JP4696992B2 - 外燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、作動液体の蒸気の体積変動によって生じる作動液体の変位を機械的エネルギに変換して出力する外燃機関に関する。
従来、外燃機関の一つとして、容器内に作動液体を封入し、容器内の作動液体の一部を被加熱部で加熱して気化させると共に、その気化した作動液体の蒸気を被冷却部で冷却して液化させることで、作動液体の蒸気の体積変動によって生じる作動液体の変位を機械的エネルギに変換して出力するように構成されたものが特許文献1にて開示されている。
この従来技術では、容器の内部圧力を検出する圧力センサと、容器のうち作動液体が気化する被加熱部の温度を検出する温度センサと、容器内の作動液体を大気中に排出するバルブと、バルブの開閉制御をおこなう制御装置とを備えている。
そして、容器の内部圧力が被加熱部の温度での作動液体の飽和蒸気圧以上になったときに容器内の作動液体の一部を大気中に排出して作動液体の体積を減少させることにより、容器の内部圧力が作動液体の飽和蒸気圧を超えないように制御している。
これにより、容器の内部圧力が作動液体の飽和蒸気圧を超えて一部の蒸気が凝縮・液化することを抑制して、外燃機関の出力および効率の低下を抑制している(後述の図3(c)を参照)。
特開2005−330910号公報
ところで、本発明者の実験によると、容器の内部圧力のピーク値が作動液体の飽和蒸気圧より低く、かつ、作動液体の飽和蒸気圧にできるだけ近いときに外燃機関の出力および効率が最も高くなることがわかった(後述の図3(b)を参照)。
しかし、この従来技術では、一度減少させた作動液体の体積を再び増加させることができないので、被加熱部の温度が上昇して作動液体の飽和蒸気圧が上昇すると容器の内部圧力のピーク値が作動液体の飽和蒸気圧よりも低くなり過ぎて外燃機関の出力および効率が低下してしまうという問題がある。
また、この従来技術では、被加熱部の温度あるいは容器のうち作動液体の蒸気が液化する被冷却部の温度が変動すると、作動液体の温度が変動するので熱膨張および熱収縮によって作動液体の体積が変動するが、このように作動液体の体積が変動すると外燃機関の出力および効率が低下してしまうという問題がある(後述の図5を参照)。
本発明は、上記点に鑑み、容器の内部圧力のピーク値の変動、作動液体の飽和蒸気圧の変動、あるいは作動液体の体積変動に伴う外燃機関の性能(出力および効率)の低下を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、作動液体(12)が流動可能に封入された容器(11)と、
容器(11)内の作動液体(12)を加熱して気化させる加熱器(13)と、
加熱器(13)で加熱されて気化した作動液体(12)の蒸気を冷却して液化させる冷却器(14)とを備え、
蒸気の体積変動によって生じる作動液体(12)の変位を機械的エネルギに変換して出力する外燃機関であって、
圧力調整用液体(18)が封入され、容器(11)と連通する圧力調整用容器(16)と、
圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)を調整する圧力調整手段(19)と、
内部圧力(Pt)が容器のうち作動液体(12)が気化する被加熱部(11a)の温度(T1)での作動液体(12)の飽和蒸気圧(Ps1)よりも大きいときには内部圧力(Pt)を低下させ、内部圧力(Pt)が飽和蒸気圧(Ps1)よりも小さいときには内部圧力(Pt)を上昇させるように圧力調整手段(19)を制御する制御手段(21)とを備えていることを第1の特徴とする。
これによると、圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)が被加熱部(11a)の温度(T1)での作動液体(12)の飽和蒸気圧(Ps1)よりも大きいときには内部圧力(Pt)を低下させ、内部圧力(Pt)が飽和蒸気圧(Ps1)よりも小さいときには内部圧力(Pt)を上昇させるように、制御手段(21)が圧力調整手段(19)を制御するので、圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)のピーク値(Pt1)を被加熱部(11a)の温度(T1)での作動液体(12)の飽和蒸気圧(Ps1)に近づけることができる。
そして、容器(11)が圧力調整用容器(16)と連通しているので、容器(11)の内部圧力(Pc)を圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)に追従させることができる。
このため、容器(11)の内部圧力(Pc)のピーク値(Pc1)を被加熱部(11a)の温度(T1)での作動液体(12)の飽和蒸気圧(Ps1)に近づけることができる。この結果、外燃機関の運転状態を常に理想的な状態に近づけることができるので、飽和蒸気圧(Ps1)の変動や容器(11)の内部圧力(Pc)のピーク値(Pc1)の変動に伴う外燃機関の性能(出力および効率)の低下を防止できる。
また、本発明は、作動液体(12)が流動可能に封入された容器(11)と、
容器(11)内の作動液体(12)を加熱して気化させる加熱器(13)と、
加熱器(13)で加熱されて気化した作動液体(12)の蒸気を冷却して液化させる冷却器(14)とを備え、
蒸気の体積変動によって生じる作動液体(12)の変位を機械的エネルギに変換して出力する外燃機関であって、
圧力調整用液体(18)が封入され、容器(11)と連通する圧力調整用容器(16)と、
圧力調整用容器(16)と容器(11)との連通部(17)に配置された絞り手段(30)と、
圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)を調整する圧力調整手段(19、32、46、55)と、
圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)が目標値(Pc0)よりも大きいときには内部圧力(Pt)を低下させ、内部圧力(Pt)が目標値(Pc0)よりも小さいときには内部圧力(Pt)を上昇させるように圧力調整手段(19、32、46、55)を制御する制御手段(21)とを備えていることを第2の特徴とする。
これによると、圧力調整用容器(16)と容器(11)との連通部(17)に絞り手段(30)を配置しているので、圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)が容器(11)の内部圧力(Pc)の周期的な変動に追従して変動することを抑制して、圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)が容器(11)の内部圧力(Pc)の平均値(Pca)とほぼ等しい圧力で安定させることができる。
そして、圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)が目標値(Pc0)よりも大きいときには圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)を低下させ、圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)が目標値(Pc0)よりも小さいときには圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)を上昇させるように、制御手段(21)が圧力調整手段(19、32、46、55)を制御するので、圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)を目標値(Pc0)に近づけることができる。
すると、容器(11)の内部圧力(Pc)の平均値(Pca)が圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)に追従するので、容器(11)の内部圧力(Pc)の平均値(Pca)を目標値(Pc0)に近づけることができる。この結果、飽和蒸気圧(Ps1)の変動や容器(11)の内部圧力(Pc)のピーク値(Pc1)の変動に伴う外燃機関の性能(出力および効率)の低下を防止できる。
本発明は、具体的には、制御手段(21)が、容器のうち作動液体(12)が気化する被加熱部(11a)の温度(T1)での作動液体(12)の飽和蒸気圧(Ps1)と、容器のうち作動液体(12)の蒸気が液化する被冷却部(11b)の温度(T2)での作動液体(12)の飽和蒸気圧(Ps2)との中間値を目標値(Pc0)として設定する。
これにより、目標値(Pc0)を理想平均値(Pci)(後述の図3(a)を参照)に近い値に設定できるので、外燃機関の運転状態を常に理想的な状態に近づけることができるので、飽和蒸気圧(Ps1)の変動や容器(11)の内部圧力(Pc)のピーク値(Pc1)の変動に伴う外燃機関の性能(出力および効率)の低下をより防止できる。
また、本発明は、具体的には、圧力調整手段を圧力調整用容器(16)内で往復運動するピストン機構(19)で構成できる。
本発明は、より具体的には、前記圧力調整用容器(16)には、気体(100)が前記圧力調整用液体(18)とともに封入されている。
これによると、周知のように気体の圧縮率は液体の圧縮率よりも高いので、前記圧力調整用容器(16)内に前記圧力調整用液体(18)のみが充満している場合と比較して、ピストン機構(19)の変位量に対する圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)の変化量を抑制することができる。このため、圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)の微調整を容易化できる。
また、本発明は、具体的には、圧力調整手段を圧力調整用容器(16)から圧力調整用液体(18)を吸入するとともに圧力調整用容器(16)へ圧力調整用液体(18)を吐出するポンプ機構(32)で構成できる。
また、本発明は、具体的には、圧力調整手段を圧力調整用液体(18)を加熱して気化させる加熱手段(46、55)で構成できる。
なお、この場合においては、圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)を圧力センサ等によって直接検出してもよいし、温度センサ等によって検出される加熱手段(46、55)の温度と圧力調整用液体(18)の蒸気圧曲線とに基づいて圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)を算出してもよい。
本発明は、より具体的には、圧力調整用液体(18)のうち少なくとも一部分が沸騰状態に維持されるように圧力調整用容器(16)および加熱手段(46、55)が構成されている。
これによると、圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)を圧力調整用液体(18)の飽和蒸気圧と同一圧力に維持できるので、圧力調整用液体(18)の温度を調整することによって圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)を所望の圧力に確実に調整することができる。
また、本発明は、より具体的には、加熱手段(46)を圧力調整用容器(16)の外面に配置された電気ヒータ(46a)と、電気ヒータ(46a)の温度を調整する温度調整器(47)とで構成できる。
本発明は、より具体的には、制御手段(21)が、少なくとも電気ヒータ(46a)に入力される電力量(Q3)と、電気ヒータ(46a)によって加熱される前の圧力調整用容器(16)の温度と、圧力調整用液体(18)の蒸気圧曲線とに基づいて内部圧力(Pt)を算出する。
これによると、圧力センサや温度センサを用いることなく圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)を算出できるので、圧力センサを圧力調整用容器(16)内に挿入したり、電気ヒータ(46a)によって加熱されて高温になる部位に温度センサを配置する必要がない。
このため、圧力調整用容器(16)内の圧力調整用液体(18)が圧力センサ部から洩れるという不具合や、温度センサが電気ヒータ(46a)の高熱によって損傷するという不具合を回避できる。
また、本発明は、より具体的には、加熱手段(55)を高温ガスを熱源として圧力調整用液体(18)を加熱する圧力調整用加熱器(53)と、制御手段(21)によって制御され、高温ガスの流量(mg)を調整する流量調整手段(54)とで構成できる。
本発明は、より具体的には、制御手段(21)が、少なくとも圧力調整用容器(16)を加熱する前の高温ガスの温度(Tgi)と、圧力調整用容器(16)を加熱した後の高温ガスの温度(Tgo)と、流量(mg)と、容器のうち作動液体(12)の蒸気が液化する被冷却部(11b)の温度(T2)と、圧力調整用液体(18)の蒸気圧曲線とに基づいて内部圧力(Pt)を算出するようにしてもよい。
また、本発明は、作動液体(12)が流動可能に封入された容器(11)と、
容器(11)内の作動液体(12)を加熱して気化させる加熱器(13)と、
加熱器(13)で加熱されて気化した作動液体(12)の蒸気を冷却して液化させる冷却器(14)とを備え、
蒸気の体積変動によって生じる作動液体(12)の変位を機械的エネルギに変換して出力する外燃機関であって、
圧力調整用液体(18)が封入され、容器(11)と連通する圧力調整用容器(16)と、
圧力調整用液体(18)を加熱して気化させる加熱手段(53)と、
圧力調整用容器(16)と容器(11)との連通部(17)に配置された絞り手段(30)とを備え、
圧力調整用液体(18)のうち少なくとも一部分が沸騰状態に維持されるように圧力調整用容器(16)および加熱手段(46、55)が構成されており、
さらに、圧力調整用容器(16)のうち圧力調整用液体(18)が気化する高温部(48)の温度(Th)が、容器のうち作動液体(12)が気化する被加熱部(11a)の温度(T1)と、容器のうち作動液体(12)の蒸気が液化する被冷却部(11b)の温度(T2)との中間値になる熱抵抗をもつように、圧力調整用容器(16)が構成されていることを第3の特徴とする。
これによると、圧力調整用容器(16)と容器(11)との連通部(17)に絞り手段(30)を配置しているので、圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)が容器(11)の内部圧力(Pc)の平均値(Pca)とほぼ等しい圧力で安定させることができる。
また、圧力調整用液体(18)のうち少なくとも一部分が沸騰状態に維持されるので、圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)を圧力調整用液体(18)の飽和蒸気圧と同一圧力に維持できる。このため、圧力調整用液体(18)の温度を調整することによって圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)を所望の圧力に確実に調整することができる。
そして、高温部(48)の温度(Th)が被加熱部(11a)の温度(T1)と被冷却部(11b)の温度(T2)との中間値になるので、圧力調整用液体(18)の温度を被加熱部(11a)の温度(T1)と被冷却部(11b)の温度(T2)との中間値にすることができる。
このため、圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)を常に被加熱部(11a)の温度(T1)での作動液体(12)の飽和蒸気圧(Ps1)と、被冷却部(11b)の温度(T2)での作動液体(12)の飽和蒸気圧(Ps2)との中間値にすることができる。換言すれば、圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)を常に理想平均値(Pci)に近づけることができる。
すると、容器(11)の内部圧力(Pc)の平均値(Pca)が圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)に追従するので、容器(11)の内部圧力(Pc)の平均値(Pca)を常に理想平均値(Pci)に近づけることができる。
この結果、簡素な構造にて外燃機関の運転状態を常に理想的な状態に近づけることができるので、コストの上昇を抑制しつつ、飽和蒸気圧(Ps1)の変動や容器(11)の内部圧力(Pc)のピーク値(Pc1)の変動に伴う外燃機関の性能(出力および効率)の低下をより防止できる。
本発明は、具体的には、加熱手段(53)の熱源を高温ガスにしてもよい。
本発明は、より具体的には、高温ガスを、容器のうち作動液体(12)が気化する被加熱部(11a)の熱源としても用いれば、エネルギー効率を向上することができる。
また、本発明は、より具体的には、加熱手段(56)を被加熱部(11a)よりも高温ガスの流れ方向下流側に配置すれば、エネルギー効率をより向上することができる。
また、本発明は、具体的には、被加熱部(11a)の熱を加熱手段(56)に伝導する熱伝導手段(61)を備えてもよい。
本発明は、具体的には、圧力調整用容器(16)には、圧力調整用液体(18)が気化すると圧力調整用容器(16)の容積を増加させる容積調整機構(70、72、73)が設けられている。
これによると、圧力調整用液体(18)が気化して圧力調整用液体(18)の蒸気(50)の体積が膨張すると、圧力調整用容器(16)の容積が増加するので、蒸気(50)の体積膨張を吸収することができる。このため、圧力調整用容器(16)内に圧力調整用液体(18)が気化するために必要な空間を確保できるので、蒸気(50)の体積膨張によって圧力調整用液体(18)の気化が妨げられることを回避できる。
さらに、蒸気(50)の体積膨張を吸収することにより、圧力調整用容器(16)と容器(11)の間での圧力調整用液体(18)もしくは作動液体(12)の流出入を抑制することができる。このため、このような圧力調整用液体(18)の流出入によって圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)が大幅に変動することを抑制できるので、圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)の大幅な変動によって外燃機関の動作が不安定になることを防止できる。
本発明は、より具体的には、容積調整機構を、圧力調整用容器(16)内に配置され、圧力調整用液体(18)が気化すると圧縮して体積が減少する塊状弾性部材(70)で構成できる。
また、本発明は、より具体的には、圧力調整用容器(16)内の空間を、圧力調整用液体(18)が封入される第1空間と、気体(72b)が封入される第2空間とに仕切る仕切板(72a)が、圧力調整用容器(16)内に摺動可能に配置されており、
圧力調整用液体(18)が気化すると、仕切板(72a)が第2空間側に押圧され、気体(72b)が圧縮されるようになっており、
容積調整機構(72)を仕切板(72a)と気体(72b)とで構成できる。
また、本発明は、より具体的には、圧力調整用容器(16)内の空間を、圧力調整用液体(18)が封入される第1空間と、弾性部材(74)が封入される第2空間とに仕切る仕切板(72a)が、圧力調整用容器(16)内に摺動可能に配置されており、
圧力調整用液体(18)が気化すると、仕切板(72a)が第2空間側に押圧され、弾性部材(74)が圧縮されるようになっており、
容積調整機構(73)を仕切板(72a)と弾性部材(74)とで構成してもよい。
また、本発明は、具体的には、圧力調整用容器(16)には、圧力調整用液体(18)が気化すると圧力調整用液体(18)の温度を低下させる温度調整機構(75)が設けられている。
これによると、圧力調整用液体(18)が気化して圧力調整用液体(18)の蒸気(50)の体積が膨張すると、圧力調整用液体(18)の温度が低下して圧力調整用液体18が熱収縮する。このため、蒸気(50)の体積膨張を吸収することができる。
また、本発明は、作動液体(12)が流動可能に封入された容器(11)と、
容器(11)内の作動液体(12)を加熱して気化させる加熱器(13)と、
加熱器(13)で加熱されて気化した作動液体(12)の蒸気を冷却して液化させる冷却器(14)とを備え、
蒸気の体積変動によって生じる作動液体(12)の変位を機械的エネルギに変換して出力する外燃機関であって、
圧力調整用液体(18)が封入され、容器(11)と連通する複数の圧力調整用容器(37、38)と、
複数の圧力調整用容器(37、38)内をそれぞれ異なる圧力に加圧する加圧手段(41、42)と、
複数の圧力調整用容器(37、38)と容器(11)との連通部(39、40)をそれぞれ開閉する複数の開閉弁(43、44)と、
容器(11)の内部圧力(Pc)の平均値(Pca)が目標値(Pc0)よりも低いときには複数の圧力調整用容器(37、38)のうち内部圧力(Pt)が目標値(Pc0)よりも高くかつ目標値(Pc0)に最も近い圧力調整用容器の連通部のみを開け、平均値(Pca)が目標値(Pc0)よりも高いときには複数の圧力調整用容器(37、38)のうち内部圧力(Pt)が目標値(Pc0)よりも低くかつ目標値(Pc0)に最も近い圧力調整用容器の連通部のみを開けるように、複数の開閉弁(43、44)を制御する制御手段(21)とを備えていることを第4の特徴とする。
これにより、容器(11)の内部圧力(Pc)の平均値(Pca)を目標値(Pc0)に近づけることができるので、飽和蒸気圧(Ps1)の変動や容器(11)の内部圧力(Pc)のピーク値(Pc1)の変動に伴う外燃機関の性能(出力および効率)の低下を防止できる。
本発明は、具体的には、圧力調整用液体(18)が作動液体(12)と同一液体であってもよい。
また、本発明は、具体的には、圧力調整用容器(16、37、38)には、気体(100)が圧力調整用液体(18)とともに封入されている。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図7に基づいて説明する。図1は本発明に係る外燃機関10及び発電機1からなる発電装置の概略構成を表す構成図である。
図1に示す如く、本実施形態の外燃機関10は、永久磁石が埋設された可動子2を振動変位させることによって起電力を発生する発電機1を駆動するためのものであり、作動液体(本実施形態では水)12が流動可能に封入された容器11と、容器11内の作動液体12を加熱して気化する加熱器13と、加熱器13にて加熱されて気化した作動液体12の蒸気を冷却する冷却器14とを備える。
本実施形態の加熱器13は高温ガス(例えば、自動車の排気ガス)と熱交換するものであるが、加熱器13を電気ヒータで構成してもよい。また、本実施形態の冷却器14には冷却水が循環するようになっている。図示を省略しているが、冷却水が作動液体12の蒸気から奪った熱を放熱する放熱器が、冷却水の循環回路中に配置されている。
容器11のうち加熱器13と接触する部位である被加熱部11a及び冷却器14と接触する部位である被冷却部11bは熱伝導率に優れた材料とすることが望ましく、本実施形態では、被加熱部11a及び被冷却部11bを銅又はアルミニウム製としている。
一方、容器11のうち被加熱部11aと被冷却部11bとの中間部11cを断熱性に優れたステンレス製としている。なお、容器11のうち被冷却部11bよりも発電機1側の部位も断熱性に優れたステンレス製としている。
そして、容器11は、屈曲部11dが最下部に位置するように第1、2直線部11e、11fを有する略U字状に形成されたパイプ状の圧力容器であり、容器11のうち屈曲部11dを挟んで水平方向一端側(紙面右側)の第1直線部11eには、加熱器13が冷却器14より上方側に位置するように加熱器13及び冷却器14が設けられている。
図示を省略しているが、作動液体12が気化する空間を確保するために、第1直線部11eの上端部には所定体積の気体が封入されている。この気体は例えば空気であってもよいし、作動液体12の純粋な蒸気でもよい。
一方、容器11のうち屈曲部11dを挟んで水平方向他端側(紙面左側)の第2直線部11fの上端部には、作動液体から圧力を受けて変位するピストン15がシリンダ部15aに摺動可能に配置されている。
なお、ピストン15は可動子2のシャフト2aに連結されており、可動子2を挟んでピストン15と反対側には、可動子2をピストン15側に押圧する弾性力を発生させる弾性手段をなすバネ3が設けられている。
容器11のうち屈曲部11dは、容器11の内部圧力(以下、この圧力を容器内圧力と呼ぶ。)Pcを調整する圧力調整用容器16と連絡配管17を介して連通している。なお、連絡配管17は本発明における連通部に該当するものである。
この圧力調整用容器16内には圧力調整用液体18および気体100が充満している。本実施形態では、圧力調整用容器16を屈曲部11dよりも上方に配置しており、圧力調整用液体18を作動液体12と同様に水としている。
気体100としては圧力調整用液体18に難溶性を示す気体を用いるのが好ましく、本例では、気体100として、水に難溶性を示すヘリウムを用いている。なお、圧力調整用容器16内を圧力調整用液体18のみで充満させてもよい。
この圧力調整用容器16および連絡配管17は断熱性に優れた材料とすることが望ましく、本実施形態では、圧力調整用液体18を水としているので、圧力調整用容器16および連絡配管17をステンレス製としている。
圧力調整用容器16の内部圧力(以下、この圧力を調整容器内圧力と呼ぶ。)Ptを調整する圧力調整手段をなすピストン機構19が圧力調整ピストン19aと電動アクチュエータ19bとで構成されている。
圧力調整ピストン19aは圧力調整用容器16内の上端部に配置されており、この圧力調整ピストン19aは圧力調整用容器16外部の電動アクチュエータ19bによって上下方向に往復駆動されるようになっている。
次に、本実施形態における電子制御部の概要を説明すると、制御装置21はCPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータと、その周辺回路にて構成されるものであり、本発明における制御手段に該当するものである。
制御装置21には、ピストン機構19の制御のために、被加熱部11aの温度(以下、この温度を被加熱部温度と呼ぶ。)T1を検出する被加熱部温度センサ22、調整容器内圧力Ptを検出する調整容器内圧力センサ23から検出信号が入力される。制御装置21はこの各センサ22、23からの検出信号に基づいて電動アクチュエータ19bを駆動制御するようになっている。
次に、上記構成における作動を図2に基づいて説明する。加熱器13及び冷却器14を動作させると、まず加熱器13により被加熱部11a内の作動液体(水)12が加熱されて気化し、被加熱部11a内に高温・高圧の作動液体12の蒸気が蓄積されて、第1直線部11e内の作動液体12の液面を押し下げる。すると、容器11内に封入された作動液体12は、第1直線部11eから第2直線部11f側に変位して、発電機1側のピストン15を押し上げる。
また、容器11の第1直線部11e内の作動液体12の液面が被冷却部11bまで下がり、被冷却部11b内に作動液体12の蒸気が進入すると、この蒸気が冷却器14により冷却されて液化されるため、第1直線部11e内の作動液体12の液面を押し下げる力が消滅し、第1直線部11e側の液面が上昇する。この結果、作動液体12の蒸気の膨張によって一旦押し上げられた発電機1側のピストン15は下降する。
そして、こうした動作は、加熱器13及び冷却器14の動作を停止させるまで繰り返し実行され、その間、容器11内の作動液体12は周期的に変位(いわゆる自励振動)して、発電機1の可動子2を上下動させることになる。
ところで、本発明者は実験および解析を通じて、容器内圧力Pcのピーク値Pc1と外燃機関10の性能(出力および効率)との関係について次のような知見を得ている。
図3(a)は外燃機関10の一状態におけるPV線図を示すものである。このPV線図の横軸は、容器11とピストン15とで囲まれた空間の容積(以下、この容積をピストン容積と呼ぶ。)であり、このピストン容積はピストン15の往復運動に伴い変動する。後述する図3(b)、(c)に示すPV線図の横軸も同様である。
図3(a)は、容器内圧力Pcのピーク値Pc1が被加熱部温度T1での作動液体12の飽和蒸気圧Ps1よりも低く、かつ、飽和蒸気圧Ps1にできるだけ近くなっている状態におけるPV線図である。このとき、外燃機関10は1周期当たりの仕事量が最も大きくなって、外燃機関10の性能(出力および効率)が最も高くなる理想的な状態になっている。
一方、図3(b)は、ピーク値Pc1が飽和蒸気圧Ps1よりも著しく低いときのPV線図を示している。この状態では、1周期当たりの仕事量が小さくなるので、外燃機関10の性能(出力および効率)が低下する。
また、図3(c)は、ピーク値Pc1が飽和蒸気圧Ps1よりも高いときのPV線図を示している。つまり、被加熱部温度T1が高くなると、ピストン15が下死点(図1では最上位置)に位置してピストン容積が最大となっている状態でも、加熱器12内には高温の蒸気が存在するようになる。
このとき、ピストン15が下死点から上死点(図1では最下位置)に向かって移動し、ピストン容積が減少すると、作動液体12の蒸気が圧縮されて容器内圧力Pcが上昇し、また、作動液体12が被加熱部11aに進入して加熱されて気化するので、容器内圧力Pcがさらに上昇する。この結果、ピーク値Pc1が飽和蒸気圧Ps1を超えてしまう。
このようにピーク値Pc1が飽和蒸気圧Ps1よりも高い状態では、ピーク値Pc1が飽和蒸気圧Ps1よりも高くなるために作動液体12の蒸気の一部が凝縮して液化してしまう。このため、ピストン15を下降させる仕事、換言すれば、マイナスの仕事をしてしまうので、外燃機関10の性能(出力および効率)が低下してしまう。
したがって、外燃機関10の性能(出力および効率)を最も引き出すためには、容器内圧力Pcのピーク値Pc1を常に被加熱部温度T1での作動液体12の飽和蒸気圧Ps1よりも低く、かつ、飽和蒸気圧Ps1にできるだけ近くなっている状態に維持すればよいのである。
しかし、周知のように、被加熱部温度T1が変動すると作動液体12の飽和蒸気圧Ps1が変動する(後述の図7を参照)。また、容器内圧力Pcのピーク値Pc1は、被加熱部温度T1および被冷却部11bの温度(以下、この温度を被冷却部温度と呼ぶ。)T2の変動や、容器11からの作動液体12の洩れに伴い変化する。
すなわち、加熱器13の熱源である高温ガスの温度および冷却器14を循環する冷却水の温度の低下により被加熱部温度T1および被冷却部温度T2が低下して液相の作動液体12の温度が低下すると液相の作動液体12が熱収縮して液相の作動液体12の体積が減少する。また、容器11から作動液体12が少しずつ洩れることによっても液相の作動液体12の体積が減少する。
液相の作動液体12の体積が減少すると、図4(a)に示すように、ピストン15が上死点(図1では最下位置)に位置してピストン容積が最小となっている状態でも、液相の作動液体12が被加熱部11a内に十分に進入できなくなる。
このため、被加熱部11a内における作動液体12の気化が抑制されてしまうので、容器内圧力Pcのピーク値Pc1が低下する。
一方、被加熱部温度T1および被冷却部温度T2が上昇すると液相の作動液体12が熱膨張して液相の作動液体12の体積が増加する。液相の作動液体12の体積が増加すると、図4(b)に示すように、ピストン15が下死点(図1では最上位置)に位置してピストン容積が最大となっている状態でも、作動液体12の蒸気が被冷却部11b内に十分に進入できなくなる。
このため、被冷却部11b内における作動液体12の蒸気の液化が抑制されてしまうので、容器内圧力Pcのピーク値Pc1が上昇する。
図5は、作動液体12の体積と外燃機関10の効率との関係を示すグラフである。なお、図示を省略しているが、作動液体12の体積と外燃機関10の出力との関係も図5と同様である。
図5からわかるように、作動液体12の体積が所定の体積V1になっているとき、外燃機関10の性能(出力および効率)が最も高くなる。なお、このときのPV線図は図3(a)のようになっている。
一方、作動液体12の体積が所定の体積V1より小さい体積V2になっているときにはPV線図が図3(b)のようになり、外燃機関10の性能(出力および効率)が低下する。また、作動液体12の体積が所定の体積V1より大きい体積V3になっているときにはPV線図が図3(c)のようになり、外燃機関10の性能(出力および効率)が低下する。
そこで、本実施形態では、外燃機関10の運転時に、容器内圧力Pcのピーク値Pc1が被加熱部温度T1での作動液体12の飽和蒸気圧Ps1よりも低く、かつ、飽和蒸気圧Ps1にできるだけ近くなるように、被加熱部温度T1の変動に応じて容器内圧力Pcを調整することによって、飽和蒸気圧Ps1の変動や容器内圧力Pcのピーク値Pc1の変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を抑制する。
図6は、本実施形態における制御の概要を示すブロック線図である。まず、被加熱部温度T1と図7に示す作動液体12の蒸気圧曲線とに基づいて、被加熱部温度T1での作動液体12の飽和蒸気圧Ps1を算出する。
そして、調整容器内圧力Ptのピーク値Pt1が飽和蒸気圧Ps1よりも低いときには、電動アクチュエータ19bが圧力調整ピストン19aを押し出して圧力調整用容器16の容積を減少させる。これにより圧力調整用液体18が圧縮されて調整容器内圧力Ptが上昇するので、調整容器内圧力Ptのピーク値Pt1も上昇する。
一方、調整容器内圧力Ptのピーク値Pt1が飽和蒸気圧Ps1よりも高いときには、電動アクチュエータ19bが圧力調整ピストン19aを引き込んで圧力調整用容器16の容積を増加させる。これにより圧力調整用液体18が膨張して調整容器内圧力Ptが低下するので、ピーク値Pt1も低下する。
ここで、容器11は圧力調整用容器16と連絡配管17を介して連通しているので、容器内圧力Pcが調整容器内圧力Ptに追従する。このため、容器内圧力Pcのピーク値Pc1を被加熱部温度T1での作動液体12の飽和蒸気圧Ps1に近づけることができる。
この結果、外燃機関10の運転状態を常に理想的な状態に近づけることができるので、飽和蒸気圧Ps1の変動や容器内圧力Pcのピーク値Pc1の変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を防止できる。
ところで、周知のように液体の圧縮率は気体の圧縮率よりも低いので、圧力調整用容器18内が圧力調整用液体18のみで充満されていると、圧力調整ピストン19aの変位量に対する調整容器内圧力Ptの変化量が大きくなりすぎて、調整容器内圧力Ptの微調整がしづらい。
そこで、本実施形態では、圧力調整用容器18に圧力調整用液体18のみならず、圧力調整用液体18よりも圧縮率が高い気体100を封入しているので、圧力調整ピストン19aの変位量に対する調整容器内圧力Ptの変化量を抑制することができる。このため、調整容器内圧力Ptの微調整を容易化できる。
なお、本実施形態では、圧力調整用容器16内の圧力調整用液体18を作動液体12と同じ水にしているが、圧力調整用液体18として作動液体12よりも圧縮率が低い液体、例えば液体金属等を用いてもよい。
この場合には、圧力調整用液体18を作動液体12と同一液体にする場合よりも調整容器内圧力Ptの微調整がしづらいというデメリットがあるものの、圧力調整ピストン19aの変位量を小さくできるので、外燃機関10の体格を小型化できるというメリットがある。
なお、圧力調整用液体18として液体金属を用いる場合には、液体金属の比重が作動液体(水)12の比重よりも重いので、圧力調整用容器16を屈曲部11dよりも下方に配置することによって圧力調整用液体18が作動液体12と混合してしまうことを回避するのがよい。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、容器内圧力Pcのピーク値Pc1を飽和蒸気圧Ps1よりも低く、かつ、飽和蒸気圧Ps1にできるだけ近くすることにより飽和蒸気圧Ps1の変動や容器内圧力Pcのピーク値Pc1の変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を防止しているが、本第2実施形態では、容器内圧力Pcの平均値Pcaを目標値Pc0に近づけることにより飽和蒸気圧Ps1の変動や容器内圧力Pcのピーク値Pc1の変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を抑制する。
ここで、容器内圧力Pcの平均値Pcaとは、作動液体12が1周期、自励振動する間における容器内圧力Pcの平均値Pcaのことを言い、目標値Pc0とは、外燃機関10の性能(出力および効率)が最も高くなる理想的な状態における容器内圧力Pcの平均値(図3(a)を参照。以下、この平均値を理想平均値と呼ぶ。)Pciに近似した値のことを言う。
図8は本実施形態による発電装置の概略構成を表す構成図である。本実施形態では、連絡配管17には容器内圧力Pcが圧力調整用容器16内に伝播するのを抑制する絞り部30が形成されている。この絞り部30では連絡配管17の流路径が縮小されている。このため、調整容器内圧力Ptが容器内圧力Pcの周期的な変動に追従して変動することが抑制されるので、容器内圧力Pcの平均値Pcaとほぼ等しい圧力で安定する。
また、制御装置21には、目標値Pc0を設定するために、被冷却部11bの温度(以下、この温度を被冷却部温度と呼ぶ。)T2を検出する被冷却部温度センサ31からの検出信号が入力される。
図9は、本実施形態における容器内圧力Pcの制御の概要を示すブロック線図である。本実施形態では、被冷却部温度T2と図7に示す作動液体12の蒸気圧曲線とに基づいて、被冷却部温度T2での作動液体12の飽和蒸気圧Ps2を算出する。なお、被冷却部温度T2での作動液体12の飽和蒸気圧Ps2は、容器内圧力Pcの1周期中の最低値Pc2(図3(a)〜(c)を参照)と同一値になる。
次に、被加熱部温度T1での作動液体12の飽和蒸気圧Ps1と被冷却部温度T2での作動液体12の飽和蒸気圧Ps2とに基づいて目標値Pc0を算出する。本実施形態では、目標値Pc0を被加熱部温度T1での作動液体12の飽和蒸気圧Ps1と被冷却部温度T2での作動液体12の飽和蒸気圧Ps2との中間値、より具体的には略平均値としている。
そして、調整容器内圧力Ptが目標値Pc0よりも低いときには、電動アクチュエータ19bが圧力調整ピストン19aを押し出して圧力調整用容器16の容積を減少させる。これにより圧力調整用液体18が圧縮されて調整容器内圧力Ptが上昇する。
一方、調整容器内圧力Ptが目標値Pc0よりも高いときには、圧力調整ピストン19aを引き込んで圧力調整用容器16の容積を減少させる。これにより圧力調整用液体18が膨張して調整容器内圧力Ptが低下する。
すると、容器内圧力Pcの平均値Pcaも調整容器内圧力Ptに追従するので、容器内圧力Pcの平均値Pcaが目標値Pc0に近づく。換言すれば、容器内圧力Pcの平均値Pcaが理想平均値Pciに近づく。
この結果、外燃機関10の運転状態を常に理想的な状態に近づけることができるので、飽和蒸気圧Ps1の変動や容器内圧力Pcのピーク値Pc1の変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を防止できる。
ところで、上記第1実施形態では、調整容器内圧力Ptのピーク値Pt1を検出しているが、調整容器内圧力Ptがピーク値Pt1になる時間はごく短時間である。このため、調整容器内圧力Ptを検出する調整容器内圧力センサ23のセンシング周期が非常に短くなってしまう。
これに対して、本実施形態では、上述のように調整容器内圧力Ptが容器内圧力Pcに追従して変動することなく、容器内圧力Pcの平均値Pcaとほぼ等しい圧力で安定するようになっている。このため、調整容器内圧力Ptを検出する調整容器内圧力センサ23のセンシング周期を上記第1実施形態と比較して長くすることができる。
この結果、調整容器内圧力Ptの検出を上記第1実施形態と比較して容易化できるので、外燃機関10の性能(出力および効率)を上記第1実施形態と比較して容易に向上できる。
(第3実施形態)
上記第2実施形態では、圧力調整用容器16の容積を増減することにより調整容器内圧力Ptを目標値Pc0に近づけているが、本第3実施形態では、図10に示すように、圧力調整用容器16内の圧力調整用液体18の体積を増減することにより調整容器内圧力Ptを目標値Pc0に近づける。
図10は本実施形態による発電装置の概略構成を表す構成図である。本実施形態では、上記第2実施形態に対して、圧力調整手段をピストン機構19の代わりにポンプ機構32で構成している。このポンプ機構32はポンプ32a、吸入側配管33、吐出側配管34、吸入側開閉弁35および吐出側開閉弁36で構成されている。
圧力調整用容器16内の圧力調整用液体18を吸入して内部に貯留するとともに、内部に貯留した圧力調整用液体18を圧力調整用容器16へ吐出するポンプ32aは、吸入側配管33および吐出側配管34を介して圧力調整用容器16に接続されている。
吸入側配管33には吸入側開閉弁35が配置されており、吸入側開閉弁35が開くと圧力調整用容器16内の圧力調整用液体18がポンプ32aによって吸入されポンプ32a内部に貯留されるようになっている。
吐出側配管34には吐出側開閉弁36が配置されており、吐出側開閉弁36が開くとポンプ32a内部に貯留された圧力調整用液体18が圧力調整用容器16へ吐出されるようになっている。この両開閉弁35、36の開閉制御は制御装置21によって行われる。
図11は、本実施形態における容器内圧力Pcの制御の概要を示すブロック線図である。本実施形態では、調整容器内圧力Ptが目標値Pc0よりも低いときには、吸入側開閉弁35を閉じるとともに吐出側開閉弁36を開いて作動液体12の体積を増加させる。これにより調整容器内圧力Ptが上昇する。
一方、調整容器内圧力Ptが目標値Pc0よりも高いときには、吸入側開閉弁35を開くとともに吐出側開閉弁36を閉じて圧力調整用容器16内の圧力調整用液体18の体積を減少させる。これにより調整容器内圧力Ptが低下する。
すると、上記第2実施形態と同様に、容器内圧力Pcの平均値Pcaが目標値Pc0に近づく。この結果、外燃機関10の運転状態を常に理想的な状態に近づけることができるので、飽和蒸気圧Ps1の変動や容器内圧力Pcのピーク値Pc1の変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を防止できる。
なお、本実施形態では、上記第2実施形態と同様に、容器内圧力Pcの平均値Pcaを目標値Pc0に近づけることにより飽和蒸気圧Ps1の変動や容器内圧力Pcのピーク値Pc1の変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を防止しているが、上記第1実施形態と同様に、絞り部30を廃止して、容器内圧力Pcのピーク値Pc1を飽和蒸気圧Ps1よりも低く、かつ、飽和蒸気圧Ps1にできるだけ近くすることにより飽和蒸気圧Ps1の変動や容器内圧力Pcのピーク値Pc1の変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を防止してもよい。
(第4実施形態)
上記第3実施形態では、1つの圧力調整用容器16を用いて容器内圧力Pcを調整しているが、本第4実施形態では、図12に示すように、2つの圧力調整用容器37、38を用いて容器内圧力Pcを調整する。
図12は本実施形態による発電装置の概略構成を表す構成図である。本実施形態では、上記第3実施形態における圧力調整用容器16の代わりに、2つの圧力調整用容器37、38をそれぞれ連絡配管39、40を介して配置している。
2つの圧力調整用容器37、38には2つの圧力調整用容器37、38内をそれぞれ異なる圧力に加圧するポンプ41、42がそれぞれ接続され、2つの連絡配管39、40にはそれぞれ開閉弁43、44が配置されている。この2つの開閉弁43、44の開閉制御は制御装置21によって独立して行われる。
また、本実施形態では、調整容器内圧力Ptを検出する調整容器内圧力センサ23が廃止されており、その代わりに、容器内圧力Pcを検出する容器内圧力センサ45からの検出信号が制御装置21に入力されるようになっている。
2つの圧力調整用容器37、38のうち一方の圧力調整用容器37の内部圧力は、ポンプ41によって常に目標値Pc0よりも高い圧力まで加圧されており、他方の圧力調整用容器38の内部圧力は、ポンプ42によって常に目標値Pc0よりも低い圧力まで加圧されている。
図13は、本実施形態における容器内圧力Pcの制御の概要を示すブロック線図である。本実施形態では、容器内圧力Pcの平均値Pcaが目標値Pc0よりも低いときには、一方の圧力調整用容器37側の開閉弁43を開くとともに他方の圧力調整用容器38側の開閉弁44を閉じる。これにより容器内圧力Pcが上昇する。
一方、容器内圧力Pcの平均値Pcaが目標値Pc0よりも高いときには、一方の圧力調整用容器37側の開閉弁43を閉じるとともに他方の圧力調整用容器38側の開閉弁44を開く。これにより容器内圧力Pcが低下する。
すると、上記第3実施形態と同様に、容器内圧力Pcの平均値Pcaが目標値Pc0に近づく。この結果、外燃機関10の運転状態を常に理想的な状態に近づけることができるので、飽和蒸気圧Ps1の変動や容器内圧力Pcのピーク値Pc1の変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を防止できる。
なお、本実施形態では2つの圧力調整用容器37、38内を別個のポンプ41、42によってそれぞれ異なる圧力に加圧しているが、2つの圧力調整用容器37、38内を単一のポンプによってそれぞれ異なる圧力に加圧するようにしてもよい。
また、本実施形態ではそれぞれ異なる圧力に加圧された2つの圧力調整用容器37、38を用いているが、それぞれ異なる圧力に加圧された3つ以上の圧力調整用容器を用いてもよい。
この場合には、3つ以上の圧力調整用容器にそれぞれ開閉弁を設け、容器内圧力Pcの平均値Pcaが目標値Pc0よりも低いときには3つ以上の圧力調整用容器のうち調整容器内圧力が目標値Pc0よりも低くかつ目標値Pc0に最も近い圧力調整用容器の開閉弁のみを開け、容器内圧力Pcの平均値Pcaが目標値Pc0よりも低いときには3つ以上の圧力調整用容器のうち調整容器内圧力が目標値Pc0よりも高くかつ目標値Pc0に最も近い圧力調整用容器の開閉弁のみを開けるようにすればよい。
(第5実施形態)
上記第2実施形態では、圧力調整用容器16の容積を増減することにより調整容器内圧力Ptを目標値Pc0に近づけており、上記第3実施形態では、圧力調整用容器16内の圧力調整用液体18の体積を増減することにより調整容器内圧力Ptを目標値Pc0に近づけている。これに対して、本第5実施形態では、図14に示すように、圧力調整用容器16内の圧力調整用液体18を気化させることにより調整容器内圧力Ptを目標値Pc0に近づける。
図14は本実施形態による発電装置の概略構成を表す構成図である。本実施形態では、上記第2実施形態に対して、圧力調整手段をピストン機構19の代わりに圧力調整用液体18を加熱して気化させる加熱手段46で構成している。
この加熱手段46は、圧力調整用容器16のうち連絡配管17から離れる側(図11では上端側)の部位の外面に密着配置された電気ヒータ46aと、この電気ヒータ46aの温度を調整する温度調整器47とで構成されている。
そして、制御装置21が温度調整器47を制御することにより、電気ヒータ46aから圧力調整用液体18に与えられる熱量Q1が調整される。
本実施形態では、圧力調整用容器16内が圧力調整用液体18のみで充満しているが、上記第1、第2実施形態と同様に、圧力調整用容器16内に気体100を封入してもよい。
図15は、電気ヒータ46aによって圧力調整用容器16が加熱されているときの圧力調整用容器16の温度勾配を示すグラフである。図12に示すように、圧力調整用容器16は、連絡配管17から離れる側の高温部48が、温度勾配が無視できるほど小さく、連絡配管17に近い側の低温部49が高温部48から離れるにつれて温度が低下するような温度勾配が生じる熱伝導構造を有している。なお、図12において、温度Thは高温部48の温度(以下、この温度を高温部温度と呼ぶ。)である。
また、温度Tcは低温部49の連絡配管17側端部における温度(以下、この温度を低温部温度と呼ぶ。)であり、被冷却部温度T2とほぼ同一温度(正確には、被冷却部温度T2よりもわずかに高い温度)になっている。したがって、被冷却部温度T2は圧力調整用液体18の沸点以下になっている。
電気ヒータ46aにより高温部48内の圧力調整用液体18が加熱されて気化し、高温部48内に高温・高圧の蒸気50が蓄積されて、高温部48内の圧力調整用液体18の液面を押し下げる。
一方、低温部49では高温部48から離れるにつれて温度が低下するので、圧力調整用液体18の液面が低温部49まで押し下げられることなく、常に高温部48内に位置している。これにより、圧力調整用液体18が常に高温部48に接触するので、圧力調整用容器16が常に沸騰状態に維持される。このため、調整容器内圧力Ptを常に高温部温度Thでの圧力調整用液体18の飽和蒸気圧と同一圧力に維持できる。
図13は、本実施形態における容器内圧力Pcの制御の概要を示すブロック線図である。本実施形態では、調整容器内圧力Ptが目標値Pc0よりも低いときには、温度調整器47が電気ヒータ46aの温度を上昇させて圧力調整用容器16の高温部温度Thを上昇させる。これにより圧力調整用液体18の飽和蒸気圧が上昇するので調整容器内圧力Ptが上昇する。
一方、調整容器内圧力Ptが目標値Pc0よりも高いときには、温度調整器47が電気ヒータ46aの温度を低下させて圧力調整用容器16の高温部温度Thを低下させる。これにより圧力調整用液体18の飽和蒸気圧が低下するので調整容器内圧力Ptが低下する。
すると、上記第2、第3実施形態と同様に、容器内圧力Pcの平均値Pcaが目標値Pc0に近づく。この結果、外燃機関10の運転状態を常に理想的な状態に近づけることができるので、飽和蒸気圧Ps1の変動や容器内圧力Pcのピーク値Pc1の変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を防止できる。
なお、本例では、高温部48内の蒸気50は純粋な圧力調整用液体18の蒸気であってもよいし、圧力調整用液体18の蒸気と別の気体(例えば空気)とが混在した蒸気であってもよい。
(第6実施形態)
上記第5実施形態では、調整容器内圧力Ptを調整容器内圧力センサ23で検出しているが、本第6実施形態では、調整容器内圧力センサ23を廃止して、調整容器内圧力Ptを高温部温度Thに基づいて算出する。
図17は本実施形態による発電装置の概略構成を表す構成図である。本実施形態では、調整容器内圧力Ptの算出のために、高温部温度Thを検出する高温部温度センサ51からの検出信号が制御装置21に入力される。
図18は、本実施形態における容器内圧力Pcの制御の概要を示すブロック線図である。本実施形態では、高温部温度Thと圧力調整用液体18の蒸気圧曲線(図7を参照)とに基づいて、高温部温度Thでの圧力調整用液体18の飽和蒸気圧を算出する。上記第5実施形態で述べたように、調整容器内圧力Ptは高温部温度Thでの圧力調整用液体18の飽和蒸気圧に等しいので、調整容器内圧力Ptを算出できる。
本実施形態では、高温部温度センサ51を圧力調整用容器16の外部に配置可能であり、上記第5実施形態のように調整容器内圧力センサ23を圧力調整用容器16内に挿入配置する必要がない。このため、圧力調整用容器16内の圧力調整用液体18が調整容器内圧力センサ23部から洩れるという不具合を回避できる。
なお、高温部48内の蒸気50は純粋な圧力調整用液体18の蒸気であってもよいし、圧力調整用液体18の蒸気と別の気体(例えば空気)とが混在した蒸気であってもよい。また、上記第1、第2実施形態と同様に、圧力調整用容器16内に気体100を封入してもよい。
(第7実施形態)
上記第6実施形態では、高温部温度Thを高温部温度センサ51によって直接検出しているが、本第7実施形態では、高温部温度センサ51を廃止して、高温部温度Thを電気ヒータ46aに入力される電力量Q2に基づいて算出する。
図19は本実施形態による発電装置の概略構成を表す構成図である。本実施形態では、調整容器内圧力Ptの算出のために、電気ヒータ46aに入力される電力量Q2を検出する電力量センサ52からの検出信号が制御装置21に入力される。
周知のごとく、高温部温度Thは次の数式(1)により算出される。
Th=Q1/(m・Cp)−T0…(1)
ここで、Q1は電気ヒータ46aから圧力調整用液体18に与えられる熱量(kJ)、mは圧力調整用容器16の質量(kg)、Cpは圧力調整用容器16の比熱(kJ/kg・K)、T0は電気ヒータ46aによって加熱される前の圧力調整用容器16の温度(K)である。
本実施形態では、電気ヒータ46aから圧力調整用液体18に与えられる熱量Q1は電気ヒータ46aに入力される電力量Q2とほぼ等しく、電気ヒータ46aによって加熱される前の圧力調整用容器16の温度T0は被冷却部温度T2とほぼ等しい。そこで、本実施形態では、数式(1)において、電気ヒータ46aから圧力調整用液体18に与えられる熱量Q1の代わりに電気ヒータ46aに入力される電力量Q2を用い、電気ヒータ46aによって加熱される前の圧力調整用容器16の温度T0の代わりに被冷却部温度T2を用いることによって高温部温度Thを算出する。
本実施形態では、電力量センサ52を高温部48から離れた部位に配置可能であり、上記第7実施形態のように高温部48に高温部温度センサ51を配置する必要がない。このため、高温部48の高熱によってセンサが損傷するという不具合を回避できる。
なお、本実施形態では、高温部温度Thを上記数式(1)により算出しているが、適宜係数を用いて上記数式(1)を補正して高温部温度Thを算出してもよい。
また、本実施形態では、電気ヒータ46aによって加熱される前の圧力調整用容器16の温度T0の代わりに被冷却部温度T2を用いているが、必ずしも被冷却部温度T2を用いる必要はない。例えば、容器11のうち被加熱部11aおよび被冷却部11b以外の部位の温度や、圧力調整用容器16近傍の雰囲気温度等、電気ヒータ46aによって加熱される前の圧力調整用容器16の温度T0に近似する温度を電気ヒータ46aによって加熱される前の圧力調整用容器16の温度T0の代わりに用いてもよい。
なお、高温部48内の蒸気50は純粋な圧力調整用液体18の蒸気であってもよいし、圧力調整用液体18の蒸気と別の気体(例えば空気)とが混在した蒸気であってもよい。また、上記第1、第2実施形態と同様に、圧力調整用容器16内に気体100を封入してもよい。
(第8実施形態)
上記第7実施形態では、電気ヒータ46aによって圧力調整用容器16内の圧力調整用液体18を気化させているが、本第8実施形態では、図20に示すように、高温ガスを熱源として圧力調整用容器16内の圧力調整用液体18を気化させる。
図20は本実施形態による発電装置の概略構成を表す構成図である。本実施形態では、上記第7実施形態に対して、電気ヒータ46aと電力量センサ52とで構成される加熱手段46の代わりに、圧力調整用加熱器53と調整弁54とで構成される加熱手段55を配置している。なお、調整弁54は本発明における流量調整手段に該当するものである。
高温ガスと熱交換して圧力調整用容器16を加熱する圧力調整用加熱器53は圧力調整用容器16のうち連絡配管17から離れる側の端部(図20では上端部)に配置されている。したがって、圧力調整用容器16のうち圧力調整用加熱器53と接触する部位は熱伝導率に優れた材料とすることが望ましい。
本実施形態では、加熱器13を加熱した後の高温ガスによって圧力調整用加熱器53を加熱するようになっている。より具体的には、高温ガス配管56の上流側に加熱器13が挿入され、下流側に圧力調整用加熱器53が挿入されている。この高温ガス配管56には、加熱器13と圧力調整用加熱器53の中間部で分岐するバイパス配管57が設けられている。
高温ガス配管56のうちバイパス配管57の分岐部には、圧力調整用加熱器53側に流れる高温ガスとバイパス配管57を流れる高温ガスとの流量割合を調整する調整弁54が配置されている。この調整弁54の開度は制御装置21によって制御されるようになっている。
また、本実施形態では、調整容器内圧力Ptの算出のために、圧力調整用加熱器53側を流れる高温ガス流量(質量流量)mgを検出する流量センサ58、圧力調整用容器16を加熱する前の高温ガス温度Tgiを検出する加熱前ガス温度センサ59、および、圧力調整用容器16を加熱した後の高温ガス温度Tgoを検出する加熱後ガス温度センサ60からの検出信号が制御装置21に入力される。
本実施形態では、高温ガスの有する熱量のうち一部の熱量が加熱器13の熱源として消費されたのち、高温ガスの残余の熱量が圧力調整用加熱器53の熱源として用いられる。したがって、高温ガスから圧力調整用容器16に与えられる熱量Q3は、上記第7実施形態における電気ヒータ46aから圧力調整用液体18に与えられる熱量Q1に相当する。
周知のごとく、高温ガスから圧力調整用容器16に与えられる熱量Q3は次の数式(2)により算出され、高温部温度Thは次の数式(3)により算出される。
Q3=mg・Cgp・(Tgi−Tgo)…(2)
Th=Q3/(m・Cp)−T0…(3)
ここで、Cgpは高温ガスの比熱(kJ/kg・K)である。また、上記第7実施形態と同様に、電気ヒータ46aによって加熱される前の圧力調整用容器16の温度T0の代わりに被冷却部温度T2を用いることによって高温部温度Thを算出する。
図21は、本実施形態における容器内圧力Pcの制御の概要を示すブロック線図である。本実施形態では、上記数式(2)、(3)により算出された圧力調整用容器16の高温部温度Thと図7に示す作動液体12の蒸気圧曲線とに基づいて、高温部温度Thでの圧力調整用液体18の飽和蒸気圧を算出することにより、調整容器内圧力Ptを算出する。
そして、調整容器内圧力Ptが目標値Pc0よりも低いときには、調整弁54の開度を増加させて圧力調整用加熱器53側を流れる高温ガス流量mgを増加させる。これにより圧力調整用容器16の高温部温度Thが上昇して調整容器内圧力Ptが上昇する。
一方、調整容器内圧力Ptが目標値Pc0よりも高いときには、調整弁54の開度を減少させて圧力調整用加熱器53側を流れる高温ガス流量mgを減少させる。これにより圧力調整用容器16の高温部温度Thが低下して調整容器内圧力Ptが低下する。
すると、上記第5〜第7実施形態と同様に、容器内圧力Pcの平均値Pcaが目標値Pc0に近づく。この結果、外燃機関10の運転状態を常に理想的な状態に近づけることができるので、飽和蒸気圧Ps1の変動や容器内圧力Pcのピーク値Pc1の変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を防止できる。
本実施形態では、圧力調整用容器16内の圧力調整用液体18を気化させる熱源として、加熱器13の熱源である高温ガスの残余の熱量を利用することができる。このため、排熱を有効利用することができるので、外燃機関10全体としてエネルギー効率を向上することができる。
なお、本実施形態では、高温ガスから圧力調整用容器16に与えられる熱量Q3および高温部温度Thを数式(2)、(3)により算出しているが、適宜係数を用いて数式(2)、(3)を補正して高温ガスから圧力調整用容器16に与えられる熱量Q3および高温部温度Thを算出してもよい。
また、本実施形態では、高温部温度Thを高温ガスの流量、温度等から算出しているが、上記第6実施形態と同様に高温部温度Thを高温部温度センサ51によって直接検出してもよい。
また、本実施形態では、調整容器内圧力Ptを高温部温度Thに基づいて算出しているが、上記第5実施形態と同様に調整容器内圧力Ptを調整容器内圧力センサ23によって直接検出してもよい。
また、本実施形態では、電気ヒータ46aによって加熱される前の圧力調整用容器16の温度T0の代わりに被冷却部温度T2を用いているが、必ずしも被冷却部温度T2を用いる必要はない。例えば、被加熱部11a以外の容器11の温度や、圧力調整用容器16近傍の雰囲気温度等、電気ヒータ46aによって加熱される前の圧力調整用容器16の温度T0に近似する温度を電気ヒータ46aによって加熱される前の圧力調整用容器16の温度T0の代わりに用いることができる。
なお、高温部48内の蒸気50は純粋な圧力調整用液体18の蒸気であってもよいし、圧力調整用液体18の蒸気と別の気体(例えば空気)とが混在した蒸気であってもよい。また、上記第1、第2実施形態と同様に、圧力調整用容器16内に気体100を封入してもよい。
(第9実施形態)
上記第2〜第8実施形態では、制御装置21、各種センサ等を用いることによって、調整容器内圧力Ptを理想平均値Pci(図3(a)を参照)に近づけるように調整しているが、本第9実施形態では、制御装置21、各種センサ等を用いることなく、調整容器内圧力Ptを理想平均値Pciに近づけるように調整する。
図22は本実施形態による発電装置の概略構成を表す構成図である。本実施形態では、上記第8実施形態に対して、制御装置21、被加熱部温度センサ22、被冷却部温度センサ31、調整弁54、バイパス配管57、流量センサ58、加熱前ガス温度センサ59および加熱後ガス温度センサ60を廃止している。
図23は本実施形態の圧力調整用容器16における熱抵抗モデルを示している。図23において、Tgiは上記第8実施形態で述べた圧力調整用容器16を加熱する前の高温ガス温度、Thは上記第5実施形態で述べた高温部温度、Tcは上記第5実施形態で述べた低温部温度、Rgiは圧力調整用容器16を加熱する前の高温ガスと圧力調整用容器16の高温部48との間の熱抵抗、および、Rhは圧力調整用容器16の高温部48と低温部49の下端部(圧力調整用容器16の出口部)との間の熱抵抗を示している。
図23からわかるように、圧力調整用容器16は、高温ガスによって加熱されると、常に高温部温度Thが圧力調整用容器16を加熱する前の高温ガス温度Tgiより小さく、かつ、低温部温度Tcより大きくなる(Tc<Th<Tgi)ような熱抵抗を持つ構造を持っている。
さらに、上記第7実施形態で述べたように、圧力調整用加熱器53を加熱器13よりも高温ガスの流れ方向下流側に配置しているので、常に高温部温度Thが被加熱部温度T1より小さくなる。また、上記第5実施形態で述べたように、低温部温度Tcは被冷却部温度T2よりもわずかに高い温度になっている。このため、高温部温度Thは常に被加熱部温度T1より小さく、かつ、被冷却部温度T2より大きくなる(T2<Th<T1)。
ここで、圧力調整用液体18の飽和蒸気圧が理想平均値Pciと等しくなるときの圧力調整用液体18の温度を理想温度Tiとしたとき、高温部温度Thが理想温度Tiとほぼ等しくなるように熱抵抗Rgiおよび熱抵抗Rhを設定することにより、常に調整容器内圧力Ptが理想平均値Pciとほぼ等しくなる。
すると、上記第2〜第8実施形態と同様に、容器内圧力Pcの平均値Pcaが理想平均値Pciに近づく。この結果、外燃機関10の運転状態を常に理想的な状態に近づけることができるので、飽和蒸気圧Ps1の変動や容器内圧力Pcのピーク値Pc1の変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を防止できる。
本実施形態では制御装置21、各種センサ等を用いることなく容器内圧力Pcを理想平均値Pciに近くすることができるので、外燃機関10の構造を簡素化でき、この結果、外燃機関10のコストを低減することができる。
なお、本実施形態では、圧力調整用加熱器53を加熱器13よりも高温ガスの流れ方向下流側に配置しているが、必ずしもこのような配置に限定されるものではなく、圧力調整用容器16が上述のような熱抵抗を持つ構造になっていれば、圧力調整用加熱器53を加熱器13よりも高温ガスの流れ方向上流側に配置してもよい。
なお、高温部48内の蒸気50は純粋な圧力調整用液体18の蒸気であってもよいし、圧力調整用液体18の蒸気と別の気体(例えば空気)とが混在した蒸気であってもよい。また、上記第1、第2実施形態と同様に、圧力調整用容器16内に気体100を封入してもよい。
(第10実施形態)
上記第9実施形態では、圧力調整用容器16を高温ガスによって加熱しているが、本第10実施形態では、図24に示すように、圧力調整用容器16を加熱器13からの熱伝導によって加熱する。
図24は本実施形態による発電装置の概略構成を表す構成図である。本実施形態の圧力調整用容器16は、上記第9実施形態と同様の熱抵抗を持つ構造になっている。そして、本実施形態では、加熱器13の熱を圧力調整用加熱器53に伝達する高温側熱伝達部61が配置されている。これにより、圧力調整用加熱器53の熱源が加熱器13の熱源と同一になる。
上記のような構成においても、上記第9実施形態と同様な効果を得ることができる。
なお、高温部48内の蒸気50は純粋な圧力調整用液体18の蒸気であってもよいし、圧力調整用液体18の蒸気と別の気体(例えば空気)とが混在した蒸気であってもよい。また、上記第1、第2実施形態と同様に、圧力調整用容器16内に気体100を封入してもよい。
(第11実施形態)
上記第10実施形態では、低温部温度Tcが被冷却部温度T2よりもわずかに高い温度になっているが、本第11実施形態では、図25に示すように、低温部温度Tcを被冷却部温度T2により近づける。
図25は本実施形態による発電装置の概略構成を表す構成図である。本実施形態では、圧力調整用容器16のうち連絡配管17に近い側の端部(図20では下端部)には圧力調整用冷却器62が配置されている。そして、この圧力調整用冷却器62から被冷却部11b側に熱を伝達する低温側熱伝達部63が配置されている。
これにより、圧力調整用容器16の出口部(低温部49の下端部)が冷却器14を循環する冷却水によって冷却される。したがって、圧力調整用容器16のうち圧力調整用冷却器62と接触する部位は熱伝導率に優れた材料とすることが望ましい。
本実施形態では、圧力調整用容器16の出口部(低温部49の下端部)が被冷却部温度T2と同等の温度まで冷却されるので、低温部温度Tcを確実に圧力調整用液体18の沸点以下に維持することができる。
このため、圧力調整用液体18の液面を確実に高温部48内に位置させることができるので、圧力調整用液体18を確実に高温部48に接触させることができ、圧力調整用容器16を確実に沸騰状態に保つことができる。この結果、調整容器内圧力Ptを確実に高温部温度Thでの圧力調整用液体18の飽和蒸気圧に等しくすることができる。
なお、高温部48内の蒸気50は純粋な圧力調整用液体18の蒸気であってもよいし、圧力調整用液体18の蒸気と別の気体(例えば空気)とが混在した蒸気であってもよい。また、上記第1、第2実施形態と同様に、圧力調整用容器16内に気体100を封入してもよい。
(第12実施形態)
上記第5〜第11実施形態では、圧力調整用容器16内の圧力調整用液体18を気化させることにより容器内圧力Pcを制御しているが、本第12実施形態では、図26に示すように、圧力調整用液体18を気化すると圧力調整用容器16の容積を増加させる容積調整機構70を備えている。
図26は本実施形態による圧力調整用容器16の拡大断面図である。本実施形態による圧力調整用容器16は上記第5〜第11実施形態の圧力調整用容器16に対して適用可能である。容積調整機構をなす弾性部材70は圧力調整用容器16内のうち低温部49側(図26では下方側)部位に配置されている。この弾性部材70は、ゴム等の弾性材料にて形成された中空球状体70aと、中空球状体の内部に封入された圧縮率の高い気体(例えば、空気、ヘリウム等)70bとから構成されている。なお、弾性部材70をゴム等の弾性材料にて内部が詰まった球状に形成してもよい。
圧力調整用容器16内部であって弾性部材70の上方には、圧力調整用容器16内壁に固定され、弾性部材70が高温部48側に移動してしまうことを防止する網状部材71が配置されている。
本実施形態では、圧力調整用容器16内の圧力調整用液体18が気化して蒸気50の体積が膨張すると、弾性部材70が圧縮するので、蒸気50の体積膨張を吸収することができる。このため、圧力調整用容器16内に圧力調整用液体18が気化するために必要な空間を確保できるので、蒸気50の体積膨張によって圧力調整用液体18の気化が妨げられることを回避できる。
さらに、弾性部材70が蒸気50の体積膨張を吸収することにより、圧力調整用容器16と容器11の間での圧力調整用液体18もしくは作動液体12の流出入を抑制することができる。このため、このような圧力調整用液体18の流出入によって調整容器内圧力Ptが大幅に変動することを抑制できるので、調整容器内圧力Ptの大幅な変動によって外燃機関10の動作が不安定になることを防止できる。
また、本実施形態では、弾性部材70が高温部48側に移動してしまうことを防止する網状部材71が配置されているので、弾性部材70を構成するゴム等の弾性材料が高温部48の高熱によって溶融してしまうことを回避できる。
(第13実施形態)
上記第12実施形態では、容積調整機構を弾性部材70によって構成しているが、本第13実施形態では、図27に示すように、容積調整機構72を圧力調整用容器16内に配置された仕切板72aと仕切板72aによって圧縮される気体72bとによって構成している。
図27は本実施形態による圧力調整用容器16の拡大断面図である。本実施形態では、上記第12実施形態に対して、弾性部材70および網状部材71を廃止している。一方、本実施形態では、仕切板72aが圧力調整用容器16内において圧力調整用容器16内壁と摺動自在に配置されている。この仕切板72aによって圧力調整用容器16内空間は圧力調整用液体18が存在する側の空間と、圧縮率の高い気体(例えば、空気、ヘリウム等)73が封入される側の空間とに仕切られる。
本実施形態では、圧力調整用容器16内の圧力調整用液体18が気化して体積が膨張すると、圧力調整用液体18が仕切板72aを押圧し、仕切板72aが気体72bを圧縮するので、蒸気50の体積膨張を吸収することができる。
この結果、上記第12実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第14実施形態)
上記第13実施形態では、容積調整機構72を圧力調整用容器16内に配置された仕切板72aと仕切板72aによって圧縮される気体72bとによって構成しているが、本第14実施形態では、図28に示すように、容積調整機構73を圧力調整用容器16内に配置された仕切板72aと仕切板72aによって圧縮される弾性部材74とによって構成している。
図28は本実施形態による圧力調整用容器16の拡大断面図である。本実施形態では、仕切板72aによって仕切られる圧力調整用容器16内空間のうち圧力調整用液体18が存在する側の空間と反対側の空間、すなわち、上記第13実施形態では気体72bが封入される側の空間に弾性部材74を配置している。
そして、圧力調整用容器16内の圧力調整用液体18が気化して体積が膨張すると、圧力調整用液体18が仕切板72aを押圧し、仕切板72aが弾性部材74を圧縮するので、蒸気50の体積膨張を吸収することができる。
この結果、上記第13実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第15実施形態)
上記第12〜第14実施形態では、気化による蒸気50の体積膨張を吸収する容積調整機構を備えているが、本第15実施形態では、図29に示すように、圧力調整用液体18が気化すると圧力調整用液体18の温度を低下させる温度調整機構を備えている。
図29は本実施形態による圧力調整用容器16の拡大断面図である。本実施形態では、上記第12実施形態に対して、弾性部材70および網状部材71を廃止している。一方、本実施形態では、温度調整機構をなす温度調整器75が圧力調整用容器16内のうち低温部49側(図29では下方側)部位に配置されている。
この温度調整器75は、圧力調整用液体18を加熱して熱膨張させるヒータ部75aと、圧力調整用液体18を冷却して熱収縮させるクーラ部75bとから構成されている。温度調整器75のヒータ部75aとクーラ部75bのオンオフ制御は、調整容器内圧力センサ23が検出する調整容器内圧力Ptに基づいて制御装置21によって行われる。
本実施形態では、圧力調整用容器16内の圧力調整用液体18が気化して体積が膨張すると、クーラ部75bが作動して圧力調整用液体18を冷却する。これにより圧力調整用液体18が熱収縮するので、気化による蒸気50の体積膨張を吸収することができる。
一方、圧力調整用容器16内の蒸気50が液化して蒸気50の体積が減少すると、ヒータ部75aが作動して圧力調整用液体18を加熱する。これにより圧力調整用液体18が熱膨張するので、液化による蒸気50の体積減少を吸収することができる。
このため、上記第12〜第14実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第16実施形態)
上記第2、第3、第5〜第15実施形態では、連絡配管17に流路径を縮小した絞り部30を形成しているが、本第16実施形態では、図30に示すように、絞り部30を廃止して、連絡配管17にメッシュ部材76を配置している。
図30は本実施形態による連絡配管17部の拡大断面図である。本例ではメッシュ部材76を金属により成形している。このメッシュ部材76により連絡配管17部での流路抵抗を大きくすることができるので、絞り部30を形成する場合と同様に、容器内圧力Pcが圧力調整用容器16内に伝播するのを抑制する効果を得ることができる。
(第17実施形態)
上記第16実施形態では、連絡配管17にメッシュ部材76を配置しているが、本第17実施形態では、図31に示すように、メッシュ部材76を廃止して、オリフィス77を配置している。
図31は本実施形態による連絡配管17部の拡大断面図である。オリフィス77により連絡配管17部での流路抵抗を大きくすることができるので、上記第16実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第18実施形態)
上記第2、第3、第5〜第17実施形態では、圧力調整用容器16を配置して、調整容器内圧力Ptを調整することによって飽和蒸気圧Ps1の変動や容器内圧力Pcのピーク値Pc1の変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を防止しているが、本第18実施形態では、図32に示すように、圧力調整用容器16を廃止して、容器11の容積を調整することによって飽和蒸気圧Ps1の変動や容器内圧力Pcのピーク値Pc1の変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を抑制する。
図32は本実施形態による発電装置の概略構成を表す構成図である。本実施形態では、上記第2実施形態に対して、圧力調整用容器16、連絡配管17、ピストン機構19を廃止している。
一方、本実施形態では、容器11のうち屈曲部11dに水平方向に伸縮可能な蛇腹状の伸縮部78を形成している。この伸縮部78を伸縮させる電動アクチュエータ79が容器11に連結されている。なお、電動アクチュエータ79は本発明における伸縮駆動機構に該当するものである。
電動アクチュエータ79の制御は、被加熱部温度センサ22が検出する被加熱部温度T1、被冷却部温度センサ31が検出する被冷却部温度T2および容器内圧力センサ45が検出する容器内圧力Pcに基づいて制御装置21によって行われるようになっている。
図33は、本実施形態における容器内圧力Pcの制御の概要を示すブロック線図である。本実施形態では、容器内圧力Pcの平均値Pcaが目標値Pc0よりも低いときには、伸縮部78が縮むように電動アクチュエータ79を制御することにより容器内圧力Pcを上昇させる。
一方、容器内圧力Pcの平均値Pcaが目標値Pc0よりも高いときには、伸縮部78が伸びるように電動アクチュエータ79を制御することにより容器内圧力Pcを低下させる。
これにより、容器内圧力Pcの平均値Pcaが目標値Pc0に近づく。この結果、外燃機関10の運転状態を常に理想的な状態に近づけることができるので、飽和蒸気圧Ps1の変動や容器内圧力Pcのピーク値Pc1の変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を防止できる。
なお、本実施形態では、容器内圧力Pcの平均値Pcaを目標値Pc0に近づけているが、容器内圧力Pcのピーク値Pc1を飽和蒸気圧Ps1に近づけるようにしてもよい。
(第19実施形態)
上記第18実施形態では、容器11の容積を調整することによって飽和蒸気圧Ps1の変動や容器内圧力Pcのピーク値Pc1の変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を防止しているが、本第19実施形態では、図34に示すように、作動液体12の温度を調整することによって飽和蒸気圧Ps1の変動や容器内圧力Pcのピーク値Pc1の変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を抑制する。
図34は本実施形態による発電装置の概略構成を表す構成図である。本実施形態では、上記第18実施形態に対して、伸縮部78、電動アクチュエータ79および被冷却部温度センサ31を廃止している。一方、本実施形態では、作動液体12の温度を一定に維持する温度調整器80が容器11のうち被加熱部11aおよび被冷却部11b以外の部位に配置されている。
この温度調整器80は、作動液体12を加熱するヒータ部80aと、作動液体12を冷却するクーラ部80bとから構成されている。温度調整器80のヒータ部80aとクーラ部80bのオンオフ制御は、被加熱部温度センサ22が検出する被加熱部温度T1と容器内圧力センサ45が検出する容器内圧力Pcとに基づいて制御装置21によって行われる。
図35は、本実施形態における容器内圧力Pcの制御の概要を示すブロック線図である。本実施形態では、被加熱部温度T1と図7に示す作動液体12の蒸気圧曲線とに基づいて、被加熱部温度T1での作動液体12の飽和蒸気圧Ps1を算出する。
そして、容器内圧力Pcのピーク値Pc1が飽和蒸気圧Ps1よりも高いときには、クーラ部80bが作動して作動液体12を冷却する。これにより作動液体12が熱収縮するので容器内圧力Pcが低下して容器内圧力Pcのピーク値Pc1も低下する。
一方、容器内圧力Pcのピーク値Pc1が飽和蒸気圧Ps1よりも低いときには、ヒータ部80aが作動して作動液体12を加熱する。これにより作動液体12が熱膨張するので容器内圧力Pcが上昇して容器内圧力Pcのピーク値Pc1も上昇する。
これにより、容器内圧力Pcのピーク値Pc1が被加熱部温度T1での作動液体12の飽和蒸気圧Ps1に近づく。この結果、外燃機関10の運転状態を常に理想的な状態に近づけることができるので、飽和蒸気圧Ps1の変動や容器内圧力Pcのピーク値Pc1の変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を防止できる。
(第20実施形態)
上記第各実施形態では、容器内圧力Pcを調整することによって外燃機関10の運転状態を常に理想的な状態に近づけているが、本第20実施形態では、作動液体12の温度の変動に合わせて容器11の容積を調整することによって作動液体12の体積変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下(図5を参照)を抑制する。
図36は本実施形態による発電装置の概略構成を表す構成図である。本実施形態では、上記第19実施形態に対して、温度調整器80、制御装置21、被加熱部温度センサ22および容器内圧力センサ45を廃止している。
一方、本実施形態では、容器11の屈曲部11d内空間を、作動液体12が自励振動によって流動する流動空間81と、容器11の容積を調整するための容器容積調整空間82とに分割している。
より具体的には、流動空間81は屈曲部11d内で水平方向に延びる隔壁83よりも第1、2直線部11e、11fに近い側(図34の上方側)に形成されている。容器容積調整空間82は隔壁83よりも第1、2直線部11e、11fから離れる側(図34の下方側)に形成されている。隔壁83の中央部には流動空間81と容器容積調整空間82とを連通する連通部84が形成されている。
したがって、容器容積調整空間82の容積を調整することにより容器11全体の容積を調整される。容器容積調整空間82の容積を調整する容積調整機構85は、第1、第2仕切り板86、87、連結部88、第1、第2気体89、90および伝熱部91によって構成されている。
第1仕切り板86と第2仕切り板87は容器容積調整空間82内にて水平方向に対向するように配置され、連結部88によって互いに連結されている。第1、第2仕切り板86、87の外周端部は容器11の内壁および隔壁83に対して一体に摺動可能になっており、第1、第2仕切り板86、87によって容器容積調整空間82が3つの空間に仕切られている。
すなわち、容器容積調整空間82は、第1仕切り板86と第2仕切り板87との間の第1空間92と、第1仕切り板86に対して第1空間92の反対側の第2空間93と、第2仕切り板87に対して第1空間92の反対側の第3空間94とに仕切られている。
容器容積調整空間82が面する容器11の壁面であって、第1、第2仕切り板86、87と直交する方向(図34の左右方向)に伸びる壁面95は第3空間94側が第2空間93側よりも低くなる階段形状を有している。このため、第1、第2仕切り板86、87と平行な平面における容器容積調整空間82の断面積は、第3空間94側の断面積A3が第2空間93側の断面積A2よりも大きくなっている。
これにより、第1、第2仕切り板86、87が第3空間94側に水平に摺動すると第1空間92の容積が増加して、容器11全体の容積が増加する。一方、第1、第2仕切り板86、87が第2空間93側に水平に摺動すると第1空間92の容積が減少して、容器11全体の容積が減少する。
ところで、第1空間92は連通部84によって流動空間81と連通しているので、第1空間92には作動液体12が充満している。一方、第2空間93には圧縮率の高い第1気体(例えば、空気、ヘリウム等)89が封入され、第3空間94には圧縮率の高い第2気体(例えば、空気、ヘリウム等)90が封入されている。
第2空間93の第1気体89の温度は伝熱部91によって被冷却部温度T2に追従するようになっている。このため、被冷却部温度T2が上昇すると、第1気体89の温度も上昇して第1気体89が熱膨張する。すると、第1気体89が第1仕切り板86を押圧するので、第1、第2仕切り板86、87が第3空間94側に水平に摺動して、第2仕切り板87が第2気体90を圧縮する。これにより、容器11全体の容積が増加する。
これとは逆に、被冷却部温度T2が低下すると、第1気体89の温度も低下して第1気体89が熱収縮する。すると、第2気体90が第2仕切り板87を押圧するので、第1、第2仕切り板86、87が第2空間93側に水平に摺動して、第1仕切り板86が第1気体89を圧縮する。これにより、容器11全体の容積が減少する。
ところで、上述の図4(a)、(b)および図5で示したように、作動液体12の体積が変動すると外燃機関10の性能(出力および効率)が低下してしまう。
そこで、本実施形態では、被冷却部温度T2の変動に伴う作動液体12の体積変動に合わせて容器11の容積が調整されるようになっている。すなわち、被冷却部温度T2が上昇すると作動液体12の温度が上昇して作動液体12の体積が熱膨張によって増加するが、容積調整機構85によって容器11全体の容積が増加する。
一方、被冷却部温度T2が低下すると作動液体12の温度が低下して作動液体12の体積が熱収縮によって減少するが、容積調整機構85によって容器11全体の容積が減少する。
このため、作動液体12の体積と容器11の容積との相対的な関係を最適な状態に維持できるので、作動液体12の体積変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を抑制できる。
ところで、第2気体90が第2仕切り板87を押圧する力F3は次の数式(4)で表され、容器内圧力Pcが第2仕切り板87を押圧する力の最大値Fmaxは次の数式(5)で表される。
F3=A3・P3…(4)
Fmax=ΔA・Pmax…(5)
ここで、P3は第2仕切り板87が第2気体90から受ける圧力、ΔAは第3空間94の断面積A3と第2空間93の断面積A2との差(ΔA=A3−A2)、そして、Pmaxは容器内圧力Pcの1周期中の最大値である。
第2気体90が第2仕切り板87を押圧する力F3が容器内圧力Pcが第2仕切り板87を押圧する力の最大値Fmaxよりも小さい、もしくは、ほぼ等しいと、容器内圧力Pcの周期的な変動によって第1、第2仕切り板86、87が動いてしまい、容器内圧力Pcを大幅に変動させてしまう。このため、作動液体12の自励振動を妨げてしまう。
そこで、本実施形態では、第2気体90が第2仕切り板87を押圧する力F3が、容器内圧力Pcが第2仕切り板87を押圧する力の最大値Fmaxよりも大きくなるように(F3>Fmax)、第2仕切り板87が第2気体90から受ける圧力P3、第3空間94の断面積A3および第2空間93の断面積A2を設定している。
これにより、容器内圧力Pcの周期的な変動によって第1、第2仕切り板86、87が動いて作動液体12の自励振動を妨げてしまうことを防止している。
ところで、本実施形態では制御装置21、各種センサ等を用いることなく作動液体12の体積変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を抑制できるので、外燃機関10の構造を簡素化でき、コストを低減することができる。
なお、本実施形態では、第3空間94に第2気体90を封入しているが、第3空間94に上記第14実施形態の弾性部材74(図28を参照)と同様の弾性部材を配置して、第2空間93の第1気体89が熱膨張すると第2仕切り板87が弾性部材を圧縮するようにしてもよい。
(第21実施形態)
上記第20実施形態では、作動液体12の温度の変動に合わせて容器11の容積を調整することにより作動液体12の体積変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を抑制しているが、本第21実施形態では、作動液体の体積変動を抑制することによって作動液体の体積変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を抑制する。
図37は本実施形態による発電装置の概略構成を表す構成図である。本実施形態では、上記第19実施形態に対して、容器容積調整空間82、容積調整機構85をなす第1、第2仕切り板86、87、連結部88、第1、第2気体89、90および伝熱部91等を廃止している。
一方、本実施形態では、容器11内に第1作動液体96と、第1作動液体96と比較して線膨張係数が小さくかつ第1作動液体96に不溶な第2作動液体97とが流動可能に封入されている。本例では、第1作動液体96として水を、第2作動液体97として水銀を用いている。
より具体的には、容器11のうち被加熱部11a内に第2作動液体97が被加熱部11aの容積と同程度の体積だけ封入されており、容器11のうち被加熱部11a以外の部位に第1作動液体96が封入されている。
本実施形態では、第1作動液体96を水としている。また、本実施形態では、被加熱部11aが第1直線部11eの上端部に配置されているので、第2作動液体97として第1作動液体96よりも比重が小さい液体を用いる。
図38は、被冷却部温度T2と作動液体の体積との関係を本実施形態と比較例1、2と比較して示したグラフである。ここで、比較例1は作動液体を第1作動液体96のみにした例であり、比較例2は作動液体を第2作動液体97のみにした例である。
図38に示すように、本実施形態では、被加熱部11a内に第1作動液体96とは別の第2作動液体97を封入することにより、比較例1と比較して、被冷却部温度T2の変動に伴う作動液体の体積変動を抑制することができる。
これにより、作動液体12の温度変動に伴う作動液体12の体積変動を抑制することができるので、作動液体12の体積変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下を抑制することができる。
本実施形態では、上記第20実施形態のような容積調整機構85が不要であるので、外燃機関10の構造をより簡素化でき、コストをより低減することができる。
なお、比較例2のように作動液体を第2作動液体97のみにすれば、被冷却部温度T2の変動に伴う容器11内の流体の体積変動をより抑制することができるので、作動液体12の体積変動に伴う外燃機関10の性能(出力および効率)の低下をより抑制することができる。
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態では、本発明を発電装置の駆動源に適用した場合について説明したが、本発明の外燃機関は、発電装置以外の駆動源としても利用することができる。
本発明の第1実施形態を示す発電装置の概略構成図である。 第1実施形態による外燃機関の動作特性を説明する説明図である。 第1実施形態による外燃機関のPV線図であり、(a)は理想的な状態を示し、(b)は容器内圧力のピーク値が飽和蒸気圧よりも低い状態を示し、(c)は容器内圧力のピーク値が飽和蒸気圧よりも高い状態を示している。 従来の蒸気エンジンで生じる問題を説明する説明図であり、(a)は作動液体12の体積が減少した状態を示し、(b)は作動液体12の体積が増加した状態を示している。 作動液体の体積と外燃機関の効率との関係を示すグラフである。 第1実施形態における制御の概要を示すブロック線図である。 作動液体の蒸気圧曲線を示すグラフである。 本発明の第2実施形態を示す発電装置の概略構成図である。 第2実施形態における制御の概要を示すブロック線図である。 本発明の第3実施形態を示す発電装置の概略構成図である。 第3実施形態における制御の概要を示すブロック線図である。 本発明の第4実施形態を示す発電装置の概略構成図である。 第4実施形態における制御の概要を示すブロック線図である。 本発明の第5実施形態を示す発電装置の概略構成図である。 本発明の第5実施形態による圧力調整用容器の温度勾配を示すグラフである。 第5実施形態における制御の概要を示すブロック線図である。 本発明の第6実施形態を示す発電装置の概略構成図である。 第6実施形態における制御の概要を示すブロック線図である。 本発明の第7実施形態を示す発電装置の概略構成図である。 本発明の第8実施形態を示す発電装置の概略構成図である。 第8実施形態における制御の概要を示すブロック線図である。 本発明の第9実施形態を示す発電装置の概略構成図である。 第9実施形態における圧力調整用容器の熱抵抗モデル図である。 本発明の第10実施形態を示す発電装置の概略構成図である。 本発明の第11実施形態を示す発電装置の概略構成図である。 本発明の第12実施形態による圧力調整用容器の拡大断面図である。 本発明の第13実施形態による圧力調整用容器の拡大断面図である。 本発明の第14実施形態による圧力調整用容器の拡大断面図である。 本発明の第15実施形態による圧力調整用容器の拡大断面図である。 本発明の第16実施形態による連絡配管部の拡大断面図である。 本発明の第17実施形態による連絡配管部の拡大断面図である。 本発明の第18実施形態を示す発電装置の概略構成図である。 第18実施形態における制御の概要を示すブロック線図である。 本発明の第19実施形態を示す発電装置の概略構成図である。 第19実施形態における制御の概要を示すブロック線図である。 本発明の第20実施形態を示す発電装置の概略構成図である。 本発明の第21実施形態を示す発電装置の概略構成図である。 第21実施形態における被冷却部温度と作動液体の体積との関係を比較例1、2と比較して示すグラフである。
符号の説明
11…容器、11a…被加熱部、11b…被冷却部、12…作動液体、13…加熱器、
14…冷却器、16…圧力調整用容器、18…圧力調整用液体、
19…ピストン機構(圧力調整手段)、21…制御装置(制御手段)。

Claims (24)

  1. 作動液体(12)が流動可能に封入された容器(11)と、
    前記容器(11)内の前記作動液体(12)を加熱して気化させる加熱器(13)と、
    前記加熱器(13)で加熱されて気化した前記作動液体(12)の蒸気を冷却して液化させる冷却器(14)とを備え、
    前記蒸気の体積変動によって生じる前記作動液体(12)の変位を機械的エネルギに変換して出力する外燃機関であって、
    圧力調整用液体(18)が封入され、前記容器(11)と連通する圧力調整用容器(16)と、
    前記圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)を調整する圧力調整手段(19)と、
    前記内部圧力(Pt)が前記容器のうち前記作動液体(12)が気化する被加熱部(11a)の温度(T1)での前記作動液体(12)の飽和蒸気圧(Ps1)よりも大きいときには前記内部圧力(Pt)を低下させ、前記内部圧力(Pt)が前記飽和蒸気圧(Ps1)よりも小さいときには前記内部圧力(Pt)を上昇させるように前記圧力調整手段(19)を制御する制御手段(21)とを備えていることを特徴とする外燃機関。
  2. 作動液体(12)が流動可能に封入された容器(11)と、
    前記容器(11)内の前記作動液体(12)を加熱して気化させる加熱器(13)と、
    前記加熱器(13)で加熱されて気化した前記作動液体(12)の蒸気を冷却して液化させる冷却器(14)とを備え、
    前記蒸気の体積変動によって生じる前記作動液体(12)の変位を機械的エネルギに変換して出力する外燃機関であって、
    圧力調整用液体(18)が封入され、前記容器(11)と連通する圧力調整用容器(16)と、
    前記圧力調整用容器(16)と前記容器(11)との連通部(17)に配置された絞り手段(30)と、
    前記圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)を調整する圧力調整手段(19、32、46、55)と、
    前記圧力調整用容器(16)の内部圧力(Pt)が目標値(Pc0)よりも大きいときには前記内部圧力(Pt)を低下させ、前記内部圧力(Pt)が前記目標値(Pc0)よりも小さいときには前記内部圧力(Pt)を上昇させるように前記圧力調整手段(19、32、46、55)を制御する制御手段(21)とを備えていることを特徴とする外燃機関。
  3. 前記制御手段(21)が、前記容器のうち前記作動液体(12)が気化する被加熱部(11a)の温度(T1)での前記作動液体(12)の飽和蒸気圧(Ps1)と、前記容器のうち前記作動液体(12)の蒸気が液化する被冷却部(11b)の温度(T2)での前記作動液体(12)の飽和蒸気圧(Ps2)との中間値を前記目標値(Pc0)として設定することを特徴とする請求項2に記載の外燃機関。
  4. 前記圧力調整手段が、前記圧力調整用容器(16)内で往復運動するピストン機構(19)で構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の外燃機関。
  5. 前記圧力調整用容器(16)には、気体(100)が前記圧力調整用液体(18)とともに封入されていることを特徴とする請求項4に記載の外燃機関。
  6. 前記圧力調整手段が、前記圧力調整用容器(16)から前記圧力調整用液体(18)を吸入するとともに前記圧力調整用容器(16)へ前記圧力調整用液体(18)を吐出するポンプ機構(32)で構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の外燃機関。
  7. 前記圧力調整手段が、前記圧力調整用液体(18)を加熱して気化させる加熱手段(46、55)で構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の外燃機関。
  8. 前記圧力調整用液体(18)のうち少なくとも一部分が沸騰状態に維持されるように前記圧力調整用容器(16)および前記加熱手段(46、55)が構成されていることを特徴とする請求項7に記載の外燃機関。
  9. 前記加熱手段(46)が、前記圧力調整用容器(16)の外面に配置された電気ヒータ(46a)と、前記電気ヒータ(46a)の温度を調整する温度調整器(47)とで構成されていることを特徴とする請求項7または8に記載の外燃機関。
  10. 前記制御手段(21)が、少なくとも前記電気ヒータ(46a)に入力される電力量(Q3)と、前記電気ヒータ(46a)によって加熱される前の前記圧力調整用容器(16)の温度と、前記圧力調整用液体(18)の蒸気圧曲線とに基づいて前記内部圧力(Pt)を算出することを特徴とする請求項9に記載の外燃機関。
  11. 前記加熱手段(55)が、高温ガスを熱源として前記圧力調整用液体(18)を加熱する圧力調整用加熱器(53)と、前記制御手段(21)によって制御され、前記高温ガスの流量(mg)を調整する流量調整手段(54)とで構成されていることを特徴とする請求項7または8に記載の外燃機関。
  12. 前記制御手段(21)が、少なくとも前記圧力調整用容器(16)を加熱する前の前記高温ガスの温度(Tgi)と、前記圧力調整用容器(16)を加熱した後の前記高温ガスの温度(Tgo)と、前記流量(mg)と、前記容器のうち前記作動液体(12)の蒸気が液化する被冷却部(11b)の温度(T2)と、前記圧力調整用液体(18)の蒸気圧曲線とに基づいて前記内部圧力(Pt)を算出することを特徴とする請求項11に記載の外燃機関。
  13. 作動液体(12)が流動可能に封入された容器(11)と、
    前記容器(11)内の前記作動液体(12)を加熱して気化させる加熱器(13)と、
    前記加熱器(13)で加熱されて気化した前記作動液体(12)の蒸気を冷却して液化させる冷却器(14)とを備え、
    前記蒸気の体積変動によって生じる前記作動液体(12)の変位を機械的エネルギに変換して出力する外燃機関であって、
    圧力調整用液体(18)が封入され、前記容器(11)と連通する圧力調整用容器(16)と、
    前記圧力調整用液体(18)を加熱して気化させる加熱手段(53)と、
    前記圧力調整用容器(16)と前記容器(11)との連通部(17)に配置された絞り手段(30)とを備え、
    前記圧力調整用液体(18)のうち少なくとも一部分が沸騰状態に維持されるように前記圧力調整用容器(16)および前記加熱手段(53)が構成されており、
    さらに、前記圧力調整用容器(16)のうち前記圧力調整用液体(18)が気化する高温部(48)の温度(Th)が、前記容器のうち前記作動液体(12)が気化する被加熱部(11a)の温度(T1)と、前記容器のうち前記作動液体(12)の蒸気が液化する被冷却部(11b)の温度(T2)との中間値になる熱抵抗をもつように、前記圧力調整用容器(16)が構成されていることを特徴とする外燃機関。
  14. 前記加熱手段(53)の熱源が高温ガスであることを特徴とする請求項13に記載の外燃機関。
  15. 前記高温ガスが、前記容器のうち前記作動液体(12)が気化する被加熱部(11a)の熱源としても用いられていることを特徴とする請求項14に記載の外燃機関。
  16. 前記加熱手段(53)が前記被加熱部(11a)よりも前記高温ガスの流れ方向下流側に配置されていることを特徴とする請求項15に記載の外燃機関。
  17. 前記被加熱部(11a)の熱を前記加熱手段(56)に伝導する熱伝導手段(61)を備えていることを特徴とする請求項13に記載の外燃機関。
  18. 前記圧力調整用容器(16)には、前記圧力調整用液体(18)が気化すると前記圧力調整用容器(16)の容積を増加させる容積調整機構(70、72、73)が設けられていることを特徴とする請求項7ないし17のいずれか1つに記載の外燃機関。
  19. 前記容積調整機構は、前記圧力調整用容器(16)内に配置され、前記圧力調整用液体(18)が気化すると圧縮して体積が減少する塊状弾性部材(70)で構成されていることを特徴とする請求項18に記載の外燃機関。
  20. 前記圧力調整用容器(16)内の空間を、前記圧力調整用液体(18)が封入される第1空間と、気体(72b)が封入される第2空間とに仕切る仕切板(72a)が、前記圧力調整用容器(16)内に摺動可能に配置されており、
    前記圧力調整用液体(18)が気化すると、前記仕切板(72a)が前記第2空間側に押圧され、前記気体(72b)が圧縮されるようになっており、
    前記容積調整機構(72)が前記仕切板(72a)と前記気体(72b)とで構成されていることを特徴とする請求項18に記載の外燃機関。
  21. 前記圧力調整用容器(16)内の空間を、前記圧力調整用液体(18)が封入される第1空間と、弾性部材(74)が封入される第2空間とに仕切る仕切板(72a)が、前記圧力調整用容器(16)内に摺動可能に配置されており、
    前記圧力調整用液体(18)が気化すると、前記仕切板(72a)が前記第2空間側に押圧され、前記弾性部材(74)が圧縮されるようになっており、
    前記容積調整機構(73)が前記仕切板(72a)と前記弾性部材(74)とで構成されていることを特徴とする請求項18に記載の外燃機関。
  22. 前記圧力調整用容器(16)には、前記圧力調整用液体(18)が気化すると前記圧力調整用液体(18)の温度を低下させる温度調整機構(75)が設けられていることを特徴とする請求項7ないし17のいずれか1つに記載の外燃機関。
  23. 作動液体(12)が流動可能に封入された容器(11)と、
    前記容器(11)内の前記作動液体(12)を加熱して気化させる加熱器(13)と、
    前記加熱器(13)で加熱されて気化した前記作動液体(12)の蒸気を冷却して液化させる冷却器(14)とを備え、
    前記蒸気の体積変動によって生じる前記作動液体(12)の変位を機械的エネルギに変換して出力する外燃機関であって、
    圧力調整用液体(18)が封入され、前記容器(11)と連通する複数の圧力調整用容器(37、38)と、
    前記複数の圧力調整用容器(37、38)内をそれぞれ異なる圧力に加圧する加圧手段(41、42)と、
    前記複数の圧力調整用容器(37、38)と前記容器(11)との連通部(39、40)をそれぞれ開閉する複数の開閉弁(43、44)と、
    前記容器(11)の内部圧力(Pc)の平均値(Pca)が目標値(Pc0)よりも低いときには前記複数の圧力調整用容器(37、38)のうち前記内部圧力(Pt)が前記目標値(Pc0)よりも高くかつ前記目標値(Pc0)に最も近い圧力調整用容器の前記連通部のみを開け、前記平均値(Pca)が前記目標値(Pc0)よりも高いときには前記複数の圧力調整用容器(37、38)のうち前記内部圧力(Pt)が前記目標値(Pc0)よりも低くかつ前記目標値(Pc0)に最も近い圧力調整用容器の前記連通部のみを開けるように、前記複数の開閉弁(43、44)を制御する制御手段(21)とを備えていることを特徴とする外燃機関。
  24. 前記圧力調整用液体(18)が前記作動液体(12)と同一液体であることを特徴とする請求項1ないし23のいずれか1つに記載の外燃機関。
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