JP4694408B2 - 電力線搬送通信システム - Google Patents
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Description
無線周波数の通信信号を重畳して通信をおこなう電力線を複数の通信区間に分け、通信区間相互間に中継器を設け、各中継器の一方の側に位置する通信区間と他方の側に位置する通信区間とでは異なる互いに異なる周波数帯でデータ通信を行い、
前記データ通信は、ある周期Tの通信サイクルを繰り返すことにより行われ、
前記通信サイクルの各々は、
第1の方向へのデータが通信できる第1の単方向データ通信期間と、
前記第1の単方向データ通信期間に続いて、前記第1の方向とは逆の第2の方向へのデータが通信できる第2の単方向データ通信期間とを有し、
ある周波数帯を用いる一つの通信区間での、前記通信サイクルが開始するタイミングは、前記ある周波数帯とは異なる別の周波数帯を用いる他の通信区間を間に挟んで隣接する前記ある周波数帯を使うさらに他の通信区間の前記通信サイクルが開始するタイミングと、前記通信サイクルの周期Tの1/2の期間だけずれるように制御される
ことを特徴とする電力線搬送通信システムを提供する。
図1(a)〜(c)は、この発明の実施の形態1に係る電力線搬送通信システムにおける、電力線と中継器とで構成される通信経路の構成例とそこでの通信信号と干渉信号の関係を示す模式図である。
後述のように、一つ置きの通信区間21a、21b、21cでは、第1の周波数帯f1で通信が行われ、上記の一つ置きの通信区間21a、21b、21cの間に位置する通信区間22a、22b、22cでは、第1の周波数帯f1とは異なる第2の周波数帯f2で通信が行われる。従って、第1の周波数帯f1による通信を行なう区間21a、21b、21cと、第2の周波数帯f2による通信を行なう区間22a、22b、22cは交互に配置されている。
なお、以下の説明で、図1(a)において、電線20の上方向が情報の流れの上流(インターネット網に接続している方向)であるとし、その反対側が下流であるとする。
また、中継器10a〜10eには、電線20上の電力の電圧波形を検出する電圧波形検出用端子14a〜14eを備えている。
図示の例では、中継器10bから通信区間21bを介してデータData1が送信され、このデータが中継器10cで受信されると、中継器10cにおいて、データリンク層221で、受信したデータに誤りがないかを検査し、誤りがあった場合は、機器制御部240による制御の下で、データリンク層221及び物理層211により、否定応答(NAK:Negative Acknowledge)を中継器10cが送信し、これを受けて中継器10bは、同じデータData1を再送信する。
中継器10cにおいて、受信したデータData1に誤りがないときは、そのことがデータリンク層221で確認され、機器制御部240による制御の下で、データリンク層221及び物理層211により肯定応答(ACK:Acknowledge)を中継器10cが送信する。
中継器10bでは、肯定応答(ACK)を受けると次のデータData2を送信する。
逆に中継器10cから中継器10bにデータData3を送信する場合には、中継器10bにおいて誤りの有無の検査が行われる。
以下同様にしてデータData4、Data5、Data6などの通信が行われる。
電線20に端子14で接続される同期タイミング決定手段280は、例えば、電線20の電圧から、図示しないローパスフィルタで高周波信号を取り除いた後に、電圧がゼロになるタイミング(ゼロクロス点)を検出する機能を有する。例えば商用電力が50Hzであれば、100Hzのタイミング信号が生成できる。50Hzを送電する場合の波長が約5000Kmであるので、同じ周波数帯を使う通信区間の間が1km程度であれば、この電圧が0Vとなるタイミングは数マイクロ秒程度であり、100Hz即ち10ミリ秒、あるいはその数倍、あるいはその数分の一の通信サイクルのタイミングを合わせるのには十分な精度が得られる。
そこで、各中継器10a〜10eでは、各中継器が接続されている電力線の交流の正弦波に同期したタイミング信号、又はその整数倍又は整数分の一の周期のタイミング信号に、前記通信サイクルを同期させることとしている。
第1の周波数帯f1を用いる通信区間21a、21b、21cの各々(例えば21b)における通信サイクル(図4(b)に符号C2で示される)は、第2の周波数帯f2を用いる一つの通信区間(22a、22b)のみによって隔てられている、第1の周波数帯f1を用いる他の通信区間(21a、21c)における通信サイクル(図4(a)、(c)に符号C1で示される)とは位相がT/2だけずれている。言い換えると、第1の周波数帯を用いる通信区間21bでの、通信サイクルが開始するタイミングは、第2の周波数帯を用いる通信区間22a、22bを間に挟んで隣接している、第1の周波数帯f1を用いる他の通信区間21a、21cの通信サイクルが開始するタイミングと、通信サイクルの1/2の期間だけずれている。
時点0から時点(x−0.5)・Tまでの期間81においては、(異なる周波数帯を用いる通信区間を間に挟んで)隣接する同一周波数帯を使用する通信区間21a、21cにおいても下流向きの通信が行なわれる。
時点(x−0.5)・Tから時点T/2までの期間82においては、(異なる周波数帯を用いる通信区間を間に挟んで)隣接する同一周波数帯を使用する通信区間21a、21cでは上流向きの通信が行なわれる。
時点T/2から時点x・Tまでの期間83においては、(異なる周波数帯を用いる通信区間を間に挟んで)隣接する同一周波数帯を使用する通信区間21a、21cにおいても下流向きの通信が行なわれる。
時点x・Tから時点Tまでの期間84は、図4(b)の期間P4と同じであり、この期間84においては、(異なる周波数帯を用いる通信区間を間に挟んで)隣接する同一周波数帯を使用する通信区間21a、21cにおいても下流向きの通信が行なわれる。
なお、期間84では、期間82と同様の影響、即ち、図1(c)と同様に、反対向きの通信を行なう通信区間の相互間の影響であり、雑音が小さい。
(a) 各通信サイクルにおいて、第1の単方向データ通信期間に通信するのに要する時間が、(1−x)・T以下であれば、当該通信サイクルの開始時点から時間(x−0.5)・Tが経過した時点から、当該通信サイクルの開始時点から時間T/2が経過する時点までの期間に通信を行うようにデータ通信のタイミングを割り当て、
(b) 各通信サイクルにおいて、第1の単方向データ通信期間に通信するのに要する時間が、(1−x)・Tよりも大きい場合は、当該通信サイクルの開始時点から時間(x−0.5)・Tが経過した時点から、当該通信サイクルの開始時点から時間T/2が経過するまでの期間を通して通信を行い、この期間で通信し切れなかった分を、当該通信サイクルの開始時点から時間(x−0.5)・Tが経過した時点から、当該通信サイクルの開始時点から時間T/2が経過する時点までの期間を除いた第1の単方向データ通信期間に通信を行うようにデータ通信のタイミングを割り当てる。
時点x・Tから時点T/2までの期間86においては、(異なる周波数帯を用いる通信区間を間に挟んで)隣接する同一周波数帯を使用する通信区間21a、21cにおいても上流向きの通信が行なわれる。
時点T/2から時点(0.5+x)・Tまでの期間87においては、(異なる周波数帯を用いる通信区間を間に挟んで)隣接する同一周波数帯を使用する通信区間21a、21cにおいては下流向きの通信が行なわれる。
時点(0.5+x)・Tまでの期間88においては、(異なる周波数帯を用いる通信区間を間に挟んで)隣接する同一周波数帯を使用する通信区間21a、21cにおいても上流向きの通信が行われる。
なお、期間85では、期間87と同様の影響、即ち図1(c)と同様に、反対向きの通信を行なう通信区間の間の影響であり、雑音が小さい。
(a) 各通信サイクルにおいて、第2の単方向データ通信期間に通信するのに要する時間が、x・T以下であれば、当該通信サイクルの開始時点から時間T/2が経過した時点から、当該通信サイクルの開始時点から時間(x+0.5)・Tが経過する時点までの期間に通信を行うようにデータ通信のタイミングを割り当て、
(b) 各通信サイクルにおいて、第2の単方向データ通信期間に通信するのに要する時間が、x・Tよりも大きい場合は、当該通信サイクルの開始時点から時間T/2が経過した時点から、当該通信サイクルの開始時点から時間(x+0.5)・Tが経過するまでの期間を通して通信を行い、この期間で通信し切れない分を、当該通信サイクルの開始時点から時間T/2が経過した時点から、当該通信サイクルの開始時点から時間(x+0.5)・Tが経過する時点までの期間を除いた第2の単方向データ通信期間に通信を行うようにデータ通信のタイミングを割り当てる。
図10(a)〜(c)はこの発明の実施の形態2に係る通信システムの、送受信のタイミングを示す模式図である。この実施の形態2では、時間Tの通信サイクルの、第1の単方向データ通信期間P3と、その直後の第1の単方向データ通信期間とは逆方向への通信を行なう第2の単方向データ通信期間P4との切り換え点(x・T)が、時点T/2であるようにしたもの(x=0.5であるようにしたもの)である。
前述の図1(a)のように同じ周波数帯f1を用いる通信区間21a、21b、21cが配置され、各通信区間が時間Tの通信サイクルで通信を行なうとするときに、図10(a)〜(c)に示すように隣の通信区間とは、通信サイクルC101、C102の開始タイミングが1/2だけずれるようにする。
このように構成すると、図10(a)〜(c)から明らかなように、(異なる周波数帯を用いる通信区間を間に挟んで)互いに隣接する通信区間では、常に反対方向の通信が行なわれるようになるので、必ず図1(c)に示す状態又はこれと同様のに示す状態となり、図1(b)に示すような雑音の大きな状態となることが無く、(異なる周波数帯を用いる通信区間を間に挟んで)隣接した同じ周波数帯を用いる通信区間からの影響を、常に最小にできる。
また、図1(a)のフィルタ13a〜13eが設けられていない場合には、図1(b)のように同じ方向の通信を行なった場合に、中継器10cで受信すべき信号43と、これに対して雑音となる信号44のレベルが同じになり、通信ができない状態になるが、実施の形態2においては、図1(c)の様に、必ず異なる方向の通信になるので、フィルタ13が無くても、中継器10cで受信すべき信号33に対して、雑音となる信号34のレベルが必ず低くなるため、フィルタ13を必ずしも設けなくてもよくなり、より簡便な構成で通信システムを組めるという利点がある。
図11(a)及び(b)は、この発明の実施の形態2に係る通信システムの、送受信のタイミングを示す模式図である。この実施の形態3では、第1の単方向データ通信期間P101、P111,P121と、その直後の第1の単方向データ通信期間とは逆方向への通信を行なう第2の単方向データ通信期間P102、P112、P122との切り換え点W103、W113、W123が、固定されたタイミングではなく、可変である。
通信区間21aの通信サイクルC100において、単方向データ通信の切り換え点W103が、時点T/2(通信サイクルC100の開始時点から時間T/2が経過した時点T104)よりも後である場合(x>0.5である場合)を仮定して、これと(異なる周波数帯を用いる通信区間を間に挟んで)隣接する通信区間21bからの雑音が少ない期間が現れるタイミングを、図11(a)及び(b)を用いて説明する。前述の図1(a)〜(c)で説明したように、通信区間21aと通信区間21bとが逆方向に通信を行なう場合に(図1(c))雑音が小さくなる。
(a) 通信サイクルの各々において、第1の単方向データ通信期間(xT)と、第2の単方向データ通信期間((1−x)T)とを切り換えるタイミング(W)がタイミングが当該通信サイクルの開始時点から時間T/2が経過した時点よりも後ろにある場合に、第1の単方向データ通信期間において複数のデータの通信タイミングを当該複数のデータの優先度に従って順に割り当てるに当たり、
(a1) 優先度が最も高いデータの通信の終了の時点が、当該通信サイクルの開始時点から時間T/2が経過した時点に一致するように決定し、
(a2) 優先度のより低いデータがあり、該データの通信に要する時間が、当該通信サイクルの開始時点から、それよりも前に通信タイミングが割り当てられたデータのうちの通信の開始の時点が最も早いものの通信の開始の時点までの期間に収まる場合には、その終了の時点が上記それよりも前に通信タイミングが割り当てられたデータのうちの通信の開始の時点が最も早いものの通信の開始の時点に一致するように、その通信のタイミングを割り当て、
(a3) 優先度のより低いデータがあり、該データの通信に要する時間が、当該通信サイクルの開始時点から、それよりも前に通信タイミングが割り当てられたデータのうちの通信の開始の時点が最も早いものの通信の開始時点までの期間に収まらない場合には、その開始の時点が上記切り換えるタイミング又はそれよりも前に通信タイミングが割り当てられたデータのうちの通信の終了の時点が最も遅いものの通信の終了の時点に一致するように、その通信のタイミングを割り当て、
(b) 通信サイクルの各々において、第1の単方向データ通信期間(xT)と、第2の単方向データ通信期間((1−x)T)とを切り換えるタイミング(W)が当該通信サイクルの開始時点から時間T/2が経過した時点よりも前にある場合に、第2の単方向データ通信期間において複数のデータの通信タイミングを当該複数のデータの優先度に従って順に割り当てるに当たり、
(b1) 優先度が最も高いデータの通信の開始の時点が、当該通信サイクルの開始時点から時間T/2が経過した時点に一致するように決定し、
(b2) 優先度のより低いデータがあり、該データの通信に要する時間が、それよりも前に通信タイミングが割り当てられたデータのうちの通信の終了の時点が最も遅いものの通信の終了の時点から当該通信サイクルの終了時点までの期間に収まる場合には、その開始の時点が上記それよりも前に通信タイミングが割り当てられたデータのうちの通信の終了の時点が最も遅いものの通信の終了の時点に一致するように、その通信のタイミングを割り当て、
(b3) 優先度のより低いデータがあり、該データの通信に要する時間が、それよりも前に通信タイミングが割り当てられたデータのうちの通信の終了の時点が最も遅いものの通信の終了の時点から当該通信サイクルの終了時点までの期間に収まらない場合には、その終了の時点が上記切り換えるタイミング又はそれよりも前に通信タイミングが割り当てられたデータのうちの通信の開始の時点が最も早いものの通信の開始の時点に一致するように、その通信のタイミングを割り当てる。
したがって、単方向データ通信期間に通信を行なうタイミングを設定する場合は、その最初から順に通信タイミングを割り当てることにより、雑音が小さいタイミングでの通信時間を長くすることができる。
(c) 通信サイクルの各々において、第1の単方向データ通信期間(xT)と、第2の単方向データ通信期間((1−x)T)とを切り換えるタイミング(W)が当該通信サイクルの開始時点から時間T/2が経過した時点よりも後ろにある場合に、第2の単方向データ通信期間において複数のデータの通信タイミングを当該複数のデータの優先度に従って順に割り当てるに当たり、
(c1) 優先度の最も高いデータの通信を、第1の単方向データ通信期間と最も近いタイミングにし、
(c2) 以下各データの通信のタイミングを当該データの優先度の順に次第に第1の単方向データ通信期間から次第に遠くなるように決定する。
Claims (10)
- 無線周波数の通信信号を重畳して通信をおこなう電力線を複数の通信区間に分け、通信区間相互間に中継器を設け、各中継器の一方の側に位置する通信区間と他方の側に位置する通信区間とでは異なる互いに異なる周波数帯でデータ通信を行い、
前記データ通信は、ある周期Tの通信サイクルを繰り返すことにより行われ、
前記通信サイクルの各々は、
第1の方向へのデータが通信できる第1の単方向データ通信期間と、
前記第1の単方向データ通信期間に続いて、前記第1の方向とは逆の第2の方向へのデータが通信できる第2の単方向データ通信期間とを有し、
ある周波数帯を用いる一つの通信区間での、前記通信サイクルが開始するタイミングは、前記ある周波数帯とは異なる別の周波数帯を用いる他の通信区間を間に挟んで隣接する前記ある周波数帯を使うさらに他の通信区間の前記通信サイクルが開始するタイミングと、前記通信サイクルの周期Tの1/2の期間だけずれるように制御される
ことを特徴とする電力線搬送通信システム。 - 互いに異なる第1及び第2の無線周波数帯を用いて通信を行う電力線に沿って、前記第1の周波数帯で通信を行う通信区間と前記第2の周波数帯で通信を行う通信区間とが交互に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の電力線搬送通信システム。
- 前記通信サイクルの各々において、
前記第1の単方向データ通信期間と、前記第2の単方向データ通信期間とを切り換えるタイミングが、各通信サイクルの開始時点と終了時点の中間の時点であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電力線搬送通信システム。 - 前記通信サイクルの各々において、
前記第1の単方向データ通信期間と、前記第2の単方向データ通信期間とを切り換えるタイミングが、各通信サイクルの開始時点からx・T(ここで、xは0.5以上1未満の係数)で表される時間が経過した時点にあり、
各通信サイクルにおいて、前記第1の単方向データ通信期間に通信するのに要する時間が、(1−x)・T以下であれば、当該通信サイクルの開始時点から時間(x−0.5)・Tが経過した時点から、当該通信サイクルの開始時点から時間T/2が経過する時点までの期間に通信を行うようにデータ通信のタイミングを割り当て、
各通信サイクルにおいて、前記第1の単方向データ通信期間に通信するのに要する時間が、(1−x)・Tよりも大きい場合は、当該通信サイクルの開始時点から時間(x−0.5)・Tが経過した時点から、当該通信サイクルの開始時点から時間T/2が経過するまでの期間を通して通信を行い、この期間で通信し切れなかった分を、当該通信サイクルの開始時点から時間(x−0.5)・Tが経過した時点から、当該通信サイクルの開始時点から時間T/2が経過する時点までの期間を除いた第1の単方向データ通信期間に通信を行うようにデータ通信のタイミングを割り当てる
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電力線搬送通信システム。 - 前記通信サイクルの各々において、
前記第1の単方向データ通信期間と、前記第2の単方向データ通信期間とを切り換えるタイミングが、各通信サイクルの開始時点からx・T(ここで、xは0よりも大きく0.5未満の係数である)で表される時間が経過した時点にあり、
各通信サイクルにおいて、前記第2の単方向データ通信期間に通信するのに要する時間が、x・T以下であれば、当該通信サイクルの開始時点から時間T/2が経過した時点から、当該通信サイクルの開始時点から時間(x+0.5)・Tが経過する時点までの期間に通信を行うようにデータ通信のタイミングを割り当て、
各通信サイクルにおいて、前記第2の単方向データ通信期間に通信するのに要する時間が、x・Tよりも大きい場合は、当該通信サイクルの開始時点から時間T/2が経過した時点から、当該通信サイクルの開始時点から時間(x+0.5)・Tが経過するまでの期間を通して通信を行い、この期間で通信し切れない分を、当該通信サイクルの開始時点から時間T/2が経過した時点から、当該通信サイクルの開始時点から時間(x+0.5)・Tが経過する時点までの期間を除いた第2の単方向データ通信期間に通信を行うようにデータ通信のタイミングを割り当てる
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電力線搬送通信システム。 - 通信データを受信した際にデータの誤りを検出する手段を備え、
この誤りを検出した際にデータの再送信が許容されるデータと、データの再送信が許容されないデータとが混在したデータの通信が行われ、
各通信サイクルにおいて、前記再送信が許容されないデータのうち、前記第1の単方向データ通信により通信されるものを、当該通信サイクルの開始時点から時間(x−0.5)・Tが経過した時点から、当該通信サイクルの開始時点から時間T/2が経過するまでの期間に通信する
ことを特徴とする請求項4に記載の電力線搬送通信システム。 - 通信データを受信した際にデータの誤りを検出する手段を備え、
この誤りを検出した際にデータの再送信が許容されるデータと、データの再送信が許容されないデータとが混在したデータの通信が行われ、
各通信サイクルにおいて、前記再送信が許容されないデータのうち、前記第2の単方向データ通信により通信されるものを、当該通信サイクルの開始時点から時間T/2が経過した時点から、当該通信サイクルの開始時点から時間(x+0.5)・Tが経過するまでの期間に通信する
ことを特徴とする請求項5に記載の電力線搬送通信システム。 - 前記通信サイクルの各々において、
前記第1の単方向データ通信期間と、前記第2の単方向データ通信期間とを切り換えるタイミングが可変であり、
(c) 前記切り換えるタイミングが当該通信サイクルの開始時点から時間T/2が経過した時点よりも後ろにある場合に、前記第2の単方向データ通信期間において複数のデータの通信タイミングを当該複数のデータの優先度に従って順に割り当てるに当たり、
(c1) 優先度の最も高いデータの通信を、前記第1の単方向データ通信期間と最も近いタイミングにし、
(c2) 以下各データの通信のタイミングを当該データの優先度の順に次第に前記第1の単方向データ通信期間から次第に遠くなるように決定する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電力線搬送通信システム。 - 通信データを受信した際にデータの誤りを検出する手段を備え、
この誤りを検出した際にデータの再送信が許容されるデータと、データの再送信が許容されないデータとが混在したデータの通信が行われ、
前記再送信が許容されないデータを前記優先度の最も高いデータとして扱う
ことを特徴とする請求項8に記載の電力線搬送通信システム。 - 前記中継器が、接続されている電力線の交流の正弦波に同期したタイミング信号、又はその整数倍又は整数分の一の周期のタイミング信号に、前記通信サイクルを同期させることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の電力線搬送通信システム。
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