JP4696553B2 - プロジェクタ及びその測距方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクタ及びその測距方法に関するものである。
プロジェクタとしては、表示駆動部と投射レンズとモニタカメラとを備えて画像をスクリーンに投影するものがある(例えば、特許文献1参照)。表示駆動部は、RGB信号を投射レンズに供給し、投射レンズは、供給されたRGB信号に基づいてスクリーンにカラー画像を投影する。
モニタカメラは、スクリーンを撮影し、プロジェクタは、モニタカメラの撮影によって得られた画像に基づいてフォーカス制御、台形補正等を行う。このようなフォーカス制御、台形補正等を行うため、モニタカメラは、位相差方式の測距センサを備える。測距センサは、スクリーンまでの距離を計測するためのものである。
距離を測定する場合、プロジェクタは、スクリーンに測距用のチャートを投影する。測距センサは、2つの光センサアレイを備え、各測距点からの光に基づく像を2つの光センサアレイに結像させる。
測距センサは、2つの光センサアレイ上のこの像による光検出信号の位相差に基づいて、プロジェクタと測距点との間の距離を測定する。この光センサアレイには、CCD(Charge Coupled Device)センサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等が用いられ、光センサアレイの各セルはフォトダイオードによって構成されている。
フォトダイオードには、スクリーンから受光した光に基づいて、電荷が蓄積される。そして、時間が経過して電荷が蓄積されると、測距センサは、2つの光センサアレイの光検出信号の位相差を取得し、取得した位相差に基づいて距離を測定する。
プロジェクタは、測距センサが測定した距離に基づいてフォーカス制御を行う。また、測距センサがスクリーン上の複数の測距点までの距離を測定し、プロジェクタは、測定した複数の測距点までの距離を取得し、演算を行うことにより、投影部の光軸に対するスクリーンの傾斜角度を取得する。そして、プロジェクタは、取得したスクリーンの傾斜角度に基づいて台形補正等を行う。
特開2000−241874号公報(第2頁−第4頁、図1)
しかし、従来のプロジェクタの測距センサは、このようにフォトダイオードを利用しているため、被写体の明るさによって、フォトダイオードにおける電荷の蓄積時間としての積分時間が左右され、測距時間が変化する。チャートは、スクリーンが明るいほど、測距センサの測距時間は短くなり、逆に暗いほど測距時間は長くなる。また、プロジェクタとスクリーンとの間の距離が短くなるほど、スクリーンは明るくなり、遠くなるほど、スクリーンは暗くなる。
また、プロジェクタとして、カラー画像のRGB信号を時分割で出力するものがある。このようなプロジェクタでは、位相差センサの測距時間がRGBW信号の1周期よりも短いと、RGBW各色のうち、いずれかの色が発光していないことになり、測距センサに備えられたレンズが色収差の影響を受けてしまう。
このため、あるタイミングでは、R色に基づいて測距センサが測距を行い、また、あるタイミングでは、G色に基づいて測距センサが測距を行うようになるため、測距する度に測定結果がばらついてしまう。また、測定した距離及びスクリーンの傾斜角度の測定精度も低下してしまう。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、距離を精度良く測定することが可能なプロジェクタ及びその測距方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るプロジェクタは、
スクリーンに画像を投影するプロジェクタにおいて、
距離測定用のチャート画像の色を複数の色に分解し、分解した色毎に、前記チャート画像を順次、前記スクリーンに投影する投影部と、
前記スクリーンに投影されたチャート画像の光を受光して前記チャート画像を複数の光センサアレイ上に結像させ、複数の光センサアレイ上に結像した像の位相差に基づいて前記スクリーン上のチャート画像までの距離を測定する測距部と、
前記チャート画像の複数の色が一周するのに要する時間を前記複数色の1周時間として、前記測距部の測距時間が少なくとも前記複数色の1周時間となるように、前記投影部が投影するチャート画像の輝度を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
前記投影部は、
光源と、
供給されたチャート画像を前記複数の色毎に光変調し、光変調したチャート画像を、順次、前記スクリーンに投影する空間変調素子と、
前記光源の色を分解した複数の色からなる複数のフィルタが周方向配置され、前記複数のフィルタが前記光源と前記空間変調素子との間に順次、介挿されるように前記空間変調素子の光変調に同期して回転することにより、前記光源からの光を、分解した色毎に、順次、前記空間変調素子に供給するカラーホイールと、を備えたものであってもよい。
前記制御部は、前記測距部の測距時間が前記カラーホイールが1回転するのに要する時間未満になった場合、前記測距部の測距時間が前記複数色の1周時間未満になったと判定し、前記測定時間が少なくとも前記複数色の1周時間となるように、前記投影部の前記空間変調素子の光変調度、前記空間変調素子に供給するチャート画像の輝度及び前記光源の輝度のいずれか1つを制御することにより、前記チャート画像の輝度を制御するようにしてもよい。
前記制御部は、前記測距部が測定した距離に基づいて前記測距部の測定時間が前記複数色の1周時間未満になったか否かを判定し、判定結果に基づいて、前記測定時間が少なくとも前記複数色の1周時間となるように、前記投影部の前記空間変調素子の光変調度、前記空間変調素子に供給するチャート画像の輝度及び前記光源の輝度のいずれか1つを制御することにより、前記チャート画像の輝度を制御するようにしてもよい。
前記制御部は、前記測距部の測定時間が前記複数色の1周時間未満になったと判定して、前記投影部が投影するチャート画像の輝度を制御した場合、前記測距部に、再度、前記スクリーン上のチャート画像までの距離を測定させるようにしてもよい。
本発明の第2の観点に係るプロジェクタの測距方法は、
スクリーンに画像を投影する投影部と、前記スクリーンに投影されたチャート画像の光を受光して前記チャート画像を複数の光センサアレイ上に結像させ、複数の光センサアレイ上に結像した像の位相差に基づいて前記スクリーン上のチャート画像までの距離を測定する測距部と、を備えたプロジェクタにおいて、
前記スクリーンまでの距離を測定する測距方法であって、
距離測定用のチャート画像の色を複数の色に分解し、前記投影部に対し、分解した色毎に、順次、前記チャート画像を前記スクリーンに投影させるステップと、
前記チャート画像の複数の色が一周するのに要する時間を前記複数色の1周時間として、前記測距部の測距時間が少なくとも前記複数色の1周時間となるように、前記投影部が投影するチャート画像の輝度を制御するステップと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、距離を精度良く測定することができる。
以下、本発明の実施形態に係るプロジェクタを図面を参照して説明する。
本実施形態に係るプロジェクタ1の構成を図1に示す。
本実施形態に係るプロジェクタ1は、スクリーン2に画像を投影するものであり、データ処理部11と、スピーカ12と、投影部13と、測距部14と、からなる。
データ処理部11は、供給された画像データ、音声データを処理して、スクリーン2に投影する画像のデータを生成し、音声信号を生成するためのものである。データ処理部11は、入出力インタフェース21と、画像処理部22と、画像記憶部23と、音声処理部24と、ビデオRAM25と、表示エンコーダ26と、を備える。
入出力インタフェース21は、画像データ、音声データを入出力するものである。
画像処理部22は、供給された画像データを所定のフォーマットのデータに変換するものである。また、画像処理部22は、制御部15からスクリーン2の傾斜角度のデータが供給され、供給されたデータに基づいて台形補正等の画像処理を行う。
画像記憶部23は、例えば、フラッシュメモリ等によって構成され、画像処理部22が画像処理した画像データ等を記憶するものである。また、画像記憶部23は、測距用の水平チャート、垂直チャートの画像データも予め記憶する。
水平チャート、垂直チャートは、それぞれ、測距部14がプロジェクタ1とスクリーン2との間の距離を測定するときに用いられるものであり、例えば、縞模様を有したものである。
音声処理部24は、PCM音源等の音源回路を備え、供給された音声データをアナログ化して、音声信号をスピーカ12に出力するものである。
ビデオRAM25は、画像データを記憶するためのものである。
表示エンコーダ26は、受信した画像データをビデオRAM25に一時記憶して、画像データをRGB信号に変換するものである。表示エンコーダ26は、生成したRGB信号を投影部13に供給する。
スピーカ12は、データ処理部14の音声処理部24から供給された音声信号に基づいて音声を出力するものである。
投影部13は、データ処理部11からの画像データに基づいて画像を投影するものであり、図2に示すように、空間変調素子31と、時分割駆動回路32と、光源ランプ33と、リフレクタ34と、ミラートンネル35と、カラーホイール36と、カラーホイールモータ37と、カラーホイール制御部38と、光源レンズ39と、投影レンズ40と、レンズモータ41と、ドライバ42と、からなる。
空間変調素子31は、複数のマイクロミラー(図示せず)によって構成されたものである。各マイクロミラーは、10〜20μm程度の例えばアルミニウム片からなるものであり、受光した光を、光変調度に基づく輝度で反射する。空間変調素子31は、このマイクロミラー素子を行列方向に配列して形成され、各マイクロミラーを傾斜させることにより、光変調を行う。
時分割駆動回路32は、表示エンコーダ26から供給されたRGB信号に対して演算を行って輝度信号を生成し、RGB信号と輝度信号とを時分割にして空間変調素子31に供給して、光変調を行うように空間変調素子31を表示駆動するものである。時分割駆動回路32は、例えば30フレーム/秒のフレームレートで空間変調素子31を表示駆動する。
また、時分割駆動回路32は、RGB信号と輝度信号とのタイミングを示すタイミング信号をカラーホイール制御部38に供給する。
光源ランプ33は、白色光を発するものである。制御部15は、この光源ランプ33の輝度を制御する。
リフレクタ34は、光源ランプ33が発する光をミラートンネル方向に反射するものである。
ミラートンネル35は、光源ランプ33が発した白色光を内面で反射することにより、その光分布を均一にしつつ、白色光をカラーホイール36へと導くためのものである。
カラーホイール36は、光源ランプ33からの光を複数の色、例えば、赤(Red)色、緑(Green)色、青(Blue)色の3原色成分と透明色(White)とに分解するためのものである。
カラーホイール36は、図3に示すように、円盤の形状を有し、4つのフィルタフィルタ36R,36G,36B,36Wが配置される。フィルタ36R,36G,36B,36Wは、それぞれ、赤(R)色、緑(G)色、青(B)色の3原色成分、透明色のフィルタである。カラーホイール36は、回転して光源ランプ33からの光を分解して、RGBW毎に、順次、空間変調素子31に供給する。
カラーホイールモータ37は、カラーホイール36を回転するためのものである。
カラーホイール制御部38は、時分割駆動回路32から供給されたタイミング信号に従い、空間変調素子31の光変調に同期させて、カラーホイールモータ37を介してカラーホイール36の回転速度を制御するものである。RGB信号をスクリーン2に投影する場合、カラーホイール制御部38は、カラーホイール36の回転速度を7200rpmに設定する。この場合、1回転にかかる時間は約8.3msecである。
光源レンズ39は、光源ランプ33からの光を、カラーホイール36を介して空間変調素子31に照射するためのものである。
投影レンズ40は、空間変調素子31で反射した光による画像をスクリーン2上に結像させるためのものである。
レンズモータ41は、フォーカス制御を行うために投影レンズ40の位置を制御するためのものである。ドライバ42は、制御部15からレンズモータ駆動信号が供給されてレンズモータ41を駆動するためのものである。
図1に戻り、測距部12は、プロジェクタ1とスクリーン2との間の距離を測定するものであり、図4に示すように、位相差センサ51h,51vと、測距処理部52と、を備える。
位相差センサ51h,51vは、プロジェクタ1とスクリーン2の測距点との間の位相差を求めるためのものである。この位相差は、距離を取得し、そして、プロジェクタ1の光軸に対するスクリーン2の傾斜角度を求めるために用いられる。位相差センサ51h,51vは、それぞれ、水平方向、垂直方向の傾斜角度を求めるためのものである。
位相差センサ51h,51vは、それぞれ、図5に示すように、1対のレンズ55p、55qと、光センサアレイ56p,56qと、を備える。
レンズ55pとレンズ55qとは、間隔bをもって配置される。Cp,Cqは、レンズ55p,55qのそれぞれの中心線である。中心線Cp,Cqは、レンズ55p,55qに対して無限大の位置に存在する被写体(スクリーン2上の測距点)57からの光線と一致し、互いに平行である。光センサアレイ56p,56qは、この中心線Cp,Cqに対して、それぞれ、垂直になるように配置される。
光センサアレイ56p,56qには、CCDセンサ、CMOSセンサ等が用いられ、光センサアレイ56p,56qの各セルはフォトダイオードによって構成されている。各セルには、被写体57から受光した光に基づいて電荷が蓄積される。
各セルに電荷が蓄積されて、光センサアレイ56p,56qには、それぞれ、被写体57の映像データ列P0、Q0が形成される。測距処理部52は、位相差センサ51h,51vが求めた位相差に基づいて、スクリーン2までの距離を求めるものである。
図6に示すように、プロジェクタ1の前面に、投影レンズ40が取り付けられ、位相差センサ51h,51vは、この投影レンズ40の近傍に配置される。
図1に戻り、制御部15は、プロジェクタ1全体を制御するものであり、CPUと、ROMと、RAMと、を備える(図示せず)。CPUは、プロジェクタ1の各部を制御するためのものであり、ROMは、CPUが制御に用いるプログラム等を記憶するメモリであり、RAMは、CPUの動作に必要なデータ等を記憶するためのメモリである。
制御部15は、スクリーン2までの距離を測定するように投影部13と測距部14とを制御する。測距を行うとき、制御部15は、水平チャート、垂直チャートの画像データを画像記憶部23から読み出して投影部13に供給する。制御部15は、投影部13にこの水平チャート、垂直チャートをスクリーン2に投影させる。制御部15は、測距部14にスクリーン2に投影された水平チャート、垂直チャートまでの距離を測定させる。
制御部15は、測距部14が距離を測定すると、測距部14から距離の測定結果を受け取る。制御部15は、タイマを備え、水平チャート、垂直チャートの画像データを投影部13に供給してから、距離の測定結果を受け取るまでの測距時間を計測する。
具体的には、制御部15は、測距部14の測距時間が、カラーホイール36の1回転するために要する時間8.3msec未満になった場合、測距部14の測距時間がRGB色の一周時間未満になったと判定する。
制御部15は、このように判定すると、投影部13がスクリーン2に投影する水平チャート、垂直チャートの画像の輝度を低下させる。即ち、制御部15は、投影部13の空間変調素子31の光変調度、空間変調素子31に供給する水平チャート、垂直チャートの画像及び光源ランプ33の輝度のいずれか1つを制御し、水平チャート、垂直チャートの画像の輝度を低下させる。
尚、制御部15は、空間変調素子31の光変調度を制御する場合、表示エンコーダ26を制御する。また、空間変調素子31に供給する水平チャート、垂直チャートの画像の輝度を制御する場合、制御部15は、画像記憶部23から水平チャート、垂直チャートの画像データを読み出して、画像処理部22に、輝度を低下させたチャート画像を生成させる。
水平チャート、垂直チャートの画像の輝度を低下すれば、測距部14の測距時間は長くなる。このため、制御部15は、水平チャート、垂直チャートの画像の輝度を低下するように各部を制御した場合、測距部14に、再度、スクリーン2上のチャート画像までの距離を測定させ、その測距時間を計測する。
制御部15は、このような処理を繰り返し行って、水平チャート、垂直チャートの画像のRGB色が一周する時間を、W色も含めたRGB色の一周時間として、計測した測距時間が少なくともRGB色の一周時間となるように制御する。
そして、制御部15は、取得した距離の測定結果に基づいてレンズモータ駆動信号を生成し、生成したレンズモータ駆動信号を投影部13のドライバ42にレンズモータ駆動信号を供給することにより、フォーカス制御を行う。
また、制御部15は、投影部13の光軸に対するスクリーン2の傾斜角度を取得する場合、測距部14にスクリーン2上の複数の測距点までの距離を測定させる。
制御部15は、測定した複数の測距点までの距離を測距部14から取得し、演算を行うことにより、スクリーン2の傾斜角度を取得する。制御部15は、取得したスクリーン2の傾斜角度のデータを画像処理部22に供給して台形補正を行わせる。
次に本実施形態に係るプロジェクタ1の動作を説明する。
制御部15は、プロジェクタ1の制御に必要なプログラムをROMから読み出して、プロジェクタ1を制御する。
プロジェクタ1とスクリーン2との間の距離を測定する場合、制御部15は、ROMから、測距用の水平チャート、垂直チャートを読み出して、投影部13に投影させる。
測距部14は、スクリーン2に投影された水平チャート、垂直チャートまでの距離を測定する。
制御部15は、図7に示すフローチャートに基づいて測距処理(1)を実行する。
制御部15は、測距部14の測距時間を取得する(ステップS11)。
制御部15は、測距時間がカラーホイール36の1回転時間(8.3msec)以上か否かを判定する(ステップS12)。
測距時間がカラーホイール36の1回転時間未満と判定した場合(ステップS12においてNo)、制御部15は、水平チャート、垂直チャートの画像の輝度を低下(チャートを暗く)するように、各部を制御する(ステップS13)。即ち、制御部15は、投影部13の空間変調素子31の光変調度、空間変調素子31に供給する水平チャート、垂直チャートの画像及び光源ランプ33の輝度のいずれか1つを制御する。
制御部15は、このような制御を行うと、再度、測距部14の測距時間を取得する(ステップS11)。
測距時間がカラーホイール36の1回転時間以上と判定した場合(ステップS12においてYes)、制御部15は、測距部14が測定した距離を取得する(ステップS14)。制御部15は、距離を取得すると、この測距処理を終了させる。
そして、制御部15は、測距部14が測定した距離に基づいて、スクリーン2上の水平チャート、垂直チャートの画像までの距離を測定し、測定結果に基づいてフォーカス制御を行う。また、制御部15は、測定結果に基づいてスクリーン2の傾斜角度を取得し、取得したスクリーン2の傾斜角度のデータを画像処理部22に供給して、台形補正等を行わせる。
以上説明したように、本実施形態によれば、測距部14の測距時間が、カラーホイール36の一回転時間8.3msec未満の場合、制御部15は、水平チャート、垂直チャートの画像の輝度を低減するように各部を制御した。
従って、測距部14は、少なくともカラーホイール36の1回転時間8.3msecで測距を行うようになり、測距部14は、全てのRGBW色で測距を行うことになる。
このため、測距部14は、カラーホイール36のR,G,B,W各色における位相差センサ51h,51vのレンズ55p,55qの色収差の影響を受けなくなる。色収差の影響を受けなくなれば、測距結果が安定し、測定した距離及び傾斜角度の測定精度を向上させることができる。
尚、本発明を実施するにあたっては、種々の形態が考えられ、上記実施の形態に限られるものではない。
例えば、上記実施の形態では、制御部15は、測距部14の測距時間に基づいて、RGB信号が一周したか否かを判定するようにした。しかし、スクリーン2までの距離が近いほど、スクリーン2上に投影されたチャート画像は明るくなり、測距部14の測距時間は短くなる。
このため、制御部15は、測距部14が測定した距離を取得し、予め設定した設定値と比較すれば、測定時間がRGB信号の一周時間以上か否かを判定することができる。尚、設定値は、最初に測定した距離に基づいて設定された値であってもよい。制御部15は、この設定値を予め記憶する。
この場合、制御部15は、図8に示すフローチャートに従って測距処理(2)を実行する。
即ち、制御部15は、測距部14が測定した距離を取得する(ステップS21)。
制御部15は、測定した距離が設定値以上か否かを判定する(ステップS22)。
測定した距離が設定値未満と判定した場合(ステップS22においてNo)、制御部15は、スクリーン2に投影する水平チャート、垂直チャートの画像の輝度を低下するように、投影部13を制御する(ステップS23)。
制御部15は、再度、測距部14に距離を測定させる(ステップS21)。
そして、測定した距離が設定値以上と判定した場合(ステップS22においてYes)、制御部15は、測距部14が測定した距離を取得する(ステップS24)。制御部15は、距離を取得すると、この測距処理を終了させる。
次に、上記実施形態では、測距時間が、RGB信号の1周時間となるように、チャート画像の輝度を制御するようにした。しかし、測距時間が、RGB信号が2周する2周時間以上となるように、チャート画像の輝度を制御するようにしてもよい。このようにすれば、RGBは平均化され、プロジェクタ1は、色収差の影響を受けずに、精度良く距離を測定することができる。但し、この周の数は、測距時間と距離の測定精度との関係に基づいて設定される。
また、チャート画像の輝度を制御する代わりに、制御部15は、RGB信号の1周時間となるように、カラーホイール36の回転速度を高めるように制御するようにしてもよい。
本発明の実施形態に係るプロジェクタの構成を示すブロック図である。 図1に示す投影部の構成を示す図である。 図2に示すカラーホイールを示す図である。 図1に示す測距部の構成を示すブロック図である。 図4に示す位相差センサの測距原理を示す図である。 図1に示すプロジェクタの前面を示す図である。 図1に示す制御部が実行する測距処理(1)を示すフローチャートである。 図1に示す制御部が実行する測距処理(2)を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・プロジェクタ、2・・・スクリーン、15・・・制御部、31・・・空間変調素子、32・・・時分割駆動回路、33・・・光源ランプ、36・・・カラーホイール、38・・・カラーホイール制御部

Claims (6)

  1. スクリーンに画像を投影するプロジェクタにおいて、
    距離測定用のチャート画像の色を複数の色に分解し、分解した色毎に、前記チャート画像を順次、前記スクリーンに投影する投影部と、
    前記スクリーンに投影されたチャート画像の光を受光して前記チャート画像を複数の光センサアレイ上に結像させ、複数の光センサアレイ上に結像した像の位相差に基づいて前記スクリーン上のチャート画像までの距離を測定する測距部と、
    前記チャート画像の複数の色が一周するのに要する時間を前記複数色の1周時間として、前記測距部の測距時間が少なくとも前記複数色の1周時間となるように、前記投影部が投影するチャート画像の輝度を制御する制御部と、を備えた、
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記投影部は、
    光源と、
    供給されたチャート画像を前記複数の色毎に光変調し、光変調したチャート画像を、順次、前記スクリーンに投影する空間変調素子と、
    前記光源の色を分解した複数の色からなる複数のフィルタが周方向配置され、前記複数のフィルタが前記光源と前記空間変調素子との間に順次、介挿されるように前記空間変調素子の光変調に同期して回転することにより、前記光源からの光を、分解した色毎に、順次、前記空間変調素子に供給するカラーホイールと、を備えた、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記制御部は、前記測距部の測距時間が前記カラーホイールが1回転するのに要する時間未満になった場合、前記測距部の測距時間が前記複数色の1周時間未満になったと判定し、前記測定時間が少なくとも前記複数色の1周時間となるように、前記投影部の前記空間変調素子の光変調度、前記空間変調素子に供給するチャート画像の輝度及び前記光源の輝度のいずれか1つを制御することにより、前記チャート画像の輝度を制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記制御部は、前記測距部が測定した距離に基づいて前記測距部の測定時間が前記複数色の1周時間未満になったか否かを判定し、判定結果に基づいて、前記測定時間が少なくとも前記複数色の1周時間となるように、前記投影部の前記空間変調素子の光変調度、前記空間変調素子に供給するチャート画像の輝度及び前記光源の輝度のいずれか1つを制御することにより、前記チャート画像の輝度を制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のプロジェクタ。
  5. 前記制御部は、前記測距部の測定時間が前記複数色の1周時間未満になったと判定して、前記投影部が投影するチャート画像の輝度を制御した場合、前記測距部に、再度、前記スクリーン上のチャート画像までの距離を測定させる、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載のプロジェクタ。
  6. スクリーンに画像を投影する投影部と、前記スクリーンに投影されたチャート画像の光を受光して前記チャート画像を複数の光センサアレイ上に結像させ、複数の光センサアレイ上に結像した像の位相差に基づいて前記スクリーン上のチャート画像までの距離を測定する測距部と、を備えたプロジェクタにおいて、
    前記スクリーンまでの距離を測定する測距方法であって、
    距離測定用のチャート画像の色を複数の色に分解し、前記投影部に対し、分解した色毎に、順次、前記チャート画像を前記スクリーンに投影させるステップと、
    前記チャート画像の複数の色が一周するのに要する時間を前記複数色の1周時間として、前記測距部の測距時間が少なくとも前記複数色の1周時間となるように、前記投影部が投影するチャート画像の輝度を制御するステップと、を備えた、
    ことを特徴とするプロジェクタの測距方法。
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