JP4696611B2 - フィンガーチャック - Google Patents

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Description

本発明は、異形ワークや径差のあるワークに対してドローバーの位置を容易かつ広範に変更できるフィンガーチャックに関する。
従来、特許文献1に記載のように、チャックボディの嵌合孔に支承体を回動自在に設け、その支承体の回動中心に対して偏芯した位置にドローバーをチャック軸線に沿って移動可能に設け、支承体の回動角度を変更してドローバーのチャック半径方向位置を変えるようにしたものがある。また、特許文献1には、T溝やアリ溝でドローバーのチャック半径方向位置を可変としたものも開示されている。特許文献2には、ドローバーのチャック半径方向位置を可変としたものの別例が示されている。
特許3284579号公報 実開平7−7804号公報
特許文献1の技術では、支承体の回動角度を0°〜180°の中間の回動角度に調整した場合、スパイダーとの関連で全ての支承体の回動角度が同じになり、ドローバーのチャック半径方向位置が各支承体ごとに同じとなるので、ドローバー先端に設けたジョウもこれに対応してその半径方向位置が全て同じとなって異形ワークに対応し難い。また、T溝やアリ溝でドローバーのチャック半径方向位置を可変としたものでは、各ドローバーごとのチャック半径方向位置を変えられるので異形ワークにも対応できるが、ドローバーのチャック半径方向位置の調整範囲がチャック直径上に限定されて調整範囲が限られている。
本発明は上記問題点を解決するもので、ドローバーのチャック半径方向位置が広く調整でき、しかも、各ドローバーごとにその半径方向位置を変更できるフィンガーチャックを提供することを目的とする。
本発明のフィンガーチャックは、チャックボディに、先端にジョウを取付けたドローバーをチャック軸線と平行に複数配設し、各ドローバーのジョウがチャック半径方向へ移動するように各ドローバーをスパイダーに取付け、スパイダーによってドローバーを介してチャック半径方向の位置を定めたジョウをチャック軸線に沿って移動させ、各ジョウによりワークをクランプ、アンクランプするようにしたフィンガーチャックにおいて、ドローバーを旋回ドローバーと爪側ドローバーとから構成し、旋回ドローバーをチャックボディにチャック軸線と平行なドローバー軸線に沿って進退すると共にドローバー軸線回りに回動するように装着し、旋回ドローバー先端に設けた面盤に爪側ドローバーの基端部を面盤直径方向に移動自在に連結し、面盤の回動角度とその面盤に対する爪側ドローバーの面盤直径方向位置とにより位置の定まった爪側ドローバーを、チャックボディに固着されるキャップの案内孔に挿通して爪側ドローバーのチャック半径方向位置を固定するようにしたことを特徴とする。
本発明では、旋回ドローバー(面盤)の回動角度と面盤に対する爪側ドローバー位置を選択することで、面盤領域内の任意位置に爪側ドローバーが配置でき、調整範囲が広くできる。そして、その爪側ドローバー位置をキャップで固定することで、爪側ドローバー先端のジョウの位置を個別に設定できるため、径差のあるワークを把握することは勿論、異形ワークの把握にも好適である。また、面盤から容易に爪側ドローバーを係脱できるため、長さの異なる爪側ドローバーに変更することで、段差のある異形ワーク等を把握することが可能となる。
図1,2に示すフィンガーチャック1のチャックボディ2は、取付ボルト3によって前ボディ4の後端面4aが後壁プレート5で塞がれたものである。チャックボディ2のチャック軸線CL上には、ネジ部11aに螺合するナット部材6により球面座金7,8、スパイダー9、ドロースリーブ10が組み付けられたドロースクリュー11が配置されている。前ボディ4にはチャック軸線CLと平行となる軸線(ドローバー軸線DL1)の段付き孔12が複数(3個)穿設されている。各段付き孔12には、旋回ドローバー13と爪側ドローバー14とから成るドローバー15が配置されている。段付き孔12の小径部12aには、旋回ドローバー13がドローバー軸線DL1に沿って進退すると共にドローバー軸線DL1回りに回動するように装着されている。旋回ドローバー13は、基端部に形成されるネジ部13aに螺合するナット部材16により球面座金17及び座金18を介してスパイダー9に連結されている。旋回ドローバー13の先端には、段付き孔12の大径部12bに嵌合される面盤19が設けられている。その面盤19には爪側ドローバー14が面盤直径方向に移動自在に連結されている。爪側ドローバー14の先端には取付ボルト20によりジョウ21が固着されている。ジョウ21はピン部材22によって回り止めされている。
面盤19の面盤直径方向にはT溝又はアリ溝から成る凹溝23が形成されている。その溝23に係合するように爪側ドローバー14の基端部14aが形成されている。溝23に係合している爪側ドローバー14は面盤直径方向に移動すると共に爪側ドローバー14軸線DL2回りに回動可能となっている。よって、面盤19の回動角度と面盤19に対する爪側ドローバー14位置を選択することで、図1に示す面盤領域A内の任意位置でジョウ21先端をチャック軸線CL方向に向けた爪側ドローバー14を配置することができる。また、溝23の一方端には爪側ドローバー14を係脱する逃がし部24が形成されている。段付き孔12の大径部12bに軸部25aを嵌合したキャップ25が取付ボルト26によって前ボディ4に固着されている。キャップ25にはドローバー軸線DL1と平行となる案内孔25bが形成され、その案内孔25bに先端が突出するようにネジ部材27が設置されている。前ボディ4に固着されるキャップ25の案内孔25bに、面盤19の回動角度とその面盤19に対する爪側ドローバー14の面盤直径方向位置とにより位置の定まった爪側ドローバー14を挿通することで、爪側ドローバー14のチャック半径方向位置が固定されることになる。爪側ドローバー14には前記ネジ部材27と係合する旋回溝14bが形成されており、図3の(a)から(b)のように爪側ドローバー14がチャック軸線CL方向に沿って前進すると、爪側ドローバー14はチャック軸線CL方向に移動しつつ旋回するようになっている。尚、後述する各種ワークW1,W2に対応するために、案内孔25aの位置が異なるキャップ25が複数用意されている。
上記構成のフィンガーチャック1は、チャックボディ2に備えた取付ボルト28により旋盤の主軸部30前端に固着され、主軸部30の回転と共にチャックボディ2が回転するようになっている。そして、主軸部30後端に設置された回転シリンダ(図示しない)のピストン(図示しない)にコネクティングチューブ31を介してドロースクリュー11が連結され、ピストンの作動によりドロースクリュー11を介して、スパイダー9、ドローバー15、ジョウ21がチャック軸線CLに沿って進退するようになっている。ワークWのクランプはピストンを後退させ、チャック軸線CLに沿って後退するジョウ21により前ボディ4に固着したワーク受け部材29にワークWを押し付けた状態であり、ワークWのアンクランプはピストンを前進させ、チャック軸線CLに沿って前進するジョウ21がワークWから離れた状態である。
図4に示すような異形ワークW1をジョウ21によりクランプする場合には、キャップ25を前ボディ4から外した状態で、各ジョウ21が異形ワークW1に対応するように、面盤19を回動すると共に爪側ドローバー14を面盤直径方向に移動させる。そして、面盤19の回動角度とその面盤19に対する爪側ドローバー14の面盤直径方向位置とにより位置の定まった爪側ドローバー14を、前ボディ4に固着したキャップ25の案内孔25bに挿通して爪側ドローバー14のチャック半径方向位置を固定する。その後、ドローバー15(旋回、爪側ドローバー13,14)を後退させ、チャック軸線CLに沿って後退するジョウ21により異形ワークW1がクランプされる。また、異形ワークW1に段差があっても、段差に対応した長さの爪側ドローバー14を容易に面盤19に連結することができるので、従来のように、チャックボディ2内のスパイダー9からドローバー15を外すような手間がかかることがない。
次に、図5に示すような小径ワークW2をジョウ21によりクランプする場合には、キャップ25を前ボディ4から外した状態で、各ジョウ21が小径ワークW2に対応するように、爪側ドローバー14を面盤直径方向に移動させる。そして、位置の定まった爪側ドローバー14を、前ボディ4に固着したキャップ25の案内孔25bに挿通して爪側ドローバー14のチャック半径方向位置を固定する。その後、ドローバー15(旋回、爪側ドローバー13,14)を後退させ、チャック軸線CLに沿って後退するジョウ21により小径のワークW2がクランプされる。以上のことにより、面盤19の回動角度とその面盤19に対する爪側ドローバー14の面盤直径方向位置を選択することで、爪側ドローバー14が面盤領域A内の任意位置に配置され、ジョウ21を異形ワークW1や径差のあるワークW2に容易に対応させることができる。
本発明のフィンガーチャックの正面図であり、ワークをクランプした状態を示す図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図であり、爪側ドローバーの移動状態を示す図である。 他の実施形態を示す図である。 更に別の実施形態を示す図である。
符号の説明
1 フィンガーチャック
2 チャックボディ
9 スパイダー
13 旋回ドローバー
14 爪側ドローバー
14a 基端部
15 ドローバー
19 面盤
21 ジョウ
23 凹溝
24 逃がし部
25 キャップ
25b 案内孔
CL チャック軸線
DL ドローバー軸線
W ワーク

Claims (2)

  1. チャックボディに、先端にジョウを取付けたドローバーをチャック軸線と平行に複数配設し、各ドローバーのジョウがチャック半径方向へ移動するように各ドローバーをスパイダーに取付け、スパイダーによってドローバーを介してチャック半径方向の位置を定めたジョウをチャック軸線に沿って移動させ、各ジョウによりワークをクランプ、アンクランプするようにしたフィンガーチャックにおいて、ドローバーを旋回ドローバーと爪側ドローバーとから構成し、旋回ドローバーをチャックボディにチャック軸線と平行なドローバー軸線に沿って進退すると共にドローバー軸線回りに回動するように装着し、旋回ドローバー先端に設けた面盤に爪側ドローバーの基端部を面盤直径方向に移動自在に連結し、面盤の回動角度とその面盤に対する爪側ドローバーの面盤直径方向位置とにより位置の定まった爪側ドローバーを、チャックボディに固着されるキャップの案内孔に挿通して爪側ドローバーのチャック半径方向位置を固定するようにしたことを特徴とするフィンガーチャック。
  2. 爪側ドローバーを面盤の面盤直径方向に形成される凹溝に面盤直径方向に移動すると共に爪側ドローバー軸線回りに回動するように係合し、前記溝の一方に形成した逃がし部から爪側ドローバーを係脱するようにしたことを特徴とする請求項1記載のフィンガーチャック。
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