JP4700724B2 - 画像形成装置と画像形成方法 - Google Patents
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Description
この発明は、たとえばローカルエリアネットワーク(LAN:Local Area Network)等で、複数のクライアントから印刷を受けつける共有プリンタ、 デジタル複写機等の画像形成装置と画像形成方法に関する。
オフィスオートメーション機器(OA機器)は、最近、LANに接続され使用されることが多くなってきている。パーソナルコンピュータ(PC)等もLANに接続され、情報の交換が行なわれている。また、プリンタもPC毎に接続するのではなく、複数のPCで共有して使用されることが多くなってきている。PCが直接ネットワーク上のプリンタに印刷したい情報を受けわたし、プリンタはその情報を受け取って印刷を行う。又は、ネットワーク上にサーバと呼ばれるPCを設けてプリンタへの印刷情報を制御することも行なわれている。
サーバは、複数のPCから印刷情報を受け取ると、それをキューに入れて、先に入ってきた情報から順に印刷していく。いわゆるファーストインファーストアウトの処理を行なっている。
このように複数の印刷情報をキューに入れて処理し、特定の印刷情報の設定を変更することが特許文献1(特開平10−11234号公報)に示されている。
このように複数の印刷情報をキューに入れて処理し、特定の印刷情報の設定を変更することが特許文献1(特開平10−11234号公報)に示されている。
LANを介してプリンタとPCとが接続されることによって、複数台のPCからの印刷情報を1台のプリンタで受け取る。そして、複数のユーザによって1台のプリンタが共有される。さらに、LANを介して接続されることによって、PC及びプリンタの設置場所の自由度が大きくなる。ユーザの机上にPCを設置し、プリンタをユーザが希望する位置に設置できる。
しかしながら、複数のPCに対し、1台又は数台のプリンタを設置することで、プリンタのすぐ近くに自分のPCを設置できる者もいるが、なかには自分が使用しているPCから距離が離れたところにプリンタが設置されることもある。このような自分のPCとプリンタとが離れた場合には、印刷された用紙をプリンタのところまで取りに行く必要がある。
そして、印刷された用紙が自分の希望するような印刷結果でなく再印刷する場合、再度自分が使用しているPCのところまで戻り、再設定を行なって再印刷を実行し、プリンタまで再度用紙を取りに行く必要がある。このような自分の希望する結果でない印刷が発生する例としては、ワードプロセッサソフトで文書を作成し、その途中の頁に網かけの文字を入れた場合で、網かけの文字が予想していたよりも濃くでてしまったり、うすくでてしまったりする場合等である。
このように、プリンタとPCとの距離が離れてしまった場合に、印刷の設定がうまくあわず、自分の希望している印刷とは異なる印刷結果の用紙を受けとってしまった場合、再度自分のPCで印刷の設定をしなおす必要があり、スムーズに自分の希望する印刷結果の用紙を受けとれないという問題があった。
上記したように、複数のPCに対し、1台又は数台のプリンタを設置した場合において、自分のPCとプリンタとが離れている場合には印刷された用紙をプリンタのところまで取りに行く必要があり、印刷の設定がうまくあわず自分の希望している印刷とは異なる印刷結果の用紙を受けとってしまった場合、再度自分のPCで印刷の設定をしなおす必要があり、スムーズに自分の希望する印刷結果の用紙を受けとれないという問題があった。
そこで、この発明は、複数のパーソナルコンピュータに対して1台又は数台のプリンタを接続した場合に希望する印刷結果を容易に受け取ることのできる画像形成装置と画像形成方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための一実施形態は、
記録媒体上に画像を印刷する印刷手段と、
外部装置から通信回線を介して、複数頁の画像情報と、前記複数頁の画像情報の全ての印刷を直ぐには行わずに前記複数頁の画像情報の内の一部の頁の印刷を先に行う試し印刷要求信号とを含むジョブデータを受信する受信手段と、
前記試し印刷要求信号を含む前記ジョブデータを受信すると、前記複数頁の画像情報を格納する記憶手段と、
前記記憶手段に格納された前記複数頁の画像情報の内の印刷する頁を指定する頁設定手段と、
前記印刷手段で印刷する画像情報の印刷設定値を設定する設定手段と、
前記頁設定手段で設定された前記頁を印刷する試し印刷を指示する試し印刷指示手段と、
前記記憶手段に格納された前記複数頁の画像情報に対応する画像を、前記印刷手段によって記録媒体に印刷させる印刷指示手段と、
前記試し印刷指示手段が操作された場合には、前記設定手段で設定された印刷設定値に基いて、前記頁設定手段で設定された前記頁の画像情報に対応する画像を、前記印刷手段で記録媒体に印刷させ、且つ、前記設定手段で印刷設定値を再度設定可能に制御し、前記印刷指示手段が操作された場合には、前記設定手段で設定された印刷設定値に基いて、前記複数頁の画像情報について前記設定手段で設定され前記記録媒体に印刷された前記頁の画像情報を含めた全頁に対応する画像を記録媒体に印刷させる制御手段と、
を備える画像形成装置である。
記録媒体上に画像を印刷する印刷手段と、
外部装置から通信回線を介して、複数頁の画像情報と、前記複数頁の画像情報の全ての印刷を直ぐには行わずに前記複数頁の画像情報の内の一部の頁の印刷を先に行う試し印刷要求信号とを含むジョブデータを受信する受信手段と、
前記試し印刷要求信号を含む前記ジョブデータを受信すると、前記複数頁の画像情報を格納する記憶手段と、
前記記憶手段に格納された前記複数頁の画像情報の内の印刷する頁を指定する頁設定手段と、
前記印刷手段で印刷する画像情報の印刷設定値を設定する設定手段と、
前記頁設定手段で設定された前記頁を印刷する試し印刷を指示する試し印刷指示手段と、
前記記憶手段に格納された前記複数頁の画像情報に対応する画像を、前記印刷手段によって記録媒体に印刷させる印刷指示手段と、
前記試し印刷指示手段が操作された場合には、前記設定手段で設定された印刷設定値に基いて、前記頁設定手段で設定された前記頁の画像情報に対応する画像を、前記印刷手段で記録媒体に印刷させ、且つ、前記設定手段で印刷設定値を再度設定可能に制御し、前記印刷指示手段が操作された場合には、前記設定手段で設定された印刷設定値に基いて、前記複数頁の画像情報について前記設定手段で設定され前記記録媒体に印刷された前記頁の画像情報を含めた全頁に対応する画像を記録媒体に印刷させる制御手段と、
を備える画像形成装置である。
複数のパーソナルコンピュータに対して1台又は数台のプリンタを接続した場合に希望する印刷結果を容易に受け取ることのできる画像形成装置及び画像形成方法を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の印刷システムにおける印刷装置として用いたデジタル複写機(デジタルPPC)1と複数のパーソナルコンピュータ(PC)2及びパーソナルコンピュータ(PC)3とがローカルエリアネットワーク(LAN)4を介して接続された構成を示すものである。PC2及び3は、一般的なパーソナルコンピュータで、デジタル複写機1に印刷情報をLAN4を介して送信する。デジタル複写機1は、PC2及び3からの印刷情報を受け取って印刷を行なう。
図1は、この発明の印刷システムにおける印刷装置として用いたデジタル複写機(デジタルPPC)1と複数のパーソナルコンピュータ(PC)2及びパーソナルコンピュータ(PC)3とがローカルエリアネットワーク(LAN)4を介して接続された構成を示すものである。PC2及び3は、一般的なパーソナルコンピュータで、デジタル複写機1に印刷情報をLAN4を介して送信する。デジタル複写機1は、PC2及び3からの印刷情報を受け取って印刷を行なう。
なお、PC2は表示部2aとキーボード3aを有し、PC3は表示部3aとキーボード3aを有している。
まず、第1実施例について説明する。
図2は、第1実施例に係るデジタル複写機1の概略構成を示すものである。デジタル複写機1は、一般的な複写機として使用する場合、スキャナ部11で読み取られた画像信号をプリンタ部12に送って印刷する。スキャナ部11は、このため図示しないCCDセンサが設けられ、原稿を走査して光を電気信号に変換する。プリンタ部12は、電子写真方式を用いた印刷を行なう装置である。このためプリンタ部12は、画像の電気信号を受けとると、それを像として用紙に印刷を行なう。このプリンタ部12は、電子写真方式以外にもインクジェット方式としても良い。
まず、第1実施例について説明する。
図2は、第1実施例に係るデジタル複写機1の概略構成を示すものである。デジタル複写機1は、一般的な複写機として使用する場合、スキャナ部11で読み取られた画像信号をプリンタ部12に送って印刷する。スキャナ部11は、このため図示しないCCDセンサが設けられ、原稿を走査して光を電気信号に変換する。プリンタ部12は、電子写真方式を用いた印刷を行なう装置である。このためプリンタ部12は、画像の電気信号を受けとると、それを像として用紙に印刷を行なう。このプリンタ部12は、電子写真方式以外にもインクジェット方式としても良い。
デジタル複写機1は、その動作の制御を司るCPU(control processing unit)13、動作のソフトウェアが格納されているROM(read only memory)14、画像データやその他動作上のデータが一時格納されるRAM(random access memory)15、各種データが格納されるハードディスク装置(HDD)16、LAN4との信号の送受を行なうネットワークインターフェース(I/F)17、プリンタ部12との信号の受けわたしを行なうプリンタ部インターフェース(I/F)18、インターフェース18に接続されたプリンタ部12、スキャナ部11との信号の受けわたしを行うスキャナ部インターフェース(I/F)19、インターフェース19に接続されたスキャナ部11、デジタル複写機1の動作の指示を表示し指示を受けつけるコントロールパネル20、コントロールパネル20との信号の受けわたしを行うコントロールパネルインターフェース(I/F)21、印刷された用紙をビンに区分したりステイプル処理を行うソータ22、このソータ22を制御するソータ制御部23、ソータ制御部23との信号の受けわたしを行うソータ制御部インターフェース(I/F)24とから構成されている。
なお、詳しくは後述するがコントロールパネル20の一部分には、液晶パネルの上にタッチパネルを付けて、表示と入力とを行なう表示入力部20aが設けられている。
そして、CPU13は、バス25を介してRAM15、ROM14、HDD16、ネットワークインターフェース17、プリンタ部インターフェース18、スキャナ部インターフェース19、コントロールパネルインタフェース21及びソータ制御部インターフェース24に接続されている。必要な信号がバス25を介してそれぞれのユニット間で受けわたされる。
そして、CPU13は、バス25を介してRAM15、ROM14、HDD16、ネットワークインターフェース17、プリンタ部インターフェース18、スキャナ部インターフェース19、コントロールパネルインタフェース21及びソータ制御部インターフェース24に接続されている。必要な信号がバス25を介してそれぞれのユニット間で受けわたされる。
図3は、LAN4上のPC2からデジタル複写機1に印刷要求を出し、その時にPC2からデジタル複写機1に送られる情報の構成を示すものである。この情報は、ユーザIDフィールド31、ジョブ番号フィールド32、ドキュメント名フィールド33、試し印刷モードフィールド34、試し先行モードフィールド35、頁フィールド36、初期値フィールド37、印刷データフィールド38から構成されている。
通常PC2を使用する場合には、ログインを行ない、このPC2を使用するユーザを特定する。この特定されたユーザ情報に基づいてユーザIDフィールド31には、この印刷を依頼するユーザのユーザIDが格納される。また、同じPC2から複数回の印刷依頼を送った場合にはこれを管理する必要がある。このため、シリアルな番号のジョブ番号を依頼毎に付与して複数の印刷依頼を管理する。この1つの印刷依頼を、以下「1ジョブ」と記述する。このシリアルな番号をジョブ番号フィールド32に格納して信号を送る。
ドキュメント名フィールド33には、PC2上で作業した印刷を依頼するソフトウェアが独自にジョブに名前を付与する。この名前は、その後ソフトウェアに依存した名前となる。
本願の発明のポイントとなるフィールドが、試し印刷モードフィールド34、試し先行モードフィールド35、頁フィールド36である。
本願の発明のポイントとなるフィールドが、試し印刷モードフィールド34、試し先行モードフィールド35、頁フィールド36である。
試し印刷モードフィールド34には、「通常」又は「試し」の2つのいづれかの値が入る。この「通常」とは通常印刷を指定していることを示し、この「通常」となっているジョブでは、今までのプリンタと同様に印刷される。この試し印刷モードフィールド34に「試し」が設定されている場合は、試し印刷が行なわれる。試し印刷では、そのジョブがHDD16の印刷キュー16aに入れられて試し印刷が行なわれる。
試し先行モードフィールド35には、「ノーマル」、「先行」、及び「先行表示」の値が入れられる。これらは、試し印刷の内のモードの種類である。頁フィールド36には、試し印刷モードフィールド34が「試し」で試し先行モードフィールド35が「先行」及び「先行表示」のとき、試し印刷を行なう頁がHDD16の印刷キュー16aに格納される。なお、試し印刷モードフィールド34が「通常」のときには、試し先行モードフィールド35及び頁フィールド36の値は無視される。また、試し印刷モードフィールド34が「試し」でかつ、試し先行モードフィールド35が「ノーマル」の場合には、頁フィールド36の値は無視される。
ここで、通常印刷以外の試し印刷のモードについて整理する。
試し印刷のモードには以下の3つのモードがある。
(1)試し印刷のノーマルモード。
(2)試し印刷の先行印刷モード。
(3)試し印刷の先行印刷表示モード。
それぞれについて簡単に説明する。
試し印刷のモードには以下の3つのモードがある。
(1)試し印刷のノーマルモード。
(2)試し印刷の先行印刷モード。
(3)試し印刷の先行印刷表示モード。
それぞれについて簡単に説明する。
(1)試し印刷のノーマルモードでは、ユーザがPC2からこのモードを設定して印刷実行を行なうと、図3に示したデータがデジタル複写機1に送られる。そして、HDD16の印刷キュー16aに入れられる。ここでは、印刷キュー16aに入れられるのみですぐには印刷は行なわれない。そのユーザがデジタル複写機1の前まで行き、デジタル複写機1のコントロールパネル20を操作することにより試し印刷を行いたい頁が指定され、試し印刷が行なわれる。
ここでユーザは、試し印刷された用紙を直接目でみて、濃度やその他の設定が自分の希望した通り印刷されたか否かを確認する。もし、試し印刷の用紙を見て自分の希望した通りに印刷されていない場合には、コントロールパネル20から各種の設定を行なって何度でも試し印刷を行ない、自分の希望する設定値を決めてから実際の印刷を行う。
(2)試し印刷の先行モードでは、ユーザがPC2からこのモードを設定し、試し印刷を行う頁を指定して印刷実行を行なうと、図3に示したデータがデジタル複写機1に送られる。そして、HDD16の印刷キュー16aに入れられる。そして、印刷キュー16aの内でそのジョブが印刷に割り当てられたときに、試し印刷で指定された頁を印刷する。このようにすることによって、ユーザがPC2からデジタル複写機1の前に移動している間にジョブの処理が行なわれ、試し印刷の用紙をすぐに見ることができる。そして、ユーザがデジタル複写機1の前まで行き、(1)の試し印刷のノーマルモードと同様に、自分の希望する設定を行って試し印刷を行い、最終的には自分の希望する設定値を決めてから実際の印刷を行なう。
(3)試し印刷の先行印刷表示モードは、(2)の試し印刷の先行モードではユーザがPC2から印刷実行を行ってデジタル複写機1の前まで移動する間に試し印刷の頁が印刷されるが、このとき他の印刷用紙等とこの試し印刷の用紙を区別するように印刷された用紙のヘッダ部に試し印刷を示す文言やマークを入れるモードである。この試し印刷用紙の例を図4に示す。これは、ヘッダ部に限らず用紙6のどこかに、試し印刷を示す印(文でも可)7を入れる。このとき、試し印刷を示す印7に、ユーザIDやユーザ名、ジョブ番号、ドキュメント名等を入れると、よりどのジョブでの試し印刷か判明しやすい。
次に、印刷ジョブの管理及び処理について詳細に説明する。
PC2からの図3に示す情報を含む印刷の要求がデジタル複写機1が受けとると、デジタル複写機1はHDD16の印刷キュー16aにその情報を入れる。この印刷キュー16aにおけるキュー管理テーブル41の一例を図5に示す。このキュー管理テーブル41は、上述したようにデジタル複写機1のHDD16の印刷キュー16aに格納される。なお、テーブルが小さくかつメモリを多く搭載すればRAM15上に持つことも可能である。
PC2からの図3に示す情報を含む印刷の要求がデジタル複写機1が受けとると、デジタル複写機1はHDD16の印刷キュー16aにその情報を入れる。この印刷キュー16aにおけるキュー管理テーブル41の一例を図5に示す。このキュー管理テーブル41は、上述したようにデジタル複写機1のHDD16の印刷キュー16aに格納される。なお、テーブルが小さくかつメモリを多く搭載すればRAM15上に持つことも可能である。
図5に示すキュー管理テーブル41は、キュー順位フィールド42、試し印刷モードフィールド43、試し先行モードフィールド44、頁フィールド45、ユーザIDフィールド46、ジョブ番号フィールド47、ドキュメント名フィールド48、状態フィールド49、受付日時フィールド50及びデータ格納場所へのポインタフィールド51から構成されている。
デジタル複写機1は図3のデータを受けとると、このキュー管理テーブル41に追加していく。キュー順位フィールド42には、そのジョブが実行される順位の番号がシリアルに格納される。この場合、「1」から順に実行される。試し印刷モードフィールド43には、図3の試し印刷モードフィールド34の値が格納される。試し先行モードフィールド44には、最初、図3の試し先行モードフィールド35の値が格納される。頁フィールド45には、図3の頁フィールド36の値が格納される。ユーザIDフィールド46には、図3のユーザIDフィールド31の値が格納される。ジョブ番号フィールド47には、図3のジョブ番号フィールド32の値が格納される。
ドキュメント名フィールド48には、図3のドキュメント名フィールド33の値が格納される。状態フィールド49には、そのジョブがどの状態であるかを示す値が格納される。具体的に状態フィールド49には、「印刷中」又は「待機中」のいづれかが格納される。受付日時フィールド50には、そのジョブの情報をデジタル複写機が受け取った日時が格納される。データ格納場所へのポインタフィールド51には、図3で示す初期値フィールド37の値及び印刷データフィールド38の値が格納されているファイルへポインタ情報が格納される。
この実施例では、図3で示す初期値フィールド37の値と印刷データフィールド38の値とを1つのファイルにし、このファイル名を図5のデータ格納場所へのポインタフィールド51に格納する。このときのファイルの構造を模式的に図6に示す。このファイル55は、初期値データ56及び印刷データ57とからなる。そしてデジタル複写機1上のHDD16に保存されている。
次に、このデジタル複写機1では、先に説明したように試し印刷等のキュー管理テーブル41上の特定のジョブに対して、コントロールパネル20から操作を行うことができる。このため、セキュリティを確保するためにユーザIDとそのパスワードとを持ち、セキュリティを高めている。
図7は、このパスワードテーブルの一例を示すものである。このパスワードテーブル60は、ユーザIDフィールド61、ユーザフルネームフィールド62及びパスワードフィールド63から構成されている。ユーザIDフィールド61には、ユーザIDが格納されている。ユーザフルネームフィールド62には、その対応したユーザのフルネームが格納されている。パスワードフィールド63には、パスワードが格納されている。この実施例におけるフルネーム等は、デジタル複写機1のコントロールパネル20からの入力が難しいため、PCでこのテーブルのファイルを作成し、PCからファイルトランスファープロトコルでこのデジタル複写機1に送られる。そして、このパスワードテーブル60は、このデジタル複写機1のHDD16に格納されている。
次に、このデジタル複写機1の動作について説明する。このデジタル複写機1では、多くのタスクが動作している。そのなかの印刷ルーチンと、試し印刷ルーチンとジョブ削除ルーチンについて詳細に説明する。
図8は、印刷ルーチンを示すものである。まず、キュー管理テーブル41のうちキュー順位フィールド42の値が小さいものから1つジョブを取り出してキュー管理テーブル41の確認作業を行う(ステップ800)。そのジョブの試し印刷モードフィールド43を調べる(ステップ801)。
図8は、印刷ルーチンを示すものである。まず、キュー管理テーブル41のうちキュー順位フィールド42の値が小さいものから1つジョブを取り出してキュー管理テーブル41の確認作業を行う(ステップ800)。そのジョブの試し印刷モードフィールド43を調べる(ステップ801)。
ここで、試し印刷モードフィールド43が「試し」でなく「通常」の場合には、そのジョブのデータ格納場所へのポインタフィールド51からその印刷データ及び初期値が格納されているファイル名を受け取る(ステップ802)。そして、そのファイルから実際に印刷できるようにデータを展開してイメージデータを作成し、デジタル複写機1のRAM15上に展開される(ステップ803)。このイメージデータは、デジタル複写機1のプリンタ部インターフェース18を介してプリンタ部12に送られて用紙に印刷される(ステップ804)。そして、このプリンタ部12において印刷が終了した後、そのジョブの初期値及び印刷データが格納されたファイルが削除され、つづいてキュー管理テーブル41の該当のジョブが削除される(ステップ805)。そして、ステップ800にもどりキュー管理テーブル41の次のジョブに処理を移行する。
また、ステップ801にて試し印刷モードフィールド43が「試し」である場合には、前記キュー管理テーブル41の試し先行モードフィールド44を調べる(ステップ806)。ここで、このフィールドの値が「先行」及び「先行表示」でなく、「ノーマル」の場合にはそのジョブをスキップし(ステップ807)、ステップ800にもどり、キュー管理テーブル41の次のジョブに処理を移行する。
また、ステップ806で試し先行モードフィールド44の値が「先行」又は「先行表示」の場合には、そのジョブのデータ格納場所へのポインタフィールド51からその印刷データ及び初期値が格納されているファイル名を受け取る(ステップ808)。そのファイルから実際に印刷できるようにデータを展開してイメージデータを作成し(ステップ809)、試し先行モードフィールド44の値を調べる(ステップ810)。
この試し先行モードフィールド44の値が「先行」の場合には、キュー管理テーブル41の頁フィールド45の値の頁のみをデジタル複写機1のプリンタ部インターフェース18を介してプリンタ部12に送り、先行して試し印刷の頁のみが印刷される(ステップ811)。また、ステップ810で試し先行モードフィールド44の値が「先行表示」の場合には、キュー管理テーブル41の頁フィールド45の値の頁にRAM15上で試し印刷である旨のマークが付加されて、デジタル複写機1のプリンタ部インターフェース18を介してプリンタ部12に送り、先行して試し印刷の頁のみが印刷される(ステップ812)。
ステップ811及びステップ812の後、キュー管理テーブル41のそのジョブの試し先行モードフィールド44の値「先行」又は「先行表示」を「ノーマル」に変更し(ステップ813)、そのジョブをスキップし(ステップ814)、ステップ800にもどりキュー管理テーブル41の次のジョブに処理を移行する。
図9は、試し印刷ルーチンを示すものである。この試し印刷ルーチンは、デジタル複写機1の前にユーザが来て、そのデジタル複写機1のコントロールパネル20の表示入力部20aから試し印刷モードが選択されたときから、このルーチンが開始される。
まず、このデジタル複写機1のプリンタ部12で印刷中のジョブがあるか調べる(ステップ900)。もし、印刷中のジョブがある場合には、そのデータを途中復帰が可能となるように一旦待避する。このとき待避されるものは、設定値、印刷データ及び印刷が実際に終了した頁数が特定のファイルとなってデジタル複写機1のHDD16に格納される(ステップ901)。
まず、このデジタル複写機1のプリンタ部12で印刷中のジョブがあるか調べる(ステップ900)。もし、印刷中のジョブがある場合には、そのデータを途中復帰が可能となるように一旦待避する。このとき待避されるものは、設定値、印刷データ及び印刷が実際に終了した頁数が特定のファイルとなってデジタル複写機1のHDD16に格納される(ステップ901)。
続いてユーザのユーザIDの入力をコントロールパネル20の表示入力部20aで受け付ける(ステップ902)。続いてユーザのパスワードの入力をコントロールパネル20の表示入力部20aで受け付ける(ステップ903)。続いてユーザが試し印刷を行ないたいジョブのジョブ番号の入力をコントロールパネル20の表示入力部20aで受け付ける(ステップ904)。そして入力された値が正しいか否かをキュー管理テーブル41及びパスワードテーブル60とで調べる(ステップ905)。ここで正しくない場合には、デジタル複写機1のコントロールパネル20の表示入力部20a上に正しくない旨のエラー表示が行なわれる(ステップ906)。そして、この処理ルーチンは終了する。
ステップ905で入力が正しいと判断された場合には、そのジョブのデータ格納場所へのポインタフィールド51からその印刷データ及び初期値が格納されているファイル名を受け取る(ステップ907)。そして、そのファイルから実際に印刷できるようにデータを展開してイメージデータを作成する(ステップ908)。
続いてコントロールパネル20の表示入力部20aから印刷のための設定値の入力を受けつける(ステップ909)。この設定値には、モノクロの電子写真方式の印刷を行なう場合には、濃度、ソート、スティプル、スティプル位置、両面印刷及び印刷部数等がある。又、カラーの電子写真方式の印刷を行なう場合には、モノクロの場合に加えて、彩度及びカラーバランス等がある。そしてこのステップ909でも試し印刷を行なう頁を指定できる。
そしてコントロールパネル20の表示入力部20aに表示された試し印刷又は印刷ボタンが押されたかが調べられる(ステップ910)。コントロールパネル20の表示入力部20aに表示された試し印刷ボタンが押された場合には、ステップ909で設定された値に基づいて試し印刷をする頁のイメージデータがデジタル複写機1のプリンタ部インターフェース18を介してプリンタ部12に送られ、試し印刷が設定された頁のみ用紙に出力される(ステップ911)。試し印刷終了後、ステップ909にもどる。このように、各種の設定で試し印刷された用紙を確認し、さらに再設定可能となっている。
そしてステップ910においてコントロールパネル20の表示入力部20aに表示された印刷ボタンが押された場合には、設定された値によって全頁のイメージデータがデジタル複写機1のプリンタ部インターフェース18を介してプリンタ部12に送られ、印刷出力される(ステップ912)。
このプリンタ部12における印刷が終了した後、そのジョブの初期値及び印刷データが削除され、さらにキュー管理テーブル41の該当のジョブが削除される(ステップ913)。続いて待避データがあるかが調べられ(ステップ914)、待避データがある場合には、ステップ901で待避されたファイルからデータがもどされ、このルーチンが実行される前に印刷中であったジョブが再開され(ステップ915)、試し印刷ルーチンが終了する。
次に、ジョブ削除ルーチンについて図10に示すフローチャートを用いて説明する。このジョブ削除ルーチンは、デジタル複写機1の前にユーザが来て、そのデジタル複写機1のコントロールパネル20の表示入力部20aからジョブ削除モードが選択されたときから、このルーチンが開始される。
まず、ユーザのユーザIDの入力をコントロールパネル20の表示入力部20aで受け付ける(ステップ1001)。続いてユーザのパスワードの入力をコントロールパネル20の表示入力部20aで受け付ける(ステップ1002)。その入力された値が正しいか否かをパスワードテーブル60で調べる(ステップ1003)。ここで正しくない場合には、デジタル複写機1のコントロールパネル20の表示入力部20a上に正しくない旨のエラー表示が行なわれ(ステップ1004)、この処理ルーチンは終了する。
ステップ1003で入力が正しいと判断された場合には、キュー管理テーブル41から、そのユーザのジョブの全ての情報を取得し(ステップ1005)、このジョブ情報を一覧表として、デジタル複写機1のコントロールパネル20の表示入力部20a上に表示する(ステップ1006)。そして、ユーザが削除したいジョブの入力がコントロールパネル20の表示入力部20aで受け付けられ(ステップ1007)、そのジョブの初期値及び印刷データが格納されたファイルが削除され、キュー管理テーブル41の該当のジョブが削除され(ステップ1008)、このジョブ削除ルーチンが終了する。
次に操作について操作画面を示して説明する。なお、これから示す操作画面は一例である。
図11は、PC2側で試し印刷を設定する表示部2aの画面表示例を示すものである。
この画面は、PC2でソフトウェアを使用していて、印刷を実行するときに、プリンタの設定を行なうときに表示される。このため、この画面は、このデジタル複写機1を使用するために、PC2に組み込まれたデジタル複写機1用のドライバソフトウェアによって表示されている。
図11は、PC2側で試し印刷を設定する表示部2aの画面表示例を示すものである。
この画面は、PC2でソフトウェアを使用していて、印刷を実行するときに、プリンタの設定を行なうときに表示される。このため、この画面は、このデジタル複写機1を使用するために、PC2に組み込まれたデジタル複写機1用のドライバソフトウェアによって表示されている。
これは、1つのウィンドウ101に表示されている。このウィンドウ101には、試し印刷設定用の試しタブ102、濃度を調整するためのタブ103及び用紙等を選択するための用紙タブ104を持っている。そして、ポインタ105をそれぞれのタブに移動させ、マウスをクリックすることによって各タブに合わせた表示を行なう。
図11に示す表示例のウィンドウ101では試しタブ102が選択されて、試し印刷を行なう設定が表示されている。この試しタブ102による表示エリアには、試し印刷を指示するチェックボタン106、試し印刷のノーマルモードを指示するチェックボタン107、試し印刷の先行印刷モードを指示するチェックボタン108、試し印刷の先行印刷表示モードを指示するチェックボタン109、先行印刷を指示した時にその頁を入力するエリア110、この印刷しようとする文書の全頁数を表示するエリア111、ジョブ番号が表示されるエリア112、OKボタン113、キャンセルボタン114から構成されている。
この文書を試し印刷したいときにポインタ105をチェックボタン106に持ってきてマウスをクリックし、チェックボタン106が反転してチェックされているときに、試し印刷が指示される。ここがチェックされていない場合には、他のチェックボタン107、108、109及びエリア110及びジョブ番号エリア112は無効であり、チェックすることも入力することもできない。
チェックボタン106がチェックされているときに、チェックボタン107又はチェックボタン108のうちどちらか1つしか選択できない。チェックボタン107がチェックされていると試し印刷の先行印刷を行なわない。このチェックボタン107がチェックされている場合にはエリア110及びチェックボタン109への入力をすることができない。
チェックボタン108がチェックされていると、試し印刷を先行して行なう。このとき、エリア110及びチェックボタン109への入力が可能となる。チェックボタン108がチェックされているときには、エリア110に、先行して試し印刷を行ないたい頁をPC2のキーボード2aから入力する。このときエリア111には、この文書の全頁数が表示されている。この全頁数以内の数を受け付ける。
また、チェックボタン108がチェックされている場合に、図4に示すように、先行して印刷する試し印刷を行なう頁に試し印刷表示を行なうかを指示するためチェックボタン109へのチェックの選択が行なえる。チェックボタン109がチェックされていると図4に示すように試し印刷である旨の表示が行なわれる。チェックボタン109がチェックされていないと表示は行なわれない。
またジョブ番号表示エリア112には、印刷を受け付ける毎にシリアルな番号を発行し表示する。ここでは、覚えやすい十進数4桁でジョブ番号を使用する。「9999」まで使用すると「0001」にもどる。
OKボタン113は、上記各設定での入力設定が終了したらポインタ105でクリックする。キャンセルボタン114は、上記各設定を無効とするときにポインタ105でクリックする。
OKボタン113は、上記各設定での入力設定が終了したらポインタ105でクリックする。キャンセルボタン114は、上記各設定を無効とするときにポインタ105でクリックする。
次に、デジタル複写機1のコントロールパネル20における表示入力部20aの表示例を説明する。
図12は、表示入力部20aの初期状態を示すもので、PPC設定モードボタン201、試し印刷モードボタン202、ジョブ削除モードボタン203を持っている。PPC設定モードボタン201は、このデジタル複写機1を通常の複写機として使用するとき、複写機としての各種設定を行なうときに押される。ジョブ削除モードボタン203は、前述のキュー管理テーブル41上のジョブを削除するときに押される。なお、PPC設定モードボタン201の動作については、通常の複写機として使用する動作であるので説明を省略する。
図12は、表示入力部20aの初期状態を示すもので、PPC設定モードボタン201、試し印刷モードボタン202、ジョブ削除モードボタン203を持っている。PPC設定モードボタン201は、このデジタル複写機1を通常の複写機として使用するとき、複写機としての各種設定を行なうときに押される。ジョブ削除モードボタン203は、前述のキュー管理テーブル41上のジョブを削除するときに押される。なお、PPC設定モードボタン201の動作については、通常の複写機として使用する動作であるので説明を省略する。
次に、試し印刷を行なう場合の表示入力部20aの操作画面について説明する。まず、ユーザはPC2またはPC3から試し印刷を指示し、このデジタル複写機1の前まで来て、図12に示す表示入力部20aの試し印刷モードボタン202を押す。これによって、表示入力部20aは、図13に示す画面となる。
このときの表示入力部20aは、ユーザID入力エリア231、パスワード入力エリア232、ジョブ番号入力エリア233、文字入力キーエリア234、リセットボタン235及び入力ボタン236から構成される。
まず、ユーザID入力エリア231にユーザIDが入力される。入力方法は、文字入力キーエリア234の各文字キーを押して入力する。間違えた場合にはリセットボタン235を押すことでクリアされる。ユーザIDの文字入力後、入力ボタン236を押す。すると次にパスワード入力が行なえる。パスワードを入力する。しかし、ここでは、実際の文字は表示されずに「*」アスタリスク又は「_」アンダーバーのみが表示される。パスワードの文字入力後、入力ボタン236を押す。すると次にジョブ番号の入力が行なえる。ここでは、PC側で表示されていたジョブ番号を入力する。ジョブ番号の文字入力後、入力ボタン236を押す。ここで入力が正しいと次の画面に進み、入力が間違っているとエラー表示が表示され次には進めない。
まず、ユーザID入力エリア231にユーザIDが入力される。入力方法は、文字入力キーエリア234の各文字キーを押して入力する。間違えた場合にはリセットボタン235を押すことでクリアされる。ユーザIDの文字入力後、入力ボタン236を押す。すると次にパスワード入力が行なえる。パスワードを入力する。しかし、ここでは、実際の文字は表示されずに「*」アスタリスク又は「_」アンダーバーのみが表示される。パスワードの文字入力後、入力ボタン236を押す。すると次にジョブ番号の入力が行なえる。ここでは、PC側で表示されていたジョブ番号を入力する。ジョブ番号の文字入力後、入力ボタン236を押す。ここで入力が正しいと次の画面に進み、入力が間違っているとエラー表示が表示され次には進めない。
入力が正しかった場合について、以下に説明する。
図14は、正しかった場合の表示入力部20aの次画面を示すものである。
この画面では、濃度タブ241、ソートタブ242、両面タブ243及び部数タブ244を持っている。それぞれのタブが選択されていると、その設定が行なえるよう表示される。図14では、濃度タブ241が選択されている場合である。この図14での画面は、写真モードボタン245、濃度表示スケール246、濃くボタン247、うすくボタン248、テンキーボタンエリア249、リセットボタン250、試し印刷頁表示エリア251、全頁数表示エリア252、試し印刷ボタン253、印刷ボタン254を持っている。
図14は、正しかった場合の表示入力部20aの次画面を示すものである。
この画面では、濃度タブ241、ソートタブ242、両面タブ243及び部数タブ244を持っている。それぞれのタブが選択されていると、その設定が行なえるよう表示される。図14では、濃度タブ241が選択されている場合である。この図14での画面は、写真モードボタン245、濃度表示スケール246、濃くボタン247、うすくボタン248、テンキーボタンエリア249、リセットボタン250、試し印刷頁表示エリア251、全頁数表示エリア252、試し印刷ボタン253、印刷ボタン254を持っている。
写真モードボタン245は、この文書を写真モードで印刷するときに押す。このボタンが選択されているときはボタンの色が反転表示される。
濃度表示スケール246では現在の濃度を示している。濃くボタン247を押すと濃度が濃くなり、濃度表示スケール246のマーク255が濃い方へ移動する。うすくボタン248を押すと濃度がうすくなり、濃度表示スケール246のマーク255がうすい方へ移動する。
濃度表示スケール246では現在の濃度を示している。濃くボタン247を押すと濃度が濃くなり、濃度表示スケール246のマーク255が濃い方へ移動する。うすくボタン248を押すと濃度がうすくなり、濃度表示スケール246のマーク255がうすい方へ移動する。
テンキーボタンエリア249は下に表示されている試し印刷頁表示エリア251への数字を入力するテンキーボタンである。また、リセットボタン250を押すと、試し印刷頁表示エリア251の数字をクリアする。
全頁数表示エリア252は、この文書の全頁数を表示している。試し印刷ボタン253は、このボタンを押すと、設定されている設定値で、試し印刷頁表示エリア251に表示されている頁を1頁のみ印刷する。このとき画面は変化がない。
全頁数表示エリア252は、この文書の全頁数を表示している。試し印刷ボタン253は、このボタンを押すと、設定されている設定値で、試し印刷頁表示エリア251に表示されている頁を1頁のみ印刷する。このとき画面は変化がない。
印刷ボタン254は、試しではなく文書全体を印刷の実行の開始を指示するボタンである。印刷ボタン254を押すと文書全体を設定されている設定値で印刷し、画面も初期の図12の画面にもどる。
図15は、タブでソートタブ242が選択されている画面を示すものである。この画面は、スティプルボタン260、ソートボタン261、グループボタン262、スティプル位置上部ボタン263、スティプル位置中部ボタン264、スティプル位置下部ボタン265、スティプル位置を模式的に示す図266、テンキーボタンエリア249、リセットボタン250、試し印刷頁表示エリア251、全頁数表示エリア252、試し印刷ボタン253、印刷ボタン254を持っている。
図15は、タブでソートタブ242が選択されている画面を示すものである。この画面は、スティプルボタン260、ソートボタン261、グループボタン262、スティプル位置上部ボタン263、スティプル位置中部ボタン264、スティプル位置下部ボタン265、スティプル位置を模式的に示す図266、テンキーボタンエリア249、リセットボタン250、試し印刷頁表示エリア251、全頁数表示エリア252、試し印刷ボタン253、印刷ボタン254を持っている。
スティプルボタン260を押すと、印刷後にスティプルで文書をとじる処理を行なう。このボタン260が押されていると色が反転表示され、スティプルの位置のボタン263、264、265の入力が可能となる。スティプル位置上部ボタン263が押されていると上部をスティプルでとじ、スティプル位置中部ボタン264が押されていると中部をスティプルでとじ、スティプル位置下部ボタン265が押されていると下部をスティプルでとじる。このスティプル位置のボタン263、264、265は、同時に複数指定できず、一カ所のみの指定となる。選択されている位置をスティプル位置を模式的に示す図266で示している。
ソートボタン261は、押されていると文書を印刷しソートして出力する。グループボタン262は、押されていると文書を印刷しグループ分けして出力する。ソートボタン261とグループボタン262と同時に選択することはできない。また、テンキーエリア249、リセットボタン250、試し印刷頁表示エリア251、全頁数表示エリア252、試し印刷ボタン253、印刷ボタン254は、図14において説明したのと同様に動作する。
図16は、タブで両面タブ243が選択されている画面を示すものである。この画面は、両面ボタン268、片面ボタン269、テンキーエリア249、リセットボタン250、試し印刷頁表示エリア251、全頁数表示エリア252、試し印刷ボタン253印刷ボタン254を持っている。
両面ボタン268を押すと、この文書を印刷するときに両面印刷を行う。片面ボタン269を押すと、この文書を印刷するときに片面印刷を行う。
また、テンキーエリア249、リセットボタン250、試し印刷頁表示エリア251、全頁数表示エリア252、試し印刷ボタン253、印刷ボタン254は、図14において説明したのと同様に動作する。
また、テンキーエリア249、リセットボタン250、試し印刷頁表示エリア251、全頁数表示エリア252、試し印刷ボタン253、印刷ボタン254は、図14において説明したのと同様に動作する。
図17は、タブで部数のタブ244が選択されている画面を示すものである。この画面は、印刷部数表示エリア270、部数設定ボタン271、テンキーエリア249、リセットボタン250、試し印刷表示エリア251、全頁数表示エリア252、試し印刷ボタン253、印刷ボタン254を持っている。
この画面ではこの文書を印刷する部数を設定する。部数設定ボタン271を押すとテンキーエリア249及びリセットボタン250が部数を設定するため使用できる。このとき設定した部数が印刷部数表示エリア270に表示される。試し印刷頁設定ボタン272を押すと、テンキーエリア249及びリセットボタン250が試し印刷頁の設定に使用できるようになる。また、この試し印刷頁設定ボタン272が押されている場合、テンキーエリア249、リセットボタン250、試し印刷頁表示エリア251、全頁数表示エリア252、試し印刷ボタン253、印刷ボタン254は、図14において説明したのと同様に動作する。
以上モノクロデジタル複写機の場合について説明してきた。
次に、カラーデジタル複写機の場合について説明する。ここでは、モノクロの場合と異なる部分のみについて説明する。
図18は、カラーの場合の一例を示すものである。カラーの場合には、ソートタブ242、両面タブ243、部数タブ244、濃度・彩度タブ280、カラーバランスタブ281を持っている。
次に、カラーデジタル複写機の場合について説明する。ここでは、モノクロの場合と異なる部分のみについて説明する。
図18は、カラーの場合の一例を示すものである。カラーの場合には、ソートタブ242、両面タブ243、部数タブ244、濃度・彩度タブ280、カラーバランスタブ281を持っている。
図18の画面は、濃度・彩度タブ280が選択された画面を示している。この画面は、濃度スケール246、濃くボタン247、うすくボタン248、彩度スケール282、強くボタン283、弱くボタン284、テンキーエリア249、リセットボタン250、試し印刷頁表示エリア251、全頁数表示エリア252、試し印刷ボタン253、印刷ボタン254を持っている。
ここでは、以前と異なる彩度のみについて説明する。彩度スケール282はマーク285を持っている。強くボタン283を押すと彩度が強くなり、マーク285が強い方へ移動する。弱くボタン284を押すと彩度が弱くなり、マーク285が弱い方へ移動する。
図19は、カラーバランスタブ281が選択されている画面を示すものである。この画面は、シアン濃度スケール290、シアン濃くボタン291、シアンうすくボタン292、マゼンダ濃度スケール294、マゼンダ濃くボタン295、マゼンダうすくボタン296、イエロー濃度スケール298、イエロー濃くボタン299、イエローうすくボタン300、ブラック濃度スケール302、ブラック濃くボタン303、ブラックうすくボタン304、テンキーエリア249、リセットボタン250、試し印刷頁表示エリア251、全頁数表示エリア252、試しボタン253、印刷ボタン254を持っている。
シアンの濃度を調整するときには、シアン濃くボタン291又はシアンうすくボタン292を押す。それに合わせてシアン濃度スケール290中のマーク293が移動する。マゼンダの濃度を調整するときには、マゼンダ濃くボタン295又はマゼンダうすくボタン296を押す。それに合わせてマゼンダ濃度スケール294中のマーク297が移動する。イエローの濃度を調整するときには、イエロー濃くボタン299又はイエローうすくボタン300を押す。それに合わせてイエロー濃度スケール298中のマーク301が移動する。ブラックの濃度を調整するときには、ブラック濃くボタン303又はブラックうすくボタン304を押す。それに合わせてブラック濃度スケール302中のマーク305が移動する。
次に、図12に示す表示入力部20aのジョブ削除モードボタン203が押されたときについて説明する。
削除モードボタン203が押されると表示入力部20aは、図20に示す画面となる。画面は、ユーザID入力エリア321、パスワード入力エリア322、文字入力キーエリア323、リセットボタン324及び入力ボタン325から構成される。
削除モードボタン203が押されると表示入力部20aは、図20に示す画面となる。画面は、ユーザID入力エリア321、パスワード入力エリア322、文字入力キーエリア323、リセットボタン324及び入力ボタン325から構成される。
まず、ユーザID入力エリア321に、ユーザIDを入力する。入力方法は、文字入力キーエリア323の各文字キーを押して入力する。間違えた場合には、リセットボタン324を押すことでクリアされる。ユーザIDの文字入力後、入力ボタン325を押す。すると、パスワード入力が行なえる。パスワードを入力する。しかし、ここでは実際の文字は表示されずに「*」アスタリスク又は「_」アンダーバーのみが表示される。パスワードの文字入力後、入力ボタン325を押す。ここで入力が正しいと次の画面に進み、入力が間違っているとエラー表示が表示され、次には進めない。
入力が正しかった場合について以下に説明する。
図21は、正しかった場合の表示入力部20aの次画面を示すものである。この画面では、ユーザBの削除用のリストを表示させた例である。
この画面は、ユーザ名表示エリア330、ジョブリスト表示エリア331、削除ボタン332を持っている。ジョブリスト表示エリア331には、キュー管理テーブル41からユーザBのジョブのみが選択されリストとして表示される。ユーザは、削除したいジョブ情報にタッチする。そうすると、そのジョブのみ色が反転表示となる。この状態で削除ボタン332を押すと、そのジョブが削除される。
図21は、正しかった場合の表示入力部20aの次画面を示すものである。この画面では、ユーザBの削除用のリストを表示させた例である。
この画面は、ユーザ名表示エリア330、ジョブリスト表示エリア331、削除ボタン332を持っている。ジョブリスト表示エリア331には、キュー管理テーブル41からユーザBのジョブのみが選択されリストとして表示される。ユーザは、削除したいジョブ情報にタッチする。そうすると、そのジョブのみ色が反転表示となる。この状態で削除ボタン332を押すと、そのジョブが削除される。
次に、第2実施例について説明する。
第2実施例では、図1におけるパーソナルコンピュータ(PC2、PC3)から印刷を依頼するときに、そのデータの印刷の諸設定を保存しておき、デジタル複写機1でその諸設定に変更を行なったときに、その変更された諸設定をPC2、またはPC3にもどす例である。このため、同じファイルを再度印刷する場合にも、先に試し印刷で濃度等の設定が変更されていても、そのデジタル複写機1で変更された値で印刷を行なえる。
第2実施例では、図1におけるパーソナルコンピュータ(PC2、PC3)から印刷を依頼するときに、そのデータの印刷の諸設定を保存しておき、デジタル複写機1でその諸設定に変更を行なったときに、その変更された諸設定をPC2、またはPC3にもどす例である。このため、同じファイルを再度印刷する場合にも、先に試し印刷で濃度等の設定が変更されていても、そのデジタル複写機1で変更された値で印刷を行なえる。
印刷を依頼するPC2,3側の印刷用のドライバは、データ保存のために、図22に示すドライバ管理テーブル340を持っている。このドライバ管理テーブル340は、PC2,3の図示しないハードディスク上に保存されている。以下、PC2の場合で説明する。
このドライバ管理テーブル340は、パス及びファイル名フィールド350、発行日時フィールド351、ドキュメント名フィールド352、設定値フィールド353から構成される。
パス及びファイル名フィールド350には、印刷を依頼した原稿内容が保存されているファイルが特定できるように、そのPC2上でのパス及びファイル名が保存されている。発行日時フィールド351には、印刷を依頼した日時が保存されている。ドキュメント名フィールド352には、ドキュメント名が保存されている。設定値フィールド353には、濃度等の設定値が保存される。
パス及びファイル名フィールド350には、印刷を依頼した原稿内容が保存されているファイルが特定できるように、そのPC2上でのパス及びファイル名が保存されている。発行日時フィールド351には、印刷を依頼した日時が保存されている。ドキュメント名フィールド352には、ドキュメント名が保存されている。設定値フィールド353には、濃度等の設定値が保存される。
また、このドライバ管理テーブル340がデータで満たされた場合には、発行日時フィールド351の古いデータから捨てられ、新しいデータが格納される。
これによって、PC2上のドライバはデジタル複写機1への印刷依頼時のデータを保存している。
これによって、PC2上のドライバはデジタル複写機1への印刷依頼時のデータを保存している。
図23は、デジタル複写機1上のキュー管理テーブル400を示すものである。キュー管理テーブル400は、キュー順位フィールド354、試し印刷モードフィールド355、試し先行モードフィールド356、頁フィールド357、ユーザIDフィールド358、ジョブ番号フィールド359、ドキュメント名フィールド360、状態フィールド361、受付日時フィールド362、PCアドレスフィールド363、データ格納場所へのポインタフィールド364から構成されている。なお、デジタル複写機1上のキュー管理テーブル400は、例えばハードディスクに格納される。
ここでは、第1実施例で説明したキュー管理テーブル41にはない新たなPCアドレスフィールド363について説明し、他の項目は第1実施例と同じであるので説明を省略する。
このPCアドレスフィールド363には、この印刷のジョブを送ってきたPCのアドレスが格納されている。通常LAN上のパケットでは、ヘッダに送信元と送信先のアドレスがデータのヘッダ部分に含まれている。このため、このヘッダから送信元のPCアドレスを得て格納する。
このPCアドレスフィールド363には、この印刷のジョブを送ってきたPCのアドレスが格納されている。通常LAN上のパケットでは、ヘッダに送信元と送信先のアドレスがデータのヘッダ部分に含まれている。このため、このヘッダから送信元のPCアドレスを得て格納する。
そして、図9に示すフローチャートにおけるステップ909で各種の設定が変更される。この場合には、ステップ912における印刷後にキュー管理テーブル400から、そのジョブを送信してきたPCのアドレスを得る。そして、そのPCに対して設定値の情報を送信する。PCのドライバは、デジタル複写機1からの設定値の情報を受けとると、その情報をドライバ管理テーブル340の設定値フィールド353に上書き保存する。
これによって、デジタル複写機1の試し印刷時に設定を変更した場合にも、ドライバのその対応したファイルの設定値が変更される。このため、再度そのファイルを印刷したい場合にも、一度、デジタル複写機1で設定した値で再印刷できる。
以上説明したように上記発明の実施の形態によれば、ユーザの希望する印刷結果をLANで接続されたプリンタやデジタル複写機で容易に受け取ることができる。
以上説明したように上記発明の実施の形態によれば、ユーザの希望する印刷結果をLANで接続されたプリンタやデジタル複写機で容易に受け取ることができる。
以上詳述したようにこの発明によれば、複数のパーソナルコンピュータに対して1台又は数台のプリンタを接続した場合に希望する印刷結果を容易に受け取ることのできる画像形成装置及び画像形成方法を提供することができる。
1…デジタル複写機
2,3…パーソナルコンピュータ(PC)
4…ローカルエリアネットワーク(LAN)
11…スキャナ部
12…プリンタ部
13…CPU
14…ROM
15…RAM
16…ハードディスク装置(HDD)
17…ネットワークインターフェース
20…コントロールパネル
25…バス
2,3…パーソナルコンピュータ(PC)
4…ローカルエリアネットワーク(LAN)
11…スキャナ部
12…プリンタ部
13…CPU
14…ROM
15…RAM
16…ハードディスク装置(HDD)
17…ネットワークインターフェース
20…コントロールパネル
25…バス
Claims (17)
- 記録媒体上に画像を印刷する印刷手段と、
外部装置から通信回線を介して、複数頁の画像情報と、前記複数頁の画像情報の全ての印刷を直ぐには行わずに前記複数頁の画像情報の内の一部の頁の印刷を先に行う試し印刷要求信号とを含むジョブデータを受信する受信手段と、
前記試し印刷要求信号を含む前記ジョブデータを受信すると、前記複数頁の画像情報を格納する記憶手段と、
前記記憶手段に格納された前記複数頁の画像情報の内の印刷する頁を指定する頁設定手段と、
前記印刷手段で印刷する画像情報の印刷設定値を設定する設定手段と、
前記頁設定手段で設定された前記頁を印刷する試し印刷を指示する試し印刷指示手段と、
前記記憶手段に格納された前記複数頁の画像情報に対応する画像を、前記印刷手段によって記録媒体に印刷させる印刷指示手段と、
前記試し印刷指示手段が操作された場合には、前記設定手段で設定された印刷設定値に基いて、前記頁設定手段で設定された前記頁の画像情報に対応する画像を、前記印刷手段で記録媒体に印刷させ、且つ、前記設定手段で印刷設定値を再度設定可能に制御し、前記印刷指示手段が操作された場合には、前記設定手段で設定された印刷設定値に基いて、前記複数頁の画像情報について前記設定手段で設定され前記記録媒体に印刷された前記頁の画像情報を含めた全頁に対応する画像を記録媒体に印刷させる制御手段と、
を備える画像形成装置。 - 試し印刷モード、印刷の設定値、試し印刷ボタンを操作する操作手段をさらに有しており、
前記制御手段は、前記操作手段により前記試し印刷モードが選択されると、ユーザID、パスワード、試し印刷を行いたい画像情報の識別番号を前記操作手段で受け付け、前記ユーザIDおよびパスワードが正しいと判断され、前記画像情報の識別番号に対応する画像情報が前記記憶手段にあればこれを取得し、
前記操作手段により前記試し印刷ボタンが押されれば、前記記憶手段に格納されている初期値または前記操作手段から与えられる頁情報に応じて前記複数頁の画像情報の一部を前記印刷手段により試し印刷を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記受信手段は、前記複数頁の画像情報とともに印刷初期値を受信し、
前記制御手段は、前記設定手段により前記印刷設定値が設定されない場合には、前記印刷初期値に基いて画像を記録媒体に印刷させる請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記設定手段で前記印刷設定値が設定された場合に、前記外部装置へ前記通信回線を介して、この印刷設定値を送信する送信手段を更に有する請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記設定手段で設定する印刷設定値は、少なくとも画像の印刷濃度、彩度のいずれかを含む請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記設定手段で設定する印刷設定値は、少なくともシアン、マゼンダ、イエローのカラー濃度を設定するカラーバランスを含む請求項1に記載の画像形成装置。
- 画像情報を格納する記憶手段と、
記録媒体上に前記画像情報の画像を印刷する印刷手段と、
外部装置から通信回線を介して、複数頁の画像情報と、前記複数頁の画像情報の内の指定された頁の情報と、前記指定された頁の印刷を先に行うことを要求する試し印刷要求信号とを含むジョブデータを受信する受信手段と、
前記試し印刷要求信号を含む前記ジョブデータを受信すると、前記指定された頁の画像情報に対応する画像を前記印刷手段で記録媒体に印刷させるとともに、受信した前記複数頁の画像情報全てを前記記憶手段へ格納する第1制御手段と、
前記第1制御手段により前記指定された頁に対応する画像が印刷された後、前記印刷手段で印刷する画像情報の印刷設定値を設定する設定手段と、
前記設定手段で設定された印刷設定値に基いて、前記複数頁の画像情報の内の一部の頁を印刷する試し印刷を指示する試し印刷指示手段と、
前記記憶手段に格納された前記複数頁の画像情報に対応する画像を、前記印刷手段によって記録媒体に印刷させる印刷指示手段と、
前記第1制御手段により前記指定された頁に対応する画像が印刷された後、前記試し印刷指示手段が操作された場合には、前記設定手段で設定された印刷設定値に基いて、前記一部の頁の画像情報に対応する画像を、前記印刷手段で記録媒体に印刷させ、且つ、前記設定手段で印刷設定値を再度設定可能に制御し、前記印刷指示手段が操作された場合には、前記設定手段で設定された印刷設定値に基いて、前記複数頁の画像情報について前記設定手段で設定され前記記録媒体に印刷された前記頁の画像情報を含めた全頁に対応する画像を記録媒体に印刷させる第2制御手段と、
を備える画像形成装置。 - 試し印刷モード、印刷の設定値、試し印刷ボタンを操作する操作手段をさらに有しており、
前記第1制御手段は、前記操作手段により前記試し印刷モードが選択されると、ユーザID、パスワード、試し印刷を行いたい画像情報の識別番号を前記操作手段で受け付け、前記ユーザIDおよびパスワードが正しいと判断され、前記画像情報の識別番号に対応する画像情報が前記記憶手段にあればこれを取得し、
前記操作手段により前記試し印刷ボタンが押されれば、前記記憶手段に格納されている初期値または前記操作手段から与えられる頁情報に応じて前記複数頁の画像情報の一部を前記印刷手段により試し印刷を行うことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。 - 前記設定手段は、前記記憶手段に格納された前記複数頁の画像情報の内の印刷する頁を指定する請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記受信手段は、前記複数頁の画像情報とともに印刷初期値を受信し、
前記制御手段は、前記設定手段により前記印刷設定値が設定されない場合には、前記印刷初期値に基いて、画像を記録媒体に印刷させる請求項7に記載の画像形成装置。 - 前記設定手段で前記印刷設定値が設定された場合に、前記外部装置へ前記通信回線を介して、この印刷設定値を送信する送信手段を更に有する請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記設定手段で設定する印刷設定値は、少なくとも画像の印刷濃度、彩度のいずれかを含む請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記設定手段で設定する印刷設定値は、少なくともシアン、マゼンダ、イエローのカラー濃度を設定するカラーバランスを含む請求項7に記載の画像形成装置。
- 記録媒体上に画像を印刷する印刷手段と、複数頁の画像情報の内の指定された頁を印刷する試し印刷を指示する試し印刷指示手段、および前記複数頁の画像情報の全頁の印刷を指示する印刷指示手段とを備える画像形成装置の画像形成方法であって、
外部装置から通信回線を介して、複数頁の画像情報と、前記複数頁の画像情報の全ての印刷を直ぐには行わずに前記複数頁の画像情報の内の一部の頁の印刷を先に行う試し印刷要求信号とを含むジョブデータを受信するステップと、
前記試し印刷要求信号を含むジョブデータを受信すると、前記複数頁の画像情報を記憶手段に格納するステップと、
前記記憶手段に格納された前記複数頁の画像情報の内の印刷する頁を指定するステップと、
前記印刷手段で印刷する画像情報の印刷設定値を設定する画面を表示するステップと、
前記試し印刷指示手段が操作された場合に、設定された前記印刷設定値に基いて、前記指定された頁の画像情報に対応する画像を、前記印刷手段で記録媒体に印刷させるステップと、
前記指定された頁の画像が印刷された後、印刷設定値を設定する前記画面を再度表示するステップと、
前記印刷指示手段が操作された場合に、設定された前記印刷設定値に基いて、前記複数頁の画像情報について前記設定手段で設定され前記記録媒体に印刷された前記頁の画像情報を含めた全頁に対応する画像を記録媒体に印刷させるステップと、
を備える画像形成方法。 - 前記画像形成装置は、試し印刷モード、印刷の設定値、試し印刷ボタンを操作する操作手段をさらに有しており、
前記操作手段により前記試し印刷モードが選択されると、ユーザID、パスワード、試し印刷を行いたい画像情報の識別番号を前記操作手段で受け付け、前記ユーザIDおよびパスワードが正しいと判断され、前記画像情報の識別番号に対応する画像情報が前記記憶手段にあればこれを取得し、
前記操作手段により前記試し印刷ボタンが押されれば、前記記憶手段に格納されている初期値または前記操作手段から与えられる頁情報に応じて前記複数頁の画像情報の一部を前記印刷手段により試し印刷を行うステップをさらに有することを特徴とする請求項14記載の画像形成方法。 - 記録媒体上に画像を印刷する印刷手段と、複数頁の画像情報の内の指定された頁を印刷する試し印刷を指示する試し印刷指示手段、および前記複数頁の画像情報の全頁の印刷を指示する印刷指示手段とを備える画像形成装置の画像形成方法であって、
外部装置から通信回線を介して、複数頁の画像情報と、前記複数頁の画像情報の内の指定された頁の情報と、前記指定された頁の印刷を先に行うことを要求する試し印刷要求信号とを含むジョブデータ受信すると、前記指定された頁の画像情報に対応する画像を、前記印刷手段で記録媒体に印刷させるとともに、受信した前記複数頁の画像情報全てを記憶手段へ格納するステップと、
前記指定された頁に対応する画像が印刷された後、前記印刷手段で印刷する画像情報の印刷設定値を設定する画面を表示するステップと、
前記試し印刷指示手段が操作された場合に、設定された前記印刷設定値に基いて、前記指定された頁の画像情報に対応する画像を、前記印刷手段で記録媒体に印刷させるステップと、
前記指定された頁の画像が印刷された後、印刷設定値を設定する前記画面を再度表示するステップと、
前記印刷指示手段が操作された場合に、設定された前記印刷設定値に基いて、前記複数頁の画像情報について前記設定手段で設定され前記記録媒体に印刷された前記頁の画像情報を含めた全頁に対応する画像を記録媒体に印刷させるステップと、
を備える画像形成方法。 - 前記画像形成装置は、試し印刷モード、印刷の設定値、試し印刷ボタンを操作する操作手段をさらに有しており、
前記操作手段により前記試し印刷モードが選択されると、ユーザID、パスワード、試し印刷を行いたい画像情報の識別番号を前記操作手段で受け付け、前記ユーザIDおよびパスワードが正しいと判断され、前記画像情報の識別番号に対応する画像情報が前記記憶手段にあればこれを取得し、
前記操作手段により前記試し印刷ボタンが押されれば、前記記憶手段に格納されている初期値または前記操作手段から与えられる頁情報に応じて前記複数頁の画像情報の一部を前記印刷手段により試し印刷を行うステップをさらに有することを特徴とする請求項16記載の画像形成方法。
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