JP4697666B2 - 楽譜表示装置および楽譜表示プログラム - Google Patents
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Description
また、請求項2、4に記載の発明によれば、曲を構成する各音を表す曲データを楽譜に変換して表示画面に表示すると共に、曲データの内の最高音および最低音を包含する音域の鍵盤を示す鍵盤画像を楽譜上に描画し、曲再生状態に応じて、表示色が変化する押鍵マークを鍵盤画像中に表示して押鍵のタイミングおよび押鍵すべき鍵の位置を案内するとともに、同一小節内で複数回押鍵される鍵と一回だけ押鍵される鍵とを前記押鍵マークの形状を異ならせて区別するので、楽譜を読み取れず、鍵盤操作にも不慣れな初心者ユーザであっても、鍵盤演奏を練習することができるようになる。
A.構成
図1は、本発明の実施の一形態による楽譜表示装置の構成を示すブロック図である。この図において、操作部10は、電源スイッチの他、キー入力用のキーボードやマウス等の入力操作子を備え、入力操作に対応したイベントを発生する。このイベントはCPU11に取り込まれる。CPU11は、ROM12に記憶される各種制御プログラムを実行し、操作部10が発生するイベントに対応して装置各部を制御するものであり、その特徴的な処理動作については追って詳述する。
次に、図2〜図13を参照して上記構成による実施形態の動作について説明する。以下では、先ず最初に全体動作としてメインルーチンの動作を説明した後、楽譜情報生成処理、個別情報生成処理、楽譜描画処理、鍵盤情報生成処理、押鍵マーク描画処理および再生時押鍵マーク処理の各動作について説明する。
装置電源の投入に応じて、CPU11は図2に図示するメインルーチンを実行してステップSA1に処理を進め、RAM13のワークエリアに設けられる各種レジスタ/フラグ類をリセットしたり、初期値セットする初期化を実行する。この後、ステップSA2に進み、例えば処理動作(「曲選択」、「設定」および「再生」)を選択的に実行指示させるGUI画面を表示部16に画面表示して、ユーザによるキー操作入力待ち状態に設定する。そして、ステップSA3〜SA5では、キー操作入力待ち状態下で「曲選択」、「設定」および「再生」のいずれかの実行を指示するキー操作入力の有無を判断する。
次に、図3を参照して楽譜情報生成処理の動作を説明する。上述したメインルーチンのステップSA8(図2参照)を介して本処理が実行されると、CPU11はステップSB1に処理を進め、選択された曲情報、すなわち右手トラックおよび左手トラックの各曲データ[0]〜[N]について周知のクオンタイズ(時間軸の量子化)を施す。クオンタイズにより、曲データ[0]〜[N]の発音開始時刻ITimeのずれが補正される。次いで、ステップSB2では、トラック変数を初期化する。これにより、先ず右手トラックが指定される。
次に、図4〜図6を参照して楽譜描画処理の動作を説明する。前述したメインルーチンのステップSA9(図4参照)を介して本処理が実行されると、CPU11は図4に図示するステップSC1に進み、鍵盤情報生成処理を実行する。鍵盤情報生成処理が実行されると、CPU11は図6に図示するステップSD1に処理を進め、選択された曲データ中の最高音および最低音を判定する。次いで、ステップSD2では、判定された最高音と最低音とを含むオクターブ範囲を判定する。そして、ステップSD3では、判定されたオクターブ範囲を指定する鍵盤描画情報を生成する。例えば、最高音と最低音とを含むオクターブ範囲が、C2音からC5音であれば、図11(a)に図示する鍵盤画像を描画する鍵盤描画情報を生成する。つまり、鍵盤画像は、ROM12のデータエリアに格納され、1オクターブ分の鍵盤を描画する鍵盤表示データを、鍵盤描画情報が指定するオクターブ範囲に従って描画されるものである。
次に、図7〜図8を参照して押鍵マーク描画処理の動作を説明する。上述した楽譜描画処理のステップSC13(図5参照)を介して本処理が実行されると、CPU11は図7に図示するステップSE1に進み、曲データ再生中であるか否かを判断する。再生中ならば、判断結果は「YES」になり、ステップSE2に進み、先行表示フラグ(後述する)がオン設定されているか否かを判断する。先行表示フラグがオン設定されていると、判断結果は「YES」になり、ステップSE3に進み、押鍵マークのマーク色をピンクに設定した後、ステップSE5に進む。一方、先行表示フラグがオン設定されていなければ、上記ステップSE2の判断結果は「NO」になり、ステップSE4に進み、押鍵マークのマーク色を緑色に設定した後、ステップSE5に進み、音高判定を行う。
次に、図9を参照して再生時押鍵マーク処理の動作を説明する。前述したメインルーチンのステップSA12(図2参照)を介して本処理が実行されると、CPU11は図9に図示するステップSF1に進み、レジスタVnに格納される音符データが休符もしくはタイの後の音符でないかどうかを判断する。なお、本処理が起動される時点では、曲頭の音符データがレジスタVnに格納されるようになっている。
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 音源
15 サウンドシステム
16 表示部
17 インタフェース部
Claims (4)
- 曲を構成する各音を表す曲データを記憶する曲データ記憶手段と、
前記曲データ記憶手段に記憶される曲データを楽譜に変換して表示画面に表示する楽譜表示手段と、
前記曲データ記憶手段に記憶される曲データの内の最高音および最低音を包含する音域の鍵盤を示す鍵盤画像を小節毎に、前記楽譜表示手段により表示画面に表示される楽譜上に描画する鍵盤描画手段と、
前記曲データ記憶手段に記憶される曲データを再生する曲再生手段と、
前記曲再生手段の曲再生状態に応じて、形状および表示色が変化する押鍵マークを前記鍵盤描画手段により描画された鍵盤画像中に表示して押鍵のタイミングおよび押鍵すべき鍵の位置を案内する押鍵ガイド手段と
を具備することを特徴とする楽譜表示装置。 - 曲を構成する各音を表す曲データを記憶する曲データ記憶手段と、
前記曲データ記憶手段に記憶される曲データを楽譜に変換して表示画面に表示する楽譜表示手段と、
前記曲データ記憶手段に記憶される曲データの内の最高音および最低音を包含する音域の鍵盤を示す鍵盤画像を、前記楽譜表示手段により表示画面に表示される楽譜上に描画する鍵盤描画手段と、
前記曲データ記憶手段に記憶される曲データを再生する曲再生手段と、
前記曲再生手段の曲再生状態に応じて、表示色が変化する押鍵マークを前記鍵盤描画手段により描画された鍵盤画像中に表示して押鍵のタイミングおよび押鍵すべき鍵の位置を案内するとともに、同一小節内で複数回押鍵される鍵と一回だけ押鍵される鍵とを前記押鍵マークの形状を異ならせて区別する押鍵ガイド手段と
を具備することを特徴とする楽譜表示装置。 - 曲を構成する各音を表す曲データを楽譜に変換して表示画面に表示する楽譜表示処理と、
曲を構成する各音を表す曲データの内の最高音および最低音を包含する音域の鍵盤を示す鍵盤画像を小節毎に、前記楽譜表示処理にて表示画面に表示される楽譜上に描画する鍵盤描画処理と、
曲を構成する各音を表す曲データを再生する曲再生処理と、
前記曲再生処理の曲再生状態に応じて、形状および表示色が変化する押鍵マークを前記鍵盤描画処理にて描画された鍵盤画像中に表示して押鍵のタイミングおよび押鍵すべき鍵の位置を案内する押鍵ガイド処理と
をコンピュータで実行させることを特徴とする楽譜表示プログラム。 - 曲を構成する各音を表す曲データを楽譜に変換して表示画面に表示する楽譜表示処理と、
曲を構成する各音を表す曲データの内の最高音および最低音を包含する音域の鍵盤を示す鍵盤画像を、前記楽譜表示処理にて表示画面に表示される楽譜上に描画する鍵盤描画処理と、
曲を構成する各音を表す曲データを再生する曲再生処理と、
前記曲再生処理の曲再生状態に応じて、表示色が変化する押鍵マークを前記鍵盤描画処理にて描画された鍵盤画像中に表示して押鍵のタイミングおよび押鍵すべき鍵の位置を案内するとともに、同一小節内で複数回押鍵される鍵と一回だけ押鍵される鍵とを前記押鍵マークの形状を異ならせて区別する押鍵ガイド処理と
をコンピュータで実行させることを特徴とする楽譜表示プログラム。
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