JP4695784B2 - 物品搬送装置 - Google Patents

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G25/00Conveyors comprising a cyclically-moving, e.g. reciprocating, carrier or impeller which is disengaged from the load during the return part of its movement
    • B65G25/04Conveyors comprising a cyclically-moving, e.g. reciprocating, carrier or impeller which is disengaged from the load during the return part of its movement the carrier or impeller having identical forward and return paths of movement, e.g. reciprocating conveyors

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来いわゆるバラ部品等の物品を搬送しながら整列させて、物品を一個ずつ供給するための物品搬送装置が各種提案されている。これらの装置は、一般的に「パーツフィーダ」と呼ばれている。パーツフィーダには、振動式、回転式、揺動式、ベルト式、攪拌式等、様々な方式のものが存在するが、振動式のものが最も多い。この振動式パーツフィーダは、振動する面上に搬送する物品をのせて、物品の振動面に対する相対的な滑り、及び跳躍現象を利用して物品の整列、搬送を行う装置である。
【0003】
リニア型振動式パーツフィーダの構成例について図7を参照しつつ説明する。図7に示すように基礎(ベース)に対して、平板が数組の板バネにより支持されている。また、基礎(ベース)には、電磁石が設けられており、この電磁石により平板と一体的に設けられたステーを引き寄せ可能となっている。したがって、電磁石に所定の周波数の交流電圧を印加すると、該周波数に応じて板バネが図中のB方向において振動する。これにより、平板上の物品(ワーク)が図中A方向へ搬送される。
【0004】
しかしながら、このような構造を有する振動式パーツフィーダは、種々の問題点を有している。例えば、効率よく物品の搬送を行わしめるための調整に手間がかかる、ワークが磁化されてしまう、騒音が発生する等の問題点である。特に、騒音に関しては、前述した構成の振動式パーツフィーダの場合、平板に対してワークを跳躍させながら搬送するため、平板上にワークが着地する際に騒音を発生してしまうことになる。
【0005】
かかる問題に鑑みて、カムを用いた振動式パーツフィーダが提案されており、例えば、特公昭63−24891号に示されるようなものがある。この公報に記載されている装置は、中心軸を回動中心として、回動自在に支持したボウルをカムにより往復の加速度に大きな差を有する水平回転振動させ、摩擦力と慣性力を利用してボウル内のワークを搬送するものである。
【0006】
この装置は、カムを用いていること、及び、ボウルが水平揺動し上下方向に往復動しないためボウル上をワークが跳躍しないこと等により、従来問題となっていた騒音の問題を緩和することができる点で優れている。しかし、この装置では、ボウルが水平揺動し上下方向に往復動しないため、ボウル上のワークは重力の作用により常に所定の力でボウルに当接している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ワークを効率的に搬送するためには、ワーク搬送面がワークの搬送方向へ移動する場合と、それとは逆の方向へ移動する場合とで、ワークのワーク搬送面に対する当接圧が異なることが好ましい。すなわち、ワーク搬送面がワークの搬送方向へ移動する際には、ワークをワーク搬送面に強い力で当接させることにより、ワークのワーク搬送面に対する滑りを抑制してワークを積極的に搬送し、逆に、ボウルがワークの搬送方向と逆の方向へ移動する際には、ワークをワーク搬送面に軽微な力で当接させることにより、ワークのワーク搬送面に対する滑りを促してワークが搬送方向と逆の方向へ戻ることを抑制することが好ましい。
【0008】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、カム駆動により物品を効果的に搬送することのできる物品搬送装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための第1の発明は、カムにより駆動されて、水平に対して所定角度の傾きを有する往復移動方向に往復移動する往復移動部と、前記往復移動部に支持された物品搬送部材と、物品を搬送するための物品搬送部であって、前記物品搬送部材に設けられ、水平状態にて設置されており、鉛直面において前記往復移動方向に対して前記所定角度の傾きを有し、前記往復移動部と連動する物品搬送部とを備え、前記往復移動部の往復移動により、前記物品搬送部に沿って物品を搬送する物品搬送装置であって、前記カムは、駆動手段により回動させられる入力軸とともに回動し、かつ、該入力軸の回動方向に沿ったリブにより形成されているカム部を有し、前記往復移動部は、前記リブに互いに逆側からそれぞれ当接している第1カムフォロア及び第2カムフォロアを有し、前記往復移動部の前記往復移動方向の往復移動動作は、一つの前記カム部のみによって生成されることを特徴とする物品搬送装置である。
【0011】
前記目的を達成するための第2の発明は、第1の発明において、前記物品搬送部が第1位置から斜め上方へ移動して第2位置へ至り、該第2位置から斜め下方へ移動して第1位置へ至るよう往復移動する際に、前記物品搬送部が前記第1位置から前記第2位置へ移動するのに要する時間は、前記物品搬送部が前記第2位置から前記第1位置へ移動するのに要する時間よりも長いことを特徴とする物品搬送装置である。
【0012】
前記目的を達成するための第3の発明は、第2の発明において、前記物品搬送部が、前記第1位置から前記第2位置へ移動するまでの間にて、該物品搬送部が所定時間の間、等速移動を行うことを特徴とする物品搬送装置である。
【0014】
前記目的を達成するための第4発明は、第1乃至第3いずれかの発明において、前記往復移動部は、スライドガイドを用いてハウジングに支持されており、該スライドガイドに案内されて往復移動することを特徴とする物品搬送装置である。
【0015】
【発明の実施の形態】
===物品搬送装置の概要===
本実施の形態に係る物品搬送装置の概要を、図1を用いて説明する。図1は、物品搬送装置の概要を示した図である。図1(a)は、装置の上面図であり、図1(b)は、装置の正面図であり、図1(c)は、装置の側面図である。
【0016】
図1に示した物品搬送装置は、物品搬送部材12と、物品搬送部材12に設けられた物品搬送部10と、カム装置20とをしている。
【0017】
カム装置20は、往復移動部30と、支持部材としての板バネ40と、ハウジング50とを有している。板バネ40の一端は、ハウジング50に取り付けられており、他端が往復移動部30に取り付けられている。これにより、往復移動部30は、板バネ40を介してハウジング50に支持され、かつ、図中のC方向において、往復移動可能とされている。
【0018】
往復移動部30は、物品搬送部材12を支持している。物品搬送部材12を支持する方法としては、物品搬送部材12を往復移動部30にネジ止めする、接着する等の各種の方法が用いられる。
【0019】
物品搬送部10は、物品を搬送するためのものであり、図1に示した例では、物品搬送部材12に形成された溝である。物品搬送部10は、鉛直面において、往復移動部30の移動方向である図中のC方向に対して、θの傾きを有して水平状態にて設置されており、往復移動部30の往復移動に連動する。なお、物品搬送部10は、物品搬送部材12に形成された溝として構成する場合に限らず、物品搬送部材12とは別体のものとして構成して物品搬送部材12に固着する等、往復移動部30の往復移動に連動しうる限りにおいて、種々の態様にて構成してよい。
【0020】
このように構成されている物品搬送装置において、往復移動部30が往復移動すると、物品搬送部材12が図中の二点鎖線で示す位置と実線で示す位置との間で往復移動し(この際、当然に物品搬送部10も往復移動する)、これにより、物品搬送部10に沿って物品Wが図中のD方向へ搬送される。
===カム装置20の構成===
次に、カム装置20の構成について、図2、図3を参照しつつ説明する。図2は、カム装置20の構成を示した図である。図2(a)は、カム装置20の上面図であり、図2(b)は、カム装置20の正面図であり、図2(c)は、カム装置20の側面図である。図3は、カム装置20の構成の変形例を示した図である。図3(a)は、変形例に係るカム装置20の正面図であり、図3(b)は、変形例に係るカム装置20の側面図である。
【0021】
入力軸62は、軸受64を介して、ハウジング50に対して回動自在に支持されている。この入力軸62は、モータ等の不図示の駆動源により駆動されることによって回動する。
【0022】
カム66は、入力軸62の回動方向に沿って、入力軸62と一体的に形成されており、入力軸62とともに回動する。カム66は、入力軸62の回動方向に沿ったリブにより形成されたカム部を備えており、このカム部たるリブは、一側面に第1カム部66aを有し、他の側面に第2カム部66bを有している。なお、カム66は、入力軸62とともに回動するようになっていればよく、入力軸62と同一の部材により構成されていてもよいし、別部材により構成した後に、入力軸62に固定してもよい。
【0023】
板バネ40の一端はハウジング50に固定され、他端は、往復移動部30に固定されている。これにより、往復移動部は、図中E方向において往復移動可能とされている。なお、図2中のE方向は、図1中のC方向と同じである。
【0024】
往復移動部30には、カムフォロア支持ブロック68がボルト等により固定されており、カムフォロア支持ブロック68には、第1カムフォロア70a、及び、第2カムフォロア70bが設けられている。第1カムフォロア70aは、第1カム部66aに対応して設けられたものであり、第2カムフォロア70bは、第2カム部66bに対応して設けられたものである。第1カムフォロア70a及び第2カムフォロア70bは、カム部を形成するリブに互いに逆側からそれぞれ当接している。すなわち、第1カムフォロア70aは、第1カム部66aに当接しており、第2カムフォロア70bは、第2カム部66bに当接している。このように構成することによって、バックラッシを発生させない予圧状態が作り出される。したがって、簡易な機構でもって、物品搬送装置に設けられたカム装置の高速化、高精度化、高剛性化が図られる。
【0025】
また、第1カム部66aが第1カムフォロア70aを押圧する際には、第1カムフォロア70aが第1カム部66aから離れる(ジャンプする)ことが第2カム部66b及び第2カムフォロア70bによって抑止され、第2カム部66bが第2カムフォロア70bを押圧する際には、第2カムフォロア70bが第2カム部66bから離れる(ジャンプする)ことが第1カム部66a及び第1カムフォロア70aによって抑止される。
【0026】
このように、第1カムフォロア70a(第2カムフォロア70b)が第1カム部66a(第2カム部66b)からジャンプしてしまうことが抑止される結果、従来品よりもより一層静かな物品搬送装置が実現される。
【0027】
また、前述した例では、カム部を入力軸62の回動方向に沿ったリブにより形成したが、カム部を入力軸62の回動方向に沿った溝により形成し、この溝に係合するカムフォロアを設ける構成としてもよい。このような構成によっても同様の作用効果が奏される。ただし、溝とカムフォロアとの間に隙間が生じると、多少のがたつきが発生してしまう可能性があるため、カム部をリブにより形成する構成の方が好ましい。
【0028】
また、カムフォロア支持ブロック68を設けることなく、第1カムフォロア70a及び第2カムフォロア70bを、往復移動部30に直接固定してもよい。
【0029】
また、図2に示した例では、支持部材として板バネ40を用いたが、図3に示す変形例のように、支持部材としてスライドガイド72を用いてもよい。図3に示した例では、往復移動部材30は、スライドガイド72を介してハウジング50に対して、往復移動可能に支持されており、スライドガイド72に案内されて往復移動する。このように、支持部材としてスライドガイド72を用いた場合には、支持部材として板バネ40を用いた場合に比べて、発生する騒音をより軽減することが可能となる。なお、図3に示したカム装置20の他の部分の構成は、図2に示したものと同じであるため説明を省略する。
【0030】
===物品搬送装置の物品搬送動作===
本実施の形態に係る物品搬送装置の物品搬送動作を、図4、図5、及び図6を用いて説明する。図4は、物品Wに作用する力を模式的に表した図である。図5は、物品搬送部10の動作のタイミングチャートである。図6は、加速度の正負を考慮して、物品Wに作用する力を模式的に表した図である。
【0031】
本実施の形態に係る物品搬送装置の物品搬送動作を以下に説明するが、以下に説明するような効果的な物品搬送動作がただ一つのカム66により実現される所以は、前述したように、物品搬送部10が、ただ一つのカムにより駆動される往復移動部30の移動方向(図1中のC方向)に対して、鉛直面において、θの傾きを有して水平状態にて設置されている点にある。
【0032】
物品搬送部10を往復移動部30の移動方向に対して、θの傾きを有して水平状態にて設置することにより、物品搬送部10を水平状態に維持したまま、物品搬送部10の運動の水平方向成分と垂直方向成分を利用して、物品Wの物品搬送部10に対する当接圧を変化させて好適な物品搬送動作が実現される。例えば、物品搬送部10を往復移動部30の移動方向に対して、θの傾きを設けることなく水平状態にて設置した場合、物品搬送部10は単に水平方向の往復運動をするのみであり、垂直方向の運動は生じ得ず、それ故、物品Wの物品搬送部10に対する当接圧も変化しない。
【0033】
このような従来構成にはない優れた構成を前提として、本実施の形態に係る物品搬送装置の物品搬送動作を以下に詳しく説明する。
【0034】
図4に示すように、物品Wには、重力mg、物品搬送部10からの抗力N、及び、摩擦力μNが作用している。なお、図4における、二点鎖線は、物品搬送部10及び物品搬送部材12の往復移動方向を示しており、Y方向への移動を正とする。また、水平右方向をX方向とし、垂直上方向をZ方向としている。X方向は、物品Wの送り方向でもある。
【0035】
図5(a)は、物品搬送部10のY方向変位のタイミングチャート、図5(b)は、物品搬送部10のY方向速度のタイミングチャート、図5(c)は、物品搬送部10のY方向加速度のタイミングチャート、図5(d)は、物品搬送部10のY方向加速度のX方向成分のタイミングチャート、図5(e)は、物品搬送部10のY方向加速度のZ方向成分のタイミングチャートである。なお、前述したように、物品搬送部10は物品搬送部材12に形成された溝であり、該物品搬送部材12は、往復移動部30にネジ止め等の方法により支持されているから、物品搬送部材12、及び、往復移動部30も図5に示したタイミングチャートと同様のタイミングチャートにて移動を行う。
【0036】
物品搬送部10が図5のタイミングチャートに示すように、A位置から斜め上方へ移動してB位置へ至り、該B位置から斜め下方へ移動してA位置へ至るよう往復移動した場合に、物品Wに作用する力を、図6を参照しつつ、より詳細に説明する。図5(e)に示すように、物品搬送部10のZ方向の加速度は、A位置近傍で正値、B位置近傍で負値をとる。物品搬送部10のZ方向の加速度が正値αをとる場合、物品搬送部10から物品Wを見ると、図6(a)に示すように、物品Wには摩擦力μm(g+α)が作用する。一方、物品搬送部10のZ方向の加速度が負値(−α)をとる場合、物品搬送部10から物品Wを見ると、図6(b)に示すように、物品Wには摩擦力μm(g−α)が作用する。したがって、物品搬送部10のZ方向の加速度が正値をとる場合の方が、物品搬送部10のZ方向の加速度が負値をとる場合よりも、大きな摩擦力が作用する。言い換えれば、物品搬送部10のZ方向の加速度が正値をとる場合(A位置近傍)の方が、物品搬送部10のZ方向の加速度が負値をとる場合(B位置近傍)よりも、物品Wは、物品搬送部10に対して滑りにくい。
【0037】
以上の考察をもとに、物品搬送部10が図5に示すタイミングチャートにしたがって往復移動した場合の、物品Wの搬送動作を説明する。
【0038】
まず、図5に示したタイミングチャートから明らかなように、物品搬送部10がA位置から斜め上方へ移動してB位置へ至り、該B位置から斜め下方へ移動してA位置へ至るよう往復移動する際に、物品搬送部10がA位置からB位置へ移動するのに要する時間は、物品搬送部10がB位置からA位置へ移動するのに要する時間よりも長い。このため、物品搬送部10がA位置からB位置へ移動するのに要する時間とB位置からA位置へ移動するのに要する時間とが等しい場合に比べて、B地点及びA地点における加速度の絶対値がより大きくなる。
【0039】
したがって、B位置近傍の方がA位置近傍よりも物品Wが物品搬送部10に対して滑り易いことを鑑みれば、物品搬送部10がA位置からB位置へ移動するのに要する時間とB位置からA位置へ移動するのに要する時間とが等しい場合には、A地点及びB地点において物品Wが物品搬送部10に対して滑らなかったときであっても、物品搬送部10がA位置からB位置へ移動するのに要する時間をB位置からA位置へ移動するのに要する時間よりも長くすることによって、A地点近傍では物品Wが物品搬送部10に対して滑らず、かつ、B地点近傍では物品Wが物品搬送部10に対して滑るようにすることができる。B位置近傍において、物品Wが物品搬送部10に対して滑ると、物品Wが物品搬送部10に対して送り方向(図4中のX方向)へ移動する。よって、物品搬送部10の往復移動に伴って、物品Wが物品搬送部10に対して送られることになる。
【0040】
また、本実施の形態においては、図5に示すように、物品搬送部10がA位置から斜め上方へ移動してB位置へ至る際に、物品搬送部10が所定時間の間、等速移動を行う。物品搬送部10が、等速移動を行うことなくA位置からB位置へ移動するよりも、等速移動を行って同じ時間でもってA位置からB位置へ移動する方が、A位置、及び、B位置における加速度がより大きくなる。したがって、等速移動区間を設けてA位置からB位置へ移動する方が、より効果的に物品Wを物品搬送部10に対して、物品搬送方向へ滑らせる、すなわち、物品Wを搬送することが可能となる。さらに、等速移動区間においては図5(c)に示すようにX方向の加速度がゼロであり、物品Wには加速度に起因するX方向の慣性力が働かないので、該等速移動区間では物品Wの物品搬送部10に対する滑りを抑制した状態で、物品搬送部10をA位置から送り方向へ移動させてB位置へ至らしめることが可能となる。
【0041】
【発明の効果】
第1の発明によれば、往復移動部の移動動作の、物品搬送方向の動作成分と該成分に垂直な動作成分とを、カムの形状によって調整することにより、効率的な物品搬送の可能な物品搬送装置を実現することが可能となる。
また、前記物品搬送部を水平状態に設置することにより、より効果的に物品を搬送することが可能な物品搬送装置を実現することが可能となる。
また、前記カムは、駆動手段により回動させられる入力軸とともに回動し、かつ、該入力軸の回動方向に沿ったリブにより形成されているカム部を有し、前記往復移動部は、前記リブに互いに逆側からそれぞれ当接している第1カムフォロア及び第2カムフォロアを有しているから、物品搬送部を確実に往復移動させることが可能となる。また、カムフォロアがリブからジャンプしてしまうことが抑止される結果、従来品よりもより一層静かな物品搬送装置が実現される。
【0043】
第2の発明によれば、物品が物品搬送部に対して滑りやすい前記第2位置近傍において、より大きく物品Wを滑らすことができるから、さらに効果的に物品を搬送することが可能な物品搬送装置を実現することが可能となる。
【0044】
第3の発明によれば、物品が物品搬送部に対して滑りやすい前記第2位置近傍において、さらにより大きく物品Wを滑らすことができるから、より一層効果的に物品を搬送することが可能な物品搬送装置を実現することが可能となる。
【0046】
第4の発明によれば、往復移動部は、スライドガイドを用いてハウジングに支持されており、該スライドガイドに案内されて往復移動するから、往復移動部が往復移動する際の騒音の発生を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 物品搬送装置の概要を示した図である。
【図2】 カム装置の構成を示した図である。
【図3】 カム装置の構成の変形例を示した図である。
【図4】 物品Wに作用する力を模式的に表した図である。
【図5】 物品搬送部10の動作のタイミングチャートである。
【図6】 加速度の正負を考慮して、物品Wに作用する力を模式的に表した図である。
【図7】 リニア型振動式パーツフィーダの構成例を示した図である。
【符号の説明】
10 物品搬送部
12 物品搬送部材
20 カム装置
30 往復移動部
40 板バネ
50 ハウジング
62 入力軸
64 軸受
66 カム
68 カムフォロア支持ブロック
70a 第1カムフォロア
70b 第2カムフォロア
72 スライドガイド
W 物品

Claims (4)

  1. カムにより駆動されて、水平に対して所定角度の傾きを有する往復移動方向に往復移動する往復移動部と、
    前記往復移動部に支持された物品搬送部材と、
    物品を搬送するための物品搬送部であって、前記物品搬送部材に設けられ、水平状態にて設置されており、鉛直面において前記往復移動方向に対して前記所定角度の傾きを有し、前記往復移動部と連動する物品搬送部とを備え、
    前記往復移動部の往復移動により、前記物品搬送部に沿って物品を搬送する物品搬送装置であって、
    前記カムは、駆動手段により回動させられる入力軸とともに回動し、かつ、該入力軸の回動方向に沿ったリブにより形成されているカム部を有し、
    前記往復移動部は、前記リブに互いに逆側からそれぞれ当接している第1カムフォロア及び第2カムフォロアを有し、
    前記往復移動部の前記往復移動方向の往復移動動作は、一つの前記カム部のみによって生成されることを特徴とする物品搬送装置。
  2. 請求項1に記載の物品搬送装置において、
    前記物品搬送部が第1位置から斜め上方へ移動して第2位置へ至り、該第2位置から斜め下方へ移動して第1位置へ至るよう往復移動する際に、
    前記物品搬送部が前記第1位置から前記第2位置へ移動するのに要する時間は、前記物品搬送部が前記第2位置から前記第1位置へ移動するのに要する時間よりも長いことを特徴とする物品搬送装置。
  3. 請求項2に記載の物品搬送装置において、
    前記物品搬送部が、前記第1位置から前記第2位置へ移動するまでの間にて、該物品搬送部が所定時間の間、等速移動を行うことを特徴とする物品搬送装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の物品搬送装置において、
    前記往復移動部は、スライドガイドを用いてハウジングに支持されており、該スライドガイドに案内されて往復移動することを特徴とする物品搬送装置。
JP2001222043A 2001-07-23 2001-07-23 物品搬送装置 Expired - Lifetime JP4695784B2 (ja)

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