JP4700936B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被観察対象に挿入される挿入部の先端部近傍に空気流体圧等を利用したアクチュエータで動作する湾曲部を備え、たとえば工業用内視鏡装置や医療用内視鏡装置等に適用可能な内視鏡装置に関するものである。
一般に、たとえば工業用や医療用にも適用可能な内視鏡装置は、管腔内等の被観察対象に挿入される長尺の挿入部を備えている。また、この種の内視鏡装置には、挿入部の先端部近傍に湾曲部が配設され、この湾曲部を湾曲操作することにより、観察手段として挿入部の先端部に設けたCCD(カメラ・コントロール・ユニット)等の観察面を任意の方向に向けることができるようになっている。
また、挿入部の先端部近傍に配設される湾曲部については、その湾曲操作用として、たとえば空気圧等を利用した流体圧アクチュエータを備えた構成のものが提案されている。この種の湾曲部には、挿入部の先端部近傍に空気圧で軸方向に伸縮するゴム人工筋等の流体圧アクチュエータと、同アクチュエータの伸縮力を湾曲部に伝達するためのアングルワイヤとを備えた構成が提案されている。そして、複数ある流体圧アクチュエータの一部に空気圧を選択的に供給して加圧することにより、ここで加圧された流体圧アクチュエータとは反対方向に湾曲部を湾曲させるようになっている。(たとえば、特許文献1参照)
さらに、上述した内視鏡装置においては、一般に、内視鏡本体と、この内視鏡本体に接続される照明用の光源装置や、CCU(カメラ・コントロール・ユニット)などが組み合わされて構成されている。そして、内視鏡装置を構成する各構成器具を1台のカートに収納したり、あるいは小型のケースに収納することにより、携帯性を高めたシステムの提案がなされている。(たとえば、特許文献2参照)
特開平6−319689号公報 特開2001−258819号公報
上述したように、従来より空気圧で動作するゴム人工筋等の流体圧アクチュエータを用いてアングルワイヤを牽引し、挿入部の先端部近傍に配設した湾曲部と接続されているアングルワイヤを軸方向にスライド動作させて湾曲操作を行う内視鏡装置が知られている。しかし、このような従来構成の内視鏡装置では、流体圧アクチュエータ及びアングルワイヤを備えた湾曲操作機構が作動不良を起こすと、内視鏡装置の略全体を分解して修理等の作業を行う必要があった。
すなわち、従来構成の内視鏡装置においては、流体アクチュエータ及びアングルワイヤは細長い挿入部の内部に収納設置されている部品であるから、これらの修理作業等を組み立て状態のまま実施することはできないという問題を有している。
このような背景から、湾曲部の湾曲操作機構に空気圧等の流体圧アクチュエータを用いた内視鏡装置においては、湾曲操作機構に作動不良が生じた場合の修理作業や点検作業を行う際、最小限の分解により必要な作業を容易に実施可能な構造が望まれる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、湾曲操作機構の点検や修理等の作業を最小限の分解により実施できるようにした内視鏡装置を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明に係る内視鏡装置は、観察手段を備えた先端部と、該先端部の近傍に設けられた湾曲部と、該湾曲部より後方に配置され該湾曲部を湾曲動作させて前記先端部を所望の観察方向へ向ける湾曲操作部材および該湾曲操作部材より後方に配置されこの湾曲操作部材を牽引するアクチュエータを有する湾曲操作機構と、前記アクチュエータの基端側に接続され該アクチュエータに流体を供給するチューブと、前記被観察対象内を照明する照明手段と、前記観察手段又は前記照明手段に接続された信号・電源系統とを備えた挿入部を被観察対象内に挿入して観察する内視鏡装置であって、前記信号・電源系統の一部および前記湾曲操作機構が、前記アクチュエータより後方に配置された連結部によって前記挿入部から着脱自在であり、前記連結部は、前記挿入部の前記湾曲操作機構側に接続される第1コネクタと、該第1コネクタと連結可能な第2コネクタと、これらの第1コネクタと第2コネクタとを分離可能に接続する接続リングとを備え、前記第1コネクタと第2コネクタには、前記アクチュエータと前記チューブとを着脱自在に接続する第1の接続部と、前記信号・電源系統を着脱自在に接続する第2の接続部とが設けられており、前記第1コネクタと第2コネクタとが連結された状態で、前記第1の接続部と前記第2の接続部とが、前記挿入部内において該挿入部の長手方向に重ならない位置まで該長手方向にずらして配設されることを特徴とするものである。
このような内視鏡装置によれば、挿入部内に、湾曲部を湾曲動作させて先端部を所望の観察方向へ向ける湾曲操作部材と、この湾曲操作部材を牽引するアクチュエータとを備えており、湾曲操作機構を構成する湾曲操作部材及びアクチュエータが一体的に挿入部から着脱自在となるように構成したので、点検または修理等の作業を実施する際には、長尺の挿入部から湾曲操作部材及びアクチュエータを一体的に分離させることができる。
上記の内視鏡装置においては、前記挿入部は、前記被観察対象内を照明する照明手段と、前記観察手段又は前記照明手段の少なくとも一方に接続された信号・電源系統とを更に備え、この信号・電源系統の一部が、前記連結部によって前記挿入部から着脱自在であるように構成したものが好ましく、これにより、連結部においては、操作圧力系統及び電気・制御系統を安全かつ確実に分離させることができる。
上記の内視鏡装置においては、前記湾曲操作機構の接続部と、前記信号・電源系統の接続部とが、前記挿入部の長手方向に対して位置をずらして配設されたものが好ましく、これにより、連結部を他の挿入部の部分と比べて、太径化を防ぎ、略同一の太さとすることができる。また、構造が複雑とならず組立しやすい構造とすることができる。
また、上記の内視鏡装置においては、前記湾曲操作機構の少なくとも一部を覆う外筒部材が、前記湾曲部の基端側及び前記連結部の少なくとも何れか一方で着脱自在であることとしてもよい。
また、上記の内視鏡装置においては、前記アクチュエータが空気圧を利用したゴム人工筋であることが好ましい。
さらに、上記の内視鏡装置においては、前記接続リングが、軸方向の一端に形成された第1の段差部および他端に形成された第1のネジ部を備え、前記第1コネクタおよび前記第2コネクタのいずれか一方が、前記第1の段差部を係止し前記接続リングを軸方向に抜け止めしつつ回動自在に支持する第2の段差部を有し、前記第1コネクタおよび前記第2コネクタの他方が、前記接続リングの前記第1のネジ部に締結される第2のネジ部を有することとしてもよい。
また、前記接続リングが、前記第1のネジ部に対して軸方向に間隔をあけて配置される第3のネジ部を備え、前記第2のネジ部が前記第1のネジ部を乗り越えて前記第3のネジ部に締結されることとしてもよい。
また、前記第2コネクタが、前記接続リングにより覆われる位置の内部に前記信号・電源系統を挿通可能な貫通孔を有することとしてもよい。
上述した本発明によれば、湾曲部を湾曲動作させて先端部を所望の観察方向へ向ける湾曲操作部材と、湾曲操作部材を牽引するアクチュエータとを挿入部内に備え、湾曲操作機構を構成する湾曲操作部材及びアクチュエータが一体的に挿入部から着脱自在となるように構成し、点検または修理等の作業を実施する際には、長尺の挿入部から湾曲操作部材及びアクチュエータを一体的に分離させることができるので、点検及び修理等の作業を容易にするという顕著な効果が得られる。
以下、本発明の参考例に係る内視鏡装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図4に示す斜視図は、本実施形態の内視鏡装置に係るシステム全体の概略構成を示すものである。この内視鏡装置1には、内視鏡本体2と、CCU(カメラ・コントロール・ユニット)3と、光源装置4と、電源5と、モニタ6などからなる複数の構成要素が設けられている。これら内視鏡装置1の複数の構成要素は、1つのキャリングケース(収納ケース)7に収納されている。このキャリングケース7には、上面が開口されたケース本体7aと、このケース本体7aの上面開口部を開閉可能に閉塞する蓋部材7bとが設けられている。
また、内視鏡本体2には、図5に示すように、たとえば管腔等の被観察対象内に挿入される長尺な挿入部8が設けられている。この挿入部8には、可撓性を備えた長尺な可撓管部9と、この可撓管部9の先端部近傍に連結された湾曲部10と、最先端部に配設された先端構成部11とが設けられている。さらに、キャリングケース7内には、内視鏡本体2の挿入部8が巻装可能な円筒状のドラム12が配設されている。ここで、内視鏡本体2の挿入部8は、ドラム12に巻かれた状態でキャリングケース7内に収納されている。そして、必要に応じて内視鏡本体2の挿入部8をドラム12及びキャリングケース7内から引き出して使用するようになっている。
なお、図4及び図5において、図中の符号13はボンベ収納室、14はボンベ、15は信号線、16はリモートコントローラ、17及び18はケーブルを示している。
挿入部8は、図1に示すように、被観察対象内に挿入する先端部側から順に先端構成部11、湾曲部10及び可撓管部9が一体に連結された構成とされ、さらに、可撓管部9の途中には、後述する湾曲部10の湾曲操作機構30を着脱自在とする連結部40が設けられている。
また、挿入部8の手元側(ケース7側)となる可撓管部9の基端部には、制御ユニット20が連結されている。この制御ユニット20は、ボンベ14から湾曲操作機構30に供給する流体圧力の制御等を行うものであり、その一面には図示省略の雄コネクタが設けられている。この雄コネクタは、ドラム12に形成した挿通口12aの内部で図示省略の雌コネクタと着脱可能に連結される。
上述した湾曲操作機構30は、湾曲部10と隣接し、可撓管部9の先端部側となる挿入部8の内部に設けられている。この湾曲操作機構30は、湾曲部10を湾曲動作させて先端構成部11の先端部を所望の観察方向へ向ける機能を有するものであり、たとえば図2に示すように、円形断面の周方向に90度ピッチで配設した4組のアングルワイヤ(湾曲操作部材)31と、このアングルワイヤ31を牽引するゴム人工筋(アクチュエータ)32とを具備して構成される。なお、先端構成部11の先端部には、たとえばCCDなど図示省略の観察手段が配設されている。
アングルワイヤ31の先端は、それぞれが湾曲部10の先端部に固定部材31aをもって固定支持され、後端はゴム人工筋32の先端部側に連結されている。また、各ゴム人工筋32の後端部側には操作用のガス流体を供給するエアチューブ33が連結され、それぞれが独立した圧力供給系統を形成している。なお、このエアチューブ33の他端は、制御ユニット20に連結されている。
湾曲部10は、たとえば図2に示すように、短い円筒状のコマ10aを複数(図示の例では7個)連結し、各連結部で折曲可能な構成とされる。具体的に説明すると、各コマ10aの端部に突設した舌状部10bを隣接部で重ね合わせてリベット10cにより揺動自在に連結した構成とされる。各端部の舌状部10bは、円形断面となるコマ10aの直径位置に対向して一対設けられている。また、湾曲部10の両端部に配置される2個を除いて、各コマ10aの両端部に各々突設された舌状部10bは、互いの突設位置が円周方向に90度ずれた配置とされる。なお、図2の湾曲部10については、表皮部材等を取り除いた状態が示されている。
従って、各連結部においては、リベット10cによる連結方向が上下または左右というように90度交互にずれているので、折曲可能な方向も交互に90度ずれたものとなる。なお、固定部材31aによるアングルワイヤ31の固定位置は湾曲部10の最先端に位置するコマ10aの先端部内周面側となり、湾曲部10の内部ではアングルワイヤ31が自由にスライドできるようになっている。
連結部40は、第1コネクタ41及び第2コネクタ50に分離可能な構成とされる。この連結部40を分離させることにより、挿入部8が前後に二分割されるとともに、内部を通るエアチューブ33及び信号/電源ケーブル(観察手段用の信号線や照明手段用のケーブル等)19についても前後に二分割されるので、湾曲操作機構30は挿入部8から着脱自在となる。なお、以下の説明では、連結部40より先端部側の挿入部を前側挿入部8aと呼び、手元側の挿入部を後側挿入部8bと呼ぶことにする。
すなわち、前側挿入部8aは、先端構成部11、湾曲部10、湾曲操作機構30及び第1コネクタ41が一体に連結された構成となり、さらに、後側挿入部8bは、可撓管部9の前端に第2コネクタ50を一体に連結した構成となる。
ここで、連結部40の構成例を図3に基づいて説明する。
この連結部40は、第1コネクタ41及び第2コネクタ50が接続リング42を介して一体に着脱可能な構成とされる。すなわち、第1コネクタ41と第2コネクタ50とは、第1コネクタ41側に回動自在に支持されている接続リング42の回動操作により、連結・固定または分離されるようになっている。
第1コネクタ41は、略円筒形状とした基材43にエアチューブ33用のチューブ貫通孔44が4本設けられるとともに、中心部分には信号/電源ケーブル19用のケーブル貫通孔45が設けられている。また、基材43の後端部側外周面には、接続リング42の段差部42aを係止して軸方向の抜け止めとする段差部46が設けられている。さらに、基材42の後端部側端面には、後述する第2コネクタ50を嵌合して連結するための凹部47が形成されている。なお、接続リング42の内周面には、所定の間隔で設けた一対の雌ねじ部42b,42cが設けられている。
このような構成の第1コネクタ41においては、チューブ貫通孔45を通るエアチューブ33の先端、すなわち挿入部8の後端部側となる先端に接続パイプ48が取付けられており、この接続パイプ48がチューブ貫通孔44に固定支持された構成とされる。また、ケーブル貫通孔45を通る信号/電源ケーブル19の先端(挿入部8の後端部側)には、ケーブル貫通孔45に固定支持された雄コネクタ49aが取付けられている。
第2コネクタ50は、略円筒状とした基材51にエアチューブ33用として4本のチューブ貫通孔52が設けられ、さらに、基材51の中心部分には信号/電源ケーブル19用のケーブル貫通孔53が設けられた構成とされる。
チューブ貫通孔52の後端部側には、制御部20に接続されたエアチューブ33が連結されている。また、チューブ貫通孔52の先端部側にはOリング54が取付けられ、チューブ貫通孔52に挿入された接続パイプ48の外周面側からガス流体が漏洩しないようシールされている。さらに、ケーブル貫通孔53を通る信号/電源ケーブル19の先端(挿入部8の先端部側)には、ケーブル貫通孔53に固定支持された雌コネクタ49bが取付けられている。なお、基材51の外周面には、上述した雌ねじ部42a,42bと螺合する雄ねじ部55が設けられている。
上述した構成の連結部40は、以下に説明する手順により連結及び分離される。
分離状態にある連結部40は、第1コネクタ41の接続リング42に第2コネクタ50を挿入した後、接続リング42を回転させて雌ねじ部42cと雄ねじ部55とを螺合させる。この状態から接続リング42をさらに回転させると、雌ねじ部42cが雄ねじ部55を乗り越えてフリーの状態となる。この状態では第1コネクタ41と第2コネクタ50との連結は完了していないものの、雌ねじ部42cが雄ねじ部55に係止されるため、第1コネクタ41及びその先端部側の構成要素が挿入部8から分離・脱落することはない。
上述した係止状態からさらに接続リング42を回転させて第2コネクタ50を挿入すると、第2コネクタ50の雄ねじ部55は接続リング42内を先端部側への雌ねじ部42bと螺合する。この螺合と略同時に、4本の接続パイプ48がOリング54を通ってチューブ貫通孔52に挿入され、かつ、雄コネクタ49aが雌コネクタ49bに挿入される。そして、第2コネクタ50の先端部が第1コネクタ41の凹部47に入り込み、先端面が凹部47の底面部に当接すると第1コネクタ41と第2コネクタ50との連結が完了し、接続リング42により所定の連結位置に固定される。この連結完了状態では、制御ユニット20に接続されたエアチューブ33によりゴム人工筋32へガス流体を供給可能な湾曲操作機構30の制御系統と、制御ユニット20に接続された信号/電源ケーブル19による観察手段の制御系統とが挿入部8内に形成されるので、挿入部8を被観察対象に挿入して内視鏡装置1による観察が可能となる。
次に、連結状態にある連結部40を分離させる場合について説明する。湾曲操作機構30を含む第1コネクタ41側を挿入部8から分離させる場合には、接続リング42を連結時とは逆向きに回転させる。この回転操作により、第2コネクタ50の雄ねじ部55と接続リング42内の雌ねじ部42bとの螺合は解除される。この螺合解除と略同時に、4本の接続パイプ48がチューブ貫通孔52から引き出され、かつ、雄コネクタ49aが雌コネクタ49bから分離される。この結果、連結部40の連結状態は解除され、第1コネクタ41及びその先端部側の構成要素が挿入部8から分離・脱落することのない係止状態となる。
ところで、可撓管部9の手元側端部は、たとえば図6に示すように、制御ユニット20を介してドラム12に接続されている。可撓管部9の内部を通ってドラム12の内部に入た信号/電源ケーブル19及び4本のエアチューブ33は、ここで信号/電源ケーブル19がドラム12の横からさらにドラム12の外側に延出され、ドラム12の回転軸12bに複数回巻き付けられた状態で保持されている。この結果、内視鏡本体2を引き出して収納する際、信号/電源ケーブル19にテンションがかかるようなことはない。
また、制御部ユニット20は、ガス流体の供給を制御する電磁弁ユニット21及びこの電磁弁ユニット21を制御コントロールする電磁弁制御コントローラ22を具備して構成される。ここで、電磁弁ユニット21には、ガス流体供給流路として4本のエアチューブ33の基端部が連結されている。
さらに、電磁弁ユニット21には、ガス流体を供給する空気圧供給源側の流体チューブ34の一端部が連結されている。この流体チューブ34は、ドラム12の横から外側に延出され、この流体チューブ34の延出部には、螺旋形状に巻回された巻回部35が形成されている。
また、キャリングケース7の一側部には、図4に示すように、空気等のガス圧供給源であるボンベ14の収容室13が形成されている。そして、この収容室13内に配設された小型のボンベ14には、流体チューブ34の他端部が連結されている。なお、ボンベ14内に充填されているガスとしては、たとえば二酸化炭素、フロン、窒素、ヘリウム、アルゴン、空気等の可燃性のないガスが使われている。さらに、ボンベ14としては、充填圧力が高く、充填ガス量も多いものがよく、たとえば、二酸化炭素と窒素を比べると充填ガス量は二酸化炭素が多くなるが、充填圧力は窒素のほうが高い。
また、ドラム12の内部の電磁弁制御コントローラ22には、信号/電源ケーブル19の一端部が接続されている。この信号/電源ケーブル19は、ドラム12の横からさらに外側へ延出され、上述した信号/電源ケーブル19と同様に、ドラム12の回転軸12bに複数回巻き付けられた状態で保持されている。これにより、内視鏡本体2を引き出して収納する際に、この信号/電源ケーブル19にテンションがかからないようにしている。さらに、この信号/電源ケーブル19の他端部は、電源5と、内視鏡本体2の湾曲部10を湾曲操作するリモートコントローラ(操作部)16とにそれぞれ接続されている。
また、リモートコントローラ16には、図7(c)に示すように、ベース部材16aと、操作レバー16bとが設けられている。この操作レバー16bは、ベース部材16a上の回動支軸16cを中心に0点位置(ニュートラル位置)から任意の方向に傾動操作可能に支持されている。さらに、リモートコントローラ16には、図示しない2軸のポテンショメータが設けられており、操作レバー16bの0点位置からの傾き角θに応じてポテンショメータからの抵抗値が変化するようになっている。
また、図7(a)に示すように、電磁弁ユニット21には、「UP」、「DOWN」、「RIGHT」、「LEFT」の4つの湾曲方向にそれぞれ対応させた4つのエアチューブ33の流路をそれぞれ切換え可能とする4つの流路切換え機構部34A〜34Dと、チューブ継ぎ手35とを具備して構成される。ここで、各流路切換え機構部34A〜34Dには、3個の電磁弁(3ポート弁)34a,34b,34cがそれぞれ設けられている。従って、電磁弁ユニット21には合計12個の電磁弁34が設けられている。
そして、流路切換え機構部34AによってUP方向、流路切換え機構部34BによってDOWN方向、流路切換え機構部34CによってRIGHT方向、流路切換え機構部34DによってLEFT方向の各流路をそれぞれ切換えるようになっている。
さらに、各電磁弁34は、それぞれが3つの空気口(ポート)A,E,Pを備えている3ポート弁である。ここで、各電磁弁34は、電圧をかけると空気口Pと空気口Aとが連通(開放)され、電圧がかけられていないときは空気口Aと空気口Eとが連通(開放)されるようになっている。そして、4つの湾曲方向の各エアチューブ33に対して、3つの電磁弁34a,34b,34cが図7(a)に示す通り接続されている。
すなわち、1つの湾曲方向、たとえばUP方向のエアチューブ33の流路切換え機構部34Aには、2つの電磁弁34a,34bが直列に接続されている。ここで、エアチューブ33の流出端部には電磁弁34bの空気口Pが接続され、さらにこの電磁弁34bの空気口Aに電磁弁34aの空気口Aが接続されている。また、電磁弁34aの空気口Eには電磁弁34cの空気口Pが接続され、さらに電磁弁34aの空気口Pには連結チューブ36の一端部が連結されている。
なお、他の3つの湾曲方向、すなわちDOWN、RIGHT、LEFTの各方向のエアチューブ33の流路切換え機構部34B、34C、34Dにおいても、3つの電磁弁34a,34b,34cがそれぞれ同様に接続されている。
また、チューブ継ぎ手35には、1つの流入ポート35aと、4つの流出ポート35b〜35eとが設けられている。そして、このチューブ継ぎ手35の流入ポート35aにはボンベ14側の流体チューブ37が連結され、かつ、4つの流出ポート35b〜35eには4つの湾曲方向の各エアチューブ33に連結された連結チューブ36の他端部がそれぞれ連結されている。ここで、流体チューブ37の中途部には、レギュレータ38が介設されている。そして、チューブ継ぎ手35は、レギュレータ38を介してボンベ14に接続されている。これにより、ボンベ14のガス流体は、レギュレータ38で適当な圧力に調整された後、電磁弁ユニット21側に供給されるようになっている。
また、電磁弁制御コントローラ22には、図7(b)に示すように、電気回路基板22aと、この基板22a上に配設されたCPU22bと、入力端子22cと、出力端子22dとが設けられている。ここで、入力端子22cにはリモートコントローラ16の信号線15が、また、出力端子22dには電磁弁ユニット21の各電磁弁34の信号線23がそれぞれ接続されている。
そして、リモートコントローラ16の操作時には、このリモートコントローラ16からの出力信号が電磁弁制御コントローラ22に入力され、この入力信号に基いて電磁弁制御コントローラ22のCPU22bによって電磁弁ユニット21の各電磁弁34の開閉動作が制御されるようになっている。これにより、キャリングケース7のボンベ14から導入したガス流体は、湾曲操作機構30を構成する4本のゴム人工筋流32に選択的に供給され、ガス流体の供給を受けたゴム人工筋32が軸方向に伸びることでアングルワイヤ31をスライドさせることができるので、湾曲部10をリモートコントローラ16の操作方向に湾曲操作させるようになっている。
さらに、電磁弁制御コントローラ22には、2つの電源24,25が接続されている。ここで、2つの電源24,25は、電磁弁制御コントローラ22の心臓部であるCPU22bを駆動する電圧と、電磁弁ユニット21の各電磁弁34を駆動する電圧とが異なるために必要とするものであるが、CPU22bの動作電圧と電磁弁ユニット21の各電磁弁34を駆動する電圧を共通にすることで、電源を1つとすることも可能である。
以下では、上述した構成の作用について説明する。
本実施の形態の内視鏡装置1は、たとえば配管等の内部状況を観察する検査に使用する場合、キャリングケース7内のドラム12から内視鏡本体2を引き出して使用される。そして、検査対象の管腔内等に内視鏡本体2の挿入部8を挿入しながら必要に応じてリモートコントローラ16を操作する。このリモートコントローラ16の操作時には、リモートコントローラ16からの出力信号が電磁弁制御コントローラ22に入力され、この入力信号に基いて電磁弁制御コントローラ22のCPU22bによって電磁弁ユニット21の各電磁弁34の動作が制御される。これにより、キャリングケース7のボンベ14からガス流体が湾曲操作機構30に供給され、4本のゴム人工筋32は、リモートコントローラ16の出力信号に応じた湾曲方向に湾曲操作するよう選択的にガス流体の供給を受ける。
そして、ここでガス流体が送られたゴム人工筋32は内部の圧力が高くなり、その周壁部は径方向に膨張しようとする。しかし、ゴム人工筋32は径方向の膨張が規制されているため、ここで加圧されるゴム人工筋32は長手方向(挿入部8の中心線方向)に沿って伸びる。このため、ガス流体の供給を受けて軸方向へ伸びるゴム人工筋32はアングルワイヤ31を軸方向先端部側へ押すようにしてスライドさせるので、圧力供給を受けたゴム人工筋32と反対の方向に湾曲部10が湾曲駆動される。これにより、リモートコントローラ16の操作方向に湾曲部10が湾曲操作されることとなる。
また、リモートコントローラ16の操作時には次の動作が行われる。
すなわち、リモートコントローラ16を傾動操作すると、このリモートコントローラ37の傾き角が変わる。このとき、リモートコントローラ16の傾き角に応じてリモートコントローラ16の2軸のポテンショメータの抵抗値が変化する。この抵抗値の変化量と変化スピードとは、電磁弁制御コントローラ22のCPU22bによって検出される。
そして、ここで検出される抵抗値の変化量と変化スピードに応じて、CPU22bから図示しないスイッチ回路に対して動作信号が送られ、電磁弁ユニット21の各電磁弁34がON−OFF動作される。
つまり、リモートコントローラ16を傾けると、その傾ける角度に応じて電磁弁34をONする回数が決まり、さらに、リモートコントローラ16を傾けるスピードに応じて、ONする時間が決定する。ここで、リモートコントローラ16を傾ける速度には、あらかじめしきい値が設定可能である。そして、設定されたリモートコントローラ16のスピードに応じて電磁弁34を開放する時間が決定される。
また、図8(a)〜(d)を参照して、リモートコントローラ16の基本動作を説明する。なお、図8(a)〜(d)において、J1〜J4はリモートコントローラ16の操作状態、a1〜a4は電磁弁34aの動作状態、b1〜b4は電磁弁34bの動作状態、c1〜c4は電磁弁34cの動作状態をそれぞれ示すものである。
まず、リモートコントローラ16の傾きを増加させる場合の動作について説明する。
図8(a)のJ1は、あらかじめ設定されたリモートコントローラ16の動作速度のしきい値Vsuよりも遅い速度でリモートコントローラ16を、たとえばUP方向に0点位置(ニュートラル位置)からA1位置に傾けた操作状態を示す。このとき、図7(a)中におけるUP方向に対応する電磁弁34a,34b,34cは、それぞれ図8(a)中のa1、b1、c1に示すようにON、OFF動作を行う。そして、リモートコントローラ16の傾き角に応じて、電磁弁34a,34bはあらかじめ設定されたパルス幅Δt11でリモートコントローラ16の動きが止まるt1時点まで同じ動作を行う。
また、リモートコントローラ16の傾動操作時には、あらかじめ決められたリモートコントローラ16の傾き角度の変化量に応じて電磁弁34a,34bの動作信号を1パルス出力する。ここでは、図8(a)に示すように、リモートコントローラ16の傾き角度がθ1変わる毎に1パルスの出力を行う。そして、図8(a)の例では、リモートコントローラ16が4θ1より大きく傾き、電磁弁34a,34bの動作信号が4パルス出力される。
その後、電磁弁34aはOFFとなり、電磁弁34bはt1時点でリモートコントローラ16の傾動操作が止まったのち、パルス幅Δt12で1パルスだけONする。なお、電磁弁34cは、リモートコントローラ16の傾動操作が止まるt1時点まではOFFであり、その後、パルス幅Δt13の動作信号を出力する。
また、図8(b)のJ2は、あらかじめ設定されたリモートコントローラ16の動作速度のしきい値Vsuよりも早い速度で、リモートコントローラ16をたとえばUP方向に0点位置からA2位置に傾けた操作状態を示す。このとき、図7(a)中におけるUP方向に対応する電磁弁34a,34b,34cは、それぞれ図8(b)のa2、b2、c2に示すようにON、OFF動作を行う。
ここで、電磁弁34a,34bは、図8(a)のようにリモートコントローラ16を傾ける動作速度が遅い場合のパルス幅Δt11より幅の広いパルス幅Δt21でリモートコントローラ16の傾動操作が止まるt2時点まで同じ動作を行う。
また、電磁弁34aは、その後OFFとなり、電磁弁34bはリモートコントローラ16の傾動操作が止まると図8(a)のパルス幅Δt12と同じ、もしくはそれよりも広いパルス幅Δt22で1パルスだけONする。なお、電磁弁34cは図8(a)と同じ動作である。
次に、リモートコントローラ16が傾いた状態から傾きを戻した場合の動作について説明する。図8(c)のJ3は、あらかじめ設定されたリモートコントローラ16の戻し動作速度のしきい値Vsdよりも遅い速度で、たとえばUP方向の湾曲位置A3から湾曲を減らすようにA3′位置に傾けた状態を示す。このとき、図7(a)中におけるUP方向に対応する電磁弁34a,34b,34cは、それぞれ図8(c)中のa3、b3、c3に示すようにON、OFF動作を行う。
そして、あらかじめ決められたリモートコントローラ16の傾き角度の変化量に応じ、電磁弁34bの動作信号を1パルス出力する。ここでは、図8(c)に示すように、リモートコントローラ16の傾き角度がθ2変わる毎に1パルスの出力を行う。そして、電磁弁34bは、あらかじめ設定されたパルス幅Δt31でリモートコントローラ16の傾動操作が止まるt3時点まで同じ動作を行う。また、電磁弁34aはリモートコントローラ16の傾動動作が止まるt3時点までOFFで、リモートコントローラ16が止まるt3時点で、電磁弁34a,34bはパルス幅Δt32で1パルスだけONする。なお、電磁弁34cは、リモートコントローラ16が動いてから止まるまではONで、その後OFFとなる。
また、図8(d)のJ4は、あらかじめ設定されたリモートコントローラ16の戻し動作速度のしきい値Vsdよりも早い速度で、たとえばUP方向の湾曲位置A4から湾曲を減らすようにA4′位置に傾けた状態を示す。このとき、図7(a)中におけるUP方向に対応する電磁弁34a,34b,34cは、それぞれ図8(d)中のa4、b4、c4に示すようにON、OFF動作を行う。
そして、電磁弁34bは、図8(c)のパルス幅Δt31より広いパルス幅Δt41でリモートコントローラ16の傾動操作が止まるt4時点まで同じ動作を行う。また、電磁弁34aは、リモートコントローラ16の傾動動作が止まるt4時点までOFFで、リモートコントローラ16が止まるt4時点で、電磁弁34a,34bは図8(c)のパルス幅Δt32と同じ、もしくはこれより広いパルス幅Δt42で1パルスだけONする。なお、電磁弁34cは、リモートコントローラ16が動いてから止まるまではONで、その後OFFとなる。
また、図8(a)〜(d)において、リモートコントローラ16の傾きを大きくした場合と小さくした場合とで電磁弁34a,34bを動作するパルス幅を比べると、Δt11>Δt31、Δt21>Δt41である。
その結果、湾曲部10の湾曲量を増す動作では、図7(a)に示すように、ボンベ14からのガス流体が、電磁弁34a,34bをONとしたとき、電磁弁34aの空気口Pから空気口Aを通り、電磁弁34bの空気口Aから空気口Pを通って、UP方向のゴム人工筋32に送られる。
また、電磁弁34a,34bをOFFにすると、ボンベ14からのガス流体は電磁弁34aで止まり、ゴム人工筋32に送られたガス流体は内部に密閉されるため、湾曲部10の湾曲状態が保持される。この時、電磁弁34aと34bとは同じ信号で同期して動作しているが、電磁弁34aと34bの間の管路の長さがあり、ゴム人工筋32の内部のガス流体が電磁弁34aの空気口Eから微妙に漏れてくる。これは、湾曲部10の湾曲動作には支障がない程度であるが、ボンベ14のガス流体を効率よく長時間持たせるために、ガス流体の漏れを最小限に抑えることが重要である。
そこで、本実施の形態では、図7(a)に示すように、電磁弁34aの空気口Eに電磁弁34cを接続している。ここで、電磁弁34cは通常OFFになっている。そして、リモートコントローラ16の傾動動作が止まった瞬間に、電磁弁34bのON時間Δt12よりも長いΔt13の時間だけ電磁弁34cをONすることで、湾曲動作中のゴム人工筋32から漏洩するガス流体を無くすようにしている。
さらに、リモートコントローラ16の傾動動作が止まって、湾曲部10の湾曲動作を止めようとする場合には、1パルスだけ電磁弁を大気圧に開放することにより、すばやく湾曲部10の湾曲を止めることができる。このように湾曲部10の湾曲を止めようとするとき、1パルスだけ空気を抜く動作は、内視鏡本体2の挿入部8の長さが長いときに有効である。ここで、挿入部8の長さが、たとえば10m以上になる場合には、手元側のボンベ14から送るガス流体が挿入部8の先端近傍となるゴム人工筋32に到達するるまでのタイムラグが有り、このタイムラグを予測して一瞬、流路内の空気を抜くことで湾曲部10の湾曲動作を正確に止めることが可能である。すなわち、挿入部8の先端までガス流体が送られて全体が均一の圧力状態になるまでのタイムラグと、内部の圧力を抜くことにより圧力が下がる分のタイムラグとが相殺されて、湾曲部10の湾曲動作がすばやく正確に止まるようになる。
また、湾曲動作を行っていない方向のエアチューブ33に対応する電磁弁34は、ゴム人工筋32がエアチューブ33を通して大気に開放される状態に保持される。たとえば、UP方向に湾曲動作している場合には、DOWN方向、RIGHT方向、LEFT方向の各ゴム人工筋32内がエアチューブ33を介して大気に開放されるように各電磁弁34が動作する。
つまり、エアチューブ33のゴム人工筋32側に接続されている電磁弁34bがON、ボンベ14側に接続されている電磁弁34aがOFF、もう1つの電磁弁34cがONとなる。この動作は、リモートコントローラ16が湾曲動作を指示していない方向の各電磁弁34は常に上記の通りになっている。また、リモートコントローラ16の傾きが各方向それぞれ0点位置(ニュートラル位置)となった時点から一定時間、上記の動作が行われる。
<第1変形例>
次に、上述した連結部の第1変形例を図9に基づいて説明する。なお、図3に示した連結部40と同様の構成部材については同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
さて、第1変形例の連結部40Aは、第2コネクタ50Aの構成が異なっており、第1コネクタ41については図3と同様の構成が採用される。
この変形例では、第2コネクタ50Aの基材51Aの素材として、たとえばゴム等の弾性体が採用される。そして、基材51Aに形成されたチューブ貫通孔52Aの内径は、第1コネクタ41の接続パイプ48が圧入される寸法設定とされる。すなわち、弾性体に形成されたチューブ貫通孔52Aの内径(d)は、接続パイプ48の外径(D)よりも若干小さな値(d<D)とされ、接続パイプ48の圧入を容易にするため、入口部を拡径したテーパー面56が形成されている。なお、図示の例では、弾性体の基材51Aを金属製のリング部材57に圧入して一体化し、リング部材57の外周面に雄ねじ部55を設けてあるが、基材51Aとリング部材57とを一体化してもよい。
このような構成とすれば、第1コネクタ41と第2コネクタ50Aとを連結した場合、接続パイプ48が弾性体のチューブ貫通孔52Aに圧入されるため、接続パイプ48の外周面がチューブ貫通孔52Aの内周面に密着してシール機能が得られる。すなわち、図3の構成にあるシール用のOリング54が不要となり、また、テーパー面56を設けたことにより圧入及び連結も容易になる。
本発明の一実施形態
次に、本発明の一実施形態に係る内視鏡装置の連結部を図10及び図11に基づいて説明する。なお、図3に示した連結部40と同様の構成部材については同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。また、上述した本発明の参考例に係る内視鏡装置1と構成を共通する箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
さて、本実施形態に係る内視鏡装置1の連結部40Bは、第1コネクタ41Bと第2コネクタ50Bとの間に中間部材60を介在させる構成が異なっている。
中間部材60は、外周面に所定の間隔で雄ねじ部61a,61bを備えた円筒状の部材であり、4本のチューブ貫通孔62に加えて、軸中心部にはケーブル貫通孔63が設けられている。このケーブル貫通孔63は、図11に示すように、全長にわたって外周面に連通するスリット64を備えている。このスリット64は、信号/電源ケーブル19が通り抜け可能な幅に設定されており、従って、信号/電源ケーブル19はケーブル貫通孔63に着脱可能な構成となる。
また、この実施形態におけるチューブ貫通孔62の内径は、接続パイプ48の外形に対応して定まる先端部側貫通孔62a及びエアチューブ33の外形に対応して定まる後端部側貫通孔62bのように、内径の異なる段付き構造とされる。そして、後側挿入部8bのエアチューブ33は、中間部材60の後端部側貫通孔62bに連結され、中間部材60の後端面には、雄コネクタ49aを収納する凹部65が形成されている。なお、図中の符号66は、シール用のOリングである。
また、第1コネクタ41Bは、雄コネクタ49aの固定支持がないこと以外、上述した図3の構成と実質的に略同じである。なお、図3の第1コネクタ41における第2コネクタ嵌合用の凹部47は、連結部材60の嵌合用として使用される。
一方、第2コネクタ50Bは、図3に示した第2コネクタ50の先端に第1コネクタ側と同様の接続リング58を取り付けた構成とされ、エアチューブ33はチューブ貫通孔52を通り抜けて中間部材60の後端部側貫通孔62bに連結されている。なお、接続リング58の内周面には雌ねじ部58a,58bを設けてあり、また、図3の第2コネクタ50に設けてある雄ねじ部55の機能は、中間部材60の雄ねじ部61bが代行するようになっている。なお、図示の例では、リング部材51aに基材51bを嵌合して一体化した構成を採用しているが、一体部品としてもよい。
このような構成とすれば、前側挿入部8aと後側挿入部8bとを連結する場合、最初に前側挿入部8aの信号/電源ケーブル19をスリット64からケーブル貫通孔63に押し込むことで、雄コネクタ49aを凹部65に保持する。この状態で中間部材60の両端に第1コネクタ41B及び第2コネクタ50Bを連結すると、中間部材60の雄ねじ部61aが接続リング42の雌ねじ部42bと螺合する位置で接続パイプ48がチューブ貫通孔62の前端部側貫通孔62aに挿入され、かつ、中間部材60の雄ねじ部61bが接続リング58の雌ねじ部58bと螺合する位置で雄コネクタ49bが雌コネクタ49bと連結される。すなわち、エアチューブ33の接続は中間部材60の前端部側となり、信号/電源ケーブル19の接続は中間部材60の後端部側になるというように、両接続部の位置が長手方向にずれた構成となる。従って、この構造とすると、第1コネクタ41Bと第2コネクタ50Bが同一位置にないので、連結部40Bを他の挿入部の部分と比べて、太径化を防ぎ、略同一の太さとすることができる。また、構造が複雑にならず組立しやすい構造になるという利点がある。
本発明の一実施形態の第1変形例
次に、本発明の一実施形態の第1変形例に係る内視鏡装置の連結部を図12に基づいて説明する。なお、図3に示した連結部40と同様の構成部材については同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
さて、変形例の連結部40Cは、円柱形状の弾性体よりなる中間部材70を採用したことに特徴がある。この場合、第1コネクタ40C側は図3に示した第1コネクタ41と同様であり、接続パイプ48を中間部材70のエアチューブ挿入口71に圧入して連結するようになっている。
また、中間部材70の軸中心にはケーブル貫通孔72が設けられており、このケーブル貫通孔72を貫通した信号/電源ケーブル19の手元側先端部には、雄コネクタ49aが取付けられている。さらに、後側挿入部8b側のエアチューブ33についても、先端部に接続パイプ33aを設けてチューブ挿入口71の他端に圧入して連結するように構成されている。なお、第2コネクタ50C側には、図示省略のリング部材が設けられており、このリング部材がエアチューブ33や信号/電源ケーブル19を内部に収納するとともに、第1コネクタ41Cの接続リング42と螺合して連結状態が固定・維持される。
このような構成とすれば、後側挿入部8bのエアチューブ33については、1本ずつ独立した接続及び分離が可能となる。また、雄コネクタ49aと雌コネクタ49bとの間についても、同様に独立した接続及び分離が可能になる。
本発明の一実施形態の第2変形例
次に、本発明の一実施形態の第2変形例に係る内視鏡装置の連結部を図13に基づいて説明する。なお、図3に示した連結部40と同様の構成部材については同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
この変形例では、湾曲操作機構30の外筒部材39を着脱可能とし、アングルワイヤ31やゴム人工筋32の露出を可能とした構成に特徴がある。
外筒部材39の先端部側は、図13(b)に示すように、湾曲部材10との螺合により着脱自在に構成されている。図示の例では、外筒部材39の先端部に雌ねじ部39aが形成され、湾曲部10の後端部側に形成された雄ねじ部10dとの螺合により着脱可能になっている。同様に、外筒部材39と連結部40Dとの間も螺合等により着脱可能な構成を採用すれば、外筒部材39を抜き取るようにして取り外すことができるので、露出した湾曲操作機構30の構成要素を点検・修理したり、あるいは交換するという作業を容易に実施することができる。
ところで、上述した実施形態及びその変形例では、ゴム人工筋32及びエアチューブ33を4系統にして円周方向へ90度ピッチの配置としたが、たとえば8系統を45度ピッチで配置するなど、湾曲操作の要求に応じて適宜変更可能なことはいうまでもない。
また、上述した湾曲操作機構30はボンベ14から供給される圧縮性のガス流体で操作するものとしたが、本発明の連結構造は、たとえば油圧のような非圧縮性流体によりアングル棒に連結されたピストンを動作させて操作する構成にも適用可能なことはいうまでもない。
以上説明したように、本発明の内視鏡装置によれば、湾曲部10を湾曲動作させて挿入部8の先端部となる先端構成部11を所望の観察方向へ向ける湾曲操作機構30を構成するアングルワイヤ31及びゴム人工筋32が、連結部40により挿入部8から一体的に着脱自在となるように構成したので、湾曲操作機構30に関する点検または修理等の作業を実施する際には、長尺の挿入部8から分離した状態で、すなわち、必要最小限の分解により容易に作業を行うことが可能になる。
なお、本発明は上述した実施形態及びその変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
本発明の参考例に係る内視鏡装置の一実施形態を示す図で、(a)は挿入部の構成を示す部分断面斜視図、(b)は挿入部とドラムとの着脱を示す斜視図である。 挿入部における湾曲部及び湾曲操作機構の構成例を示す分解斜視図である。 図1に示した連結部の構成例を示す断面図である。 内視鏡装置の全体構成例を示す斜視図である。 図4の要部を示す分解斜視図である。 図4におけるキャリングケース及びドラムの内部構造を示す断面図である。 (a)は電磁弁ユニットの概略構成図、(b)は電磁弁制御コントローラの接続状態を示す概略構成図、(c)はリモートコントローラの概略構成図である。 湾曲部の湾曲動作に関する説明図で、(a)は湾曲部を湾曲させる際のリモートコントローラの動作速度が遅い場合の各電磁弁の動作状態を説明する特性図、(b)は湾曲部を湾曲させる際のリモートコントローラの動作速度が早い場合の各電磁弁の動作状態を説明する特性図、(c)は湾曲部を湾曲を戻す際のリモートコントローラの動作速度が遅い場合の各電磁弁の動作状態を説明する特性図、(d)は湾曲部の湾曲を戻す際のリモートコントローラの動作速度が早い場合の各電磁弁の動作状態を説明する特性図である。 図3に示した連結部の第1変形例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る内視鏡装置の連結部を示す断面図である。 図10の中間部材を示す外観斜視図である。 本発明の一実施形態の第1変形例に係る内視鏡装置の連結部を示す断面図である。 本発明の一実施形態の第2変形例に係る内視鏡装置の連結部を示す断面図である。
符号の説明
1 内視鏡装置
2 内視鏡本体
3 CCU(カメラ・コントロール・ユニット)
4 光源装置
5 電源
6 光源
7 キャリングケース
7a ケース本体
7b 蓋部材
8 挿入部
8a 前側挿入部
8b 後側挿入部
9 可撓管部
10 湾曲部
10a コマ
10b 舌状部
10c リベット
11 先端構成部
12 ドラム
12a 挿通口
13 ボンベ収納部
14 ボンベ
15、19 信号線
16 リモートコントローラ
17、18 ケーブル
19 信号/電源ケーブル
20 制御ユニット
30 湾曲操作機構
31 アングルワイヤ
31a 固定部材
32 ゴム人工筋(アクチュエータ)
33 エアチューブ
39 外筒部材
40、40A、40B、40C、40D 連結部
41、41C 第1コネクタ
42 接続リング
42a 段差部
42b、42c 雌ねじ部
43 基材
44、52、52A チューブ貫通孔
45、53 ケーブル貫通孔
46 段差部
47 凹部
48 接続パイプ
49a 雄コネクタ
49b 雌コネクタ
50、50A、50B、50C 第2コネクタ
51、51A 基材
54 Oリング
55 雄ねじ部
60、70 中間部材

Claims (6)

  1. 観察手段を備えた先端部と、
    該先端部の近傍に設けられた湾曲部と、
    該湾曲部より後方に配置され該湾曲部を湾曲動作させて前記先端部を所望の観察方向へ向ける湾曲操作部材および該湾曲操作部材より後方に配置されこの湾曲操作部材を牽引するアクチュエータを有する湾曲操作機構と、
    前記アクチュエータの基端側に接続され該アクチュエータに流体を供給するチューブと、
    前記被観察対象内を照明する照明手段と、
    前記観察手段又は前記照明手段に接続された信号・電源系統とを備えた挿入部を被観察対象内に挿入して観察する内視鏡装置であって、
    前記信号・電源系統の一部および前記湾曲操作機構が、前記アクチュエータより後方に配置された連結部によって前記挿入部から着脱自在であり、
    前記連結部は、前記挿入部の前記湾曲操作機構側に接続される第1コネクタと、該第1コネクタと連結可能な第2コネクタと、これらの第1コネクタと第2コネクタとを分離可能に接続する接続リングとを備え、
    前記第1コネクタと第2コネクタには、前記アクチュエータと前記チューブとを着脱自在に接続する第1の接続部と、前記信号・電源系統を着脱自在に接続する第2の接続部とが設けられており、
    前記第1コネクタと第2コネクタとが連結された状態で、前記第1の接続部と前記第2の接続部とが、前記挿入部内において該挿入部の長手方向に重ならない位置まで該長手方向にずらして配設されることを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記湾曲操作機構の少なくとも一部を覆う外筒部材が、
    前記湾曲部の基端側及び前記連結部の少なくとも何れか一方で着脱自在であることを特徴とする請求項に記載の内視鏡装置。
  3. 前記アクチュエータが、空気圧を利用したゴム人工筋であることを特徴とする請求項1または請求項に記載の内視鏡装置。
  4. 前記接続リングが、軸方向の一端に形成された第1の段差部および他端に形成された第1のネジ部を備え、
    前記第1コネクタおよび前記第2コネクタのいずれか一方が、前記第1の段差部を係止し前記接続リングを軸方向に抜け止めしつつ回動自在に支持する第2の段差部を有し、前記第1コネクタおよび前記第2コネクタの他方が、前記接続リングの前記第1のネジ部に締結される第2のネジ部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の内視鏡装置。
  5. 前記接続リングが、前記第1のネジ部に対して軸方向に間隔をあけて配置される第3のネジ部を備え、
    前記第2のネジ部が、前記第1のネジ部を乗り越えて前記第3のネジ部に締結されることを特徴とする請求項に記載の内視鏡装置。
  6. 記第2コネクタが、前記接続リングにより覆われる位置の内部に前記信号・電源系統を挿通可能な貫通孔を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに1項に記載に内視鏡装置。
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