JP4698742B2 - 基地局装置、通信制御方法及び通信システム - Google Patents

基地局装置、通信制御方法及び通信システム Download PDF

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Description

本発明は、LTE(Long Term Evolution)システムに関し、特に基地局装置及び通信制御方法に関する。
W−CDMAやHSDPAの後継となる通信方式、すなわちLTE(Long Term Evolution)が、W−CDMAの標準化団体3GPPにより検討され、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)、上りリンクについてはSC−FDMA(Single−Carrier Frequency Division Multiple Access)が検討されている(例えば、非特許文献1参照)。
OFDMは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各周波数帯上にデータを載せて伝送を行う方式であり、サブキャリアを周波数上に、一部重なりあいながらも互いに干渉することなく密に並べることで、高速伝送を実現し、周波数の利用効率を上げることができる。
SC−FDMAは、周波数帯域を分割し、複数の端末間で異なる周波数帯域を用いて伝送することで、端末間の干渉を低減することができる伝送方式である。SC−FDMAでは、送信電力の変動が小さくなる特徴を持つことから、端末の低消費電力化及び広いカバレッジを実現できる。
ところで、移動通信システムは有限の無線リソース(周波数や電力)を用いて通信を行うシステムであり、その通信容量には上限が存在する。よって、上記通信容量に応じて、セル内の移動局の数を制限する必要がある。例えば、新規の移動局が当該セルにおいて通信を開始しようとした場合に、セル内ですでに通信を行っている移動局の数が多く、通信容量の上限に近づいている場合には、上記新規の移動局が当該セルにおいて通信を開始することを許可しないといった制御を行う必要がある。さらに具体的には、例えば、セル内ですでに通信を行っている移動局の数を測定し、上記移動局の数が所定の閾値を超えている場合に、前記新規の移動局が当該セルにおいて通信を開始することを許可せず、上記移動局の数が所定の閾値以下の場合に、前記新規の移動局が当該セルにおいて通信を開始することを許可するといった呼受付制御を行うことが考えられる。尚、上述したような呼受付制御の観点からは、セル内ですでに通信を行っている移動局の数は、無線リソースを消費している移動局の数でなければならない。
また、一般に、移動通信システムには複数のキャリアが存在する。例えば、ある移動通信システムが20MHzの周波数帯域幅を所有し、その20MHzの周波数帯域幅でW−CDMAを用いた通信を提供する場合には、W−CDMAの1キャリアの帯域幅が5MHzであるため、4個のW−CDMAのキャリアが存在することになる。この場合、上記4個のW−CDMAのキャリアの内の各キャリア内の移動局の数は均等であることが、周波数リソースの有効活用の観点から望ましい。
上記移動局の数に関して、さらに説明を行う。
例えば、W−CDMAは、移動局と基地局装置との間で個別に設定される個別チャネルを用いた通信システムであり、消費される無線リソースである、電力リソースやコードリソースは、上記個別チャネルの数と比例する。よって、上記セル内ですでに通信を行っている移動局の数は、上記個別チャネルが設定されている移動局の数と同じであると考えられる。また、W−CDMAでは、移動局と基地局装置との間でコネクションが確立されている移動局の数と個別チャネルが設定されている移動局の数は、一般に同じである。
一方、LTEは、上りリンク、下りリンクともに共有チャネルを用いた通信システムであり、消費される無線リソースである、電力リソースやコードリソースは複数の移動局で共有される。これは個別の移動局に対して無線リソースを確保しないことを意味するため、結果として、移動局と基地局装置との間でコネクションが確立されている移動局の数と、消費される無線リソースを1対1対応させることが困難となる。また、LTEは、主にパケットデータを伝送することを目的としたシステムであるため、パケットデータの発生パターンによっては、移動局と基地局装置との間でコネクションが確立されているのにも係らず、全く無線リソースを消費しない移動局が存在する場合がある。例えば、LTEシステムにおいてウェブブラウジングを行う移動局は、移動局と基地局装置との間でコネクションが確立されている20分間の内、3分間だけウェブコンテンツのダウンロードを行うといったことが考えられる。この場合も、移動局と基地局装置との間でコネクションが確立されている移動局の数と、消費される無線リソースを1対1対応させることが困難となる。尚、LTEにおいて、移動局と基地局装置との間でコネクションが確立されている状態はLTEアクティブ(Active)状態、あるいは、RRC接続(RRC connected)状態と呼ばれる。
さらに、LTEでは、上記LTE Active状態を、さらに2つの状態、すなわち、下りリンクのデータを連続受信する状態と、下りリンクのデータを間欠受信する状態とに分けることが検討されている(非特許文献2)。尚、上記LTE Active状態で、かつ、下りリンクのデータを間欠受信する状態を間欠受信(DRX: Discontinuous Reception)状態と呼ぶ。DRX状態の移動局が消費する無線リソースは小さいため、DRX状態の移動局によっても、移動局と基地局装置との間でコネクションが確立されている移動局の数と、消費される無線リソースを1対1対応させることが困難となる。
3GPP TR 25.814 (V7.0.0), "Physical Layer Aspects for EvolvedUTRA," June 2006 3GPP TR 36.300 (V0.3.1), "Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN); Overall description; Stage 2," September 2006
しかしながら、上述した背景技術には以下の問題がある。
上述したように、LTEシステムでは、移動局と基地局装置との間でコネクションが確立されている移動局の数と、消費される無線リソースを1対1対応させることが困難である。すなわち、LTEシステムでは、移動局と基地局装置との間でコネクションが確立されている移動局の数と、実際に無線リソースを使用して通信を行っている移動局の数が必ずしも一致しない。結果として、移動局と基地局装置との間でコネクションが確立されている移動局の数を用いて、上述したような呼受付制御ができないという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、移動局と基地局装置との間でコネクションが確立されている移動局の内の、実際に無線リソースを消費している移動局の数を算出することができる基地局装置および通信制御方法を提供することである。
また、本発明の他の目的は、移動局と基地局装置との間でコネクションが確立されている移動局の内の、実際に無線リソースを消費している移動局の数に基づいて、呼の受付制御や、通信を行うための周波数帯域を選択する制御を行うことのできる基地局装置及び通信制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の基地局装置は、
複数の移動局と通信を行う基地局装置であって、
前記複数の移動局の中で、下りリンクの送信バッファの中に送信すべきデータが存在する移動局の数を、優先度クラス毎に算出する算出手段、
を備えることを特徴の1つとする。
このように構成することにより、下りリンクにおいて実際に無線リソースを消費する移動局の数を算出することができる。
上記課題を解決するため、本発明の基地局装置は、
複数の移動局と通信を行う基地局装置であって、
前記複数の移動局の中で、上りリンクの送信バッファの中に送信すべきデータが存在する移動局の数を、優先度クラス毎に算出する算出手段、
を備えることを特徴の1つとする。
このように構成することにより、上りリンクにおいて実際に無線リソースを消費する移動局の数を算出することができる。
本発明の他の基地局装置は、
複数の移動局と共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって:
前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が高い移動局の数と、前記共有チャネルによる通信の頻度が低い移動局の数の少なくとも1つを算出する算出手段、
を備えることを特徴の1つとする。
このように構成することにより、実際に無線リソースを消費する移動局の数を算出することができる。
本発明の他の基地局装置は、
複数の移動局と共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって:
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、伝送速度が所定の閾値よりも小さい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数を算出する算出手段、
を備えることを特徴の1つとする。
このように構成することにより、実際に無線リソースを消費する移動局の数を算出することができる。
本発明の他の基地局装置は、
複数の移動局と共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって:
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、下りリンクの送信バッファの中に、前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第1の移動局数と呼ぶ)を算出する第1の算出手段と、
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、上りリンクの送信バッファの中に、前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第2の移動局数と呼ぶ)を算出する第2の算出手段と、
前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が高い移動局の数(以下、第3の移動局数と呼ぶ)を算出する第3の算出手段と、
前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が低い移動局の数(以下、第4の移動局数と呼ぶ)を算出する第4の算出手段と、
前記複数の移動局の数(以下、第5の移動局数と呼ぶ)を算出する第5の算出手段と、
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、伝送速度が所定の閾値よりも小さい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第6の移動局数と呼ぶ)を算出する第6の算出手段と、
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、データの滞留時間が所定の閾値よりも大きい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第7の移動局数と呼ぶ)を算出する第7の算出手段と、
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、遅延によるデータの廃棄が生じた移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第8の移動局数と呼ぶ)を算出する第8の算出手段と、
前記第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移
動局数と、前記第5の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数の少なくとも1つに基づいて、新規の移動局の通信の受付を制御する呼受付制御手段と、
を備えることを特徴の1つとする。
このように構成することにより、実際に無線リソースを消費する移動局の数に基づいて、新規に発生した呼の受付制御を行うことができる。
本発明の他の基地局装置は、
複数の移動局と共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって:
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、下りリンクの送信バッファの中に、前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第1の移動局数と呼ぶ)を算出する第1の算出手段と、
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、上りリンクの送信バッファの中に、前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第2の移動局数と呼ぶ)を算出する第2の算出手段と、
前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が高い移動局の数(以下、第3の移動局数と呼ぶ)を算出する第3の算出手段と、
前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が低い移動局の数(以下、第4の移動局数と呼ぶ)を算出する第4の手段と、
前記複数の移動局の数(以下、第5の移動局数と呼ぶ)を算出する第5の算出手段と、
前記複数の移動局の中または前記移動局の論理チャネルで、伝送速度が所定の閾値よりも小さい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第6の移動局数と呼ぶ)を算出する第6の算出手段と、
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、データの滞留時間が所定の閾値よりも大きい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第7の移動局数と呼ぶ)を算出する第7の算出手段と、
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、遅延によるデータの廃棄が生じた移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第8の移動局数と呼ぶ)を算出する第8の算出手段と、
周波数帯毎の処理負荷を測定する処理負荷測定手段と、
前記第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移
動局数と、前記第5の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数と、周波数帯毎の処理負荷の少なくとも1つに基づいて、新規に通信を行う移動局が通信を行う周波数帯を選択する周波数選択手段と、
を備えることを特徴の1つとする。
このように構成することにより、実際に無線リソースを消費する移動局の数に基づいて新規に通信を行う移動局が通信を行う周波数帯を選択することができる。
本発明の他の基地局装置は、
複数の移動局と共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって:
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、下りリンクの送信バッファの中に、前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第1の移動局数と呼ぶ)を算出する第1の算出手段と、
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、上りリンクの送信バッファの中に、前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第2の移動局数と呼ぶ)を算出する第2の算出手段と、
前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が高い移動局の数(以下、第3の移動局数と呼ぶ)を算出する第3の算出手段と、
前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が低い移動局の数(以下、第4の移動局数と呼ぶ)を算出する第4の手段と、
前記複数の移動局の数(以下、第5の移動局数と呼ぶ)を算出する第5の算出手段と、
前記複数の移動局の中または前記移動局の論理チャネルで、伝送速度が所定の閾値よりも小さい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第6の移動局数と呼ぶ)を算出する第6の算出手段と、
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、データの滞留時間が所定の閾値よりも大きい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第7の移動局数と呼ぶ)を算出する第7の算出手段と、
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、遅延によるデータの廃棄が生じた移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第8の移動局数と呼ぶ)を算出する第8の算出手段と、
周波数帯毎の処理負荷を測定する処理負荷測定手段と、
前記第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移
動局数と、前記第5の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数と、周波数帯毎の処理負荷の少なくとも1つに基づいて、通信終了後に移動局が在圏する周波数帯を選択する周波数選択手段と、
を備えることを特徴の1つとする。
本発明の通信制御方法は、
複数の移動局と共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置における通信制御方法であって:
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、下りリンクの送信バッファの中に、前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第1の移動局数と呼ぶ)を算出する第1のステップと、
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、上りリンクの送信バッファの中に、前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第2の移動局数と呼ぶ)を算出する第2のステップと、
前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が高い移動局の数(以下、第3の移動局数と呼ぶ)を算出する第3のステップと、
前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が低い移動局の数(以下、第4の移動局数と呼ぶ)を算出する第4のステップと、
前記複数の移動局の数(以下、第5の移動局数と呼ぶ)を算出する第5のステップと、
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、伝送速度が所定の閾値よりも小さい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第6の移動局数と呼ぶ)を算出する第6のステップと、
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、データの滞留時間が所定の閾値よりも大きい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第7の移動局数と呼ぶ)を算出する第7のステップと、
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、遅延によるデータの廃棄が生じた移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第8の移動局数と呼ぶ)を算出する第8のステップと、
前記第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移動局数と、前記第5の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数の少なくとも1つに基づいて、新規の移動局の受付を制御する第7のステップと、
を有することを特徴の1つとする。
このように構成することにより、実際に無線リソースを消費する移動局の数に基づいて、新規に発生した呼の受付制御を行うことができる。
本発明の移動通信システムは、
複数の移動局と、前記複数の移動局と共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置と、前記基地局装置から送信されるデータを保存するデータサーバと、前記データサーバ内のデータが出力される監視端末とを具備する移動通信システムであって:
前記基地局装置は、
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、下りリンクの送信バッファの中に、前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第1の移動局数と呼ぶ)を算出する第1の算出手段と、
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、上りリンクの送信バッファの中に、前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第2の移動局数と呼ぶ)を算出する第2の算出手段と、
前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が高い移動局の数(以下、第3の移動局数と呼ぶ)を算出する第3の算出手段と、
前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が低い移動局の数(以下、第4の移動局数と呼ぶ)を算出する第4の算出手段と、
前記複数の移動局の数(以下、第5の移動局数と呼ぶ)を算出する第5の算出手段と、
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、伝送速度が所定の閾値よりも小さい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第6の移動局数と呼ぶ)を算出する第6の算出手段と、
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、データの滞留時間が所定の閾値よりも大きい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第7の移動局数と呼ぶ)を算出する第7の算出手段と、
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、遅延によるデータの廃棄が生じた移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第8の移動局数と呼ぶ)を算出する第8の算出手段と、
処理負荷を測定する処理負荷測定手段と、
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルに関する伝送速度を算出する算出手段と、
前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルに関するバッファ滞留量またはバッファ滞留時間を算出する算出手段と、
前記第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移
動局数と、前記第5の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数と、処理負荷と、前記伝送速度と、前記バッファ滞留量またはバッファ滞留時間の少なくとも1つを、前記データサーバに報告する報告手段と、
を具備し、
前記データサーバは、
前記第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移
動局数と、前記第5の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数よ、処理負荷と、前記伝送速度と、前記バッファ滞留量またはバッファ滞留時間の少なくとも1つを、統計値として保存する保存手段と、
前記監視端末に、前記統計値としての第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移動局数と、前記第5の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数と、処理負荷と、前記伝送速度と、前記バッファ滞留量またはバッファ滞留時間の少なくとも1つを出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の実施例によれば、移動局と基地局装置との間でコネクションが確立されている移動局の内の、実際に無線リソースを消費している移動局の数を算出することができる基地局装置および通信制御方法を実現できる。
また、本発明の実施例によれば、移動局と基地局装置との間でコネクションが確立されている移動局の内の、実際に無線リソースを消費している移動局の数に基づいて、呼の受付制御や、通信を行うための周波数帯域を選択する制御を行うことのできる基地局装置及び通信制御方法を実現できる。
本発明の一実施例に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る基地局装置を示す部分ブロック図である。 本発明の一実施例に係る8個の判定式を示す説明図である。 本発明の一実施例に係る10個の判定式を示す説明図である。 本発明の一実施例に係る基地局装置のベースバンド信号処理部を示す部分ブロック図である。 本発明の一実施例に係る通信制御方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施例に係る通信制御方法を示すフローチャートである。 本発明に係る伝送速度の平均化のための平均化区間を示す説明図である。 論理チャネルと優先度クラスの関係を例示する図である。 本発明の一実施例に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る通信制御方法を示すフローチャートである。
符号の説明
50 セル
1001、1002、1003、100n、110 移動局
200 基地局装置
202 送受信アンテナ
204 アンプ部
206 送受信部
208 ベースバンド処理部
210 呼処理部
212 伝送路インターフェース
2081 レイヤー1処理部
2082 MAC処理部
2083 RLC処理部
2084 移動局数計算部
300 アクセスゲートウェイ装置
400 コアネットワーク
402 トラヒック集計サーバ
404 監視端末
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
本発明の実施例に係る基地局装置が適用される無線通信システムについて、図1を参照して説明する。
無線通信システム1000は、例えばEvolved UTRA and UTRAN(別名:Long Term Evolution,或いは,Super 3G)が適用されるシステムであり、基地局装置(eNB: eNode B)200と複数の移動局(UE: User Equipment)100n(1001、1002、1003、・・・100n、nはn>0の整数)、110とを備える。基地局装置200は、上位局、例えばアクセスゲートウェイ装置300と接続され、アクセスゲートウェイ装置300は、コアネットワーク400と接続される。ここで、移動局100nはセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANにより通信を行う。すなわち、移動局100nと基地局装置200との間にはコネクションが確立されており、移動局100nはLTE Activeな状態にある。また、移動局110は、まだ基地局200との間にコネクションが確立されていない状態にあり、セル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始しようとしている状態にある。
以下、移動局100n(1001、1002、1003、・・・100n)については、同一の構成、機能、状態を有するので、以下では特段の断りがない限り移動局100nとして説明を進める。また、セル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始しようとしている状態にある移動局の一例として、移動局110を用いる。図1においては、セル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始しようとしている状態にある移動局は1台だが、2台以上存在してもよい。
無線通信システム1000は、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDM(周波数分割多元接続)、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。上述したように、OFDMは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各周波数帯上にデータを載せて伝送を行う方式である。SC−FDMAは、周波数帯域を分割し、複数の端末間で異なる周波数帯域を用いて伝送することで、端末間の干渉を低減することができる伝送方式である。
ここで、Evolved UTRA and UTRANにおける通信チャネルについて説明する。
下りリンクについては、各移動局100nで共有して使用される下り共有物理チャネル(PDSCH: Physical Downlink Shared Channel)と、LTE用の下り制御チャネルとが用いられる。下りリンクでは、LTE用の下り制御チャネルにより、下り共有物理チャネルにマッピングされるユーザの情報やトランスポートフォーマットの情報、上り共有物理チャネルにマッピングされるユーザの情報やトランスポートフォーマットの情報、上り共有物理チャネルの送達確認情報などが通知され、下り共有物理チャネルによりユーザデータが伝送される。
上りリンクについては、各移動局100nで共有して使用される上り共有物理チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)と、LTE用の上り制御チャネルとが用いられる。尚、上り制御チャネルには、上り共有物理チャネルと時間多重されるチャネルと、周波数多重されるチャネルの2種類がある。
上りリンクでは、LTE用の上り制御チャネルにより、下りリンクにおける共有物理チャネルのスケジューリング、適応変復調・符号化(AMCS: Adaptive Modulation and Coding Scheme)に用いるための下りリンクの品質情報(CQI: Channel Quality Indicator)及び下りリンクの共有物理チャネルの送達確認情報(HARQ ACK information)が伝送される。また、上り共有物理チャネルによりユーザデータが伝送される。
次に、本発明の実施例に係る基地局装置200について、図2を参照して説明する。
本実施例に係る基地局装置200は、送受信アンテナ202と、アンプ部204と、送受信部206と、ベースバンド信号処理部208と、呼処理部210と、伝送路インターフェース212とを備える。
下りリンクにより基地局装置200から移動局100nに送信されるパケットデータは、基地局装置200の上位に位置する上位局、例えばアクセスゲートウェイ装置300から伝送路インターフェース212を介してベースバンド信号処理部208に入力される。
ベースバンド信号処理部208では、パケットデータの分割・結合、RLC(radio link control)再送制御の送信処理などのRLC layerの送信処理、MAC再送制御、例えばHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT: Inverse Fast Fourier Transform)処理が行われて、送受信部206に転送される。尚、ベースバンド信号処理部208において、さらにPDCPレイヤの処理が行われてもよい。
送受信部206では、ベースバンド信号処理部208から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する周波数変換処理が施され、その後、アンプ部204で増幅されて送受信アンテナ202より送信される。
一方、上りリンクにより移動局100nから基地局装置200に送信されるデータについては、送受信アンテナ202で受信された無線周波数信号がアンプ部204で増幅され、送受信部206で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部208に入力される。
ベースバンド信号処理部208では、入力されたベースバンド信号に対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御等の受信処理、RLC layerの受信処理等がなされ、伝送路インターフェース212を介してアクセスゲートウェイ装置300に転送される。
また、ベースバンド信号処理部208は、後述するように、セル50における、下りリンクの送信バッファの中に、PDSCHにより送信すべきデータが存在する移動局の数や、上りリンクの送信バッファの中に、PUSCHにより送信すべきデータが存在する移動局の数や、共有チャネルであるPDSCHやPUSCHによる通信の頻度が高い移動局の数や、共有チャネルであるPDSCHやPUSCHによる通信の頻度が低い移動局の数や、LTE Ativeである移動局の数や、LTE Activeである移動局の内で、所定の伝送速度を満たしていない移動局の数を算出する。尚、以下の説明においては、下りリンクの送信バッファの中に、PDSCHにより送信すべきデータが存在する移動局の数を「第1の移動局数」、上記上りリンクの送信バッファの中に、PUSCHにより送信すべきデータが存在する移動局の数を「第2の移動局数」、上記共有チャネルであるPDSCHやPUSCHによる通信の頻度が高い移動局の数を「第3の移動局数」、上記共有チャネルであるPDSCHやPUSCHによる通信の頻度が低い移動局の数を「第4の移動局数」、上記LTE Activeである移動局の数を「第5の移動局数」、上記LTE Activeである移動局の内で、所定の伝送速度を満たしていない移動局の数を「第6の移動局数」と呼ぶ。
さらに、ベースバンド信号処理部208は、後述するように、上記第1の移動局数、第2の移動局数、第3の移動局数、第4の移動局数、第5の移動局数、第6の移動局数に加えて、上りリンクまたは下りリンクにおいてデータの平均遅延が許容遅延を上回った移動局の数、または、下りリンクにおいて遅延によるデータの廃棄が発生した移動局の数を算出してもよい。上記データの平均遅延が許容遅延を上回った移動局の数と、遅延によるデータの廃棄が発生した移動局の数を、それぞれ、「第7の移動局数」と「第8の移動局数」と呼ぶ。
呼処理部210は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局200の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
呼処理部210は、後述するベースバンド信号処理部208内の移動局数計算部2084より、前記第1の移動局数、第2の移動局数、第3の移動局数、第4の移動局数、第5の移動局数、第6の移動局数を受け取る。また、呼処理部210は、後述するベースバンド信号処理部208内の移動局数計算部2084より、前記第1の移動局数、第2の移動局数、第3の移動局数、第4の移動局数、第5の移動局数、第6の移動局数に加えて、第7の移動局数と第8の移動局数を受け取ってもよい。
呼処理部210は、自基地局装置の処理負荷として、自基地局装置のCentral Processing Unit(CPU)の使用率や、メモリの使用率、バッファの使用率等を取得する。ここでバッファとは、例えば、PDCP layerにおけるデータのためのバッファでもよく、RLC layerにおけるデータのためのバッファでもよく、MAC layerにおけるデータのためのバッファでもよい。また、上記自基地局装置の処理負荷、すなわち、自基地局装置のCentral Processing Unit(CPU)の使用率や、メモリの使用率、バッファの使用率等は、複数のキャリアを合計した値を取得してもよく、あるいは、キャリア毎に取得してもよい。また、基地局装置200が複数のセクタを有する場合に、上記自基地局装置の処理負荷は、セル毎に取得されてもよい。
さらに、呼処理部210は、コアネットワーク400内のノードやアクセスゲートウェイ装置300等の他のノードの処理負荷を取得してもよい。ここで、処理負荷とは例えば、CPU使用率やメモリ使用率である。
そして、呼処理部210は、前記第1の移動局数、第2の移動局数、第3の移動局数、第4の移動局数、第5の移動局数、第6の移動局数、上記自基地局装置の処理負荷、上記他ノードの処理負荷の少なくとも1つに基づいて、移動局110に関する呼受付判定を行う。
例えば、第1の閾値TH1と、第2の閾値2と、第3の閾値3と、第4の閾値4と、第5の閾値TH5と、第6の閾値TH6と、第7の閾値TH7と、第8の閾値TH8とを定義し、前記第1の移動局数、第2の移動局数、第3の移動局数、第4の移動局数、第5の移動局数、第6の移動局数、上記自基地局装置の処理負荷、上記他ノードの処理負荷と、上記第1の閾値TH1、第2の閾値TH2、第3の閾値TH3、第4の閾値TH4、第5の閾値TH5、第6の閾値TH6、第7の閾値TH7、第8の閾値TH8との関係により、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始することができるか否かを、判定してもよい。
例えば、図3Aに示す8個の判定式の少なくとも1つが真である場合に、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始することができないと判定し、図3Aに示す8個の判定式の全てが偽である場合に、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始することができると判定してもよい。
あるいは、図3Aに示す8個の判定式の全てが真である場合に、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始することができないと判定し、図3Aに示す8個の判定式の少なくとも1つが偽である場合に、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始することができると判定してもよい。
また、上述した例では、図3Aに示す8個の判定式を全て用いているが、上記8個の判定式の内の一部を用いて、同様の判定を行ってもよい。
また、呼処理部210は、前記第1の移動局数、第2の移動局数、第3の移動局数、第4の移動局数、第5の移動局数、第6の移動局数、上記自基地局装置の処理負荷、上記他ノードの処理負荷に加えて、第7の移動局数、第8の移動局数に基づいて、移動局110に関する呼受付判定を行ってもよい。すなわち、呼処理部210は、前記第1の移動局数、第2の移動局数、第3の移動局数、第4の移動局数、第5の移動局数、第6の移動局数、第7の移動局数、第8の移動局数、上記自基地局装置の処理負荷、上記他ノードの処理負荷の少なくとも1つに基づいて、移動局110に関する呼受付判定を行う。
例えば、さらに、第9の閾値TH9と、第10の閾値10を定義し、前記第1の移動局数、第2の移動局数、第3の移動局数、第4の移動局数、第5の移動局数、第6の移動局数、上記自基地局装置の処理負荷、上記他ノードの処理負荷、第7の移動局数、第8の移動局数と、上記第1の閾値TH1、第2の閾値TH2、第3の閾値TH3、第4の閾値TH4、第5の閾値TH5、第6の閾値TH6、第7の閾値TH7、第8の閾値TH8、第9の閾値TH9、第10の閾値TH10との関係により、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始することができるか否かを、判定してもよい。
例えば、図3Bに示す10個の判定式の少なくとも1つが真である場合に、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始することができないと判定し、図3Bに示す10個の判定式の全てが偽である場合に、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始することができると判定してもよい。
あるいは、図3Bに示す10個の判定式の全てが真である場合に、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始することができないと判定し、図3Bに示す10個の判定式の少なくとも1つが偽である場合に、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始することができると判定してもよい。
また、上述した例では、図3Bに示す10個の判定式を全て用いているが、上記10個の判定式の内の一部を用いて、同様の判定を行ってもよい。
尚、上記第6の移動局数及び第7の移動局数及び第8に移動局数に関しては、上りリンクと下りリンクのそれぞれに関して、その移動局の数を算出することが可能である。この場合、上記第6の移動局数及び第7の移動局数及び第8に移動局数のそれぞれに関して、上りリンクに関する値と下りリンクに関する値を算出し、それぞれに関して図3または図3Bに示す判定式を用いた判定を行ってもよい。この場合、図3Aであれば、第6の移動局数に関する式が2個となるため、9個の判定式となり、図3Bであれば、第6の移動局数および第7の移動局数および第8の移動局数に関する式がそれぞれ2個となるため、13個の判定式となる。
また、上述した移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始することができるか否かの判定を、サービス種別毎、あるいは、契約種別毎、あるいは、端末種別毎、無線ベアラ(Radio Bearer)毎、論理チャネル毎、優先度クラス毎に行ってもよい。この場合、サービス種別毎、あるいは、契約種別毎、あるいは、端末種別毎に、あるいは、Radio Bearer毎、あるいは、論理チャネル毎、優先度クラス毎に上記第1ないし第6の移動局数を算出し、また、サービス種別毎、あるいは、契約種別毎、あるいは、端末種別毎に、あるいは、Radio Bearer毎、あるいは、論理チャネル毎、優先度クラス毎に上記第1の閾値TH1ないし第6の閾値TH6を定義して、上述したような判定を行う。尚、第7の移動局数及び第8の移動局数に関しても、サービス種別毎、あるいは、契約種別毎、あるいは、端末種別毎に、あるいは、Radio Bearer毎、あるいは、論理チャネル毎、優先度クラス毎に上記第7の移動局数及び第8の移動局数を算出し、また、サービス種別毎、あるいは、契約種別毎、あるいは、端末種別毎に、あるいは、Radio Bearer毎、あるいは、論理チャネル毎、優先度クラス毎に上記第9の閾値TH9及び第10の閾値TH10を定義して、上述したような判定を行う。
ここで、例えば、論理チャネル毎に上記第1ないし第6の移動局数を算出し、論理チャネル毎に上記第1の閾値TH1ないし第6の閾値TH6を定義して、上述したような判定を行う場合に、移動局110が、図3Aによる判定の結果がNGであった論理チャネルを有する場合に、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始することができないと判定してもよい。あるいは、移動局110が、図3Aによる判定の結果がNGであった論理チャネルを有する/有さないに関係なく、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始することができないと判定してもよい。
あるいは、上記第1ないし第6の移動局数に加えて、第7の移動局数または第8の移動局数に基づいて、論理チャネル毎に上述したような判定を行う場合に、移動局110が、図3Bによる判定の結果がNGであった論理チャネルを有する場合に、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始することができないと判定してもよい。あるいは、移動局110が、図3Bによる判定の結果がNGであった論理チャネルを有する/有さないに関係なく、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始することができないと判定してもよい。
そして、呼処理部210は、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始することができると判定した場合には、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を開始するための処理を実行する。すなわち、通信を開始するための制御信号を移動局110に通知し、移動局110と基地局装置200との間の通信の設定を行う。一方、呼処理部210は、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始することができないと判定した場合には、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を開始するための処理を実行しない。この場合、例えば、呼処理部110は、セル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を開始するための処理を実行する代わりに、移動局110に、セル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を行うことができないという情報を通知してもよい。この場合、移動局110が開始しようとした通信は呼損となる。
また、呼処理部210は、無線通信システム1000が複数のキャリアを持ち、かつ、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始することができると判定し、上述した、移動局110と基地局装置200との間の通信の設定を行う場合に、前記第1の移動局数、第2の移動局数、第3の移動局数、第4の移動局数、第5の移動局数、第6の移動局数、第7の移動局数、第8の移動局数、自基地局装置のキャリア毎の処理負荷の少なくとも1つに基づいて、移動局110が通信を行うキャリアを指定してもよい。
例えば、無線通信システム1000が2個のキャリアを持つ場合を考える。ここで、上記2個のキャリアをキャリア#1とキャリア#2とする。呼処理部210は、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始することができると判定した場合に、キャリア#1とキャリア#2の内、第1の移動局数が小さいキャリアにおいて移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を行うと決定してもよい。例えば、キャリア#1の第1の移動局数が50で、キャリア#2の第1の移動局数が100の場合には、キャリア#1において移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を行うと決定してもよい。
上述した例ではキャリア#1の第1の移動局とキャリア#2の第1の移動局数を比較しているが、第1の移動局数の代わりに、第2の移動局数や第3の移動局数や第4の移動局数や第5の移動局数や第6の移動局数や第7の移動局数や第8の移動局数や自基地局装置のキャリア毎の処理負荷を用いて上記と同様の決定を行ってもよいし、あるいは、上記第1ないし第8の移動局数の内の複数を用いて上記と同様の決定を行ってもよい。このように制御することにより、キャリア#1とキャリア#2内の移動局数を均等にすることが可能となる。
また、上述した移動局110がどのキャリアにおいて基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を行うかの判定を、サービス種別毎、あるいは、契約種別毎、あるいは、端末種別毎、Radio Bearer毎、論理チャネル毎、優先度クラス毎に行ってもよい。この場合、サービス種別毎、あるいは、契約種別毎、あるいは、端末種別毎、優先度クラス毎に、あるいは、Radio Bearer毎、あるいは、論理チャネル毎、優先度クラス毎に上記第1ないし第8の移動局の数を算出して、上述したような判定を行う。
上述した例においては、移動局110が、セル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始する場合を示したが、その代わりに又はそれに加えて、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を終了する場合に、前記第1の移動局数、第2の移動局数、第3の移動局数、第4の移動局数、第5の移動局数、第6の移動局数、第7の移動局数、第8の移動局数、自基地局装置のキャリア毎の処理負荷の少なくとも1つに基づいて、移動局110が通信終了後にキャンプする(在圏する又は待受を行う)キャリアを指定してもよい。
例えば、無線通信システム1000が2個のキャリアを持つ場合を考える。ここで、上記2個のキャリアをキャリア#1とキャリア#2とする。呼処理部210は、すでにセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を移動局110がその通信を終了すると判定した場合に、移動局110は通信終了後のアイドル状態において、キャリア#1とキャリア#2の内、第1の移動局数が小さいキャリアにキャンプする(在圏する)と決定してもよい。例えば、キャリア#1の第1の移動局数が50で、キャリア#2の第1の移動局数が100の場合には、移動局110は通信終了後のアイドル状態において、キャリア#1にキャンプする(在圏する)と決定してもよい。
尚、基地局装置200は、より具体的には、移動局110との通信を終了する際に、移動局110がキャンプするべき周波数とセルのIDを通知することにより、上述した、移動局がキャンプするべきキャリアの指定を実現する。前記キャンプするべき周波数とセルのIDは、例えば、通信を終了することを通知するメッセージに含まれる。
上述した例ではキャリア#1の第1の移動局とキャリア#2の第1の移動局数を比較しているが、第1の移動局数の代わりに、第2の移動局数や第3の移動局数や第4の移動局数や第5の移動局数や第6の移動局数や第7の移動局数や第8の移動局数や自基地局装置のキャリア毎の処理負荷を用いて上記と同様の決定を行ってもよいし、あるいは、上記第1ないし第8の移動局数、自基地局装置のキャリア毎の処理負荷の内の複数を用いて上記と同様の決定を行ってもよい。このように制御することにより、キャリア#1とキャリア#2内のアイドル状態の移動局数を均等にすることが可能となる。
また、上述した移動局110が通信終了後にどのキャリアにキャンプするか(在圏するか)の判定を、サービス種別毎、あるいは、契約種別毎、あるいは、端末種別毎、Radio Bearer毎、論理チャネル毎、優先度クラス毎に行ってもよい。この場合、サービス種別毎、あるいは、契約種別毎、あるいは、端末種別毎、優先度クラス毎に、あるいは、Radio Bearer毎、あるいは、論理チャネル毎、優先度クラス毎に上記第1ないし第8の移動局の数を算出して、上述したような判定を行う。
キャリアが複数存在する場合にキャンプするキャリアを決定する動作例については、図10を参照しながら後述される。
ところで、図9に示されるように、呼処理部210は、後述するベースバンド信号処理部208内の移動局数計算部2084より受け取った、前記第1の移動局数、第2の移動局数、第3の移動局数、第4の移動局数、第5の移動局数、第6の移動局数、第7の移動局数、第8の移動局数、自基地局装置の処理負荷を集計し、伝送路インタフェース212を介して、コアネットワーク400内のトラヒック集計サーバ402に報告してもよい。このとき、前記第1の移動局数、第2の移動局数、第3の移動局数、第4の移動局数、第5の移動局数、第6の移動局数、第7の移動局数、第8の移動局数、自基地局装置のキャリア毎の処理負荷として、瞬時値を報告してもよいし、所定の平均化区間で平均した値を報告してもよい。例えば、3分間で平均した値を報告する場合には、前記第1の移動局数、第2の移動局数、第3の移動局数、第4の移動局数、第5の移動局数、第6の移動局数、第7の移動局数、第8の移動局数、自基地局装置のキャリア毎の処理負荷を、それぞれ3分間で平均した値を、前記トラヒック集計サーバに報告する。
尚、前記トラヒック集計サーバには、遠隔の監視端末404からアクセスすることが可能であり、ネットワークオペレータは、前記遠隔の監視端末から、前記トラヒック集計サーバに蓄積されている前記第1の移動局数、第2の移動局数、第3の移動局数、第4の移動局数、第5の移動局数、第6の移動局数、第7の移動局数、第8の移動局数、自基地局装置のキャリア毎の処理負荷を監視することにより、セル内の混雑度を監視することが可能となる。そして、例えば、セル内の混雑度を監視した結果、セル内の混雑度が恒常的に高い、あるいは、セル内の混雑度が、一日の内の最も混雑度が大きい場合に、セルの容量を超えていると判断した場合には、セルのキャリアの数を増やす、セルの数を増やす、セルのキャリアの帯域幅を大きくするといった設備の増強を行うことが可能となる。
また、呼処理部210は、移動局数計算部2084より、前記移動局100nの上りリンクまたは下りリンクに関する、PDCP layerまたはRLC layerまたはMAC layerにおける伝送速度を受け取り、その移動局100nの上りリンクまたは下りリンクに関する、PDCP layerまたはRLC layerまたはMAC layerにおける伝送速度を集計し、伝送路インタフェース212を介して、コアネットワーク400内のトラヒック集計サーバに報告してもよい。このとき、前記移動局100nの上りリンクまたは下りリンクに関する、PDCP layerまたはRLC layerまたはMAC layerにおける伝送速度として、瞬時値を報告してもよいし、所定の平均化区間で平均した値を報告してもよい。例えば、3分間で平均した値を報告する場合には、前記移動局100nの上りリンクまたは下りリンクに関する、PDCP layerまたはRLC layerまたはMAC layerにおける伝送速度を、それぞれ3分間で平均した値を、前記トラヒック集計サーバに報告する。あるいは、セル内の全移動局に関する上りリンクまたは下りリンクに関する、PDCP layerまたはRLC layerまたはMAC layerにおける伝送速度の平均値を報告してもよいし、あるいは、セル内の全移動局に関する上りリンクまたは下りリンクに関する、PDCP layerまたはRLC layerまたはMAC layerにおける伝送速度の合計値を報告してもよい。全移動局に関する平均値や合計値を報告することにより、セル全体の混雑度、あるいは、通信品質を監視することが可能となる。
また、呼処理部210は、移動局数計算部2084より、下りリンクのパケットデータの滞留時間を受け取り、その移動局100nの下りリンクのパケットデータの滞留時間または滞留量を集計し、伝送路インタフェース212を介して、コアネットワーク400内のトラヒック集計サーバに報告してもよい。このとき、前記移動局100nの下りリンクのパケットデータの滞留時間または滞留量として、瞬時値を報告してもよいし、所定の平均化区間で平均した値を報告してもよい。例えば、3分間で平均した値を報告する場合には、前記移動局100nの下りリンクのパケットデータの滞留時間または滞留量を、それぞれ3分間で平均した値を、前記トラヒック集計サーバに報告する。あるいは、セル内の全移動局に関する下りリンクのパケットデータの滞留時間または滞留量の平均値を報告してもよい。全移動局に関する平均値を報告することにより、セル全体の混雑度、あるいは、通信品質を監視することが可能となる。
尚、前記トラヒック集計サーバには、遠隔の監視端末からアクセスすることが可能であり、ネットワークオペレータは、前記遠隔の監視端末から、前記トラヒック集計サーバに蓄積されている前記上りリンクまたは下りリンクに関する、PDCP layerまたはRLC layerまたはMAC layerにおける伝送速度を監視することにより、セル内の混雑度あるいは通信品質を監視することが可能となる。そして、例えば、セル内の混雑度を監視した結果、セル内の混雑度が恒常的に高い、あるいは、セル内の混雑度が、一日の内の最も混雑度が大きい場合に、セルの容量を超えていると判断した場合には、セルのキャリアの数を増やす、セルの数を増やす、セルのキャリアの帯域幅を大きくするといった設備の増強を行うことが可能となる。
次に、ベースバンド信号処理部208の構成について、図4を参照して説明する。
ベースバンド信号処理部208は、レイヤー1処理部2081と、MAC(Medium Access Control)処理部2082と、RLC処理部2083と、移動局数計算部2084とを備える。
ベースバンド信号処理部208におけるレイヤー1処理部2081とMAC処理部2082とRLC処理部2083と移動局数計算部2084と呼処理部210は、互いに接続されている。
レイヤー1処理部2081では、下りリンクで送信されるデータのチャネル符号化やIFFT処理、上りリンクで送信されるデータのチャネル復号化やFFT処理などが行われる。
MAC処理部2082は、下りデータのMAC再送制御、例えばHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の送信処理や、スケジューリング、伝送フォーマットの選択等を行う。また、MAC処理部2082は、上りデータのMAC再送制御の受信処理等を行う。
また、MAC処理部2082は、移動局100nから報告される、移動局100nの中の上りリンクの送信バッファ状態を示す情報を取得し、上記移動局100nの中の上りリンクの送信バッファ状態を、移動局数計算部2084に報告する。ここで、上記移動局100nから報告される、移動局100nの中の上りリンクの送信バッファ状態を示す情報とは、例えば、Buffer Status Reportと呼ばれ、その情報要素として、移動局100nの中の上りリンクの送信バッファ内のバッファ滞留量の絶対値、あるいは、所定の値からの相対値を含む。そして、上記MAC処理部2082から移動局数計算部2084に報告される、移動局100nの中の上りリンクの送信バッファ状態は、上記移動局100nの中の上りリンクの送信バッファ内のバッファ滞留量の絶対値、あるいは、所定の値からの相対値のことである。
また、例えば、上記Buffer Status Reportは、2つ以上の、優先度付けがなされたグループ毎のバッファ滞留量の絶対値、あるいは、所定の値からの相対値を含んでもよい。あるいは、上記Buffer Status Reportは、1つ以上の優先度付けがなされたグループ毎のバッファ滞留量の絶対値、あるいは、所定の値からの相対値と、全てのデータに関するバッファ滞留量の絶対値、あるいは、所定の値からの相対値とを含んでもよい。また、上記Buffer Status Reportは、例えば、MAC layerにおける制御情報として、移動局100nから基地局装置200に報告される。
また、MAC処理部2082は、移動局100nに関する下りリンクおよび上りリンクにおけるMAC layerの伝送速度を測定し、上記移動局100nに関する下りリンクおよび上りリンクにおけるMAC layerの伝送速度を移動局数計算部2084に通知する。
尚、上記移動局100nに関する下りリンクおよび上りリンクにおけるMAC layerの伝送速度は、測定タイミングにおける瞬時値でもよいし、測定タイミングより以前の、所定の平均化区間で平均した値でもよい。また、その平均の方法は、単純な算術平均でもよいし、忘却係数を用いた平均でもよい。さらには、所定のサンプリング周期でサンプリングした瞬時値としてもよいし、上記サンプリングした瞬時値を平均化した値としてもよい。
より具体的には、上記MAC layerの伝送速度として、所定の時間間隔、例えば、100ms間の平均値または合計値を測定し、かつ、上記平均値または合計値を以下の式を用いてフィルタリングを行った後の値(Fn)を測定してもよい。
式:Fn=(1-a)Fn-1+aMn
Fn: アップデートされたフィルタリング後の値
Fn-1: 古いフィルタリング後の値
a: フィルタリング係数
Mn: 所定の時間間隔、例えば、100ms間の平均値または合計値
尚、aの値として、例えば、1/2(k/2) (k = 0, 1, 2, …, )といった値を設定することができる。また、上記所定の時間間隔は100ms以外の値でもよく、200msであったり、80msであったり、様々な値を設定することができる。
一般に、移動局100nと基地局装置200との通信には、複数の論理チャネルが用いられる。また、上記複数の論理チャネルには、優先度クラスが定義される。図8に、論理チャネルと優先度クラスの関係の一例を示す。図においては、下りリンクにおいて、M個の論理チャネルとL個の優先度クラスが設定されている。尚、上りリンクにおいても同様の設定を行うことができる。
ここで、MAC処理部2082は、移動局100nのMAC layerにおける伝送速度を測定する代わりに、移動局100nとの通信に用いられる論理チャネルのMAC layerにおける伝送速度、あるいは、移動局100nとの通信に用いられる論理チャネルのMAC layerにおける伝送速度を、同一の優先度クラスを持つ論理チャネル内で平均、あるいは、合計した値を測定してもよい。そして、上記論理チャネルの伝送速度、あるいは、論理チャネルの伝送速度を、同一の優先度クラスを持つ論理チャネル内で平均、あるいは、合計した値を移動局数計算部2084に通知する。上記値は、上りリンクと下りリンクの両方において測定される。
また、MAC処理部2082は、移動局100nがDRX状態にあるか否かを管理し、上記移動局100nがDRX状態にあるか否かの情報を、移動局数計算部2084に通知する。
また、MAC処理部2082は、RLC処理部2083より、上位局から基地局装置200に送られてきた下りリンクのパケットデータの到来時刻を受け取る。そして、MAC処理部2082は、移動局100nに関する下りリンクのパケットデータの滞留時間を測定する。ここで、下りリンクのパケットデータの滞留時間とは、例えば、基地局装置200におけるデータの滞留時間のことであり、より具体的には、前記下りリンクのパケットデータの到来時刻から、基地局装置200が移動局100nに対して、下りリンクの共有チャネルを用いて、前記下りリンクのパケットデータを送信した時刻までの時間のことを指す。あるいは、実際に移動局100nが前記パケットデータを正しく受信したことを確認するまでの時間を測定するために、下りリンクのパケットデータの滞留時間の定義を、前記下りリンクのパケットデータの到来時刻から、基地局装置200が移動局100nに対して、下りリンクの共有チャネルを用いて、前記下りリンクのパケットデータを送信し、該当する送達確認情報としてACKを受信した時刻までの時間としてもよい。尚、上記送達確認情報は、MACレイヤであってもよいし、RLCレイヤであってもよい。あるいは、上記送達確認情報は、PDCPレイヤであってもよい。尚、MAC処理部2082は、下りリンクのパケットデータの滞留時間として、各パケットデータに関する滞留時間を平均した値を算出してもよい。そして、MAC処理部2082は、移動局100nに関する、前記下りリンクのパケットデータの滞留時間を、移動局数計算部2084に通知する。
また、MAC処理部2082は、移動局100nにおける上りリンクのパケットデータの滞留時間を測定する。ここで、移動局100nにおける上りリンクのパケットデータの滞留時間とは、移動局100nにおけるデータの滞留時間のことである。MAC処理部2082は、移動局100n内のバッファの状態を正確に把握することは困難であるため、データの滞留時間を、例えば、移動局100nからBuffer Status Reportを受信した時刻から、実際に移動局100nに対して、UL Scheduling Grantにより、上りリンクの共有チャネルの送信を指示した時刻までの時間と定義してもよい。あるいは、実際に基地局装置200が前記パケットデータを正しく受信したことを確認するまでの時間を測定するために、上りリンクのパケットデータの滞留時間の定義を、前記移動局100nからBuffer Status Reportを受信した時刻から、基地局装置200が移動局100nに対して、UL Scheduling Grantにより上りリンクの共有チャネルの送信を指示し、前記上りリンクの共有チャネルを正しく受信した時刻までの時間としてもよい。尚、MAC処理部2082は、上りリンクのパケットデータの滞留時間として、各パケットデータに関する滞留時間を平均した値を算出してもよい。そして、MAC処理部2082は、移動局100nにおける前記上りリンクのパケットデータの滞留時間を、移動局数計算部2084に通知する。
RLC処理部2083では、下りリンクのパケットデータに関する、分割・結合、RLC再送制御の送信処理等のRLC layerの送信処理や、上りリンクのデータに関する、分割・結合、RLC再送制御の受信処理等のRLC layerの受信処理が行われる。
また、RLC処理部2083は、移動局100nに関する下りリンクおよび上りリンクにおけるRLC layerの伝送速度を測定し、上記移動局100nに関する下りリンクおよび上りリンクにおけるRLC layerの伝送速度を移動局数計算部2084に通知する。
尚、上記移動局100nに関する下りリンクおよび上りリンクにおけるRLC layerの伝送速度は、測定タイミングにおける瞬時値でもよいし、測定タイミングより以前の、所定の平均化区間で平均した値でもよい。また、その平均の方法は、単純な算術平均でもよいし、忘却係数を用いた平均でもよい。さらには、所定のサンプリング周期でサンプリングした瞬時値としてもよいし、上記サンプリングした瞬時値を平均化した値としてもよい。
より具体的には、上記RLC layerの伝送速度として、所定の時間間隔、例えば、100ms間の平均値または合計値を測定し、かつ、上記平均値または合計値を以下の式を用いてフィルタリングを行った後の値(Fn)を測定してもよい。
式:Fn=(1-a)Fn-1+aMn
Fn: アップデートされたフィルタリング後の値
Fn-1: 古いフィルタリング後の値
a: フィルタリング係数
Mn: 所定の時間間隔、例えば、100ms間の平均値または合計値
尚、aの値として、例えば、1/2(k/2) (k = 0, 1, 2, …, )といった値を設定することができる。また、上記所定の時間間隔は100ms以外の値でもよく、200msであったり、80msであったり、様々な値を設定することができる。
ここで、RLC処理部2083は、移動局100nのRLC layerにおける伝送速度を測定する代わりに、移動局100nとの通信に用いられる論理チャネルのRLC layerにおける伝送速度、あるいは、移動局100nとの通信に用いられる論理チャネルのRLC layerにおける伝送速度を、同一の優先度クラスを持つ論理チャネル内で平均、あるいは、合計した値を測定してもよい。そして、上記論理チャネルの伝送速度、あるいは、論理チャネルの伝送速度を、同一の優先度クラスを持つ論理チャネル内で平均、あるいは、合計した値を移動局数計算部2084に通知する。上記値は、上りリンクと下りリンクの両方において測定される。
さらに、RLC処理部2083は、移動局100nに関する下りリンクのRLC layerの送信バッファ状態を、移動局数計算部2084に通知する。ここで、上記移動局100nに関する下りリンクのRLC layerの送信バッファ状態とは、RLC layerでのパケットデータのバッファ滞留量やバッファ滞留時間のことである。
ここで、RLC処理部2083は、移動局100nに関する下りリンクのRLC layerの送信バッファ状態を通知する際に、移動局100nとの通信に用いられる論理チャネル毎のRLC layerの送信バッファ状態を通知してもよい。
さらに、RLC処理部2083は、移動局100nに関する、上位局から基地局装置200に送られてきた下りリンクのパケットデータの到来時刻を監視し、その各パケットデータの到来時刻をMAC処理部2082に通知する。
ところで、RLC処理部2083は、RLC layerの送信バッファにおいて所定の許容遅延を超えて滞留している下りリンクのパケットデータを破棄する機能を持っていてもよい。この場合、RLC処理部2083は、RLC layerの送信バッファにおいて所定の許容遅延を超えて滞留している下りリンクのパケットデータを破棄するとともに、その破棄したパケットデータの送信先である移動局の情報を、移動局数計算部2084に通知してもよい。
尚、上述した例において、RLC処理部2083は、RLCレイヤの処理を行っているが、代わりに、RLCレイヤの処理に加えて、PDCPレイヤの処理を行ってもよい。
この場合、例えば、RLC処理部2083は、移動局100nに関する、または、移動局100nとの通信に用いられる論理チャネルに関する、RLC layerの伝送速度に加えて、PDCP layerの伝送速度を測定し、その伝送速度を移動局数計算部2084に通知してもよい。
あるいは、RLC処理部2083は、移動局100nまたは移動局100nとの通信に用いられる論理チャネルに関する、下りリンクのRLC layerの送信バッファ状態に加えて、下りリンクのPDCP layerの送信バッファの状態を、移動局数計算部2084に通知してもよい。
あるいは、RLC処理部2083は、RLC layerの送信バッファにおいて所定の許容遅延を超えて滞留している下りリンクのパケットデータを破棄する代わりに、PDCP layerの送信バッファにおいて所定の許容遅延を超えて滞留している下りリンクのパケットデータを破棄してもよい。この場合、RLC処理部2083は、PDCP layerの送信バッファにおいて所定の許容遅延を超えて滞留している下りリンクのパケットデータを破棄するとともに、その破棄したパケットデータの送信先である移動局の情報を、移動局数計算部2084に通知してもよい。あるいは、RLC処理部2083は、PDCP layerまたはRLC layerの送信バッファにおいて所定の許容遅延を超えて滞留している下りリンクのパケットデータを破棄するとともに、その破棄したパケットデータの送信先である移動局の情報を、移動局数計算部2084に通知してもよい。
また、RLC処理部2083は、上りリンクのPDCP layerのシーケンス番号を監視し、前記シーケンス番号に不連続が生じた場合に、そのシーケンス番号の不連続を移動局計算部2084に通知してもよい。
移動局数計算部2084は、MAC処理部2082より、上記移動局100nの中の上りリンクの送信バッファ状態と、上記移動局100nに関する下りリンクおよび上りリンクにおけるMAC layerの伝送速度と、上記移動局100nがDRX状態にあるか否かの情報とを受け取り、RLC処理部2083より、上記移動局100nに関する下りリンクおよび上りリンクにおけるRLC layerの伝送速度またはPDCP layerno伝送速度と、上記移動局100nに関する下りリンクのRLC layerまたはPDCP layerの送信バッファ状態とを受け取る。
また、移動局数計算部2084は、MAC処理部2082より、移動局100nに関する下りリンク及び上りリンクのパケットデータの滞留時間を受け取る。さらに、移動局数計算部2084は、RLC処理部2083より、RLC layerまたはPDCP layerの送信バッファにおいて破棄されたパケットデータの送信先である移動局の情報を受け取る。
移動局数計算部2084は、上記移動局100nの中の上りリンクの送信バッファ状態と、上記移動局100nに関する下りリンクおよび上りリンクにおけるMAC layerの伝送速度と、上記移動局100nがDRX状態にあるか否かの情報と、上記移動局100nに関する下りリンクおよび上りリンクにおけるRLC layerまたはPDCP layerの伝送速度と、上記移動局100nに関する下りリンクのRLC layerまたはPDCP layerの送信バッファ状態とに基づき、第1の移動局数、第2の移動局数、第3の移動局数、第4の移動局数、第5の移動局数、第6の移動局数を算出する。また、移動局数計算部2084は、移動局100nに関する下りリンク及び上りリンクのパケットデータの滞留時間に基づき、第7の移動局数を算出する。さらに、移動局数計算部2084は、RLC layerまたはPDCP layerの送信バッファにおいて破棄されたパケットデータの送信先である移動局の情報に基づき、第8の移動局数を算出する。
例えば、移動局数計算部2084は、第1の移動局数である、下りリンクの送信バッファの中に、PDSCHにより送信すべきデータが存在する移動局の数として、上記移動局100nに関する下りリンクのRLC layerまたはPDCP layerの送信バッファ状態に基づき、そのRLC layerまたはPDCP layerにおけるバッファ滞留量が所定の閾値以上である移動局の数を算出してもよい。ここで、上記閾値は、例えば、0KByteでもよいし、10KByteのような0以外の値でもよい。また、上記バッファ滞留量は、測定タイミングにおける瞬時値でもよいし、測定タイミングより以前の、所定の平均化区間で平均した値でもよい。また、その平均の方法は、単純な算術平均でもよいし、忘却係数を用いた平均でもよい。さらには、所定のサンプリング周期でサンプリングした瞬時値としてもよいし、上記サンプリングした瞬時値を平均化した値としてもよい。
より具体的には、上記バッファ滞留量として、所定の時間間隔、例えば、100ms間の平均値または合計値を測定し、かつ、上記平均値または合計値を以下の式を用いてフィルタリングを行った後の値(Fn)を測定してもよい。
式:Fn=(1-a)Fn-1+aMn
Fn: アップデートされたフィルタリング後の値
Fn-1: 古いフィルタリング後の値
a: フィルタリング係数
Mn: 所定の時間間隔、例えば、100ms間の平均値または合計値
尚、aの値として、例えば、1/2(k/2) (k = 0, 1, 2, …, )といった値を設定することができる。また、上記所定の時間間隔は100ms以外の値でもよく、200msであったり、80msであったり、様々な値を設定することができる。
あるいは、移動局数計算部2084は、第1の移動局の数である、下りリンクの送信バッファの中に、PDSCHにより送信すべきデータが存在する移動局の数として、上記移動局100nに関する下りリンクのRLC layerまたはPDCP layerの送信バッファ状態に基づき、そのRLC layerまたはPDCP layerにおけるバッファ滞留時間が所定の閾値以上である移動局の数を算出してもよい。ここで、上記閾値は、例えば、0msでもよいし、10msのような0以外の値でもよい。また、上記バッファ滞留時間は、測定タイミングにおける瞬時値でもよいし、測定タイミングより以前の、所定の平均化区間で平均した値でもよい。また、その平均の方法は、単純な算術平均でもよいし、忘却係数を用いた平均でもよい。さらには、所定のサンプリング周期でサンプリングした瞬時値としてもよいし、上記サンプリングした瞬時値を平均化した値としてもよい。
より具体的には、上記バッファ滞留時間として、所定の時間間隔、例えば、100ms間の平均値または合計値を測定し、かつ、上記平均値または合計値を以下の式を用いてフィルタリングを行った後の値(Fn)を測定してもよい。
式:Fn=(1-a)Fn-1+aMn
Fn: アップデートされたフィルタリング後の値
Fn-1: 古いフィルタリング後の値
a: フィルタリング係数
Mn: 所定の時間間隔、例えば、100ms間の平均値または合計値
尚、aの値として、例えば、1/2(k/2) (k = 0, 1, 2, …, )といった値を設定することができる。また、上記所定の時間間隔は100ms以外の値でもよく、200msであったり、80msであったり、様々な値を設定することができる。
また、上述した平均化のための平均化区間や忘却係数、閾値等は、パラメータとして設定することができる。
ここで、移動局数計算部2084は、下りリンクの送信バッファの中に、PDSCHにより送信すべきデータが存在する移動局の数を、RLC layerにおけるバッファ滞留量とMAC layerにおけるバッファ滞留量の和に基づいて算出してもよい。あるいは、移動局数計算部2084は、下りリンクの送信バッファの中に、PDSCHにより送信すべきデータが存在する移動局の数を、PDCP layerにおけるバッファ滞留量とRLC layerにおけるバッファ滞留量とMAC layerにおけるバッファ滞留量の和に基づいて算出してもよい。ここで、MAC layerにおけるバッファ滞留量とは、例えば、MAC layerにおけるHARQの再送待ちのデータのことである。
また、上記第1の移動局の数である、下りリンクの送信バッファの中に、PDSCHにより送信すべきデータが存在する移動局の数として、MAC処理部2082のスケジューリング処理におけるユーザ選択の対象となった移動局の数を算出してもよい。
ここで、前記スケジューリング処理におけるユーザ選択の対象となった移動局とは、例えば、以下の条件を全て満たす移動局である:
(条件1)PDSCHにより送信すべきデータが存在する
(条件2)下りリンクの共有チャネルを送信するタイムフレーム又は前記共有チャネルに対する送達確認情報を受信するタイムフレームが、当該移動局における異なる周波数のセルの測定を行う時間間隔と重なっていない
(条件3)間欠受信のスリープ状態にない
(条件4)RLCレイヤの送信ウィンドウがStall状態になっていない
但し、上記条件1〜4を満たしたとしても、ハンドオーバより当該セル50に遷移してきた直後の移動局に関しては、ハンドオーバ元の基地局装置からのデータ転送が完了し、かつ、PDCPレイヤのStatus Reportを受信するまでは、スケジューリングにおけるユーザ選択の対象となった移動局とみなさないという処理を行ってもよい。
あるいは、上記条件1を満たすか否かの判断において、当該移動局に異なる基地局装置へのハンドオーバを指示する、あるいは、している場合には、制御信号(DCCH)のみを送信すべきデータとみなし、それ以外の信号、例えば、ユーザデータ(DTCH)を送信すべきデータとみなさないという処理を行ってもよい。
あるいは、上記条件1を満たすか否かの判断において、当該移動局の上りリンクの同期が確立されていない場合には、制御信号(DCCH)またはMACレイヤの制御情報のみを送信すべきデータとみなし、それ以外の信号、例えば、ユーザデータ(DTCH)を送信すべきデータとみなさないという処理を行ってもよい。
また、移動局数計算部2084は、後述するように、上記第1の移動局の数を、論理チャネル毎に算出してもよい。この場合、上述した移動局の数の算出は、論理チャネルに対して行われる。すなわち、移動局数計算部2084は、論理チャネルの数を算出することになる。
あるいは、移動局数計算部2084は、後述するように、上記第1の移動局の数を、優先度クラス毎に算出してもよい。この場合、上述した移動局の数の算出は、各優先度クラスに属する論理チャネルに対して行われる。すなわち、移動局数計算部2084は、各優先度クラスに属する論理チャネルの数を算出することになる。
例えば、移動局数計算部2084は、第2の移動局数である、上りリンクの送信バッファの中に、PUSCHにより送信すべきデータが存在する移動局の数として、上記移動局100nの中の上りリンクの送信バッファ状態に基づき、その上りリンクの送信バッファ内のバッファ滞留量の絶対値が所定の閾値以上である移動局の数を算出してもよい。ここで、上記閾値は、例えば、0KByteでもよいし、10KByteのような0以外の値でもよい。また、上記バッファ滞留量は、測定タイミングにおける瞬時値でもよいし、測定タイミングより以前の、所定の平均化区間で平均した値でもよい。また、その平均の方法は、単純な算術平均でもよいし、忘却係数を用いた平均でもよい。さらには、所定のサンプリング周期でサンプリングした瞬時値としてもよいし、上記サンプリングした瞬時値を平均化した値としてもよい。
より具体的には、上記バッファ滞留量として、所定の時間間隔、例えば、100ms間の平均値または合計値を測定し、かつ、上記平均値または合計値を以下の式を用いてフィルタリングを行った後の値(Fn)を測定してもよい。
式:Fn=(1-a)Fn-1+aMn
Fn: アップデートされたフィルタリング後の値
Fn-1: 古いフィルタリング後の値
a: フィルタリング係数
Mn: 所定の時間間隔、例えば、100ms間の平均値または合計値
尚、aの値として、例えば、1/2(k/2) (k = 0, 1, 2, …, )といった値を設定することができる。また、上記所定の時間間隔は100ms以外の値でもよく、200msであったり、80msであったり、様々な値を設定することができる。
また、上述した平均化のための平均化区間や忘却係数、閾値等は、パラメータとして設定することができる。
また、上記バッファ滞留量は、移動局より間欠的に報告される値であるため、報告タイミングと当該タイミングとの間で、当該移動局によりPUSCHの送信が行われた場合、その値は実際の値と異なることになる。よって、移動局数計算部2084は、上記バッファ滞留量を、移動局から報告された値と、上記報告タイミングと当該タイミングとの間に受信した、当該移動局からのPUSCHのデータ量に基づいて算出してもよい。
また、上記第2の移動局の数である、上りリンクの送信バッファの中に、PUSCHにより送信すべきデータが存在する移動局の数として、MAC処理部2082のスケジューリング処理におけるユーザ選択の対象となった移動局の数を算出してもよい。
ここで、前記スケジューリング処理におけるユーザ選択の対象となった移動局とは、例えば、以下の条件の全てを満たす移動局である:
(条件1)「PUSCHにより送信すべきデータが存在する(当該移動局からのScheduling RequestまたはBuffer Status Reportにより、移動局内のバッファ内に送信すべきデータが存在することが通知されている)」
(条件2)下りリンクの制御チャネル(UL Scheduling Grant)を送信するタイムフレーム又は上りリンクの共有チャネルを受信するタイムフレームまたは前記上りリンクの共有チャネルに対する送達確認情報を送信するタイムフレームが、当該移動局における異なる周波数のセルの測定を行う時間間隔と重なっていない
(条件3)間欠受信状態にない
(条件4)上りリンクの同期が確立されている
(条件5)基地局間のハンドオーバを指示していない
また、移動局数計算部2084は、後述するように、上記第2の移動局の数を、論理チャネル毎に算出してもよい。この場合、上述した移動局の数の算出は、論理チャネルに対して行われる。すなわち、移動局数計算部2084は、論理チャネルの数を算出することになる。あるいは、移動局数計算部2084は、後述するように、上記第2の移動局の数を、優先度クラス毎に算出してもよい。この場合、上述した移動局の数の算出は、各優先度クラスに属する論理チャネルに対して行われる。すなわち、移動局数計算部2084は、各優先度クラスに属する論理チャネルの数を算出することになる。
上りリンクまたは下りリンクの送信バッファに送信すべきデータがある移動局は、無線リソースを消費して通信を行っていると考えられるため、その数を測定することにより、無線リソースの消費量にリンクした移動局の数を測定することが可能となる。
例えば、移動局数計算部2084は、第3の移動局数である、共有チャネルであるPDSCHやPUSCHによる通信の頻度が高い移動局の数として、移動局100nがDRX状態にあるか否かの情報に基づき、LTE activeであって、DRX状態にない移動局の数を算出してもよい。
DRX状態にない移動局は、無線リソースを消費して通信を行っていると考えられるため、その数を測定することにより、無線リソースの消費量にリンクした移動局の数を測定することが可能となる。
例えば、移動局数計算部2084は、第4の移動局数である、共有チャネルであるPDSCHやPUSCHによる通信の頻度が低い移動局の数として、移動局100nがDRX状態にあるか否かの情報に基づき、LTE activeであり、かつ、DRX状態にある移動局の数を算出してもよい。
DRX状態にある移動局は、消費する無線リソースの量は小さいと考えられるが、その数を算出することにより、より精度良く無線リソースの消費量を推定することが可能となる。
例えば、移動局数計算部2084は、LTE Activeである移動局の数を、第5の移動局数とする。LTE Activeである移動局の数は、基地局装置200とコネクションを確立している移動局の数であり、基地局はその数を容易に知ることができると考えられる。
例えば、移動局数計算部2084は、第6の移動局数である、LTE Activeである移動局の内で、所定の伝送速度を満たしていない移動局の数を、移動局100nの上りリンクまたは下りリンクに関する、PDCP layerまたはRLC layerまたはMAC layerにおける伝送速度に基づき、算出してもよい。例えば、上りリンクまたは下りリンクに関するRLC layerの伝送速度が、64kbps以下の移動局の数を、第6の移動局数である、LTE Activeである移動局の内で、所定の伝送速度を満たしていない移動局の数としてもよい。
ここで、上記移動局100nの上りリンクまたは下りリンクに関する、PDCP layerまたはRLC layerまたはMAC layerにおける伝送速度は、平均化を行うための平均化区間を、上りリンクまたは下りリンクの送信バッファ内に送信すべきデータが存在した時間としてもよい。例えば、図7に示すように、測定区間が500msで、かつ、上記測定区間の中の300msの間だけ送信バッファ内に送信すべきデータが存在したとすると、上記伝送速度は、上記300msの中で平均を行うことにより算出される。また、残りの区間においては、伝送速度の平均は行われない。
あるいは、上記移動局100nの上りリンクまたは下りリンクに関する、PDCP layerまたはRLC layerまたはMAC layerにおける伝送速度は、上りリンクまたは下りリンクの送信バッファ内に送信すべきデータが存在する/しないに係らず、測定区間の全ての時間としてもよい。
また、移動局数計算部2084は、前記移動局100nの上りリンクまたは下りリンクに関する、PDCP layerまたはRLC layerまたはMAC layerにおける伝送速度を、呼処理部210に通知する。
また、移動局数計算部2084は、後述するように、上記第6の移動局の数を、論理チャネル毎に算出してもよい。この場合、上述した移動局の数の算出は、論理チャネルに対して行われる。また、上記伝送速度は、該当する論理チャネルに対する伝送速度となる。すなわち、移動局数計算部2084は、所定の伝送速度を満たしていない論理チャネルの数を算出することになる。
あるいは、移動局数計算部2084は、後述するように、上記第6の移動局の数を、優先度クラス毎に算出してもよい。この場合、上述した移動局の数の算出は、各優先度クラスに属する論理チャネルに対して行われる。また、上記伝送速度は、該当する優先度クラスに属する論理チャネルに対する伝送速度の平均値または合計値となる。すなわち、移動局数計算部2084は、各優先度クラスに属する、所定の伝送速度を満たしていない論理チャネルの数を算出することになる。
例えば、移動局数計算部2084は、第7の移動局数である、データの平均遅延が許容遅延を上回った移動局の数を、移動局100nに関する下りリンク及び上りリンクのパケットデータの滞留時間に基づき、算出してもよい。例えば、上記パケットデータの滞留時間の閾値を200msと定義し、移動局100nに関する下りリンク及び上りリンクのパケットデータの滞留時間が、200ms以上の移動局の数を、第7の移動局数である、データの平均遅延が許容遅延を上回った移動局の数としてもよい。
例えば、前記データの平均遅延の算出方法の一例を以下に示す。まず、1つのパケットのバッファ滞留時間を、「RLCレイヤのパケットがRLCレイヤのバッファに格納された時点から、バッファ内から削除された時点までの時間」と定義する。ここで、バッファ内から削除されるという事象は、送達確認情報を受信することによる前記パケットの破棄やタイマーによる破棄など、全てのケースを含んでもよい。そして、前記1つのパケットのバッファ滞留時間を、所定の平均化区間のバッファ内の全てのパケットに関して平均化することにより、前記データの平均遅延を算出してもよい。ここで、前記パケットとは、例えば、RLC SDUである。また、上述した処理は、RLCレイヤのパケットに関して行っているが、PDCPレイヤのパケットで行ってもよい。
また、移動局数計算部2084は、後述するように、上記第7の移動局の数を、論理チャネル毎に算出してもよい。この場合、上述した移動局の数の算出は、論理チャネルに対して行われる。すなわち、移動局数計算部2084は、平均遅延が許容遅延を上回った論理チャネルの数を算出することになる。
あるいは、移動局数計算部2084は、後述するように、上記第7の移動局の数を、優先度クラス毎に算出してもよい。この場合、上述した移動局の数の算出は、各優先度クラスに属する論理チャネルに対して行われる。すなわち、移動局数計算部2084は、各優先度クラスに属する、平均遅延が許容遅延を上回った論理チャネルの数を算出することになる。
例えば、移動局数計算部2084は、第8の移動局数である、遅延によるデータの廃棄が発生した移動局の数を、RLC layerの送信バッファにおいて破棄されたパケットデータの送信先である移動局の情報に基づき、算出してもよい。例えば、所定の監視区間において、RLC layerの送信バッファにおいてパケットデータが破棄されたことのある移動局の数を測定し、その移動局の数を第8の移動局数としてもよい。
あるいは、移動局計算部2084は、所定の監視区間において、RLC layerの送信バッファにおいてパケットデータが破棄された回数が所定の閾値以上である移動局の数を測定し、その移動局の数を第8の移動局数としてもよい。
あるいは、移動局計算部2084は、所定の監視区間において、RLC layerの送信バッファにおいてパケットデータが破棄されたデータ量が所定の閾値以上である移動局の数を測定し、その移動局の数を第8の移動局数としてもよい。
あるいは、移動局計算部2084は、所定の監視区間において、RLC layerの送信バッファにおいてパケットデータが破棄されたデータ量の全体のデータ量に対する割合が所定の閾値以上である移動局の数を測定し、その移動局の数を第8の移動局数としてもよい。
尚、RLC処理部2083より、RLC layerの送信バッファにおいて破棄されたパケットデータの送信先である移動局ではなく、PDCP layerno送信バッファにおいて破棄されたパケットデータの送信先である移動局の情報を受信した場合には、移動局数計算部2084は、第8の移動局数である、遅延によるデータの廃棄が発生した移動局の数を、PDCP layerの送信バッファにおいて破棄されたパケットデータの送信先である移動局の情報に基づき、算出してもよい。例えば、所定の監視区間において、PDCP layerの送信バッファにおいてパケットデータが破棄されたことのある移動局の数を測定し、その移動局の数を第8の移動局数としてもよい。
あるいは、移動局数計算部2084は、第8の移動局数である、遅延によるデータの廃棄が発生した移動局の数を、PDCP layerまたはRLC layerの送信バッファにおいて破棄されたパケットデータの送信先である移動局の情報に基づき、算出してもよい。例えば、所定の監視区間において、PDCP layerまたはRLC layerの送信バッファにおいてパケットデータが破棄されたことのある移動局の数を測定し、その移動局の数を第8の移動局数としてもよい。
また、移動局数計算部2084は、後述するように、上記第8の移動局の数を、論理チャネル毎に算出してもよい。この場合、上述した移動局の数の算出は、論理チャネルに対して行われる。すなわち、移動局数計算部2084は、遅延によるデータの廃棄が発生した論理チャネルの数を算出することになる。
あるいは、移動局数計算部2084は、後述するように、上記第8の移動局の数を、優先度クラス毎に算出してもよい。この場合、上述した移動局の数の算出は、各優先度クラスに属する論理チャネルに対して行われる。すなわち、移動局数計算部2084は、遅延によるデータの廃棄が発生した論理チャネルの数を算出することになる。
尚、上述した例では、下りリンクにおける、第8の移動局数である、遅延によるデータの廃棄が発生した移動局の数を算出する場合を示した。しかしながら、上りリンクに関しても同様に第8の移動局数である、遅延によるデータの廃棄が発生した移動局の数を算出してもよい。
例えば、移動局計算部2084は、RLC処理部2083より、上りリンクのPDCP layerのシーケンス番号の不連続に関する情報を受信し、前記上りリンクのPDCP layerのシーケンス番号の不連続に基づいて、上りリンクにおける遅延によるデータの廃棄が発生した移動局の数を算出してもよい。すなわち、移動局計算部2084は、前記シーケンス番号の不連続が、移動局における遅延によるデータの廃棄により発生したと推定し、そのシーケンス番号の不連続に基づいて、遅延によるデータの廃棄が発生した移動局の数を算出する。
より具体的には、移動局計算部2084は、所定の監視区間において、上りリンクのPDCP layerのシーケンス番号の不連続が所定の閾値以上である移動局の数を測定し、その移動局の数を第8の移動局数としてもよい。
あるいは、移動局計算部2084は、所定の監視区間において、上りリンクのPDCP layerのシーケンス番号の不連続から推定される、破棄されたデータ量が所定の閾値以上である移動局の数を測定し、その移動局の数を第8の移動局数としてもよい。
あるいは、移動局計算部2084は、所定の監視区間において、上りリンクのPDCP layerのシーケンス番号の不連続から推定される、破棄されたデータ量の全体のデータ量に対する割合が所定の閾値以上である移動局の数を測定し、その移動局の数を第8の移動局数としてもよい。
また、移動局数計算部2084は、上記上りリンクにおける第8の移動局の数を、論理チャネル毎に算出してもよい。この場合、上述した移動局の数の算出は、論理チャネルに対して行われる。すなわち、移動局数計算部2084は、遅延によるデータの廃棄が発生した論理チャネルの数を算出することになる。
また、移動局計算部2084は、RLC処理部から通知されたRLC Layerの送信バッファ状態、すなわち、移動局100nの下りリンクのパケットデータの滞留時間または滞留量を、呼処理部210に通知してもよい。
上述した、第1ないし第8の移動局数は、TTI(あるいは、「サブフレーム(Sub-frame)」とも呼ぶ)毎の値を算出してもよいし、所定の時間間隔でサンプリングした値を算出してもよい。また、TTI毎の値を所定の平均化区間で平均化した値を算出してもよいし、所定の時間間隔でサンプリングした値を、所定の平均化区間で平均化した値を算出してもよい。また、上記平均化区間や上記サンプリングの周期は、パラメータとして設定可能な構成としてもよい。
より具体的には、上記第1ないし第8の移動局数として、所定の時間間隔、例えば、100ms間の平均値または合計値を測定し、かつ、上記平均値または合計値を以下の式を用いてフィルタリングを行った後の値(Fn)を測定してもよい。
式:Fn=(1-a)Fn-1+aMn
Fn: アップデートされたフィルタリング後の値
Fn-1: 古いフィルタリング後の値
a: フィルタリング係数
Mn: 所定の時間間隔、例えば、100ms間の平均値または合計値
尚、aの値として、例えば、1/2(k/2) (k = 0, 1, 2, …, )といった値を設定することができる。また、上記所定の時間間隔は100ms以外の値でもよく、200msであったり、80msであったり、様々な値を設定することができる。
次に、本実施例に係る基地局装置200における送信制御方法について、図5を参照して説明する。
ベースバンド信号処理部208内の移動局数計算部2084は、第1ないし第8の移動局数を取得する(ステップS502)
呼処理部210は、自基地局装置の処理負荷と、他ノードの処理負荷を取得又は確認する(ステップS504)呼処理部210は、図3Bに示す10個の判定式の少なくとも1つが真であるか否かを判断する。(ステップS506)。
図3Bに示す10個の判定式の全てが偽である場合(ステップS506:NO)、呼処理部210は、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始することができると判定する(ステップS508)。このとき、呼処理部210は、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を開始するための処理を実行する。
一方、図3Bに示す10個の判定式の少なくとも1つが真である場合(ステップS506:YES)、呼処理部210は、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始することができないと判定する(ステップS510)。このとき、呼処理部210は、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を開始するための処理を実行しない。
尚、上述した例においては、図3Bに示す10個の判定式全てを用いて判定を行ったが、代わりに、10個の判定式の内の一部を用いて判定を行ってもよい。
次に、本実施例に係る基地局装置200における送信制御方法について、図6を参照して説明する。
ベースバンド信号処理部208内の移動局数計算部2084は、キャリア#1の第1の移動局数とキャリア#2の第1の移動局数を取得する(ステップS602)。呼処理部210は、キャリア#1の第1の移動局数が、キャリア#2の第1の移動局数よりも大きいか否かを判断する(ステップS604)。
キャリア#1の第1の移動局数が、キャリア#2の第1の移動局数よりも大きくない場合(ステップS604:NO)、呼処理部210は、移動局110はキャリア#1においてEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始すると決定する(ステップS606)。すなわち、呼処理部210は、移動局110と基地局装置200との間の通信の設定を行う際に、通信を行うキャリアをキャリア#1と設定する。
一方、キャリア#1の第1の移動局数が、キャリア#2の第1の移動局数よりも大きい場合(ステップS604:YES)、呼処理部210は、移動局110はキャリア#2においてEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始すると決定する(ステップS608)。すなわち、呼処理部210は、移動局110と基地局装置200との間の通信の設定を行う際に、通信を行うキャリアをキャリア#2と設定する。上述した例ではキャリア#1の第1の移動局とキャリア#2の第1の移動局数を比較しているが、第1の移動局数の代わりに、第2の移動局数や第3の移動局数や第4の移動局数や第5の移動局数や第6の移動局数や第7の移動局数や第8の移動局数や自基地局装置のキャリア毎の処理負荷を用いて上記と同様の決定を行ってもよいし、あるいは、上記第1ないし第8の移動局数および自基地局装置のキャリア毎の処理負荷の内の複数を用いて上記と同様の決定を行ってもよい。このように制御することにより、キャリア#1とキャリア#2内の移動局数を均等にすることが可能となる。
上述した例において、移動局110は、セル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始する場合を示したが、これはセルチェンジ等により、セル50において基地局装置200と通信を開始する場合を含むこともできる。
あるいは、上述した例においては、移動局110が、セル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を新規に開始する場合を示したが、その代わりに又はそれに加えて、移動局110がセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を終了する場合に、前記第1の移動局数、第2の移動局数、第3の移動局数、第4の移動局数、第5の移動局数、第6の移動局数、第7の移動局数、第8の移動局数の少なくとも1つに基づいて、移動局110が通信終了後にキャンプする(在圏する)キャリアを指定してもよい。以下に、図10を参照して説明する。
呼処理部210は、セル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を行っている移動局110が、その通信を終了すると判断する(ステップS1002)。ここで、この通信の終了は、例えば、移動局110がトリガーする場合もあれば、移動局110と通信を行っている相手がトリガーする場合もある。いずれにせよ、通信を終了する際には、所定の終了メッセージがやり取りされるため、呼処理部210は、通信の終了を判断することが可能である。
ベースバンド信号処理部208内の移動局数計算部2084は、キャリア#1の第1の移動局数とキャリア#2の第1の移動局数を取得する(ステップS1004)。呼処理部210は、キャリア#1の第1の移動局数が、キャリア#2の第1の移動局数よりも大きいか否かを判断する(ステップS1006)。
キャリア#1の第1の移動局数が、キャリア#2の第1の移動局数よりも大きくない場合(ステップS1006:NO)、呼処理部210は、移動局110は通信終了後のアイドル状態において、キャリア#1にキャンプする(在圏する)と決定する(ステップS1008)。すなわち、呼処理部210は、移動局110に対して、キャリア#1にキャンプするように指示する。
一方、キャリア#1の第1の移動局数が、キャリア#2の第1の移動局数よりも大きい場合(ステップS1006:YES)、呼処理部210は、移動局110は通信終了後のアイドル状態において、キャリア#2にキャンプする(在圏する)と決定する(ステップS1010)。すなわち、呼処理部210は、移動局110に対して、キャリア#2にキャンプするように指示する。上述した例ではキャリア#1の第1の移動局とキャリア#2の第1の移動局数を比較しているが、第1の移動局数の代わりに、第2の移動局数や第3の移動局数や第4の移動局数や第5の移動局数や第6の移動局数や第7の移動局数や第8の移動局数や自基地局装置のキャリア毎の処理負荷を用いて上記と同様の決定を行ってもよいし、あるいは、上記第1ないし第8の移動局数および自基地局装置のキャリア毎の処理負荷の内の複数を用いて上記と同様の決定を行ってもよい。このように制御することにより、キャリア#1とキャリア#2内に在圏する移動局数を均等にすることが可能となる。
尚、上述したステップS1008やステップS1010において、基地局装置200は、より具体的には、移動局110との通信を終了する際に、移動局110がキャンプするべき周波数とセルのIDを通知することにより、上述した、移動局がキャンプするべきキャリアの指定を実現する。前記キャンプするべき周波数とセルのIDは、例えば、通信を終了することを通知するメッセージに含まれる。
上述した例においては、移動局の数を用いているが、代わりに、所定の数からの割合や比を用いて同様の制御を行ってもよい。例えば、セル内の接続可能な移動局の最大数を定義した場合に、上記最大数に対する割合(パーセント)で、第1ないし第8の移動局数を定義してもよい。あるいは、当該タイミングにおける、セル内で接続中の移動局の数に対する割合(パーセント)で、第1ないし第8の移動局数を定義してもよい。セル内で接続中の移動局の数とは、例えば、セル内でRRC connectedの状態になる移動局の数である。
また、上述した移動局の数の算出を、サービス種別毎、あるいは、契約種別毎、あるいは、端末種別毎、Radio Bearer毎、論理チャネル毎、優先度クラス毎に行ってもよい。
また、上述した移動局の数の算出は、1TTI(あるいは、Sub-frameとも呼ぶ)のような瞬時値を算出してもよいし、より長区間で測定を行い、平均化を行った後の数でもよい。あるいは、瞬時の値を所定のサンプリング周期でサンプリングし、サンプリングした値を平均化した値としてもよい。平均化を行う際には、通常の平均を行ってもよいし、忘却係数による平均化を行ってもよい。また、上述した平均化のための平均化区間や忘却係数等は、パラメータとして設定することができる。
本発明の実施例によれば、無線リソースの消費量と関連づいた移動局の数を算出することが可能となる。そして、上記移動局の数を用いて呼の受付制御やキャリアの選択を行うことにより、より効率の良い通信を提供することができる。
尚、上述した実施例においては、Evolved UTRA and UTRAN(別名:Long Term Evolution,或いは,Super 3G)が適用されるシステムにおける例を記載したが、本発明に係る基地局装置及び通信制御方法は、共有チャネルを用いて通信を行う全てのシステムにおいて適用することが可能である。
また、上述した実施例においては、論理チャネルの数を算出しているが、代わりに、複数の論理チャネルをグループ化し(以下、論理チャネルグループと呼ぶ)、論理チャネルグループの数を算出してもよい。
以上本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
本国際出願は2007年1月19日に出願した日本国特許出願第2007−010858号に基づく優先権を主張するものであり、その全内容を本国際出願に援用する。
本国際出願は2007年6月6日に出願した日本国特許出願第2007−150934号に基づく優先権を主張するものであり、その全内容を本国際出願に援用する。
本国際出願は2007年12月4日に出願した日本国特許出願第2007−313963号に基づく優先権を主張するものであり、その全内容を本国際出願に援用する。
本国際出願は2007年12月20日に出願した日本国特許出願第2007−329026号に基づく優先権を主張するものであり、その全内容を本国際出願に援用する。

Claims (22)

  1. 複数の移動局と通信を行う基地局装置であって、
    前記複数の移動局の中で、下りリンクの送信バッファの中に送信すべきデータが存在する移動局の数を、優先度クラス毎に算出する算出手段、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  2. 複数の移動局と共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって、
    前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が高い移動局の数と、前記共有チャネルによる通信の頻度が低い移動局の数の少なくとも1つを、優先度クラス毎に算出する算出手段、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  3. 複数の移動局と共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、伝送速度が所定の閾値よりも小さい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数を、優先度クラス毎に算出する算出手段、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  4. 複数の移動局と共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、下りリンクの送信バッファの中に、前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第1の移動局数と呼ぶ)を算出する第1の算出手段と、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、上りリンクの送信バッファの中に、前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第2の移動局数と呼ぶ)を算出する第2の算出手段と、
    前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が高い移動局の数(以下、第3の移動局数と呼ぶ)を算出する第3の算出手段と、
    前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が低い移動局の数(以下、第4の移動局数と呼ぶ)を算出する第4の算出手段と、
    前記複数の移動局の数(以下、第5の移動局数と呼ぶ)を算出する第5の算出手段と、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、伝送速度が所定の閾値よりも小さい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第6の移動局数と呼ぶ)を算出する第6の算出手段と、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、データの滞留時間が所定の閾値よりも大きい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第7の移動局数と呼ぶ)を算出する第7の算出手段と、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、遅延によるデータの廃棄が生じた移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第8の移動局数と呼ぶ)を算出する第8の算出手段と、
    前記第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数の少なくとも1つに基づいて、新規の移動局の通信の受付を制御する呼受付制御手段と、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  5. 前記呼受付制御手段は、前記第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数の少なくとも1つと、前記第5の移動局数とに基づいて、新規の移動局の通信の受付を制御する、ことを特徴とする請求項記載の基地局装置。
  6. 複数の移動局と共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、下りリンクの送信バッファの中に、前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第1の移動局数と呼ぶ)を算出する第1の算出手段と、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、上りリンクの送信バッファの中に、前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第2の移動局数と呼ぶ)を算出する第2の算出手段と、
    前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が高い移動局の数(以下、第3の移動局数と呼ぶ)を算出する第3の算出手段と、
    前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が低い移動局の数(以下、第4の移動局数と呼ぶ)を算出する第4の手段と、
    前記複数の移動局の数(以下、第5の移動局数と呼ぶ)を算出する第5の算出手段と、
    前記複数の移動局の中または前記移動局の論理チャネルで、伝送速度が所定の閾値よりも小さい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第6の移動局数と呼ぶ)を算出する第6の算出手段と、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、データの滞留時間が所定の閾値よりも大きい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第7の移動局数と呼ぶ)を算出する第7の算出手段と、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、遅延によるデータの廃棄が生じた移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第8の移動局数と呼ぶ)を算出する第8の算出手段と、
    周波数帯毎の処理負荷を測定する処理負荷測定手段と、
    前記第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数と、周波数帯毎の処理負荷の少なくとも1つに基づいて、新規に通信を行う移動局が通信を行う周波数帯を選択する周波数選択手段と、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  7. 前記周波数選択手段は、前記第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数の少なくとも1つと、前記第5の移動局数とに基づいて、新規に通信を行う移動局が通信を行う周波数帯を選択する、ことを特徴とする請求項記載の基地局装置。
  8. 複数の移動局と共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置であって、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、下りリンクの送信バッファの中に、前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第1の移動局数と呼ぶ)を算出する第1の算出手段と、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、上りリンクの送信バッファの中に、前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第2の移動局数と呼ぶ)を算出する第2の算出手段と、
    前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が高い移動局の数(以下、第3の移動局数と呼ぶ)を算出する第3の算出手段と、
    前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が低い移動局の数(以下、第4の移動局数と呼ぶ)を算出する第4の手段と、
    前記複数の移動局の数(以下、第5の移動局数と呼ぶ)を算出する第5の算出手段と、
    前記複数の移動局の中または前記移動局の論理チャネルで、伝送速度が所定の閾値よりも小さい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第6の移動局数と呼ぶ)を算出する第6の算出手段と、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、データの滞留時間が所定の閾値よりも大きい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第7の移動局数と呼ぶ)を算出する第7の算出手段と、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、遅延によるデータの廃棄が生じた移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第8の移動局数と呼ぶ)を算出する第8の算出手段と、
    周波数帯毎の処理負荷を測定する処理負荷測定手段と、
    前記第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数と、周波数帯毎の処理負荷の少なくとも1つに基づいて、通信終了後に移動局が在圏する周波数帯を選択する周波数選択手段と、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  9. 前記周波数選択手段は、前記第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数と、周波数帯毎の処理負荷の少なくとも1つと、前記第5の移動局数とに基づいて、通信終了後に移動局が在圏する周波数帯を選択する、ことを特徴とする請求項記載の基地局装置。
  10. 請求項1、請求項4ないし9の何れか1項に記載の基地局装置であって、
    前記下りリンクの送信バッファは、前記基地局装置の中のMACレイヤ、RLCレイヤまたはPDCPレイヤのバッファであることを特徴とする基地局装置。
  11. 請求項4ないし9の何れか1項に記載の基地局装置であって、
    前記算出手段は、前記複数の移動局から報告されるバッファ状態に基づいて、前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数を算出することを特徴とする基地局装置。
  12. 請求項、請求項4ないし9の何れか1項に記載の基地局装置であって、
    前記共有チャネルによる通信の頻度が高い移動局は、前記基地局装置とのコネクションを確立した状態にあり、かつ、連続受信を行う移動局であり、
    前記共有チャネルによる通信の頻度が低い移動局は、前記基地局装置とのコネクションを確立した状態にあり、かつ、間欠受信を行う移動局である
    ことを特徴とする基地局装置。
  13. 請求項、請求項4ないし9の何れか1項に記載の基地局装置であって、
    前記第8の算出手段は、
    PDCPレイヤのシーケンス番号の不連続に基づいて、上りリンクにおける遅延によるデータの廃棄を生じた移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数を算出することを特徴とする基地局装置。
  14. 請求項3ないし9の何れか1項に記載の基地局装置であって、
    前記伝送速度は、送信バッファの中に前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する時間における伝送速度であることを特徴とする基地局装置。
  15. 請求項に記載の基地局装置であって、
    処理負荷を測定する処理負荷測定手段を具備し、
    前記呼受付手段は、前記第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移動局数と、前記第5の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数と、前記処理負荷の少なくとも1つに基づいて、新規の移動局の受付を制御することを特徴とする基地局装置。
  16. 請求項6ないし9又は15に記載の基地局装置であって、
    前記処理負荷は、前記基地局装置のCPUの使用率、メモリの使用率、バッファの使用率の少なくとも1つであることを特徴とする基地局装置。
  17. 複数の移動局と共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置における通信制御方法であって、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、下りリンクの送信バッファの中に、前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第1の移動局数と呼ぶ)を算出する第1のステップと、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、上りリンクの送信バッファの中に、前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第2の移動局数と呼ぶ)を算出する第2のステップと、
    前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が高い移動局の数(以下、第3の移動局数と呼ぶ)を算出する第3のステップと、
    前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が低い移動局の数(以下、第4の移動局数と呼ぶ)を算出する第4のステップと、
    前記複数の移動局の数(以下、第5の移動局数と呼ぶ)を算出する第5のステップと、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、伝送速度が所定の閾値よりも小さい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第6の移動局数と呼ぶ)を算出する第6のステップと、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、データの滞留時間が所定の閾値よりも大きい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第7の移動局数と呼ぶ)を算出する第7のステップと、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、遅延によるデータの廃棄が生じた移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第8の移動局数と呼ぶ)を算出する第8のステップと、
    前記第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数の少なくとも1つに基づいて、新規の移動局の受付を制御する第7のステップと、
    を有することを特徴とする通信制御方法。
  18. 前記第7のステップが、前記第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数の少なくとも1つと、前記第5の移動局数とに基づいて、新規の移動局の受付を制御する、請求項17記載の通信制御方法。
  19. 複数の移動局と、前記複数の移動局と共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置と、前記基地局装置から送信されるデータを保存するデータサーバと、前記データサーバ内のデータが出力される監視端末とを具備する移動通信システムであって、
    前記基地局装置は、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、下りリンクの送信バッファの中に、前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第1の移動局数と呼ぶ)を算出する第1の算出手段と、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、上りリンクの送信バッファの中に、前記共有チャネルにより送信すべきデータが存在する移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第2の移動局数と呼ぶ)を算出する第2の算出手段と、
    前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が高い移動局の数(以下、第3の移動局数と呼ぶ)を算出する第3の算出手段と、
    前記複数の移動局の中で、前記共有チャネルによる通信の頻度が低い移動局の数(以下、第4の移動局数と呼ぶ)を算出する第4の算出手段と、
    前記複数の移動局の数(以下、第5の移動局数と呼ぶ)を算出する第5の算出手段と、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、伝送速度が所定の閾値よりも小さい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第6の移動局数と呼ぶ)を算出する第6の算出手段と、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、データの滞留時間が所定の閾値よりも大きい移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第7の移動局数と呼ぶ)を算出する第7の算出手段と、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルの中で、遅延によるデータの廃棄が生じた移動局の数または前記移動局の論理チャネルの数(以下、第8の移動局数と呼ぶ)を算出する第8の算出手段と、
    処理負荷を測定する処理負荷測定手段と、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルに関する伝送速度を算出する算出手段と、
    前記複数の移動局または前記移動局の論理チャネルに関するバッファ滞留量またはバッファ滞留時間を算出する算出手段と、
    前記第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数と、処理負荷と、前記伝送速度と、前記バッファ滞留量またはバッファ滞留時間の少なくとも1つを、前記データサーバに報告する報告手段と、
    を具備し、
    前記データサーバは、
    前記第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数と、処理負荷と、前記伝送速度と、前記バッファ滞留量またはバッファ滞留時間の少なくとも1つを、統計値として保存する保存手段と、
    前記監視端末に、前記統計値としての第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数と、処理負荷と、前記伝送速度と、前記バッファ滞留量またはバッファ滞留時間の少なくとも1つを出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする移動通信システム。
  20. 前記報告手段は、前記第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数と、処理負荷と、前記伝送速度と、前記バッファ滞留量またはバッファ滞留時間の少なくとも1つと、前記第5の移動局数とを、前記データサーバに報告し、
    前記保存手段は、前記第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数と、処理負荷と、前記伝送速度と、前記バッファ滞留量またはバッファ滞留時間の少なくとも1つと、前記第5の移動局数とを、統計値として保存し、
    前記出力手段は、前記監視端末に、前記統計値としての第1の移動局数と、前記第2の移動局数と、前記第3の移動局数と、前記第4の移動局数と、前記第6の移動局数と、前記第7の移動局数と、前記第8の移動局数と、処理負荷と、前記伝送速度と、前記バッファ滞留量またはバッファ滞留時間の少なくとも1つと、前記第5の移動局数とを出力する、ことを特徴とする請求項19記載の移動通信システム。
  21. 前記算出手段が、前記移動局の数の平均値を、優先度クラス毎に算出する、請求項1記載の基地局装置。
  22. 前記算出手段が、算出した値を出力する、請求項21記載の基地局装置。
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