JP4699318B2 - シャッタ装置及びシャッタ装置用金物 - Google Patents

シャッタ装置及びシャッタ装置用金物 Download PDF

Info

Publication number
JP4699318B2
JP4699318B2 JP2006247222A JP2006247222A JP4699318B2 JP 4699318 B2 JP4699318 B2 JP 4699318B2 JP 2006247222 A JP2006247222 A JP 2006247222A JP 2006247222 A JP2006247222 A JP 2006247222A JP 4699318 B2 JP4699318 B2 JP 4699318B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
shutter device
pair
guide rail
section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006247222A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008069518A (ja
Inventor
純 菅佐原
晴信 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sugatsune Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sugatsune Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sugatsune Kogyo Co Ltd filed Critical Sugatsune Kogyo Co Ltd
Priority to JP2006247222A priority Critical patent/JP4699318B2/ja
Publication of JP2008069518A publication Critical patent/JP2008069518A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4699318B2 publication Critical patent/JP4699318B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

本発明は、複数枚のスラットを移動させて建築物等の開口部を開閉するシャッタ装置に関する。
シャッタ装置は、複数枚のスラットを移動させて建築物等の開口部を開閉するものであり、空間を仕切るのに用いられる。一般的には、シャッタ装置は建築物の入口の戸の外側に設けられて、建築物の内部の空間と屋外の空間とを仕切る。建築物の入口の戸の外側に設けられるシャッタ装置は、防盗・防火・日除けなどの目的で設置される。
従来のシャッタ装置は、開口部の左右両側に設けられる一対の案内レールと、案内レールにその両端部が挿入される複数枚のスラットと、から構成される(例えば特許文献1参照)。スラットは薄板状で水平方向に細長く伸び、スラットの左右両端は案内レールの案内溝に挿入される。スラットの上下端には、上下に隣接するスラット同士を連結するためのカール状係合部が形成される。すなわち、シャッタ装置は、複数枚のスラットを上下方向に互いに連結し、複数枚のスラットの両端部を一対の案内レールの案内溝に挿入して構成される。このようにシャッタ装置を構成することで、建築物の入口に据え付けられたシャッタ装置を壊すこと、例えば案内レールからスラットを取り外したり、複数枚のスラットをばらばらに分解したりすることが困難になる。よって、防盗・防火性能が優れたシャッタ装置が得られる。
特開平9−317355号公報(1頁参照)
しかし、シャッタ装置を、防盗・防火を目的として建築物の入口の戸の外側に配置するのではなく、建築物の内壁の一部として、建築物の部屋と部屋を仕切る間仕切りとして、さらには家具の一部として使用したいという要請がある。例えば、凹ませた壁面にテレビを入れ、テレビを見ないときには、シャッタ装置を閉じてテレビを隠すことができれば、すっきりした感じ(余計なものがなく気持よく整っている感じ)を与えることができる。この場合、シャッタ装置は、凹ませた壁面に取り付けられる。テレビを見るときには、シャッタ装置を開ければよいし、テレビを見ないときには、シャッタ装置を閉じればよい。シャッタ装置を閉じたとき、シャッタ装置を壁面と一体化させることができれば、よりすっきりした感じを与えることができる。このような室内の壁面として使用されるシャッタ装置は、防犯・防火を目的として設置されるというよりもむしろ、インテリアとしての装飾性を向上することを目的として設置される。
ところで、シャッタ装置の案内レールを開口部の奥行き方向に折り曲げ、複数枚のスラットを畳むことなく案内レールに沿って奥行き方向に移動させると、開口部の高さの分だけ奥行き方向の収納スペースが必要になる。しかし、建築物の室内や家具の内部にこのような収納スペースを確保するのは困難な場合が多い。
そこで本発明は、装飾性を向上させることができると共に、スラットの収納スペースをコンパクトにできるシャッタ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、互いに平行に伸びる一対の案内レールと、前記一対の案内レールの案内通路に沿って移動できるように、前記一対の案内レールに組み付けられる複数のブラケットと、前記複数のブラケットに支持される複数枚のスラットと、を備え、前記複数のスラットは、前記案内レールの長手方向の一端側の収納部区間に移動したとき、互いに平行に配列される一方、前記案内レールの長手方向の他端側の開口部区間に移動したとき、その表面が略同一の平面内に配列され、前記開口部区間において、シャッタ装置の正面側からみて前記案内レールの少なくとも一部が前記スラットの長手方向の端部で隠れるように、前記一対の案内レールの内法(内側の距離)が前記スラットの長手方向の長さよりも短い一方、前記収納部区間において、前記スラットが前記一対の案内レール間に挟まれるように、前記一対の案内レールの内法(内側の距離)が前記スラットの長手方向の長さよりも長いことを特徴とするシャッタ装置である。
ここで、「複数枚のスラットの表面が略同一の平面内に配列される」とは、複数枚のスラットの表面が同一の平面内に配列される場合の他、複数枚のスラットに厚みの差があったり、複数のブラケットの取付け面に段差があったりして、複数枚のスラットが重ならない程度に、複数枚のスラットの表面に段差が生ずる場合も含む。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシャッタ装置において、前記一対の案内レールは、前記開口部区間において、シャッタ装置の正面側からみて前記一対の案内レールが前記スラットの長手方向の両端部で隠れることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のシャッタ装置において、前記一対の案内レールのそれぞれは、案内レールの長手方向に伸びる二条の案内通路を有し、前記二条の案内通路は、前記開口部区間において直線状に並列に伸び、前記開口部区間から前記収納部区間に移行する繋ぎ区間において、前記シャッタ装置の奥側又は手前側に折れ曲がると共に二股に分かれ、前記収納部区間において、二股に分岐した状態で直線状に伸び、
前記複数のブラケットそれぞれは、前記スラットが取り付けられるブラケット本体と、前記ブラケット本体に結合されると共に、各案内レールに対して前記各案内レールの長手方向に位置を異ならせた二箇所に設けられる案内レール係合部を有し、前記二つの案内レール係合部の一方が、前記二条の案内通路の一方に案内され、前記二つの案内レール係合部の他方が、前記二条の案内通路の他方に案内されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のシャッタ装置において、前記一対の案内レールそれぞれには、前記二条の案内通路に沿って一条の主ローラ案内通路がさらに設けられ、前記一条の主ローラ案内通路は、前記二条の案内通路が二股に分岐するのに合わせて二股に分岐し、前記二つの案内レール係合部それぞれは、前記主ローラ案内通路に挿入される主ローラと、前記二条の案内通路のいずれか一方に収容される副ローラと、を有し、前記二つの案内レール係合部の一方の副ローラが、前記二条の案内通路の一方に案内され、前記二つの案内レール係合部の他方の副ローラが、前記二条の案内通路の他方に案内されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のシャッタ装置において、前記一対の案内レールそれぞれは、前記開口部区間から前記収納部区間に移行する繋ぎ区間において、ねじれていて、そして、前記一対の案内レールそれぞれがねじれることによって、前記一対の案内レールは、前記開口部区間において、前記シャッタ装置の正面側からみて前記スラットの後方に配置される一方、前記収納部区間において、前記シャッタ装置の正面側からみて前記スラットの長手方向の側方に配置されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のシャッタ装置において、前記案内レール係合部は、ねじれた前記繋ぎ区間の前記案内レールの、前記案内通路に沿って移動できるように、ヒンジを介して前記ブラケット本体に結合されることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のシャッタ装置において、前記一対の案内レールは、ねじれることなく、前記開口部区間から前記収納部区間に移行する繋ぎ区間において、前記開口部区間から前記収納部区間に向かって内法(内側の距離)が徐々に大きくなり、そして、前記一対の案内レールは、内法(内側の距離)が徐々に大きくなることによって、前記開口部区間において、前記シャッタ装置の正面側からみて前記スラットの後方に配置される一方、前記収納部区間において、前記シャッタ装置の正面側からみて前記スラットの長手方向の側方に配置されることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のシャッタ装置において、前記ブラケットの前記案内レール係合部は、内法(内側の距離)が徐々に長くなる前記繋ぎ区間の前記案内レールの、前記案内通路に沿って移動できるように、スライド可能に前記ブラケット本体に結合されることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、互いに平行に伸びる一対の案内レールと、前記一対の案内レールの案内通路に沿って移動できるように、前記一対の案内レールに組み付けられる複数のブラケットと、を備え、前記複数のブラケットは、複数枚のスラットを支持することができ、前記複数のブラケットが前記案内レールの長手方向の一端側の収納部区間に移動したとき、前記複数枚のスラットを互いに平行に配列することができる一方、前記複数のブラケットが前記案内レールの長手方向の他端側の開口部区間に移動したとき、前記複数枚のスラットの表面を略同一の平面内に配列でき、前記一対の案内レールは、前記収納部区間における内法(内側の距離)が前記開口部区間における内法(内側の距離)よりも長く、そして、シャッタ装置の正面側からみて、前記開口部区間において、前記スラットを前記案内レールよりも前方に配置できる一方、前記収納部区間において、前記スラットを前記一対の案内レール間に挟むことができることを特徴とするシャッタ装置用金物である。
ここで、「複数枚のスラットの表面を略同一の平面内に配列できる」とは、複数枚のスラットの表面を同一の平面内に配列できる場合の他、複数枚のスラットに厚みの差があったり、複数のブラケットの取付け面に段差があったりして、複数枚のスラットが重ならない程度に、複数枚のスラットの表面に段差が生ずる場合も含む。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のシャッタ装置用金物において、前記一対の案内レールそれぞれは、前記開口部区間から前記収納部区間に移行する繋ぎ区間において、ねじれていて、そして、前記一対の案内レールそれぞれがねじれることによって、前記一対の案内レールを、前記開口部区間において、前記シャッタ装置の正面側からみて前記スラットの後方に配置できる一方、前記収納部区間において、前記シャッタ装置の正面側からみて前記スラットの長手方向の側方に配置できることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項9に記載のシャッタ装置用金物において、前記一対の案内レールは、ねじれることなく、前記開口部区間から前記収納部区間に移行する繋ぎ区間において、前記開口部区間から前記収納部区間に向かって内法(内側の距離)が徐々に大きくなり、そして、前記一対の案内レールの内法(内側の距離)が徐々に大きくなることによって、前記一対の案内レールを、前記開口部区間において、前記シャッタ装置の正面側からみて前記スラットの後方に配置できる一方、前記収納部区間において、前記シャッタ装置の正面側からみて前記スラットの長手方向の側方に配置できることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、複数枚のスラットが案内レールの開口部区間に移動したとき、案内レールがスラットの端部の後方に隠れるので、シャッタ装置の装飾性を向上させることができる。また、複数枚のスラットが案内レールの収納部区間に移動したとき、一対の案内レール間で挟まれるスラットが互いに平行に配列されるので、スラットの収納スペースを低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、開口部区間において、シャッタ装置の正面側からみて、一対の案内レールをスラットの長手方向の両端部で隠すことができる。
請求項3に記載の発明によれば、スラットを収納部区間に移動させたとき、複数枚のスラットを互いに平行に配列することができる一方、スラットを開口部区間に移動させたとき、複数枚のスラットを一平面内に並べて配列することができる。
請求項4に記載の発明によれば、複数枚のスラットを収納部区間と開口部区間との間で円滑に移動させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、開口部区間でスラットの後方に配置される案内レールを、収納部区間でスラットの側方に配置することができる。
請求項6に記載の発明によれば、案内レール係合部をねじれた案内レールの案内通路に沿って移動させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、開口部区間でスラットの後方に配置される案内レールを、収納部区間でスラットの側方に配置することができる。
請求項8に記載の発明によれば、案内レール係合部を内法が長くなる案内レールの案内通路に沿って移動させることができる。
請求項9に記載の発明によれば、複数枚のスラットが案内レールの開口部区間に移動したとき、一対の案内レールがスラットの両端部の後方に隠れるので、シャッタ装置の装飾性を向上させることができる。また、複数枚のスラットが案内レールの収納部区間に移動したとき、スラットが互いに平行に配列されるので、スラットの収納スペースを低減することができる。
請求項10又は11に記載の発明によれば、開口部区間でスラットの後方に配置される案内レールを、収納部区間でスラットの側方に配置することができる。
以下添付図面に基づいて、本発明のシャッタ装置の実施形態を説明する。
図1ないし図4は、本発明の第一の実施形態におけるシャッタ装置を示す。図1及び図2は、シャッタ装置の斜視図を示し、図3及び図4は、シャッタ装置の正面図を示す。図1及び図3は、複数枚のスラット2が案内レール1の下端側の開口部区間1aに移動して、開口部が閉じられた状態を示し、図2及び図4は、複数枚のスラット2が案内レール1の上端側の収納部区間1cに移動して、開口部が開けられた状態を示す。
図1及び図2に示されるように、この実施形態のシャッタ装置は、互いに平行に伸び、ブラケット3が移動するのを案内する左右一対の案内レール1と、一対の案内レール1に組みつけられ、一対の案内レール1に沿って移動できる複数のブラケット3と、一対の案内レール1間に掛け渡され、複数のブラケット3に支持される複数枚のスラット2と、を備える。左右一対の案内レール1に左右一対のブラケット3が装着され、左右一対のブラケット3に一枚のスラット2が支持される。複数枚のスラット2は互いに連結されていない。
スラット2の表面には、インテリアに適するように化粧が施される。複数枚のスラット2それぞれに同じ模様や色彩を施してもよいし、複数枚のスラット2を組み合わせたときに一つの模様が出来上がるようにしてもよい。スラット2は、案内レール1やブラケット3等から構成される機能部品(シャッタ装置用金物)とは別の流通経路で供給されるのが望ましい。スラット2には、機能性よりもデザイン性が要求されるからである。
図3に示されるように、複数枚のスラット2が案内レール1の下端側の開口部区間1aに移動したとき、案内レール1はスラット2の両端部の後方に隠れる。この開口部区間1aにおいて、一対の案内レール1の内法(内側の距離)は、スラット2の長手方向の長さよりも短い。その一方、図4に示されるように、複数枚のスラット2が収納部区間1cに移動したとき、複数枚のスラット2は一対の案内レール1間に挟まれると共に互いに平行に並んだ状態で収納される。この収納部区間1cにおいて、一対の案内レール1の内法は、スラット2の長手方向の長さよりも長い。スラット2の長手方向の長さは一定であるから、収納部区間1cにおける一対の案内レール1の内法は、開口部区間1aにおける一対の案内レール1の内法よりも大きい。
図5は、凹んだ壁面6に取り付けたシャッタ装置の水平方向断面図を示す。壁面6の開口部の左右両側には段差7が形成される。段差7の高さはシャッタ装置の高さに等しく、壁面6とスラット2の表面とは同一平面内に(面一に)配置される。この図5には、案内レール1の断面図も示されている。案内レール1の断面形状は左右対称である。案内レール1には、その内部に長手方向に伸びる一条の主ローラ案内通路8と、二条の副ローラ案内通路9が形成される。主ローラ案内通路8は、案内レール1の中央部にかつ奥側に形成され、二条の副ローラ案内通路9は、案内レール1の左右両側にかつ手前側に形成される。主ローラ案内通路8には、ブラケット3の主ローラ16が転がり運動可能に収容され、副ローラ案内通路9にはブラケット3の副ローラ17が転がり運動可能に収容される。案内レール1の断面図において、主ローラ16の自転軸と副ローラ17の自転軸とは直交している。これにより、ブラケット3が案内レール1に沿って移動するとき、がたが生じるのが防止される。
図6は、案内レール1の側面図を示す。案内レール1は、開口部に配置され、垂直方向に直線状に伸びる開口部区間1aと、天井裏内に配置され、開口部区間1aの上端から垂直方向に伸びると共に、折れ曲がった後、二股に分かれて水平方向に伸びる繋ぎ区間1bと、天井裏内に配置され、繋ぎ区間1bの一端に接続される収納部区間1cとに分けられる。収納部区間1cにおいて、案内レール1は二股に分岐した状態で水平方向に直線状に伸びる。案内レール1を二股に分岐させたのは、スラット2を平行に配列した状態で収納するためである。
図7は、案内レール1及びブラケット3の分解斜視図を示す。案内レール1は、シャッタ装置の正面からみて、開口部区間1aにおいて、スラット2の両端部の後方に配置される(図3参照)。その一方、案内レール1は、収納部区間1cにおいて、スラット2の長手方向の側方に配置される(図4参照)。これを実現するために、この実施形態の案内レール1は、繋ぎ区間1bにおいて90度ねじれている。図8は、ねじれた繋ぎ区間1bの案内レール1の断面形状の変化を示す。図8(C)に示されるように、スラット2の後方に配置される案内レール1が、ねじれることによって、図8(B),(A)に示されるように、除々にスラット2の長手方向の側方に位置するようになる。案内レール1から見れば、案内レール1の内側にスラット2が入ってくることになる。案内レール1のねじれの回転中心は、スラット2の背面に取り付けたブラケット3のヒンジ軸12である。
図7に示されように、案内レール1はねじられた後、二股に分岐する。もともと一条の主ローラ案内通路8は、案内レール1の分岐に伴って二条の主ローラ案内通路8a,8bに分岐する。もともと二条の副ローラ案内通路9は、並列に並んだ状態から繋ぎ区間1bにおいて二股に分岐し、収納部区間1cにおいて二股に分岐した状態で直線状に伸びる。なお、この実施形態では、収納部区間1cにおいて、二股に分岐した収納部区間1cの案内レール1の形状を揃えるために、二股に分岐した案内レール1のそれぞれに二条の副ローラ案内通路9が形成されているが、繋ぎ区間1bの副ローラ案内通路9に繋がっているのは、二条の副ローラ案内通路9のうちの片側のみである。繋ぎ区間1bでの案内レール1は、ねじられ、かつ分岐されるので、全体が複数の分割ピースに分割される。分割ピースは止め金具13で連結される。
ブラケット3は、スラット2が取り付けられるブラケット本体14と、案内レール1の長手方向に位置を異ならせてブラケット本体14に結合される二つの案内レール係合部15と、を有する。二つの案内レール係合部15の一方が二条の副ローラ案内通路9の一方に案内され、二つの案内レール係合部15の他方が二条の副ローラ案内通路9の他方に案内される。そして、収納部区間1cにおいて分岐した二つの案内レール1のうち、上側の案内レール1に上側の案内レール係合部15が案内され、下側の案内レール1に下側の案内レール係合部15が案内される。
案内レール係合部15は、ヒンジを介してブラケット本体14に結合される。案内レール係合部15は、案内レール1の主ローラ案内通路8に挿入される主ローラ16と、二条の副ローラ案内通路9の一方に収容される副ローラ17と、を有する。主ローラ16はヒンジ片19から突出させた主ローラ支持軸20に結合される。主ローラ16はこの主ローラ支持軸20を中心にして回転する。副ローラ17は主ローラ支持軸20にL字形状のアーム18を介して連結され、主ローラ支持軸20の回りを旋回(公転)する。
ブラケット本体14には、雌ねじ21が加工される。スラット2の、ブラケット本体14の雌ねじ21に対応する位置には貫通孔22が加工される。スラット2の貫通孔22に止めねじ23を通し、止めねじ23をブラケット本体14の雌ねじ21に嵌め込むことで、スラット2をブラケット本体14の取付け面に取り付けることができる。ブラケット本体14からスラット2を取り外すときは、止めねじ23をブラケット本体14から取り外せばよい。ブラケット本体14へのスラット2の着脱は、ブラケット3を案内レール1に装着したまま行うことができる。スラット2が取り付けられるブラケット本体14の取付け面25は、案内レール1よりもシャッタ装置の正面側にはみ出す(図5参照)。
図5の開口部区間1aの水平断面図に示されるように、案内レール1には、一条の主ローラ案内通路8と二条の副ローラ案内通路9とが形成される。一条の主ローラ案内通路8及び二条の副ローラ案内通路9はいずれも垂直方向に伸びる。主ローラ案内通路8には、二つの案内レール係合部15それぞれの主ローラ16が挿入される。二条の副ローラ案内通路9のうちの一方には、二つの案内レール係合部15いずれか一方の副ローラ17が挿入され、二条の副ローラ案内通路9のうちの他方には、二つの案内レール係合部15の他方の副ローラ17が挿入される。開口部区間1aにおいて、二つの案内レール係合部15は垂直方向に並べて配置されるので、スラット2も垂直面内に配置される。そして、開口部区間1aにおいて、複数のブラケット3は垂直方向に並べて配置されるので、複数枚のスラット2が垂直面内に並べて配列される。
スラット2が上昇すると、ブラケット3が開口部区間1aから繋ぎ区間1bに移行する。繋ぎ区間1bはねじれているので、図8に示されるように、案内レール1のねじれに対応するように、案内レール係合部15はヒンジ軸12を中心にヒンジ片19が開くように回転する。最終的には、ヒンジ片19は90度回転する。図9は、ねじれた繋ぎ区間を移動する案内レール係合部15を示す。ねじれた案内レール1に対応して、案内レール係合部15がヒンジ軸12を中心に回転しているのがわかる。
図10は、さらにスラット2が繋ぎ区間1bを上昇した状態を示す。繋ぎ区間1bの案内レール1はねじれた後、二股に分岐する。分岐した二条の副ローラ案内通路9のうち、上側の副ローラ案内通路9に上側の案内レール係合部15の副ローラ17が導かれ、下側の副ローラ案内通路9に下側の案内レール係合部15の副ローラ17が導かれる。このように、副ローラ17は分岐後にどちらの副ローラ案内通路9に導かれるかが決まっている。主ローラ16は、分岐点において副ローラ17に引っ張られて二条に分岐した主ローラ案内通路8のいずれか一方に導かれる。
繋ぎ区間1bの案内レール1は、分岐後に折れ曲がっているので、これに対応できるように、副ローラ17は主ローラ支持軸20を中心にして旋回する。図11は収納部区間1cの垂直断面図を示す。図5の水平断面図に示されるように、開口部区間1aにおいては、副ローラ17の自転軸と主ローラ16の自転軸は水平面内に配置される。一方、図11に示されるように、収納部区間1cにおいては、アーム18が首を振って副ローラ17が90度旋回するので、副ローラ17の自転軸と主ローラ16の自転軸が垂直面内に配置される。
図12は、案内レール1の収納部区間1cに収納された複数枚のスラット2を、シャッタ装置の背面側からみた斜視図である。収納部区間1cにおいて、上側の案内レール係合部15が上側の案内レール1に案内され、下側の案内レール係合部15が下側の案内レール1に案内される。そして、複数枚のスラット2は平行に配列される。また、ヒンジ片は90度開いていて、スラット2は一対の案内レール1の内側に挟まれる。
この実施形態では、シャッタ装置のスラットは手動により作動されることもあるし、電動により作動されることもある。手動により作動させる場合、複数枚のスラット2の一枚一枚を手で持って上昇又は下降させれば、開口部を開閉することができる。スラット2を電動により作動させる方法としては、案内レールに沿ってラックを設け、ラックに噛合するピニオンをブラケットに取り付け、電動モータによりピニオンを回転させ、ラックアンドピニオン機構によりブラケットを上昇又は下降させる方法が考えられる。この電動モータ・ピニオンは、全てのブラケット3に設けられてもよいし、最上端と最下端のブラケット3のみに設けてもよい。最上端と最下端のブラケット3のみに電動モータ・ピニオンを設ける場合、スラット2を上昇させるときは、最下端のブラケット3に取り付けた駆動機構がスラット2全体を押し上げることになるし、スラット2を下降させるときは、最上端のブラケット3に取り付けた駆動機構がスラット2全体を押し下げることになる。スラット2を上昇させるときでも下降させるときでも、電動モータを同期させる必要がある。この他にも、例えば最下部のスラットにチェーン又はワイヤの一端を連結させて、電動モータによりチェーン又はワイヤを引き上げたり、引き下げたりする機構も採用できる。
図13ないし図16は、本発明の第二の実施形態におけるシャッタ装置を示す。図13及び図14は、シャッタ装置の斜視図を示し、図15及び図16は、シャッタ装置の正面図を示す。図13及び図15は、複数枚のスラット32が案内レール31の下端側の開口部区間31aに移動して開口部が閉じられた状態を示し、図14及び図16は、複数枚のスラット32が案内レール31の上端側の収納部区間31cに移動して開口部が開けられた状態を示す。この実施形態でも、第一の実施形態のシャッタ装置と同様に、スラット32が収納部区間31cに移動したとき、複数枚のスラット32が互いに平行に並んだ状態で収納される。
図13及び図14に示されるように、この実施形態のシャッタ装置は、互いに平行に伸びる一対の案内レール31と、一対の案内レール31に沿って移動するブラケット33と、一対の案内レール31間に掛け渡され、複数のブラケット33に支持される複数枚のスラット32と、を備える。
図15に示されるように、複数枚のスラット32が案内レール31の下端側の開口部区間31aに移動したとき、案内レール31はスラット32の両端部の後方に隠れる。この開口部区間31aにおいて、一対の案内レール31の内法は、スラット32の長手方向の長さよりも短い。その一方、図16に示されるように、複数枚のスラット32が収納部区間31cに移動したとき、複数枚のスラット32は一対の案内レール31間に挟まれる。この収納部区間31cにおいて、一対の案内レール31の内法は、スラット32の長さ方向の長さよりも長い。スラット32の長手方向の長さは一定であるから、収納部区間31cにおける一対の案内レール31の内法は、開口部区間31aにおける一対の案内レール31の内法よりも大きい。
図17は、案内レール31の側面図を示す。案内レール31は、垂直方向に直線状に伸びる開口部区間31aと、開口部区間31aの上端から垂直方向に伸びると共に、折れ曲がった後、二股に分かれて水平方向に伸びる繋ぎ区間31bと、繋ぎ区間31bの一端に接続される収納部区間31cとに分けられる。収納部区間31cにおいて、案内レール31は二股に分岐した状態で水平方向に直線状に伸びる。収納部区間31cにおいて、案内レール31を二股に分岐させたのは、スラット32を平行に配列した状態で収納するためである。
図18は、案内レール31の断面図を示す。案内レール31の断面形状は中心線を境にして左右対称である。案内レール31には、その内部に長手方向に伸びる一条の主ローラ案内通路37と、二条の副ローラ案内通路38が形成される。ブラケット33側からみて、主ローラ案内通路37は、案内レール31の中央部にかつ奥側に形成され、二条の副ローラ案内通路38は、案内レール1の左右両側にかつ手前側に形成される。主ローラ案内通路37には、後述するブラケット33の主ローラ39が転がり運動可能に収容され、副ローラ案内通路38にはブラケット33の副ローラ40が転がり運動可能に収容される。案内レール31の断面図において、主ローラ39の自転軸と副ローラ40の自転軸とは直交している。
上述したように、収納部区間31cにおける一対の案内レール31の内法は、開口部区間31aにおける一対の案内レール31の内法よりも大きい。そして、案内レール31は、シャッタ装置の正面からみて、開口部区間31aにおいて、スラット32の両端部の後方に配置される(図15参照)。その一方、案内レール31は、収納部区間31cにおいて、スラット32の長手方向の側方に配置される(図16参照)。これを実現するために、上記第一の実施形態のシャッタ装置では、案内レール1を繋ぎ区間1bにおいて90度ねじった。しかし、この実施形態のシャッタ装置では、案内レール31を繋ぎ区間31bにおいて、ねじることなく、開口部区間31aから収納部区間31cに向かって徐々に一対の案内レール31の内法を大きくしている。
図13に示されように、案内レール31は繋ぎ区間31bにおいて内法を広げた後、二股に分岐する。図17に示されるように、もともと一条の主ローラ案内通路37は、案内レール31の分岐に伴って二条の主ローラ案内通路37に分岐する。もともと二条の副ローラ案内通路38は、並列に並んだ状態から繋ぎ区間31bにおいて二股に分岐し、収納部区間31cにおいて二股に分岐した状態で直線状に伸びる。繋ぎ区間31bでの案内レール31は、ねじられ、かつ分岐するので、全体が複数の分割ピースに分割される。
図19は、ブラケット33の分解斜視図を示す。ブラケット33は、スラット32が取り付けられるブラケット本体41と、案内レール31の長手方向に位置を異ならせてブラケット本体41に結合される二つの案内レール係合部42と、を有する。二つの案内レール係合部42の一方が二条の副ローラ案内通路38の一方に案内され、二つの案内レール係合部42の他方が二条の副ローラ案内通路38の他方に案内される。
案内レール係合部42は、ブラケット本体41に回転可能に組み付けられる円盤状の回転体43と、回転体43に一軸方向にスライド可能に組みつけられるスライド体44と、スライド体44の端部の主ローラ支持軸45に結合される主ローラ39と、主ローラ支持軸45にL字形状のアーム46を介して連結される副ローラ40と、を有する。主ローラ39は主ローラ支持軸45を中心に回転する。副ローラ40は、主ローラ支持軸45の回りを旋回(公転)する。アーム46によって副ローラ40が旋回したとしても、副ローラ40の自転軸は主ローラ39の自転軸を向く。
図20は、スライド体44の詳細図を示す。スライド体44は半円柱形状であり、軸線方向に伸びる断面T字型のありみぞ48を有する。図19に示されるように、回転体43にはありみぞ48に嵌まる断面T字型の突起49が形成される。スライド体44は、回転体43の突起49に案内されつつ一軸方向にスライドする。
図19に示されるように、ブラケット本体41には、雌ねじが加工される。スラット32の、ブラケット本体41の雌ねじに対応する位置には貫通孔50が加工される。スラット32の貫通孔50に止めねじ51を通し、止めねじ51をブラケット本体41の雌ねじに嵌め込むことで、スラット32をブラケット本体41の取付け面に取り付けることができる。ブラケット本体41からスラット32を取り外すときは、止めねじ51をブラケット本体41から取り外せばよい。ブラケット33へのスラット32の着脱は、ブラケット33を案内レール31に装着したまま行うことができる。図18に示されるように、ブラケット本体41の取付け面52は、案内レール31よりもシャッタ装置の正面側にはみ出る。
図21は、繋ぎ区間31bの案内レール31を移動するブラケット33の形状の変化を示す。案内レール係合部42の主ローラ39は、案内レール31の主ローラ案内通路37に挿入され、副ローラ40は二条の副ローラ案内通路38の一方に挿入される。図21(C)に示されるように、スラット32が案内レール31の開口部区間31aを移動しているときは、スライド体44はスラット32の内方(図中右方向)に移動している。スラット32が上昇し、図21(B)に示される繋ぎ区間31bに入ると、上述したように一対の案内レール31の内法が除々に長くなるので、図21(A)に示されるように、案内レール31がスラット32から離間しようとする。案内レール31の副ローラ案内通路38には、副ローラ40が挿入されているので、案内レール31に引っ張られて、スライド体44が案内レール31側(図中左方向)にスライドする。
図22及び図23は、案内レール31に沿うブラケット33の移動を示す。図22(A)に示されるように、スラット32が案内レール31の開口部区間31aに位置するときは、上下二つのスライド体44は平行を保ち、最も内側(図中左方向)に位置する。図22(B)に示されるように、スラット32が繋ぎ区間31bに移動すると、上側のスライド体44が、広がった案内レール31によって案内レール31側に引っ張られる。案内レール31は傾いているので、案内レール31に対して直交しようとするスライド体44も傾く。スライド体44の回転は回転体43によって案内される。図23(A)に示されるように、さらにスラット32が上昇すると、上側のスライド体44は最も案内レール31側に移動し、分岐位置の手前まで移動する。ここでは、案内レール31は傾いていないので、スライド体44も水平を保つ。下側のスライド体44は徐々に案内レール31側に移動すると共に、傾いた案内レール1にしたがって傾く。図23(B)に示されるように、スラット32がさらに上昇すると、上側の案内レール係合部42の主ローラ39は、副ローラ40が上側の副ローラ案内通路38に導かれるのにしたがって、上側の主ローラ案内通路37に導かれる。一方、下側の案内レール係合部42の主ローラ39は、副ローラ40が下側の副ローラ案内通路38に導かれるのにしたがって、下側の主ローラ案内通路37に導かれる。図23(C)に示されるように、スラット32が収納部区間31cに移動すると、上側の案内レール31に上側の案内レール係合部42が案内され、下側の案内レール31に下側の案内レール係合部42が案内される。これにより、収納部区間31cにおいて、複数枚のスラット32が平行を保つ。
図24は、案内レール31の収納部区間31cの断面図を示す。スラット32が収納部区間31cに移動したとき、スライド体44は最も案内レール31側にスライドし、上下二つのスライド体44は平行を保つ。収納部区間31cにおいては、アーム46が首を振って副ローラ40が90度旋回するので、副ローラ40の自転軸と主ローラ39の自転軸が垂直面内に配置される。この実施形態でも、シャッタ装置のスラット32を手動により作動させても、電動により作動させてもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限られることなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々変更が可能である。例えば、上記実施形態では、案内レールを垂直方向に伸びるように配置し、複数枚のスラットを縦方向(垂直方向)に移動させて開口部を開閉している。しかし、案内レールを水平方向に伸びるように配置し、複数枚のスラットを横方向(水平方向)に移動させて開口部を開閉してもよい。この場合、案内レールを一対設けなくても、上側のみにすることも考えられる。また、案内レールはシャッタ装置の正面側からみて奥側に折れ曲がっていても、手前側に折れ曲がっていてもよい。
本発明の第一の実施形態におけるシャッタ装置の正面側の斜視図 上記シャッタ装置の正面側の斜視図(開状態) 上記シャッタ装置の正面図(閉状態) 上記シャッタ装置の正面図(開状態) 上記シャッタ装置の水平断面図 案内レールの側面図 案内レール及びブラケットの分解斜視図 繋ぎ区間の案内レールの断面形状の変化を示す図(図中(A)は図7のA−A線断面図を示し、(B)は図7のB−B線断面図を示し、(C)は図7のC−C線断面図を示す) ねじれた繋ぎ区間を移動する案内レール係合部を示す斜視図 ねじれた繋ぎ区間を移動する案内レール係合部を示す斜視図 収納部区間の垂直断面図 収納部区間に収納された複数枚のスラットを示す斜視図 本発明の第二の実施形態におけるシャッタ装置の正面側の斜視図 上記シャッタ装置の正面側の斜視図(開状態) 上記シャッタ装置の正面図(閉状態) 上記シャッタ装置の正面図(開状態) 案内レールの側面図 案内レールの断面図 ブラケットの分解斜視図 スライド体の詳細図(図中(A)は正面図を示し、(B)は平面図を示し、(C)は背面図を示す) 繋ぎ区間を移動するブラケットの形状の変化を示す断面図 案内レールに沿うブラケットの移動を示す斜視図 案内レールに沿うブラケットの移動を示す斜視図 案内レールの収納部区間の垂直断面図
符号の説明
1…案内レール
1a…開口部区間(案内レールの一端側)
1b…繋ぎ区間
1c…収納部区間(案内レールの他端側)
2…スラット
3…ブラケット
8…主ローラ案内通路
9…副ローラ案内通路(案内通路)
12…ヒンジ軸(ヒンジ)
14…ブラケット本体
15…案内レール係合部
16…主ローラ(ローラ)
17…副ローラ(ローラ)
19…ヒンジ片(ヒンジ)
31…案内レール
31a…開口部区間(案内レールの一端側)
31b…繋ぎ区間
31c…収納部区間(案内レールの他端側)
32…スラット
33…ブラケット
37…主ローラ案内通路
38…副ローラ案内通路(案内通路)
39…主ローラ(ローラ)
40…副ローラ(ローラ)
41…ブラケット本体
42…案内レール係合部
44…スライド体

Claims (11)

  1. 互いに平行に伸びる一対の案内レールと、
    前記一対の案内レールの案内通路に沿って移動できるように、前記一対の案内レールに組み付けられる複数のブラケットと、
    前記複数のブラケットに支持される複数枚のスラットと、を備え、
    前記複数のスラットは、前記案内レールの長手方向の一端側の収納部区間に移動したとき、互いに平行に配列される一方、前記案内レールの長手方向の他端側の開口部区間に移動したとき、その表面が略同一の平面内に配列され、
    前記開口部区間において、シャッタ装置の正面側からみて前記案内レールの少なくとも一部が前記スラットの長手方向の端部で隠れるように、前記一対の案内レールの内法(内側の距離)が前記スラットの長手方向の長さよりも短い一方、
    前記収納部区間において、前記スラットが前記一対の案内レール間に挟まれるように、前記一対の案内レールの内法(内側の距離)が前記スラットの長手方向の長さよりも長いことを特徴とするシャッタ装置。
  2. 前記一対の案内レールは、前記開口部区間において、シャッタ装置の正面側からみて前記一対の案内レールが前記スラットの長手方向の両端部で隠れることを特徴とする請求項1に記載のシャッタ装置。
  3. 前記一対の案内レールのそれぞれは、案内レールの長手方向に伸びる二条の案内通路を有し、前記二条の案内通路は、前記開口部区間において直線状に並列に伸び、前記開口部区間から前記収納部区間に移行する繋ぎ区間において、前記シャッタ装置の奥側又は手前側に折れ曲がると共に二股に分かれ、前記収納部区間において、二股に分岐した状態で直線状に伸び、
    前記複数のブラケットそれぞれは、前記スラットが取り付けられるブラケット本体と、前記ブラケット本体に結合されると共に、各案内レールに対して前記各案内レールの長手方向に位置を異ならせた二箇所に設けられる案内レール係合部を有し、
    前記二つの案内レール係合部の一方が、前記二条の案内通路の一方に案内され、前記二つの案内レール係合部の他方が、前記二条の案内通路の他方に案内されることを特徴とする請求項1又は2に記載のシャッタ装置。
  4. 前記一対の案内レールそれぞれには、前記二条の案内通路に沿って一条の主ローラ案内通路がさらに設けられ、
    前記一条の主ローラ案内通路は、前記二条の案内通路が二股に分岐するのに合わせて二股に分岐し、
    前記二つの案内レール係合部それぞれは、前記主ローラ案内通路に挿入される主ローラと、前記二条の案内通路のいずれか一方に収容される副ローラと、を有し、
    前記二つの案内レール係合部の一方の副ローラが、前記二条の案内通路の一方に案内され、前記二つの案内レール係合部の他方の副ローラが、前記二条の案内通路の他方に案内されることを特徴とする請求項3に記載のシャッタ装置。
  5. 前記一対の案内レールそれぞれは、前記開口部区間から前記収納部区間に移行する繋ぎ区間において、ねじれていて、
    そして、前記一対の案内レールそれぞれがねじれることによって、前記一対の案内レールは、前記開口部区間において、前記シャッタ装置の正面側からみて前記スラットの後方に配置される一方、前記収納部区間において、前記シャッタ装置の正面側からみて前記スラットの長手方向の側方に配置されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のシャッタ装置。
  6. 前記案内レール係合部は、ねじれた前記繋ぎ区間の前記案内レールの、前記案内通路に沿って移動できるように、ヒンジを介して前記ブラケット本体に結合されることを特徴とする請求項5に記載のシャッタ装置。
  7. 前記一対の案内レールは、ねじれることなく、前記開口部区間から前記収納部区間に移行する繋ぎ区間において、前記開口部区間から前記収納部区間に向かって内法(内側の距離)が徐々に大きくなり、
    そして、前記一対の案内レールは、内法(内側の距離)が徐々に大きくなることによって、前記開口部区間において、前記シャッタ装置の正面側からみて前記スラットの後方に配置される一方、前記収納部区間において、前記シャッタ装置の正面側からみて前記スラットの長手方向の側方に配置されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のシャッタ装置。
  8. 前記ブラケットの前記案内レール係合部は、内法(内側の距離)が徐々に長くなる前記繋ぎ区間の前記案内レールの、前記案内通路に沿って移動できるように、スライド可能に前記ブラケット本体に結合されることを特徴とする請求項7に記載のシャッタ装置。
  9. 互いに平行に伸びる一対の案内レールと、
    前記一対の案内レールの案内通路に沿って移動できるように、前記一対の案内レールに組み付けられる複数のブラケットと、を備え、
    前記複数のブラケットは、複数枚のスラットを支持することができ、
    前記複数のブラケットが前記案内レールの長手方向の一端側の収納部区間に移動したとき、前記複数枚のスラットを互いに平行に配列することができる一方、前記複数のブラケットが前記案内レールの長手方向の他端側の開口部区間に移動したとき、前記複数枚のスラットの表面を略同一の平面内に配列でき、
    前記一対の案内レールは、前記収納部区間における内法(内側の距離)が前記開口部区間における内法(内側の距離)よりも長く、
    そして、シャッタ装置の正面側からみて、前記開口部区間において、前記スラットを前記案内レールよりも前方に配置できる一方、前記収納部区間において、前記スラットを前記一対の案内レール間に挟むことができることを特徴とするシャッタ装置用金物。
  10. 前記一対の案内レールそれぞれは、前記開口部区間から前記収納部区間に移行する繋ぎ区間において、ねじれていて、
    そして、前記一対の案内レールそれぞれがねじれることによって、前記一対の案内レールを、前記開口部区間において、前記シャッタ装置の正面側からみて前記スラットの後方に配置できる一方、前記収納部区間において、前記シャッタ装置の正面側からみて前記スラットの長手方向の側方に配置できることを特徴とする請求項9に記載のシャッタ装置用金物。
  11. 前記一対の案内レールは、ねじれることなく、前記開口部区間から前記収納部区間に移行する繋ぎ区間において、前記開口部区間から前記収納部区間に向かって内法(内側の距離)が徐々に大きくなり、
    そして、前記一対の案内レールの内法(内側の距離)が徐々に大きくなることによって、前記一対の案内レールを、前記開口部区間において、前記シャッタ装置の正面側からみて前記スラットの後方に配置できる一方、前記収納部区間において、前記シャッタ装置の正面側からみて前記スラットの長手方向の側方に配置できることを特徴とする請求項9に記載のシャッタ装置用金物。
JP2006247222A 2006-09-12 2006-09-12 シャッタ装置及びシャッタ装置用金物 Expired - Fee Related JP4699318B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006247222A JP4699318B2 (ja) 2006-09-12 2006-09-12 シャッタ装置及びシャッタ装置用金物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006247222A JP4699318B2 (ja) 2006-09-12 2006-09-12 シャッタ装置及びシャッタ装置用金物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008069518A JP2008069518A (ja) 2008-03-27
JP4699318B2 true JP4699318B2 (ja) 2011-06-08

Family

ID=39291343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006247222A Expired - Fee Related JP4699318B2 (ja) 2006-09-12 2006-09-12 シャッタ装置及びシャッタ装置用金物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4699318B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5358133B2 (ja) * 2008-07-22 2013-12-04 三協立山株式会社 スクリーン装置
DE102015112633B4 (de) * 2015-07-31 2017-04-13 EFAFLEX INŽENIRING d.o.o. Ljubljana Rolltoranordnung ohne Polygoneffekt
CN108590484B (zh) * 2018-05-31 2024-01-30 昆明海顿自动门业有限公司 一种天地防撬卷帘门窗

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0196994U (ja) * 1987-12-19 1989-06-28
JPH01168144U (ja) * 1988-05-19 1989-11-27
JPH0347993U (ja) * 1989-09-13 1991-05-07
JPH05169976A (ja) * 1991-08-21 1993-07-09 Daikyo Webasto Co Ltd スラット列を備えた車両ルーフ
JPH0828159A (ja) * 1994-07-13 1996-01-30 Fuji Seiko Honsha:Kk シャッター装置
JP2000515598A (ja) * 1997-06-25 2000-11-21 クック,ゴレゴリー,エイチ 改良型クロージャーシステム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008032541A1 (fr) * 2006-09-12 2008-03-20 Sugatsune Kogyo Co., Ltd. Dispositif de volet et matériel pour dispositif de volet

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0196994U (ja) * 1987-12-19 1989-06-28
JPH01168144U (ja) * 1988-05-19 1989-11-27
JPH0347993U (ja) * 1989-09-13 1991-05-07
JPH05169976A (ja) * 1991-08-21 1993-07-09 Daikyo Webasto Co Ltd スラット列を備えた車両ルーフ
JPH0828159A (ja) * 1994-07-13 1996-01-30 Fuji Seiko Honsha:Kk シャッター装置
JP2000515598A (ja) * 1997-06-25 2000-11-21 クック,ゴレゴリー,エイチ 改良型クロージャーシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008069518A (ja) 2008-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4818362B2 (ja) 引戸具
CN102549228B (zh) 竖铰链窗单元
JP6211700B2 (ja) 組立式安全ドア
EP2933129B1 (en) Head-up display device
EP2881530A1 (en) Sliding window
CN104080992A (zh) 收纳式折叠门装置
JP4699318B2 (ja) シャッタ装置及びシャッタ装置用金物
WO2008047998A1 (en) Sliding door having a hinged door structure
JP4778971B2 (ja) シャッタ装置及びシャッタ装置用金物
EP1826308B1 (en) Device for closing and opening the access to a compartment
US20080072499A1 (en) Door exhibit case
KR101522704B1 (ko) 분절식 문
JP5529864B2 (ja) ドア組立体
JP2006232456A (ja) エレベータ装置
JP6389369B2 (ja) 引き折戸装置
KR101993172B1 (ko) 연동 게이트
JP4520580B2 (ja) 閉鎖装置
KR101115519B1 (ko) 플렛 도어 슬라이딩 개폐구조 및 개폐방법
JPH08135294A (ja) 分電盤の扉開閉構造
JP2021085291A (ja) 開閉体
JP2008038399A (ja) 引戸
KR101266844B1 (ko) 완전 개방이 가능한 이중 연동 도어 구조를 갖는 시스템 창호
JP4317159B2 (ja) 建具
JP6888184B2 (ja) 開閉装置およびその施工方法
JP5796196B2 (ja) 玄関構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110223

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110302

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees