JP3703316B2 - 画像形成システムおよび印刷処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の通信媒体を介して第1のデータ処理装置と複数の第2のデータ処理装置と複数の画像形成装置とが通信可能な画像形成システムおよび印刷処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置である複写機のコピー機能において、複写機に備えられるカードリーダにより磁気カードを読み取ることや操作パネル等からプロジェクトID番号を入力することにより、プロジェクトID別コピー枚数の管理等を複写機に接続された管理装置において行っていた。
【0003】
また、プリンタ機能を併せ持つマルチファンクション機器(以下MFP)においては、プリンタ出力時に、MFPとネットワークを介して接続されるプリンタサーバ側で入力されたユーザID別にプリント枚数を管理する方式が実現されている。上述するように従来では、コピージョブ,プリンタジョブとで別々に印刷枚数(出力枚数)の管理を実施していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来例では、印刷枚数をコピーとプリンタとで別々に管理しているので、コピー機能とプリンタ機能の両機能を有するデジタル複合機において、ユーザIDで管理されるプリント枚数とプロジェクトIDで管理されるコピー枚数とをトータル出力枚数として管理することができないという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、ネットワークに接続されるデジタル複合機等の画像形成装置におけるコピー処理,プリント処理等の印刷状況を第1のデータ処理装置で一括して複数の識別情報別に分類して管理でき、印刷状況を識別情報ごとに容易に把握しつつ、第1のデータ処理装置による印刷処理実行の判定結果に基づいて第2のデータ処理装置が画像形成装置に対する印刷データの送信の可否を決定した後、第2のデータ処理装置から印刷データの送信を開始することにより、コピー処理時またはプリント処理時におけるデータ処理を一元管理しつつ、コピー処理またはプリント処理時に印刷データを適時に画像形成装置に対して転送できる画像形成システムおよび印刷処理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の発明は、所定の通信媒体を介して第1のデータ処理装置と複数の第2のデータ処理装置と複数の画像形成装置とが通信可能な画像形成システムであって、使用者を識別する複数の識別情報をあらかじめ記憶する第1の記憶手段と、前記複数の識別情報別に前記複数の画像形成装置における総印刷枚数を記憶する第2の記憶手段と、前記複数の第2のデータ処理装置または前記複数の画像形成装置に含まれるいずれかの装置から送信される前記複数の識別情報と前記第1の記憶手段に記憶される複数の識別情報とを照合し、いずれかの画像形成装置での印刷処理を許可するかどうかを判定する判定手段と、前記いずれかの装置に前記判定手段の判定結果を送信する第1の送信手段と、前記判定結果の送信後、前記いずれかの画像形成装置から送信される複数の識別情報と印刷枚数とに基づいて前記第2の記憶手段に記憶される総印刷枚数を更新制御する制御手段と、を前記第1のデータ処理装置に備え、前記画像形成装置で前記複数の識別情報を入力するための第1入力手段と、前記第1入力手段で入力された複数の識別情報を前記第1のデータ処理装置に送信する第2の送信手段と、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷許可を示していた場合に印刷処理を実行する画像形成手段と、前記画像形成手段における印刷枚数と前記第1入力手段で入力された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信する第3の送信手段とを前記複数の画像形成装置に備え、前記第2のデータ処理装置で前記複数の識別情報を入力する第2入力手段と、前記第2入力手段により入力された複数の識別情報を前記第1のデータ処理装置に送信する第4の送信手段と、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷許可を示していた場合には、記憶される印刷データと前記複数の識別情報とを前記複数の画像形成装置のいずれかに送信する第5の送信手段と、を前記第2のデータ処理装置に備え、前記画像形成装置は、前記第2のデータ処理装置から送信される印刷データに基づいて前記画像形成手段が印刷処理を実行し、前記第3の送信手段は前記画像形成手段における印刷枚数と前記第2のデータ処理装置から送信された前記第2入力手段により入力された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信し、前記第2のデータ処理装置は、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷不許可を示していた場合には、前記第5の送信手段は前記印刷データを前記複数の画像形成装置のいずれにも送信しないことを特徴とする。
【0007】
本発明に係る第2の発明は、 所定の通信媒体を介して第1のデータ処理装置と複数の第2のデータ処理装置と複数の画像形成装置とが通信可能な画像形成システムであって、使用者を識別する複数の識別情報をあらかじめ記憶する第1の記憶手段と、前記複数の識別情報別に前記複数の画像形成装置における総印刷枚数を記憶する第2の記憶手段と、前記複数の第2のデータ処理装置または前記複数の画像形成装置に含まれるいずれかの装置から送信される前記複数の識別情報と前記第1の記憶手段に記憶される複数の識別情報とを照合し、いずれかの画像形成装置での印刷処理を許可するかどうかを判定する判定手段と、前記いずれかの装置に前記判定手段の判定結果を送信する第1の送信手段と、前記判定結果の送信後、前記いずれかの画像形成装置から送信される複数の識別情報と印刷枚数とに基づいて前記第2の記憶手段に記憶される総印刷枚数を更新制御する制御手段と、を前記第1のデータ処理装置に備え、前記複数の識別情報を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された複数の識別情報を前記第1のデータ処理装置に送信する第2の送信手段と、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷許可を示していた場合には、記憶される印刷データと前記複数の識別情報とを前記複数の画像形成装置のいずれかに送信する第3の送信手段と、を前記第2のデータ処理装置に備え、前記第2のデータ処理装置から送信される印刷データに基づいて印刷処理する画像形成手段と、前記画像形成手段における印刷枚数と前記第2のデータ処理装置から送信された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信する第4の送信手段とを前記画像形成装置に備え、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷不許可を示していた場合には、前記第3の送信手段は前記印刷データを前記複数の画像形成装置のいずれにも送信しないことを特徴とする。
【0008】
本発明に係る第3の発明は、所定の通信媒体を介して第1のデータ処理装置と複数の第2のデータ処理装置と複数の画像形成装置とが通信可能な画像形成システムであって、使用者を識別する複数の識別情報をあらかじめ記憶する第1の記憶手段と、前記複数の識別情報別に前記複数の画像形成装置における総印刷枚数および前記複数の識別情報ごとの印刷上限枚数を記憶する第2の記憶手段と、前記複数の第2のデータ処理装置または前記複数の画像形成装置に含まれるいずれかの装置から送信される前記複数の識別情報と前記第1の記憶手段に記憶される複数の識別情報とを照合し、いずれかの画像形成装置での印刷処理を許可するかどうかを判定する判定手段と、前記いずれかの装置から送信される印刷条件に基づいて最大印刷枚数を予測して印刷可能枚数を算出する算出手段と、前記判定手段の判定結果および前記算出手段による算出結果とを前記いずれかの装置に送信する第1の送信手段と、前記判定結果の送信後、前記いずれかの画像形成装置から送信される複数の識別情報と印刷枚数とに基づいて前記第2の記憶手段に記憶される総印刷枚数を更新制御する制御手段とを前記第1のデータ処理装置に備え、前記画像形成装置で、前記複数の識別情報を入力するための第1入力手段と、前記第1入力手段で入力された複数の識別情報と設定された印刷条件とを前記第1のデータ処理装置に送信する第2の送信手段と、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段が印刷許可を示していた場合に印刷処理を実行する画像形成手段と、前記画像形成手段における印刷枚数と前記第1のデータ処理装置から送信される印刷可能枚数との比較結果に基づいて前記印刷処理を中断する中断制御手段と、前記画像形成手段における印刷枚数と前記入力手段で入力された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信する第3の送信手段とを前記複数の画像形成装置に備え、前記第2のデータ処理装置で前記複数の識別情報を入力する第2入力手段と、前記第2入力手段により入力された複数の識別情報と設定された印刷条件とを前記第1のデータ処理装置に送信する第4の送信手段と、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷許可を示していた場合に、記憶される印刷データと前記複数の識別情報と前記第1のデータ処理装置から送信された印刷可能枚数とを前記複数の画像形成装置のいずれかに送信する第5の送信手段と、を前記第2のデータ処理装置に備え、前記画像形成装置は、前記第2のデータ処理装置から送信された印刷データに基づいて前期画像形成手段が印刷処理を実行し、前記画像形成手段における印刷枚数と前記第1のデータ処理装置から送信される印刷可能枚数との比較結果に基づいて前記中断制御手段は前記印刷処理を中断し、前記第3の送信手段は前記画像形成手段における印刷枚数と前記第2のデータ処理装置から送信された前記第2入力手段により入力された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信し、前記第2のデータ処理装置は、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷不許可を示していた場合には、前記第5の送信手段は前記印刷データを前記複数の画像形成装置のいずれにも送信しないことを特徴とする。
【0009】
本発明に係る第4の発明は、所定の通信媒体を介して第1のデータ処理装置と複数の第2のデータ処理装置と複数の画像形成装置とが通信可能な画像形成システムであって、使用者を識別する複数の識別情報をあらかじめ記憶する第1の記憶手段と、前記複数の識別情報別に前記複数の画像形成装置における総印刷枚数および前記複数の識別情報ごとの印刷上限枚数を記憶する第2の記憶手段と、前記複数の第2のデータ処理装置または前記複数の画像形成装置に含まれるいずれかの装置から送信される前記複数の識別情報と前記第1の記憶手段に記憶される複数の識別情報とを照合し、いずれかの画像形成装置での印刷処理を許可するかどうかを判定する判定手段と、前記いずれかの装置から送信される印刷条件に基づいて最大印刷枚数を予測して印刷可能枚数を算出する算出手段と、前記判定手段の判定結果および前記算出手段による算出結果とを前記いずれかの装置に送信する第1の送信手段と、前記判定結果の送信後、前記いずれかの画像形成装置から送信される複数の識別情報と印刷枚数とに基づいて前記第2の記憶手段に記憶される総印刷枚数を更新制御する制御手段とを前記第1のデータ処理装置に備え、前記複数の識別情報を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された複数の識別情報と設定された印刷条件とを前記第1のデータ処理装置に送信する第2の送信手段と、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷許可を示していた場合に、記憶される印刷データと前記複数の識別情報と前記第1のデータ処理装置から送信された印刷可能枚数とを前記複数の画像形成装置のいずれかに送信する第3の送信手段と、を前記第2のデータ処理装置に備え、前記第2のデータ処理装置から送信された印刷データに基づいて印刷処理する画像形成手段と、前記画像形成手段における印刷枚数と前記第1のデータ処理装置から送信される印刷可能枚数との比較結果に基づいて前記印刷処理を中断する中断制御手段と、前記画像形成手段における印刷枚数と前記第2のデータ処理装置から送信された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信する第4の送信手段とを前記画像形成装置に備え、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷不許可を示していた場合には、前記第3の送信手段は前記印刷データを前記複数の画像形成装置のいずれにも送信しないことを特徴とする。
【0010】
本発明に係る第5の発明は、所定の通信媒体を介して第1のデータ処理装置と複数の第2のデータ処理装置と複数の画像形成装置とが通信可能な画像形成システムにおける印刷処理方法であって、使用者を識別する複数の識別情報をあらかじめ記憶する第1の記憶手段と、前記複数の識別情報別に前記複数の画像形成装置における総印刷枚数を記憶する第2の記憶手段とを備える前記第1のデータ処理装置は、前記複数の第2のデータ処理装置または前記複数の画像形成装置に含まれるいずれかの装置から送信される前記複数の識別情報と前記第1の記憶手段に記憶される複数の識別情報とを照合し、いずれかの画像形成装置での印刷処理を許可するかどうかを判定する判定ステップと、前記いずれかの装置に前記判定手段の判定結果を送信する第1の送信ステップと、前記判定結果の送信後、前記いずれかの画像形成装置から送信される複数の識別情報と印刷枚数とに基づいて前記第2の記憶手段に記憶される総印刷枚数を更新制御する制御ステップとを備え、前記複数の画像形成装置は、前記画像形成装置で前記複数の識別情報を入力するための第1入力ステップと、前記第1入力手段で入力された複数の識別情報を前記第1のデータ処理装置に送信する第2の送信ステップと、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定ステップの判定結果が印刷許可を示していた場合に印刷処理を実行する画像形成ステップと、前記画像形成ステップにおける印刷枚数と前記第1入力手段で入力された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信する第3の送信ステップとを備え、前記第2のデータ処理装置は、前記第2のデータ処理装置で前記複数の識別情報を入力する第2入力ステップと、前記第2入力ステップにより入力された複数の識別情報を前記第1のデータ処理装置に送信する第4の送信ステップと、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定ステップの判定結果が印刷許可を示していた場合には、記憶される印刷データと前記複数の識別情報とを前記複数の画像形成装置のいずれかに送信する第5の送信手段とを備え、前記画像形成装置は、前記第2のデータ処理装置から送信される印刷データに基づいて前記画像形成手段が印刷処理を実行し、前記第3の送信手段は前記画像形成手段における印刷枚数と前記第2のデータ処理装置から送信された前記第2入力ステップにより入力された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信し、前記第2のデータ処理装置は、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷不許可を示していた場合には、前記第5の送信ステップは前記印刷データを前記複数の画像形成装置のいずれにも送信しないことを特徴とする。
【0011】
本発明に係る第6の発明は、所定の通信媒体を介して第1のデータ処理装置と複数の第2のデータ処理装置と複数の画像形成装置とが通信可能な画像形成システムにおける印刷処理方法であって、使用者を識別する複数の識別情報をあらかじめ記憶する第1の記憶手段と、前記複数の識別情報別に前記複数の画像形成装置における総印刷枚数を記憶する第2の記憶手段とを備える前記第1のデータ処理装置は、前記複数の第2のデータ処理装置または前記複数の画像形成装置に含まれるいずれかの装置から送信される前記複数の識別情報と前記第1の記憶手段に記憶される複数の識別情報とを照合し、いずれかの画像形成装置での印刷処理を許可するかどうかを判定する判定ステップと、前記いずれかの装置に前記判定ステップの判定結果を送信する第1の送信ステップと、前記判定結果の送信後、前記いずれかの画像形成装置から送信される複数の識別情報と印刷枚数とに基づいて前記第2の記憶手段に記憶される総印刷枚数を更新制御する制御ステップとを備え、前記第2のデータ処理装置は、前記複数の識別情報を入力する入力ステップと、前記入力ステップにより入力された複数の識別情報を前記第1のデータ処理装置に送信する第2の送信ステップと、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定ステップの判定結果が印刷許可を示していた場合には、記憶される印刷データと前記複数の識別情報とを前記複数の画像形成装置のいずれかに送信する第3の送信ステップとを備え、前記画像形成装置は、前記第2のデータ処理装置から送信される印刷データに基づいて印刷処理する画像形成ステップと、前記画像形成ステップにおける印刷枚数と前記第2のデータ処理装置から送信された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信する第4の送信ステップとを備え、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定ステップの判定結果が印刷不許可を示していた場合には、前記第3の送信ステップは前記印刷データを前記複数の画像形成装置のいずれにも送信しないことを特徴とする。
【0012】
本発明に係る第7の発明は、 所定の通信媒体を介して第1のデータ処理装置と複数の第2のデータ処理装置と複数の画像形成装置とが通信可能な画像形成システムにおける印刷処理方法であって、使用者を識別する複数の識別情報をあらかじめ記憶する第1の記憶手段と、前記複数の識別情報別に前記複数の画像形成装置における総印刷枚数および前記複数の識別情報ごとの印刷上限枚数を記憶する第2の記憶手段とを備える前記第1のデータ処理装置は、前記複数の第2のデータ処理装置または前記複数の画像形成装置に含まれるいずれかの装置から送信される前記複数の識別情報と前記第1の記憶手段に記憶される複数の識別情報とを照合し、いずれかの画像形成装置での印刷処理を許可するかどうかを判定する判定ステップと、前記いずれかの装置から送信される印刷条件に基づいて最大印刷枚数を予測して印刷可能枚数を算出する算出ステップと、前記判定ステップの判定結果および前記算出ステップによる算出結果とを前記いずれかの装置に送信する第1の送信ステップと、前記判定結果の送信後、前記いずれかの画像形成装置から送信される複数の識別情報と印刷枚数とに基づいて前記第2の記憶手段に記憶される総印刷枚数を更新制御する制御ステップとを備え、前記複数の画像形成装置は、前記複数の識別情報を入力するための第1入力ステップと、前記第1入力ステップで入力された複数の識別情報と設定された印刷条件とを前記第1のデータ処理装置に送信する第2の送信ステップと、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定ステップが印刷許可を示していた場合に印刷処理を実行する画像形成ステップと、前記画像形成ステップにおける印刷枚数と前記第1のデータ処理装置から送信される印刷可能枚数との比較結果に基づいて前記印刷処理を中断する中断制御ステップと、前記画像形成手段における印刷枚数と前記入力手段で入力された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信する第3の送信ステップとを備え、前記第2のデータ処理装置は、前記第2のデータ処理装置で前記複数の識別情報を入力する第2入力ステップと、前記第2入力ステップにより入力された複数の識別情報と設定された印刷条件とを前記第1のデータ処理装置に送信する第4の送信ステップと、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷許可を示していた場合に、記憶される印刷データと前記複数の識別情報と前記第1のデータ処理装置から送信された印刷可能枚数とを前記複数の画像形成装置のいずれかに送信する第5の送信ステップとを備え、前記画像形成装置は、前記第2のデータ処理装置から送信された印刷データに基づいて前期画像形成手段が印刷処理を実行し、前記画像形成手段における印刷枚数と前記第1のデータ処理装置から送信される印刷可能枚数との比較結果に基づいて前記印刷処理を中断する中断制御ステップを備え、前記第3の送信ステップは前記画像形成手段における印刷枚数と前記第2のデータ処理装置から送信された前記第2入力ステップにより入力された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信し、前記第2のデータ処理装置は、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定ステップの判定結果が印刷不許可を示していた場合には、前記第5の送信ステップは前記印刷データを前記複数の画像形成装置のいずれにも送信しないことを特徴とする。
【0013】
本発明に係る第8の発明は、所定の通信媒体を介して第1のデータ処理装置と複数の第2のデータ処理装置と複数の画像形成装置とが通信可能な画像形成システムにおける印刷処理方法であって、使用者を識別する複数の識別情報をあらかじめ記憶する第1の記憶手段と、前記複数の識別情報別に前記複数の画像形成装置における総印刷枚数および前記複数の識別情報ごとの印刷上限枚数を記憶する第2の記憶手段とを備える前記第1のデータ処理装置は、前記複数の第2のデータ処理装置または前記複数の画像形成装置に含まれるいずれかの装置から送信される前記複数の識別情報と前記第1の記憶手段に記憶される複数の識別情報とを照合し、いずれかの画像形成装置での印刷処理を許可するかどうかを判定する判定ステップと、前記いずれかの装置から送信される印刷条件に基づいて最大印刷枚数を予測して印刷可能枚数を算出する算出ステップと、前記判定ステップの判定結果および前記算出ステップによる算出結果とを前記いずれかの装置に送信する第1の送信ステップと、前記判定結果の送信後、前記いずれかの画像形成装置から送信される複数の識別情報と印刷枚数とに基づいて前記第2の記憶手段に記憶される総印刷枚数を更新制御する制御ステップとを備え、前記第2のデータ処理装置は、前記複数の識別情報を入力する入力ステップと、前記入力ステップにより入力された複数の識別情報と設定された印刷条件とを前記第1のデータ処理装置に送信する第2の送信ステップと、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷許可を示していた場合に、記憶される印刷データと前記複数の識別情報と前記第1のデータ処理装置から送信された印刷可能枚数とを前記複数の画像形成装置のいずれかに送信する第3の送信ステップとを備え、前記画像形成装置は、前記第2のデータ処理装置から送信された印刷データに基づいて印刷処理する画像形成ステップと、前記画像形成ステップにおける印刷枚数と前記第1のデータ処理装置から送信される印刷可能枚数との比較結果に基づいて前記印刷処理を中断する中断制御ステップと、前記画像形成ステップにおける印刷枚数と前記第2のデータ処理装置から送信された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信する第4の送信ステップとを備え、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定ステップの判定結果が印刷不許可を示していた場合には、前記第3の送信ステップは前記印刷データを前記複数の画像形成装置のいずれにも送信しないことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す画像形成システムを説明するブロック図である。以下、構成および動作について説明する。
【0019】
図において、101はPCで、通常ユーザが使用するコンピュータで、ドキュメント作成処理,画像データ処理を含む各種画像データ処理を実行でき、ネットワーク(以下LAN)112に接続された他のコンピュータとの電子メールの交換等、LAN112に接続されるPC,デジタル複合機,図示しないネットワークプリンタ等と各種データの送信,受信,交換を行う機器である。なお、PC109に関しても同様の機能を有する。また、LAN112にはデジタル複合機107,ファクスマシン108以外の図示しない複数のデジタル複合機,ネットワークプリンタ,ファクスマシン等が接続されている。
【0020】
102はPC(プリンタサーバ)で、LAN112に接続されるプリンタサーバであり、PC101と同様の構成を有するコンピュータであり、プリントキューの管理,ユーザアカウントの管理といった機能を有する。
【0021】
107はデジタル複合機で、ユーザが操作,指示を行う大型の液晶タッチパネルを有する、LAN112に接続された画像形成装置であり、スキャナ機能とプリンタ機能とを併せ持つものである。デジタル複合機107は単体としてはコピー機能を有するほかに、光磁気ディスクユニット114を接続することにより、電子ファイリング装置としての機能を有することができる。
【0022】
さらに、デジタル複合機107は、コンピュータ(PC101,102)等から送信される画像データ,PDLデータ等のプリントアウト機能を有し、PC101,102等は作成したドキュメント等をPDLデータ等の画像形成用コマンドデータに変換し、LAN112を介して画像形成用コマンドデータをデジタル複合機に送信し、デジタル複合機107が画像形成用コマンドデータをビットマップの画像データに展開し、印刷を行う。なお、デジタル複合機110に関してもデジタル複写機107と同様の機能を有する。
【0023】
108はFAXマシンで、ユーザが操作,指示を行う大型の液晶タッチパネルを有し、LAN112に接続され、かつ、公衆回線116に接続されている画像形成装置である。単体としては簡易的なコピー機能、及び、G3規格等に基づいたFAX機能を有しており、公衆回線116を介してのLAN112とは別のLAN113とのゲートウェイの役割も果たしている。FAXマシン111に関しても同様の機能を有する。
【0024】
以下、図2を参照して図1に示したデジタル複写機107,110,FAXマシン108,111に共通する制御構成について説明する。
【0025】
図2は、図1に示したデジタル複写機107,110,FAXマシン108,111の制御構成を説明するブロック図である。
【0026】
図において、201はCPUで、画像形成装置全体の制御を司るマイクロプロセッサで、リアルタイムOSによって動作している。202はHD(ハードディスク)で、CPU201が動作を行う上での複数のアプリケーションを格納しておく大容量ハードディスクであり、CPU201の管理下にあるものである。
【0027】
203はメモリで、図示しないRAMおよびROM等から構成され、CPU201が動作する上でのワークメモリ等として機能し、CPU201から高速にアクセスできるものである。
【0028】
204は高速CPUバスで、CPU201,HD202,メモリ203および後述する各機能ユニット205〜208,215を接続するバスであり、CPU201が処理したデータを各機能ユニットに転送したり、各機能ユニット問同士でデータを高速に転送(DMA転送)するためのものである。一般的にはVLバス又はPCIバスがあげられる。
【0029】
205はRIP(ラスタイメージプロセッサ)で、LAN112を介してPC101,102に接続される外部インタフェース212から入力された画像形成コマンドの内容に基づいてビットマップ画像に変換を行う機能ユニットである。
【0030】
画像形成コマンドは高速CPUバス204からRIP205に入力され、RIP205は高速イメージバス216にイメージ画像(ビットマップ画像)を出力する。なお、RIP105は、ポストスクリプト,PCL,LIPS,CaPSL等のページ記述言語により記述されたPDLデータ(ページ記述言語データ)をビットマップデータに変換することができる。
【0031】
206は画像処理部で、高速イメージバス216から入力されたイメージ画像をCPU201の指示による処理命令に従って、スムージング処理,エッジ処理等のイメージ画像に対するフィルタリング処置を行う機能ユニットである。画像処理部206の他の機能としては、高速イメージバス216より入力された画像に対する文字認識(OCR)機能、高速イメージバス216から入力されたイメージ画像を文字部とイメージ部とに分離するイメージセパレート機能等を有する。
【0032】
207は圧縮/伸長部で、高速イメージバス216から入力されたイメージ画像に対して、MH(Modified Huffman),MR(Modified Read),MMR(Modified Modified Read),JPEG等の画像圧縮方法により圧縮し、高速CPUバス204または再び高速イメージバス216に該圧縮されたデータを送出したり、その逆に高速CPUバス204または高速イメージバス216から入力された圧縮データを、該圧縮データの圧縮方式に従って圧縮/伸長部207で伸長し、高速イメージバス216に送出する機能ユニットである。
【0033】
208はバスブリッジ(バスブリッジコントローラ)で、高速CPUバス204と後述する低速CPUバス209とを接続するもので、高速CPUバス204,低速CPUバス209間の処理スピードの差を吸収するための機能ユニットである。低速CPUバス209はバスブリッジ208を介して高速CPUバス204に接続されることにより、高速に動作するCPU201は低速CPUバス209に接続された低速に動作する機能ユニットをアクセスすることができる。
【0034】
低速CPUバス209は、高速CPUバス204より転送速度が遅いバス構成を有し、処理速度の比較的遅い機能ユニットを接続するためのバスである。一般的にはISAバス等があげられる。
【0035】
210はモデムで、公衆回線116と低速CPUバス209とを接続する機能ユニットで、低速CPUバス209から送られてきたデジタルデータを公衆回線211に送出できるデータに変調する機能と、公衆回線211から送信されてきた変調されたデータを画像形成装置内で処理できるデジタルデータに変換する機能等を持つ。
【0036】
212は外部インタフェース(LANI/F)で、本実施形態の画像形成装置と構内ネットワーク(LAN112,113)とを接続する機能ユニットで、画像形成装置と構内ネットワークとのデータの送受信を行うためのものである。なお、LAN112は一般的にはイーサネット等があげられる。
【0037】
214は管理装置インタフェースで、本実施形態の画像形成装置と管理装置222とを接続するための機能ユニットで、管理装置インタフェース214を介して、画像形成装置から管理装置222に制御コマンドを送信したり、管理装置から画像形成装置にイネーブル信号を返信したりするのに使用される機能ユニットである。なお、管理装置222はプロジェクトID別に画像形成出力の履歴を管理する。
【0038】
215はパネルインタフエースで、画像形成装置における操作部221と各種制御信号を交換する機能ユニットで、後述する操作部221に配置されているキー等の入力スイッチの信号をCPU201に伝達したり、RIP205,画像処理部206,圧縮/伸長部207で作成された画像データを操作部221にある液晶表示部に表示するための解像度変換を行う。
【0039】
216は高速イメージバスで、画像生成ユニットであるRIP205,画像処理部206,圧縮/伸長部207における画像入出力バスと後述するスキャナインタフェース217,プリンタインタフェース219とを相互に接続する。なお、高速イメージバス216の制御は上述したCPU201の管理下にはおかれず、後述するバスコントローラ223によって制御され各ユニット間でのデータ転送を行う。
【0040】
218はスキャナユニット(スキャナ)で、図示しない原稿自動送り装置(RDF)を備えた可視画像等の画像を読み取る装置で、RGBの3ラインのCCDカラーセンサ、または1ラインの白黒のCCDラインセンサを有するものである。スキャナユニット218で読みとられた画像データは、スキャナインタフェースユニット(スキャナI/F)217によって高速イメージバス216に転送される。
【0041】
スキャナインタフェースユニット217においては、スキャナユニット218で読みとられた画像データを、その後の過程における処理の内容に合わせた最適な2値化を行い、さらに、高速イメージバス216のデータ幅にあわせたシリアル−パラレル変換を行ったり、スキャナユニット218により読み込まれたRGBの3原色のカラーデータをCMYBkのデータに変換したりする機能を備えている。
【0042】
220はプリンタユニット(プリンタ)で、後述するプリンタインタフェースユニット219から受け取った画像データを、記録用紙上に可視画像データ等の画像データとして印刷するものである。プリンタユニット220には、バブルジェット方式を用いて記録用紙上に印刷するバブルジェットプリンタや、レーザ光線等を利用して感光ドラム等の感光体上に画像を形成し、記録用紙に画像を形成する電子写真技術を利用したレーザビームプリンタがあげられる。なお、レーザビームプリンタには単色で画像を形成するプリンタと、複数色で画像を形成するプリンタと、CMYBk4色で画像を形成するカラーレーザビームプリンタがある。
【0043】
219はプリンタインタフェースユニットで、高速イメージバス216から送信されてきた画像データをプリンタユニット220に転送するもので、高速イメージバス216のバス幅から、プリンタユニット220で出力しようとする画像の階調にあわせたバス幅に変換するバス幅変換機能や、プリンタユニット220の印刷速度と高速イメージバス216の画像データの転送速度の速度差を吸収するための機能を有する。
【0044】
221は操作部で、液晶表示部221aと液晶表示部221a上に張り付けられたタッチパネル入力装置(タッチパネル)221bと、例えばコピーの開始を指示するスタートキー,コピーの中止を指示するストップキー等の複数個のハードキーを有する。タッチパネル221bまたはハードキーにより入力された信号は前述したパネルインタフェース215を介してCPU201に伝えられ、液晶表示部221aはパネルインタフェース215から送信されてきた画像データを表示するものである。液晶表示部221aには、本実施形態の画像形成装置の操作における機能表示や画像データ等を表示する。また、操作部221からは英数字や記号等を入力および表示することができる。
【0045】
223はバスコントローラで、図示しないワークエリア等として機能するRAM,制御プログラムを格納するROM等を備え、図示しないROMに格納される制御プログラムに基づいて高速イメージバス216を制御する。
【0046】
図3は、図1に示したPC101,102の制御構成を説明するブロック図である。
【0047】
図において、PC101,102は、ROM3のプログラム用ROMに記憶された制御プログラムに基づいてLAN112に接続されるコンピュータ(PC),プリンタ,デジタル複合機,FAXマシン等とデータを通信することのできるCPU1を備え、システムバス4に接続される各デバイスをCPU1が総括的に制御する。
【0048】
また、ROM3のプログラム用ROMには、CPU1の制御プログラム等を記憶し、ROM3のフォント用ROMにはフォントデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROMには各種データを記憶する。2はRAMで、CPU1の主メモリ,ワークエリア等として機能する。
【0049】
5はキーボードコントローラ(KBC)で、キーボード(KB)9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。6はCRTコントローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。7はメモリコントローラ(MC)で、フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル等を記憶するハードディスク(HD)11およびフロッピーディスク(FD),フラッシュROM,EEPROM等の書換え可能な不揮発性メモリ等とのアクセスを制御する。
【0050】
8はネットワークインタフェースで、所定の双方向インタフェース(インタフェース)を介してLAN112に接続されて、LAN112に接続されるコンピュータ(PC),プリンタ,デジタル複合機との通信制御処理を実行する。
【0051】
なお、CPU1は、たとえばRAM2上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYGを可能としている。
【0052】
また、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。
【0053】
図4は、図3に示したCRT10に表示される選択ウインドウの一例を説明する図である。
【0054】
図において、400は選択ウインドウで、CRT10上に表示される図示しない登録画面上のIDキーを図示しないポインティングデバイスによりクリックした際に表示される。
【0055】
401はユーザID登録ボタンで、ユーザIDを新規登録する際にポインティングデバイス等を用いてクリックする。402はプロジェクトID登録ボタンで、プロジェクトIDを新規登録する際に、ポインティングデバイス等を用いてクリックする。なお、各ボタン401,402のいずれか1つが選択可能に構成されており、ここでは、ユーザID登録ボタン401が選択されている。
【0056】
404はID登録終了キーで、ID番号の登録が終了した際に押下する。405はOKキーで、ユーザID登録ボタン401,プロジェクトID登録ボタン402のいずれかを選択してOKキー405を押下すると、後述する図5に示すID登録ウインドウ500がCRT10に表示される。406は取消しキーで、ID番号の登録を中止する場合に押下する。
【0057】
図5は、図3に示したCRT10に表示されるID番号入力ウインドウの一例を説明する図である。なお、ID番号入力ウインドウは、図4に示したユーザID登録ボタン401が選択されOKキー407がクリックされた場合にCRT10に表示される画面である。
【0058】
図5において、500はID番号入力ウインドウで、IDを入力する場合にCRT10に表示される。501はID入力欄で、図3に示したキーボード9から入力されるID番号、例えば4桁の数字を入力する欄である。なお、IDはアルファベット等文字を含んでいてもよい。
【0059】
502はOKキーで、ID入力欄501に入力されたID番号を確定する場合にクリックするキーで、OKキー502をクリックするとID番号入力ウインドウ500がCRT10上から閉じられ、図4に示した選択ウインドウ400がCRT10上に表示される。503はキャンセルキーで、ID番号の入力をキャンセルする場合に押下する。
【0060】
図6は、図2に示した操作部221の液晶表示部221aに表示されるID番号入力画面の一例を説明する図である。
【0061】
図において、600はID番号入力画面で、ユーザID,プロジェクトID等のID番号を入力する場合に液晶表示部221aに表示される。601はID番号入力欄で、図示しないテンキー等から入力されるID番号を入力する欄である。602はOKキーで、ID番号入力欄601に入力されたID番号を確定する場合に押下する。
【0062】
図7は、図1に示したPC102における管理情報の第1の管理状況を説明する模式図である。
【0063】
図7の(a)において、階層81はユーザID層で、PC102に登録されたユーザID毎に分類する層である。階層82はプロジェクトID層で、PC102に登録されたプロジェクトID毎に分類する層であり、プロジェクトIDが前記ユーザID層81の下層で分類される。
【0064】
階層83は装置層で、図1に示したLAN112に接続される画像形成装置の名称等の各画像形成装置を識別するための情報毎に分類する層であり、プロジェクトID別に、LAN112に接続される画像形成装置の名称等が前記プロジェクトID層82の下層で分類される。
【0065】
階層84は出力色モード層で、階層83に登録される画像形成装置で行う画像形成処理の出力色モードを分類する層で、白黒モード,カラーモード(単色モード,2色モード,3色モード,フルカラーモード等に分類されていてもよい)等に分類されている。
【0066】
階層85は画像形成モード層で、階層83に登録される画像形成装置において階層84で分類された出力色モードで出力したときの画像形成処理における画像形成モードを分類する層で、ノーマルモード,両面印刷モード,多重印刷モード等の各種画像形成モードに分類されている。
【0067】
階層86は用紙層で、階層83に登録される画像形成装置で階層84,85で分類されたモードで画像形成した用紙のサイズで分類されている。
【0068】
図7の(a)に示したように、PC102は、デジタル複合機107,FAXマシン108等の画像形成装置で行われる印刷処理を階層81から階層86により分類し、分類された印刷処理別に印刷枚数等の管理情報をRAM2またはHD11に記憶している。
【0069】
一例として説明すると、ユーザIDとしてユーザID1、プロジェクトIDとしてプロジェクトID1と入力したユーザがデジタル複合機107において白黒,ノーマルモードで1521枚のA4サイズの用紙に画像を形成したことが図3に示したHD11またはRAM2に記憶されている。
【0070】
図7の(b)において、階層81′はプロジェクトID層で、図1に示したPC102に登録されたプロジェクトIDを分類する層である。階層82′はユーザID層で、図1に示したPC102に登録されたユーザIDを分類する層であり、ユーザIDが前記プロジェクトID層81′の下層で分類される。階層83の以降は図7の(a)に示したものと同一である。
【0071】
図7の(b)に示したように、プロジェクトID層81′より下層でユーザIDによる分類を行うことにより、プロジェクト内の各メンバ(ユーザ)ごとの印刷枚数等の印刷状況を把握することができる。
【0072】
なお、ユーザIDは図1に示したLAN112に接続されるデジタル複写機107,FAXマシン108,図示しないネットワークプリンタ等の画像形成装置を使用するユーザを識別するための識別番号で、図1に示したPC102で後述する図8に示すフローチャートに基づいて登録される。
【0073】
プロジェクトIDは図1に示したLAN112に接続されるデジタル複写機107,FAXマシン108,図示しないネットワークプリンタ等の画像形成装置を使用するユーザが所属する部門を識別するための識別番号で、図1に示したPC102で後述する図8に示すフローチャートに基づいて登録される。
【0074】
上述したように、図1に示したPC102に2種類のID番号を登録することにより、例えば、会社において社員ひとりひとりにユーザIDを割り当てて登録し、画像形成を行うユーザを識別するために使用したり、部,課,プロジェクトチーム等の部門毎にプロジェクトIDを割り当てて登録し、画像形成を行うユーザが所属する部門を識別するために使用したりすることができる。
【0075】
以下、図8〜図10に示すフローチャートを参照して、本実施形態の画像形成システムにおける、ユーザID番号およびプロジェクトID番号によるコピー/プリント印刷枚数管理方法の主要部分を説明する。
【0076】
まず、図8のフローチャートを参照して、図1に示したPC102上のアプリケーションにおけるID番号登録手順について説明する。
【0077】
図8は、本発明に係る画像形成システムにおける第1のデータ処理手順の一例を説明するフローチャートであり、図1に示したPC102におけるID番号入力処理に対応し、図3に示したROM3のプログラム用ROMに格納される制御プログラムに基づいてCPU1により実行される処理である。なお、(1)〜(7)は各ステップを示す。
【0078】
まず、図3に示したCRT10上に表示される図示しない登録画面において、IDキーが押下されると、図4に示した選択ウインドウ400がCRT10に表示される(1)。
【0079】
次に、図4に示した選択ウインドウ400上でユーザID登録ボタン401を押下して「ユーザID番号の登録」を選択し、OKキー405を押下すると(2)、図5に示したID番号入力ウインドウ500がCRT10上に表示され、図3に示したキーボード9から例えば4桁の数字を入力する(3)。
【0080】
それから、図5に示したID番号入力ウインドウ500のOKキー502を押下してステップ(3)で入力したID番号を確定し、CRT10上に選択ウインドウ400を表示する(4)。
【0081】
次に、さらにID番号を登録する場合は(5)、ユーザID登録ボタン401,プロジェクトID登録ボタン402でユーザIDまたはプロジェクトIDの登録のいずれかを選択し、OKキー405を押下すると(6)、ステップ(3)に戻る。
【0082】
一方、登録するID番号がない場合には、ID登録終了キー404を押下してID登録処理を終了するとID番号を登録し(7)、処理を終了する。以上のようにして、ID番号の登録シーケンスを終了する。
【0083】
以下、図9に示すフローチャートを参照して、図1に示したデジタル複合機107におけるコピー実行時の処理手順およびコピー操作手順について説明する。
【0084】
図9は、本発明に係る画像形成システムにおける第2のデータ処理手順の一例を説明するフローチャートである。なお、(1)〜(16)は各ステップを示し、点線はデジタル複合機107,PC102間でのデータの送受信を示している。
【0085】
なお、図9の(a)に示したフローチャートは、図1に示したデジタル複写機107等の画像形成装置におけるデータ処理手順であり、図2に示したメモリ203に格納される制御プログラムに基づいてCPU201により実行される処理に対応する。
【0086】
また、図9の(b)に示したフローチャートは、図1に示したPC102等のデータ処理装置におけるデータ処理手順であり、図3に示したROM3に格納される制御プログラムに基づいてCPU1により実行される処理に対応する。
【0087】
図9の(a)において、まず、図1に示したデジタル複合機107の図2に示したCPU201は、操作部221の液晶表示部221aに図6に示したID番号入力画面600を表示してID番号入力を促すメッセージを表示し、ユーザからのID番号入力を待ち(1)、ユーザはID番号入力画面600上で操作部221の図示しないテンキーを用いてユーザIDおよびプロジェクトID(例えば4桁の番号)をそれぞれ入力する(2)。ただし、管理装置222がデジタル複合機107に接続されている場合は、プロジェクトIDを液晶表示部221aから操作入力せずに管理装置222の図示しないカードリーダ等で検出した番号をプロジェクトIDとして用いる。
【0088】
次に、デジタル複合機107はステップ(2)で入力されたユーザID番号,プロジェクトID番号,デジタル複合機名等のLAN112等に接続される画像形成装置を識別する識別情報を、図1に示したLAN112,113を介してPC102で実行されている管理アプリケーションに送信する(3)。
【0089】
それから、PC102から送信されるID確認通知を受信すると、ステップ(2)でPC102に送信したユーザID番号とプロジェクトID番号とがPC102に登録されているユーザID番号とプロジェクトID番号と一致したかどうかを判断する(4)。
【0090】
PC102に送信したユーザID番号とプロジェクトID番号とがPC102に登録されているユーザID番号とプロジェクトID番号と一致していないと判断した場合は、ステップ(1)に戻り、デジタル複合機107の操作部221にある液晶表示部221aにID番号入力画面600を表示する。
【0091】
一方、ステップ(4)において、PC102に送信したユーザID番号とプロジェクトID番号とがPC102に登録されているユーザID番号とプロジェクトID番号と一致したと判断した場合は、デジタル複合機107は、コピージョブが受け付けられたので、操作部221の液晶表示部221aにコピー可能である旨のメッセージ、例えば「コピーできます」を表示して、コピー操作を受け付ける(5)。
【0092】
次に、ユーザがコピー操作を行って、デジタル複合機107において出力を開始すると、コピー条件と出力カウントとステップ(2)において入力されたユーザID,プロジェクトIDとデジタル複合機107の名称等のデジタル複合機107を示す識別情報とをLAN112を介してPC102で実行される管理アプリケーションに通知する(6)。
【0093】
それから、コピー操作が終了すると、ユーザは操作部221に備えられる図示しないIDキーを押下して、コピー操作終了を通知し(7)、デジタル複合機107はIDキーが押下されると、コピー動作の終了をLAN112を介してPC102上で実行される管理アプリケーションに送信する(8)。
【0094】
次に、PC102から作業が完了したことが通知されると、ジョブを終了し(9)、ステップ(1)に戻り、操作部221の液晶表示画面221aにID入力画面を表示する。
【0095】
図9の(b)において、まず、図1に示したPC102の図3に示したCPU1により実行される管理アプリケーションの立ち上がり時にID番号受信待ちの状態に入り(10)、管理アプリケーションはデジタル複合機107から送信されるユーザID番号,プロジェクトID番号,デジタル複合機名等のLAN112等に接続される画像形成装置を識別する識別情報を受信する(11)。
【0096】
次に、ステップ(11)で受信したユーザID番号,プロジェクトID番号と、管理アプリケーションに登録されているユーザID番号,プロジェクトID番号とを照合し、一致するものがあるかどうかを確認し、該確認結果をID確認通知としてLAN112に接続されるデジタル複合機107に通知する(12)。
【0097】
それから、管理アプリケーションは、ステップ(11)で受信したユーザID番号,プロジェクトID番号が登録されているID番号の中に一致するものがあるかどうかを判断し(13)、一致するものがないと判断した場合は、ジョブを受け付けないで(14)、ステップ(10)に戻り、管理アプリケーションはID番号受信待ちの状態に戻る。
【0098】
一方、ステップ(13)において、一致するものがあると判断した場合は、ジョブを受け付け、管理アプリケーションはデジタル複合機107から通知される情報(コピー条件,出力カウント,ユーザID,プロジェクトID,デジタル複合機名等の識別情報等)に従い、ステップ(11)で受信したユーザID番号に対応する管理情報,プロジェクトID番号に対応する管理情報,プロジェクト内のユーザID番号に対応する管理情報を更新する(15)。なお、管理情報は、PC102内で図7に示した印刷管理状況のように管理される。
【0099】
次に、管理アプリケーションは、デジタル複合機107から送信されるコピー動作の終了を受信すると、管理情報を整理し、LAN112経由でデジタル複合機107に作業が完了したことを通知し(16)、ステップ(10)に戻る。
【0100】
以上のようにして、ID番号入力によるコピーシーケンスを終了する。
【0101】
以下、図10に示したフローチャートを参照して、図1に示したLAN112に接続されたPC101からドキュメントデータ等をデジタル複合機107でプリント出力する場合の処理手順について説明する。
【0102】
図10は、本発明に係る画像形成システムにおける第3のデータ処理手順の一例を説明するフローチャートである。なお、(1)〜(16)は各ステップを示し、点線はデジタル複合機107,PC101,102間でのデータの送受信を示している。
【0103】
なお、図10の(a)に示したフローチャートは、図1に示したPC101等のデータ処理装置におけるデータ処理手順であり、図3に示したROM3に格納される制御プログラムに基づいてCPU1により実行される処理に対応する。
【0104】
また、図10の(b)に示したフローチャートは、図1に示したデジタル複合機107等の画像形成装置におけるデータ処理手順であり、図2に示したメモリ203に格納される制御プログラムに基づいてCPU201により実行される処理に対応し、図10の(c)に示したフローチャートは、図1に示したPC102等のデータ処理装置におけるデータ処理手順であり、図3に示したROM3に格納される制御プログラムに基づいてCPU1により実行される処理に対応する。
【0105】
図10の(a)において、まず、クライアントコンピュータである図1に示したPC101のプリンタドライバから印刷ジョブを開始する(1)。
【0106】
次に、PC101のプリントドライバ上でPDLコードを作成する前に、図5に示したID番号入力ウインドウ500をCRT10上に表示して、ユーザが4桁の番号をユーザIDおよびプロジェクトIDごとに入力する(2)。ただし、ユーザIDがPC101に登録されている場合は、ユーザIDとしてPC101に登録されているIDを用いる。
【0107】
更に、ステップ(2)において、図1に示したLAN112に接続される複数のデジタル複写機,ネットワークプリンタ,ファクスマシン等の中で画像を出力する装置を選択する。なお、ここでは出力先としてデジタル複合機107が選択されたものとする。
【0108】
それから、PC101のプリンタドライバはLAN112,113を介して、入力されたユーザID番号,プロジェクトID番号や出力先である選択されたデジタル複合機107の名称等の識別情報をPC102上の管理アプリケーションに送信する(3)。
【0109】
次に、PC101のプリンタドライバは、PC102から送信されるID確認通知を受信すると、ステップ(3)でPC102に送信したユーザID番号とプロジェクトID番号とがPC102に登録されているユーザID番号とプロジェクトID番号と一致したかどうかを判断する(4)。
【0110】
PC102に送信したユーザID番号とプロジェクトID番号とがPC102に登録されているユーザID番号とプロジェクトID番号と一致していないと判断した場合は、ステップ(1)に戻る。
【0111】
一方、ステップ(4)において、PC102に送信したユーザID番号とプロジェクトID番号とがPC102に登録されているユーザID番号とプロジェクトID番号と一致したと判断した場合は、PC101は印刷ジョブが受け付けられたので、PC101のプリンタドライバはLAN112,113を介して、ユーザID番号やプロジェクトID番号とPDLコードデータをステップ(2)において選択されたデジタル複合機107に送信する(5)。
【0112】
次に、PC101のプリンタドライバは印刷ジョブを終了させ(6)、ステップ(1)に戻る。
【0113】
図10の(b)において、まず、図1に示したデジタル複合機107は、図1に示したLAN112,113を介してPC101のプリンタドライバから送信されてきたPDLコードデータに(印刷設定情報も含む。例えば両面出力等)基づいて印刷を実行する(7)。
【0114】
次に、ステップ(7)で実行された印刷処理の動作モードと出力カウンタ(例えば両面モード、A3二十枚、A4五十枚等),PC101から送信されたユーザID,プロジェクトIDとデジタル複合機107の名称等の識別情報とをLAN112,113を介してPC102上で実行される管理アプリケーションに送信する(8)。
【0115】
それから、印刷ジョブの終了をPC102上で実行される管理アプリケーションに通知する(9)(なお、プリントでは、印刷終了=ジョブ終了であるが、コピーではカードを抜くなり、IDキーが押下されるなり、PC102上の管理アプリケーションに明示的に終了を通知しないといけないので、ジョブ終了を通知する)。
【0116】
次に、PC102から作業が完了したことが通知されると、デジタル複合機107はジョブ終了を確認して、受信したデータの消去等の後処理を実施し(10)、ステップ(7)に戻る。
【0117】
図10の(c)において、まず、図1に示したPC102の図3に示したCPU1により実行される管理アプリケーションの立ち上がり時にID番号受信待ちの状態に入り(11)、管理アプリケーションはPC101から送信されるユーザID番号,プロジェクトID番号,デジタル複合機名等のLAN112等に接続される 画像形成装置を識別する識別情報を受信する(12)。
【0118】
次に、ステップ(12)で受信したユーザID番号,プロジェクトID番号と、管理アプリケーションに登録されているユーザID番号,プロジェクトID番号とを照合し、一致するものがあるかどうかを確認し、該確認結果をID確認通知としてLAN112に接続されるPC101に通知する(13)。
【0119】
それから、管理アプリケーションは、ステップ(12)で受信したユーザID番号,プロジェクトID番号が登録されているID番号の中に一致するものがあるかどうかを判断し(14)、一致するものがないと判断した場合は、ジョブを受け付けないで(15)、ステップ(11)に戻り、管理アプリケーションはID番号受信待ちの状態に戻る。
【0120】
一方、ステップ(14)において、一致するものがあると判断した場合は、ジョブを受け付け、管理アプリケーションはデジタル複合機107から通知される情報(コピー条件,出力カウント,ユーザID,プロジェクトID,デジタル複合機名等の識別情報等)に従い、ステップ(11)で受信したユーザID番号に対応する管理情報,プロジェクトID番号に対応する管理情報,プロジェクト内のユーザID番号に対応する管理情報を更新する(16)。なお、管理情報は、PC102内で図7に示した印刷管理状況のように管理される。
【0121】
次に、管理アプリケーションは、デジタル複合機107から送信されるコピー動作の終了を受信すると、管理情報を整理し、LAN112経由でデジタル複合機107に作業が完了したことを通知し(17)、ステップ(11)に戻る。
【0122】
以上のようにして、ネットワーク(LAN112)経由での印刷シーケンスを終了する。
【0123】
上述のように、本実施形態は、画像を形成するためのプリンタ220と、英数字や記号を入力・表示できる操作部221と、登録されている第一のID番号(ユーザID)を入力するためのID番号入力画面600と、登録されている第二のID番号(プロジェクトID)別に画像形成出力の履歴を管理することができる管理装置222(コピーの磁気カードによる出力枚数管理)または、登録されている第二のID番号(磁気カードに相当するプロジェクトID)を入力するための、ID番号入力画面600と、PC102等のコンピュータとLAN112経由でデータのやり取りを行う外部インタフェース212と、ネットワーク上のコンピュータヘ第二のID番号と第二のID番号及びデジタル複合機名のデータ転送する外部インタフェース212と、印刷終了時に第一のID番号と第二のID番号およびデジタル複合機名と印刷枚数をネットワーク上のコンピュータヘデータ転送する外部インタフェース212とをデジタル複合機107に備え、デジタル複合機107から送信された第一のID番号と第二のID番号およびデジタル複合機名を分析し、印刷ジョブを受け付けて良いかどうかを判断するCPU1と該判断結果である印刷可能か不可能かをネットワーク経由でデジタル複合機107に返送するネットワークインタフェース8と第二のデータ転送手段で送られた第一のID番号と第二のID番号およびデジタル複合機名と印刷枚数に基づいて、第一のID番号または第二のID番号ごとに印刷枚数をインクリメントするCPU1とをデータ処理装置に備える。
【0124】
また、クライアントのコンピュータPC101の印刷データをデジタル複合機107でプリントする際に、第一のID番号と第二のID番号と出力するプリンタ名とをPC101から上記PC101上で実行されるアプリケーションに転送するネットワークインタフェース8とを備えたデータ処理装置に備え、ネットワークは複数のデジタル複合機と管理アプリケーションを実行するサーバであるPC101と複数のコンピュータ(PC101等)から成る。
【0125】
以上の構成により、コピー時でもユーザIDや磁気カードやそれに相当するプロジェクトIDおよびデジタル複合機名や印刷枚数を印刷枚数管理サーバPC102(コンピュータ上のアプリケーション)にネットワーク経由で通知することで、印刷許可を与えたり、ユーザごとの印刷状況やプロジエクトごとの印刷状況やプロジェクト内のメンバ各位(ユーザ)ごとの印刷状況を掌握することができる。
【0126】
また、すでに実施されているプリント時のドライバ経由のユーザやプロジェクトごとの印刷枚数管理と組み合わせることで、コピージョブにおける管理情報およびプリントジョブにおける管理情報を1つにまとめて管理できる。
【0127】
したがって、本実施形態では、ネットワークに接続されるコンピュータ(サーバ)上の管理アプリケーションにおいて、コピー操作を行うユーザと、ネットワークに接続されるPCから印刷を行うユーザとを、共通のID番号に基づいて、印刷枚数等のデータベースの一元管理を実現することができる。
【0128】
さらに、デジタル複合機を含む画像形成装置と情報処理装置がネットワーク等を介して接続される印刷システムにおいて、ネットワーク経由でコピージョブ,プリントジョブを分けることなく共通のデータベースでカウンタ(印刷枚数)の管理をユーザごとやプロジェクトごとやプロジェクト内のメンバ各位(ユーザ)ごとに実施することができる。
【0129】
〔第2実施形態〕
上記第1実施形態では、デジタル複合機107またはPC101で入力されるID番号をPC102の管理アプリケーションに通知するとともに、画像形成装置で実行された印刷処理,コピー処理における画像形成モード及び印刷枚数等の管理情報をPC102に送信し、該送信された管理情報をPC102で管理するように構成したが、ユーザIDごと若しくはプロジェクトIDごとに印刷枚数の上限をPC102に設定し、ネットワークに接続された画像形成装置におけるユーザIDごと若しくはプロジェクトIDごとの印刷枚数が該設定された上限枚数を超えないように構成してもよい。以下、その実施形態について説明する。
【0130】
なお、本実施形態で説明する画像形成システムの構成は上記第1実施形態で説明した画像形成システムと同一である。よって、本実施形態で示す画像形成システムは図1に示したものと同一であり、本実施形態で示す画像形成装置は図2に示す制御構成を有し、本実施形態で示すデータ処理装置は図3に示す制御構成を有している。
【0131】
また、上記第1実施形態と同様に本実施形態においても、図3に示したCRT10には図4,図5に示した各ウインドウ400,500を表示し、図2に示した液晶表示部221aには、図6に示したID入力画面600を表示する。更に、図1に示したPC102は図8に示したフローチャートに基づいてユーザID番号,プロジェクトID番号を登録することができる。
【0132】
図11は、図1に示したPC102における管理情報の第2の管理状況の一例を説明する模式図である。
【0133】
図11の(a)において、階層1101はユーザID層で、PC102に登録されたユーザID毎に分類する層である。階層1102はプロジェクトID層で、PC102に登録されたプロジェクトID毎に分類する層であり、プロジェクトIDが前記ユーザID層1101の下層で分類される。
【0134】
階層1103は装置層で、図1に示したLAN112に接続される画像形成装置の名称等の各画像形成装置を識別するための情報毎に分類する層であり、プロジェクトID別に、LAN112に接続される画像形成装置の名称等が前記プロジェクトID層1102の下層で分類される。
【0135】
階層1104は出力色モード層で、階層1103に登録される画像形成装置で行う画像形成処理の出力色モードを分類する層で、白黒モード,カラーモード(単色モード,2色モード,3色モード,フルカラーモード等に分類されていてもよい)等に分類されている。
【0136】
階層1105は画像形成モード層で、階層1103に登録される画像形成装置において階層1104で分類された出力色モードで出力したときの画像形成処理における画像形成モードを分類する層で、ノーマルモード,両面印刷モード,多重印刷モード等の各種画像形成モードに分類されている。
【0137】
階層1106は用紙層で、階層1103に登録される画像形成装置で階層1104,1105で分類されたモードで画像形成した用紙のサイズで分類されている。
【0138】
図11の(a)に示したように、PC102は、デジタル複合機107,FAXマシン108等の画像形成装置で行われる印刷処理を階層1101から階層1106により分類し、分類された印刷処理別に印刷枚数をRAM2またはHD11に記憶している。さらに、PC102に登録されるユーザID番号ごとに印刷枚数の上限枚数が設定され、RAM2またはHD11に記憶されている。
【0139】
一例として説明すると、ユーザID番号としてユーザID1、プロジェクトID番号としてプロジェクトID1と入力したユーザがデジタル複合機107において白黒,ノーマルモードで1521枚のA4サイズの用紙に画像を形成したことが図3に示したHD11またはRAM2に記憶されており、ユーザID番号がユーザID1であるユーザの印刷上限枚数(例えば10000枚)と印刷できる残り枚数(例えば2000枚)であることがHD11またはRAM2に記憶されている。
【0140】
図11の(b)において、階層1101′はプロジェクトID層で、図1に示したPC102に登録されたプロジェクトIDを分類する層である。階層1102′はユーザID層で、図1に示したPC102に登録されたユーザIDを分類する層であり、ユーザIDが前記プロジェクトID層1101′の下層で分類される。階層1103以降の階層は図11の(a)に示した階層と同一である。
【0141】
また、プロジェクトID1の上限印刷枚数(例えば10万枚)と印刷できる残り枚数(例えば3万枚)とがHD11またはRAM2に記憶されている。更にプロジェクト内のユーザID番号がユーザID1であるユーザの印刷上限枚数(例えば2000枚)と印刷できる残り枚数(例えば300枚)であることがHD11またはRAM2に記憶されている。
【0142】
上述したように、ユーザID番号,プロジェクトID番号,プロジェクト内のユーザID番号ごとに印刷枚数と印刷上限枚数と印刷できる残り枚数とが管理されている。
【0143】
以下、図12〜図14に示すフローチャートを参照して、本実施形態の画像形成システムにおける、ユーザID番号およびプロジェクトID番号によるコピー/プリント出力枚数管理方法の主要部分を説明する。
【0144】
図12は、本発明に係る画像形成システムにおける第4のデータ処理手順の一例を説明するフローチャートである。なお、(1)〜(19)は各ステップを示し、点線はデジタル複合機107,PC102間でのデータの送受信を示している。
【0145】
なお、図12の(a)に示したフローチャートは、図1に示したデジタル複合機107等の画像形成装置におけるデータ処理手順であり、図2に示したメモリ203に格納される制御プログラムに基づいてCPU201により実行される処理に対応する。
【0146】
また、図12の(b)に示したフローチャートは、図1に示したPC102等のデータ処理装置におけるデータ処理手順であり、図3に示したROM3に格納される制御プログラムに基づいてCPU1により実行される処理に対応する。
【0147】
図12の(a)において、まず、図1に示したデジタル複合機107の図2に示したCPU201は、操作部221の液晶表示部221aに図6に示したID番号入力画面600を表示してID番号入力を促すメッセージを表示し、ユーザからのID番号入力を待ち(1)、ユーザはID番号入力画面600上で操作部221の図示しないテンキーを用いてユーザIDおよびプロジェクトID(例えば4桁の番号)をそれぞれ入力する(2)。ただし、管理装置222がデジタル複合機107に接続されている場合は、プロジェクトIDを液晶表示部221aから操作入力せずに管理装置222の図示しないカードリーダ等で検出した番号をプロジェクトIDとして用いる。
【0148】
次に、デジタル複合機107はステップ(2)で入力されたユーザID番号,プロジェクトID番号,デジタル複合機107の名称等のLAN112等に接続されるデジタル複合機等の画像形成装置を識別する識別情報(例えば図2に示したHD202等に記憶される),コピー条件(例えばRDFで複数部かつ両面)を図1に示したLAN112,113を介してPC102で実行されている管理アプリケーションに送信する(3)。
【0149】
それから、PC102から送信されるID確認通知を受信すると、ステップ(2)でPC102に送信したユーザID番号とプロジェクトID番号とがPC102に登録されているユーザID番号とプロジェクトID番号と一致したかどうかを判断する(4)。
【0150】
PC102に送信したユーザID番号とプロジェクトID番号とがPC102に登録されているユーザID番号とプロジェクトID番号と一致していないと判断した場合は、ステップ(1)に戻り、デジタル複合機107の操作部221にある液晶表示部221aにID番号入力画面600を表示する。
【0151】
一方、ステップ(4)において、PC102に送信したユーザID番号とプロジェクトID番号とがPC102に登録されているユーザID番号とプロジェクトID番号と一致したと判断した場合は、デジタル複合機107は、PC102から送信される予想印刷枚数(最大印刷枚数)が印刷可能枚数を越えているかどうかを判断し(5)、超えていないと判断した場合は、ステップ(7)に進み、越えていると判断した場合は、デジタル複合機107は、操作部221で印刷可能枚数まで強制的に印刷するかどうかユーザに選択させ、該選択に基づき強制的に印刷させるかどうかを判断し(6)、強制的に印刷しないと判断した場合は、ステップ(1)に戻り、ID番号入力画面に戻る。
【0152】
一方、ステップ(6)において、強制的に印刷させると判断した場合は、ステップ(7)に進み、デジタル複合機107は、コピージョブが受け付けられたので、操作部221の液晶表示部221aにコピー可能である旨のメッセージ、例えば「コピーできます」を表示して、コピー操作を受け付ける(7)。
【0153】
次に、ユーザがコピー操作を行って、デジタル複合機107において出力を開始すると、コピー条件と出力カウントとステップ(2)において入力されたユーザID,プロジェクトID,デジタル複合機107の名称等の識別情報をLAN112を介してPC102で実行される管理アプリケーションに通知する(8)。
【0154】
それから、ステップ(9)で、デジタル複合機107において実行されているコピージョブの印刷枚数が印刷可能枚数に達したかどうか確認,判断し、印刷枚数が印刷可能枚数に達したと判断した場合は、ステップ(11)に進み、コピー動作の終了をLAN112を介してPC102上で実行される管理アプリケーションに送信する。
【0155】
一方、ステップ(9)において、印刷枚数が印刷可能枚数に達していないと判断した場合は、ステップ(10)に進む。
【0156】
ステップ(10)において、コピー操作が終了すると、ユーザは操作部221に備えられる図示しないIDキーを押下して、コピー操作終了を通知し(10)、デジタル複合機107はIDキーが押下されると、コピー動作の終了をLAN112を介してPC102上で実行される管理アプリケーションに送信する(11)。
【0157】
PC102から作業が完了したことが通知されると、ジョブを終了し(12)、ステップ(1)に戻り、操作部221の液晶表示画面221aにID入力画面を表示する。
【0158】
図12の(b)において、図1に示したPC102の図3に示したCPU1により実行される管理アプリケーションの立ち上がり時にID番号受信待ちの状態に入り(13)、管理アプリケーションはデジタル複合機107から送信されるユーザID番号,プロジェクトID番号,デジタル複合機名等のLAN112等に接続される画像形成装置を識別する識別情報を受信する(14)。
【0159】
次に、ステップ(14)で受信したユーザID番号,プロジェクトID番号と、管理アプリケーションに登録されているユーザID番号,プロジェクトID番号の中で一致するものがあるかどうかを確認し、コピー条件から最大印刷枚数(例えばRDFで複数部かつ両面に印刷する場合、例:最大印刷枚数=RDFで連続給送可能な原稿の上限枚数(例えば50枚)×部数÷2(両面))を予想し、ユーザIDの印刷可能な残り枚数,プロジェクトIDの印刷可能な残り枚数,プロジェクト内のユーザIDの印刷可能な残り枚数の中で、最小の枚数を印刷可能枚数として、IDの確認結果とともにLAN112に接続されるデジタル複合機107へ通知する(15)。
【0160】
それから、管理アプリケーションは、ステップ(14)で受信したユーザID番号,プロジェクトID番号が登録されているID番号の中に一致するものがあるかどうかを判断し(16)、一致するものがないと判断した場合は、ジョブを受け付けないで(17)、ステップ(1)に戻り、管理アプリケーションはID番号受信待ちの状態に戻る。
【0161】
一方、ステップ(16)において、一致するものがあると判断した場合は、ジョブを受け付け、管理アプリケーションはデジタル複合機107から通知される情報(コピー条件,出力カウント,ユーザID,プロジェクトID,デジタル複合機107の識別情報等)に従い、ステップ(13)で受信したユーザID番号に対応する管理情報,プロジェクトID番号に対応する管理情報,プロジェクト内のユーザID番号に対応する管理情報を更新する(18)。なお、管理情報は、PC102内で図7に示した印刷管理状況のように管理される。なお、印刷上限枚数と印刷できる残り枚数は、ユーザIDやプロジエクトIDやプロジェクト内のユーザIDごとに管理されている。
【0162】
次に、管理アプリケーションは、デジタル複合機107から送信されるコピー動作の終了を受信すると、管理情報を整理し、LAN112経由でデジタル複合機107に作業が完了したことを通知し(19)、ステップ(13)に戻る。
【0163】
以上のようにして、ID番入力によるコピーシーケンスを終了する。
【0164】
以下、図13,図14に示したフローチャートを参照して、図1に示したLAN112に接続されたPC101からドキュメントデータ等をデジタル複合機107でプリント出力する場合の処理手順について説明する。
【0165】
図13,図14は、本発明に係る画像形成システムにおける第5のデータ処理手順の一例を説明するフローチャートである。なお、(1)〜(16)は各ステップを示し、点線はデジタル複合機107,PC101,102間でのデータの送受信を示している。
【0166】
なお、図13の(a)に示したフローチャートは、図1に示したPC101等の情報処理装置におけるデータ処理手順であり、図3に示したROM3に格納される制御プログラムに基づいてCPU1により実行される処理に対応する。
【0167】
また、図13の(b)に示したフローチャートは、図1に示したデジタル複合機107等の画像形成装置におけるデータ処理手順であり、図2に示したメモリ203に格納される制御プログラムに基づいてCPU201により実行される処理に対応し、図14の(c)に示したフローチャートは、図1に示したPC102等の情報処理装置におけるデータ処理手順であり、図3に示したROM3に格納される制御プログラムに基づいてCPU1により実行される処理に対応する。
【0168】
図13の(a)において、まず、クライアントコンピュータである図1に示したPC101のプリンタドライバから印刷ジョブを開始する(1)。
【0169】
次に、PC101のプリンタドライバ上でPDLコードを作成する前に、図5に示したID番号入力ウインドウ500をCRT10上に表示して、ユーザが4桁の番号をユーザIDおよびプロジェクトID毎に入力する(2)。ただし、ユーザIDがPC101に登録されている場合は、ユーザIDとしてPC101に登録されているIDを用いる。
【0170】
更に、ステップ(2)において、図1に示したLAN112に接続される複数のデジタル複合機,ネットワークプリンタ,ファクスマシン等の中で画像を出力する装置を選択する。なお、ここでは出力先としてデジタル複合機107が選択されたものとする。
【0171】
それから、PC101のプリンタドライバはLAN112,113を介して、入力されたユーザID番号やプロジエクトID番号や出力先であるデジタル複合機107の名称等の識別情報とプリント条件(例えば2in1両面で複数部)をPC102上の管理アプリケーションに送信する(3)。
【0172】
次に、PC101のプリンタドライバは、PC102から送信されるID確認通知を受信すると、ステップ(3)でPC102に送信したユーザID番号とプロジェクトID番号とがPC102に登録されているユーザID番号とプロジェクトID番号と一致したかどうかを判断する(4)。
【0173】
PC102に送信したユーザID番号とプロジェクトID番号とがPC102に登録されているユーザID番号とプロジェクトID番号と一致していないと判断した場合は、ステップ(1)に戻る。
【0174】
一方、ステップ(4)において、PC102に送信したユーザID番号とプロジェクトID番号とがPC102に登録されているユーザID番号とプロジェクトID番号と一致したと判断した場合は、PC101は、PC102から送信される予想印刷枚数が印刷可能枚数を越えているかどうかを判断し(5)、予想印刷枚数が印刷可能枚数を越えていると判断した場合は、PC101のCRT10上に表示される図示しない画面上で印刷上限枚数まで強制的に印刷するかどうか選択させ、該選択結果に基づいて、強制的に印刷出力するかどうかを判断し(6)、強制的に印刷出力しないと判断した場合は、ステップ(1)に戻る。
【0175】
一方、ステップ(5)において、予想印刷枚数が印刷可能枚数を越えていないと判断した場合、またはステップ(6)において、強制的に印刷出力すると判断した場合は、PC101のプリンタドライバはLAN112,113を介して、ユーザID番号やプロジェクトID番号とPDLコードデータおよび印刷可能枚数をステップ(2)で選択されたデジタル複合機107に送信し(7)、PC101のプリンタドライバは印刷ジョブを終了させ(8)、ステップ(1)に戻る。
【0176】
図13の(b)において、まず、図1に示したデジタル複合機107は、図1に示したLAN112,113を介してPC101のプリンタドライバから送信されてきたPDLコードデータに(印刷設定情報も含む。例えば両面出力等)基づいて印刷枚数が印刷可能枚数に到達するまで印刷を実行する(9)。
【0177】
次に、ステップ(7)で実行された印刷処理の動作モードと出力カウンタ(例えば両面モード、A3二十枚、A4五十枚等)とPC101から送信されたユーザID,プロジェクトIDとデジタル複合機107の識別情報をLAN112,113を介してPC102上で実行される管理アプリケーションに送信する(10)。
【0178】
それから、印刷ジョブの終了をPC102上で実行される管理アプリケーションに通知する(11)(なお、プリントでは、印刷終了=ジョブ終了であるが、コピーではカードを抜くなり、IDキーが押下されるなり、PC102上の管理アプリケーションに明示的に終了を通知しないといけないので、ジョブ終了を通知する)。
【0179】
次に、PC102から作業が完了したことが通知されると、デジタル複合機107はジョブ終了を確認して、受信したデータの消去等の後処理を実施し(12)、ステップ(9)に戻る。
【0180】
図14の(c)において、図1に示したPC102の図3に示したCPU1により実行される管理アプリケーションの立ち上がり時にID番号受信待ちの状態に入り(13)、管理アプリケーションはPC101から送信されるユーザID番号,プロジェクトID番号,デジタル複合機名等のLAN112等に接続される画像形成装置を識別する識別情報を受信する(14)。
【0181】
次に、ステップ(14)で受信したユーザID番号,プロジェクトID番号と、管理アプリケーションに登録されているユーザID番号,プロジェクトID番号の中で一致するものがあるかどうかを確認し、コピー条件から最大印刷枚数を予想し、ユーザIDの印刷可能な残り枚数,プロジェクトIDの印刷可能な残り枚数,プロジェクト内のユーザIDの印刷可能な残り枚数の中で、最小の枚数を印刷可能枚数として、IDの確認結果とともにLAN112に接続されるPC101へ通知する(15)。
【0182】
それから、管理アプリケーションは、ステップ(14)で受信したユーザID番号,プロジェクトID番号が登録されているID番号の中に一致するものがあるかどうかを判断し(16)、一致するものがないと判断した場合は、ジョブを受け付けないで(17)、ステップ(1)に戻り、管理アプリケーションはID番号受信待ちの状態に戻る。
【0183】
一方、ステップ(16)において、一致するものがあると判断した場合は、ジョブを受け付け、管理アプリケーションはデジタル複合機107から通知された情報(コピー条件,出力カウント等,ユーザID,プロジェクトID,デジタル複合機107の識別情報)に従い、ステップ(13)で受信したユーザID番号に対応する管理情報,プロジェクトID番号に対応する管理情報,プロジェクト内のユーザID番号に対応する管理情報を更新する(18)。なお、管理情報は、PC102内で図7に示した印刷管理状況のように管理される。また、印刷上限枚数と印刷できる残り枚数は、ユーザIDやプロジエクトIDやプロジェクト内のユーザIDごとに管理されている。
【0184】
次に、管理アプリケーションは、デジタル複合機107から送信されるコピー動作の終了を受信すると、管理情報を整理し、LAN112経由でデジタル複合機107に作業が完了したことを通知し(19)、ステップ(1)に戻る。
【0185】
以上のようにして、ネットワーク経由での印刷シーケンスの説明を終了する。
【0186】
上述したように本実施形態は、画像を形成するためのプリンタ220と、英数字や記号を入力・表示できる操作部221と、登録されている第一のID番号(ユーザID)を入力するための、ID番号入力画面600と、登録されている第二のID番号(プロジェクトID)別に画像形成出力の履歴を管理することができる管理装置222(コピーの磁気カードによる出力枚数管理)または、登録されている第二のID番号(磁気カードに相当するプロジェクトID)を入力するための、ID番号入力画面600と、コンピュータとネットワーク(LAN112)経由でデータのやり取りを行う外部インタフェース212と、ネットワーク上のPC102ヘ第一のID番号と第二のID番号及びデジタル複合機名のデータとコピー条件(RDFで複数部かつ両面)とを転送する外部インタフェースと、ネットワーク上のPC102から送られてきた印刷上限枚数に従って、上限枚数分のみ印刷して、コピー動作を中断するCPU201と、印刷終了時に第一のID番号と第二のID番号およびデジタル複合機名と印刷枚数をネットワーク上のPC102ヘデータ転送する外部インタフェース212とデジタル複合機107に備える。
【0187】
また、デジタル複合機107から送信された第一のID番号と第二のID番号およびデジタル複合機名を分析し、印刷ジョブを受け付けて良いかどうかを判断するCPU1と、デジタル複合機107から送られてきたコピー条件に基づいて最大印字枚数を予測し、第一のID番号と第二のID番号とに関連した上限との差分を求めるCPU1と、該判断結果である印刷可能か不可能かと上限との差分をネットワークLAN112経由でデジタル複合機107に返送するネットワークインタフェース8とデジタル複合機107から送信された第一のID番号と第二のID番号およびデジタル複合機名と印刷枚数に基づいて第一のID番号または第二のID番号ごとに印刷枚数をインクリメントするCPU1とをPC102に備える。
【0188】
さらに、クライアントのPC101からデジタル複合機107等のLAN112に接続される画像形成装置でプリントする際に、第一のID番号と第二のID番号と出力するプリンタ名とプリント条件(例えば2in1両面で複数部)とをPC102に転送するネットワークインタフェース8とをPC101に備える。
【0189】
上述の構成を備えることにより、ネットワークに接続されるコンピュータ上の管理アプリケーションにおいて、コピー操作を行うユーザと、ネットワークに接続されるPCから印刷を行うユーザとを、共通のID番号に基づいて、印刷枚数等のデータベースの一元管理の元に印刷枚数の上限管理を実現することができる。
【0190】
また、コピー・プリント時でもユーザIDや磁気カードやそれに相当するプロジェクトIDおよびデジタル複合機名や印刷予想枚数を印刷枚数管理サーバ(コンピュータ上のアプリケーション)にネットワーク経由で通知することで、印刷許可を与えたり、ユーザやプロジェクトごとに設定された印刷枚数の上限を超えそうなことを伝えたり、それでも強制的に印刷する場合は、印刷可能な上限数をデジタルコピーに通知して、その上限まで印刷する。
【0191】
したがって、デジタル複合機を含む画像形成装置とデータ処理装置がネットワーク等を介して接続される印刷システムにおいて、ネットワーク経由でコピージョブ,プリントジョブを分けることなく共通のデータベースでカウンタ(印刷枚数)の上限管理をユーザごとやプロジェクトごとやプロジェクト内のメンバ各位(ユーザ)ごとに実施することができる。
【0192】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出して実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0193】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0194】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0195】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0196】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0197】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウエアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0198】
さらに、本発明を達成するためのソフトウエアによって表されるプログラムをネットワーク上のデータベースから通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0199】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ネットワークに接続されるデジタル複合機等の画像形成装置におけるコピー処理,プリント処理等の印刷状況を第1のデータ処理装置で一括して複数の識別情報別に分類して管理でき、印刷状況を識別情報ごとに容易に把握しつつ、第1のデータ処理装置による印刷処理実行の判定結果に基づいて第2のデータ処理装置が画像形成装置に対する印刷データの送信の可否を決定した後、第2のデータ処理装置から印刷データの送信を開始することにより、コピー処理時またはプリント処理時におけるデータ処理を一元管理しつつ、コピー処理またはプリント処理時に印刷データを適時に画像形成装置に対して転送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像形成システムを説明するブロック図である。
【図2】図1に示したデジタル複写機,FAXマシンの制御構成を説明するブロック図である。
【図3】図1に示したの制御構成を説明するブロック図である。
【図4】図3に示したCRTに表示される選択ウインドウの一例を説明する図である。
【図5】図3に示したCRTに表示されるID番号入力ウインドウの一例を説明する図である。
【図6】図2に示した操作部の液晶表示部に表示されるID番号入力画面の一例を説明する図である。
【図7】図1に示したPCにおける管理情報の第1の管理状況の一例を説明する模式図である。
【図8】本発明に係る画像形成システムにおける第1のデータ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図9】本発明に係る画像形成システムにおける第2のデータ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図10】本発明に係る画像形成システムにおける第3のデータ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図11】図1に示したPCにおける管理情報の第2の管理状況の一例を説明する模式図である。
【図12】本発明に係る画像形成システムにおける第4のデータ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図13】本発明に係る画像形成システムにおける第5のデータ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図14】本発明に係る画像形成システムにおける第5のデータ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
101 パーソナルコンピュータ(PC)
102 プリンタサーバ(PC)
107,110 デジタル複合機
108,111 FAXマシン
109 パーソナルコンピュータ(PC)
112,113 LAN
116 公衆回線
201 CPU
202 ハードディスク(HD)
203 メモリ
205 RIP
206 画像処理部
207 圧縮/伸長部
218 スキャナ
220 プリンタ
221 操作部
222 管理装置
Claims (8)
- 所定の通信媒体を介して第1のデータ処理装置と複数の第2のデータ処理装置と複数の画像形成装置とが通信可能な画像形成システムであって、
使用者を識別する複数の識別情報をあらかじめ記憶する第1の記憶手段と、
前記複数の識別情報別に前記複数の画像形成装置における総印刷枚数を記憶する第2の記憶手段と、
前記複数の第2のデータ処理装置または前記複数の画像形成装置に含まれるいずれかの装置から送信される前記複数の識別情報と前記第1の記憶手段に記憶される複数の識別情報とを照合し、いずれかの画像形成装置での印刷処理を許可するかどうかを判定する判定手段と、
前記いずれかの装置に前記判定手段の判定結果を送信する第1の送信手段と、
前記判定結果の送信後、前記いずれかの画像形成装置から送信される複数の識別情報と印刷枚数とに基づいて前記第2の記憶手段に記憶される総印刷枚数を更新制御する制御手段と、を前記第1のデータ処理装置に備え、
前記画像形成装置で前記複数の識別情報を入力するための第1入力手段と、
前記第1入力手段で入力された複数の識別情報を前記第1のデータ処理装置に送信する第2の送信手段と、
前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷許可を示していた場合に印刷処理を実行する画像形成手段と、
前記画像形成手段における印刷枚数と前記第1入力手段で入力された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信する第3の送信手段とを前記複数の画像形成装置に備え、
前記第2のデータ処理装置で前記複数の識別情報を入力する第2入力手段と、
前記第2入力手段により入力された複数の識別情報を前記第1のデータ処理装置に送信する第4の送信手段と、
前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷許可を示していた場合には、記憶される印刷データと前記複数の識別情報とを前記複数の画像形成装置のいずれかに送信する第5の送信手段と、を前記第2のデータ処理装置に備え、
前記画像形成装置は、前記第2のデータ処理装置から送信される印刷データに基づいて前記画像形成手段が印刷処理を実行し、前記第3の送信手段は前記画像形成手段における印刷枚数と前記第2のデータ処理装置から送信された前記第2入力手段により入力された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信し、
前記第2のデータ処理装置は、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷不許可を示していた場合には、前記第5の送信手段は前記印刷データを前記複数の画像形成装置のいずれにも送信しないことを特徴とする画像形成システム。 - 所定の通信媒体を介して第1のデータ処理装置と複数の第2のデータ処理装置と複数の画像形成装置とが通信可能な画像形成システムであって、
使用者を識別する複数の識別情報をあらかじめ記憶する第1の記憶手段と、
前記複数の識別情報別に前記複数の画像形成装置における総印刷枚数を記憶する第2の記憶手段と、
前記複数の第2のデータ処理装置または前記複数の画像形成装置に含まれるいずれかの装置から送信される前記複数の識別情報と前記第1の記憶手段に記憶される複数の識別情報とを照合し、いずれかの画像形成装置での印刷処理を許可するかどうかを判定する判定手段と、
前記いずれかの装置に前記判定手段の判定結果を送信する第1の送信手段と、
前記判定結果の送信後、前記いずれかの画像形成装置から送信される複数の識別情報と印刷枚数とに基づいて前記第2の記憶手段に記憶される総印刷枚数を更新制御する制御手段と、を前記第1のデータ処理装置に備え、
前記複数の識別情報を入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された複数の識別情報を前記第1のデータ処理装置に送信する第2の送信手段と、
前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷許可を示していた場合には、記憶される印刷データと前記複数の識別情報とを前記複数の画像形成装置のいずれかに送信する第3の送信手段と、を前記第2のデータ処理装置に備え、
前記第2のデータ処理装置から送信される印刷データに基づいて印刷処理する画像形成手段と、
前記画像形成手段における印刷枚数と前記第2のデータ処理装置から送信された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信する第4の送信手段とを前記画像形成装置に備え、
前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷不許可を示していた場合には、前記第3の送信手段は前記印刷データを前記複数の画像形成装置のいずれにも送信しないことを特徴とする画像形成システム。 - 所定の通信媒体を介して第1のデータ処理装置と複数の第2のデータ処理装置と複数の画像形成装置とが通信可能な画像形成システムであって、
使用者を識別する複数の識別情報をあらかじめ記憶する第1の記憶手段と、
前記複数の識別情報別に前記複数の画像形成装置における総印刷枚数および前記複数の識別情報ごとの印刷上限枚数を記憶する第2の記憶手段と、
前記複数の第2のデータ処理装置または前記複数の画像形成装置に含まれるいずれかの装置から送信される前記複数の識別情報と前記第1の記憶手段に記憶される複数の識別情報とを照合し、
いずれかの画像形成装置での印刷処理を許可するかどうかを判定する判定手段と、
前記いずれかの装置から送信される印刷条件に基づいて最大印刷枚数を予測して印刷可能枚数を算出する算出手段と、
前記判定手段の判定結果および前記算出手段による算出結果とを前記いずれかの装置に送信する第1の送信手段と、
前記判定結果の送信後、前記いずれかの画像形成装置から送信される複数の識別情報と印刷枚数とに基づいて前記第2の記憶手段に記憶される総印刷枚数を更新制御する制御手段とを前記第1のデータ処理装置に備え、
前記画像形成装置で、前記複数の識別情報を入力するための第1入力手段と、
前記第1入力手段で入力された複数の識別情報と設定された印刷条件とを前記第1のデータ処理装置に送信する第2の送信手段と、
前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段が印刷許可を示していた場合に印刷処理を実行する画像形成手段と、
前記画像形成手段における印刷枚数と前記第1のデータ処理装置から送信される印刷可能枚数との比較結果に基づいて前記印刷処理を中断する中断制御手段と、
前記画像形成手段における印刷枚数と前記入力手段で入力された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信する第3の送信手段とを前記複数の画像形成装置に備え、
前記第2のデータ処理装置で前記複数の識別情報を入力する第2入力手段と、
前記第2入力手段により入力された複数の識別情報と設定された印刷条件とを前記第1のデータ処理装置に送信する第4の送信手段と、
前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷許可を示していた場合に、
記憶される印刷データと前記複数の識別情報と前記第1のデータ処理装置から送信された印刷可能枚数とを前記複数の画像形成装置のいずれかに送信する第5の送信手段と、を前記第2のデータ処理装置に備え、
前記画像形成装置は、前記第2のデータ処理装置から送信された印刷データに基づいて前期画像形成手段が印刷処理を実行し、
前記画像形成手段における印刷枚数と前記第1のデータ処理装置から送信される印刷可能枚数との比較結果に基づいて前記中断制御手段は前記印刷処理を中断し、
前記第3の送信手段は前記画像形成手段における印刷枚数と前記第2のデータ処理装置から送信された前記第2入力手段により入力された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信し、
前記第2のデータ処理装置は、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷不許可を示していた場合には、
前記第5の送信手段は前記印刷データを前記複数の画像形成装置のいずれにも送信しないことを特徴とする画像形成システム。 - 所定の通信媒体を介して第1のデータ処理装置と複数の第2のデータ処理装置と複数の画像形成装置とが通信可能な画像形成システムであって、
使用者を識別する複数の識別情報をあらかじめ記憶する第1の記憶手段と、
前記複数の識別情報別に前記複数の画像形成装置における総印刷枚数および前記複数の識別情報ごとの印刷上限枚数を記憶する第2の記憶手段と、
前記複数の第2のデータ処理装置または前記複数の画像形成装置に含まれるいずれかの装置から送信される前記複数の識別情報と前記第1の記憶手段に記憶される複数の識別情報とを照合し、
いずれかの画像形成装置での印刷処理を許可するかどうかを判定する判定手段と、
前記いずれかの装置から送信される印刷条件に基づいて最大印刷枚数を予測して印刷可能枚数を算出する算出手段と、
前記判定手段の判定結果および前記算出手段による算出結果とを前記いずれかの装置に送信する第1の送信手段と、
前記判定結果の送信後、前記いずれかの画像形成装置から送信される複数の識別情報と印刷枚数とに基づいて前記第2の記憶手段に記憶される総印刷枚数を更新制御する制御手段とを前記第1のデータ処理装置に備え、
前記複数の識別情報を入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された複数の識別情報と設定された印刷条件とを前記第1のデータ処理装置に送信する第2の送信手段と、
前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷許可を示していた場合に、記憶される印刷データと前記複数の識別情報と前記第1のデータ処理装置から送信された印刷可能枚数とを前記複数の画像形成装置のいずれかに送信する第3の送信手段と、を前記第2のデータ処理装置に備え、
前記第2のデータ処理装置から送信された印刷データに基づいて印刷処理する画像形成手段と、
前記画像形成手段における印刷枚数と前記第1のデータ処理装置から送信される印刷可能枚数との比較結果に基づいて前記印刷処理を中断する中断制御手段と、
前記画像形成手段における印刷枚数と前記第2のデータ処理装置から送信された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信する第4の送信手段とを前記画像形成装置に備え、
前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷不許可を示していた場合には、前記第3の送信手段は前記印刷データを前記複数の画像形成装置のいずれにも送信しないことを特徴とする画像形成システム。 - 所定の通信媒体を介して第1のデータ処理装置と複数の第2のデータ処理装置と複数の画像形成装置とが通信可能な画像形成システムにおける印刷処理方法であって、
使用者を識別する複数の識別情報をあらかじめ記憶する第1の記憶手段と、前記複数の識別情報別に前記複数の画像形成装置における総印刷枚数を記憶する第2の記憶手段とを備える前記第1のデータ処理装置は、
前記複数の第2のデータ処理装置または前記複数の画像形成装置に含まれるいずれかの装置から送信される前記複数の識別情報と前記第1の記憶手段に記憶される複数の識別情報とを照合し、いずれかの画像形成装置での印刷処理を許可するかどうかを判定する判定ステップと、
前記いずれかの装置に前記判定手段の判定結果を送信する第1の送信ステップと、
前記判定結果の送信後、前記いずれかの画像形成装置から送信される複数の識別情報と印刷枚数とに基づいて前記第2の記憶手段に記憶される総印刷枚数を更新制御する制御ステップとを備え、
前記複数の画像形成装置は、
前記画像形成装置で前記複数の識別情報を入力するための第1入力ステップと、
前記第1入力手段で入力された複数の識別情報を前記第1のデータ処理装置に送信する第2の送信ステップと、
前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定ステップの判定結果が印刷許可を示していた場合に印刷処理を実行する画像形成ステップと、
前記画像形成ステップにおける印刷枚数と前記第1入力手段で入力された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信する第3の送信ステップとを備え、
前記第2のデータ処理装置は、
前記第2のデータ処理装置で前記複数の識別情報を入力する第2入力ステップと、
前記第2入力ステップにより入力された複数の識別情報を前記第1のデータ処理装置に送信する第4の送信ステップと、
前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定ステップの判定結果が印刷許可を示していた場合には、記憶される印刷データと前記複数の識別情報とを前記複数の画像形成装置のいずれかに送信する第5の送信手段とを備え、
前記画像形成装置は、前記第2のデータ処理装置から送信される印刷データに基づいて前記画像形成手段が印刷処理を実行し、前記第3の送信手段は前記画像形成手段における印刷枚数と前記第2のデータ処理装置から送信された前記第2入力ステップにより入力された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信し、
前記第2のデータ処理装置は、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷不許可を示していた場合には、前記第5の送信ステップは前記印刷データを前記複数の画像形成装置のいずれにも送信しないことを特徴とする印刷処理方法。 - 所定の通信媒体を介して第1のデータ処理装置と複数の第2のデータ処理装置と複数の画像形成装置とが通信可能な画像形成システムにおける印刷処理方法であって、
使用者を識別する複数の識別情報をあらかじめ記憶する第1の記憶手段と、前記複数の識別情報別に前記複数の画像形成装置における総印刷枚数を記憶する第2の記憶手段とを備える前記第1のデータ処理装置は、
前記複数の第2のデータ処理装置または前記複数の画像形成装置に含まれるいずれかの装置から送信される前記複数の識別情報と前記第1の記憶手段に記憶される複数の識別情報とを照合し、いずれかの画像形成装置での印刷処理を許可するかどうかを判定する判定ステップと、
前記いずれかの装置に前記判定ステップの判定結果を送信する第1の送信ステップと、
前記判定結果の送信後、前記いずれかの画像形成装置から送信される複数の識別情報と印刷枚数とに基づいて前記第2の記憶手段に記憶される総印刷枚数を更新制御する制御ステップとを備え、
前記第2のデータ処理装置は、
前記複数の識別情報を入力する入力ステップと、
前記入力ステップにより入力された複数の識別情報を前記第1のデータ処理装置に送信する第2の送信ステップと、
前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定ステップの判定結果が印刷許可を示していた場合には、記憶される印刷データと前記複数の識別情報とを前記複数の画像形成装置のいずれかに送信する第3の送信ステップとを備え、
前記画像形成装置は、
前記第2のデータ処理装置から送信される印刷データに基づいて印刷処理する画像形成ステップと、
前記画像形成ステップにおける印刷枚数と前記第2のデータ処理装置から送信された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信する第4の送信ステップとを備え、
前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定ステップの判定結果が印刷不許可を示していた場合には、前記第3の送信ステップは前記印刷データを前記複数の画像形成装置のいずれにも送信しないことを特徴とする印刷処理方法。 - 所定の通信媒体を介して第1のデータ処理装置と複数の第2のデータ処理装置と複数の画像形成装置とが通信可能な画像形成システムにおける印刷処理方法であって、
使用者を識別する複数の識別情報をあらかじめ記憶する第1の記憶手段と、前記複数の識別情報別に前記複数の画像形成装置における総印刷枚数および前記複数の識別情報ごとの印刷上限枚数を記憶する第2の記憶手段とを備える前記第1のデータ処理装置は、
前記複数の第2のデータ処理装置または前記複数の画像形成装置に含まれるいずれかの装置から送信される前記複数の識別情報と前記第1の記憶手段に記憶される複数の識別情報とを照合し、いずれかの画像形成装置での印刷処理を許可するかどうかを判定する判定ステップと、
前記いずれかの装置から送信される印刷条件に基づいて最大印刷枚数を予測して印刷可能枚数を算出する算出ステップと、
前記判定ステップの判定結果および前記算出ステップによる算出結果とを前記いずれかの装置に送信する第1の送信ステップと、
前記判定結果の送信後、前記いずれかの画像形成装置から送信される複数の識別情報と印刷枚数とに基づいて前記第2の記憶手段に記憶される総印刷枚数を更新制御する制御ステップとを備え、
前記複数の画像形成装置は、
前記複数の識別情報を入力するための第1入力ステップと、
前記第1入力ステップで入力された複数の識別情報と設定された印刷条件とを前記第1のデータ処理装置に送信する第2の送信ステップと、
前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定ステップが印刷許可を示していた場合に印刷処理を実行する画像形成ステップと、
前記画像形成ステップにおける印刷枚数と前記第1のデータ処理装置から送信される印刷可能枚数との比較結果に基づいて前記印刷処理を中断する中断制御ステップと、
前記画像形成手段における印刷枚数と前記入力手段で入力された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信する第3の送信ステップとを備え、
前記第2のデータ処理装置は、
前記第2のデータ処理装置で前記複数の識別情報を入力する第2入力ステップと、
前記第2入力ステップにより入力された複数の識別情報と設定された印刷条件とを前記第1のデータ処理装置に送信する第4の送信ステップと、
前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷許可を示していた場合に、記憶される印刷データと前記複数の識別情報と前記第1のデータ処理装置から送信された印刷可能枚数とを前記複数の画像形成装置のいずれかに送信する第5の送信ステップとを備え、
前記画像形成装置は、前記第2のデータ処理装置から送信された印刷データに基づいて前期画像形成手段が印刷処理を実行し、前記画像形成手段における印刷枚数と前記第1のデータ処理装置から送信される印刷可能枚数との比較結果に基づいて前記印刷処理を中断する中断制御ステップを備え、
前記第3の送信ステップは前記画像形成手段における印刷枚数と前記第2のデータ処理装置から送信された前記第2入力ステップにより入力された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信し、前記第2のデータ処理装置は、前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定ステップの判定結果が印刷不許可を示していた場合には、前記第5の送信ステップは前記印刷データを前記複数の画像形成装置のいずれにも送信しないことを特徴とする印刷処理方法。 - 所定の通信媒体を介して第1のデータ処理装置と複数の第2のデータ処理装置と複数の画像形成装置とが通信可能な画像形成システムにおける印刷処理方法であって、
使用者を識別する複数の識別情報をあらかじめ記憶する第1の記憶手段と、前記複数の識別情報別に前記複数の画像形成装置における総印刷枚数および前記複数の識別情報ごとの印刷上限枚数を記憶する第2の記憶手段とを備える前記第1のデータ処理装置は、
前記複数の第2のデータ処理装置または前記複数の画像形成装置に含まれるいずれかの装置から送信される前記複数の識別情報と前記第1の記憶手段に記憶される複数の識別情報とを照合し、いずれかの画像形成装置での印刷処理を許可するかどうかを判定する判定ステップと、
前記いずれかの装置から送信される印刷条件に基づいて最大印刷枚数を予測して印刷可能枚数を算出する算出ステップと、
前記判定ステップの判定結果および前記算出ステップによる算出結果とを前記いずれかの装置に送信する第1の送信ステップと、前記判定結果の送信後、前記いずれかの画像形成装置から送信される複数の識別情報と印刷枚数とに基づいて前記第2の記憶手段に記憶される総印刷枚数を更新制御する制御ステップとを備え、
前記第2のデータ処理装置は、
前記複数の識別情報を入力する入力ステップと、
前記入力ステップにより入力された複数の識別情報と設定された印刷条件とを前記第1のデータ処理装置に送信する第2の送信ステップと、
前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定手段の判定結果が印刷許可を示していた場合に、記憶される印刷データと前記複数の識別情報と前記第1のデータ処理装置から送信された印刷可能枚数とを前記複数の画像形成装置のいずれかに送信する第3の送信ステップとを備え、
前記画像形成装置は、
前記第2のデータ処理装置から送信された印刷データに基づいて印刷処理する画像形成ステップと、
前記画像形成ステップにおける印刷枚数と前記第1のデータ処理装置から送信される印刷可能枚数との比較結果に基づいて前記印刷処理を中断する中断制御ステップと、
前記画像形成ステップにおける印刷枚数と前記第2のデータ処理装置から送信された複数の識別情報とを前記第1のデータ処理装置に送信する第4の送信ステップとを備え、
前記第1のデータ処理装置から送信される前記判定ステップの判定結果が印刷不許可を示していた場合には、前記第3の送信ステップは前記印刷データを前記複数の画像形成装置のいずれにも送信しないことを特徴とする印刷処理方法。
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