JP4967250B2 - 距離測定装置及びその距離測定方法、及び距離測定装置を備えたプロジェクタ又はカメラ - Google Patents

距離測定装置及びその距離測定方法、及び距離測定装置を備えたプロジェクタ又はカメラ Download PDF

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Description

本発明は、位相差センサ及びその距離測定方法、及び距離測定装置を備えたプロジェクタ又はカメラに関するものである。
プロジェクタは、画像をスクリーンに投影するものであり、フォーカス制御、台形補正等を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。この台形補正を行うためには、スクリーンまでの距離を測定する必要がある。このため、プロジェクタとして、距離測定装置を備えたものがある。
また、距離測定装置として、位相差センサを備えたものがある。この位相差センサは、一定の間隔をもって配置された少なくとも2つの光センサアレイを備え、被測定対象の光を、光センサアレイで受光する。
光センサアレイは、複数のフォトダイオードが配列されたものであり、位相差センサは、被測定対象からの光をそれぞれ光センサアレイで受光し、各光センサアレイ上で受光した光によって結像した被測定対象の画像の位相差を取得する。プロジェクタに備えられた距離測定装置は、位相差センサが取得した位相差に基づいて、被測定対象としてスクリーンまでの距離を測定する。
特開2000−10185号公報(第2頁−第3頁、図1、図2)
しかし、従来の距離測定装置に備えられた位相差センサでは、両光センサアレイの感度差、あるいは受光した光の明るさによって、取得した位相差に誤差が生じる場合がある。このような誤差があると、測定した距離も正確に測定することができなくなる。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、距離を精度良く測定することが可能な距離測定装置及びその距離測定方法、及び距離測定装置を備えたプロジェクタ又はカメラを提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る距離測定装置は、
組をなす複数の光センサアレイを有し、被測定対象からの光をそれぞれ前記光センサアレイで受光し、各光センサアレイ上で受光した光によって結像した画像の画素データをそれぞれ取得する光センサ部と、
前記光センサ部から各光センサアレイの各画素データを取得し、取得した各画素データに対して変換関数を通し、その関数値のばらつきを示す第1の指標値を前記光センサアレイ毎に取得し、前記光センサアレイ毎に各画素データの前記関数値を、取得した前記第1の指標値を用いて平均値からのデータの位置に正規化した第2の指標値に変換し、前記各光センサアレイ間の画像の差として前記各光センサアレイの対応する画素値の前記変換された第2の指標値の差の絶対値の総和を算出し、前記画像の差が最小となるような位相差を取得し、取得した前記位相差に基づいて、前記被測定対象までの距離を測定する測距処理部と、を備えたことを特徴とする。
各画素データを、前記第1の指標値を用いて平均値からのデータの位置に正規化した第2の指標値に変換する為に、数1を用いるようにしてもよい。
Figure 0004967250
前記測距処理部は、数2によって求まる標準偏差を用いて、前記光センサアレイ毎の各画素データを、前記第2の指標値に変換するようにしてもよい。
Figure 0004967250
前記測距処理部は、数3によって求まる平均偏差を用いて、前記光センサアレイ毎の各画素データを、前記第2の指標値に変換するようにしてもよい。
Figure 0004967250
前記測距処理部は、数4によって求まる平均値からの差の絶対値の最大値を用いて、前記光センサアレイ毎の各画素データを、前記第2の指標値に変換するようにしてもよい。
Figure 0004967250
本発明の第2の観点に係る距離測定装置の距離測定方法は、
組をなす複数の光センサアレイを有し、被測定対象からの光をそれぞれ前記光センサアレイで受光し、各光センサアレイ上で受光した光によって結像した画像の画素データをそれぞれ取得する光センサ部を備え、前記光センサ部が取得した画素データに基づいて前記被測定対象までの距離を測定する距離測定装置の距離測定方法であって、
前記光センサ部から各光センサアレイの各画素データを取得し、取得した各画素データに対して変換関数を通し、その関数値のばらつきを示す第1の指標値を前記光センサアレイ毎に取得するステップと、
前記光センサアレイ毎に各画素データの前記関数値を、取得した前記第1の指標値を用いて平均値からのデータの位置に正規化した第2の指標値に変換するステップと、
記各光センサアレイ間の画像の差として前記各光センサアレイの対応する画素値の前記変換された第2の指標値の差の絶対値の総和を算出し、前記画像の差が最小となるような位相差を取得するステップと、
取得した前記位相差に基づいて、前記被測定対象までの距離を測定するステップと、を備えたことを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るプロジェクタは、
前記距離測定装置を備えたことを特徴とする。
本発明の第4の観点に係るカメラは、
前記距離測定装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、距離を精度良く測定することができる。
以下、本発明の実施形態に係る距離測定装置を図面を参照して説明する。尚、本実施形態では、距離測定装置をプロジェクタに適用した場合について説明する。
本実施形態に係るプロジェクタ1の構成を図1に示す。
本実施形態に係るプロジェクタ1は、スクリーン2に画像を投影するものであり、データ処理部11と、スピーカ12と、投影部13と、測距部14と、からなる。
データ処理部11は、供給された画像データ、音声データを処理して、スクリーン2に投影する画像のデータを生成し、音声信号を生成するためのものである。データ処理部11は、入出力インタフェース21と、画像処理部22と、画像記憶部23と、音声処理部24と、ビデオRAM25と、表示エンコーダ26と、を備える。
入出力インタフェース21は、画像データ、音声データを入出力するものである。
画像処理部22は、供給された画像データを所定のフォーマットのデータに変換するものである。また、画像処理部22は、制御部15からスクリーン2の傾斜角度のデータが供給され、供給されたデータに基づいて台形補正等の画像処理を行う。
画像記憶部23は、例えば、フラッシュメモリ等によって構成され、画像処理部22が画像処理した画像データ等を記憶するものである。また、画像記憶部23は、測距用のチャートの画像データも予め記憶する。
チャート画像は、それぞれ、測距部14がプロジェクタ1とスクリーン2との間の距離を測定するときに用いられるものであり、例えば、図2に示すように、ピッチpの縞模様を有したものである。
音声処理部24は、PCM音源等の音源回路を備え、供給された音声データをアナログ化して、音声信号をスピーカ12に出力するものである。
ビデオRAM25は、画像データを記憶するためのものである。
表示エンコーダ26は、受信した画像データをビデオRAM25に一時記憶して、画像データをRGB信号に変換するものである。表示エンコーダ26は、生成したRGB信号を投影部13に供給する。
スピーカ12は、データ処理部11の音声処理部24から供給された音声信号に基づいて音声を出力するものである。
投影部13は、データ処理部11からの画像データに基づいて画像を投影するものであり、図3に示すように、空間変調素子31と、時分割駆動回路32と、光源ランプ33と、リフレクタ34と、ミラートンネル35と、カラーホイール36と、カラーホイールモータ37と、カラーホイール制御部38と、光源レンズ39と、投影レンズ40と、レンズモータ41と、ドライバ42と、からなる。
空間変調素子31は、複数のマイクロミラー(図示せず)によって構成されたものである。各マイクロミラーは、10〜20μm程度の例えばアルミニウム片からなるものであり、受光した光を、光変調度に基づく輝度で反射する。空間変調素子31は、このマイクロミラー素子を行列方向に配列して形成され、各マイクロミラーを傾斜させることにより、光変調を行う。
時分割駆動回路32は、表示エンコーダ26から供給されたRGB信号に対して演算を行って輝度信号を生成し、RGB信号と輝度信号とを時分割にして空間変調素子31に供給して、光変調を行うように空間変調素子31を表示駆動するものである。時分割駆動回路32は、例えば30フレーム/秒のフレームレートで空間変調素子31を表示駆動する。
また、時分割駆動回路32は、RGB信号と輝度信号とのタイミングを示すタイミング信号をカラーホイール制御部38に供給する。
光源ランプ33は、白色光を発するものである。制御部15は、この光源ランプ33の輝度を制御する。
リフレクタ34は、光源ランプ33が発する光をミラートンネル35方向に反射するものである。
ミラートンネル35は、光源ランプ33が発した白色光を内面で反射することにより、その光分布を均一にしつつ、白色光をカラーホイール36へと導くためのものである。
カラーホイール36は、光源ランプ33からの光を複数の色、例えば、赤(Red)色、緑(Green)色、青(Blue)色の3原色成分と透明色(White)とに分解するためのものである。
カラーホイール36は、図4に示すように、円盤の形状を有し、4つのフィルタフィルタ36R,36G,36B,36Wが配置される。フィルタ36R,36G,36B,36Wは、それぞれ、赤(R)色、緑(G)色、青(B)色の3原色成分、透明色のフィルタである。カラーホイール36は、回転して光源ランプ33からの光を分解して、RGBW毎に、順次、空間変調素子31に供給する。
カラーホイールモータ37は、カラーホイール36を回転するためのものである。
カラーホイール制御部38は、時分割駆動回路32から供給されたタイミング信号に従い、空間変調素子31の光変調に同期させて、カラーホイールモータ37を介してカラーホイール36の回転速度を制御するものである。
光源レンズ39は、光源ランプ33からの光を、カラーホイール36を介して空間変調素子31に照射するためのものである。
投影レンズ40は、空間変調素子31で反射した光による画像をスクリーン2上に結像させるためのものである。
レンズモータ41は、フォーカス制御を行うために投影レンズ40の位置を制御するためのものである。ドライバ42は、制御部15からレンズモータ駆動信号が供給されてレンズモータ41を駆動するためのものである。
図1に戻り、測距部14は、プロジェクタ1とスクリーン2との間の距離を測定するものであり、光センサ部51と、測距処理部52と、を備える。
光センサ部51は、それぞれ、図5に示すように、1対のレンズ55p、55qと、光センサアレイ56p,56qと、を備える。
この光センサ部51は、被測定対象としてチャート画像からの光をそれぞれ光センサアレイ56p,56qで受光し、各光センサアレイ56p,56q上で受光した光によって結像した画像の画素データをそれぞれ取得するものである。
図6に示すように、プロジェクタ1の前面には、投影レンズ40が取り付けられ、垂直用の光センサ部51vと水平用の光センサ部51hとは、この投影レンズ40の近傍に配置される。
レンズ55pとレンズ55qとは、間隔bをもって配置される。Cp,Cqは、レンズ55p,55qのそれぞれの中心線である。中心線Cp,Cqは、レンズ55p,55qに対して無限大の位置に設置された仮想測定対象(スクリーン2上の測距点)からの光線と一致し、互いに平行である。光センサアレイ56p,56qは、この中心線Cp,Cqに対して、それぞれ、垂直になるように配置される。
光センサアレイ56p,56qには、CCDセンサ、CMOSセンサ等が用いられ、光センサアレイ56p,56qの各セルはフォトダイオードによって構成されている。各セルには、被測定対象57から受光した光に基づいて電荷が蓄積される。
各セルに電荷が蓄積されて、光センサアレイ56p,56qには、それぞれ、被測定対象57の画像データ列P0、Q0が形成される。
スクリーン2までの距離を取得する場合、投影部13は、図2に示すようなチャート画像をスクリーン2に投影する。
被測定対象57が、スクリーン2に投影されたチャート画像の場合、光センサ部51は、図7に示すように、光センサ部51の中心線C0に対して、角度θwをもって左右に位置するスクリーン2上の2つの測距ウィンドウWL,WRの中心点P1,P2からの反射光を受光する。
光センサ部51は、スクリーン2上の右側測距ウィンドウWRの中心点P1からの反射光を受光すると、図7に示す右側測距ウィンドウWR内のチャートの像が図5に示す光センサアレイ56p、56q上に形成される。光センサアレイ56p,56qには、それぞれ、図8(a)に示すような波形の画像データ列P0、Q0が形成される。
測距処理部52は、光センサ部51から、この画像データ列P0、Q0を取得して、取得した画像データ列P0、Q0に基づいて位相差を取得し、取得した位相差に基づいて、スクリーン2までの距離を求めるものである。位相差は、無限大の位置に設置された仮想測定対象からの像と光センサアレイ56p,56q上で結像した被測定対象57の画像とのずれ量を示す。
但し、光センサアレイ56p,56qの感度、明るさに差があると、画像データ列P0、Q0の波高値は、ばらつき、図8(a)に示すように、互いに相違する。このため、測距処理部52は、チャート画像の画像データのバラツキを示す指標値を光センサアレイ56p,56q毎に取得し、従来は取得した指標値に対して微分等のフィルタをかけた後、これをそのまま数7に記載のLeft, Rightとしてf(a)を算出していたが、以下に示すように、第1の指標値に微分等のフィルタをかけた後、光センサアレイ56p,56q毎に、更に第1の指標値自体のばらつきを示す第2の指標値に変換した上で、光センサアレイの画像の差であるf(a)を算出すると、距離の測定精度が向上することが、各種実験により解っている。
Figure 0004967250
さらに、前記計算を行う際には、ばらつきを示す指標値の計算を行う必要がある。これを表す一般的なものとしては、数8によって表される標準偏差がある。ここで、Aは0又は1とするのが一般的であるが、場合によっては必ずしもこれが最適とは限らず、ここでは、目的を満たすような値であれば、どのような値であっても良い事とする。(例えば0.5や1.5等)
Figure 0004967250

測距処理部52は、前記数7、数8の演算を行うことにより、画像データ列P0、Q0の第2の指標値Left,Rightを取得する。測距処理部52は、第2の指標値Left, Rightを前記数7を用いて計算し、その画像の差分値f(a)を取得する。
この画像の差f(a)は、例えば、図8(b)に示すように、面積S=(S1+S2+S3+S4+S5)として表される。
ここでaは位相差、cは方向を決める定数、wは演算する範囲を決める定数である。
測距処理部52は、位相差aを順次変化させ繰り返し計算した結果、図9に示すように、この面積Sが最小となるような光センサアレイの画像の差であるf(a)を満たす位相差aを、最終的に算出する。
測距処理部52は、取得した位相差aに基づいてスクリーン2までの距離を取得する。
図1に戻り、制御部15は、プロジェクタ1全体を制御するものであり、CPUと、ROMと、RAMと、を備える(図示せず)。CPUは、プロジェクタ1の各部を制御するためのものであり、ROMは、CPUが制御に用いるプログラム等を記憶するメモリであり、RAMは、CPUの動作に必要なデータ等を記憶するためのメモリである。
制御部15は、スクリーン2までの距離を測定するように投影部13と測距部14とを制御する。測距を行うとき、制御部15は、図2に示すチャートの画像データを画像記憶部23から読み出して投影部13に供給する。制御部15は、投影部13にこのチャートの画像をスクリーン2に投影させる。制御部15は、測距部14にスクリーン2に投影されたチャートまでの距離を測定させる。
制御部15は、測距部14が距離を測定すると、測距部14から距離の測定結果を受け取る。
そして、制御部15は、取得した距離の測定結果に基づいてレンズモータ駆動信号を生成し、生成したレンズモータ駆動信号を投影部13のドライバ42に供給することにより、フォーカス制御を行う。
また、制御部15は、投影部13の光軸に対するスクリーン2の傾斜角度を取得する場合、測距部14にスクリーン2上の複数の測距点までの距離を測定させる。
制御部15は、測定した複数の測距点までの距離を測距部14から取得し、演算を行うことにより、スクリーン2の傾斜角度を取得する。制御部15は、取得したスクリーン2の傾斜角度のデータを画像処理部22に供給して台形補正を行わせる。
次に本実施形態に係るプロジェクタ1の動作を説明する。
制御部15は、プロジェクタ1の制御に必要なプログラムをROMから読み出して、プロジェクタ1を制御する。
プロジェクタ1とスクリーン2との間の距離を測定する場合、制御部15は、画像記憶部23から、測距用のチャート画像を読み出して、投影部13に投影させる。
制御部15は、測距部14に、スクリーン2までの距離を測定させる。測距部14は、図10に示すフローチャートに従って、距離測定処理を実行する。
測距処理部52は、左右ウィンドウWL、WRそれぞれの画素データの平均値を取得する(ステップS11)。
測距処理部52は、左右ウィンドウWL、WRそれぞれの画素データを、前記数8に従って、ばらつきを示す指標値(標準偏差)を取得する(ステップS12)。
測距処理部52は、左右ウィンドウWL、WRそれぞれの各画素データを、数9を用いて変換(正規化)を行う(ステップS13)。
Figure 0004967250
測距処理部52は、前記数7に従い左右ウィンドウの画像の差分値f(a)を求める(ステップS14)。
測距処理部52は、aの値を変化させながら(ステップS15→S18)、繰り返し画像の差分値f(a)を求め、その値が最小値となるaを調べる。その時のnの値を位相差として取得する(ステップS16)。
測距処理部52は、取得した位相差に基づいてスクリーン2までの距離を取得する(ステップS17)。そして、測距処理部52は、距離測定処理を終了させる。
以上説明したように、本実施形態によれば、測距部14は、スクリーン2までの距離を測定する場合、左右ウィンド毎に、第1の指標値自体のばらつきを示す第2の指標値に変換(正規化)した画素データに基づいて位相差を取得するようにした。
従って、2つの光センサアレイ56p,56qの感度差、明るさの差を影響を低減することができる。このため、スクリーン2までの距離を正確に測定することができる。そして、投影部13の光軸に対するスクリーン2の傾斜角度も正確に取得することができる。
尚、本発明を実施するにあたっては、種々の形態が考えられ、上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態では、測距処理部52は、データ変換を行うことにより、更に距離計算に適した第1の指標値自体のばらつきを示す第2の指標値に変換(例えば正規化)する方法の中で用いられているばらつきを示す指標値(例えば標準偏差)に、数7を用いた。しかし、画素データを変換する計算方法は前記数8に限られるものではない。
例えば、次の数10によって表されるように計算して、第2の指標値に変換することもできる。
Figure 0004967250
また、次の数11によって表される最大値を用いて画素データを正規化することもできる。
Figure 0004967250
さらに、ガンマ変換などを表すある変換関数g() を通した数12に対して数8、数10、数11からσを計算した上で、数13をばらつきを示す指標値とすることが出来る。これにより、例えば光源の特性に応じた入力を行うことが出来、測定精度の向上につながる。
Figure 0004967250
Figure 0004967250
上記実施形態では、距離測定装置をプロジェクタ1に用いた場合について説明した。しかし、プロジェクタ1(より一般的には投影装置)に限られるものではなく、位相差センサを、例えば、カメラ(より一般的には書画装置)に用いて、例えばオートフォーカスやフラッシュを行う際に被測定対象までの距離を測定することもできる。
本発明の実施形態に係るプロジェクタの構成を示すブロック図である。 図1に示す画像記憶部が記憶するチャート画像を示す図である。 図1に示す投影部の構成を示す図である。 図3に示すカラーホイールを示す図である。 図1に示す光センサ部の構成とその動作を示す図である。 図1に示すプロジェクタの前面を示す図である。 図5に示す測距部の測距原理を示す図である。 図1に示す光センサ部が取得する画像データ列とその差を示す図である。 図1に示す測距処理部の位相差取得の方法を示す図である。 図1に示す制御部が実行する距離測定処理のフローチャートである。
符号の説明
1・・・プロジェクタ、2・・・スクリーン、13・・・投影部、14・・・測距部、15・・・制御部、31・・・空間変調素子、32・・・時分割駆動回路、33・・・光源ランプ、36・・・カラーホイール、38・・・カラーホイール制御部、51・・・光センサ部、52・・・測距処理部

Claims (8)

  1. 組をなす複数の光センサアレイを有し、被測定対象からの光をそれぞれ前記光センサアレイで受光し、各光センサアレイ上で受光した光によって結像した画像の画素データをそれぞれ取得する光センサ部と、
    前記光センサ部から各光センサアレイの各画素データを取得し、取得した各画素データに対して変換関数を通し、その関数値のばらつきを示す第1の指標値を前記光センサアレイ毎に取得し、前記光センサアレイ毎に各画素データの前記関数値を、取得した前記第1の指標値を用いて平均値からのデータの位置に正規化した第2の指標値に変換し、前記各光センサアレイ間の画像の差として前記各光センサアレイの対応する画素値の前記変換された第2の指標値の差の絶対値の総和を算出し、前記画像の差が最小となるような位相差を取得し、取得した前記位相差に基づいて、前記被測定対象までの距離を測定する測距処理部と、を備えた、
    ことを特徴とする距離測定装置。
  2. 各画素データを、前記第1の指標値を用いて平均値からのデータの位置に正規化した第2の指標値に変換する為に、数1を用いることを特徴とする請求項1に記載の距離測定装置。
    Figure 0004967250
  3. 前記測距処理部は、数2によって求まる標準偏差を用いて、前記光センサアレイ毎の各画素データを、前記第2の指標値に変換する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の距離測定装置。
    Figure 0004967250
  4. 前記測距処理部は、数3によって求まる平均偏差を用いて、前記光センサアレイ毎の各画素データを、前記第2の指標値に変換する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の距離測定装置。
    Figure 0004967250
  5. 前記測距処理部は、数4によって求まる平均値からの差の絶対値の最大値を用いて、前記光センサアレイ毎の各画素データを、前記第2の指標値に変換する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の距離測定装置。
    Figure 0004967250
  6. 組をなす複数の光センサアレイを有し、被測定対象からの光をそれぞれ前記光センサアレイで受光し、各光センサアレイ上で受光した光によって結像した画像の画素データをそれぞれ取得する光センサ部を備え、前記光センサ部が取得した画素データに基づいて前記被測定対象までの距離を測定する距離測定装置の距離測定方法であって、
    前記光センサ部から各光センサアレイの各画素データを取得し、取得した各画素データに対して変換関数を通し、その関数値のばらつきを示す第1の指標値を前記光センサアレイ毎に取得するステップと、
    前記光センサアレイ毎に各画素データの前記関数値を、取得した前記第1の指標値を用いて平均値からのデータの位置に正規化した第2の指標値に変換するステップと、
    記各光センサアレイ間の画像の差として前記各光センサアレイの対応する画素値の前記変換された第2の指標値の差の絶対値の総和を算出し、前記画像の差が最小となるような位相差を取得するステップと、
    取得した前記位相差に基づいて、前記被測定対象までの距離を測定するステップと、を備えた、
    ことを特徴とする距離測定装置の距離測定方法。
  7. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の距離測定装置を備えたことを特徴とするプロジェクタ。
  8. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の距離測定装置を備えたことを特徴とするカメラ。
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