JP4798146B2 - 情報配信システムにおける端末装置及びプログラム、並びに再接続処理方法 - Google Patents

情報配信システムにおける端末装置及びプログラム、並びに再接続処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報配信システムにおける端末装置及びプログラム、並びに再接続処理方法に関するものであり、特に、ネットワークを介してコンテンツ情報を配信する情報配信装置と、ネットワーク上で情報配信装置を頂点として階層構造で多層に論理接続される複数の端末装置と、階層構造の情報を管理する接続管理装置とを備え、情報配信装置から配信されるコンテンツ情報が端末装置の中継機能により順次下流の端末装置へ中継される情報配信システムにおける端末装置及びプログラム、並びに再接続処理方法に関する。
近年、ブロードバンドの普及に伴って、コンテンツ情報を配信する情報配信サービスが人気となっている。例えば、VOD(ビデオオンデマンド)のように利用者の要求に応じてコンテンツ情報を配信するサービスの他、インターネット放送のようにコンテンツ情報を放送形式で配信するサービスが知られている。
この種の情報配信サービスは、サーバクライアント方式による配信形態が主流であったが、最近では、この方式に代わる新しい配信形態としてP2P(ピアツーピア)型の配信形態であるツリー型トポロジー形式の配信形態が注目されている。
このツリー型トポロジー形式は、インターネットなどのネットワークを介してコンテンツ情報を配信する情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上にツリー状の階層構造で多層に論理接続され、情報配信装置から配信されるコンテンツ情報が端末装置の中継機能により順次下流の端末装置へ中継される配信形態である(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−33514号公報
ところで、この種の配信形態において、端末装置は、上流に接続している端末装置が情報配信システムから脱退した場合や通信状態の悪化等により上流の端末装置との接続が切断してしまった場合、接続可能な他の端末装置を探してそれに再接続する処理を行うが、この際、この再接続処理を行う端末装置は、自端末装置を頂点とするツリー状構造(以下、「サブツリー」とも呼ぶ。)を維持したまま再接続処理を行うこととしている。このように、従来の情報配信システムでは、当該システムから脱退した端末装置に直接接続していた端末装置(サブツリーの頂点に位置する端末装置)だけが再接続処理を行うことで、当該端末装置の下流に接続している他の全ての端末装置が一度に再接続処理を行うことにより当該システムに膨大な負荷がかかることを防ぐことができ、コンテンツ情報の安定した送受信を可能としている。
しかしながら、かかる従来の情報配信システムでは、再接続処理を行う端末装置の性能や通信回線の種類あるいは状態によって、接続処理に長い時間がかかる場合、その間は、当該再接続処理を行う端末装置を始めとして、この端末装置の下流に接続している他の全ての端末装置までもがコンテンツ情報を取得不可能な状態となるため、コンテンツ情報の安定した送受信を阻害するおそれがあった。
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、情報配信システムにおいて再接続処理をより迅速に完了させることにより、コンテンツ情報の安定した送受信を可能とする情報配信システムにおける端末装置及びそのプログラム、並びに再接続処理方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上において階層構造で多層に接続され、前記情報配信装置から配信される情報が各前記端末装置の中継機能により順次前記階層構造の下流に中継され、前記複数の端末装置によって前記情報を取得可能とした情報配信システムにおける前記端末装置において、前記階層構造の上流に接続した装置とは異なる他の端末装置への再接続が必要となったことを検出する接続状態検出手段と、前記再接続が必要となったことを検出すると、前記階層構造を構成する他の端末装置への接続処理を開始する接続処理手段と、前記再接続が必要となったことを検出すると、前記階層構造の下流に接続した装置に対して前記階層構造を構成する他の端末装置への接続処理を依頼する接続依頼手段と、前記接続処理手段による接続処理が終了する前に、前記下流に接続した装置の接続処理が終了すると、当該下流に接続した装置を上流の装置として前記情報を受信する受信制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記再接続が必要となった端末装置が過去に請求項1に記載の発明において、前記接続依頼手段は、前記接続処理手段による接続処理にかかった時間の平均値が所定値以上のとき、前記接続処理の依頼を行うことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記受信制御手段は、前記下流に接続した装置の接続処理の終了後に前記接続処理手段による接続処理が終了すると、前記情報を受信する装置を前記下流に接続した装置から前記接続処理手段によって接続した装置へ切り替えることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、他の端末装置から前記接続処理の依頼を受けると、自装置の下流に装置を接続する能力があるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により自装置の下流に装置を接続する能力があると判定すると、前記依頼に応じた接続処理を開始する依頼接続処理手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、前記接続依頼手段は、前記下流に接続した装置の接続処理が終了する前に、前記接続処理手段による接続処理が終了すると、前記下流に接続した装置に対して接続処理の中止を要求することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、コンピュータを、請求項1〜5のいずれか1項に記載の各手段として機能させることを特徴とするプログラムとした。
また、請求項7に記載の発明は、情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上において階層構造で多層に接続され、前記コンテンツ配信装置から配信される情報が各前記端末装置の中継機能により順次前記階層構造の下流に中継され、前記複数の端末装置によって前記情報を取得可能とした情報配信システムの前記端末装置における階層構造への再接続処理方法であって、前記上流に接続した装置とは異なる他の端末装置への再接続が必要となったことを検出するステップと、前記再接続が必要となったことを検出すると、前記階層構造を構成する他の端末装置への接続を行う第1接続処理を開始し、さらに、階層構造の下流に接続した装置に対して前記階層構造を構成する他の端末装置への接続を行う第2接続処理を依頼するステップと、前記第1接続処理による接続処理が終了する前に、前記下流に接続した装置の第2接続処理が終了したとき、当該下流に接続した装置を上流の装置として前記情報を受信するステップと、を有することを特徴とする端末装置における階層構造への再接続処理方法とした。
本発明によれば、再接続が必要となったことを検出すると、接続依頼手段により、階層構造の下流に接続した装置に対して階層構造を構成する他の端末装置への接続処理を依頼し、自端末装置の接続処理が終了する前に、下流に接続した装置の接続処理が終了した場合には、当該下流に接続した装置を上流の装置として情報を受信することとしたため、再接続処理をより迅速に完了させることができ、コンテンツ情報の安定した送受信が可能となる。
[第1実施形態]
[1.1.情報配信システムの構成等について]
まず、図1を参照して、情報配信システムSの概要構成について説明する。図1は、本実施形態に係る情報配信システムSの概要構成例を示す図である。
図1(a)に示すように、本実施形態に係る情報配信システムSは、音楽データ、映像データ或いは文書データなどのコンテンツ情報をネットワークを介して配信する情報配信装置1と、ネットワーク上において情報配信装置1を頂点としてツリー状の階層構造(以下、「ツリー状階層構造」と呼ぶ。)で多層に論理接続される複数の端末装置2a1,2a2,2b1〜2b4,2c1〜2c8と、このツリー状階層構造を管理する接続管理装置3とを備えている。なお、端末装置の数をここでは14台としているがこれに限られるものではない。
情報配信装置1、端末装置2a1,2a2,2b1〜2b4,2c1〜2c8、接続管理装置3には、各々IPアドレスが割り当てられており、これら装置は、図1(b)に示すように、ネットワークの一例としてのインターネット8にルータ等を介して接続されている。これらの装置間においては、目的の接続先装置のIPアドレスを宛先IPアドレス、自装置のIPアドレスを送信元IPアドレスとしたヘッダを含むパケットを送信することによって通信接続が可能となっている。そして、情報配信装置1及び端末装置2a1,2a2,2b1〜2b4,2c1〜2c8が装置間でセッションを確立することによって論理接続され、図1(a)に示すようにツリー状階層構造が構築される。また、ここでは情報配信装置1と接続管理装置3とを分けて説明しているが、接続管理装置3を情報配信装置1の内部に有することとしてもよい。この場合には接続管理装置3にIPアドレスは割り当てずに、情報配信装置1のIPアドレスと共用することができる。なお、端末装置2a1,2a2,2b1〜2b4,2c1〜2c8のいずれかの端末装置又はすべての端末装置を示す場合には、便宜上、端末装置2という場合がある。
この情報配信システムSは、情報配信装置1を頂点として複数の端末装置2がツリー状階層構造で多層に論理接続されるように接続管理装置3によって管理される。情報配信装置1はコンテンツ情報を端末装置2a1,2a2へ送信する。端末装置2a1,2a2は上流に接続した情報配信装置1からコンテンツ情報を受信すると、下流に接続した端末装置(以下、「下流装置」とも呼ぶ。)2b1〜2b4へ受信したコンテンツ情報を中継する。同様に、端末装置2b1〜2b4はコンテンツ情報を受信すると、下流に接続した端末装置2c1〜2c8へ受信したコンテンツ情報を中継する。
このように情報配信システムSにおいては、情報配信装置1から配信されるコンテンツ情報が端末装置2の中継機能により順次下流の端末装置2へ中継され、情報配信システムSに参加してツリー状階層構造を構成するすべての端末装置2へコンテンツ情報が配信される。配信されるコンテンツ情報には、音楽や映画などコンテンツデータのほか、再生時刻の情報(以下、「再生時刻データ」という。)が含まれている。そして、コンテンツ情報を受信した複数の端末装置2は、順次送信されるコンテンツ情報の再生を再生時刻データに基づいて行なう。このようにして、情報配信システムSは、情報配信装置1から送信されたコンテンツ情報が複数の端末装置2に配信され、複数の端末装置2において同時刻にコンテンツ情報を再生することができる。すなわち、P2Pを用いて複数の端末装置2への放送形式のストリーミング配信を実現している。
[1.2.ツリー状階層構造への再接続処理方法について]
次に、情報配信システムSおけるツリー状階層構造への再接続の動作について図面を参照して具体的に説明する。図2〜図7は情報配信システムSにおけるツリー状階層構造への再接続の動作を説明するための図である。なお、以下の動作は、端末装置2の制御部、接続管理装置3の制御部による情報処理によって実現されるものである。
例えば通信状態の悪化などにより、図2に示すように、情報配信装置1と端末装置2a1との接続が切断してしまった場合、端末装置2a1は、接続状態検出手段により、階層構造の上流に接続した装置とは異なる他の端末装置への再接続が必要となったことを検出する。そして、この接続状態検出手段により再接続が必要となったことを検出すると、端末装置2a1は、接続処理手段により、第1接続処理として、階層構造を構成する他の端末装置2への接続処理を開始するとともに、接続依頼手段により、下流に接続した端末装置2に対して階層構造を構成する他の端末装置2への接続処理を依頼する。なお、本実施形態において、「再接続が必要となった」場合とは、上述のように、自端末装置2の上流に接続している装置(以下、「上流装置」と呼ぶ。)との接続が切断してしまった場合のほか、通信状態が所定状態よりも悪くなった場合や、当該情報配信システムSから脱退する際に下流装置に対して送信する脱退メッセージを上流装置から受信した場合なども含まれる。
先ず、接続処理について具体的に説明する。
端末装置2a1は、接続処理を開始すると、先ず、接続管理装置3に対して接続先候補の問い合わせを行う(図2に示す(1)参照)。この問い合わせは、自端末装置の所在情報を含む接続先紹介メッセージを端末装置2a1が接続管理装置3に送信することによって行われる。なお、この際、端末装置2a1を頂点とするサブツリーは維持された状態(すなわち、端末装置2a1の下流に端末装置2b1,2b2が接続し、さらに、端末装置2b1の下流に端末装置2c1,2c2が接続し、端末装置2b2の下流に端末装置2c3が接続した状態)となっている。
接続管理装置3は、ツリー状階層構造を構成する複数の端末装置2の接続状態情報(例えば、各端末装置2のツリー状階層構造における接続位置や各端末装置2の所在情報など)を記憶しており、端末装置2a1から接続先紹介メッセージを受信すると、当該記憶された接続状態情報に基づいて接続先候補を選択する。
その後、接続管理装置3は、選択した接続先候補の情報(接続先候補の所在情報やツリー状階層構造における接続位置)を、接続先紹介メッセージを送信した端末装置2a1へ通知する(図2に示す(2)参照。)。
端末装置2a1は、接続管理装置3から接続先候補を受信すると、当該接続先候補となった選択した端末装置2(ここでは、端末装置2c6とする。)へ接続要求を行って(図2に示す(3)参照。)、当該端末装置2を上流装置としてツリー状階層構造に参加する(図2に示す(4)参照。)。
次に、接続依頼手段について具体的に説明する。
端末装置2aは、接続依頼手段により下流に接続した端末装置2に対して階層構造を構成する他の端末装置2への接続処理を依頼することで、自端末装置2だけでなく、その下流に接続している端末装置2とともに接続処理を行う。
すなわち、図3に示すように、情報配信装置1と端末装置2a1との接続が切断してしまった場合、端末装置2a1は、上述のように接続状態検出手段により当該接続が切断したことを検出して接続処理を開始するとともに、図4に示すように、下流装置2b1,2b2,2c1,2c2,2c3のうち、自端末装置2a1に直接接続している下流装置2b1,2b2に対して、接続依頼メッセージT1を送信する。そして、この接続依頼メッセージT1を受信した端末装置2b1,2b2は、端末装置2a1に対して依頼受理メッセージT2を送信したのち、第2接続処理として、当該依頼に応じた依頼接続処理を開始する。この依頼接続処理は、上述の接続処理と同様の処理である。なお、図中、端末装置2を模した円の中にそれぞれ記された数字は、各端末装置2の接続位置の関係の説明を容易にするためのものである。
ここで、端末装置2a1が接続処理を終了するよりも前に、端末装置2a1の下流に接続した端末装置2b2が接続処理を終えた場合(ここでは、端末装置2b2が端末装置2b4に接続した場合)、端末装置2b2は、図5(a)に示すように、端末装置2a1に対して、接続完了通知T3を送信する。そして、この接続完了通知T3を受信した端末装置2a1は、受信制御手段によって、端末装置2b2を上流の装置としてコンテンツ情報を受信する。すなわち、本来、端末装置2b2の上流装置であった端末装置2a1は、端末装置2b2から接続完了通知を受信すると、当該端末装置2b2に対してコンテンツ情報の送信要求を行うことによって、図5(b)に示すように、端末装置2b2を頂点とするサブツリーを構成することとなる。
このように、本実施形態にかかる情報配信システムSにおいて、端末装置2は、上流に接続した端末装置2とは異なる他の端末装置2への再接続が必要となったことを検出すると、ツリー状階層構造を構成する他の端末装置2への接続処理を開始するとともに、階層構造の下流に接続した装置に対して接続処理を依頼し、自端末装置2の接続処理が終了する前に、下流に接続した装置の接続処理が終了した場合には、当該下流に接続した装置を上流の装置としてコンテンツ情報を受信することとしたため、再接続処理をより迅速に完了させることができ、コンテンツ情報の安定した送受信が可能となる。
なお、図5(a)に示すように、接続完了した端末装置2(ここでは、端末装置2b2)以外に、接続依頼メッセージを受理した端末装置2(ここでは、端末装置2b1)がある場合、端末装置2a1は、端末装置2b1に対して接続完了通知T3を送信することとしており、これにより、いずれかの端末装置2が接続処理を終え、当該処理を行う必要がなくなった後にも接続処理を実行し続けるという事態を防ぐことができる。
また、本実施形態にかかる情報配信システムSにおいて、端末装置2は、前記再接続が必要となった端末装置が過去に接続処理手段による接続処理にかかった時間の平均値が所定値以上のとき、接続処理の依頼を行うこととしている。
すなわち、端末装置2は、過去に行った接続処理の開始から終了までの所要時間を記憶しており、接続状態検出手段により再接続が必要となったことを検出すると、先ず、当該記憶した所要時間の平均値を算出し、当該平均値が所定値以上のときのみ、階層構造の下流に接続した装置に対して接続依頼メッセージを送信するのである。
かかる構成とすることにより、例えば、装置の性能や通信回線の種類などにより、接続処理を極短時間で終えることができる場合、すなわち、下流に接続している端末装置2まで接続処理を行う必要がない場合には、接続処理の依頼を行わないこととしたため、ネットワークに余計な負荷がかかることを防止することができる。
なお、平均値の算出は、接続状態検出手段により再接続が必要となったことを検出したときではなく、再接続が必要となったことを検出する前(例えば、接続処理を完了した後など)に行うこととしてもよい。かかる構成とすることにより、より迅速に接続処理の依頼を行うことが可能となる。
また、本実施形態にかかる情報配信システムSにおいて、端末装置2の受信制御手段は、下流に接続した装置の接続処理の終了後に接続処理手段による接続処理が終了すると、情報を受信する装置を下流に接続した装置から接続処理手段によって接続した装置へ切り替えることとしている。
すなわち、図4に示す状態において、端末装置2b1が端末装置2a1よりも先に接続処理を完了し、図6(a)に示すように、端末装置2b4の下流に接続することとなった場合において、端末装置2b1に直接接続する下流装置の数が、当該情報配信システムSにおいて定められている接続可能な下流装置の数(以下、「接続上限数」とも呼ぶ。)である2台を越えている場合、端末装置2b1は、端末装置2a1に対して接続完了通知T3とともに、接続上限数を超えている旨の通知T4を送信する。
そして、接続完了通知T3及び接続上限数を超えている旨の通知T4を受信した端末装置2a1は、端末装置2b1に対して、一時的に端末装置2b1を上流の装置としてコンテンツ情報を受信するが、その間も接続処理を続ける。そして、接続処理を完了し、図6(b)に示すように、端末装置2c4の下流に接続することとなった場合、端末装置2a1は、端末装置2b1との接続を切断し、接続処理手段によって接続した端末装置2c4からコンテンツ情報を受信する。これにより、端末装置2a1,2b2,2c3と端末装置2b1、2c1、2c2とは、それぞれ異なる端末装置2を頂点とするサブツリーを構成することとなる。具体的には、図7に示すように、端末装置2a1,2b2,2c3は、端末装置2c4を頂点とするサブツリーを構成し、端末装置2b1、2c1、2c2は、端末装置2b1を頂点とするサブツリーを構成する。
かかる構成とすることにより、接続処理の依頼を行った端末装置2の接続処理が終了する前に、下流に接続した装置の接続処理が終了した場合、当該下流装置が、接続上限数を超えているにもかかわらず、接続処理の依頼を行った端末装置2に対してコンテンツ情報を送信することでネットワークへの負荷が局所的に増大することを防ぐことができる。
なお、図3(a)において説明したのと同様に、端末装置2a1は、接続完了した端末装置2(ここでは、端末装置2b1)以外に接続依頼メッセージを受理した端末装置2(ここでは、端末装置2b2)に対して接続完了通知T3を送信する。
また、本実施形態にかかる情報配信システムSにおいて、端末装置2の接続依頼手段は、下流に接続した装置の接続処理が終了する前に、接続処理手段による接続処理が終了すると、階層構造の下流に接続した装置に対して接続処理の中止を要求することとしている。かかる構成とすることにより、上記と同様、いずれかの端末装置2が接続処理を終え、当該処理を行う必要がなくなった後にも接続処理を実行し続けるという事態を防ぐことができる。
[1.3.端末装置の具体的構成及び動作]
次に、図面を参照して、端末装置2の構成及び動作について説明する。
(端末装置の構成)
まず、端末装置2の構成について説明する。図8は、本実施形態に係る情報配信システムSにおける端末装置2の概略構成を示す図である。
端末装置2は、専用のコンピュータの他、一般のパーソナルコンピュータを適用可能であり、図8に示すように、制御部101と、自端末装置2が過去に行った接続処理の開始から終了までの所要時間や、その他各種パラメータ等を記憶する書き換え可能な記憶部102と、情報配信装置1や他の端末装置2から取得したコンテンツ情報を記憶するハードディスク(HDD)103と、情報配信装置1や他の端末装置2から取得したコンテンツ情報を一時的に記憶するバッファメモリ104と、ハードディスク103やバッファメモリ104に記憶したコンテンツ情報を順次取り出してデコードするデコーダ部105と、このデコーダ部105によってデコードされたコンテンツ情報のうち映像情報を後述の表示部107で表示可能な情報に変換処理する映像処理部106と、この映像処理部106からの出力に基づいてコンテンツ情報の映像を表示する液晶表示装置(LCD)などの表示部107と、デコーダ部105によってデコードされたコンテンツ情報のうち音声情報を後述のスピーカ109で音波として出力可能な情報に変換処理する音声処理部108と、この音声処理部108からの出力に基づいて音波を出力するスピーカ109と、マウスやキーボードなどからなる入力部110と、インターネット8を介して、情報配信装置1、他の端末装置2、接続管理装置3と通信するための通信部113とを備えている。なお、制御部101、記憶部102、ハードディスク103、バッファメモリ104、デコーダ部105、通信部113は、システムバス120を介して相互に接続されている。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)、内部ROM(Read Only Memory)及び内部RAM(Random Access Memory)から構成される。この内部ROMには、情報配信システムSのツリー状階層構造に参加してコンテンツ情報を取得するための情報処理プログラムが格納されており、CPUは内部ROMに記憶されている情報処理プログラムを読み出して実行することによって、後述する接続状態検出手段、接続処理手段、接続依頼手段等として機能する。
なお、この情報処理プログラムは、例えば、インターネット8に接続されたサーバ(例えば、接続管理装置3)から、通信部113を介して、制御部101の内部ROMにダウンロードされるようにしてもよく、又CD−ROM等の記録媒体に記録されてから図示しない記録媒体ドライブを介して、制御部101の内部ROMに読み込まれるようにしてもよい。この場合、内部ROMはフラッシュメモリなどで構成することが望ましい。
(端末装置の動作)
以上のように構成された端末装置2の動作を具体的に説明する。図9〜図12は端末装置2の動作内容の一例を示すフローチャートである。なお、以下の各処理は、端末装置2の制御部101が上述した各手段等として機能することによって実行されるものである。
図9に示すように、端末装置2においてメイン電源スイッチ(図示せず)がONされたときやリセットスイッチ(図示せず)が操作されたとき、制御部101のCPUは、記憶部102のアクセス許可、内部RAMの作業領域確保等の初期設定動作を実行し、内部ROMに記憶した情報処理プログラムを読み出して、制御部101としての機能を動作状態とした後(ステップS10)、ステップS11に処理を移す。
ステップS11において、制御部101は、接続処理を行う。具体的には、接続処理を開始すると、制御部101は、接続管理装置3に参加要求を行う。すなわち、制御部101は、接続管理装置3に対して、自装置の所在情報などを含む接続先紹介メッセージを通信部113を介して送信する。その後、制御部101は、接続管理装置3から接続先候補(情報配信装置1又は端末装置2)の所在情報(IPアドレスなど)を通信部113を介して取得する。次に、制御部101は、接続管理装置3から紹介された接続先候補に対して接続要求を行って、この接続先候補を上流装置としてツリー状階層構造へ参加する。その後、制御部101は、接続管理装置3に対して通信部113を介して参加報告を送信して、接続処理を終了する。
次に、制御部101は、再接続処理が必要となったことを検出したか否かを判定する(ステップS12)。ここで、この判定は、上流装置との通信状態が非接続状態又は所定値よりも悪い状態となったか否か、或いは、上流装置が情報配信システムSから脱退する際に当該上流装置から送信される脱退メッセージを受信したか否かにより判定するものである。このように制御部101は、階層構造の上流に接続した装置とは異なる他の端末装置2への再接続が必要となったことを検出する接続状態検出手段として機能する。
この処理において、再接続処理が必要となったことを検出したと判定すると(ステップS12:Yes)、制御部101は、ステップS13の再接続依頼処理を行う。この再接続依頼処理は、図10における、ステップS20〜S26までの処理であり、後述する。
ステップS13の再接続依頼処理を終了すると、制御部101は、再接続処理を行う(ステップS14)。この再接続処理は、図11における、ステップS30〜S41までの処理であり、後述する。
一方、ステップS12において、再接続処理が必要となったことを検出していないとき(ステップS12:No)、制御部101は、上流装置から接続依頼メッセージを受信したか否かを判定する(ステップS15)。この処理において、上流装置から接続依頼メッセージを受信したと判定すると(ステップS15:Yes)、制御部101は、依頼接続処理を行う(ステップS16)。この依頼接続処理は、図12における、ステップS50〜S60までの処理であり、後述する。
ステップS14、S16の処理を終了したとき、或いは、ステップS15において、上流装置から接続依頼メッセージを受信していないとき(ステップS15:No)、制御部101は、終了指示を検知したか否かを判定する(ステップS17)。例えば、自端末装置2の電源がOFF状態へ移行したとき、制御部101は、終了指示を検知する。
ステップS17において、終了指示を検知したと判定すると(ステップS17:Yes)、制御部101は、メイン処理を終了し、一方、終了指示を検知していないと判定すると(ステップS17:No)、制御部101は、ステップS12からの処理を繰り返す。
次に、ステップS13における再接続依頼処理について、図10のフローチャートを参照して具体的に説明する。図10は端末装置2における再接続依頼処理フローチャートである。
図10に示すように、再接続依頼処理を開始すると、制御部101は、先ず、接続処理を開始する(ステップS20)。この接続処理は、図9におけるステップS11と同様の処理である。なお、この接続処理は、後述する、図11におけるステップS30において、接続処理が完了したと判定したとき(ステップS30:Yes)、或いは、ステップS39において、接続処理が完了したと判定したとき(ステップS39:Yes)まで行われるものとする。このように制御部101は、再接続が必要となったことを検出すると、階層構造を構成する他の端末装置2への接続処理を開始する接続処理手段として機能する。
次に、制御部101は、自端末装置2の下流に端末装置2が接続しているか否か(下流装置が存在するか否か)を判定する(ステップS21)。この処理において、自端末装置2の下流に端末装置2が接続していると判定すると(ステップS21:Yes)、制御部101は、処理をステップS22へ移行する。
ステップS22において、制御部101は、過去に行った接続処理において、接続開始から接続完了までにかかった時間の平均値の算出を行う。そして、制御部101は、ステップS22において算出した平均値が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS23)。この処理において、算出した平均値が所定値以上であると判定すると(ステップS23:Yes)、制御部101は、処理をステップS24へ移行する。
ステップS24において、制御部101は、自端末装置2に直接接続している下流装置に対して、階層構造を構成する他の端末装置2への接続処理を依頼する接続依頼メッセージをネットワークを介して送信する。このように制御部101は、再接続が必要となったことを検出すると、階層構造の下流に接続した装置に対して階層構造を構成する他の端末装置2への接続処理を依頼する接続依頼手段として機能する。
次に、制御部101は、自端末装置2に直接接続している下流装置に対して送信した接続依頼メッセージが所定時間内に受理されたか否かを判定する(ステップS25)。この判定は、当該下流装置から依頼受理メッセージを所定時間内に受信したか否かにより判定されるものである。この処理において、接続依頼メッセージが所定時間内に受理されたと判定すると(ステップS25:Yes)、制御部101は、当該依頼を受理した端末装置2の情報(IPアドレス等)を記憶する(ステップS26)。
ステップS26の処理を終了したとき、或いは、ステップS21において、自端末装置2の下流に端末装置2が接続していないとき(ステップS21:No)、ステップS23において、算出した平均値が所定値以上でないとき(ステップS23:No)、ステップS25において、再接続処理が受理されていないとき(ステップS25:No)、制御部101は、再接続依頼処理を終了する。
次に、ステップS14における、再接続処理について、図11のフローチャートを参照して具体的に説明する。図11は端末装置2における再接続処理フローチャートである。
図11に示すように、再接続処理を開始すると、制御部101は、接続処理が完了したか否かを判定する(ステップS30)。この処理において、接続処理が完了したと判定すると(ステップS30:Yes)、制御部101は、処理をステップS31に移行する。
ステップS31において、制御部101は、再接続依頼を受理した端末装置2が存在するか否かを判定する。この判定は、接続依頼メッセージを送信した下流装置から依頼受理メッセージを受信した否かにより判定されるものである。この処理において、再接続依頼を受理した端末装置2が存在すると判定すると(ステップS31:Yes)、制御部101は、当該再接続依頼を受理した端末装置2に対して接続完了通知を送信する(ステップS32)。
ステップS32の処理を終了したとき、或いは、ステップS31において、再接続依頼を受理した端末装置2が存在しないとき(ステップS31:No)、制御部101は、処理をステップS41に移行する。
一方、ステップS30において、接続処理が完了していないとき(ステップS30:No)、制御部101は、再接続処理を依頼した下流装置から接続完了通知を受信したか否かを判定する(ステップS33)。この処理において、再接続処理を依頼した下流装置から接続完了通知を受信したと判定すると(ステップS33:Yes)、制御部101は、処理をステップS34に移行し、接続完了通知を受信していないとき(ステップS33:No)、処理をステップS30に移行する。
ステップS34において、制御部101は、接続完了通知を送信した端末装置2以外に再接続依頼を受理した端末装置2が存在したか否かを判定する。この判定は、図10のステップS26において記憶した、当該依頼を受理した端末装置2の情報(IPアドレス等)に基づいて判定されるものである。この処理において、接続完了通知を送信した端末装置2以外に再接続依頼を受理した端末装置2が存在したと判定すると(ステップS34:No)、制御部101は、当該端末装置2に対して接続完了通知を送信する(ステップS35)。
ステップS35の処理を終えたとき、或いは、ステップS34において、接続完了通知を送信した端末装置2以外に再接続依頼を受理した端末装置2が存在しないとき(ステップS34:No)、制御部101は、接続完了した下流装置へのコンテンツ情報の送信を停止し(ステップS36)、当該接続完了した下流装置に対してコンテンツ情報送信要求を送信する(ステップS37)。
次に、制御部101は、接続完了した端末装置2に接続している下流装置の数が所定値(接続上限数)を超えているか否かを判定する(ステップS38)。この判定は、当該接続完了した端末装置2から接続上限数を超えている旨の通知を受信したか否かにより判定されるものである。この処理において、接続完了した端末装置2に接続している下流装置の数が接続上限数を超えていると判定したとき(ステップS38:Yes)、制御部101は、処理をステップS39に移行する。
ステップS39において、制御部101は、自端末装置2が行なっている接続処理が完了したか否かを判定する。この処理において、接続処理が完了したと判定すると(ステップS39:Yes)、制御部101は、接続完了した下流装置からのコンテンツ情報の受信を停止し(ステップS40)、新たに自端末装置2に直接接続する上流装置となった端末装置2に対してコンテンツ情報送信要求を送信する(ステップS41)。
ステップS41の処理を終了したとき、或いは、ステップS38において、接続完了した端末装置2に接続している下流装置の数が接続上限数を超えていないとき(ステップS38:No)、制御部101は、再接続処理を終了する。
次に、ステップS16における、依頼接続処理について、図12のフローチャートを参照して具体的に説明する。図12は端末装置2における依頼接続処理フローチャートである。
図12に示すように、依頼接続処理を開始すると、制御部101は、接続依頼メッセージを送信した端末装置2(自端末装置2に直接接続している上流装置)に対して依頼受理メッセージを送信し(ステップS50)、接続処理を開始する(ステップS51)。この接続処理は、図9におけるステップS11と同様の処理である。なお、この接続処理は、ステップS52において、接続処理が完了したと判定したとき(ステップS52:Yes)、或いは、ステップS54において、接続処理を中止するときまで行われるものとする。
次に、制御部101は、接続処理が完了したか否かを判定する(ステップS52)。この処理において、接続処理が完了していないとき(ステップS52:No)、制御部101は、依頼元の端末装置2から接続完了通知を受信したか否かを判定する(ステップS53)。そして、この処理において、依頼元の端末装置2から接続完了通知を受信したと判定すると(ステップS53:Yes)、制御部101は、接続処理を中止し(ステップS54)、依頼元の端末装置2から接続完了通知を受信していないとき(ステップS53:No)、処理をステップS52に移行する。
一方、ステップS52において、接続処理が完了したと判定したとき(ステップS52:Yes)、制御部101は、自端末装置2に直接接続している下流装置の数が接続上限数を超えているか否かを判定する(ステップS55)。この処理において、自端末装置2に直接接続している下流装置の数が接続上限数を超えていないとき(ステップS55:No)、制御部101は、依頼元の端末装置2に対して接続完了通知を送信する(ステップS56)。一方、ステップS55において、自端末装置2に直接接続している下流装置の数が接続上限数を超えていると判定すると(ステップS55:Yes)、制御部101は、依頼元の端末装置2に対して、接続完了通知とともに接続上限数を超えている旨の通知を送信する(ステップS57)。
ステップS56、S57の処理を終えると、制御部101は、新たに自端末装置2に直接接続する上流装置となった端末装置2に対して、コンテンツ情報送信要求を送信する(ステップS58)。そして、制御部101は、依頼元の端末装置2からコンテンツ情報送信要求を受信したか否かを判定し(ステップS59)、当該端末装置2からコンテンツ情報送信要求を受信したと判定すると(ステップS59:Yes)、制御部101は、当該端末装置2に対してコンテンツ情報を送信する(ステップS60)。
ステップS54、S60の処理を終えたとき、制御部101は、依頼接続処理を終了する。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態における情報配信システムS’の動作について説明する。上述した第1実施形態における情報配信システムSにおいて、端末装置2は、上流装置から接続依頼メッセージを受信すると、自端末装置2に直接接続している下流装置の数が接続上限数を超えている場合であっても、依頼受理メッセージを送信し、接続処理を開始することとしたが、実施形態2における情報配信システムS’では、上流装置から接続依頼メッセージを受信した際、自端末装置2に直接接続している下流装置の数が接続上限数を超えている場合には、再接続依頼を拒否し、接続処理を行わないこととしている。なお、再接続処理及び依頼接続処理以外の動作は第1実施形態と同様の処理であるため、ここでは説明を省略する。また、第1実施形態と同様の構成については第1実施形態と同一の符号として説明する。また、端末装置2においては、このような動作を実行するために、第1実施形態と同様に制御部101の内部ROMに情報処理プログラムを有している。
まず、図3、図13及び図14を参照して、第2実施形態の情報配信システムS’におけるツリー階層構造への再接続処理方法について説明する。
図3に示すように、情報配信装置1と端末装置2a1との接続が切断してしまった場合、端末装置2a1は、上述のように接続状態検出手段により当該接続が切断したことを検出して接続処理を開始するとともに、図13に示すように、下流装置2b1,2b2,2c1,2c2,2c3のうち、自端末装置2a1に直接接続している下流装置2b1,2b2に対して、接続依頼メッセージT1を送信する。
ここで、この接続依頼メッセージT1を受信した端末装置2b1及び端末装置2b2は、判定手段により、自装置の下流に装置を接続する能力があるか否かを判定し、自装置の下流に装置を接続する能力があると判定すると、依頼接続処理手段により、依頼に応じた接続処理を開始することとしている。
すなわち、図13に示すように、端末装置2b1の下流に接続上限数である2台の端末装置2c1,2c2が既に接続している場合、端末装置2b1は、判定手段により、自装置の下流に装置を接続する能力がないと判定し、端末装置2a1に対して依頼拒否メッセージT5を送信して、接続処理を行わない。一方、端末装置2b2の下流に端末装置2c3だけが接続しており、接続上限数を超えていない場合、端末装置2b2は、判定手段により、自装置の下流に装置を接続する能力があると判定し、端末装置2a1に対して依頼受理メッセージT2を送信して、依頼接続処理手段により、接続処理を開始する。
その結果、図14に示すように、端末装置2b2が端末装置2a1よりも先に接続処理を完了し、端末装置2b3の下流に接続することとなった場合、端末装置2b2は、端末装置2a1に対して、接続完了通知T3を送信する。そして、この接続完了通知T3を受信した端末装置2a1は、受信制御手段によって、端末装置2b2を上流の装置としてコンテンツ情報を受信する。すなわち、本来、端末装置2b2の上流装置であった端末装置2a1は、端末装置2b2から接続完了通知T3を受信すると、当該端末装置2b2に対してコンテンツ情報の送信要求を行うことによって、端末装置2b2を頂点とするサブツリーを構成することとなる。
このように、第2実施形態にかかる情報配信システムS’では、端末装置2は、判定手段により自装置の下流に装置を接続する能力があると判定したときにのみ、依頼接続処理手段により、依頼に応じた接続処理を開始することとしたため、接続能力のない端末装置が接続処理を行うことでネットワークに余計な負荷がかかることを防ぐことができ、その結果、コンテンツ情報の安定した送受信が可能となる。
以下、第2実施形態における情報配信システムS’の動作について更に詳細に説明する。図15は、第2実施形態における端末装置2の再接続処理フローチャートであり、図16は、第2実施形態における端末装置2の依頼接続処理フローチャートである。なお、以下の処理は、端末装置2の制御部101が上述した各手段等として機能することにより実行されるものである。
図15に示すように、再接続処理を開始すると、制御部101は、接続処理が完了したか否かを判定する(ステップS70)。この処理において、接続処理が完了したと判定すると(ステップS70:Yes)、制御部101は、処理をステップS71に移行する。
ステップS71において、制御部101は、再接続依頼を受理した端末装置2が存在するか否かを判定する。この判定は、接続依頼メッセージを送信した下流装置から依頼受理メッセージを受信した否かにより判定されるものである。この処理において、再接続依頼を受理した端末装置2が存在すると判定すると(ステップS71:Yes)、制御部101は、当該再接続依頼を受理した端末装置2に対して接続完了通知を送信する(ステップS72)。
ステップS72の処理を終了したとき、或いは、ステップS71において、再接続依頼を受理した端末装置2が存在しないとき(ステップS71:No)、制御部101は、新たに自端末装置2に直接接続することとなった上流装置に対してコンテンツ情報送信要求を送信する(ステップS73)。
一方、ステップS70において、接続処理が完了していないとき(ステップS70:No)、制御部101は、再接続処理を依頼した下流装置から接続完了通知を受信したか否かを判定する(ステップS74)。この処理において、接続完了通知を受信していないとき(ステップS74:No)、処理をステップS70に移行する。
一方、ステップS74において、再接続処理を依頼した下流装置から接続完了通知を受信したと判定すると(ステップS74:Yes)、制御部101は、接続処理を中止する(ステップS75)。
次に、制御部101は、接続完了通知を送信した端末装置2以外に再接続依頼を受理した端末装置2が存在したか否かを判定する(ステップS76)。この処理において、接続完了通知を送信した端末装置2以外に再接続依頼を受理した端末装置2が存在したと判定すると(ステップS76:No)、制御部101は、当該端末装置2に対して接続完了通知を送信する(ステップS77)。
ステップS77の処理を終えたとき、或いは、ステップS76において、接続完了通知を送信した端末装置2以外に再接続依頼を受理した端末装置2が存在しないとき(ステップS76:No)、制御部101は、接続完了した下流装置へのコンテンツ情報の送信を停止し(ステップS78)、当該接続完了した下流装置に対してコンテンツ情報送信要求を送信する(ステップS79)。
ステップS73、S79の処理を終了したとき、制御部101は、再接続処理を終了する。
次に、第2実施形態における依頼接続処理について、図16のフローチャートを参照して具体的に説明する。図16は端末装置2における依頼接続処理フローチャートである。
図16に示すように、依頼接続処理を開始すると、制御部101は、自端末装置2に直接接続している下流装置の数が接続上限数を超えているか否かを判定する(ステップS80)。この処理において、自端末装置2に直接接続している下流装置の数が接続上限数を超えていると判定すると(ステップS80:Yes)、制御部101は、依頼元の端末装置2に対して、依頼拒否通知を送信する(ステップS81)。一方、ステップS80において、自端末装置2に直接接続している下流装置の数が接続上限数を超えていないとき(ステップS80:No)、制御部101は、依頼元の端末装置2に対して接続完了通知を送信する(ステップS82)。
次に、制御部101は、接続処理を開始する(ステップS83)。この接続処理は、図9におけるステップS11と同様の処理である。なお、この接続処理は、ステップS84において、接続処理が完了したと判定したとき(ステップS84:Yes)、或いは、ステップS86において、接続処理を中止するときまで行われるものとする。
次に、制御部101は、接続処理が完了したか否かを判定する(ステップS84)。この処理において、接続処理が完了していないとき(ステップS84:No)、制御部101は、依頼元の端末装置2から接続完了通知を受信したか否かを判定する(ステップS85)。そして、この処理において、依頼元の端末装置2から接続完了通知を受信していないとき(ステップS85:No)、制御部101は、処理をステップS84に移行し、依頼元の端末装置2から接続完了通知を受信したと判定すると(ステップS85:Yes)、接続処理を中止する(ステップS86)。
一方、ステップS84において、接続処理が完了したと判定したとき(ステップS84:Yes)、制御部101は、依頼元の端末装置2に対して接続完了通知を送信し(ステップS87)、新たに自端末装置2に直接接続する上流装置となった端末装置2に対して、コンテンツ情報送信要求を送信する(ステップS88)。
次に、制御部101は、依頼元の端末装置2からコンテンツ情報送信要求を受信したか否かを判定し(ステップS89)、当該端末装置2からコンテンツ情報送信要求を受信したと判定すると(ステップS89:Yes)、制御部101は、当該端末装置2に対してコンテンツ情報を送信する(ステップS90)。
ステップS86、S90の処理を終えたとき、制御部101は、依頼接続処理を終了する。
上述した本発明の好ましい実施の形態は、例示の目的のために開示されたものであり、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で、様々な置換、変形、及び変更をすることが可能であり、このような置換、変更なども特許請求の範囲に属するものである。
例えば、端末装置2の所在情報としてIPアドレスを例にして説明したが、IPアドレスに加えポート番号を含めて所在情報としてもよく、ネットワーク上の位置が特定できるものであればよい。
第1実施形態における情報配信システムの概要構成を示す図である。 第1実施形態におけるツリー状階層構造への再接続処理の説明図である。 第1実施形態におけるツリー状階層構造への再接続処理の説明図である。 第1実施形態におけるツリー状階層構造への再接続処理の説明図である。 第1実施形態におけるツリー状階層構造への再接続処理の説明図である。 第1実施形態におけるツリー状階層構造への再接続処理の説明図である。 第1実施形態におけるツリー状階層構造への再接続処理の説明図である。 第1実施形態における端末装置の概略構成を示す図である。 第1実施形態における端末装置の動作内容の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態における端末装置の動作内容の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態における端末装置の動作内容の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態における端末装置の動作内容の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるツリー状階層構造への再接続処理の説明図である。 第2実施形態におけるツリー状階層構造への再接続処理の説明図である。 第2実施形態における端末装置の動作内容の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態における端末装置の動作内容の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
S 情報配信システム
1 情報配信装置
2 端末装置
3 接続管理装置
101 端末装置の制御部
102 端末装置の記憶部
103 端末装置のハードディスク
113 端末装置の通信部

Claims (7)

  1. 情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上において階層構造で多層に接続され、前記情報配信装置から配信される情報が各前記端末装置の中継機能により順次前記階層構造の下流に中継され、前記複数の端末装置によって前記情報を取得可能とした情報配信システムにおける前記端末装置において、
    前記階層構造の上流に接続した装置とは異なる他の端末装置への再接続が必要となったことを検出する接続状態検出手段と、
    前記再接続が必要となったことを検出すると、前記階層構造を構成する他の端末装置への接続処理を開始する接続処理手段と、
    前記再接続が必要となったことを検出すると、前記階層構造の下流に接続した装置に対して前記階層構造を構成する他の端末装置への接続処理を依頼する接続依頼手段と、
    前記接続処理手段による接続処理が終了する前に、前記下流に接続した装置の接続処理が終了すると、当該下流に接続した装置を上流の装置として前記情報を受信する受信制御手段と、
    を備えたことを特徴とする端末装置。
  2. 前記接続依頼手段は、前記再接続が必要となった端末装置が過去に前記接続処理手段による接続処理にかかった時間の平均値が所定値以上のとき、前記接続処理の依頼を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記受信制御手段は、前記下流に接続した装置の接続処理の終了後に前記接続処理手段による接続処理が終了すると、前記情報を受信する装置を前記下流に接続した装置から前記接続処理手段によって接続した装置へ切り替える
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の端末装置。
  4. 他の端末装置から前記接続処理の依頼を受けると、自装置の下流に装置を接続する能力があるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により自装置の下流に装置を接続する能力があると判定すると、前記依頼に応じた接続処理を開始する依頼接続処理手段と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の端末装置。
  5. 前記接続依頼手段は、前記下流に接続した装置の接続処理が終了する前に、前記接続処理手段による接続処理が終了すると、前記下流に接続した装置に対して接続処理の中止を要求する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の端末装置。
  6. コンピュータを、請求項1〜5のいずれか1項に記載の各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  7. 情報配信装置を頂点として複数の端末装置がネットワーク上において階層構造で多層に接続され、前記コンテンツ配信装置から配信される情報が各前記端末装置の中継機能により順次前記階層構造の下流に中継され、前記複数の端末装置によって前記情報を取得可能とした情報配信システムの前記端末装置における階層構造への再接続処理方法であって、
    前記上流に接続した装置とは異なる他の端末装置への再接続が必要となったことを検出するステップと、
    前記再接続が必要となったことを検出すると、前記階層構造を構成する他の端末装置への接続を行う第1接続処理を開始し、さらに、下流に接続した装置に対して前記階層構造を構成する他の端末装置への接続を行う第2接続処理を依頼するステップと、
    前記第1接続処理による接続処理が終了する前に、前記下流に接続した装置の第2接続処理が終了したとき、当該下流に接続した装置を上流の装置として前記情報を受信するステップと、を有する
    ことを特徴とする端末装置における階層構造への再接続処理方法。
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