JP4697468B2 - 利用権限管理装置、コンテンツ共有システム、コンテンツ共有方法、及びコンテンツ共有用プログラム - Google Patents

利用権限管理装置、コンテンツ共有システム、コンテンツ共有方法、及びコンテンツ共有用プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4697468B2
JP4697468B2 JP2007020505A JP2007020505A JP4697468B2 JP 4697468 B2 JP4697468 B2 JP 4697468B2 JP 2007020505 A JP2007020505 A JP 2007020505A JP 2007020505 A JP2007020505 A JP 2007020505A JP 4697468 B2 JP4697468 B2 JP 4697468B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sharing
content
identification information
information
registration identification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007020505A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008186330A (ja
Inventor
圭三 内藤
等以香 宇木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2007020505A priority Critical patent/JP4697468B2/ja
Publication of JP2008186330A publication Critical patent/JP2008186330A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4697468B2 publication Critical patent/JP4697468B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Storage Device Security (AREA)

Description

本発明は、利用権限管理装置、コンテンツ共有システム、コンテンツ共有方法、コンテンツ共有用プログラム、及び利用権限管理用データ構造に関する。
グループに属する複数のメンバ間で、ドキュメントファイル、画像ファイル、音声ファイル、動画ファイルなどの情報を含むデジタルデータ(以下、「コンテンツ」)を共有するコンテンツ共有システムが知られている。この種のコンテンツ共有システムでは、例えばファイル共有サーバにある共有ファイルのコンテンツに対してネットワークを介して複数の端末から共有可能に構成されるクライアントサーバ方式や、複数の端末同士をネットワーク接続することにより各端末に共有部をつくるピア・ツゥ・ピア(Peer
To Peer)方式などが挙げられる。このようなコンテンツ共有システムの関連技術として、例えば以下に示す特許文献1乃至特許文献5が挙げられる。
特許文献1では、サーバ内部にて、電子掲示板などの仮想コミュニティ(グループ)で共有している複数のメッセージ(記事)などのうち関連性のあるメッセージの集合をスレッドとして管理し、サイトの管理者が設定操作を行うと、サーバ内部に構成されたスレッド移動部により、各スレッドを一のグループから他のグループに個別又は一括に移動処理を行い、コミュニティの統合・分類を行う技術が開示されている(段落番号0061)。
特許文献2では、複数社が有する各グループウエアの間で情報共有を行うことができる1つの共有部を設け、複数社間で相互に情報共有を行う技術が開示されている(段落番号0025)。また、各グループウエアが同期していることによって、一の社のグループウエアの共有部において登録及び更新・削除等の編集がなされた場合には、他の社のグループウエアの共有部にも編集後の情報がリアルタイムに反映される点が開示されている(段落番号0027)。さらに、外部共有Pへ登録されているメンバの情報が提示されており、共有部へのアクセスが許可されているメンバを確認する点が開示されている(段落番号0046)。
特許文献3では、複数の端末間でファイル共有を行うに際し、ファイル同期管理部によってファイルの情報共有の管理を行う点が開示されている。すなわち、配信ポリシー記憶部、メンバロール記憶部、及びファイル同期管理部により、ファイルの実体(内容)と、ファイルについて何時どのようなメンバがどのような操作(追加、変更、削除など)を行ったのかを示すインデックス情報と、をメンバに応じて異なる配信制御方法を使い分けている。配信制御方法の種類は、例えば「実体まで同期」や、「インデックス情報のみの同期」などが挙げられている。これらをロールIDと相関させて使い分ける(段落番号0031)。また、同期ポリシー管理部は、コミュニティ内で共有されるファイルやフォルダについて同期ポリシーを有する(段落番号0075)。新たなフォルダが作成された場合には、上位のフォルダの同期ポリシーが継承される。これにより、各メンバや、ファイル、フォルダ毎に、同期方法を細かく使い分けることができる。
特許文献4は、コンテンツ共有システムを用いた電子掲示板システムである。複数のコンテンツの集合からなるコンテンツコンテナには、複数のユーザが複数のコンテンツを書き込みまた読み出すことができる(段落番号0029)。コンテンツコンテナにアクセス権を設定することによって、特定の複数ユーザによる共有部を構成することができる。アクセス定義データによって定義されたアクセス可能な複数のユーザは、コンテンツコンテナと呼ばれる共有部に画像などのコンテンツを投稿できる。この際、ユーザは、システム上に公開されたコンテンツをクライアントを介して閲覧、登録、取得、削除、変更等の操作を行うことができる(段落番号0022)。
特許文献5では、情報共有空間システムにおいてメンバの追加やグループの作成などのグループの制御を行う点が開示されている。各端末において、共有対象のオブジェクト情報と、端末を保持するユーザが所属するグループのグループ情報やグループの構成メンバのメンバ情報を含む同期制御情報と、を保持する記憶手段を有し、分散同期管理手段により各端末間の記憶手段の情報を同期させることでファイル共有を実現している。各端末で行った共有オブジェクトに対する操作やメンバ追加やグループ作成などのグループの制御を各端末がそれぞれに記憶手段に対して反映し、その処理内容をグループを構成する他の端末に通知し、通知を受けた端末はそれを反映することにより、任意に選択したメンバからなるグループで情報を共有している。
特開2003−030103号公報 特開2004−246537号公報 特開2005−321922号公報 特開2005−346492号公報 特開2006−164234号公報
コンテンツ共有システムの一例であるファイル共有システムでは、通常、登録したファイルや、登録したフォルダに対して読み取り可能、変更可能といった利用権限が設定できるように構成されている。
しかし、通常のファイル共有システムでは、システムの構成上、読み取り権限を保有するユーザが、共有フォルダ(共有部)内部のオリジナルファイルの複製(コピー)を共有部外(例えばユーザ自身の端末の特定部)に作成できてしまう。このため、複製されたコピーファイルは、ファイル共有システムに設定されている利用権限とは切り離され、自由に配布や共有をすることができるという問題があった。
一方、コンテンツなどの複製や再利用を難しくする技術として、例えばDRM(Digital Rights Management:デジタル著作権管理)技術が挙げられる。DRM技術では、コンテンツに対する利用権限を管理し、読み取り権限のみを保有する者が複製を作れない第1のタイプのDRM技術(コピーガード技術の一種:例えばDVDの映像信号を暗号化するCSS)や、たとえ同一のデータをコピーできたとしても再生や閲覧が不可能になる第2のタイプのDRM技術(AAC形式の音楽ファイル)などの種類があり、第1のタイプのDRM技術を利用したシステムでは、複製を作れないようにすることは実現されている。
しかし、グループメンバ間でコンテンツを共有する場合において、複数の共有グループに所属するメンバが、既に自らが所属する共有グループ(一方の共有部)で共有されているオリジナルコンテンツを、本共有グループ(一方の共有部)とは異なり、かつ、自らが所属している他の共有グループ(他方の共有部)でも共有可能にしようとした場合(コピーコンテンツを作成しようとした場合)、以下のような問題が生じてしまう。
すなわち、DRM技術の特に前記第2のタイプのDRM技術を利用したDRMコンテンツは、同一のデータをコピーできても再生や閲覧が不可能になるように設計されており、DRMコンテンツを一方の共有部より他方の共有部にコピーしたとしてもコピーDRMコンテンツを他方の共有部のメンバが利用できない。つまり、コンテンツの実体は共有されるが利用ができない状態となるという問題がある。
また、DRM技術を利用しない通常のコンテンツを一方の共有部から他方の共有部へコピーしたとすると、コピーコンテンツは他方の共有部のメンバによって自由に2次コピーされてしまい、不正にコピーコンテンツが広まってしまうという問題がある。つまり、他の共有グループ(他方の共有部)にも共有して利用できるようにしようとしたが為に、利用権限を与える必要の無い人にまで権限を与えることになってしまい、結果としてコンテンツを不正に利用されてしまうという問題がある。
ここで、コンテンツを不正に利用されてしまう場合の例としては、オリジナルコンテンツを複製(コピー)した1次コピーが不正になされる問題と、権限ある者が1次コピーしたコピーコンテンツをさらに複製(コピー)した2次コピーが不正になされる問題とが挙げられる。
1次コピーの場合には、一方の共有部及び他方の共有部の双方に属するメンバーであれば誰でも一方の共有部のオリジナルコンテンツを他方の共有部にコピーできてしまうという問題がある。さらに、一方の共有部のメンバーであれば誰でも一方の共有部のオリジナルコンテンツを自身の端末等(共有部以外のフォルダ等)にコピーできてしまうという問題がある。
また、2次コピーの場合には、例えば、他方の共有部のコピーコンテンツが他方のメンバーにてコピーされてしまう。その際、他方のメンバーが他方の共有部から自身の端末へコピーする場合、他方のメンバーが他方の共有部からさらに他の第3共有部にコピーする場合がある。この場合、オリジナルコンテンツをコピーしたメンバの意図しない第3共有部にまでコピーコンテンツが広まってしまうという問題がある。
特許文献1は、サイトの管理者がグループ間でスレッドの移動を行う点を開示しており、前記複製を行う際の前記課題とは前提が異なる。さらに、仮に特許文献1のシステムでスレッドの複製ができる場合を想定したとしても、サイトの管理者(ないしはコミュニティの管理者)であれば、複製を行うことができてしまうので、オリジナルスレッドを複製したコピースレッドが形成される。そして、そのコピースレッドは、複製後のコミュニティのユーザによって2次コピーないしは保存されて不正に利用されてしまうという問題がある。
特許文献2では、登録されているメンバであれば、そのグループに共有ができるということだけを実現しているにすぎない。従って、利用者情報や外部メンバー情報は、グループウエアによって構築される共有部(或いはグループウエアそのもの)に対する登録者名やパスワードである(段落番号0046)ために、登録者以外の外部からのアクセスは拒否されるが、グループウエアの内部にて既に利用できる者であれば、共有部内の情報を共有部外へ複製することは容易にできてしまう。すなわち、A社、B社、C社の各共有部は、それぞれ同期しており、例えば、クライアント上に表示されたグループウエアの共有部内の情報を、クライアントの共有部外の他のフォルダに複製できてしまい、複製された情報は、共有部外にて自由に配布されてしまうという問題がある。
また、特許文献2の図2の例では、A社とB社の共有部と、A社とC社との共有部を有するA社において、双方の共有部にアクセスできる人間であれば、いずれかの共有部内から双方の共有部外(例えばクライアント上)などに、容易に情報の複製をつくることができ、不正に利用されてしまうという問題がある。
特許文献3では、「配信制御方法」による同期管理で端末間で同期を行うために、一の端末において指定したファイルは共有空間(共有部)において共有化され、共有部のメンバ全員にコンテンツが利用可能に構成される。このため、同一共有部では、ユーザが共有部外に自由に複製することができ、複製された情報は、共有部外にて自由に配布されてしまうという問題がある。
特許文献4では、ユーザは、システム上に公開されたコンテンツをクライアントを介して取得等の操作ができるため、許可されたユーザであればだれでも共有部のコンテンツを(例えば共有部の他のユーザが投稿したコンテンツを自身の端末などに)複製できてしまい、共有部外にて、複製されたコピーコンテンツは、不正に利用されてしまうという問題がある。加えて、複数のコンテンツによるコンテンツコンテナに対してアクセス定義データを有するが、各コンテンツ毎ではないため、最初の投稿者以外の者であって、アクセス定義データによってアクセス可能な複数のユーザのうちのいずれかのユーザがコンテンツを不正に複製できてしまい、共有部外にて、複製されたコピーコンテンツは、不正に利用されてしまうという問題がある。
特許文献5では、共有する情報がグループを構成する端末に全て配信されるため、アクセス可能な端末を有するユーザであれば、誰でもグループ内の共有情報を共有部外へ複製できてしまい、複製された情報は、共有部外にて自由に配布されてしまう。
なお、上記特許文献1乃至特許文献5には、一方の共有部内で共有されるオリジナルコンテンツを共有部外あるいは他方の共有部へコピーする場合に生じる、前記課題について一切開示がない。
そこで、本発明の目的は、共有部内から共有部外又は他の共有部へコンテンツが複製されるに際し、コンテンツが利用権限と切り離されて自由に配布や共有され不正に利用されることを防止できる、利用権限管理装置、コンテンツ共有システム、コンテンツ共有方法、及びコンテンツ共有用プログラム、及び利用権限管理用データ構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明にかかるコンテンツ共有システム用利用権限管理装置は、共有グループの共有部にてコンテンツの共有を行う際に前記コンテンツの利用権限を管理するコンテンツ共有システム用の利用権限管理装置であって、
前記コンテンツの利用権限を登録する登録ユーザの操作入力に基づいて前記コンテンツを固有に識別する登録識別情報を前記コンテンツに割り当てて前記コンテンツの利用権限を登録する登録手段と、前記コンテンツの登録識別情報と前記登録ユーザの登録ユーザ識別情報とを対応させて登録ユーザによる利用上の情報管理を行う管理手段とを備え、
前記管理手段は、複数の前記各共有部の内の一の前記共有部にて共有されるオリジナルコンテンツに割り当てられる共有元登録識別情報と他の前記共有部にて共有される前記コピーコンテンツに割り当てられる共有先登録識別情報との対応関係を記憶した共有関係管理情報記憶手段と、共有元及び共有先のそれぞれの前記登録識別情報と前記コンテンツの利用権限を示す利用権限情報との対応関係を記憶した利用権限管理情報記憶手段とを備えると共に、
前記ユーザによるいずれか一つの前記共有部のコピーコンテンツに対する公開中止指示に基づいて作動し、前記共有関係管理情報記憶手段の前記共有元登録識別情報および前記共有先登録識別情報を参照して、対応する前記利用権限情報を前記利用権限管理情報記憶手段より削除して全コンテンツの公開を中止する処理を行う共有公開中止手段を備え、
この共有公開中止手段が、前記公開中止指示の対象であるコンテンツにかかる共有元登録識別情報が前記共有関係管理情報記憶手段に登録されているか否かを検索して判定すると共に、登録されていると判定した場合に当該共有関係管理情報記憶手段から共有元登録識別情報と共有先登録識別情報とを読み込んで共有先を順次追いかけることにより前記利用権限管理情報記憶手段に登録されている利用権限情報を複数グループ全体を対象として芋ずる式に削除する利用権限情報削除機能、を含むことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかるコンテンツ共有システムは、ユーザが利用する複数の情報端末と、前記情報端末にネットワークを介して通信可能に構成され複数のユーザが複数のコンテンツを共有するファイル共有装置と、前記情報端末とネットワークを介して通信可能に構成され前記コンテンツの利用権限を管理する利用権限管理装置とを含み、前記複数の情報端末と前記コンテンツ共有装置とにより複数の共有グループを形成してコンテンツの共有を行うコンテンツ共有システムであって、
前記コンテンツ共有装置は、複数の共有グループの共有グループの内の少なくとも一の共有グループにて共有されると共に前記コンテンツの利用権限の登録を識別する登録識別情報が付加されたコンテンツを有し、
前記利用権限管理装置は、前記コンテンツの利用権限を登録する登録ユーザの操作入力に基づいて前記コンテンツを固有に識別する登録識別情報を前記コンテンツに割り当てて前記コンテンツの利用権限を登録する登録手段と、前記コンテンツの登録識別情報と前記登録ユーザの登録ユーザ識別情報とを対応させて情報管理を行う管理手段とを備え、
前記管理手段は、複数の前記各共有部の内の一の前記共有部にて共有されるオリジナルコンテンツに割り当てられる共有元登録識別情報と他の前記共有部にて共有される前記コピーコンテンツに割り当てられる共有先登録識別情報との対応関係を記憶した共有関係管理情報記憶手段と、共有元及び共有先のそれぞれの前記登録識別情報と前記コンテンツの利用権限を示す利用権限情報との対応関係を記憶した利用権限管理情報記憶手段とを備えると共に前記ユーザによるいずれか一つの前記共有部のコピーコンテンツに対する公開中止指示に基づいて作動し、前記共有関係管理情報記憶手段の前記共有元登録識別情報および前記共有先登録識別情報を参照して、対応する前記利用権限情報を前記利用権限管理情報記憶手段から削除して全コンテンツの公開を中止する処理を行う共有公開中止手段を備え、
前記共有公開中止手段が、前記公開中止指示の対象であるコンテンツにかかる共有元登録識別情報が前記共有関係管理情報記憶手段に登録されているか否かを検索して判定すると共に、登録されていると判定した場合には、当該共有関係管理情報記憶手段から共有元登録識別情報と共有先登録識別情報とを読み込んで共有先を順次捕捉して前記利用権限管理情報記憶手段に登録されている利用権限情報を複数グループ全体を対象として芋ずる式に削除する利用権限情報削除機能、を含むことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかるコンテンツ共有システムは、ユーザが利用する複数の情報端末と、前記情報端末にネットワークを介して通信可能に構成され複数のユーザがコンテンツを共有するファイル共有装置と、前記情報端末とネットワークを介して通信可能に構成され前記コンテンツの利用権限を管理する利用権限管理装置とを含み、前記複数の情報端末と前記コンテンツ共有装置とにより複数の共有グループを形成してコンテンツの共有を行うコンテンツ共有システムであって、
前記コンテンツ共有装置は、複数の共有グループの共有グループの内の少なくとも一の共有グループにて共有されると共に前記コンテンツの利用権限の登録を識別する登録識別情報が付加されたコンテンツを有し、
前記利用権限管理装置は、前記コンテンツに付加され前記コンテンツの利用権限の登録を識別する登録識別情報と前記利用権限が登録されたユーザを識別する登録ユーザ識別情報とを対応させて記憶したコンテンツ管理情報記憶手段と、前記登録識別情報と前記コンテンツの利用権限を示す利用権限情報とを対応させて記憶した利用権限管理情報記憶手段と、登録済みのコンテンツに対応する共有元登録識別情報と前記コンテンツを他の共有グループへ共有する際に新たに生成される共有先登録識別情報とを対応させて記憶した共有関係管理情報記憶手段と、ユーザからの公開中止指示に基づいて、前記共有関係管理情報記憶手段の前記共有元登録識別情報、前記共有先登録識別情報を参照して、対応する前記利用権限情報を前記利用権限管理情報記憶手段より削除して前記共有グループの前記コンテンツの公開を中止する処理を行う共有公開中止手段とを含んで構成され、
前記共有公開中止手段は公開中止を希望する前記コンテンツに対応する前記登録識別情報が、前記共有元登録識別情報として登録されているか否かを検索して判定する共有元登録識別情報判定機能と、前記共有元登録識別情報判定機能にて登録されていると判定された場合に前記共有元登録識別情報に対応する共有先登録識別情報が取得できるか否かを判定する共有先登録識別情報判定機能と、前記共有先登録識別情報判定機能にて共有先登録識別情報が取得されない場合に、前記コンテンツの登録識別情報に対応する利用権限情報の削除を行う利用権限情報削除機能と、を備えると共に、
この共有公開中止手段が、更に、前記共有先識別情報判定機能にて共有先登録識別情報が取得された場合に、前記共有先登録識別情報が、前記共有元登録識別情報として登録されているか否かを検索して判定する第2共有元登録識別情報判定機能と、
前記第2共有元登録識別情報判定機能にて登録されていると判定された場合に、前記共有元登録識別情報に対応する新たな前記共有先登録識別情報が取得できるか否かを判定する第2共有先登録識別情報判定機能と、
第2共有先識別情報判定機能にて取得されたと判定された場合に、前記共有先登録識別情報に対応する利用権限情報を削除する利用権限情報削除機能と、
前記第2共有先登録識別情報判定機能にて前記共有先登録識別情報が取得できなくなるまで、以上の各機能を繰り返す機能と、を含むことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかるコンテンツ共有システムは、ユーザが利用する複数の情報端末と、前記情報端末にネットワークを介して通信可能に構成され複数のユーザが複数のコンテンツを共有するファイル共有装置と、前記情報端末とネットワークを介して通信可能に構成され前記コンテンツの利用権限を管理する利用権限管理装置とを含み、前記複数の情報端末と前記ファイル共有装置とにより複数の共有グループを形成してコンテンツ共有を行うコンテンツ共有システムにあって、
前記ファイル共有装置は、予め複数の共有グループの共有グループの内の少なくとも一の共有グループにて共有されると共に前記コンテンツの利用権限の登録を識別する登録識別情報が付加されたコンテンツを有しており、
前記コンテンツの利用権限を登録する登録ユーザの操作入力に基づいて作動し前記コンテンツを固有に識別する登録識別情報を前記コンテンツに割り当てて前記コンテンツの利用権限をコンテンツ管理情報記憶手段に、前記利用権限管理装置の登録手段が登録し、
その後、コンテンツの登録識別情報と前記登録ユーザの登録ユーザ識別情報とを対応させて、前記利用権限管理装置の管理手段が情報管理を行うようにし、
この管理手段による情報管理に際しては、複数の前記各共有部の内の一の前記共有部にて共有されるオリジナルコンテンツに割り当てられる共有元登録識別情報と他の前記共有部にて共有される前記コピーコンテンツに割り当てられる共有先登録識別情報との対応関係を、前記管理手段が予め共有関係管理情報記憶手段に記憶する共に、前記共有元及び共有先のそれぞれの前記登録識別情報と前記コンテンツの利用権限を示す利用権限情報との対応関係を、前記管理手段が予め利用権限管理情報記憶手段に記憶し、
前記ユーザによるいずれか一つの前記共有部のコピーコンテンツに対する公開中止指示が入力された場合に、これに基づいて前記管理手段の共有公開中止手段が、前記共有関係管理情報記憶手段の前記共有元登録識別情報および前記共有先登録識別情報を参照して、対応する前記利用権限情報を前記利用権限管理情報記憶手段から削除して全コンテンツの公開中止の処理を実行し、
前記コンテンツの公開中止処理に際しては、前記公開中止指示の対象であるコンテンツにかかる共有元登録識別情報が、前記共有関係管理情報記憶手段に登録されているか否かを検索して判定し、登録されていると判定した場合には、当該共有関係管理情報記憶手段から共有元登録識別情報と共有先登録識別情報とを読み込んで共有先を順次追いかけることにより前記利用権限管理情報記憶手段に登録されている利用権限情報を複数グループ全体を対象として芋ずる式に削除すると共に、
これら前記判定および削除の各工程を前記共有公開中止手段が実行するようにしたことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかるコンテンツ共有管理方法は、ユーザが利用する複数の情報端末と、前記情報端末にネットワークを介して通信可能に構成され複数のユーザがコンテンツを共有するファイル共有装置と、前記情報端末とネットワークを介して通信可能に構成され前記コンテンツの利用権限を管理する利用権限管理装置とを含み、前記複数の情報端末と前記コンテンツ共有装置とにより複数の共有グループを形成してコンテンツの共有を行うコンテンツ共有システムにあって、
前記コンテンツ共有装置は、予め複数の共有グループの共有グループの内の少なくとも一の共有グループにて共有されると共に前記コンテンツの利用権限の登録を識別する登録識別情報が付加されたコンテンツを有しており、
前記コンテンツに付加され前記コンテンツの利用権限の登録を識別する登録識別情報と前記利用権限が登録されたユーザを識別する登録ユーザ識別情報とを、対応させて、前記利用権限管理装置の登録手段がコンテンツ管理情報記憶手段に記憶し、
前記登録識別情報と前記コンテンツの利用権限を示す利用権限情報とを対応させて前記利用権限管理装置の管理手段が利用権限管理情報記憶手段に記憶し、
登録済みのコンテンツに対応する共有元登録識別情報と前記コンテンツを他の共有グループへ共有する際に新たに生成される共有先登録識別情報とを対応させて前記管理手段が共有関係管理情報記憶手段に記憶し、
ユーザによる前記コンテンツの公開中止指示が入力された場合に、これに基づいて稼働し、前記共有関係管理情報記憶手段の前記共有元登録識別情報、前記共有先登録識別情報を参照して、対応する前記利用権限情報を前記利用権限管理情報記憶手段より削除して前記共有グループの前記コンテンツの公開を中止する処理を、前記利用権限管理装置の共有公開中止手段が実行するようにし、
前記共有公開中止手段による前記コンテンツの公開中止の工程にあっては、
まず、公開中止を希望する前記コンテンツに対応する前記登録識別情報が、前記共有元登録識別情報として登録されているか否かを検索して判定する共有元登録識別情報判定ステップと、この共有元登録識別情報判定ステップで前記登録識別情報が前記共有元登録識別情報として登録されていると判定された場合に、前記共有元登録識別情報に対応する共有先登録識別情報が取得できるか否かを判定する共有先登録識別情報判定ステップと、この共有先登録識別情報判定ステップで前記共有先登録識別情報判定機能にて共有先登録識別情報が取得されないと判定された場合に、前記コンテンツの登録識別情報に対応する利用権限情報の削除が実行される利用権限情報削除ステップとを設定すると共に、
更に、前記共有先登録識別情報判定ステップで前記共有先登録識別情報判定機能にて共有先登録識別情報が取得されると判定された場合に、前記共有先登録識別情報が、前記共有元登録識別情報として登録されているか否かを検索して判定する第2共有元登録識別情報判定ステップと、この第2共有元登録識別情報判定ステップにて登録されていると判定された場合に、前記共有元登録識別情報に対応する新たな前記共有先登録識別情報が取得できるか否かを判定する第2共有先登録識別情報判定ステップと、第2共有先識別情報判定ステップにて取得されたと判定された場合に、前記共有先登録識別情報に対応する利用権限情報を削除する利用権限情報削除ステップと、前記第2共有先登録識別情報判定ステップにて前記共有先登録識別情報が取得できなくなるまで、以上の各機能を繰り返すステップと、を含むことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかるコンテンツ共有管理プログラムは、ユーザが利用する複数の情報端末と、前記情報端末にネットワークを介して通信可能に構成され複数のユーザが複数のコンテンツを共有するファイル共有装置と、前記情報端末とネットワークを介して通信可能に構成され前記コンテンツの利用権限を管理する利用権限管理装置とを含み、前記複数の情報端末と前記コンテンツ共有装置とにより複数の共有グループを形成してコンテンツ共有を行うコンテンツ共有システムにあって、
前記コンテンツ共有装置は、予め複数の共有グループの共有グループの内の少なくとも一の共有グループにて共有されると共に前記コンテンツの利用権限の登録を識別する登録識別情報が付加されたコンテンツを有しており、
前記コンテンツの利用権限を登録する登録ユーザの操作入力に基づいて作動し前記コンテンツを固有に識別する登録識別情報を前記コンテンツに割り当てて前記コンテンツの利用権限をコンテンツ管理情報記憶手段に登録する利用権限登録処理機能、及びコンテンツの前記登録識別情報と前記登録ユーザの登録ユーザ識別情報とを対応させて情報管理を行う情報管理機能を備え、
前記情報管理機能は、その構成として、
複数の前記各共有部の内の一の前記共有部にて共有されるオリジナルコンテンツに割り当てられる共有元登録識別情報と他の前記共有部にて共有される前記コピーコンテンツに割り当てられる共有先登録識別情報との対応関係を、予め共有関係管理情報記憶手段に記憶処理する機能、および前記共有元及び共有先のそれぞれの前記登録識別情報と前記コンテンツの利用権限を示す利用権限情報との対応関係を、利用権限管理情報記憶手段に記憶処理する機能を有すると共に、
前記ユーザによるいずれか一つの前記共有部のコピーコンテンツに対する公開中止指示が入力された場合に、これに基づいて前記共有関係管理情報記憶手段の前記共有元登録識別情報および前記共有先登録識別情報を参照して、対応する前記利用権限情報を前記利用権限管理情報記憶手段から削除して全コンテンツの公開中止の処理を実行する全コンテンツ公開中止処理機能を有し、
前記全コンテンツ公開中止処理機能は、その構成として、
前記公開中止指示の対象であるコンテンツにかかる共有元登録識別情報が、前記共有関係管理情報記憶手段に登録されているか否かを検索して判定処理する共有元情報登録可否判定処理機能、および登録されていると判定した場合に、当該共有関係管理情報記憶手段から共有元登録識別情報と共有先登録識別情報とを読み込んで共有先を順次捕捉して前記利用権限管理情報記憶手段に登録されている利用権限情報を複数グループ全体を対象として芋ずる式に削除する利用権限情報削除処理機能、
を有し、これらの各処理機能を前記利用権限管理装置が備えているコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかるコンテンツ共有管理プログラムは、ユーザが利用する複数の情報端末と、前記情報端末にネットワークを介して通信可能に構成され複数のユーザがコンテンツを共有するファイル共有装置と、前記情報端末とネットワークを介して通信可能に構成され前記コンテンツの利用権限を管理する利用権限管理装置とを含み、前記複数の情報端末と前記コンテンツ共有装置とにより複数の共有グループを形成してコンテンツ共有を行うコンテンツ共有システムにあって、
前記コンテンツ共有装置は、予め複数の共有グループの共有グループの内の少なくとも一の共有グループにて共有されると共に前記コンテンツの利用権限の登録を識別する登録識別情報が付加されたコンテンツを有しており、
前記コンテンツに付加され前記コンテンツの利用権限の登録を識別する登録識別情報と前記利用権限が登録されたユーザを識別する登録ユーザ識別情報とを対応させて、コンテンツ管理情報記憶手段に記憶するコンテンツ管理情報登録処理機能
前記登録識別情報と前記コンテンツの利用権限を示す利用権限情報とを対応させて利用権限管理情報記憶手段に記憶処理する利用権限管理情報記憶処理機能
及び登録処理済みの前記コンテンツに対応する共有元登録識別情報と前記コンテンツを他の共有グループへ共有する際に新たに生成される共有先登録識別情報とを対応させて共有関係管理情報記憶手段に記憶処理する共有関係管理情報記憶記憶処理機能を、設けると共に、
ユーザによる前記コンテンツの公開中止指示に基づいて稼働し、前記共有関係管理情報記憶手段の前記共有元登録識別情報、前記共有先登録識別情報を参照して、対応する前記利用権限情報を前記利用権限管理情報記憶手段より削除して前記共有グループの前記コンテンツの公開を中止する処理を実行するコンテンツ公開中止処理機能を設け、
このコンテンツ公開中止処理機能は、その構成として、
まず、公開中止を希望する前記コンテンツに対応する前記登録識別情報が、前記共有元登録識別情報として登録されているか否かを検索して判定する共有元登録識別情報判定機能と、
この共有元登録識別情報判定機能により前記登録識別情報が前記共有元登録識別情報として登録されていると判定された場合に、前記共有元登録識別情報に対応する共有先登録識別情報が取得できるか否かを判定する共有先登録識別情報判定機能と、
この共有先登録識別情報判定機能により前記共有先登録識別情報が取得されないと判定された場合に、前記コンテンツの登録識別情報に対応する利用権限情報の削除が実行される利用権限情報削除処理機能とを備え、
更に、前記共有先登録識別情報判定機能によって前記共有先登録識別情報が取得されると判定された場合に、前記共有先登録識別情報が、前記共有元登録識別情報として登録されているか否かを検索して判定する第2共有元登録識別情報判定機能と、
この第2共有元登録識別情報判定機能にて登録されていると判定された場合に、前記共有元登録識別情報に対応する新たな前記共有先登録識別情報が取得できるか否かを判定する第2共有先登録識別情報判定機能と、
第2共有先登録識別情報判定機能にて取得されたと判定された場合に、前記共有先登録識別情報に対応する利用権限情報を削除する利用権限情報削除処理機能と、
前記第2共有先登録識別情報判定機能にて前記共有先登録識別情報が取得できなくなるまで、上記各機能を繰り返す継続処理機能とを設け、
これらの各機能を前記利用権限管理装置が備えているコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、当初に共有部内にオリジナルコンテンツを登録したユーザ以外はコピーを行うことができないので、管理者を含む他のユーザによりオリジナルコンテンツが複製されて、コンテンツが利用権限と切り離されて不正に利用されることを防止できる。コンテンツのコントロール権がコンテンツの最初の登録者にあるからである。このため、著作権保護などの重要なコンテンツに対して好適に適用できる。
以下、本発明の好適な実施の形態の一例について、図面を参照して具体的に説明する。
〔第1の実施の形態〕
(コンテンツ共有システムの全体構成)
先ず、本発明のコンテンツ共有システムの全体構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施の形態によるコンテンツ共有システムの全体の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態のコンテンツ共有システムは、複数の共有グループを形成してコンテンツ共有を行うものであり、図1に示すように、ユーザが利用する複数のクライアント端末1(本発明にいう「情報端末」)と、このクライアント端末1とネットワークを介して通信可能に形成され、複数のユーザがコンテンツを共有するファイル共有サーバ3(本発明にいう「コンテンツ共有装置」)と、クライアント端末1とネットワークを介して通信可能に形成され、コンテンツの利用権限を管理する利用権限管理サーバ2(本発明にいう「利用権限管理装置」)とを含んで構成される。
クライアント端末1、利用権限管理サーバ2、及びファイル共有サーバ3の各ハードウエア構成は、図示しないが、種々の情報等を表示するための表示手段(スクリーン)、この表示手段の表示画面上(の各種入力欄等)にデータを操作入力するための操作入力手段(例えばキーボード・マウス等)、各種信号・データを送受信するための送受信手段(通信手段)、各種プログラム・各種データを記憶しておく記憶手段(例えばメモリ、ハードディスク等)、これらの制御を司る制御手段(例えばCPU等)などを各々有している。
クライアント端末1、利用権限管理サーバ2、及びファイル共有サーバ3は、プログラム制御により動作するものであり、ネットワーク関連の機能を有していれば、デスクトップ、ラップトップコンピュータその他無線・有線通信機能を有する情報機器、またはこれに類するコンピュータなどいかなるコンピュータでもよく、移動式・固定式を問わない。
図1に示すブロック図における各ブロック(例えば符号101、102、201、202、203、204、205等)は、コンピュータが適宜なメモリに格納された各種プログラムを実行することにより、該プログラムにより機能化された状態を示すソフトウエアモジュール構成である。すなわち、物理的構成は例えばCPU(或いはCPUとメモリ)等ではあるが、各手段によるソフトウエア構成は、プログラムの制御によってCPUが発揮する複数の機能を、それぞれ複数の手段による構成要素として表現したものである。CPUがプログラムによって実行されている動的状態(プログラムを構成する各手順を実行している状態)を機能表現した場合、CPU内に各手段が構成されることになる。プログラムが実行されていない静的状態にあっては、各手段の構成を実現するプログラム全体(或いは各手段の構成に含まれるプログラム各部)は、メモリなどの記憶領域に記憶されている。以下に示す各手段の説明は、プログラムにより機能化されたコンピュータをプログラムの機能と共に説明したものと解釈することも出来るし、また、固有のハードウエアにより恒久的に機能化された複数の電子回路ブロックからなる装置を説明したものとも解釈することが出来ることは、当然である。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現でき、いずれかに限定されるものではない。
(クライアント端末)
クライアント端末1は、図1に示すように、ユーザがコンテンツの共有を行う際に使用する情報機器であり、コンテンツ共有手段101と、コンテンツ利用手段102とを含んで構成される。
コンテンツ共有手段101は、コンテンツの実体をファイル共有サーバ3へ登録すると共に、利用権限登録手段201を呼び出し、共有するコンテンツに対する利用権限を登録するコンテンツ登録機能と、共有公開中止手段204を呼び出し、共有しているコンテンツと、全ての利用権限を削除することにより公開を中止とする公開中止機能と、ファイル共有サーバ3からコンテンツの実体を削除すると共に、利用権限削除手段205を呼び出し、コンテンツの利用権限を削除する削除機能とを有する。
コンテンツ共有手段101には、図示しないが、以上の各機能を実現するためにユーザが操作指示するための各操作部(コンテンツ登録操作指示手段、公開中止操作指示手段、削除指示手段)と、これらの各操作部の操作指示に基づいて、各機能を実現するために上記機能全体を制御する制御部(制御手段)とを備えている。この制御部は、本発明にいう「コンテンツ共有制御手段」を構成できる。このコンテンツ共有制御手段は、ユーザによる前記コンテンツの共有開始指示に基づいて、前記複数グループ判定手段での判定結果が一致しない場合に、前記ユーザによる前記他の共有グループへの複製を中止し、一致した場合に、利用権限登録手段201より新たに生成された前記登録識別情報を取得して前記コンテンツに新たな登録IDを付加し、他の共有グループに新たな前記登録識別情報付きのコンテンツを共有するよう制御する機能を有する。
コンテンツ利用手段102は、利用権限判定手段203を呼び出し、コンテンツに対する利用権限の確認を行い、利用権限に応じたコンテンツの利用を許す利用権限確認機能を有する。なお、コンテンツ利用手段102には、図示しないが、以上の機能を実現するためにユーザが操作指示するための操作部と、これらの操作部の操作指示に基づいて、機能を実現するために全体の制御を司る制御部(制御手段)とを備えている。この制御部は、本発明にいう「コンテンツ利用制御手段」を構成できる。このコンテンツ利用制御手段は、利用権限判定手段203での判定結果に基づいて、ユーザIDが一覧にない場合にコンテンツに対するユーザによる利用を不許可とする制御を行う機能を有する。
(利用権限管理サーバ)
利用権限管理サーバ2は、図1に示すように、利用権限登録手段201(本発明にいう「登録手段」)と、複数グループ共有判定手段202(本発明にいう「判定手段」)と、利用権限判定手段203と、共有公開中止手段204と、利用権限削除手段205と、コンテンツ情報管理データベース(以下、「DB」)206(本発明にいう「コンテンツ管理情報記憶手段」)と、利用権限情報管理DB207(本発明にいう「利用権限管理情報記憶手段」)と、グループ情報管理DB208(本発明にいう「グループ管理情報記憶手段」)と、共有関係管理DB209(本発明にいう「共有関係管理情報記憶手段」)とを含む。なお、コンテンツ情報管理DB206と、利用権限情報管理DB207と、グループ情報管理DB208と、共有関係管理DB209とにより(本発明にいう「管理手段」)を構成できる。
コンテンツ情報管理DB206は、利用権限登録が既に行われていることを示す情報(以降、登録IDと呼ぶ)<本発明にいう「登録識別情報」>と、コンテンツの共有を指示しているユーザを識別する情報(以降、登録者ユーザIDと呼ぶ)<本発明にいう「登録ユーザ識別情報」>とが対応したテーブル構造体(第1構造)を含む構成としている。
利用権限情報管理DB207は、登録IDと、共有するグループを識別する情報(以降、共有グループIDと呼ぶ)<本発明にいう「共有グループ識別情報」>と、ユーザのコンテンツに対する利用権限を示す情報(以降、利用権限情報と呼ぶ)とが対応したテーブル構造体(第2構造)を含む構成としている。
グループ情報管理DB208は、共有グループIDと、共有グループIDが示すグループに所属しているユーザのユーザID一覧<本発明にいう「ユーザ識別情報一覧」>、ユーザIDが示すユーザがグループの管理者かどうかを示す情報(以降、管理者フラグと呼ぶ)<本発明にいう「グループ管理者識別情報」>とが対応したテーブル構造体(第3構造)を含む構成としている。
共有関係管理DB209は、既に登録済みのコンテンツの登録ID(共有元登録ID)<本発明にいう「共有元登録識別情報」>と、そのコンテンツを他のグループへ共有した時に新たに生成した登録ID(共有先登録ID)<本発明にいう「共有先識別情報」>とが対応したテーブル構造体(第4構造)を含む構成としている。
利用権限登録手段201は、コンテンツの利用権限を登録する登録ユーザの操作入力に基づいて、コンテンツを固有に識別する登録IDをコンテンツに割り当てて、コンテンツの利用権限を登録するものであり、コンテンツ共有手段101より呼び出され、コンテンツ情報管理DB206と、利用権限情報管理DB207へ、登録IDと、登録者ユーザIDと、共有グループIDと,利用権限情報とを登録する機能と、既に登録済みのコンテンツに対して利用権限登録手段201が呼び出された時に、複数グループ共有判定手段202の呼び出しと、共有関係管理DB209へ、共有元登録IDと、共有先登録IDとを登録する機能とを有する。
複数グループ共有判定手段202は、利用権限登録手段201より呼び出され、コンテンツ情報管理DB206から、登録IDと、登録者ユーザIDとを読み込み、共有を指示したユーザが、既に共有済みのコンテンツの共有を指示したユーザかどうか判定する機能と、利用権限情報管理DB207から、利用権限情報を読み込み返却する機能とを有する。
利用権限判定手段203は、コンテンツ利用手段102より呼び出され、コンテンツ情報管理DB206と、利用権限情報管理DB207と、グループ情報管理DB208とから、登録IDと、共有グループIDと、グループに所属しているユーザのユーザID一覧を読み込み、コンテンツ利用者のユーザIDが、ユーザID一覧に存在するかを判定する機能と、利用権限情報管理DB207から、利用権限情報を読み込み、ユーザIDと、利用権限情報とから利用権限情報返却電文を作成し、返却する機能とを有する。
共有公開中止手段204は、コンテンツ共有手段101より呼び出され、共有関係管理DB209から、共有元登録IDと、共有先登録IDとを読み込み、共有先を順々に追いかけることにより、利用権限情報管理DB207に登録されている利用権限情報を芋づる式に削除し、公開を中止とする機能を有する。
利用権限削除手段205は、コンテンツ共有手段101より呼び出され、利用権限情報管理DB207から、利用権限情報を削除する機能を有する。
(ファイル共有サーバ)
ファイル共有サーバ3は、プログラム制御により動作して、各種コンテンツを提供するのであり、複数の各共有グループの各共有部を形成することができるように形成される。図1では1台設置されており、1台で複数の共有グループによる共有ファイルを提供できるように形成されているこのファイル共有サーバ3は、複数の各共有グループの(各共有部)うち少なくとも一の共有グループの共有部にて共有され、コンテンツの利用権限の登録を識別する登録IDが付加された登録ID付きコンテンツを有する。
本実施形態では、図示しないが、一方の共有部にオリジナルコンテンツを登録したユーザが、他方の共有部にてオリジナルコンテンツのコピーコンテンツ(1次コピー)を登録する場合を示す。
ここで、「コンテンツ」とは、ドキュメントファイル、画像ファイル、音声ファイル、動画ファイルなどのデジタルデータ、圧縮ファイル、解凍ファイル、実行ファイル、データベースファイル、フォルダ、スケジュール、掲示板のメッセージ、これらの暗号化ファイル、その他これに類するものを含む。なお、図1では、ファイル共有サーバ3は、1台であるが、複数のファイル共有サーバによって各共有グループの各共有部(各共有フォルダなど)を構成してもよいし、任意の数のファイル共有サーバによって1つの共有グループの共有部を構成することで複数の共有グループを構成してもよい。
(コンテンツ共有システムの概略動作)
以上のような構成からなる本実施の形態のコンテンツ共有システムにおいて、概略次のように動作する。すなわち、コンテンツを共有グループの共有部で共有する時、コンテンツ共有手段101にてコンテンツの実体をファイル共有サーバ3へ登録すると共に、利用権限登録手段201を呼び出し、共有するコンテンツに対する利用権限を登録する。その際、利用権限登録手段201は、コンテンツ情報管理DB206と利用権限情報管理DB207を参照することにより、既に他の共有グループの共有部で共有するために利用権限が登録されているかどうか判別する。利用権限が登録されていない場合は、新規の登録として、登録IDと、登録者ユーザIDと、共有グループIDと、利用権限情報とを、コンテンツ情報管理DB206及び、利用権限情報管理DB207へ書き込み、利用権限の登録を完了する。
既に利用権限が登録されていた場合には、複数グループ共有判定手段202がコンテンツ情報管理DB206と利用権限情報管理DB207とグループ情報管理DB208とを参照し、他の共有グループの共有部でコンテンツ(オリジナルコンテンツをコピーしたコピーコンテンツ)を共有して良いかどうか判断する。共有して良いと判断した場合、利用権限登録手段201が共有関係管理DB209へ複数の各共有グループの各共有部への共有関係を書き込むと共に、利用権限情報管理DB207へ新たに共有する共有グループに対する利用権限情報を書き込むことにより利用権限の登録が完了する。
また、共有されたコンテンツを利用する場合、コンテンツ利用手段102から利用権限判定手段203を呼び出し、コンテンツに対する利用権限の確認を行う。その際、利用権限判定手段203は、コンテンツ情報管理DB206と利用権限情報管理DB207とグループ情報管理DB208とを参照し、コンテンツを利用しようとするユーザが、共有を許可したグループに所属しているか確認することにより、利用権限が有るかどうかを判定する。コンテンツの利用権限が有ると判定した場合は、それを示す利用権限情報返却電文をコンテンツ利用手段102へ返却することにより、コンテンツの利用が可能になる。
(処理手順について)
次に、上述のような構成を有するコンテンツ共有システムにおける各種の処理手順(「共有」、「利用」、「公開中止」、「削除」の各機能の処理)について、図2乃至図7を参照しつつ、「コンテンツの共有に関連する処理:前処理」、「複数グループ共有判定に関連する処理の詳細処理」、「コンテンツの共有に関連する処理:後処理」、「コンテンツの利用に関連する処理」、「公開中止に関連する処理:前処理」、「公開中止の詳細処理」、「公開中止に関連する処理:後処理」、「コンテンツの削除処理及びそれに伴う削除制御処理」の順に説明する。
(コンテンツの共有に関連する処理:前処理)
先ず、コンテンツの共有時における処理について、図1のブロック図、図2及び図3のフローチャートを参照して説明する。
図2は、本発明の第1の実施の形態によるコンテンツ共有システムにおいて、クライアント端末1と利用権限管理サーバ2との間で行われる利用権限登録の処理手順の一例を示すフローチャートである。図1のクライアント端末1において、ユーザがコンテンツの共有をコンテンツ共有手段101へ指示する(図2のステップA1)<コンテンツ共有指示ステップないしはコンテンツ共有指示手段>。コンテンツ共有手段101は、共有するコンテンツの実体ファイルに、利用権限登録が既に行われていることを示す情報(以降、登録IDと呼ぶ)が埋め込まれているかどうか確認する。(ステップA2)<登録ID確認ステップ>。登録IDが埋め込まれていない場合は、登録IDを利用権限登録要求に入れないことにする(ステップA3)。登録IDが埋め込まれている場合は、登録IDを利用権限登録要求に入れることにする(ステップA4)。
コンテンツ共有手段101は、登録ID及びコンテンツの共有を指示しているユーザを識別する情報(以降、登録者ユーザIDと呼ぶ)、共有するグループを識別する情報(以降、共有グループID)、コンテンツに対する利用権限を示す情報(以降、利用権限情報と呼ぶ)とから利用権限登録要求電文を作成する(ステップA5)。<利用権限登録要求電文作成ステップないしは利用権限登録要求電文作成手段>
前記の利用権限情報は、共有を指示するユーザが明示的に入力する手法(第1の利用権限情報設定手段)と、コンテンツ共有手段101が利用権限情報の候補を提示し、候補の中からユーザが選択する手法(第2の利用権限情報設定手段)と、コンテンツ共有手段101に決まった利用権限情報を登録しておき、それを使用する手法と、これらの各手法を組み合わせた手法(各設定を選択的に利用可能な設定方法設定手段及び設定方法設定制御手段)、のいずれかの手法によって入手するものとする。この際、コンテンツ共有手段の機能の一部であるコンテンツ共有制御手段は、上述の設定手段にて設定された利用権限情報に基づいて利用権限登録要求電文を作成する利用権限登録要求電文作成手段を含む。
クライアント端末1のコンテンツ共有手段101は、作成した利用権限登録要求電文を利用権限管理サーバ2の利用権限登録手段201へ送信し、利用権限登録要求を行う(ステップA6)<利用権限登録要求送信ステップないしは利用権限登録要求送信手段>。利用権限管理サーバ2の利用権限登録手段201は、クライアント端末1からの利用権限登録要求電文を受け取ると(ステップA7)<利用権限登録要求受信ステップないしは利用権限登録要求受信手段>、利用権限登録要求電文に含まれる登録IDがコンテンツ情報管理DB206の登録IDとして登録されているか否か検索して判定する(ステップA8)<本発明にいう「登録判定ステップ」>。
利用権限登録要求電文に登録IDが含まれていない場合および、利用権限登録要求電文に含まれる登録IDがコンテンツ情報管理DB206に登録されていない場合、利用権限管理サーバ2の利用権限登録手段201は、登録IDを生成し、生成した登録IDと、利用権限登録要求電文に含まれる登録者ユーザIDをコンテンツ情報管理DB206へ書き込むと共に、生成した登録IDと、利用権限登録要求電文に含まれる共有グループIDと利用権限情報とを利用権限情報管理DB207へ書き込む(ステップA9)<生成登録情報登録ステップ>。利用権限登録要求電文に登録IDが含まれている場合、利用権限登録手段201は、複数グループ共有判定手段202を呼び出す(ステップA10)。
(複数グループ共有判定に関連する処理の詳細について)
以上、コンテンツ共有時における各処理について説明したが、ここで、複数グループ共有判定手段202による複数グループ共有判定に関連するより詳細な処理手順について、図3のフローチャートを参照しつつ説明する。図3は、複数グループ共有判定に関連する処理の詳細を示すフローチャートである。
複数グループ共有判定手段202は(図3のステップB1)、コンテンツ情報管理DB206を参照し、利用権限登録要求電文に含まれる登録IDに紐づく登録者ユーザIDを取得する。すなわち、登録IDをキーとして検索して対応する登録者ユーザIDを取得する(ステップB2)。<登録者ユーザID取得ステップ>
次に、コンテンツ情報管理DB206から取得した登録者ユーザIDと、利用権限登録要求電文に含まれている登録者ユーザIDが同じかどうか判定する(ステップB3)<登録者ユーザID判定ステップ>。登録者ユーザIDが異なる場合は、以前このコンテンツの共有を指示したユーザと、今回共有を指示しているユーザが異なるので、複数グループ共有は不可能であると判定する(ステップB4)。
登録者ユーザIDが同じ場合は、以前このコンテンツの共有を指示したユーザと、今回共有を指示しているユーザが同じなので、複数グループ共有が可能であると判定する(ステップB5)。以上のステップB2乃至ステップB5により、本発明にいう「複数グループ共有判定ステップ」を構成できる。
複数グループ共有が可能な場合、複数グループ共有判定手段202は、利用権限情報管理DB207を参照し、利用権限登録要求電文に含まれる登録IDに紐づく利用権限情報を取得し、この利用権限情報を登録するコンテンツの利用権限情報とする(ステップB6)<利用権限情報取得ステップ>。複数グループ共有判定手段202は、ステップB3〜ステップB6の結果を元に、複数グループ共有判定結果を利用権限登録手段201へ返却し(ステップB7)、複数グループ共有判定を終了する(ステップB8)。
(コンテンツの共有に関連する処理:後処理)
図2に説明を戻すと、利用権限登録手段201は、複数グループ共有判定手段202から共有不可能という判定結果を受け取った場合、コンテンツを複数グループで共用しないこととする(図2のステップA12)。
利用権限登録手段201は、複数グループ共有判定手段202から、共有可能という判定結果を受け取った場合、コンテンツを複数グループで共有し、登録IDを新たに生成して<新登録ID生成ステップ>、共有関係管理DB209へ、利用権限登録要求電文に含まれる登録IDと、新たに生成した登録IDを書き込む<共有関係登録ステップ>と共に、コンテンツ情報管理DB206へ新たに生成した登録IDと、利用権限登録要求電文に含まれる登録者ユーザIDを書き込む<新登録ID・登録者ユーザID登録ステップ>。さらに、利用権限登録手段201は、利用権限情報管理DB207へ、新たに生成した登録IDと、利用権限登録要求電文に含まれる共有グループIDと、複数グループ共有判定結果に含まれる利用権限情報を書き込む(ステップA13〜ステップA14)<利用権限情報登録ステップ>。
利用権限登録手段201は、ステップA8〜ステップA14の結果から、コンテンツを共有しなかった場合は失敗を示す共有失敗情報を、コンテンツを共有した場合は、新たに生成した登録ID(新登録ID)と、成功を示す共有成功情報とを含めて利用権限登録結果返却電文を作成する。(ステップA15)<利用権限登録結果返却電文作成ステップないしは利用権限登録結果返却電文作成手段>。利用権限管理サーバ2の利用権限登録手段201は、作成した利用権限登録結果返却電文を、クライアント端末1のコンテンツ共有手段101へ送信する(ステップA16)<利用権限登録結果返却電文送信ステップないしは利用権限登録結果送信手段>。以上のステップA12乃至ステップA16により本発明にいう「登録判定ステップ」を構成できる。
クライアント端末1のコンテンツ共有手段101は、利用権限登録結果を受け取り(ステップA17)<利用権限登録結果受信ステップないしは利用権限登録結果受信手段>、利用権限登録されたかどうか判断する(ステップA18)<利用権限登録結果判定ステップ>。利用権限登録されなかった場合、コンテンツ共有手段101は、コンテンツ共有処理を失敗とし、処理を終了する(ステップA19)。利用権限登録が行われた場合、コンテンツ共有手段101は、利用権限登録結果返却電文に含まれる登録IDを、コンテンツの実体に埋め込むないしは付加する<登録ID埋め込みステップ又は登録ID付加ステップないしは登録ID埋め込み手段又は登録ID付加手段>)と共に、コンテンツの実体をファイル共有サーバ3へ登録し(ステップA20)<コンテンツ登録ステップないしはコンテンツ登録手段>、コンテンツ共有処理を成功として、処理を終了する(ステップA21)。以上のステップA19乃至ステップA21により、本発明にいう「コンテンツ共有ステップ」を構成できる。
(コンテンツ利用に関連する処理)
次に、図1及び図4のフローチャートを参照して、コンテンツ利用時の動作について説明する。図1のクライアント端末1において、ユーザがコンテンツの利用をコンテンツ利用手段102へ指示する(図4のステップC1)<コンテンツ利用指示ステップないしはコンテンツ利用指示手段>。
コンテンツ利用手段102は、コンテンツを利用するユーザを識別する情報(以降、利用者ユーザIDと呼ぶ)及び、コンテンツに埋め込まれている登録IDから利用権限情報要求電文を作成する(ステップC2)<利用権限情報要求電文作成ステップないしは利用権限情報要求電文作成手段>。クライアント端末1のコンテンツ利用手段102は、作成した利用権限情報要求電文を利用権限管理サーバ2の利用権限判定手段203へ送信し、利用権限情報を要求する(ステップC3)<利用権限情報要求電文送信ステップないしは利用権限情報要求電文送信手段>。
利用権限管理サーバ2の利用権限判定手段203は、クライアント端末1より利用権限情報要求電文を受け取り(ステップC4)<利用権限情報要求電文受信ステップないしは利用権限情報要求電文受信手段>、利用権限情報要求電文に含まれる登録IDがコンテンツ情報管理DB206の登録IDとして登録されているかどうかを検索して判定する(ステップC5)<本発明にいう「登録判定ステップ」>。
利用権限情報要求電文に含まれる登録IDが登録されていない場合は、利用権限無しと判定する(ステップC6)。利用権限情報要求電文に含まれる登録IDが登録されている場合、利用権限判定手段203は、利用権限情報管理DB207を参照し、利用権限情報要求電文に含まれる登録IDに紐づく共有グループIDを取得する(ステップC7)<共有グループID取得ステップ>。
次に、グループ情報管理DB208を参照し、取得した共有グループIDに紐づくメンバ一覧(登録者ユーザID)を取得し<メンバ一覧取得ステップ>、メンバ一覧の中に利用権限情報要求電文に含まれる利用者ユーザIDが含まれているかどうか確認することにより、コンテンツの利用を指示したユーザが、取得した共有グループIDが示す共有グループのメンバかどうか判定する(ステップC8)<共有グループメンバ判定ステップ>。
コンテンツの利用を支持したユーザがグループのメンバではない場合は、利用権限無しと判定する(ステップC6)。コンテンツの利用を指示したユーザがグループのメンバである場合は、利用権限有りと判定し、利用権限情報管理DB207を参照し、利用権限情報要求電文に含まれる登録IDに紐づく利用権限情報を取得する(ステップC9)<利用権限情報取得ステップ>。以上のステップC6乃至ステップC9により、本発明にいう「利用権限判定ステップ」を構成できる。
利用権限判定手段203は、利用権限無しと判断した場合には、利用権限情報要求電文に含まれている利用者ユーザIDと、登録IDと、利用権限が無いことを示す情報から利用権限情報返却電文を作成する。利用権限が有ると判定した場合には、利用権限情報要求電文に含まれている利用者ユーザIDと、登録IDと、取得した利用権限情報と、利用権限が有ることを示す情報から利用権限情報返却電文を作成する(ステップC10)<利用権限情報返却電文作成ステップないしは利用権限情報返却電文作成手段>。
利用権限管理サーバ2の利用権限判定手段203は、作成した利用権限情報返却電文を、クライアント端末1のコンテンツ利用手段102に送信する(ステップC11)<利用権限情報返却電文送信ステップないしは利用権限情報返却電文送信手段>。クライアント端末1のコンテンツ利用手段102は、利用権限管理サーバ2より利用権限情報返却電文を受け取って<利用権限情報返却電文受信ステップないしは利用権限情報返却電文受信手段>、コンテンツを利用するユーザに利用権限があるかどうか確認する(ステップC12〜ステップC13)<利用権限確認ステップ>。利用権限が無い場合、コンテンツ利用手段102は、コンテンツの利用を停止して処理を終了する(ステップC14)<コンテンツ利用停止ステップないしはコンテンツ利用停止手段>。利用権限が有る場合、コンテンツ利用手段102は、利用権限情報返却電文に含まれる権限情報に従ってコンテンツの利用を許可する(ステップC15)<コンテンツ利用許可ステップないしはコンテンツ利用許可手段>。なお、以上のステップC12乃至ステップC15により、本発明にいう「コンテンツ利用ステップ」を構成できる。これにより、共有グループに属する特定のユーザのみがコンテンツを利用することができ、共有グループに属さない他のユーザが不正にコンテンツを利用することを防止できる。
(公開中止に関連する処理:前処理)
次に、図1のブロック図、図5のフローチャート、及び図6のフローチャートを参照して、公開コンテンツの公開中止処理について説明する。図5は、コンテンツ共有システムにおいて、クライアント端末1と利用権限管理サーバ2との間で行われる共有公開中止動作の処理手順の一例を示すフローチャートである。ここで、公開中止とは、コンテンツのデータはファイル共有空間に残っているが、利用権限情報が削除されるために、前記利用権限情報に関連付けられた登録識別情報が埋め込まれているコンテンツには如何なるユーザであってもアクセス不能となり、コンテンツの閲覧不能となることをいう。
図5に示すように、クライアント端末1において、ユーザがコンテンツの公開中止をコンテンツ共有手段101へ指示する(図5のステップD1)<コンテンツ公開中止指示ステップないしはコンテンツ公開中止指示手段>。次に、コンテンツ共有手段101は、コンテンツの公開中止を指示しているユーザを識別する情報(以降、公開中止実行者ユーザIDと呼ぶ)を取得する<公開中止実行者ユーザID取得ステップないしは公開中止実行者ユーザID取得手段>とともに、コンテンツに埋め込まれている(又は付加されている)登録IDとを取得し(登録ID取得ステップないしは登録ID取得手段)、取得された公開中止実行者ユーザIDと登録IDとから共有公開中止要求電文を作成する(ステップD2)<共有公開中止要求電文作成ステップないしは共有公開中止要求電文作成手段>。
クライアント端末1のコンテンツ共有手段101は、作成した共有公開中止要求電文を利用権限管理サーバ2の共有公開中止手段204へ送信し、公開中止を要求する(ステップD3)<共有公開中止要求電文送信ステップないしは共有公開中止要求電文送信手段>。利用権限管理サーバ2の共有公開中止手段204は、クライアント端末1より共有公開中止要求電文を受け取ると(ステップD4)<共有公開中止要求電文受信ステップないしは共有公開中止要求電文受信手段>、共有公開中止要求電文に含まれる登録IDが、コンテンツ情報管理DB206の登録IDとして登録されているか否かを検索して判定する(ステップD5)<本発明にいう「登録判定ステップ」>。
共有公開中止要求電文に含まれる登録IDが登録されていない場合は、共有公開中止処理は失敗と判定する(ステップD6)。共有公開中止要求電文に含まれる登録IDが登録されている場合、共有公開中止手段204は、共有関係管理DB209を参照し、共有公開中止要求電文に含まれる登録IDが、共有関係管理DB209の共有元登録IDとして登録されているか否かを検索して判定し<本発明にいう「共有元登録識別情報判定ステップ」ないしは「共有元登録識別情報判定機能」を構成できる>、登録されていた場合は、共有先登録IDを取得する(ステップD7)。
共有先登録IDが取得できない場合は、共有公開中止要求電文に含まれる登録IDのコンテンツは複数グループに共有されていないと判断する。一方、共有先登録IDが取得できた場合は、共有公開中止要求電文に含まれる登録IDのコンテンツは複数グループに共有されていると判断する。すなわち、ステップD7にて登録されていると判定された場合に、共有元登録IDに対応する共有先登録IDが取得できるか否かを判定する(ステップD8)<本発明にいう「共有先登録識別情報判定ステップ」ないしは「共有先登録識別情報判定機能」を構成できる>。
複数グループに共有されていない場合、共有公開中止手段204は、共有公開中止要求電文に含まれる登録IDに対する利用権限情報削除処理を実行する(ステップD10)本発明にいう「利用権限情報削除ステップ」ないしは「利用権限情報削除機能」を構成できる> 。
(公開中止の詳細処理)
次に、公開中止の詳細処理について、図6を参照しつつ説明する。図6は、図1の利用権限管理サーバ2の共有公開中止手段204の内部の動作であって、図5の処理手順の詳細を示すフローチャートである。図6に示すように、利用権限情報削除処理が開始されると、共有公開中止手段204は、コンテンツ情報管理DB206を参照し、対象となる登録IDに紐づく登録者ユーザIDを取得する(図6のステップE1〜E2)<既登録者ユーザID取得ステップ>。
次に、コンテンツ情報管理DB206から取得した登録者ユーザIDと、共有公開中止要求電文に含まれている公開中止実行者ユーザIDが同じかどうかを検索して判定する(ステップE3)<本発明にいう「公開中止実行ユーザ識別情報判定ステップ」ないしは「公開中止実行ユーザ識別情報判定機能」を構成できる>。登録者ユーザIDと公開中止実行者ユーザIDが異なる場合は、権限情報削除は不可能であると判定する(ステップE4)。登録者ユーザIDと公開中止実行者ユーザIDが同じ場合は、権限情報削除が可能であると判定する(ステップE5)。
権限情報削除が可能な場合、共有公開中止手段204は、利用権限情報管理DB207を参照し、共有公開中止要求電文に含まれる登録IDに紐づく利用権限情報を削除する(ステップE6)。
共有公開中止手段204は、ステップE3〜E6の結果から、権限情報削除に失敗した場合には失敗を示す情報を、権限情報削除に成功した場合には成功を示す情報を、それぞれ権限情報削除処理結果として返却し(ステップE7)、権限情報削除処理を終了する(ステップE8)<権限情報削除ステップ>。
(公開中止に関連する処理:後処理)
図5に説明を戻すと、ステップD8にて、共有公開中止要求電文に含まれる登録IDのコンテンツが複数グループに共有されていると判断した場合、共有公開中止手段204は、共有公開中止要求電文に含まれる登録IDに対する利用権限情報削除処理を実行する(図5のステップD9)。利用権限情報削除処理は前記図6のステップE1〜E8の処理と同じである。
次に、ステップD7にて取得した共有先登録IDが、共有関係管理DB209の共有元登録IDとして登録されているかどうか検索して判定し、登録されていた場合は、新たに共有先登録IDを取得する(ステップD7)<本発明にいう「第2共有元登録識別情報判定ステップ」ないしは「第2共有元登録識別情報判定機能」を構成できる>。
新たに共有先登録IDが取得できない場合は、ステップD7にて取得した共有先登録IDのコンテンツは複数グループに共有されていないと判断する。一方、新たに共有先検索IDが取得できた場合は、ステップD7にて取得した共有先登録IDのコンテンツは複数グループに共有されていると判断する。すなわち、ステップD7にて、共有先登録IDが共有元登録IDとして登録されており、その共有元登録IDに対応する共有先登録IDが新たに取得できるか否かを判定する(ステップD8)<本発明にいう「第2共有先登録識別情報判定ステップ」ないしは「第2共有先登録識別情報判定機能」を構成できる>。
ステップD7にて取得した共有先登録IDのコンテンツが複数グループに共有されていると判断した場合、共有公開中止手段204は、ステップD7にて取得した共有先登録IDに対する利用権限情報削除処理を実行する(ステップD9)<本発明にいう「利用権限情報削除ステップ」ないしは「利用権限情報削除機能」を構成できる>。
以降、同様に、新たに取得した共有先登録IDのコンテンツが複数グループに共有されていない場合まで、ステップD7〜D8を繰り返す<本発明にいう「以上の各ステップを繰り返すステップ」ないしは「以上の各機能を繰り返す機能」を構成できる>。新たに取得した共有先登録IDのコンテンツが複数グループに共有されていない場合はステップD10の処理を実行する。なお、以上のステップD8乃至D10により本発明にいう「共有公開中止ステップ」を構成できる。
いま述べた事項をまとめると、以下のようになる。共有元登録IDと共有先登録IDとの対応関係を追跡することで、複数の複製されたコンテンツを追跡できる。具体的には、共有元登録IDと共有先登録IDとの対応関係において、例えばテーブルの3段相当まで追跡できた場合を想定する。i段目には、i段目の共有元登録IDとi段目の共有先登録IDとが、j段目には、j段目の共有元登録IDとj段目の共有先登録IDとが、k段目には、k段目の共有元登録IDとk段目の共有先登録IDとが、それぞれテーブル上に記述構成されているとする。このとき、i段目の共有先登録ID=j段目の共有元登録ID、j段目の共有先登録ID=k段目の共有元登録IDであるとする。
以上の仮定の下、第2共有元登録ID判定ステップにより、i段目の共有先登録IDが、複数の共有元登録IDの中にあるかを検索する。そして、本仮定では、i段目の共有先登録ID=j段目の共有元登録IDであるので、検索の結果、j段目の共有元登録IDが取得される。次に、第2共有先登録ID判定機能により、j段目の共有元登録IDに対応する共有先登録IDがあるかを判定する。本仮定では、j段目には、j段目の共有元登録IDとj段目の共有先登録IDとが対応して記述されているので、j段目の共有先登録IDが取得される。そして、利用権限情報削除ステップにより、j段目の共有先登録IDに対応する利用権限情報が削除される。
次に、以上の各ステップを繰り返すステップによって、第2共有元登録ID判定ステップに戻ると、第2共有元登録ID判定ステップは、j段目の共有先登録IDが、複数の共有元登録IDの中にあるかを検索する。そして、本仮定では、j段目の共有先登録ID=k段目の共有元登録IDであるので、検索の結果、k段目の共有元登録IDが取得される。次に、第2共有先登録ID判定ステップにより、k段目の共有元登録IDに対応する共有先登録IDがあるかを判定する。本仮定では、k段目には、k段目の共有元登録IDとk段目の共有先登録IDとが対応して記述されているので、k段目の共有先登録IDが取得される。そして、利用権限情報削除ステップにより、k段目の共有先登録IDに対応する利用権限情報が削除される。
次に、以上の各ステップを繰り返すステップによって、第2共有元登録ID判定ステップに戻ると、第2共有元登録ID判定機能は、k段目の共有先登録IDが、複数の共有元登録IDの中にあるかを検索する。そして、本仮定では、3段までなので、前記共有先登録IDが取得できなくなり、処理を終了する。このようにして、j段目、k段目の登録IDに対応する利用権限情報が順次削除されることとなる。なお、i段目の登録IDに対応する利用権限情報の削除は、共有公開中止手段にて既に削除されている。以上のように、共有元登録IDと共有先登録IDとをたどっていくことによって複製された全てのコンテンツの利用権限情報を削除することができる。なお、「共有先登録ID取得機能にて共有先登録IDが取得されなくなるまで」とは、「複数グループに共有されないと判定されるまで」を意味する。
共有公開中止手段204は、公開中止処理が失敗した場合は失敗を示す情報(共有公開中止処理失敗情報)を、公開中止処理が成功した場合は成功を示す情報(共有公開中止成功情報)を、それぞれ処理結果とし、共有公開中止要求電文に含まれる登録IDと、処理結果から共有公開中止結果返却電文を作成する(ステップD11)<共有公開中止結果返却電文作成ステップないしは共有公開中止結果返却電文作成手段>。利用権限管理サーバ2の共有公開中止手段204は、クライアント端末1のコンテンツ共有手段101へ送信する(ステップD12)<共有公開中止結果返却電文送信ステップないしは共有公開中止返却電文送信手段>。クライアント端末1のコンテンツ共有手段101は、利用権限管理サーバ2の共有公開中止手段204より共有公開中止結果返却電文を受け取り(ステップD13)<共有公開中止結果返却電文受信ステップないしは共有公開中止返却電文受信手段>、共有公開中止に関する処理を終了する(ステップD14)。これにより、ユーザがコンテンツ(オリジナルコンテンツ又はコピーコンテンツのうちの1つの公開中止を指示すると、そのコンテンツの公開中止を行うことができるのに加えて、他のコンテンツ(オリジナルコンテンツ及びコピーコンテンツのいずれか一方又は双方)の全て一括して公開中止とすることができるので、ユーザの負担を低減できる。
(コンテンツの削除処理及びそれに伴う削除制御処理)
最後に、図1及び図7のフローチャートを参照して、共有コンテンツの削除動作について説明する。図7は、コンテンツ共有システムにおいて、クライアント端末1と利用権限管理サーバ2との間で行われる共有コンテンツの削除動作の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、クライアント端末1において、ユーザがコンテンツの削除をコンテンツ共有手段101へ指示する(図7のステップF1)<コンテンツ削除指示ステップないしはコンテンツ削除指示手段>。次に、コンテンツ共有手段101は、コンテンツの削除を指示しているユーザを識別する情報(以降、削除実行者ユーザIDと呼ぶ)を取得する<削除実行者ユーザID取得ステップないしは削除実行者ユーザID取得手段>とともに、コンテンツに埋め込まれている又は付加されている登録IDを取得し<登録ID取得ステップないしは登録ID取得手段>、取得された削除実行者ユーザIDと登録IDとから利用権限削除要求電文を作成する(ステップF2)<利用権限削除要求電文作成ステップないしは利用権限削除要求電文作成手段>。
クライアント端末1のコンテンツ共有手段101は、作成した利用権限削除要求電文を利用権限管理サーバ2の利用権限削除手段205へ送信し、利用権限削除を要求する(ステップF3)<利用権限削除要求電文送信ステップないしは利用権限要求電文送信手段>。利用権限管理サーバ2の利用権限削除手段205は、クライアント端末1から利用権限削除要求電文を受け取る(ステップF4)<利用権限削除要求電文受信ステップないしは利用権限削除要求電文受信手段>と、利用権限削除要求電文に含まれる登録IDがコンテンツ情報管理DB206の登録IDとして登録されているかどうか検索する(ステップF5)<本発明にいう「登録判定ステップ」を構成できる>。
利用権限削除要求電文に含まれる登録IDが登録されていない場合は、削除対象が存在しない為、利用権限削除処理は失敗と判定する(ステップF6)。利用権限削除要求電文に含まれる登録IDが登録されている場合、利用権限削除手段205は、共有関係管理DB209を参照し、利用権限削除要求電文に含まれる登録IDが、共有関係管理DB209の共有元登録IDとして登録されているかどうか検索し<共有元登録ID検索ステップ>、登録されていた場合は、共有先登録IDを取得する<共有先登録ID取得ステップ>。(ステップF7)。
共有先登録IDが取得できない場合は、利用権限削除要求電文に含まれる登録IDのコンテンツは複数グループに共有されていないと判断し、共有先検索IDが取得できた場合は、利用権限削除要求電文に含まれる登録IDのコンテンツは複数グループに共有されていると判断する(ステップF8)。
複数グループに共有されていない場合、利用権限削除手段205は、利用権限削除要求電文に含まれる登録IDに対する利用権限情報削除処理を実行する(ステップF10)<利用権限情報削除処理>。ここで実行される利用権限情報削除処理は、前記図6のステップE1〜ステップE8の処理とほぼ同じである。ただし、各ステップを説明した本明細書中の箇所において「公開中止実行者ユーザID」を「削除実行者ユーザID」と読み替えるものとする。
複数グループで共有されている場合、利用権限削除手段205は、共有公開中止手段204を呼び出し、取得した共有先登録IDに対するコンテンツの公開を中止する(図7のステップF9)。ここで実行される公開中止処理は、前記図5のステップD1〜スッテプD14の処理とほぼ同じである。ただし、各ステップを説明した本明細書中の箇所において「公開中止実行者ユーザID」を「削除実行者ユーザID」と読み替えるものとする。
続いて、利用権限削除手段205は、利用権限削除要求電文に含まれる登録IDに対する利用権限情報削除処理を実行する(ステップF10)。ここで実行される利用権限情報削除処理は、前記図6のステップE1〜E8の処理とほぼ同じである。ただし、各ステップを説明した本明細書中の箇所において「公開中止実行者ユーザID」を「削除実行者ユーザID」と読み替えるものとする。
利用権限削除手段205は、利用権限削除に失敗した場合は失敗を示す情報(利用権限削除失敗情報)を、利用権限削除に成功した場合は成功を示す情報(利用権限削除成功情報)を、それぞれ処理結果とし、利用権限削除要求電文に含まれる登録IDと、処理結果から利用権限削除結果返却電文を作成し(ステップF11)<利用権限削除結果返却電文作成ステップないしは利用権限削除結果返却電文作成手段>、利用権限管理サーバ2の利用権限削除手段205は、クライアント端末1のコンテンツ共有手段101へ利用権限削除結果返却電文を送信する(ステップF12)<利用権限削除結果返却電文送信ステップないしは利用権限削除結果返却電文送信手段>。クライアント端末1のコンテンツ共有手段101は、利用権限管理サーバ2の利用権限削除手段205からの利用権限削除結果返却電文の利用権限削除結果を受け取り(ステップF13)<利用権限削除結果返却電文受信ステップないしは利用権限削除結果返却電文作成手段>、処理を終了する(ステップF14)。なお、以上のステップF7乃至ステップF14により<本発明にいう「削除ステップ」を構成できる>。
(効果の説明)
以上のように本実施の形態によれば、コンテンツを不正に利用されること無く、複数の共有グループの各共有部で共有できることにある。その理由は、既に共有しているコンテンツ(オリジナルコンテンツ)のコピーを他の共有グループの共有部に共有(コピー)してコピーコンテンツを作成する時に、共有しようとしたユーザが、既に共有されているコンテンツ(オリジナルコンテンツ)の登録者かどうか判断し、登録者以外のユーザの場合には共有(コピー)できないようにするためである。これにより、双方の共有グループに属するユーザによる1次コピーも登録者ユーザのみに制限できるし、他方の共有グループのユーザが当該コンテンツを(2次コピーなど)不正に利用することをも防止できる。また、共有部にて共有されるコンテンツの複製をつくったとしても、利用権限と切り離されて自由に配布や共有されることを防止できる。
また、共有している1つのコンテンツ(オリジナルコンテンツ又はコピーコンテンツ)を公開中止にすると、そのコンテンツのコピーが共有されている場合でも共有された全てのコンテンツを芋づる式に一括して公開中止にすることができることにある。その理由は、共有関係管理DB209にて共有元登録IDと共有先登録IDを管理している為、1つのコンテンツの登録IDを指定すると、それに紐づく共有先登録IDが取得でき、取得した共有先登録IDからさらに共有先登録IDが取得できるというように、オリジナルコンテンツからコピーコンテンツの共有まで全てを管理しているためである。また、共有部外にてコンテンツが不正に複製されたとしても、当該複製コンテンツ及びコンテンツが広まること防止できる、複数の各共有グループの各共有部にコピーコンテンツが分散していたとしても、それを閲覧不能にできる。特に、コンテンツの実体を削除する場合にも有効である。さらに、コンテンツを登録したユーザが認識し得ない他の端末上にコピーされてしまったコンテンツにおいても利用できなくすることができる(また未然にコピーされないように防ぐこともできる)。コンテンツには登録IDが埋め込まれて又は付加されており、登録IDと対応する利用権限情報が削除されてなくなってしまえば、コンテンツの実体が特定の記憶領域にあったとしても、閲覧などの利用すらできなくなるからである。
さらに、設定の仕方によっては(最高レベルのセキュリティ設定では<本実施の形態では、登録者ユーザIDと一致するか否かで判定を行っているが、後述する他の実施の形態では1段階セキュリティを緩和して登録者本人以外であっても共有グループのメンバーであったり共有グループの管理者である場合にはコピーを許可する場合があるのでこう表現している>)、仮にファイル共有サーバの管理者(ここでいう管理者は後述のグループ管理者とは異なりサーバのシステム管理者(Adminstratorないしはroot)に相当する権限を持つもの)であったとしても、コンテンツの最初の登録者以外のユーザがオリジナルコンテンツの複製(1次コピー)を(他の共有部又はクライアント端末の特定記憶領域に)つくること、オリジナルコンテンツを公開中止とすること、オリジナルコンテンツを削除すること、コピーされた後にあっては他の共有部においてコピーコンテンツのさらなる複製(2次コピー)をつくること、コピーコンテンツを公開中止とすること、コピーコンテンツを削除すること、などを防止できる。本実施の形態のシステムの設定では、コンテンツのコントロール権がコンテンツの最初の登録者にあるからである。このため、著作権保護などの重要なコンテンツに対して好適に適用できる。
また、複製は、登録者本人のみ、利用は、共有グループのメンバーという具合に制御を行うことができる。さらに、利用権限判定手段及びコンテンツ利用手段により、コンテンツを最初に登録したユーザが設定した範囲でコンテンツを利用することができる者(共有グループのメンバ)を制限することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明にかかる第2の実施の形態について、図8乃至図9に基づいて説明する。なお、以下には、前記第1の実施の形態の実質的に同様の構成に関しては説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。図8は、本発明のコンテンツ共有システムの第2の実施の形態の一例を示すブロック図である。本実施の形態のコンテンツ共有システムの構成は、上述の第1の実施の形態のコンテンツ共有システムの構成と比較すると、構成はほぼ同様であるが、複数グループ共有判定手段202の機能が異なる。
具体的には、図8に示すように、複数グループ共有判定手段202は、利用権限登録手段201より呼び出され、コンテンツ情報管理DB206および、利用権限情報管理DB207に加えて、グループ情報管理DB208からも情報を読み込み、既に共有済みのコンテンツを他のグループへ共有して良いか判定する機能を有する。クライアント端末1のコンテンツ共有手段101は、登録ユーザIDが共有グループに所属するユーザID一覧の中にある場合に、コンテンツの共有を許可する。
(処理手順)
次に、図8のブロック図、図2のフローチャート、図3のフローチャート、及び図9のフローチャートを参照して本実施の形態における、コンテンツ共有時の動作について詳細に説明する。図9は、図8のコンテンツ共有システムの利用権限管理サーバの複数グループ共有判定手段の内部の処理の一例を示すフローチャートである。
図3のステップB3でNOの場合に、さらに共有グループIDを用いて共有可能かどうかを判断する。図9のステップG1〜ステップG5の処理は、図3のステップB1〜ステップB5の処理と同じである。ステップG3にて登録者ユーザIDが異なると判断した場合、複数グループ共有判定手段202は、利用権限情報管理DB207を参照し、利用権限登録要求電文に含まれる登録IDに紐づく共有グループIDを取得する(ステップG6)<共有グループID取得ステップ>。
次に、グループ情報管理DB208を参照し、利用権限情報管理DB207から取得した共有グループIDのグループに所属しているメンバIDの一覧を取得し、そのメンバIDの一覧から利用権限登録要求電文に含まれる登録者ユーザIDを検索することにより、共有を指示したユーザが、そのコンテンツを既に共有しているグループに所属しているかどうか判定する(ステップG7)<本発明にいう「所属ユーザ判定ステップ」ないしは「所属ユーザ判定機能」を構成できる>。
グループに所属している場合は、複数グループ共有が可能であると判定し(ステップG8)、複数グループ共有判定手段202は、利用権限情報管理DBを参照し、利用権限登録要求電文に含まれる登録IDに紐づく利用権限情報を取得し、複数グループ共有時に登録する利用権限情報とする(ステップG9)<利用権限情報取得ステップ>。
ステップG7にてグループに所属していないと判断した場合、複数グループ共有は不可能であると判定し(ステップG10)、複数グループ共有判定手段202は、ステップG3〜ステップG10の結果を元に、複数グループ共有判定結果を返却し(ステップG11)、複数グループ共有判定を終了する(ステップG12)。
利用権限登録手段201は、複数グループ共有判定手段202から共有不可能という判定結果を受け取った場合、コンテンツを複数グループで共用しないこととする(図2のステップA12)。以降の処理は図2のステップA13〜ステップA21の処理と同じである。
(効果の説明)
以上のように本第2の実施の形態によれば、複数グループ共有判定手段202がグループ情報管理DB208を参照するように構成されているため、既に登録されたオリジナルコンテンツの登録者でなくても、そのオリジナルコンテンツを共有している共有グループのメンバ(一方の共有部のユーザ)であれば、そのオリジナルコンテンツを他の共有グループの共有部で共有(コピー)することができる。その理由は、既に共有しているオリジナルコンテンツのコピーを他の共有グループに共有する時に、共有しようとしたユーザが、既に共有されているオリジナルコンテンツの登録者かどうか判断し、登録者以外のユーザの場合には、さらに、既に共有されているオリジナルコンテンツの共有グループのメンバかどうかを判断し、メンバであれば共有を可能とするためである。
[第3の実施の形態]
次に、本発明にかかる第3の実施の形態について、図10に基づいて説明する。なお、以下には、前記第1の実施の形態の実質的に同様の構成に関しては説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。図10は、本発明のコンテンツ利用システムにおける第3の実施の形態での複数グループ共有判定に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。
上述の第2の実施の形態では、複数グループ共有判定に関連する処理において、共有を指示しているユーザがオリジナルコンテンツの登録者でない場合に、共有グループのメンバに共有(コピー)を認める手順を示したが、本実施の形態では、共有を指示しているユーザがオリジナルコンテンツの登録者でない場合に、グループの管理者であれば共有(コピー)を認める手順を示している。
なお、構成は図8に示す構成と同様なので説明を省略する。ただし、図8におけるクライアント端末1のコンテンツ共有手段101は、登録ユーザIDが前記共有グループの管理者を示す場合に、前記コンテンツの共有を許可する機能を有する。
具体的には、図10に示すように、図9におけるステップG7〜10の処理を変更した手順となっている。ステップG6の後、複数グループ共有判定手段201は、グループ情報管理DB208を参照し、利用権限登録要求電文に含まれる登録者ユーザIDが、利用権限情報管理DB207から取得した共有グループIDのグループの管理者かどうか判定する(ステップG7’)<本発明にいう「管理者判定ステップ」ないしは「管理者判定機能」を構成できる>。
グループの管理者である場合は、複数グループ共有が可能であると判定する(ステップG8’)。複数グループ共有が可能な場合、複数グループ共有判定手段201は、利用権限情報管理DBを参照し、利用権限登録要求電文に含まれる登録IDに紐づく利用権限情報を取得し、複数グループ共有時に登録する利用権限情報とする(ステップG9’)。ステップG7’にてグループの管理者ではないと判定した場合、複数グループ共有は不可能であると判定する(ステップG10’)。以降のシーケンスは図9と同様とする。
以上のように本第3の実施の形態によれば、複数グループ共有判定手段202がグループ情報管理DB208を参照するように構成されているため、既に登録されたオリジナルコンテンツの登録者でなくても、そのオリジナルコンテンツを共有している共有グループの管理者であれば、そのオリジナルコンテンツのコピーを他の共有グループで共有することができる。その理由は、既に共有しているオリジナルコンテンツのコピーを他の共有グループに共有する時に、共有しようとしたユーザが、既に共有されているオリジナルコンテンツの登録者かどうか判断し、登録者以外のユーザの場合には、さらに、既に共有されているオリジナルコンテンツの共有グループの管理者かどうかを判断し、管理者であれば共有を可能とするためである。
[第4の実施の形態]
次に、本発明にかかる第4の実施の形態について、図11及び図12に基づいて説明する。なお、以下には、前記第1の実施の形態の実質的に同様の構成に関しては説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。図11は、本発明の第4の実施の形態のコンテンツ共有システムの全体構成の一例を示すブロック図である。
上述の第2の実施の形態では、複数グループ共有判定に関連する処理において、共有を指示しているユーザがオリジナルコンテンツの登録者でない場合に、共有グループのメンバに共有(コピー)を認める手順を示したが、本実施の形態では、共有を指示しているユーザがオリジナルコンテンツの登録者でない場合に、ユーザの例えば上司等であれば共有(コピー)を認める手順を示している。
具体的には、図11に示すように、本実施の形態のコンテンツ共有システムの構成は、上述の第1の実施の形態の構成に加えて、さらに、ユーザ階層管理DB210(本発明にいう「ユーザ階層管理情報記憶手段」)が追加されている。
ユーザ階層管理DB210には、上司部下といったユーザ同士の上下関係を示す上下関係情報や、同じ部署に所属しているといった組織関係情報などに対応して階層化されたユーザ階層情報(階層関係情報)を保有する。さらに、複数グループ共有判定手段202は、利用権限登録手段201から呼び出され、コンテンツ情報管理DB206と、利用権限情報管理DB207と、ユーザ階層管理DB210とから情報を読み込み、既に共有済みのコンテンツを他のグループへ共有して良いか判定する機能(階層判定機能)を有する。クライアント端末1のコンテンツ共有手段は、登録ユーザIDが上司を示す場合に、コンテンツの共有を許可する機能(上司許可機能)を有する。ここで、ユーザ階層情報のうちの特定情報としては例えば上司等が挙げられる。この他、ユーザ階層情報として、社長、部長、課長、係長などの階層が挙げられ、これらのうちのいずれかの特定情報例えば社長とすれば共有を許可するようにしてよい。
(処理手順)
本構成において、図9におけるステップG6〜10の処理を変更したシーケンスである図12にて、ステップG3の判定処理で、コンテンツ情報管理DB206から取得した登録者ユーザIDと、利用権限登録要求電文に含まれている登録者ユーザIDが同じかどうか判定した結果、登録者ユーザIDが同じではない場合、複数グループ共有判定手段202は、ユーザ階層管理DB210を参照し、コンテンツ情報管理DB206から取得した登録者ユーザIDと、利用権限登録要求電文に含まれている登録者ユーザIDのユーザ階層情報(階層関係情報)を取得する(ステップG6’’)。<ユーザ階層情報取得ステップ(階層関係情報取得ステップ)>
ユーザ階層管理DB210を参照し、利用権限登録要求電文に含まれている登録者ユーザIDの部下の一覧を取得し、その部下の一覧から、コンテンツ情報管理DB206から取得した登録者ユーザIDを検索することにより、共有を指示しているユーザが、既に共有されているコンテンツの登録者の上司かどうか判定する(ステップG7’’)<本発明にいう「ユーザ階層判定ステップ」ないしは「上司判定機能」。上司の場合は、複数グループ共有が可能であると判定する(ステップG8’’)。
複数グループ共有が可能な場合、複数グループ共有判定手段202は、利用権限情報管理DBを参照し、利用権限登録要求電文に含まれる登録IDに紐づく利用権限情報を取得し、複数グループ共有時に登録する利用権限情報とする(ステップG9’’)。ステップG7’’にて上司ではないと判定した場合、複数グループ共有は不可能であると判定する(ステップG10’’)。以降のシーケンスは図9と同様とする。
(効果の説明)
以上のように本第4の実施の形態によれば、複数グループ共有判定手段202がグループ情報管理DB208を参照するように構成されているため、既に登録されたコンテンツの登録者でなくても、既にそのコンテンツを登録したユーザの上司である場合のみ、他のグループへ共有可能にすることができる。その理由は、既に共有しているコンテンツのコピーを他のグループに共有する時に、共有しようとしたユーザが、既に共有されているコンテンツの登録者かどうか判断し、登録者以外のユーザの場合には、さらに、既に共有されているコンテンツの登録者の上司かどうかを判定し、上司であれば共有を可能とするためである。
ここで、ステップG7’’の上司であるかどうかの判断は、あくまでも一例であり、例えば、登録したユーザと同じ部署のユーザであれば共有できるとか、登録したユーザと同じ部署に所属している職位が管理職のユーザであれば共有できるとかといった判断ルールは容易に想像することができる。また、複数グループ共有判定手段において、第2の実施の形態〜第4の実施の形態の処理を組み合わせて判断することも可能である。
(各種変形例)
なお、本発明にかかるコンテンツ共有システム、コンテンツ共有方法は、そのいくつかの特定の実施の形態に従って説明してきたが、本発明の主旨および範囲から逸脱することなく本発明の本文に記述した実施の形態に対して種々の変形が可能である。例えば、上述の実施の形態では、複数の各共有グループの各共有部のうち、一方の共有部にオリジナルコンテンツを登録しておき、他方の共有部にオリジナルコンテンツをコピーしたコピーコンテンツを形成する場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。
1個の共有グループの共有部において、共有部内のオリジナルコンテンツを、共有部外の特定の記憶領域(例えばクライアント端末の共有フォルダ以外のフォルダや、USBメモリなどの外部記憶装置)にコピーをする場合であってもよい。その場合でも、機能上前記各実施の形態とほぼ同様の構成、方法、プログラムとなる。これにより、登録者以外のユーザが自身のクライアント端末にコピー(1次コピー)をすることすら防止できる。
具体的には、構成上は、利用権限管理サーバの構成は同一であってよい。この際、「複数グループ共有判定手段」は、「判定手段」に含まれる。判定手段は、登録者ユーザIDによって判定する点は共有するが、複数グループではなく単一の共有部であって、機能名称上異なるにすぎない。また、クライアント端末の構成は、第1の実施の形態で述べた図示しない「制御手段」の機能として構成すればよい。より詳細には、判定手段は、ユーザによるコンテンツのコピー開始指示に基づいて、コンテンツ情報管理DBを参照し、共有部内より共有部外へオリジナルコンテンツをコピーしようとしているユーザの登録者ユーザIDが、オリジナルコンテンツを共有部に登録したユーザの登録者ユーザIDと一致するか否かを判定する。制御手段は、判定手段での判定結果が一致した場合に、コピーを許可してコピーコンテンツにオリジナルコンテンツの登録IDと異なる登録IDを付加又は埋め込んで、コピーコンテンツを特定の記憶領域に記憶するように制御する。また、このような機能を実現する場合において、クライアント端末に制御手段、利用権限管理サーバに判定手段及びコンテンツ情報管理DBを必ずしも設ける必要はない。プログラムであれば、ハードウエア構成にとらわれず全て一体化されてよい。この場合、「判定手段」は、「判定ステップ」として機能し、「制御手段」は、「制御ステップ」として機能する。共有部内よりオリジナルコンテンツを共有部外の特定の記憶領域にコピーする際には、当初に共有部内にオリジナルコンテンツを登録したユーザ以外はコピーを行うことができないので、他のユーザによりオリジナルコンテンツが複製(1次コピー)されて、コンテンツが利用権限と切り離されて不正に利用されることを防止できる。
また、上述の実施の形態では、ファイル共有サーバが1台の例で説明したが、複数台形成してもよい。その際、複数の各共有グループ毎に複数のファイル共有サーバを形成してもよい。また、前記実施の形態においては、ファイル共有サーバ及び利用権限管理サーバを各々構成する場合を例に挙げたがこれに限らず、ファイル共有サーバ及び利用権限管理サーバの機能を一つのサーバとして構成しても構わない。
さらに、「利用権限管理サーバ20」には、データベースなどのSQLサーバのみならず、webサーバ、電子メールを送受信するためのPOP及びSMTPサーバやその他DNSサーバなどの各種サーバを含んで構成され、これらを含むシステムの総称として機能してもよい。また、利用権限管理サーバを複数のサーバ群で構成し、利用権限管理システムとしてもよい。この場合、例えば、利用権限登録サーバ、複数グループ共有判定サーバ、共有公開中止サーバ、利用権限削除サーバ、利用権限判定サーバとしてもよい。また、これらは、専用の情報機器であってもよい。さらに、コンテンツ情報管理DB、利用権限情報管理DB、グループ情報管理DB、共有関係管理DBは、それぞれ利用権限管理サーバと物理的に分離し、専用のデータベースを備えたサーバでもよい。
さらに、コンテンツの削除、又は共有公開中止手段(ないしは利用権限削除手段)による利用権限情報の削除では、オリジナルコンテンツ及び一又は複数のコピーコンテンツを芋づる式に全て一括削除する構成としたが、複数の共有グループのうち、指示した特定の共有グループのみのコピーコンテンツの削除(ないしは利用権限情報の削除)を選択的に行う特定共有グループコピーコンテンツ削除設定手段及び特定共有グループコピーコンテンツ削除制御手段を備えた構成としてもよい。これによって、各共有グループに分散した個々のコンテンツを選択的に削除(ないしは公開中止)とすることができる。加えて、オリジナルコンテンツのみの削除(ないしは利用権限情報の削除)を行うオリジナルコンテンツ専用削除指示手段及びオリジナルコンテンツ専用削除制御手段を備えた構成としてもよい。
さらに、第1共有グループG1のコンテンツを第2共有グループG2に複製(コピー)するには、G1における登録者のみが行えるのが原則であるが(第1の実施の形態)、登録者に加えてG1のメンバーであれば誰でもG2にコピーできる構成(第2の実施の形態)の場合に、G2のコピーコンテンツをさらにG2のメンバーのうちの特定の何人かがコピーできるように設定する複製許可ユーザ設定手段を設けてもよい。
また、G1からG2へのコピーは登録者のみであるが、G1からG3へのコピーはG1のメンバのうちの認められた何人かが行うことができるよう設定可能な複製先グループ設定手段、複製権限ユーザ設定手段、及びこれらの各複製制御手段を設けておよい。共有グループの種類やグループ内のユーザに応じて個別にコピーの権限を与えるようにできる。さらに、オリジナルコンテンツに対するコピーの回数をカウントして制限するコンテンツ複製回数制限手段、制限する回数を設定する複製回数設定手段を設けてもよい。
さらに、特定の共有グループIDを用いることによって、共有公開中止を特定の共有グループのみとする設定可能な設定手段を設けてよい。さらに、ファイル共有サーバが複数構成される場合に、ファイル共有サーバのサーバIDを利用権限管理装置の各DBに関連付けるようにしてもよい。またさらに、ポリシーに応じて各手段ないしは各ステップの判定に用いるIDのカテゴリ(登録ID、ユーザID、共有グループIDなど)、各IDの数値(登録者以外でも特定のユーザの複製許可権を個別に設定する場合などに使用する)を選択的に設定できるようにしてもよい(複製ポリシー設定手段、複製ポリシー設定制御手段)。さらにまた、オリジナルコンテンツ以外にコピーを不可とする構成(登録者でもコピー不可とする構成)と、前記各実施の形態の構成とを選択的に切り替える設定手段を設けてもよい。
また、管理用設定手段を設けてよい。管理用設定手段には、判定条件設定手段、利用権限設定手段などを含んでよい。判定条件設定手段は、上述の各種処理で行われる判定処理において、登録IDで判定するのか、登録ユーザIDで判定するのか、共有グループIDで判定するのか、を共有、利用、公開中止、削除といた各種処理に応じて設定することができる。勿論、複数回にしたり、各判定を組み合わせたりする設定もできるように構成してよい。さらに、IDとしては、例えば一方の共有グループと他方の共有グループとが重なり合うグループを1つの単位として複合グループIDを設けてもよい。
また、前記実施の形態における「システム」とは、複数の装置が論理的に集合した物をいい、各構成の装置が同一筐体中にあるか否かは問わない。このため、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。さらに、「コンテンツの登録」とは、コンテンツの実体ファイルを共有部の共有空間(例えばファイル共有サーバなど)に新たに登録(アップロード)することをいう。従って、利用権限管理サーバに対する利用権限の登録とは別である。この場合、コンテンツの利用権限の登録という。また、「利用権限」とは、ユーザがコンテンツを利用する際の権限を示す情報である。なお、例えば読み取り可能権限(可否)や書き込み可能権限(可否)としてもよい。さらに、新規登録権限、編集権限、削除権限など複数の階層に分けてもよい。さらに、「コンテンツ利用」とは、例えば共有グループの共有部に既にアップロードされたコンテンツをダウンロードすることなどをいう。
なお、ネットワークとしては、例えば携帯電話回線網(基地局及び交換システムを含む)、公衆電話回線網、IP電話網、ISDN回線網などこれに類する各種回線網、インターネット(乃ち、TCP・IPプロトコルを用いた通信態様)やイントラネット、LAN(イーサネット:登録商標、やギガビットイーサネットなどを含む)、WAN、光ファイバー通信網、電力線通信網、ブロードバンド対応可能な各種専用回線網などいずれのハードウエア構成でもよい。さらに、ネットワークは、TCP・IPプロトコルの他、種々の通信プロトコルを用いたネットワークあるいはソフトウエア的に構築された仮想ネットワークやこれに類するあらゆるネットワークを含むネットワークなどいかなる通信プロトコルであってもよい。また、ネットワークは、有線に限らず、無線(衛星通信、各種高周波通信手段等を含む)ネットワーク(例えば、簡易電話システムや携帯電話のようなシングルキャリア通信システム、W―CDMAやIEEE802.11bに準拠した無線LANのようなスペクトラム拡散通信システム、IEEE802.11aやHiperLAN/2のようなマルチキャリア通信システム、などを含むネットワーク)であっても構わず、これらの組み合わせを利用してもよく、他のネットワークと接続されたシステムであってもよい。さらに、ネットワークは、ポイントツーポイント、ポイントツーマルチポイント、マルチポイントツーマルチポイントなど如何なる形態でもよい。
また、利用権限サーバとクライアント端末との間の通信構造、或いはファイル共有サーバとクライアント端末との間の通信構造に際し、いずれか一方又は双方に形成されるインタフェースの種類は、例えばパラレルインタフェース、USBインタフェース、IEEE1394、LANやWAN等のネットワークやその他これに類するもの、もしくは今後開発される如何なるインタフェースであっても構わない。
(プログラム)
また、前述した実施形態の機能を実現する本発明のソフトウエアのプログラム(コンテンツ共有用プログラム)は、前述した各実施の形態における図2、図3、図4、図5、図6、図7、図9、図10、及び図12等に示すフローチャート、ないしは図1、図8、及び図11の各種ブロック図などに示された処理手順、処理手段、機能などに対応したプログラムや、(上述の各実施の形態のコンテンツ共有システム、それに用いる利用権限管理サーバ2、ファイル共有サーバ3、クライアント端末1など)において各々処理される各処理プログラム、本明細書で全般的に記述される方法(ステップ)、説明された処理、データ(例えば、コンテンツ情報、利用権限情報、グループ情報、共有関係に関する情報、各種ID、各種電文、各種テーブル等)、各種DB(データベース)のデータの全体もしくは各部を含む。
プログラムは、オブジェクトコード、インタープリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。プログラムは、高水準プロシージャ型またはオブジェクト指向プログラミング言語で、あるいは必要に応じてアセンブリまたはマシン言語で実装することができる。いずれの場合も、言語はコンパイラ型またはインタープリタ型言語であってもよい。上述のコンテンツ共有用プログラムを、一般のパソコンや携帯型情報端末などで動作可能なアプリケーションソフトに組み込んだものも含む。
コンテンツ共有用プログラムを供給する手法としては、電気通信回線(有線、無線を問わない)によってコンピュータと通信可能に接続された外部の機器から前記電気通信回線を通じて提供することも可能である。例えば、コンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページからプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、プログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるサーバも、本発明の範囲に含まれるものである。
(情報記録媒体)
また、コンテンツ共有用プログラムを、情報記録媒体に記録した構成であってもよい。情報記録媒体には、コンテンツ共有用プログラムを含むアプリケーションプログラムが格納されており、コンピュータが当該情報記録媒体からアプリケーションプログラムを読み出し、当該アプリケーションプログラムをハードディスクにインストールすることが可能である。これにより、上述のプログラムは、磁気記録媒体、光記録媒体あるいはROMなどの情報記録媒体に記録してプログラムを提供することができる。そのようなプログラムが記録された情報記録媒体を、コンピュータにおいて使用することは、好都合な情報処理装置を構成する。
プログラムを供給するための情報記録媒体としては、例えばROM、RAM、フラッシュメモリやSRAM等の半導体メモリ並びに集積回路、あるいはそれらを含むUSBメモリやメモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気記録媒体等を用いてよく、さらに、フレキシブルディスク、CD−ROM、CD―R、CD―RW、FD、DVDRAM、DVDROM、DVD―R、DVD―RW、DVD+R、DVD+RW、MO、ZIP、磁気カード、磁気テープ、SDカード、メモリスティック、不揮発性メモリカード、ICカード、等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置、等に記録して構成して用いてよい。
さらに「情報記録媒体」は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの(伝送媒体ないしは伝送波)、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、コンピュータ上で稼働しているOS、端末(例えば携帯電話など)上のRTOS等が処理の一部又は全部を行う場合にも、上記実施の形態と同等の機能を実現できると共に、同等の効果を得ることができる。
さらに、プログラムを暗号化してCD−ROM等の記録媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。この場合、本発明の構成は、コンテンツ共有用プログラムの各構成要素(各種の手段、ステップ及びデータ)と、前記コンテンツ共有用プログラム(各種の手段、ステップ及びデータ)を暗号化する暗号化手段と、を含んでよい。
また、上記実施の形態では、クライアントサーバシステムを例に説明したが、サーバを介さずに端末同士がネットワークを組み、相互にデータを送受信するピアツーピア(Peer To Peer)通信によるシステムであってもよい。その際、利用権限管理装置の一例である利用権限管理サーバは、ピア・ツゥ・ピア方式におけるマスタ端末であればよいまた、上述の実施の形態の「コンテンツ共有システム」を、他の「情報処理システム」と統合したシステムとして、これら全体を本発明の「コンテンツ共有システム」として構成することも一向に構わない。「情報処理システム」には、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
さらに、上述のコンテンツ共有用プログラム、クライアントプログラム、サーバプログラムなどが搭載される情報処理装置としては、サーバは、例えばパーソナルコンピュータに限らず、各種サーバ、EWS(エンジニアリングワークステーション)、中型コンピュータ、メインフレームなどが挙げられる。クライアント端末は、以上の例に加えて、携帯型情報端末、各種モバイル端末、PDA、携帯電話機、ウエアラブル情報端末、種々のテレビ・ビデオ・DVDレコーダ・各種音響機器及びそのリモコン、各種情報通信機能を搭載した家電機器、ネットワーク機能を有するゲーム機器等からも利用できる構成としても構わない。あるいは、これらの端末に表示されるアプリケーションとして改良されたものも本発明の範囲に含めることができる。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
なお、本明細書において、フローチャートに示されるステップは、記載された手順に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。また、実装では、プログラム手順(ステップ)が実行される順序を変更することができる。さらに、実装の必要に応じて、本明細書で説明した特定の手順(ステップ)を、組み合わされた手順(ステップ)として実装、除去、追加、または再配置することができる。
さらに、利用権限管理サーバ、クライアント端末の各手段、各機能、各ステップの手順の機能などのプログラムの機能を、専用のハードウエア(例えば専用の半導体回路等)によりその機能を達成してもよく、プログラムの全機能のうち一部の機能をハードウエアで処理し、全機能のうちさらに他の機能をソフトウエアで処理するようにしてもよい。専用のハードウエアの場合、各部を集積回路例えばLSIにて形成されてもよい。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部または全部を含むように1チップ化されても良い。また、LSIには、ストリーミングエンジンなど他の機能ブロックが含まれていても良い。また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。
さらに、上記各実施の形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。つまり、上述の各実施の形態同士、あるいはそれらのいずれかと各変形例のいずれかとの組み合わせによる例をも含むことは言うまでもない。この場合において、本実施形態において特に記載しなくとも、各実施の形態及びそれらの変形例に開示した各構成から自明な作用効果については、当然のことながら本例においても当該作用効果を奏することができる。また、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除された構成であってもよい。
そして、これまでの記述は、本発明の理解を容易にするために、本発明の実施の形態の一例のみを開示しており、各実施の形態及びそれらの変形例は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、例証するものであり、制限するものではなく、所定の範囲内で適宜変形及び/又は変更が可能である。本発明は、その技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができ、各実施の形態及びその変形例によって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。従って、上記の実施の形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物を含む趣旨である。
本発明は、コンピュータ産業、データ処理産業、通信業界、その他これに類する情報処理サービス産業に適用可能であり、必ずしも特定の基準に準拠していない可能性のあるコンピュータソフトウェアアプリケーションにも適用可能である。より詳細には、複数の共有グループにまたがってコンテンツを共有する、といった用途に適用できる。
本発明の第1の実施の形態によるコンテンツ共有システムの全体構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態によるコンテンツ共有システムにおいて、クライアント端末と利用権限管理サーバとの間で行われる利用権限登録の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図1の利用権限管理サーバの複数グループ共有判定手段の内部の動作であって、図2の処理手順の詳細を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるコンテンツ共有システムにおいて、クライアント端末と利用権限管理サーバとの間で行われるコンテンツ利用動作の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるコンテンツ共有システムにおいて、クライアント端末と利用権限管理サーバとの間で行われる共有公開中止動作の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図1の利用権限管理サーバの共有公開中止手段の内部の動作であって、図5の処理手順の詳細を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるコンテンツ共有システムにおいて、クライアント端末と利用権限管理サーバとの間で行われる共有コンテンツの削除動作の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態によるコンテンツ共有システムの全体構成の一例を示すブロック図である。 フローチャートである。 図8の利用権限管理サーバの複数グループ共有判定手段の内部の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態であって、コンテンツ共有システムの利用権限管理サーバの複数グループ共有判定手段の内部の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態によるコンテンツ共有システムの全体構成の一例を示すブロック図である。 図11のコンテンツ共有システムの利用権限管理サーバの複数グループ共有判定手段の内部の動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 クライアント端末(情報端末)
101 コンテンツ共有手段
102 コンテンツ利用手段
2 利用権限管理サーバ(利用権限管理装置)
201 利用権限登録手段
202 複数グループ共有判定手段
203 利用権限判定手段
204 共有公開中止手段
205 利用権限削除手段
206 コンテンツ情報管理DB(コンテンツ管理情報記憶手段)
207 利用権限情報管理DB(利用権限管理情報記憶手段)
208 グループ情報管理DB(グループ管理情報記憶手段)
209 共有関係管理DB(共有関係管理情報記憶手段)
210 ユーザ階層管理DB(ユーザ階層管理情報記憶手段)
3 ファイル共有サーバ(コンテンツ共有装置)

Claims (14)

  1. 共有グループの共有部にてコンテンツの共有を行う際に前記コンテンツの利用権限を管理するコンテンツ共有システム用利用権限管理装置であって、
    前記コンテンツの利用権限を登録する登録ユーザの操作入力に基づいて前記コンテンツを固有に識別する登録識別情報を前記コンテンツに割り当てて前記コンテンツの利用権限を登録する登録手段と、前記コンテンツの登録識別情報と前記登録ユーザの登録ユーザ識別情報とを対応させて登録ユーザによる利用上の情報管理を行う管理手段とを備え、
    前記管理手段は、
    複数の前記各共有部の内の一の前記共有部にて共有されるオリジナルコンテンツに割り当てられる共有元登録識別情報と他の前記共有部にて共有される前記コピーコンテンツに割り当てられる共有先登録識別情報との対応関係を記憶した共有関係管理情報記憶手段と、共有元及び共有先のそれぞれの前記登録識別情報と前記コンテンツの利用権限を示す利用権限情報との対応関係を記憶した利用権限管理情報記憶手段とを備えると共に、
    前記ユーザによるいずれか一つの前記共有部のコピーコンテンツに対する公開中止指示に基づいて作動し、前記共有関係管理情報記憶手段の前記共有元登録識別情報および前記共有先登録識別情報を参照して、対応する前記利用権限情報を前記利用権限管理情報記憶手段より削除して全コンテンツの公開を中止する処理を行う共有公開中止手段を備え、
    この共有公開中止手段が、前記公開中止指示の対象であるコンテンツにかかる共有元登録識別情報が前記共有関係管理情報記憶手段に登録されているか否かを検索して判定すると共に、登録されていると判定した場合に当該共有関係管理情報記憶手段から共有元登録識別情報共有先登録識別情報とを読み込んで共有先を順次追いかけることにより前記利用権限管理情報記憶手段に登録されている利用権限情報を複数グループ全体を対象として芋ずる式に削除する利用権限情報削除機能、を含むことを特徴としたコンテンツ共有システム用利用権限管理装置。
  2. 請求項1に記載のコンテンツ共有システム用利用権限管理装置において、
    前記共有公開中止手段が、
    前記公開中止指示の対象であるコンテンツにかかる共有元登録識別情報が前記共有関係管理情報記憶手段に登録されているか否かの前記判定時に、登録されていないと判定した場合には、当該公開中止指示にかかる登録識別情報に対する利用権限情報を削除する機能を備えていることを特徴としたコンテンツ共有システム用利用権限管理装置。
  3. ユーザが利用する複数の情報端末と、前記情報端末にネットワークを介して通信可能に構成され複数のユーザが複数のコンテンツを共有するファイル共有装置と、前記情報端末とネットワークを介して通信可能に構成され前記コンテンツの利用権限を管理する利用権限管理装置とを含み、前記複数の情報端末と前記コンテンツ共有装置とにより複数の共有グループを形成してコンテンツの共有を行うコンテンツ共有システムであって、
    前記コンテンツ共有装置は、
    複数の共有グループの共有グループの内の少なくとも一の共有グループにて共有されると共に前記コンテンツの利用権限の登録を識別する登録識別情報が付加されたコンテンツを有し、
    前記利用権限管理装置は、
    前記コンテンツの利用権限を登録する登録ユーザの操作入力に基づいて前記コンテンツを固有に識別する登録識別情報を前記コンテンツに割り当てて前記コンテンツの利用権限を登録する登録手段と、前記コンテンツの登録識別情報と前記登録ユーザの登録ユーザ識別情報とを対応させて情報管理を行う管理手段とを備え、
    前記管理手段は、
    複数の前記各共有部の内の一の前記共有部にて共有されるオリジナルコンテンツに割り当てられる共有元登録識別情報と他の前記共有部にて共有される前記コピーコンテンツに割り当てられる共有先登録識別情報との対応関係を記憶した共有関係管理情報記憶手段と、共有元及び共有先のそれぞれの前記登録識別情報と前記コンテンツの利用権限を示す利用権限情報との対応関係を記憶した利用権限管理情報記憶手段とを備えると共に、
    前記ユーザによるいずれか一つの前記共有部のコピーコンテンツに対する公開中止指示に基づいて作動し、前記共有関係管理情報記憶手段の前記共有元登録識別情報および前記共有先登録識別情報を参照して、対応する前記利用権限情報を前記利用権限管理情報記憶手段から削除して全コンテンツの公開を中止する処理を行う共有公開中止手段を備え、
    前記共有公開中止手段が、
    前記公開中止指示の対象であるコンテンツにかかる共有元登録識別情報が前記共有関係管理情報記憶手段に登録されているか否かを検索して判定すると共に、登録されていると判定した場合には、当該共有関係管理情報記憶手段から共有元登録識別情報と共有先登録識別情報とを読み込んで共有先を順次捕捉して前記利用権限管理情報記憶手段に登録されている利用権限情報を複数グループ全体を対象として芋ずる式に削除する利用権限情報削除機能、
    を含むことを特徴とするコンテンツ共有システム。
  4. 請求項3に記載のコンテンツ共有システムにおいて、
    前記共有公開中止手段が、
    前記公開中止指示の対象であるコンテンツにかかる共有元登録識別情報が前記共有関係管理情報記憶手段に登録されているか否かの前記判定時に、登録されていないと判定した場合には、当該公開中止指示にかかる登録識別情報に対する利用権限情報を削除する機能、を備えていることを特徴としたコンテンツ共有システム。
  5. ユーザが利用する複数の情報端末と、前記情報端末ネットワークを介して通信可能に構成れ複数のユーザがコンテンツを共有するファイル共有装置と、前記情報端末とネットワークを介して通信可能に構成れ前記コンテンツの利用権限を管理する利用権限管理装置とを含み、前記複数の情報端末と前記コンテンツ共有装置とにより複数の共有グループを形成してコンテンツ共有を行うコンテンツ共有システムであって、
    前記コンテンツ共有装置は、
    複数の共有グループの共有グループの内の少なくとも一の共有グループにて共有されると共に前記コンテンツの利用権限の登録を識別する登録識別情報が付加されたコンテンツを有し、
    前記利用権限管理装置は、
    前記コンテンツに付加され前記コンテンツの利用権限の登録を識別する登録識別情報と前記利用権限が登録されたユーザを識別する登録ユーザ識別情報とを対応させて記憶したコンテンツ管理情報記憶手段と、
    前記登録識別情報と前記コンテンツの利用権限を示す利用権限情報とを対応させて記憶した利用権限管理情報記憶手段と、
    登録済みのコンテンツに対応する共有元登録識別情報と前記コンテンツを他の共有グループへ共有する際に新たに生成される共有先登録識別情報とを対応させて記憶した共有関係管理情報記憶手段と、
    ユーザからの公開中止指示に基づいて、前記共有関係管理情報記憶手段の前記共有元登録識別情報、前記共有先登録識別情報を参照して、対応する前記利用権限情報を前記利用権限管理情報記憶手段より削除して前記共有グループの前記コンテンツの公開を中止する処理を行う共有公開中止手段とを含んで構成され
    前記共有公開中止手段は
    公開中止を希望する前記コンテンツに対応する前記登録識別情報が、前記共有元登録識別情報として登録されているか否かを検索して判定する共有元登録識別情報判定機能と、 前記共有元登録識別情報判定機能にて登録されていると判定された場合に前記共有元登録識別情報に対応する共有先登録識別情報が取得できるか否かを判定する共有先登録識別情報判定機能と、
    前記共有先登録識別情報判定機能にて共有先登録識別情報が取得されない場合に、前記コンテンツの登録識別情報に対応する利用権限情報の削除を行う利用権限情報削除機能と、を備えると共に、
    この共有公開中止手段が、更に、
    前記共有先識別情報判定機能にて共有先登録識別情報が取得された場合に、前記共有先登録識別情報が、前記共有元登録識別情報として登録されているか否かを検索して判定する第2共有元登録識別情報判定機能と、
    前記第2共有元登録識別情報判定機能にて登録されていると判定された場合に、前記共有元登録識別情報に対応する新たな前記共有先登録識別情報が取得できるか否かを判定する第2共有先登録識別情報判定機能と、
    第2共有先識別情報判定機能にて取得されたと判定された場合に、前記共有先登録識別情報に対応する利用権限情報を削除する利用権限情報削除機能と、
    前記第2共有先登録識別情報判定機能にて前記共有先登録識別情報が取得できなくなるまで、以上の各機能を繰り返す機能と、
    を含むことを特徴とするコンテンツ共有システム。
  6. 請求項5に記載のコンテンツ共有システムにおいて、
    前記共有公開中止手段
    予め登録された前記コンテンツの登録識別情報に対応する登録ユーザ識別情報が前記コンテンツの公開中止を指示している公開中止実行ユーザ識別情報と同じであるか否かを判定する公開中止実行ユーザ識別情報判定機能を有し、
    前記公開中止実行ユーザ識別情報と同じである場合には前記登録識別情報に対応する利用権限情報を削除すると共に、異なる場合には削除を不可とする機能を備えていることを特徴としたコンテンツ共有システム。
  7. ユーザが利用する複数の情報端末と、前記情報端末にネットワークを介して通信可能に構成され複数のユーザが複数のコンテンツを共有するファイル共有装置と、前記情報端末とネットワークを介して通信可能に構成され前記コンテンツの利用権限を管理する利用権限管理装置とを含み、前記複数の情報端末と前記ファイル共有装置とにより複数の共有グループを形成してコンテンツ共有を行うコンテンツ共有システムにあって、
    前記ファイル共有装置は、予め複数の共有グループの共有グループの内の少なくとも一の共有グループにて共有されると共に前記コンテンツの利用権限の登録を識別する登録識別情報が付加されたコンテンツを有しており、
    前記コンテンツの利用権限を登録する登録ユーザの操作入力に基づいて作動し前記コンテンツを固有に識別する登録識別情報を前記コンテンツに割り当てて前記コンテンツの利用権限をコンテンツ管理情報記憶手段に、前記利用権限管理装置の登録手段が登録し、
    その後、コンテンツの登録識別情報と前記登録ユーザの登録ユーザ識別情報とを対応させて、前記利用権限管理装置の管理手段が情報管理を行うようにし、
    この管理手段による情報管理に際しては、
    複数の前記各共有部の内の一の前記共有部にて共有されるオリジナルコンテンツに割り当てられる共有元登録識別情報と他の前記共有部にて共有される前記コピーコンテンツに割り当てられる共有先登録識別情報との対応関係を、前記管理手段が予め共有関係管理情報記憶手段に記憶する共に、前記共有元及び共有先のそれぞれの前記登録識別情報と前記コンテンツの利用権限を示す利用権限情報との対応関係を、前記管理手段が予め利用権限管理情報記憶手段に記憶し、
    前記ユーザによるいずれか一つの前記共有部のコピーコンテンツに対する公開中止指示が入力された場合に、これに基づいて前記管理手段の共有公開中止手段が、前記共有関係管理情報記憶手段の前記共有元登録識別情報および前記共有先登録識別情報を参照して、対応する前記利用権限情報を前記利用権限管理情報記憶手段から削除して全コンテンツの公開中止の処理を実行し、
    前記コンテンツの公開中止処理に際しては、
    前記公開中止指示の対象であるコンテンツにかかる共有元登録識別情報が、前記共有関係管理情報記憶手段に登録されているか否かを検索して判定し、
    登録されていると判定した場合には、当該共有関係管理情報記憶手段から共有元登録識別情報と共有先登録識別情報とを読み込んで共有先を順次追いかけることにより前記利用権限管理情報記憶手段に登録されている利用権限情報を複数グループ全体を対象として芋ずる式に削除すると共に、
    これら前記判定および削除の各工程を前記共有公開中止手段が実行するようにしたことを特徴とするコンテンツ共有管理方法。
  8. 請求項7に記載のコンテンツ共有管理方法において、
    前記公開中止指示の対象であるコンテンツにかかる共有元登録識別情報が前記共有関係管理情報記憶手段に登録されているか否かの前記判定工程で、登録されていないと判定された場合には、当該公開中止指示にかかる登録識別情報に対する利用権限情報を、前記共有公開中止手段が削除するようにしたことを特徴とするコンテンツ共有管理方法。
  9. ユーザが利用する複数の情報端末と、前記情報端末にネットワークを介して通信可能に構成され複数のユーザがコンテンツを共有するファイル共有装置と、前記情報端末とネットワークを介して通信可能に構成され前記コンテンツの利用権限を管理する利用権限管理装置とを含み、前記複数の情報端末と前記コンテンツ共有装置とにより複数の共有グループを形成してコンテンツの共有を行うコンテンツ共有システムにあって、
    前記コンテンツ共有装置は、予め複数の共有グループの共有グループの内の少なくとも一の共有グループにて共有されると共に前記コンテンツの利用権限の登録を識別する登録識別情報が付加されたコンテンツを有しており、
    前記コンテンツに付加され前記コンテンツの利用権限の登録を識別する登録識別情報と前記利用権限が登録されたユーザを識別する登録ユーザ識別情報とを、対応させて、前記利用権限管理装置の登録手段がコンテンツ管理情報記憶手段に記憶し、
    前記登録識別情報と前記コンテンツの利用権限を示す利用権限情報とを対応させて前記利用権限管理装置の管理手段が利用権限管理情報記憶手段に記憶し、
    登録済みのコンテンツに対応する共有元登録識別情報と前記コンテンツを他の共有グループへ共有する際に新たに生成される共有先登録識別情報とを対応させて前記管理手段が共有関係管理情報記憶手段に記憶し、
    ユーザによる前記コンテンツの公開中止指示が入力された場合に、これに基づいて稼働し前記共有関係管理情報記憶手段の前記共有元登録識別情報、前記共有先登録識別情報を参照して、対応する前記利用権限情報を前記利用権限管理情報記憶手段より削除して前記共有グループの前記コンテンツの公開を中止する処理を、前記利用権限管理装置の共有公開中止手段が実行するようにし、
    前記共有公開中止手段による前記コンテンツの公開中止の工程にあっては、
    まず、公開中止を希望する前記コンテンツに対応する前記登録識別情報が、前記共有元登録識別情報として登録されているか否かを検索して判定する共有元登録識別情報判定ステップと、
    この共有元登録識別情報判定ステップで前記登録識別情報が前記共有元登録識別情報として登録されていると判定された場合に、前記共有元登録識別情報に対応する共有先登録識別情報が取得できるか否かを判定する共有先登録識別情報判定ステップと、
    この共有先登録識別情報判定ステップで前記共有先登録識別情報判定機能にて共有先登録識別情報が取得されないと判定された場合に、前記コンテンツの登録識別情報に対応する利用権限情報の削除が実行される利用権限情報削除ステップとを設定すると共に、
    更に、前記共有先登録識別情報判定ステップで前記共有先登録識別情報判定機能にて共有先登録識別情報が取得されると判定された場合に、前記共有先登録識別情報が、前記共有元登録識別情報として登録されているか否かを検索して判定する第2共有元登録識別情報判定ステップと、
    この第2共有元登録識別情報判定ステップにて登録されていると判定された場合に、前記共有元登録識別情報に対応する新たな前記共有先登録識別情報が取得できるか否かを判定する第2共有先登録識別情報判定ステップと、
    第2共有先識別情報判定ステップにて取得されたと判定された場合に、前記共有先登録識別情報に対応する利用権限情報を削除する利用権限情報削除ステップと、
    前記第2共有先登録識別情報判定ステップにて前記共有先登録識別情報が取得できなくなるまで、以上の各機能を繰り返すステップと、
    を含むことを特徴とするコンテンツ共有管理方法。
  10. 請求項9に記載のコンテンツ共有管理方法において、
    前記利用権限情報削除ステップでは
    前記利用権限情報の削除に際しては、予め登録された前記コンテンツの登録識別情報に対応する登録ユーザ識別情報が、前記コンテンツの公開中止を指示している公開中止実行ユーザ識別情報と同じであるか否かを判定し、前記公開中止実行ユーザ識別情報と同じである場合には前記登録識別情報に対応する利用権限情報を削除すると共に、異なる場合には削除を不可とするようにしたことを特徴とするコンテンツ共有管理方法。
  11. ユーザが利用する複数の情報端末と、前記情報端末にネットワークを介して通信可能に構成され複数のユーザが複数のコンテンツを共有するファイル共有装置と、前記情報端末とネットワークを介して通信可能に構成され前記コンテンツの利用権限を管理する利用権限管理装置とを含み、前記複数の情報端末と前記コンテンツ共有装置とにより複数の共有グループを形成してコンテンツ共有を行うコンテンツ共有システムにあって、
    前記コンテンツ共有装置は、予め複数の共有グループの共有グループの内の少なくとも一の共有グループにて共有されると共に前記コンテンツの利用権限の登録を識別する登録識別情報が付加されたコンテンツを有しており、
    前記コンテンツの利用権限を登録する登録ユーザの操作入力に基づいて作動し前記コンテンツを固有に識別する登録識別情報を前記コンテンツに割り当てて前記コンテンツの利用権限をコンテンツ管理情報記憶手段に登録する利用権限登録処理機能、及びコンテンツの前記登録識別情報と前記登録ユーザの登録ユーザ識別情報とを対応させて情報管理を行う情報管理機能を備え、
    前記情報管理機能は、その構成として、
    複数の前記各共有部の内の一の前記共有部にて共有されるオリジナルコンテンツに割り当てられる共有元登録識別情報と他の前記共有部にて共有される前記コピーコンテンツに割り当てられる共有先登録識別情報との対応関係を、予め共有関係管理情報記憶手段に記憶処理する機能、および前記共有元及び共有先のそれぞれの前記登録識別情報と前記コンテンツの利用権限を示す利用権限情報との対応関係を、利用権限管理情報記憶手段に記憶処理する機能を有すると共に、
    前記ユーザによるいずれか一つの前記共有部のコピーコンテンツに対する公開中止指示が入力された場合に、これに基づいて前記共有関係管理情報記憶手段の前記共有元登録識別情報および前記共有先登録識別情報を参照して、対応する前記利用権限情報を前記利用権限管理情報記憶手段から削除して全コンテンツの公開中止の処理を実行する全コンテンツ公開中止処理機能を有し、
    前記全コンテンツ公開中止処理機能は、その構成として、
    前記公開中止指示の対象であるコンテンツにかかる共有元登録識別情報が、前記共有関係管理情報記憶手段に登録されているか否かを検索して判定処理する共有元情報登録可否判定処理機能、
    および登録されていると判定した場合に、当該共有関係管理情報記憶手段から共有元登録識別情報と共有先登録識別情報とを読み込んで共有先を順次捕捉して前記利用権限管理情報記憶手段に登録されている利用権限情報を複数グループ全体を対象として芋ずる式に削除する利用権限情報削除処理機能、
    を有し、これらの各処理機能を前記利用権限管理装置が備えているコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とするコンテンツ共有管理プログラム。
  12. 請求項11に記載のコンテンツ共有管理プログラムにおいて、
    前記共有元情報登録可否判定処理機能が実行されて、前記公開中止指示の対象であるコンテンツにかかる共有元登録識別情報が前記共有関係管理情報記憶手段に登録されていないと判定された場合には、当該公開中止指示にかかる登録識別情報に対する利用権限情報を削除するようにし、これを前記コンピュータに実現させるようにしたことを特徴とするコンテンツ共有管理プログラム。
  13. ユーザが利用する複数の情報端末と、前記情報端末にネットワークを介して通信可能に構成され複数のユーザがコンテンツを共有するファイル共有装置と、前記情報端末とネットワークを介して通信可能に構成され前記コンテンツの利用権限を管理する利用権限管理装置とを含み、前記複数の情報端末と前記コンテンツ共有装置とにより複数の共有グループを形成してコンテンツ共有を行うコンテンツ共有システムにあって、
    前記コンテンツ共有装置は、予め複数の共有グループの共有グループの内の少なくとも一の共有グループにて共有されると共に前記コンテンツの利用権限の登録を識別する登録識別情報が付加されたコンテンツを有しており、
    前記コンテンツに付加され前記コンテンツの利用権限の登録を識別する登録識別情報と前記利用権限が登録されたユーザを識別する登録ユーザ識別情報とを、対応させて、コンテンツ管理情報記憶手段に記憶するコンテンツ管理情報登録処理機能
    前記登録識別情報と前記コンテンツの利用権限を示す利用権限情報とを対応させて利用権限管理情報記憶手段に記憶処理する利用権限管理情報記憶処理機能
    及び登録処理済みの前記コンテンツに対応する共有元登録識別情報と前記コンテンツを他の共有グループへ共有する際に新たに生成される共有先登録識別情報とを対応させて共有関係管理情報記憶手段に記憶処理する共有関係管理情報記憶記憶処理機能を、設けると共に、
    ユーザによる前記コンテンツの公開中止指示に基づいて稼働し、前記共有関係管理情報記憶手段の前記共有元登録識別情報、前記共有先登録識別情報を参照して、対応する前記利用権限情報を前記利用権限管理情報記憶手段より削除して前記共有グループの前記コンテンツの公開を中止する処理を実行するコンテンツ公開中止処理機能を設け、
    このコンテンツ公開中止処理機能は、その構成として、
    まず、公開中止を希望する前記コンテンツに対応する前記登録識別情報が、前記共有元登録識別情報として登録されているか否かを検索して判定する共有元登録識別情報判定機能と、
    この共有元登録識別情報判定機能により前記登録識別情報が前記共有元登録識別情報として登録されていると判定された場合に、前記共有元登録識別情報に対応する共有先登録識別情報が取得できるか否かを判定する共有先登録識別情報判定機能と、
    この共有先登録識別情報判定機能により前記共有先登録識別情報が取得されないと判定された場合に、前記コンテンツの登録識別情報に対応する利用権限情報の削除が実行される利用権限情報削除処理機能とを備え、
    更に、前記共有先登録識別情報判定機能によって前記共有先登録識別情報が取得されると判定された場合に、前記共有先登録識別情報が、前記共有元登録識別情報として登録されているか否かを検索して判定する第2共有元登録識別情報判定機能と、
    この第2共有元登録識別情報判定機能にて登録されていると判定された場合に、前記共有元登録識別情報に対応する新たな前記共有先登録識別情報が取得できるか否かを判定する第2共有先登録識別情報判定機能と、
    第2共有先登録識別情報判定機能にて取得されたと判定された場合に、前記共有先登録識別情報に対応する利用権限情報を削除する利用権限情報削除処理機能と、
    前記第2共有先登録識別情報判定機能にて前記共有先登録識別情報が取得できなくなるまで、上記各機能を繰り返す継続処理機能とを設け、
    これらの各機能を前記利用権限管理装置が備えているコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とするコンテンツ共有管理プログラム。
  14. 請求項13に記載のコンテンツ共有管理プログラムにおいて、
    前記利用権限情報削除処理機能では
    前記利用権限情報の削除に際しては、予め登録された前記コンテンツの登録識別情報に対応する登録ユーザ識別情報が前記コンテンツの公開中止を指示している公開中止実行ユーザ識別情報と同じであるか否かを判定する公開中止実行ユーザ識別情報判定機能、
    及び前記公開中止実行ユーザ識別情報と同じであると判定された場合に前記登録識別情報に対応する利用権限情報を削除すると共に、異なると判定された場合には削除を不可とする機能とを実行する構成とし、
    これらの各機能を前記利用権限管理装置が備えているコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とするコンテンツ共有管理プログラム。
JP2007020505A 2007-01-31 2007-01-31 利用権限管理装置、コンテンツ共有システム、コンテンツ共有方法、及びコンテンツ共有用プログラム Expired - Fee Related JP4697468B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007020505A JP4697468B2 (ja) 2007-01-31 2007-01-31 利用権限管理装置、コンテンツ共有システム、コンテンツ共有方法、及びコンテンツ共有用プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007020505A JP4697468B2 (ja) 2007-01-31 2007-01-31 利用権限管理装置、コンテンツ共有システム、コンテンツ共有方法、及びコンテンツ共有用プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008186330A JP2008186330A (ja) 2008-08-14
JP4697468B2 true JP4697468B2 (ja) 2011-06-08

Family

ID=39729308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007020505A Expired - Fee Related JP4697468B2 (ja) 2007-01-31 2007-01-31 利用権限管理装置、コンテンツ共有システム、コンテンツ共有方法、及びコンテンツ共有用プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4697468B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022091215A1 (ja) 2020-10-27 2022-05-05 Amatelus株式会社 映像配信装置、映像配信システム、映像配信方法、及びプログラム

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5222662B2 (ja) * 2008-08-22 2013-06-26 株式会社日立製作所 コンテンツ制御システム
JP5163381B2 (ja) * 2008-09-11 2013-03-13 株式会社リコー 情報処理システム、原本性管理サーバ装置、コンテンツ管理サーバ装置、原本性管理サーバ装置の情報処理方法、コンテンツ管理サーバ装置の情報処理方法、プログラム、および、記録媒体
JP2010098538A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Toshiba Corp 情報処理装置およびプログラム
WO2011092838A1 (ja) * 2010-01-29 2011-08-04 株式会社フォーサイド・ドット・コム コンテンツ共有システム、およびコンテンツ共有方法
US20120324544A1 (en) * 2010-03-19 2012-12-20 Dai Kanetomo Information processing apparatus, terminal apparatus and information processing method
WO2013042178A1 (ja) * 2011-09-20 2013-03-28 株式会社日立製作所 文書ファイル共有方法、システム、及びサーバ
KR101887426B1 (ko) * 2012-03-16 2018-08-10 삼성전자주식회사 컨텐츠 공유 시스템에서 프라이버시를 보장하기 위한 장치 및 방법
US20160012065A1 (en) * 2013-09-05 2016-01-14 Hitachi, Ltd. Information processing system and data processing method therefor
CN104750739A (zh) * 2013-12-27 2015-07-01 珠海金山办公软件有限公司 一种用于实现用户组之间共享文档的方法及装置
US10341283B2 (en) 2016-03-21 2019-07-02 Facebook, Inc. Systems and methods for providing data analytics for videos based on a tiered architecture
JP2017182122A (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 コニカミノルタ株式会社 データ提供システム、アクセス権管理装置、データ提供方法、およびコンピュータプログラム
KR101858359B1 (ko) * 2016-10-31 2018-06-28 경일대학교산학협력단 영상 공유를 위한 전자 장치와 그의 동작 방법 및 그를 갖는 시스템
KR20200134544A (ko) 2019-05-22 2020-12-02 라인플러스 주식회사 대화방의 컨텐츠 저작권을 보호하는 방법, 시스템, 및 비-일시적인 컴퓨터 판독가능한 기록 매체

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001016383A (ja) * 1999-04-30 2001-01-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディジタル複合機、画像入出力システム、及びユーザ認証方法
JP2004005189A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Ricoh Co Ltd 文書管理システムおよび文書管理方法
JP2004032530A (ja) * 2002-06-27 2004-01-29 Ntt Comware Corp コンテンツ配信制御装置及びプログラム
JP2004207948A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Fuji Xerox Co Ltd ビデオ閲覧システム
JP2005092713A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Saiko System:Kk データ共有機能を備えるデータベース・サーバ
JP2005173724A (ja) * 2003-12-08 2005-06-30 Fuji Xerox Co Ltd 文書管理システム、ファイルサーバ、文書管理プログラム、文書管理方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6470860A (en) * 1987-09-11 1989-03-16 Fujitsu Ltd Processing system for checking resource access qualification
JP3026286B2 (ja) * 1991-03-29 2000-03-27 富士ゼロックス株式会社 計算機システムの権限管理装置および方法
JPH08147206A (ja) * 1994-11-21 1996-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd データ蓄積システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001016383A (ja) * 1999-04-30 2001-01-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディジタル複合機、画像入出力システム、及びユーザ認証方法
JP2004005189A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Ricoh Co Ltd 文書管理システムおよび文書管理方法
JP2004032530A (ja) * 2002-06-27 2004-01-29 Ntt Comware Corp コンテンツ配信制御装置及びプログラム
JP2004207948A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Fuji Xerox Co Ltd ビデオ閲覧システム
JP2005092713A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Saiko System:Kk データ共有機能を備えるデータベース・サーバ
JP2005173724A (ja) * 2003-12-08 2005-06-30 Fuji Xerox Co Ltd 文書管理システム、ファイルサーバ、文書管理プログラム、文書管理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022091215A1 (ja) 2020-10-27 2022-05-05 Amatelus株式会社 映像配信装置、映像配信システム、映像配信方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008186330A (ja) 2008-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4697468B2 (ja) 利用権限管理装置、コンテンツ共有システム、コンテンツ共有方法、及びコンテンツ共有用プログラム
CN109479062B (zh) 混合云计算系统中的使用跟踪
JP6797290B2 (ja) メッセージングサービス向けのコンテンツ管理機能
CN103595730B (zh) 一种密文云存储方法和系统
US8799822B2 (en) Information processing apparatus, and display control method
US20210218809A1 (en) Dynamic routing of file system objects
US20020144155A1 (en) Digital data system
CN101568919A (zh) 具有分布式存储的联网计算机系统中的单个数据视图
JP2019091477A (ja) 文書管理およびアクセス制御を有する分散データシステム
US20070101437A1 (en) Document managing system, document managing apparatus and document managing method
CN110192198A (zh) 访问存储的资源的安全性
KR970066947A (ko) 공유데이타 파일의 사본 관리방법 및 데이타관리 시스템 및 컴퓨터 시스템
CN101785008A (zh) 用于本地和远程服务的聚集搜索结果
JP2008003847A (ja) 文書利用管理システム、文書管理サーバ及びそのプログラム
CN103562926B (zh) 隔离应用的被代理项目访问
US20140358868A1 (en) Life cycle management of metadata
US20050160296A1 (en) System which enforces policy for virtual private organization and method thereof
CN106021246A (zh) 一种文档管理方法和装置
CN111524005A (zh) 一种基于区块链的handle标识系统及数据处理方法
US7912859B2 (en) Information processing apparatus, system, and method for managing documents used in an organization
JP2011522337A (ja) サーバクラスタに配信されるコンピュータシステムのソフトウェアモジュールの同期化方法、同期化システムおよびデータストレージへの適用
JP2004054779A (ja) アクセス権管理システム
JP2005332049A (ja) ポリシ変換方法、ポリシ移行方法およびポリシ評価方法
CN109033788B (zh) 一种基于区块链技术的证书管理方法和装置
US8806217B2 (en) Functionality watermarking and management

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101213

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110215

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees