JP4696972B2 - コンテンツ配信システム、コンテンツ配信システムの情報処理方法および端末装置 - Google Patents

コンテンツ配信システム、コンテンツ配信システムの情報処理方法および端末装置 Download PDF

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本発明は、ネットワーク構成された端末装置間におけるコンテンツの配信に関わる、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信システムの情報処理方法および端末装置に関する。
近年、インターネットなどのネットワークを介して、音楽、映画、トーク番組などのコンテンツのストリーミング配信を行うコンテンツ配信サービスが開始されている。コンテンツを配信するコンテンツ配信システムの技術として、P2P(Peer To Peer)通信と呼ばれるシステムが提案されている。P2P通信は、配信元からコンテンツを受信した端末装置が、受信したコンテンツを他の端末装置へ順次中継して配信する。
P2P通信によるコンテンツ配信システムの一形態としては、コンテンツを配信する放送局のような配信装置と、この配信装置を頂点として複数の端末装置が階層構造で多層に論理接続されたネットワークを備えている。更に、このネットワークの接続状態を管理する管理サーバが設けられる。この構成のネットワークにより、配信装置から(あるいは別の端末装置から)配信されるコンテンツが、端末装置が備える中継機能により、順次下流の端末装置へ中継配信される。この中継配信により、全ての端末装置にコンテンツが配信され、全ての端末装置において、受信したコンテンツが再生される。
配信装置は、提供している視聴チャネル毎に複数存在する。利用者があるチャネルの視聴を希望する場合には、希望する視聴チャネルを配信する配信装置が選択される。
視聴チャネルは、音声コンテンツを配信する視聴チャネル、映像コンテンツを配信する視聴チャネルを有している。異なる視聴チャネルに対応する配信装置は、それぞれ異なるコーデック方式により、コンテンツを記憶、配信する。例えば、ある配信装置は、MP3方式によりエンコードされた音声コンテンツを配信し、別の配信装置は、MPEG4やH.264方式でエンコードされた映像コンテンツを配信する。
したがって、利用者が使用する端末装置が、ある配信装置の配信を新規に受けたい場合には、この新規参加の端末装置は、その配信装置が有しているコーデック方式に対応する再生ソフトウェアや通信ソフトウェアを必要とする。このため、新規参加の端末装置は、これらのソフトウェアを得る必要がある。
従来、ネットワークに接続されている複数の端末装置に対するソフトウェアの送信を実現するために、ソフトウェアの送信元となる配信装置と、中継を行う中継装置が負荷検出部を備え、ネットワークの通信負荷が小さい場合を選んでソフトウェアの送信を行う技術がある(例えば、特許文献1参照)。
また、クライアントとなる端末装置毎に機種や要求するサービスが異なる場合であっても、サービス情報に応じたプログラムを効率的にダウンロードできるようにするために、配信装置が、クライアントプログラム蓄積部と、プログラム管理テーブルと、ファイル送信部を備える技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。このプログラム管理テーブルは、クライアントの属性情報毎にクライアントプログラムを管理し、ファイル送信部は、クライアント管理テーブルとクライアントプログラムを送信する。
特許文献2では、クライアントの端末装置が、サーバである配信装置が保有するプログラム管理テーブルを取得する。次いで、端末装置は、端末装置の属性情報とサービス情報との照合を行い、クライアントプログラムを選定した上で、クライアントプログラムを配信装置からダウンロードする。
特開平7−334436号公報 特開2000−10786号公報
しかしながら、特許文献1、特許文献2に記載の技術では、配信装置であるホスト計算機又はサーバ装置が、接続されている個々の端末装置に対してソフトウェアの送信を行っているので、配信装置に接続されている通信経路の負荷が増大する問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものである。
すなわち、システムに参加している端末装置であって、新規参加端末装置の要求するソフトウェアを有している端末装置が、新規参加端末装置に対して、ソフトウェアを送信することが可能なコンテンツ配信システム、コンテンツ配信システムの情報処理方法および端末装置を提供する。
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、コンテンツデータを配信する配信装置と、配信装置を頂点として階層構造で多層に論理接続される複数の端末装置とを有し、配信装置から配信されるコンテンツデータが端末装置の中継機能により順次下流に中継されて複数の端末装置全てに配信されるコンテンツ配信システムにおいて、配信装置は、コンテンツデータを記憶するコンテンツデータ記憶手段と、複数の端末装置のうち、下流に接続された端末装置へ記憶しているコンテンツデータを送信するコンテンツデータ送信手段と、端末装置からのソフトウェア更新要求を受信するソフトウェア更新要求受信機能と、下流に接続された端末装置に対して、受信したソフトウェア更新要求を中継するソフトウェア更新要求中継機能を有するソフトウェア更新要求処理手段と、を有し、端末装置は、上流装置からコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信機能と、受信したコンテンツデータを自己の端末装置の下流に接続された端末装置へ転送するコンテンツデータ転送機能と、を有するコンテンツデータ中継手段と、上流装置からソフトウェア更新要求を受信するソフトウェア更新要求受信機能と、受信したソフトウェア更新要求を自己の端末装置の下流に接続された端末装置へ中継するソフトウェア更新要求中継機能と、ソフトウェア更新要求に含まれるソフトウェア識別情報の条件に合致するソフトウェアを自己の端末装置が有している場合に当該ソフトウェア更新要求に含まれる要求元所在情報に基づいて更新ソフトウェア要求元の端末装置へ肯定応答を送信するソフトウェア更新要求応答機能と、を有するコンテンツ更新要求情報処理手段と、所定の装置へソフトウェア更新要求を送信して、階層構造を構成する複数の端末装置に対してソフトウェア更新要求を配信するよう要求するソフトウェア更新要求機能と、ソフトウェア更新要求に対して肯定応答してきた端末装置に対して、更新ソフトウェアのダウンロード要求を送信して更新ソフトウェアを取得する更新ソフトウェア取得機能と、を有するソフトウェア更新処理手段と、を備える構成とした。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコンテンツ配信システムに加えて、階層構造を構成する端末装置の接続状態情報を記憶する接続状態情報記憶手段と、配信装置の所在情報を記憶する配信装置所在情報記憶手段と、配信装置が使用中のソフトウェアの識別情報を記憶するソフトウェア識別情報記憶手段と、を備えた接続先紹介装置を有し、接続先紹介装置は、当該コンテンツ配信システムに参加する端末装置から接続先紹介要求を受信したとき、接続状態情報記憶手段に記憶された接続状態情報から接続先候補を選択する接続先候補選択機能と、接続先紹介要求を行った端末装置へ選択された接続先候補を通知する通知機能と、を有する接続先紹介手段と、端末装置から配信装置の所在情報の問い合わせを受けたとき、配信装置所在情報記憶手段に記憶された配信装置の所在情報と、ソフトウェア識別情報記憶手段に記憶された配信装置において使用中のソフトウェアの識別情報とを取得する情報取得機能と、問い合わせを行った端末装置に対して取得した情報を通知する通知機能と、を有するソフトウェア情報通知手段とを備える構成とした。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のコンテンツ配信システムに加えて、接続先紹介装置のソフトウェア情報通知手段は、端末装置から問い合わせを受けたとき、当該問い合わせを行った端末装置に対してライセンス情報の送信を要求し、当該送信要求に対して問い合わせを行った端末装置から送信されるライセンス情報が正規のライセンス情報であると認証した場合に、取得した情報を、問い合わせを行った端末装置へ通知する構成とした。
請求項4に記載の発明は、請求項1および請求項2のいずれか1項に記載のコンテンツ配信システムに加えて、端末装置のソフトウェア更新処理手段は、ソフトウェア更新要求を送信する所定の装置を、配信装置とする構成とした。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のコンテンツ配信システムに加えて、配信装置は、ソフトウェア更新要求元の端末装置が送信したライセンス情報を受信するライセンス情報受信手段と、受信したライセンス情報が正規のライセンス情報であるか否かを認証する認証手段と、を有し、配信装置のソフトウェア更新要求処理手段は、ソフトウェア更新要求中継機能として、認証手段により受信したライセンス情報が正規のライセンス情報であると認証された場合に、下流に接続された端末装置に対して、受信したソフトウェア更新要求を中継する構成とした。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載のコンテンツ配信システムに加えて、階層構造を構成する端末装置の接続状態情報を記憶する接続状態情報記憶手段と、配信装置の所在情報を記憶する配信装置所在情報記憶手段と、配信装置が使用中のソフトウェアの識別情報を記憶するソフトウェア識別情報記憶手段と、を備えた接続先紹介装置を有し、接続先紹介装置は、当該コンテンツ配信システムに参加する端末装置から接続先紹介要求を受信したとき、接続状態情報記憶手段に記憶された接続状態情報に基づいて接続先候補を選択する接続先候補選択機能と、接続先紹介要求を行った端末装置へ選択された接続先候補を通知する通知機能と、を有する接続先紹介手段と、端末装置から配信装置のソフトウェア識別情報の問い合わせを受けたとき、ソフトウェア識別情報記憶手段に記憶された配信装置において使用中のソフトウェアの識別情報を取得する機能と、問い合わせを行った端末装置に対して取得した情報を通知する通知機能と、端末装置からソフトウェア更新要求を受信したとき、配信装置所在情報記憶手段に記憶された配信装置の所在情報を取出し、当該配信装置の所在情報を宛先として、ソフトウェア更新要求を配信装置へ転送するソフトウェア更新要求転送機能と、を有するソフトウェア情報通知手段と、備えた構成とした。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のコンテンツ配信システムに加えて、接続先紹介装置のソフトウェア情報通知手段は、端末装置からソフトウェア更新要求を受信したとき、当該ソフトウェア更新要求を行った端末装置に対してライセンス情報の送信を要求し、当該送信要求に対してソフトウェア更新要求を行った端末装置から送信されるライセンス情報が正規のライセンス情報であると認証した場合に、ソフトウェア更新要求を配信装置へ転送する構成とした。
請求項8に記載の発明は、コンテンツデータを配信する配信装置と、配信装置を頂点として階層構造で多層に論理接続される複数の端末装置とを有し、配信装置から配信されるコンテンツデータが端末装置の中継機能により順次下流に中継されて複数の端末装置全てに配信されるコンテンツ配信システムにおける情報処理方法において、配信装置は、複数の端末装置のうち、下流に接続された端末装置へ記憶しているコンテンツデータを送信するステップと、端末装置からのソフトウェア更新要求を受信するステップと、下流に接続された端末装置に対して、受信したソフトウェア更新要求を中継するステップと、を有し、端末装置は、上流装置からコンテンツデータを受信するステップと、受信したコンテンツデータを自己の端末装置の下流に接続された端末装置へ転送するステップと、上流装置からソフトウェア更新要求を受信するステップと、受信したソフトウェア更新要求を自己の端末装置の下流に接続された端末装置へ中継するステップと、ソフトウェア更新要求に含まれるソフトウェア識別情報の条件に合致するソフトウェアを自己の端末装置が有している場合に、当該ソフトウェア更新要求に含まれる要求元所在情報に基づいて更新ソフトウェア要求元の端末装置へ肯定応答を送信するステップと、更新ソフトウェア要求元の端末装置から受信した更新ソフトウェアのダウンロード要求に対して、自己の端末装置が有している更新ソフトウェアを送信するステップと、を備えた構成とした。
請求項9に記載の発明は、コンテンツデータを配信する配信装置と、配信装置を頂点として階層構造で多層に論理接続される複数の端末装置とを有し、配信装置から配信されるコンテンツデータが端末装置の中継機能により順次下流に中継されて複数の端末装置全てに配信されるコンテンツ配信システムにおける端末装置において、上流装置からコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信機能と、受信したコンテンツデータを自己の端末装置の下流に接続された端末装置へ転送するコンテンツデータ転送機能と、を有するコンテンツデータ中継手段と、上流装置からソフトウェア更新要求を受信するソフトウェア更新要求受信機能と、受信したソフトウェア更新要求を自己の端末装置の下流に接続された端末装置へ中継するソフトウェア更新要求中継機能と、ソフトウェア更新要求に含まれるソフトウェア識別情報の条件に合致するソフトウェアを自己の端末装置が有している場合に当該ソフトウェア更新要求に含まれる要求元所在情報に基づいて更新ソフトウェア要求元の端末装置へ肯定応答を送信するソフトウェア更新要求応答機能と、を有するコンテンツ更新要求情報処理手段と、を備えた構成とした。
請求項10に記載の発明は、コンテンツデータを配信する配信装置と、配信装置を頂点として階層構造で多層に論理接続される複数の端末装置とを有し、配信装置から配信されるコンテンツデータが端末装置の中継機能により順次下流に中継されて複数の端末装置全てに配信されるコンテンツ配信システムにおける端末装置において、上流装置からコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信機能と、受信したコンテンツデータを自己の端末装置の下流に接続された端末装置へ転送するコンテンツデータ転送機能と、を有するコンテンツデータ中継手段と、自己の端末装置の下流に接続された端末装置からソフトウェア更新要求を受信するソフトウェア更新要求受信機能と、受信したソフトウェア更新要求を自己の端末装置の上流に接続された端末装置へ中継するソフトウェア更新要求中継機能と、ソフトウェア更新要求に含まれるソフトウェア識別情報の条件に合致するソフトウェアを自己の端末装置が有している場合に当該ソフトウェア更新要求に含まれる要求元所在情報に基づいて更新ソフトウェア要求元の端末装置へ肯定応答を送信するソフトウェア更新要求応答機能と、を有するコンテンツ更新要求情報処理手段と、を備えた構成とした。
請求項11に記載の発明は、請求項9および請求項10のいずれか1項に記載の端末装置に加えて、コンテンツ更新要求情報処理手段は、更新ソフトウェアの要求元の端末装置が送信したライセンス情報を受信し、受信したライセンス情報が正規のライセンス情報であると認証した場合にのみ、更新ソフトウェア要求元の端末装置から受信した更新ソフトウェアのダウンロード要求に対して、自己の端末装置が有している更新ソフトウェアを送信する更新ソフトウェア送信機能を有する構成とした。
請求項12に記載の発明は、請求項9〜11のいずれか1項記載の端末装置に加えて、コンテンツ更新要求情報処理手段は、ソフトウェア更新要求中継機能として、受信したソフトウェア更新要求を自己の端末装置の上流又は下流に接続された端末装置へ中継する際に、ソフトウェア更新要求に含まれる中継回数情報の値が所定の値であるとき、ソフトウェア更新要求の中継を行わず、ソフトウェア更新要求に含まれる中継回数情報の値が所定の値よりも小さい値であるとき、ソフトウェア更新要求に含まれる中継回数情報の値を増加させて、ソフトウェア更新要求を中継する構成とした。
請求項13に記載の発明は、請求項9〜11のいずれか1項記載の端末装置に加えて、コンテンツ更新要求情報処理手段は、ソフトウェア更新要求中継機能として、受信したソフトウェア更新要求を自己の端末装置の上流又は下流に接続された端末装置へ中継する際に、ソフトウェア更新要求に含まれる送信時刻と現在時刻とを比較して、ソフトウェア更新要求の中継期限が超過しているか否かを判定し、ソフトウェア更新要求が中継期限を超過していると判断した場合にはソフトウェア更新要求の中継を行わない構成とした。
請求項14に記載の発明は、請求項9〜13のいずれか1項記載の端末装置に加えて、所定の装置へソフトウェア更新要求を送信して、階層構造を構成する複数の端末装置に対してソフトウェア更新要求を配信するよう要求するソフトウェア更新要求機能と、ソフトウェア更新要求に対して肯定応答してきた端末装置に対して、更新ソフトウェアのダウンロード要求を送信して更新ソフトウェアを取得する更新ソフトウェア取得機能と、を有するソフトウェア更新処理手段を備えた構成とした。
請求項15に記載の発明は、請求項14記載の端末装置に加えて、自己の端末装置のソフトウェアの識別情報を記憶するソフトウェア識別情報記憶手段を有し、ソフトウェア更新処理手段は、ソフトウェア更新要求機能として、配信装置において使用中のソフトウェアの識別情報を取得し、当該識別情報とソフトウェア識別情報記憶手段に記憶した自己の端末装置のソフトウェアの識別情報とが一致しないとき、ソフトウェア更新要求を行う構成とした。
請求項16に記載の発明は、請求項14および請求項15のいずれか1項記載の端末装置に加えて、ソフトウェア更新処理手段は、更新ソフトウェア取得機能として、ソフトウェア更新要求に対して肯定応答してきた端末装置が複数あるとき、当該複数の端末装置のうち一の端末装置を選択して、更新ソフトウェアのダウンロード要求を送信して更新ソフトウェアを取得する構成とした。
請求項17に記載の発明は、請求項14および請求項15のいずれか1項記載の端末装置に加えて、ソフトウェア更新処理手段は、更新ソフトウェア取得機能として、ソフトウェア更新要求に対して肯定応答してきた端末装置が複数あるときに、当該複数の装置に対してそれぞれ更新ソフトウェアの一部を送信させるためのダウンロード要求を送信し、複数の装置からそれぞれ更新ソフトウェアの一部を取得すると、取得した更新ソフトウェアの一部を繋ぎ合わせて更新ソフトウェアを生成する構成とした。
請求項18に記載の発明は、請求項14〜16のいずれか1項記載の端末装置に加えて、コンテンツ更新要求情報処理手段は、ソフトウェア更新要求応答機能として、更新ソフトウェア要求元の端末装置へ肯定応答を送信する際に、ホップ数の値を所定の値にセットした肯定応答を送信する機能を有し、ソフトウェア更新処理手段は、更新ソフトウェア取得機能として、ソフトウェア更新要求に対して肯定応答してきた端末装置が複数あるときに、肯定応答に含まれるポップ数の値が最もホップ数の値が少ない端末装置に対して、更新ソフトウェアのダウンロード要求を送信して更新ソフトウェアを取得する構成とした。
請求項19に記載の発明は、請求項14〜16のいずれか1項記載の端末装置に加えて、コンテンツ更新要求情報処理手段は、ソフトウェア更新要求応答機能として、更新ソフトウェア要求元の端末装置へ肯定応答を送信する際に、肯定応答に送信時刻を挿入する機能を有し、ソフトウェア更新処理手段は、更新ソフトウェア取得機能として、ソフトウェア更新要求に対して肯定応答してきた端末装置が複数あるときに、肯定応答に含まれる送信時刻と現在時刻とを比較し、送信時刻と現在時刻との差が最も少ない端末装置に対して更新ソフトウェアのダウンロード要求を送信して更新ソフトウェアを取得する構成とした。
請求項20に記載の発明は、請求項14〜16のいずれか1項記載の端末装置に加えて、当該コンテンツ配信システムに参加する際に、階層構造の接続先候補を紹介する接続先紹介装置に対して、接続先候補の紹介を要求する接続先候補要求機能と、接続先候補の紹介要求に対して接続先紹介装置から送信される接続先候補を受信する接続先候補受信機能と、を有する接続先紹介要求手段を備え、ソフトウェア更新処理手段は、更新ソフトウェア取得機能として、ソフトウェア更新要求に対して肯定応答してきた端末装置に接続先紹介装置から送信される接続先候補が含まれているとき、接続先紹介装置から送信される接続先候補に対して、更新ソフトウェアのダウンロード要求を送信して更新ソフトウェアを取得する構成とした。
本発明によれば、コンテンツデータの配信システムの配信経路を用いることで、新規に参加した利用者の端末装置から送信されてきたソフトウェア更新要求を、下層に存在する端末装置に配信することができる。したがって、特定の装置に対して、更新要求を配信する負荷が集中することを回避することができる。
請求項2に記載の発明によれば、端末装置が接続先紹介装置に問い合わせを行うことで、コンテンツ配信経路上の上流装置の所在情報を取得したり、ソフトウェア更新要求の送信先となる配信装置の所在情報を取得したりできる。コンテンツ配信経路やソフトウェア識別情報は、センターで集約管理されているので、常に正確な情報を得ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、接続先紹介装置において、端末装置のライセンス認証を行うことで、不正なソフトウェア入手を防止できる。
請求項4に記載の発明によれば、階層状に形成されたコンテンツ配信経路の頂点に位置する配信装置を介して、ソフトウェア更新要求を転送できる。このため、効率的にネットワーク上の端末装置にソフトウェア更新要求を送信できる。
請求項5に記載の発明によれば、配信装置において、端末装置のライセンス認証を行うことで、不正なソフトウェア入手を防止できる。
請求項6に記載の発明によれば、端末装置が接続先紹介装置に問い合わせを行うことで、コンテンツデータの取得先となる接続先候補とソフトウェア識別情報とを取得することができ、さらにその後続処理として接続先紹介装置から配信装置へソフトウェア更新要求を送信することができる。これにより、端末装置は接続先紹介装置へ問い合わせを行うだけで必要なソフトウェアを識別し、ソフトウェア更新要求を配信経路上に存在する装置へ送信することができるようになる。
請求項7に記載の発明によれば、接続先紹介装置において、端末装置のライセンス認証を行うことで、不正なソフトウェア入手を防止できる。
請求項8に記載の発明によれば、コンテンツデータの配信システムの配信経路を用いることで、新規に参加した利用者の端末装置から送信されてきたソフトウェア更新要求を、下層に存在する端末装置に配信することができる。したがって、特定の装置に対して、更新要求を配信する負荷が集中することを回避することができる。
請求項9に記載の発明によれば、コンテンツデータの配信システムの配信経路を用いることで、新規に参加した利用者の端末装置から送信されてきたソフトウェア更新要求を、コンテンツ配信経路上に存在する全ての端末装置に配信することができる。したがって、特定の装置に対して、更新要求を配信する負荷が集中することを回避することができる。
請求項10に記載の発明によれば、トラフィックが混雑しがちなコンテンツ配信用経路の全てを用いることなく、ソフトウェアの送信が可能な状態にある端末装置を抽出することができる。
請求項11に記載の発明によれば、正規のライセンス情報を送信した端末装置に対してのみ、ソフトウェアのダウンロードを許可することができる。
請求項12に記載の発明によれば、トラフィックが混雑しがちなコンテンツ配信用の経路のうちの、限られた部分の経路を用いて、ソフトウェアの提供が可能な端末装置を検出することができる。
請求項13に記載の発明によれば、トラフィックが混雑しがちなコンテンツ配信用の経路のうちの、限られた部分の経路を用いて、ソフトウェアの送信が可能な端末装置を抽出することができる。
請求項14に記載の発明によれば、コンテンツデータの配信システムの配信経路を用いることで、新規に参加した利用者の端末装置から送信されてきたソフトウェア更新要求を、下層に存在する全ての端末装置に配信することができる。したがって、特定の装置に対して、更新要求を配信する負荷が集中することを回避することができる。
また、新規に参加した利用者の端末装置は、階層構造を構成する複数の端末装置のうち、更新ソフトウェアの送信が可能な状態にある端末装置から、直接更新ソフトウェアを受信することができる。更新ソフトウェアの送信が可能な端末装置は複数存在する可能性があるので冗長性が高い。
また、新規に参加した利用者の端末装置は、ソフトウェアのダウンロード等に起因するネットワーク負荷の集中による不具合を避けることができる。
請求項15に記載の発明によれば、コンテンツデータの再生に必要なソフトウェアが自己の記憶手段に記憶されていないと判定すると、ソフトウェア更新要求を行うので、適切にソフトウェアの更新が可能となる。
請求項16に記載の発明によれば、コンテンツデータの再生に必要なソフトウェアが自己の記憶手段に記憶されていない場合に、ソフトウェアを記憶している端末装置からソフトウェアを取得して、コンテンツの再生を行うことができる。また、ソフトウェアを記憶している端末装置が複数存在する場合には、ソフトウェアをダウンロードするに際して条件のよい端末装置を選択することができる。
請求項17に記載の発明によれば、トラフィックの混雑を分散させた状態でソフトウェアを取得することができる。新規に参加した利用者の端末装置は、短時間でソフトウェアを取得して、コンテンツの再生を行うことができる。
請求項18に記載の発明によれば、ソフトウェアの送信要求を送信した端末装置は、最も経由するルータの少ない端末装置を選択してソフトウェアを取得し、コンテンツの再生を行うことができる。したがって、ソフトウェアを速くダウンロードすることができる可能性が高くなる。
請求項19に記載の発明によれば、ソフトウェアの送信要求を送信した端末装置は、最も所要通信時間が少ない端末装置を選択してソフトウェアを取得し、コンテンツの再生を行うことができる。したがって、ソフトウェアを速くダウンロードすることができる可能性が高くなる。
請求項20に記載の発明によれば、更新ソフトウェアの送信要求を送信した端末装置は、接続先候補の端末装置を選択して更新ソフトウェアを取得し、コンテンツの再生を行うことができる。したがって、更新ソフトウェアを送信する端末装置が集中することがなく、更新ソフトウェアの送信処理の負荷分散が可能となる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
以下に説明する実施の形態では、P2Pを用いたツリー状の階層構造(以下、「論理トポロジー」と呼ぶ場合がある)におけるコンテンツ配信システムが説明に用いられる。このコンテンツ配信システムでは、配信装置である放送局端末1が配信するコンテンツを、階層構造で多層に論理接続される複数の端末装置2a1〜2d16が、P2Pシステムにより順次受信する。
まず、図1を用いて、コンテンツ配信システムSの構成と動作の概要について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システムとその周辺を含むブロック図である。
コンテンツ配信システムSは、配信装置の例である放送局端末1と、この放送局端末1を頂点として、階層構造で多層に論理接続される複数の端末装置2a1〜2d16を備えている。また、コンテンツ配信システムSは、複数の端末装置2a1〜2d16の接続先を紹介、管理する接続先紹介装置の例としての管理サーバ3、新規に参加する利用者の端末装置(以下、「新規参加端末装置」という)が必要とするソフトウェアとそのバージョン情報を記憶、管理し、ソフトウェアの初期配信を行うライブラリサーバ5と、配信されるソフトウェアの使用権であるライセンス証を発行するライセンス証発行サーバ6を備えている。
ネットワークにおいては、放送局端末1、端末装置2a1〜2d16、管理サーバ3、ライセンス証発行サーバ6、ライブラリサーバ5は、それぞれ独自のIPアドレスを有している。これらの放送局端末1や端末装置2a1〜2d16は、図1に示されるように、例えばインターネット4に置かれたルータ10を介して接続される。このようなネットワークにおいては、通信接続先の端末装置のIPアドレスが宛先IPアドレスであり、通信接続元の端末装置のIPアドレスが送信元IPアドレスであるヘッダを含むパケットが送信されることで、ネットワーク内でのデータ通信が可能となる。
なお、放送局端末1は、管理サーバ3の機能を含んだ構成を有していても良い。この場合には、管理サーバ3に別個のIPアドレスを割り当てる必要がなくなる。
ライセンス証発行サーバ6とライブラリサーバ5は、端末装置2a1〜2d16が階層構造により接続されるネットワーク内に接続されてもよく、ルータなどで別のネットワークに接続されていてもよい。更に、放送局端末1が、管理サーバ3のみでなく、ライセンス証発行サーバ6とライブラリサーバ5を含んでいても良い。
なお、端末装置2a1〜2d16のいずれかの端末装置や全ての端末装置を示す場合に、説明の便宜上、端末装置2と呼ぶことがある。同様に、端末装置2a1、2a2は、説明の便宜上、端末装置2aと呼ばれ、端末装置2b1〜2b4は、説明の便宜上、端末装置2bと呼ばれ、端末装置2c1〜2c8は、説明の便宜上、端末装置2cと呼ばれ、端末装置2d1〜2d16は、説明の便宜上、端末装置2dと呼ばれることがある。
階層構造は、放送局端末1を頂点として、複数の端末装置2がツリー状の階層構造で論理接続されており、管理サーバ3は、この論理接続を管理する。
コンテンツ配信システムSの構成と動作の概要について説明する。
放送局端末1は、コンテンツ配信システムSにおける配信装置の例であり、階層構造の頂点に位置する。放送局端末1は、種々の規定や指示に従い、下流に接続された複数の端末装置2に対して、コンテンツやソフトウェアを配信する。また、必要に応じて、管理サーバ3やライセンス証発行サーバ6、ライブラリサーバ5との処理のやり取りを行う。
管理サーバ3は、端末装置2や新規参加端末装置にとっての接続先紹介装置である。
管理サーバ3は、コンテンツ配信システムSに参加していない端末装置2(言い換えればツリー状階層構造に含まれていない端末装置2)である新規参加端末装置から接続先紹介要求を受信する。管理サーバ3は、コンテンツ配信システムSのツリー状階層構造の状態等に基づいて、接続先候補(放送局端末1又は端末装置2)を選択する。すなわち、管理サーバ3は、新規参加端末装置がストリーミング配信を受けるために接続が可能な上流の端末装置を選択する。
次いで、管理サーバ3は、選択した接続先候補のIPアドレス、ポート番号及び通信プロトコル等を新規参加端末装置に対して通知する。ここで、通信プロトコルとして、MMS(Microsoft Media Server)プロトコル、RTSP(Real
Time Streaming Protocol)等が用いられる。また、コンテンツデータの形式として、MPEG−TS(Motion Picture Expert
Group−Transport Stream)、ASF(Advanced Streaming Format)、WMA(Windows(登録商標) Media Audio)、WMV(Windows(登録商標) Media Video)等が用いられる。
端末装置2は、管理サーバ3から接続先候補のIPアドレスを受信すると、そのIPアドレスの接続先候補に対して、コンテンツ配信システムSへの参加(接続)を要求する。これにより端末装置2がコンテンツ配信システムSにおける階層構造へ組み込まれる。すなわち、放送局端末1からのコンテンツ配信およびソフトウェア配信を受信できるようになる。
この新規参加端末装置は、1台だけでなく、複数の新規参加端末装置が参加しても良く、順次、次々と新規参加端末装置が増加しても良い。
コンテンツ配信システムSでは、新規参加端末装置が次々と参入することによって、放送局端末1を頂点とした複数の端末装置2が、ツリー状階層構造で多層に論理接続される。放送局端末1から配信されるコンテンツやソフトウェア等は、端末装置2のP2Pによる中継機能により、順次下流の端末装置2へ中継されて複数の端末装置2に配信される。
音楽等の再生用ソフト、通信ソフト、ウィルス対策ソフト等の更新ソフトウェアからなるデータは、まず、放送局端末1によって所定容量に分割され、複数のパケット(以下、「ソフトウェアパケット」という。)に格納されて順次送信される。そして、放送局端末1の下流に位置する端末装置2a1、2a2(第1階層目の端末装置)は、図2に示すように、上流の放送局端末1から順次受信したソフトウェアを、バッファで一旦蓄積する。更に、端末装置2a1、2a2は、バッファで蓄積したソフトウェアパケットを、下流の端末装置2b1〜2b4(第2階層目の端末装置)へ順次送信する。図2は、本発明の実施の形態におけるバッファの構成図である。
また、コンテンツ配信システムSが音楽又は映像等のコンテンツデータである場合には、上記と同様に、放送局端末1によって所定容量に分割された複数のパケット(以下、「コンテンツパケット」という。)に格納されて順次送信され、このコンテンツパケットを一旦リングバッファに蓄積し、更にこの蓄積したコンテンツパケットを、受信可能の端末装置2b1〜2b4へ順次送信してもよい。
以下同様に、ソフトウェアパケットは、端末装置2b1〜2b4から端末装置2c1〜2c8(第3階層目の端末装置)へ、端末装置2c1〜2c8から端末装置2d1〜2d16(第4階層目の端末装置)へと順に中継される。
なお、端末装置2は、組み込まれた階層構造の位置の上流の端末装置2又は放送局端末1のIPアドレスと、その位置の下流の端末装置2のIPアドレスとを後述の第1記憶部202に記憶しており、このように記憶したIPアドレスに基づいて、ソフトウェアデータの中継を行う。
このように、コンテンツ配信システムSは、更新ソフトウェアを配信する放送局端末1と、放送局端末1を頂点として階層構造で多層に論理接続される複数の端末装置2とを有し、放送局端末1から配信されるソフトウェアデータが端末装置2の中継機能により順次下流へ中継されて複数の端末装置2の全てに配信されることとなる。また、コンテンツ配信システムSは、放送局端末1を頂点として階層構造で多層に論理接続された複数の端末装置2の接続状態の一部又は全部を記憶する管理サーバ3を有している。
このように、最初の階層構造の中に含まれていなかった新規参加端末装置が、階層構造の中に新規に参加した場合でも、新規参加端末装置が端末装置2の一つとして扱われ、配信装置である放送局端末1を頂点として、端末装置2のもつP2P機能により、コンテンツやソフトウェアの配信を受けることが可能となる。
以上が、ツリー状の階層構造をもつコンテンツ配信システムSにおける、コンテンツやソフトウェアの配信動作である。
次に、新規参加端末装置が必要とするソフトウェアが、ライブラリサーバ5から新規参加端末装置に届くまでの処理について説明する。
所定のチャンネルのコンテンツを視聴するために、新規にコンテンツ配信システムに参加する利用者の端末装置である新規参加端末装置は、コンテンツの視聴を行う前に、コンテンツを再生するためのソフトウェア、通信に参加するための通信ソフトウェアの使用権を得る手続きを行う。具体的には、新規参加端末装置(以下、「新規参加端末装置2X」と呼ぶ。)がライセンス証発行サーバ6へアクセスしてライセンス証を得る。例えば、新規参加端末装置2Xは、ライセンス証発行サーバ6からライセンス証を購入する。
ライセンス証の購入に際しては、利用者が新規参加端末装置2Xの入力画面においてクレジットカードの番号などの入力により決済する。ライセンス証発行サーバ6はライセンス証を新規参加端末装置2Xに対して送信する。
次に、新規参加端末装置2Xが管理サーバ3へアクセスして、所望のコンテンツを配信している放送局端末1の所在情報(IPアドレス、ドメイン名等)と、放送局端末1で使用している再生ソフトウェアのバージョン情報(例えば、最新版のバージョン番号)を取得する。このとき、管理サーバ3は、新規参加端末装置2Xが有しているライセンス証に含まれるライセンス情報が、正規であると認証した場合に、新規参加端末装置2Xに対して放送局端末1の所在情報等を送信するようにしてもよい。
新規参加端末装置2Xが放送局端末1の所在情報を取得すると、次に新規参加端末装置2Xは放送局端末1へアクセスし、送信要求メッセージを放送局端末1に送信する。更に、新規参加端末装置2Xは、送信要求メッセージを階層構造の下流へ向かって配信するように放送局端末1に要求する。
この送信要求メッセージは、新規参加端末装置2Xで必要としているコンテンツ視聴のためのソフトウェア更新要求とそのバージョン情報を含む。更に、送信要求メッセージは、ライセンス情報を含むようにしてもよい。また、ソフトウェア更新要求は、ソフトウェア識別情報を含んでいる。配信装置である、放送局端末1は、配信するコンテンツデータの記憶と共に、新規参加端末装置2Xからのソフトウェア更新要求の受信と、ソフトウェア更新要求を含む送信要求メッセージを、階層構造に接続される複数の端末装置2への中継送信を行う。
送信要求メッセージは、階層構造の頂点となる放送局端末1から下流に論理接続されている既存の端末装置2a1〜2d16に対して順次中継されながら配信される。端末装置2の各々は、コンテンツ配信の際のコンテンツデータの転送中継の機能に加え、送信要求メッセージの転送中継も行う。すなわち、送信要求メッセージを受信し、これを下位の端末装置2に転送する。
この送信要求メッセージを受信した端末装置2は、必要に応じて送信要求メッセージに含まれるソフトウェア更新要求とそのバージョン情報を検査する。次いで、端末装置2は、ソフトウェア識別情報の条件に合致するソフトウェア(以下、「更新ソフトウェア」という)を所有しているか否かを判断する。更新ソフトウェアが記憶されていると判断した場合には、端末装置2は、更新ソフトウェアを送信可能であることを示す「肯定応答」を、新規参加端末装置2Xに送信する。
このとき、端末装置2は、新規参加端末装置2Xが有しているライセンス証を正規のものと確認した場合のみ、新規参加端末装置2Xに対して肯定応答を送信するようにしてもよい。
なお、既存の端末装置2は、自己の端末装置2におけるネットワーク帯域や情報処理に関する能力などを参酌して、新規参加端末装置2Xに対して更新ソフトウェアの提供の可否を判断しても良い。これらの視点から更新ソフトウェアの提供が可能であると判断した場合のみ、端末装置2は、新規参加端末装置2Xに対して肯定応答を送信するようにしてもよい。
肯定応答を受信した新規参加端末装置2Xは、肯定応答を送信した端末装置2に対して、更新ソフトウェアを送信するダウンロード要求を送信する。ダウンロード要求を受けた端末装置2は、新規参加端末装置2Xに対して、更新ソフトウェアを送信する。新規参加端末装置2Xは、更新ソフトウェアを受信して、コンテンツを再生可能な状態に設定する。例えば、コンテンツを再生するためのソフトウェアを、受信した更新ソフトウェアにアップデートする。
このように、新規参加端末装置2Xが、ネットワークへ新規に参加し、放送局端末1からコンテンツの配信を新規に受けたい場合に、コンテンツ再生に必要な更新ソフトウェアを、ネットワークに接続されている複数の端末装置2のいずれかから得ることができる。
また、新規参加端末装置2Xは、管理サーバ3に対して、接続先の紹介を要求してもよい。新規参加端末装置2Xは、管理サーバ3に対して、接続先紹介要求を出力する。管理サーバ3は、接続先候補を選択し、新規参加端末装置2Xに、選択した接続先候補を通知する。更に、管理サーバ3は、新規参加端末装置2Xから送信要求メッセージを受信する。また、新規参加端末装置2Xに対して、配信装置である放送局端末1の位置情報などを通知する。
次に、肯定応答を、複数の端末装置2が送信する場合についての、更新ソフトウェアの受信処理について説明する。まず、複数の端末装置2が、肯定応答を送信し、新規参加端末装置2Xが、更新ソフトウェアのダウンロード元を選択する場合について説明する。
新規参加端末装置2Xが、複数の端末装置2から肯定応答を受信した場合には、複数の端末装置2の中から例えばネットワーク近接度の高い端末装置2を選択して、更新ソフトウェアのダウンロード要求を出力する。新規参加端末装置2Xは、選択した端末装置2から、更新ソフトウェアを受信して、自己の端末装置内のソフトウェアのアップデートを行う。結果として、放送局端末1から配信されたコンテンツの再生が可能となる。
このように、ネットワーク近接度の高い端末装置2を選択することにより、更新ソフトウェアを早くダウンロードすることができる。
新規参加端末装置2Xが、複数の端末装置2から肯定応答を受信した場合には、複数の端末装置2に対して、更新ソフトウェアの一部を送信させるための送信開始要求を送信して、複数の端末装置2からそれぞれソフトウェアの一部を受信してもよい。
新規参加端末装置2Xは、受信したそれぞれのソフトウェアの一部を繋ぎ合わせて記憶手段に記憶して、コンテンツデータを再生可能な状態に設定することができる。これにより、トラフィックの混雑を分散させた状態で更新ソフトウェアを取得することができる。また、新規参加端末装置2Xは、短時間で更新ソフトウェアを取得して、コンテンツの再生を行うことができる。
次に、肯定応答を送信した端末装置2が、階層構造の自己の端末装置2よりも下流に新規参加端末装置2Xの論理接続を許可する場合について説明する。
既存の端末装置2が、自己の端末装置2の下流に新規参加端末装置2Xを論理接続して更新ソフトウェアの送信を行うことが可能な状態にあると判断した場合には、肯定応答と共に論理接続を許可する旨を表す論理接続許可情報を送信してもよい。新規参加端末装置2Xが、この論理接続許可情報を受信した場合には、新規参加端末装置2Xを下流に論理接続可能な端末装置2が、更新ソフトウェアのダウンロード元として選択される。
既存の端末装置2から論理接続許可情報を受信することによって、再び管理サーバ3に接続先の紹介を依頼することなく、更新ソフトウェアのインストール処理又は更新処理を行った直後にコンテンツデータの配信を受けることができる。したがって、管理サーバ3の処理を軽減することができると共に、ネットワークの負荷を分散させることができる。
以上のように、新規参加端末装置2Xが送信した送信要求メッセージが、放送局端末1を介して下流の既存の端末装置2へ配信される。この送信要求メッセージに含まれるソフトウェア更新要求に対して肯定応答を送信した端末装置2が、更新ソフトウェアのダウンロード元として利用される。また、送信要求メッセージに対して肯定応答する端末装置2が複数ある可能性があることに着目して、更新ソフトウェアのダウンロード処理を分散並列的に行うこともできる。更に、肯定応答した端末装置2が複数あった場合には、ネットワーク近接度、通信時間、あるいは論理接続許可情報を基準にして配信元装置を選択することができ、更新ソフトウェアのダウンロード処理又は更新ソフトウェアのバージョンアップ処理、接続先紹介処理等に要するネットワーク負荷を抑制することができる。
また、新規参加端末装置2Xが、管理サーバ3から紹介された端末装置2に送信要求メッセージを送信し、この端末装置2から階層構造の上流方向へ送信要求メッセージを送信するように構成してもよい。この場合、任意の端末装置2において送信要求メッセージを重複受信しないように、中継ホップ数を制限したり、中継に制限時間を設けて送信したりしてもよい。
管理サーバ3から接続先の紹介を受けた新規参加端末装置2Xが、階層構造に論理接続した後に、新規参加端末装置2Xから送信要求メッセージを階層構造の上流方向へ送信するように構成してもよい。この場合にも、任意の端末装置2において送信要求メッセージを重複受信しないように、中継ホップ数を制限したり、中継に制限時間を設けて送信したりしてもよい。
以上が、本発明のコンテンツ配信システムの動作処理の概要である。
次に、コンテンツ配信システムSを構成する放送局端末1、端末装置2、管理サーバ3、ライブラリサーバ5、及びライセンス証発行サーバ6についてそれらの具体的な構成及び動作について図3〜図8を参照して説明する。
まず、図3を用いて放送局端末1について説明する。図3は、本発明の実施の形態における放送局端末1のブロック図である。
放送局端末1は、一般のサーバコンピュータを適用可能である。
図3に示すように、放送局端末1は、CPU(Central Processing
Unit)101と、各種プログラム等を記憶する書き換え可能な第1記憶部102と、各種データを記憶するHDD(Hard Disc Drive)等から構成された第2記憶部103を備える。更に、放送局端末1は、インターネット4を介して端末装置2や管理サーバ3との間で通信を行うネットワークインターフェイス104と、所定の情報を入力可能なキーボード105やマウス106等の入力手段、及びICカードスロット141を介してICカード140に対する情報の書き込み又は読み出しを制御する周辺機器制御チップ107と、CPU101からイメージデータを受け取り、内部のビデオメモリ(図示せず)に書き込むと共にこのビデオメモリに書き込んだデータをディスプレイ109に表示するビデオチップ108と、FM音源やWave Table音源などの音源を有する音源チップ110と、音源チップ110から出力されるオーディオ信号を音波に変換するスピーカ111と、音声信号を入力するマイク112とを備えている。これらの構成要素はシステムバス113を介して相互に接続されている。なお、ネットワークインターフェイス104は、ルータ10aを介してインターネット4に接続される。
第2記憶部103は、放送用の多数の更新ソフトウェアを格納している放送用ソフトウェア116を有している。また、第2記憶部103は、放送用の多数のコンテンツデータを格納する記憶手段としての放送用コンテンツデータベース115を有している。
すなわち、第2記憶部103は、放送用コンテンツを記憶するコンテンツデータ記憶手段である。また、CPU101などが、端末装置2へコンテンツデータを送信するコンテンツデータ送信手段を構成する。加えて、CPU101などが、新規参加端末装置2Xからのソフトウェア更新要求を受信するソフトウェア更新要求受信機能と、ソフトウェア更新要求を端末装置2に対して中継するソフトウェア更新要求中継機能を含むソフトウェア更新要求処理手段を構成する。
同様に、CPU101などが、新規参加端末装置2Xからのライセンス情報を受信するライセンス情報受信手段と、ライセンス情報の適否を認証する認証手段を構成する。
なお、本実施の形態においては、CPU101と第1記憶部102とで制御手段114を構成している。また、放送局端末1には、上述のようにディスプレイ(液晶ディスプレイ等)109等が接続されるようになっており、たとえば、コンテンツ配信システムSを運用する運営者によって視認可能である。
第1記憶部102は、放送局端末1のコンピュータとしての基本的な機能を提供するためのOS(オペレーティングシステム)プログラム120と、コンテンツ視聴用のソフトウェアや通信のためのソフトウェアを、ある端末装置2からの要求に基づいて別の端末装置2に配信するソフトウェア更新プログラム128を備えている。また、第2記憶部103に記憶されたコンテンツデータのストリーミングを行うためのストリーム制御プログラム121と、管理サーバ3に自己の放送局端末1のIPアドレス等を登録すると共に第1階層の端末装置2aのIPアドレスの管理等を行うためのトポロジー制御プログラム122と、ディスプレイ109への表示内容を制御するための画面制御プログラム123と、ソフトウェアデータやコンテンツデータをエンコードするためのエンコーダプログラム124と、データを一時的に格納するリングバッファ126と、新規参加端末装置2Xから送信されたライセンス情報について認証処理を行うライセンス証認証プログラム127等を記憶しており、これらはCPU101によって読み出され、CPU101によってこれらのプログラムに従った機能が実行される。
すなわち、CPU101と、第1記憶部102に含まれる種々のプログラムにより、コンテンツデータを送信するコンテンツデータ送信手段と、新規参加端末装置2Xからのソフトウェア更新要求を処理するソフトウェア更新要求処理手段と、ライセンス情報受信手段と、認証手段などが、実現される。
また、ソフトウェア更新プログラム128は、端末装置2にて用いられる各種ソフトウェアの追加ソフトウェア、新たなコンテンツに対応する新規バージョンソフト、あるいは、通信制御用新バージョンの更新ソフトウェア等を配信するための処理制御を行う。第2記憶部103又は第1記憶部102等の記憶手段に記憶されたソフトウェアは、ソフトウェア配信手段によって下流の端末装置に配信することができる。なお、端末装置2a1、2a2に送信するソフトウェアは、第1記憶部102や第2記憶部103に限らず、CD−ROM、ICカード140その他の外部記憶装置に記憶するようにしてもよい。
OSプログラム120は、CPU101によって読み出されて実行されることにより、キーボード105やマウス106の入出力に関する機能や、第1記憶部102や第2記憶部103などのメモリ管理などの放送局端末1であるコンピュータの基本的な機能を実行可能にする。加えて、OSプログラム120がCPU101によって実行された状態で、上述のソフトウェア更新プログラム128、ストリーム制御プログラム121、トポロジー制御プログラム122、画面制御プログラム123、エンコーダプログラム124等が第1記憶部102から読み出されて実行される。
なお、OSプログラム120、ソフトウェア更新プログラム128、ストリーム制御プログラム121、トポロジー制御プログラム122、画面制御プログラム123およびエンコーダプログラム124等は、たとえば、インターネット4に接続されたサーバ等から第1記憶部102にダウンロードされるようにしてもよい。あるいは、CD−ROM、ICカード140等の外部記録媒体から、第1記憶部102に読み込まれるようにしてもよい。
制御手段114は、上述のようにCPU101と第1記憶部102とから構成されている。CPU101が、第1記憶部102に記憶された各種プログラムを読み出して実行することにより、放送局端末1全体を制御する。加えて、後述する受信手段、配信手段、送信手段、エンコード手段、画面制御手段、トポロジー管理手段を実行可能にする。
CPU101は、新規参加端末装置2X(端末装置2に含まれる場合もある)からのソフトウェア更新要求と、その要求元所在情報と、ソフトウェア識別情報を受信するソフトウェア更新要求受信機能を有する。加えて、受信したソフトウェア更新要求を、論理接続されている端末装置2に対して送信する送信手段の機能を有している。
更に、CPU101は、階層構造の下流に論理接続されている端末装置2に対して、コンテンツデータを配信するコンテンツデータ送信手段の機能を有している。なお、第2記憶部103は、コンテンツデータ記憶手段の機能を有している。コンテンツデータ送信手段は、配信プロトコルを用いて端末装置2へコンテンツデータの配信を行うものである。この配信プロトコルは、たとえばTCPの下でのストリーミング配信用プロトコル(RTSPなど)などを用いることができるほか、独自の専用プロトコルを用いるようにすることもできる。
また、CPU101と第2記憶部103などは、更新ソフトウェアを送信するソフトウェア送信手段の機能を有している。CPU101が、ソフトウェア更新プログラム128を実行することにより、このソフトウェア送信手段の機能が実現される。
また、CPU101は、新規参加端末装置2Xが送信したライセンス情報を受信するライセンス情報受信手段として機能する。更に、CPU101は、受信したライセンス情報が正規のライセンス情報であるか否かを認証する認証手段の機能を有している。
なお、CPU101は、トポロジー制御プログラム122を実行することによって、トポロジー管理手段の機能を有している。また、CPU101は、画面制御プログラム123を実行することによって表示制御手段を有している。また、CPU101は、エンコーダプログラム124を実行することによってエンコード手段の機能を有している。
エンコード手段は、第2記憶部103の放送用コンテンツデータベース115に記憶されているコンテンツデータを、ストリーミング配信用のデータ形式、たとえばASF、WMA、WMV、MPEG、MP3等のデータ形式にエンコードする。なお、このデータ形式は、運営者によって上述の入力手段が操作されることによって選択することができると共に、端末装置2からのデータ形式指定パケットに応じて選択することも可能である。
ストリーム制御プログラム121は、放送運営者からの放送開始要求及び放送終了要求に応じて、コンテンツデータをパケット化したコンテンツパケットを生成する。
コンテンツパケットの生成は、ハードディスク装置等で構成される第2記憶部103に格納されている放送用コンテンツデータベース115からコンテンツデータをフレーム単位で切り出し、シーク時に必要な情報をヘッダに付加することで行われる。
トポロジー制御プログラム122は、下流に接続されている端末装置2aとの配信経路を維持するために端末装置2aのIPアドレスを管理する。
この配信経路は、端末装置2a1又は端末装置2a2が放送局端末1の下流装置として接続要求を送信し、放送局端末1が該接続要求を受信した際に形成される。
ソフトウェア送信手段及びコンテンツデータ送信手段は、トポロジー制御プログラム122が管理する端末装置2のIPアドレスを宛先アドレスとし、放送局端末1のIPアドレスを送信元として端末装置2に対してソフトウェアやコンテンツデータの配信を行うことができる。また、管理サーバ3に放送局端末1を登録するために、管理サーバ3へその登録に必要な情報を送信する。
新規参加端末装置2Xから放送局端末1にソフトウェアの送信要求メッセージが出力されると、放送局端末1は受信した送信要求メッセージを、コンテンツデータの配信経路を用いて端末装置2に配信する。階層構造を構成している下流側の端末装置2に対して、送信要求メッセージが中継される。
ソフトウェア更新要求受信機能は、新規参加端末装置2Xが送信した送信要求メッセージと、その要求元所在情報と、ソフトウェア識別情報とを含むソフトウェア更新要求を受信することができる。また、ソフトウェア更新要求受信機能は、要求元の新規参加端末装置2Xが送信した認証用のライセンス情報を受信することができる。
次に、コンテンツデータの配信の流れについて説明する。
コンテンツデータ送信手段は、キーボード105などの入力手段や通信等によって指定された放送用コンテンツを、ネットワークインターフェイス104を介して、下流側に論理接続されている第1階層の端末装置2a1,2a2にストリーミング配信する。
キーボード105やマウス106などの入力手段から、配信コンテンツが選択されると、コンテンツデータ送信手段は、選択されたコンテンツに対応するコンテンツデータ115を第2記憶部103から読み出す。
次いで、コンテンツデータ送信手段は、読み出されたコンテンツデータを、エンコード手段によってストリーミング配信用のデータ形式にエンコードし、コンテンツ符号化データとする。
その後、コンテンツデータ送信手段は、通信手段を制御し、ネットワークインターフェイス104を介して、エンコードされたコンテンツデータを下流側に論理接続されている端末装置2a1、2a2へ送信する。このときコンテンツデータ送信手段は、エンコードされたコンテンツデータを所定データ単位ごとに分割する。更に、コンテンツデータ送信手段は、分割されたコンテンツデータをパケットに格納し、コンテンツパケットとして、ネットワークインターフェイス104を介して順次端末装置2a1、2a2へ送信する。
次に、ソフトウェア送信手段について説明する。
新規参加端末装置2X、又は管理サーバ3から、ソフトウェア更新要求を受信すると、ソフトウェア送信手段は、受信したソフトウェア更新要求を、下流側に論理接続されている第1階層の端末装置2a1、2a2に送信する。各端末装置2は、自己の持つ中継機能を介して、順次下流の端末装置2に、ソフトウェア更新要求を送信する。このように、放送局1が有するソフトウェア送信手段により、階層構造に論理接続している端末装置2全体に、新規参加端末装置2Xが出力したソフトウェア更新要求が転送される。
次に、表示にかかわる機能について説明する。
表示制御手段は、ビデオチップ108及びディスプレイ109を制御して、各種の映像情報(画像情報)を表示させる機能を有している。すなわち、表示制御手段は、ディスプレイ109にどのように映像を表示させるかを制御する。
次に、新規参加端末装置2Xが出力したライセンス情報の認証について説明する。
認証手段は、受信したライセンス情報が正規のライセンス情報であるか否かを認証する。認証手段は、ライセンス証発行サーバ6に対してライセンス情報を送信して認証を依頼してもよいし、ライセンス証認証プログラム127を用いて独自に認証処理を行ってもよい。
認証手段が、受信したライセンス情報が正規のライセンス情報であると認証した場合には、ソフトウェア送信手段に対して更新ソフトウェアの送信を指示する。これにより、正規のライセンス情報を持つ新規参加端末装置2Xは、更新ソフトウェアを取得して、コンテンツの再生を行うことができる。
なお、ソフトウェア更新要求を出力するのは、ネットワークに新たに参加する新規参加端末装置2Xであるが、既にネットワークに参加している端末装置2のいずれかであってもよく、特に区別されるものではない。
また、放送局端末1が、配信装置の例として説明されているが、これに限られるものではない。
次に、図4を用いて制御手段114の処理について説明する。
図4は、本発明の実施の形態における放送局端末の制御手段が実行する全体処理のフローチャートである。
放送局端末1の電源が投入されて、ステップS102にて、プログラムの初期化が行われる。放送局端末1のプログラムの初期化が終了すると、ステップS104にて、放送運営者から放送開始要求又は停止要求を取得したか否かの判断が行われる。放送運営者から放送開始要求又は停止要求を取得していないと判断した場合には、処理はステップS106に分岐する。一方、放送運営者から放送開始要求又は停止要求を取得したと判断した場合には、処理はステップS108に進む。ステップS108にて、指定されたコンテンツデータのエンコード処理を開始又は終了する。
コンテンツパケット生成処理の開始又は停止処理が終了すると、ステップS110にて、放送局端末1に対して電源遮断の指示が入力されたか否かの判断を行う。もし、電源遮断の指示が入力されたと判断した場合には、制御手段114は処理を終了する。一方、電源遮断の指示が入力されていない場合には、ステップS104に戻る。
これに対して、ステップS106にて、端末装置2からセッション開設要求、又はセッション切断の要求を受信したか否かが判断される。もし、端末装置2からセッション開設要求、又はセッション切断の要求を受信していないと判断した場合には、処理はステップS112に分岐する。逆に、端末装置2からセッション開設要求、又はセッション切断の要求を受信したと判断した場合には、ステップS114の処理に進む。
ステップS114にて、トポロジー制御プログラム122が端末装置2から受信したセッション開設要求、又はセッション切断要求に基づいたセッション開設、又はセッション切断処理を実行する。次いで、ステップS116にてトポロジー制御プログラム122は、端末装置2から受信したセッション開設要求、又はセッション切断要求に基づいて、下流の端末装置2に対してコンテンツデータのストリーム配信の開始又は停止する。
一方、ステップS112に分岐すると、新規参加端末装置2Xから端末装置で必要なソフトウェアの送信要求メッセージを受信したか否かの判断を行う。もし、ソフトウェア更新要求を受信していないと判断した場合には、ステップS110に分岐する。逆に、送信要求メッセージを受信したと判断した場合には、処理はステップS118に進む。ステップS118にて、ソフトウェア送信手段は、新規参加端末装置2Xから受信したソフトウェア更新要求(送信要求メッセージに含まれる)を、下流側に論理接続されている第1階層の端末装置2a1,2a2に配信する。
以上のようにして、放送局端末1は、コンテンツデータの配信システムの配信用の経路を用いて、新規参加端末装置2Xからのソフトウェア更新要求を、下流に存在する全ての端末装置2に配信できる。
次に、図5を用いて、端末装置2(および新規参加端末装置2X)の詳細について説明する。端末装置2は、予め階層構造の中に接続されている端末装置2であって、ソフトウェア更新要求に基づいて、ソフトウェアを送信する端末装置である場合と、新規にネットワークに参加し、ソフトウェアの更新を要求する新規参加端末装置2Xである場合を含む。以下では、いずれかを特に区別せずに説明するので、端末装置2の構成と動作は、新規参加端末装置2Xも同様に含むものである。立場が異なる場合により呼び方と行う動作が変わるだけであり、保有している構成、動作、機能は同様である。端末装置2は、接続されている既存の端末装置2にも、新規参加端末装置2Xにもなることができる。
図5は、本発明の実施の形態における端末装置のブロック図である。
端末装置2は、一般のパーソナルコンピュータを適用可能である。図5に示すように、CPU201と、各種プログラム等を記憶する書き換え可能な第1記憶部202と、コンテンツの視聴に用いるソフトウェア、自己の端末装置の所在地を表す肯定元所在情報、各種データ等を記憶するハードディスク装置等から構成された第2記憶部203を備える。更に、端末装置2は、必要に応じて、インターネットを介して放送局端末1や管理サーバ3との間で通信を行うネットワークインターフェイス204と、利用者が端末装置2を遠隔操作するために所定の赤外線信号を送信及び受信するリモコン243と、このリモコン243と赤外線により通信を行なうための赤外線ポート242と、ICカードスロット241を介してICカード240に対する情報の書き込み又は読み出しを制御すると共に赤外線ポート242に対する制御を行う周辺機器制御チップ207と、CPU201からイメージデータを受け取り、内部のビデオメモリ(図示せず)に書き込むと共にこのビデオメモリに書き込んだデータを後述のディスプレイ209に表示するビデオチップ208と、ビデオチップ208から送信される信号に応じた表示を行うディスプレイ209と、FM音源やWave Table音源などの音源を有する音源チップ210と、音源チップ210から出力されるオーディオ信号を音波に変換するスピーカ211を備えている。
これらの各構成要件はシステムバス213を介して相互に接続されている。
なお、本実施の形態においては、CPU201と第1記憶部202とで制御部214を構成している。なお、ネットワークインターフェイス204は、ルータ10bを介して、ネットワークに接続されている。
なお、端末装置2と新規参加端末装置2Xは、ほぼ同じ構成を有しており、第2記憶部203や制御部214以外の要素は、いずれも必要に応じて設けられる。
ここで、CPU201をはじめ制御部214、第2記憶部203などは、コンテンツデータ中継手段の機能を有している。コンテンツデータ中継手段は、階層構造における上流側の端末装置2からのコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信機能と、受信したコンテンツデータを自己の端末装置より下流に接続された端末装置に対して転送するコンテンツデータ転送機能を含んでいる。
また、同様にCPU201をはじめ制御部214、第2記憶部203などは、コンテンツ更新要求情報処理手段の機能を有している。
コンテンツ更新要求情報処理手段は、上流側の端末装置や配信装置からのソフトウェア更新要求を受信するソフトウェア更新要求受信機能と、受信したソフトウェア更新要求を自己の端末装置の下流に接続された端末装置へ中継するソフトウェア更新要求中継機能と、ソフトウェア更新要求に含まれるソフトウェア識別情報の条件に合致する更新ソフトウェアを有している場合に、この更新ソフトウェアを、ソフトウェア更新要求を出力した端末装置に対して、肯定応答を送信するソフトウェア更新要求応答機能を含んでいる。また、必要に応じて、端末装置2は、ソフトウェア識別情報を記憶するソフトウェア識別記憶手段を備えていても良い。これは、第1記憶部202、第2記憶部203などで実現される。
同様に、制御部214などは、ソフトウェア更新処理手段の機能を有している。
ソフトウェア更新処理手段は、所定の装置(例えば配信装置である放送局端末1)へソフトウェア更新要求を送信して、端末装置2に対してソフトウェア更新要求を送信するように要求するソフトウェア更新要求機能と、ソフトウェア更新要求に対して肯定応答を出力した端末装置に対して、更新ソフトウェアのダウンロード要求を送信して更新ソフトウェアを取得する更新ソフトウェア取得機能を含んでいる。
また、CPU201をはじめ制御部214、第2記憶部203などは、更新ソフトウェアを送信するソフトウェア送信手段の機能も有している。
各部の詳細について説明する。
まず、第1記憶部202について説明する。
第1記憶部202は、端末装置2のコンピュータとしての基本的な機能を提供するためのOSのプログラム220と、視聴用ソフトウェアの要求やバージョンアップソフトウェアの更新判断、更新要求、及び受信処理等を行うソフトウェア更新プログラム228と、放送局端末1から直接又は他の端末装置2に中継されてストリーミング配信されるコンテンツデータを受信するためのストリーム制御プログラム221と、ツリー状に接続された1段上流の端末(放送局端末1又は端末装置2)のIPアドレスとツリー状に接続された1段下流の端末装置2のIPアドレスの管理等を行なうためのトポロジー制御プログラム222と、ディスプレイ209を制御するための画面制御プログラム223と、エンコードされたコンテンツデータをデコードするためのデコーダプログラム229と、受信したデータを一時的に格納するリングバッファ226と、新規に参加する端末装置から送信されてきたライセンス情報について認証処理を行うライセンス証認証プログラム227と再生又は通信等に使用するソフトウェアの更新処理を行うソフトウェア更新プログラム228等を記憶している。
これらはCPU201によって読み出され、CPU201によってこれらのプログラムに従った機能が実行される。
ここで、OSプログラム220は、CPU201によって読み出されて実行されることにより、リモコン243の入出力に関する機能や、第1記憶部202や第2記憶部203などのメモリ管理などの端末装置2であるコンピュータの基本的な機能を実行可能にするものである。そして、このOSプログラム220がCPU201によって実行された状態で、上述のストリーム制御プログラム221、トポロジー制御プログラム222、画面制御プログラム223、デコーダプログラム224等が実行される。
なお、OSプログラム220、ストリーム制御プログラム221、トポロジー制御プログラム222、画面制御プログラム223、デコーダプログラム224等は、例えば、インターネットに接続されたサーバ等から第1記憶部202にダウンロードされるようにしてもよく、又CD−ROM等の記憶媒体に記録されてから当該記憶媒体のドライブを介して、第1記憶部202に読み込まれるようにしてもよい。
次に、制御部214について説明する。
制御部214は、上述のようにCPU201と第1記憶部202とから構成されている。制御部214は、CPU201が第1記憶部202に記憶された各種プログラム220〜223,226〜229を読み出して実行することにより、端末装置2全体を統括制御する。合わせて、コンテンツデータ中継手段、コンテンツ更新要求情報処理手段、ソフトウェア更新処理手段などを機能させる。加えて、管理サーバ3に対する接続先紹介要求手段も備える。
また、端末装置2は、階層構造に論理接続するための接続手段も備えている。
接続先紹介要求手段について説明する。
接続先紹介要求手段は、新規参加端末装置2Xを含む端末装置2が階層構造に新規に接続される際に、管理サーバ3に対して新規参加を依頼するための接続先紹介要求を示すデータ(以下、「参加依頼パケット」という。)を送信する。
また、接続先紹介要求手段により、管理サーバ3へ送信された接続先紹介の要求に対して、管理サーバ3は、端末装置2に接続先候補を送信する。
接続先候補受信手段は、管理サーバ3から送信される階層構造における接続先候補を示すデータ(以下、「親端末の紹介パケット」という。)を受信する。この親端末の紹介には、端末装置2が階層構造に参加した後、この端末装置2に対して直接コンテンツデータを配信する端末装置2の所在情報が含まれている。
なお、参加依頼パケットを送信した端末装置2が新規参加端末装置2Xであった場合には、階層構造における末端に接続している端末装置2のIPアドレスが接続先候補として送信される。
次に、コンテンツデータ中継手段について説明する。
接続手段は、制御部214が受信した接続先候補のIPアドレスに対応した既存の端末装置2に接続して、階層構造に端末装置2を組み込む。これにより、新規に参加する端末装置2(ここでは、新規参加端末装置2X)は、階層構造に組み込まれる。
新規参加端末装置2Xが階層構造に組み込まれると、コンテンツデータ中継手段により、放送局端末1からのコンテンツデータが、各端末装置2に配信される。
すなわち、コンテンツデータ中継手段は、論理接続されている上流側の装置から配信されてきたコンテンツデータを、コンテンツデータ受信機能により受信する。次いで、コンテンツデータ中継手段は、階層構造を構成している他の端末装置が下流側に論理接続されているか否かを判断して、端末装置が下流側に論理接続されていると判断した場合には、その下流側の端末装置に対してコンテンツデータ送信機能を用いてコンテンツデータの配信を行う。
このとき制御部214は、第1記憶部202に記憶しているストリーム制御プログラム221に基づいて、上流側の装置から配信されるコンテンツデータを第1記憶部202のリングバッファ226に順次記憶すると共に、記憶したコンテンツデータをデコーダプログラム229によりデコードして順次再生するストリーム制御を行う。
次に、コンテンツ更新要求情報処理手段について説明する。
端末装置2が接続手段により階層構造に接続されると、端末装置2は、ソフトウェア更新要求受信機能により、ソフトウェア更新要求が受信可能になる。端末装置2は、このソフトウェア更新要求を受信すると、ソフトウェア更新要求中継機能を用いて、自己の端末装置の下流に接続されている端末装置に対して中継する。結果として、下流に接続されている全ての端末装置2に対して、新規参加端末装置2Xを基点とするソフトウェア更新要求が配信される。
ソフトウェア更新要求を受信した各端末装置2は、ソフトウェア更新要求に含まれるソフトウェア識別情報を検出する。ソフトウェア識別情報は、新規参加端末装置2Xが要求する更新ソフトウェアについての詳細な情報(ソフトウェアの種類、バージョンなど)を含んでいる。端末装置2のそれぞれは、このソフトウェア識別情報の条件に合致するソフトウェアを、自己の端末装置が保有しているかを検査する。検査の結果、自己の端末装置が条件に合致するソフトウェア(すなわち、更新ソフトウェア)を保有している場合には、ソフトウェア更新要求に含まれる更新ソフトウェアの要求元(すなわち、新規参加端末装置2X)に対して、保有の意味である「肯定応答」を送信する。肯定応答は、ソフトウェア更新要求応答機能により送信される。
更に、コンテンツ更新要求情報処理手段は、ライセンス情報の検査を行う。新規参加端末装置2Xからのライセンス情報が、正規のライセンス情報であると認証した場合のみ、肯定応答を送信したり、更新ソフトウェアを送信したりする。
他方、利用者が新たなチャンネルのコンテンツの視聴を希望する場合には、新規参加端末装置2Xは新たなコンテンツ配信システムに参加する必要がある。前述のように、視聴するチャンネル毎に配信コンテンツのコーデックが異なっている場合があるので、コンテンツ配信システムに参加してコンテンツデータを受信する前に、該当するチャンネル用の再生ソフトウェア、通信用のソフトウェア、バージョンアップソフトウェア等のソフトウェアを入手しておく必要がある。
また、有料のチャンネルのコンテンツを視聴する場合には、ソフトウェアを使用する上で利用者が使用許諾を受けていることが前提となるので、新規参加端末装置2Xは、コンテンツデータを受信する前に、ライセンス証発行サーバ6からライセンス証を購入する手続きを済ませておく必要がある。
利用者が、ライセンス証の購入要求を入力すると、新規参加端末装置2Xはライセンス証発行サーバ6へ接続してライセンス証の購入フォームをダウンロードする。次に、このダウンロードした購入フォームを内蔵ディスプレイ209に表示して、利用者に対して必要事項の記入を促す。購入フォームに対する必要事項の記入が終了すると、新規参加端末装置2Xは購入フォームをライセンス証発行サーバ6へアップロードする。最後に、ライセンス証発行サーバ6が購入フォームの内容に基づいて購入決済を行い、ライセンス証を発行して、ライセンス情報を要求元の新規参加端末装置2Xに送信する。
また、新規参加端末装置2X(他の端末装置2も同様)は、ソフトウェア識別情報を記憶するソフトウェア識別情報記憶手段を有しているので、ソフトウェア更新処理手段は、配信装置である放送局端末1で使用中のソフトウェア識別情報を取得し、取得したソフトウェア識別情報と、ソフトウェア識別情報記憶手段に記憶しているソフトウェア識別情報が一致しないときに、ソフトウェア更新要求を出力するようにしてもよい。このようにすることで、効率的で無駄のない、ソフトウェア更新要求の出力ができる。
次にソフトウェア更新要求の配信について説明する。
新規参加端末装置2Xは、参加済端末2に対して直接ソフトウェア更新要求を送信するのではなく、放送局端末1に対して送信する。
放送局端末1では受信したソフトウェア更新要求を、コンテンツデータの配信経路を用いて端末装置2のそれぞれに配信する。ソフトウェア更新要求は、放送局端末1から中継が始まり、階層型トポロジーの末端に接続されている端末装置2まで順次中継される。
次に、ソフトウェア更新処理手段について説明する。
利用者が所定のチャンネルのコンテンツの視聴を希望する旨の指示を入力すると、新規参加端末装置2Xは視聴用のソフトウェア等の取得を要求する参加要求を管理サーバ3に送信する。(ここで、ソフトウェアのダウンロードに際して認証が必要な場合には、ソフトウェアの参加要求とともにライセンス情報を送信するようにしてもよい。)管理サーバ3がソフトウェアの配信を許可すると、管理サーバ3からソフトウェアのバージョン情報等を含む識別情報と、放送局端末1の所在情報とが新規参加端末装置2Xに送信されてくる。
その後、新規参加端末装置2Xではソフトウェア更新要求機能に基づき放送局端末1を介して送信したソフトウェア更新要求に対して肯定応答を返信した端末装置2へ更新ソフトウェアのダウンロード要求を送信する。
最後に新規参加端末装置2Xは、更新ソフトウェア取得機能により、送信された更新ソフトウェアを取得することで、放送局端末1から配信されるコンテンツデータの再生が可能となる。
このように、新規参加端末装置2Xが、自ら更新ソフトウェアの配信元装置を探索することによって、管理サーバ3及びネットワークの負担を軽減しながら、新規参加端末装置2Xに対してソフトウェアの送信を行うことが可能となる。
ソフトウェア更新プログラムは、このソフトウェア更新処理手段に含まれる個々の機能を実現できる。
特に、本発明によれば、新規参加端末装置2Xは、ライブラリサーバ5から直接更新ソフトウェアを得る必要が少なくなり、階層構造に接続されている他の端末装置2から更新ソフトウェアを得ることができる。このため、更新ソフトウェアの要求やダウンロードが、ライブラリサーバ5などに集中することがなくなり、ネットワークの負荷が低減できる。
また、肯定応答を送信した端末装置2(すなわち更新ソフトウェアを保有している端末装置2)が複数ある場合について説明する。
新規参加端末装置2Xが、所定の時間内に複数の端末装置2から肯定応答を受信した場合には、新規参加端末装置2Xと肯定応答を送信した端末装置2との間のネットワーク近接度を測定して、ネットワーク近接度が近い端末装置2から更新ソフトウェアを受信する。
また、新規参加端末装置2Xが、肯定応答した複数の端末装置2に更新ソフトウェアの一部分を要求し、新規参加端末装置2Xは、複数の端末装置2から一部分の更新ソフトウェアを受信して、一部分の更新ソフトウェアを繋ぎ合わせて、第1記憶部202に記憶した上で、アップデートする。これにより、ネットワークの特定の経路への集中的な負荷を低減した上で、新規参加端末装置2Xは、コンテンツデータの再生を可能とする。
そして、所定の時間が経過したものの肯定応答を受信できなかった場合には、更新ソフトウェアを有している外部利用者端末が見つからなかったと判断して、ライブラリサーバ5へ送信要求メッセージを送信して更新ソフトウェアを、ライブラリサーバ5から得る。
接続先候補に更新ソフトウェアを送信可能な端末装置2が複数含まれている場合には、ネットワーク近接度が高い端末装置2を選択して更新ソフトウェアのダウンロードを行う。
新規参加端末装置2Xは、更新ソフトウェアをインストールした後に、コンテンツデータを中継することが可能な接続先候補に対して上流ノードへセッション開設要求を送信してコンテンツデータの受信を行うようにしてもよい。また、コンテンツデータを中継することができない接続先候補からソフトウェアを受信した場合には、管理サーバ3から新たな接続先候補を紹介してもらってセッション開設要求を送信してコンテンツデータの受信を行うことが可能となる。
次に、コンテンツの受信形態の種々の態様について説明する。
端末装置2がコンテンツ配信システムを用いてコンテンツデータを受信している状態で、利用者が視聴チャンネルを切り替えると、現在接続中の上流側の端末装置2を切り離し、再び新たなチャンネルを視聴する旨の参加要求を管理サーバ3に送信する。管理サーバ3から新たに参加するチャンネルの接続先候補を受信すると、別の端末装置2に接続を切り替える処理を行う。そして、新たに接続した上流の端末装置2に対してコンテンツデータの配信開始依頼を行って、参加手続きを終了する。管理サーバ3から複数の端末装置2の所在情報を取得した場合には、トポロジー制御プログラム222は、これら複数の端末装置2の中からネットワーク近接度を基準にして接続候補をひとつに絞り込んでから接続を開始する処理を行う。
次に、コンテンツデータの配信にかかわるストリーム制御について説明する。
ストリーム制御プログラム221は、放送局端末から配信されてくるコンテンツデータを中継するために、動的に配信経路を生成する処理を行う。上述のように、管理サーバ3から取得した接続候補に基づいて上流の端末装置2に接続する処理は、トポロジー制御プログラム222が実行する。コンテンツデータの配信経路の確立後に、ストリーム制御プログラム221が上流側の端末装置2に対してコンテンツデータの配信開始を依頼することで、コンテンツデータの配信経路を確立する。一方、コンテンツデータの配信経路の切断は、新たなチャンネルへ参加する際、又はコンテンツデータの視聴を終了した際に、上流側の端末装置2に対してセッション切断要求とストリーム停止要求を送信することで実現する。
また、上記トポロジー制御プログラム222は、下流側に論理接続される端末装置2との配信経路の確立とその切断処理を行う。下流側の端末装置2が配信経路の確立を依頼してきたときには、端末装置2が上流側の端末装置2として応答することで配信経路を確立する。ストリーム制御プログラム221は、セッションの確立要求及び切断要求に応じて下流側ノード情報を更新して、コンテンツデータのストリーム配信の開始要求、及び停止要求に応じてコンテンツデータのストリーム配信の開始と停止の処理を行う。
ストリーム制御プログラム221は、階層構造を構成している上流側の端末装置2がストリーム配信するコンテンツデータを受信する受信手段の機能と、階層構造を構成している他の端末装置が下流側に論理接続されている場合には、その下流側の端末装置に対してコンテンツデータの配信を行うコンテンツデータ送信手段の機能を有している。
なお、ソフトウェアの更新処理に係わるコンテンツ更新要求情報処理手段では、ソフトウェア更新要求中継機能として、受信したソフトウェア更新要求を、下流の端末装置2に中継する際に、中継回数を制限しても良い。あるいは、ソフトウェア更新要求に含まれる中継制限回数が所定の値である場合に、ソフトウェア更新要求の中継が行われず、あるいは、所定の値よりも小さい場合には、中継制限回数の値より多い回数の中継が行われても良い。
この処理により、トラフィックが混雑しがちな配信経路の限られた部分の経路のみが用いられるので、ネットワークの負荷を抑えつつ、ソフトウェア更新要求が中継される。
変形例として、コンテンツ更新要求情報処理手段がソフトウェア更新要求に含まれる送信時刻と現在時刻を比較した上で、ソフトウェア更新要求の中継期限が超過しているか否かを判定し、判定の結果、超過している場合には、コンテンツ更新要求情報処理手段は、ソフトウェア更新要求を中継しないようにしてもよい。このような処理によっても同様にネットワークの負荷を適切に低減できる。
また、複数の端末装置2から肯定応答を受信した場合には、新規参加端末装置2Xは、肯定応答の受信に要した時間が最も少ない端末装置2を選択して、更新ソフトウェアのダウンロード要求を出力してもよい。このとき、肯定応答に含まれる時刻情報と、送信したソフトウェア更新要求に含まれる時刻情報の差分から、肯定応答の受信に要した時間が測定される。
また、新規参加端末装置2Xは、予め管理サーバ3から得ている接続先候補(コンテンツ供給が可能な端末装置2の候補)の情報に基づいて、実際に更新ソフトウェアのダウンロード要求を出力する相手先の端末装置2を決定しても良い。例えば、新規参加端末装置2Xが、複数の端末装置2から肯定応答を受信した場合には、該端末装置2の内で、前記接続先候補と一致する端末装置2を優先的に選択する。つまり、コンテンツ供給が可能な端末装置2が選択されるので、更新ソフトウェアの更新後、改めて接続処理を行うことなく、コンテンツデータの配信が可能となる。
次に、コンテンツデータの再生について説明する。
上流の端末装置2又は放送局端末1から配信されたコンテンツデータは、パケット毎に受信され、図5に示したコンテンツ記憶手段であるリングバッファ226に一時的に記憶される。
コンテンツ再生手段は、第1記憶部202のリングバッファ226に順次記憶されたコンテンツデータを、順次再生する。制御部214は、ストリーム制御プログラム221に基づいてビデオチップ208及び音源チップ210を動作させることにより、コンテンツデータを再生する。
再生されたコンテンツデータは、液晶などの表示部に表示される。
コンテンツ中継依頼受信手段は、他の端末装置2からコンテンツデータの中継依頼を示すデータ(以下、「データ配信依頼パケット」という。)を受信する。
コンテンツ中継手段は、下流の端末装置2が接続されており、コンテンツデータの中継が可能な状態である場合に、第1記憶部202のリングバッファ226に順次記憶してきたコンテンツデータを下流の端末装置2に中継して配信するものである。
次に、図6、図7を用いて、制御手段214の処理を説明する。
図6、図7は、本発明の実施の形態における端末装置の制御手段が行う処理を示すフローチャートである。
端末装置2の電源が投入されて、ステップS202にてプログラム初期化が行われる。ついで、ステップS204に進み、利用者から特定のチャンネルのコンテンツを視聴するためのライセンス証の購入要求が指示されたか否かの判断が行われる。利用者からライセンス証の購入要求が指示されなかった場合には、処理はステップS206に分岐し、利用者からライセンス証の購入要求が指示された場合には、次のステップS208に進む。
ステップS208では、制御手段214はライセンス証発行サーバ6からライセンス証の購入フォームをダウンロードする。ライセンス証購入フォームのダウンロードが終了すると、処理はステップS210に進み、利用者に必要事項の記入を促すメッセージを内蔵ディスプレイ209に表して、利用者がリモコン243等を操作して必要事項を入力する。
必要事項の記入が終了すると、ステップS212にて制御手段214は記入したフォームをライセンス証発行サーバ6にアップロードする。ステップS214にて、フォーム内容に基づいてライセンス証の購入手続きの決済終了後に、ライセンス証を構成するライセンス情報を受信する。
ライセンス証の受信処理が終了すると、処理は次のステップS215に進み、端末装置2に対して電源遮断の指示が入力されたか否かの判断が行われる。もし、電源遮断の指示が入力されたと判断した場合には、制御手段214が実行する処理を終了するルーチンに進み、電源遮断の指示が入力されていない場合には、ステップS204の処理に戻る。
一方、制御手段214が実行する処理がステップS206に分岐すると、自己の端末装置2にしてコンテンツを視聴するために必要なソフトウェア更新要求が発生しているか否かの判断が行われる。ステップS206にて、ソフトウェア更新要求が発生していない場合には、処理はステップS216に分岐する。ソフトウェア更新要求が発生している場合、つまり、後述するステップS250:Yes、ステップS254、ステップS256、ステップS258:Yes、ステップS262を経た場合には、ステップS206:Yesとなり、次のステップS220に進む。
ステップS220にて制御手段214は、管理サーバ3に対して参加要求を送信して、管理サーバ3から視聴を希望するチャンネルの放送局端末1の所在情報を受信する。
ステップS220にて管理サーバ3から放送局端末1の所在情報を受信すると、制御手段214が実行する処理はステップS222に進む。ステップS222にて、放送局端末1に対して、ソフトウェア送信の要求と端末装置2の要求元所在情報とソフトウェア識別情報とを含む送信要求メッセージを送信して、送信要求の中継を要求する。
次のステップS224では、制御手段214はタイマを起動して、端末装置2から肯定応答が送信されてくるのを待ち、ステップS215の処理に進む。
一方、制御手段214が実行する処理がステップS216に分岐すると、タイマで設定した時間内に、端末装置2からソフトウェア更新要求に対する肯定応答を受信したか否かの判断が行われる。もし、肯定応答を受信しなかった場合にはステップS226の処理に分岐し、肯定応答を受信した場合にはステップS225の処理に進む。
ステップS228にて制御手段214は、肯定応答を送信した端末装置2とのネットワーク近接度を測定する。近接度の測定は、経由したルータの数を表すホップ数をネットワーク近接度として採用してもよいし、肯定応答と共に送信されてきた送信開始時刻と受信した現在時刻との差を所要通信時間として算出して、ネットワーク近接度として採用してもよい。ネットワーク近接度の測定が終了すると、制御手段214が実行する処理はステップS215に進む。
一方、ステップS226に分岐すると、ステップS224で起動したタイマがタイムアウトするのを待つ。ステップS224で起動したタイマがタイムアウトしていない場合には、制御手段214が実行する処理は、図7に示すステップS250に分岐し、タイマがタイムアウトしていると判断した場合には、ステップS228に進み、ステップS224にて起動したタイマを停止し、ステップS230の判断に進む。
ステップS230にて制御手段214は、ソフトウェア更新要求に応答した端末装置2が存在するか否かの判断が行われる。もしソフトウェア更新要求に応答した端末装置2が存在する場合には、処理はステップS232に分岐し、ソフトウェア更新要求に応答した端末装置2が存在しない場合には、処理はステップS234に進み、コンテンツの視聴に必要なソフトウェアをライブラリサーバ5から直接ダウンロードして、第2記憶部203に記憶してインストールし、実行可能状態に設定する処理を行う。
ステップS232にて制御手段214は、肯定応答を送信してきた端末装置2にコンテンツデータを中継可能な端末装置2が存在するか否かの判断を行う。コンテンツデータを中継可能な端末装置2が存在しない場合には、処理はステップS236に分岐し、コンテンツデータを中継可能な端末装置2が存在する場合にはステップS238の処理に進む。
ステップS238にて制御手段214は、中継可能ノードであって、かつネットワーク近接度が高い端末装置2を選択してダウンロード要求を送信し、ソフトウェアのダウンロードを行うとともに、ステップS240にて上流ノードと設定してセッション開設要求を送信する。ダウンロードしたソフトウェアは第2記憶部203に記憶してインストールし、実行可能状態に設定する。セッション開設要求を送信すると、制御手段214が実行する処理はステップS215に進む。
一方、制御手段214が実行する処理がステップS236に分岐すると、ネットワーク近接度が高い端末装置2を選択してダウンロード要求を送信し、ソフトウェアをダウンロードして第2記憶部203に記憶してインストールされる。インストールされたソフトウェアは、実行可能状態に設定される。
ステップS256にて入手した接続先の端末装置2を上流ノードと設定して、セッション開設要求を送信する。セッション開設要求を送信すると、制御手段214が実行する処理はステップS215に進む。
図7に示すステップS250では、利用者が新たなチャンネルを指定して、新たなコンテンツ配信システムへの参加要求を入力したか否かの判断を行う。参加要求を入力していない場合には、制御手段214が実行する処理はステップS252に分岐し、参加要求を入力した場合にはステップS254に進む。
ステップS254にて制御手段214は、現在接続中のチャンネルがあれば上流ノードに対してセッション切断要求を送信して、コンテンツ配信システムから離脱する処理を行う。次のステップS256では、管理サーバ3に対して参加要求を送信して、管理サーバ3から視聴を希望するチャンネルと関連づけて記憶されているソフトウェア識別情報と配信装置所在情報を受信する。
次のステップS258では、ステップS256にて取得したソフトウェア識別情報に基づいて、視聴に必要なソフトウェアが第2記憶部203に記憶されているか否かを判断する処理を行う。もし、視聴に必要なソフトウェアが記憶されている場合には、処理はステップS260に分岐して、階層構造を構成する上流ノードの端末装置2に対してセッション開設要求を送信して、論理接続を行い、ステップS215の処理に進む。
また、ステップS258にて、視聴に必要なソフトウェアが記憶されていないと判断した場合には、処理はステップS262に進み、自己の端末へソフトウェアの更新要求をポストし、ステップS215の処理に進む。
一方、制御手段214が実行する処理がステップS252に分岐すると、他の端末装置からセッション開設要求、又は切断要求を受信したか否かの判断を行う。ステップS252にて他の端末装置からセッション開設要求、又は切断要求を受信していない場合には、ステップS264に分岐し、他の端末装置からセッション開設要求、又は切断要求を受信した場合には、ステップS266に進む。
ステップS266にてトポロジー制御プログラム222は、他の端末装置2から受信したセッション開設要求、又はセッション切断要求に基づいたセッション開設、又はセッション切断処理を実行する。
そして、次のステップS268にてトポロジー制御プログラム222は、他の端末装置2から受信したセッション開設要求、又はセッション切断要求に基づいて、下流の端末装置2に対してコンテンツデータのストリーム配信の開始処理又は停止処理を実行し、ステップS215の処理に進む。
一方、制御手段214が実行する処理がステップS264に分岐すると、送信要求メッセージを受信したか否かの判断を行う。もし送信要求メッセージを受信していない場合には、ステップS215の処理に分岐する。また、もし新規参加端末装置2Xから送信要求メッセージを受信していた場合には、ステップS270の処理に進む。
ステップS270にて制御手段214は、送信要求メッセージに含まれるソフトウェア識別情報と合致する更新ソフトウェアが、第2記憶部203に記憶されているか否かの判断を行う。もし、送信要求を受けた更新ソフトウェアが第2記憶部203に記憶されていない場合には、処理はステップS274に分岐する。更新ソフトウェアが第2記憶部203に記憶されている場合には、ステップS272の処理に進む。
ステップS272にて制御手段214は、更新ソフトウェアの要求元所在地へ肯定応答を返信する処理を行う。このとき、新規参加端末装置2X側でネットワーク近接度の測定を可能とするため、ソフトウェア送信の要求元の所在地に対して肯定応答を送信する際に、ヘッダのホップ数を所定の値にセットして送信するようにしてもよい。また、新規参加端末装置2X側で所要通信時間を算出するために、送信開始時刻の送信するようにしてもよい。
次のステップS274では、上流の装置から受信したソフトウェア更新要求を下流ノードへ転送する処理を行ってから、ステップS215の処理に進む。
なお、ステップS264にて「No」と判定された場合には、ステップS265に進む。ステップS265においては、更新ソフトウェアのダウンロード要求であるかの判定がなされる。ステップS265にて、「Yes」と判定された場合には、ステップS267に進む。ステップS265にて、「No」と判定された場合には、T2の処理に進む。ステップS267において、ダウンロード要求元へソフトウェアを送信する。
また、管理サーバ3が端末装置2から参加要求を受信した際に、ソフトウェア送信の要求と端末装置2の要求元所在情報とを含む送信要求を生成して放送局端末1に対して送信するシステムを採用している場合には、端末装置2の制御手段214は、タイマを起動して端末装置2からの肯定応答が送信されてくるのを待つ。
以上のように、端末装置2を構成することによって、コンテンツデータを配信する配信装置を頂点として、複数の端末装置を階層構造で多層に論理接続できる。配信装置が端末装置2に対して送信したコンテンツデータ及び新規参加端末装置2Xが送信したソフトウェア更新要求が、端末装置2の中継機能により順次下流の端末装置へ中継して複数の端末装置全てに配信される端末装置2が実現される。
また、ソフトウェア更新要求を受信した場合に、自己の記憶手段に送信要求メッセージに対応する更新ソフトウェアが記憶されており、更新ソフトウェアの送信を行い得る状況にある場合には、新規参加端末装置2Xに対して更新ソフトウェアを送信することが可能な状態にあることを表す肯定応答の送信を行って、更新ソフトウェアの送信を行うことができる。
更に、同一の端末装置2が新規参加端末装置2Xとして機能するために、新たに視聴するチャンネルのコンテンツデータ再生に必要なソフトウェアが、自己の第2記憶部203に記憶されていないと判断した場合には、管理サーバ3又は放送局端末1等の装置にソフトウェア更新要求を含む送信要求メッセージを送信して、この必要とするソフトウェア(更新ソフトウェア)を記憶している端末装置2から受信する。結果として、コンテンツデータを再生可能な状態に設定することができる。
次に、図8を参照して、管理サーバ3の構成及び動作について説明する。
図8は、本発明の実施の形態における管理サーバのブロック図である。
管理サーバ3は、新規参加端末装置2Xに対して上流ノードとなる既存の端末装置2を紹介する機能と、新規参加端末装置2Xから取得した参加要求に基づいて放送局端末1の紹介、又は放送局端末1に対して送信要求メッセージの送信処理を行う機能を有する。
より具体的には、管理サーバ3は接続先紹介装置としての役割を持ち、接続先紹介手段と、ソフトウェア情報通知手段と、接続状態情報記憶手段と、配信装置所在情報記憶手段と、ソフトウェア識別情報記憶手段を有している。
接続先紹介手段は、新規参加端末装置2Xからの接続先紹介要求を受信した場合に、接続先候補を選択する接続先候補選択機能と、新規参加端末装置2Xへ選択された接続先候補を通知する通知機能を含んでいる。
ソフトウェア情報通知手段は、新規参加端末装置2Xから配信装置の所在情報の問い合わせを受けた場合に、配信装置所在情報記憶手段に記憶されている配信装置の所在情報と、ソフトウェア識別情報記憶手段に記憶された配信装置において使用中のソフトウェア識別情報を取得する情報取得機能と、問い合わせを行った新規参加端末装置2Xに対して取得した情報を通知する通知機能を含んでいる。なお、ソフトウェア情報通知手段は、新規参加端末装置2Xに対してライセンス情報を要求し、受信したライセンス情報が正規のライセンス情報であると認証した場合に、ソフトウェア更新要求を配信装置へ転送するようにしても良い。
管理サーバ3は、専用サーバコンピュータのほか、一般のサーバコンピュータを適用可能であり、図8に示すように、CPU301と、各種プログラム等を記憶する書き換え可能な第1記憶部302と、各種データ等を記憶するHDD等から構成された第2記憶部303を備えている。更に、管理サーバ3は、インターネット4を介して放送局端末1や端末装置2との間で通信を行うネットワークインターフェイス304と、所定の情報を入力可能なキーボード305やマウス306等の入力手段を制御する周辺機器制御チップ307と、CPU301からイメージデータを受け取り、内部のビデオメモリ(図示せず)に書き込むと共にこのビデオメモリに書き込んだデータを後述のディスプレイ309に表示するビデオチップ308とを備えている。これらの各構成要件はシステムバス313を介して相互に接続されている。なお、本実施の形態においては、CPU301と第1記憶部302とで制御部314を構成している。なお、ネットワークインターフェイス304は、ルータ10cを介して、インターネット4に接続されている。
第2記憶部303に含まれる端末管理データベース317は、配信装置である放送局端末1(あるいは端末装置2)の所在情報を記憶する配信装置所在情報記憶手段に相当する。トポロジーデータベース318は、端末装置2の接続状態情報を記憶する接続状態記憶手段に相当する。バージョン情報データベース319は、ソフトウェア識別情報を記憶するソフトウェア識別情報記憶手段に相当する。
第1記憶部302には、管理サーバ3のコンピュータとしての基本的な機能を提供するためのOSプログラム320と、配信チャンネルに接続される複数の端末装置2の所在情報や放送局端末1の所在情報等を管理するための端末管理プログラム332と、放送チャンネルのツリー状階層構造を構築及び管理等を行うためのトポロジー管理プログラム322と、端末装置2から送信される接続先紹介要求に対応する配信チャンネルの接続先候補を判定し、端末装置2へ接続先候補の情報の送信等を行うための接続先紹介プログラム333と、コンテンツ配信システムSの運用管理等を行うための運用管理プログラム334と、特定のチャンネルと使用する最新のソフトウェアのバージョン情報等の管理を行うバージョン管理プログラム335等を記憶しており、これらはCPU301によって読み出され、CPU301によってこれらのプログラムに従った機能が実行される。
ここで、OSプログラム320は、CPU301によって読み出されて実行されることにより、キーボード305やマウス306の入出力に関する機能や、第1記憶部302や第2記憶部303などのメモリ管理などのコンピュータの基本的な機能を実行可能にするものである。そして、このOSプログラムがCPU301によって実行された状態で、上述の端末管理プログラム332、トポロジー管理プログラム322、接続先紹介プログラム333、運用管理プログラム334、及びバージョン管理プログラム335等が実行される。
なお、OSプログラム320、端末管理プログラム332、トポロジー管理プログラム322、接続先紹介プログラム333、運用管理プログラム334、及びバージョン管理プログラム335等は、たとえば、インターネット4に接続されたサーバ等から第1記憶部302にダウンロードされるようにしてもよく、又CD−ROM等の記憶媒体に記録されてから当該記憶媒体のドライブを介して、第1記憶部302に読み込まれるようにしてもよい。
制御部314は、上述のようにCPU301と第1記憶部302とから構成され、CPU301が第1記憶部302に記憶された各種プログラム320,322,332〜335を読み出して実行することにより、管理サーバ3全体を統括制御する。
加えて、制御部314は、接続先紹介手段と、ソフトウェア情報通知手段の機能を有する。
接続先紹介手段について説明する。
接続先紹介手段は、接続先候補選択機能により、新規参加端末装置2Xから接続先紹介要求を受信した場合に、階層構造に接続されている端末装置2の中から、適当な接続先候補を選択する。
接続先紹介手段は、通知機能により、選択した接続先候補に係る情報を、新規参加端末装置2Xに通知する。接続先候補の情報は、接続先候補として選択された端末装置2のIPアドレスや、ポート番号などの情報を含む。
また、管理サーバ3は、新規参加端末装置2Xから、特定のチャンネルの視聴を要求する情報とその要求元(新規参加端末装置2X)の所在地を表す要求元所在情報とを含む参加要求を受信する。また、特定のチャンネルを視聴する新規参加端末装置2Xが送信したライセンス情報を受信する。
次に、ソフトウェア情報通知手段について説明する。
ソフトウェア情報通知手段は、選択された接続先候補に関する情報と配信装置で使用中のソフトウェア識別情報を、接続先紹介要求を出力した新規参加端末装置2Xに通知する。また、配信装置所在情報記憶手段に記憶された配信装置の所在情報を、新規参加端末装置2Xに出力する。
このとき、ソフトウェア識別情報は、視聴を希望するチャネルと関連付けて記憶されているソフトウェアに対応する識別情報である。
ソフトウェア情報通知手段は、新規参加端末装置2Xが送信したライセンス情報が正規のライセンス情報であるか否かを認証する。この認証処理は、ライセンス証発行サーバ6に対してライセンス情報を送信して認証を依頼してもよいし、認証手段のライセンス証認証プログラム227が独自に認証処理を行うようにしてもよい。
ソフトウェア情報通知手段は、受信したライセンス情報が、正規のライセンス情報であると判断した場合に、ソフトウェア更新要求を放送局端末1に転送するようにしてもよい。また、ソフトウェア識別情報や配信装置所在情報なども、認証された場合に、送信される。
管理サーバ3は、端末装置2などの登録処理も行う。管理サーバ3は、端末装置2からのユーザ端末登録要求を受信すると、端末管理データベース317へこの端末装置2の所在情報であるIPアドレス等を登録する。また、放送局端末1からの放送局端末登録要求を受信した場合も、この放送局端末1の所在情報であるIPアドレス等を端末管理データベース317に登録する。なお、これらのIPアドレス等の所在情報はユーザ端末登録要求や放送局端末登録要求に含まれ、これらの登録要求から所在情報を取得する。
端末管理プログラム322は、放送局端末1から放送局としての登録要求があると、当該放送局端末1に与えられたチャンネル番号と放送局端末1の所在情報を端末管理データベース317へ登録する処理を行う。
更に、管理サーバ3は、トポロジーを管理する。
トポロジー管理プログラム322は、新規参加端末装置2Xから接続先紹介要求があると、トポロジーデータベース318から接続可能なノードである既存の端末装置2を検索し、検索結果として端末装置2の所在情報を新規参加端末装置2Xに返信する。このとき、該当チャンネルの視聴に必要なソフトウェアの種類とそのソフトウェアのバージョン情報を特定する識別情報を送信する。
また、トポロジー管理プログラム322は、トポロジーデータベース318に記憶されているトポロジーテーブルに端末装置2の情報を追加又は削除する機能を有しており、端末装置2からの接続先紹介要求や接続切断要求等に基づいて、トポロジーテーブルへの情報の追加又は変更を行う機能を有する。
ライブラリサーバ5においてコンテンツ視聴のためのソフトウェアが更新されると、管理サーバ3に対して更新ソフトウェアのバージョン情報等を含むソフトウェア識別情報がチャンネルと関連づけて通知される。この通知を受信すると管理サーバ3のバージョン管理プログラム335は、バージョン管理データベース319へ登録する処理を行う。
次に、制御手段314の処理について、図9を用いて説明する。
図9は、本発明の実施の形態における管理サーバの制御手段の処理を示すフローチャートである。
管理サーバ3の電源が投入されて、ステップS302にて、プログラム初期化が行われる。プログラム初期化により、管理サーバ3のプログラムの初期化が終了すると、ステップS304に進む。ステップ304にて、放送局端末1から放送局としての登録要求を受信したか否かの判断が行われる。次に、ステップS304にて、放送局端末1から放送局としての登録要求を受信した場合には処理はステップS308に分岐し、放送局端末1から放送局としての登録要求を受信していない場合にはステップS306に進む。
ステップS308にて、放送局端末1から放送局としての登録要求を受信したことを受けて、放送局端末1の所在情報とチャンネル番号がソフトウェア識別情報とを関連づけられて、バージョン管理データベース319に登録される。ステップS308の処理が終了すると、次のステップS310の処理に進み、管理サーバ3に対して電源遮断の指示が入力されたか否かの判断が行われる。もし、電源遮断の指示が入力されたと判断した場合には、制御手段314が実行する処理を終了するルーチンに進み、電源遮断の指示が入力されていない場合には、ステップS304の処理に戻る。
一方、制御手段314が実行する処理がステップS306に分岐すると、新規参加端末装置2Xから参加要求を受信したか否かの判断が行われる。新規参加端末装置2Xから参加要求を受信していない場合にはステップS312に分岐し、参加要求を受信した場合にはステップS314に進む。
ステップS314では、新規参加端末装置2Xから参加要求を受信したことを受けて、トポロジーデータベース318から中継可能な既存の端末装置2のノードを選択して、その所在情報を取得する。次のステップS316では、既存の端末装置2の所在情報とソフトウェア識別情報を新規参加端末装置2Xへ返信し、ステップS310の処理に進む。
一方、制御手段314が実行する処理がステップS312に分岐すると、新規参加端末装置2Xから放送局端末1の所在情報を問い合わせる参加要求を受信したか否かの判断が行われる。新規参加端末装置2Xから放送局端末1の所在情報を問い合わせる参加要求を受信しなかった場合には、処理はステップS318に分岐し、放送局端末1の所在情報を問い合わせる参加要求を受信した場合には、ステップS320に進む。
ステップS320では、端末管理データベース317から指定チャンネルの配信を行っている放送局端末1の配信装置所在情報を取得して、次のステップS322にて配信装置所在情報を新規参加端末装置2Xへ返信する処理を行って、ステップS310の処理に進む。
一方、制御手段314が実行する処理がステップS318に分岐すると、ライブラリサーバ5から更新されるソフトウェア識別情報を受信したか否かの判断が行われる。ライブラリサーバ5からソフトウェア識別情報を受信していない場合にはステップS310の処理に分岐し、ソフトウェア識別情報を受信した場合にはステップS324の処理に進む。
ステップS324にて、ソフトウェア識別情報をバージョン管理データベース319に記録する処理を行った後、ステップS310の処理に進む。
このようにして管理サーバ3は、新規参加端末装置2Xから参加要求を受信すると、選択した接続先候補に関する情報とソフトウェア識別情報とを、新規参加端末装置2Xに送信する。この送信により、ソフトウェア識別情報を受信した新規参加端末装置2Xは、必要とするソフトウェアが自己の端末の記憶手段に記憶されているか否かを判断できる。必要なソフトウェアが記憶されていない場合には、放送局端末1の所在情報を取得して放送局端末1に対して、ソフトウェア更新要求である送信要求メッセージを送信する。更に、ソフトウェア更新要求である送信要求メッセージは、放送局端末1を頂点とする階層構造の経路を介して、順次下流の端末装置2に配信される。コンテンツ配信システムを構成している既存の端末装置2から更新ソフトウェアのダウンロードを行うことができる。
次に、図10を参照して、ライブラリサーバ5の構成及び動作について説明する。ライブラリサーバ5は、端末装置2で使用するソフトウェアの管理装置として機能する装置であり、ソフトウェアの初期配布を行う機能を有する。
図10は、本発明の実施の形態におけるライブラリサーバのブロック図である。
ライブラリサーバ5は、専用サーバコンピュータのほか、一般のサーバコンピュータを適用可能である。図10に示すように、CPU501と、各種プログラム等を記憶する書き換え可能な第1記憶部502と、各種データ等を記憶するHDD等から構成された第2記憶部503を備えている。加えて、インターネット4を介して放送局端末1や端末装置2、管理サーバ3との間で通信を行うネットワークインターフェイス504と、所定の情報を入力可能なキーボード505やマウス506等の入力手段、及びICカードスロット541を介してICカード540に対する情報の書き込み又は読み出しを制御する周辺機器制御チップ507と、CPU501からイメージデータを受け取り、内部のビデオメモリ(図示せず)に書き込むと共にこのビデオメモリに書き込んだデータを後述のディスプレイ509に表示するビデオチップ508とを備えている。これらの各構成要件はシステムバス513を介して相互に接続されている。なお、本実施の形態においては、CPU501と第1記憶部502とで制御部514を構成している。ネットワークインターフェイス504は、ルータ10dを介して、インターネット4に接続されている。
第2記憶部503には、利用者の端末装置2でコンテンツの視聴の際に用いる再生ソフトウェア、通信ソフトウェアその他の各種ソフトウェアを記憶するソフトウェアレポジトリ515と、特定のチャンネルと、視聴用、通信用のソフトウェア識別情報と、特定のチャンネルのコンテンツを配信している配信装置所在情報とを関連づけて記憶する記憶手段として機能するバージョン管理データベース519とを有している。
第1記憶部502には、ライブラリサーバ5のコンピュータとしての基本的な機能を提供するためのOSプログラム520と、新規に参加する端末装置から送信されてきたライセンス情報について認証処理を行うライセンス証認証プログラム527と、コンテンツ配信の運用管理者側からソフトウェア更新要求があった場合に更新するソフトウェアをソフトウェアレポジトリ515に登録するソフトウェア登録プログラム528と、コンテンツを配信する放送局端末1の所在情報等を管理するための端末管理プログラム532と、特定のチャンネルと使用する最新のソフトウェアのバージョン情報等の管理を行うバージョン管理プログラム535と、新規参加端末装置2Xからソフトウェア更新要求を受信した場合にソフトウェアレポジトリ515から要求に該当するソフトウェアを読み出して新規参加端末装置2Xへ送信するソフトウェア配信プログラム536等を記憶しており、これらはCPU501によって読み出され、CPU501によってこれらのプログラムに従った機能が実行される。
ここで、OSプログラム520は、CPU501によって読み出されて実行されることにより、キーボード505やマウス506の入出力に関する機能や、第1記憶部502や第2記憶部503などのメモリ管理などのコンピュータの基本的な機能を実行可能にするものである。そして、このOSプログラムがCPU501によって実行された状態で、上述のライセンス証認証プログラム527、ソフトウェア登録プログラム528、端末管理プログラム532、バージョン管理プログラム535、及びソフトウェア配信プログラム536等が実行される。
なお、OSプログラム520、ライセンス証認証プログラム527、ソフトウェア登録プログラム528、端末管理プログラム532、バージョン管理プログラム535、及びソフトウェア配信プログラム536等は、たとえば、インターネット4に接続されたサーバ等から第1記憶部502にダウンロードされるようにしてもよく、又CD−ROM等の記憶媒体に記録されてから当該記憶媒体のドライブを介して、第1記憶部502に読み込まれるようにしてもよい。
制御部514は、上述のようにCPU501と第1記憶部502とから構成され、CPU501が第1記憶部502に記憶された各種プログラム520〜536を読み出して実行することにより、ライブラリサーバ5全体を統括制御し、かつ、各種の機能を実現させる。
例えば、CPU501が、ライセンス証認証プログラム527を実行することによって、ライセンス証認証手段として機能し、ソフトウェア登録プログラム528を実行することによってソフトウェア登録手段として機能し、端末管理プログラム532を実行することによって端末管理手段として機能し、バージョン管理プログラム535を実行することによってバージョン管理手段として機能し、ソフトウェア配信プログラム536を実行することによってソフトウェア配信手段として機能する。
コンテンツ配信の運用管理者側からソフトウェア更新要求があった場合に、更新ソフトウェアをソフトウェアレポジトリ515に登録して管理サーバ3に対してソフトウェアのバージョン情報を含む識別情報を通知する。
新規参加端末装置2Xからソフトウェア更新要求を受信すると、ライセンス証認証プログラム527は受信したライセンス情報が正規のライセンス情報であるか否かを認証する処理を行う。この認証処理は、ライセンス証発行サーバ6に対してライセンス情報を送信して認証を依頼してもよいし、ライセンス証認証プログラム527が独自に認証処理を行うようにしてもよい。ライセンス証認証プログラム527が、受信したライセンス情報が正規のライセンス情報であると認証した場合には、ソフトウェアレポジトリ515から要求に該当する更新ソフトウェアを読み出して新規参加端末装置2Xへ送信する。
次に、図11を用いて、制御手段514の動作について説明する。図11は、本発明の実施の形態におけるライブラリサーバの制御手段の処理を示すフローチャートである。
ライブラリサーバ5の電源が投入されて、ステップS502にて、プログラム初期化が行われる。ステップS502にて、ライブラリサーバ5のプログラムの初期化が終了すると、ステップS504に進み、コンテンツ配信システムの運用管理者側から更新ソフトウェアの登録依頼を受信したか否かの判断が行われる。更新ソフトウェアの登録依頼を受信していない場合には処理はステップS506に分岐し、更新ソフトウェアの登録依頼を受信した場合には、ステップS508の処理に進む。
ステップS508にて制御手段514は、登録依頼のあった更新ソフトウェアをソフトウェアレポジトリ515に登録する処理を行って、次のステップS510の処理に進む。ステップS510では、管理サーバ3に対して更新ソフトウェアのバージョン情報を含む識別情報を送信する処理が行われ、ステップS514の処理に進む。
次のステップS514では、ライブラリサーバ5に対して電源遮断の指示が入力されたか否かの判断が行われる。もし、電源遮断の指示が入力された場合には、制御手段514が実行する処理を終了するルーチンに進み、電源遮断の指示が入力されていない場合には、ステップS504の処理に戻る。
一方、制御手段514が実行する処理がステップS506に分岐すると、新規参加端末装置2Xからソフトウェア更新要求を受信したか否かの判断が行われる。ソフトウェアの送信要求を受信しなかった場合には処理はステップS514に分岐し、ソフトウェアの送信要求を受信した場合には処理はステップS512に進む。
ステップS512にて、制御手段514は、ソフトウェアレポジトリ515から要求のあった識別情報のソフトウェアを抽出して新規参加端末装置2Xへ送信し、次のステップS514の処理に進む。
以上の様に構成することにより、ライブラリサーバ5は、端末装置2で使用する最新のソフトウェアを管理することができる。また、新規参加端末装置2Xから受信したソフトウェアの送信要求に基づいて、ソフトウェアの初期配布を行うことができる。
更に、階層構造に接続されている端末装置2のいずれにも、新規参加端末装置2Xの要求する更新ソフトウェアが保有されていない場合には、ライブラリサーバ5が、この更新ソフトウェアを新規参加端末装置2に送信する。
次に、図12〜図16を用いて、新規参加端末装置2Xが、更新ソフトウェアを得る処理について説明する。
図12〜図16は、本発明の実施の形態におけるコンテンツ配信システムを示す説明図である。
図12を用いて、新規参加端末装置2Xからのソフトウェア更新要求に対して、端末装置2のいずれかが、肯定応答を送信するまでの処理を説明する。なお、以下の説明において使用する(1)などの符号は、図面中の(1)などの符号と一致する。
(1)新規参加端末装置2Xが、利用者からライセンス証の購入要求を取得すると、新規参加端末装置2Xは、ライセンス証発行サーバ6へ接続してライセンス証の購入フォームをダウンロードして内蔵ディスプレイ209に表示する。利用者による必要事項の記入が終了すると、新規参加端末装置2Xは購入フォームをライセンス証発行サーバ6へアップロードする。
(2)ライセンス証発行サーバ6が購入フォームの内容に基づいて購入決済を行い、ライセンス証を発行して、ライセンス情報を要求元の新規参加端末装置2Xに送信する。
(3)新規参加端末装置2Xにて、所定のチャンネルの視聴の要望がユーザによって入力されると、新規参加端末装置2Xは、特定のチャンネルの視聴を要求する情報とその要求元の所在地を表す要求元所在情報とを含む参加要求を管理サーバ3に送信する。
(4a)管理サーバ3が、新規参加端末装置2Xから参加要求を受信すると、利用者が視聴希望しているチャンネルと関連づけて記憶されているソフトウェア識別情報と、選択した接続先装置所在情報とを読み出して、新規参加端末装置2Xに送信する。
なお、管理サーバ3が新規参加端末装置2Xから特定のチャンネルの視聴の要求元が送信したライセンス情報を受信し、受信したライセンス情報が正規のライセンス情報であると認証した場合に、新規参加端末装置2Xにソフトウェア識別情報などを送信してもよい。
(4b)新規参加端末装置2Xが、管理サーバ3からソフトウェアの識別情報と接続先装置の所在情報を受信すると、受信した識別情報のソフトウェアが自己の端末装置2の第2記憶部203に記憶されているか否かを判断し、ソフトウェアが記憶されていないと判断した場合には、放送局端末1の所在情報を取得して放送局端末1に対して、ソフトウェア送信の要求と新規参加端末装置2Xの要求元所在情報とソフトウェア識別情報とを含む送信要求メッセージを送信する。
尚、(4a)において、管理サーバ3が、新規参加端末装置2Xから参加要求を受信すると、利用者が視聴希望しているチャンネルと関連づけて記憶されているソフトウェア識別情報と、選択した接続先装置所在情報と、放送局端末1の所在情報とを読み出して、新規参加端末装置2Xに送信してもよい。
(4)また、新規参加端末装置2Xが放送局端末1に対して、送信要求メッセーを送信する代わりに、管理サーバ3がソフトウェア更新要求とその要求元所在情報とソフトウェアの識別情報を放送局端末1に送信するようにしてもよい。この場合、2つの形態があり、1つは、端末装置2が送信要求メッセージを生成して管理サーバに対して送信メッセージの中継を依頼する場合と、管理サーバ3が送信要求メッセージを生成して放送局端末1に送信する場合とがある。
そこで、管理サーバ3が送信要求メッセージを生成して放送局端末1に送信する場合について具体的に説明する。
端末装置2の制御部214は、ステップS206:Yesのとき、ステップ220及びステップS224の代わりに、管理サーバ3に対して放送局端末1の所在情報の問い合わせ要求を送信し、ステップS224に移行する。そして、管理サーバ3の制御部314は、チャンネルと関連づけて記憶されているソフトウェアの識別情報と放送局端末1の所在情報を読み出した(ステップS322)後、ステップS322にて放送局端末1の所在情報を新規参加端末装置2Xへ返信する代わりに、送信要求メッセージを生成して、放送局端末1に対して送信する。
また、端末装置2の制御部214は、ステップS206:Yesのとき、ステップ220及びステップS224の代わりに、管理サーバ3に対してソフトウェアの送信要求を送信してステップS224に移行してもよい。そして、管理サーバ3の制御部314は、ソフトウェアの送信要求を受信すると、チャンネルと関連づけて記憶されているソフトウェアの識別情報と放送局端末1の所在情報を読み出して、送信要求メッセージを生成して、放送局端末1に対して送信するように構成してもよい。
更に、管理サーバ3が端末装置2から参加要求を受信した際に、ソフトウェア送信の要求と端末装置2の要求元所在情報とソフトウェア識別情報とを含む送信要求メッセージを生成して放送局端末1に対して送信するようにしてもよい。この場合、端末装置2の制御手段214は、参加要求を送信してタイマを起動し、他の端末装置2から肯定応答が送信されてくるのを待つ。
また、管理サーバ3が新規参加端末装置2Xから特定のチャンネルの視聴の要求元が送信したライセンス情報を受信し、受信したライセンス情報が正規のライセンス情報であると認証した場合に、放送局端末1に対してソフトウェア更新要求を送信するように構成してもよい。
(5)放送局端末1が送信要求メッセージを受信すると、階層構造の下流側に論理接続されている端末装置2に対して、この送信要求メッセージを送信する。
(6)送信要求メッセージを受信した端末装置2は、送信要求メッセージに対応する更新ソフトウェアが第2記憶部203に記憶手段に記憶されているか否かを判断し、更新ソフトウェアが記憶されていると判断した場合、及びソフトウェアを送信するにあたってのトラフィック及び処理に余裕があると判断した場合には、新規参加端末装置2Xに対して、更新ソフトウェアを送信することが可能な状態にあることを表す応答及び肯定元所在情報を含む肯定応答を送信する。
また、端末装置2が、新規参加端末装置2Xが送信したライセンス情報を受信し、受信したライセンス情報が正規のライセンス情報であると認証した場合に、新規参加端末装置2Xに、肯定応答を送信するようにしてもよい。
このようにして、コンテンツデータの配信用の経路を用いて、新規参加端末装置2Xから送信されてきた送信要求メッセージを、下流に存在する全ての端末装置に配信することができる。送信要求メッセージを受信した端末装置2のいずれかが、更新ソフトウェアを送信可能な状態にある場合には、要求元である新規参加端末装置2Xに対して、肯定応答の送信を行うことができる。
また、放送局端末1やライブラリサーバ5が新規参加端末装置2Xに、直接的に更新ソフトウェアを送信することなく、比較的トラフィックに余裕のある他の既存の端末装置2が新規参加端末装置2Xに対して更新ソフトウェアを送信できる。したがって、更新ソフトウェアのダウンロード等に起因するネットワーク負荷の集中による不具合を避けることができる。
図13に、コンテンツの視聴に必要な更新ソフトウェアを、新規参加端末装置2Xが既存の端末装置2からダウンロードしてインストールするまでの処理の順序を示す。
(7)新規参加端末装置2Xが、既存の端末装置2から肯定応答を受信すると、肯定応答を送信した端末装置2に対してダウンロード要求を送信する。
このとき、新規参加端末装置2Xが所定の時間内に複数の端末装置2から、肯定応答を受信した場合には、最もホップ数の変化が少ない端末装置2に対してダウンロード要求を送信してもよい。この結果、更新ソフトウェアのダウンロードに要する時間が短縮できる。
また、新規参加端末装置2Xが所定の時間内に複数の既存の端末装置2から、肯定応答を受信した場合には、肯定応答の送信開始時刻と現在時刻との差を所要通信時間として算出し、最も所要通信時間が少ない端末装置2に対して、ダウンロード要求を送信してもよい。最も所要通信時間が少ない端末装置を選択して更新ソフトウェアを取得することによって、所望の更新ソフトウェアを早くダウンロードすることができる。すなわち、更新ソフトウェアを新規参加端末装置2Xに対して、最も短い時間で転送できる端末装置2が選択される。
(8)ダウンロード要求を受信した端末装置2は、新規参加端末装置2Xに対してコンテンツの視聴に必要な更新ソフトウェアの送信を行う。
新規参加端末装置2Xは、受信した更新ソフトウェアを第2記憶部203に記憶して、コンテンツデータを再生可能な状態に設定して、ソフトウェアのインストール処理を終了する。
図14に、コンテンツの視聴に必要な更新ソフトウェアを複数の端末装置2からダウンロードしてインストールするまでの処理の順序を示す。
(7a)、(7b)、(8a)及び(8b)新規参加端末装置2Xが所定の時間内に、複数の端末装置2から肯定応答を受信した場合には、複数の端末装置2に対して、それぞれ更新ソフトウェアの一部を送信させるためのダウンロード要求を送信して、それぞれ更新ソフトウェアの一部を受信し、受信したそれぞれの更新ソフトウェアの一部を繋ぎ合わせて、更新ソフトウェアをインストールしても良い。複数の端末装置2から分割して更新ソフトウェアをダウンロードすることによって、トラフィックの混雑を分散させた状態で更新ソフトウェアを取得することができる。また、新規参加端末装置2Xは、短時間で更新ソフトウェアを取得してコンテンツの再生を行うことができる。
図15に、ソフトウェア更新要求を、階層構造を構成する下流の端末装置2から上流の端末装置2に対して送信する処理を示す。
(1)新規参加端末装置2Xが、利用者からライセンス証の購入を要求する旨の情報を入力すると、新規参加端末装置2Xはライセンス証発行サーバ6へ接続して、ライセンス証の発行を依頼する。
ライセンス証発行サーバ6では、新規参加端末装置2Xから利用者のクレジットカードの番号及びなどを入力して確定ボタンを押すことで決済処理を行い、ライセンス証発行サーバ6はライセンス情報を新規参加端末装置2Xに対して送信することによりライセンス証の発行を行う。
(2)ライセンス証発行サーバ6では、ライセンス証の発行に際して必要な処理を行った後に、所定のチャンネルのコンテンツの視聴を許可するライセンス情報を新規参加端末に対して送信する。
(3)新規参加端末装置2Xで所定のチャンネルの視聴の要望がユーザによって入力されると、新規参加端末装置2Xは、特定のチャンネルの視聴を要求する情報とその要求元の所在地を表す要求元所在情報とを含む参加要求を管理サーバ3に送信する。
(4)管理サーバ3が、新規参加端末装置2Xから参加要求を受信すると、トポロジーデータベース318から中継可能な端末装置2のノードを1乃至複数選択して、その所在情報とソフトウェア識別情報を新規参加端末装置2Xへ送信する。
なお、管理サーバ3が新規参加端末装置2Xから特定のチャンネルの視聴の要求元が送信したライセンス情報を受信し、受信したライセンス情報が正規のライセンス情報であると認証した場合に、新規参加端末装置2Xの所在地に送信要求を送信するように構成してもよい。
(5a)、(5b)新規参加端末装置2Xが、管理サーバ3からソフトウェア識別情報と端末装置2の所在情報を受信すると、受信した識別情報のソフトウェアを新規参加端末装置2Xが保有しているか否かを検査する。必要なソフトウェアを保有していないと判断した場合には、管理サーバ3から知らされた1乃至複数の端末装置2に対して、上記送信要求メッセージを送信する。
(6a)、(6b)送信要求メッセージを受信した端末装置2は、上流又は下流に存在する他の端末装置2に対して、この送信要求メッセージを送信する。このとき、端末装置2が送信要求を中継する回数に制限を設けておき、所定の制限回数に達するまで送信要求メッセージを中継するようにしても良い。また、端末装置2が送信要求を中継する際の有効期間を定めておき、その有効期間に到達するまでソフトウェア更新要求を中継するようにしてもよい。
送信要求メッセージを受信した各端末装置2は、送信要求メッセージに対応するソフトウェア(更新ソフトウェア)が記憶されているか否かを判断する。更新ソフトウェアが記憶されていると判断した場合、及び更新ソフトウェアを送信するにあたってのトラフィック及び処理に余裕があると判断した場合には、新規参加端末装置2Xに対して、更新ソフトウェアを送信することが可能な状態にあることを表す肯定の応答及び肯定元所在情報を含む肯定応答を送信する。
このようにして、新規参加端末装置2Xが送信した送信要求メッセージを端末装置2が処理することによって、放送局端末1やライブラリサーバ5が新規参加端末装置2Xに更新ソフトウェアを直接に送信する必要がない。加えて、比較的トラフィックに余裕のある他の端末装置2が新規参加端末装置2Xに対して更新ソフトウェアを送信することができる。
したがって、更新ソフトウェアのダウンロード等に起因するネットワーク負荷の集中による不具合を避けることができる。
図16に、新規参加端末装置2Xがダウンロード要求を送信する処理を示す。図16では、新規参加端末装置2Xが管理サーバ3から複数の中継可能な1乃至複数の端末装置2のノードの紹介を受け、更に新規参加端末装置2Xが送信した送信要求メッセージに応答して肯定応答を受信した場合に、新規参加端末装置2Xは、ダウンロード要求を送信する。
(1)新規参加端末装置2Xにて所定のチャンネルを視聴するためのソフトウェアの更新要求が発生すると、新規参加端末装置2Xは、特定のチャンネルの視聴を要求する情報と、その要求元の所在地を表す要求元所在情報とを含む参加要求を管理サーバ3に送信する。
(2)管理サーバ3が、新規参加端末装置2Xから参加要求を受信すると、トポロジーデータベース318から中継可能な端末装置2のノードを1乃至複数選択して、その所在情報とソフトウェア識別情報を新規参加端末装置2Xへ送信する。図16では、管理サーバ3が2b2、2b3、2b4、2c3及び2c4の端末装置2を、新規参加端末装置2Xに対して紹介した例が示されている。勿論、例示であり、これに限られない。
(3)新規参加端末装置2Xが、管理サーバ3からソフトウェア識別情報と配信装置所在情報を受信すると、受信したソフトウェア識別情報に合致するソフトウェアを保有しているか否かを判断する。このソフトウェアを保有していないと判断した場合には、放送局端末1に対して、送信要求メッセージを送信する。
(4a)、(4b)、(4c)送信要求メッセージを受信した端末装置2は、下流に存在する端末装置2に対して、この送信要求メッセージを送信する。受信したソフトウェア識別情報に合致するソフトウェア(更新ソフトウェア)が自己の端末装置2に記憶されているか否かを判断し、更新ソフトウェアが記憶されていると判断した場合、及び更新ソフトウェアを送信するにあたってのトラフィック及び処理に余裕があると判断した場合には、新規参加端末装置2Xに対して、ソフトウェアを送信することが可能な状態にあることを表す肯定の応答及び肯定元所在情報を含む肯定応答を送信する。図16では、上流の端末装置2から送信要求を受信した複数の端末装置2のうち、端末装置2b2、2b3及び2b4が肯定応答を新規参加端末装置2Xに対して送信している。
(5)新規参加端末装置2Xは、肯定応答を受信した端末装置2b2、2b3及び2b4と、管理サーバ3から接続を紹介された端末装置2b2、2b3、2b4、2c3及び2c4とで共通する端末装置2b3を、更新ソフトウェアの受信元として選択して、端末装置2b3に対して送信開始要求を送信するとともに、セッションの開設要求を送信して論理接続を行う。
新規参加端末装置2Xは、端末装置2からコンテンツの視聴に必要な更新ソフトウェアを受信して記憶し、ソフトウェアのインストール処理又はバージョンアップ処理を行う。
このように、肯定応答を受信した端末装置2と、管理サーバ3から接続を紹介された端末装置2とで共通する端末装置2を選択して更新ソフトウェアをインストールするとともに、コンテンツ配信システムに論理接続してコンテンツデータを受信して再生することができる。
なお、本発明における各構成要件は、その一部もしくは全部がハードウェアで構成されても良く、一部もしくは全部がソフトウェアで構成されても良い。
また、本発明を実行するコンピュータプログラムとして、配布、流通されても良い。また、このコンピュータプログラムが記憶された記憶媒体として配布、流通されても良い。
なお、従来の技術におけるコンテンツ配信システムでは、配信装置が、配信装置の下流に接続されている端末装置に対してコンテンツ配信を行っている場合には、コンテンツ配信による情報量の多さにより、通信負荷の増大に拍車がかかる。このような状況下では、新規な端末装置がソフトウェア配信の要求を行うと、配信装置の負荷が増大すると共に、ネットワークの負荷が増大する問題があった。このような従来技術における問題も、本発明のコンテンツ配信システムにより解決される。
また、本発明のコンテンツ配信システムは、コンテンツ配信を行う配信装置の処理負荷の増大を防止し、ネットワークの負荷の集中を防止しつつ、新規参加端末装置に対して、コンテンツ再生に必要なソフトウェアの配信やバージョンアップソフトウェアの配信を行うことが可能である。本発明のコンテンツ配信システムの情報処理方法および端末装置も同様である。
なお、ソフトウェア情報通知手段は、新規参加端末装置2Xからソフトウェア更新要求を受信した場合に、配信装置の所在情報を取り出し、配信装置の所在情報を宛先として、ソフトウェア更新要求を配信装置に転送するソフトウェア更新要求転送機能を含ませるようにしてもよい。このソフトウェア更新要求転送機能は、新規参加端末装置2Xからのソフトウェア更新要求などに関する転送などの処理を行う。すなわち、ソフトウェア情報通知手段は、ソフトウェア更新要求転送機能により、新規参加端末装置2Xからソフトウェア更新要求を受信した場合に、配信装置の所在情報を宛先として、ソフトウェア更新要求を配信装置に対して転送する。
本発明は、階層構造で接続されている複数の端末装置に対するコンテンツ配信を行うシステムなどにおいて好適に利用できる。
本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システムとその周辺を含むブロック図 本発明の実施の形態におけるバッファの構成図 本発明の実施の形態における放送局端末1のブロック図 本発明の実施の形態における放送局端末の制御手段が実行する全体処理のフローチャート 本発明の実施の形態における端末装置のブロック図 本発明の実施の形態における端末装置の制御手段が行う処理を示すフローチャート 本発明の実施の形態における端末装置の制御手段が行う処理を示すフローチャート 本発明の実施の形態における管理サーバのブロック図 本発明の実施の形態における管理サーバの制御手段の処理を示すフローチャート 本発明の実施の形態におけるライブラリサーバのブロック図 本発明の実施の形態におけるライブラリサーバの制御手段の処理を示すフローチャート 本発明の実施の形態におけるコンテンツ配信システムを示す説明図 本発明の実施の形態におけるコンテンツ配信システムを示す説明図 本発明の実施の形態におけるコンテンツ配信システムを示す説明図 本発明の実施の形態におけるコンテンツ配信システムを示す説明図 本発明の実施の形態におけるコンテンツ配信システムを示す説明図
符号の説明
1 放送局端末
2 端末装置
2X 新規参加端末装置
3 管理サーバ
4 インターネット
5 ライブラリサーバ
6 ライセンス証発行サーバ

Claims (21)

  1. コンテンツデータを配信する配信装置と、前記配信装置を頂点として階層構造で多層に論理接続される複数の端末装置とを有し、前記配信装置から配信される前記コンテンツデータが前記端末装置の中継機能により順次下流に中継されて前記複数の端末装置全てに配信されるコンテンツ配信システムにおいて、
    前記配信装置は、
    コンテンツデータを記憶するコンテンツデータ記憶手段と、
    前記複数の端末装置のうち、下流に接続された端末装置へ前記記憶しているコンテンツデータを送信するコンテンツデータ送信手段と、
    前記端末装置からのソフトウェア更新要求を受信するソフトウェア更新要求受信機能と、
    前記下流に接続された端末装置に対して、前記受信したソフトウェア更新要求を中継するソフトウェア更新要求中継機能を有するソフトウェア更新要求処理手段と、を有し、
    前記端末装置は、
    上流装置からコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信機能と、前記受信したコンテンツデータを自端末装置の下流に接続された端末装置へ転送するコンテンツデータ転送機能と、を有するコンテンツデータ中継手段と、
    前記上流装置からソフトウェア更新要求を受信するソフトウェア更新要求受信機能と、前記受信したソフトウェア更新要求を自端末装置の下流に接続された端末装置へ中継するソフトウェア更新要求中継機能と、前記ソフトウェア更新要求に含まれるソフトウェア識別情報の条件に合致するソフトウェアを自端末装置が有している場合に当該ソフトウェア更新要求に含まれる要求元所在情報に基づいて更新ソフトウェア要求元の端末装置へ肯定応答を送信するソフトウェア更新要求応答機能と、を有するコンテンツ更新要求情報処理手段と、
    所定の装置へソフトウェア更新要求を送信して、前記階層構造を構成する前記複数の端末装置に対して前記ソフトウェア更新要求を配信するよう要求するソフトウェア更新要求機能と、前記ソフトウェア更新要求に対して肯定応答してきた端末装置に対して、前記更新ソフトウェアのダウンロード要求を送信して更新ソフトウェアを取得する更新ソフトウェア取得機能と、を有するソフトウェア更新処理手段と、を備えた
    ことを特徴としたコンテンツ配信システム。
  2. 前記階層構造を構成する前記端末装置の接続状態情報を記憶する接続状態情報記憶手段と、前記配信装置の所在情報を記憶する配信装置所在情報記憶手段と、前記配信装置が使用中のソフトウェアの識別情報を記憶するソフトウェア識別情報記憶手段と、を備えた接続先紹介装置を有し、
    前記接続先紹介装置は、
    当該コンテンツ配信システムに参加する端末装置から接続先紹介要求を受信したとき、前記接続状態情報記憶手段に記憶された接続状態情報から接続先候補を選択する接続先候補選択機能と、前記接続先紹介要求を行った端末装置へ前記選択された前記接続先候補を通知する通知機能と、を有する接続先紹介手段と、
    前記端末装置から前記配信装置の所在情報の問い合わせを受けたとき、前記配信装置所在情報記憶手段に記憶された配信装置の所在情報と、ソフトウェア識別情報記憶手段に記憶された前記配信装置において使用中のソフトウェアの識別情報とを取得する情報取得機能と、前記問い合わせを行った端末装置に対して前記取得した情報を通知する通知機能と、を有するソフトウェア情報通知手段とを、備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  3. 前記接続先紹介装置の前記ソフトウェア情報通知手段は、
    前記端末装置から前記問い合わせを受けたとき、当該問い合わせを行った端末装置に対してライセンス情報の送信を要求し、当該送信要求に対して前記問い合わせを行った端末装置から送信されるライセンス情報が正規のライセンス情報であると認証した場合に、前記取得した情報を、前記問い合わせを行った端末装置へ通知することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ配信システム。
  4. 前記端末装置のソフトウェア更新処理手段は、
    前記ソフトウェア更新要求を送信する前記所定の装置を、前記配信装置とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンテンツ配信システム。
  5. 前記配信装置は、
    前記ソフトウェア更新要求元の端末装置が送信したライセンス情報を受信するライセンス情報受信手段と、
    前記受信したライセンス情報が正規のライセンス情報であるか否かを認証する認証手段と、を有し、
    前記配信装置のソフトウェア更新要求処理手段は、
    前記ソフトウェア更新要求中継機能として、前記認証手段により前記受信したライセンス情報が正規のライセンス情報であると認証された場合に、前記下流に接続された端末装置に対して、前記受信したソフトウェア更新要求を中継することを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ配信システム。
  6. 前記階層構造を構成する前記端末装置の接続状態情報を記憶する接続状態情報記憶手段と、前記配信装置の所在情報を記憶する配信装置所在情報記憶手段と、前記配信装置が使用中のソフトウェアの識別情報を記憶するソフトウェア識別情報記憶手段と、を備えた接続先紹介装置を有し、
    前記接続先紹介装置は、
    当該コンテンツ配信システムに参加する端末装置から接続先紹介要求を受信したとき、前記接続状態情報記憶手段に記憶された接続状態情報に基づいて接続先候補を選択する接続先候補選択機能と、前記接続先紹介要求を行った端末装置へ前記選択された前記接続先候補を通知する通知機能と、を有する接続先紹介手段と、
    前記端末装置から前記配信装置のソフトウェア識別情報の問い合わせを受けたとき、ソフトウェア識別情報記憶手段に記憶された前記配信装置において使用中のソフトウェアの識別情報を取得する機能と、前記問い合わせを行った端末装置に対して前記取得した情報を通知する通知機能と、前記端末装置から前記ソフトウェア更新要求を受信したとき、前記配信装置所在情報記憶手段に記憶された前記配信装置の所在情報を取出し、当該配信装置の所在情報を宛先として、前記ソフトウェア更新要求を前記配信装置へ転送するソフトウェア更新要求転送機能と、を有するソフトウェア情報通知手段と、備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  7. 前記接続先紹介装置の前記ソフトウェア情報通知手段は、
    前記端末装置から前記ソフトウェア更新要求を受信したとき、当該ソフトウェア更新要求を行った端末装置に対してライセンス情報の送信を要求し、当該送信要求に対して前記ソフトウェア更新要求を行った端末装置から送信されるライセンス情報が正規のライセンス情報であると認証した場合に、前記ソフトウェア更新要求を前記配信装置へ転送することを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ配信システム。
  8. コンテンツデータを配信する配信装置と、前記配信装置を頂点として階層構造で多層に論理接続される複数の端末装置とを有し、前記配信装置から配信される前記コンテンツデータが前記端末装置の中継機能により順次下流に中継されて前記複数の端末装置全てに配信されるコンテンツ配信システムにおける情報処理方法において、
    前記配信装置は、
    前記複数の端末装置のうち、下流に接続された端末装置へ記憶しているコンテンツデータを送信するステップと、
    前記端末装置からのソフトウェア更新要求を受信するステップと、
    前記下流に接続された端末装置に対して、前記受信したソフトウェア更新要求を中継するステップと、を有し、
    前記端末装置は、
    上流装置からコンテンツデータを受信するステップと、
    前記受信したコンテンツデータを自端末装置の下流に接続された端末装置へ転送するステップと、
    前記上流装置からソフトウェア更新要求を受信するステップと、
    前記受信したソフトウェア更新要求を自端末装置の下流に接続された端末装置へ中継するステップと、
    前記ソフトウェア更新要求に含まれるソフトウェア識別情報の条件に合致するソフトウェアを自端末装置が有している場合に、当該ソフトウェア更新要求に含まれる要求元所在情報に基づいて更新ソフトウェア要求元の端末装置へ肯定応答を送信するステップと、
    前記更新ソフトウェア要求元の端末装置から受信した更新ソフトウェアのダウンロード要求に対して、自端末装置が有している更新ソフトウェアを送信するステップと、を備えた
    ことを特徴としたコンテンツ配信システムの情報処理方法。
  9. コンテンツデータを配信する配信装置と、前記配信装置を頂点として階層構造で多層に論理接続される複数の端末装置とを有し、前記配信装置から配信される前記コンテンツデータが前記端末装置の中継機能により順次下流に中継されて前記複数の端末装置全てに配信されるコンテンツ配信システムにおける前記端末装置において、
    上流装置からコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信機能と、前記受信したコンテンツデータを自端末装置の下流に接続された端末装置へ転送するコンテンツデータ転送機能と、を有するコンテンツデータ中継手段と、
    前記上流装置からソフトウェア更新要求を受信するソフトウェア更新要求受信機能と、前記受信したソフトウェア更新要求を自端末装置の下流に接続された端末装置へ中継するソフトウェア更新要求中継機能と、前記ソフトウェア更新要求に含まれるソフトウェア識別情報の条件に合致するソフトウェアを自端末装置が有している場合に当該ソフトウェア更新要求に含まれる要求元所在情報に基づいて更新ソフトウェア要求元の端末装置へ肯定応答を送信するソフトウェア更新要求応答機能と、を有するコンテンツ更新要求情報処理手段と、を備えたことを特徴とする端末装置。
  10. コンテンツデータを配信する配信装置と、前記配信装置を頂点として階層構造で多層に論理接続される複数の端末装置とを有し、前記配信装置から配信される前記コンテンツデータが前記端末装置の中継機能により順次下流に中継されて前記複数の端末装置全てに配信されるコンテンツ配信システムにおける前記端末装置において、
    上流装置からコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信機能と、前記受信したコンテンツデータを自端末装置の下流に接続された端末装置へ転送するコンテンツデータ転送機能と、を有するコンテンツデータ中継手段と、
    自端末装置の下流に接続された端末装置からソフトウェア更新要求を受信するソフトウェア更新要求受信機能と、前記受信したソフトウェア更新要求を自端末装置の上流に接続された端末装置へ中継するソフトウェア更新要求中継機能と、前記ソフトウェア更新要求に含まれるソフトウェア識別情報の条件に合致するソフトウェアを自端末装置が有している場合に当該ソフトウェア更新要求に含まれる要求元所在情報に基づいて前記更新ソフトウェア要求元の端末装置へ肯定応答を送信するソフトウェア更新要求応答機能と、を有するコンテンツ更新要求情報処理手段と、を備えた
    ことを特徴とする端末装置。
  11. 前記コンテンツ更新要求情報処理手段は、
    前記更新ソフトウェアの要求元の端末装置が送信したライセンス情報を受信し、前記受信したライセンス情報が正規のライセンス情報であると認証した場合にのみ、前記更新ソフトウェア要求元の端末装置から受信した更新ソフトウェアのダウンロード要求に対して、自端末装置が有している更新ソフトウェアを送信する更新ソフトウェア送信機能を有することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の端末装置。
  12. 前記コンテンツ更新要求情報処理手段は、
    前記ソフトウェア更新要求中継機能として、前記受信したソフトウェア更新要求を自端末装置の上流又は下流に接続された端末装置へ中継する際に、前記ソフトウェア更新要求に含まれる中継回数情報の値が所定の値であるとき、前記ソフトウェア更新要求の中継を行わず、前記ソフトウェア更新要求に含まれる中継回数情報の値が所定の値よりも小さい値であるとき、前記ソフトウェア更新要求に含まれる中継回数情報の値を増加させて、前記ソフトウェア更新要求を中継することを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の端末装置。
  13. 前記コンテンツ更新要求情報処理手段は、
    前記ソフトウェア更新要求中継機能として、前記受信したソフトウェア更新要求を自端末装置の上流又は下流に接続された端末装置へ中継する際に、前記ソフトウェア更新要求に含まれる送信時刻と現在時刻とを比較して、前記ソフトウェア更新要求の中継期限が超過しているか否かを判定し、前記ソフトウェア更新要求が中継期限を超過していると判断した場合には前記ソフトウェア更新要求の中継を行わないことを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の端末装置。
  14. 所定の装置へソフトウェア更新要求を送信して、前記階層構造を構成する前記複数の端末装置に対して前記ソフトウェア更新要求を配信するよう要求するソフトウェア更新要求機能と、前記ソフトウェア更新要求に対して肯定応答してきた端末装置に対して、前記更新ソフトウェアのダウンロード要求を送信して更新ソフトウェアを取得する更新ソフトウェア取得機能と、を有するソフトウェア更新処理手段を備えた
    ことを特徴とする請求項9〜13のいずれか1項に記載の端末装置。
  15. 自端末装置のソフトウェアの識別情報を記憶するソフトウェア識別情報記憶手段を有し、
    前記ソフトウェア更新処理手段は、
    前記ソフトウェア更新要求機能として、前記配信装置において使用中のソフトウェアの識別情報を取得し、当該識別情報と前記ソフトウェア識別情報記憶手段に記憶した自端末装置のソフトウェアの識別情報とが一致しないとき、前記ソフトウェア更新要求を行うことを特徴とする請求項14に記載の端末装置。
  16. 前記ソフトウェア更新処理手段は、
    前記更新ソフトウェア取得機能として、前記ソフトウェア更新要求に対して肯定応答してきた端末装置が複数あるとき、当該複数の端末装置のうち一の端末装置を選択して、前記更新ソフトウェアのダウンロード要求を送信して更新ソフトウェアを取得する
    ことを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の端末装置。
  17. 前記ソフトウェア更新処理手段は、
    前記更新ソフトウェア取得機能として、前記ソフトウェア更新要求に対して肯定応答してきた端末装置が複数あるときに、当該複数の装置に対してそれぞれ前記更新ソフトウェアの一部を送信させるためのダウンロード要求を送信し、前記複数の装置からそれぞれ更新ソフトウェアの一部を取得すると、取得した前記更新ソフトウェアの一部を繋ぎ合わせて更新ソフトウェアを生成することを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の端末装置。
  18. 前記コンテンツ更新要求情報処理手段は、
    ソフトウェア更新要求応答機能として、更新ソフトウェア要求元の端末装置へ肯定応答を送信する際に、ホップ数の値を所定の値にセットした前記肯定応答を送信する機能を有し、
    前記ソフトウェア更新処理手段は、
    前記更新ソフトウェア取得機能として、前記ソフトウェア更新要求に対して肯定応答してきた端末装置が複数あるときに、前記肯定応答に含まれる前記ホップ数の値が最もホップ数の値が少ない前記端末装置に対して、前記更新ソフトウェアのダウンロード要求を送信して前記更新ソフトウェアを取得する
    ことを特徴とする請求項14〜16のいずれか1項に記載の端末装置。
  19. 前記コンテンツ更新要求情報処理手段は、
    ソフトウェア更新要求応答機能として、更新ソフトウェア要求元の端末装置へ肯定応答を送信する際に、前記肯定応答に送信時刻を挿入する機能を有し、
    前記ソフトウェア更新処理手段は、
    前記更新ソフトウェア取得機能として、前記ソフトウェア更新要求に対して肯定応答してきた端末装置が複数あるときに、前記肯定応答に含まれる送信時刻と現在時刻とを比較し、前記送信時刻と現在時刻との差が最も少ない前記端末装置に対して、前記更新ソフトウェアのダウンロード要求を送信して前記更新ソフトウェアを取得する
    ことを特徴とする請求項14〜16のいずれか1項に記載の端末装置。
  20. 当該コンテンツ配信システムに参加する際に、前記階層構造の接続先候補を紹介する接続先紹介装置に対して、接続先候補の紹介を要求する接続先候補要求機能と、前記接続先候補の紹介要求に対して前記接続先紹介装置から送信される接続先候補を受信する接続先候補受信機能と、を有する接続先紹介要求手段を備え、
    前記ソフトウェア更新処理手段は、
    前記更新ソフトウェア取得機能として、前記ソフトウェア更新要求に対して肯定応答してきた端末装置に前記接続先紹介装置から送信される接続先候補が含まれているとき、前記接続先紹介装置から送信される接続先候補に対して、前記更新ソフトウェアのダウンロード要求を送信して前記更新ソフトウェアを取得する
    ことを特徴とする請求項14〜16のいずれか1項に記載の端末装置。
  21. コンピュータに、請求項9〜20のいずれか1項に記載の端末装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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