスライドドア1を示す図である。スライドドア1(開閉体)は、アッパガイドレール3、ロアガイドレール4及びセンターガイドレール5により、ボデー2(車体)の側面にて、ボデー2に対して前後方向(図1示左右方向)に摺動自在に支持されている。スライドドア1は、ボデー2に対して摺動(スライド動作)することによって、ボデー2に形成された乗降口2a(開口部)を開閉する。
スライドドア1内には、モータ71及び出力ドラム72を備えたアクチュエータ7(車両用駆動装置)と、2本のケーブル81,82と、案内プーリ9が設けられている。ケーブル81,82は、一端がアクチュエータ7の出力ドラム72に巻回固定され、他端が案内プーリ9及びセンターガイドレール5に案内されてボデー2に固定されている。
この構成において、モータ71を駆動して出力ドラム72を一方向に回転させると、一方のケーブル81が出力ドラム72に巻き取られると共に他方のケーブル82が出力ドラムから送り出されて、結果、スライドドア1は開方向にスライド動作する。逆に、出力ドラム72を他方向に回転させると、一方のケーブル81が出力ドラム72から送り出されると共に他方のケーブル82が出力ドラム72に巻き取られて、結果、スライドドア1は閉方向にスライド動作する。
アクチュエータ7は、モータ71と出力ドラム72との間に、後述する電磁クラッチ(図1においては符番なし)を配している。電磁クラッチは、モータ71の駆動力を出力ドラム72に伝達可能とする接続状態(伝達状態)と、モータ71の駆動力を出力ドラム72に伝達不能とする非接続状態(切断状態、遮断状態)とを切り替える。例えば、スライドドア1をモータ71の駆動力でスライド動作させる際には、電磁クラッチによる接続状態が設定される。一方、スライドドア1を手動でスライド動作させる際には、電磁クラッチによる非接続状態が設定される。これにより、スライドドア1の手動開閉を可能にしている。
図2は、アクチュエータ7の構造を示す図である。アクチュエータ7は、モータ71と、ホイールギヤ73と、出力シャフト74と、ロータ75と、電磁クラッチ76と、リング磁石77と、を備えている。
モータ71は、スライドドア1(図1参照)を駆動するための駆動力を発生する。モータ71の出力軸71aにはウォームギヤ71bが固定されている。ホイールギヤ73は、ウォームギヤ71bと噛み合っており、ウォームギヤ71bと共に、公知の減速機構を構成する。出力シャフト74は、ハウジング70とハウジング82によって回転自在に支持されている。出力シャフト74は、前述したホイールギヤ73を相対回転自在に支持している。出力シャフト74には、前述した出力ドラム72が固着されている。出力シャフト74は、出力ドラム72を介して、モータ71にて発生した駆動力をスライドドア1に伝達する。ロータ75は、圧入等の手段を用いて出力シャフト74に固定され、出力シャフト74と一体に回転する。ロータ75は、磁性材料から形成され、略円板形状を成す。ロータ75には、コイル78が収容されている。コイル78は、給電機構79に電気的に接続されている。ロータ75電磁クラッチ76は、ホイールギヤ73(モータ71)とロータ75との間に設けられている。電磁クラッチ76は、電磁石の作用によって動作する公知のものである。電磁クラッチ76は、コイル78の電磁力により、ホイールギヤ73と一体に回転する磁性プレート76aをロータ75と摩擦係合又は離脱させ、ホイールギヤ73(モータ71)からロータ75への駆動力の伝達を断続する。ここで、給電機構79はロータ75に対して磁性プレート76aとは軸方向反対側に配置されている。リング磁石77は、樹脂ケース10を介してロータ75と連係し、ロータ75と一体に回転する。リング磁石77は、ロータ75の回転を検出するためのものである。リング磁石77として、例えば、プラスチックマグネットが用いられる。リング磁石77の外周面は、ハウジング82に固定されたホールIC80と対向している。ホールIC80の部分だけハウジング82が外径方向に膨らんでおり、その空間に基板81と共にホールIC80がリング磁石77に対向するように配置されている。この構造により、ロータ75の回転が検出される。なお、ハウジング70及びハウジング82は、前述したウォームギヤ71b、ホイールギヤ73、電磁クラッチ76、ホールIC80、及び樹脂ケース10により連係されたロータ75とリング磁石77を収容している。
以下、樹脂ケース10によるロータ75とリング磁石77との連係構造及び本実施例における車両用駆動装置の製造方法について、図3乃至図8を参照して説明する。
図3は、リング磁石77の構造を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)におけるb−b線に沿う断面図である。リング磁石77には、凹部77aが設けられている。凹部77aは、リング磁石77の円周方向に間隔を隔てて複数設けられている(本実施形態では3つ)。凹部77aは、リング磁石77の内周面77bと上面77cとの間で切り欠き状に形成されている。
図4は、樹脂ケース10の構造を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)におけるb−b線に沿う断面図、(c)は(a)におけるc方向矢視図である。樹脂ケース10は、ナイロン樹脂等を用いて円形に形成されている。樹脂ケース10には、壁部11が設けられている。壁部11は、樹脂ケース10の円周方向に延在し、リング状を成している。樹脂ケース10は、壁部11の径方向外方で前述のリング磁石77を保持すると共に、壁部11の径方向内方で前述のロータ75を保持する。これにより、リング磁石77とロータ75とが、樹脂ケース10を介して連係される。なお、壁部11の外径はリング磁石77の内径より小さく、壁部11の内径はロータ75の外径よりも大きい。
また、樹脂ケース10には、壁部11から内径方向に延在する円板部10aが形成されている。この壁部11と円板部10aにより樹脂ケース10には凹部10bが形成されており、この凹部10bにロータ75が収容されるようになっている。このような樹脂ケース10の形態によれば、樹脂ケース10が給電機構79の絶縁部材として機能する。
樹脂ケース10の壁部11には、係合部12が設けられている。係合部12は、壁部11の円周方向に間隔を隔てて複数設けられている(本実施形態では、リング磁石77の凹部77aに対応して3つ)。係合部12は、図4(c)に示す様に、壁部11の一部が切り欠かれて成る。係合部12は、樹脂ケース10の径方向に弾性変形(たわみ変形)し、ツメ状の先端部12aを有する。リング磁石77が樹脂ケース10に保持された時、樹脂ケース10の壁部11の係合部12は、その先端部12aにて、リング磁石77の凹部77aと、樹脂ケース10の軸方向に係合する。これにより、リング磁石77が樹脂ケース10に保持された時、リング磁石77の軸方向位置が規制される。なお、樹脂ケース10の係合部12(先端部12a)とリング磁石77の凹部77aとの間には、樹脂ケース10の軸方向に関してクリアランスが設けられる。
図5及び図6は、リング磁石77の樹脂ケース10への組み付け態様を模式的に示す図、図7は、ロータ75の樹脂ケース10への組み付け態様を模式的に示す図である。まず、図5に示す様に、リング磁石77が、樹脂ケース10のうち壁部11の径方向外方に組み付けられる。この時、図6に示す様に、樹脂ケース10における壁部11の係合部12は、リング磁石77の組み付けにともなって、初期形状に対して径方向にたわみ変形する。そして、リング磁石77の凹部77aが係合部12の先端部12aと係合すると、係合部12は、弾性力によって初期形状に復帰する。
続いて、図7に示す様に、出力シャフト74を一体に保持したロータ75が、樹脂ケース10のうち壁部11の径方向内方に組み付けられる。ロータ75が樹脂ケース10に組み付けられた時、樹脂ケース10の壁部11は、径方向に関して、ロータ75とリング磁石77との間に位置し、ロータ75とリング磁石77とに挟まれる。したがって、ロータ75が樹脂ケース10に組み付けられた後は、樹脂ケース10の壁部11の係合部12は、径方向にたわみ変形できない。つまり、ロータ75は、樹脂ケース10の係合部12がリング磁石77の凹部77aと常時係合すべく、係合部12のたわみ変形(弾性変形)を規制している。したがって、リング磁石77及びロータ75が樹脂ケース10に組み付けられた後、リング磁石77は、樹脂ケース10の係合部12によって確実に保持され、リング磁石77の樹脂ケース10からの脱落が防止される。
以上説明したように、本実施形態のアクチュエータ7の製造方法は、樹脂ケース10の係合部12を内径方向に弾性変形させつつ、樹脂ケース10の壁部11をリング磁石77の内周側に挿入し、係合部12の弾性復帰により係合部12をリング磁石77の凹部77aに係合させて、リング磁石77を樹脂ケース10に対してその軸方向において固定する第1工程(S1)と、リング磁石77を樹脂ケース10に固定した後、樹脂ケース10の壁部11の内周側にロータ75を挿入して、ロータ75の外周面により樹脂ケース10の係合部12の内径方向への弾性変形を規制するように樹脂ケース10とリング磁石77とを組み付ける第2工程(S2)と、を有する(図9参照)。
図8は、リング磁石77及びロータ75を保持した樹脂ケース10のうち、壁部11(係合部12)周辺の拡大図である。同図において、壁部11の内径は、前述の如くロータ75の外径よりも大きいので、ロータ75の外周面と壁部11の内周面との間には、クリアランスが設けられる(以下、第1のクリアランス)。したがって、ロータ75及び壁部11(樹脂ケース10)には、径方向に応力が作用しない。また、壁部11の外径は、前述の如くリング磁石77の内径よりも小さいので、リング磁石77の内周面と壁部11の外周面との間にも、クリアランスが設けられる(以下、第2のクリアランス)。つまり、リング磁石77と樹脂ケース10との間には、圧入寸法とならないクリアランス(第2のクリアランス)が設けられる。したがって、リング磁石77及び壁部11(樹脂ケース10)にも、径方向に応力が作用しない。
リング磁石77が樹脂ケース10に保持されるためには、リング磁石77及びロータ75が樹脂ケース10に組み付けられた状態において、樹脂ケース10の係合部12の先端部12aが、リング磁石77の凹部77aと軸方向に常に係合しなければならない。
したがって、樹脂ケース10の係合部12(先端部12a)とリング磁石77の凹部77aとが径方向にラップする(重なる)部分の長さを係合長さ(係合代、かかり代)とすると、係合長さが第1のクリアランスよりも大きく(条件1)、かつ係合長さが第2のクリアランスよりも大きい(条件2)必要がある。つまり、本発明のアクチュエータ7では、上記の条件1、2が常に成立するように、熱膨張、熱収縮等を考慮した上で、リング磁石77、ロータ75及び樹脂ケース10の寸法が設定される。
以上説明した様に、本発明に係るアクチュエータ7は、リング状の壁部11が設けられ、壁部11の径方向外方でリング磁石77を保持し、リング磁石77とロータ75とを連係する円形の樹脂ケース10を備えている。樹脂ケース10の壁部11は、リング磁石77の内径よりも小さい外径を有し、且つリング磁石77の軸方向位置を規制する。この構造によれば、リング磁石77には径方向に応力が加わることがなく、リング磁石77としてプラスチックマグネットが用いられる場合でも、リング磁石77にクリープが生じない。これにより、リング磁石77の劣化が防止され、リング磁石77は、樹脂ケース10を介して、ロータ75によって確実に保持される。
自動車のボデー2に設けられたスライドドア1を示す図。 アクチュエータ7の構造を示す図。 リング磁石77の構造を示す図。 樹脂ケース10の構造を示す図。 リング磁石77の樹脂ケース10への組み付け態様を模式的に示す図。 リング磁石77の樹脂ケース10への組み付け態様を模式的に示す図。 ロータ75の樹脂ケース10への組み付け態様を模式的に示す図。 リング磁石77及びロータ75を保持した樹脂ケース10のうち、壁部11(係合部12)周辺の拡大図。 本実施形態に係る車両用駆動装置の製造方法を示す図。
符号の説明
1 スライドドア(開閉体)
2 ボデー(車体)
2a 乗降口(開口部)
7 アクチュエータ(車両用駆動装置)
10 樹脂ケース
11 壁部
12 係合部
71 モータ
74 出力シャフト
75 ロータ
76 電磁クラッチ
77 リング磁石
77a 凹部
S1 第1工程
S2 第2工程

Claims (3)

  1. 車体の開口部を開閉する開閉体を駆動するための車両用駆動装置であって、
    前記開閉体を駆動するための駆動力を発生するモータと、
    前記開閉体に駆動力を伝達する出力シャフトと、
    前記出力シャフトと一体に回転するロータと、
    前記モータと前記ロータとの間に設けられ、該モータから該ロータへの駆動力の伝達を断続する電磁クラッチと、
    前記ロータの回転を検出するための、凹部が設けられたリング磁石と、
    前記ロータの外径よりも大きい内径及び前記リング磁石の内径よりも小さい外径を有するリング状の壁部が設けられ、前記壁部の径方向外方及び径方向内方、夫々、前記リング磁石及び前記ロータを保持し、前記リング磁石と前記ロータとを連係する円形の樹脂ケースと、
    前記樹脂ケースの壁部に設けられ、前記樹脂ケースの径方向に弾性変形し、前記樹脂ケースの軸方向に関して前記凹部と係合する係合部と
    を備え、前記凹部と前記係合部との係合が、前記リング磁石の軸方向位置を規制することを特徴とする車両用駆動装置。
  2. 前記ロータは、前記係合部が前記凹部と常時係合すべく、前記係合部の弾性変形を規制することを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動装置。
  3. 車体の開口部を開閉する開閉体を駆動するための車両用駆動装置であって、
    前記開閉体を駆動するための駆動力を発生するモータと、
    前記開閉体に駆動力を伝達する出力シャフトと、
    前記出力シャフトと一体に回転するロータと、
    前記モータと前記ロータとの間に設けられ、該モータから該ロータへの駆動力の伝達を断続する電磁クラッチと、
    前記ロータの回転を検出するためのリング磁石と、
    リング状の壁部が設けられ、該壁部の径方向外方で前記リング磁石を保持し、該リング磁石と前記ロータとを連係する円形の樹脂ケースと、
    を備える車両用駆動装置の製造方法であって、
    前記リング磁石は内周面に凹部を有し、前記壁部は前記リング磁石の内径よりも小さい外径を有し、該壁部には内径方向に弾性変形する係合部が設けられ、前記ロータは前記壁部の内径よりも小さい外径を有しており、
    前記係合部を前記樹脂ケースの内径方向に弾性変形させつつ、前記壁部を前記リング磁石の内周側に挿入し、前記係合部の弾性復帰により該係合部を前記凹部に係合させて、前記リング磁石を前記樹脂ケースに対してその軸方向において固定する第1工程と、
    前記リング磁石を前記樹脂ケースに固定した後、前記壁部の内周側に前記ロータを挿入して、該ロータの外周面により前記係合部の内径方向への弾性変形を規制するように前記樹脂ケースと前記リング磁石とを組み付ける第2工程と、
    を有することを特徴とする車両用駆動装置の製造方法。
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